JP2001168625A - 無線通信装置および電子機器 - Google Patents

無線通信装置および電子機器

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JP2001168625A
JP2001168625A JP34900099A JP34900099A JP2001168625A JP 2001168625 A JP2001168625 A JP 2001168625A JP 34900099 A JP34900099 A JP 34900099A JP 34900099 A JP34900099 A JP 34900099A JP 2001168625 A JP2001168625 A JP 2001168625A
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wireless communication
ground pattern
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band
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Toshiyuki Masaki
俊幸 正木
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アンテナの放射効率を劣化させることなくチッ
プアンテナの帯域特性を広帯域化することが可能な無線
通信装置を得ること。 【解決手段】プリント基板2にチップアンテナ1を実装
した構成の無線通信装置であって、且つ、プリント基板
2のグランドパターン3はその総周囲長が、使用する無
線通信周波数帯域の波長の1波長に近い長さであること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信機能を有
する携帯型コンピュータ装置にかかわり、特にチップア
ンテナ搭載の携帯型コンピュータ用内蔵用無線通装置お
よび無線通信回路内蔵パーソナルコンピュータ装置など
の無線通信装置および電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】モバイルパソコンや携帯端末装置用の近
距離無線通信の一方式として、近年、近年実用化に向け
て研究が進んでいる“Bluetooth”と呼ばれる
無線通信方式がある。この無線通信方式は、使用周波数
帯が2400〜2483.5[MHz]で、スペクトラム
拡散方式における周波数ホッピングを使用する。
【0003】ホッピングチャンネルは1[MHz]間隔の
79波(2402〜2480[MHz])であり、伝送速
度は1[Mbps]で、通信距離は送信電力0[dBm]で
10[m]程度、+20[dBm]で100[m]程度
の比較的近距離である。
【0004】このような近距離無線通信方式の無線通信
装置をノート型パーソナルコンピュータ装置などような
携帯型パソコンなどに搭載する場合、ロッドアンテナな
どのような外部に突出させるアンテナは邪魔であるか
ら、使用時においてもできるだけパソコン内から外部に
突出させないで済むようにしたいところである。
【0005】そこで、この目的に沿うアンテナとして、
チップアンテナが注目される。ノート型パーソナルコン
ピュータでは、蓋部を兼ねる液晶ディスプレイパネル
が、キーボードを取り付けてある本体の後部上端にヒン
ジにより片端支持させる構造によって開閉可能に取り付
けてあり、パソコンを使用する時に、蓋部を開くことに
なる。パソコンは電磁波の輻射を防止するために、本体
の筐体内部や蓋部筐体内は導電塗料やシールドパネルで
電磁的に遮蔽した構造が採用されている。
【0006】しかも、本体は電池、コネクタ類、フロッ
ピディスクドライブ、CD‐ROMドライブ、PCカー
ドスロット、CPUやメモリ各種インターフェース回路
などを実装した基板、キーボード等で占有され、スペー
スもないことから、アンテナをはじめからパソコンに内
蔵する構成を採用する場合には、通常は液晶ディスプレ
イパネルを組み込んだ蓋部に装着することになる。
【0007】しかし、蓋部の場合、液晶ディスプレイパ
ネルを開閉することで、実装したアンテナ周囲の状態が
大きく変化するために、帯域特性がシフトしてしまう。
【0008】故に、チップアンテナを採用する場合に
は、帯域の広いものを使用する必要が生じる。
【0009】広帯域化を図ったチップアンテナの技術と
しては、特開平10‐145124号公報に開示される
如きのものが知られている。この公報開示の技術は、帯
域幅が広く、広範囲の周波数を送受信する無線機器に使
用することが可能なチップアンテナを提供するものであ
る。
【0010】チップアンテナは、断面寸法が数[mm]
×数[mm]、そして、長さ1[cm]程度以下と云う
極めて小さな直方体状のものである。具体的には、この
チップアンテナは、酸化バリウム、酸化アルミニウム、
シリカを主成分とする小さい直方体状の基体の内部に、
当該基体の長手方向に螺旋状に巻回される導体があり、
基体の表面には、一端がこの導体と接続される抵抗が設
けてある。また、基体表面には、前記導体に前記抵抗の
他端を介して電圧を印加するための給電端子とを備えた
構造を持つものである。
【0011】このような構造により、導体と抵抗とは直
列接続となるが、このようなチップアンテナ内部で導体
と抵抗とを直列接続することにより、チップアンテナの
実質的なQを低下させることができることから、これに
よって、帯域幅を広げることができるようになってい
る。
【0012】しかしながら、この従来技術は、チップア
ンテナ内部に抵抗を設けてQを低下させることにより、
広帯域化を図る構成であるから、問題を抱える。
【0013】それは、チップアンテナ内部で導体と抵抗
とを直列接続するというこの手法による広帯域化には限
界があると云うことである。すなわち、直列抵抗を大き
くすることにより、損失が大きくなることから、損失は
許される範囲にとどめねばならず、それが広帯域化の限
界点となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ノート型パーソナルコ
ンピュータの如き携帯用パソコンでは、蓋部を兼ねる液
晶ディスプレイパネルが、キーボードを取り付けてある
本体にヒンジにより片端を支持させることにより、本の
表紙のように開閉できる。そして、設置スペースや、位
置的な関係により、この蓋部を兼ねる液晶ディスプレイ
パネルにチップアンテナを取り付けることになるが、こ
の構成の場合、蓋部を兼ねる液晶ディスプレイパネルを
開閉することで、実装したアンテナ周囲の状態が大きく
変化するために、チップアンテナはその帯域特性がシフ
トしてしまう。
【0015】そのため、ノート型パソコンに内蔵させる
チップアンテナは、本来の無線帯域よりもさらに広帯域
化が望まれる。チップアンテナの帯域はせいぜい100
[MHz]程度であり、従来技術として内部抵抗を増加
してQを低下させることで広帯域化を図る方法があるも
のの、内部抵抗を増加すると損失が大きくなり、アンテ
