JP2001172237A - 新規化合物及びその製造方法 - Google Patents

新規化合物及びその製造方法

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JP2001172237A
JP2001172237A JP35438399A JP35438399A JP2001172237A JP 2001172237 A JP2001172237 A JP 2001172237A JP 35438399 A JP35438399 A JP 35438399A JP 35438399 A JP35438399 A JP 35438399A JP 2001172237 A JP2001172237 A JP 2001172237A
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Junro Yoneda
淳郎 米田
Yoshihiro Maeda
喜浩 前田
Shigeru Yamaguchi
繁 山口
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】例えば、カルシウムイオン等の硬度成分に対す
る捕捉力や無機粒子に対する分散作用に非常に優れてい
るという特徴を活かし且つ重金属に対する捕捉力を併せ
持った水溶性重合体の原料として好適に用いられる特定
の単量体を初めとする、種々の特定の用途に対して、そ
の効果をいかんなく発揮する特定の特徴を有する重合体
の原料となる化合物及びその製造方法を提供する。 【解決手段】本発明の化合物は、エポキシブテン類に、
第一又は第二アミン、或はアンモニアを反応させて得ら
れる、炭素−炭素二重結合と水酸基及びアミノ基とを有
する化合物であり、好ましくは下記一般式(1)で表さ
れる化合物である。 【化28】 但し、R5、R6は互いに独立に水素或は有機基である。
また、これら化合物は、例えば、エポキシブテン類に、
第一又は第二アミン、或はアンモニアを反応させて得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭素−炭素二重結
合と水酸基及びアミノ基を有する化合物、及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今般、非常に様々な分野において、非常
に種々の重合体が、非常に種々の用途に使用されてい
る。例えば、アクリル酸単独重合体、マレイン酸単独重
合体、或はアクリル酸/マレイン酸共重合体等に代表さ
れるポリカルボン酸系重合体は、カルシウムイオン等の
硬度成分に対する捕捉力や無機粒子に対する分散作用が
非常に優れることが知られており、これらの特徴を活か
して、例えば、繊維処理剤、木材パルプ漂白助剤、過酸
化水素安定化剤、無機顔料分散剤、スケール防止剤、洗
剤組成物等、種々の用途に対して用いられている。
【0003】然るに、これらポリカルボン酸系重合体
は、上記特徴を有するものの、重金属に対する捕捉力が
不十分であるため、上記用途に対して必ずしも未だ十分
とは言い難いのが現状である。重金属に対する捕捉力と
しては、例えば、エチレンジアミン四酢酸塩、ニトリロ
三酢酸塩、或は有機ホスホン酸系キレート剤等の有機系
キレート剤が比較的高いことが知られているが、これら
は、単位重量当りでのカルシウムイオン等の硬度成分に
対する捕捉力は十分でなく、無機粒子に対する分散作用
は全く不十分であるため、前記用途に対しての効果は極
めて不十分である。
【0004】そのため、上記用途に対しては、重金属に
対する捕捉力が十分高く、且つ、カルシウムイオン等の
硬度成分に対する捕捉力や無機粒子に対する分散作用に
非常に優れている剤、即ち、カルシウムイオン等の硬度
成分に対する捕捉力や無機粒子に対する分散作用に非常
に優れているという特徴を活かし、且つ重金属に対する
捕捉力を併せ持った重合体の開発が切望されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで発明者等は、上
記問題、即ち、種々の特定の用途に対して、その効果を
いかんなく発揮する特定の特徴を有する重合体の開発と
いう問題を解決するためには、その重合体の原料となる
単量体の設計が特に重要と考え鋭意検討を行った。その
結果、エポキシブテン類に特定の第一又は第二アミン、
或はアンモニアを反応させて得られる炭素−炭素二重結
合及び水酸基及びアミノ基とを有する特定の化合物及び
その製造方法が非常に有用であることを見出した。
【0006】従って本発明の課題は、例えば、カルシウ
ムイオン等の硬度成分に対する捕捉力や無機粒子に対す
る分散作用に非常に優れているという特徴を活かし且つ
重金属に対する捕捉力を併せ持った水溶性重合体の原料
として好適に用いられる特定の単量体を初めとする、種
