JP2001215434A - 光学走査装置 - Google Patents
光学走査装置Info
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Abstract
に、複数の解像度、印字スピードに対応した構成におい
ても、反射ミラーのたわみ振動を確実に抑制した光学走
査装置を得る。 【解決手段】 光学走査装置10は、反射ミラー26を
第1支持部42、第2支持部44、及び下部支持プレー
ト30の突部36で回動可能に支持し、スプリング50
によってミラー背面26B側を付勢する。反射面26A
の角度は調整ブラケット46の調整スクリュー48によ
って調整する。ミラー底面26Cを支持する下部支持プ
レート30は、スクリュー32を取外すことで取付け向
きが変えられ、突部36の位置が変更できる。これによ
り、反射ミラー26の支持ポイントが変わり、反射ミラ
ー26が振動源と共振を起こす共振周波数を変更でき
る。
Description
報に応じて被走査体上に走査露光することにより画像を
記録するレーザープリンターやデジタル複写機等の電子
写真装置に用いられる光学走査装置に関する。
参照して説明する。
ム102を出射する光源装置104と、出射された光ビ
ーム102を所定の方向へ偏向するポリゴンモーター1
06と、偏向されて結像レンズ系108を経た光ビーム
102を被走査体110に導く反射ミラー112と、こ
れら各部品を収容設置するハウジング114とで構成さ
れており、スクリュー116によって電子写真装置のフ
レーム118に固定されている。
ビームを被走査体の所望位置に導くための反射ミラーの
角度調整が必要であり、そのための反射ミラー支持機構
が設けられている。
0の例では、反射ミラー112の反射面側・一側端部
(図中手前側)をハウジング114に設けた第1支持体
122及び調整スクリュー124で支持し、他側端部
(図中奥側)は第2支持体126で支持しており、ミラ
ー背面を弾性体128で押圧することで反射ミラー11
2を光路上の所定位置に固定している。
くには、調整スクリュー124の進退により反射ミラー
112の角度を変化させることで行っている。このよう
な反射ミラー支持機構は、例えば実開平1―12821
0号公報に示されている。
に示されるように電子写真装置130のフレーム118
上部に組に込まれ、前述した様に、回転する被走査体1
10上に情報を含んだ光ビーム102を走査(主走査方
向)する。被走査体110は、帯電手段132によって
表面が均一に帯電されており、光ビーム102が走査さ
れることで露光し静電潜像が形成される。
ー像とされ、これらの動作と同期して用紙搬送手段13
6により搬送される記録用紙138に転写される。転写
後は定着手段140によって定着処理が行われ、プリン
トされた記録用紙138がトレー(図示省略)に搬出さ
れる。
たように、装置内部に、用紙搬送手段136、被走査体
110を駆動する駆動モーター(図示省略)、あるいは
ポリゴンモーター106等、多数の振動源が存在する。
このため、それらの振動がフレーム118やハウジング
114を伝播して反射ミラー112にたわみ振動(共
振)を起こし(図中の2点鎖線の状態)、被走査体11
0に導かれる光ビーム102が正規の光路からずれて
(図中の102A、102Bに示す走査線ずれの状態)
画質不良となる問題があった。
−253274号公報の例では、図28に示されるよう
に、反射ミラー112の底面とハウジング114の底板
と間に、ゴム又は発泡ポリウレタンなどの緩衝部材14
2を介在させ、反射ミラー112のたわみ振動を吸収抑
制する方法が提案されている(以下、従来例1と呼
ぶ)。
9号公報では、図29に示されるように、反射ミラー1
12の背面側に錘144を取付けて共振周波数を変更し
ており、本例では、共振周波数をポリゴンモーター等の
入力周波数から20Hz以上離すことで高画質化を図っ
ている(以下、従来例2と呼ぶ)。
