JP2001199091A - 熱転写プリンタ - Google Patents

熱転写プリンタ

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JP2001199091A JP2000013981A JP2000013981A JP2001199091A JP 2001199091 A JP2001199091 A JP 2001199091A JP 2000013981 A JP2000013981 A JP 2000013981A JP 2000013981 A JP2000013981 A JP 2000013981A JP 2001199091 A JP2001199091 A JP 2001199091A
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Masahiko Mori
雅彦 森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、印刷時に周囲の環境温度が所定温
度より低くても、インクリボンのインクを適正に記録用
紙に熱転写して、高品質の印刷画像を得ることができる
と共に、インクリボンが切断することのない熱転写プリ
ンタを提供する。 【解決手段】 温度検出手段(図示せず)で検出した周
囲の環境温度が所定温度より高い場合は、サーマルヘッ
ド9を所定値の圧接圧でプラテン3に圧接して記録用紙
1に印刷し、温度検出手段(図示せず)が検出した環境
温度が所定温度より低い場合は、サーマルヘッド9のプ
ラテン3に対する圧接圧を前記所定値の圧接圧より大き
くして記録用紙1に印刷するようにしたので、周囲の環
境温度が低温になっても、高品質の印刷画像を印刷する
ことができると共に、インクリボン11が切断すること
のない熱転写プリンタを提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱転写プリンタに係
わり、特に印刷中の周囲の環境温度に印字品質が影響さ
れることのない熱転写プリンタに関する。
【0002】従来の熱転写プリンタは、図3に示すよう
に、給紙トレー20内には、複数枚の記録用紙21が積
層されて収納されている。前記給紙トレー20に収納さ
れた最上部の記録用紙21が、給紙ローラ22の時計回
り方向の回転で、矢印Aの用紙搬送方向に搬送可能にな
っている。また、給紙ローラ22の用紙搬送方向の下流
側には、送られてくる記録用紙21を支持可能な平板状
のプラテン23が配設されている。
【0003】前記プラテン23と対向する図示上方に
は、プラテン23に対してアップ・ダウン可能なサーマ
ルヘッド24が配設されている。また、サーマルヘッド
24と記録用紙21との間には、リボンカセットに収納
されたインクリボン(図示せず)が位置している。ま
た、サーマルヘッド24の用紙搬送方向の下流側には、
回転自在な紙送りローラ25と圧接ローラ26とが圧接
状態で配設されている。
【0004】このような従来の熱転写プリンタによる記
録用紙21への印刷動作は、まず、給紙ローラ22に弾
性付勢されている給紙トレー20内の最上部の記録用紙
21を、ヘッドアップ状態にあるプラテン23とサーマ
ルヘッド24の図示下部に位置するインクリボン(図示
せず)との間を通過させて、記録用紙21の前端部を紙
送りローラ25まで搬送し、記録用紙21の前端部を紙
送りローラ25と圧接ローラ26とで圧接狭持する。
【0005】そして、サーマルヘッド24をヘッドダウ
ンさせて、インクリボンを記録用紙21に圧接する。そ
して、サーマルヘッド24の複数の発熱素子(図示せ
ず)を発熱させると共に、紙送りローラを図示時計回り
方向に回転させることにより、記録用紙21にインクリ
ボン(図示せず)のインクが熱転写されて所望の画像が
印刷される。そして、印刷後の記録用紙21は、矢印C
の方向に排紙される。このような従来の熱転写プリンタ
は、印刷時の周囲の環境温度が略20℃前後に保たれて
いれば、インクリボンのインクを適正に記録用紙21に
転写することができ、記録用紙21の印刷面を擦って
も、記録用紙21に転写されたインクが剥離するような
ことがない。また、高印刷品質の画像を得ることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の熱転写
プリンタは、印刷時の周囲の環境温度が、例えば15℃
未満に低くなると、インクリボンのインクを記録用紙2
1に適正に転写することができなくなり、記録用紙21
とインクとの密着強度が低下し、記録用紙21の印刷面
