JP2003069325A - アンテナ装置およびそれを用いた電子装置 - Google Patents

アンテナ装置およびそれを用いた電子装置

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JP2003069325A
JP2003069325A JP2001258695A JP2001258695A JP2003069325A JP 2003069325 A JP2003069325 A JP 2003069325A JP 2001258695 A JP2001258695 A JP 2001258695A JP 2001258695 A JP2001258695 A JP 2001258695A JP 2003069325 A JP2003069325 A JP 2003069325A
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Akira Okamoto
明 岡本
Nobutaka Misawa
宣貴 三沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナ装置において、設置の自由度の向
上、部品点数および組立工数の削減を図る。 【解決手段】 誘電体で構成され、無線通信機能を備え
たパソコンの筐体の一部をなす筐体部15と、筐体部1
5の第1の主面16上に所定の広さにわたって形成さ
れ、高周波回路からの給電を受ける放射電極17と、筐
体部15における第1の主面16と反対側に位置する第
2の主面18上に所定の広さにわたって形成され、パソ
コンに内装された電子回路から出る不要放射を遮蔽する
とともに接地電位とされた接地電極19とを有するアン
テナ装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアンテナ装置および
それを用いた電子装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】今日、パソコン(コンピュータ装置)な
どの電子装置においては、商用ネットワークに接続する
ために、あるいはLANを構築するために、通信機能を
備えたものが普及している。そして、通信形態として
は、有線通信のようなケーブルが不要になることによる
様々な利便性を享受することができる無線通信へのニー
ズが急速に高まっている。
【0003】ここで、従来のパソコンに装着されたアン
テナ装置を図4に示す。
【0004】図4において、パソコン111は、キーボ
ードが設けられて種々の電子部品が収納された本体部1
12と、所定の情報表示を行う表示部113とから構成
されている。
【0005】表示部113の両側にはアンテナ117が
内蔵されており、本体部112内に設けられた高周波回
路120から同軸ケーブル121を介してこれらのアン
テナ117に所定周波数の電力を給電するようになって
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術によれば、小型化・薄型化への指向が強
いパソコンにアンテナを設置しなければならないため
に、スペース的な制約が大きく、良好な特性が得られる
望ましい位置に必ずしもアンテナを設置することができ
ない。
【0007】また、パソコンにアンテナを設置するため
には種々の部品が必要になるのみならず、部品組立のた
めの工数が必要になって、コストアップの要因になる。
【0008】そこで、本発明は、設置の自由度の向上を
図ることのできるアンテナ装置およびそれを用いた電子
装置を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、部品点数および組立工数
の削減を図ることのできるアンテナ装置およびそれを用
いた電子装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るアンテナ装置は、誘電体で構成され、
無線通信機能を備えた電子装置の筐体の一部をなす筐体
部と、筐体部の第1の主面上に所定の広さにわたって形
成され、高周波回路からの給電を受ける第1の電極と、
筐体部における第1の主面と反対側に位置する第2の主
面上に所定の広さにわたって形成され、電子装置に内装
された電子部品を外部電磁波から保護するとともに接地
電位とされた第2の電極とを有することを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る電子装置は、無線通信
機能を備え、このようなアンテナ装置が用いられている
ことを特徴とする。
【0012】このような発明によれば、無線通信機能を
備えた電子装置の筐体に施された電磁シールドを接地電
位としてこれを第2の電極とし、筐体における第2の電
極と反対面に高周波回路からの給電を受ける第1の電極
を形成するようにしているので、第1の電極のレイアウ
ト可能領域が電磁シールドされた筐体の片面全域とな