々の特定の用途に対して、その効果をいかんなく発揮す
る特定の特徴を有する重合体の原料となる化合物及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、以下の構成を提供する。 エポキシブテン類に、第一又は第二アミン、或はアン
モニアを反応させて得られる、炭素−炭素二重結合と水
酸基及びアミノ基を有する化合物。 上記一般式(2)で、アミノ基の置換基である、R5
とR6が特定の構造である化合物。 エポキシブテン類に、第一又は第二アミン、或はアン
モニアを反応させて、炭素−炭素二重結合と水酸基及び
アミノ基を有する化合物の製造方法。 より具体的には、例えば3,4−エポキシ−1−ブテ
ンにタウリン、イミノ二酢酸、アスパラギン酸およびそ
の塩、ジエタノールアミン、エチレンジアミンから選択
される少なくとも一つの化合物を反応させて得られる特
定の構造を持つ化合物。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明である、炭素−炭素二
重結合と水酸基及びアミノ基を有する化合物、及びその
製造方法について詳細に説明する。
【0009】[化合物]本発明の化合物は、下記一般式
(1)で表されるエポキシブテン類に、第一又は第二ア
ミン、或はアンモニアを反応させて得られる、炭素−炭
素二重結合と水酸基及びアミノ基を有する化合物であ
る。
【0010】
【化6】
【0011】ここで、R1、R2、R3、R4は互いに独立
に水素或は有機基である。
【0012】また、好ましくは、例えば、上記一般式
(1)において、R1、R2、R3、R4の何れもが水素で
ある場合の3,4−エポキシ−1−ブテンに、第一又は
第二アミン、或はアンモニアを反応させて得られる、炭
素−炭素二重結合と水酸基及びアミノ基を有する化合物
であり、より好ましくは、下記一般式(2)で表される
化合物である。
【0013】
【化7】
【0014】ここで、R5、R6は互いに独立に水素或は
有機基である。さらに、例えば、繊維処理剤、木材パル
プ漂白助剤、過酸化水素安定化剤、無機顔料分散剤、ス
ケール防止剤、洗剤組成物等、水溶性重合体、特にポリ
カルボン酸系重合体が有用とされる種々の用途に対して
用いる重合体の原料として用いる場合、好ましくは、上
記一般式(2)において、R5、R6が、同時に水素とな
ることはなく、互いに独立に、以下で列記した置換基で
ある化合物である。 水素 カルボン酸基又はこれらの酸基の塩、を有する有機
基。 スルホン酸基又はこれらの酸基の塩、を有する有機
基。 水酸基を有する有機基 アミノ基を有する有機基 のうちの何れかの置換基を少なくとも1つ以上有する化
合物である。ここで、有機基とは、例えばアルケニル
基、アルキニル基または芳香族基が挙げられる。
【0015】また、ここで酸基の塩とは、特に限定され
ないが、例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム等の
アルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカ
リ土類金属塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン等の有機アミン塩が挙げられ
る。
【0016】これらの化合物は、炭素−炭素二重結合と
側鎖に水酸基及びアミノ基に加え、さらに種々の官能基
を有することとなり、例えば、上記用途に対して有用で
あるカルシウムイオン等の硬度成分に対する捕捉力や無
機粒子に対する分散作用に非常に優れ且つ重金属に対す
る捕捉力を併せ持った重合体の原料として非常に好まし
い。
【0017】さらに上記用途に対する重合体の原料とし
て用いる場合、最も好ましくは、前記一般式(2)にお
いて、R5、R6が、同時に水素となることはなく、互い
に独立に、水素、或は下記に示す置換基のうちの何れか
である化合物である。
【0018】
【化8】
【0019】但し、ここでX1〜X7は、互いに独立に、
水素、或はアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アン
モニウム塩、有機アミン塩である。また、R7、R8は、
同時に水素となることはなく、互いに独立に、水素或は
有機基である。
【0020】上記において、アルカリ金属とは、例え
ば、ナトリウム、カリウム、リチウム等が挙げられ、ア
ルカリ土類金属とは、カルシウム、マグネシウム等が挙
げられ、有機アミンとは、モノエタノールアミン、トリ
エタノールアミン等が挙げられる。
【0021】具体的には、例えば、以下に示す化合物で
あり、前記一般式(2)における置換基R5、R6の構造
をより具体的に示した。
【0022】一般式(2)において、R5、R6が以下で
示す置換基の場合である。
【0023】
【化9】