来例1を前述したような反射ミラー支持機構(図26参
照)に組込むと、緩衝部材が軟質で変形抵抗の大きいゴ
ム等であるため、角度調整(調整スクリュー124の進
退)での反射ミラーの追従性が悪くなる。特に高い精度
調整においては作業に支障を来たす。また、図30に示
すような構成の反射ミラー支持機構150では、反射ミ
ラー112が緩衝部材142に引っ掛かって、図30
(C)に示すように反射面を支持する第1支持体122
との間に隙間Yを生じ、光ビームが適正に導けなくなる
不具合がある。さらに、径時変化による劣化で緩衝部材
の押し付け力が弱まることもあるため、振動抑制効果が
低下する欠点もある。
ードを1つの光学走査装置で提供する形態も多く、この
場合、全ての解像度で必ずしも緩衝部材が必要となるわ
けではない。したがって、その特定解像度の光学走査装
置では緩衝部材を取外す手間が生じ、製造コストや部品
代に無駄が出る。さらに製造工程においては、緩衝部材
の有無を管理する必要が生じ、本来、緩衝部材を装着し
なければならない解像度の装置で欠品等の不良を招く恐
れもあり、製造及び品質管理費が嵩む問題がある。
背面に錘を貼り付けることで反射面に歪みが生じるた
め、光ビームの反***度を悪化させる問題がある。また
ここでも、部品代や取付け作業の追加によるコストアッ
プが見込まれる。
の角度調整機構を備えるとともに、複数の解像度、印字
スピードに対応した構成においても、反射ミラーのたわ
み振動を確実、且つ、安価に抑制して高画質化を実現さ
せた光学走査装置を提供することを課題とする。
は、光源、回転多面鏡、結像レンズ系、被走査体上へ走
査線を導く反射ミラー、この反射ミラーを回動可能に支
持するミラー支持部、及び反射ミラーの反射面の角度を
調整する角度調整手段を有し、それらを収容するハウジ
ングを備えた光学走査装置において、前記ミラー支持部
が前記反射ミラーの長手方向に移動可能とされているこ
とを特徴としている。
ミラー支持部により回動可能に支持されており、反射面
の角度を角度調整手段により調整して被走査体上の所望
位置に走査線を導く。そして上記のミラー支持部は、反
射ミラーの長手方向に移動可能とされている。
わち支持ポイントが変えられ、反射ミラーの固有振動数
が変更できる。したがって、光学走査装置を複数の解像
度、印字スピードに対応させる形態であっても、反射ミ
ラーが回転多面鏡等の振動源と共振を起こす共振周波数
を変えることでたわみ振動が回避できる。
利用することで従来のような振動抑制部材を個別に設け
る必要もなく、支持ポイントを移動させるだけで複数の
解像度に対応できる汎用性もあることからコストが押さ
えられる。さらに、反射ミラーに余分なストレスが加わ
ることもなく、反射面を歪ませるなどの弊害もない。
同等の剛性が高い材料で形成されるため経時変化にも強
く、よって共振の発生を確実に防止することができる。
ー支持部は、請求項2のように、反射ミラーの反射面側
又は背面側の長手方向両側部を支持する第1支持部及び
第2支持部と、反射ミラー底面を支持する第3支持部と
した少なくとも3つの支持部で構成し、そのうちの第3
支持部を、反射ミラーの長手方向に沿って複数配設され
たハウジングの固定部に選択的に固定される基板と、基
板から突設され、反射ミラーの底面を支持する第1突部
材とで構成してもよく、さらにこの第1突部材は、請求
項3のように、一つの基板に複数設け、各部材は高さが
それぞれ異なっているようにしてもよい。
記載の発明では、請求項4のように、ミラー支持部を、
上記の第1支持部及び第2支持部に加え、ハウジングか
ら突設されて反射ミラーの底面を支持する複数の第2突
部材とし、この第2突部材をハウジングから切断可能と
してもよく、さらに請求項5のように、請求項4の第2
突部材を、反射ミラーの長手方向に沿って複数配設され
たハウジングのねじ部に螺合され反射ミラーの底面を支
持する第1ねじ部材としてもよい。
