JP2001215543A - 振れ補正装置 - Google Patents

振れ補正装置

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JP2001215543A
JP2001215543A JP2000021070A JP2000021070A JP2001215543A JP 2001215543 A JP2001215543 A JP 2001215543A JP 2000021070 A JP2000021070 A JP 2000021070A JP 2000021070 A JP2000021070 A JP 2000021070A JP 2001215543 A JP2001215543 A JP 2001215543A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルユニットや永久磁石の製造誤差や、組
込み時の変形による振れ補正駆動力の個体差を減少させ
る。 【解決手段】 地板24と、補正系L1bを支持する支
持枠23と、コイルユニット30aと永久磁石26aと
を構成要素とする電磁駆動手段とを有し、前記電磁駆動
手段により前記補正系を駆動することによって振れ補正
を行う装置において、前記コイルユニットと前記永久磁
石の対向面とは反対の面の少なくとも一方に前記コイル
ユニットもしくは前記永久磁石の厚みのばらつきを吸収
する為の空間61を形成した状態で、前記コイルユニッ
トを前記地板と前記支持枠のうちの一方に取り付け、前
記永久磁石を他方に取り付けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルユニットと
永久磁石とを構成要素とする電磁駆動手段により補正系
を駆動することによって振れ補正を行う振れ補正装置の
改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在のカメラは露出決定やピント合わせ
等の撮影にとって重要な作業は全て自動化されているた
め、カメラ操作に未熟な人でも撮影失敗を起こす可能性
は非常に少なくなっている。
【0003】また、最近では、カメラに加わる手振れを
防ぐシステムも研究されており、撮影者の撮影ミスを誘
発する要因は殆ど無くなってきている。
【0004】ここで、手振れを防ぐシステムについて簡
単に説明する。
【0005】撮影時のカメラの手振れは、周波数として
通常1Hzないし10Hzの振動であるが、シャッタの
レリーズ時点においてこのような手振れを起こしていて
も像振れの無い写真を撮影可能とするための基本的な考
えとして、上記手振れによるカメラの振動を検出し、そ
の検出値に応じて補正レンズを変位させなければならな
い。従って、カメラ振れが生じても像振れが生じない写
真を撮影するためには、第1に、カメラの振動を正確に
検出し、第2に、手振れによる光軸変化を補正すること
が必要となる。
【0006】この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的
にいえば、加速度、角加速度、角速度、角変位等を検出
し、カメラ振れ補正の為にその出力を適宜演算処理する
振動検出手段をカメラに搭載することによって行うこと
ができる。そして、この検出情報に基づき、撮影光軸を
偏心させる振れ補正装置を駆動させて像振れ抑制が行わ
れる。
【0007】ところで、従来の振れ補正装置、例えば特
開平10−26779号に記載の振れ補正装置では、該
装置のコンパクト化、軽量化を目的として、レンズある
いは撮像素子を支持する支持枠、及び、該支持枠に固定
され、前記レンズあるいは撮像素子の光軸に略平行な磁
界を発生する永久磁石を有する補正系と、前記永久磁石
と対向する位置にコイルを有し、前記補正系を光軸と垂
直な平面内で移動可能に支持する支持部材とを備えてい
る。
【0008】このような振れ補正装置によって、前記支
持枠をレンズあるいは撮像素子の光軸に垂直な平面内に
おいて駆動する為に、補正系側(支持枠側)に永久磁石
(給電接続作業を必要とするコイルでは無い)を設け、
補正系を駆動する為に該補正手系に給電するといった必
要性を無くし、給電接続作業工程を省くようにしてい
る。
【0009】具体的な構成としては、図12及び図13
に示す様に、補正レンズ501を支持する支持枠502
に永久磁石503p,503y(図13に503pのみ
図示)が吸着したヨーク505p,505yがカシメ或
はネジ止めで固定されている。地板506の上の永久磁
石504p,504yとの対向面に、コイル507p,
507y(図13では507yは不図示)が取り付けら
れている。
【0010】また、特開平10−26780号に記載の
振れ補正装置では、図14に示す様に、上記とほぼ同様
な構成より成るコイル507p(507y)等を枠体5
08を介して補正レンズを支持する不図示の地板に爪5
09等で固定し組立ての簡略化を図っている。
【0011】また、特開平11−212134号に記載
の振れ補正装置では、図15に示す様に、地板601の
図中下面側から穴603に挿入されるビス604によっ
て、コイル605を具備したコイルユニット606pが
地板601に対して引き込まれて固定される。空気間隔
精度を高い精度で維持するため、前記地板601にコイ
ル押さえ607,608を設けることによって位置決め
突起609からコイルユニット606pを外れにくくし
ている。また、ビス604によって引き込まれる際のコ
イルユニット606pの反り変形を防止して、永久磁石
610p等との干渉が避けられている。なお、602は
電気部品が実装される基板である。
【0012】また、特願平11−135597号に記載
の防振装置用アクチュエータでは、図16に示す様に、
磁石701及び該磁石701に対向して配置され、通電