【0024】X1とは、水素、或はアルカリ金属塩、ア
ルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩であ
る。アルカリ金属とは、例えば、ナトリウム、カリウ
ム、リチウム等が挙げられ、アルカリ土類金属とは、カ
ルシウム、マグネシウム等が挙げられ、有機アミンと
は、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等が
挙げられる。また、これらは1種のみを用いても良い
し、2種以上の混合物で用いても良い。
【0025】一般式(2)において、R5、R6が以下で
示す置換基の場合である。
【0026】
【化10】
【0027】X4、X5とは、水素、或はアルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、有機アミン
塩である。アルカリ金属とは、例えば、ナトリウム、カ
リウム、リチウム等が挙げられ、アルカリ土類金属と
は、カルシウム、マグネシウム等が挙げられ、有機アミ
ンとは、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン
等が挙げられる。また、これらは1種のみを用いても良
いし、2種以上の混合物で用いても良い。
【0028】一般式(2)において、R5、R6が以下で
示す置換基の場合である。
【0029】
【化11】
【0030】X6、X7とは、水素、或はアルカリ金属
塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、有機アミン
塩である。アルカリ金属とは、例えば、ナトリウム、カ
リウム、リチウム等が挙げられ、アルカリ土類金属と
は、カルシウム、マグネシウム等が挙げられ、有機アミ
ンとは、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン
等が挙げられる。また、これらは1種のみを用いても良
いし、2種以上の混合物で用いても良い。
【0031】一般式(2)において、R5、R6が以下で
示す置換基の場合である。
【0032】
【化12】
【0033】X3とは、水素、或はアルカリ金属塩、ア
ルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩であ
る。アルカリ金属とは、例えば、ナトリウム、カリウ
ム、リチウム等が挙げられ、アルカリ土類金属とは、カ
ルシウム、マグネシウム等が挙げられ、有機アミンと
は、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等が
挙げられる。また、これらは1種のみを用いても良い
し、2種以上の混合物で用いても良い。
【0034】一般式(2)において、R5、R6が以下で
示す置換基の場合である。
【0035】
【化13】
【0036】X1とは、水素、或はアルカリ金属塩、ア
ルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩であ
る。アルカリ金属とは、例えば、ナトリウム、カリウ
ム、リチウム等が挙げられ、アルカリ土類金属とは、カ
ルシウム、マグネシウム等が挙げられ、有機アミンと
は、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等が
挙げられる。また、これらは1種のみを用いても良い
し、2種以上の混合物で用いても良い。
【0037】一般式(2)において、R5、R6が以下で
示す置換基の場合である。
【0038】
【化14】
【0039】X2とは、水素、或はアルカリ金属塩、ア
ルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩であ
る。アルカリ金属とは、例えば、ナトリウム、カリウ
ム、リチウム等が挙げられ、アルカリ土類金属とは、カ
ルシウム、マグネシウム等が挙げられ、有機アミンと
は、モノエタノールアミン、トリエタノールアミン等が
挙げられる。また、これらは1種のみを用いても良い
し、2種以上の混合物で用いても良い。
【0040】また、より具体的には、例えば、以下に示
す化合物であり、前記一般式(2)における置換基
5、R6の構造をより具体的に示した。
【0041】
【化15】
【0042】一般式(2)において、R5、R6が以下で
示す置換基の場合である。
【化16】 一般式(2)において、R5、R6が以下で示す置換基の
場合である。
【0043】
【化17】
【0044】一般式(2)において、R5、R6が以下で
示す置換基の場合である。
【0045】
【化18】
【0046】一般式(2)において、R5、R6が以下で
示す置換基の場合である。
【0047】
【化19】
【0048】一般式(2)において、R5、R6が以下で
示す置換基の場合である。
