JP2015187648A - 貼合方法および貼合装置 - Google Patents

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智也 三澤
靖 佐野
Yasushi Sano
靖 佐野
正志 西亀
Masashi Nishikame
正志 西亀
理子 植原
Masako Uehara
理子 植原
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Abstract

【課題】 基板にソリやタワミがあっても、安定して気泡を残さずに貼り合わせができるようにする。【解決手段】貼合装置を、真空排気ポンプを備えた真空チャンバと、この真空チャンバの内部に設置されて表示基板を保持して上下方向に移動可能な表示基板保持部と、真空チャンバの内部に設置されてカバー基板を保持するカバー基板保持部と、このカバー基板保持部に保持されたカバー基板を表示基板保持部に保持された表示基板に押し付ける押し付け部と、表示基板保持部とカバー保持部及び押し付け部を制御する制御部とを備え、表示基板保持部は、表示基板を四隅の近傍で保持する固定ブロックと一方向に移動可能な保持ブロックとを複数組有し、カバー基板保持部はカバー基板を表示基板の側に凸形状になるようにカバー基板を保持し、押し付け部はカバー基板をこのカバー基板の中央部から周辺部にかけて順次前記表示基板に押し付けるように構成した。【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、液晶モジュール(LCM)や有機発光ダイオード(OLED)モジュール等の表示基板と、タッチセンサ基板や保護基板等のカバー基板とを貼り合わせる貼合方法及び貼合装置に関するものである。
表示機器の表示部は、例えば、液晶モジュールや有機発光ダイオードモジュールなどの表示基板に設けられた偏光板の上に、タッチセンサ付き基板や保護基板などのカバー基板が設けられている。近年、このような表示部は、表示基板にカバー基板を貼り合わせる工程を経て生産される。また、両基板を貼り合わせるときに用いる接合材料としては、紫外線硬化樹脂が広く用いられるようになっている。
表示基板にカバー基板を貼り合わせる工程は、両基板に気泡が入らないようにするために、真空環境下で行われることが一般的である。特許文献1には、真空容器内で表示デバイス(表示基板に相当)と透明面材による保護板(カバー基板に相当)とを貼り合わせる表示装置の製造方法が開示されている。この表示装置の製造方法は、内部を真空にすることが可能な真空容器を用いるものである。真空容器には、表示基板を支持する基体と、カバー基板を支持して表示基板に対して相対的に移動させる移動機構と、表示基板とカバー基板との間に封止用接着樹脂を介在させて密着させるための加圧部材が配設されている。
また、この表示装置の製造方法では、接着樹脂を塗布した接着樹脂を塗布した表示基板とカバー基板とを真空中で貼り合わせた後、真空容器内の真空を解除する。そして、貼り合わせた表示基板およびカバー基板を真空容器から取り出し、位置合わせ装置において表示基板とカバー基板とを正確に位置合わせする。その後、紫外線照射などにより固定用接着樹脂を硬化させ、位置合わせされた表示基板とカバー基板との正確な位置関係を固定する。
特許文献1には、この表示装置の製造方法によれば、両基板を真空中で貼り合わせるので、貼り合わせ時に封止用接着樹脂とカバー基板との間に隙間が形成された場合にも、真空を解除することによりこの隙間に封止用接着樹脂が吸引され、隙間をつぶすことができると記載されている。
国際公開2011/037035号パンフレット
しかしながら、特許文献1に記載された表示装置の製造方法では、基板にソリやタワミがある場合、貼り合わせ時に形成された隙間の空間(閉空間)の体積が基板の形状に依存し、基板の形状によっては、閉空間の体積が大きすぎて、真空を解除しても閉空間をつぶしきれず気泡として残ってしまう場合がある。特に、基板サイズが大きくなると閉空間の体積が大きくなりやすいので、問題となる。
そこで本発明は、基板にソリやタワミがあっても、安定して気泡を残さずに貼り合わせができる貼合方法及び貼合装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明では、表示基板とカバー基板とを貼り合せる装置を、真空排気ポンプを備えた真空チャンバと、この真空チャンバの内部に設置されて表示基板を保持して上下方向に移動可能な表示基板保持部と、真空チャンバの内部に設置されてカバー基板を保持するカバー基板保持部と、このカバー基板保持部に保持されたカバー基板を表示基板保持部に保持された表示基板に押し付ける押し付け部と、表示基板保持部による表示基板の保持と上下方向の移動及びカバー保持部によるカバー基板の保持及び押し付け部によるカバー基板の押し付けを制御する制御部とを備え、表示基板保持部は、表示基板を四隅の近傍で保持する上面が表示基板の表面よりも低い高さの固定ブロックと一方向に移動可能な保持ブロックとを有し、カバー基板保持部はカバー基板を表示基板の側に凸形状になるようにカバー基板を保持し、押し付け部はカバー基板をこのカバー基板の周辺部を前記表示基板に押し付けるように構成した。