ナの放射効率が劣化する。
【0016】このように、従来技術においては、チップ
アンテナの帯域特性をさらに広帯域化することには、限
界がある。
【0017】そこで、この発明の目的とするところは、
アンテナの放射効率を劣化させることなくチップアンテ
ナの帯域特性を広帯域化することが可能な無線通信装置
および電子機器を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、本発明
は、 (1)第1には、所定周波数帯の電波用アンテナと、こ
のアンテナに接続された無線通信手段と、上記アンテナ
に接続され、周囲長が上記周波数帯域の1波長の0.7
倍乃至1.4倍の長さのグランドパターンとを具備する
ことを特徴とする。
【0019】この構成は、無線通信手段のアンテナを、
周波数帯域の1波長の0.7倍乃至1.4倍の長さの周
囲長を持つグランドパターンに接続するもので、これに
よれば、グランドパターン自体が無線通信手段の使用無
線周波数帯域で共振するようになる。従って、これによ
り、十分な帯域特性を得ることができるようになる。
【0020】より具体的には、アンテナとして例えばチ
ップアンテナを用い、グランドパターンを形成してある
プリント基板にこのチップアンテナを実装した構成が採
用される。そして、プリント基板のグランドパターンは
その周囲長が、使用する無線通信周波数帯域の波長の1
波長に近い長さとするものである。
【0021】通常、チップアンテナ単体では、得られる
帯域は100[MHz]程度であるが、グランドの全周囲
長を使用無線帯域の周波数の1波長に近い長さにするこ
とで、プリント基板自体がこの周波数帯域で共振するよ
うになり、これによって、無線通信装置はその帯域が約
350[MHz]にも広がって広帯域化が図れるように
なる。
【0022】(2)また、本発明は第2には、2.4
[GHz]乃至2.5[GHz]帯の電波用アンテナと、こ
のアンテナに接続された無線通信手段と、上記アンテナ
に接続され、周囲長が90[mm]乃至170[mm]
のグランドパターンとを具備することを特徴とする。
【0023】この構成は、2.4[GHz]乃至2.5
[GHz]帯の電波を使用する無線通信手段のアンテナ
を、周囲長が90[mm]乃至170[mm]のグラン
ドパターンに接続するものである。これにより、2.4
[GHz]乃至2.5[GHz]帯の周波数の信号に対して
グランドパターン自体が共振するようになる。従って、
これにより、上記周波数帯域において十分な帯域特性を
得ることができるようになる。
【0024】近距離無線通信の一方式である“Blue
tooth”では、2.4[GHz]乃至2.5[GHz]
帯の電波を使用するが、この周波数帯域の1波長の0.
7倍乃至1.4倍の長さの周囲長は90[mm]乃至1
70[mm]であり、周囲長がこの長さに設定されたグ
ランドパターンにアンテナを接続することで、グランド
パターン自体が“Bluetooth”の無線周波数帯
域で共振する。これにより、“Bluetooth”の
無線通信方式において、十分な帯域特性を得ることがで
きるようになる。
【0025】(3)また、本発明は、第3には、所定周
波数帯の電波用アンテナと、このアンテナに接続された
無線通信手段と、上記アンテナに接続され、周囲長が上
記周波数帯域の1波長の0.7倍乃至1.4倍の長さの
第1のグランドパターンと、この第1のグランドパター
ンに接続されたインダクタンス素子と、このインダクタ
ンス素子に接続される第2のグランドパターンとを具備
することを特徴とする。
【0026】この構成は、グランドパターンの面積が大
きかったり、複雑な形状のために、その総周囲長が0.
7〜1.4倍をオーバしてしまうような場合に最適な構
成であって、グランドパターンを複数に分割、例えば、
2分割すると共に、分割した第1のグランドパターンは
分割した第2のグランドパターンとインダクタンス素子
で接続し、第1のグランドパターンはアンテナに接続す
るものである。第1及び第2のグランドパターンとをイ
ンダクタンス素子を介して接続することで、両者は高周
波的には遮断され、直流的には導通するようになる。従
って、アンテナは、交流的にみれば、周波数帯域の1波
長の0.7倍乃至1.4倍の長さの周囲長を持つ第1の
グランドパターンにのみ接続されるかたちとなるもの
で、これによれば、第1のグランドパターン自体が無線
通信手段の使用無線周波数帯域で共振するようになる。
従って、これにより、十分な帯域特性を得ることができ
るようになる。
【0027】(4)また、本発明は、第4には、情報表
示部と電磁的遮蔽部とを有する表示装置と、情報表示部
面を視認可能にこの表示装置を収容する筐体と、この筐
体に接続され、上記表示装置に表示する情報を処理する
情報処理手段と、この情報処理手段にて処理される情報
を無線通信するための無線通信手段と、この無線通信手
段に接続されると共に、上記表示装置の上記電磁的遮蔽
部領域から所定長、突出するように配設されたアンテナ
とを具備し、上記筐体は上記アンテナが配置された領域
に対応する部分を除いて電磁遮蔽領域となるように構成
したことを特徴とする。
【0028】この構成によれば、アンテナは表示装置を
収容した筐体内に配置されるが、この配置位置は表示装
置の電磁的遮蔽部領域から所定長突出しており、筐体の
電磁遮蔽領域もこのアンテナ配置部分は外して形成して
ある。そのため、アンテナの電波の授受には影響が無い
ので、電波の十分な授受特性を確保することができる。
【0029】この構成は特に電子機器、例えば、携帯型
パーソナルコンピュータを考えた場合、その蓋部内にア
ンテナを搭載することを示すこととなるが、運用上での
無線通信系の特性を中心に考察すると、一般的には蓋部
に組み込んである液晶ディスプレイ(表示装置)の開閉
状態によって帯域が移動することとなって問題が残る。
しかし、本発明では、アンテナ、例えば、チップアンテ
ナの部分を液晶ディスプレイのシールドケースより突出
させて配置されるようにし、また、蓋部の電磁遮蔽領域
もチップアンテナの配置部分対応領域は避けて形成する
ことになるので、電波の授受の影響が無くなり、電波の
十分な授受特性を確保できるようになる。従って、液晶
ディスプレイが組み込んである携帯型パーソナルコンピ
ュータの蓋部の開閉状態によって帯域が移動しても、十
分な広帯域化が成されることにより、無線通信の劣化を
抑制できる。
【0030】(5)また、本発明は、第5には、情報表
示部と電磁的遮蔽部とを有する表示装置と、この表示装
置に表示する情報を処理する情報処理手段と、この情報
処理手段にて処理される情報を無線通信するための無線
通信手段と、この無線通信手段に接続された2.4[G
Hz]乃至2.5[GHz]帯の電波用アンテナと、このア
ンテナに接続され、周囲長が90[mm]乃至170
[mm]のグランドパターンとを具備し、上記表示装置
の上記電磁的遮蔽部領域から所定長突出するように、上
記アンテナを上記表示装置に配設したことを特徴とす
る。
【0031】この構成によれば、アンテナは表示装置の
電磁的遮蔽部領域から所定長突出しており、また、2.