により前記磁石701に駆動力を与えるコイル702
と、前記磁石701と前記コイル702の隙間に非磁性
体の金属板である前記ダンパー板703を配置してお
り、前記ダンパー板703と磁石701間に発生する磁
気摩擦を利用してダンパー効果を得ている。また、コイ
ル702をダンパー板703に固定することにより、磁
石701とコイル702の空気間隔管理が容易になり、
該ダンパー板703を入れることによる空気間隔の増大
を極力少なくすることが可能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような振れ補正装置では、振れ補正駆動力の安定化を行
うことが求められるが、製造誤差でばらつきやすいコイ
ル及び該コイルから構成されるユニットの厚みが変化す
ると、振れ補正駆動力の効きに大きい永久磁石とコイル
の空気間隔が変化してしまう為に駆動力の個体差が大き
いという問題があった。
【0014】また、空気間隔が小さいほど駆動力は高く
なるが、コイルの反りによって該コイルが永久磁石に接
触してしまうことを避けるために、空気間隔を小さくす
ることには限界があった。例えば、図15に示した特開
平11−212134号では、空気間隔精度向上を図る
構造になっている。しかし、地板601の図中下面側か
ら穴603に挿入されるビス604によってコイルユニ
ット606pが前記地板601に対して引き込まれて固
定されるために、コイルユニット606pの突き当ては
永久磁石610pと対向する面ではなくその反対側の面
であり、コイルユニット606pの厚みがばらつくと、
永久磁石610pとコイル605の空気間隔がばらつい
てしまう。地板601にコイル押さえ607,608を
設けることによってビス604により引き込まれる際の
コイルユニット606pの反り変形を防止して永久磁石
610p等との干渉が避けられているが、常にコイル押
え607,608にコイル605が位置規制される訳で
はないので、空気間隔のばらつきを確実に防止すること
は出来ない。
【0015】また、図16に示す上記特願平11−13
5597号に記載の防振装置用アクチュエータにおいて
も、コイル702を非磁性体であるダンパー板703に
固定することにより、磁石701とコイル702のダン
パー板703の厚みを含んだ空気間隔管理を容易な構成
にしているが、地板704とコイル702の間に隙間が
殆どないため、例えば図17のようにコイル702の厚
みが厚くなると空気間隔が変化してしまう。つまり、コ
イル702をダンパー板703に固定するだけではコイ
ル702の厚みのばらつきを吸収することはできない。
【0016】(発明の目的)本発明の第1の目的は、コ
イルユニットや永久磁石の製造誤差や、組込み時の変形
による振れ補正駆動力の個体差を減少させることのでき
る振れ補正装置を提供しようとするものである。
【0017】本発明の第2の目的は、振れ補正の信頼性
の向上を図ることのできる振れ補正装置を提供しようと
するものである。
【0018】本発明の第3の目的は、装置の小型化を図
ることのできる振れ補正装置を提供しようとするもので
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的を達成
するために、請求項1に記載の発明は、地板と、補正系
を支持する支持枠と、コイルユニットと永久磁石とを構
成要素とする電磁駆動手段とを有し、前記電磁駆動手段
により前記補正系を駆動することによって振れ補正を行
う振れ補正装置において、前記コイルユニットと前記永
久磁石の対向面とは反対の面の少なくとも一方に、前記
コイルユニットもしくは前記永久磁石の厚みのばらつき
を吸収する為の空間を形成した状態で、前記コイルユニ
ットを前記地板と前記支持枠のうちの一方に取り付け、
前記永久磁石を他方に取り付けるようにした振れ補正装
置とするものである。
【0020】また、上記の第2の目的を達成するため
に、請求項4に記載の発明は、地板と、補正系を支持す
る支持枠と、前記地板と前記支持枠のうちの一方に取り
付けられるコイル及び前記地板と前記支持枠のうちの他
方に取り付ける永久磁石を構成要素とする電磁駆動手段
とを有し、前記電磁駆動手段により前記補正系を駆動す
ることによって振れ補正を行う振れ補正装置において、
非磁性体でかつ導伝体より成り、前記コイルと前記永久
磁石とを一定間隔に規制する規制部材を有する振れ補正
装置とするものである。
【0021】また、上記の第3の目的を達成するため
に、請求項5に記載の発明は、地板と、補正系を支持す
る支持枠と、コイルと永久磁石とを構成要素とする電磁
駆動手段とを有し、前記電磁駆動手段により前記補正系
を駆動することによって振れ補正を行う振れ補正装置に
おいて、前記永久磁石は、前記コイルと前記永久磁石と
の間隔を調整する調整部材を介して、前記地板もしくは
前記支持枠に取り付けられ、前記コイルは、前記支持枠
もしくは前記地板に取り付けられる振れ補正装置とする
ものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の実施の第1の形態に係る振
れ補正装置を具備したコンパクトカメラの外観図、図2
は撮影系が望遠状態である図1の横方向の二点鎖線で示
す位置での横断面図、図2は撮影系が望遠状態である図
1の縦方向の二点鎖線で示す位置での縦断面図、図4は
図1のカメラに具備された振れ補正装置やそれに関連す
る部分の内部構成を示す斜視図である。また、図5〜図
8は本発明の実施の第1の形態に係る振れ補正装置の詳
細を示す図であり、詳しくは、図5は振れ補正装置の斜
視図、図6は振れ補正装置の正面図、図7は図6のA−
A断面図、図8は図6のB−B断面図である。なお、上
記各断面図については、図面明瞭化の為にハッチングは
省略してある。
【0024】まず、図2及び図3において、1はカメラ