また、上記課題を解決するために、本発明では、表示基板とカバー基板とを貼り合せる方法において、真空チャンバの内部に設置されて上下方向に移動可能な表示基板保持部を下方に位置させた状態で表示基板保持部に表示基板を載置して表示基板の四隅の近傍部分を挟み込んで保持し、真空チャンバの内部に設置されたカバー基板保持部でカバー基板を表示基板保持部で保持されている表示基板と対向する面の中央部が表示基板の側に突き出た状態で保持し、真空チャンバの内部を排気して真空状態にし、真空状態にした真空チャンバの内部で表示基板保持部を上方に移動させて表示基板保持部で四隅の近傍部分を挟み込んで保持した表示基板をカバー基板保持部で中央部が表示基板の側に突き出た状態で保持されたカバー基板の突き出た部分に押し当て、表示基板をカバー基板の突き出た部分に押し当てた状態でカバー基板保持部によるカバー基板の保持を開放してカバー基板の表示基板と対向する面と反対側の面の側からカバー基板を押してカバー基板を表示基板に押し付けることによりカバー基板を表示基板に押し当てた部分から順次周辺部に向けて順次貼り合せ、カバー基板と表示基板とを貼り合せた状態で真空チャンバの内部を大気圧の状態にして、カバー基板の表示基板への押し付けを解除したのちに貼り合せたカバー基板と表示基板とを真空チャンバから取り出すようにした。
本発明によれば、基板にソリやタワミがあっても、安定して気泡を残さずに貼り合わせることができる。
本発明の実施例1に係る表示基板の概略構成を示す平面図である。 本発明の実施例1に係る表示基板の図1AのA−A断面矢視図である。 本発明の実施例1に係るカバー基板の概略構成を示す平面図である。 本発明の実施例1に係るカバー基板の図2AのA−A断面矢視図である。 本発明の実施例1に係る基板貼合装置の概略構成を示す正面図である。 本発明の実施例1に係る表示基板保持部の概略構成を示す平面図である。 本発明の実施例1に係る押し付け部と、カバー基板、紫外線硬化樹脂の塗布領域との位置関係を示す正面の断面図である。 本発明の実施例1に係る貼り合せ時の動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施例1に係る貼り合せ時の動作例を示す説明図である。 本発明の実施例2に係る基板貼合装置の概略構成を示す正面図である。 本発明の実施例2に係る基板貼合装置のカバー基板保持部の先端部分の正面図である。 本発明の実施例2に係るカバー基板保持部の概略構成を示す平面図である。 本発明の実施例2に係る貼り合せ時の動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施例3に係る基板貼合装置の概略構成を示す正面図である。 本発明の実施例3に係るカバー基板保持部の平面図である。 本発明の実施例4に係る基板貼合装置の概略構成を示す正面図である。 本発明の実施例4に係る貼り合せ時の動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施例5に係るカバー基板搬送ハンドの概略構成を示す平面図である。 本発明の実施例5に係るカバー基板搬送ハンドの図15AにおけるA−A断面の矢視図である。 本発明の実施例6に係る表示基板保持部の概略構成を示す正面図である。 本発明の実施例6に係る表示基板保持部の概略構成を示す平面図である。
本発明は、表示基板とカバー基板とを、接着部材を介して貼り合せる基板貼合装置を、表示基板を保持する表示基板保持部と、カバー基板を保持するカバー基板保持部と、貼り合せ時にカバー基板を押し付ける押し付け部とを備えて構成し、真空下で表示基板保持部は、貼り合せ時に表示基板の外縁部を保持して表示基板の四隅が浮かないようにし、カバー基板保持部は、カバー基板を貼り合せ面に対して基板中央が凸になるように保持し、表示基板保持部とカバー基板保持部を近付けて表示基板とカバー基板の少なくとも一部を貼り合せた後、押し付け部がカバー基板を貼り合せ領域の各辺の少なくとも一部を押し付けるようにした。
以下に、本発明の実施例を、図面を用いて説明する。
[表示基板]
まず、本実施例の貼合装置により貼り合わされる一方の基板である表示基板について説明する。
図1Aは、表示基板1の概略構成を示す平面図、図1Bは図1AのA−A断面の矢視図である。表示基板1は、例えばLCDモジュール(LCM)である。表示基板1は、液晶が用いられた基板本体2と、この基板本体2の一方の面を露出させて基板本体2を収容するフレーム3と、基板本体2の一方の面に取り付けられた偏光板4を備えている。
なお、表示基板1としては、有機発光ダイオード(OLED)モジュールやその他の表示モジュールであってもよい。
[カバー基板]
次に、本発明の貼合装置により貼り合わされる他方の基板であるカバー基板の一具体例を示すタッチセンサ付き基板について説明する。
