JPH10145124A - チップアンテナ - Google Patents

チップアンテナ

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JPH10145124A
JPH10145124A JP30055996A JP30055996A JPH10145124A JP H10145124 A JPH10145124 A JP H10145124A JP 30055996 A JP30055996 A JP 30055996A JP 30055996 A JP30055996 A JP 30055996A JP H10145124 A JPH10145124 A JP H10145124A
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JP
Japan
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conductor
base
chip antenna
resistor
perspective
Prior art date
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Pending
Application number
JP30055996A
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English (en)
Inventor
Harufumi Bandai
治文 萬代
Teruhisa Tsuru
輝久 鶴
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯域幅が広く、広範囲の周波数を送受信する
無線機器に使用することが可能なチップアンテナを提供
する。 【解決手段】 チップアンテナ10は、酸化バリウム、
酸化アルミニウム、シリカを主成分とする直方体状の基
体11の内部に、基体11の長手方向に螺旋状に巻回さ
れる導体12と、基体11の表面に、一端が導体12と
接続される抵抗13と、基体11の表面に、抵抗13の
他端に接続される導体12に電圧を印加するための給電
用端子14とを備える。このような構造により、導体1
2と抵抗13とは直列接続となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップアンテナに
関し、特に、広範囲の周波数を送受信する無線機器、例
えばテレビ、ラジオ、ページャ等に用いられるチップア
ンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】図8に、従来のチップアンテナ50の透
視側面図を示す。チップアンテナ50は、アルミナ、ス
テアタイト等の絶縁体粉末からなる絶縁体層(図示せ
ず)を積層した直方体状の絶縁体51と、銀、銀−パラ
ジウム等からなり、絶縁体51の内部にコイル状に形成
される導体52と、フェライト粉末等の磁性体粉末から
なり、絶縁体51及びコイル状の導体52の内部に形成
される磁性体53と、絶縁体51を焼成した後、導体5
2の引き出し端(図示せず)に、被着、焼き付けされる
外部接続端子54a及び54bとで構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
のチップアンテナにおいては、例えば、共振周波数1.
9GHzにおいては帯域幅が57.7MHz、すなわち
帯域幅が共振周波数の約3%と、帯域幅が非常に狭いと
いう問題があった。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、帯域幅が広く、広範囲の周波
数を送受信する無線機器に使用することが可能なチップ
アンテナを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述する問題点を解決す
るため本発明は、誘電材料及び磁性材料の少なくとも一
方からなる基体と、該基体の内部及び表面の少なくとも
一方に形成された少なくとも1つの導体と、前記基体の
表面に形成され、前記導体の一端に接続される給電用端
子とを備え、前記導体の一端と前記給電用端子との間、
前記導体の中間部、あるいは前記導体の他端に抵抗を設
けることを特徴とする。
【0006】本発明のチップアンテナによれば、導体と
抵抗とが直列接続になるため、チップアンテナの実質的
なQを低下させることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1及び図2に、本発明に係るチ
ップアンテナの第1の実施例の透視斜視図及び分解斜視
図を示す。チップアンテナ10は、酸化バリウム、酸化
アルミニウム、シリカを主成分とする直方体状の基体1
1の内部に、基体11の長手方向に螺旋状に巻回される
導体12と、基体11の表面に、一端が導体12と接続
される抵抗13と、基体11の表面に、導体12に電圧
を印加するための給電用端子14と、基体11の表面
に、抵抗13の他端と給電用端子14とを接続するため
の配線パターン15とを備える。このような構造によ
り、導体12と抵抗13とは直列接続となる。
【0008】基体11は、酸化バリウム、酸化アルミニ
ウム、シリカを主成分とする誘電材料(比誘電率:約
6.0)からなる矩形状のシート層16a〜16cを積
層してなる。このうち、シート層16a、16bの表面
