JP2001174714A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

Info

Publication number
JP2001174714A
JP2001174714A JP35630699A JP35630699A JP2001174714A JP 2001174714 A JP2001174714 A JP 2001174714A JP 35630699 A JP35630699 A JP 35630699A JP 35630699 A JP35630699 A JP 35630699A JP 2001174714 A JP2001174714 A JP 2001174714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
magnification
monitor
information
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP35630699A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Yanagawa
裕 柳川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP35630699A priority Critical patent/JP2001174714A/ja
Publication of JP2001174714A publication Critical patent/JP2001174714A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Endoscopes (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 種類の異なるアクチュエータや撮像光学系を
持つ異なる種類の内視鏡に対しても正確な被観察部位の
情報を表示する内視鏡装置を実現する。 【解決手段】 内視鏡装置1は、挿入部先端部13に、
ズームレンズ38を有した撮像光学系と、前記ズームレ
ンズ38が連結され、アクチュエータ39により駆動さ
れる連結アーム69及び前記撮像光学系の倍率情報を記
憶した倍率情報記憶部72を有する内視鏡2と、この内
視鏡2に着脱自在に接続され、前記アクチュエータ39
を駆動制御するズーム制御装置6と、前記撮像光学系か
らの撮像信号を信号処理してカラーモニタ5上に観察画
像を表示するビデオ信号処理回路37及び前記カラーモ
ニタ5上に表示される観察画像のサイズを算出するため
の情報を前記ズーム制御装置6から送信された倍率情報
に従って補正するスーパーインポーズ回路71(補正手
段)を具備したCCU4とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータに
より挿入部先端部に設けたレンズを移動して変倍する内
視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡装置は、医療用分野及び工
業用分野で広く用いられるようになった。例えば、特開
平9−322566号公報に記載の内視鏡装置では、対
物レンズの一部を移動レンズにて構成し、その移動レン
ズをアクチュエータにより移動される被移動体に連結し
た構造にして、移動レンズを移動させることにより観察
画像の倍率を変化させるものが提案されている。
【0003】このような構成の内視鏡装置では、1本の
内視鏡により、観察画像の倍率を変倍することによって
ルーチン検査と精査観察とができるため便利であり、特
に精査観察においては、被観察部位の組織の大きさを知
ることで、病変部の診断ができる等の医学的有用性があ
る。また、被観察部位の大きさに関する情報をモニタ上
に表示することで観察画像中の被観察部位のサイズを算
出でき、的確な診断が容易である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成の内視鏡装置に用いられる内視鏡は、その用途
により体腔内に挿入される挿入部先端の太さや先端部側
に設けられた撮像光学系の視野角も異なるため、アクチ
ュエータの移動量と拡大倍率とが個々の内視鏡によって
異なり、アクチュエータの移動距離から換算された被観
察部位の大きさの情報が正確でないという問題があっ
た。
【0005】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであり、種類の異なるアクチュエータや撮像光学系を
持つ異なる種類の内視鏡に対しても正確な被観察部位の
情報を表示する内視鏡装置を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の本発明による内視鏡装置は、挿入部先
端部に、移動される移動レンズを有する撮像光学系と、