図2Aは、タッチセンサ付き基板5の概略構成を示す平面図、図2Bは図2AのA−A断面の矢視図である。タッチセンサ付き基板5は、基板本体6と、この基板本体6の一方の面に設けられた加飾印刷部7とを備えている。基板本体6には、タッチセンサが設けられている。加飾印刷部7は、枠状に形成されている。この加飾印刷部7の外周の輪郭は、基板本体6の外周の輪郭と略等しく、内周の輪郭は、表示基板1における偏光板4の外周の輪郭より小さい。
なお、本実施例に係るカバー基板としては、タッチセンサ付き基板に限定されず、例えば、ガラス材により全体が形成された保護基板であってもよい。
[基板貼合装置]
次に、本実施例の貼合装置の構成について、図3を参照し説明する。
図3は、本実施例の貼合装置100の概略構成を示す正面図である。本実施例の貼合装置100は、真空チャンバ8、表示基板保持部9、カバー基板保持部10、押し付け部11、真空排気ポンプ801、全体制御部110を備えている。
表示基板保持部9は、全体制御部110によって制御される駆動部12によってZ方向に駆動され、表示基板1を保持する。
表示基板保持部9の平面図を図4に示す。表示基板保持部9は、固定ブロック16、保持ブロック17、保持駆動部18、ベース19を備えている。固定ブロック16および保持ブロック17は、表示基板1に対して四隅近傍を保持する位置に設置されている。固定ブロック16および保持ブロック17の上面の高さは、貼り合せ時にカバー基板と干渉しないように、保持する表示基板1の表面の高さよりも低くなるように形成されている。
表示基板保持部9に載置された表示基板1は、固定ブロック16と保持ブロック17によって側面から挟み込まれることで、四隅が固定され、貼り合せ時の浮きが抑制される。全体制御部110によって制御される保持駆動部18により保持ブロック17をX方向又はY方向に前後に駆動して、表示基板1を固定ブロック16に押し付けまたは押し付けを解除することにより、表示基板1の固定/解除、および固定力の調整を行う。
保持駆動部18の構成として、図4には可動板182と保持ブロック17との間にばね181を介在させて可動板182を図示していないモータで駆動して前後させることにより表示基板1の固定/解除を行う構成を示したが、本実施例はこれに限定されるものではなく、例えば、トルクモータを用いて保持ブロック17を直接前後に駆動させる構成にしてもよい。
カバー基板保持部10は、全体制御部110によって制御される駆動部14によってX方向に駆動され、紫外線硬化樹脂13が塗布されたカバー基板5を保持する。カバー基板保持部10の先端101は、カバー基板5を落とさないように傾斜が設けられている。また、カバー基板5を挟み込む際に、基板が上方に滑って外れないように、上方に突起状のストッパ102を設けてある。
カバー基板保持部10に供給されたカバー基板5は、自身の重みによって紫外線硬化樹脂13が塗布された面の側に弛んだ下凸の形状になる。ここで、全体制御部110によって制御される駆動部14によってカバー基板保持部10をX方向に駆動してカバー基板5を挟み込むことでカバー基板5がたわみ、下凸の変形量が大きくなる。全体制御部110により駆動部14でカバー基板保持部10がカバー基板5を挟み込む力を制御することで、カバー基板5の下凸の変形量を制御することができる。
押し付け部11は、全体制御部110により制御される駆動部15によってZ方向に駆動され、貼り合せ時にカバー基板5を、紫外線硬化樹脂13が塗布された貼り合せ面の反対側から押し付ける。押し付け部11は、長方形のプレート状であり、紫外線硬化樹脂13の塗布領域の外周4辺を押し付ける。
押し付け部11と、カバー基板5、紫外線硬化樹脂13の塗布領域との位置関係を図5に示す。紫外線硬化樹脂13の塗布領域の外周部は、紫外線硬化樹脂13の境界が外から視認されないように、カバー基板5上の加飾印刷部7の内縁部より外側にある。押し付け部11は、加飾印刷部7の内縁部より内側が確実に貼り合せられるように、加飾印刷部7の内縁部より大きく設計される。紫外線硬化樹脂13の塗布領域と押し付け部11の大小関係はどちらでもよい。
なお、本実施例では、押し付け部11は長方形のプレート状としたが、加飾印刷部7の内縁部近傍にロの字状に突出させたものや、加飾印刷部7の内縁部近傍への押し付け圧力分布に大きな影響を与えない程度に溝が設けられたものであっても良い。
また、図4に示した構成においては、固定ブロックと押し付けブロックとの組み合わせを4組設けた例を示したが、本実施例はこれに限定されず、例えばX軸方向に押さえる2組を削除してY軸方向に押さえる2組だけにしてもよく、また、表示基板1の長手方向であるX軸方向に沿ってY軸方向に押さえる固定ブロックと押し付けブロックとの組み合わせを図4の2組から3組、または4組またはそれ以上に増やしてもよい。
[貼り合せ時の動作例]
次に、貼り合せ時の動作例を図6および図7を参照して説明する。
