JP2000172376A - 情報処理装置 - Google Patents
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01Q—ANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
- H01Q1/00—Details of, or arrangements associated with, antennas
- H01Q1/12—Supports; Mounting means
- H01Q1/22—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
- H01Q1/2258—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles used with computer equipment
- H01Q1/2266—Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles used with computer equipment disposed inside the computer
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- Computer Hardware Design (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、表示パネルを設けた表示部筐体を有
してなる情報処理装置に於いて、無線通信機能を標準装
備する際に、アンテナの実装位置および実装構造を特定
することで、アンテナの性能を損なうことなくアンテナ
の性能を最大限に発揮でき、かつノイズの影響を最小限
に抑えて、常に安定した信頼性の高い送受信動作を維持
できる情報処理装置を提供することを課題とする。 【解決手段】液晶ディスプレイ筐体２の自由端（上部）
略中央部に平面アンテナ１１を配置することにより、液
晶ディスプレイ筐体２を開いた状態や液晶ディスプレイ
筐体２を閉じた状態のいずれに於いても偏りの少ない良
好なアンテナ放射特性を得ることができる。
してなる情報処理装置に於いて、無線通信機能を標準装
備する際に、アンテナの実装位置および実装構造を特定
することで、アンテナの性能を損なうことなくアンテナ
の性能を最大限に発揮でき、かつノイズの影響を最小限
に抑えて、常に安定した信頼性の高い送受信動作を維持
できる情報処理装置を提供することを課題とする。 【解決手段】液晶ディスプレイ筐体２の自由端（上部）
略中央部に平面アンテナ１１を配置することにより、液
晶ディスプレイ筐体２を開いた状態や液晶ディスプレイ
筐体２を閉じた状態のいずれに於いても偏りの少ない良
好なアンテナ放射特性を得ることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線データ通信機
能を備えた、例えばノート形パーソナルコンピュータ、
パームトップ形パーソナルコンピュータ等の情報処理装
置に関する。
能を備えた、例えばノート形パーソナルコンピュータ、
パームトップ形パーソナルコンピュータ等の情報処理装
置に関する。
【０００２】更に本発明は、無線通信機能をもつポータ
ブルコンピュータ等の情報処理装置に於いて、特にアン
テナの構造並びに配置に特徴をもつ情報処理装置に関す
る。
ブルコンピュータ等の情報処理装置に於いて、特にアン
テナの構造並びに配置に特徴をもつ情報処理装置に関す
る。
【０００３】
【従来の技術】パーソナルコンピュータに於いて、無線
データ通信を実現するために従来では次のようなアンテ
ナ技術が提案されている。このアンテナ技術は、周波数
の異なる帯域に適した複数のアンテナを一つのアンテナ
装置に共用するもので、具体的には、高速無線ＬＡＮの
ようにビームを絞ったアンテナを周方向に配列したアン
テナを必要とするシステムにおいて、ＰＨＳやセルラー
の周波数でも通信を行なえるようにする周波数共用アン
テナ装置である。
データ通信を実現するために従来では次のようなアンテ
ナ技術が提案されている。このアンテナ技術は、周波数
の異なる帯域に適した複数のアンテナを一つのアンテナ
装置に共用するもので、具体的には、高速無線ＬＡＮの
ようにビームを絞ったアンテナを周方向に配列したアン
テナを必要とするシステムにおいて、ＰＨＳやセルラー
の周波数でも通信を行なえるようにする周波数共用アン
テナ装置である。
【０００４】このアンテナ技術の構成並びに動作を説明
すると、形状の異なる筒型アンテナと棒状アンテナを一
体化して１本のアンテナとして共用するもので、２０Ｇ
Ｈｚ帯以上の周波数で使用するアンテナを筒状の外面に
配置し、２ＧＨｚ帯以下の周波数で使用する棒状アンテ
ナ、例えばホイップアンテナを筒状のアンテナの内側面
に設置することで、外観上は異なる周波数帯のアンテナ
を１本のアンテナに一体化することができる。
すると、形状の異なる筒型アンテナと棒状アンテナを一
体化して１本のアンテナとして共用するもので、２０Ｇ
Ｈｚ帯以上の周波数で使用するアンテナを筒状の外面に
配置し、２ＧＨｚ帯以下の周波数で使用する棒状アンテ
ナ、例えばホイップアンテナを筒状のアンテナの内側面
に設置することで、外観上は異なる周波数帯のアンテナ
を１本のアンテナに一体化することができる。
【０００５】これは、平面アンテナとホイップアンテナ
の形状が異なることを利用したもので、筒状の表面に筒
型アンテナを実装し、筒型アンテナの内側部の空間に棒
状のホイップアンテナを設置するものである。
の形状が異なることを利用したもので、筒状の表面に筒
型アンテナを実装し、筒型アンテナの内側部の空間に棒
状のホイップアンテナを設置するものである。
【０００６】しかしながら、上記した従来のアンテナ構
造は、通常の表示部筐体をもつパーソナルコンピュータ
に適用した際の使用時に於ける影響、及びパーソナルコ
ンピュータ本体からの不要輻射による影響等については
何ら考慮されておらず、従って安定した送受信動作が期
待できないという問題があり、更にアンテナ配置のため
に筐体内に広い実装スペースが必要となることから、装
置の小型、高密度化を図る上で障害となっていた。特
に、微弱電界強度下に於ける、アンテナの放射パターン
（指向特性）、更には操作中に於いて操作者（人体は近
似的に導体と見做すことができる）が及ぼすアンテナ周
囲の送受信環境等について何らの考慮も成されていない
ことから、微弱電界強度下での安定した送受信が期待で
きず、従って、装置本体内にＣＰＵをはじめ各種のドラ
イバ等、高周波ノイズを発生する多数の回路が実装され
る、本発明で対象とするような可搬型の小型パーソナル
コンピュータには適用できない。
造は、通常の表示部筐体をもつパーソナルコンピュータ
に適用した際の使用時に於ける影響、及びパーソナルコ
ンピュータ本体からの不要輻射による影響等については
何ら考慮されておらず、従って安定した送受信動作が期
待できないという問題があり、更にアンテナ配置のため