り、アンテナ設置の自由度を大幅に向上させることが可
能になる。
【0013】また、第1の電極と第2の電極とが筐体部
と一体化されるので、部品点数および組立工数の削減を
図ることが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付
図面において同一の部材には同一の符号を付しており、
また、重複した説明は省略されている。なお、発明の実
施の形態は、本発明が実施される特に有用な形態として
のものであり、本発明がその実施の形態に限定されるも
のではない。
【0015】図1は本発明の一実施の形態であるアンテ
ナ装置が用いられたパソコンを示す斜視図、図2は図1
のパソコンに装着されたアンテナ装置の要部を示す破断
図、図3は本発明の他の実施の形態であるアンテナ装置
が用いられたパソコンを示す側面図である。
【0016】図1に示すように、本実施の形態のパソコ
ン(電子装置)11は無線通信機能を備えており、誘電
体であるたとえば厚さ2〜3mm程度の樹脂製の筐体を
有している。そして、キーボードなどの入力部が設けら
れて種々の電子部品が収納された本体部12と、この本
体部12に対してヒンジ14を介して開閉自在に取り付
けられて所定の情報表示を行う液晶ディスプレイを備え
た表示部13とから構成されている。なお、筐体は誘電
体であればよく、樹脂製以外であってもよい。
【0017】そして、図2に詳しく示すように、本実施
の形態のアンテナ装置は、筐体の一部をなす表示部13
側の筐体部15と、筐体部15の一方面である第1の主
面16上に所定の広さにわたって形成された放射電極
(第1の電極)17と、筐体部15における第1の主面
16と反対側に位置する第2の主面18上に所定の広さ
(ここでは、全面)にわたって形成された接地電極(第
2の電極)19とから構成されている。
【0018】ここで、接地電極19には、パソコン11
に内装された電子回路から出る不要放射を遮蔽する電磁
シールドが利用されており、この電磁シールドを接地電
位とすることにより接地電極として機能させている。
【0019】そして、放電電極17および接地電極19
は、第1の主面16における放射電極形成領域以外をマ
スキングした状態で筐体部15をメッキ槽に浸漬するこ
とにより形成されている。なお、放電電極17および接
地電極19は、このようなメッキ技術以外にも、塗装技
術、蒸着技術、印刷技術、接着技術など、あるいはこれ
らの技術を併用して筐体部15に形成することができ
る。また、第1の主面16には、放電電極17以外の部
分に導電性の部材が存在していてもよい。
【0020】第1の主面16上には、本体部12に内蔵
された高周波回路20からの電力を放射電極17に送る
給電線21が放射電極17と一体形成されている。そし
て、放射電極17は高周波回路20からの給電を受け
る。なお、高周波回路20はこの給電線21に直接接続
してもよく、同軸ケーブルなど他の給電線を介して給電
線21に接続してもよい。
【0021】なお、図2において、放射電極17および
給電線21は外部に露出しているように表示されている
が、一般には、表面塗装などにより隠蔽されて外部から
認識できなくなっている。
【0022】図示するように、放射電極17は筐体部1
5に2箇所形成されたダイバーシティーアンテナとなっ
ている。但し、放射電極17は1箇所、あるいは3箇所
以上に形成することができる。そして、複数形成した場
合には、それら放射電極17は、相互に同一の周波数帯
域、相互に異なる周波数帯域または単独で複数の異なる
周波数帯域で動作するようにすることができる。また、
1箇所に形成した場合には、単一の周波数帯域でのみ、
あるいは複数の周波数帯域で動作するようにすることが
できる。
【0023】このような本実施の形態のアンテナ装置に
よれば、パソコン11の筐体に施された電磁シールドを
接地電位としてこれを接地電極19とし、この接地電極
19と反対面に放射電極17を形成しているので、放射
電極17のレイアウト可能領域が電磁シールドされた筐
体の片面全域となり、アンテナ設置の自由度を大幅に向
上させることが可能になる。
【0024】また、放射電極17と接地電極19とが筐
体部15と一体化されるので、部品点数および組立工数
の削減を図ることが可能になる。
【0025】なお、本実施の形態において、放射電極1
7および接地電極19は表示部13側の筐体に形成され
ているが、図3に示すように、本体部12の筐体に形成
することもできる。また、その形成位置も、本実施の形
態に示す位置に限定されるものではなく、自由に設定す
ることができる。
【0026】前述した実施の形態では、本発明であるア
ンテナ装置を電子装置の一つであるパソコン11に適用
した場合が説明されているが、本発明のアンテナ装置は
パソコン11以外にも、誘電体からなる筐体を持ち、電
磁シールドが施されて無線通信機能を備えた情報機器や
家庭電化機器などの種々の電子装置(たとえば、PDA