記載の発明における第1突部材、第2突部材、及び第1
ねじ部材は、請求項6のように、反射ミラーの底面に当
接する頭部を略球面状や略円柱面状といったR面として
もよい。
記載の発明では、請求項7のように、角度調整手段を反
射ミラーの長手方向に移動可能としてもよい。
に、第1支持部及び第2支持部と同じ側に配置されて反
射ミラーの反射面側又背面側を支持し、第1支持部と第
2支持部とを結ぶ線を回動軸として反射ミラーを回動さ
せる調整部材と、反射ミラーを第1支持部及び第2支持
部と調整部材とに向かって付勢する付勢手段と、で構成
し、上記の調整部材を、反射ミラーの長手方向に沿って
複数配設されたハウジングの第2固定部に選択的に固定
されて反射ミラー長手方向に移動可能としてもよい。
に、第2固定部に固定される板材と、板材から張出し反
射ミラーを押圧する突片で構成してもよく、さらにその
板材は、請求項10のように、板材を第2固定部に固定
する固定部材回りに回動可能としてもよい。
に記載の発明では、請求項11のように、調整部材に、
反射ミラーを押圧する第2ねじ部材を設けてもよい。
施の形態を説明する。
1の実施形態に係る光学走査装置10は、従来と同様、
電子写真装置内の本体フレ−ム12に搭載され、ハウジ
ング14がスクリュー16で固定されている。ハウジン
グ14には、光源装置18が設けられており、この光源
装置18では、半導体レーザから発生された情報を含ん
だ光ビームが、コリメータレンズで平行光とされて出射
される。
図示しないシリンドリカルンズでポリゴンモーター20
の近傍に集光され、ポリゴンモーター20に入射され
る。入射した光ビームは、ポリゴンモーター20で偏向
走査され、結像レンズ系22によって、被走査体24の
上に光スポットとして集光する。またここで、結像レン
ズ系22を経た情報を含む光ビームは、反射ミラー26
で反射され、ハウジング14の透過口28を通過して、
被走査体24の表面に静電潜像を形成する。
説明する。
ウジング14の底板14Aに、反射ミラー26の底面2
6Cを支持する下部支持プレート30がスクリュー32
で固定されている。この下部支持プレート30は、長さ
が反射ミラー長手寸法の半分程度とされており、反射ミ
ラー26の一側端寄りにミラーと平行の向きに配設され
ている。
には、両端部近傍から突部36及びこの突部36よりも
低い突部38が突設されており、ここでは、反射ミラー
26の中央に位置する突部36が、反射ミラー26の底
面26Cを傾倒させた状態で1点支持している。
ハウジング14の底板14Aから突部36よりも低い突
部40も突設されている。これら突部36、38、40
は、頭部が球面状とされている。
に第1支持部42が、突部40近傍に第2支持部44が
各々突設され、反射ミラー26の反射面26A側を2点
で支持しており、反射ミラー26は、この第1支持部4
2と第2支持部44を結ぶ線を軸として回動するように
なっている。
整ブラケット46がスクリュー33で固定されている。
この調整ブラケット46の上部には、調整スクリュー4
8がねじ込まれており、先端部が、反射ミラー26の反
射面26A側上部を、第2支持部44の支持点と間隔H
(図3(C)参照)をあけて支持している。
6A側が、第1支持部42、第2支持部44、及び調整
スクリュー48の3点で支持され、また、反射ミラー2
6を回動させるためのモーメントを発生させる腕の長さ
Hが確保される。
は、スプリング50がスクリュー33で固定されてい
る。このスプリング50の屈曲部50Aが反射ミラー2
6の背面26Bと当接して、反射ミラー26を第1支持
部42、第2支持部44、及び調整スクリュー48に向
かって付勢するとともに、反射ミラー26を図4(A)
に示すようにほぼ水平に保持している。
の通りに設定してある。
m、幅:W=16mm、厚さ:t=5mmである。
(A)参照)、第1支持部42の支持ポイントP1が反
射ミラー26の一側端からX1=10mm、上面からY