に筐体内に広い実装スペースが必要となることから、装
置の小型、高密度化を図る上で障害となっていた。特
に、微弱電界強度下に於ける、アンテナの放射パターン
（指向特性）、更には操作中に於いて操作者（人体は近
似的に導体と見做すことができる）が及ぼすアンテナ周
囲の送受信環境等について何らの考慮も成されていない
ことから、微弱電界強度下での安定した送受信が期待で
きず、従って、装置本体内にＣＰＵをはじめ各種のドラ
イバ等、高周波ノイズを発生する多数の回路が実装され
る、本発明で対象とするような可搬型の小型パーソナル
コンピュータには適用できない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
では、装置本体内にＣＰＵをはじめ各種のドライバ等、
高周波ノイズを発生する多数の回路が実装される可搬型
のパーソナルコンピュータに適用可能な微弱電界強度下
での使用を考慮したアンテナ技術が存在しなかった。
では、装置本体内にＣＰＵをはじめ各種のドライバ等、
高周波ノイズを発生する多数の回路が実装される可搬型
のパーソナルコンピュータに適用可能な微弱電界強度下
での使用を考慮したアンテナ技術が存在しなかった。
【０００８】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
表示パネルを設けた表示部筐体を有してなる情報処理装
置に於いて、無線通信機能を標準装備する際に、アンテ
ナ性能を最大限に発揮でき、ノイズの影響を最小限に抑
えて、使用場所、使用状態、周囲の環境等に左右される
ことなく、常に安定した信頼性の高い送受信動作を維持
することのできる情報処理装置を提供することを目的と
する。
表示パネルを設けた表示部筐体を有してなる情報処理装
置に於いて、無線通信機能を標準装備する際に、アンテ
ナ性能を最大限に発揮でき、ノイズの影響を最小限に抑
えて、使用場所、使用状態、周囲の環境等に左右される
ことなく、常に安定した信頼性の高い送受信動作を維持
することのできる情報処理装置を提供することを目的と
する。
【０００９】更に本発明は、装置本体にヒンジ機構を介
して表示部筐体が回動可能に設けられた、例えばノート
形パーソナルコンピュータ、パームトップ形パーソナル
コンピュータ等のコンピュータ装置に無線通信機能を設
ける際に、その無線通信を行うためのアンテナの放射パ
ターン特性を著しく向上させ、かつ装置本体からの不要
輻射に対しても安定した送受信動作が行える、信頼性の
高い無線データ通信が可能な情報処理装置を提供するこ
とを目的とする。
して表示部筐体が回動可能に設けられた、例えばノート
形パーソナルコンピュータ、パームトップ形パーソナル
コンピュータ等のコンピュータ装置に無線通信機能を設
ける際に、その無線通信を行うためのアンテナの放射パ
ターン特性を著しく向上させ、かつ装置本体からの不要
輻射に対しても安定した送受信動作が行える、信頼性の
高い無線データ通信が可能な情報処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【００１０】更に本発明は、表示部筐体内に於いてアン
テナ構造およびアンテナ配置を特定することにより、装
置本体内にＣＰＵをはじめ各種のドライバ等、高周波ノ
イズを発生する多数の回路が実装される可搬型のパーソ
ナルコンピュータ等に於いて、表示部筐体内にアンテナ
実装のための広いスペースを必要とせず、微弱電界強度
下で常に安定した送受信動作が可能となる情報処理装置
を提供することを目的とする。
テナ構造およびアンテナ配置を特定することにより、装
置本体内にＣＰＵをはじめ各種のドライバ等、高周波ノ
イズを発生する多数の回路が実装される可搬型のパーソ
ナルコンピュータ等に於いて、表示部筐体内にアンテナ
実装のための広いスペースを必要とせず、微弱電界強度
下で常に安定した送受信動作が可能となる情報処理装置
を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、表示パネルを
設けた表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
無線データ通信機能を標準装備する際に、表示部筐体に
アンテナを設け、当該アンテナの実装位置、及び実装構
造を特定することで、アンテナの性能を損なうことな
く、アンテナの性能を最大限に発揮でき、かつノイズの
影響を最小限に抑えて、使用場所、使用状態、周囲の環
境等に左右されることなく、常に安定した信頼性の高い
送受信動作が維持できるようにしたことを特徴とする。
設けた表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
無線データ通信機能を標準装備する際に、表示部筐体に
アンテナを設け、当該アンテナの実装位置、及び実装構
造を特定することで、アンテナの性能を損なうことな
く、アンテナの性能を最大限に発揮でき、かつノイズの
影響を最小限に抑えて、使用場所、使用状態、周囲の環
境等に左右されることなく、常に安定した信頼性の高い
送受信動作が維持できるようにしたことを特徴とする。
【００１２】更に本発明は、平面アンテナを、アンテナ
の放射パターンが最も良い、表示部筐体の特定位置（例
えば表示部筐体自由端の略中央部）に設置することで、
表示部筐体を開いた使用状態と閉じた状態のいずれにお
いても、アンテナがＣＰＵ等のノイズ発生源から離れ、
かつその位置で送受信が可能でることから、アンテナの
性能を損なうことなく、常に安定した送受信動作が行え
る構成としたことを特徴とする。
の放射パターンが最も良い、表示部筐体の特定位置（例
えば表示部筐体自由端の略中央部）に設置することで、
表示部筐体を開いた使用状態と閉じた状態のいずれにお
いても、アンテナがＣＰＵ等のノイズ発生源から離れ、
かつその位置で送受信が可能でることから、アンテナの
性能を損なうことなく、常に安定した送受信動作が行え
る構成としたことを特徴とする。
【００１３】即ち、本発明は、表示パネルを設けた表示
部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、上記表示部
筐体の当該筐体面より突出しない特定位置にアンテナを
設け、当該アンテナを用いて外部装置との間で無線デー
タ通信を行うことを特徴とする。
部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、上記表示部
筐体の当該筐体面より突出しない特定位置にアンテナを
設け、当該アンテナを用いて外部装置との間で無線デー
タ通信を行うことを特徴とする。
【００１４】また本発明は、表示パネルを実装し下端部
に設けたヒンジ機構を介して装置本体に回動可能に支持
された表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
上記表示部筐体が閉じられた状態にあるとき外部に露出
する上記表示部筐体の所定部位に平面アンテナを配置し
たことを特徴とする。
