JP2000338420A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2000338420A
JP2000338420A JP11147093A JP14709399A JP2000338420A JP 2000338420 A JP2000338420 A JP 2000338420A JP 11147093 A JP11147093 A JP 11147093A JP 14709399 A JP14709399 A JP 14709399A JP 2000338420 A JP2000338420 A JP 2000338420A
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endoscope
actuator
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switch
zoom
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JP11147093A
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English (en)
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Yutaka Yanagawa
裕 柳川
Takayuki Hanawa
隆行 塙
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でかつ低コストで実現でき、各内
視鏡に搭載されたアクチュエータを適切に駆動できる内
視鏡装置を提供する。 【解決手段】 各内視鏡2の先端部13にはズームレン
ズ38及びその駆動手段としてのアクチュエータ39が
設けてあり、またコネクタ12にはアクチュエータ39
のサイズ等に応じてそれを適切に駆動するための情報を
発生するディップスイッチ63が設けてあり、内視鏡2
をズーム制御装置6に接続して、ズームスイッチ40を
操作すると、ディップスイッチ63のON、OFFの情
報に応じて、制御回路52はROM53に格納された対
応する駆動波形データを読み出し、D/A変換して、駆
動回路51を経てアクチュエータ39に印加して、ズー
ムレンズ38を移動する構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアクチュエータによ
りズームレンズ等の被駆動体を駆動する内視鏡装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は医療用及び工業用分野で
広く用いられるようになった。例えば、特開平9−32
2566号公報の内視鏡装置では、対物光学系の一部を
ズームレンズにて構成し、そのズームレンズを圧電アク
チュエータにより移動される移動体に連結した構造にし
て、ズームレンズを移動させることにより観察画像の倍
率を変化させるものが開示されている。このような構成
の内視鏡装置では1本の内視鏡により、変倍することに
よってルーチン検査と精査観察ができるため、非常に便
利である。
【0003】前述した圧電アクチュエータを用いて内視
鏡のズームレンズを構成する対物光学系等の被駆動体を
駆動する場合、内視鏡の先端に塔載されるアクチュエー
タは、スコープ先端の大きさによって構成、大きさが異
なるためそれを駆動するのに最適な駆動波形はそれぞれ
異なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特願平9−16020
1号では、内視鏡と制御装置を接続したとき、内視鏡内
に、駆動波形設定信号発生手段を設け、アクチュエータ
の駆動周波数や駆動電圧を最適に設定する事にしている
が、駆動周波数の変更は発振器の時定数の変更やクロッ
クの変更する手段が必要であり、また駆動電圧を小さく
変更する事は簡単に出来ても大きくすることは電源電圧
を大きくしなければならず、ハードウェア上での大きな
変更が必要になってしまい、より簡単にアクチュエータ
の駆動条件の変更を行う事が出来る構成が望ましい。
【0005】また、駆動周波数や駆動電圧のみでは、十
分にアクチュエータの駆動速度の変更を調整することは
困難である。なお特願平10−183092号ではアク
チュエータのバラツキの補正を行うために、内視鏡情報
によって駆動波形の出現率を増減することで個々の内視
鏡の速度補正を行っているが、この場合どのようなアク
チュエータが接続されても全て同一波形にて駆動してい
るため、必ずしもアクチュエータを最適な波形で駆動し
ているわけではない。
【0006】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、簡単な構成でかつ低コストで実現
でき、各内視鏡に搭載されたアクチュエータを適切に駆
動できる制御装置を有する内視鏡装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】少なくとも観察光学系の
一部を、内蔵したアクチュエータで駆動する内視鏡と、
前記内視鏡が着脱自在に接続され、前記アクチュエータ
の動作を駆動信号で制御する制御装置を備えた内視鏡装
置において、前記内視鏡に備えられ、前記アクチュエー
タを駆動する情報を発生する情報発生手段と、前記制御
装置内に設けられ、前記情報発生手段による情報に応じ
て、駆動波形が異なる駆動信号を前記アクチュエータに
出力する駆動信号生成手段と、を設けたことにより、制
御装置に接続された内視鏡に内蔵されたアクチュエータ
に応じて単に駆動波形を変更することにより、駆動周波
数の変更等のハードウェアの大きな変更を必要としない
で、簡単な構成でかつ低コストで各アクチュエータを適
切に駆動できるようにしている。
【0008】また、少なくとも観察光学系の一部を、内
蔵した第1のアクチュエータで駆動する第1の内視鏡
