JP2001203907A - プロファイル作成方法 - Google Patents

プロファイル作成方法

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JP2001203907A
JP2001203907A JP2000336860A JP2000336860A JP2001203907A JP 2001203907 A JP2001203907 A JP 2001203907A JP 2000336860 A JP2000336860 A JP 2000336860A JP 2000336860 A JP2000336860 A JP 2000336860A JP 2001203907 A JP2001203907 A JP 2001203907A
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JP2000336860A
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Kiyomi Sugawa
清巳 珠川
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、色データを含む画像データに基づい
てカラー画像を出力する、カラープリンタや印刷機など
の出力デバイスにおける、カラー画像出力の基になる色
データと出力されたカラー画像上の色との対応を表わす
プロファイルを作成するプロファイル作成方法に関し、
少ないパッチ数のカラーチャートから高精度のプロファ
イルを作成する。 【解決手段】既存のプロファイルを、その非線形特性を
残したまま、少ないパッチ数のカラーチャートの測色デ
ータに合うように補正することにより、新たなプロファ
イルを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、色データを含む画
像データに基づいてカラー画像を出力する、カラープリ
ンタや印刷機などの出力デバイスにおける、カラー画像
出力の基になる色データと出力されたカラー画像上の色
との対応を表わすプロファイルを作成するプロファイル
作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば原画像をカラースキャ
ナ等で読み取って得た画像データやコンピュータで発生
させた画像データに基づいてカラープリンタや印刷機等
の出力デバイスでカラー画像を出力することが広く行な
われている。このとき、例えばカラースキャナ等で読み
取る前の原画像に色彩的に極力似せたカラー画像を出力
したり、あるいは、所望の色表現を持ったカラー画像を
出力しようとしたとき、カラー画像を出力しようとして
いる出力デバイスに入力される画像データに含まれる色
データがカラー画像上でどのような色として表現される
かが重要となる。このような、色データと出力されたカ
ラー画像上の色との対応関係は、その出力デバイスのプ
ロファイルと呼ばれる。
【0003】図10は、プロファイル作成の従来方法を
示すフローチャートであり、ここでは、出力デバイスの
一例として、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)、および黒(K)の4色それぞれの網%を表わす
色データを含む画像データに基づいてカラー画像を印刷
する印刷機を例に挙げて説明する。
【0004】この印刷機のプロファイルを作成するに
は、例えばコンピュータにより、C,M,Y,Kの4色
それぞれについて網%を順次変化させた複数種類の色デ
ータそれぞれに対応する複数のカラーパッチからなるカ
ラーチャートを表わす画像データを作成し(図10ステ
ップb1)、その画像データを印刷機に送ってその印刷
機でカラーチャートを印刷させ(ステップb2)、カラ
ーチャートのプリントサンプルを作る(ステップb
3)。次に、この出力されたカラーチャートのプリント
サンプル上の複数のカラーパッチそれぞれを測色計で測
色して(ステップb4)、カラーチャート出力のために
印刷機に送った色データと、そのカラーチャートを測色
して得た、例えばCIEで定められているXYZ素色系
のXYZ値等の色度値との対応関係(ここではこの対応
関係を「対応関係M」)と称する)を得る(ステップb
5)。
【0005】このようにして作成した色データと色度値
との対応関係Mは、カラーチャートを構成するカラーパ
ッチの数に制限があるため、色空間上かなり粗い、まば
らな座標点に対応する対応関係であり、その印刷機のプ
ロファイルを表現するには粗過ぎる。
【0006】そこで、次に、補間演算処理等を含むテー
ブル作成計算(ここではこの計算を「計算A」と称す
る)により、その印刷機のプロファイルを表わすテーブ
ルTを作成する(ステップb6)。
【0007】この計算Aとしては、例えば、特開平10
−126633号公報に提案されている、CMYK色空
間上の、その印刷機で表現することの領域(色再現領
域)の外形を規定する立体(3次元の場合の立方体に相
当する立体)上の各辺に対応する、色データと色度値と
の対応関係を求め、次いで複数の辺で囲まれた各面上の
各座標点に対応する、色データと色度値との対応関係を
求め、最後にその立体内部の各座標点に対応する、色デ
ータと色度値との対応関係を求めるという計算手法を好
適に採用することができる。
【0008】このようにして作成されたテーブル(プロ
ファイル)を用いることにより、印刷機を使用して所望
の色表現のカラー画像を印刷することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の方法を採用して
出力デバイスのプロファイルを求めるには、その出力デ
バイスを用いて極めて多数のカラーパッチからなるカラ
ーチャートを出力して測色する必要があり、そのための
手間が大変であるという問題がある。上述の特開平10
−126633号公報に提案された計算方法を採用する
と、それ以前の方法と比べカラーパッチの数をかなり減
