JP2001168016A - 荷電粒子線露光装置と露光システム及びそれらの制御方法及びデバイス製造方法 - Google Patents

荷電粒子線露光装置と露光システム及びそれらの制御方法及びデバイス製造方法

Info

Publication number
JP2001168016A
JP2001168016A JP35348299A JP35348299A JP2001168016A JP 2001168016 A JP2001168016 A JP 2001168016A JP 35348299 A JP35348299 A JP 35348299A JP 35348299 A JP35348299 A JP 35348299A JP 2001168016 A JP2001168016 A JP 2001168016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure
charged particle
particle beam
pattern
partial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP35348299A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Muraki
真人 村木
Takasumi Yui
敬清 由井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP35348299A priority Critical patent/JP2001168016A/ja
Priority to US09/733,973 priority patent/US6515409B2/en
Publication of JP2001168016A publication Critical patent/JP2001168016A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • H01J37/3174Particle-beam lithography, e.g. electron beam lithography
    • H01J37/3177Multi-beam, e.g. fly's eye, comb probe
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y40/00Manufacture or treatment of nanostructures
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/302Controlling tubes by external information, e.g. programme control
    • H01J37/3023Programme control
    • H01J37/3026Patterning strategy
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/30Electron or ion beam tubes for processing objects
    • H01J2237/317Processing objects on a microscale
    • H01J2237/3175Lithography
    • H01J2237/31769Proximity effect correction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】露光処理のスループットを維持しながら、近接
効果による悪影響をより効果的に排除することを可能と
し、微細なパターンを、荷電粒子線を用いて正確に基板
上に描画することを可能とする。 【解決手段】電子光学系による収差が所定量以下となる
範囲内に納まる大きさを有する要素露光領域(EF)を
複数の部分領域に分割し、該複数の部分領域毎の荷電粒
子線の照射量が設定された露光情報に基づいて、電子ビ
ームによって基板にパターンを描画する。ここで、各部
分領域は露光情報に含まれる照射量でもって対応する部
分領域の全体が連続して走査露光され、この部分領域毎
の走査露光を、当該要素露光領域内の全ての部分領域に
ついて順次実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荷電粒子線露光装
置及びその制御方法に係り、特に、荷電粒子線によって
基板にパターンを描画する荷電粒子線露光装置及びその
制御方法、並びに、該制御方法によって制御された荷電
粒子線露光装置を利用するデバイスの製造方法,及び該
荷電粒子線露光装置を有する露光システムとその制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】荷電粒子線露光装置として、例えば電子
ビーム露光装置やイオンビーム露光装置等がある。荷電
粒子線露光装置は、例えば、半導体集積回路、半導体集
積回路を製造するためのマスク或いはレチクル、LCD
等の表示装置等を形成するための基板(例えば、ウェ
ハ、ガラスプレート等)上に所望のパターンを描画する
ために使用される。
【0003】一般に荷電粒子線露光においては、露光す
べきバターンを複数の要素露光領域に分割し、この要素
露光領域内で荷電粒子によるラスター走査によるパター
ンの描画を行う。ここで、要素露光領域の大きさは、当
該装置の電子光学系による収差の影響が少ない範囲で、
露光処理のスループットを上げるために極力大きく設定
される。
【0004】荷電粒子線を用いてウエハ上にパターン形
成を行う場合、ウエハに照射した荷電粒子がレジスト中
及び基板で散乱することにより設計通りのパターンが得
られなくなるという、いわゆる近接効果の問題があるこ
とが知られている。この近接効果の影響により、描画密
度が低い部分の細いパターン(例えば、孤立した細いパ
ターン)ではパターンが設計値より細くなってしまい、
また、描画密度が高い部分のパターン(例えば大きなパ
ターンに挟まれたパターン)では分離されるべきパター
ンがつながってしまうということが生じる。
【0005】そこで、描画パターンに応じて上述の近接
効果の影響を排除するように照射量(ドーズ量)を制御
しながら,各要素露光領域にパターンを描画する方法が
採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法の一例とし
て、1ドット毎の照射量を制御しながらパターンの描画
を行う方法がある。しかしながら、この方法では、1ド
ットを描画する毎に照射量の設定動作を行うことにな
り、露光処理のスループットが実用的ではなくなってし
まう。
【0007】このような問題に対処するためには、図9
に示すように、要素露光領域を更に細かい部分領域に分
割して、各部分領域毎にドーズ量を設定することが考え
られる。例えば、図9に示すように、要素露光領域を4
つの部分領域91〜94に分けて、それぞれの部分領域
についてドーズ量を設定する(Dose(1)、Dose(2)、Dose
(3)、Dose(4))ことが考えられる。
【0008】ところが、この場合も依然としてスループ
ットは低いものとなってしまう。すなわち、図示からも
明らかなように一本の走査線が2つの部分領域にまたが
るので、例えば1番目の走査の途中でドーズ量を変更し
(Dose(1)からDose(2)へ変更)、更に2番目の走査の開
始時に再びドーズ量をもとに戻す(Dose(2)からDose(1)
へ戻す)といった処理が必要となる。
【0009】このように、要素露光領域を更に分割した
部分領域毎にドーズ量を設定しようとしても、頻回にド
ーズ量を変更する必要が生じてしまい、照射量を切り換
えるためのブランカ制御回路へのデータ転送やデータの
設定(セットリング)に要する時間が増加し、露光処理
のスループットの大幅な低下を招くことになる。
【0010】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
のであり、露光処理のスループットを維持しながら、近
接効果による悪影響をより効果的に排除することが可能
な荷電粒子露光装置及びその制御方法を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の一態様による荷電粒子線露光装置は例えば
以下の構成を備える。すなわち、電子光学系による収差
が所定量以下となる範囲内に納まる大きさを有する要素
露光領域を複数の部分領域に分割し、該複数の部分領域
毎の荷電粒子線の照射量が設定された露光情報に基づい
て、荷電粒子線によって基板にパターンを描画する荷電
粒子線露光装置であって、前記露光情報に含まれる照射
量でもって対応する部分領域の全体を連続して走査露光
