JP2001170009A - 被検体観察装置 - Google Patents

被検体観察装置

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JP2001170009A
JP2001170009A JP36158099A JP36158099A JP2001170009A JP 2001170009 A JP2001170009 A JP 2001170009A JP 36158099 A JP36158099 A JP 36158099A JP 36158099 A JP36158099 A JP 36158099A JP 2001170009 A JP2001170009 A JP 2001170009A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生体などの被検体の表面付近からその深さ方
向に走行している血管構造等を明瞭に観察できる被検体
観察装置を提供する。 【解決手段】 光源24の照明光の光路上に配置される
回転フィルタ27に半値幅の広い複数のフィルタからな
る第1フィルタセット28と半値幅の狭いR2,G2,
B2フィルタからなる第2フィルタセット29とを内外
周に設け、回転フィルタ切替機構32により、光路上に
設置されるフィルタセットを選択設定でき、第2フィル
タセット29を設置した場合には狭い半値幅でかつ各波
長間が離間した光で照明するので、生体7の深さ方向に
透過距離がそれぞれ異なる状態でそれぞれ撮像した内視
鏡画像を得て観察用モニタ6で表示することにより、表
面付近からその深さ方向の血管構造等を異なる色で明瞭
な観察を可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生体組織の血管構
造等の被検体の観察に適した内視鏡装置等の被検体観察
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より管腔内に挿入する細長な挿入部
を備え、この挿入部の先端の被写体を撮像し、被写体を
モニタに表示し、観察、治療する電子内視鏡装置が広く
用いられている。そして、従来例にあっては、予め電子
内視鏡装置の分光感度特性は色再現を重視して設定され
ていた。
【0003】また、特開平1−217415公報(第2
686089特許公報)には、複数波長の画像得るため
に面順次電子内視鏡において回転フィルタを交換する技
術が示されている。この従来例では、主に近赤外画像の
観察や、ヘモグロビンなど血流状態の観察に主眼が置か
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
内視鏡装置等では、体腔内の生体組織の表面付近でその
深さ方向に走行している血管構造等を明瞭に観察出来な
かった。
【0005】(発明の目的)本発明は上述した点に鑑み
てなされたもので、生体などの被検体の表面付近でその
深さ方向に走行している血管構造等を明瞭に観察できる
被検体観察装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】可視光波長帯域の内、被
検体表層部から第1の透過距離だけ透過可能な半値幅の
狭い第1の波長帯域の照明光を発生する第1の照明光発
生手段と、前記第1の波長帯域と重なることなく、前記
可視光波長帯域の内、前記被検体表層部から第2の透過
距離だけ透過可能な半値幅の狭い第2の照明光を発生す
る第2の照明光発生手段と、前記第1の照明光と前記第
2の照明光で照明された被写体像を撮像可能な撮像手段
と、前記撮像手段の出力信号に基づき、前記被検体像の
前記第1の透過距離および第2の透過距離における被検
体情報を表す被検体情報画像を表示する表示手段と、を
具備したことにより、半値幅が狭い第1及び第2の波長
帯域の照明光でそれぞれ照明した被検体を撮像手段で撮
像することにより、透過距離が異なる部分の血管走行の
様子等に対する被検体像を得ることができ、それらを異
なる色信号等で合成する等して被検体情報画像として表
示手段に表示して、透過距離が異なる部分を明瞭に観察
できるようにしている。
【0007】また、可視光波長帯域の内、Rの波長帯域
の照明光を発生するR照明光発生手段と、前記可視光波
長帯域の内、Gの波長帯域の照明光を発生するG照明光
発生手段と、前記可視光波長帯域の内、Bの波長帯域の
照明光を発生するB照明光発生手段と、前記可視光波長
帯域の内、前記R,G,B,のそれぞれの波長帯域の半
値幅より狭い半値幅を有し、被検体表面部から第1の透
過距離だけ透過可能な第1の波長帯域の照明光を発生す
る第1の照明光発生手段と、前記可視光波長帯域の内、
前記R,G,Bのそれぞれの波長帯域の半値幅より狭い
半値幅を有し、前記第1の波長帯域と重なることなく、
前記被検体表層部から第2の透過距離だけ透過可能な第
2の波長帯域の照明光を発生する第2の照明光発生手段
と、前記可視光波長帯域の内、前記R,G,Bのそれぞ
れの波長帯域の半値幅より狭い半値幅を有し、前記第1
および第2の波長帯域と重なることなく、前記被検体表
層部から第3の透過距離だけ透過可能な第3の波長帯域
の照明光を発生する第3の照明光発生手段と、前記R,
G,Bの波長帯域の照明光で照明された第1の可視被検
体画像および前記第1,第2,第3の波長帯域の照明光
で照明された第2の可視被検体画像を撮像可能な撮像手
段と、前記撮像手段の出力信号に基づき、前記第1の可
視被検体画像および前記第2の可視被検体画像を生成す
る映像信号処理手段と、前記映像信号処理手段の出力信
号に基づき前記第1の可視被検体画像および前記第2の
可視被検体画像を表示する表示手段と、を具備したこと
により、R,G,Bの波長帯域の照明光で照明された場
合の第1の可視被検体画像を得ることができるようにす
ると共に、半値幅が狭い第1、第2及び第3の波長帯域
の照明光でそれぞれ照明した第2の被検体画像を得るこ
とができ、この被検体画像はそれぞれ透過距離が異なる
部分の血管走行の様子等に対する被検体像であるので、
それらを異なる色信号等で合成する等して表示手段に表
示することにより、透過距離が異なる部分を明瞭に観察
できるようにしている。
【0008】また、可視光波長帯域の内、Rの波長帯域
の照明光を発生するR照明光発生手段と、前記可視光波
長帯域の内、Gの波長帯域の照明光を発生するG照明光
発生手段と、前記可視光波長帯域の内、Bの波長帯域の
照明光を発生するB照明光発生手段と、前記可視光波長
帯域の内、前記R,G,Bのそれぞれの波長帯域の半値
幅より狭い半値幅を有し、被検体表層部から第1の透過
距離だけ透過可能な第1の波長帯域の照明光を発生する
第1の照明光発生手段と、前記可視光波長帯域の内、前
記R,G,Bのそれぞれの波長帯域の半値幅より狭い半
値幅を有し、前記第1の波長帯域と重なることなく、前
記被検体表層部から第2の透過距離だけ透過可能な第2
の波長帯域の照明光を発生する第2の照明光発生手段
と、前記可視光波長帯域の内、前記R,G,Bのそれぞ
れの波長帯域の半値幅より狭い半値幅を有し、前記第1
および第2の波長帯域と重なることなく、前記被検体表
層部から第3の透過距離だけ透過可能な第3の波長帯域
の照明光を発生する第3の照明光発生手段と、前記R,
G,Bの波長帯域の照明光で照明された第1の可視被検
体画像および前記第1,第2,第3の波長帯域の照明光
で照明された第2の可視被検体画像を撮像可能な撮像手
段と、前記撮像手段の出力信号に基づき、前記第1の可