らすことができるが、この計算方法を採用した場合であ
っても、精度の良いテーブル(プロファイル)を作成す
るには、数百もの数のカラーパッチを出力して測定する
必要がある。
【0010】これを改善して少ないパッチ数で済ませる
方法として、特開平10−136219号公報には、あ
らかじめ基準出力条件で作成したテーブルを、修正出力
条件で出力した少数のカラーパッチを測色して得たデー
タに基づいて修正することにより新たにテーブルを作成
する手法が提案されている。しかしながら、この既存の
テーブルを利用するという考え方自体は評価できるもの
の、その公報に提案された手法では、色データと色度値
との間の非線形特性を表現することができず、精度の点
で問題がある。
【0011】本発明は、上記事情に鑑み、少ないパッチ
数のカラーチャートを用いて精度の高いプロファイルを
作成するプロファイル作成方法を提供することを目的と
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のプロファイル作成方法は、所定の第1の色空間上の
座標を表わす第1の色データと、その第1の色データを
含む画像データに基づいてカラー画像を出力する出力デ
バイスにより出力されるカラー画像上にあらわれる色
の、デバイス非依存の第2の色空間上の座標を表わす第
2の色データとの対応を定義したプロファイルを作成す
るプロファイル作成方法において、上記第1の色空間上
の座標を表わす第1の色データと、上記第2の色空間上
の座標を表わす第2の色データとの対応が定義された第
1のプロファイルを取得するプロファイル取得過程と、
上記第1の色空間上の、上記第1のプロファイルにより
対応が定義された座標点の分布よりも粗く分布した座標
点に対応する複数のカラーパッチを含むカラーチャート
を、上記出力デバイスにより出力させ、この出力デバイ
スにより出力されたカラーチャートを構成する複数のカ
ラーパッチのうちの、上記第1のプロファイルにより対
応が定義された座標点の分布よりも粗く分布した座標点
に対応する複数のカラーパッチをそれぞれ測色して、各
カラーパッチの、上記第2の色空間上の各座標を表わす
各第2の色データを求めることにより、上記第1のプロ
ファイルよりも座標点の分布の粗い、上記第1の色空間
上の座標を表わす第1の色データと上記第2の色空間上
の座標を表わす第2の色データとの対応を定義した色対
応定義を求める色対応定義取得過程と、上記第1の色空
間上の1つの色軸と上記第2の色空間の1つの色軸とで
表わされる平面上にプロットされる、上記色対応定義か
ら抽出した相対的に少数の点を、その平面上にプロット
される、上記第1のプロファイルから抽出した相対的に
多数の点からなる曲線の非線形性を反映させつつ結んだ
曲線を求める演算を、上記第1の色空間の複数の色軸そ
れぞれと上記第2の色空間の複数の色軸それぞれとの各
組合せについて実行する曲線演算過程と、曲線演算過程
を経ることにより得られた、上記色対応定義から抽出し
た点を結ぶ曲線の集合に基づいて、上記第1の色空間上
の座標を表わす第1の色データと上記第2の色空間上の
座標を表わす第2の色データとの対応を定義した第2の
プロファイルを作成するプロファイル作成過程とを有す
ることを特徴とする。
【0013】ここで、上記色対応定義取得過程は、出力
デバイスにより出力される、「上記第1の色空間上の、
上記第1のプロファイルにより対応が定義された座標点
の分布よりも粗く分布した座標点に対応する複数のカラ
ーパッチを含むカラーチャート」自体が、上記第1の色
空間上の、上記第1のプロファイルにより対応が定義さ
れた座標点の分布よりも粗く分布した座標点に対応する
カラーチャートであってもよく、あるいは、そのカラー
チャート自体は、「上記第1の色空間上の、上記第1の
プロファイルにより対応が定義された座標点の分布より
粗い」ものではないが、測色にあたり「上記第1のプロ
ファイルにより対応が定義された座標点の分布よりも粗
く分布した座標点に対応する複数のカラーパッチ」を測
色するものであってもよい。
【0014】本発明のプロファイル作成方法は、上記の
曲線演算過程において、測色により得られたデータ(第
2の色データ)を結んだ曲線を求めるにあたり、第1の
プロファイルの非線形性を反映させつつその曲線を求め
るものであるため、その第1のプロファイルの非線形性
が反映された高精度の第2のプロファイルが作成され
る。
【0015】ここで、上記本発明のプロファイル作成方
法において、上記曲線演算過程が、上記各組合せについ
て、同一の第1の色データに対応する、色対応定義から
抽出した第2の色データと第1のプロファイルから抽出
した第2の色データとの比率に基づいて、第1のプロフ
ァイルから抽出した相対的に多数の点からなる曲線を、
色対応定義から抽出した相対的に少数の点どうしが結ば
れるように変形することにより、これら相対的に少数の
点どうしを結ぶ曲線を求める演算を実行する過程である
ことが好ましい。
【0016】また、この場合に、上記曲線演算過程が、
上記各組合せについて、複数の第1の色データに対応す
る上記比率どうしを線形補間することにより第1の色デ
ータの各値に対応する各比率を求め、第1のプロファイ
ルから抽出した相対的に多数の点からなる曲線を構成す
る各点をそれら各点に対応する各比率に応じて移動する
演算を実行する過程であるとさらに好ましい。
【0017】本発明のプロファイル作成方法における曲
線演算過程では上記の演算方法を好適に採用することが
でき、その演算方法によれば、第1のプロファイルから
抽出した相対的に多数の点からなる曲線を、その曲線の
非線形を反映させつつ変形することができる。
【0018】また、上記本発明のプロファイル作成方法
において、上記プロファイル取得過程が、上記第1の色
空間上の座標を表わす第1の色データと上記第2の色空
間上の座標を表わす第2の色データとの対応が定義され
た既存の第3のプロファイルを、上記第1の色空間の各
色軸上のドットゲインが、出力デバイスにより出力され