1=8mm、第2支持部44の支持ポイントP2が反射
ミラー26の他側端からX2=10mm、上面からX2
=14mmに位置している。また、調整スクリュー48
の支持ポイントP3は、反射ミラー26の他側端からX
3=10mm、上面からY3=2mmに位置している。
各支持部は、まず突部40が反射ミラー26の他側端か
らX4=10mm(第2支持部44のX2及び調整スク
リュー48のX3と同じ)であり、下部支持プレート3
0に設けられた突部38が反射ミラー26の一側端から
X4=10mm(第1支持部42のX1と同じ)、同じ
く突部36がX5=125mm(10mm+115m
m)である。
は、ハウジング14や第1支持部42及び第2支持部4
4と同等の材質、例えば、ガラス・フィラー入りのエン
ジニアリング・プラスチック材料(ポリカーボネート)
や金属(アルミニウム)等によって作製されている。
く際は、従来と同様、調整スクリュー48を進退させ
る。すると、スプリング50によって付勢されている反
射ミラー26は第1支持部42と第2支持部44を結ぶ
線を軸として回動する。これにより、反射面26Aの傾
きが変えられ、被走査体の所望位置に走査線を合わせ込
むことができる。
いる下部支持プレート30の突部36は頭部が球面状と
されている。これにより、反射ミラー26の底面26C
とは点接触となり、且つ、反射ミラー26はその球面に
倣って回動するため、回動動作はスムーズである。さら
に、接触部分ではスプリング50の付勢力に抗する摩擦
抵抗も十分小さく、よって反射面26Aが第1支持部4
2や第2支持部44から離れることもない。
勢が図4(A)のgラインのように多少傾いたとして
も、反射ミラー26の自重によって突部36とは確実に
接触しており、突部38及び突部40との間のクリアラ
ンス(図中のCL)によって1点支持の状態に保たれ
る。
状態は、本実施の形態では図4(A)に示すA解像度に
適用している。
定しているスクリュー32を外し、図4(B)に示すよ
うに、突部36と突部38の位置が入れ替わるよう反転
して取付けることで、反射ミラー26の支持状態を変更
する。ここでは、反射ミラー26の中央に配置された突
部38と底面26Cとの間にクリアランスができ、反射
ミラー26は両側部に位置する突部36と突部40とに
よって支持される。
トが中央の1点から両側部の2点に変わり、反射ミラー2
6の固有振動数が変化する。よって図4からも分かるよ
うに、振動源との共振周波数が大幅に変化して、B解像
度でのたわみ振動を押さえることもできる。
光学走査装置10では、A、Bといった2つの解像度、
印字スピードに対応する場合でも、反射ミラー26の底
面26Cを支持している突部36を移動させて支持ポイ
ントを変えることにより、反射ミラー26の共振周波数
が変更できるため、各解像度のたわみ振動が回避でき
る。
の支持部を利用していることで、振動抑制部材等を別途
設ける必要もなく、加えて、複数解像度に容易に対応で
きる汎用性もあることからコストが押さえられる。さら
に、反射ミラー26にストレスを与えることもないため
反射面26Aが歪むことはない。
り、ハウジング14と同等の材質(ガラス繊維入りポリ
カーボネート等)なので、温湿度等の環境による影響や
経時変化に対しても強く、すなわち、形状変化、変形が
微少であり、反射ミラー26を安定して支持し共振の発
生を確実に防止することができる。
実施形態について説明する。この第2の実施形態では、
上記第1の実施形態で説明した構成とほぼ同じであるた
め、同一構成部品については同一符合を付してその説明
を省略する。
部支持プレート30のプレート本体34に設けられた突
部36(第1の実施形態)に代えて、図示のような突部
52が突設されている。この突部52は、反射ミラー2
6の底面26Cとの当接部がR面とされた略半円柱状
で、反射ミラー26の長手方向と平行の向きに形成され
ている。ここでは、長さ:S=10mmであり、支持部
(底面26Cとの当接部)の中心は第1実施形態の突部