視被検体画像および前記第2の可視被検体画像を生成す
る映像信号処理手段と、前記撮像手段の出力信号レベル
に基づき、前記映像信号処理手段で生成される前記第1
の可視被検体画像および前記第2の可視被検体画像を切
り換えて表示する表示手段と、を具備したことにより、
R,G,Bの波長帯域の照明光で照明された場合の第1
の可視被検体画像を表示したり、半値幅が狭い第1、第
2及び第3の波長帯域の照明光でそれぞれ照明して透過
距離が異なる部分の血管走行の様子等に対する第2の被
検体画像を切り換えて表示したりができるようにしてい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図7は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は本発明の被検体観察装置の第
1の実施の形態の電子内視鏡装置の全体構成を示し、図
2は図1の詳細な構成を示し、図3は回転フィルタに設
けた2つのフィルタセットの構成を示し、図4は図3の
2つのフィルタセットを構成する各フィルタの分光特性
を示し、図5は画像処理部の構成を示し、図6は本実施
の形態の作用の模式的な説明図を示し、図7は生体を観
察した場合のモニタ画面の模式的な表示例を示す。
【0010】本実施の形態に於ける第1の目的は生体の
表面付近からその内部の深さ方向に走行している血管構
造を明瞭に観察できる電子内視鏡装置を提供することを
目的とするが、さらに他の目的は、面順次方式の電子内
視鏡装置に於いて、回転フィルタの分光透過率特性を切
替えた場合、その切替に応じて画像処理内容の変更を変
更して回転フィルタの切替に応じてそれぞれの観察モー
ドで観察し易い内視鏡画像が得られるような電子内視鏡
装置を提供することにある。
【0011】図1に示すように本発明の被検体観察装置
を形成する第1の実施の形態の電子内視鏡装置1Aは撮
像手段を備えた電子内視鏡2と、この電子内視鏡2の照
明光伝送手段に照明光を供給する観察用照明光供給手段
としての光源部3及び撮像手段に対する信号処理を行う
信号処理部4Aを内蔵した観察装置5と、この観察装置
5から出力される画像信号を表示する観察用モニタ6と
から構成される。
【0012】上記電子内視鏡2は生体(被写体)7内に
挿入される細長の挿入部8と、この挿入部8の後端に形
成された操作部9と、この操作部9から延出されたユニ
バーサルケーブル10とから構成され、このユニバーサ
ルケーブル10の端部に設けたコネクタ11を観察装置
5に着脱自在で接続することができる。
【0013】挿入部8は先端部12と、この先端部12
の後端に設けた湾曲自在の湾曲部13と、この湾曲部1
3の後端から操作部9の前端まで延びる軟性部(可撓
部)14とから構成され、操作部9に設けた湾曲ノブ1
5を操作することにより湾曲部13を湾曲することがで
きる。
【0014】上記挿入部8内には(拡大図に示すよう
に)ライトガイド16が挿通され、コネクタ11を観察
装置5に接続することにより、図2に示すように光源部
3からの照明光が入射端面に供給される。
【0015】このライトガイド16によって伝送され、
先端部12の照明窓に固定された先端面から前方に出射
され、生体7内の対象部位を照明する。この照明された
対象部位は先端部12における照明窓に隣接した設けた
観察窓に取り付けた対物レンズ17によってその結像位
置に配置された固体撮像素子としての例えば電荷結合素
子(CCDと略記)18に結像され、光電変換される。
この対物レンズ17とCCD18とで撮像手段としての
撮像部19を形成する。
【0016】上記CCD18で光電変換された画像信号
は観察装置5内の信号処理部4Aにより、信号処理され
て標準的な映像信号(画像信号)が生成され、この映像
信号は観察用モニタ6に出力される。
【0017】また、操作部9の前端付近には、処置具挿
入口20が設けてあり、この処置具挿入口20は内部の
チャンネル21と連通し、処置具挿入口20から生検鉗
子等の処置具を挿入し、チャンネル21を経てその先端
から突出することにより生検処置等を行うことができ
る。
【0018】観察装置5における観察用照明光供給手段
としての光源部3と信号処理部4Aの構成を図2に示
す。光源部3は、紫外光から赤外光に至る広帯域の光を
発光する観察用照明光を発生する観察用照明光源24を
備えている。この光源24としては、一般的なキセノン
ランプやストロボランプ等を用いることができる。上記
キセノンランプやストロボランプは、可視光のみならず
紫外光及び赤外光を大量に発光する。
【0019】この観察用照明光源24は、電源25によ
って点灯する電力が供給されるようになっている。上記
光源24の前方には、モータ26によって回転駆動され
る図3に示されているような回転フィルタ27が配設さ
れている。図3に示すように、回転フィルタ27は、2
重構造になっており、内周部分と外周部分とに2組のフ
ィルタセット28、29が設けてある。
【0020】内周側の第1フィルタセット28は通常観
察用のためのR1、G1、B1の3枚のフィルタで構成
され、外周部分の第2フィルタセット29は特殊観察用
或いは近接観察用のためのR2、G2、B2の3枚のフ
ィルタで構成され、第1フィルタセット28、第2フィ
ルタセット29は、各々観察目的に応じた分光透過率特
性で製作されている。
【0021】つまり、第1フィルタセット28は通常観
察用の赤(R1)、緑(G1)、青(B1)の各波長領
域の光を透過するフィルタ28a,28b,28cが周
方向に沿って配列され、その外周側にはR2、G2、B
2の各波長領域の光を透過するフィルタ29a,29
b,29cが配列されている。
【0022】図4は図3に示す第1フィルタセット28
と第2フィルタセット29の各フィルタの波長に対する
分光透過特性を示す。図4に示すように第1フィルタセ
ット28を構成するR1、G1、B1のフィルタは通常
の面順次方式の照明光源に広く採用されているR,G,
Bフィルタと同様の特性である。
【0023】これに対し、第2フィルタセット29を構
成するR2、G2、B2のフィルタは通常の面順次方式
の照明光源に広く採用されているR,G,Bフィルタの
特性と異なり、特に狭い半値幅Whr,Whg,Whb
になっていることと、例えばR2、G2、B2はそれぞ
れR,G,Bの波長域に属するが、その中心波長がR
1、G1、B1からずれて後述するように胃粘膜の表層
付近からその内部の血管構造を観察するのに適した波長
に設定していることが特徴となっている。
【0024】つまり、R2、G2、B2のフィルタは各
フィルタを通した光で生体7を照明した場合、生体7に
対し、その深さ方向に透過する透過距離(深達距離或い
は深達度)がそれぞれ異なるように設定している。
【0025】このため、各フィルタを通した光で生体7
を照明した状態で撮像した画像はその波長の光の透過距
離に対応したものとなり、それらを異なる色で表示する
ことにより、透過距離が異なる部分を色分けして表示し
たような画像が得られるようにしている。
【0026】また、図1の光源24による照明光路上に
配置されるフィルタセットが内周側のものであるか、外
周側のものであるかを識別して観察部位を照明している
光を識別するフィルタ識別回路31が設けてある。ま
た、光源24とライトガイド16の入射端とを結ぶ照明
光軸上に内周側のフィルタセット28と外周側のフィル
タセット29とを選択的に設定できるように回転フィル
タ切替機構32が設けてある。
【0027】そして、通常観察の場合には、光源24か