と、少なくとも観察光学系の一部を、内蔵した第2のア
クチュエータで駆動する第2の内視鏡と、前記第1及び
第2の内視鏡が選択的に着脱自在に接続され、前記第1
及び第2のアクチュエータの動作を駆動信号で制御する
制御装置と、前記第1の内視鏡に備えられ、前記第1の
アクチュエータを駆動する情報を発生する第1の情報発
生手段と、前記第2の内視鏡に備えられ、前記第2のア
クチュエータを駆動する情報を発生する第2の情報発生
手段と、前記制御装置内に設けられ、該制御装置に接続
された第1又は第2の内視鏡に設けられた前記第1又は
第2の情報発生手段による情報に応じて、駆動波形が異
なる駆動信号を第1又は第2のアクチュエータに出力す
る駆動信号生成手段と、を設けたことにより、制御装置
に接続された第1又は第2の内視鏡に内蔵された第1又
は第2のアクチュエータに応じて単に駆動波形を変更す
ることにより、駆動周波数の変更等のハードウェアの大
きな変更を必要としないで、簡単な構成でかつ低コスト
で各アクチュエータを適切に駆動できるようにしてい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図9は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は本発明の第1の実施の形態の
内視鏡装置の外観を示し、図2は第1の実施の形態の内
視鏡装置の全体構成を示し、図3は内視鏡の先端部に設
けた光学系及びそれを駆動するアクチュエータを示し、
図4はアクチュエータの外形を示し、図5はアクチュエ
ータの内部構造を示し、図6は駆動波形の1例を示し、
図7はズーム制御装置内の概略の構成を示し、図8はデ
ィップスイッチの外形及び各スイッチに割り当てられた
機能等を示し、図9は図6とは異なる駆動波形を示す。
【0010】図1及び図2に示す本発明の第1の実施の
形態の内視鏡装置1はズーム(拡大から広角まで任意の
倍率に調整できる)機能を備えたズーム式電子内視鏡
(以下、単に内視鏡と略記)2と、この内視鏡2のライ
トガイドに照明光を供給する光源装置3と、撮像手段に
対する信号処理を行うカメラコントロールユニット(C
CUと略記)4と、CCU4から出力される映像信号を
表示するカラーモニタ5と、拡大/広角制御(単にズー
ム制御とも言う)を行うズーム制御装置6と、このズー
ム制御装置6に接続され、ズーム倍率を変える指示操作
を行うフットスイッチ7とを有する。
【0011】内視鏡2は患者の体内等に挿入される細長
の挿入部8と、この挿入部8の基端に設けられた操作部
9と、この操作部9から一端が廷出されたユニバーサル
コード11とを有し、このユニバーサルコード11の他
端に設けたコネクタ12(図1参照)は光源装置3に着
脱自在で接続される。
【0012】図1に示すように挿入部8は撮像手段が内
蔵された硬質の先端部13と、この先端部13の後端に
設けられ湾曲自在の湾曲部14と、この湾曲部14の後
端に設けられた可撓性を有する可撓管部15とからな
り、操作部9に設けた湾曲操作ノブ16を操作すること
により、湾曲部14を湾曲させることができる。
【0013】また、図1に示すようにコネクタ12には
ビデオケーブル17の一端のコネクタ18が接続され、
このビデオケーブル17の他端のコネクタ19はCCU
4に着脱自在で接続される。
【0014】このコネクタ12にはズームケーブル20
の一端も接続され、このズームケーブル20の他端のズ
ームコネクタ21は接続コネクタ22を介して接続ケー
ブル23の一端と接続され、この接続ケーブル23の他
端のコネクタ24はズーム制御装置6に着脱自在で接続
される。
【0015】なお、このズームコネクタ21はズームコ
ネクタ用防水キャップ25を取り付けることにより防水
構造にして洗滌などを行うことが可能である。また、ズ
ームケーブル20は、接続コネクタ22とズームコネク
タ21とがない、接続ケーブル23を兼ねる一体型とし
ても良い。このときは、コネクタ24がズームコネクタ
21に置き換えられる。また、このズームケーブル20
は、コネクタ12と着脱自在に接続できるコネクタを有
していても良い。
【0016】このズーム制御装置6にはリモートスイッ
チとしてのフットスイッチ7に一端が接続された接続コ
ード26の他端に設けたフットスイッチコネクタ27が
着脱自在で接続される。このフットスイッチ7は拡大操
作用フットスイッチ7aと、広角操作用フットスイッチ
7bとが設けてある。
【0017】このフットスイッチ7は足で踏んで操作し
易いように斜面部分に拡大操作用フットスイッチ7a
と、広角操作用フットスイッチ7bを設けている。例え
ば、フットスイッチ7の底面に傾斜板をネジ等で取り付
けたり、接着剤等で一体的に取り付けたりしている。
【0018】図2に示すように内視鏡2内にはライトガ
イドファイバ31が挿通され、コネクタ12を光源装置
3に接続することにより、光源装置3内のランプ32か
らの照明光がライトガイドファイバ31の一端の入射端
に入射され、この照明光は伝送されて挿入部8の先端部
13に固定された他端からさらに照明レンズ33を経て
出射され、患部等の被写体を照明する。
【0019】図2及び図3に示すように、内視鏡2の先
端部13には、対物光学系(観察光学系)34が設けら
れ、この対物光学系34の結像位置付近には対物光学系
34を通した観察像を撮像する撮像素子、好ましくは固
体撮像素子、詳しくは電荷結合素子(CCDと略記)3
5が内蔵されている。
【0020】このCCD35で撮像された撮像信号はプ
リアンプ36で増幅された後、ビデオケーブル17を経
てCCU4内のビデオ信号処理回路37に入力され、標
準的な映像信号が生成され、この映像信号はモニタケー
ブルを介してカラーモニタ5に入力され、そのモニタ画
面(表示面)に被写体の画像が内視鏡画像として表示さ
れる。
【0021】対物光学系34には、光軸方向に移動可能
で、その移動により像倍率を可変できるようにしたズー