【化20】 一般式(2)において、R5、R6が以下で示す置換基の
場合である。
【0049】
【化21】
【0050】一般式(2)において、R5、R6が以下で
示す置換基の場合である。
【0051】
【化22】
【0052】一般式(2)において、R5、R6が以下で
示す置換基の場合である。
【0053】
【化23】
【0054】一般式(2)において、R5、R6が以下で
示す置換基の場合である。
【0055】
【化24】 [化合物の製造方法]次に、本発明の化合物の製造方法
について説明する。本発明における炭素−炭素二重結合
と水酸基及びアミノ基とを有する化合物の製造方法は、
例えば、溶媒中、攪拌下、エポキシブテン類に、第一又
は第二アミン或はアンモニアを反応させることを特徴と
する。
【0056】<エポキシブテン類>本発明に用いるエポ
キシブテン類は、前記一般式(1)記載の化合物であれ
ば、特に限定されず、目的に応じ適宜選択すれば良い。
具体的には、3,4−エポキシ−1−ブテン、3,4−
エポキシー3−メチル−1−ブテン、3,4−エポキシ
−1−ペンテン、3,4−エポキシー3−メチルペンテ
ン等である。また、一般式(1)以外でも、5,6−エ
ポキシ−1−ヘキセン、ビニルシクロヘキセンモノ−エ
ポキシド等も使用可能である。反応条件や製造される化
合物の重合性や物性に支障がなければ、これら列記の原
料から選択される、少なくともひとつのエポキシブテン
類に対して前記の反応をさせてもよい。
【0057】合成の容易さ、或はハンドリングに容易さ
の観点から、好ましくは、前記一般式(1)におけるR
1、R2、R3、R4が全て水素である3,4−エポキシ−
1−ブテンである。
【0058】<第一又は第二アミン或はアンモニア>本
発明に用いる第一又は第二アミン或はアンモニアは特に
は限定されず、目的に応じ適宜選択すれば良い。
【0059】得られた化合物を、例えば、繊維処理剤、
木材パルプ漂白助剤、過酸化水素安定化剤、無機顔料分
散剤、スケール防止剤、洗剤組成物等、水溶性重合体、
特にポリカルボン酸系重合体が有用とされる種々の用途
に対して用いる重合体の原料とする場合、前述の通り、
炭素−炭素二重結合と水酸基及びアミノ基に加え、さら
に種々の官能基を有することが、上記用途に対して有用
であるカルシウムイオン等の硬度成分に対する捕捉力や
無機粒子に対する分散作用に非常に優れ且つ重金属に対
する捕捉力を併せ持った重合体の原料として非常に好ま
しい。そのために本発明の化合物を得るにあたっては、
水酸基、カルボキシル基、スルホン酸基から選択される
少なくとも1の官能基を有している第一又は第二アミ
ン、或は少なくとも一つ以上は第一又は第二アミンを有
している少なくとも二つ以上のアミノ基を有するアミン
を用いてエポキシブテン類と反応させる事が好ましい。
【0060】より好ましくは、上記の、水酸基、カルボ
キシル基、スルホン酸基から選択される少なくともひと
つの官能基を有している第一又は第二アミン、或は少な
くとも一つ以上は第一又は第二アミンを有している少な
くとも二つ以上のアミノ基を有するアミンとしては、タ
ウリン系誘導体、イミノ二酢酸系誘導体、アスパラギン
酸系誘導体等のアミノ酸及びこれらの塩、ジエタノール
アミン誘導体、エチレンジアミン誘導体等の有機アルカ
ノールアミンや有機ジアルカノールアミン、有機ジアミ
ンを用いる事であり、特に好ましくは、タウリン、イミ
ノ二酢酸、アスパラギン酸及びこれらの塩、ジエタノー
ルアミン、エチレンジアミンである。
【0061】そして、最も好ましくは、エポキシブテン
類として3,4−エポキシ−1−ブテンを用い、アミン
成分としてタウリン、イミノ二酢酸、アスパラギン酸及
びこれらの塩、ジエタノールアミン、エチレンジアミン
を用いることである。反応に支障がなければ、また製造
される化合物の重合性や物性等に問題がなければ、これ
らアミン各種原料から選択される少なくとも1の原料を
用いて反応させてもよい。
【0062】<溶媒>本発明において、例えば溶媒を用
いる場合、溶媒は特に限定されず、エポキシブテン類及
び用いる第一又は第二アミン或はアンモニアの溶解性、
及び反応させて得られる化合物の溶解性等に鑑み、適宜
設定すれば良い。
【0063】得られた化合物を上記用途として用いるた
めの水溶性重合体の原料として用いる場合、好ましくは
水系溶媒、さらに好ましくは水である。エポキシブテン
類及び第一又は第二アミン或はアンモニアの溶解性を向
上させるために、他の水系の有機溶剤を30重量%以下
の量で適宜加えても良い。具体的には、メタノール、エ
タノール、イソプロピルアルコールなどの低級アルコー
ル;ジメチルホルムアミド等のアミド類;ジエチルエー
テル、ジオキサン等のエーテル類;等から、1種類また
は2種類以上を適宜選択して用いることができる。これ
は、該水溶性重合体は通常水系溶媒で重合されるため、