には、印刷、蒸着、貼り合わせ、あるいはメッキによっ
て、銅あるいは銅合金よりなり、略L字状あるいは略直
線状をなす導電パターン17a〜17gが設けられる。
また、シート層16cの表面には、印刷、蒸着、貼り合
わせ、あるいはメッキによって、銀あるいは銀−パラジ
ウムよりなり、略矩形状の抵抗13と、銅あるいは銅合
金よりなり、一端が抵抗13の他端に接続される配線パ
ターン15とが設けられる。
【0009】さらに、シート層16bの所定の位置(導
電パターン17d〜17fの両端及び導電パターン17
gの一端)には、厚み方向にビアホール18が設けられ
る。また、シート層17cの所定の位置(抵抗13の一
端)にも、厚み方向にビアホール18が設けられる。
【0010】そして、シート層16a〜16cを積層焼
結し、導電パターン17a〜17hをビアホール18で
接続することにより、基体11の内部に、巻回断面が矩
形状をなし、基体11の長手方向に、螺旋状に巻回され
る導体12が形成される。この際、導体12の一端(導
電パターン17dの一端)は、ビアホール18にて抵抗
13の一端と接続され、導体12の他端(導電パターン
17gの他端)は、基体11の内部において自由端19
を形成する。また、抵抗13の他端は、基体11の表面
にて給電用端子14と接続される。
【0011】図3及び図4に、図1のチップアンテナ1
0の変形例の透視斜視図を示す。図3のチップアンテナ
10aは、直方体状の基体11aと、基体11aの表面
に沿って、基体11aの長手方向に螺旋状に巻回される
導体12aと、基体11aの表面に、一端が導体12a
と接続される抵抗13aと、基体11aの表面に、導体
12aに電圧を印加するための給電用端子14aと、基
体11aの表面に、抵抗13aの他端と給電用端子14
aとを接続するための配線パターン15aとを備える。
この際、導体12aの一端は、基体11aの表面にて抵
抗13aの一端に接続される。また、導体12aの他端
は、基体11aの表面にて自由端19aを形成する。さ
らに、抵抗13aの他端は、基体11aの表面にて配線
パターン15aを介して、給電用端子14aと接続され
る。この場合には、導体を基体の表面に螺旋状にスクリ
ーン印刷等で簡単に形成できるため、アンテナ本体の製
造工程が簡略化できる。
【0012】図4のチップアンテナ10bは、直方体状
の基体11bと、基体11bの表面に、ミアンダ状に形
成される導体12bと、基体11bの表面に、一端が導
体12bと接続される抵抗13bと、基体11bの表面
に、導体12bに電圧を印加するための給電用端子14
bと、基体11bの表面に、抵抗13bの他端と給電用
端子14bとを接続するための配線パターン15bとを
備える。この際、導体12bの一端は、基体11bの表
面にて抵抗13bの一端に接続される。また、導体12
bの他端は、基体11bの表面にて自由端19bを形成
する。さらに、抵抗13bの他端は、基体11bの表面
にて配線パターン15bを介して、給電用端子14bと
接続される。この場合には、ミアンダ状の導体を基体の
一方主面のみ形成するため、基体の低背化が可能とな
り、それにともないアンテナ本体の低背化も可能とな
る。なお、ミアンダ状の導体は、基体の内部に形成され
ていてもよい。
【0013】次いで、図1に示すチップアンテナ10
(抵抗値33Ω)と従来のチップアンテナ50(図8)
の挿入損失を検討した。その結果を図5に示す。なお、
図5において、実線はチップアンテナ10(本発明)
を、破線はチップアンテナ50(従来例)を示す。
【0014】この図5から、導体に抵抗値が33Ωの抵
抗を直列に接続することにより、帯域幅を57.7MH
zから136.6MHzにする、すなわち、帯域幅を約
2.37倍広くすることが可能であることが解る。
【0015】図6に、本発明に係るチップアンテナの第
2の実施例の透視斜視図を示す。チップアンテナ20
は、酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリカを主成分
とする直方体状の基体21の内部に、基体21の長手方
向に螺旋状に巻回される導体22と、基体21の表面
に、導体22の一端に接続される導体22に電圧を印加
するための給電用端子23と、基体21の表面に、導体
22の中間部に接続される抵抗24とを備える。そし
て、導体22の他端は、基体21の内部にて、自由端2
5を形成する。また、導体22と抵抗24とはビアホー
ル26を介して接続される。以上のような構造により、
導体22と抵抗24とは直列接続となる。
【0016】図7に、本発明に係るチップアンテナの第
3の実施例の透視斜視図を示す。チップアンテナ30
は、酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリカを主成分
とする直方体状の基体31の内部に、基体31の長手方
向に螺旋状に巻回される導体32と、基体31の表面
に、導体32の一端に接続される導体32に電圧を印加
するための給電用端子33と、基体31の表面に、導体
32の他端に接続される抵抗34とを備える。そして、
導体32と抵抗34とはビアホール35を介して接続さ
れる。以上のような構造により、導体32と抵抗34と
は直列接続となる。
【0017】上述した第1〜第3の実施例のチップアン
テナによれば、導体と抵抗とを直列接続することによ
り、チップアンテナの実質的なQを低下させることがで
きるため、帯域幅を広げることができる。したがって、