ムレンズ38が一部の光学系部分で形成され、このズー
ムレンズ38の移動により広角/拡大可能(拡大率の調
整が可能)となっている。なお、図3では対物光学系3
4の各レンズは半断面で示している。また、先端部13
内には被駆動体としてのズームレンズ38を駆動するア
クチュエータ39が設けられ、ズームレンズ38と連結
されている。ズームレンズ38は、このアクチュエータ
39の駆動によって光軸方向に移動するようになってい
る。
【0022】図4及び図5に示すように、アクチュエー
タ39は、いわゆるインパクト型の圧電アクチュエータ
(急速変形アクチュエータ)であり、円筒状のパイプ4
1と、このパイプ41の内部を軸方向に移動可能に設け
られた移動体42と、パイプ41の側部に設けられた切
り欠き部43に係合して配置され、移動体42をパイプ
41内面にその軸と垂直方向に押しつける摩擦力発生機
構としての摩擦板44とを有している。摩擦板44は、
三角の山状に折り曲げられた弾性変形可能な板状部材に
より構成され、移動体42はこの摩擦板44に圧接して
移動する。
【0023】移動体42の先端部の側部には嵌合孔45
が設けられ、この嵌合孔45にズームレンズ38に取り
付けられる出力軸が嵌合して固定されるようになってい
る。パイプ41の先端側には、移動体42の先端部を保
持するために、パイプを半分に切り欠いた形状のガイド
66が設けられている。
【0024】移動体42は、パイプ41内面に対してそ
の外面が当接し摺動する摺動パイプ67と、摺動パイプ
67の両開口部に設けられた上蓋68及び下蓋69と、
摺動パイプ67内部に配設され、下蓋69にその一端を
強固に固着された圧電素子60とを有して構成される。
圧電素子60には、圧電素子60に駆動電力を供給する
リード線61が接続され、このリード線61は内視鏡2
のコネクタ12まで延設されており、図1のように内視
鏡2を接続したときにズーム制御装置6と電気的に接続
されるようになっている。
【0025】なお、圧電素子60は例えばチタン酸バリ
ウム、チタン酸ジルコン酸鉛、磁器等のセラミックスの
圧電部材を積層してそれらに電極を設けて形成されてい
る。そして、摩擦板44の圧接による摩擦力より小さな
力で移動体42を移動させようとする力が作用した場合
には移動体42の移動は抑制され、この摩擦力より大き
な力で移動体42を移動させる力が作用した場合には移
動体42は摩擦力に打ち勝って移動する。本実施の形態
ではこの摩擦力より大きい力を発生させるために急峻に
変化する波形を持つ駆動信号をアクチュエータ39に印
加するインパクト型圧電アクチュエータを採用してい
る。
【0026】図1に示すようにズーム制御装置6内の駆
動回路51は、ズーム制御装置6に接続される内視鏡2
に応じて、ズームスイッチ40等が操作された場合、図
6及び図9に示す波形の駆動信号を発生し、圧電素子6
0は駆動信号の印加により、図2で光軸と平行な方向に
機械的に伸び或いは収縮をする。
【0027】図6の場合で具体的に説明すると、駆動回
路51は図6(A)に示すように正弦波を全波整流した
ような波形の駆動信号(第1の駆動信号とも言う)と、
図6(B)に示すように、第1の駆動信号を反転したよ
うな波形の駆動信号(第2の駆動信号とも言う)とを出
力する。なお、図6で横軸は時間、縦軸は駆動信号の電
圧を示し、各駆動信号は例えば90Vの振幅を有する。
これらの波形は圧電素子60を時間的にゆっくり伸び或
いは縮ませる波形部分と、急峻に伸び或いは縮ませる波
形部分とがある。
【0028】例えば、第1の駆動信号が圧電素子60に
印加された場合には電圧の時間微分波形が不連続で反転
する(この場合、圧電素子60が縮む方向から急に伸び
る方向に変化する)部分において、移動体42は図3で
右側に例えば駆動信号1周期あたり数ミクロン程度移動
する。
【0029】この移動体42の移動によりアクチュエー
タ39も図3で右側に移動され、このアクチュエータ3
9の移動と共に、ズームレンズ38も左側に移動して、
この場合には対物光学系34は移動前より拡大となるレ
ンズ状態になる。
【0030】一方、第2の駆動信号が圧電素子60に印
加された場合にはアクチュエータ39は図3で左側に移
動され、このアクチュエータ39の移動と共に、ズーム
レンズ38も右側に移動して、この場合には対物光学系
34は移動前より広角となるレンズ状態になる。
【0031】なお、対物光学系34を構成するズームレ
ンズ38は一般のいわゆるズームレンズ(変倍してもフ
ォーカス点が変わらない)と異なり、変倍するとフォー
カス点が変化する(変倍レンズである)。また、変倍し
た場合に、広角側では例えば被写界深度が5〜100m
mで、拡大側では被写界深度が2〜5mmに変化する。
【0032】また、操作部9には湾曲ノブ16の近傍に
はアクチュエータ39を駆動することにより、ズーム倍
率を変える指示操作を行うズームスイッチ40が設けて
ある。そして、ズームスイッチ40或いはフットスイッ
チ7を操作した場合の操作信号はズーム制御装置6内に
設けられた入出力インタフェース(以下、I/Oと略
記)59を介して制御回路52に入力される。
【0033】つまり、ズームスイッチ40及びフットス
イッチ7はズーム制御装置6にケーブル等で接続されて
離間した位置に設けられたリモートスイッチを形成して
いる。
【0034】上記ズームスイッチ40は、拡大側(Te
le側以下、T方向)スイッチ40Tと、広角側(Wi
de方向以下、W方向)スイッチ40Wで構成されてい
る。例えば前側にズームスイッチ40を傾けるとT方向
スイッチ40TがONし、後側に傾けるとW方向スイッ
チ40WがONする。
【0035】図2に示すように上記ズーム制御装置6に
は、さらに制御回路52に接続された駆動波形及びプロ
グラムを記憶したROM53、システム設定用の情報を
記憶したシステム設定用RAM54、そのフロントパネ
ル48に設けたモードスイッチ49、50等を備えてい
