JP2001171517A - 車両用外幌 - Google Patents

車両用外幌

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JP2001171517A
JP2001171517A JP35849699A JP35849699A JP2001171517A JP 2001171517 A JP2001171517 A JP 2001171517A JP 35849699 A JP35849699 A JP 35849699A JP 35849699 A JP35849699 A JP 35849699A JP 2001171517 A JP2001171517 A JP 2001171517A
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JP
Japan
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vehicle
hood
connecting portion
noise
coupling portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP35849699A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Iida
明由 飯田
Masaaki Shigeyama
正明 茂山
Hiromitsu Nagarekawa
博光 流川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T30/00Transportation of goods or passengers via railways, e.g. energy recovery or reducing air resistance

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  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高速鉄道車両の連結部に設置し、高速走行時の
騒音を低減し、かつ車両の相対的運動に追従することが
可能な車両用外幌を提供することである。 【解決手段】複数の車両から構成される高速鉄道車両1
の連結部2に、該連結部の間隔を覆い、かつ車両の相対
的な運動に追従することが可能な弾性体の幌3と、該幌
の外側表面に多数の繊維層4からなる被覆層から構成
し、高速鉄道車両の連結部から発生する騒音を低減する
ことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両の連結部
に取り付けられる車両用外幌に関するものであり、詳し
くは連結部から発生する空力音を抑制するとともに台車
から発生する転動音,床下機器から発生する騒音を遮音
するための車両用外幌に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄道車両の高速化にともない、車両の連
結部から発生する空力騒音が増大し、連結部の騒音が問
題になっている。また、連結部付近にある台車や床下機
器からの騒音が連結部を介して外部にもれるという問題
が発生している。そこで、連結部に弾性体からなる外周
幌を設置して、騒音、特に空力騒音を低減することが試
みられている。ここで、弾性体の幌を用いるのは車両の
相対的運動に幌を追従させるためである。たとえば、特
開平11−198805号公報に記載の「車両連結用外幌」のよう
に連結部を弾性体のカバーで覆うことにより空力騒音の
低減をはかる手法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、外幌を連結部
の相対的運動に追従させることが難しいため、実用化さ
れているものは、外幌を各車両に取り付け、連結部の間
隔を狭めている形式のものである。この形式の幌では空
力騒音の低減効果は小さく、また、床下騒音の遮蔽効果
も期待できない。
【0004】一方、車両の相対的運動に対応するような
柔らかい外幌の場合、幌事体が気流に煽られ、騒音源と
なる問題が発生していた。特開平11−198805号公報の外
幌では弾性体の剛性を保つため、幌内部に空気層を設
け、かつ複数のセルに分割することにより車両の運動に
追従することを可能にしている。しかし、連結部を平滑
にすることができないため、外幌の段差から発生する空
力騒音を抑制することができない。
【0005】従来の技術は連結部の段差を平滑化するこ
とにより空力騒音の発生を抑制することを試みている
が、平滑で車両の相対運動に追従する幌を実現すること
が困難なため、空力騒音を低減することが困難であっ
た。また、たとえ外幌を平滑化することが可能であって
も、連結部の曲がりにより連結部で剥離が生じることに
より空力騒音が発生する。このため、連結部を単に平滑
化した幌で覆うことによる空力騒音の低減方法以外の手
法によって連結部の騒音を低減する必要がある。
【0006】本発明の目的は、高速で走行する鉄道車両
の連結部に取り付けられ、高速走行時の騒音を低減し、
かつ車両の相対的運動に追従することが可能な車両用外
幌を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前期課題を解決するた
め、以下に示す車両用外幌を発明した。
【0008】空力騒音は流れの中の渦度の変動によって
発生するので、連結部において発生する渦度を緩和する
ことができれば空力騒音を低減することができる。渦度