に設けたヒンジ機構を介して装置本体に回動可能に支持
された表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
上記表示部筐体が閉じられた状態にあるとき外部に露出
する上記表示部筐体の所定部位に平面アンテナを配置し
たことを特徴とする。
【００１５】また本発明は、表示パネルを実装し下端部
に設けたヒンジ機構を介して装置本体に回動可能に支持
された表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
上記表示部筐体が開放状態にあるとき外部に露出する上
記表示部筐体の所定部位に平面アンテナを配置したこと
を特徴とする。
に設けたヒンジ機構を介して装置本体に回動可能に支持
された表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
上記表示部筐体が開放状態にあるとき外部に露出する上
記表示部筐体の所定部位に平面アンテナを配置したこと
を特徴とする。
【００１６】また本発明は、表示パネルを実装し下端部
に設けたヒンジ機構を介して装置本体に回動可能に支持
された表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
上記表示部筐体の上面部に平面アンテナを配置したこと
を特徴とする。
に設けたヒンジ機構を介して装置本体に回動可能に支持
された表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
上記表示部筐体の上面部に平面アンテナを配置したこと
を特徴とする。
【００１７】また本発明は、表示パネルを実装し下端部
に設けたヒンジ機構を介して装置本体に回動可能に支持
された表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
上記表示部筐体上面の略中央部に平面アンテナを配置し
たことを特徴とする。
に設けたヒンジ機構を介して装置本体に回動可能に支持
された表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
上記表示部筐体上面の略中央部に平面アンテナを配置し
たことを特徴とする。
【００１８】また本発明は、表示パネルを実装し下端部
に設けたヒンジ機構を介して装置本体に回動可能に支持
された表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
上記表示部筐体の上面部に設けられた平面アンテナと、
上記表示部筐体内の一側部に設けられた表示ドライバ回
路と、上記表示部筐体内の他側部を介して上記平面アン
テナと上記装置本体との間に布線された同軸ケーブルと
を具備してなることを特徴とする。
に設けたヒンジ機構を介して装置本体に回動可能に支持
された表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
上記表示部筐体の上面部に設けられた平面アンテナと、
上記表示部筐体内の一側部に設けられた表示ドライバ回
路と、上記表示部筐体内の他側部を介して上記平面アン
テナと上記装置本体との間に布線された同軸ケーブルと
を具備してなることを特徴とする。
【００１９】また本発明は、表示パネルを実装し下端部
に設けたヒンジ機構を介して装置本体に回動可能に支持
された表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
上記表示部筐体の上面略中央部に設けられた平面アンテ
ナと、上記平面アンテナの放射方向を除いて上記平面ア
ンテナの周囲を電気的に遮蔽するシールド手段とを具備
してなることを特徴とする。
に設けたヒンジ機構を介して装置本体に回動可能に支持
された表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
上記表示部筐体の上面略中央部に設けられた平面アンテ
ナと、上記平面アンテナの放射方向を除いて上記平面ア
ンテナの周囲を電気的に遮蔽するシールド手段とを具備
してなることを特徴とする。
【００２０】また本発明は、表示パネルを実装し下端部
に設けたヒンジ機構を介して装置本体に回動可能に支持
された表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
上記表示部筐体の自由端略中央部に設けられた開閉ロッ
ク釦と、上記開閉ロック釦に内装された平面アンテナと
を具備してなることを特徴とする。
に設けたヒンジ機構を介して装置本体に回動可能に支持
された表示部筐体を有してなる情報処理装置に於いて、
上記表示部筐体の自由端略中央部に設けられた開閉ロッ
ク釦と、上記開閉ロック釦に内装された平面アンテナと
を具備してなることを特徴とする。
【００２１】また本発明は、上記情報処理装置に於い
て、上記平面アンテナは、その指向性パターンが上記表
示パネルの前方及び後方へ拡がりをもつように配置され
ることを特徴とする。
て、上記平面アンテナは、その指向性パターンが上記表
示パネルの前方及び後方へ拡がりをもつように配置され
ることを特徴とする。
【００２２】また本発明は、上記情報処理装置に於い
て、上記平面アンテナは、その指向性パターンが上記表
示パネルの前方視で上方へ拡がりをもつように配置され
ることを特徴とする。
て、上記平面アンテナは、その指向性パターンが上記表
示パネルの前方視で上方へ拡がりをもつように配置され
ることを特徴とする。
【００２３】また本発明は、上記情報処理装置に於い
て、上記平面アンテナは、その指向性パターンが上記表
示パネルの側面視で前面及び背面から上方へ拡がりをも
つように配置されることを特徴とする。
て、上記平面アンテナは、その指向性パターンが上記表
示パネルの側面視で前面及び背面から上方へ拡がりをも
つように配置されることを特徴とする。
【００２４】上記したようなアンテナ構造およびアンテ
ナ配置とすることにより、装置本体内にＣＰＵをはじめ
各種のドライバ等、高周波ノイズを発生する多数の回路
が実装される可搬型のパーソナルコンピュータに於い
て、表示部筐体内にアンテナ実装のための広いスペース
を必要とせず、微弱電界強度下で常に安定した送受信動
作が可能となる。
ナ配置とすることにより、装置本体内にＣＰＵをはじめ
各種のドライバ等、高周波ノイズを発生する多数の回路
が実装される可搬型のパーソナルコンピュータに於い
て、表示部筐体内にアンテナ実装のための広いスペース
を必要とせず、微弱電界強度下で常に安定した送受信動
作が可能となる。
【００２５】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を説明する。ここではノート型パーソナルコンピュ
ータにおける無線通信用アンテナの実装技術を例に本発
明の実施形態を説明する。
形態を説明する。ここではノート型パーソナルコンピュ
ータにおける無線通信用アンテナの実装技術を例に本発
明の実施形態を説明する。
【００２６】図１は本発明の実施形態である無線通信用