らの光ビームP1(図3で実線で示す)は内周側のフィ
ルタセット28に対向し、特殊観察(或いは近接観察)
の場合には、光源24からの光ビームP2(図3で2点
鎖線で示す)は外周側のフィルタセット29に対向する
ように(図1に示す)回転フィルタ切替機構32で回転
フィルタ27全体を移動して照明光路上に配置されるフ
ィルタセットを切替できるようにしている。
【0028】この回転フィルタ切替機構32はモータ2
6及び識別回路31とを、光源24に対して相対的に移
動するようにしているが、光源24側を反対方向に移動
しても良い。又、モータ26は制御回路33によって回
転が制御されて駆動されるようになっている。
【0029】上記回転フィルタ27を透過したRi、G
i、Bi(i=1又は2)の各波長領域の光に時系列的
に分離された光は、ライトガイド16の入射端に入射さ
れ、このライトガイド16を介して先端部側の出射端面
に導かれ、この出射端面から前方に出射されて、観察部
位等を照明するようになっている。
【0030】観察部位を照明している光を識別するた
め、前記光源部3内に設けたフィルタ識別回路31から
出力されるフィルタ識別信号F1は、モータ26を制御
している制御回路33を経てタイミングジェネレータ3
4に送られ、タイミングジェネレータ34はフィルタ識
別信号F1に同期したタイミング信号をCCDドライバ
35等に出力する。
【0031】上記照明光による観察部位等の被検体(被
写体)から反射された戻り光は、対物レンズ17によっ
て、CCD18上に結像され、CCD18で光電変換さ
れるようになっている。このCCD18には、信号線を
介して、信号処理部4内のCCDドライバ35からの駆
動パルスが印加され、この駆動パルスによって光電変換
された被検体の画像に対応した電気信号(画像信号)が
読出されるようになっている。
【0032】従って、この駆動パルスは、回転フィルタ
27の開口期間中(観察光が被写体に照射されている期
間)にCCD18に電荷を蓄積し、遮光期間中(観察光
が被写体に照射されていない期間)にCCD18に蓄積
された電荷を読み出す。なお、図3では簡単化のため、
遮光部が設けてない状態で示しており、実際にはR1フ
ィルタとB1フィルタ等の隣接する部分に遮光部が設け
てあり、遮光部に光ビームが当たった場合には遮光期間
となる。
【0033】このCCD18から読み出された電荷は電
気信号として、信号線を介して電子内視鏡2内又は観察
装置5内に設けられたプリアンプ36に入力されるよう
になっている。このプリアンプ36で増幅された画像信
号は、プロセス回路37に入力され、γ補正及びホワイ
トバランス等の信号処理を施され、A/Dコンバータ3
8によって、ディジタル信号に変換されるようになって
いる。
【0034】このディジタルの画像信号は、セレクト回
路39によって、例えば赤(R)、緑(G)、青(B)
の各色に対応して設けた3つの第1メモリ41a、第2
メモリ41b、第3メモリ41cに選択的に記憶される
ようになっている。
【0035】上記第1メモリ41a、第2メモリ41
b、第3メモリ41cに記憶されたRi、Gi、Biの
色信号(図5ではSR,SG,SBで示す)は、同時に
読み出され、画像処理部42に入力され、この画像処理
部42によって画像処理が施される。
【0036】この画像処理部42からの出力信号は、D
/Aコンバータ43によって、アナログの色信号(図2
では簡単化のため、R,G,Bで示す)に変換され、入
出力インターフェース(I/O)44を介してR、G、
Bの色信号として観察用モニタ6に出力され、この観察
用モニタ6によって、観察部位がカラー表示されるよう
になっている。
【0037】また、電子内視鏡装置1Aには回転フィル
タ切替指示装置45が接続され、回転フィルタ27の切
替指示を行うことにより、回転フィルタ切替指示信号C
1が回転フィルタ切替機構32に出力されて、回転フィ
ルタ27の切替が行われると同時に、画像処理部42に
対して、画像処理変更指示信号C2が出力されて処理内
容の変更を指示する。
【0038】また、観察装置5の信号処理部4A内に
は、システム全体のタイミングを作るタイミングジェネ
レータ34が設けられ、このタイミングジェネレータ3
4によって、制御回路33、CCDドライバ35、セレ
クト回路39等の各回路間の同期が取られている。
【0039】図5は上記画像処理部42の具体的な構成
例を示す。メモリ41a,41b,41cからのRi,
Gi,Biの照明光のもとで撮像されて生成された色信
号SR,SG,SB(より具体的にはR1、G1、B1
の照明光のもとで得られる色信号R,G,Bと、R2、
G2、B2の照明光のもとで得られる色信号R,G,
B)はそれぞれR,G,Bゲイン調整部51a,51
b,51cに入力され、ゲインパラメータ変更回路52
からのゲインパラメータPa,Pb,Pcにより設定さ
れるゲインでゲイン調整されてD/Aコンバータ43側
に出力される。
【0040】このゲインパラメータ変更回路52は回転
フィルタ切替指示装置45による画像処理変更指示信号
C2に対応したゲインパラメータPa,Pb,Pcを
R,G,Bゲイン調整部51a,51b,51cに印加
する。この場合、画像処理部42内にゲインパラメータ
記憶部53を設け、ゲインパラメータ変更回路52は画
像処理変更指示信号C2が入力されると、ゲインパラメ
ータ記憶部53に予め記憶させておいたゲインパラメー
タを読み出させるゲインパラメータ読み出し要求信号C
3をゲインパラメータ記憶部53に印加して、対応する
ゲインパラメータセットC4を出力させ、このゲインパ
ラメータセットを構成するゲインパラメータPa,P
b,PcをR,G,Bゲイン調整部51a,51b,5
1cに印加するようにしても良い。
【0041】次に本実施の形態の作用を説明する。通常
観察を行う場合には第1フィルタセット28を照明光路
上に配置して観察を行う。この場合には、光源24から
の白色光は図4にその特性が示されている通常のR,
G,Bフィルタと同じ特性を持つ第1フィルタセット2
8を通すことにより、R,G,Bの面順次照明光とな
り、生体7をR,G,Bの面順次照明光で照明する。
【0042】そして、R,G,Bの面順次照明光で照明
された生体7をCCD18で撮像したR,G,Bの画像
信号(色信号)がディジタル信号に変換されて第1メモ
リ41a、第2メモリ41b、第3メモリ41cに順次
記憶される。
【0043】これら第1メモリ41a、第2メモリ41
b、第3メモリ41cに一時記憶されたR、G、Bの色
信号は、同時に読み出され、画像処理部42に入力さ
れ、この画像処理部42によって画像処理が施される。
そして、D/Aコンバータ43でアナログの色信号に変
換され、観察用モニタ6にカラーで生体7の画像が表示
される。このように通常観察の場合には、自然な色再現
が得られるように、可視域全体をカバーするように第1
フィルタセット28が使用される。
【0044】一方、生体7に近接させて、生体粘膜の表
面凹凸構造や血管構築像を得ることが最優先となる(近
接観察モードの)場合には第2のフィルタセット29を
使用して、観察を行うことができるようにしている。
【0045】この場合には、使用者は回転フィルタ切替
指示装置45を構成する例えば近接観察モードスイッチ
を操作することにより、このスイッチのONにより回転
フィルタ切替機構32には回転フィルタ切替指示信号C
1が出力されて、回転フィルタ27の切替が行われると
同時に、画像処理部42に対して、画像処理変更指示信
