JP2001218343A - ワイヤハーネスの経路規制構造 - Google Patents

ワイヤハーネスの経路規制構造

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JP2001218343A
JP2001218343A JP2000027093A JP2000027093A JP2001218343A JP 2001218343 A JP2001218343 A JP 2001218343A JP 2000027093 A JP2000027093 A JP 2000027093A JP 2000027093 A JP2000027093 A JP 2000027093A JP 2001218343 A JP2001218343 A JP 2001218343A
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JP
Japan
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wire harness
clamp
wire
diameter portion
heat
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JP2000027093A
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Inventor
Michitaka Katani
道孝 架谷
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスの経路規制をスペースを取る
こと無く、かつ、ワイヤハーネスの屈曲性を阻害するこ
となく行う。 【解決手段】 ワイヤハーネスを構成する電線群には、
配索経路を規制したい部分に熱収縮チューブを被せ、該
熱収縮チューブの少なくとも一部を加熱して電線群に密
着させて小径化部分を設けている一方、上記配線経路に
上端開口の円弧状のクランプを設け、上記小径化部分を
押し込んで嵌合保持している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はワイヤハーネスの経
路規制構造に関し、詳しくは、自動車に配索されるワイ
ヤハーネスの一部を保持して、簡単にワイヤハーネスの
経路規制を行うものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車に配索されるワイヤハーネ
スの配索経路を規制するためには、通常、クランプやプ
ロテクタが用いられている。クランプは基板タイプ、バ
ンドタイプ等があり、ワイヤハーネスに固定される基板
あるいはバンドから羽根状係止部が突出し、車体パネル
等の被固定部に設けた係止孔に挿入係止している。プロ
テクタは樋形状の樹脂成型品からなり、内部にワイヤハ
ーネスを挿通した状態で、プロテクタに設けた係止部を
被固定部に設けた係止孔に挿入係止したり、プロテクタ
に止孔を設け、被固定部に設けた係止孔と連通させ、ボ
ルトやネジを通して固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のクラン
プやプロテクタは、いずれも、車体パネル等の被固定物
に係止孔をあけて、そこにクランプやプロテクタの係止
部を挿入係止しているが、被固定物に係止孔をあけるこ
とができない場合、あるいは、係止孔をあけることが出
来ても、高温雰囲気に晒されて、係止孔に挿入係止した
係止部に変形が生じやすい場合など、従来のクランプや
プロテクタを用いることができない場合がある。さら
に、プロテクタを用いた場合は、設置スペースをとるた
め、スペースがない箇所では使用できない。よって、従
来、図6に示すエンジンのヘッドカバー20に取り付け
られる点火装置21のイグニッションコイルにコネクタ
接続されるワイヤハーネスW/Hはエンジンヘッドカバ
ーの上方に配索されるが、従来のクランプやプロテクタ
を用いてワイヤハーネスを係止することが出来ず、言わ
ば、空中配索となっており、他の干渉物に干渉が生じや
すくなっている。
【0004】また、ワイヤハーネスの係止位置の近傍に
屈曲部があり三次元に配索される場合、従来のクランプ
やプロテクタを用いて係止すると、ワイヤハーネスの屈
曲性が悪くなり、かつ、係止部に常に引っ張り方向の負
荷がかかる問題がある。さらに、プロテクタを用いる場
合は、使用条件に合わせて金型を用いて樹脂成形されて
いるため、非常にコスト高になっている。かつ、クラン
プやプロテクタを用いた場合、廃車時において被固定物
からのワイヤハーネスの取り外しが容易にできず、リサ
イクル性の点でも問題がある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、従来のクランプやプロテクタを用いてワイヤハーネ
スの経路規制ができない箇所において、簡単にワイヤハ
ーネスの経路規制ができるようにすることを課題として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ワイヤハーネスを構成する電線群には、
配索経路を規制したい部分に熱収縮チューブを被せ、該
熱収縮チューブの少なくとも一部を加熱して電線群に密
着させて小径化部分を設けている一方、上記配線経路に
上端開口の円弧状のクランプを設け、上記小径化部分を
押し込んで嵌合保持していることを特徴とするワイヤハ
ーネスの経路規制構造を提供している。
【0007】具体的には、ワイヤハーネスは自動車のエ
ンジン点火装置に接続され、エンジンヘッドカバーの上
方に配索されるものにおいて、イグニッションコイルの
ハウジングに一体的に上記クランプを設け、該クランプ
に上記ワイヤハーネスに取り付けた熱収縮チューブの小
径化部分を嵌合保持している。
【0008】上記クランプは一対の円弧状の両側壁を突
設した形状にしており、該円弧状の両側壁の上端開口の
寸法は小径化部分の直径よりも小さく設定し、これら円
弧状両側壁の間に小径化部分を押し込むと、上方に抜け
出ないようにしている。該クランプを別体する場合は両
側壁を基台より突設し、被固定物に孔があけられない場