アンテナを実装したノート型パーソナルコンピュータの
表示部筐体（液晶ディスプレイ）を解放した使用時の状
態を示す。
アンテナを実装したノート型パーソナルコンピュータの
表示部筐体（液晶ディスプレイ）を解放した使用時の状
態を示す。
【００２７】図中、１はノート型パーソナルコンピュー
タの本体であり、ここではＰＣ本体と称す。２は上記Ｐ
Ｃ本体１にヒンジ機構３を介して下端部が回動自在に支
持された表示部筐体であり、ここでは液晶ディスプレイ
筐体と称す。４は液晶ディスプレイ筐体２に設けられた
表示パネル、即ち液晶ディスプレイパネルである。
タの本体であり、ここではＰＣ本体と称す。２は上記Ｐ
Ｃ本体１にヒンジ機構３を介して下端部が回動自在に支
持された表示部筐体であり、ここでは液晶ディスプレイ
筐体と称す。４は液晶ディスプレイ筐体２に設けられた
表示パネル、即ち液晶ディスプレイパネルである。
【００２８】１１は上記液晶ディスプレイ筐体２の自由
端（筐体上面）に設けられた、例えば図６に示すような
チップマウントタイプの平面アンテナであり、ここでは
液晶ディスプレイ筐体２の自由端（筐体上面）略中央部
に設けられる。
端（筐体上面）に設けられた、例えば図６に示すような
チップマウントタイプの平面アンテナであり、ここでは
液晶ディスプレイ筐体２の自由端（筐体上面）略中央部
に設けられる。
【００２９】１２はＰＣ本体１内のメインボード上に実
装された、高周波ノイズ源となるＣＰＵである。
装された、高周波ノイズ源となるＣＰＵである。
【００３０】上記平面アンテナ１１は、図示するよう
に、液晶ディスプレイ筐体２の上部中央に、液晶ディス
プレイパネル４に対してアンテナ指向方向が９０度とな
るように配置される。即ち液晶ディスプレイパネル４の
パネル面に対し直角をなすように配置される。
に、液晶ディスプレイ筐体２の上部中央に、液晶ディス
プレイパネル４に対してアンテナ指向方向が９０度とな
るように配置される。即ち液晶ディスプレイパネル４の
パネル面に対し直角をなすように配置される。
【００３１】このような表示部筐体に於けるアンテナ配
置構成とすることにより、平面アンテナ１１の位置が液
晶ディスプレイ筐体２に対して略対称的になるので、ア
ンテナ放射特性に偏りが生じ難い。
置構成とすることにより、平面アンテナ１１の位置が液
晶ディスプレイ筐体２に対して略対称的になるので、ア
ンテナ放射特性に偏りが生じ難い。
【００３２】このときの平面アンテナ１１の放射特性を
図２に示している。図２に於いて、図（ａ）は図（ｄ）
に示すＺ方向（筐体上方）からみたＹ−Ｘ面の放射特
性、図（ｂ）は図（ｄ）に示す−Ｘ方向（パネル後方）
からみたＺ−Ｙ面の放射特性、図（ｃ）は図（ｄ）に示
す−Ｙ方向（筐体側方）からみたＺ−Ｘ面の放射特性を
示している。上記各放射特性パターンに於いて、Ｐａは
水平偏波による放射特性、Ｐｂは垂直偏波による放射特
性である。
図２に示している。図２に於いて、図（ａ）は図（ｄ）
に示すＺ方向（筐体上方）からみたＹ−Ｘ面の放射特
性、図（ｂ）は図（ｄ）に示す−Ｘ方向（パネル後方）
からみたＺ−Ｙ面の放射特性、図（ｃ）は図（ｄ）に示
す−Ｙ方向（筐体側方）からみたＺ−Ｘ面の放射特性を
示している。上記各放射特性パターンに於いて、Ｐａは
水平偏波による放射特性、Ｐｂは垂直偏波による放射特
性である。
【００３３】この図２に示すように、上記平面アンテナ
１１は、その指向性パターンが液晶ディスプレイパネル
４の前方及び後方へ拡がりをもつように配置される（図
（ａ）参照）。また、液晶ディスプレイパネル４の前方
視で上方へ拡がりをもつように配置される（図（ｂ）参
照）。また、液晶ディスプレイパネル４の側面視で前面
及び背面から上方へ拡がりをもつように配置される（図
（ｃ）参照）。
１１は、その指向性パターンが液晶ディスプレイパネル
４の前方及び後方へ拡がりをもつように配置される（図
（ａ）参照）。また、液晶ディスプレイパネル４の前方
視で上方へ拡がりをもつように配置される（図（ｂ）参
照）。また、液晶ディスプレイパネル４の側面視で前面
及び背面から上方へ拡がりをもつように配置される（図
（ｃ）参照）。
【００３４】この図２から明らかなように、上記実施形
態に於けるアンテナ構造及びアンテナ配置とすることに
より、Ｙ−Ｘ面（ａ）、Ｚ−Ｙ面（ｂ）、Ｚ−Ｘ面
（ｃ）のそれぞれについて水平偏波に対し良好な特性が
得られる。
態に於けるアンテナ構造及びアンテナ配置とすることに
より、Ｙ−Ｘ面（ａ）、Ｚ−Ｙ面（ｂ）、Ｚ−Ｘ面
（ｃ）のそれぞれについて水平偏波に対し良好な特性が
得られる。
【００３５】また、上記した特定の位置に平面アンテナ
１１を実装することにより、ノート型パーソナルコンピ
ュータを操作する際に、人体（操作者）の手指等がアン
テナに触れたり、アンテナを遮ったりする可能性が少な
い。さらに、机上に置いた際に、パーティションや周辺
の影響を考えると、できるだけ高い位置にアンテナが存
在することが望ましく、液晶ディスプレイ筐体２を開い
た使用状態に於いては、この位置が最も高いので良好な
受信状態が得られる。
１１を実装することにより、ノート型パーソナルコンピ
ュータを操作する際に、人体（操作者）の手指等がアン
テナに触れたり、アンテナを遮ったりする可能性が少な
い。さらに、机上に置いた際に、パーティションや周辺
の影響を考えると、できるだけ高い位置にアンテナが存
在することが望ましく、液晶ディスプレイ筐体２を開い
た使用状態に於いては、この位置が最も高いので良好な
受信状態が得られる。
【００３６】次に、上記平面アンテナ１１を実装したノ
ート型パーソナルコンピュータの液晶ディスプレイ筐体
２を閉じた状態を図３に示す。
ート型パーソナルコンピュータの液晶ディスプレイ筐体
２を閉じた状態を図３に示す。
【００３７】この液晶ディスプレイ筐体２が閉じられた
状態に於いても、ノート型パーソナルコンピュータの電
源がオフ（ＯＦＦ）状態から、通信機能により起動させ
てデータ通信を行なう際に、平面アンテナ１１が常に受
信し易い環境であることが望ましい。
状態に於いても、ノート型パーソナルコンピュータの電
源がオフ（ＯＦＦ）状態から、通信機能により起動させ
てデータ通信を行なう際に、平面アンテナ１１が常に受
信し易い環境であることが望ましい。
【００３８】この図３に示すように、液晶ディスプレイ
筐体２を閉じても平面アンテナ１１が隠れることが無
く、略全方向に対して指向性を有するために、例えば鞄
に収納した際等に於いても良好な受信環境を得ることが
できる。
筐体２を閉じても平面アンテナ１１が隠れることが無
く、略全方向に対して指向性を有するために、例えば鞄
に収納した際等に於いても良好な受信環境を得ることが
できる。
【００３９】上記液晶ディスプレイ筐体２を閉じた状態
に於ける上記平面アンテナ１１の放射特性を図４に示し
ている。
に於ける上記平面アンテナ１１の放射特性を図４に示し
ている。
【００４０】図４に於いて、（ａ）は（ｄ）に示すＺ方
向（筐体上方）からみたＹ−Ｘ面の水平偏波による放射
特性、（ｂ）は（ｄ）に示す−Ｘ方向（パネル後方）か