まず、ステップS1において、真空チャンバ8の図示していない搬入口から真空チャンバ8の内部に図示していない搬送手段で表示基板1を搬入し、全体制御部110により制御された保持駆動部18で駆動されて保持ブロック17が後退した状態の表示基板保持部9に載置し、全体制御部110で保持駆動部18を作動させて保持ブロック17を前進させて表示基板保持部9に載置された表示基板1を固定ブロック16に押し当てることにより固定ブロック16と保持ブロック17とで表示基板1の四隅を保持する。
次に、ステップS2において、全体制御部110により制御された駆動部14で駆動されてカバー基板保持部10が後退した状態で、紫外線硬化樹脂13が塗布されたカバー基板5を、紫外線硬化樹脂13が塗布された面を下側にして真空チャンバ8の図示していない搬入口から真空チャンバ8の内部に搬入し、駆動部14で駆動してカバー基板保持部10を前進させて搬入されたカバー基板5を保持する(図7(a))。このとき、カバー基板5の中央部は、紫外線硬化樹脂13が塗布された面の側、すなわち下側に凸の形状で保持される。
ステップS3において、全体制御部110で真空排気ポンプ801を駆動して、真空配管802を介して真空チャンバ8の内部を真空に排気し、真空状態にする。
真空チャンバ8の内部が所定の真空度に達したのち、ステップS4において、全体制御部0で駆動部12を制御して表示基板保持部9を上昇させ、表示基板保持部9に保持された表示基板1の中央付近と、カバー基板保持部10に保持されたカバー基板5上に塗布された紫外線硬化樹脂13が接触する(図7(b))。このとき、カバー基板5により表示基板1の中央に圧縮力が加わるため、表示基板1を構成するフレーム3や、表示基板1を載置するベース9などの変形により、表示基板1の端部を浮き上がらせる力が加わる場合がある。
表示基板1の端部が浮き上がると、表示基板1とカバー基板5の端部が一気に接触し、大きな閉空間を形成してしまう可能性がある。これに対して、本実施例では、表示基板保持部9によって、表示基板1の四隅の浮き上がりが抑制されているので、中央から端部に向かって徐々に貼り合せることができる。
ステップS5において、全体制御部110で駆動部14を駆動してカバー基板保持部10を後退させ、カバー基板5の保持を開放する(図7(c))。
次に、ステップS6において、全体制御部110で駆動部15を駆動して押し付け部11を下降させ、押し付け部11でカバー基板5を表示基板1に押し付けて、表示基板1とカバー基板5の全面を貼り合せる(図7(d))。
次に、ステップS7において、押し付け部11でカバー基板5を表示基板1に所定の時間押し付けたのち、全体制御部110で真空排気ポンプ801の駆動を停止して、真空チャンバ8を大気開放し、全体制御部110で駆動部15を駆動して押し付け部11を上昇させて押し付け部11による押し付けを解除し、表示基板1とカバー基板5との間に残留した気泡を大気圧でつぶす。
ステップS8において、図示していない搬送手段で貼り合せ済みの基板を真空チャンバ8から搬出する。
上記の実施例によれば、カバー基板5をソリやタワミによらず貼り合せ面を凸に制御した状態で表示基板1と中央部から周辺部に向けて順次接触させて貼り合せることができるので、貼り合せ時に形成される閉空間の体積を低減又は閉空間の発生を抑えることができ、カバー基板5と表示基板1との貼り合せ面における気泡の発生を抑制することができる。
更に、表示基板1の四隅の浮き上がりを抑制しているので、基板中央から端部に向かって順次貼り合せることができ、貼り合せ時に形成される閉空間の体積を低減又は閉空間の発生を抑えられるので、カバー基板5と表示基板1との貼り合せ面における気泡の発生を抑制することができる。
カバー基板5が表示基板1より小さい場合がある。このような場合、実施例1の構成では、カバー基板保持部10の先端が貼り合せ時に表示基板1に接触し、貼り合せができない。
本実施例では、カバー基板5が表示基板1より小さい場合でも貼り合せを可能にするために、実施例1で説明した貼合装置100において、カバー基板保持部として粘着部材を用いた例を説明する。
なお、本実施例で対象とする表示基板1、カバー基板5の構成、及び本実施例における貼合装置200の表示基板保持部9の構造は、それぞれ図1、図2、図4に示した実施例1のものと同一であるので、説明を省略する。
[基板貼合装置]
図8Aは、本実施例の貼合装置200の概略構成を示す正面図である。貼合装置100は、真空チャンバ81、表示基板保持部9、カバー基板保持部20、押し付け部21、カバー基板5を真空吸着するための真空排気ポンプ23、真空チャンバ81の内部を真空に廃棄するための真空排気ポンプ801、全体制御部210を備えている。
図9は、図8AのA−A断面矢視図であり、本実施例におけるカバー基板保持部20、押し付け部21、カバー基板5の位置関係を示す。
カバー基板保持部20は、図8Bに示すように、先端部201に粘着部材202が設けられており、この粘着部材202の粘着面203にカバー基板5を粘着させて保持する。カバー基板保持部20の先端部201は、保持するカバー基板5の中央部が表示基板1の側に突き出すように貼り合せ面に対して傾斜している。カバー基板5をカバー基板保持部20の先端部201の傾斜に沿わせて保持することよってカバー基板5の貼り合せ面が対向する表示基板1の側(下側)に凸になるようにカバー基板5の形状を制御する。