本発明の化合物を有機系溶剤中で製造すると、有機溶剤
の回収等の操作が必要となるため、製造工程が複雑にな
る、経済的にも不利になるといった観点から好ましくな
い。水系溶媒、特に好ましくは水で製造した場合には、
そのまま重合工程使用できるため非常に好ましい。
【0064】<反応時の原料の添加方法>本発明におい
て、例えば溶媒を用いる場合、本発明に反応時における
原料の添加方法、即ちエポキシブテン類、及び上記第一
又は第二アミン或はアンモニア(以下、ここでは単に
「アミン成分」と表記する。)の添加方法は特に限定さ
れず、用いるエポキシブテン類及びアミン成分の反応
性、或は用いるアミン成分及び反応させた後に得られる
化合物の溶媒への溶解性等に鑑み、適宜設定すれば良
い。ここでは、具体的にエポキシブテン類として3,4
−エポキシ−1−ブテンを例にとって説明する。
【0065】3,4−エポキシ−1−ブテン及びアミン
成分の添加方法は、以下の方法が挙げられる。 3,4−エポキシ−1−ブテンを一括初期仕込し、ア
ミン成分を一括初期仕込する。 3,4−エポキシ−1−ブテンを一括初期仕込し、ア
ミン成分を一部初期仕込、一部滴下する。 3,4−エポキシ−1−ブテンを一括初期仕込し、ア
ミン成分を全量滴下する。 3,4−エポキシ−1−ブテンを一部初期仕込、一部
滴下とし、アミン成分を全量滴下する。 3,4−エポキシ−1−ブテンを一部初期仕込、一部
滴下とし、アミン成分を一部初期仕込、一部滴下する。 3,4−エポキシ−1−ブテンを一部初期仕込、一部
滴下とし、アミン成分を一括初期仕込する。 3,4−エポキシ−1−ブテンを全量滴下し、アミン
成分を全量滴下する。 3,4−エポキシ−1−ブテンを全量滴下し、アミン
成分を一部初期仕込、一部滴下する。 3,4−エポキシ−1−ブテンを全量滴下し、アミン
成分を一括初期仕込する。
【0066】ここで、アミン成分として第一アミン或は
アンモニアを用いる場合、また2個以上の第一又は第二
アミン或はアンモニアを有するアミン成分の場合、反応
系中に3,4−エポキシ−1−ブテンが大過剰に存在す
ると、これらのアミン成分に対して、複数の3,4−エ
ポキシ−1−ブテンが反応する恐れがあるため、反応制
御が行えなくなり可能性がある。従って、このような場
合には、3,4−エポキシ−1−ブテンを逐次反応させ
ることが好ましく未反応の3,4−エポキシ−1−ブテ
ンが反応系中に大過剰に存在することは好ましくないた
め、アミン成分との反応性も鑑みた上で適宜設定すれば
良いが、3,4−エポキシ−1−ブテンを使用量の50
重量%以上を滴下することが好ましく、80重量%以上
を滴下することがより好ましく、全量滴下することが最
も好ましい。
【0067】また、前述の通り、溶媒として水系溶媒、
特に好ましくは水を用いる場合、3,4−エポキシ−1
−ブテンは水には溶解しない。従って、未反応の3,4
−エポキシ−1−ブテンは反応系中では、攪拌なしの場
合は相分離し、攪拌下においては水系溶媒中に分散状態
となり、これらの界面において反応が進行することとな
る。そのため、反応性を上げるため、即ち界面の表面積
を大きくするため、できる限り3,4−エポキシ−1−
ブテンをミクロ状態に分散させることが好ましいため、
攪拌下において製造することが好ましい。その際、用い
るアミン成分が3,4−エポキシ−1−ブテンに相溶す
る場合、アミン成分がこの3,4−エポキシ−1−ブテ
ン相に取り込まれる恐れがある。この3,4−エポキシ
−1−ブテン相に取り込まれたアミン成分は、上記の
3,4−エポキシ−1−ブテン大過剰の反応系と実質的
に同一となるため好ましくない。従って、水系溶媒中、
特に好ましくは水で反応を行う場合には、未反応の3,
4−エポキシ−1−ブテンが反応系中に多量に存在する
ことは好ましくないため、3,4−エポキシ−1−ブテ
ンを使用量の50重量%以上を滴下することが好まし
く、80重量%以上を滴下することがより好ましく、全
量滴下することが最も好ましい。
【0068】一方、アミン成分の添加方法については特
に制限されず、用いるアミン成分の反応性、溶媒への溶
解性に応じて適宜設定すれば良い。
【0069】上述の通り、アミン成分として第一アミン
或はアンモニアを用いる場合、また2個以上の第一又は
第二アミン或はアンモニアを有するアミン成分の場合に
は、反応系中にアミン成分が過剰量存在する方が好まし
いため、アミン成分は好ましくは50重量%以上初期仕
込、より好ましくは80重量%以上初期仕込、最も好ま
しくは全量初期仕込である。
【0070】さらに、溶媒として、水系溶媒、特に好ま
しくは水を用いる場合にも、上述の通り、未反応の3,
4−エポキシ−1−ブテン量を少なくするために過剰量
のアミン成分が存在する方が好ましいため、アミン成分
は好ましくは50重量%以上初期仕込、より好ましくは
80重量%以上初期仕込、最も好ましくは全量初期仕込