してパターンを描画する走査露光手段と、前記走査露光
手段による走査露光を、前記要素露光領域内の全ての部
分領域について順次実行させて、当該要素露光領域にパ
ターンを描画する実行手段とを備える。
【0012】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の態様による露光システムは例えば以下の構成を備
える。すなわち、露光情報に基づいて、荷電粒子線によ
って基板にパターンを描画する荷電粒子線露光装置を有
した露光システムであって、前記電子光学系による収差
が所定量以下となる範囲内に納まる大きさを有する要素
露光領域を複数の部分領域に分割し、該複数の部分領域
毎の荷電粒子線の照射量を描画パターンに基づいて決定
する決定手段と、前記部分領域の各々に関して、前記決
定手段で決定された照射量と描画パターンを含む露光情
報を前記荷電粒子露光装置に提供する提供手段と、前記
露光情報に含まれる照射量でもって対応する部分領域の
全体を連続して走査露光してパターンを描画する走査露
光手段と、前記走査露光手段による走査露光を、前記要
素露光領域内の全ての部分領域について順次実行させ
て、当該要素露光領域にパターンを描画する実行手段と
を備える。
【0013】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の態様による荷電粒子露光装置の制御方法は例えば
以下の工程を備える。すなわち、電子光学系による収差
が所定量以下となる範囲内に納まる大きさを有する要素
露光領域を複数の部分領域に分割し、該複数の部分領域
毎の荷電粒子線の照射量が設定された露光情報に基づい
て、荷電粒子線によって基板にパターンを描画する荷電
粒子線露光装置の制御方法であって、前記露光情報に含
まれる照射量でもって対応する部分領域の全体を連続し
て走査露光してパターンを描画する走査露光工程と、前
記走査露光工程による走査露光を、前記要素露光領域内
の全ての部分領域について順次実行させて、当該要素露
光領域にパターンを描画する実行工程とを備える。
【0014】また、上記の目的を達成するための本発明
の他の態様による露光システムの制御法法は例えば以下
の工程を備える。すなわち、露光情報に基づいて、荷電
粒子線によって基板にパターンを描画する荷電粒子線露
光装置を有した露光システムの制御方法であって、前記
電子光学系による収差が所定量以下となる範囲内に納ま
る大きさを有する要素露光領域を複数の部分領域に分割
し、該複数の部分領域毎の荷電粒子線の照射量を描画パ
ターンに基づいて決定する決定工程と、前記部分領域の
各々に関して、前記決定工程で決定された照射量と描画
パターンを含む露光情報を前記荷電粒子露光装置に提供
する提供工程と、前記露光情報に含まれる照射量でもっ
て対応する部分領域の全体を連続して走査露光してパタ
ーンを描画する走査露光工程と、前記走査露光工程によ
る走査露光を、前記要素露光領域内の全ての部分領域に
ついて順次実行させて、当該要素露光領域にパターンを
描画する実行工程とを備える。
【0015】また、上記の目的を達成する本発明によれ
ば、上記記載の制御方法によって荷電粒子線露光装置を
制御しながら、基板にパターンを描画する工程を含むデ
バイスの製造方法が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】この実施の形態では、荷電粒子線
露光装置の一例として、電子ビーム露光装置について説
明する。ただし、本発明は、電子ビーム露光装置のみな
らず、例えばイオンビーム露光装置等にも適用すること
ができる。
【0017】図1は、本発明の好適な実施の形態に係る
電子ビーム露光装置の概略図である。図1において、1
は、カソード1a、グリッド1b、アノード1cを含む
電子銃である。カソード1aから放射された電子は、グ
リッド1bとアノード1cとの間に、電子源ESとして
のクロスオーバ像を形成する。
【0018】電子源ESから放射される電子は、コンデ
ンサーレンズ2を介して要素電子光学系アレイ3に照射
される。このコンデンサーレンズ2は、例えば3枚の開
口電極で構成される。
【0019】要素電子光学系アレイ3は、図2(B)に
示すように、電子銃1側から光軸AXに沿って順に配置
されたアパーチャアレイAA、ブランカアレイBA、要
素電子光学系アレイユニットLAU、ストッパアレイS
Aで構成される。なお、要素電子光学系アレイ3の詳細
については後述する。
【0020】要素電子光学系アレイ3は、電子源ESの
中間像を複数形成し、各中間像は後述する縮小電子光学
系4によってウェハ等の基板5上に縮小投影される。こ
れにより、基板5上には、同一の形状を有する複数の電
子源像が形成される。要素電子光学系アレイ3は、複数
の中間像が縮小電子光学系4を介して基板5上に縮小投
影される際に発生する収差を補正するように、該複数の
中間像を形成する。
【0021】縮小電子光学系4は、第1投影レンズ41
と第2投影レンズ42とからなる対称磁気ダブレット及
び第1投影レンズ43と第2投影レンズ44とからなる
対称磁気ダブレットで構成される。第1投影レンズ41
(43)の焦点距離をf1、第2投影レンズ42(4
4)の焦点距離をf2とすると、この2つのレンズ間の
距離はf1+f2である。
【0022】光軸AX上の物点は、第1投影レンズ41
(43)の焦点位置にあり、その像点は第2投影レンズ
42(44)の焦点に結ぶ。この像は−f2/f1に縮
小される。また、この露光装置100では、2つのレン
ズ磁界が互いに逆方向に作用する様に決定されているの
で、理論上は、球面収差、等方性非点収差、等方性コマ
収差、像面湾曲収差、軸上色収差の5つの収差を除い
て、他のザイデル収差および回転と倍率に関する色収差
が打ち消される。
【0023】6は、要素電子光学系アレイ3からの複数
の電子ビームを偏向させて、複数の電子源像を基板5上
でX、Y方向に略同一の変位量だけ変位させる偏向器で
ある。偏向器6は、図示はされていないが、偏向幅が広
い場合に用いられる主偏向器と、偏向幅が狭い場合に用
いられる副偏向器で構成されている。主偏向器は電磁型
偏向器で、副偏向器は静電型偏向器である。
【0024】7は、偏向器6を作動させた際に発生する
偏向収差による電子源像の焦点位置のずれを補正するダ
イナミックフォーカスコイルであり、8は、偏向により
発生する偏向収差の非点収差を補正するダイナミックス
ティグコイルである。
【0025】9は、基板5を載置し、光軸AX(Z軸)
方向とZ軸回りの回転方向に移動可能なθ-Zステージ
であって、ステージ基準板10が固設されている。
【0026】11は、θ-Zステージを載置し、光軸A
X(Z軸)と直交するXY方向に移動可能なXYステー
ジである。
【0027】12は、電子ビームによってステージ基準
板10上のマークが照射された際に生じる反射電子を検
出する反射電子検出器である。
【0028】次に、図2(A)及び(B)を参照して要
素電子光学系アレイ3の構成について説明する。前述し
たように、要素電子光学系アレイ3は、アパーチャアレ
イAA、ブランカアレイBA、要素電子光学系アレイユ
ニットLAU、ストッパアレイSAで構成される。図2
(A)は、電子銃1側から要素電子光学系アレイ3を見
た図であり、図2(B)は、図2(A)のA−A’断面
図である。
【0029】アパーチャアレイAAは、図2(A)に示
すように、基板に複数の開口を設けた構造を有し、コン
デンサーレンズ2からの電子ビームを複数の電子ビーム
に分割する。
【0030】ブランカアレイBAは、アパーチャアレイ
AAで形成された各電子ビームを個別に偏向させる偏向
器を一枚の基板上に複数形成したものである。図3は、
ブランカアレイBAに形成された1つの偏向器を抜き出
して示した図である。ブランカアレイBAは、複数の開
口APが形成された基板31と、開口APを挟んだ一対
の電極で構成され、偏向機能を有するブランカ32と、
ブランカ32を個別にオン・オフさせるための配線Wと
を有する。図4は、ブランカアレイBAを下方から見た
図である。
【0031】要素電子光学系アレイユニットLAUは、
同一平面内に複数の電子レンズが2次元的に配列して形
成された電子レンズアレイである第1電子光学系アレイ
LA1及び第2電子光学系アレイLA2で構成される。
【0032】図5は、第1電子光学系アレイLA1を説
明する図である。第1電子レンズアレイLA1は、各
々、複数の開口に対応するドーナツ状電極が複数配列さ
れた上部電極板UE、中間電極板CE及び下部電極板L
Eの3枚を有し、絶縁物を介在させて、これらの3枚の
電極板を積層した構造を有する。
【0033】XY座標が互いに等しい上部、中間及び下
部電極板のドーナツ状電極は、一つの電子レンズ(いわ
ゆるユニポテンシャルレンズ)ULを構成する。各電子
レンズULの上部電極板のドーナツ状電極は、共通の配
線W1によりLAU制御回路112に接続され、各電子