4[GHz]乃至2.5[GHz]帯の電波を使用する無線
通信手段のアンテナを、周囲長が90[mm]乃至17
0[mm]のグランドパターンに接続するものである。
アンテナは表示装置の電磁的遮蔽部領域から所定長突出
させた関係で、電磁的遮蔽部領域があっても電波の授受
への影響が無くなり、電波の十分な授受特性を確保でき
るようになるばかりでなく、アンテナが接続されるグラ
ンドパターンはその周囲長を90[mm]乃至170
[mm]にしたことで、2.4[GHz]乃至2.5[G
Hz]帯の周波数の信号に対してグランドパターン自体が
共振するようになる。従って、これにより、上記周波数
帯域において十分な帯域特性を得ることができるように
なる。
【0032】近距離無線通信の一方式である“Blue
tooth”では、2.4[GHz]乃至2.5[GHz]
帯の電波を使用するが、この周波数帯域の1波長の0.
7倍乃至1.4倍の長さの周囲長は90[mm]乃至1
70[mm]であり、周囲長がこの長さに設定されたグ
ランドパターンにアンテナを接続することで、グランド
パターン自体が“Bluetooth”の無線周波数帯
域で共振する。これにより、“Bluetooth”の
無線通信方式において、十分な帯域特性を得ることがで
きるようになる。
【0033】(6)また、本発明は、第6には、情報表
示部と電磁的遮蔽部とを有する表示装置と、この表示装
置に表示する情報を処理する情報処理手段と、この情報
処理手段にて処理される情報を無線通信するための無線
通信手段と、この無線通信手段に接続された所定周波数
帯の電波用アンテナと、このアンテナに接続され、周囲
長が上記周波数帯の1波長の0.7倍乃至1.4倍のグ
ランドパターンとを具備し、上記表示装置の上記電磁的
遮蔽部領域から所定長突出するように、上記アンテナを
上記表示装置に配設したことを特徴とする。
【0034】この構成によれば、アンテナは表示装置の
電磁的遮蔽部領域から所定長突出しており、また、無線
通信手段のアンテナを、周囲長が使用無線周波数帯の1
波長の0.7倍乃至1.4倍のグランドパターンに接続
するものである。アンテナは表示装置の電磁的遮蔽部領
域から所定長突出させた関係で、電磁的遮蔽部領域があ
っても電波の授受への影響が無くなり、電波の十分な授
受特性を確保できるようになるばかりでなく、アンテナ
が接続されるグランドパターンはその周囲長を使用無線
周波数帯の1波長の0.7倍乃至1.4倍にしたこと
で、使用無線周波数帯の信号に対してグランドパターン
自体が共振するようになる。従って、これにより、上記
周波数帯域において十分な帯域特性を得ることができる
ようになる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明は、チップアンテナを実装
するプリント基板上のグランドパターンを、特定の周波
数帯域で共振させることにより、広帯域にアンテナ入力
部の整合を得るようにしたもので、以下、図面を参照し
ながら本発明の一実施例を説明する。
【0036】(第1の実施例)図1(a)に、本発明の
一実施例である無線通信ユニット10の構成例を示す。
無線通信ユニット10は、プリント基板2上に、チップ
アンテナ1や送受信電波の処理のためのアナログ回路部
であるRF回路部4やベースバンド部、そして、ディジ
タル処理系としてのディジタル回路部5を実装して構成
してある。
【0037】アナログ回路系部分であるチップアンテナ
1やRFモジュール(高周波回路部など)4近傍の回路
構成例を示すと、図1(b)や図1(c)の如きが構成
が採用されるが、このうち、図1(a)に示すように、
本発明では、チップアンテナ1部分を長方形のプリント
基板2の片面における当該プリント基板2の長手方向側
一端部近傍に取り付けた構成である。このプリント基板
2は長方形の短冊型であるが、このプリント基板2上に
は広い面積でGND(グランド)パターン3が形成して
ある。
【0038】広い面積でプリントパターン化したGND
の形状(グランドパターン3の形状)は、この例の場
合、チップアンテナ1の実装部分とその近傍を切り欠い
たL型である。そして、このグランドパターン3はチッ
プアンテナ1を使用した無線通信ユニットの少なくとも
アナログ回路部のグランドとして用いられる。
【0039】また、本発明では、このグランドパターン
3の形状をその縦方向の長さをX、横方向の長さをYと
すると、XとYの和が使用する無線帯域の1/2波長に
近い長さとなるように、従って、総周囲長で考えると使
用する無線帯域の1波長に近い長さとなるように、設定
してある。つまり方形のグランドパターン3の場合、縦
方向長さがX、横方向長さがYであるから、その総周囲
長は2×(X+Y)であり、X+Yがおよそ1/2波長
であるからその倍はおよそ1波長ということになる。
【0040】このように、本発明の無線通信ユニット1
0は、チップアンテナ1を長方形のプリント基板2の片
面における当該プリント基板2の長手方向側一端部近傍
に取り付けた構成であり、アナログ回路部のグランドパ
ターン3はその縦方向長Xと横方向長Yの和が、使用す
る無線帯域の1/2波長に近い長さとなるように設定す
ることにより、グランドパターン3自体がこの無線通信
ユニット10の使用無線帯域で共振する。そして、この
ことにより、十分な帯域特性を得ることができるように
なる。
【0041】実験例を次の表1に示す。“Blueto
oth”の使用周波数帯は2400[MHz]〜248
3.5[MHz]であり、2400[MHz]ではその1波
長は125[mm]である。また、2483.5[MH
z]の1波長は120.8[mm]である。従って、この
周波数を含むその周辺周波数の範囲の波長分をパターン
の周囲長に持つグランドパターン3を用いて帯域がどの
程度になったかを検証した結果が表1である。
【0042】 表1 ---------------------------------------------- GNDサイズ 総周囲長 周波数帯域 効果の判定 [mm] [mm] [MHz] ---------------------------------------------- Y=45,X=20 130 358 効果有 Y=35,X=20 110 201 効果有 Y=25,X=20 90 147 効果少 Y=25,X=30 110 287 効果有 Y=25,X=40 130 374 効果有 Y=25,X=50 150 190 効果有 Y=25,X=60 170 127 効果少 ---------------------------------------------- 表1からわかるように、GNDパターン3のサイズが
Y=45[mm],X=20[mm](すなわち、周囲
長130[mm])としたときは、周波数帯域が358
[MHz]になり、従来は周波数帯域が100[MHz]で
あったわけであるから、これは明らかに効果があった認
められる。また、Y=35[mm],X=20[mm]