・携帯電話・液晶ディスプレイ・VTR・デジタルカメ
ラ・コードレス電話・ファクシミリ・テレビゲーム機・
プリンタ・スキャナ・音響機器など)に適用することが
可能である。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば以下の効果を奏することができる。
【0028】(1).無線通信機能を備えた電子装置の筐体
に施された電磁シールドを接地電位としてこれを第2の
電極とし、筐体における第2の電極と反対面に高周波回
路からの給電を受ける第1の電極を形成するようにして
いるので、第1の電極のレイアウト可能領域が電磁シー
ルドされた筐体の片面全域となり、アンテナ設置の自由
度を大幅に向上させることが可能になる。
【0029】(2).第1の電極と第2の電極とが筐体部と
一体化されるので、部品点数および組立工数の削減を図
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるアンテナ装置が用
いられたパソコンを示す斜視図である。
【図2】図1のパソコンに装着されたアンテナ装置の要
部を示す破断図である。
【図3】本発明の他の実施の形態であるアンテナ装置が
用いられたパソコンを示す側面図である。
【図4】従来のパソコンに装着されたアンテナ装置を示
す斜視図である。
【符号の説明】
11 パソコン(電子装置) 12 本体部 13 表示部 14 ヒンジ 15 筐体部 16 第1の主面 17 放射電極(第1の電極) 18 第2の主面 19 接地電極(第2の電極) 20 高周波回路 21 給電線 111 パソコン 112 本体部 113 表示部 117 アンテナ 120 高周波回路 121 同軸ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 5/01 H01Q 13/08 13/08 G06F 1/00 312L Fターム(参考) 5J045 AA03 AA05 DA09 EA07 HA03 MA04 NA01 5J046 AA04 AA07 AA12 AB13 PA07 UA08 5J047 AA04 AA07 AA12 AB13 EF05 FD01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体で構成され、無線通信機能を備え
    た電子装置の筐体の一部をなす筐体部と、 前記筐体部の第1の主面上に所定の広さにわたって形成
    され、高周波回路からの給電を受ける第1の電極と、 前記筐体部における前記第1の主面と反対側に位置する
    第2の主面上に所定の広さにわたって形成され、前記電
    子装置に内装された電子回路から出る不要放射を遮蔽す
    るとともに接地電位とされた第2の電極とを有すること
    を特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の電極は前記筐体部に1つ形成
    されていることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の電極は、単一または複数の周
    波数帯域で動作することを特徴とする請求項2記載のア
    ンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の電極は前記筐体部に複数形成
    されていることを特徴とする請求項1記載のアンテナ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の電極は、相互に同一の周波数
    帯域、相互に異なる周波数帯域または単独で複数の異な
    る周波数帯域で動作することを特徴とする請求項4記載
    のアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の電極および前記第2の電極の
    少なくとも何れかは、メッキ、塗装、蒸着、印刷または
    接着により前記筐体部に形成されていることを特徴とす
    る請求項1〜5の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 前記高周波回路からの電力を前記第1の
    電極に送る給電線の少なくとも一部が前記第1の主面上
    において前記第1の電極と一体形成されていることを特
    徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載のアンテナ装
    置。
  8. 【請求項8】 無線通信機能を備え、請求項1〜7の何
    れか一項に記載のアンテナ装置が用いられていることを
    特徴とする電子装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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