らみたＺ−Ｙ面の同放射特性、（ｃ）は（ｄ）に示す−
Ｙ方向（筐体側方）からみたＺ−Ｘ面の同放射特性を示
している。
向（筐体上方）からみたＹ−Ｘ面の水平偏波による放射
特性、（ｂ）は（ｄ）に示す−Ｘ方向（パネル後方）か
らみたＺ−Ｙ面の同放射特性、（ｃ）は（ｄ）に示す−
Ｙ方向（筐体側方）からみたＺ−Ｘ面の同放射特性を示
している。
【００４１】この図４から明らかなように、Ｙ−Ｘ面
（ａ）、Ｚ−Ｙ面（ｂ）、Ｚ−Ｘ面（ｃ）のそれぞれに
ついて、偏りの少ない、良好な特性が得られる。
（ａ）、Ｚ−Ｙ面（ｂ）、Ｚ−Ｘ面（ｃ）のそれぞれに
ついて、偏りの少ない、良好な特性が得られる。
【００４２】図５は上記した実施形態に於ける平面アン
テナ１１の放射特性を上記した特定の位置から離れた別
の筐***置に設けた場合の放射特性と対比するための特
性図であり、ここでは液晶ディスプレイ筐体２の一側面
部に設けた場合の放射特性を示している。
テナ１１の放射特性を上記した特定の位置から離れた別
の筐***置に設けた場合の放射特性と対比するための特
性図であり、ここでは液晶ディスプレイ筐体２の一側面
部に設けた場合の放射特性を示している。
【００４３】図５に於いて、（ａ）は（ｄ）に示すＺ方
向（筐体上方）からみたＹ−Ｘ面の水平偏波による放射
特性、（ｂ）は（ｄ）に示すＸ方向（パネル前方）から
みたＺ−Ｙ面の同放射特性、（ｃ）は（ｄ）に示すＹ方
向（筐体側方）からみたＺ−Ｘ面の同放射特性を示して
いる。
向（筐体上方）からみたＹ−Ｘ面の水平偏波による放射
特性、（ｂ）は（ｄ）に示すＸ方向（パネル前方）から
みたＺ−Ｙ面の同放射特性、（ｃ）は（ｄ）に示すＹ方
向（筐体側方）からみたＺ−Ｘ面の同放射特性を示して
いる。
【００４４】この図５から明らかなように、図５（ａ）
に示すＺ方向（筐体上方）からみたＹ−Ｘ面の水平偏波
による放射特性ではＹ方向の指向性が極端に悪く、ま
た、図（ｂ）に示すＸ方向（パネル前方）からみたＺ−
Ｙ面の放射特性に於いてもＹ方向の指向性が極端に悪い
ことが容易に理解できる。
に示すＺ方向（筐体上方）からみたＹ−Ｘ面の水平偏波
による放射特性ではＹ方向の指向性が極端に悪く、ま
た、図（ｂ）に示すＸ方向（パネル前方）からみたＺ−
Ｙ面の放射特性に於いてもＹ方向の指向性が極端に悪い
ことが容易に理解できる。
【００４５】図６乃至図８はそれぞれ上記した実施形態
に適用可能な平面アンテナ１１の構成を示すもので、図
６及び図７はそれぞれ図６はセラミックアンテナに含ま
れるワイヤカップルドアンテナ（チップマウントタイ
プ）の構成を示す図、図７は同じくセラミックアンテナ
に含まれるパッチアンテナの構成を示す図、図８は逆Ｆ
アンテナの構成を示す図である。尚、上記した実施形態
に適用可能な平面アンテナは、上記図示するものに限ら
ず、他の形状、構造による小型平面アンテナであっても
よい。
に適用可能な平面アンテナ１１の構成を示すもので、図
６及び図７はそれぞれ図６はセラミックアンテナに含ま
れるワイヤカップルドアンテナ（チップマウントタイ
プ）の構成を示す図、図７は同じくセラミックアンテナ
に含まれるパッチアンテナの構成を示す図、図８は逆Ｆ
アンテナの構成を示す図である。尚、上記した実施形態
に適用可能な平面アンテナは、上記図示するものに限ら
ず、他の形状、構造による小型平面アンテナであっても
よい。
【００４６】次に、図９乃至図１４を参照して、本発明
の他の実施形態を説明する。尚、ここでは説明を簡素に
するために、上記した第１実施形態と同一部分に同一符
号を付して、その説明を省略する。
の他の実施形態を説明する。尚、ここでは説明を簡素に
するために、上記した第１実施形態と同一部分に同一符
号を付して、その説明を省略する。
【００４７】図９は本発明の第２実施形態に於ける平面
アンテナ１１の配置状態を示したもので、ここでは、液
晶ディスプレイ筐体２の上部（自由端）略中央に於いて
液晶ディスプレイパネル４の背面方向に指向特性を持つ
ように平面アンテナ１１を配置している。このような配
置構造による平面アンテナ１１の放射特性を図１０に示
している。
アンテナ１１の配置状態を示したもので、ここでは、液
晶ディスプレイ筐体２の上部（自由端）略中央に於いて
液晶ディスプレイパネル４の背面方向に指向特性を持つ
ように平面アンテナ１１を配置している。このような配
置構造による平面アンテナ１１の放射特性を図１０に示
している。
【００４８】この図１０の（ａ）に示すＺ−Ｙ面の放射
特性、及び同（ｂ）に示すＺ−Ｘ面の放射特性から明ら
かなように、液晶ディスプレイ筐体２の自由端略中央に
於いて液晶ディスプレイパネル４の背面方向に指向特性
を持つように平面アンテナ１１を配置した場合も良好な
放射特性が得られる。
特性、及び同（ｂ）に示すＺ−Ｘ面の放射特性から明ら
かなように、液晶ディスプレイ筐体２の自由端略中央に
於いて液晶ディスプレイパネル４の背面方向に指向特性
を持つように平面アンテナ１１を配置した場合も良好な
放射特性が得られる。
【００４９】次に図１１を参照して本発明の第３実施形
態を説明する。この第３実施形態では平面アンテナ１１
を任意の方向に可変できるようにしたことを特徴とす
る。即ち平面アンテナ１１の指向特性方向を全方位又は
方位を特定して所定の範囲内で可変できるアンテナ構造
したことを特徴とする。
態を説明する。この第３実施形態では平面アンテナ１１
を任意の方向に可変できるようにしたことを特徴とす
る。即ち平面アンテナ１１の指向特性方向を全方位又は
方位を特定して所定の範囲内で可変できるアンテナ構造
したことを特徴とする。
【００５０】図１１に示す第３実施形態では、平面アン
テナ１１の指向特性方向を方位を特定して、即ち一定の
方向に所定の角度をもって可変できるアンテナ構造した
もので、ここでは液晶ディスプレイパネル４の前方視で
前後に各９０度回動可能にしている。図中、２１は液晶
ディスプレイ筐体２の自由端略中央部に形成された凹状
切欠部に、その両側壁部を支点に回動自在に支持された
アンテナ支持部材であり、このアンテナ支持部材２１に
平面アンテナ１１が収納され固定された状態で支持され
る。ここではアンテナ支持部材２１が液晶ディスプレイ
パネル４の前方視で前後に各９０度（±９０度）回動可
能であり、従って、平面アンテナ１１の指向特性が液晶
ディスプレイ筐体２に設けられた液晶ディスプレイパネ
ル４の表示方向を基準とした時に−９０度から９０度ま
で可変できる。このようなアンテナ回動機構を具備する
ことにより、ユーザが常に平面アンテナ１１の角度を良
好な送受信状態になるように設定することができる。
テナ１１の指向特性方向を方位を特定して、即ち一定の
方向に所定の角度をもって可変できるアンテナ構造した
もので、ここでは液晶ディスプレイパネル４の前方視で
前後に各９０度回動可能にしている。図中、２１は液晶
ディスプレイ筐体２の自由端略中央部に形成された凹状
切欠部に、その両側壁部を支点に回動自在に支持された
アンテナ支持部材であり、このアンテナ支持部材２１に
平面アンテナ１１が収納され固定された状態で支持され