(すなわち、周囲長110[mm])としたときは、周
波数帯域が201[MHz]になり、これも明らかに効果
有りと認められる。
【0043】また、Y=25[mm],X=20[m
m](すなわち、周囲長90[mm])としたときは、
周波数帯域が147[MHz]になり、これは従来の周波
数帯域100[MHz]に比べると効果は認められるもの
の、効果は少な目である。
【0044】また、Y=25[mm],X=30[m
m](すなわち、周囲長110[mm])としたとき
は、周波数帯域が287[MHz]になり、これは従来の
周波数帯域100[MHz]に比べると効果が十分あった
と認められる。
【0045】また、Y=25[mm],X=40[m
m](すなわち、周囲長130[mm])としたとき
は、周波数帯域が374[MHz]になり、これも効果が
十分あったと認められる。
【0046】また、Y=25[mm],X=50[m
m](すなわち、周囲長150[mm])としたとき
は、周波数帯域が190[MHz]になり、これは従来の
周波数帯域100[MHz]に比べると効果が十分あった
と認められる。
【0047】Y=25[mm],X=60[mm](す
なわち、周囲長170[mm])としたときは、周波数
帯域が127[MHz]になり、これは従来の周波数帯域
100[MHz]に比べると効果は認められるものの、効
果は少な目である。
【0048】以上の実験結果から、2400[MHz]の
1波長(125[mm])から2483.5[MHz]の
1波長(120.8[mm])に近い総周囲長110か
ら150[mm]ではその周波数帯域が374〜190
[MHz]と従来の3.7倍から1.9倍にも達し、総周
囲長が90[mm]ではその周波数帯域が147[MH
z]、そして、総周囲長が170[mm]ではその周波数
帯域が127[MHz]と従来の1.47倍から1.27
倍と効果は少なくなっていることから、グランドパター
ン3の総周囲長が使用周波数帯の1波長近傍に設定して
あると、十分な周波数帯の増倍効果があることがわか
る。
【0049】従って、グランドパターンの全周囲長は使
用する無線帯域の1波長に近い値にすると広帯域化に顕
著な効果があると云える。
【0050】アンテナ単体では、せいぜい100[MH
z]の帯域が確保できる程度であったが、グランドの全周
囲長を使用無線帯域の周波数の1波長分に近い長さにす
ることで、約350[MHz]もの帯域が得られるように
なるのは、プリント基板のグランドパターン自体がこの
ような総周辺長を持つ場合に、当該使用無線周波数の周
波数帯域で共振現象を起こすことによるものと考えられ
る。
【0051】故に、このようにグランドパターン形状を
選択すると、グランドパターン自体がこの無線帯域で共
振するので十分な帯域特性を得ることができるようにな
る。
【0052】本発明では、表1より、使用周波数帯が
2.4[GHz]〜2.4835[GHz]の“Bluet
ooth”の場合、十分に効果の認められる有効な総周
囲長は110[mm]〜150[mm]であることがわ
かる。従って、これは波長範囲で考察すると十分に良好
な範囲は、帯域周波数の0.88波長(110[mm]
/125[mm]=0.88波長)から約1.24(1
50[mm]/121[mm]=1.239波長)波長
の範囲であると云える。
【0053】また、十分ではないが、帯域特性を従来以
上に広げられることが確認された領域としての総周囲長
は90[mm]、および170[mm]があり、前者は
波長範囲が90[mm]/125[mm]=0.72波
長、後者は170[mm]/121[mm]=1.40
波長であるから、一応、効果の認められる有効な総周囲
長は帯域周波数の約0.7波長から約1.4波長の範囲
であると云える。
【0054】これらのことから、ベストの範囲を実験的
に推定すると、プリント基板におけるグランドパターン
の総周囲長は使用帯域周波数の1波長前後、具体的に
は、グランドパターンの総周囲長は帯域周波数の約0.
7波長から約1.4波長の範囲であり、更に好ましくは
帯域周波数の約0.8波長から約1.25波長の範囲、
そして、更に好ましくは帯域周波数の約0.85波長か
ら約1.05波長の範囲であると云える。
【0055】このような本発明のチップアンテナ1を実
装したプリント基板を用いた無線通信ユニット10の具
体的な実装例を次に第2の実施例として説明する。
【0056】(第2の実施例)図2に、本発明のチップ
アンテナ1を実装したプリント基板を用いた無線通信ユ
ニット10を実装してなる携帯型パーソナルコンピュー
タ、例えば、ノート型パーソナルコンピュータ20の斜
視図を示す。図2に示すように、フラットパネルディス
プレイ、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)が取り付
けられているノート型パーソナルコンピュータ20の蓋
部20aの背面側内側(蓋部20aを構成する筐体の内
側で液晶ディスプレイ24の背面側)に取り付けたもの
である。液晶ディスプレイ24は補強と磁気シールドを
兼ねてその背面を金属板のケースで覆ってあり、無線通
信ユニット10を液晶ディスプレイ24のシールドケー
スの背面に重ねてプリント基板のグランドパターンが位
置するように取り付ける。
【0057】但し、チップアンテナ1の良好な送受信環
境を確保するために、この図2に示すように、無線通信
ユニット10はアンテナ部分については液晶ディスプレ
イ24のシールドケースから外部側に突出させるように
して蓋部20a内に配置する。
【0058】蓋部20a内が導電性塗料の塗布により、
全体的に磁気シールドされている場合には、無線通信ユ
ニット10はアンテナ部分については蓋部20a外に5
[mm]程度、またはそれ以上、突出させるようにす
る。
【0059】ここで用いる無線通信ユニット10は、そ
の使用無線帯域が2.4[GHz](1波長12.5
[cm])〜2.5[GHz](1波長は12[c
m])であるとして、無線通信ユニット10のプリント
基板2におけるグランドパターン3の全周囲長を、使用
無線帯域の中間点の波長12.25[cm]の1.1波
長である13.5[cm]に設定した場合でのチップア
ンテナ1の入力部における入力VSWR(定在波比)特
性を図3に示す。
【0060】この特性図に示すように、無線通信ユニッ
ト10を、そのアンテナ部分については液晶ディスプレ
イ24のシールドケースから外部側に突出させるように
ノート型パーソナルコンピュータ装置の蓋部20aに取
り付ける構造とすることで、アンテナ単体で入力VSW
R≦2の帯域が従来約100[MHz]であったのが、約
350[MHz]まで広帯域化できるようになり、液晶デ
ィスプレイの開状態および閉状態のいずれの状態におい
ても、安定した入力VSWR特性が得られていることが
わかる。従って、この取り付け構造を採用することによ
り、アンテナ放射特性も安定した性能を得ることができ
るようになる。
【0061】図4に、図2の構造におけるx−y面のア