るカラーチャートから求められる各色軸上のドットゲイ
ンに一致するように修正することにより、上記第1のプ
ロファイルを求める過程であることが好ましい。
【0019】既存の第3のプロファイルを基にして出力
デバイスのドットゲインに合わせた第1のプロファイル
を作成し、その作成された第1のプロファイルを基にし
て新たな第2のプロファイルを作成することにより、一
層高精度なプロファイルが作成される。
【0020】また、上記本発明のプロファイル作成方法
において、上記第1の色空間が、シアンC,マゼンタ
M,イエローY,および黒Kの4色の色軸で規定される
色空間であって、上記色対応定義取得が、上記カラーチ
ャートとして、上記第1の色空間を、それぞれがK色の
色軸上の離散的な複数の座標点それぞれに対応する、そ
れぞれがC,M,Y3色の色軸で規定される複数のサブ
空間に分けたときの各サブ空間の、上記出力デバイスで
色を表現することのできる立方体領域の各頂点どうしを
結ぶ各軸上それぞれに3点以上指定された各座標点に対
応する各カラーパッチの集合からなるカラーチャートを
採用し、そのカラーチャートを上記出力デバイスに出力
させるものであることも好ましい形態である。
【0021】第1の色データと第2の色データは、黒
(K)軸方向についてはかなり線形的な対応関係を有す
るため、上記の、CMY立体で座標点を選ぶという方法
を採用することにより、必要な色パッチをできるだけ少
数でかつ洩れなく集めることができ、高精度なプロファ
イルを作成することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0023】図1は、画像出力システムの概略構成図で
ある。
【0024】ここには、パーソナルコンピュータ10と
印刷機20が示されている。
【0025】パーソナルコンピュータ10には、例えば
図示しないカラースキャナで画像を読み取って得た画像
データやDSC(ディジタルスチールカメラ)での撮影
により得られた画像データが入力される。あるいはその
パーソナルコンピュータ10の内部で、例えばカラーチ
ャート用の画像データ等を発生させることもできる。パ
ーソナルコンピュータ10に入力された画像データは、
その画像データに基づく画像を図示の印刷機20で出力
しようとする時は、パーソナルコンピュータ10内で、
その画像データがその出力しようとしている印刷機20
に適合したCMYKの各網%を表わす画像データに変換
される。
【0026】この変換にあたっては、印刷機20に送ら
れる色データとその印刷機20で印刷出力されるカラー
画像上の色(色度値)との対応を表わす、その印刷機2
0に依存するプロファイルが参照され、印刷機20で所
望の色表現を持ったカラー画像21が印刷出力されるよ
うに変換が行なわれる。ここでは、カラー画像上の色表
現に着目しており、この色に関する変換を「色変換」と
称する。
【0027】ここで、この図1には出力デバイスの一例
として印刷機20を示したが、この出力デバイスは印刷
機に限られるものではなく、例えばカラープリンタであ
ってもよい。その出力デバイスとしてカラープリンタを
採用する場合においても、そのカラープリンタは、電子
写真方式のカラープリンタであってもよく、インクジェ
ット方式のカラープリンタであってもよく、変調された
レーザ光で印画紙を露光してその印画紙を現像する方式
のプリンタであってもよい。さらにはその出力デバイス
は、表示画面上に画像を表示するCRTディスプレイ装
置、プラズマディスプレイ装置等の画像表示装置であっ
てもよい。ただし、ここでは、印刷機20を例に挙げて
説明を続ける。
【0028】図2は、図1の印刷機20のプロファイル
の概念図である。
【0029】このプロファイル22は印刷機20の色再
現特性を表わすのプロファイルであり、このプロファイ
ルは印刷プロファイルと称される。この印刷プロファイ
ル22は、パーソナルコンピュータ10で色変換が行な
われた後の色データ(ここではCMYKの各網%を表わ
す色データである。以下これを単に「CMYKデータ」
と称することがある)と、その色データに基づいて印刷
出力されるカラー画像上の色を表わす色度値(ここでは
XYZ値)との対応関係を表わすものである。本実施形
態では、CMYKの各色軸で規定される色空間が本発明
にいう第1の色空間に対応し、色度値(XYZ値)を規
定する色空間が、本発明にいう、デバイス非依存の第2
の色空間に対応する。したがって本実施形態では、CM
YKデータが本発明にいう第1の色データに相当し、X
YZ値を表わす色データ(以下、単に「XYZデータ」
と称することがある)が本発明にいう第2の色データに
相当する。
【0030】この印刷プロファイル22を参照すること
により、この印刷機20にどのようなCMYKデータを
入力するとどのような色の印刷物が得られるかを知るこ
とができる。
【0031】この印刷プロファイル20は、印刷機が異
なれば当然に異なるが、1台の印刷機であっても、その
印刷条件、例えば使用するインクの種類や印刷用紙の種
類等によってもそれぞれ異なる、印刷機および印刷条件
に依存したプロファイルである。
【0032】ここで、本発明にいう「デバイス非依存の
第2の色空間」について説明する。この第2の色空間に
ついては、XYZ色空間がその1つの例である旨説明し
たが、XYZ色空間である必要はなく、特定のデバイス
に依存しないように定義された色空間であればよい。例
えばXYZ色空間のほか、L***色空間(CIEL
AB色空間)であってもよく、あるいはそれらの色空間
に対し、色空間上の各座標点が1対1で対応づけられる
ように明確に定義された座標系であってもよい。そのよ
うな座標系の例としては、以下の様に定義された標準R
GB信号などがある。
【0033】
【数1】
【0034】ここで、例えばRSRGBを8ビットで表現し
たものをR8bitで表記すると、 R8bit=255×12.92RSRGB (0<RSRGB
0.00304) R8bit=255×1.055RSRGB (1.0/2.4) −0.