である。
【0071】以上まとめると、3,4−エポキシ−1−
ブテン及びアミン成分の添加方法としては、特に制限は
されないが、3,4−エポキシ−1−ブテンにおいては
好ましくは使用量の50重量%以上を滴下することが好
ましく80重量%以上を滴下することがより好ましく全
量滴下することが最も好ましく、アミン成分においては
好ましくは50重量%以上初期仕込、より好ましくは8
0重量%以上初期仕込、最も好ましくは全量初期仕込で
ある。
【0072】<滴下時間>上述の滴下成分における滴下
時間については、特に制限されず、滴下する成分の反応
性等に鑑み上述の好ましい範囲内になるように、また後
述する反応温度、反応系のpH等に調製可能な範囲内に
おいて、適宜設定すれば良い。
【0073】<その他>本発明の製造方法における反応
温度は、50℃以下で行うことが好ましく、さらに好ま
しくは40℃以下である。である。50℃を超えると、
溶媒として水系溶媒を用いる場合、3,4−エポキシ−
1−ブテンが水と反応してしまう恐れがあり好ましくな
い。
【0074】反応系中のpHについては任意であるが、
一般的にアミノ基によるエポキシドの開環反応はpHが
高い方が反応性が高いため7以上が好ましく、より好ま
しくは8以上であり、さらに好ましくは10以上であ
る。pHが7未満であると、反応性が著しく悪化する恐
れがある。また、pH調整剤としては、特に限定されず
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等通常のpH調整剤
を必要に応じて適宜用いれば良い。
【0075】また、濃度においては、特に限定されない
が、好ましくは反応後に得られる化合物の固形分濃度で
10重量%以上であり、さらに好ましくは20重量%以
上である。10重量%未満であると、生産性が非常に低
く好ましくない。
【0076】また、反応圧力は、常圧(大気圧)、加
圧、減圧の何れでも良い。
【0077】なお、触媒は基本的に不要であるが、必要
に応じて反応に悪影響を及ぼさない物であれば適宜使用
してもよい。
【0078】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。なお、「%」は「重量%」を示す。
【0079】(実施例1)エポキシブテン類として3,
4−エポキシ−1−ブテン、及びアミン成分としてL−
アスパラギン酸ナトリウム塩を用いた。即ち、還流冷却
器、攪拌機を備えた容量2.5リットルのSUS製セパ
ラブルフラスコにイオン交換水358g、48%の水酸
化ナトリウム水溶液333gを仕込み、L-アスパラギン
酸266gを添加した。その後攪拌下、液温を40℃以
下に保ちながら3,4−エポキシ−1−ブテン140g
を徐々に滴下した。滴下終了後、40℃で1時間反応さ
せ、3,4−エポキシ−1−ブテン−L-アスパラギン酸
誘導体モノマーの水溶液を得た。また、この水溶液から
水分を除去して、3,4−エポキシ−1−ブテン−L-ア
スパラギン酸誘導体モノマーを単離した。3,4−エポ
キシ−1−ブテン−L-アスパラギン酸誘導体モノマーに
ついて、 1H−NMR測定を行った結果は以下の通りで
あった。1 H−NMR(D2O):δ2.22〜2.46(4
H)、δ3.35(2H)、δ5.18(2H)、δ
5.63(1H) 以上の結果より、3,4−エポキシ−1−ブテン−L-ア
スパラギン酸誘導体モノマーの構造は、一般式(2)に
おいて以下の場合に該当することが明らかとなった。
【0080】
【化25】
【0081】(実施例2)エポキシブテン類として3,
4−エポキシ−1−ブテン、及びアミン成分としてイミ
ノ二酢酸ナトリウム塩を用いた。即ち、還流冷却器、攪
拌機を備えた容量2.5リットルのSUS製セパラブル
フラスコにイオン交換水358g、48%の水酸化ナト
リウム水溶液333gを仕込み、イミノ二酢酸266g
を添加した。その後攪拌下、液温を40℃以下に保ちな
がら3,4−エポキシ−1−ブテン140gを徐々に滴
下した。滴下終了後、40℃で1時間反応させ、3,4
−エポキシ−1−ブテン−イミノ二酢酸誘導体モノマー
の水溶液を得た。また、この水溶液から水分を除去し
て、3,4−エポキシ−1−ブテン−イミノ二酢酸誘導
体モノマーを単離した。3,4−エポキシ−1−ブテン
−イミノ二酢酸誘導体モノマーについて、1H−NMR
測定を行った結果は以下の通りであった。1 H−NMR(D2O):δ3.15(6H)、δ3.4
6(1H)、δ5.12(2H)、δ5.63(1H) 以上の結果より、3,4−エポキシ−1−ブテン−イミ
ノ二酢酸誘導体モノマーの構造は、一般式(2)におい
てR5:CH2COONa R6:CH2COONaの場合
に該当することが明らかとなった。
【0082】(実施例3)エポキシブテン類として3,
4−エポキシ−1−ブテン、及びアミン成分としてジエ