カバー基板保持部20によるカバー基板5の保持位置は、カバー基板5の弾性力によるカバー基板保持部20の先端部201に設けた粘着部材202の表面203からのカバー基板5の剥がれの発生を抑制するために、カバー基板5の端部に近い方に数か所(特に、カバー基板5が長方形である時には、短辺側の端部に近いほうに数か所)設けるのが望ましい。
カバー基板保持部20の中央には、真空吸着配管22が設けられている。真空吸着配管22の一端は真空排気ポンプ23に接続されており、他端は真空吸着口221に繋がっている。貼合装置200に搬入されたカバー基板5は、真空吸着口221から真空吸着されることで、カバー基板保持部20の先端部201の粘着部材202に強固に粘着し、保持される。
押し付け部21は、全体制御部210により制御された駆動部151によってZ方向に駆動される。貼り合せ時には、全体制御部210で制御して真空排気ポンプ23による真空排気を停止し、真空吸着口221からの真空吸着をストップした状態で押し付け部21をZ方向下側に駆動してカバー基板5に押し付けることによりカバー基板保持部20の粘着剤202からカバー基板5を剥がし、更に、カバー基板5を貼り合せ面の反対側から表示基板1に押し付ける。押し付け部21は、図9に示す形状をしており、カバー基板5の加飾印刷部7の内縁部より内側が確実に貼り合すことができる。
なお、押し付け部21は図9に示したものに限らず、カバー基板5の加飾印刷部7の内縁部より内側が確実に貼り合すことができればよい。
[貼り合せ時の動作例]
貼り合せ時の動作例を図10のフローチャートを参照して説明する。
ステップS101は実施例1で説明した図6のフローチャートのステップS1と同一であるので、説明を省略する。
次に、ステップS102において、紫外線硬化樹脂13が塗布されたカバー基板5を、紫外線硬化樹脂13が塗布された面を下側にして真空チャンバ8の図示していない搬入口から真空チャンバ8の内部に搬入してカバー基板保持部20の先端部分201の粘着剤202に押し当てた状態で、全体制御部110により真空排気ポンプ23を作動させて真空吸着口221からカバー基板5を真空吸着してカバー基板5をカバー基板保持部20の先端部分201の形状に倣わせて保持する。これにより、カバー基板5の中央部は、紫外線硬化樹脂13が塗布された面の側、すなわち下側に凸の形状で保持される。
ステップS103とS104とは,実施例1で説明した図6のS3及びS4と同じであるので、説明を省略する。
ステップS105において、全体制御部210で制御して真空排気ポンプ23による真空排気を停止した状態で全体制御部210で制御された駆動部151で駆動されて押し付け部21が下降し、カバー基板保持部20の先端部分201で粘着部材202により保持されて凸形状の先端(下端)部分が表示基板1と接触しているカバー基板5を粘着部材202から押し剥がす。
ステップS106において、全体制御部210で制御された駆動部151で駆動されて押し付け部21が更に下降し、カバー基板5を表示基板1に更に押し付けて、表示基板1とカバー基板5の全面を貼り合せる。
次に、ステップS107において、押し付け部11でカバー基板5を表示基板1に所定の時間押し付けたのち、全体制御部210で真空排気ポンプ801の駆動を停止して、真空チャンバ8を大気開放し、全体制御部110で駆動部15を駆動して押し付け部11を上昇させて押し付け部11による押し付けを解除し、表示基板1とカバー基板5との間に残留した気泡を大気圧でつぶす。
最後にステップS108において、図示していない搬送手段で貼り合せ済みの基板を真空チャンバ8から搬出する。
本実施例によれば、カバー基板5が表示基板1より小さい場合であっても、カバー基板5をソリやタワミによらず貼り合せ面を表示基板1の側に凸に制御した状態で表示基板1と中央部分から外周部分に向かって順次接触させることができるので、貼り合せ時に形成される閉空間の体積を低減又は閉空間の発生を防止できるので、カバー基板5と表示基板1との貼り合せ面における気泡の発生を抑制できる。
カバー基板5の形状によっては、実施例2の構成であっても、カバー基板5の中央部が凸になるように形状制御できない場合がある。
本実施例では、このような基板であっても、カバー基板5の中央部が凸になるように形状制御するために、実施例2で説明した貼合装置200に対して、更に、突き出し部を設けた例を説明する。
なお、本実施例において、表示基板1、カバー基板5、表示基板保持部9、カバー基板保持部の構造、および、貼り合わせ時の動作は、実施例2のものと同一であるので、説明を省略する。
[基板貼合装置]
図11は、本実施例の貼合装置300の概略構成を示す正面図である。貼合装置300は、真空チャンバ8、表示基板保持部9、カバー基板保持部20、押し付け部211、真空排気ポンプ23、突き出し部24、全体制御部310を備えている。
図12は、図11のA−A断面矢視図であり、カバー基板保持部20、押し付け部211、突き出し部24、カバー基板5の位置関係を示す図である。