055(0.00304≦RSRGB≦1) となる。GSRGB,BSRGBを8ビットで表現したG8bit
8bitも同様に、それぞれGSRGB,BSRGBから変換する
ことができる。
【0035】もしくは、リバーサルフィルムのcmy濃
度で定義される色空間を共通色空間として採用してもよ
い。ただし、本実施形態では色度値(XYZデータ)を
規定する色空間を第2の色空間として説明する。
【0036】図3は、本発明のプロファイル作成方法の
一実施形態を示すフローチャートである。
【0037】ここでは、先ず、図1に示すパーソナルコ
ンピュータ10により、C,M,Y,K4色それぞれに
ついて網%を順次変化させた複数種類のCMYKデータ
に対応する複数のカラーパッチからなるカラーチャート
を表わす画像データを作成し(ステップa1)、その画
像データを印刷機20に送ってその印刷機20でカラー
チャートを印刷出力させ(ステップb2)、そのカラー
チャートのプリントサンプルを得る(ステップa3)。
ここまでのステップは、図10を参照して説明した従来
のステップと同様であるが、印刷機20で出力されるカ
ラーチャートを構成するカラーパッチの数は、従来と比
べかなり少数で済む。カラーチャートを出力するための
CMYKデータの選び方については後述する。
【0038】ステップa4では、従来と同様にして印刷
機20で印刷されたカラーチャートのプリントサンプル
を構成する各カラーパッチを測色計で測色して各カラー
パッチごとのXYZデータを得、これにより、CMYK
データとXYZデータとの対応を表わす対応関係Nを得
る(ステップa5)。この対応関係Nは、図10に示す
従来のフローチャート中のステップb5で得られる対応
関係Mと比べ、対応するCMYKデータとXYZデータ
とのペアの数が少ない、すなわち色空間上でまばらな座
標点に対応する対応関係である。本実施形態では、この
対応関係Nが本発明にいう色対応定義に相当し、ステッ
プa1〜a5が本発明にいう色対応定義取得過程に対応
する。
【0039】図4は、図3のステップa6〜a8の各ス
テップごとの処理の説明図、図5は、図3のステップa
9〜a11の各ステップごとの処理の説明図である。
【0040】上記のステップa1〜a5により対応関係
を求めた後、次に、その求められた対応関係Nが、計算
区分別に分類される(ステップa6)。
【0041】ここでは、この対応関係Nが、例えばC軸
上の座標点に対応するデータの集合、M軸上の座標点に
対応するデータの集合等の計算区分に分類される。この
計算区分の詳細については、カラーチャートを出力する
ためのCMYKデータの選び方の説明とともに後述す
る。
【0042】図4(a6)では、多数の計算区分のうち
の1つの代表例として、C軸上の座標点に対応するデー
タの集合、すなわち、M,Y,Kがいずれも0%であっ
て、Cが0%,40%,100%のデータの集合からな
る区分iが示されている。図4(a6)のグラフの横軸
は、シアン(C)の網%であり、縦軸は色度値(ここで
はXYZデータのうちのX,Y,Zのそれぞれの値)で
ある。この図4(a6)や、そのほか図4(a7),
(a8),図5(a9)〜(a11)に示す各グラフ
は、本発明にいう第1の色空間(ここではCMYK空
間)の1つの色軸と第2の色空間(ここではXYZ空
間)の1つの色軸とで表わされる各平面に相当する。
【0043】図4(a6)では、例示的に、横軸がC
軸、縦軸がX,Y,Zの各軸でそれぞれ規定される各平
面上に(C,M,Y,K)=(0%,0%,0%,0
%,),(40%,0%,0%,0%,),(100
%,0%,0%,0%,)の各CMYKデータに対する
X,Y,Zそれぞれのデータ(図4(a6)には明示的
には、Xデータのみ)がプロットされている。
【0044】図3に示すステップa7では、図4(a
7)に示すように、図4(a6)のようなグラフであら
わされる色度値(ここではX,Y,Zそれぞれのデー
タ)が、0.0〜1.0値となるように正規化される。
この正規化は、例えば色度値Xに関して代表的に示す
と、 X’=(X−X100)/(X0−X100) ……(1) 但し、X’は正規化後の色度値X Xは正規化前の色度値X X0は網%が0%のときの色度値X X100は網%が100%のときの色度値X である。の演算により行なわれる。この正規化された値
を、ここでは値Pと称する。
【0045】図4(a7)には、正規化後の色度値X’
をプロットしたグラフが示されている。
【0046】図3のステップa8では、テーブルT1か
ら区分iと同じ色軸上の色度値が抽出されて正規化され
る。
【0047】図4には、C軸とX軸とからなるグラフが
示されており、この場合、テーブルT1のC軸上の色度
値が抽出されて、上記の式(1)により正規化される。
ここでは、このようにしてテーブルT1から抽出して正
規化した値を、値Qと称する。図4(a8)のグラフに
は、図4(a7)に示す値P(○印)に加え、テーブル
T1から得られた値Q(×印)も示されている。