広範囲の周波数を送受信する無線機器に使用することが
できる。
【0018】また、チップアンテナの基体に抵抗が形成
され、チップアンテナと抵抗とが一体化しているため、
小形化が可能となる。したがって、広範囲の周波数を送
受信する携帯用の無線機器に取り付けることができる。
【0019】さらに、広帯域を有するチップアンテナの
小型化にともない、広範囲の周波数を送受信する無線機
器の筐体内部にチップアンテナを収納することができる
ため、その無線機器から突起部分を無くすることができ
る。
【0020】なお、上述の第1〜第3の実施例において
は、基体が、酸化バリウム、酸化アルミニウム、シリカ
を主成分とする誘電材料により構成される場合について
説明したが、基体としてはこの誘電材料に限定されるも
のではなく、酸化チタン、酸化ネオジウムを主成分とす
る誘電材料、ニッケル、コバルト、鉄を主成分とする磁
性材料、あるいは誘電材料と磁性材料の組み合わせでも
よい。
【0021】また、導体が1本の場合について説明した
が、それぞれが平行に配置された複数本の導体を有して
いてもよい。この場合には、導体の本数に応じて複数の
共振周波数を有することが可能となり、1つのアンテナ
でマルチバンドに対応することが可能となる。
【0022】さらに、抵抗が基体の表面に設けられる場
合について説明したが、基体の内部に設けられていても
よい。この場合には、導体を構成する導体パターンと同
時あるいは別々にシート層上にシート印刷にて形成し、
シート層を積層することにより、基体の内部に設けるこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】本発明のチップアンテナによれば、導体
と抵抗とを直列接続することにより、チップアンテナの
実質的なQを低下させることができるため、帯域幅を広
げることができる。したがって、広範囲の周波数を送受
信する無線機器に使用することができる。
【0024】また、チップアンテナの基体に抵抗が形成
され、チップアンテナと抵抗とが一体化しているため、
小形化が可能となる。したがって、広範囲の周波数を送
受信する携帯用の無線機器に取り付けることができる。
【0025】さらに、広帯域を有するチップアンテナの
小型化にともない、広範囲の周波数を送受信する無線機
器の筐体内部にチップアンテナを収納することができる
ため、その無線機器から突起部分を無くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチップアンテナに係る第1の実施例の
透視斜視図である。
【図2】図1のチップアンテナの分解斜視図である。
【図3】図1のチップアンテナの変形例を示す透視斜視
図である。
【図4】図1のチップアンテナの別の変形例を示す透視
斜視図である。
【図5】図1のチップアンテナの挿入損失を示す図であ
る。
【図6】本発明のチップアンテナに係る第2の実施例の
透視斜視図である。
【図7】本発明のチップアンテナに係る第3の実施例の
透視斜視図である。
【図8】従来のチップアンテナを示す透視側面図であ
る。
【符号の説明】
10、20、30 チップアンテナ 11、21、31 基体 12、22、32 導体 13、24、34 抵抗 14、23、33 給電用端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電材料及び磁性材料の少なくとも一方
    からなる基体と、該基体の内部及び表面の少なくとも一
    方に形成された少なくとも1つの導体と、前記基体の表
    面に形成され、前記導体の一端に接続される給電用端子
    とを備え、 前記導体の一端と前記給電用端子との間、前記導体の中
    間部、あるいは前記導体の他端に抵抗を設けることを特
    徴とするチップアンテナ。
JP30055996A 1996-11-12 1996-11-12 チップアンテナ Pending JPH10145124A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30055996A JPH10145124A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 チップアンテナ

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JP30055996A JPH10145124A (ja) 1996-11-12 1996-11-12 チップアンテナ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100423395B1 (ko) * 2001-07-02 2004-03-18 삼성전기주식회사 칩 안테나
US6728559B2 (en) 1999-12-08 2004-04-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Radio communication device and electronic apparatus having the same
JP2006029813A (ja) * 2004-07-12 2006-02-02 Ntt Docomo Inc 電界センサおよび電界強度測定装置

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