本体、2はカメラ本体1に取り付けられたカバーであ
る。3はカメラ本体1に取り付けられた固定筒であり、
内周にメスヘリコイド3aと直進溝3bとを有する。4
は前記固定筒3に取り付けられた駆動部である。5は第
1差動筒であり、前記固定筒3のメスヘリコイド3aに
回転進退可能に係合するヘリコイド部5aと前記駆動部
4に噛み合う平歯ギア5bとバヨネット溝5cと駆動キ
ー溝5dを有する。6は円筒状の第1直進筒であり、外
周に前記直進溝3bと光軸方向に進退可能に係合する直
進キー6aとバヨネット溝5cと係合するバヨネットキ
ー6bを有し、内周にメスヘリコイド6cと直進溝6d
を有し、前記第1差動筒5に対し回転可能で、該第1差
動筒5と一体的に光軸方向に進退する。なお、前記第1
差動筒5は、駆動部4によって回転されることによって
前記第1直進筒6と共に光軸方向に進退する。
【0025】7は第1直進筒6に取り付けられたゴース
トカット板である。8は第2差動筒であり、外周にメス
ヘリコイド6cと回転進退可能に係合するオスヘリコイ
ド8aと駆動ピン9を有し、内周にメスヘリコイド8
b,カム溝8c、駆動ピン9によって取り付けられる駆
動リング10を有する。前記駆動ピン9は駆動キー溝5
dと進退可能に係合し、前記第1差動筒5の回転に伴
い、該第1差動筒5の回転と同位相にて前記第2差動筒
8を回転させ、光軸方向に回転進退させる。11は直進
キーリングであり、外周に直進キー溝6dと光軸方向に
進退可能に係合する直進キー11aと光軸方向に伸びる
2個所の直進ガイドキー11bを有し、前記駆動リング
10を回転可能に挟み、直進キーナット12をビス13
で該直進キーリング11に取り付けることで、前記第2
差動筒8の光軸方向の回転進退に伴って該直進キーリン
グ11は光軸方向に進退する。
【0026】14は1群鏡筒であり、外周にメスヘリコ
イド8bと回転進退可能に係合するオスヘリコイド14
aを有し、キー溝14bの嵌合する直進ガイドキー11
bによって直進規制されることで光軸方向に進退する。
15は2群レンズホルダーであり、カム溝8cに係合す
るピン部15aを有し、直進ガイドキー11bにキー1
5bが嵌合することで光軸方向に進退し、2群レンズL
2を支持する。
【0027】前記1群鏡筒14と2群レンズホルダー1
5は、前記第2差動筒8が回転することによって、光軸
方向に回転すること無く進退する。
【0028】20は1群ユニットであり、L1aホルダ
ー22から絞り押え板33まで及び1群レンズL1aか
らL1cまでによって構成され、ビス21によって1群
鏡筒14に取り付けられ光軸方向に進退する。また、地
板24に取り付けられる1群レンズL1aと、支持枠2
3に固定される補正レンズL1b,絞り押え板33に固
定される1群レンズL1c,2群レンズL2とにより、
撮影光学系の群を構成している。
【0029】前記支持枠23には、図5〜図7に示すよ
うに、強磁性材料のヨーク25が取付けられ、該ヨーク
25の表面にはネオジウム等の永久磁石26a,26b
が吸着固定されている。また、ヨーク25は、図7に示
すように、永久磁石26aとコイル30aの空気間隔6
2を一定にする調整部材を兼ねている。すなわち、前記
空気間隔62が一定になるように、永久磁石26aの厚
み26a1の誤差を、ヨーク25の厚み25aを変える
ことで調整する。永久磁石26bとコイル30bについ
ても同様である。
【0030】又、支持枠23から略等間隔で放射状に延
出する3本のピン23a(図6参照)は、地板24の側
壁24bに設けられた長孔24aに嵌合している。該ピ
ン23aと長孔24aの関係は、図5及び図6に示すよ
うに、補正レンズL1Bの光軸方向27には嵌合してガ
タは生じないが、光軸と直交する方向には長孔24aが
延びているので、支持枠23は地板24に対し光軸27
方向には移動規制されるが、光軸と直交する平面内には
自由に移動できる(矢印28p,28y,28r)。但
し、支持枠23上のフック23bと地板24上のフック
24c間に引っ張りバネ29が掛けられている為に、各
々の方向(28p,28y,28r)に弾性的に規制さ
れている。
【0031】図5〜図7に示すように、60は公知の導
伝体でかつ非磁性体のダンパー板であり、コイル30a
は該ダンパー板60に取り付けられ、これらでコイルユ
ニットを構成する。なお、前記ダンパー板60は、公知
の様に、カメラに加わる振動で永久磁石26aが振動す
ると渦電流を発生し、永久磁石26aと該ダンパー板6
0との間に磁気摩擦を発生させ、前記永久磁石26a
(補正レンズL1b)の振動を抑える働き(ダンパー効
果)を発揮することができる。さらに、コイル30aが
永久磁石26aと対向し、かつ、永久磁石26aと対向
する面とは反対側の面に、コイル30aの厚みのばらつ
きを吸収する空間61を設けて、地板24のコイル固定
台24fにダンパー板60の外周部が固定される。永久
磁石26bとコイル30bについても同様である。
【0032】前記ダンパー板60を介して地板24に取
り付けられることにより、永久磁石26aとコイル30
aの空気間隔62は、該ダンパー板60によって規制さ
れる。さらに、コイル30aの厚みがばらついたとして
も、コイル30aのダンパー板60とは逆側の空間61
に厚みのばらつきが吸収されるので、永久磁石26aと
コイル30aの空気間隔62は変わらず、駆動力のばら
つきを抑えることが出来る。永久磁石26bとコイル3
0bについても同様である。
【0033】前記ヨーク25,永久磁石26a,コイル
30aの配置は、図7に示した通りであり、補正レンズ
L1bを駆動する電磁駆動手段を構成している。永久磁
石26b,コイル30bも同様の配置となっている。
【0034】前記したコイル30aとコイル30bに同
一方向に電流を流すと、支持枠23は矢印28y方向に
駆動され、又コイル30aとコイル30bに逆方向に電