前記移動レンズが連結され、アクチュエータにより駆動
される被駆動体及び前記撮像光学系の倍率情報を記憶し
た倍率情報記憶部を有する内視鏡と、この内視鏡に着脱
自在に接続され、前記倍率情報記憶手段から送信された
前記撮像光学系の倍率情報に基づいて、前記アクチュエ
ータを駆動制御する制御手段と、前記撮像光学系からの
撮像信号を信号処理してモニタ上に観察画像を表示する
画像信号処理手段と、前記モニタ上に表示される観察画
像のサイズを算出するための情報を前記制御手段から送
信された倍率情報に従って補正する補正手段と、を具備
したことを特徴としている。また、請求項2に記載の本
発明は、請求項1に記載の内視鏡装置において、前記補
正手段は、入力手段により入力されたモニタの形状に応
じて、前記モニタに表示される観察画像のサイズを算出
するための情報を補正することを特徴としている。この
構成により、種類の異なるアクチュエータや撮像光学系
を持つ異なる種類の内視鏡に対しても正確な被観察部位
の情報を表示する内視鏡装置を実現する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の1
実施の形態を説明する。図1ないし図10は本発明の1
実施の形態に係り、図1は本発明の1実施の形態の内視
鏡装置の全体構成を示す外観図、図2は図1の内視鏡装
置の内部構成を示す説明図、図3は内視鏡先端部に設け
たアクチュエータの構造を示す説明断面図、図4は駆動
信号の波形を示す説明図であり、図4(a)は正弦波を
全波整流したような駆動信号を示す波形図、図4(b)
は同図(a)の波形を反転したような駆動信号を示す波
形図、図5はモニタ画面に内視鏡画像及び倍率情報を示
したモニタ画面を示す説明図であり、図5(a)はモニ
タ上に倍率と誤差とを表示した際のモニタ画面を示す説
明図、図5(b)はモニタ上にスケールと誤差とを表示
した際のモニタ画面を示す説明図、図6はモニタのサイ
ズを設定する設定画面の表示例を示す説明図であり、図
6(a)はキーボードの10キーによってモニタのサイ
ズを入力する際の設定画面の表示例を示す説明図、図6
(b)はキーボードのカーソルを用いてモニタのサイズ
を選択する際の設定画面の表示例を示す説明図、図7は
内視鏡装置の画像表示システムの構成を示す説明図、図
8は図7の画像表示システムによる画像表示方法の表示
例を示す説明図であり、図8(a)はカラーモニタ上に
参照画面と内視鏡観察画面とが同じサイズで並べて表示
される場合を示す説明図、図8(b)は参照画面と内視
鏡観察画面とのサイズが異なる場合を示す説明図、図9
は従来の内視鏡とCCUとの接続を示す回路ブロック
図、図10は内視鏡とCCUとをシリアル通信で接続し
た際の回路ブロック図である。
【0008】図1及び図2に示す本発明の1実施の形態
の内視鏡装置1はズーム(拡大から広角まで任意の倍率
に調整できる)機能を備えたズーム式電子内視鏡(以
下、単に内視鏡と略記)2と、この内視鏡2のライトガ
イド31に照明光を供給する光源装置3と、撮像手段に
対する信号処理を行うカメラコントロールユニット(C
CUと略記)4と、CCU4から出力される映像信号を
表示するカラーモニタ5と、拡大/広角制御(単にズー
ム制御とも言う)を行うズーム制御装置6と、このズー
ム制御装置6に接続されたフットスイッチ7とを有す
る。
【0009】内視鏡2は患者の体内等に挿入される細長
の挿入部7と、この挿入部8の基端に設けられた操作部
9と、この操作部9から一端が延出されたユニバーサル
コード11を有し、このユニバーサルコード11の他端
に設けたコネクタ12は光源装置3に着脱自在で接続で
きる。挿入部8は撮像手段が内蔵された硬質の先端部1
3と、この先端部13の後端に設けられた湾曲自在の湾
曲部14と、この湾曲部の後端に設けられた可撓性を有
する可撓管部15とからなり、この湾曲部14は操作部
9に設けた湾曲操作ノブ16を操作することにより、湾
曲することができる。
【0010】前記コネクタ12にはビデオケーブル17
の一端のコネクタ18が接続され、このビデオケーブル
17の他端のコネクタ19はCCU4に着脱自在に接続
される。このコネクタ12にはズームケーブル20の一
端が着脱自在で接続され、このズームケーブル20の他
端のズームコネクタ21は接続コネクタ22を介して接
続ケーブル23の一端と接続され、この接続ケーブル2
3の他端のコネクタ24はズーム制御装置6に着脱自在
で接続される。
【0011】このズーム制御装置6にはフットスイッチ
7に一端が接続された接続コード26の他端に設けたフ
ットスイッチコネクタが着脱自在に接続される。このフ
ットスイッチ7は拡大操作用フットスイッチ7aと、広
角操作用フットスイッチ7bと、速度調整スイッチ7c
とが設けてある。また、例えば可撓管部15に装着され
るリモコンスイッチ28が接続コード29を介してズー