レンズULの下部電極板のドーナツ状電極は、共通の配
線W3によりLAU制御回路112に接続されている。
上部電極板のドーナツ状電極及び下部電極板のドーナツ
状電極の間には、電子ビームの加速電位が印加される。
各電子レンズの中間電極板のドーナツ状電極には、個別
の配線W2を介してLAU制御回路112から適切な電
位が供給される。これにより、各電子レンズの電子光学
的パワー(焦点距離)を所望の値に設定することができ
る。
【0034】第2電子光学系アレイLA2も、第1電子
光学系アレイLA1と同様の構造及び機能を有する。
【0035】図2(B)に示すように、要素電子光学系
アレイユニットLAUでは、XY座標が互いに等しい第
1電子レンズアレイLA1の電子レンズと第2電子レン
ズアレイLA2の電子レンズとで一つの要素電子光学系
ELが構成される。
【0036】アパーチャアレイAAは、各要素電子光学
系ELの略前側焦点位置に位置する。従って、各要素電
子光学系ELは、その略後側焦点位置に、分割された各
電子ビームにより電子源ESの中間像を形成する。ここ
で、中間像が縮小電子光学系4を介して基板5に縮小投
影される際に発生する像面湾曲収差を補正するように、
要素電子光学系EL毎に、中間電極板のドーナツ状電極
に印加する電位を調整することにより電子レンズの電子
光学的パワーを調整し、中間像形成位置が調整される。
【0037】ストッパアレイSAは、アパーチャアレイ
AAと同様に、基板に複数の開口が形成された構造を有
する。ブランカアレイBAで偏向された電子ビームは、
その電子ビームに対応したストッパアレイSAの開口の
外に照射され、基板によって遮られる。
【0038】次に、図6を用いて要素電子光学系アレイ
3の機能について説明する。電子源ESから放射される
電子はコンデンサーレンズ2を通過し、これにより略平
行な電子ビームが形成される。そして、略平行な電子ビ
ームは、複数の開口を有するアパーチャアレイAAによ
って、複数の電子ビームに分割される。分割された電子
ビームの各々は要素電子光学系EL1〜EL3に入射
し、各要素電子光学系の略前側焦点位置に電子源ESの
中間像img1〜img3を形成する。そして、各中間
像は、縮小電子光学系4を介して被露光面である基板5
に投影される。
【0039】ここで、複数の中間像が被露光面に投影さ
れる際に発生する像面歪曲収差(縮小電子光学系4の光
軸方向における、基板上5の実際の結像位置と理想結像
位置とのずれ)を補正するために、前述のように、複数
の要素電子光学系の光学特性を個別に設定し、光軸方向
の中間像形成位置を要素電子光学系毎に異ならせてい
る。
【0040】また、ブランカアレイBAのブランカB1
〜B3と、ストッパアレイSAのストッパS1〜S3と
によって、各電子ビームを基板5上に照射させるか否か
が個別に制御される。なお、図6では、ブランカB3が
オンしているため、中間像img3を形成すべき電子ビ
ームは、ストッパアレイSAの開口S3を通過せず、ス
トッパアレイSAの基板により遮断される。
【0041】図7は、図1に示す電子ビーム露光装置1
00の制御系の構成を示す図である。BA制御回路11
1は、ブランカアレイBAの各ブランカのオン・オフを
個別に制御する制御回路、LAU制御回路112は、レ
ンズアレイユニットLAUを構成する電子レンズELの
焦点距離を制御する制御回路、D_STIG制御回路1
13は、ダイナミックスティグコイル8を制御して縮小
電子光学系4の非点収差を補正するための制御回路、
D_FOCUS制御回路114は、ダイナミックフォー
カスコイル7を制御して縮小電子光学系4のフォーカス
を調整するための制御回路、偏向制御回路115は、偏
向器6を制御する制御回路、光学特性制御回路116
は、縮小電子光学系4の光学特性(倍率、歪曲)を調整
する制御回路である。反射電子検出回路117は、反射
電子検出器12からの信号より反射電子量を演算する回
路である。
【0042】ステージ駆動制御回路118は、θ−Zス
テージ9を駆動制御すると共に、XYステージ11の位
置を検出するレーザ干渉計LIMと共同してXYステー
ジ11を駆動制御する制御回路である。
【0043】副制御部120は、メモリ121に格納さ
れた露光制御データをインターフェース122を介して
読み出して、これに基づいて制御回路111〜116及
び118を制御すると共に、反射電子検出回路117を
制御する。主制御部123は、この電子ビーム露光装置
100の全体を統括的に制御する。
【0044】次に、図7を参照しながら図1に示す電子
ビーム露光装置100の概略的な動作を説明する。
【0045】副制御部120は、メモリ121から露光
制御データを読み出して、該露光制御データから偏向器
6を制御するための制御データとして偏向制御データ
(主偏向器基準位置、副偏向器基準位置、主偏向ステー
ジ追従データ、偏向制御データ)を抽出して偏向制御回
路115に提供すると共に、該露光制御データからブラ
ンカアレイBAの各ブランカを制御するための制御デー
タとしてブランカ制御データ(例えば、ブランカのオン
オフを制御するドット制御データ、部分露光量生き毎の
ドーズ量を制御するドーズ制御データ)を抽出してBA
制御回路111に提供する。
【0046】偏向制御回路115は、偏向制御データに
基づいて偏向器6を制御し、これにより複数の電子ビー
ムを偏向させ、これと同時に、BA制御回路111は、
ブランカアレイBAの各ブランカを制御し、これにより
基板5に描画すべきパターンに応じてブランカをオン・
オフさせる。また、基板5にパターンを描画するために
複数の電子ビームにより基板5を走査する際、XYステ
ージ11はy方向に連続的に駆動され、このXYステー
ジ11の移動に追従するように、複数の電子ビームが偏
向器6によって偏向される。
【0047】各電子ビームは、図8に示すように、基板
5上の対応する要素露光領域(EF)を単位として走査
露光する。この電子ビーム露光装置は、各電子ビームに
よる要素露光領域(EF)が2次元に隣接するように設
計されており、複数の要素露光領域(EF)で構成され
るサブフィールド(SF)が1度に露光される。なお、
図8に示す例では、1つの要素露光領域(EF)は、8
×8要素のマトリックスで構成される。このマトリック
スの各要素は、偏向器6により偏向された電子ビームが
基板5に照射される領域(位置)を示している。換言す
ると、8×8要素のマトリックスからなる1つの要素露
光領域(EF)は、1つの電子ビームにより走査露光さ
れる。尚、要素露光領域内における走査露光の形態につ
いては後述する。
【0048】副制御部120は、1つのサブフィールド
(SF1)が露光された後、次のサブフィールド(SF
2)が露光されるように、偏向制御回路115に命じ
て、偏向器6によって、走査露光時のXYステージ11
の走査方向(y方向)と直交する方向(x方向)に複数
の電子ビームを偏向させる。
【0049】このようなサブフィールドの切り換えに伴
って、各電子ビームが縮小電子光学系4を介して縮小投
影される際の収差も変化する。そこで、副制御部120
は、LAU制御回路112、 D_STIG制御回路1
13及びD_FOCUS制御回路114に命じて、変化
した収差を補正するように、レンズアレイユニットLA
U、ダイナミックスティグコイル8及びダイナミックフ
ォーカスコイル7を調整する。
【0050】サブフィールドの切り換え後、再度、複数
の電子ビームにより各々対応する要素露光領域(EF)
の露光を実行することにより、2つ目のサブフィールド
(SF2)が露光される。この様にして、図8に示すよ
うに、サブフィールドSF1〜SF6の露光を順次実行
することにより、走査露光時のXYステージ11の走査
方向(y方向)と直交する方向(x方向)に並ぶサブフ
ィールドSF1〜SF6で構成されるメインフィールド
(MF)の露光が完了する。
【0051】このようにして図8に示す1つ目のメイン
フィールド(MF1)の露光が完了した後、副制御部1
20は、偏向制御回路115に命じて、順次、XYステ
ージ11の走査方向(y方向)に並ぶメインフィールド
(MF2、MF3、MF3、MF4・・・)に複数の電子
ビームを偏向させてると共に露光を実行する。これによ
り、図8に示すように、メインフィールド(MF2、M
F3、MF3、MF4・・・)で構成されるストライプ領
域(STRIPE1)の露光が実行される。
【0052】次いで、副制御部120は、ステージ駆動
制御回路118に命じてXYステージ11をx方向にス
テップ移動させ、次のストライプ領域(STRIPE
2)の露光を実行する。
【0053】次に、各要素露光領域における走査露光の
制御について説明する。図10は本実施形態による走査
露光順序を説明する図である。本実施形態では、図10
に示されるように、各要素露光領域を4つの部分領域1
01〜104に分割し、各部分領域毎にドーズ量を設定
する。なお、本例では、要素露光領域を4つに分割する
