JPS6264093A - 高周波加熱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高周波加熱装置の加熱むら低減手段の改良に関
する。

従来の技術 加熱室」二面の略中心にマグネトＣ７ンを設け、とのマ
グネトロンの出力アンテナの真下にスタークＰ 羽根を設ける提案が特公昭５２−７５８３号公報にある
。

この従来例では、スターク羽根と出力アンテナ先端部と
の距離を十分にとらなければ、出力アンテナ先端部付近
でスパークが発生し、マグネトロンを損傷することがあ
る。しかし、最近軽薄短小のニーズが強まり、遊休空間
を減らし、外形寸法のコンパクトな高周波加熱装置を提
供する必要が出てきた。

従来例では、スパーク防止のためスターク羽根と出力ア
ンテナ先端部との距離を十分にとり、スターク羽根と加
熱室上面との間の遊休空間を広くせざるを得ないので、
上記ニーズに対処しきれなくなってきた。

発明が解決しようとする問題点 加熱室の」二面とスターク羽根との間の遊休空間を少な
くしようとすると、スターク羽根とマグネトロンの出力
アンテナ先端部との間でスパークし。

マグネトロンが損傷する恐れがある点である。

問題点を解決するための手段 マグネトロンの出力アンテナに対設して、それ６Ｐ を中心に長辺が使用波長の１／２．Ｊ：り人きく、短辺
が使用波長の１／４より人きい略矩形状放射口を持つ回
転アンテナを設け、又長辺の各々に円弧状の切り欠きヲ
、史に出力アンテナと明り欠きとの間に整合素子を設け
たものである。

作用 放射口の断面寸法は導波管の基本モードＴＥＩｏが伝送
可能なものであり、整合素子が位置している回転アンテ
ナに接近させてもスパークの発生はない。

実施例 本考案の一実施例による高周波加熱装置の構成および作
用を図面とともに説明する。第６図において、１は被加
熱物を収納する加熱室、２は高周波エネルギーを発生す
るマグネトロンで、加熱室１の上面乙に直接域り付けら
れている。６はマグネトロン２の出力アンテナである。

４は出力アンテナろから放射される電磁界と結合し、再
放射する回転アンテナで、加熱室１のほぼ」二部中央に
位置している。５は高周波透過性の誘電体から成る羽根
である。７は回転アンテナ４を支持すると共にそれをカ
バーするアンテナカバーで、高周波透過性の誘電体から
成る。８は多数の***から成る送風「１で、マグネトロ
ン２を冷却する送風ファン９からの風を加熱室１内に入
れるために設けている。１０は送風ファン９を回転させ
るだめのモーターである。１１は送風ノアン９がらの風
を加熱室１内に入り易くする制風板である。１２は外箱
の後面。

１ろは外箱の上面である。１４は加熱室１の［）ｉ１面
ノランジ、１５はこの＋ｉｉＴ面フランジに取付けた操
作パネル、１６は加熱室１の人目に開閉自在に設けたド
アである。第１図は第、６図の回転アンテナ４の収り付
は構造を示す拡大図である。アンテナカバー７に設けた
固定軸１７で回転アンテナ４の回転軸１８を回転自在に
支えている。回転軸１８を高周波透過性の誘電体で形成
し、この回転軸１８の一部を延出して出力アンテナ６先
端部を収り囲む筒部１９とし。

この筒部１９の外周に羽根５と一体となった水平板２４
に設けた数箇所の突起片２ｏにより回転アンテナ４が取
り付けられている。回転軸１Ｂと筒部１９とは　Ｐ 出力アンテナろ先端部と対向する連結面２１を介して一
体的に構成されている。筒部１９と水平板２４の結合部
分において、筒部１？の下縁には突出部２２が設けられ
、水平板２４の中央には立ち」−がりリング２６が設け
られている。突出部２２は筒部１９に水平板２４を圧入
により結合する際の水平板２４の位置決めとなっており
、立ち」―かりリング２３は水平板２４と筒部１９とが
互いに直角を成し、水平板２４の傾きを最小限に抑える
ためのものである。２５は回転軸１８の先端とアンテナ
カバー７との間の摩擦を少なくするために入れる弗素樹
脂等の摩擦の少ないワッシャである。第２図は第１図の
ＡＢ矢印方向から見た回転アンテナ４と出力アンテナろ
との位置関係を示すものである。この第２図においては
金属で構成されているものだけを示している。回転アン
テナ４は中央に略矩形状放射口２６を持つ金属平板から
構成されている。放射口２６の長辺２７の寸法Ｘはマグ
ネトロン２の使用波長の１／２より大きく。