突き出し部24は、カバー基板5の中央付近に配置されており、貼り合せ面に垂直な方向(Z方向)においてカバー基板保持部20の先端より表示基板1の側に突出している。突き出し部24によって、カバー基板5をカバー基板保持部20に保持した際、カバー基板5は基板中央が貼り合わせ面の側に凸の形状に制御される。
本実施例における貼り合せ手順は、実施例2で図10を用いて説明したものと同じであるので、説明を省略する。
本実施例によれば、カバー基板5を確実に表示基板の側に凸形状に変形させてからカバー基板5の中央部付近から周辺に向けて順次貼り合せることができるので、貼り合せ時に形成される閉空間の体積を低減又は閉空間の発生を防止できるので、カバー基板5と表示基板1との貼り合せ面における気泡の発生を抑制できる。
カバー基板5の弾性率が高い場合、上記実施例2及び3の場合のように粘着部材202でカバー基板5を保持し形状を制御すると、カバー基板5の復元力によりカバー基板5が粘着部材202から剥がれてしまう場合がある。
本実施例では、このような基板であっても、剥がれなく保持するために、実施例3で説明した貼付装置300において、剥がれ防止部25を設けた例を説明する。
なお、本実施例において、表示基板1、カバー基板5、表示基板保持部9、カバー基板保持部20、押し付け部21、突き出し部24の構造は、実施例3で説明したものと同一であるので、説明を省略する。
[基板貼合装置]
図13は、本実施例の貼合装置400の概略構成を示す正面図である。貼合装置400は、真空チャンバ83、表示基板保持部9、カバー基板保持部20、押し付け部211、真空排気ポンプ23、突き出し部24、剥がれ防止部25、全体制御部410を備えている。
剥がれ防止部25は、全体制御部410で制御された駆動部26によってX方向に駆動される。剥がれ防止部25は、先端部251に傾斜を有しており、カバー基板保持部20に保持されたカバー基板5の粘着箇所近傍を押さえつけることができる。
なお、剥がれ防止部25の駆動方向は、X方向に限らず、斜め方向であってもよい。
[貼り合せ時の動作例]
貼り合せ時の動作例を図14のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1401は実施例2の図10で説明したフローチャートのステップS101と同一であるので、説明を省略する。
次に、ステップS1402において、紫外線硬化樹脂13が塗布されたカバー基板5を、紫外線硬化樹脂13が塗布された面を下側にして真空チャンバ83の図示していない搬入口から真空チャンバ8の内部に搬入してカバー基板保持部20の先端部分201に押し当てた状態で、全体制御部410により真空排気ポンプ23を作動させて真空吸着口221からカバー基板5を真空吸着してカバー基板5をカバー基板保持部20の先端部分201の形状に倣わせて保持する。これにより、カバー基板5の中央部は、紫外線硬化樹脂13が塗布された面の側、すなわち下側に凸の形状で保持される。
ステップS1403において、全体制御部410で制御された駆動部26によって剥がれ防止部25が前進して、図13に示すように、剥がれ防止部25の先端部分251がカバー基板5の下側に入りこむ。これにより、カバー基板5をカバー基板保持部20の先端部分201の粘着部材202が設けられた箇所近傍に押さえ付ける。
ステップS1404において、全体制御部110で図示していない真空排気手段を駆動して真空チャンバ83の内部を真空に排気し、真空状態にする。
真空チャンバ8の内部が所定の真空度に達したのち、ステップS1405において、剥がれ防止部25が退避し、カバー基板5の押さえ付けを解除する。
ステップS1406からS1410は、実施例2のS104からS108と同一であるので、説明を省略する。
本実施例によれば、カバー基板5を確実に表示基板の側に凸形状に変形させてからカバー基板5の中央部付近から周辺に向けて順次貼り合せることができるので、貼り合せ時に形成される閉空間の体積を低減又は閉空間の発生を防止できるので、カバー基板5と表示基板1との貼り合せ面における気泡の発生を抑制できる。
カバー基板の形状が貼り合せ面に対して凹であり、基板の弾性率が高く自重による変形が少ない場合、実施例2のカバー基板保持方法では、カバー基板5の表示基板1との貼り合せ面を凸に制御できない場合がある。また、実施例2〜4の場合においても、カバー基板保持部20に保持させる際に、カバー基板5をカバー基板保持部20の先端部分201に設けられた粘着部材202の粘着面203に合わせることができず保持できない場合がある。
本実施例では、このような基板であっても、確実に保持させることができるカバー基板搬送ハンドの例を説明する。
図15Aは、本実施例のカバー基板5を搬送するためのカバー基板搬送ハンド27の概略構成を示す平面図、図15Bは図15AのA−A断面の矢視図である。搬送ハンド27は、吸着アーム271〜273を有し、それぞれの吸着アーム271〜273には、カバー基板5の紫外線硬化樹脂13が塗布されている面の側とは反対の側の面を真空吸着により保持する吸着部28を複数備えている。
