JP2001176957A - 吸着プレート及び真空吸引装置 - Google Patents

吸着プレート及び真空吸引装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸着プレートにてシリコンウエハ等の被加工
物を吸着した場合でも、被加工物を傷つけることのない
吸着プレート及び真空吸引装置を提供すること。 【解決手段】 吸着プレート17は、シリコンウエハ3
を吸引して保持する吸着面K側に、吸着面Kの周囲を囲
むようにシールするシール部23を備えるとともに、シ
ール部23の内側の吸着面K上に、吸着時の平面度を保
持する複数の突起部21を備える。この突起部21の直
径は0.15〜0.5mmであり、且つ突起部21の頂
上部25の角部27に、0.01〜0.05mmの面取
り部29を備える。更に、シール部23の高さに対し
て、吸着面K中心近傍に位置する突起部21の頂上部2
5の高さが、0.1〜2μm低くなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体ウエ
ハやガラス等の平板を吸着保持し、加工時の固定や搬送
などに用いることができる吸着プレート及び真空吸引装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば平板状の半導体ウエハ
(シリコンウエハ)を研磨加工したり、搬送するため
に、真空引きの技術を利用して、シリコンウエハ等を着
脱自在に吸着する真空吸引装置が使用されている。
【0003】この真空吸引装置は、その本体の先端の吸
引口側に、例えばセラミックス製の円盤状の吸着プレー
ト(いわゆるセラミックス真空チャック)が取り付けら
れたものであり、吸着プレートには、その板厚方向に貫
通する多数の小径の吸着孔が設けられている。
【0004】前記真空吸引装置では、真空ポンプ等によ
って真空吸引装置内の空気を吸引して気圧を低下させる
ことにより、吸着プレートの外側面である吸着面に、シ
リコンウエハ等を吸着することができる。ところが、上
述したシリコンウエハ等を真空吸着した場合、シリコン
ウエハと吸着プレートの間に、コンタミネーション(摩
耗による汚れ)やパーティクル(微少なゴミ)が挟ま
り、その盛り上がりによって加工後の面精度が悪くなる
ことがある。
【0005】この対策として、シリコンウエハと吸着プ
レートの接触面積を極力減らすような形状の吸着面を持
った吸着プレートが提案されている。例えば吸着プレー
トにピンを千鳥格子に配列する技術(特開平4−323
849号公報参照)や、多孔質材に多数の突起を設けた
技術(特開平10−128633号公報参照)が記載さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、以下の問題があり、必ずしも十分では
ない。つまり、前記従来技術では、多数のピンや突起
(以下突起部と記す)を吸着プレートの表面に形成する
ことで、コンタミネーションやパーティクルの挟まりを
かなり防止できるが、その突起部のために、シリコンウ
エハを真空吸着する場合に別の問題が生じることがあっ
た。
【0007】具体的には、シリコンウエハを吸着プレー
トの吸着面に接触させた時に、突起部の角によりシリコ
ンウエハを傷つけることがあった。また、ごくまれにで
はあるが、突起部の方がその角部にて損傷することがあ
り、それがパーティクルの原因ともなるという問題もあ
った。
【0008】本発明は前記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、吸着プレートにてシリコン
ウエハ等の被加工物を吸着した場合でも、被加工物を傷
つけることのない吸着プレート及び真空吸引装置を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】(1)前記目的を達成す
るための請求項1の発明は、真空吸引装置本体の吸引口
側に装着され、被加工物を吸引して保持する(即ち吸着
する)セラミックス製の吸着プレートにおいて、前記吸
着プレートは、前記被加工物を吸引して保持する吸着面
側に、該吸着面の周囲を囲むようにシールするシール部
を備えるとともに、該シール部の内側の吸着面上に、複