ンテナ放射パターン特性を示す。
【0062】チップアンテナ1部分が液晶ディスプレイ
(LCD)24のシールドケース上端より、突出させて
その背面側に配置した構造(蓋部20aの内側に配置さ
れ、蓋部20aの上端より、チップアンテナ1部分を5
[mm]突出させて無線通信ユニット10をLCD背面
側に取り付けた構造)の場合は実線で示す特性であり、
突出させずに液晶ディスプレイ24のシールドケースに
重ねた場合(蓋部20aの内側に配置され、蓋部20a
の上端より、チップアンテナ1部分を突出させないで無
線通信ユニット10を蓋部内に配置した構造の場合)
は、破線で示す特性になり、前者より後者は約6[d
B]の低下となる。
【0063】この6[dB]の差は、電波到達距離に換
算すると、約半分の距離になる。従って、蓋部20aの
内側が導電性塗料などの塗布により電磁的に遮蔽された
構造となっている場合には、外部から到来する電波を受
信したり、外部に電波を送信し易くするためには、少な
くともチップアンテナ1の部分蓋部20aより外部に突
出する構造が重要であり、グランドパターンの面積が広
いが、この部分を液晶ディスプレイ24の背面に重ねて
配置する構造にすれば、突出する部分は小型化されたチ
ップアンテナ1の部分のみであるから、筐体自体はほと
んど大きくならない。なお、蓋部20aより外部に突出
させるチップアンテナ1の部分の突出量は10[mm]
程度である。
【0064】すなわち、この実施例においては、無線通
信装置である無線通信ユニット10は、第1の実施例の
如きの構造のものを用い、そのチップアンテナ部分につ
いてのみ、液晶ディスプレイのシールドケースから突出
させる構造とすることで、電波が放射し易く、かつ、指
向性の広い性能を得るもので、無線通信ユニット10は
そのプリント基板におけるグランドパターンの面積が広
いが、この部分を液晶ディスプレイ24の背面に重ねて
配置する構造にすれば、突出する部分は小型化されたチ
ップアンテナ1の部分の10[mm]程度の範囲である
から、筐体自体はほとんど大きくならないで済む。
【0065】以上は、グランドパターンの総周囲長が使
用周波数帯域の波長の1波長分近傍に収まる場合の例で
あった。しかし、グランドパターン面積が大きかった
り、形状が複雑でグランドパターン総周囲長が、使用無
線帯域の周波数の1波長近傍に収まらない場合もある。
このような場合での対処例を次に第3の実施例として説
明する。
【0066】(第3の実施例)この第3の実施例では、
チップアンテナ1周辺のアナログ回路部のグランドパタ
ーンについては、その総周囲長が、使用無線帯域の周波
数の1波長近傍に収まるようにするために、チップアン
テナ1周辺のアナログ回路部のグランドパターン3a
と、高周波回路部とベースバンド部とを含む回路部53
におけるグランドパターン3bとを分離して形成する。
そして、両グランドパターン3a,3bを高周波的には
分離し、直流的には接続されるように、それぞれのグラ
ンドパターン間をチップインダクタ55で接続する。
【0067】これにより、分割されて形成された両グラ
ンドパターン3a,3bは直流的には接続され、高周波
的には、高インピーダンスになって分断されるようにな
って、これにより、高周波的に見て、チップアンテナ1
周辺のアナログ回路部のグランドパターン3aを、その
総周囲長が使用無線帯域の周波数の1波長分程度にする
ことができるようにする。
【0068】この実施例は、グランドパターン面積が大
きかったり、形状が複雑でグランドパターン総周囲長
が、使用無線帯域の周波数の1波長近傍に収まらない場
合での対処例である。このような場合には、上述したよ
うに、グランドパターン3は複数に分割すると共に、互
いを高周波的に分離する構成とする。例えば、図5は2
分割の例であるが、この図に示すように、プリント基板
2上のグランドパターンは3aと3bに領域を分けて形
成してある。3aはチップアンテナ1周辺のアナログ回
路部(無線通信ユニット10における無線のアナログ
系)のグランドパターンであり、3bは無線通信ユニッ
ト10におけるディジタル処理系であるデジタル回路部
53のグランドパターンである。二つのグランドパター
ン3a,3bは、直流的には一体であるが、高周波的に
は分離されるように、両者間はチップインダクタ55で
電気的に接続してある。
【0069】すなわち、第3の実施例を示す平面図であ
る図5の構成の無線通信ユニット10は、プリント基板
2上に、チップアンテナ1やRF回路部やベースバンド
部を実装して構成してあるが、グランドパターンは一塊
りの領域ではなく、2つの領域に分割してある構成であ
る。そして、それぞれのグランドパターン3a,3b間
をチップインダクタ55で接続することにより、両グラ
ンドパターン3a,3bは直流的には接続され、高周波
的には、高インピーダンスになるので分断されるように
なっている。
【0070】図5の構成においても無線通信ユニット1
0は、図1に示した構成と同様に、チップアンテナ1を
長方形のプリント基板2の片面における当該プリント基
板2の長手方向側一端部近傍に取り付けた構成である。
このプリント基板2は長方形の短冊型であるが、このプ
リント基板2上には広い面積でGND(グランド)パタ
ーン3a,3bが形成してある。
【0071】広い面積でプリントパターン化したGND
の形状は、この例の場合、チップアンテナ1の実装部分
の領域の第1のグランドパターン3aとその他の領域の
一部に形成された第2のグランドパターン3bであり、
一塊ではなく、2つの領域に分けられている。
【0072】第1のグランドパターン3aは、チップア
ンテナ1の実装部分とその近傍を切り欠いたL型であ
る。また、第2のグランドパターン3bは方形であり、
第1のグランドパターン3aより離されているが両者は
チップインダクタ55で接続されており、これによっ
て、直流的には一体化されている。
【0073】本発明では、この第1のグランドパターン
3aについてのみ、その外形の総延長距離を使用無線帯
域の1波長近傍の長さに設定する。具体的には、第1の
グランドパターン3aの外形の総周囲長を、使用無線帯
域の1波長近傍の長さ(使用無線帯域の1波長の0.8
〜1.25程度)の範囲にする。
【0074】形状が方形であれば、その縦方向の長さX
と、横方向の長さをYの和が、使用する無線帯域の1/
2波長に近い長さとなるように設定する訳である。
【0075】このように、図5に示す如きの本発明の無
線通信ユニット10は、チップアンテナ1を長方形のプ
リント基板2の片面における当該プリント基板2の長手
方向側一端部近傍に取り付けた構成であり、グランドパ
ターン3は2分割(もちろん、必要であれば3分割以上
の多分割でも良いが)し、一方のグランドパターン3a
はその縦方向長Xと横方向長Yの和が、使用する無線帯
域の1/2波長に近い長さ(グランドパターン3aの外
形の総延長距離を、使用無線帯域の1波長近傍の長さの
0.8〜1.25程度の長さ)となるように設定するこ
