JP2001185344A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JP2001185344A
JP2001185344A JP36926199A JP36926199A JP2001185344A JP 2001185344 A JP2001185344 A JP 2001185344A JP 36926199 A JP36926199 A JP 36926199A JP 36926199 A JP36926199 A JP 36926199A JP 2001185344 A JP2001185344 A JP 2001185344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective cover
microwaves
heating chamber
microwave oven
magnetron
Prior art date
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Pending
Application number
JP36926199A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyasu Kubo
晋康 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転アンテナを回転自在に取り付けることが
できるとともに保護カバーの強度を維持し、また回転ア
ンテナの動きを利用者が覗き見ることができ、またマイ
クロ波が集中することによって溶けることを防ぐことが
できる樹脂製の保護カバーを備えた電子レンジを提供す
る。 【解決手段】 透光性のある樹脂製の保護カバー9の、
特にマイクロ波が集中しやすい2箇所を薄く削り取って
肉薄部11を形成した。これによりマグネトロンによっ
て発振されたマイクロ波が保護カバー9に集中すること
を防ぎ、温度が上昇して保護カバー9を構成する樹脂を
溶かしてしまうことを防ぐことができる。また透光性の
ある樹脂で保護カバー9を構成したため、利用者が給電
口付近に設けられた回転アンテナの動きを覗き見ること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子レンジに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子レンジでは、給電口付近に放
射アンテナを備え、耐熱性の高い薄形のマイカ板からな
る保護カバーで給電口を覆っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなマイカ板か
らなる保護カバーは加工が困難で、回転アンテナを取り
付けることができない。またマイカ板には透光性がない
ので、利用者が保護カバーを介して回転アンテナの回転
状態を確認しようとするにも、給電口の内部を覗き見る
ことができなかった。また保護カバーに、回転アンテナ
を回転自在に取り付けることができるようにするため
に、透光性を備えた加工が容易な樹脂を用いると、加熱
する食品が少量の場合など負荷が少ない状態の場合、保
護カバーの肉厚部にマイクロ波が集中して非常に高温と
なり、樹脂を溶かしてしまうという問題点があった。ま
た、マイクロ波が集中しないように保護カバー全体を肉
薄で樹脂製のものにした場合には、保護カバーは強度が
弱くなり、回転アンテナを支えることができず、また保
護カバーとしての役割も損なわれてしまうという問題点
があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、回転アンテナを回転自在に取り付けること
ができ、利用者が回転アンテナの動きを覗き見ることが
でき、かつマイクロ波の集中を抑制できる保護カバーを
備えた電子レンジを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電子レンジは、
外装と、この外装内に設けられ、食品を収容する加熱室
と、前記加熱室内の食品を加熱するためのマグネトロン
と、前記加熱室の壁面に形成され、前記マグネトロンの
発振したマイクロ波を前記加熱室に導く給電口と、この
給電口付近に設けられ、前記マグネトロンの発振したマ
イクロ波を前記加熱室内に拡散させるべく回転する回転
アンテナと、前記給電口を覆うとともに前記回転アンテ
ナを保護する樹脂製の保護カバーとを備え、この保護カ
バーにおいて、マイクロ波が集中しやすい箇所を他の箇
所に比べて肉薄とした。また、前記回転アンテナは前記
保護カバーに回転自在に装着した。また、前記給電口は
前記加熱室の側壁面に形成され、前記保護カバーの下側
部分に肉薄箇所を設けた。また、前記保護カバーは、前
記回転アンテナを覗き見ることができる透光性の樹脂で
形成した。
【0006】このような保護カバーは、回転アンテナを
回転自在に取り付けることができるとともに強度を維持
でき、回転アンテナの動きを利用者が見ることができ、
またマイクロ波の集中を抑制できる。マイクロ波の集中
抑制により保護カバーが溶けることを防ぐことができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例について、
図1ないし図6を用いて説明する。
【0008】図において、1は電子レンジ本体、2は本
体1の外装、3は外装2内に設けられた加熱室、4は加
熱室3内にて加熱される食品、5は食品4を加熱するた
めのマイクロ波を発振するマグネトロン、6は加熱室3
の右側壁面に形成され、マグネトロン5から発振された
マイクロ波を加熱室3内に送り込む給電口、7は、一端
は給電口6に接続され、他端はマグネトロン5の下部に
接続され、矩形部7aと円筒部7bとから構成される導
波管である。矩形部7aは導波管7のマイクロ波の伝播
方向(図1の右から左に向かう方向)についてその断面
積は変化しない。円筒部7bは導波管7内のマイクロ波
の伝播方向について、加熱室3に近づくほど、つまり図
1の左に向かうほどその断面積が大きくなる。8は給電
口6付近に設けられ、マグネトロン5の発振したマイク
ロ波を加熱室3内に拡散する回転アンテナで、この回転
アンテナ8の中央部には孔部8aが設けられている。こ
の回転アンテナ8は、マグネトロン5の発振したマイク
ロ波を拡散させる複数の拡散アンテナ8bと、拡散アン
テナ8bを貼り付けるために設けられ、マイカ板などの
誘電物質で形成された回転板8cとから構成される。拡
散アンテナ8bを互いに所定の間隔を隔てて配置するこ
とにより、回転アンテナ8を介して加熱室3に供給され
るマイクロ波が、導波管7の、中央部と、外周部とに適
宜分かれるようにする。これにより、より確実に、加熱
室3内における食品4の加熱ムラを回避することができ
る。9は給電口6の、加熱室3の内側に、導波管7を覆