号C2が出力されて処理内容の変更を指示する。
【0046】つまり、回転フィルタ切替指示信号C1が
入力されると、回転フィルタ切替機構32は回転フィル
タ27等を図1で上方向(図3では左方向)に移動し
て、光源24の光ビームP2が第2のフィルタセット2
9側に当たるように移動設定し、この状態に設定される
と、フィルタ識別回路31により検出されて回転フィル
タ切替動作が終了する。
【0047】また、この近接観察モードでは、図4に示
すように各フィルタR2,G2,B2の光透過特性はR
1,G1,B1の場合に比べて狭い半値幅Whr,Wh
g,Whbであり、得られる信号の輝度レベルも低下等
するので、上記第2のフィルタセット29への切替に連
動して、画像処理部42に対して、画像処理変更指示信
号C2を出力して、R,G,Bゲイン調整部51a,5
1b,51cによるゲインを通常観察モードの場合より
も大きくする等して観察に適した画像が得られるように
する。
【0048】本実施の形態における近接観察モードの場
合には、ホワイトバランスさせた状態での画像を得るこ
とよりも、各フィルタR2,G2,B2による照明のも
とでそれぞれ得られる画像(成分画像)をそれぞれ認識
し易いように表示することを主目的としているので、例
えばそれぞれ得られる成分画像の輝度レベルがほぼ同じ
程度となるようにゲイン値の設定を行ったり、異なる色
で表示されるので、異なる色で表示した場合に識別し易
い(色に対する人間の認識機能を考慮して識別し易い)
輝度レベルとなるようにゲイン値の設定を行う。
【0049】このようにして近接観察モードで観察する
と、図6(A)に示すように生体粘膜の断面構造を観察
するのに適したものとなる。胃粘膜など深さ方向に血管
が豊富に構築された生体粘膜の断面は一般的に図6
(A)のようになっている。表面上の凹凸構造から、表
層付近の毛細血管、それより少し深いところにあり毛細
血管より太めの血管、そしてより深層にある太い血管網
となっている。この生体粘膜を観察するポイントとし
て、このような血管構築の様子が分かるような観察像が
得られるものが望ましい。そして、血管構築の様子を観
察することで癌などの病変の早期発見が容易となる。
【0050】このように深さ方向に血管が走行している
生体7を観察する光によるその生体7内への深達の様子
について述べる。図6(B)に示すように、例えば可視
光における波長の短い光(青色光)ほど、生体への深達
度は浅くなる。そして波長が長くなるほど(緑から赤に
かけて)生体7への深達度は深くなる。つまり、短波長
光で観察した場合には、比較的粘膜の浅い部分までの情
報が(撮像した)画像に反映され、逆に短波長光では太
い血管が多く存在する深層までは、短波長光が深達しな
いので画像にはこの太い血管が反映されない。したがっ
て、深部側を観察するにはより深達度の深い長い波長の
光で観察する必要がある。
【0051】通常観察用に第1のフィルタセット28の
R1,G1,B1の各フィルタは、自然な色再現を実現
するため、図4に示すように可視域をカバーするように
各バンドがブロードで半値幅も広い特性になっている。
この特性の場合、短波長光であるB1による光には、広
い波長範囲の光が混在しており、図6(B)の深達度の
浅い光から中程度の深達度の光まで、同時に観察するこ
とになる。その結果、B画像には、表層付近の毛細血管
から中送付近の血管まで混在したものを反映し、それら
が同じ信号として混じったものとなる。
【0052】それに対して、狭い半値幅Whbの第2フ
ィルタセット29のB2の光では、このB2の光に含ま
れる波長の幅が狭く限定され、その結果、ブロード特性
のB1の光に比較して生体7への深達度が浅い光の比率
が多くなるので、B2の光で観察した画像は、表面上の
構造、毛細血管網のコントラストが向上し、表面付近の
構造に対しては、より観察しやすくなる。
【0053】図4の第1フィルタセット28のR1、G
1、B1フィルタ及び第2フィルタセット29のR2、
G2、B2フィルタの分光特性のグラフの比較から明ら
かなのは、近接観察モードでの各フィルタの狭い半値幅
Whr,Whg,Whbでその中心波長を調整し、かつ
バンド間が互いに重ならないで離間して設定しているこ
とである。
【0054】また、G2のバンド幅或いは半値幅Whg
がG1より狭められ、B2のバンドと波長軸上で離すこ
とで、上述したB2の場合と同じく、G2に含まれる波
長の半値幅Whgが狭く限定され、B2による画像との
差がより明確になり、G2による画像には表面構造、毛
細血管は反映されなくなるが、その代わりに中層付近の
血管構築像がより顕著に反映されることになる。
【0055】また、R2のバンド幅或いは半値幅Whr
がR1より狭められ、G2と波長軸上で離すことも同じ
作用で、R2による画像には深層の太い血管のみが反映
されることになる。上記のようにしてR2,G2,B2
の各々のバンドにより、撮像して得られる画像は、通常
観察モードの場合と画像処理部42でのゲイン調整が異
なることを除いてほぼ同様に信号処理され、RGBの色
信号として観察用モニタ6にカラー表示される。
【0056】この場合、血管構築の深さ方向の情報が色
の差となって、これらが合成されてカラー表示され、通
常観察モードとは異なり、より顕著に再現されることに
なる。つまり、表層付近の毛細血管網は黄色(Bのみ吸
収を受け、G,Rが発色するため)、中層付近の血管網
は(マゼンタから赤色)、深層付近の太い血管はより青
っぽく再現される。
【0057】従って、観察用モニタ6のモニタ画面には
図7に模式的に示すように深さが異なる位置で走行する
血管構造が異なる色で表示され、この画像から深さが異
なる位置での血管の走行状態を明瞭に把握できる。
【0058】以上のように、近接観察モードでは、ブロ
ードなRGB特性のものと異なり、より狭い半値幅で、
波長軸上で各バンド間を離間させることで、血管の深さ
方向での走行状態をより顕著に反映させた画像を得るこ
とができる。
【0059】このように本実施の形態によれば、通常観
察に適した内視鏡画像が得られると共に、フィルタセッ
トの切替により深さ方向の血管構築の様子を知ることが
できる内視鏡画像も得ることができる。
【0060】上記第2フィルタセット29の第1変形例
として、例えば図8に示すような特性にしたフィルタセ
ットにしても良い。この第1変形例では、例えば図4の
第2フィルタセット29におけるフィルタG2をフィル
タR2とし、さらにこのフィルタR2より短波長側に半
値幅の狭いフィルタG2及びB2を設けるようにしてい
る。
【0061】フィルタG2は図4のフィルタG2より少
し長波長側であり、フィルタB2は図4のフィルタB2
より少し短波長側に設定している。この第1変形例の第
2フィルタセット29を採用した場合には、深層付近の
太い血管構造は観察できないが、表面凹凸構造から中層
付近の血管構造までを互いに異なる色でより詳細に観察
する場合に適する。
【0062】また、第2フィルタセット29の第2変形
例として、例えば図9に示すような特性にしたフィルタ
セットにしても良い。この第2変形例では、R2,G
2,B2の全てのフィルタを短波長域に設定すること
で、生体粘膜表層付近の散乱、吸収変化を高感度で検出
できるようにしたものである。これは、早期癌など粘膜
表面付近で発生する病態を観察するのに好適である。
【0063】さらに第3変形例として第2フィルタセッ
ト29を図10に示すようなフィルタセットをにしても
良い。図10に示すように、生体組織の吸収特性で同じ