合には、被固定物に凹部を設け嵌合固定させている。孔
があけられる場合にはネジあるいはボルトを用いて固定
させている。
【0009】上記熱収縮チューブとしては、スミチュー
ブ(住友電気工業株式会社製)が好適に用いられる。該
熱収縮チューブは電線群を挿通しやすいように電線群の
径よりも大きなものを用いており、クランプに嵌合保持
される部分だけ加熱して収縮させ小径化部分を形成して
いる。該小径化部分は電線群に対して移動不可に密着し
ているためズレることがなく、かつ、クランプに嵌合す
る部分が明確に分かり、節度感良くクランプに嵌合させ
ることができる。しかも、熱収縮チューブをワイヤハー
ネスの電線群に被せるだけであるためスペースを取ら
ず、かつ、ワイヤハーネスの屈曲性を保持でき、クラン
プに嵌合する部分の近傍に屈曲箇所があっても、抵抗な
く屈曲させることができ、特に、三次元状にワイヤハー
ネスを配索する箇所では有効となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。実施形態のワイヤハーネスW/H
は、エンジンヘッドカバーの上方に配索されて、先端に
接続したコネクタ1がエンジンのヘッドカバー20の凹
部20aに搭載される点火装置10に接続されるもので
ある。
【0011】上記ワイヤハーネスW/Hのエンジンヘッ
ドカバー20の上方に配索される区間は、熱収縮チュー
ブ2の中に電線群wを挿通している。該熱収縮チューブ
2の径は電線群wの外径よりも大として、熱収縮チュー
ブ2内に電線群wを容易に通すことができるようにして
いる。該熱収縮チューブ2の一部(後述するクランプ1
1との嵌合部分)は加熱して収縮させ、電線群wに移動
不可に密着させた小径化部分3を設けている。
【0012】一方、エンジンのヘッドカバー20の上面
に搭載するイグニッションコイル一体型点火装置10の
ハウジング15の上面には、クランプ11を一体的に設
けている。該クランプ11は一対の円弧状の両側壁13
A、13Bを突設した形状とし、該円弧状の両側壁13
A、13Bの上端開口の寸法L1は小径化部分3の直径
L2よりも小さく設定している。
【0013】上記ワイヤハーネスW/Hを配索する時、
小径化部分3を上記クランプ11の両側壁13A、13
B内に上端開口より押し込み、クランプ11により小径
化部分3を嵌合保持している。これにより、従来はエン
ジンヘッドカバー20の上方では係止されずに空中配索
されていたワイヤハーネスW/Hをクランプ11で嵌合
保持することにより、配索経路を規制でき、外部干渉材
と干渉が発生する恐れを無くすことができる。
【0014】なお、上記エンジンヘッドカバーの上方に
配索するワイヤハーネスに限定されず、上記クランプを
所要の被固定物に設置する一方、ワイヤハーネスに熱収
縮チューブを被せて小径化部分を形成しておくと、ワイ
ヤハーネスをクランプに押し込むだけで、簡単かつスペ
ースをとることなくワイヤハーネスの経路規制を行うこ
とができる。
【0015】また、クランプを一体形成できない場合に
は、図4に示すように、クランプを設ける被固定物に樹
脂成型品からなるクランプ11’を設置するようにして
いる。該クランプ11’は基台12’上に一対の円弧状
の両側壁13A’、13B’を突設した形状とし、基台
12’は、被固定物25に設けた設置用凹部25a内に
嵌合固定している。
【0016】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、ワイヤハーネスの経路規制を行いたい部分に
熱収縮チューブを被せ、その一部を加熱して電線群に密
着する小径化部分を設ける一方、該小径化部分を嵌合保
持するクランプを被固定物に設置しておくだけで、スペ
ースをとることなく、かつ、ワイヤハーネスの屈曲性を
保持した状態でワイヤハーネスの経路規制を行うことが
できる。
【0017】特に、従来はワイヤハーネスの経路規制が
できなかったエンジンヘッドカバー上において、ワイヤ
ハーネスの経路規制が可能となり、ワイヤハーネスが外
部干渉材と干渉する恐れを無くすことができる。
【0018】また、廃車時には、クランプで保持された
部分の両側を上方へ引っ張ることで、クランプより簡単
に取り外すことができ、リサイクル性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す概略斜視図である。
【図2】 図1の分解斜視図である。
【図3】 要部断面図である。
【図4】 作業工程を示す斜視図である。
【図5】 (A)(B)は他の実施形態を示す斜視図で
ある。
【図6】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 熱収縮チューブ 3 小径化部分 10 イグニッションコイル一体型点火装置 11 クランプ 13A、13B 円弧状側壁 20 エンジンヘッドカバー W/H ワイヤハーネス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスを構成する電線群には、
    配索経路を規制したい部分に熱収縮チューブを被せ、該
    熱収縮チューブの少なくとも一部を加熱して電線群に密
    着させて小径化部分を設けている一方、上記配線経路に
    上端開口の円弧状のクランプを設け、上記小径化部分を
    押し込んで嵌合保持していることを特徴とするワイヤハ
    ーネスの経路規制構造。
  2. 【請求項2】 上記ワイヤハーネスは自動車のエンジン
    点火装置に接続され、エンジンヘッドカバーの上方に配
    索されるもので、イグニッションコイルのハウジングに
    上記クランプを一体的に設け、該クランプに上記ワイヤ
    ハーネスに取り付けた熱収縮チューブの小径化部分を嵌
    合保持している請求項1に記載のワイヤハーネスの経路
    規制構造。
JP2000027093A 2000-02-04 2000-02-04 ワイヤハーネスの経路規制構造 Withdrawn JP2001218343A (ja)

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