数の突起部を備え、更に、前記突起部の直径が0.15
〜0.5mmであり、且つ該突起部の頂上部の角部に、
0.01〜0.05mmの面取り部を備えたことを特徴
とする吸着プレートを要旨とする。
【0010】本発明では、吸着プレートの吸着面の周囲
を囲むようシール部が設けられている。シール部は、例
えば凸状の土手(リム部)が円形に設けられたもの等で
あり、このシール部により、吸着面のシール部より内側
(突起部が設けられた側)と外側との間をシールして分
離する。これにより、外界からの空気の流入が防止され
るので、被加工物を確実に吸着することができる。
【0011】また、突起部は、被加工物と吸着面との間
隔をあけて被加工物と吸着プレートの接触面積を減らす
ことができ、これにより、コンタミネーションやパーテ
ィクルの挟まりに起因する面精度の低下を防止すること
ができる。特に、本発明では、突起部の直径が0.15
〜0.5mmであり、その突起部の頂上部の角部に、
0.01〜0.05mmの面取り部を備えているので、
角部がとがっていない。
【0012】そのため、例えばシリコンウエハのような
被加工物を吸着した場合でも、被加工物を角部にて傷つ
けることがない。また、突起部の角部は破損しにくいの
で、破片がパーティクルとなることがなく、上述した面
精度の悪化を防止できる。尚、ここで、突起部の直径と
は、例えば図1(a)に例示する様に、面取りが行われ
ていない状態を仮定した場合の頂上部の直径である。
【0013】また、面取り部の長さは、面取りが行われ
た部分の辺の最大の長さを示し、例えばC面取りの場合
には、図1(b)に例示する様に、直交する各辺a、b
の長さの大きい方であり(通常は45°面取りであるの
でa=b)、また、例えばR面取りの場合は、図1
(c)に例示する様に、R面取りの半径Rとした場合
も、直交する各辺a、bの長さの大きい方である。
【0014】(2)請求項2の発明は、前記突起部の頂
上部の角部に、0.02〜0.04mmの面取り部を備
えたことを特徴とする前記請求項1に記載の吸着プレー
トを要旨とする。本発明は、面取り部のより好ましい範
囲を示したものであり、この範囲であれば、角部による
被加工物の傷を一層に防止でき、角部自身の破損も一層
防止できる。
【0015】(3)請求項3の発明は、前記面取り部
は、C面取り又はR面取りであることを特徴とする前記
請求項1又は2に記載の吸着プレートを要旨とする。本
発明は、面取り部を例示したものであり、いわゆるC面
取り及びR面取りを採用できる (4)請求項4の発明は、前記シール部の高さに対し
て、前記吸着面中心近傍に位置する突起部の頂上部の高
さが、0.1〜2μm低くなっていることを特徴とする
前記請求項1〜3のいずれかに記載の吸着プレートを要
旨とする。
【0016】真空吸引装置に吸着プレートを装着して、
例えばシリコンウエハ等を研磨する場合には、通常40
〜50℃前後の温度状態となり、その熱により吸着プレ
ート自身は僅かに外側に凸に膨張する。この対策とし
て、本発明では、吸着面中心近傍に位置する突起部の頂
上部の高さが、周囲のシール部の高さに対して僅かに低
くしている。つまり、吸着プレートの(突起部が形成す
る)表面は、その中央部がへこんだ凹状となっている。
【0017】そのため、加工時に吸着プレートの中央が
外側に凸になっても、突起部の高さは中央近傍が低くな
っているので、結果として、吸着プレートの表面は平ら
になる。よって、この極めて平面の吸着プレートによっ
て、被加工物の平面度が向上し、シリコンウエハ等の歩
留まりが高くなる。
【0018】(5)請求項5の発明は、真空吸引装置本
体の吸引口側に装着され、被加工物を吸引して保持する
吸着プレートにおいて、前記吸着プレートは、前記被加
工物を吸引して保持する吸着面側に、該吸着面の周囲を
囲ってシールするシール部を備えるとともに、該シール
部の内側の吸着面上に、複数の突起部を備え、更に、前
記シール部の高さに対して、前記吸着面中心近傍に位置
する突起部の頂上部の高さが、0.1〜2μm低くなっ
ていることを特徴とする吸着プレートを要旨とする。
【0019】本発明では、前記請求項4と同様に、吸着
面中心近傍に位置する突起部の頂上部の高さが、周囲の