流を流すと、支持枠23は矢印28p方向に駆動され
る。そしてその駆動量は、各々の方向における引っ張り
バネ29のバネ定数と前記コイル30a,30bと永久
磁石26a,26bの関連で生じる推力との釣り合いで
求まる。即ち、コイル30a,30bに流す電流量に基
づいて、補正レンズL1bの偏心量を制御できる。
【0035】図8に示すように、地板24にはシャッタ
羽根31a,31bが取り付けられ、光軸27を中心に
ヨーク25と永久磁石26(26a,26b)とコイル
30(30a,30b)から構成される電磁駆動手段と
位相の異なる位置に、公知の永久磁石とコイル等から成
るシャッタ駆動装置32(図5〜図8参照)によって開
閉される。
【0036】33は前記地板24に取り付けられる絞り
押え板(図7参照)であり、該絞り押え板33にはレン
ズL1cが取り付けられている。前記地板24の位置決
めピン24e(図6参照)が1群鏡筒14の位置決め穴
に取り付けられ、1群ユニット全体がビス穴24d(図
6参照)に取り付けられるビス21で一群鏡筒14に取
り付けられる。前記1群鏡筒14には、図2に示す、公
知のバリア駆動機構34、バリア地板35、バリア羽根
36a,36b、バリアカバー37が取り付けられる。
【0037】また、図2において、38はフィルムをカ
メラ本体1との間に支持する圧板、39はカメラ本体1
のカートリッジ室1aに収納されるフィルムカートリッ
ジである。40は前記フィルムカートリッジ39に収納
され、給送モータ41によって駆動される不図示の給送
装置42によってスプール43に巻き取られるフィルム
である。
【0038】上記の支持枠23からコイル30まで、ダ
ンパー板60を主な構成要素として振れ補正装置は構成
される。
【0039】前述した構成のカメラは、図1に示す光軸
44(光軸27に相当する)に対して矢印44p,44
yで示すカメラ縦振れ及び横振れに対し、振れ補正が可
能である。つまり、補正レンズL1bを図4の28p,
28y方向に自在に駆動して矢印28p,28y方向の
振れ補正を行う。
【0040】尚、カバー2には、図1に示す様に、レリ
ーズボタン2a,モードダイアル2b(メインスイッチ
を含む),ストロボ2c,ファインダ窓2dが取り付け
られる。
【0041】図4において、45p,45yは各々矢印
46p,46y回りの振れを検出する角速度計や角加速
度計等の振動検出装置であり、該振動検出装置45p,
45yの出力は後述する演算装置47p,47yを介し
て、図5〜図8より成る振れ補正装置70、詳しくは補
正レンズL1bの駆動目標値に変換され、該補正レンズ
L1bを駆動する電磁駆動手段のコイルに入力されて振
れ補正が行われる。
【0042】図9は、図4に示す演算装置47p,47
yの詳細を示すブロック図であり、これらは同様な構成
である為に、この図9では演算装置47pのみを用いて
その構成について説明する。
【0043】演算装置47pは、一点鎖線にて囲まれる
DCカットフィルタ48p、ローパスフィルタ49p、
A/D変換器410p及びカメラマイコン411内の記
憶回路412p、差動回路413p、DCカットフィル
タ414p、積分回路415p、記憶回路416p、差
動回路7p、PWMデューティー変換回路418pによ
り構成される。
【0044】ここでは振動検出装置45pとして、カメ
ラの振れ角速度を検出する振動ジャイロを用いており、
該振動ジャイロはカメラのメインスイッチオンと同期し
て駆動され、カメラに加わる振れ角速度の検出を開始す
る。
【0045】前記振動検出装置45pの信号は、アナロ
グ回路で構成されるDCカットフィルタ48pにより信
号に重畳しているDCバイアス成分がカットされる。こ
のDCカットフィルタ48pは、 0.1Hz以下の周波数
の信号はカットする周波数特性を有しており、カメラに
加わる1〜10Hzの手振れ周波数帯域には影響が及ば
ないようになっている。しかしながら、この様に 0.1H
z以下をカットする特性にすると、振動検出装置45p
より振れ信号が入力されてから完全にDCがカットされ
るまでには10秒近くかかってしまう問題がある。
【0046】そこで、カメラのメインスイッチがオンさ
れてから例えば 0.1秒まではDCカットフィルタ48p
の時定数を小さく(例えば10Hz以下の周波数の信号
をカットする特性にする)しておく事で、 0.1秒位の短
い時間でDCをカットし、その後に時定数を大きくして
( 0.1Hz以下の周波数のみカットする特性にしてDC
カットフィルタ48pにより振れ角速度信号が劣化しな
いようにしている。
【0047】DCカットフィルタ48pの出力は、アナ
ログ回路で構成されるローパスフィルタ49pによりA
/D変換の分解能に合わせて適宜増幅されると共に、振
れ角速度信号に重畳する高周波のノイズをカットする。
これは、振れ角速度信号をカメラマイコンに入力する時
のA/D変換器410pのサンプリングが振れ角速度信
号のノイズにより読み誤りが起きるのを避ける為であ
る。
【0048】ローパスフィルタ49pの信号は、A/D
変換器410pによりサンプリングされてカメラマイコ
ン411に取り込まれる。
【0049】DCカットフィルタ48pによりDCバイ
アス成分はカットされている訳であるが、その後のロー
パスフィルタ49pの増幅により再びDCバイアス成分
が振れ角速度信号に重畳している為に、カメラマイコン
411内において再度DCカットを行う必要がある。
【0050】そこで、例えばカメラのメインスイッチオ
ンから 0.2秒後にサンプリングされた振れ角速度信号を
記憶回路412pで記憶し、差動回路413pにより記
憶値と振れ角速度信号の差を求めることでDCカットを
行う。
【0051】尚、この動作では大雑把なDCカットしか
出来ない為に(メインスイッチのオンから 0.2秒後に記
憶された振れ角速度信号の中にはDC成分ばかりでな