例を示すが、分割数はこれに限られるものではない。た
だし、各部分領域の大きさは、近接効果の影響を効果的
に排除するために、電子ビームの後方散乱径を有する円
よりも小さいことが好ましい。そして、各部分領域に対
するドーズ量を後述の手順により決定し、決定されたド
ーズ量で個々の部分領域の走査露光を連続して実行し、
当該部分領域内のパターン描画を完了させる。すなわ
ち、走査露光は部分領域を単位として部分領域毎に描画
を完結させ、そのドーズ量も部分領域毎に設定される。
【0054】本実施形態では、図10に示されるよう
に、部分領域(本実施形態では8×8ドットの要素露光
領域を4分割しているので4×4ドットの領域となる)
が、電子ビームによってラスタ走査されて(x方向を主
走査方向、y方向を副走査方向とする)、パターンが描
画される。この、各部分領域内の走査露光は、上述した
ようにXYステージ11をy方向に移動させながら行
う。
【0055】以上の処理を当該要素露光領域内の全ての
部分領域に対して設定されたドーズ量で順次実行し、当
該要素露光領域内の描画を完了させる。このとき、処理
対象とする部分領域の選択順序は、図10においてDose
(1)の部分領域101→Dose(2)の部分領域102→Dose
(3)の部分領域103→Dose(4)の部分領域104という
順序で部分領域を選択し、走査露光を完了させていくの
が好ましい。すなわち、電子ビームのラスタ走査と同様
に、x方向に連続する部分領域を順次に選択し、これを
y方向に繰り返すのが好ましい。なお、本明細書におい
て、このような選択順序をラスタ順次による選択と称す
る。
【0056】次に、近接効果補正のために行われるドー
ズ量(電子ビームの照射量)の決定方法について以下説
明する。
【0057】本実施形態では、近接効果補正を行うため
に公知の技術である面積密度マップ法若しくは代表図形
法を応用する。なお、本実施形態では、露光制御データ
(ドット制御データ及びドーズ量制御データを含む)は
外部の情報処理装置によって生成され、電子ビーム露光
装置に提供される。
【0058】図18は、本発明の好適な実施の形態に係
る露光システムの構成を示す図である。この露光システ
ムは、図1に示す電子ビーム露光装置100と、情報処
理装置200とを通信ケーブル210で接続してなる。
情報処理装置200は、例えば、露光パターンデータを
通信回線220を介して他の情報処理装置から取得し、
この露光パターンデータに基づいて、電子ビーム露光装
置100に適合した圧縮された露光制御データを生成
し、通信ケーブル210を介して電子ビーム露光装置1
00に提供する。
【0059】より具体的には、情報処理装置200は、
通信回線220を介して他の情報処理装置から露光パタ
ーンデータを取得して格納部201に格納する。ここ
で、露光パターンデータは、それが格納されたメモリ媒
体(例えば、磁気テープ、ディスク等)から取得しても
よい。
【0060】次いで、情報処理装置200は、制御デー
タ生成部202において、露光パターンデータに基づい
て、電子ビーム露光装置100の露光動作を制御するた
めの露光制御データ(例えば、ブランカのオンオフを制
御するためのドット制御データ、各部分領域のドーズ量
を制御するためのドーズ量制御データ、偏向器を制御す
るための偏向制御データ等を含む)を生成する。
【0061】次いで、情報処理装置200は、生成した
露光制御データを、例えば通信ケーブル210を介し
て、電子ビーム露光装置100に提供する。
【0062】電子ビーム露光装置100は、受信した露
光制御データをメモリ121に格納し、格納した露光制
御データを適宜読み出し、読み出された露光制御データ
に従って走査露光を実行する。
【0063】さて、上記構成において、情報処理装置2
00は各部分領域に対応するドーズ量を決定する。すな
わち、上述したように、露光制御データ生成部202に
おいてドーズ量制御データを生成する。以下では、ま
ず、面積密度マップ法を応用したドーズ量の決定法につ
いて説明する。
【0064】図11は面積密度マップ方を応用したドー
ズ量の決定手順を説明するフローチャートである。ま
た、図13は描画されるパターンを部分領域を単位とし
て分割した様子を示す図である。
【0065】まず、ステップS201において、ドーズ
量を決定するべき部分領域を中心として、近接効果の影
響が及ぶと想定される領域(近接効果領域)内に含まれ
る部分領域を抽出し、これら部分領域の各々における電
子ビーム照射の面積密度(パターン面積密度)を求め
る。
【0066】図13を用いて説明すると、部分領域PF
(0)はドーズ量を決定する部分領域である。ここで、
Rは部分領域PF(0)を中心とした、ウエハでの電子
ビームの後方散乱径σbの3倍程度の円であり、ステッ
プS201ではその円内に含まれる部分領域を選択す
る。図11の例では、PF(1)〜PF(8)が選択さ
れる。すなわち、選択された部分領域は、ドーズ量を決
定すべき部分領域PF(0)に近接効果の影響を与える
ものと想定している。
【0067】そして、先に得られた部分領域PF(i)
の電子ビームの照射回数Niより部分領域PF(i)の
パターン面積密度αを、 α=Ni/Nmax (ここで、i=0〜8、Nmaxは部分領域内の配列位置
の数を表わす)によって求める。
【0068】次に、ステップS202では、各部分領域
のパターン面積密度αを用いて、ステップS201で
選択された部分領域(ドーズ量を決定する部分領域と、
近接効果領域内の部分領域)との間でパターン面積密度
の平滑化を行い、αavを求める。
【0069】αav=Σα/(imax+1) ここでimaxは、ステップS201で選択された部分領
域の数である。
【0070】次にステップS203において、平滑され
たパターン面積密度に基づいて、ドーズ量を決定すべき
部分領域PF(0)における一照射あたりの照射時間t
(一照射当たりのドーズ量に対応する)を、 t=ts×(1+η)/(1+2×η×αav) により算出し、これを当該部分領域PF(0)のドーズ
量に決定する。
【0071】次に、代表図形法を応用したドーズ量の決
定方法を説明する。図12は代表図形法を用いたドーズ
量の決定処理を説明するフローチャートである。
【0072】まず、ステップS301において、上述し
た面積密度マップ法と同様に、図13に示すようにドー
ズ量を決定すべき部分領域PF(0)を中心とし、その
径がウエハでの電子ビームの後方散乱径σbの3倍程度
の円内に含まれる部分領域を選択する。そして、先に得
られた部分領域PF(i)の複数の電子ビームの照射位
置の平均値を計算し、その平均値を部分領域PF(i)
で描画されるパターンの重心位置(Xi,Yi)とす
る。
【0073】次にステップS302において、先に得ら
れた部分領域PF(i)における電子ビームの照射回数
Niより、各部分領域で描画されるパターンの代表図形
サイズAiを、 Ai=√Ni により求める。
【0074】次に,ステップS303において、計算さ
れた各部分領域の重心位置及び代表図形サイズに基づい
て修正対象の部分領域の一照射当たりの照射時間t(位
置照射当たりのドーズ量に対応する)を下記の式を用い
て算出する。
【0075】t=ts×(1-η)Σ[erf{(Xi-X0+Ai)/σb}-erf
{(Xi-X0-Ai)/σb}×erf{(Yi-Y0+Ai)/σb}-erf{(Yi-Y0-A
i)/σb}] ここで、ηは後方散乱係数、tsは近接効果を補正する
前に設定された標準の一照射当たりの照射時間、erf
(P)=1/2√π∫ε-u2duである。
【0076】次に本実施形態によるブランカアレイBA
の制御について説明する。
【0077】図14は、本実施形態による副制御部12
0の一部(BA制御回路に関わる部分)とBA制御回路
111の詳細構成を示すブロック図である。メモリ12
1には、上述したように、外部情報処理装置で生成され
た露光制御データ(部分領域毎のドット制御データ及び
ドーズ量制御データを含む)が圧縮されて格納される。
【0078】駆動制御部DRVCNTは、走査露光を行
う部分領域に関する露光制御データ(部分領域毎のドッ
ト制御データ及びドーズ量制御データを含む)を、イン
ターフェース122を介してメモり121から取得す
る。本実施形態では、マルチ電子ビーム方式の露光装置
を用いているので、電子ビームの数(同時に走査露光さ
れる領域の数)分の露光制御データを取得し、伸長処理
を施す。そして、各ブランカを駆動する駆動部DRV
1、2、3…にドーズ量データ(DATA1、2、3
…)を送る。各駆動部DRV1、2、3…は、受信した
ドーズ量データに従って決定される照射時間だけオンす
るパルス信号を生成し、出力する。各駆動部DRV1、
2、3…から出力されるパルス信号は、それぞれAND
1、2、3…に入力される。AND1、2、3…の各々