ム制御装置6に接続され、このリモコンスイッチ28に
も拡大操作用スイッチ28aと、広角操作用スイッチ2
8bとが設けてある。
【0012】図2に示すように内視鏡2内にはライトガ
イドファイバ31が挿通され、コネクタ12を光源装置
3に接続することにより、光源装置3内のランプ32か
らの照明光がライトガイドファイバ31の一端の入射端
に入射され、この照明光は伝送されて挿入部8の先端の
照明レンズ33を経て出射され、患部等の被写体を照明
する。この照明レンズ33が取り付けられた照明窓に隣
接して設けられた観察窓(或いは撮像窓)には撮像光学
系としての対物レンズ系34が設けられ、撮像素子、よ
り具体的には固体撮像素子として例えば電荷結合素子
(以下、CCDと略記)35に照明された被写体の光学
像を結ぶようにして被写体像を撮像する撮像手段を形成
している。
【0013】このCCD35で撮像された撮像信号はプ
リアンプ36で増幅された後、ビデオケーブル17を経
てCCU4内のビデオ信号処理回路37に入力され、標
準的な映像信号が生成され、この映像信号はモニタケー
ブルを介してカラーモニタ5に入力され、そのモニタ画
面(表示面)上の画像表示エリア51には被写体の画像
が内視鏡画像として表示される。
【0014】また、CCU4には、内視鏡画像中の組織
の大きさ或いはサイズを算出する情報を画像表示エリア
51に表示するためにスーパーインポーズ回路71を設
けている。そして、このスーパーインポーズ回路71に
より算出された内視鏡画像中の組織の大きさ或いはサイ
ズ等の情報は、前記ビデオ信号処理回路37で内視鏡画
像に合成されるようになっている。
【0015】本実施の形態では、前記スーパーインポー
ズ回路71に前記ズーム制御装置6から送信される倍率
情報に従って、内視鏡画像中の組織の大きさ或いはサイ
ズを算出する情報を補正するように構成している。
【0016】前記対物レンズ系34は、一部の例えば凸
レンズが矢印で示すように光軸方向に移動可能に配置し
て、変倍するズームレンズ38を設けている。このズー
ムレンズ38は一般のいわゆるズームレンズ(変倍して
もフォーカス点が変わらない)と異なり、変倍するとフ
ォーカス点が変化する(変倍レンズである。)。また、
変倍した場合、広角側では例えば被写界深度が5〜10
0mmで、拡大側では被写界深度が2〜5mmに変化す
る。前記先端部13にはズームレンズ38を光軸方向に
移動するアクチュエータ39が設けられている。このア
クチュエータ39は、ズーム制御装置6内に設けられた
駆動回路40からの駆動信号により駆動される。
【0017】図3はアクチュエータ39の具体的な構造
を示す。先端部13を構成する先端部本体61の観察窓
62に隣接して設けられたアクチュエータ収納部63に
アクチュエータ39が収納されている。
【0018】このアクチュエータ収納部63に固定され
た円管(シリンダ)64内には、この内周面に嵌合する
外径の円板ないしは円柱形状で、光軸と平行な円管64
の軸方向に移動自在の移動体65が収納され、この移動
体65の前端中央には出力軸39aが取り付けられ、こ
の移動体65の後端面での中央の取付穴には圧電特性を
有する圧電体67の前端が固定されている。
【0019】この移動体65は円管64の内周面に圧接
するように外向きに弾性的に拡開する複数の脚部65a
が円筒形状を形成するように設けてあり、各脚部65a
の後端の凸部が円管64の内周面に圧接し、両者の間に
摩擦力が働くようにしている。従って、この摩擦力より
小さな力で移動体65を移動させようとする力が作用し
た場合には移動体65の移動は抑制され、この摩擦力よ
り大きな力で移動体65を移動させる力が作用した場合
には移動体65は摩擦力に打ち勝って移動する。本実施
の形態ではこの摩擦力より大きい力を発生させるために
急峻に変化する波形を持つ駆動信号をアクチュエータ3
9に印可するインパクト型アクチュエータを採用してい
る。
【0020】前端が移動体65に取り付けられた圧電体
67には、その電極に信号線68が接続され、この信号
線68はズーム制御装置6内の駆動回路40と接続さ
れ、この駆動回路40から出力される駆動信号により駆
動される。
【0021】また、出力軸39aにはこのアクチュエー
タ39で駆動される被駆動体となる連結アーム69の一
端が連結され、この連結アーム69の他端側かズームレ
ンズ38が取り付けられた移動可能なレンズ枠70に例
えば、一体的に連結されている。
【0022】そして、アクチュエータ39を駆動してそ
の出力軸39aと共に、連結アーム69を介してズーム
レンズ38を取り付けた移動可能なレンズ枠70が光軸
方向に移動し、広角側と拡大側とに移動設定できるよう
にしている。
【0023】圧電体67は例えばチタン酸バリウム、チ
タン酸ジルコン酸鉛、磁器等のセラミックスの圧電部材
を積層してそれらに電極を設けて形成されている。駆動