く、実際の手振れも含まれている為)、後段でデジタル
フィルタで構成されたDCカットフィルタ414pによ
り十分なDCカットを行っている。このDCカットフィ
ルタ414pの時定数もアナログのDCカットフィルタ
48pと同様に変更可能になっており、カメラのメイン
スイッチオンから 0.2秒後から更に 0.2秒費やしてその
時定数を徐々に大きくしている。
【0052】具体的には、このDCカットフィルタ41
4pはメインスイッチオンから 0.2秒経過した時には1
0Hz以下の周波数をカットするフィルタ特性であり、
その後50msec毎にフィルタでカットする周波数を、5
Hz,1Hz, 0.5Hz, 0.2Hzと下げてゆく。但
し、上記動作の間に撮影者が図1のレリーズボタン2a
を半押し(sw1のオン)して測光,測距を行った時
は、直ちに撮影を行う可能性があり、時間を費やして時
定数変更を行う事が好ましくない場合もある。
【0053】そこで、その様な時には撮影条件に応じて
時定数変更を途中で中止する。例えば測光結果により撮
影シャッタスピードが1/60となる事が判明し、撮影
焦点距離が150mmの時には防振の精度はさほど要求さ
れない為にDCカットフィルタ414pは 0.5Hz以下
の周波数をカットする特性まで時定数変更した時点で完
了とする(シャッタスピードと撮影焦点距離の積により
時定数変更量を制御する)。これにより、時定数変更の
時間を短縮でき、シャッタチャンスを優先する事が出来
る。勿論、より速いシャッタスピード、或いは、より短
い焦点距離の時にはDCフィルタ414pの特性は1H
z以下の周波数をカットする特性まで時定数変更した時
点で完了とし、より遅いシャッタスピード、長い焦点距
離の時には時定数が最後まで変更完了するまで撮影を禁
止する。
【0054】積分回路415pはシャッタレリーズボタ
ン2aの半押し(sw1のオン)に応じてDCカットフ
ィルタ414pの信号の積分を始め、角速度信号を角度
信号に変換する。但し前述したようにDCカットフィル
タ414pの時定数変更が完了していない時には時定数
変更が完了するまで積分動作を行わない。
【0055】尚、図9では省略しているが、積分された
角度信号はその時の焦点距離、被写体距離情報により適
宜増幅され振れ角度に応じて適切な量補正手段が駆動す
るように変換される(ズームフォーカスにより撮影光学
系が変化し、補正手段の駆動量に対し光軸偏心量が変わ
る為、この補正を行う必要がある)。
【0056】レリーズボタン2aの押し切り(sw2の
オン)で振れ補正装置70を駆動、つまり補正レンズL
1bを振れ角度信号に応じて駆動し始める訳であるが、
この時補正レンズL1bの振れ補正動作が急激に始まら
ない様に注意する必要がある。記憶回路416p及び差
動回路417pはこの対策の為に設けられている。記憶
回路416pはレリーズボタン2aの押し切り(sw2
のオン)動作に同期して積分回路415pの振れ角度信
号を記憶する。差動回路417pは積分回路415pの
信号と記憶回路416pの信号の差を求める。その為、
sw2のオン時の差動回路417pの二つの信号入力は
等しく、差動回路417pの補正レンズL1bの駆動目
標値信号はゼロであるが、その後ゼロより連続的に出力
が行われる(記憶回路416pはsw2のオンの時点の
積分信号を原点にする役割となる)。これにより、補正
レンズL1bは急激に駆動される事が無くなる。
【0057】差動回路417pからの目標値信号は、P
WMデューティー変更回路418pに入力される。電磁
駆動手段のコイルには振れ角度に対応した電圧或いは電
流を印可すれば、補正レンズL1bはその振れ角度に対
応して駆動される訳であるが、補正レンズL1bの駆動
消費電力及びコイルの駆動トランジスタの省電力化の為
にはPWM駆動が望ましい。そこで、PWMデューティ
ー変更回路418pは目標値に応じてコイル駆動デュー
ティーを変更している。例えば、周波数が20KHzの
PWMにおいて差動回路417pの目標値が「204
8」の時には、デューティーをゼロ、「4096」の時
には、デューティーを100とし、その間を等分にして
デューティーを目標値に応じて決定していく。尚、デュ
ーティーの決定は目標値ばかりではなく、その時のカメ
ラの撮影条件(温度やカメラの姿勢,バッテリーの状
態)によって細かく制御して精度良い振れ補正が行われ
るようにする。
【0058】PWMデューティー変更回路418pの出
力はPWMドライバ等の公知の手段に入力され、その出
力を電磁駆動手段内のコイル30に印加して振れ補正を
行う。前記電磁駆動手段は、sw2のオンに同期して駆
動し、フィルムへの露光が終了するとその駆動府が停止
される。
【0059】また、露光が終了してもレリーズボタン2
aが半押し(sw1のオン)されている限り、積分回路
415pは積分を継続しており、次のsw2のオンで再
び記憶回路416pが新たな積分出力を記憶する。レリ
ーズボタン2aの半押しを止めると、積分回路415p
はDCカットフィルタ54pの出力の積分を止め、積分
手段のリセットを行う。リセットとは今まで積分してき
た情報をすべて空にする事である。
【0060】メインスイッチのオフで振動検出装置45
pがオフされ、防振シーケンスは終了する。
【0061】尚、積分回路415pの信号が所定値より
大きくなった時にはカメラのパンニングが行われたと判
定して、DCカットフィルタ414pの時定数を変更す
る。例えば 0.2Hz以下の周波数をカットする特性であ
ったものを1Hz以下をカットする特性に変更し、再び
所定時間で時定数をもとに戻していく。この時、定数変
更量も積分回路415pの出力の大きさにより制御され
る。即ち、出力が第1の閾値を超えた時には、DCカッ
トフィルタの特性を 0.5Hz以下をカットする特性に
し、第2の閾値を超えた時は、1Hz以下をカットする