の出力は、各ブランカ(BLK1、2、3…)に供給さ
れる。
【0079】一方、ドット制御データに基づいて、パタ
ーンの描画に際しての各ドットのオンオフを示す信号
(DOT1、2、3…)が生成され、対応するAND
1、2、3…に供給される。
【0080】この結果、AND1、2、3…の各出力は
描画パターンに応じたオンオフがなされるとともに、そ
のオン時間が適切なドーズ量を提供するものとなり、適
切なドーズ量での走査露光が実現される。なお、クロッ
ク発生回路は、露光操作時の動作とデータ転送動作との
同期をとるためのクロックを発生する。
【0081】図15は、図14に示したブロック図にお
ける駆動制御部DRVCNTから駆動部DRV1、2、
3…へのデータ転送のタイミングを表わすタイムチャー
トである。各部分領域毎の走査露光開始に先立って、ス
トローブ信号(STB)に同期して各駆動部に露光デー
タとドーズ量データがロードされる。データのロードが
終了するタイミングでスタート信号が送出される。各駆
動部DRV1、2、3…は、このSTART信号により
部分領域の走査露光に対応した駆動制御を開始する。図
15に示されるように、部分領域の走査露光に要する時
間Tcyは、駆動回路DRVへのDATAの転送及び設定
に要するセットリング時間Tsetと電子ビームによる実
際の描画時間Texpとの和となる。
【0082】図9に示したような走査露光において、部
分領域毎にドーズ量を変更しようとすると、駆動回路D
RVへのデータ転送及び設定が頻回に実行され、セット
リング時間Tsetが増加する。これに対して、本実施形
態によれば、図10に示すごとく露光走査を行うので、
セットリング時間は各部分領域について1度しか出現せ
ず、露光スループットの維持と、効果的な近接効果補正
を両立することができる。
【0083】以上説明したように、上記実施形態によれ
ば、要素露光領域よりも小さい部分領域を単位としてド
ーズ量を切り換えることが可能となるとともに、部分領
域毎に走査露光を完結させるようにしたので、図9に示
したようにドーズ量を頻回に切り換えるのに比してデー
タ転送時間を含めた装置のセットリングに要する時間を
減少することができる。すなわち、図14、図15に示
したように、各駆動回路DRVへのデータ(DATA)
の転送及び設定を、各部分領域について1回行えば済
み、後はドット制御データ(DOT:1ビットのオンオ
フで表現できる)のみで部分領域内の描画が行われるこ
とになるので、各駆動回路DRVへのデータ(DAT
A)の転送及び設定に要する時間を減少することができ
る。このため、露光処理のスループットを良好に維持す
るとともに、近接効果による影響に対してきめ細かくド
ーズ量を制御でき、効果的に近接効果の影響を排除でき
る。
【0084】なお、上記実施形態では、マルチ電子ビー
ムタイプの露光装置を用いて説明したが、本発明をシン
グル電子ビームタイプの露光装置にも適用可能であるこ
とはいうまでもない。すなわち、マルチ電子ビームタイ
プの場合には複数の要素露光領域(図10のEF)が同時
に走査露光されるのに対して、シングル電子ビームタイ
プの場合には一度に一つの要素露光領域が走査露光され
るという相違のみであり、上記実施形態で説明した走査
露光手順をそのままシングル電子ビームタイプの露光装
置に適用できることは明らかである。
【0085】[デバイスの製造方法]次に、上記の各実
施の形態に係る電子ビーム露光装置100を利用したデ
バイスの生産方法の実施例を説明する。
【0086】図16は、微小デバイス(ICやLSI等
の半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッ
ド、マイクロマシン等)の製造のフローを示す図であ
る。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路
設計を行なう。ステップ2(露光制御データ作成)では
設計した回路パターンに基づいて情報処理装置200に
おいて露光装置の露光制御データを作成する。一方、ス
テップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いて
ウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前
工程と呼ばれ、ステップ2で作成された露光制御データ
が入力された電子ビーム露光装置100を利用して、リ
ソグラフィ技術によってウエハ上に実際の回路を形成す
る。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ス
テップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チッ
プ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、
ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等
の工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作
製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テス
ト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイ
スが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
【0087】図17は、図16に示すウエハプロセスの
詳細なフローを示す図である。ステップ11(酸化)で
はウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)
ではウエハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電
極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。
ステップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打
ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハに感
光剤を塗布する。ステップ16(露光)では電子ビーム
露光装置100によって回路パターンをウエハに焼付露
光する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現
像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジ
スト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト
剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを
取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことによ
って、ウエハ上に多重に回路パターンが形成される。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
露光処理のスループットを維持しながら、近接効果によ
る悪影響をより効果的に排除することが可能となり、微
細なパターンを、荷電粒子線を用いて正確に基板上に描
画することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態に係る電子ビーム露
光装置の概略図である。
【図2】要素電子光学系アレイの詳細な構成を示す図で
ある。
【図3】ブランカアレイに形成された1つの偏向器を抜
き出して示した図である。
【図4】ブランカアレイを下方から見た図である。
【図5】第1及び第2電子光学系アレイを説明する図で
ある。
【図6】要素電子光学系アレイの機能を説明する図であ
る。
【図7】図1に示す電子ビーム露光装置の制御系の構成
を示す図である。
【図8】図1に示す電子ビーム露光装置による露光の原
理を説明する図である。
【図9】要素露光領域に対する荷電粒子線の一般的な走
査露光を説明する図である。
【図10】要素露光領域に対する荷電粒子線の、本実施
形態による走査露光を説明する図である。
【図11】面積密度マップ方を応用したドーズ量の決定
手順を説明するフローチャートである。
【図12】代表図形法を用いたドーズ量の決定処理を説
明するフローチャートである。
【図13】描画されるパターンを部分領域を単位として
分割した様子を示す図である。
【図14】本実施形態による副制御部120の一部(B
A制御回路に関わる部分)とBA制御回路111の詳細
構成を示すブロック図である。
【図15】図14に示したブロック図における駆動制御
部DRVCNTから駆動部DRV1、2、3…へのデー
タ転送のタイミングを表わすタイムチャートである。