回路40は図4に示すような駆動信号を発生し、圧電体
67は駆動信号の印加により、図3で光軸と平行な方向
に機械的に伸び或いは収縮をする。この力を利用してア
クチュエータ39を移動させる。
【0024】より具体的には、駆動回路40は図4
(a)に示すように正弦波を全波整流したような波形の
駆動信号(第1の駆動信号とも言う)と、図4(b)に
示すように、図4(a)の波形を反転したような波形の
駆動信号(第2の駆動信号とも言う)とを発生する。
【0025】これらの波形は圧電体67を時間的にゆっ
くり伸び或いは縮ませる波形部分と、急峻に伸び或いは
縮ませる波形部分とがある。例えば、第1の駆動信号が
圧電体67に印加された場合には電圧の時間微分波形が
不連続で反転する(この場合、圧電体67が縮む方向か
ら急に伸びる方向に変化する)部分において、移動体6
5は図3で右側に例えば駆動信号1周期あたり数ミクロ
ン程度移動する。
【0026】この移動体65の移動によりアクチュエー
タ39も図3で右側に移動され、このアクチュエータ3
9の移動と共に、ズームレンズ38も右側に移動して、
この場合には対物レンズ系34は移動前より拡大するレ
ンズ状態になる。
【0027】一方、第2の駆動信号が圧電体67に印加
された場合にはアクチュエータ39は図3で左側に移動
され、このアクチュエータ39の移動と共に、ズームレ
ンズ38も左側に移動して、この場合には対物レンズ系
34は広角側のレンズ状態になる。
【0028】そして、図4(a)或いは(b)の駆動信
号における1周期分で微小距離を移動させ、この駆動信
号の1周期を単位としてその駆動信号数を所定数とする
ことにより所定の移動距離づつステップ移動するように
なっている。
【0029】また、図1及び図2に示すように前記操作
部9にはアクチュエータ操作用スイッチとしてのズーム
スイッチ42が設けてある。図2に示すようにこのズー
ムスイッチ42の出力信号はズーム制御装置6内に設け
られた制御回路43に入力される。また、フットスイッ
チ7の操作によるその出力信号(スイッチ信号)もズー
ム制御装置6内の制御回路43に入力される。またリモ
コンスイッチ28のスイッチ信号も制御回路43に入力
される。これらズームスイッチ42と、フットスイッチ
7及びリモコンスイッチ28はズーム制御装置6にケー
ブル等で接続されて離間した位置に設けられたリモート
スイッチを形成している。
【0030】前記ズームスイッチ42は、中立点から一
方の拡大操作用スイッチを押すと拡大側(TELE側以
下、T方向)他方の広角操作用スイッチ部を押すと広角
側(WIDE方向以下、W方向)の各指示信号を出力す
る2つのスイッチで形成されている。
【0031】本実施の形態では、以下に示す表1や表2
に示すように種類の異なるアクチュエータや撮像光学系
を持つ異なる種類の内視鏡に応じて、予め駆動信号と倍
率に関するデータを記憶したROM等の倍率情報記憶部
72を内視鏡2に内蔵している。前記データは、例えば
表1や表2に示すようにパルスの数と表示倍率及び精度
を表すデータとなっている。
【0032】
【表1】
【表2】 尚、カウント数が0〜4999まで倍率、精度データが
無いのは、この内視鏡2は光学系の特性上倍率が低い状
態では、被写界進度広くなり対物レンズ系34と被写体
との距離が例えば10mm〜100mmの間で観察が可
能であるため倍率表示の精度が大きすぎ表示が意味をな
さなくなるためである。
【0033】このようなデータを記憶した倍率情報記憶
部72を有する内視鏡2をズーム制御装置6に接続して
ズーム制御装置6の電源をオンすると、前記倍率情報記
憶部72から駆動信号と倍率に関するデータがズーム制
御装置6に出力されるようになっている。
【0034】同時にズーム制御装置6では、アクチュエ
ータ39の位置を初期化するために、前記制御回路43
内の図示しないCPUが記憶部45に記憶された初期設
定プログラムに従った初期設定処理として、駆動回路4
0に対して、ズームレンズ38を最も広角側の位置に設
定する制御信号を出力する。そして、駆動回路40は図
4(b)に示す駆動信号をアクチュエータ39に出力し
て最も広角の位置に設定する。
【0035】ここで、術者がリモートスイッチを押す
と、その押した時間に比例して図4に示した駆動信号が
出力される。拡大操作用スイッチを押すと図4(a)に
示す駆動波形が出力され、広角操作用スイッチを押すと
図4(b)に示す駆動波形が出力される。
【0036】これら駆動信号のパルス数は、制御回路4
3でカウントされる。このパルス数は電源オンして初期
化を行った時点で0とし、拡大側のパルスを出力すると
プラスとしてカウントし、広角側のパルスを出力すると
マイナスとしてカウントするようになっている。尚、こ
のカウント数がマイナスの場合には、前記アクチュエー
タ39が最広角位置にあるためにマイナスは全てカウン
ト数を0とする。