の緩和方法には、壁面から流れを吹き出す、壁面におい
て流れを吸い込むなどの方法と、壁面に繊維層を設置
し、流れが繊維と壁面の間を流れることにより渦度を緩
和する方法がある。連結部では車両の相対運動に追従す
る必要があるので、繊維層を髪の毛のような多数の繊維
層にすれば、曲げ変形に対して変形の自由度を高くする
ことができる。
【0009】そこで、連結部の幌の表面に髪の毛のよう
な多数の繊維層を配置することにより、連結部の渦度を
緩和するとともに、連結部の動きにも追従することが可
能な幌を実現することが可能である。本発明による外幌
は外表面が多数の繊維層で埋め尽くされているので、そ
の内側の弾性体の幌の形状は平滑である必要はなく、連
結の運動に追従しやすいように切り欠きや連結機構を設
けることが可能である。さらに、連結の運動に追従でき
る範囲で各車両毎に幌の内側に金属の板を取り付けるこ
とにより床下からの騒音を遮音することができる。
【0010】本発明によれば、高速鉄道車両の連結部か
ら発生する騒音を低減し、騒音の小さな鉄道車両を実現
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて具体的に述べる。
【0012】図1に従来の実施例である鉄道車両1の連
結部2に取り付けられた外幌3を示す。外幌3は図1の
ように分割されたもののほか、車両外周を覆うように一
体化されたものもあり、その目的は連結部を平滑化する
ことにある。
【0013】図2は本発明による実施例の一例である。
本発明による車両用外幌は連結部2に車両の運動に追従
する弾性体からなる外幌3を設置し、該外幌の外表面を
多数の繊維層4で被覆することを特徴としている。
【0014】図3は本発明による外幌の断面図である。
弾性体外幌3の周囲を多数の繊維層で覆うことにより連
結部で発生する渦度を緩和し、空力騒音を低減すること
ができる。
【0015】図4は本発明による効果を確認した風洞実
験の結果である。連結部2に繊維層4を設置することに
より空力騒音が大幅に低減することがわかる。繊維層4
は髪の毛のように独立しているので、繊維層4を取り付
けている弾性体外幌3の変形に対して、自由に変形でき
るので、連結部2の相対的運動に影響を受けることがな
い。また、弾性体からなる外幌3は従来のように気流に
直接さらされないため、必ずしも平滑化されている必要
がないため、図5〜図6に示すように、切り欠き5,連
結ピン6を取り付けることが可能であり、または図7の
ような蛇腹形状の外幌31も利用可能である。
【0016】図8は本発明の別の実施例の斜視図であ
る。連結部からの騒音は空力騒音の他、台車7からの転
動音,床下機器8の騒音がある。弾性体外幌3は車両の
運動に追従するため弾性体で作られている。台車や床下
機器の騒音を遮蔽するには重量の重い構造体を使用する
ことが必要なので、外幌3の内側に金属製の遮音板9を
設置することにより遮音効果を高めた。ただし、遮音板
9を車両の相対運動に追従させるため、図8に示すよう
に車両毎に分割して取り付ける。遮音すべき騒音が床下
部分にあることから、連結床面の遮音効果を高めること
が効果的である。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、高速鉄道車両の連部か
ら発生する騒音を低減することがで可能である。外幌の
外表面を変形自由度の高い繊維層で被覆してあるため、
外幌の表面を平滑化する必要がないので、外幌の変形機
構の設計を簡便化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術である車両の斜視図。
【図2】本発明の実施例を示す車両の斜視図。
【図3】図2による外幌の実施例を示す断面図。
【図4】本発明の効果を示す風洞実験結果の特性図。
【図5】本発明の他の実施例である外幌の稼動機構の一
例を示す断面図。
【図6】本発明の他の実施例である外幌の稼動機構の一
例を示す断面図。
【図7】本発明の他の実施例である外幌の稼動機構の一
例を示す断面図。
【図8】本発明の別の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1…車両、2…連結部、3…外幌、4…繊維層、5…幌
の切り欠き、6…連結ピン、7…台車、8…床下機器、
9…遮音板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の車両から構成される高速鉄道車両の
    連結部に、該連結部の間隔を覆い、かつ車両の相対的な
    運動に追従することが可能な弾性体の幌と、幌の外側表
    面に多数の繊維を備えたことを特徴とする車両用外幌。
JP35849699A 1999-12-17 1999-12-17 車両用外幌 Pending JP2001171517A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004155292A (ja) * 2002-11-06 2004-06-03 Kawasaki Heavy Ind Ltd 高速走行用の鉄道先頭車両
JP2008201405A (ja) * 2007-01-24 2008-09-04 West Japan Railway Co 車間部の低騒音化構造
CN109159790A (zh) * 2018-11-05 2019-01-08 青岛宏达青田交通设备有限公司 自动充放气外风挡及动车组

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