吸収を示し、散乱特性が異なる2つの波長を中心にした
フィルタB2、G2を設定することで、吸収の影響より
散乱の影響に主眼を置いた画像再現を得ることができ
る。これは、例えば、正常な生体粘膜が癌化するに伴
い、組織構造の乱れ、光の散乱度合いが変化することを
画像化する場合に好適である。
【0064】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を説明する。第1の実施の形態では第1、第
2フィルタセット28、29の構成は、図3のように2
重構造としたが、図11に示すように、複数の回転フィ
ルタ27a,27bにしても良い。また、図3ではフィ
ルタセット28、29はそれぞれ3枚のフィルタで構成
したが、図11に示すように3枚に限定されるものでは
なく、所望する画像効果に応じてフィルタ枚数は決めら
れる。
【0065】そして、図11に示すように複数の回転フ
ィルタ27a,27bにした場合には、図12に示すよ
うに照明光軸に沿って複数個の回転フィルタ27a,2
7bを駆動する駆動装置55a,55bを設け、それら
駆動装置55a,55bは回転フィルタ切替機構32に
接続され、回転フィルタ27a,27bの照明光軸への
挿脱(挿入、退避)移動を行う。
【0066】図12では駆動装置55a(及び55b)
は、ガイドレール54j(j=a又はb)と、これに沿
って回転フィルタ27jと、その回転フィルタ27jを
回転駆動するモータ26jと、フィルタ識別回路31j
とを共に移動することにより、回転フィルタ27jの照
明光軸への挿脱移動を行う(図12では回転フィルタ2
7aを退避位置に設定され、回転フィルタ27bを挿入
位置に設定させた状態を示す)。
【0067】図12の場合には2つの回転フィルタ27
a,27bの一方を光軸上に設置した場合には他方の回
転フィルタを光軸から退避させるようにしているが、複
数の回転フィルタを同時に光軸上に設置するようにして
も良い。
【0068】また、図13に示す変形例のように3峰性
の分光透過率特性を示すフィルタRGB2を用意するこ
とにより、このフィルタを回転させず、回転フィルタ切
替機構32により光軸上への挿入、退避のみを制御する
ことで、図3で示した第1、第2フィルタセット28、
29を用いる場合と同様の作用効果を得ることもでき
る。
【0069】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態について説明する。第1の実施の形態との主
たる相違は、回転フィルタの変更を回転フィルタ切替指
示装置45ではなく、回転フィルタ切替判定手段により
状況に応じて回転フィルタの切替、それに伴う画像処理
内容の変更を自動化することであり、回転フィルタ切替
の自動化を目的とする。
【0070】図14に示す本発明の第3の実施の形態の
電子内視鏡装置1Bは信号処理部4B内に回転フィルタ
切替判定装置58を設けている。回転フィルタ切替判定
装置58には、CCD出力信号に基づいて画像処理部4
2′から被写体の観察状態を判定した被写体判定信号H
1が入力されることにより、回転フィルタ切替を判定
し、回転フィルタ切替機構32に回転フィルタ切替指示
信号C1を送出し、さらに画像処理部42′に画像処理
変更指示信号C2を送出する。
【0071】図15は本実施の形態における画像処理部
42′の構成を示す。この画像処理部42′は図5の画
像処理部42において、被写体判定回路59を設けた構
成となっている。図15に示すように画像処理部42′
には、被写体の観察状態を判定する被写体判定回路59
が設けられ、この被写体判定回路59にはメモリ41a
〜41cからR,G,Bの色信号(ここでは図5の場合
と同様にSR,SG,SB)が入力される。
【0072】そして、色信号SR,SG,SBの輝度レ
ベルの平均値を判別するための基準レベルと比較して判
定することにより、生体を適宜の距離で観察する通常観
察状態か生体に近接して観察する近接観察状態かを判定
して被写体判定信号H1を回転フィルタ切替判定装置5
8に出力する。そして輝度レベルの平均値が基準レベル
未満の場合には通常観察状態であるとの被写体判定信号
H1を、基準レベル以上の場合には近接観察状態である
との被写体判定信号H1を回転フィルタ切替判定装置5
8出力する。その他は図5と同様の構成である。
【0073】回転フィルタ切替判定装置58は被写体の
判定結果に基づいて、回転フィルタ切替機構32に回転
フィルタ切替指示信号C1を送出し、画像処理部42′
に画像処理変更指示信号C2を送出する。その他は図2
と同様の構成である。
【0074】次に本実施の形態の作用を説明する。生体
7の内部を電子内視鏡2の挿入部を挿入して内視鏡検査
を行う場合、生体7から適宜の距離、離して観察する
と、その場合の色信号の平均値は基準レベル未満とな
り、画像処理部42′は通常観察モードと判断し、第1
のフィルタセット28を照明光路上に配置した状態での
観察を行うことができる。
【0075】そして、患部等をより詳しく観察するため
に患部に先端部を近接させて観察するように先端部を移
動すると、色信号の平均値は基準レベル以上となり、画
像処理部42′は近接観察モードに設定されたと判断
し、近接観察状態であるとの被写体判定信号H1を回転
フィルタ切替判定装置58に出力し、回転フィルタ切替
判定装置58は回転フィルタ切替機構32に回転フィル
タ切替指示信号C1を送出し、照明光路上に第2のフィ
ルタセット29が配置されるように切替させると共に、
画像処理変更指示信号C2を画像処理部42′に送出
し、観察に適したゲインに調整する。なお、自動調光が
働くような場合には、自動調光の応答よりも速く移動す
ることにより、自動的に切替を行うことができる。
【0076】上述の説明では、CCD18で撮像した信
号の明るさからフィルタセットの切替等を行うようにし
たが、CCD18で撮像した信号の色調でフィルタセッ
トを切り替えるようにしても良い。
【0077】例えば染色剤が散布された部分を観察して
いることを色信号の輝度分布から判断して、その染色画
像を観察する場合に適したフィルタセットに変更した
り、ゲイン調整等をしても良い。
【0078】図16は変形例の電子内視鏡装置1Cの構
成を示す。図14では回転フィルタ切替判定装置58に
は画像処理部42′からの被写体判定信号H1が入力さ
れることにより、その信号H1に基づいて、回転フィル
タ切替指示信号C1等を出力するようにしているが、図
16に示す変形例では例えば電子内視鏡2には対物レン
ズ17を構成する変倍レンズを拡大側(望遠側)に移動
して通常観察状態よりも拡大して結像する拡大観察機構
が設けてある。
【0079】そして、電子内視鏡2の操作部9その他に
設けた拡大移動レバーあるいは電気的に駆動する場合に
は拡大スイッチ等の拡大観察率変更指示手段60を操作
することにより、拡大観察機構にその拡大率変更の指示
信号等を出力して変倍レンズを移動して拡大率を(通常
観察から)変更すると共に、拡大観察率変更指示手段6
0から回転フィルタ切替判定装置58に拡大率指示信号
E1を出力することにより、回転フィルタ切替判定装置
58は回転フィルタ切替指示信号C1を回転フィルタ切
替機構32に出力し、通常観察のフィルタセットから近
接観察用のフィルタセットに変更させると共に、画像処
理変更指示信号C2を画像処理部42に送出してそのゲ
インを変更したフィルタセットの場合に適したものにす
るようにしている。
【0080】このため、図16では信号処理部4Cは図
14の場合と同様に回転フィルタ切替判定装置58を内