シール部の高さに対して僅かに低くなっている。そのた
め、研磨等の加工時には、丁度吸着プレートの表面が平
らになるので、被加工物の平面度が向上し、シリコンウ
エハ等の歩留まりが高くなる。
【0020】(6)請求項6の発明は、前記請求項1〜
5のいずれかに記載の吸着プレートを、前記真空吸引装
置本体の吸引口側に装着したことを特徴とする真空吸引
装置を要旨とする。本発明は、上述した吸着プレートを
真空吸引装置本体に装着した真空吸引装置を示してい
る。従って、この吸着プレートを装着した真空吸引装置
を用いて、被加工物の加工精度を高めることができる。
【0021】尚、吸着プレートは、真空吸引装置本体に
直接に又は各種の中間部材を介して装着することができ
る。また、前記吸着プレートの材質としては、アルミ
ナ、炭化珪素、及び窒化珪素のいずれかを主成分とする
セラミックスを採用できる。
【0022】更に、前記シール部にて囲まれる吸着面の
外径としては200〜400mmφのものを採用でき
る。この範囲であれば、上述した吸着面中心近傍のへこ
みとのバランスがよく、被加工物の研磨等の際に、より
平面になり易く好適である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の吸着プレート及び
真空吸引装置の実施の形態の例(実施例)を、図面を参
照して説明する。 (実施例)ここでは、シリコンウエハを吸引して保持し
て(即ち吸着して)研磨するために用いられる吸着プレ
ート及び研磨ヘッドを例に挙げる。
【0024】a)まず、本実施例の吸着プレートを備え
たポリッシングマシンの全体構成について説明する。図
1に示す様に、ポリッシングマシン1は、半導体ウエハ
であるシリコンウエハ3に対して、化学的機械的研磨
(CMP)を行うCMP装置であり、主として、回転可
能に配置されたプラテン5と、その上面側に配置された
真空吸引装置である研磨ヘッド7とから構成されてい
る。
【0025】前記プラテン5は円盤状であり、その上部
には上面の全体を覆うように研磨パッド9が設けられて
いる。この研磨パッド9の上面には、研磨時にCMP用
のスラリー11が供給される。また、研磨ヘッド7は、
主として、筒状の金属製(例えばJIS SUS30
4)の研磨ヘッド本体(真空吸引装置本体)13と、円
盤状のセラミックス製(例えば主成分がアルミナ)の吸
着プレート(いわゆる真空チャック)17とから構成さ
れている。
【0026】前記研磨ヘッド本体13は、その内部の減
圧空間19が、真空ポンプ(図示せず)に接続されて、
真空引きされる構成となっている。この研磨ヘッド本体
13の下端には、その外周から外側に向かって鍔状に突
出する取付部21が設けられ、この取付部21にて吸着
プレート17がネジ(図示せず)により固定されてい
る。つまり、前記吸着プレート17は、研磨ヘッド本体
13の下方の吸引口15を覆うように装着されている。
【0027】b)次に、前記吸着プレート17について
説明する。 図3に示す様に、本実施例では、吸着プレート17の
上下の表面のうち、図の上方の表面がシリコンウエハ3
を吸着保持する吸着面K(基板表面)であり、吸着面K
と反対側の図の下方の表面が非吸着面H(基板裏面)で
ある。尚、図3では、シリコンウエハ3を吸着した状態
を示しており(但し半分のみを図示)、前記図2では、
この吸着面K側が下方になる。
【0028】以下詳細に説明する。図4に平面を示す様
に、吸着プレート17は、直径φ200mm×厚み20
mmの円盤状の基板17aを有し、その基板17aの吸
着面K側に多数の突起部21が格子状に配置され、その
突起部21の周囲を囲む様に環状に突出した土手である
シール部23が形成されている。尚、ここでは、基板表
面のうち、シール部23で囲まれた表面を吸着面Kとす
るが、この吸着面Kの直径は、φ198mmである。
【0029】図5に拡大して示す様に、前記突起部21
は、高さ0.1〜0.5mm、頂上部の直径0.15〜
0.5mmの円錐台の形状をしており、1mmの間隔
(ピッチ)で多数が配置されている。特に、突起部21
の頂上部25の角部27は、R半径が0.01〜0.0
5mmのR面取りが施されて、滑らかな面取り部29と
なっている。尚、この突起部21は、吸着時にその先端