【0048】ここで、テーブルT1は、図1に示す印刷
機20のプロファイルの1つであるが、今回テーブル
(印刷プロファイル)を作成しようとしているときの印
刷条件とは異なる印刷条件に対応するものである。テー
ブルT1の候補として複数のテーブルが存在する時は、
それら複数のテーブルのうちの、今回テーブルを作成し
ようとしている印刷条件に近い印刷条件のテーブルを選
択することが好ましい。
【0049】図3に示すステップa20は、テーブルT
0からテーブルT1を作成する過程であるが、この説明
は後に回わし、ここでは単に既存のテーブルT1を用い
るという説明にとどめておく。本実施形態では、既存の
テーブルT1を単に選ぶということを含め、このテーブ
ルT1を用意することが、本発明にいうプロファイル取
得過程に対応する。
【0050】図3のステップa9では、値Q(図5(a
9)の×印)が値P(図5(a9)の○印)と一致する
ように値Qに係数を掛けてその値Qを補正する。図5
(a9)を参照しながらこの補正方法について説明す
る。
【0051】ここでは、網%が0%,40%,100%
のときの値Pが存在し、0%の値P(および値Q)は
1.0に、100%の値P(および値Q)は0.0に規
格化されている。ここでは40%のときの値Pと値Qと
の比k40=値P/値Qを求める。
【0052】次に各網%ごとの係数kを求め、各網%ご
とのk・Qが求める。
【0053】すなわち、網%が0%〜40%の範囲内で
は、0%のときの比k0=0と40%のときの比k40
=(40%における(値P/値Q))を線形補間して、
各網%ごとの比kを求め、各網%ごとにk・Qを求め
る。
【0054】例えば網%20%に関しては、k20=k
40×20/40=0.5・k40、網%10%に関し
てはk10=40×10/40=0.25・k40とな
る。
【0055】また、40%〜100%の範囲について
も、k40と、100%のときの比k100=0とが線
形補間されて各網%ごとの係数kが求められ、各網%ご
とにk・Qが求められる。
【0056】例えば60%に関しては、 k60=k40×(100−60)/(100−40) =(2/3)・k40 となる。
【0057】このようにして値Qを補正すると、図5
(a10)に示すように、値P(○印)一致した曲線
(×印)が得られる。この曲線(×印)は、値P(○
印)に一致するとともに、補正前のもともとの値Q(図
5(a9)参照)からなる曲線が持っている非線形性、
すなわち、その値Qを抽出してきたテーブルT1(図4
(a8)参照)の非線形性を反映した曲線である。
【0058】このようにして求めた、補正された値Q
は、0.0〜1.0に正規化されたものであるため、こ
れを前述の式(1)の逆変換、すなわち、 X=X100+(X0−X100)・X’ ……(2) 但し、Xは逆変換後の値Q X0は網%が0%のときの、式(1)による正規化前の
値P X100は網%が100%のときの、式(1)による正規
化前の値P X’は、補正された値Q を表わす。に従って、図5(a11)に示すような、色
度値X(あるいはY,Z)に戻される(ステップa1
0)。
【0059】本実施形態では、図3のステップa6〜ス
テップa10までの過程が本発明にいう曲線演算過程に
対応する。
【0060】次に、このようにして求めた色度値の曲線
(図5(a11)の×印)から、ステップa13におけ
るテーブル作成計算(計算A)に必要な値が抽出され
(ステップa11)、色データ(CMYKデータ)と色
度値(XYZデータ)との対応関係Mが作成される。こ
の対応関係Mは、少数のカラーパッチの測色データと、
既存のテーブルT1を用いて作成されたものであるとい
う点は異なるが、図10に示すプロファイル作成の従来
法のステップb5で作成される対応関係Mに相当するも
のである。
【0061】図10を参照して説明した従来法では、多
数のカラーパッチからなるカラーチャートを出力してそ
れら多数のカラーパッチを測色することに対応関係Mを
得てい得るが、図3に示す本発明の実施形態では、より
少数のカラーパッチからなるカラーチャートを出力して
それら少数のカラーパッチを測色することにより対応関
係N(図3ステップa5参照)を作成し、テーブルT1
を用いた演算により、そのテーブルT1の非線形性を反
映させながら対応関係Nよりも大規模な(対応づけられ
たパラメータの多い)対応関係Mが作成される。このよ
うに、本実施形態によれば、カラーチャートを構成する
カラーパッチの数は少数で済み、したがって測色の手間
が削減され、かつ、テーブルT1の非線形性を反映させ
ることにより高精度な対応関係Mが作成される。
【0062】図3のステップa13では、対応関係Mに
基づいて、図10に示す従来法のステップb6と同じ計
算(計算A)が実行され、今回目的としているテーブル
T2(本発明にいう第2のプロファイルの一例に相当す
る)が作成される。
【0063】ここで、本実施形態では、ステップa11
〜a14の過程が、本発明にいうプロファイル作成過程