部に設けているが、図2の場合と同じ画像処理部42を
採用した構成となっている。その他は上述した実施の形
態と同様の構成である。
【0081】本変形例の場合にも、観察する状態に応じ
てその観察状態に適したフィルタセットを選択設定し
て、かつその場合の画像観察に適したゲイン設定等で観
察しうることができる。
【0082】また、他の変形例として、半自動制御にし
ても良い。例えば、図2の場合のように回転フィルタ切
替指示装置45によって、通常観察用の第1フィルタセ
ット28から第2フィルタセット29への変更は手動で
行なうが、第2フィルタセット29から第1フィルタセ
ット28への変更は、図14の場合のように(画像処理
部42′による判定により)回転フィルタ切替判定装置
58により自動的に行なうようにしても良い。
【0083】また、回転フィルタ切替判定装置58と回
転フィルタ切替指示装置45によって自動と手動とを選
択設定して行なうようにしても良い。本実施の形態によ
れば特性変更の動作を自動化できることで、ユーザの手
間を簡略化できる。
【0084】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を図17を参照して説明する。本実施の形態
はフィルタセット毎にホワイトバランス設定値を予め準
備するための作業を一回の動作で実現することによりホ
ワイトバランス設定作業を簡略化する目的を達成するも
のである。
【0085】図17に示す第4の実施の形態の電子内視
鏡装置1Dは図2において、信号処理部4A内に回転フ
ィルタ切替装置63を設けた信号処理部4Dを有し、こ
の信号処理部4Dにはゲイン設定指示装置64からゲイ
ン設定指示信号Ge1が入力されることにより画像処理
部42に対し、第1フィルタセット28の各フィルタ毎
にゲイン値の算出とその算出した値を記憶させる指示を
行えるようにしている。
【0086】なお、本実施の形態では画像処理部42は
ゲイン算出手段を有する。この画像処理部42では例え
ば図5に示すR,G,Bゲイン調整部51a〜51cが
入力される各信号のレベルを算出して、ゲインパラメー
タ変更回路52に送り、ゲインパラメータ変更回路52
は送られた3つの信号のレベルが一致するようなゲイン
パラメータPa,Pb,Pcの値を算出し、ゲインパラ
メータ記憶部53に記憶する機能を有する。また、この
回転フィルタ切替装置63は回転フィルタ切替機構32
にフィルタ切替指示信号C1を出力する。
【0087】次に本実施の形態の作用を説明する。電子
内視鏡2の先端を標準白色板などの基準被写体65に近
接させ、ゲイン設定指示装置64を操作してゲイン設定
指示信号Ge1を回転フィルタ切替装置63に出力しゲ
イン設定開始を指示する。
【0088】ゲイン設定指示装置64は、電子内視鏡装
置1Dに設けられたスイッチ等により実現される。ゲイ
ン設定指示装置64からのゲイン設定開始の指示によ
り、回転フィルタ切替装置63は、回転フィルタ27を
第1フィルタセット28の照明光路上への設定の切替を
行うと、同時に画像処理部42には第1フィルタセット
28のR1,G1,B1フィルタで順次照明した場合に
それぞれ得られた各信号に対応したゲイン値を画像処理
部42に設けられたゲイン算出手段により適切なゲイン
値が算出され、第1フィルタセット28に対応した形で
ゲインパラメータ記憶部53に記憶される。
【0089】そして、このように設定及び記憶がされる
と、以降はゲインパラメータ記憶部53に記憶されたゲ
インパラメータが呼び出されて使用されるので、ホワイ
トバランスした状態での観察画像を得ることができる。
【0090】本実施の形態によれば、単一の指示動作
で、回転フィルタ27の通常観察用のフィルタセット2
8の場合に対し、その場合のゲイン値をホワイトバラン
スするように設定して、記憶できる。
【0091】なお、以上では第1フィルタセット28の
場合にホワイトバランスした状態でのゲイン設定及び記
憶されることを説明したが、第2フィルタセット29の
場合でも同様にホワイトバランスした状態でのゲイン設
定及び記憶されるようにしても良い。
【0092】この場合には、例えば第1フィルタセット
28の場合でのホワイトバランスした状態でのゲイン設
定及び記憶動作が終了すると、回転フィルタ切替装置6
3は光路上に第2フィルタセット29を設定するように
切替させて、第1フィルタセット28の場合と同様にホ
ワイトバランスするようにゲイン値の設定と記憶を行
う。
【0093】(第5の実施の形態)次に本発明の第5の
実施の形態を図18を参照して説明する。本実施の形態
は分光特性と画像処理内容が変更になったことをユーザ
に通知する手段を設けたものであり、分光感度特性や画
像処理手段が変更になったことをユーザは認知すること
ができるようにしたものである。
【0094】図18に示す第5の実施の形態の電子内視
鏡装置1Eは図2の電子内視鏡装置1Aにおいて、信号
処理部4A内に変更内容通知回路72を設けた信号処理
部4Eを有する。
【0095】この変更内容通知回路72には回転フィル
タ切替指示装置45から回転フィルタ切替指示信号C2
が入力されると共に、画像処理部42から切り替えらて
設定されたフィルタセットの場合での画像処理内容の変
更情報とが入力され、これらが変更された変更情報を例
えば入出力インタフェース44に出力して映像信号に変
更情報を重畳して出力し、観察用モニタ6に変更情報を
表示して、ユーザは変更情報からこの装置1Eの設定状
態及び観察状態等を認識できるようにしている。
【0096】また、内視鏡画像を記録するファイリング
装置71が接続さた場合にも、映像信号に変更情報が重
畳されていることから装置1Eにより記録された内視鏡
画像の設定状態等を知ることができるようにしている。
また、変更内容通知回路72から変更情報をファイリン
グ装置71に内視鏡画像のヘッダ部分に付帯情報として
記録できるようにもしている。
【0097】次に本実施の形態の作用を説明する。回転
フィルタ切替指示装置45からの出力を受けた変更通知
回路72は、観察モニタ6上に現在の回転フィルタセッ
トの名称を表示させるようにする。あるいは、回転フィ
ルタセットの分光透過率特性を表示させるようにしても
良い。
【0098】画像処理部42から現在のパラメータ設定
内容を受け取った変更通知回路72は、観察モニタ6上
にその内容、あるいはインディケータなどパラメータ内
容を表す記号を観察モニタ6上に表示する。
【0099】なお、ファイリング装置71などを電子内
視鏡装置1Eに接続して使用した場合には、変更通知結
果は、観察モニタ6上だけでなく、画像ファイルのヘッ
ダ部分など記憶される。
【0100】本実施の形態によれば、ユーザは、現在如
何なるシステム特性かをモニタ6上においても、また画
像ファイルデータとしても確認でき、特に特性変更が画
像上微妙な場合には、現在のシステム状態を確認できる
ことで、画像上の表示機能を経験上で予測しながら検査
を行なうことができる。
【0101】また、観察目的によっては、分光特性の変
更と共に画像処理の内容を適切に切り替えることが考え
られ、そのような場合にもその変更を認識でき、画像処
理の変更等にも対応できる。
【0102】なお、上述の説明において、例えば第2の
フィルタセットを図11に示すように4つのR2、G
2、B2、B3フィルタで構成した場合には4つもメモ
リを用意して、それぞれを異なる色で表示手段で表示す
るようにしても良い。
【0103】つまり、透過距離がそれぞれ異なり、半値