る。
【0036】内視鏡2はその挿入部8がその先端部13
も含めて、用途に応じて太さが異なり、その太さにより
その先端部13に設けられるアクチュエータ39の大き
さもその先端部13の大きさに応じて設計が異なる。そ
れに従い、摩擦板44、圧電素子60の大きさも異なる
ため効率の良い駆動波形も異なる。
【0037】そこで、図2に示すように各内視鏡2毎に
その内視鏡2に内蔵されたアクチュエータ39の特性に
対応して望ましい駆動特性の駆動信号で駆動するように
設定する情報を持つ例えばディプスイッチ63が設けて
ある。このディプスイッチ63は各内視鏡2における例
えばコネクタ12に設けてある。
【0038】本実施の形態は挿入部8の先端部13に搭
載されたアクチュエータ39のサイズ等が挿入部8の太
さ、検査部位等に応じて種類の異なる内視鏡2がズーム
制御装置6に選択的に接続された場合にも、そのアクチ
ュエータ39に対応して設定された情報を発生する情報
発生手段としてのディップスイッチ63の情報により、
ズーム制御装置6は接続された内視鏡2に搭載されたア
クチュエータ39を駆動するのに適した駆動波形の駆動
信号をそのアクチュエータ39に駆動する内視鏡システ
ムを構成している。
【0039】そして、内視鏡2をズーム制御装置6に接
続した場合には、その内視鏡2の設けたディプスイッチ
63の情報が図2のI/Oポート59を介して制御回路
52(或いは制御回路52を構成するCPU55)に入
力される。なお、より具体的には図7に示すようにディ
プスイッチ63の設定情報は、I/Oポート59からC
PU55に伝達される。
【0040】図7に示すズーム制御装置6ではフットス
イッチ7、ズームスイッチ40及びフロントパネル48
のモードスイッチ49等を操作した場合には、それぞれ
の信号はI/Oポート59を介して(図2の制御回路5
2を構成する)CPU55に入力される。
【0041】このCPU55にはモード選択情報等を格
納したり、CPU55がプログラムに従って処理する作
業エリアに使用されるRAM54が接続されている。ま
た、本実施の形態では、ディプスイッチ63からその設
定情報もI/Oポート59を介してCPU55に入力さ
れる。
【0042】そして、CPU55はリモートスイッチが
操作された場合にはディプスイッチ63の設定情報を参
照して、フィールド・プログラマブル・ゲートアレイ
(FPGAと略記)56に対して、ROM53に予め書
き込んである駆動波形データを読み出す制御信号を送
り、FPGA56はこの制御信号によりROM53に対
応するアドレス信号を印加して、駆動波形データを読み
出す。
【0043】この駆動波形データはD/Aコンバータ5
7によりアナログ値に変換され、さらに駆動回路51を
構成する増幅回路58で増幅されて、駆動信号となり、
アクチュエータ39に印加される。
【0044】このディプスイッチ63のより詳細な形状
を図8(A)に示し、図8(B)にその設定情報の詳細
を示す。
【0045】ディップスイッチ63には、例えば2つの
SW1、SW2がある。このON(1)/OFF(0)
状態により、図8(B)に示すように4通りの駆動波形
が選択可能である。
【0046】このSW1、SW2の組み合わせによって
アクチュエータ39を駆動するのに適した、好ましくは
最適に駆動できる駆動波形の駆動信号をズーム制御装置
6から出力させる。例えば、SW1、SW2がOFF、
OFFの時、この情報を図7のI/Oポート59を介し
てCPU55に入力される。この情報によりCPU55
は、FPGA56を介して駆動信号データが書き込まれ
たROM53をアクセスする。ROM53は読み出すア
ドレスに応じて第1の駆動信号、第2の駆動信号がそれ
ぞれ4種類、計8種類の駆動波形データが格納されてい
る。
【0047】ROM53から出力された駆動波形データ
は、D/Aコンバータ57によりアナログ信号に変換さ
れ、増幅器58により増幅されてアクチュエータ39に
出力される。
【0048】このとき、アナログ量に変換された駆動信
号は、ズーム制御装置6に接続された内視鏡2に搭載さ
れたアクチュエータ39に最適な駆動信号である、例え
ば図6(A)或いは(B)(駆動波形A)の信号が出力
される。
【0049】また、SW1、SW2がOFF、ONに設
定された内視鏡2が接続されたときズーム制御装置6
は、上記と同様の動作を行いアクチュエータ39に最適
な駆動信号である図9(A)或いは(B)の信号(駆動
波形B)が出力される。
【0050】その他、同様にしてアクチュエータ39に
最適な駆動信号がディップスイッチ63によって選択さ
れ、SW1、SW2がON、OFF設定時には、図9
(C)或いは(D)の信号(駆動波形C)が出力され、
SW1、SW2がOFF、OFF設定時には、図9
(E)或いは(F)の信号(駆動波形D)が出力され
る。
【0051】例えば、図9(A)或いは(B)〜図9
(E)或いは(F)の駆動信号の波形は、図6(A)或
いは(B)の全波整流したような駆動信号の波形に比較
して、その立ち上がり、及び立ち下がり部分がほぼ一定
の傾きで立ち上がったり、立ち下がたり波形にしてい
る。
【0052】そして、その立ち上がり、及び立ち下がり
部分の傾きが小さいものから大きくなるものとを用意す
ることにより、小さなサイズのアクチュータから大きな
サイズのアクチュエータも効率良く駆動できるようにし
ている。
【0053】例えば、駆動波形の立ち上がり、及び立ち
下がり部分が図6の全波整流したような波形の場合より
も急峻な駆動波形とすることにより、図6の駆動信号で
駆動するアクチュエータより大きなサイズのアクチュエ
ータ39の場合にも駆動電圧を上げたり、駆動周波数を
高くすることなく、(駆動波形の変更のみで)駆動する
速度を上げることができる。
【0054】このように構成された第1の実施の形態の
形態によれば、異なるアクチュエータ39の内視鏡2が
接続されてもそのアクチュエータ39に対して最も効率