に相当する。
【0064】尚、この実施形態では、一旦対応関係Mを
作成してから計算Aを実行しているが、これは、図10
の従来法でも採用されている計算Aを実行する計算プロ
グラムをそのまま利用するためである。ただし必ずしも
このような従来法の一部利用にこだわる必要はなく、そ
の場合ステップa10から求めた色度値の曲線(図5a
11)の×印)から直接にテーブルT2を計算してもよ
い。
【0065】次に図3のステップa20で示す、本発明
にいうプロファイル取得過程の一例について説明する。
【0066】図6,図7は、カラーチャートから求め
た、データ上の網%とドットゲインを考慮した網%との
対応(×印)と、図3に模式的に示すテーブルT0上の
網%データとドットゲインを考慮した網%との対応(曲
線)を示す図、図7は、テーブルT0から求めたドット
ゲインをカラーチャートから求めたドットゲインに一致
するように補正した後の曲線を示す図である。
【0067】図6(A)〜(D)の横軸のCin,Mi
n,Yin,Kinは、カラーチャート出力時のCMY
KデータのC,M,Y,Kそれぞれの網%値、縦軸は、
以下に示すMurray−Davis(マーレイデービ
ス)の式を用いて得られる、ドットゲインを考慮した
C,M,Y,Kそれぞれの網%値である。
【0068】ドットゲインを考慮した網%を求めるにあ
たり色度値としてXを用いるものとすると、ドットゲイ
ンは、
【0069】
【数2】
【0070】但し、aはドットゲインを考慮した網% Xは色度値 X0は網%0%のデータで印刷した、印刷用紙の地肌の
色度値 X100は網%100%のデータで印刷したベタ部の色度
値 を表わしている。の式で求めることができる。
【0071】ここで、C色,M色,Y色,K色の、ドッ
トゲインを考慮した網%を求めるにあたっては、それぞ
れ、色度値X,色度値Y,色度値Z,色度値Yが用いら
れる。
【0072】上記式(3)に従って網%aが求められ、
この網%aが縦軸の網%となる。
【0073】例えば図6(A)に示すような、Cin=
40%のときのCoutを求めるに当たっては、Cin
=40%,Min=Yin=Kin=0%のCMYKデ
ータに基づいて作成されたカラーパッチを測色して得た
色度値Xを式(3)に代入して網%aを求める。ここで
は、この網%aが50%であったとすると、(Cin,
Cout)=(40%,50%)の点に×印が1つプロ
ットされる。×印の各点について同様の演算が行なわれ
る。
【0074】図6に示す各曲線についても同様であり、
例えば図6(A)の曲線を取り挙げて説明すると、テー
ブルT0のC軸上の各座標点が各Cinであり、各Ci
nに対応する各色度値Xを用いて式(3)により各ドッ
トゲインaが求められ、各Cinに各ドットゲインaが
加算されたものが各Coutとなる。これら各Cin、
各Coutで決まる座標点を結んだものが図6(A)に
示す曲線である。M,Y,Kについても同様である。
【0075】ここでは、図6のようにして求めた曲線が
カラーチャートから求めた点(×印)に重なるように補
正される。すなわち、ここでは一例として、各曲線を多
項式で表現し、カラーチャートから求めた点に重なるよ
うにその多項式のパラメータを調整する。こうすること
により得られた、図7に示す曲線に基づいて、テーブル
T0を変換してテーブルT1を作成する。例えば、図7
(A)に示すように、テーブルT0では、(C,M,
Y,K)=(40%,0%,0%,0%)と、ある色度
値XYZとが対応付られていた場合、(C,M,Y,
K)=(50%,0%,0%,0%)がその同じ色度値
XYZに対応づけられるように、C軸を部分的に伸び縮
みさせる演算を行なう。このような演算をC,M,Y,
Kの各軸について行なうことにより、テーブルT1が作
成される。このテーブルT1は、テーブルT0を基にし
て作成された、ドットゲインを、今回新たなテーブルT
2(図3ステップa14参照)を作成しようとしている
印刷条件におけるドットゲインに合わせたテーブルであ
る。
【0076】図3のステップa20では、既存のテーブ
ルT0(本発明にいう第3のプロファイルの一例)を入
手して、そのテーブルT0のドットゲインをカラーチャ
ートから求められるドットゲインに一致するようにドッ
トゲインを補正したテーブルT1が作成され、テーブル
T2の作成にあたっては、ドットゲインが補正されたテ
ーブルT1が用いられる。
【0077】このように、ドットゲインを補正したテー
ブルT1を用いることにより、テーブルT2として一層
高精度のものを作成することができる。
【0078】次に、カラーチャートを得るためのCMY
Kデータの選び方について説明する。
【0079】図8は、CMYK空間を、K=0%,10
%,20%,…,100%それぞれのCMYサブ空間に
分けた様子を示す模式図である。
【0080】各CMYサブ空間は3次元空間であり、C
MYの各値は0%〜100%で表わされるため、印刷機
20(図1参照)で色を再現することのできる領域(色