を擦ったときにインクが剥離することがあった。そのた
めに、従来の熱転写プリンタは、周囲の環境温度が低下
した場合には、サーマルヘッド24の発熱素子に印加す
る発熱エネルギーを大きくし、発熱素子の発熱温度を高
くして印刷していた。けれども、このように印刷中の発
熱素子の発熱温度を高くすると、インクリボンは高温の
による熱ダメージが加わり、インクリボンが溶融して切
断する危険性があった。
【0007】特に、最近のインクリボンは、フィルム基
材の厚さが数μmと非常に薄くなっており、サーマルヘ
ッド24の発熱温度を高くすると、インクリボンが切断
する危険性が更に高くなる。その対策として、周囲の環
境温度が所定温度より低い場合でも、サーマルヘッドに
印加する発熱エネルギーを変えないで、印刷画像の品質
を若干犠牲にしてインクリボンの切断防止を優先させて
いた。そのために、従来の熱転写プリンタは、印刷中に
インクリボンが切断するというようなことはないが、周
囲の環境温度が所定温度以下に下がると、印刷画像の品
質が低下する問題があった。
【0008】本発明は、前述したような問題点に鑑みて
なされたもので、印刷時に周囲の環境温度が所定温度よ
り低くても、インクリボンのインクを適正に記録用紙に
熱転写して、高品質の印刷画像を得ることができると共
に、インクリボンが切断することのない熱転写プリンタ
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の解決手段として本発明の熱転写プリンタは、イ
ンクリボンと、このインクリボンのインクを記録用紙に
熱転写可能なサーマルヘッドと、このサーマルヘッドを
圧接可能なプラテンと、周囲の環境温度を検出可能な温
度検出手段とを備え、この温度検出手段で検出した前記
環境温度が所定温度より高い場合は、前記サーマルヘッ
ドを所定値の圧接圧で前記プラテンに圧接して前記記録
用紙に印刷し、前記温度検出手段が検出した前記環境温
度が前記所定温度より低い場合は、前記サーマルヘッド
の前記プラテンに対する圧接圧を前記所定値の圧接圧よ
り大きくして前記記録用紙に印刷するような構成とし
た。
【0010】また、前記課題を解決するための第2の解
決手段として、前記記録用紙は、面粗さの異なる複数の
種類を有し、この複数の種類を選択可能な用紙設定手段
を設け、この用紙設定手段に設定された前記記録用紙の
前記種類に対応して、前記サーマルヘッドの前記圧接圧
を変えるような構成とした。
【0011】また、前記課題を解決するための第3の解
決手段として、インクリボンと、このインクリボンのイ
ンクを記録用紙に熱転写可能なサーマルヘッドと、周囲
の環境温度を検出可能な温度検出手段とを備え、前記温
度検出手段で検出した前記環境温度が所定温度より高い
場合は、前記サーマルヘッドの走行速度を所定の速度に
して前記記録用紙に印刷し、前記温度検出手段が検出し
た前記環境温度が前記所定温度より低い場合は、前記サ
ーマルヘッドの前記走行速度を前記所定の速度より遅く
して前記記録用紙に印刷するような構成とした。
【0012】また、前記課題を解決するための第4の解
決手段として、前記記録用紙は、面粗さの異なる複数の
種類を有し、この複数の種類を選択可能な用紙設定手段
を設け、この用紙設定手段に設定された前記記録用紙の
前記種類に対応して、前記サーマルヘッドの前記走行速
度を変えるような構成とした。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の熱転写プリンタ
は、図1に示す下方側に、給紙部(図示せず)が配設さ
れ、この給紙部には、例えばA4サイズ等の複数枚の記
録用紙1が収納可能になっている。前記記録用紙1は、
例えばA4サイズ等のカット紙からなり、上質紙、ある
いは再生紙等の、面粗さの異なる複数の種類を有し、本
発明の熱転写プリンタにおいて印刷可能な記録用紙の種
類は、上質紙だけでなく再生紙のような面粗さの粗い記
録用紙1も印刷できるようになっている。このような記
録用紙1は、図示しない給紙ローラによって、給紙部
(図示せず)から印刷手段2に搬送可能になっている。
前記印刷手段2は、記録用紙1の幅寸法より幅広の、ゴ
ム等からなる平板状のプラテン3が配設され、このプラ
テン3は、図示しない金属板に接着剤等で接着されて取
り付けられている。
【0014】前記プラテン3は、表面に平坦状の印字面
3aが形成され、この印字面3aが図示略垂直になるよ
うに配設されている。また、プラテン3の下方には、回
転可能なゴム等からなる紙送りローラ4が、金属製の回
転軸4aに複数個、所定の間隔をおいて取り付けられて