の良い駆動波形の駆動信号が出力されるため、駆動波形
の電圧を上げることや、駆動周波数を変更することなく
簡単にかつ低コストで実現でき、かつ適切な速度でアク
チュエータ39が駆動出来るためハードウェアの軽減、
小型化が実現可能でありアクチュエータ39に加わる電
力も少ないため内視鏡2の先端部の余分な発熱を防止可
能である。
【0055】また、ROM53に格納した波形データを
用いて駆動波形を変更しているため、低コストで効率よ
くアクチュエータ39の駆動が可能であると共に、従来
例に対して小さな変更で対応できる。
【0056】なお、同じ種類に属する内視鏡の場合でも
アクチュエータ39に個々にバラツキがある場合には、
例えば上記ディップスイッチ63のスイッチ素子の数を
2つのSW1、SW2の他にバラツキ補正用のスイッチ
(例えばSW3、SW4で説明するがその数をより多く
してバラツキ補正の範囲を広くしても良い)を設け、こ
のSW3、SW4のON、OFFでバラツキ補正を行う
ようにしても良い。
【0057】例えば、SW3、SW4は共にOFFの場
合にはバラツキ補正を行わないで、SW3、SW4がそ
れぞれONの場合には駆動速度を少し小さい方へのバラ
ツキ補正と、大きい方へのバラツキ補正を行う。
【0058】具体例として例えば、SW1、SW2がそ
れぞれOFF、OFFでSW3、SW4がそれぞれO
N,OFFの場合にはSW1、SW2の設定情報により
図9(E)或いは(F)の駆動波形Dの駆動信号が出力
されるが、SW3、SW4の設定情報により、その立ち
上がり及び立ち下がり波形の傾きを僅かに小さくした駆
動波形の駆動信号を出力する。
【0059】これにより、バラツキ補正を行わない(単
にSW1、SW2がそれぞれOFF、OFFの)場合に
アクチュエータ39に印加される駆動波形Dでは標準の
ものより駆動速度が若干大きすぎるような場合に、この
補正した駆動波形の駆動信号によりその特性のバラツキ
を補正することができる。他の設定情報の場合にも、同
様である。このように個々のバラツキの補正を行う補正
手段を形成しても良い。なお、この補正手段を形成する
ことにより、アクチュエータが経年変化等で特性が変化
した場合にも、SW3、SW4の設定情報を変更するこ
とにより、その影響を補正でき、術者に対する使い勝手
を向上できる。
【0060】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図10を参照して以下に説明する。図10
は、制御装置6の正面図であり、電源スイッチ46とコ
ネクタ24が着脱自在で接続されるコネクタ受け47と
が設けられ、これらの上方側にモードの設定などを行う
フロントパネル48が設けてある。
【0061】このフロントパネル48には、リモートス
イッチを1回押した場合にアクチュエータ39を所定量
づつステップ移動させるステップモードで動作させる設
定を行うステップモードスイッチ49と、リモートスイ
ッチを押した場合に押した時間だけ連続的に移動させる
スピードモード設定スイッチ50とが設けてある。
【0062】また、ステップモード及びスピードモード
において、その移動量或いは移動速度を複数段階に設定
するスイッチ49a〜49e、50a〜50eが設けて
ある。これらのスイッチ49a〜49e、50a〜50
eは選択するスイッチ機能の他に選択されたことを示す
インジケータ機能とを備えている。
【0063】例えばスピードモードからステップモード
に切り換えるためにステップモードスイッチ49を押す
と、例えば初期設定状態のままでは(レベルが)3のス
イッチ49cの選択状態のステップモードに設定され、
このスイッチ49c部分が(内部のLED等のインジケ
ータによる)点灯で術者に分かるようにしている。
【0064】ステップモードではリモートスイッチを1
回押した場合にある時間T1内に駆動信号が出力される
信号数をスイッチ49a〜49eで5段階に設定でき
る。
【0065】例えば図10で(レベルが)1のスイッチ
49aはこの信号数が最も少なく、(レベルが)5のス
イッチ49eではこの信号数が最も多くなるように順次
段階的に設定されている。そして、(レベルが)3のス
イッチ49cでは中間の信号数であり、通常はこの設定
で十分に移動操作を行うことができる値に設定されてい
る。
【0066】また、長期の使用により、アクチュエータ
39の特性が低下しても、その場合には(レベルが)4
のスイッチ49d或いは(レベルが)5のスイッチ49
eに設定することにより、(特性が低下していない)通
常の使用状態と同等な操作性が得られるようにしてい
る。
【0067】また、スピードモードでも類似の機能を設
けている。このスピードモードではリモートスイッチを
押した場合にある単位の時間Tb内に駆動信号が出力さ
れる時間Taをスイッチ50a〜50eで5段階に設定
できる。例えば図10で(レベルが)1のスイッチ50
aは駆動信号が出力される時間Taが最も短く、(レベ
ルが)5のスイッチ50eではこの時間Taが最も長く
なるように順次段階的に設定されている。
【0068】そして、(レベルが)3のスイッチ50c
では中間の時間Taであり、通常はこの設定で十分に移
動操作を行うことができる値に設定される。例えば、こ
のスイッチ50cの状態で、リモートスイッチを押した
場合には最広角端から最拡大端まで、或いは最拡大端か
ら最広角端までの移動を1秒で移動できるようにしてい
る。
【0069】また、長期の使用により、アクチュエータ
39の特性が低下しても、その場合には(レベルが)4
のスイッチ50d或いは(レベルが)5のスイッチ50
eに設定することにより、(特性が低下していない)通
常の使用状態と同等な操作性が得られるようにしてい
る。
【0070】また、フットスイッチ7が機能するかしな
いかを選択できるフットスイッチ機能選択スイッチ(図
10では単にフットSW機能と略記)71とフットスイ
ッチ7が機能するONか、機能しないOFFかを示すL