る。ここではアンテナ支持部材２１が液晶ディスプレイ
パネル４の前方視で前後に各９０度（±９０度）回動可
能であり、従って、平面アンテナ１１の指向特性が液晶
ディスプレイ筐体２に設けられた液晶ディスプレイパネ
ル４の表示方向を基準とした時に−９０度から９０度ま
で可変できる。このようなアンテナ回動機構を具備する
ことにより、ユーザが常に平面アンテナ１１の角度を良
好な送受信状態になるように設定することができる。
【００５１】次に図１２を参照して本発明の第４実施形
態を説明する。この第４実施形態は、平面アンテナ１１
のケーブル布線位置を特定したもので、ノイズの影響を
極力回避するためになされたものである。この第４実施
形態に於けるケーブル布線手段は、上述した各実施形態
に於いて適用可能である。
態を説明する。この第４実施形態は、平面アンテナ１１
のケーブル布線位置を特定したもので、ノイズの影響を
極力回避するためになされたものである。この第４実施
形態に於けるケーブル布線手段は、上述した各実施形態
に於いて適用可能である。
【００５２】図１２に於いて、１１Ｃは平面アンテナ１
１に接続された同軸ケーブルであり、ＩＳＭ帯の送受信
信号を伝搬する。１３は当該同軸ケーブル１１Ｃを介し
て平面アンテナ１１と接続されるＲＦ（高周波）モジュ
ールであり、ここではＰＣ本体１内のメインボード上に
置かれる。１４は液晶ディスプレイパネル４を表示ドラ
イブする液晶ドライブ回路であり、平面アンテナ１１の
送受信信号に影響を及ぼすノイズ源となる。
１に接続された同軸ケーブルであり、ＩＳＭ帯の送受信
信号を伝搬する。１３は当該同軸ケーブル１１Ｃを介し
て平面アンテナ１１と接続されるＲＦ（高周波）モジュ
ールであり、ここではＰＣ本体１内のメインボード上に
置かれる。１４は液晶ディスプレイパネル４を表示ドラ
イブする液晶ドライブ回路であり、平面アンテナ１１の
送受信信号に影響を及ぼすノイズ源となる。
【００５３】上述した各実施形態に於いて、平面アンテ
ナ１１に接続される同軸ケーブル１１Ｃを液晶ディスプ
レイ筐体２を介してＰＣ本体１内のメインボードに引き
回す際、液晶ディスプレイ筐体２内に於いて、液晶ディ
スプレイパネル４に付随して設けられる液晶ドライブ回
路１４の実装位置を避け、当該液晶ドライブ回路１４の
実装位置から最も離間した筐体内スペースを用いて同軸
ケーブル１１Ｃを布線する。ここでは液晶ディスプレイ
筐体２内の一側部に液晶ドライブ回路１４が実装されて
いるので、その場所と最も離間する液晶ディスプレイ筐
体２内の他側部を介して同軸ケーブル１１Ｃを布線す
る。
ナ１１に接続される同軸ケーブル１１Ｃを液晶ディスプ
レイ筐体２を介してＰＣ本体１内のメインボードに引き
回す際、液晶ディスプレイ筐体２内に於いて、液晶ディ
スプレイパネル４に付随して設けられる液晶ドライブ回
路１４の実装位置を避け、当該液晶ドライブ回路１４の
実装位置から最も離間した筐体内スペースを用いて同軸
ケーブル１１Ｃを布線する。ここでは液晶ディスプレイ
筐体２内の一側部に液晶ドライブ回路１４が実装されて
いるので、その場所と最も離間する液晶ディスプレイ筐
体２内の他側部を介して同軸ケーブル１１Ｃを布線す
る。
【００５４】このような同軸ケーブル１１Ｃの布線構造
とすることにより、液晶ドライブ回路１４から輻射され
る雑音がＲＦモジュール１３に影響を与えず、平面アン
テナ１１を介して液晶ドライブ回路１４から輻射する雑
音による影響を回避することができる。
とすることにより、液晶ドライブ回路１４から輻射され
る雑音がＲＦモジュール１３に影響を与えず、平面アン
テナ１１を介して液晶ドライブ回路１４から輻射する雑
音による影響を回避することができる。
【００５５】次に図１３を参照して本発明の第５実施形
態を説明する。この第５実施形態は、液晶ディスプレイ
筐体２がマグネシウム合金等の導電カバーを用いた構造
である際に、平面アンテナ１１の実装領域周囲を上面を
除き上記カバー部材でシールドしたことをアンテナ構造
を特徴とする。
態を説明する。この第５実施形態は、液晶ディスプレイ
筐体２がマグネシウム合金等の導電カバーを用いた構造
である際に、平面アンテナ１１の実装領域周囲を上面を
除き上記カバー部材でシールドしたことをアンテナ構造
を特徴とする。
【００５６】図１３に於いて、液晶ディスプレイ筐体２
は表示側面部を除いてマグネシウム合金等による導電カ
バー部材２Ａで構成される。上記液晶ディスプレイ筐体
２の自由端略中央部に、平面アンテナ１１を実装するた
めの開口部２Ｃが形成され、その開口部２Ｃの上部開口
を除いた各面（５面）に上記部材２Ａによるシールドが
施される。この開口部２Ｃ内に平面アンテナ１１が絶縁
部材を介して固定され、その上面開口が同じく絶縁部材
で蓋される。
は表示側面部を除いてマグネシウム合金等による導電カ
バー部材２Ａで構成される。上記液晶ディスプレイ筐体
２の自由端略中央部に、平面アンテナ１１を実装するた
めの開口部２Ｃが形成され、その開口部２Ｃの上部開口
を除いた各面（５面）に上記部材２Ａによるシールドが
施される。この開口部２Ｃ内に平面アンテナ１１が絶縁
部材を介して固定され、その上面開口が同じく絶縁部材
で蓋される。
【００５７】このようなアンテナ実装構造とすることに
より、液晶ディスプレイパネル４からの輻射ノイズを遮
断でき、送受信環境を良好にすることができる。更に、
前述の従来構造のようにアンテナの突起が無く、取り扱
いが容易で、しかもユーザが通信の際にアンテナを伸ば
したり縮めたりする操作無しに簡単に通信を行なうこと
が可能になる。
より、液晶ディスプレイパネル４からの輻射ノイズを遮
断でき、送受信環境を良好にすることができる。更に、
前述の従来構造のようにアンテナの突起が無く、取り扱
いが容易で、しかもユーザが通信の際にアンテナを伸ば
したり縮めたりする操作無しに簡単に通信を行なうこと
が可能になる。
【００５８】次に図１４を参照して本発明の第６実施形
態を説明する。
態を説明する。
【００５９】この第６実施形態は、液晶ディスプレイ筐
体２に於ける平面アンテナ１１の実装スペースを極力小
スペース化するためになされたもので、ここでは、液晶
ディスプレイ筐体２の開閉ロックボタン２２の内部に平
面アンテナ１１を埋め込む構造としている。このような
アンテナ実装構造とすることにより、液晶ディスプレイ
筐体２に於けるアンテナ実装スペースを不要にでき、こ
れによって装置全体をより小型化できる。
体２に於ける平面アンテナ１１の実装スペースを極力小
スペース化するためになされたもので、ここでは、液晶
ディスプレイ筐体２の開閉ロックボタン２２の内部に平
面アンテナ１１を埋め込む構造としている。このような
アンテナ実装構造とすることにより、液晶ディスプレイ
筐体２に於けるアンテナ実装スペースを不要にでき、こ
れによって装置全体をより小型化できる。
【００６０】以上説明したように、この発明の実施形態
によれば、液晶ディスプレイ筐体２の自由端（上部）略
中央部に平面アンテナ１１を配置することにより、液晶
ディスプレイ筐体２を開いた状態や液晶ディスプレイ筐