短辺２８の寸法Ｙは使用波長の１／４より大きい。すな
わち放射口２６はＴＥｌｏモードの電磁界を伝送するＰ 導波管の断面程度の大きさである。放射１１２乙のほぼ
中央に出力アンテナろが位置しており、この出力アンテ
ナ３を中心に回転アンテナ４が回転している。２９は突
起片２０を挿入する***で１羽根５と一体となった水平
板２４と回転アンテナ４とを結合するためのものである
。３０は出力アンテナ３を略中心とする円弧状の切り欠
きで、相対する長辺２７の各々に設けている。３１は出
力アンテナろと切り欠き３０との間に設けた整合素子で
、金属板から成る。

次に上記のように構成した実施例の作用効果を説明する
。マグネトロン２の出力アンテナ３から放射された高周
波エネルギーの一部は２回転アンテナ４の中央の放射口
２６からアンテナカバー７の下方に向って放射され、残
りは回転アンテナ４と加熱室１の上面６との間を通って
から回転アンテナ４の周囲からアンテナカバー７の下方
へ放射される。すなわち出力アンテナ６から放射された
高周波エネルギーは回転アンテナ４の中央と周囲から放
射されるので、出力アンテナろの先端と放射７　Ｐ 口２乙の位置関係１回転アンテナ４の外形手法と放射「
１２乙の寸法を相対的に調整することにより加熱室１内
に入れた被加熱物の周囲と中央部から加熱され、均一加
熱が行える。さらに１回転アンテナ４は、冷却ファン９
からの風を羽根５に当てることにより回転するようにな
っているので、放射［］２６から放射される電界の向き
が時々刻々変化し。

一層均一な加熱ができる。放射［１２６の長辺２７と短
辺２８の大きさは通常大電力用に使用される導波管の基
本モード’ｒＥｌｏが伝送可能な断面寸法と同様に選ん
であるので、出力アンテナろが放射口２６を貫通すると
いうように出力アンテナ３と回転アンテナ４と全接近さ
せ５加熱室１内に被加熱物を入れない空位状態にしても
、出力アンテナろと回転アンテナ４との間でスパークは
発生しないことが実験的に確認されている。

さらに、出力アンテナ３の近傍に整合素子３１を設けた
場合も、放射口２乙の各長辺２７に円弧状の切り欠きろ
０を設けているので、スパークの発生全防止することが
できる。

発明の効果 以上のように２本発明によると、マグネ）Ｏンの出力ア
ンテナを略中心とし、かつ大電力用に使用される導波管
の基本モードＴＥｌｏが伝送可能な断面寸法と同様にし
た略矩形状の放射ｒｌを有する回転アンテナを設け、か
つ放射口の各長辺に円弧状の切り欠きを設けているので
、出力アンテナが放射口を貫′通ずるようにしてもスパ
ークは発生しない。捷た出力アンテナの近傍に整合素子
を設けてもスパークは発生しない。したがって、出力ア
ンテナと回転アンテナの位置関係が自由に選べ１回転ア
ンテナと加熱室の上面との遊休空間を減少させることが
でき、高周波加熱装置全体をコンパクトにすることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による高周波加熱装置におけ
る回転アンテナ４の収ジ付は構造を示す要部拡大図で、
第２図は第１図のＡＢ矢印方向から見た出力アンテナろ
と回転アンテナ４との位置関係を示す図で、第６図は本
発明の一実施例によりＰ る高周波加熱装置の要部断面略図である。 １・・・加熱室、　　　　　２・・・マグネトロン。 ６・・・出力アンテナ、　　４・・・回転アンテナ。 ６・・・上面、２６・・・放射口。 ２７・・・長辺、２８・・・短辺。 ３０・・・切９欠き、６１・・・整合素子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被加熱物を収納する加熱室（１）の上面（６）にマグネ
   トロン（２）を直接取り付け、このマグネトロン（２）
   の出力アンテナ（３）に相対して、それを中心に長辺（
   ２７）が使用波長の１／２より大きく、短辺（２８）が
   使用波長の１／４より大きい略矩形状放射口（２６）を
   持つ回転アンテナ（４）を設け、出力アンテナ（３）を
   略中心とする円弧状の切り欠き（３０）を相対する長辺
   （２７）の各々に設け、かつ上記出力アンテナ（３）と
   切り欠き（３０）との間に整合素子（３１）を設けたこ
   とを特徴とする高周波加熱装置。