特性にし、第3の閾値を超えた時は、5Hz以下をカッ
トする特性にする。
【0062】又、積分回路415pの出力が非常に大き
くなった時には、該積分回路415pを一旦リセットし
て演算上の飽和(オーバーフロー)を防止している。
【0063】図9において、DCカットフィルタ414
pはメインスイッチオンから 0.2秒後に作動を開始する
構成になっているが、これに限られるものではなく、レ
リーズボタン2aの半押しより作動を開始しても良い。
この場合はDCカットフィルタ414pの時定数変更が
完了した時点より積分回路415pを作動させる。
【0064】又、積分回路4155pもレリーズボタン
2aの半押しで作動を開始させていたが、レリーズボタ
ン2aの押し切りより作動を開始する構成にしても良
い。この場合には、記憶回路416p及び差動回路41
7pは必要無くなる。
【0065】図9では、演算装置47p内にDCカット
フィルタ48p及びローパスフィルタ49pが設けられ
ているが、これらは振動検出装置45p内に設けられて
も良いのは言うまでもない。
【0066】上記の実施の第1の形態によれば、補正系
(実施の形態では補正レンズであるが、撮像素子を移動
させるようにしてもよい)を電磁駆動して像振れを補正
する機能を有するカメラにおいて、図7に示すように、
前記電磁駆動を行う為の手段である、永久磁石26とコ
イル30の空気間隔を一定にする調整部材を、コイル3
0,永久磁石26の少なくともどちらか一方(実施の形
態では永久磁石)に取り付ける構成にすることにより、
駆動力の安定化を図ることができる。
【0067】また、ヨーク25を前記調整板を兼ねるよ
うにしているので、振れ補正装置の小型化が可能とな
る。
【0068】また、図7に示すように、コイル30と永
久磁石26の対向面とは反対の面の少なくとも一方(実
施の形態ではコイル)に、コイル30を含むコイルユニ
ットもしくは永久磁石26の厚みのばらつきを吸収する
空間61を有することで、前記永久磁石26もしくはコ
イル30を含むコイルユニットの厚みがばらついてもこ
れらコイル30と永久磁石26の空気間隔が変わらない
ので、駆動力のばらつきが少なくなる。
【0069】また、上記の構成において、ダンパー板6
0を介してコイルユニットの外周で位置規制してコイル
30を地板24に取り付けるようにしているので、コイ
ル30の地板24への取り付けが容易になる。
【0070】さらに、前記ダンパー板60は非磁性体で
かつ導伝体である部材であるので、補正系に対するダン
パー効果を与えることができ、又ダンパー部材60が永
久磁石26とコイル30の間隔を規制することにより、
機器の小型化と信頼性の向上を図ることが出来る。
【0071】(実施の第2の形態)図10は本発明の実
施の第2の形態に係る振れ補正装置を具備したカメラの
主要部分の断面図であり、これは上記実施の第1の形態
における図7に対応するものである。その他のカメラの
構成や動作については上記実施の第1の形態と同様であ
るので、その説明は省略する。
【0072】同図において、L101aホルダー122
によって支持され、地板124に取り付けられる1群レ
ンズL101aと、支持枠123に固定される補正レン
ズL101bと、地板124に固定される1群レンズL
101cと、不図示の2群レンズホルダに保持される2
群レンズとにより、撮影光学系の群を構成している。
【0073】1群ユニット120は、L101aホルダ
ー122からコイル130(130a,130b)ま
で、ダンパー板160及び1群レンズL101a〜L1
01cによって構成され、1群鏡筒114に取り付けら
れ、光軸方向に直進する。また、支持枠123からコイ
ル130まで、ダンパー板160は、上記実施の第1の
形態と同じく、振れ補正装置の主たる構成要素を構成す
る。なお、コイル130を、コイル130及び該コイル
130を一体的に保持する不図示の保持部材より成るコ
イルユニットとしても良い。
【0074】ヨーク125、永久磁石126a,コイル
130aの配置は、図10に示すようになっており、こ
れらにより上記実施の第1の形態と同様に電磁駆動手段
を成す。図10では不図示の永久磁石126b,コイル
130bも同様の配置である。
【0075】160は公知の導伝体でかつ非磁性体のダ
ンパー板であり、コイル130aは該ダンパー板160
に取り付けられる。さらに、コイル130aが永久磁石
126aと対向するように、該永久磁石126aと地板
124の間に、永久磁石126aと対向する面とは反対
側の面にコイル130aの厚みのばらつきを吸収する空
間161を設けて、地板124の不図示のコイル固定台
に前記ダンパー板160は固定される。不図示の永久磁
石126bとコイル130bについても同様である。
【0076】これによって、コイル130aの厚みがば
らついたとしても、コイル130のダンパー板160と
は逆側の空間161に厚みのばらつきが吸収されるの
で、非磁性体であるダンパー板160の厚みを含む永久
磁石126aとコイル130aの空気間隔162は変わ
らなく、駆動力のばらつきを抑えることが出来る。
【0077】地板124には、図10では不図示のシャ
ッタ羽根が取り付けられ、光軸127を中心にヨーク1
25と永久磁石126,コイル130から構成される電
磁駆動手段と位相の異なる位置に、公知の永久磁石とコ
イル等から成るシャッタ駆動装置132によって開閉さ
れる。133は地板124に取り付けられる絞り押え板
であり、レンズL101cが取り付けられている。
【0078】これらによって構成される1群ユニット1
20が、一群鏡筒114に取り付けられる。
【0079】上記構成の振れ補正装置を有するカメラ
は、上記実施の第1の形態と同様に、振れを検出する公
知の角速度計や角加速度計等の振動検出装置及び図9に
示した演算装置を用い、カメラ縦振れ及び横振れに対