【図16】微小デバイス(ICやLSI等の半導体チッ
プ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマ
シン等)の製造のフローを示す図である。
【図17】図16に示すウエハプロセスの詳細なフロー
を示す図である。
【図18】本発明の好適な実施の形態に係る露光システ
ムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 電子銃 2 コンデンサーレンズ 3 要素電子光学系アレイ 4 縮小電子光学系 5 基板 6 偏向器 7 ダイナミックフォーカスコイル 8 ダイナミックスティグコイル 9 θ-Zステージ 10 基準板 11 XYステージ 12 反射電子検出器 32 ブランカ 100 電子ビーム露光装置 110 CL制御回路 111 BA制御回路 112 LAU制御回路 113 D_STIG制御回路 114 D_FOCUS制御回路 115 偏向制御回路 116 光学特性制御回路 117 反射電子検出回路 118 ステージ駆動制御回路 120 制御系 121 メモリ 122 インターフェース 123 CPU AA アパーチャアレイ BA ブランカアレイ LAU 要素電子光学系アレイユニット SA ストッパアレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 551 Fターム(参考) 2H097 AA03 CA16 LA10 5C033 GG03 5F056 AA12 AA22 CA05 CB03 CB15 CB30 CC12 CC13

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子光学系による収差が所定量以下とな
    る範囲内に納まる大きさを有する要素露光領域を複数の
    部分領域に分割し、該複数の部分領域毎の荷電粒子線の
    照射量が設定された露光情報に基づいて、荷電粒子線に
    よって基板にパターンを描画する荷電粒子線露光装置で
    あって、 前記露光情報に含まれる照射量でもって対応する部分領
    域の全体を連続して走査露光してパターンを描画する走
    査露光手段と、 前記走査露光手段による走査露光を、前記要素露光領域
    内の全ての部分領域について順次実行させて、当該要素
    露光領域にパターンを描画する実行手段とを備えること
    を特徴とする荷電粒子線露光装置。
  2. 【請求項2】 前記部分領域の大きさは、前記基板にお
    ける被露光面での前記荷電粒子線の後方散乱径を有する
    円よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の荷電
    粒子線露光装置。
  3. 【請求項3】 前記走査露光手段は、前記部分領域内を
    ラスタ順次で走査することによりパターンの描画を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の荷電粒子線露光装
    置。
  4. 【請求項4】 前記実行手段は、前記走査露光手段によ
    る走査露光の対象とする部分領域を、前記要素露光領域
    からラスタ順次の選択を行うことを特徴とする請求項1
    に記載の荷電粒子線露光装置。
  5. 【請求項5】 前記走査露光手段は,単一の荷電粒子線
    の軌道を制御してパターンを描画することを特徴とする
    請求項1に記載の荷電粒子線露光装置。
  6. 【請求項6】 前記走査露光手段は、複数の荷電粒子線
    の軌道を制御してパターンを描画し、 前記要素露光領域は、隣接する荷電粒子線との間で隣接
    する領域となるように設定されることを特徴とする請求
    項1に記載の荷電粒子線露光装置。
  7. 【請求項7】 露光情報に基づいて、荷電粒子線によっ
    て基板にパターンを描画する荷電粒子線露光装置を有し
    た露光システムであって、 前記電子光学系による収差が所定量以下となる範囲内に
    納まる大きさを有する要素露光領域を複数の部分領域に
    分割し、該複数の部分領域毎の荷電粒子線の照射量を描
    画パターンに基づいて決定する決定手段と、 前記部分領域の各々に関して、前記決定手段で決定され
    た照射量と描画パターンを含む露光情報を前記荷電粒子
    露光装置に提供する提供手段と、 前記露光情報に含まれる照射量でもって対応する部分領
    域の全体を連続して走査露光してパターンを描画する走
    査露光手段と、 前記走査露光手段による走査露光を、前記要素露光領域
    内の全ての部分領域について順次実行させて、当該要素
    露光領域にパターンを描画する実行手段とを備えること
    を特徴とする露光システム。
  8. 【請求項8】 前記決定手段は、少なくとも注目する部
    分領域の描画パターンに基づいて近接効果の影響を排除
    するべく当該注目する部分領域の走査露光における前記
    荷電粒子線の照射量を決定することを特徴とする請求項
    7に記載の露光システム。
  9. 【請求項9】 前記決定手段は、前記注目する部分領域
    とその周囲の部分領域の描画パターンに基づいて、近接
    効果の影響を排除するべく当該注目する部分領域の走査
    露光における前記荷電粒子線の照射量を決定することを
    特徴とする請求項7に記載の露光システム。
  10. 【請求項10】 前記周囲の部分領域は、前記注目する
    部分領域を中心とした前記荷電粒子線の後方散乱径の3
    倍の径を有する円領域内に含まれる部分領域であること
    を特徴とする請求項9に記載の露光システム。
  11. 【請求項11】 電子光学系による収差が所定量以下と
    なる範囲内に納まる大きさを有する要素露光領域を複数
    の部分領域に分割し、該複数の部分領域毎の荷電粒子線
    の照射量が設定された露光情報に基づいて、荷電粒子線
    によって基板にパターンを描画する荷電粒子線露光装置
    の制御方法であって、 前記露光情報に含まれる照射量でもって対応する部分領
    域の全体を連続して走査露光してパターンを描画する走
    査露光工程と、 前記走査露光工程による走査露光を、前記要素露光領域
    内の全ての部分領域について順次実行させて、当該要素
    露光領域にパターンを描画する実行工程とを備えること
    を特徴とする荷電粒子線露光装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記部分領域の大きさは、前記基板に
    おける被露光面での前記荷電粒子線の後方散乱径を有す
    る円よりも小さい ことを特徴とする請求項11に記載の荷電粒子線露光装
    置の制御方法。
  13. 【請求項13】 前記走査露光工程は、前記部分領域内
    をラスタ順次で走査することによりパターンの描画を行
    うことを特徴とする請求項11に記載の荷電粒子線露光
    装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記実行工程は、前記走査露光工程に
    よる走査露光の対象とする部分領域を、前記要素露光領
    域からラスタ順次の選択を行うことを特徴とする請求項
    11に記載の荷電粒子線露光装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記走査露光工程は、単一の荷電粒子
    線の軌道を制御してパターンを描画することを特徴とす
    る請求項11に記載の荷電粒子線露光装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記走査露光工程は、複数の荷電粒子
    線の軌道を制御してパターンを描画し、前記要素露光領
    域は、隣接する荷電粒子線との間で隣接する領域となる
    ように設定されることを特徴とする請求項11に記載の
    荷電粒子線露光装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 露光情報に基づいて、荷電粒子線によ
    って基板にパターンを描画する荷電粒子線露光装置を有
    した露光システムの制御方法であって、 前記電子光学系による収差が所定量以下となる範囲内に
    納まる大きさを有する要素露光領域を複数の部分領域に
    分割し、該複数の部分領域毎の荷電粒子線の照射量を描
    画パターンに基づいて決定する決定工程と、 前記部分領域の各々に関して、前記決定工程で決定され
    た照射量と描画パターンを含む露光情報を前記荷電粒子
    露光装置に提供する提供工程と、 前記露光情報に含まれる照射量でもって対応する部分領
    域の全体を連続して走査露光してパターンを描画する走