36と同じ位置とされ、高さについても同様に突部38
よりも高く設定されている(図6(C)のΔh)。
しているスプリング50の上部からはアーム部54が延
出しており、先端のR部54Aによって反射ミラー26
の上面26Dが押圧されている。
14内に組付ける際は、突部52上に載置することで左
右のバランスが安定し作業性が向上する。
部はR面とされていることで線接触となっており、反射
ミラー26の回動性や各支持部による支持状態が良好に
保たれる。
0のアーム部54で押圧していることにより、強い衝撃
などを受けても、ミラー底面26Cが突部52から離間
することを確実に防止できる。また、R部54Aも反射
ミラー26の上面26Dと線接触しているため摩擦抵抗
が少なく、角度調整時における反射ミラー26の回動動
作を妨げることはない。
の底面26Cの支持状態が第1の実施形態とは異なるた
め共振周波数にも差が出る。したがって、図7に示した
ようなC、D解像度の光学走査装置に適用している。
イズや目的解像度等に合わせて適宜変更できるものであ
る。さらに、スプリング50に一体的に設けたアーム部
54は別体としてもよい。
6の上面26Dを押圧する構成は、第1の実施形態にも
適用できる。
実施形態について説明する。この第3の実施形態も、前
述した第1の実施形態で説明した構成とほぼ同じである
ため、同一構成部品については同一符合を付してその説
明を省略する。
下部支持プレート56のプレート本体58が第1の実施
形態よりも短かくされており、プレート本体58の中央
に反射ミラー26の底面26Cを支持するための突部6
0が突設されている。
態における突部36と同じ設定であり、且つ、ハウジン
グ14の底板14Aから突設された突部40、及び、第
1支持部42の近傍に配設されている突部41よりも高
くされている。
下部支持プレート56を固定するためのタップ穴62が
反射ミラー26の長手方向に沿って複数穿設されてお
り、下部支持プレート56は、このタップ穴62の位置
に合わせて、反射ミラー26の長手方向に段階的に移動
可能とされている。さらにここでは、突部60は、第1
の実施形態における突部36、38に相当する位置に加
えて、それらのほぼ中間にも配置できる構成である。
持ポイントの選択肢が増え、第1の実施形態でのA、B
解像度に加え(図10(A)、(B)参照)、図10
(C)に示すようにE解像度にも対応した共振周波数の
変更が可能となる。
きさやタップ穴62の個数、間隔を変えることにより、
4種類以上の解像度に適応することもできる。
6には、突部60をB解像度に対応させて配置したと
き、図9(A)に示すように、突部41を内包するため
の空隙61が形成されている。
持プレート56の取付用穴を長穴63としたものであ
り、これによって、各解像度における共振周波数の微調
整が可能となる。
ミラーの位置ずれ対策として、第2の実施形態で説明し
た反射ミラー上面を押圧する構成が適用できる。
実施形態について説明する。この第4の実施形態も、前
述した第1の実施形態で説明した構成とほぼ同じである
ため、同一構成部品については同一符合を付してその説
明を省略する。
示すように、ハウジング14の底板14Aから、反射ミ
ラー26の底面26Cを支持するための3つの突部6
4、66、68が突設されている。
6(h1)が最も高く、次いで左隣に所定間隔で配置さ
れた突部64(h2)、右隣に配置された突部68(h
3)の順となり、最も低い両端の突部40(h2)、突
部41(h5)は高さが等しくされている。
にはそれぞれ周溝70が形成されており、これによっ
て、突部64、66、68は基部付近からの切断が可能
とされている。
共振周波数になるよう突部64、66、68の位置を決
定し設け、光学走査装置10の製造時に目的の解像度に
対応する突部を残して切断すれば、反射ミラー26の共
振周波数を複数の中から適正値に設定することができ、
ここでは前述のA、B、E解像度に加え、F解像度おけ