し、振れ補正を行う。
【0080】上記の実施の第2の形態によれば、補正系
を電磁駆動して振れ補正を行う機能を有するカメラにお
いて、コイル130と永久磁石126の対向面とは反対
の面に、コイルコイル130の厚みのばらつきを吸収す
る空間を有することで、コイルコイル130の厚みがば
らついても、これらコイルコイル130と永久磁石12
6の空気間隔が変わらないので、駆動力のばらつきが少
なくなる。
【0081】また、上記の構成において、コイルコイル
130をダンパー部材160を介して地板124に取り
付けるようにしているので、コイル130の地板114
への取り付けが容易になる。
【0082】さらに、前記ダンパー部材160は非磁性
体でかつ導伝体である部材であるので、補正系に対する
ダンパー効果を与えることができ、該ダンパー部材16
0が永久磁石126とコイル130の間隔を規制するこ
とによって機器の小型化と信頼性の向上を図ることが出
来る。
【0083】(実施の第3の形態)図11は本発明の実
施の第3の形態に係る振れ補正装置を具備したカメラの
主要部分の断面図であり、これは上記実施の第1の形態
における図7に対応するものである。その他のカメラの
構成や動作については上記実施の第1の形態と同様であ
るので、その説明は省略する。
【0084】同図において、L201bホルダー222
によって支持され、地板224に取り付けられる1群レ
ンズL201aと、支持枠223に固定される補正レン
ズL201bと、地板224に固定される1群レンズL
201cと、不図示の2群レンズホルダ115に保持さ
れる2群レンズL202とにより、撮影光学系の群を構
成している。
【0085】1群ユニット220は、後述のL201a
ホルダー222からコイル230まで、ダンパー板26
0及び1群レンズL201a〜L201cによって構成
され、1群鏡筒214に取り付けられ、光軸方向に直進
する。また、前記支持枠223からコイル230まで
は、上記実施の第1の形態と同じく、振れ補正装置の主
たる構成要素を構成する。なお、コイル130を、コイ
ル130及び該コイル130を一体的に保持する不図示
の保持部材より成るコイルユニットとしても良い。
【0086】ヨーク225,永久磁石226a,コイル
230aの配置は,図11のようになっており、これら
により上記実施の第1の形態と同様に電磁駆動手段を成
す。図11では不図示の永久磁石226b,コイル23
0bも同様の配置である。263は非磁性体の間隔調整
部材である。
【0087】コイル230aは、該コイル230aと永
久磁石226aの間隔262が一定になるような厚み2
64もつ間隔調整部材263が選択され、これに取り付
けられる。さらに、コイル230aが永久磁石226a
と対向するように、地板224の間に前記間隔調整部材
263が固定される。永久磁石126bとコイル130
bについても同様である。
【0088】これによって、コイル130の厚みがばら
ついたとしても、厚みの異なる間隔調整部材263を複
数用意し、適切な厚み264をもつものを選択すること
で、永久磁石226aとコイル230aの空気間隔26
2を一定にでき、駆動力のばらつきを抑えることが出来
る。
【0089】地板224には、図11では不図示のシャ
ッタ羽根が取り付けられ、光軸227を中心にヨーク2
25と永久磁石226,コイル230から構成される電
磁駆動手段と位相の異なる位置に、公知の永久磁石とコ
イル等から成るシャッタ駆動装置232によって開閉さ
れる。233は地板224に取り付けられる絞り押え板
であり、レンズL201cが取り付けられている。
【0090】これらによって構成される1群ユニット2
20が一群鏡筒214に取り付けられる。
【0091】上記構成の振れ補正装置を有するカメラ
は、上記実施の第1の形態と同様に、振れを検出する公
知の角速度計や角加速度計等の振動検出装置及び図9に
示した演算装置を用い、カメラ縦振れ及び横振れに対
し、振れ補正を行う。
【0092】上記実施の第3の形態によれば、補正系を
電磁駆動して振れ補正を行う機能を有するカメラにおい
て、コイル230が、永久磁石226とコイル230の
間隔を調整する調整部材(263)を介して地板214
もしくは支持枠223に保持されることで、コイル23
0の厚みがばらついても、これらコイル230と永久磁
石262の空気間隔が変わらないので、駆動力のばらつ
きが少なくなる。
【0093】ここで、改めの上記実施の各形態における
効果を、以下に列挙する。
【0094】1)コイルユニットと永久磁石によって構
成される電磁駆動手段を用いて補正系を電磁駆動し、振
れ補正を行う装置において、前記コイルユニットと永久
磁石の対向面とは反対の面の少なくとも一方に、コイル
ユニットもしくは永久磁石の厚みのばらつきを吸収する
空間を設けるようにしているので、コイルユニット及び
永久磁石等の製造誤差や組込み時の変形による振れ補正
駆動力の個体差を減少させることができる。
【0095】2)上記コイルユニットと永久磁石の少な
くとも一方が、中間部材を介して地板もしくは支持枠に
保持される構成にしているので、コイルユニット及び永
久磁石等の製造誤差や組込み時の変形によるぶれ補正駆
動力の個体差を減少させることができる。
【0096】3)上記の中間部材を、非磁性体でかつ導
伝体とすることにより、公知のダンパー効果を有すこと
ができ、装置の小型化と信頼性の向上を図ることができ
る。
【0097】4)地板もしくは支持枠に保持されるコイ
ル(又はコイルユニット)を、ダンパー部材によって永
久磁石とコイルの間隔を規制する構成にしているので、
コイル及び永久磁石等の製造誤差や組込み時の変形によ
る振れ補正駆動力の個体差を減少させることができ、し
かも装置の小型化と信頼性の向上を図ることができる。
【0098】5)コイル(又はコイルユニット)と永久