配設されている。前記複数個の紙送りローラ4には、そ
れぞれ圧接ローラ5が独立して圧接されており、この圧
接ローラ5は送りローラ5の回転に追従して回転可能に
なっている。
【0015】そして、送りローラ4と圧接ローラ5とに
より、図示下方の給紙部(図示せず)から搬送されてく
る記録用紙1の前端部1aを圧接狭持し、紙送りローラ
4を回転させることにより、記録用紙1を矢印Eの搬送
方向における紙送りローラ4の下流側のプラテン3に搬
送可能になっている。また、プラテン3と対向する側に
は、プラテン3の長手方向に沿って往復移動可能なキャ
リッジ6が配設されている。このキャリッジ6は、棒状
のガイドシャフト7に軸支されると共に、一対の駆動プ
ーリ(図示せず)に巻回された適宜な駆動ベルト8が張
架されている。
【0016】そして、ステッピングモータ(図示せず)
等により前記駆動プリーを駆動させると、キャリッジ6
が、プラテン3に沿って往復動移動可能になっている。
このキャリッジ6の移動速度は、前記ステッピングモー
タ等の回転数を可変することにより変速可能になってい
る。前記キャリッジ6の上面には平坦状のカセット装着
面6aが形成され、このカセット装着面6aの中央部付
近には、相互に所定間隔を隔てて、一対の回転可能なボ
ビン6b、6bが上方に突出形成されている。
【0017】また、キャリッジ6のプラテン3と対向す
る側には、プラテン3に対して圧接可能なサーマルヘッ
ド9が取り付けられている。前記サーマルヘッド9は複
数のドット状に形成された発熱素子(図示せず)を有
し、この発熱素子は、制御部(図示せず)からの印刷情
報に基づいて、発熱エネルギー、例えば電流が選択的に
印加されて発熱可能になっている。
【0018】また、サーマルヘッド9は、図示しないバ
ネ部材によってプラテン3側に弾性付勢されており、こ
の状態で、回転可能なカム部材(図示せず)を回転させ
ることにより、サーマルヘッド9が、プラテン3に対し
てアップ、ダウン可能となっている。そして、印刷時の
サーマルヘッド9のプラテン3に対する圧接圧は、前記
カム部材の回転角を制御することにより、前記バネ部材
の撓み量を異ならせて、プラテン3に対するサーマルヘ
ッド9の圧接圧が可変可能になっている。また、キャリ
ッジ6の移動速度は、駆動ベルト8が連結された駆動源
であるステッピングモータ(図示せず)の回転数を可変
することにより変速可能となっており、キャリッジ6の
移動速度の可変によって、サーマルヘッド9の走行速度
が変えられるようになっている。
【0019】また、キャリッジ6のカセット装着面6a
には、リボンカセット10が装着可能になっており、こ
のリボンカセット10は、キャリッジ6の一対のボビン
6b、6bが係合可能な一対の孔状のリール10a、1
0aを有し、この一対のリール10a、10aには、フ
ィルム基材(図示せず)に所定の色の熱溶融性のインク
を塗布したインクリボン11が巻回されている。前記印
刷手段2は、プラテン3、紙送りローラ4、圧接ローラ
5、ガイドシャフト7等の左右両端が、それぞれ一対の
フレーム(図示せず)に取り付けられて、本発明の熱転
写プリンタが構成されている。
【0020】また、本発明の熱転写プリンタには、前記
フレーム側に温度センサからなる温度検出手段(図示せ
ず)が取り付けられて、周囲の環境温度を検出可能にな
っている。そして、温度検出手段が検出した周囲の環境
温度に対応して、印刷時のサーマルヘッド9のプラテン
3に対する圧接圧を可変できるようになっている。ま
た、前記フレームの外面には、記録用紙1の面粗さの異
なる複数の種類を、操作者が手作業で選択可能な用紙選
択手段(図示せず)が設けられている。そして、用紙選
択手段に設定された記録用紙1の種類に対応して、印刷
時のサーマルヘッド9のプラテン3に対する圧接圧を可
変するようになっている。
【0021】このような本発明の熱転写プリンタで、記
録用紙1に所望の画像を印刷する動作は、まず、給紙部
(図示せず)に収納している最上部の記録用紙1を印刷
手段2に搬送する。この印刷手段2に送られてきた記録
用紙1は、その前端部1aが紙送りローラ4と圧接ロー
ラ5とに圧接狭持される。そして、紙送りローラ4を回
転させることにより、記録用紙1はヘッドアップ状態の
サーマルヘッド9とプラテン3との間に搬送される。
【0022】次に、サーマルヘッド9をヘッドダウンさ
せ、所定値の圧接圧でプラテン3に圧接し、印刷情報に
基づいて発熱素子に所定の発熱エネルギーを印加して、
発熱素子を選択的に発熱させる。そして、キャリッジ6
をプラテン3に沿って移動させる動作で、サーマルヘッ
ド9の走行速度を所定の速度にすることと、紙送りロー