体２を閉じた状態のいずれに於いても偏りの少ない良好
なアンテナ放射特性を得ることができる。また、ＰＣ本
体１のＲＦモジュール１３と平面アンテナ１１を同軸ケ
ーブル１１Ｃにて接続する際に、液晶ドライブ回路１４
を避けて配置することにより、液晶ドライブ回路１４か
らのノイズ輻射の影響を少なくできる。さらに、アンテ
ナの実装構造において、液晶ディスプレイパネル４から
分離するシールド構造とすることにより液晶ディスプレ
イパネル４から放射されるノイズの影響を受け難くな
り、良好な送受信環境にすることができる。
によれば、液晶ディスプレイ筐体２の自由端（上部）略
中央部に平面アンテナ１１を配置することにより、液晶
ディスプレイ筐体２を開いた状態や液晶ディスプレイ筐
体２を閉じた状態のいずれに於いても偏りの少ない良好
なアンテナ放射特性を得ることができる。また、ＰＣ本
体１のＲＦモジュール１３と平面アンテナ１１を同軸ケ
ーブル１１Ｃにて接続する際に、液晶ドライブ回路１４
を避けて配置することにより、液晶ドライブ回路１４か
らのノイズ輻射の影響を少なくできる。さらに、アンテ
ナの実装構造において、液晶ディスプレイパネル４から
分離するシールド構造とすることにより液晶ディスプレ
イパネル４から放射されるノイズの影響を受け難くな
り、良好な送受信環境にすることができる。
【００６１】尚、上記した実施形態に於いて、筐体、平
面アンテナ等の構造並びに形状は図示したものに限ら
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の構造並びに形
状とすることも可能である。
面アンテナ等の構造並びに形状は図示したものに限ら
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の構造並びに形
状とすることも可能である。
【００６２】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、表
示パネルを設けた表示部筐体を有してなる情報処理装置
に於いて、無線通信機能を標準装備する際に、アンテナ
性能を最大限に発揮でき、ノイズの影響を最小限に抑え
て、使用場所、使用状態、周囲の環境等に左右されるこ
となく、常に安定した信頼性の高い送受信動作を維持す
ることのできる情報処理装置が提供できる。
示パネルを設けた表示部筐体を有してなる情報処理装置
に於いて、無線通信機能を標準装備する際に、アンテナ
性能を最大限に発揮でき、ノイズの影響を最小限に抑え
て、使用場所、使用状態、周囲の環境等に左右されるこ
となく、常に安定した信頼性の高い送受信動作を維持す
ることのできる情報処理装置が提供できる。
【００６３】また、本発明によれば、装置本体にヒンジ
機構を介して表示部筐体が回動可能に設けられた、例え
ばノート形パーソナルコンピュータ、パームトップ形パ
ーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置に無線通信
機能を設ける際に、その無線通信を行うためのアンテナ
の放射パターン特性を著しく向上させ、かつ装置本体か
らの不要輻射に対しても安定した送受信動作が行える、
信頼性の高い無線データ通信が可能な情報処理装置が提
供できる。
機構を介して表示部筐体が回動可能に設けられた、例え
ばノート形パーソナルコンピュータ、パームトップ形パ
ーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置に無線通信
機能を設ける際に、その無線通信を行うためのアンテナ
の放射パターン特性を著しく向上させ、かつ装置本体か
らの不要輻射に対しても安定した送受信動作が行える、
信頼性の高い無線データ通信が可能な情報処理装置が提
供できる。
【００６４】また、本発明によれば、表示部筐体内に於
いてアンテナ構造およびアンテナ配置を特定することに
より、装置本体内にＣＰＵをはじめ各種のドライバ等、
高周波ノイズを発生する多数の回路が実装される可搬型
のパーソナルコンピュータ等に於いて、表示部筐体内に
アンテナ実装のための広いスペースを必要とせず、微弱
電界強度下で常に安定した送受信動作が可能となる情報
処理装置が提供できる。
いてアンテナ構造およびアンテナ配置を特定することに
より、装置本体内にＣＰＵをはじめ各種のドライバ等、
高周波ノイズを発生する多数の回路が実装される可搬型
のパーソナルコンピュータ等に於いて、表示部筐体内に
アンテナ実装のための広いスペースを必要とせず、微弱
電界強度下で常に安定した送受信動作が可能となる情報
処理装置が提供できる。
【００６５】また、本発明によれば、平面アンテナを、
アンテナの放射パターンが最も良い、表示部筐体の特定
位置（例えば表示部筐体自由端の略中央部）に設置する
ことで、表示部筐体を開いた使用状態と閉じた状態のい
ずれにおいても、アンテナがＣＰＵ等のノイズ発生源か
ら離れ、かつその位置で送受信が可能でることから、ア
ンテナの性能を損なうことなく、常に安定した送受信動
作が行える。
アンテナの放射パターンが最も良い、表示部筐体の特定
位置（例えば表示部筐体自由端の略中央部）に設置する
ことで、表示部筐体を開いた使用状態と閉じた状態のい
ずれにおいても、アンテナがＣＰＵ等のノイズ発生源か
ら離れ、かつその位置で送受信が可能でることから、ア
ンテナの性能を損なうことなく、常に安定した送受信動
作が行える。
【００６６】また、本発明によれば、コンピュータ本体
のＲＦモジュールと平面アンテナを同軸ケーブルにて接
続する際に、液晶ドライブ回路を避けて配置することに
より、液晶ドライブ回路からのノイズ輻射の影響を少な
くできる。更に本発明によれば、アンテナの実装構造に
おいて、液晶ディスプレイパネルから分離するシールド
構造とすることにより液晶ディスプレイパネルから放射
されるノイズの影響を受け難くなり、良好な送受信環境
にすることができる。
のＲＦモジュールと平面アンテナを同軸ケーブルにて接
続する際に、液晶ドライブ回路を避けて配置することに
より、液晶ドライブ回路からのノイズ輻射の影響を少な
くできる。更に本発明によれば、アンテナの実装構造に
おいて、液晶ディスプレイパネルから分離するシールド
構造とすることにより液晶ディスプレイパネルから放射
されるノイズの影響を受け難くなり、良好な送受信環境
にすることができる。
【図１】本発明の第１実施形態に於ける表示部筐体を解
放した状態でのアンテナの実装及び配置構造を示す図。
放した状態でのアンテナの実装及び配置構造を示す図。
【図２】上記図１に示す状態時に於けるアンテナの放射
特性を示す図。
特性を示す図。
【図３】本発明の第１実施形態に於ける表示部筐体を閉
じた状態でのアンテナの実装及び配置構造を示す図。
じた状態でのアンテナの実装及び配置構造を示す図。
【図４】上記図３に示す状態時に於けるアンテナの放射
特性を示す図。
特性を示す図。
【図５】上記実施形態に於ける平面アンテナの放射特性
を上記実施形態とは異なる他の筐***置に設けた場合の
放射特性を示す図。