【0037】そして、カウント数が倍率情報記憶部72
から読み込んだデータと一致するとズーム制御装置6
は、CCU4内のスーパーインポーズ回路71に倍率、
精度データを送信する。
【0038】前記スーパーインポーズ回路71は、前記
ズーム制御装置6から送信された倍率、精度データ等の
倍率情報に従って、内視鏡画像中の組織の大きさ或いは
サイズ等の情報を補正し、前記ビデオ信号処理回路37
に出力する。前記ビデオ信号処理回路37は、図5に示
すように前記スーパーインポーズ回路71で補正された
内視鏡画像中の組織の大きさ或いはサイズ等の情報を内
視鏡画像に合成して表示する。
【0039】図5(a)はモニタ上での被写体の倍率を
表し例えば、1mmの被写体は90倍なので90mmの
大きさでかつ誤差が±10%にてモニタ上に表示され
る。図5(b)では、モニタ上にスケールを表示してい
る。この場合、被写体の大きさの測定が誤差を含めてど
れくらいの大きさであるかが容易に分かる。
【0040】この結果、内視鏡2に内蔵されている倍率
情報記憶部に記憶された駆動パルス、倍率に関するデー
タ等の倍率情報を読み込むことで、倍率の表示を正確に
実施することが可能である。
【0041】また、カラーモニタ5は、システムの構成
上一定の大きさのものが使われるケースが多いが病院施
設においては大型のカラーモニタ5を使用する場合があ
る。図5(a)に示す表示方法では、モニタの大きさに
より被写体が表示される大きさも異なる。そのため、こ
れを補正する手段としてCCU4に接続されているキー
ボード74にてカラーモニタ5の大きさを入力し、前記
CCU4の前記スーパーインポーズ回路71で入力され
たカラーモニタ5の大きさによって倍率表示値の補正を
行うように構成しても良い。
【0042】カラーモニタ5の大きさの入力は、例えば
図6(a)のような画面の表示に対して、前記キーボー
ド74の図示しない10キーによってカラーモニタ5の
大きさを入力する。また、例えば図6(b)のように画
面上に記載されたカラーモニタ5の大きさをキーボード
74上の図示しないカーソルを用いて選択するようにし
ても良い。
【0043】上述したように変倍することによって内視
鏡画像を拡大する内視鏡装置を用いることは、詳細な病
変部の様子や、形状を知るには有効な手段である。大腸
検査における早期癌の診断においては、腺管開口部の変
化が早期癌の診断に重要な情報となっている。
【0044】しかしながら、初心者の場合には経験も少
ないため、内視鏡画像の拡大により腺管開口部が変化し
ている画像を得たとしても、それが早期癌の可能性が高
いかどうかは例えば医学関連の書籍などと比較しないと
その場で判断に困る場合がある。
【0045】このような場合においても、より速やかに
且つ精度の高い診断が行えるように内視鏡画像で参考と
する画像データを現在観察中の画像データと同時にモニ
タ上に表示可能とするように構成する。
【0046】図7に示すように、CCU4の内視鏡画像
の映像信号と参照画像記憶装置81の映像信号出力は、
画像重複ユニット80に入力され、この画像重複ユニッ
ト80でこれら双方の映像信号を重複しカラーモニタ5
に出力するようになっている。
【0047】内視鏡画面と映像信号の重複は、図示しな
い例えば内視鏡操作部に設けられたスイッチやシステム
を集中制御する操作パネル上のスイッチなどで、重複す
るかしないかの切換えが可能であり重複しない場合に
は、モニタ上には現在観察している内視鏡画像のみが表
示されるようになっている。
【0048】現在観察中の内視鏡画像は、どのような分
類と類似であるかを参照したい場合、図8に示すように
カラーモニタ上に参照画面と現在観察中の内視鏡画面を
重複することができるようになっている。図8(a)に
は、カラーモニタ上に参照画面と内視鏡観察画面が同じ
サイズで並べて表示される場合を図示しており、参照画
面がどちらであるか区別するため「REFERENC
E」と表示している。図8(b)では参照画面と内視鏡
観察画面とのサイズが異なる場合を図示しており例え
ば、参照画面を小さい画面に表示するようにしている。
ここで参照画面は、参照画像記憶装置81内に複数枚設
けられてあり必要な画面を選択可能となっている。
【0049】また、内視鏡操作部9に設けられた操作ス
イッチ91の信号線は、ビデオケーブル17を介してC
CU4に接続され、操作スイッチ91を押下操作するこ
とで、CCU4の機能である内視鏡画面の静止、静止解
除、調光、輪郭強調、などが操作可能である。
【0050】図9に示されるように各操作スイッチ91
のスイッチ91a〜91dの各々に対してビデオケーブ
ル17内をそれぞれの信号線が通り、CCU4に接続さ
れる。内視鏡4が患者回路であるので、CCU4は絶縁
を確保するためにフォトカプラ86を介し2次回路と絶
縁された構成となっている。尚、1次回路の各信号線の
端子からは抵抗R1a〜R1dを介してフォトカプラ8