ED72a、72bがそれぞれ設けている。
【0071】また、操作部9に設けられているズームス
イッチ40が機能するかしないかを選択できるズームス
イッチ機能選択スイッチ(図10では単にズームSW機
能と略記)73とズームスイッチが機能するONか、機
能しないOFFかを示すLED74a、74bがそれぞ
れ設けている。
【0072】例えば、フットスイッチ機能選択スイッチ
71のONを示すLED72aが点灯している場合に
は、フットスイッチ7によってアクチュエータ39の制
御が可能である。その状態でフットスイッチ機能選択ス
イッチ71を押すとOFFを示すLED72bが点灯
し、先に点灯しているONを示すLED72aは消え
る。この状態になったときには、フットスイッチ7で
は、アクチュエータ39の制御は出来ない。
【0073】また、ズームスイッチ機能選択スイッチ7
3のONを示すLED74aが点灯している場合には、
ズームスイッチ40によってアクチュエータ39の制御
が可能である。その状態でズームスイッチ機能選択スイ
ッチ73を押すとOFFを示すLED74bが点灯し、
先に点灯していたONを示すLED74aは消える。こ
の状態になったときにはズームスイッチ40では、アク
チュエータ39の制御は出来ない。但し、フットスイッ
チ機能選択スイッチ71とズームスイッチ機能選択スイ
ッチ73は両方共にOFFにならないようにCPU55
は制御を行う。
【0074】本実施の形態によれば、例えばズームスイ
ッチ40の機能をOFFに設定することでフットスイッ
チ7による制御を行いたいユーザが内視鏡2を操作中に
誤ってズームスイッチ40を押してもアクチュエータ制
御がされてしまうことを防止出来るため、内視鏡診断を
快適に行う事が可能である。
【0075】また、本実施の形態の変形例としてフット
スイッチ機能選択スイッチ71とズームスイッチ機能選
択スイッチ73はないが、電源投入時にスピードモード
スイッチ50を押しながら電源を押すと、スピード設定
レベルLEDが5秒間点灯する。
【0076】この状態になった時には、ズームスイッチ
40ではアクチュエータ39の制御は可能であるが、フ
ットスイッチ7ではアクチュエータ39の制御は出来な
いようになる。また、この状態で電源投入時にスピード
モードスイッチ50を押しながら電源を押すと、ステッ
プ設定レベルLEDが5秒間点灯する。この状態になっ
た時には、ズームスイッチ40ではアクチュエータ39
の制御は出来ないが、フットスイッチ7ではアクチュエ
ータ39の制御が可能である。
【0077】上記においてこの設定はRAM54に記憶
され、電源投入時に同じ操作を行う必要はない。また、
電源投入時に押すスイッチは、スピードモードスイッチ
50でなく、ステップモードスイッチ49にしても良
い。
【0078】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図11を参照して以下に説明する。図11
は本発明の第3の実施の形態の内視鏡装置1′の概略の
構成を示す。この内視鏡装置1′は第1の実施の形態の
内視鏡装置1において、ビデオプロセッサ4にはビデオ
信号処理回路37に接続された制御回路81を設け、こ
の制御回路81はカラーモニタ5に表示される情報を入
力するキーボード82と接続され、患者データ(名前、
生年月日、性別)の入力や画像の設定、記録装置の設定
以外に、スピードモードで使用するか、ステップモード
で使用するかの設定、その時のレベルに関する設定がで
きるようにしている。
【0079】また、ビデオプロセッサ4の制御回路81
はズーム制御装置6内の制御回路52と通信線83で接
続され、該通信線83を介して相互に情報の伝送を行う
ことができるようにしている。
【0080】そして、その設定情報は制御回路81から
ビデオ信号処理回路37に送られ、設定情報を映像信号
に重畳してカラーモニタ5に出力し、スピードモードで
使用するか、ステップモードで使用するかの設定、及び
その時のレベルに関する設定値を表示する。このため、
制御回路6にはスピードモードスイッチ50及びステッ
プモードスイッチ49等を設けていないし、各モードで
のレベルを表示するLED等も設けていない。
【0081】その他は第1の実施の形態と同様の構成で
あり、ズーム制御装置6は図11では示していない内視
鏡2(図2参照)のアクチュエータ39に接続され、ア
クチュエータ39の駆動を行う。
【0082】次に本実施の形態による作用を説明する。
ユーザはキーボード82からカラーモニタ5に表示する
患者データ(名前、生年月日、性別)の入力や画像の設
定、記録装置の設定以外に、スピードモードで使用する
か、ステップモードで使用するかの設定、その時のレベ
ルに関する設定が可能である。
【0083】この設定情報は制御回路81からビデオ信
号処理回路37に送られ、ビデオ信号処理回路37は設
定情報を表示する信号を映像信号に重畳してカラーモニ
タ5に出力し、カラーモニタ5の表示面には図12
(A)に示すように内視鏡画像表示エリアの例えば下側
に設定情報を表示する。
【0084】図12(A)では、設定情報として、具体
的にはアクチュエータ39を駆動するモードがスピード
モードで、そのレベルが3と表示される。
【0085】また、この設定情報はビデオプロセッサ4
の制御回路81から通信手段としての通信線83を介し
てズーム制御装置6の制御回路52に入力され、制御回
路52はキーボード82による設定情報に対応する駆動
条件等になるようにズーム制御装置6を制御する。
【0086】また、本実施の形態では上述のように設定
情報をカラーモニタ5に表示する手段を形成しているの
で、ズーム制御装置6のフロントパネルにはモード選択
設定用のスイッチ49,50及び各モードでのレベルを
表示するLED等を設けていない。その他は第1の実施
の形態と同様の作用を有する。
【0087】本実施の形態によれば、ズーム制御装置6
の設定、表示がビデオプロセッサ4によって可能なた