が被加工物であるシリコンウエハ3と接して、シリコン
ウエハ3の平面度を保持するためのものである。
【0030】図4のA−A断面の一部を図6に示す様
に、前記シール部23は、近傍の突起部21の高さと同
じ様に、高さ0.1〜0.5mmとされ、その厚みは、
0.2〜0.5mmである。このシール部23は、図3
及び図4に示す様に、全ての突起部21を囲むようにリ
ング状に配置されており、シリコンウエハ3を吸着する
場合には、突起部21が形成された吸着面Kの内側と外
側とをほぼ気密状態で分離する(シールする)ことがで
きる。
【0031】また、多数の突起部21のうち、吸着面K
の中央近傍の突起部21の高さは、シール部23の高さ
より0.1〜2μm程度低くなっている。これにより、
吸着プレート17の装着前の段階、即ち研磨等の加工を
行う前の状態では、吸着プレート17の吸着面K側の
(突起部21の頂上部25が形成する)表面は、中央が
へこんだ凹状となっている。
【0032】更に、前記吸着プレート17には、図4に
示す様に、中央とその周囲の8カ所の合計9カ所に、そ
の厚み方向に貫通する小径の吸着孔31が形成されてい
る。この吸着孔31は、同一の内径の円柱形状でもよい
が、吸着面K側の内径(例えばφ0.5mm)よりも、
吸着面Kと反対側の非吸着面H側の内径(例えばφ3m
m)の方を大きくしてもよい。
【0033】尚、吸着プレート17の非吸着面H側に
は、吸着プレート17を研磨ヘッド本体13に取り付け
るために、その外周の近傍に、複数(例えば6箇所)の
ねじ穴を備えた固定部(図示せず)が設けられている。 前記吸着プレート17は、下記の製造方法により製造
することができる。
【0034】アルミナ(Al23)のセラミック粉末
に、焼結助剤、成形助剤等を添加し、粉砕混合した後、
噴霧乾燥を行い、成形粉末を作製する。この成形粉末
を、ラバープレス法、金型プレス法等により、本実施例
の吸着プレートの形状に成形する。更に、必要に応じ
て、成形後に生加工を行う。
【0035】次に、この成形体を焼成し、セラミックス
焼結体を得る。このセラミックス焼結体に対し、ダイヤ
砥粒による研磨を行い、所要の精度に仕上げる。特に、
本実施例では、吸着面K側に、突起部21及びシール部
23の形成位置を覆うマスキングを行ってから、サンド
ブラストにより、突起部21及びシール部23の形成部
分以外を所定の深さ(つまり前記高さ)となるまで除去
し、突起部21及びシール部23を形成する。
【0036】c)次に、上述したポリッシングマシン1
の使用方法について説明する。図2に示す様に、真空ポ
ンプを作動させて、研磨ヘッド7内の減圧空間19の気
圧を下げる。これにより、吸着プレート17の吸着孔3
1の内外に気圧差を発生させて、吸着プレート17の吸
着面Kにシリコンウエハ3を吸着させる。
【0037】そして、プラテン5の研磨パッド9と吸着
プレート17との間にシリコンウエハ3を配置した状態
で、研磨パッド9の表面にCMP用のスラリー11を供
給し、プラテン5及び研磨ヘッド7を図示の方向に回転
させて、シリコンウエハ3の下面側の研磨を行う。
【0038】d)この様に、本実施例では、突起部21
の直径が0.15〜0.5mmであり、その突起部21
の頂上部25の角部27に、0.01〜0.05mmの
面取り部29を設けたので、シリコンウエハ3を吸着し
た場合でも、シリコンウエハ3を角部27にて傷つける
ことがない。また、突起部21の角部27は面取り部2
9により破損しにくくなっているので、その破片がパー
ティクルとなることがなく、よって、シリコンウエハ3
の面精度の悪化を防止できる。
【0039】また、本実施例では、吸着面Kの中心近傍
に位置する突起部21の頂上部25の高さが、0.1〜
2μm低くなっているので、シリコンウエハ3の定常的
な研磨加工時には、丁度吸着プレート17の表面が平ら
になる。そのため、シリコンウエハ3の平面度が向上す
るので、シリコンウエハ3の歩留まりが高くなる。
【0040】尚、本発明は前記実施例になんら限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の態様で実施しうることはいうまでもない。 (1)例えば前記実施例では、面取り部としてR面取り