幅が狭い複数のフィルタを用意した場合には各フィルタ
を通した光で照明した場合の画像をそれぞれ異なるメモ
リ等に記憶し、それぞれ異なる色信号等として合成して
表示手段に表示するようにしても良い。
【0104】また、上述では、例えば第1の実施の形態
において近接観察モードでの画像を得る手段として、面
順次照明及び面順次撮像の場合で説明したが同時式の照
明及び同時式の撮像で構成することもできる。
【0105】例えば、R2、G2、B2の各フィルタを
通した光で同時に生体7を照明し、CCD18の撮像面
には例えばR1,G1,B1のフィルタ(或いはR2、
G2、B2のフィルタより広帯域のフィルタ特性のR,
G,Bフィルタ)を各画素毎に設けたモザイク状フィル
タを備えた同時式の撮像手段の電子内視鏡で撮像し、色
分離した信号を図2の第1〜第3メモリ41a〜41c
に格納するようにしたものでも第1の実施の形態の場合
と同様な画像を得ることができる。なお、上述した実施
の形態等を部分的等で組み合わせて構成される実施の形
態等も本発明に属する。
【0106】[付記] 1.可視光波長帯域の内、被検体表層部から第1の透過
距離だけ透過可能な半値幅の狭い第1の波長帯域の照明
光を発生する第1の照明光発生手段と、前記第1の波長
帯域と重なることなく、前記可視光波長帯域の内、前記
被検体表層部から第2の透過距離だけ透過可能な半値幅
の狭い第2の照明光を発生する第2の照明光発生手段
と、前記第1の照明光と前記第2の照明光で照明された
被写体像を撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段の出力
信号に基づき、前記被検体像の前記第1の透過距離およ
び第2の透過距離における被検体情報を表す被検体情報
画像を表示する表示手段と、を具備したことを特徴とす
る被検体観察装置。
【0107】2.可視光波長帯域の内、R(赤)の波長
帯域の照明光を発生するR照明光発生手段と、前記可視
光波長帯域の内、G(緑)の波長帯域の照明光を発生す
るG照明光発生手段と、前記可視光波長帯域の内、B
(青)の波長帯域の照明光を発生するB照明光発生手段
と、前記可視光波長帯域の内、前記R,G,B,のそれ
ぞれの波長帯域の半値幅より狭い半値幅を有し、被検体
表面部から第1の透過距離だけ透過可能な第1の波長帯
域の照明光を発生する第1の照明光発生手段と、前記可
視光波長帯域の内、前記R,G,Bのそれぞれの波長帯
域の半値幅より狭い半値幅を有し、前記第1の波長帯域
と重なることなく、前記被検体表層部から第2の透過距
離だけ透過可能な第2の波長帯域の照明光を発生する第
2の照明光発生手段と、前記可視光波長帯域の内、前記
R,G,Bのそれぞれの波長帯域の半値幅より狭い半値
幅を有し、前記第1および第2の波長帯域と重なること
なく、前記被検体表層部から第3の透過距離だけ透過可
能な第3の波長帯域の照明光を発生する第3の照明光発
生手段と、前記R,G,Bの波長帯域の照明光で照明さ
れた第1の可視被検体画像および前記第1,第2,第3
の波長帯域の照明光で照明された第2の可視被検体画像
を撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段の出力信号に基
づき、前記第1の可視被検体画像および前記第2の可視
被検体画像を生成する映像信号処理手段と、前記映像信
号処理手段の出力信号に基づき前記第1の可視被検体画
像および前記第2の可視被検体画像を表示する表示手段
と、を具備したことを特徴とする被検体観察装置。
【0108】3.可視光波長帯域の内、Rの波長帯域の
照明光を発生するR照明光発生手段と、前記可視光波長
帯域の内、Gの波長帯域の照明光を発生するG照明光発
生手段と、前記可視光波長帯域の内、Bの波長帯域の照
明光を発生するB照明光発生手段と、前記可視光波長帯
域の内、前記R,G,Bのそれぞれの波長帯域の半値幅
より狭い半値幅を有し、被検体表層部から第1の透過距
離だけ透過可能な第1の波長帯域の照明光を発生する第
1の照明光発生手段と、前記可視光波長帯域の内、前記
R,G,Bのそれぞれの波長帯域の半値幅より狭い半値
幅を有し、前記第1の波長帯域と重なることなく、前記
被検体表層部から第2の透過距離だけ透過可能な第2の
波長帯域の照明光を発生する第2の照明光発生手段と、
前記可視光波長帯域の内、前記R,G,Bのそれぞれの
波長帯域の半値幅より狭い半値幅を有し、前記第1およ
び第2の波長帯域と重なることなく、前記被検体表層部
から第3の透過距離だけ透過可能な第3の波長帯域の照
明光を発生する第3の照明光発生手段と、前記R,G,
Bの波長帯域の照明光で照明された第1の可視被検体画
像および前記第1,第2,第3の波長帯域の照明光で照
明された第2の可視被検体画像を撮像可能な撮像手段
と、前記撮像手段の出力信号に基づき、前記第1の可視
被検体画像および前記第2の可視被検体画像を生成する
映像信号処理手段と、前記撮像手段の出力信号レベルに
基づき、前記映像信号処理手段で生成される前記第1の
可視被検体画像および前記第2の可視被検体画像を切り
換えて表示する表示手段と、を具備したことを特徴とす
る被検体観察装置。
【0109】4.可視光波長帯域の内、Rの波長帯域の
照明光を発生するR照明光発生手段と、前記可視光波長
帯域の内、Gの波長帯域の照明光を発生するG照明光発
生手段と、前記可視光波長帯域の内、Bの波長帯域の照
明光を発生するBの照明光発生手段と、前記可視光波長
帯域の内、前記R,G,Bのそれぞれの波長帯域の半値
幅より狭い半値幅を有し、被検体表層部から第1の透過
距離だけ透過可能な第1の波長帯域の照明光を発生する
第1の照明光発生手段と、前記可視光波長帯域の内、前
記R,G,Bのそれぞれの波長帯域の半値幅より狭い半
値幅を有し、前記第1の波長帯域と重なることなく、前
記被検体表層部から第2の透過距離だけ透過可能な第2
の波長帯域の照明光を発生する第2の照明光発生手段
と、前記可視光波長帯域の内、前記R,G,Bのそれぞ
れの波長帯域の半値幅より狭い半値幅を有し、前記第1
および第2の波長帯域と重なることなく、前記被検体表
層部から第3の透過距離だけ透過可能な第3の波長帯域
の照明光を発生する第3の照明光発生手段と、前記R,
G,Bの波長帯域の照明光で照明された第1の可視被検
体画像および前記第1,第2,第3の波長帯域の照明光
で照明された第2の可視被検体画像を撮像可能な撮像手
段と、前記撮像手段の出力信号に基づき、前記第1の可
視被検体画像および前記第2の可視被検体画像を生成す
る映像信号処理手段と、前記撮像手段による撮像倍率を
変更可能な撮像倍率変更手段と、前記撮像倍率変更手段
の出力に基づき、前記映像信号処理手段で生成される前
記第1の可視被検体画像および前記第2の可視被検体画
像を切り換えて表示する表示手段と、を具備したことを
特徴とする被検体観察装置。
【0110】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、可
視光波長帯域の内、被検体表層部から第1の透過距離だ
け透過可能な半値幅の狭い第1の波長帯域の照明光を発
生する第1の照明光発生手段と、前記第1の波長帯域と
重なることなく、前記可視光波長帯域の内、前記被検体
表層部から第2の透過距離だけ透過可能な半値幅の狭い
第2の照明光を発生する第2の照明光発生手段と、前記
第1の照明光と前記第2の照明光で照明された被写体像
を撮像可能な撮像手段と、前記撮像手段の出力信号に基
づき、前記被検体像の前記第1の透過距離および第2の