め、ズーム制御装置6のフロントパネル48上のスイッ
チ49,50LEDが不要となりズーム制御装置6の小
型化が可能となりシステムとしての低価格化が実現でき
る。
【0088】また、ズーム制御装置6では、アクチュエ
ータ駆動ラインの断線や、ショートを検知するがこの異
常状態をズーム制御装置6はビデオプロセッサ4とズー
ム制御装置6を接続する通信手段によってビデオプロセ
ッサ4に対して送信するようにしても良い。
【0089】このようにした場合には、異常状態となっ
た場合には図12(B)のようにカラーモニタ5に異常
情報を表示し、ユーザーに告知する。この告知は、ズー
ム制御装置6にて警告音を発したり或いは警告表示をす
るよりもユーザにより解り易い。
【0090】[付記] 1.少なくとも観察光学系の一部を、内蔵したアクチュ
エータで駆動する内視鏡と、前記内視鏡が着脱自在に接
続され、前記アクチュエータの動作を駆動信号で制御す
る制御装置を備えた内視鏡装置において、前記内視鏡に
備えられ、前記アクチュエータを駆動する情報を発生す
る情報発生手段と、前記制御装置内に設けられ、前記情
報発生手段による情報に応じて、駆動波形が異なる駆動
信号を前記アクチュエータに出力する駆動信号生成手段
と、を設けたことを特徴とする内視鏡装置。
【0091】2.少なくとも観察光学系の一部を、内蔵
した第1のアクチュエータで駆動する第1の内視鏡と、
少なくとも観察光学系の一部を、内蔵した第2のアクチ
ュエータで駆動する第2の内視鏡と、前記第1及び第2
の内視鏡が選択的に着脱自在に接続され、前記第1及び
第2のアクチュエータの動作を駆動信号で制御する制御
装置と、前記第1の内視鏡に備えられ、前記第1のアク
チュエータを駆動する情報を発生する第1の情報発生手
段と、前記第2の内視鏡に備えられ、前記第2のアクチ
ュエータを駆動する情報を発生する第2の情報発生手段
と、前記制御装置内に設けられ、該制御装置に接続され
た第1又は第2の内視鏡に設けられた前記第1又は第2
の情報発生手段による情報に応じて、駆動波形が異なる
駆動信号を第1又は第2のアクチュエータに出力する駆
動信号生成手段と、を設けたことを特徴とする内視鏡シ
ステム。
【0092】3.前記駆動信号生成手段は複数の駆動波
形を格納した駆動波形格納手段を有し、前記情報発生手
段からの情報に応じて、読み出す駆動波形を変更して出
力することを特徴とする請求項1記載の内視鏡装置。
【0093】4.前記情報発生手段は複数のスイッチ素
子のON、OFFで前記情報を発生するディップスイッ
チである付記1記載の内視鏡装置。
【0094】5.前記制御装置又は内視鏡に前記アクチ
ュエータの動作の指示を行う複数の操作手段と、各操作
手段の機能を有効にするか否かを選択可能とする設定手
段を持つことを特徴とする請求項1記載の内視鏡装置。
【0095】6.前記内視鏡は撮像素子を備えた電子内
視鏡であり、前記制御装置は前記撮像素子に対する信号
処理を行うビデオプロセッサとの通信手段を備え、前記
ビデオプロセッサに接続されたキーボードによってアク
チュエータによる駆動条件の設定が可能なことを特徴と
する付記1記載の内視鏡装置。
【0096】7.前記内視鏡は撮像素子を備えた電子内
視鏡であり、前記制御装置は前記撮像素子に対する信号
処理を行うビデオプロセッサとの通信手段を備え、かつ
アクチュエータ駆動の警告情報をビデオプロセッサに送
信し、撮像素子で撮像した内視鏡画像を表示する画像表
示手段に警告情報を表示することを特徴とする付記1記
載の内視鏡装置。
【0097】8.被検体内に挿入される内視鏡と、前記
内視鏡の先端部に備えられたズームレンズと、前記ズー
ムレンズを移動可能に保持するレンズ可動手段と、前記
レンズ可動手段における可動部の固有情報に対応した可
動手段情報を発生する固有情報発生手段と、前記ズーム
レンズのズーム倍率を入力可能な拡大率指示手段と、前
記レンズ可動手段が着脱自在に接続され、前記固有情報
発生手段が発生する固有情報と前記拡大率指示手段が出
力するズーム倍率情報とに基づき、前記レンズ可動手段
に対応した信号レベルの駆動信号を出力する駆動信号出
力手段と、を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
【0098】9.観察倍率を変更可能なズームレンズを
移動可能に保持するレンズ可動手段と、 前記レンズ可
動手段における可動部の固有情報に対応した可動手段情
報を発生する固有情報発生手段と、前記レンズ可動手段
が着脱自在に接続され、前記固有情報発生手段が発生す
る可動手段情報に基づき、前記レンズ可動手段に対応し
た信号レベルの駆動信号を出力する駆動信号出力手段
と、を具備したことを特徴とするズームレンズ制御装
置。
【0099】10.被検体内に挿入される第1の内視鏡
と、前記第1の内視鏡の先端部に備えられた第1のズー
ムレンズと、前記第1のズームレンズを移動可能に保持
する第1のレンズ可動手段と、被検体内に挿入される第
2の内視鏡と、前記第2の内視鏡の先端部に備えられた
第2のズームレンズと、前記第2のズームレンズを移動
可能に保持する第2のレンズ可動手段と、前記第1のレ
ンズ可動手段または第2のレンズ可動手段が着脱自在に
接続される接続部と、前記接続部に接続された前記第1
のレンズ可動手段または第2のレンズ可動手段における
可動部の固有情報に対応した第1または第2の可動手段
情報を発生する固有情報発生手段と、前記接続部に接続
された前記第1のレンズ可動手段または第2のレンズ可
動手段に保持された第1または第2のズームレンズのズ
ーム倍率を入力可能な拡大率指示手段と、前記固有情報
発生手段が発生する固有情報と前記拡大率指示手段が出
力するズーム倍率情報とに基づき、前記接続部に接続さ
れた第1または第2のレンズ可動手段に対応した信号レ
ベルの駆動信号を出力する駆動信号出力手段と、を具備