ラ4による改行動作とを繰り返すことにより、記録用紙
21にインクリボン11のインクを熱転写して、所望の
画像を印刷することができる。
【0023】このような本発明の熱転写プリンタは、温
度検出手段(図示せず)が検出した周囲の環境温度が、
所定温度、例えば15℃より高い場合は、サーマルヘッ
ド9を所定値の圧接圧でプラテン3に圧接して、インク
リボン11のインクを記録用紙1に熱転写する。また、
温度検出手段が検出した環境温度が、所定温度、例えば
15℃未満の場合は、サーマルヘッド9のプラテン3に
対する圧接圧を前記所定値の圧接圧より大きくして、イ
ンクリボン11のインクを記録用紙1に熱転写して印刷
するようにしている。この時、サーマルヘッド9の発熱
素子に印加する発熱エネルギーは、環境温度が変化して
も、常に同じ値を印加するようになっている。
【0024】即ち、本発明の熱転写プリンタは、発熱素
子に印加する発熱エネルギーを常に一定にし、温度検出
手段が検出した環境温度に対応して、サーマルヘッド9
のプラテン3に対する圧接圧を変えることにより、高品
質の画像を印刷することができると共に、インクリボン
11に加わる熱ダメージを少なくして、インクリボンの
切断を防ぐことができる。
【0025】また、本発明の実施の形態においては、前
記用紙設定手段に入力された面粗さの異なる複数の種類
の記録用紙1に対応して、サーマルヘッド9の圧接圧を
変えるようになっている。そのために、面粗さの粗い、
例えば再生紙等に印刷するときは、サーマルヘッドの圧
接圧を、所定値の圧接圧より大きくして印刷することに
より、面粗さの粗いラフ紙等にも、高品質の画像を印刷
することができると共に、インクリボンの切断を防ぐこ
とができる。
【0026】また、本発明のその他の実施の形態は、前
述した本発明の実施の形態と、構成、及び印刷動作は同
じであり、異なるところは、温度検出手段が検出した環
境温度に対応して、サーマルヘッド9の走行速度を変え
るようにしたことにある。即ち、温度検出手段が検出し
た環境温度が、所定温度より高い場合は、サーマルヘッ
ド9の走行速度を所定の速度にして、インクリボン11
のインクを記録用紙1に熱転写する。また、温度検出手
段が検出した環境温度が、所定温度未満の場合は、サー
マルヘッド9の走行速度を前記所定の速度より遅くし
て、インクリボン11のインクを記録用紙1に熱転写し
て印刷するようになっている。この時、サーマルヘッド
9の発熱素子に印加する発熱エネルギーは、環境温度が
変化しても、常に同じ値で印刷するようになっている。
【0027】即ち、本発明のその他の実施の形態は、発
熱素子に印加する発熱エネルギーを常に一定にし、温度
検出手段が検出した環境温度に対応して、サーマルヘッ
ド9の走行速度を変えることにより、高品質の画像を印
刷することができると共に、インクリボン11に加わる
熱ダメージを少なくして、インクリボンの切断を防ぐこ
とができる。
【0028】また、本発明のその他の実施の形態におい
ては、前記用紙設定手段に入力された、面粗さの異なる
複数の種類の記録用紙1に対応して、サーマルヘッド9
の走行速度を変えることができるようになっている。そ
のために、面粗さの粗い再生紙等に印刷するときは、サ
ーマルヘッド9の走行速度を、上質紙からなる記録用紙
1に印刷するときよりも遅くして印刷することにより、
面粗さの粗い再生紙等にも、高品質の画像を印刷するこ
とができると共に、インクリボンの切断を防ぐことがで
きる。
【0029】このような、本発明のその他の実施の形態
の、環境温度と、用紙の種類及びサーマルヘッドの走行
速度との関係を、例えば図2のグラフで表す。まず、サ
ーマルヘッド9の走行速度を、単位がcps(chra
ctersper second)で表示される印刷速
度に置き換え、環境温度を15℃未満、15〜25℃、
25℃以上の3ランクに区分し、記録用紙1の種類は上
質紙と再生紙の2種類に区分している。
【0030】そして、記録用紙1が上質紙の場合に、環
境温度が15℃未満の時は、印刷速度を110cpsで
印刷し、環境温度が15〜25℃の時は、印刷速度を1
30cpsで印刷し、環境温度が25℃以上の時は、印
刷速度を150cpsで印刷するようにしている。ま
た、再生紙の場合は、図2に示すとおりである。このよ
うに、環境温度が低温に変わった場合に、サーマルヘッ
ド9の走行速度を遅くすることにより、高品質の画像を
印刷することができると共に、インクリボン11に加わ
る熱ダメージを少なくして、インクリボンの切断を防ぐ
ことができる。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、印刷時に、温度検出