るたわみ振動も回避できている。
を設けるといった簡単な構成でも、反射ミラー26の共
振周波数を複数選択することができ、コストダウンが実
現できる。
説明した反射ミラー上面を押圧する構成が適用できる。
実施形態について説明する。この第5の実施形態も、前
述した第1の実施形態で説明した構成とほぼ同じである
ため、同一構成部品については同一符合を付してその説
明を省略する。
で説明した複数の突部に代えて、反射ミラーの下部を支
持するミラー支持スクリューを設けたものである。
に、ハウジング14の底板14Aには、第4の実施形態
の突部64、66、68と同じ位置にタップ穴72が穿
設されており、このタップ穴72にミラー支持スクリュ
ー74がねじ込まれている。そして、各解像度に合わせ
てミラー支持スクリュー74を繰り出し、反射ミラー2
6の底面26Cに当接させ支持することで、反射ミラー
26の共振周波数を変更している。
スクリュー74を設けた構成でも、反射ミラー26のた
わみ振動が抑制できる。
クリュー74)を用いることでハウジング14への取付
け取外しが容易となり、すなわち、ミラー支持スクリュ
ー74の配置を変えるだけで共振周波数が何度でも容易
に変更できるため、製造時における機種の切り換えやL
OT調整等にも柔軟な対応ができる。
金属製とし、ねじ止め剤等を適宜併用するなどすれば、
経時変化等の問題も確実に防止できる。
説明した反射ミラー上面を押圧する構成が適用できる。
実施形態について説明する。この第6の実施形態も、上
述した第1の実施形態で説明した構成とほぼ同じである
ため、同一構成部品については同一符合を付してその説
明を省略する。
態のように反射ミラーを支持する支持部側を移動させる
のではなく、角度調整部側を移動するものである。
は、調整ブラケット76のブラケット本体78から突片
80が張出しており、この突片80によって反射ミラー
26の反射面26Aを支持するようになっている。
整ブラケット76の位置決めをするための凹部82が設
けられており、凹部82には、調整ブラケット76をス
クリュー33で固定するためのタップ穴84が反射ミラ
ー26の長手方向に沿って3個穿設されている。これに
より、調整ブラケット76の取付け位置が変えられ、反
射ミラー26の共振周波数が複数選択できるようにな
る。
の姿勢を決定する凹部82の突き当て部Vは、第2支持
部44との寸法Kが高い精度に設定されており、ブラケ
ット本体78の端面から反射ミラー26の位置(反射面
26Aの傾斜角度)を決める突片80までの距離J及び
その高さI寸法も、被走査体に導く走査線が適正位置と
なるよう精度高く設定されている。
の寸法に合わせ、タップ穴84のピッチを14mmとし
て卜ータル28mmに設定しており、調整ブラケット7
6の可動範囲がこの程度であれば、ハウジング内への収
容も十分可能である。
ターンから(B)に示すHパターンまで、さらにそのH
パターンから(C)に示すIパターンまでの移動量で1
次周波数をそれぞれ20Hz以上シフトできている。す
なわち、従来例2(特開平9−120039号公報)で
述べられている共振の回避にも十分な値である。
構造とされて、ブラケット本体78の端面から両側部の
各突片80の先端までの距離J及びその高さIが同じに
製作されている(図16参照)。したがって、図18に
示すように、ブラケット本体78を(A)の向きからタ
ップ穴84及びスクリュー33を回転中心として(B)
に示すように反転させ、反射面26Aの支持ポイントを
移動することができる。さらに3箇所の取付け位置と組
み合せることにより、計6種類の支持ポイント、すなわ
ち反射ミラー26の共振周波数が選択できる。
76の取付穴を長穴86としてスライドできる構造とす
れば、共振周波数の微調整が可能となってより詳細な設
定にも対応できる。
で調整スクリューを削除することができ、調整コストが
低減できる。また、反射ミラーの共振周波数を環境の変