を上記実施形態とは異なる他の筐***置に設けた場合の
放射特性を示す図。
【図６】上記実施形態に適用可能な平面アンテナのう
ち、セラミックアンテナに含まれるワイヤカップルドア
ンテナ（チップマウントタイプ）の構成を示す図。
ち、セラミックアンテナに含まれるワイヤカップルドア
ンテナ（チップマウントタイプ）の構成を示す図。
【図７】上記実施形態に適用可能な平面アンテナのう
ち、セラミックアンテナに含まれるパツチアンテナの構
成を示す図。
ち、セラミックアンテナに含まれるパツチアンテナの構
成を示す図。
【図８】 上記実施形態に適用可能な平面アンテナのう
ち、逆Ｆアンテナの構成を示す図。
ち、逆Ｆアンテナの構成を示す図。
【図９】本発明の第２実施形態に於ける平面アンテナの
配置状態を示す図。
配置状態を示す図。
【図１０】上記第２実施形態に於けるアンテナの放射特
性を示す図。
性を示す図。
【図１１】本発明の第３実施形態に於ける平面アンテナ
の実装構造を示す図。
の実装構造を示す図。
【図１２】本発明の第４実施形態に於ける同軸ケーブル
を含めた平面アンテナの実装構造を示す図。
を含めた平面アンテナの実装構造を示す図。
【図１３】本発明の第５実施形態に於ける平面アンテナ
の実装構造を示す図。
の実装構造を示す図。
【図１４】本発明の第６実施形態に於ける平面アンテナ
の実装構造を示す図。
の実装構造を示す図。
１…ノート型パーソナルコンピュータの本体（ＰＣ本
体）、 ２…表示部筐体（液晶ディスプレイ筐体）、 ２Ａ…導電カバー部材、 ２Ｂ…開口部、 ３…ヒンジ機構、 ４…表示パネル（液晶ディスプレイパネル）、 １１…平面アンテナ、 １１Ｃ…同軸ケーブル、 １２…ＣＰＵ、 １３…ＲＦモジュール（高周波モジュール）、 １４…液晶ドライブ回路、 ２１…アンテナ支持部材。 ２２…開閉ロックボタン。
体）、 ２…表示部筐体（液晶ディスプレイ筐体）、 ２Ａ…導電カバー部材、 ２Ｂ…開口部、 ３…ヒンジ機構、 ４…表示パネル（液晶ディスプレイパネル）、 １１…平面アンテナ、 １１Ｃ…同軸ケーブル、 １２…ＣＰＵ、 １３…ＲＦモジュール（高周波モジュール）、 １４…液晶ドライブ回路、 ２１…アンテナ支持部材。 ２２…開閉ロックボタン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀口 義則 東京都青梅市末広町２丁目９番地 株式会 社東芝青梅工場内 (72)発明者 岩原 弘樹 東京都青梅市末広町２丁目９番地 株式会 社東芝青梅工場内 (72)発明者 宮坂 敏樹 東京都青梅市末広町２丁目９番地 株式会 社東芝青梅工場内 (72)発明者 関根 秀一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町１番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Ｆターム(参考） 5J046 AA02 AA04 AA05 AB00 AB13 MA08 5J047 AA02 AA04 AA05 AB13 EF05
Claims (12)
- 【請求項１】 表示パネルを設けた表示部筐体を有して
なる情報処理装置に於いて、前記表示部筐体に、アンテ
ナを表示部筐体から突出させない状態に設け、当該アン
テナを用いて外部装置との間で無線データ通信を行うこ
とを特徴とした情報処理装置。 - 【請求項２】 表示パネルを実装し下端部に設けたヒン
ジ機構を介して装置本体に回動可能に支持された表示部
筐体を有してなる情報処理装置に於いて、前記表示部筐
体が閉じられた状態にあるとき外部に露出する前記表示
部筐体の所定部位に平面アンテナを配置したことを特徴
とする情報処理装置。 - 【請求項３】 表示パネルを実装し下端部に設けたヒン
ジ機構を介して装置本体に回動可能に支持された表示部
筐体を有してなる情報処理装置に於いて、前記表示部筐
体が開放状態にあるとき外部に露出する前記表示部筐体
の所定部位に平面アンテナを配置したことを特徴とする
情報処理装置。 - 【請求項４】 表示パネルを実装し下端部に設けたヒン
ジ機構を介して装置本体に回動可能に支持された表示部
筐体を有してなる情報処理装置に於いて、前記表示部筐
体の上面部に平面アンテナを配置したことを特徴とする
情報処理装置。 - 【請求項５】 表示パネルを実装し下端部に設けたヒン
ジ機構を介して装置本体に回動可能に支持された表示部
筐体を有してなる情報処理装置に於いて、前記表示部筐
体上面の略中央部に平面アンテナを配置したことを特徴
とする情報処理装置。 - 【請求項６】 表示パネルを実装し下端部に設けたヒン
ジ機構を介して装置本体に回動可能に支持された表示部
筐体を有してなる情報処理装置に於いて、 前記表示部筐体の上面部に設けられた平面アンテナと、 前記表示部筐体内の一側部に設けられた表示ドライバ回
路と、 前記表示部筐体内の他側部を介して前記平面アンテナと
前記装置本体との間に布線された同軸ケーブルとを具備
してなることを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項７】 表示パネルを実装し下端部に設けたヒン
ジ機構を介して装置本体に回動可能に支持された表示部
筐体を有してなる情報処理装置に於いて、 前記表示部筐体の上面略中央部に設けられた平面アンテ
ナと、 前記平面アンテナの放射方向を除いて前記平面アンテナ
の周囲を電気的に遮蔽するシールド手段とを具備してな
ることを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項８】 表示パネルを実装し下端部に設けたヒン
ジ機構を介して装置本体に回動可能に支持された表示部
筐体を有してなる情報処理装置に於いて、 前記表示部筐体の自由端略中央部に設けられた開閉ロッ
ク釦と、 前記開閉ロック釦に内装された平面アンテナとを具備し
てなることを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項９】 前記平面アンテナは、その指向性パター
ンが前記表示パネルの前方及び後方へ拡がりをもつよう
に配置される請求項１又は２又は３又は４又は５又は６
又は７又は８記載の情報処理装置。 - 【請求項１０】 前記平面アンテナは、その指向性パタ
ーンが前記表示パネルの前方視で上方へ拡がりをもつよ
うに配置される請求項１又は２又は３又は４又は５又は
６又は７又は８記載の情報処理装置。 - 【請求項１１】 前記平面アンテナは、その指向性パタ
ーンが前記表示パネルの側面視で前面及び背面から上方
へ拡がりをもつように配置される請求項１又は２又は３
又は４又は５又は６又は７記載の情報処理装置。 - 【請求項１２】 前記平面アンテナを前記表示部筐体に
回動可能に設けた請求項１又は２又は３又は４又は５又
は６又は７又は８記載の情報処理装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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