タノールアミンを用いた。即ち、還流冷却器、攪拌機を
備えた容量2.5リットルのSUS製セパラブルフラス
コにイオン交換水163gを仕込み、ジエタノールアミ
ン53gを添加した。その後攪拌下、液温を40℃以下
に保ちながら3,4−エポキシ−1−ブテン35gを徐
々に滴下した。滴下終了後、40℃で1時間反応させ、
3,4−エポキシ−1−ブテン−ジエタノールアミン誘
導体モノマーの水溶液を得た。また、この水溶液から水
分を除去して、3,4−エポキシ−1−ブテン−ジエタ
ノールアミン誘導体モノマーを単離した。3,4−エポ
キシ−1−ブテン−ジエタノールアミン誘導体モノマー
について、1H−NMR測定を行った結果は以下の通り
であった。1 H−NMR(D2O):δ2.59(6H)、δ3.5
2(5H)、δ5.14(2H)、δ5.65(1H) 以上の結果より、3,4−エポキシ−1−ブテン−ジエ
タノールアミン誘導体モノマーの構造は、一般式(2)
においてR5:CH2CH2OH R6:CH2CH2OHの
場合に該当することが明らかとなった。
【0083】(実施例4)エポキシブテン類として3,
4−エポキシ−1−ブテン、及びアミン成分としてNH
2−CH2−CH2−NH−CH2−CH(OH)−CH=C
2を用いた。即ち、還流冷却器、攪拌機を備えた容量
2.5リットルのSUS製セパラブルフラスコにイオン
交換水371gを仕込み、エチレンジアミン60gを添
加した。その後攪拌下、液温を40℃以下に保ちながら
3,4−エポキシ−1−ブテン140gを徐々に滴下し
た。滴下終了後、40℃で1時間反応させ、ビス3,4
−エポキシ−1−ブテン−エチレンジアミン誘導体モノ
マーの水溶液を得た。また、この水溶液から水分を除去
して、ビス3,4−エポキシ−1−ブテン−エチレンジ
アミン誘導体モノマーを単離した。ビス3,4−エポキ
シ−1−ブテン−エチレンジアミン誘導体モノマーにつ
いて、1H−NMR測定を行った結果は以下の通りであ
った。1 H−NMR(D2O):δ2.50(8H)、δ3.3
8(2H)、δ5.09(4H)、δ5.60(2H) 以上の結果より、ビス3,4−エポキシ−1−ブテン−
エチレンジアミン誘導体モノマーの構造は、一般式
(2)において、以下の場合に該当することが明らかと
なった。
【0084】
【化26】
【0085】(実施例5)エポキシブテン類として3,
4−エポキシ−1−ブテン、及びアミン成分としてL−
グルタミン酸ナトリウム塩を用いた。即ち、還流冷却
器、攪拌機を備えた容量2.5リットルのSUS製セパ
ラブルフラスコにイオン交換水392g、48%の水酸
化ナトリウム水溶液333gを仕込み、L-グルタミン酸
294gを添加した。その後攪拌下、液温を40℃以下
に保ちながら3,4−エポキシ−1−ブテン140gを
徐々に滴下した。滴下終了後、40℃で1時間反応さ
せ、3,4−エポキシ−1−ブテン−L-グルタミン酸誘
導体モノマーの水溶液を得た。また、この水溶液から水
分を除去して、3,4−エポキシ−1−ブテン−L-グル
タミン酸誘導体モノマーを単離した。この化合物は、一
般式(2)において以下の場合に該当する。
【0086】
【化27】
【0087】(実施例6)エポキシブテン類として3,
4−エポキシ−1−ブテン、及びアミン成分としてタウ
リンを用いた。即ち、還流冷却器、攪拌機を備えた容量
2.5リットルのSUS製セパラブルフラスコにイオン
交換水407g、48%の水酸化ナトリウム水溶液16
7gを仕込み、タウリン250gを添加した。その後攪
拌下、液温を40℃以下に保ちながら3,4−エポキシ
−1−ブテン140gを徐々に滴下した。滴下終了後、
40℃で1時間反応させ、3,4−エポキシ−1−ブテ
ン−タウリン誘導体モノマーの水溶液を得た。また、こ
の水溶液から水分を除去して、3,4−エポキシ−1−
ブテン−タウリン誘導体モノマーを単離した。この化合
物は、一般式(2)においてR5:H R6:CH2CH2
SO3Naの場合に該当する。
【0088】(実施例7)エポキシブテン類として3,
4−エポキシ−1−ブテン、及びアミン成分としてエチ
レンジアミンを用いた。即ち、還流冷却器、攪拌機を備
えた容量2.5リットルのSUS製セパラブルフラスコ
にイオン交換水317gを仕込み、エチレンジアミン1
20gを添加した。その後攪拌下、液温を40℃以下に
保ちながら3,4−エポキシ−1−ブテン140gを徐
々に滴下した。滴下終了後、40℃で1時間反応させ、
3,4−エポキシ−1−ブテン−エチレンジアミン誘導
体モノマーの水溶液を得た。また、この水溶液から水分
を除去して、3,4−エポキシ−1−ブテン−エチレン
ジアミン誘導体モノマーを単離した。この化合物は、一
般式(2)においてR5:H R6:CH2CH2NH2
場合に該当する。
【0089】
【発明の効果】本発明の化合物は、炭素−炭素二重結合