したことを特徴とする内視鏡システム。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくとも観察光学系の一部を、内蔵したアクチュエータ
で駆動する内視鏡と、前記内視鏡が着脱自在に接続さ
れ、前記アクチュエータの動作を駆動信号で制御する制
御装置を備えた内視鏡装置において、前記内視鏡に備え
られ、前記アクチュエータを駆動する情報を発生する情
報発生手段と、前記制御装置内に設けられ、前記情報発
生手段による情報に応じて、駆動波形が異なる駆動信号
を前記アクチュエータに出力する駆動信号生成手段と、
を設けたことにより、制御装置に接続された内視鏡に内
蔵されたアクチュエータに応じて単に駆動波形を変更す
ることにより、駆動周波数の変更等のハードウェアの大
きな変更を必要としないで、簡単な構成でかつ低コスト
で各アクチュエータを適切に駆動できる。
【0101】また、少なくとも観察光学系の一部を、内
蔵した第1のアクチュエータで駆動する第1の内視鏡
と、少なくとも観察光学系の一部を、内蔵した第2のア
クチュエータで駆動する第2の内視鏡と、前記第1及び
第2の内視鏡が選択的に着脱自在に接続され、前記第1
及び第2のアクチュエータの動作を駆動信号で制御する
制御装置と、前記第1の内視鏡に備えられ、前記第1の
アクチュエータを駆動する情報を発生する第1の情報発
生手段と、前記第2の内視鏡に備えられ、前記第2のア
クチュエータを駆動する情報を発生する第2の情報発生
手段と、前記制御装置内に設けられ、該制御装置に接続
された第1又は第2の内視鏡に設けられた前記第1又は
第2の情報発生手段による情報に応じて、駆動波形が異
なる駆動信号を第1又は第2のアクチュエータに出力す
る駆動信号生成手段と、を設けたことにより、制御装置
に接続された第1又は第2の内視鏡に内蔵された第1又
は第2のアクチュエータに応じて単に駆動波形を変更す
ることにより、駆動周波数の変更等のハードウェアの大
きな変更を必要としないで、簡単な構成でかつ低コスト
で各アクチュエータを適切に駆動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡装置の外観
を示す斜視図。
【図2】内視鏡装置の全体構成を示すブロック図。
【図3】内視鏡の先端部に設けた対物光学系及びズーム
レンズを駆動するアクチュエータを示す図。
【図4】アクチュエータの外形を示す斜視図。
【図5】アクチュエータの内部構造を示す断面図。
【図6】駆動波形を示す図。
【図7】ズーム制御装置内の駆動系の概略の構成を示す
図。
【図8】ディップスイッチの構成及び設定情報を示す
図。
【図9】各内視鏡のアクチュエータを駆動する駆動波形
を示す図。
【図10】本発明の第2の実施の形態におけるズーム制
御装置の正面図。
【図11】本発明の第3の実施の形態の主要部の構成を
示すブロック図。
【図12】カラーモニタに設定情報等が表示されること
を示す図。
【符号の説明】 1…内視鏡装置 2…内視鏡 3…光源装置 4…ビデオプロセッサ 5…カラーモニタ 6…ズーム制御装置 7…フットスイッチ 8…挿入部 9…操作部 13…先端部 34…対物光学系 35…CCD 38…ズームレンズ 39…アクチュエータ 40…ズームスイッチ 42…移動体 49…ステップモードスイッチ 50…スピードモードスイッチ 51…駆動回路 52…制御回路 53…ROM 54…RAM 55…CPU 56…FPGA 57…D/Aコンバータ 59…I/O 60…圧電素子 63…ディップスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 BA03 CA22 DA12 DA43 GA11 4C061 AA00 AA29 BB02 CC06 DD03 FF40 LL02 NN01 PP13 RR06 RR17 RR26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも観察光学系の一部を、内蔵し
    たアクチュエータで駆動する内視鏡と、前記内視鏡が着
    脱自在に接続され、前記アクチュエータの動作を駆動信
    号で制御する制御装置を備えた内視鏡装置において、 前記内視鏡に備えられ、前記アクチュエータを駆動する
    情報を発生する情報発生手段と、 前記制御装置内に設けられ、前記情報発生手段による情
    報に応じて、駆動波形が異なる駆動信号を前記アクチュ
    エータに出力する駆動信号生成手段と、 を設けたことを特徴とする内視鏡装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも観察光学系の一部を、内蔵し
    た第1のアクチュエータで駆動する第1の内視鏡と、 少なくとも観察光学系の一部を、内蔵した第2のアクチ
    ュエータで駆動する第2の内視鏡と、 前記第1及び第2の内視鏡が選択的に着脱自在に接続さ
    れ、前記第1及び第2のアクチュエータの動作を駆動信
    号で制御する制御装置と、 前記第1の内視鏡に備えられ、前記第1のアクチュエー
    タを駆動する情報を発生する第1の情報発生手段と、 前記第2の内視鏡に備えられ、前記第2のアクチュエー
    タを駆動する情報を発生する第2の情報発生手段と、 前記制御装置内に設けられ、該制御装置に接続された第
    1又は第2の内視鏡に設けられた前記第1又は第2の情
    報発生手段による情報に応じて、駆動波形が異なる駆動
    信号を第1又は第2のアクチュエータに出力する駆動信
    号生成手段と、 を設けたことを特徴とする内視鏡システム。
  3. 【請求項3】 前記駆動信号生成手段は複数の駆動波形
    を格納した駆動波形格納手段を有し、前記情報発生手段
    からの情報に応じて、読み出す駆動波形を変更して出力
    することを特徴とする請求項1記載の内視鏡装置。
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