中央の吸着アーム272は、その両側の吸着アーム271及び273寄りの低い位置に配置されている。中央部に配置されて吸着アーム272とその両側に配置された吸着アーム271及び273との高さの差により、カバー基板5を吸着したときに、カバー基板5の表示基板1との貼り合せ面となる紫外線硬化樹脂13が塗布された面の側が凸になるように吸着アーム271〜273に吸着される。吸着部28は吸盤で構成され、この吸盤は、例えば弾力性を持ったゴムで形成されており、カバー基板5の形状に追従して吸着できるようになっている。
本実施例によれば、カバー基板5の弾性率が高い場合であってもカバー基板5をカバー基板保持部20の先端部分201に設けられた粘着部材202の粘着面203に合わせることができる。これにより、表示基板1とカバー基板5とを中央部から周辺部に順次の貼り合せを行うことができ、貼り合せ時に形成される閉空間の体積を低減又は閉空間の発生を防止できるので、カバー基板5と表示基板1との貼り合せ面における気泡の発生を抑制できる。
表示基板1は、真空排気時に基板内部に閉じ込められた空気により膨張する場合がある。このとき、膨張力によって表示基板保持部から表示基板1が外れる場合がある。
本実施例では、このような表示基板であっても保持できる表示基板保持部の例を説明する。
図16Aは、本実施例の表示基板保持部の概略構成を示す正面図、図16Bは図16AのA−A断面矢視図である。表示基板保持部91は、固定ブロック16及び161、保持ブロック17及び171、保持駆動部18、ベース191、回転軸受け29、回転軸30を備えている。固定ブロック16,161および保持ブロック17,171は、表示基板1に対して四隅近傍を保持する位置に設置されている。表示基板保持部91に載置された表示基板1は、固定ブロック16,161と保持ブロック17,171によって側面から挟み込まれることで、四隅を固定し、貼り合せ時の浮きが抑制される。Y軸方向の固定ブロック161および保持ブロック171には、回転軸30が固定されており、回転軸30は回転軸受け29に固定されていて、固定ブロック161および保持ブロック171は回転軸周りに自由に回転できる。
膨張時の表示基板1は、四隅が固定されているので、図16Aに示すように弓状に変形する。このとき、実施例1ないし5で説明したにおける表示基板保持部9では、固定ブロック16および保持ブロック17からフレームがずれて保持が外れやすくなる。本実施例では、フレームの変形に追従して固定ブロック161および保持ブロック171が回転するので、表示基板1を外さずに保持することができる。
また、図16Bに示した構成においては、固定ブロックと押し付けブロックとの組み合わせを4組設けた例を示したが、本実施例はこれに限定されず、例えばX軸方向に押さえる2組を削除してY軸方向に押さえる2組だけにしてもよく、また、表示基板1の長手方向であるX軸方向に沿ってY軸方向に押さえる固定ブロックと押し付けブロックとの組み合わせを図16Bの2組から3組、または4組またはそれ以上に増やしてもよい。
本実施例によれば、表示基板1が熱膨張により変形した場合であっても、表示基板1を確実に保持することができ、貼り合せ中に表示基板の位置がずれることにより形成される閉空間の体積を低減又は閉空間の発生を防止できるので、カバー基板5と表示基板1との貼り合せ面における気泡の発生を抑制できる。
1・・・表示基板 5・・・カバー基板 8,81,82,83・・・真空チャンバ 9,91・・・表示基板保持部 10・・・カバー基板保持部 11,21、211・・・押し付け部 13・・・紫外線硬化樹脂 16・・・固定ブロック 17・・・保持ブロック 18・・・保持駆動部 24・・・突き出し部 25・・・剥がれ防止部 27・・・カバー基板搬送ハンド 802・・・真空排気ポンプ。

Claims (14)

  1. 表示基板とカバー基板とを貼り合せる装置であって、
    真空排気ポンプを備えた真空チャンバと、
    該真空チャンバの内部に設置されて前記表示基板を保持して上下方向に移動可能な表示基板保持部と、
    前記真空チャンバの内部に設置されて前記カバー基板を保持するカバー基板保持部と、
    前記カバー基板を前記表示基板保持部に保持された表示基板に押し付ける押し付け部と、
    前記表示基板保持部による前記表示基板の保持と上下方向の移動及び前記カバー保持部による前記カバー基板の保持及び前記押し付け部による前記カバー基板の押し付けを制御する制御部とを備え、
    前記表示基板保持部は、前記表示基板を四隅の近傍で保持する上面が前記表示基板の表面よりも低い高さの固定ブロックと一方向に移動可能な保持ブロックとを有し、
    前記カバー基板保持部は前記カバー基板を前記表示基板の側に凸形状になるように前記カバー基板を保持し、
    前記押し付け部は前記カバー基板を該カバー基板の中央部から周辺部にかけて順次前記表示基板に押し付ける
    ことを特徴とする貼合装置。