と水酸基及アミノ基とを有しており、例えば、種々の目
的に応じた重合体の原料として好適に用いられる。ま
た、炭素−炭素二重結合を利用した変性用モノマーや変
性用化合物としても使用可能である。また、特殊な官能
基を持つ反応性モノマーとしても使用可能である。
【0090】例えば、水酸基、カルボキシル基、スルホ
ン酸基等の官能基の少なくとも一つ以上有している第一
又は第二アミン、或は少なくとも一つ以上は第一又は第
二アミンを有している少なくとも二つ以上のアミノ基を
有するアミンを用いて得られる本発明の炭素−炭素二重
結合と水酸基及各種構造のアミノ基とを有する化合物
は、繊維処理剤、木材パルプ漂白助剤、過酸化水素安定
化剤、無機顔料分散剤、スケール防止剤、洗剤組成物等
の用途に対して用いられる重合体の原料として、非常に
好適用いられる。
【0091】また、本発明における化合物の製造方法に
より、上記目的に応じ、種々の特定の化合物を定量的に
且つ容易に製造できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 26/02 C08F 26/02 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AB46 AB72 AB83 AC41 AC52 BE14 BN10 BN90 BS10 BS70 NB10 NB27 4J100 AN02P AN03P AN06P BA03P BA29P CA01 CA03 JA11 JA13 JA15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1)で表されるエポキシブテ
    ン類に、第一又は第二アミン、或はアンモニアを反応さ
    せて得られる、炭素−炭素二重結合と水酸基及びアミノ
    基とを有する化合物。 【化1】 ここで、R1、R2、R3、R4は互いに独立に水素或は有
    機基である。
  2. 【請求項2】下記一般式(2)で表される請求項1記載
    の化合物 【化2】 ここで、R5、R6は互いに独立に水素或は有機基であ
    る。
  3. 【請求項3】上記一般式(2)において、R5、R6が、
    同時に水素となることはなく、互いに独立に、 水素 カルボン酸基又はこれらの酸基の塩、を有する有機
    基。 スルホン酸基又はこれらの酸基の塩、を有する有機
    基。 水酸基を有する有機基 アミノ基を有する有機基 のうちの何れかの置換基である請求項1又は2記載の化
    合物。
  4. 【請求項4】下記一般式(2)において、 【化3】 5、R6が、同時に水素となることはなく、互いに独立
    に水素、或は下記に示す置換基のうちの何れかである化
    合物。 【化4】 但し、ここでX1〜X7は、互いに独立に、水素、或はア
    ルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、
    有機アミン塩である。また、R7、R8:同時に水素とな
    ることはなく、互いに独立に、水素或は有機基である。
  5. 【請求項5】下記一般式(1)で表されるエポキシブテ
    ン類に、第一又は第二アミン、或はアンモニアを反応さ
    せて、炭素−炭素二重結合と水酸基及びアミノ基を有す
    る化合物の製造方法。 【化5】 ここで、R1、R2、R3、R4は互いに独立に水素或は有
    機基である。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014532784A (ja) * 2011-10-31 2014-12-08 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー キレート官能性を有するポリマー
JP2015501323A (ja) * 2011-10-31 2015-01-15 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー キレート官能性を有するビニルモノマー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014532784A (ja) * 2011-10-31 2014-12-08 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー キレート官能性を有するポリマー
JP2015501323A (ja) * 2011-10-31 2015-01-15 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー キレート官能性を有するビニルモノマー

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