磁石の少なくとも一方を、永久磁石とコイルの間隔を調
整する調整部材を介して前記地板もしくは支持枠に保持
される構成にしているので、コイル及び永久磁石等の製
造誤差や組込み時の変形による振れ補正駆動力の個体差
を減少させることができる。
【0099】6)上記の調整部材をヨークと一体にした
構成にしているので、装置の小型化を図ることができ
る。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、コイルユニットや永久磁石の製造誤差
や、組込み時の変形による振れ補正駆動力の個体差を減
少させることができる振れ補正装置を提供できるもので
ある。
【0101】また、請求項4に記載の発明によれば、振
れ補正の信頼性の向上を図ることができる振れ補正装置
を提供できるものである。
【0102】また、請求項5に記載の発明によれば、装
置の小型化を図ることができる振れ補正装置を提供でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態に係る振れ補正装置
を具備したカメラの外観図である。
【図2】撮影系が望遠状態である図1の二点鎖線で示す
位置での横断面図である。
【図3】撮影系が望遠状態である図1の二点鎖線で示す
位置での縦断面図である。
【図4】図1のカメラに具備された振れ補正装置やそれ
に関連する部分の内部構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の第1の形態に係る振れ補正装置
の斜視図である。
【図6】図5に示す振れ補正装置の正面図である。
【図7】図6のA−A断面図である。
【図8】図6のB−B断面図である。
【図9】図4に示す振動検出装置及び演算装置の構成を
示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の第2の形態に係る振れ補正装
置を具備したカメラの主要部分の構成を示す断面図であ
る。
【図11】本発明の実施の第3の形態に係る振れ補正装
置を具備したカメラの主要部分の構成を示す断面図であ
る。
【図12】従来の振れ補正装置の第1の例を示す正面図
である。
【図13】図12のC−C断面図である。
【図14】従来の振れ補正装置の第2の例の主要部分を
示す構成図である。
【図15】従来の振れ補正装置の第3の例の主要部分を
示す断面図である。
【図16】従来の振れ補正装置の第4の例の主要部分を
示す断面図である。
【図17】図16の永久磁石とコイルとの空気間隔を狭
くした場合を示す断面図である。
【符号の説明】
L1b 補正レンズ 23 支持枠 24 地板 25 ヨーク 26 永久磁石 30 コイル 60 ダンパー板 61 空間 62 空気間隔 L101b 補正レンズ 123 支持枠 124 地板 125 ヨーク 126 永久磁石 130 コイル 160 ダンパー板 161 空間 162 空気間隔 L201b 補正レンズ 223 支持枠 224 地板 225 ヨーク 226 永久磁石 230 コイル 260 ダンパー板 261 空間 262 空気間隔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地板と、補正系を支持する支持枠と、コ
    イルユニットと永久磁石とを構成要素とする電磁駆動手
    段とを有し、前記電磁駆動手段により前記補正系を駆動
    することによって振れ補正を行う振れ補正装置におい
    て、前記コイルユニットと前記永久磁石の対向面とは反
    対の面の少なくとも一方に、前記コイルユニットもしく
    は前記永久磁石の厚みのばらつきを吸収する為の空間を
    形成した状態で、前記コイルユニットを前記地板と前記
    支持枠のうちの一方に取り付け、前記永久磁石を他方に
    取り付けるようにしたことを特徴とする振れ補正装置。
  2. 【請求項2】 前記コイルユニットは、コイルと該コイ
    ルを保持する保持部材より構成され、 前記保持部材は、前記コイルユニットと前記永久磁石の
    間隔を一定に規制すると共に、前記コイルユニットを前
    記地板に取り付ける際の中間部材の役割も持つことを特
    徴とする請求項1に記載の振れ補正装置。
  3. 【請求項3】 前記保持部材は、非磁性体でかつ導伝体
    より成る部材であることを特徴とする請求項2に記載の
    振れ補正装置。
  4. 【請求項4】 地板と、補正系を支持する支持枠と、前
    記地板と前記支持枠のうちの一方に取り付けられるコイ
    ル及び前記地板と前記支持枠のうちの他方に取り付ける
    永久磁石を構成要素とする電磁駆動手段とを有し、前記
    電磁駆動手段により前記補正系を駆動することによって
    振れ補正を行う振れ補正装置において、非磁性体でかつ
    導伝体より成り、前記コイルと前記永久磁石とを一定間
    隔に規制する規制部材を有することを特徴とする振れ補
    正装置。
  5. 【請求項5】 地板と、補正系を支持する支持枠と、コ
    イルと永久磁石とを構成要素とする電磁駆動手段とを有
    し、前記電磁駆動手段により前記補正系を駆動すること
    によって振れ補正を行う振れ補正装置において、前記永
    久磁石は、前記コイルと前記永久磁石との間隔を調整す
    る調整部材を介して、前記地板もしくは前記支持枠に取
    り付けられ、前記コイルは、前記支持枠もしくは前記地
    板に取り付けられることを特徴とする振れ補正装置。
  6. 【請求項6】 前記調整部材は、前記電磁駆動手段の構
    成要素を成すヨーク部材であることを特徴とする請求項
    5に記載の振れ補正装置。
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