  2. 請求項1記載の貼合装置であって、前記カバー基板保持部は、前記カバー基板の対向する2辺を挟み込むことにより前記カバー基板を前記表示基板の側に凸形状になるように保持することを特徴とする貼合装置。
  3. 請求項1記載の貼合装置であって、前記カバー基板保持部は前記カバー基板の前記表示基板と貼り合せる面と反対側の面の端部近傍で前記カバー基板を真空吸着し、前記カバー基板保持部の真空吸着面には粘着材料が形成されていることを特徴とする貼合装置。
  4. 請求項3記載の貼合装置であって、前記カバー基板保持部は前記カバー基板の中央部の近傍を前記表示基板保持部に保持された表示基板の側に突き出す突き出し部を有することを特徴とする貼合装置。
  5. 請求項4記載の貼合装置であって、前記カバー基板保持部は前記カバー基板の前記真空吸着される位置に近い端部を前記粘着材料に押し当てる剥がれ防止部をさらに備えることを特徴とする貼合装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の貼合装置であって、前記カバー基板を前記カバー基板保持部に搬送するカバー基板搬送部を更に備え、該カバー基板搬送部は前記カバー基板の中央部が前記表示基板保持部に保持された表示基板の側に突き出すようにした状態で前記カバー基板を搬送して前記カバー基板保持部に受け渡すことを特徴とする貼合装置。
  7. 請求項1乃至6の何れかに記載の貼合装置であって、前記表示基板保持部の前記表示基板を四隅の近傍で保持する対向する4組の固定ブロックと保持ブロックとのうち、対向する2組の固定ブロックと保持ブロックとは軸周りに回動自在に取り付けられていることを特徴とする貼合装置。
  8. 表示基板とカバー基板とを貼り合せる方法であって、
    真空チャンバの内部に設置されて上下方向に移動可能な表示基板保持部を下方に位置させた状態で前記表示基板保持部に表示基板を載置して該表示基板の四隅の近傍部分を挟み込んで保持し、
    前記真空チャンバの内部に設置されたカバー基板保持部でカバー基板を前記表示基板保持部で保持されている前記表示基板と対向する面の中央部が前記表示基板の側に突き出た状態で保持し、
    前記真空チャンバの内部を排気して真空状態にし、
    該真空状態にした前記真空チャンバの内部で前記表示基板保持部を上方に移動させて前記表示基板保持部で四隅の近傍部分を挟み込んで保持した前記表示基板を前記カバー基板保持部で中央部が前記表示基板の側に突き出た状態で保持された前記カバー基板の前記突き出た部分に押し当て、
    前記表示基板を前記カバー基板の前記突き出た部分に押し当てた状態で前記カバー基板保持部による前記カバー基板の保持を開放して前記カバー基板の前記表示基板と対向する面と反対側の面の側から前記カバー基板を押して前記カバー基板を前記表示基板に押し付けることにより前記カバー基板を前記表示基板に押し当てた部分から順次周辺部に向けて順次貼り合せ、
    前記カバー基板と前記表示基板とを貼り合せた状態で前記真空チャンバの内部を大気圧の状態にして、
    前記カバー基板の前記表示基板への押し付けを解除したのちに前記貼り合せた前記カバー基板と前記表示基板とを前記真空チャンバから取り出す
    ことを特徴とする貼合方法。
  9. 請求項8記載の貼合方法であって、前記カバー基板保持部で前記カバー基板の対向する2辺を挟み込むことにより前記カバー基板を前記表示基板の側に凸形状になるように保持することを特徴とする貼合方法。
  10. 請求項8記載の貼合方法であって、前記カバー基板保持部で前記カバー基板の前記表示基板と貼り合せる面と反対側の面の側の端部近傍で前記カバー基板を真空吸着し、前記カバー基板保持部の真空吸着面に形成した粘着材料で前記真空吸着したカバー基板を粘着して保持することを特徴とする貼合方法。
  11. 請求項10記載の貼合方法であって、前記カバー基板保持部で、前記カバー基板の中央部の近傍を前記表示基板保持部に保持された表示基板の側に押して突き出させて保持することを特徴とする貼合方法。
  12. 請求項11記載の貼合方法であって、前記カバー基板保持部で前記カバー基板の前記真空吸着される位置に近い端部を前記真空吸着面に押し当てながら前記カバー基板の中央部の近傍を前記表示基板保持部に保持された表示基板の側に押して突き出させて保持することを特徴とする貼合方法。
  13. 請求項8乃至12の何れかに記載の貼合方法であって、前記カバー基板の中央部が前記表示基板保持部に保持された表示基板の側に突き出すようにした状態で前記カバー基板を搬送して前記カバー基板保持部に受け渡すことを特徴とする貼合方法。
  14. 請求項8乃至13の何れかに記載の貼合方法であって、前記表示基板保持部の前記表示基板を四隅の近傍で保持する対向する固定ブロックと保持ブロックとのうち、対向する2組の固定ブロックと保持ブロックとは軸周りに回動自在に取り付けられていることを特徴とする貼合方法。
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