化や外乱に左右されず、且つ、反射面に悪影響を与えず
に、数段階、安定して変化させることができる。
を被走査体に公差内で導けない場合でも、前述した調整
スクリュー用のタップ穴を残しておけば、図20に示す
ように、調整ブラケット76の向きを90度変えて配置
し、調整スクリュー48を用いて暫定的に反射ミラー2
6の角度調整をすることもできる。
で説明したミラー上方からの押圧部を設けることで、衝
撃などに対する反射ミラー26のずれ防止効果が同様に
得られる。
実施形態について説明する。この第7の実施形態は、上
述した第6の実施形態の変形例であり、構成がほぼ同じ
であるため、同一構成部品については同一符合を付して
その説明を省略する。
は、調整ブラケット88の取付部90が円盤状とされて
いる。この取付部90は、ハウジング14の底板14A
に設けられた凹部92の円形状部に精度よく嵌合するよ
う形成されており、図23に示すように、スクリュー3
3(及びタップ穴84)を中心として回動できるように
なっている。
0をノミナル位置からR1、R2のように移動可能とな
り、反射ミラー26の角度調整後にスクリュー32を締
結して所望位置に固定できる。
反射ミラー26の角度調整が可能となり、幅広い調整範
囲を確保しつつコストの低減も図れる。
も、図22に示すように左右対称に作製しているため、
図24のように、(A)の向きから(B)のように反転
させることができ、第6の実施形態と同様、多くの共振
周波数パターンに対応できる。
の他に、請求項の範囲内で種々の変更が可能である。例
えば、反射ミラーの共振周波数を変えるために、ミラー
底面を支持する突部や反射面を支持する角度調整部を移
動する構成としているが、第1支持部42や第2支持部
44を移動させてもよく、またそれらを組み合わること
も可能である。さらにその支持ポイントは、反射ミラー
の反射面及び底面に加え、背面、あるいは上面としても
よい。
ので、反射ミラーの角度調整機構を備えるとともに、複
数の解像度、印字スピードに対応した構成においても、
反射ミラーのたわみ振動が確実、且つ、安価に抑制でき
て高画質化が実現できる。
した状態を示す概略構成図である。
の反射ミラー支持機構の斜視図である。
A線断面図、(B)が図2のB−B線断面図、(C)が
図2のC−C線断面図である。
共振周波数を変更するための説明図である。
の反射ミラー支持機構の斜視図である。
面図、(B)が正面図である。
共振周波数を変更するための説明図である。
の反射ミラー支持機構の斜視図である。
大斜視図、(B)が変形例の拡大斜視図である。
の共振周波数を変更するための説明図である。
置の反射ミラー支持機構の斜視図である。
の共振周波数を変更するための説明図である。
置の反射ミラー支持機構の斜視図である。
の共振周波数を変更するための説明図である。
置の反射ミラー支持機構の斜視図である。
る。
の共振周波数を変更するための説明図である。
更するための説明図である。
大斜視図ある。
す斜視図ある。
置の反射ミラー支持機構の斜視図である。
平面図、(B)が正面図、(C)が側面図である。
説明図である。
更するための説明図である。
の斜視図である。
調整機構の側断面図である。
めの説明図である。
ための斜視図である。
(A)が光学走査装置の概略構成図、(B)が反射ミラ
ーの斜視図である。
態の光学走査装置に組込んだ時の問題点を説明する図で
ある。
支持部) 33 スクリュー(固定部材) 34、58 プレート本体(基板) 36、38、52、60 突部(第1突部材) 42 第1支持部(ミラー支持部) 44 第2支持部(ミラー支持部) 46、76、88 調整ブラケット(角度調整手段/
調整部材) 48 調整スクリュー(第2ねじ部材) 50 スプリング(角度調整手段/付勢手段) 62 タップ穴(第1固定部) 64、66、68 突部(第2突部材) 72 タップ穴(ねじ部) 74 ミラー支持スクリュー(第1ねじ部材) 78 ブラケット本体(板材) 80 突片 84 タップ穴(第2固定部)