    査露光工程と、 前記走査露光工程による走査露光を、前記要素露光領域
    内の全ての部分領域について順次実行させて、当該要素
    露光領域にパターンを描画する実行工程とを備えること
    を特徴とする露光システムの制御方法。
  18. 【請求項18】 前記決定工程は、少なくとも注目する
    部分領域の描画パターンに基づいて近接効果の影響を排
    除するべく当該注目する部分領域の走査露光における前
    記荷電粒子線の照射量を決定することを特徴とする請求
    項17に記載の露光システムの制御方法。
  19. 【請求項19】 前記決定工程は、前記注目する部分領
    域とその周囲の部分領域の描画パターンに基づいて、近
    接効果の影響を排除するべく当該注目する部分領域の走
    査露光における前記荷電粒子線の照射量を決定すること
    を特徴とする請求項17に記載の露光システムの制御方
    法。
  20. 【請求項20】 前記周囲の部分領域は、前記注目する
    部分領域を中心とした前記荷電粒子線の後方散乱径の3
    倍の径を有する円領域内に含まれる部分領域であること
    を特徴とする請求項19に記載の露光システムの制御方
    法。
  21. 【請求項21】 請求項12乃至請求項22のいずれか
    1項に記載の制御方法によって荷電粒子線露光装置を制
    御しながら、基板にパターンを描画する工程を含むこと
    を特徴とするデバイスの製造方法。
  22. 【請求項22】 電子光学系による収差が所定量以下と
    なる範囲内に納まる大きさを有する要素露光領域を複数
    の部分領域に分割し、該複数の部分領域毎の荷電粒子線
    の照射量が設定された露光情報に基づいて、荷電粒子線
    によって基板にパターンを描画する荷電粒子線露光装置
    を工程の一部に利用するデバイスの製造方法であって、
    前記荷電粒子線露光装置において、 前記電子光学系による収差が所定量以下となる範囲内に
    納まる大きさを有する要素露光領域を複数の部分領域に
    分割し、該複数の部分領域毎の荷電粒子線の照射量を描
    画パターンに基づいて決定する決定工程と、 前記露光情報に含まれる照射量でもって対応する部分領
    域の全体を連続して走査露光してパターンを描画する走
    査露光工程と、 前記走査露光工程による走査露光を、前記要素露光領域
    内の全ての部分領域について順次実行させて、当該要素
    露光領域にパターンを描画する実行工程とを実行するこ
    とを特徴とするデバイスの製造方法。
JP35348299A 1999-12-13 1999-12-13 荷電粒子線露光装置と露光システム及びそれらの制御方法及びデバイス製造方法 Withdrawn JP2001168016A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35348299A JP2001168016A (ja) 1999-12-13 1999-12-13 荷電粒子線露光装置と露光システム及びそれらの制御方法及びデバイス製造方法
US09/733,973 US6515409B2 (en) 1999-12-13 2000-12-12 Charged-particle beam exposure apparatus, exposure system, control method therefor, and device manufacturing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35348299A JP2001168016A (ja) 1999-12-13 1999-12-13 荷電粒子線露光装置と露光システム及びそれらの制御方法及びデバイス製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001168016A true JP2001168016A (ja) 2001-06-22

Family

ID=18431149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35348299A Withdrawn JP2001168016A (ja) 1999-12-13 1999-12-13 荷電粒子線露光装置と露光システム及びそれらの制御方法及びデバイス製造方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6515409B2 (ja)
JP (1) JP2001168016A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005032838A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 Canon Inc 荷電粒子線描画方法および装置ならびにデバイス製造方法
JP2007041090A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Ricoh Co Ltd 電子ビーム描画方法及び電子ビーム描画装置
JP2009237000A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Fujifilm Corp 電子ビーム描画方法、微細パターン描画システム、凹凸パターン担持体の製造方法および磁気ディスク媒体の製造方法

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001283756A (ja) 2000-03-31 2001-10-12 Canon Inc 電子光学系アレイ、これを用いた荷電粒子線露光装置ならびにデバイス製造方法
JP4947841B2 (ja) 2000-03-31 2012-06-06 キヤノン株式会社 荷電粒子線露光装置
JP4585661B2 (ja) * 2000-03-31 2010-11-24 キヤノン株式会社 電子光学系アレイ、荷電粒子線露光装置およびデバイス製造方法
JP2001284230A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Canon Inc 電子光学系アレイ、これを用いた荷電粒子線露光装置ならびにデバイス製造方法
JP4947842B2 (ja) 2000-03-31 2012-06-06 キヤノン株式会社 荷電粒子線露光装置
EP1300870B1 (en) * 2001-10-05 2007-04-04 ICT Integrated Circuit Testing Gesellschaft für Halbleiterprüftechnik mbH Multiple electron beam device
JP2003203836A (ja) 2001-12-28 2003-07-18 Canon Inc 露光装置及びその制御方法並びにデバイス製造方法
US6639221B2 (en) * 2002-01-18 2003-10-28 Nikon Corporation Annular illumination method for charged particle projection optics
JP4017935B2 (ja) * 2002-07-30 2007-12-05 株式会社日立ハイテクノロジーズ マルチビーム型電子線描画方法及び装置
EP2302457B1 (en) * 2002-10-25 2016-03-30 Mapper Lithography Ip B.V. Lithography system
US6803582B2 (en) * 2002-11-29 2004-10-12 Oregon Health & Science University One dimensional beam blanker array
JP4298399B2 (ja) * 2003-06-26 2009-07-15 キヤノン株式会社 電子線装置及び該電子線装置を用いた電子線描画装置
US7005659B2 (en) * 2003-07-08 2006-02-28 Canon Kabushiki Kaisha Charged particle beam exposure apparatus, charged particle beam exposure method, and device manufacturing method using the same apparatus
JP2005032837A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 Canon Inc 荷電粒子描画方法及び該方法を用いたデバイス製造方法