再現領域)は、CMYからなる3次元空間上の立方体で
表わされる。
【0081】図9は、図8のようにして求めた立方体の
1つを代表的に示した図である。
【0082】この図9において、黒丸は、この図9には
一部しか図示していないが、カラーチャートを構成する
各カラーパッチそれぞれに対応する座標点を示してい
る。この各カラーパッチを出力するための各座標点(C
MYKデータ)は、図8に示す各立方体の、各辺(図9
に示す実線)、面を通る各対角線(図9に示す点線)、
立方体内部を通る各対角線(図9に示す一点鎖線)の両
端に1点ずつと、それらの中間に例えば1点選択され
る。
【0083】図3のステップa6(図4(a6)では、
これらの各辺、各対角線上に並ぶデータ群がそれぞれ1
つの計算区分として分類される。
【0084】図9の立方体の黒丸は、図3のステップa
5で作成される対応関係Nを表わす座標点でもある。こ
れに対し、図3のステップa12あるいは図10のステ
ップb5で求められる対応関係Mは、図9ではY軸上の
み示したが、黒丸とハッチングされた丸印とで表わされ
る、対応関係Nよりもかなり多数の座標点で表わされ、
さらに最終的に作成されるテーブルは、これも図9では
Y軸上のみ示したが、黒丸とハッチングされた丸印とさ
らに白丸として表わされる、さらに多数の座標点で表わ
される。
【0085】ここでは、上記のようにして、既存のテー
ブルT1(あるいは既存のテーブルT0のドットゲイン
を補正したテーブルT1)の非線形特性を利用すること
により、従来よりも少ない数のカラーパッチからなるカ
ラーチャートを用いて高精度のテーブルT2が作成さ
れ、かつ、テーブルT2を作成するまでの間の手間を大
幅に省くことができる。
【0086】尚、上記の実施形態では、ある印刷機20
(図1参照)の、ある印刷条件におけるテーブルT2を
作成するに当たり、それと同じ印刷機の、異なる印刷条
件における既存のテーブルT1(あるいは既存のテーブ
ルT0)を用いたが、それ以外に、例えば印刷条件の似
ている、機種の異なる印刷機で作成されたテーブルを用
いてもよい。
【0087】また、本発明は、印刷機のプロファイルを
作成する場合にのみ適用されるものではなく、出力デバ
イス一般に広く適用することができる。
【0088】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、少ない手間で高精度のプロファイルを作成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像出力システムの概略構成図である。
【図2】図1の印刷機のプロファイルの概念図である。
【図3】本発明のプロファイル作成方法の一実施形態を
示すフローチャートである。
【図4】図3のステップa6〜a8の各ステップごとの
処理の説明図である。
【図5】図3のステップa9〜a11の各ステップごと
の処理の説明図である。
【図6】カラーチャートから求めたデータ上の網%とド
ットゲインを考慮した網%との対応(×印)と、図3に
模式的に示すテーブルT0上の網%データとドットゲイ
ンを考慮した網%との対応(曲線)を示す図である。
【図7】テーブルT0から求めたドットゲインをカラー
チャートから求めたドットゲインに一致するように補正
した後の曲線を示す図である。
【図8】CMYK空間を、K=0%,10%,20%,
…,100%それぞれのCMYサブ空間に分けた様子を
示す模式図である。
【図9】図8のようにして求めた立方体の1つを代表的
に示した図である。
【図10】プロファイル作成の従来方法を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
10 パーソナルコンピュータ 20 印刷機 21 カラー画像 22 プロファイル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の第1の色空間上の座標を表わす第
    1の色データと、該第1の色データを含む画像データに
    基づいてカラー画像を出力する出力デバイスにより出力
    されるカラー画像上にあらわれる色の、デバイス非依存
    の第2の色空間上の座標を表わす第2の色データとの対
    応を定義したプロファイルを作成するプロファイル作成
    方法において、 前記第1の色空間上の座標を表わす第1の色データと、
    前記第2の色空間上の座標を表わす第2の色データとの
    対応が定義された第1のプロファイルを取得するプロフ
    ァイル取得過程と、 前記第1の色空間上の、前記第1のプロファイルにより
    対応が定義された座標点の分布よりも粗く分布した座標
    点に対応する複数のカラーパッチを含むカラーチャート
    を、前記出力デバイスにより出力させ、この出力デバイ
    スにより出力されたカラーチャートを構成する複数のカ
    ラーパッチのうちの、前記第1のプロファイルにより対
    応が定義された座標点の分布よりも粗く分布した座標点