とにより、高周波的にはグランドパターン3a自体がこ
の無線通信ユニット10の使用無線帯域で共振すること
となる。そして、このことにより、十分な帯域特性を得
ることができるようになる。
【0076】このように、第3の実施例は、チップアン
テナ1周辺のアナログ回路部のグランドパターン3a
と、高周波回路部とベースバンド部とを含む回路部53
におけるグランドパターン3bとを高周波的に分離し、
それぞれのグランドパターン間をチップインダクタ55
で接続することにより、直流的には接続され、高周波的
には、高インピーダンスになって分断されるようにし、
これにより、高周波的に見て、チップアンテナ1周辺の
アナログ回路部のグランドパターン3aを、その総周囲
長が使用無線帯域の周波数の1波長分程度になるように
したものである。
【0077】従って、グランドパターン全体としては総
周囲長が使用無線帯域の周波数の1波長分程度を遙かに
越える長さになってしまうような場合においても、アナ
ログ回路部のグランドパターン3bを、その全周囲長が
使用無線帯域の周波数の1波長に近い値に選択できるよ
うになり、これによって、前述同様に約350[MHz]
の帯域性能を得ることができるようになる。
【0078】(第4の実施例)図6、図7を参照して第
4の実施例を説明する。ここでは、第1の実施例や第3
の実施例の無線通信ユニットをノート型パーソナルコン
ピュータ装置の液晶ディスプレイを格納した蓋部に、収
容するだけの十分なスペースが確保できないような場合
に最適な例を説明する。
【0079】図6は第4の実施例の構成を示すものであ
って、ノート型パーソナルコンピュータにおけるチップ
アンテナ1と無線モジュール60の構造および配置関係
を示している。
【0080】図6の構成は、無線通信ユニットを、チッ
プアンテナ1を実装したアンテナ基板部2aと無線モジ
ュール62を実装した無線モジュール基板部2bの2つ
に分離して、両基板2a,2b間を同軸ケーブル61に
て接続する構造にしたものである。
【0081】この実施例においても、アンテナ基板2a
のグランドパターン形状は、もちろん前述同様に、その
全周囲長を使用無線帯域の周波数の1波長に近い値にす
る。
【0082】そして、チップアンテナ1を実装したアン
テナ基板部2aはノート型パーソナルコンピュータ10
における蓋部20aに、そして、無線モジュール60を
実装した無線モジュール基板部2bは、ノート型パーソ
ナルコンピュータ20における本体20b部分に取り付
ける。
【0083】ノート型パーソナルコンピュータ20の蓋
部20aには液晶ディスプレイ24は電磁気的に遮蔽す
るために、蓋部20a部分の筐体の内面は磁性塗料が塗
布された電磁遮蔽領域70としているので、チップアン
テナ1が配置される部分はその周りを図7に示すよう
に、磁性塗料を塗布しない非電磁遮蔽領域とする。具体
的には、チップアンテナ1が配置される部分はその周り
を1[cm]程度の幅を持たせて磁性塗料を塗布しない
非電磁遮蔽領域とする。
【0084】このような構造にすれば、チップアンテナ
1の周囲は電磁的な遮蔽はないので、蓋部20aの筐体
の内側において、電波の送受信が可能になる他、チップ
アンテナ周辺のアナログ回路部のグランドパターンを、
その総周辺長が使用無線帯域の周波数の1波長程度にな
るようにしたことにより、広帯域化の効果を享受でき
る。しかも、アンテナ基板2aのみを液晶ディスプレイ
24の背面に配置し、無線モジュール基板60をノート
型パーソナルコンピュータ20における本体20b内に
内蔵することができることにより、ノート型パーソナル
コンピュータ全体としての筐体の薄型化を図れるように
なる。
【0085】(第5の実施例)次に、第2の実施例の改
善例を説明する。この第5の実施例は、第1の実施例や
第3の実施例の無線通信ユニットをノート型パーソナル
コンピュータ装置の液晶ディスプレイを格納した蓋部内
に、完全に収容して突出物がないようにする例である。
【0086】図8、図9はノート型パーソナルコンピュ
ータ装置に適用した場合における第5の実施例の構成を
示す斜視図であって、図1や図5で説明した無線通信ユ
ニット10をノート型パーソナルコンピュータ20にお
ける蓋部2aの筐体内に配置した構成とするものであ
る。
【0087】図2で説明した第2の実施例の場合、蓋部
20aの筐体内側が導電性塗料などの塗布により電磁的
に遮蔽された構造となっているので、この場合には、蓋
部20aの筐体内に無線通信ユニット10を完全に収容
してしまうと、外部から到来する電波を受信したり、外
部に電波を送信できなくなることから、蓋部20aの筐
体外にチップアンテナ1の部分を突出させるようにし
た。
【0088】しかし、小さいチップアンテナ1の部分の
みとは云え、外部に余計な突出物が形成されるというこ
とは、小型化が進んでいるノート型パーソナルコンピュ
ータ装置としては目障りである。
【0089】そこで、チップアンテナ1の部分さえも蓋
部20aの筐体内に完全収容して筐体外に突出させずに
済むようにした実施例を説明する。本実施例では、チッ
プアンテナ1の部分さえも蓋部20aの筐体内に完全収
容してしまうが、チップアンテナ1の部分までもが蓋部
20aの筐体内にあっても外部と電波の授受を可能にす
るため、この実施例では蓋部2aの筐体内は、無線通信
ユニット10が装着される領域対応の部分を除いて、導
電性塗料の塗布をし、電磁遮蔽領域70を形成する。す
なわち、この実施例では蓋部20aの筐体内は、無線通
信ユニット10を装着される領域について、導電性塗料
の塗布をしないようにするわけである。
【0090】蓋部20aの筐体には液晶ディスプレイ2
4が収容されるわけであるが、液晶ディスプレイ24自
体は、強度を保ち、且つ、電磁波の輻射を抑制するため
に、その背面側が金属板で覆われており、導電性塗料を
塗布していない領域があっても、実際上、電磁波の漏れ
に対して大きな影響はない。
【0091】そして、本実施例では、蓋部20aの筐体
内で、液晶ディスプレイ24の背面に図に示すように、
チップアンテナ1部分が液晶ディスプレイ24の上縁よ
り突出するように取り付ける。蓋部20aの筐体は液晶
ディスプレイ24を収容する額縁のような働きがあるか
ら、液晶ディスプレイ24が蓋部20aの筐体内一杯に
納められているわけではない。
【0092】従って、蓋部20aの筐体内において、筐
体と液晶ディスプレイ24の上縁とは余裕となる空間が
存在する。この空間を利用してチップアンテナ1部分が
液晶ディスプレイ24の上縁より突出するように、無線
通信ユニット10を液晶ディスプレイ24の背面、もし
くは蓋部20aの筐体内壁面に取り付ける。なお、無線
通信ユニット10のこのような取り付けには、両面接着
テープなど適宜な保持手段を用いて行うようにすれば良
い。
【0093】このとき、チップアンテナ1部分は液晶デ
ィスプレイ24の上縁よりも10[mm]程度、突出さ
せることで、液晶ディスプレイ24の背面金属板の電磁