DE102004055149B4 (de) * 2004-11-16 2007-07-19 Leica Microsystems Lithography Gmbh Vorrichtung und Verfahren zum Abbilden eines Mehrfach-Partikelstrahls auf ein Substrat
JP4621076B2 (ja) * 2005-06-21 2011-01-26 株式会社アドバンテスト 電子ビーム露光装置
US8445869B2 (en) 2008-04-15 2013-05-21 Mapper Lithography Ip B.V. Projection lens arrangement
US8890094B2 (en) 2008-02-26 2014-11-18 Mapper Lithography Ip B.V. Projection lens arrangement
EP2279515B1 (en) 2008-04-15 2011-11-30 Mapper Lithography IP B.V. Projection lens arrangement
JP2010067399A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Canon Inc 導電性部材の製造方法、及びこれを用いた電子源の製造方法
DE102008062450B4 (de) * 2008-12-13 2012-05-03 Vistec Electron Beam Gmbh Anordnung zur Beleuchtung eines Substrats mit mehreren individuell geformten Partikelstrahlen zur hochauflösenden Lithographie von Strukturmustern
JP5448586B2 (ja) * 2009-06-05 2014-03-19 キヤノン株式会社 光学素子の製造方法
JP2013042114A (ja) * 2011-07-19 2013-02-28 Canon Inc 描画装置、及び、物品の製造方法
JP6128744B2 (ja) * 2012-04-04 2017-05-17 キヤノン株式会社 描画装置、描画方法、および、物品の製造方法
WO2018167924A1 (ja) * 2017-03-16 2018-09-20 株式会社ニコン 荷電粒子ビーム光学系、露光装置、露光方法、及び、デバイス製造方法
US11373838B2 (en) * 2018-10-17 2022-06-28 Kla Corporation Multi-beam electron characterization tool with telecentric illumination
CN113764262B (zh) * 2021-07-19 2024-04-02 中国科学院微电子研究所 一种大尺寸高精度芯片的制备方法及设备

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69226553T2 (de) * 1991-03-13 1998-12-24 Fujitsu Ltd Vorrichtung und Verfahren zur Belichtung mittels Ladungsträgerstrahlen
EP1369895B1 (en) 1996-03-04 2012-05-09 Canon Kabushiki Kaisha Electron beam exposure apparatus and method, and device manufacturing method
JP3927620B2 (ja) * 1996-06-12 2007-06-13 キヤノン株式会社 電子ビーム露光方法及びそれを用いたデバイス製造方法
US6274877B1 (en) * 1997-05-08 2001-08-14 Canon Kabushiki Kaisha Electron beam exposure apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005032838A (ja) * 2003-07-08 2005-02-03 Canon Inc 荷電粒子線描画方法および装置ならびにデバイス製造方法
JP4494734B2 (ja) * 2003-07-08 2010-06-30 キヤノン株式会社 荷電粒子線描画方法、荷電粒子線露光装置及びデバイス製造方法
JP2007041090A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Ricoh Co Ltd 電子ビーム描画方法及び電子ビーム描画装置
JP2009237000A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Fujifilm Corp 電子ビーム描画方法、微細パターン描画システム、凹凸パターン担持体の製造方法および磁気ディスク媒体の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20010004185A1 (en) 2001-06-21
US6515409B2 (en) 2003-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001168016A (ja) 荷電粒子線露光装置と露光システム及びそれらの制御方法及びデバイス製造方法
EP1253619B1 (en) Charged particle beam exposure apparatus and device manufacturing method using same
EP0794552B1 (en) Electron beam exposure apparatus and method, and device manufacturing method
US6137113A (en) Electron beam exposure method and apparatus
US6104035A (en) Electron-beam exposure apparatus and method
JP4756776B2 (ja) 荷電粒子線露光装置、荷電粒子線露光方法およびデバイス製造方法
JP2001168018A (ja) 荷電粒子線露光装置、荷電粒子線露光方法及び露光補正データの決定方法、該方法を適用したデバイスの製造方法。
US6483120B1 (en) Control system for a charged particle exposure apparatus
JPH1064812A (ja) 電子ビーム露光方法及びそれを用いたデバイス製造方法
US6903352B2 (en) Charged-particle beam exposure apparatus, charged-particle beam exposure method, control data determination method, and device manufacturing method using this method
US6657210B1 (en) Electron beam exposure method, a method of constructing exposure control data, and a computer-readable medium
JPH1187206A (ja) 電子ビーム露光装置及び該装置を用いたデバイス製造方法
JP4018197B2 (ja) 電子ビーム露光方法及び電子ビーム露光装置
JPH11195589A (ja) マルチ電子ビーム露光方法及び装置、ならびにデバイス製造方法
JPH09330870A (ja) 電子ビーム露光装置及びその露光方法
JP2001332473A (ja) 荷電粒子線露光装置及び該装置を用いたデバイス製造方法
JPH10335223A (ja) 電子ビーム露光方法及び電子ビーム露光装置
JP2000243337A (ja) 荷電粒子線露光装置及び該装置を用いたデバイス製造方法
JPH10308341A (ja) 電子ビーム露光方法及び電子ビーム露光装置
JPH10308340A (ja) 電子ビーム露光方法及び電子ビーム露光装置
JPH10321509A (ja) 電子ビーム露光方法及び電子ビーム露光装置
JPH1126348A (ja) 電子ビーム露光方法及び電子ビーム露光装置
JP2001076989A (ja) 荷電粒子線露光装置及びその制御方法。
JPH09330868A (ja) 電子ビーム露光方法及びそれを用いたデバイス製造方法
JPH10214778A (ja) 電子ビーム露光装置及び電子ビーム露光方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070306