    に対応する複数のカラーパッチをそれぞれ測色して、各
    カラーパッチの、前記第2の色空間上の各座標を表わす
    各第2の色データを求めることにより、前記第1のプロ
    ファイルよりも座標点の分布の粗い、前記第1の色空間
    上の座標を表わす第1の色データと前記第2の色空間上
    の座標を表わす第2の色データとの対応を定義した色対
    応定義を求める色対応定義取得過程と、 前記第1の色空間の1つの色軸と前記第2の色空間の1
    つの色軸とで表わされる平面上にプロットされる、前記
    色対応定義から抽出した相対的に少数の点を、該平面上
    にプロットされる、前記第1のプロファイルから抽出し
    た相対的に多数の点からなる曲線の非線形性を反映させ
    つつ結んだ曲線を求める演算を、前記第1の色空間の複
    数の色軸それぞれと前記第2の色空間の複数の色軸それ
    ぞれとの各組合せについて実行する曲線演算過程と、 前記曲線演算過程を経ることにより得られた、前記色対
    応定義から抽出した点を結ぶ曲線の集合に基づいて、前
    記第1の色空間上の座標を表わす第1の色データと前記
    第2の色空間上の座標を表わす第2の色データとの対応
    を定義した第2のプロファイルを作成するプロファイル
    作成過程とを有することを特徴とするプロファイル作成
    方法。
  2. 【請求項2】 前記曲線演算過程が、前記各組合せにつ
    いて、同一の第1の色データに対応する、前記色対応定
    義から抽出した第2の色データと前記第1のプロファイ
    ルから抽出した第2の色データとの比率に基づいて、前
    記第1のプロファイルから抽出した相対的に多数の点か
    らなる曲線を、前記色対応定義から抽出した相対的に少
    数の点どうしが結ばれるように変形することにより、こ
    れら相対的に少数の点どうしを結ぶ曲線を求める演算を
    実行する過程であることを特徴とする請求項1記載のプ
    ロファイル作成方法。
  3. 【請求項3】 前記曲線演算過程が、前記各組合せにつ
    いて、複数の第1の色データに対応する前記比率どうし
    を線形補間することにより第1の色データの各値に対応
    する各比率を求め、前記第1のプロファイルから抽出し
    た相対的に多数の点からなる曲線を構成する各点を該各
    点に対応する各比率に応じて移動する演算を実行する過
    程であることを特徴とする請求項2記載のプロファイル
    作成方法。
  4. 【請求項4】 前記プロファイル取得過程が、前記第1
    の色空間上の座標を表わす第1の色データと前記第2の
    色空間上の座標を表わす第2の色データとの対応が定義
    された既存の第3のプロファイルを、前記第1の色空間
    の各色軸上のドットゲインが前記出力デバイスにより出
    力されたカラーチャートから求められる該各色軸上のド
    ットゲインに一致するように修正することにより、前記
    第1のプロファイルを求める過程であることを特徴とす
    る請求項1記載のプロファイル作成方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の色空間が、シアンC,マゼン
    タM,イエローY,および黒Kの4色の色軸で規定され
    る色空間であって、 前記色対応定義取得過程が、前記カラーチャートとし
    て、前記第1の色空間を、それぞれがK色の色軸上の離
    散的な複数の座標点それぞれに対応する、それぞれが
    C,M,Y3色の色軸で規定される複数のサブ空間に分
    けたときの各サブ空間の、前記出力デバイスで色を表現
    することのできる立方体領域の各頂点どうしを結ぶ各軸
    上それぞれに3点以上指定された各座標点に対応する各
    カラーパッチの集合からなるカラーチャートを採用し、
    該カラーチャートを前記出力デバイスに出力させるもの
    であることを特徴とする請求項1記載のプロファイル作
    成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008234325A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 National Univ Corp Shizuoka Univ 情報処理装置、画像印刷システム、及び画像印刷方法
CN105278889A (zh) * 2014-06-06 2016-01-27 柯尼卡美能达株式会社 简档制作方法
JP2020174237A (ja) * 2019-04-08 2020-10-22 凸版印刷株式会社 印刷再現色シミュレーションシステム、印刷再現色シミュレーション方法及びプログラム

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