的影響を受け難くする。理想的には無線通信ユニット1
0は、図7,8に示すように、蓋部20aの中央上方領
域部が良い。
【0094】このようにすると、無線通信ユニット10
は、蓋部20aの外部から見て電磁的に遮蔽のない領域
に位置することとなるから、チップアンテナ1は外部と
電波の授受を自由に行える。
【0095】なお、導電性塗料を塗布しない領域は、無
線通信ユニット10の全領域でなく、チップアンテナ1
の領域のみであっても良い。この場合、少なくともチッ
プアンテナ1の周囲10[mm]程度の範囲について、
導電性塗料を塗布しない領域を形成する。また、無線通
信ユニット10は、図8,9に示すように、蓋部20a
の中央上方領域部に設けることが理想ではあるが、何ら
かの制約によりそれができないときもある。
【0096】その場合、無線通信ユニット10は、図1
0に示すように蓋部20aの中央より右寄り、もしくは
左寄り位置における上方領域部に設けるようにすればよ
い。この場合も、無線通信ユニット10の部分もしくは
チップアンテナ部分を周囲10[mm]程度距離をあけ
た領域について、導電性塗料を塗布しないようにし、チ
ップアンテナ1部分は液晶ディスプレイ24の上縁より
も10[mm]程度、突出させることで、液晶ディスプ
レイ24の背面金属板の電磁的影響を受け難くすること
はもちろんである。
【0097】以上、種々の実施例を説明したが、要する
に本発明は、チップアンテナを実装するプリント基板上
のグランドパターンを、特定の周波数帯域で共振させる
ことができるように、上記グランドパターンの総周囲長
を当該特定周波数帯域の周波数の1波長近傍に設定した
ものであり、これにより、広帯域にアンテナ入力部の整
合を得ることができるようになり、広帯域化を図ること
ができるようになるものである。
【0098】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、種々変形して実施可能である。また、
本発明はノート型パーソナルコンピュータ装置に適用す
る例を中心に説明したが、その他、各種の携帯端末装置
をはじめ、移動機器や、据え置き機器に適用可能であ
る。
【0099】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明は、チッ
プアンテナを実装するプリント基板上のグランドを、特
定の周波数帯域で共振させることにより、広帯域にアン
テナ入力部の整合を得るようにしたものであり、また、
チップアンテナをプリント基板上に実装し、アンテナ部
のみを液晶ディスプレイのシールドケースから突出する
構造とすることで電波を放射し易くし、かつ、指向性の
広い性能を得ることができるようにしたものである。
【0100】本発明によれば、アンテナの放射効率を劣
化させることなくチップアンテナの帯域特性を広帯域化
することができるようにした無線通信装置および無線通
信装置内蔵のパーソナルコンピュータ装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための図であって、本発明の
第1の実施例における無線通信ユニットの構成例を示し
た図である。
【図2】本発明を説明するための図であって、本発明の
第2の実施例を示すノート型パーソナルコンピュータ装
置の構成例を示す斜視図である。
【図3】本発明を説明するための図であって、無線通信
モジュール10のプリント基板2におけるグランドパタ
ーン3の全周囲長を、13.5[cm]に設定した場合
でのチップアンテナ1の入力部におけるの力VSWR
(定在波比)特性図である。
【図4】本発明を説明するための図であって、図2の構
造における無線通信ユニットにおけるアンテナ放射パタ
ーン特性を示す図である。
【図5】本発明を説明するための図であって、本発明の
第3の実施例におけるチップアンテナ1周辺のアナログ
回路部のグランドパターン3aとディジタル処理系にお
けるデジタル回路部53のグランドパターン3bを高周
波的に分離した場合の無線通信ユニットの構成例を示し
た図である。
【図6】本発明を説明するための図であって、本発明の
第4の実施例におけるノート型パーソナルコンピュータ
装置の構成例を示す斜視図である。
【図7】本発明を説明するための図であって、本発明の
第4の実施例におけるノート型パーソナルコンピュータ
装置の構成例を示す背面側からみた斜視図である。
【図8】本発明を説明するための図であって、本発明の
第5の実施例におけるノート型パーソナルコンピュータ
装置の構成例を示す斜視図である。
【図9】本発明を説明するための図であって、本発明の
第5の実施例におけるノート型パーソナルコンピュータ
装置の構成例を示す斜視図である。
【図10】本発明を説明するための図であって、本発明
の第5の実施例の変形例としてのノート型パーソナルコ
ンピュータ装置の構成例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…チップアンテナ 2…プリント基板 3,3a、3b…グランドパターン 10…無線通信ユニット 20…ノート型パーソナルコンピュータ装置 20a…ノート型パーソナルコンピュータ装置の蓋部 20b…ノート型パーソナルコンピュータ装置の本体 24…液晶ディスプレイ 70…電磁遮蔽領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月3日(2000.2.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】蓋部20a内が導電性塗料の塗布により、
全体的に磁気シールドされている場合には、無線通信ユ
ニット10はアンテナ部分については蓋部20a外に5
[mm]程度またはそれ以上、突出させるようにする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】この6[dB]の差は、電波到達距離に換
算すると、約半分の距離になる。従って、蓋部20aの
内側が導電性塗料などの塗布により電磁的に遮蔽された
構造となっている場合には、外部から到来する電波を受
信したり、外部に電波を送信し易くするためには、少な
くともチップアンテナ1の部分蓋部20aより外部に
突出する構造が重要であり、グランドパターンの面積が
広いが、この部分を液晶ディスプレイ24の背面に重ね
て配置する構造にすれば、突出する部分は小型化された
チップアンテナ1の部分のみであるから、筐体自体はほ
とんど大きくならない
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 1/38 H04B 1/38

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2.4[GHz]乃至2.5[GHz]帯の電
    波用アンテナと、 このアンテナに接続された無線通信手段と、 上記アンテナに接続され、周囲長が90[mm]乃至1