6にそれぞれ接続され、フォトカプラ86の2次回路側
には抵抗R2a〜R2dを介してCCU4の制御を行う
図示しない制御部の入力ポートにそれぞれ接続されるよ
うになっている。
【0051】近年、内視鏡2の多機能化が進み、内視鏡
の機能が増加するのに伴って内視鏡2からCCU4に対
する情報量が増えている。このため、情報量の増加に伴
って制御信号等が増えるので、CCU4に接続されるビ
デオケーブル17の信号ピンを増やす必要がある。
【0052】しかしながら、ビデオケーブル17は信号
ピンを増やすと、これまでの内視鏡2と接続できず、互
換性が確保できないという問題があった。そのため、図
10に示すように新機能を追加しても互換性を確保でき
るように構成する。
【0053】図10に示すように内視鏡2はCPU92
を内蔵し、操作部に設けられた操作スイッチ91は、前
記CPU92のPIO(パラレルI/O)に接続され
る。尚、図10では、例えば4つの操作スイッチ91a
〜91dがPIOに接続されている。そして、CPU9
2は、SIO(シリアルI/O)によってビデオケーブ
ル17を介しCCU4のCPU97と接続され、CPU
97のPIO(パラレルI/O)には、スイッチング素
子93〜96、抵抗R1a〜R1dを介してフォトカプ
ラ86に接続されるようになっている。操作スイッチ9
1のオンオフに関する情報は、CPU92、97間のシ
リアル通信によってCCU4に転送されるようになって
いる。
【0054】尚、図9に対してビデオケーブル17内の
信号線は1本少なくなっているが、これは操作スイッチ
91のスイッチの数が増えても、スイッチ情報に必要な
信号線はシリアル通信用の3本あればよいため、ビデオ
ケーブル17の信号ピンが増えないようになっている。
上記構成により、信号ピンを増やすことなく、新機能を
追加しても互換性を確保できるようになっている。
【0055】また、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0056】[付記] (付記項1) 挿入部先端部に、移動される移動レンズ
を有する撮像光学系と、前記移動レンズが連結され、ア
クチュエータにより駆動される被駆動体及び前記撮像光
学系の倍率情報を記憶した倍率情報記憶部を有する内視
鏡と、この内視鏡に着脱自在に接続され、前記倍率情報
記憶手段から送信された前記撮像光学系の倍率情報に基
づいて、前記アクチュエータを駆動制御する制御手段
と、前記撮像光学系からの撮像信号を信号処理してモニ
タ上に観察画像を表示する画像信号処理手段と、前記モ
ニタ上に表示される観察画像のサイズを算出するための
情報を前記制御手段から送信された倍率情報に従って補
正する補正手段と、を具備したことを特徴とする内視鏡
装置。
【0057】(付記項2) 前記補正手段は、入力手段
により入力されたモニタの形状に応じて、前記モニタに
表示される観察画像のサイズを算出するための情報を補
正することを特徴とする付記項1に記載の内視鏡装置。
【0058】(付記項3) 操作スイッチ及びこの操作
スイッチの押下操作により信号が入力されるCPUを有
する内視鏡と、この内視鏡に着脱自在に接続され、この
内視鏡に設けた前記CPUに対して前記操作スイッチの
押下操作によるキー情報をシリアル通信で送受信するC
PUを有した外部装置と、を具備したことを特徴とする
内視鏡装置。
【0059】(付記項4) 前記外部装置は、内視鏡に
設けた撮像装置からの撮像信号を信号処理する画像信号
処理装置であることを特徴とする付記項3に記載の内視
鏡装置。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、光
学系の異なる内視鏡接続時においても精度の高い倍率表
示が可能である。また、どのような大きさのモニタによ
ってもモニタの大きさを入力することで、適切な倍率表
示が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態の内視鏡装置の全体構成
を示す外観図
【図2】図1の内視鏡装置の内部構成を示す説明図
【図3】内視鏡先端部に設けたアクチュエータの構造を
示す説明断面図
【図4】駆動信号の波形を示す説明図
【図5】モニタ画面に内視鏡画像及び倍率情報を示した
モニタ画面を示す説明図
【図6】モニタのサイズを設定する設定画面の表示例を
示す説明図
【図7】内視鏡装置の画像表示システムの構成を示す説
明図
【図8】図7の画像表示システムによる画像表示方法の
表示例を示す説明図
【図9】従来の内視鏡とCCUとの接続を示す回路ブロ
ック図
【図10】内視鏡とCCUとをシリアル通信で接続した
際の回路ブロック図