うように設けられ、回転アンテナ8を支持するととも
に、回転アンテナ8を保護するために設けられた透光性
のある樹脂製の保護カバー、10は保護カバー9の中央
部に設けられ、回転アンテナ8を自在に回転するように
支持した回転軸である。この回転軸10には、導波管7
側に突起10aが設けられている。また回転軸10に
は、回転アンテナ8を挟むようにワッシャ状の樹脂体1
0bがはめ込まれているとともに、突起10aと樹脂体
10bとに挟まれる位置に、回転板8c上で回転軸10
を挟んで対向する拡散アンテナ8bの間に電波を流れや
すくする働きを有する金属ワッシャ10cがはめ込まれ
ている。この回転軸10を回転アンテナ8の中央部に設
けられた孔部8aに嵌め込むことにより、回転アンテナ
8は保護カバー9に回転可能に取り付けられる。なお、
ワッシャ状の樹脂体10bが備えられることにより、回
転板8cの、特に回転開始時の、回転を、スムーズにす
ることができる。11は保護カバー9において、マイク
ロ波が特に集中しやすい2箇所の裏側を薄く削り取って
形成した肉薄部、13はマグネトロン5の後方に設けら
れるとともに、マグネトロン5を冷却するために設けら
れた冷却ファン、14は導波管7の円筒部7bの下方後
方に形成され、冷却ファン13からの風の一部を導波管
7内に導く吸気口、15は導波管7の円筒部7bの下方
前方に形成され、吸気口14を介して導波管7に導かれ
回転アンテナ8を回転させた後の風を、導波管7外に排
出する排気口である。
【0009】上記実施例において、マグネトロン5によ
って発振されたマイクロ波は、導波管7、給電口6を介
して加熱室3内に供給される。この供給されたマイクロ
波を加熱室3内に拡散させるために、保護カバー9の中
心部に設けられた回転軸10に嵌め込まれた回転アンテ
ナ8は、冷却ファン13から送られた風によって自在に
回転する。この回転アンテナ8の回転によりマイクロ波
が拡散される状況において、加熱効率を向上させるため
に、マイクロ波が食品4に向かっていくような設計がな
されている。従って、保護カバー9の下部分が主にマイ
クロ波の集中しやすい状態になる。そのため、本実施例
では、透光性のある樹脂製の保護カバー9の、特にマイ
クロ波が集中しやすい2箇所(実験的に求めた)を薄く
削り取って肉薄部11を形成した。これによりマグネト
ロン5によって発振されたマイクロ波が保護カバー9に
集中するの防ぐことができ、温度が上昇して保護カバー
9を構成する樹脂を溶かしてしまうことを防ぐことがで
きる。また透光性のある樹脂で保護カバー9を構成した
ため、利用者が給電口6付近に設けられた回転アンテナ
8の動きを覗き見ることができる。また、保護カバー9
を樹脂で構成したため、マイクロ波が集中しにくい部分
を肉厚にでき、回転アンテナ8を取り付けるために必要
な強度を維持することができる。なお、本実施例では保
護カバー9の特にマイクロ波が集中しやすい2箇所を薄
く削り取って肉薄部11を形成しているが、マイクロ波
の集中しやすい保護カバー9の下半分を肉薄部11とし
ても同様な効果が得られる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、回転アンテナを回転自
在に取り付けることができるとともに強度を維持するこ
とができ、回転アンテナの動きを利用者が覗き見ること
ができ、またマイクロ波の集中を抑制でき、さらにマイ
クロ波の集中を抑制することにより溶けることを防ぐこ
とができる樹脂製の保護カバーを備えた電子レンジを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電子レンジにおける正面断
面図である。
【図2】同電子レンジにおける外装を取り外した状態の
右側面図である。
【図3】同電子レンジの導波管部分の拡大断面図であ
る。
【図4】同電子レンジにおける回転アンテナの正面図で
ある。
【図5】同電子レンジにおける保護カバーの正面図であ
る。
【図6】同電子レンジにおける保護カバーの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 電子レンジ本体 2 外装 3 加熱室 4 食品 5 マグネトロン 6 給電口 7 導波管 7a 矩形部7a 7b 円筒部7b 8 回転アンテナ 8a 孔部 8b 拡散アンテナ 8c 回転板 9 保護カバー 10 回転軸 10a 突起 10b 樹脂体 11 肉薄部 13 冷却ファン 14 吸気口 15 排気口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装と、この外装内に設けられ、食品を
    収容する加熱室と、前記加熱室内の食品を加熱するため
    のマグネトロンと、前記加熱室の壁面に形成され、前記
    マグネトロンの発振したマイクロ波を前記加熱室に導く
    給電口と、この給電口付近に設けられ、前記マグネトロ
    ンの発振したマイクロ波を前記加熱室内に拡散させるべ
    く回転する回転アンテナと、前記給電口を覆うとともに
    前記回転アンテナを保護する樹脂製の保護カバーとを備
    え、この保護カバーにおいて、マイクロ波が集中しやす
    い箇所を他の箇所に比べて肉薄としたことを特徴とする
    電子レンジ。
  2. 【請求項2】 前記回転アンテナは前記保護カバーに回
    転自在に装着したことを特徴とする請求項1記載の電子
    レンジ。
  3. 【請求項3】 前記給電口は前記加熱室の側壁面に形成
    され、前記保護カバーの下側部分に肉薄箇所を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  4. 【請求項4】 前記保護カバーは、前記回転アンテナを
    覗き見ることができる透光性の樹脂で形成したことを特
    徴とする請求項1記載の電子レンジ。
JP36926199A 1999-12-27 1999-12-27 電子レンジ Pending JP2001185344A (ja)

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JP36926199A JP2001185344A (ja) 1999-12-27 1999-12-27 電子レンジ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010007878A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Toshiba Corp 加熱調理器
JP2019190771A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 パナソニックIpマネジメント株式会社 加熱調理器

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