    70[mm]のグランドパターンと、を具備することを
    特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】2.4[GHz]乃至2.5[GHz]帯の電
    波用アンテナと、 このアンテナに接続された高周波回路と、 上記アンテナに接続され、周囲長が90[mm]乃至1
    70[mm]のグランドパターンと、 上記アンテナ、上記高周波回路、および上記グランドパ
    ターンを実装するプリント基板と、を具備することを特
    徴とする無線通信装置。
  3. 【請求項3】上記グランドパターンの周囲長が110
    [mm]乃至150[mm]であることを特徴とする請
    求項1または2いずれか1項記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】所定周波数帯の電波用アンテナと、 このアンテナに接続された無線通信手段と、 上記アンテナに接続され、周囲長が上記周波数帯域の1
    波長の0.7倍乃至1.4倍の長さのグランドパターン
    と、を具備することを特徴とする無線通信装置。
  5. 【請求項5】所定周波数帯の電波用アンテナと、 このアンテナに接続された高周波回路と、 上記アンテナに接続され、周囲長が上記周波数帯域の1
    波長の0.7倍乃至1.4倍の長さのグランドパターン
    と、 上記アンテナ、上記高周波回路、および上記グランドパ
    ターンを実装するプリント基板と、を具備することを特
    徴とする無線通信装置。
  6. 【請求項6】上記グランドパターンの周囲長が上記周波
    数帯域1波長の0.8倍乃至1.25倍であること特徴
    とする無線通信装置。
  7. 【請求項7】2.4[GHz]乃至2.5[GHz]帯の電
    波用アンテナと、 このアンテナに接続された無線通信手段と、 上記アンテナに接続され、周囲長が90[mm]乃至1
    70[mm]の第1のグランドパターンと、 この第1のグランドパターンに接続されたインダクタン
    ス素子と、 このインダクタンス素子に接続された第2のグランドパ
    ターンと、を具備することを特徴とする無線通信装置。
  8. 【請求項8】所定周波数帯の電波用アンテナと、 このアンテナに接続された無線通信手段と、 上記アンテナに接続され、周囲長が上記周波数帯域の1
    波長の0.7倍乃至1.4倍の長さの第1のグランドパ
    ターンと、 この第1のグランドパターンに接続されたインダクタン
    ス素子と、 このインダクタンス素子に接続された第2のグランドパ
    ターンと、を具備することを特徴とする無線通信装置。
  9. 【請求項9】情報を処理する情報処理手段と、 この情報処理手段にて処理される情報を無線通信するた
    めの無線通信手段と、 この無線通信手段に接続され、2.4[GHz]乃至2.
    5[GHz]帯の電波用アンテナと、 このアンテナに接続され、周囲長が90[mm]乃至1
    70[mm]のグランドパターンと、を具備することを
    特徴とする電子機器。
  10. 【請求項10】情報を処理する情報処理手段と、 この情報処理手段にて処理される情報を無線通信するた
    めの無線通信手段と、 この無線通信手段に接続され、所定周波数帯の電波用ア
    ンテナと、 このアンテナに接続され、周囲長が上記周波数帯の1波
    長の0.7倍乃至1.4倍のグランドパターンと、を具
    備することを特徴とする電子機器。
  11. 【請求項11】情報表示部と電磁的遮蔽部とを有する表
    示装置と、 この表示装置に表示する情報を処理する情報処理手段
    と、 この情報処理手段にて処理される情報を無線通信するた
    めの無線通信手段と、 この無線通信手段に接続されたアンテナとを具備し、上
    記表示装置の上記遮蔽部領域から所定長突出するよう
    に、上記アンテナを上記表示装置に配設したことを特徴
    とする電子機器。
  12. 【請求項12】情報表示部と電磁的遮蔽部とを有する表
    示装置と、 この表示装置を囲う筐体と、 この筐体に接続され、上記表示装置に表示する情報を処
    理する情報処理手段と、 この情報処理手段にて処理される情報を無線通信するた
    めの無線通信手段と、 この無線通信手段に接続され、上記表示装置の上記電磁
    的遮蔽部領域から所定長、突出するように配されたアン
    テナと、を具備し、上記筐体を上記アンテナが保持され
    た領域に対応する部分を除いて電磁遮蔽領域となるよう
    に構成したことを特徴とする電子機器。
  13. 【請求項13】情報表示部と電磁的遮蔽部とを有する表
    示装置と、 この表示装置を囲う筐体と、 この筐体に対し、開閉自在に取り付けられ、上記表示部
    に表示する情報を処理する情報処理部を有する本体と、 上記情報処理部にて処理される情報を無線通信するため
    の無線通信手段と、この無線通信手段に接続されたアン
    テナと、 上記表示装置の上記電磁的遮蔽部の、上記筐体が上記本
    体に対して開放状態で上部に位置する部分から更に所定
    長突出するように、上記アンテナを保持する保持手段と
    を具備することを特徴とする電子機器。
  14. 【請求項14】情報表示部と電磁的遮蔽部とを有する表
    示装置と、 この表示装置に表示する情報を処理する情報処理手段
    と、 この情報処理手段にて処理される情報を無線通信するた
    めの無線通信手段と、 この無線通信手段に接続された2.4[GHz]乃至2.
    5[GHz]帯の電波用アンテナと、 このアンテナに接続され、周囲長が90[mm]乃至1
    70[mm]のグランドパターンとを具備し、上記表示
    装置の上記電磁的遮蔽部領域から所定長突出するよう
    に、上記アンテナを上記表示装置に配設したことを特徴
    とする電子機器。
  15. 【請求項15】情報表示部と電磁的遮蔽部とを有する表
    示装置と、 この表示装置に表示する情報を処理する情報処理手段
    と、 この情報処理手段にて処理される情報を無線通信するた
    めの無線通信手段と、 この無線通信手段に接続された所定周波数帯の電磁波用
    アンテナと、 このアンテナに接続され、周囲長が上記周波数帯の1波
    長の0.7倍乃至1.4倍のグランドパターンとを具備
    し、上記表示装置の上記電磁的遮蔽部領域から所定長突
    出するように、上記アンテナを上記表示装置に配設した
    ことを特徴とする電子機器。
  16. 【請求項16】上記アンテナの上記電磁的遮蔽部領域か
    らの突出量は少なくとも5[mm]であることを特徴と
    する請求項11乃至15いずれか1項記載の電子機器。
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