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…内視鏡 3…光源装置 4…CCU 5…カラーモニタ 5A…モニタ画面(表示面) 6…ズーム制御装置 7…フットスイッチ 8…挿入部 9…操作部 13…先端部 34…対物レンズ系 35…CCD 37…ビデオ信号処理回路 38…ズームレンズ 39…アクチュエータ 40…駆動回路 42…ズームスイッチ 43…制御回路 45…記憶部 51…画像表示エリア 71…スーパーインポーズ回路 72…倍率情報記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 M Fターム(参考) 2H040 BA03 CA23 DA43 GA02 GA10 GA11 GA12 4C061 AA00 AA29 BB02 CC06 DD03 FF40 JJ18 LL02 NN01 NN05 NN09 PP12 RR06 RR17 RR25 TT12 WW03 WW10 YY14 5C054 CC07 CF05 EH01 FA01 FB03 FE12 FE14 HA12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部先端部に、移動される移動レンズ
    を有する撮像光学系と、前記移動レンズが連結され、ア
    クチュエータにより駆動される被駆動体及び前記撮像光
    学系の倍率情報を記憶した倍率情報記憶部を有する内視
    鏡と、 この内視鏡に着脱自在に接続され、前記倍率情報記憶手
    段から送信された前記撮像光学系の倍率情報に基づい
    て、前記アクチュエータを駆動制御する制御手段と、 前記撮像光学系からの撮像信号を信号処理してモニタ上
    に観察画像を表示する画像信号処理手段と、 前記モニタ上に表示される観察画像のサイズを算出する
    ための情報を前記制御手段から送信された倍率情報に従
    って補正する補正手段と、を具備したことを特徴とする
    内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 前記補正手段は、入力手段により入力さ
    れたモニタの形状に応じて、前記モニタに表示される観
    察画像のサイズを算出するための情報を補正することを
    特徴とする請求項1に記載の内視鏡装置。
JP35630699A 1999-12-15 1999-12-15 内視鏡装置 Withdrawn JP2001174714A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35630699A JP2001174714A (ja) 1999-12-15 1999-12-15 内視鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35630699A JP2001174714A (ja) 1999-12-15 1999-12-15 内視鏡装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001174714A true JP2001174714A (ja) 2001-06-29

Family

ID=18448380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35630699A Withdrawn JP2001174714A (ja) 1999-12-15 1999-12-15 内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001174714A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003032524A (ja) * 2001-07-16 2003-01-31 Olympus Optical Co Ltd 顕微鏡用デジタルカメラ
WO2005074288A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Moritex Corporation 撮像装置、撮像レンズ、撮像レンズへのデータ書込方法
JP2008514344A (ja) * 2004-10-01 2008-05-08 ユニバーシティ・オブ・ワシントン スキャニング・ビーム・デバイス用の構成メモリ
CN102387736A (zh) * 2009-04-09 2012-03-21 奥林巴斯医疗株式会社 内窥镜装置
WO2020026494A1 (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 オリンパス株式会社 処理装置、内視鏡システム、駆動方法およびプログラム
US11573414B2 (en) 2018-12-04 2023-02-07 Olympus Corporation Endoscope system, processor, and endoscope