手段が検出した環境温度が所定温度より低い場合は、サ
ーマルヘッドのプラテンに対する圧接圧を所定値の圧接
圧より大きくして記録用紙に印刷するようにしたので、
周囲の環境温度が低温であっても、高品質の画像を印刷
することができると共に、インクリボンの切断を防ぐこ
とが可能な熱転写プリンタを提供できる。
【0032】また、前記記録用紙は、面粗さの異なる複
数の種類を有し、この複数の種類を選択可能な用紙設定
手段を設け、この用紙設定手段に設定された前記記録用
紙の前記種類に対応して、前記サーマルヘッドの前記圧
接圧を変えるようにしたので、記録用紙の面粗さが異な
っても、高品質の画像を印刷することができると共に、
インクリボンの切断を防ぐことが可能な熱転写プリンタ
を提供できる。
【0033】また、印刷時に、温度検出手段が検出した
環境温度が所定温度より低い場合は、サーマルヘッドの
前記走行速度を所定の速度より遅くして記録用紙に印刷
するようにしたので、周囲の環境温度が低温であって
も、高品質の画像を印刷することができる。
【0034】また、前記記録用紙は、面粗さの異なる複
数の種類を有し、この複数の種類を選択可能な用紙設定
手段を設け、この用紙設定手段に設定された前記記録用
紙の前記種類に対応して、前記サーマルヘッドの前記走
行速度を変えるようにしたので、記録用紙の面粗さが異
なっても、高品質の画像を印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる印刷手段の斜視図である。
【図2】本発明に係わる環境温度と用紙の種類及び印刷
速度との関係を表すグラフである。
【図3】従来の熱転写プリンタの概略構造を説明する図
である。
【符号の説明】
1 記録用紙 1a 前端部 2 印刷手段 3 プラテン 4 紙送りローラ 4a 回転軸 5 圧接ローラ 6 キャリッジ 6a カセット装着面 6b ボビン 7 ガイドシャフト 8 駆動ベルト 9 サーマルヘッド 10 リボンカセット 10a リール 11 インクリボン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクリボンと、このインクリボンのイ
    ンクを記録用紙に熱転写可能なサーマルヘッドと、この
    サーマルヘッドを圧接可能なプラテンと、周囲の環境温
    度を検出可能な温度検出手段とを備え、この温度検出手
    段で検出した前記環境温度が所定温度より高い場合は、
    前記サーマルヘッドを所定値の圧接圧で前記プラテンに
    圧接して前記記録用紙に印刷し、前記温度検出手段が検
    出した前記環境温度が前記所定温度より低い場合は、前
    記サーマルヘッドの前記プラテンに対する圧接圧を前記
    所定値の圧接圧より大きくして前記記録用紙に印刷する
    ようにしたことを特徴とする熱転写プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記記録用紙は、面粗さの異なる複数の
    種類を有し、この複数の種類を選択可能な用紙設定手段
    を設け、この用紙設定手段に設定された前記記録用紙の
    前記種類に対応して、前記サーマルヘッドの前記圧接圧
    を変えるようにしたことを特徴とする請求項1記載の熱
    転写プリンタ。
  3. 【請求項3】 インクリボンと、このインクリボンのイ
    ンクを記録用紙に熱転写可能なサーマルヘッドと、周囲
    の環境温度を検出可能な温度検出手段とを備え、前記温
    度検出手段で検出した前記環境温度が所定温度より高い
    場合は、前記サーマルヘッドの走行速度を所定の速度に
    して前記記録用紙に印刷し、前記温度検出手段が検出し
    た前記環境温度が前記所定温度より低い場合は、前記サ
    ーマルヘッドの前記走行速度を前記所定の速度より遅く
    して前記記録用紙に印刷するようにしたことを特徴とす
    る熱転写プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記記録用紙は、面粗さの異なる複数の
    種類を有し、この複数の種類を選択可能な用紙設定手段
    を設け、この用紙設定手段に設定された前記記録用紙の
    前記種類に対応して、前記サーマルヘッドの前記走行速
    度を変えるようにしたことを特徴とする請求項3記載の
    熱転写プリンタ。
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