透過距離における被検体情報を表す被検体情報画像を表
示する表示手段と、を具備しているので、半値幅が狭い
第1及び第2の波長帯域の照明光でそれぞれ照明した被
検体を撮像手段で撮像することにより、透過距離が異な
る部分の血管走行の様子等に対する被検体像を得ること
ができ、それらを異なる色信号等で合成する等して被検
体情報画像として表示手段に表示して、透過距離が異な
る部分を明瞭に観察できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被検体観察装置の第1の実施の形態の
電子内視鏡装置の全体構成図。
【図2】図1の詳細な構成を示すブロック図。
【図3】回転フィルタに設けた2つのフィルタセットの
構成を示す図。
【図4】図3の2つのフィルタセットを構成する各フィ
ルタの分光特性を示す図。
【図5】画像処理部の構成を示すブロック図。
【図6】本実施の形態の作用の模式的な説明図。
【図7】生体を観察した場合のモニタ画面の模式的な表
示例を示す図。
【図8】第1変形例における第2フィルタセットのフィ
ルタの分光特性等を示す図。
【図9】第2変形例における第2フィルタセットのフィ
ルタの分光特性等を示す図。
【図10】第3変形例における第2フィルタセットのフ
ィルタの分光特性等を示す図。
【図11】本発明の第2の実施の形態における回転フィ
ルタの構成を示す図。
【図12】光源部における回転フィルタ切替機構付近の
構成を示す図。
【図13】変形例における3峰性フィルタの分光特性等
を示す図。
【図14】本発明の第3の実施の形態の電子内視鏡装置
の構成を示すブロック図。
【図15】画像処理部の構成を示すブロック図。
【図16】変形例の電子内視鏡装置の構成を示すブロッ
ク図。
【図17】本発明の第4の実施の形態の電子内視鏡装置
の構成を示すブロック図。
【図18】本発明の第5の実施の形態の電子内視鏡装置
の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1A…電子内視鏡装置 2…電子内視鏡 3…光源部 4A…信号処理部 5…観察装置 6…観察用モニタ 7…生体 8…挿入部 17…対物レンズ 18…CCD 19…撮像部 24…照明光源 26…モータ 27…回転フィルタ 28、29…フィルタセット 31…フィルタ識別回路 32…回転フィルタ切替機構 33…制御回路 35…CCDドライバ 41a,41b,41c…メモリ 42…画像処理部 45…回転フィルタ切替指示装置
フロントページの続き Fターム(参考) 2H040 BA00 BA03 CA02 CA04 CA10 CA13 GA02 GA06 GA10 GA11 4C061 AA00 BB02 CC06 DD00 GG01 LL02 MM03 NN01 NN05 NN07 QQ01 QQ09 RR04 RR14 RR17 SS09 TT04 WW01 WW08 WW14 XX02 YY01 YY13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可視光波長帯域の内、被検体表層部から
    第1の透過距離だけ透過可能な半値幅の狭い第1の波長
    帯域の照明光を発生する第1の照明光発生手段と、 前記第1の波長帯域と重なることなく、前記可視光波長
    帯域の内、前記被検体表層部から第2の透過距離だけ透
    過可能な半値幅の狭い第2の照明光を発生する第2の照
    明光発生手段と、 前記第1の照明光と前記第2の照明光で照明された被写
    体像を撮像可能な撮像手段と、 前記撮像手段の出力信号に基づき、前記被検体像の前記
    第1の透過距離および第2の透過距離における被検体情
    報を表す被検体情報画像を表示する表示手段と、 を具備したことを特徴とする被検体観察装置。
  2. 【請求項2】 可視光波長帯域の内、Rの波長帯域の照
    明光を発生するR照明光発生手段と、 前記可視光波長帯域の内、Gの波長帯域の照明光を発生
    するG照明光発生手段と、 前記可視光波長帯域の内、Bの波長帯域の照明光を発生
    するB照明光発生手段と、 前記可視光波長帯域の内、前記R,G,B,のそれぞれ
    の波長帯域の半値幅より狭い半値幅を有し、被検体表面
    部から第1の透過距離だけ透過可能な第1の波長帯域の
    照明光を発生する第1の照明光発生手段と、 前記可視光波長帯域の内、前記R,G,Bのそれぞれの
    波長帯域の半値幅より狭い半値幅を有し、前記第1の波
    長帯域と重なることなく、前記被検体表層部から第2の
    透過距離だけ透過可能な第2の波長帯域の照明光を発生
    する第2の照明光発生手段と、 前記可視光波長帯域の内、前記R,G,Bのそれぞれの
    波長帯域の半値幅より狭い半値幅を有し、前記第1およ
    び第2の波長帯域と重なることなく、前記被検体表層部
    から第3の透過距離だけ透過可能な第3の波長帯域の照
    明光を発生する第3の照明光発生手段と、 前記R,G,Bの波長帯域の照明光で照明された第1の
    可視被検体画像および前記第1,第2,第3の波長帯域
    の照明光で照明された第2の可視被検体画像を撮像可能
    な撮像手段と、 前記撮像手段の出力信号に基づき、前記第1の可視被検
    体画像および前記第2の可視被検体画像を生成する映像
    信号処理手段と、 前記映像信号処理手段の出力信号に基づき前記第1の可
    視被検体画像および前記第2の可視被検体画像を表示す
    る表示手段と、 を具備したことを特徴とする被検体観察装置。
  3. 【請求項3】 可視光波長帯域の内、Rの波長帯域の照
    明光を発生するR照明光発生手段と、 前記可視光波長帯域の内、Gの波長帯域の照明光を発生
    するG照明光発生手段と、 前記可視光波長帯域の内、Bの波長帯域の照明光を発生
    するB照明光発生手段と、 前記可視光波長帯域の内、前記R,G,Bのそれぞれの
    波長帯域の半値幅より狭い半値幅を有し、被検体表層部
    から第1の透過距離だけ透過可能な第1の波長帯域の照
    明光を発生する第1の照明光発生手段と、 前記可視光波長帯域の内、前記R,G,Bのそれぞれの
    波長帯域の半値幅より狭い半値幅を有し、前記第1の波
    長帯域と重なることなく、前記被検体表層部から第2の
    透過距離だけ透過可能な第2の波長帯域の照明光を発生
    する第2の照明光発生手段と、 前記可視光波長帯域の内、前記R,G,Bのそれぞれの
    波長帯域の半値幅より狭い半値幅を有し、前記第1およ
    び第2の波長帯域と重なることなく、前記被検体表層部
    から第3の透過距離だけ透過可能な第3の波長帯域の照
    明光を発生する第3の照明光発生手段と、 前記R,G,Bの波長帯域の照明光で照明された第1の
    可視被検体画像および前記第1,第2,第3の波長帯域
    の照明光で照明された第2の可視被検体画像を撮像可能
    な撮像手段と、 前記撮像手段の出力信号に基づき、前記第1の可視被検
    体画像および前記第2の可視被検体画像を生成する映像
    信号処理手段と、 前記撮像手段の出力信号レベルに基づき、前記映像信号
    処理手段で生成される前記第1の可視被検体画像および
    前記第2の可視被検体画像を切り換えて表示する表示手
    段と、 を具備したことを特徴とする被検体観察装置。
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