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003032524A (ja) * 2001-07-16 2003-01-31 Olympus Optical Co Ltd 顕微鏡用デジタルカメラ
WO2005074288A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Moritex Corporation 撮像装置、撮像レンズ、撮像レンズへのデータ書込方法
JPWO2005074288A1 (ja) * 2004-01-30 2007-09-13 株式会社モリテックス 撮像装置、撮像レンズ、撮像レンズへのデータ書込方法
JP4511471B2 (ja) * 2004-01-30 2010-07-28 株式会社モリテックス 撮像装置、撮像レンズ、撮像レンズへのデータ書込方法
US7808541B2 (en) 2004-01-30 2010-10-05 Moritex Corporation Image pickup apparatus, image pickup lens, and data writing method to image pickup lens
KR101068078B1 (ko) * 2004-01-30 2011-09-28 가부시키가이샤 모리텍스 촬상장치, 촬상렌즈, 촬상렌즈에의 데이터 기록방법
JP2008514344A (ja) * 2004-10-01 2008-05-08 ユニバーシティ・オブ・ワシントン スキャニング・ビーム・デバイス用の構成メモリ
CN102387736A (zh) * 2009-04-09 2012-03-21 奥林巴斯医疗株式会社 内窥镜装置
JP2012245362A (ja) * 2009-04-09 2012-12-13 Olympus Medical Systems Corp 内視鏡装置および内視鏡装置の焦点位置調整方法
WO2020026494A1 (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 オリンパス株式会社 処理装置、内視鏡システム、駆動方法およびプログラム
US11573414B2 (en) 2018-12-04 2023-02-07 Olympus Corporation Endoscope system, processor, and endoscope

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10634900B2 (en) Systems and methods for image magnification using relative movement between an image sensor and a lens assembly
WO2011055613A1 (ja) 内視鏡システム
JP7208972B2 (ja) 医療用観察装置
JP6654006B2 (ja) 医療用観察装置
WO2018179681A1 (ja) 医療用観察装置及び観察視野補正方法
JP6234638B2 (ja) ビデオプロセッサ
WO2019049997A1 (ja) 内視鏡システム
JPH0642644Y2 (ja) 内視鏡湾曲装置
JP2001174714A (ja) 内視鏡装置
US11039067B2 (en) Image pickup apparatus, video signal processing apparatus, and video signal processing method
JPH11299730A (ja) 内視鏡装置
WO2018173605A1 (ja) 手術用制御装置、制御方法、手術システム、およびプログラム
JPH10118006A (ja) 内視鏡装置
US20210258456A1 (en) Interchangeable lens, imaging apparatus, and rotation detection apparatus
JP6502785B2 (ja) 医療用観察装置、制御装置、制御装置の作動方法および制御装置の作動プログラム
JP3756634B2 (ja) 内視鏡装置
JP4891531B2 (ja) 内視鏡装置
JPH11197096A (ja) 拡大微細観察用電子内視鏡装置
JP2005043792A (ja) 内視鏡の自動焦点調節装置
JP2000271081A (ja) 内視鏡カメラ視野制御方法
JP3793322B2 (ja) 内視鏡装置
JP3811289B2 (ja) 内視鏡装置
JP2011055988A (ja) 電子内視鏡
JP2000338420A (ja) 内視鏡装置
JPWO2018088238A1 (ja) 画像処理装置および制御方法、並びにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070306