Claims (11)
- 【請求項1】 光源、回転多面鏡、結像レンズ系、被走
査体上へ走査線を導く反射ミラー、この反射ミラーを回
動可能に支持するミラー支持部、及び反射ミラーの反射
面の角度を調整する角度調整手段を有し、それらを収容
するハウジングを備えた光学走査装置において、 前記ミラー支持部が前記反射ミラーの長手方向に移動可
能とされていることを特徴とする光学走査装置。 - 【請求項2】 少なくとも前記ミラー支持部が、前記反
射ミラーの反射面側又は背面側の長手方向両側部を支持
する第1支持部及び第2支持部と、前記反射ミラーの底
面を支持する第3支持部と、を有し、 前記第3支持部が、前記反射ミラーの長手方向に沿って
複数配設された前記ハウジングの第1固定部に選択的に
固定される基板と、前記基板から突設され、前記反射ミ
ラーの底面を支持する第1突部材と、で構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。 - 【請求項3】 前記第1突部材が一つの前記基板に複数
設けられ、各第1突部材は高さが異なっていることを特
徴とする請求項2に記載の光学走査装置。 - 【請求項4】 少なくとも前記ミラー支持部が、前記第
1支持部及び前記第2支持部と、前記ハウジングから突
設されて前記反射ミラーの底面を支持する複数の第2突
部材と、を有し、 前記第2突部材が前記ハウジングから切断可能とされて
いることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項
に記載の光学走査装置。 - 【請求項5】 少なくとも前記ミラー支持部が、前記第
1支持部及び前記第2支持部と、前記反射ミラーの長手
方向に沿って複数配設された前記ハウジングのねじ部に
螺合され前記反射ミラーの底面を支持する第1ねじ部材
と、を有することを特徴とする請求項1〜請求項3の何
れか1項に記載の光学走査装置。 - 【請求項6】 前記第1突部材、前記第2突部材、及び
前記第1ねじ部材は、前記反射ミラーの底面に当接する
頭部がR面とされていることを特徴とする請求項2〜請
求項5の何れか1項に記載の光学走査装置。 - 【請求項7】 前記角度調整手段が前記反射ミラーの長
手方向に移動可能とされていることを特徴とする請求項
1〜請求項6の何れか1項に記載の光学走査装置。 - 【請求項8】 前記角度調整手段は、前記第1支持部及
び前記第2支持部と同じ側に配置されて前記反射ミラー
の反射面側又背面側を支持し、第1支持部と第2支持部
とを結ぶ線を回動軸として反射ミラーを回動させる調整
部材と、前記反射ミラーを前記第1支持部及び前記第2
支持部と前記調整部材とに向かって付勢する付勢手段
と、で構成され、 前記調整部材が、前記反射ミラーの長手方向に沿って複
数配設された前記ハウジングの第2固定部に選択的に固
定されて反射ミラー長手方向に移動可能とされているこ
とを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1項に記載
の光走査装置。 - 【請求項9】 前記調整部材が、前記第2固定部に固定
される板材と、前記板材から張出し前記反射ミラーを押
圧する突片と、で構成されていることを特徴とする請求
項1〜請求項8の何れか1項に記載の光走査装置。 - 【請求項10】 前記板材は、板材を前記第2固定部に
固定する固定部材回りに回動可能とされていることを特
徴とする請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の光走
査装置。 - 【請求項11】 前記調整部材に、前記反射ミラーを支
持し角度調整する第2ねじ部材が設けられていることを
特徴とする請求項1〜請求項10の何れか1項に記載の
光走査装置。
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