を例に挙げたが、C面取りを採用してもよい。
【0041】(2)また、前記実施例では、真空吸引装
置として研磨ヘッドを例に挙げたが、本発明は、単に半
導体ウエハやガラス等を吸着して搬送する搬送装置に適
用することもできる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した様に、請求項1の発明で
は、吸着プレートの吸着面に形成された突起部の頂上部
の角部に所定の面取り部が設けられているので、吸着プ
レートにてシリコンウエハ等の被加工物を吸着した場合
でも、被加工物を傷つけることがない。また、突起部の
頂上部の角部が破損しにくく、よってその破片に起因す
る被加工物の面精度の悪化を防止できる。
【0043】また、請求項5の発明では、吸着面中心近
傍に位置する突起部の頂上部の高さが、周囲のシール部
の高さに対して僅かに低くなっているので、研磨等の加
工時には丁度吸着プレートの表面が平らになり、よっ
て、被加工物の平面度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の用語の内容を示す説明図である。
【図2】 実施例の吸着プレートが用いられるポリッシ
ングマシンの構成を示す説明図である。
【図3】 実施例の吸着プレート及びシリコンウエハを
示す斜視図である。
【図4】 実施例の吸着プレートを示す平面図である。
【図5】 実施例の吸着プレートの突起部を拡大して示
す断面図である。
【図6】 図4のA−A断面の一部を拡大して示す説明
図である。
【符号の説明】
1…ポリッシングマシン(CPM装置) 3…シリコンウエハ(半導体ウエハ) 7…研磨ヘッド 17…吸着プレート 21…突起部 23…シール部 K…吸着面 H…非吸着面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3C058 AA07 AB04 BC01 CB01 CB03 DA17 5F031 CA02 CA05 HA02 HA03 HA08 HA13 MA22 PA20

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空吸引装置本体の吸引口側に装着さ
    れ、被加工物を吸引して保持するセラミックス製の吸着
    プレートにおいて、 前記吸着プレートは、前記被加工物を吸引して保持する
    吸着面側に、該吸着面の周囲を囲むようにシールするシ
    ール部を備えるとともに、該シール部の内側の吸着面上
    に、複数の突起部を備え、 更に、前記突起部の直径が0.15〜0.5mmであ
    り、且つ該突起部の頂上部の角部に、0.01〜0.0
    5mmの面取り部を備えたことを特徴とする吸着プレー
    ト。
  2. 【請求項2】 前記突起部の頂上部の角部に、0.02
    〜0.04mmの面取り部を備えたことを特徴とする前
    記請求項1に記載の吸着プレート。
  3. 【請求項3】 前記面取り部は、C面取り又はR面取り
    であることを特徴とする前記請求項1又は2に記載の吸
    着プレート。
  4. 【請求項4】 前記シール部の高さに対して、前記吸着
    面中心近傍に位置する突起部の頂上部の高さが、0.1
    〜2μm低くなっていることを特徴とする前記請求項1
    〜3のいずれかに記載の吸着プレート。
  5. 【請求項5】 真空吸引装置本体の吸引口側に装着さ
    れ、被加工物を吸引して保持する吸着プレートにおい
    て、 前記吸着プレートは、前記被加工物を吸引して保持する
    吸着面側に、該吸着面の周囲を囲むようにシールするシ
    ール部を備えるとともに、該シール部の内側の吸着面上
    に、複数の突起部を備え、 更に、前記シール部に対して、前記吸着面中心近傍に位
    置する突起部の頂上部の高さが、0.1〜2μm低くな
    っていることを特徴とする吸着プレート。
  6. 【請求項6】 前記請求項1〜5のいずれかに記載の吸
    着プレートを、前記真空吸引装置本体の吸引口側に装着
    したことを特徴とする真空吸引装置。
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