JP2001166259A - 眼鏡無し立体映像表示装置 - Google Patents

眼鏡無し立体映像表示装置

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JP2001166259A JP2000289150A JP2000289150A JP2001166259A JP 2001166259 A JP2001166259 A JP 2001166259A JP 2000289150 A JP2000289150 A JP 2000289150A JP 2000289150 A JP2000289150 A JP 2000289150A JP 2001166259 A JP2001166259 A JP 2001166259A
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健 増谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 観察者が適視位置から前後方向に離れた場合
おいても観察者に立体視を行わせることができる装置を
提供する。 【構成】 遮光手段付きディスプレイ1aは三つに領域
分割されている。各領域ごとに遮光手段の遮光部を遮光
部ピッチに対して1/4移動できる。1/4移動時には
「シフト後」の各範囲に対応して画像が通過する。映像
表示面も上記領域分割に対応して領域分割され、各領域
ごとにストライプ状の左眼画像、右眼画像の表示順序が
制御される。H2領域においては、1/4移動は行わ
ず、H1領域とH3領域で1/4移動を行い、H1領域
のみ左眼画像と右眼画像の切り換えを行うとする。この
場合、H1領域から右眼画像がL1′を通過して観察者
2の右眼に入り、H2領域から右眼画像がR2を通過し
て同右眼に入り、H3領域から右眼画像がR2′を通過
して同右眼に入る。最適観察位置Dから後方に移動した
観察者2の右眼に右眼映像のみを供給できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特殊な眼鏡を使用す
ることなく立体映像を観察者の頭部位置に追従して認識
させることができる眼鏡無し立体映像表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特殊な眼鏡を必要とせずに立体映像表示
を実現する方法として、パララックスバリア方式やレン
チキュラーレンズ方式が一般的に知られている。これら
を液晶表示パネルに用いて眼鏡無し立体映像表示装置を
構成する場合、液晶パネルの解像度に限界があるため
に、通常は2眼式の眼鏡無し立体映像表示装置とする場
合が多い。この2眼式の場合、図1に示すように、液晶
表示パネル200上には一縦ラインおきに右眼画像と左
眼画像が表示される。そして、図示しないレンチキュラ
ーレンズやパララックスバリアは、観察者2が最適観察
位置Dにいる状態で、右眼画像と左眼画像が眼間距離E
のピッチにて交互に観察されるように設計される。
【0003】図1では、「…,R,R1,R2,R3,
R4,…」が右眼画像観察可能領域であり、「…,L,
L1,L2,L3,…」が左眼画像観察可能領域であ
る。従って、図2に示すように、観察者の右眼が右眼画
像観察可能領域にあり、左眼が左眼画像観察可能領域に
ある場合は、観察者は立体映像を認識できる。各眼の画
像観察領域は、画面の全面から対応する眼の画像が集光
されるので、図3に示すように、例えば、画面真正面の
R2領域に注目すると、実際には、前後に多少移動した
位置にも観察可能範囲が存在する。すなわち、図の四角
形領域Gにおいては、画面全面からの右眼画像の到達が
可能となるので、当該四角形領域Gの上端又は下端にて
右眼画像の観察が行える。また、R2領域を通過する光
は、図中の斜線領域以外には到達しないことになる。
【0004】前述の原理により、右眼画像観察可能領域
および左眼画像観察可能領域はそれぞれ図4に示す四角
形領域(斜線を施してある)となる。従って、図5に示
すように、観察者2の右眼が右眼画像観察四角形領域
に、左眼が左眼画像観察四角形領域に存在する場合、立
体視が可能となり、逆にそれ以外の場合には立体視不能
になる。
【0005】立体視可能範囲を拡大する方法としては、
例えば、特開平9−152668号公報(IPC:G0
3B 35/00)に開示されているように、観察者2
の位置を検出し、観察者の右眼に左眼画像が左眼に右眼
画像が観察されるいわゆる逆視領域に観察者2が位置す
る場合、液晶表示パネル200に表示する右眼画像と左
眼画像を入替える方法がある。また、特開平9−197
344号公報(IPC:G02B 27/22)には、
液晶表示パネルとバックライトとの間に配置されたスリ
ット状の開口部を持つ遮光バリアやパララックスバリア
を、そのピッチに対して1/4ピッチ移動(バリア移
動)できるように液晶パネル等を用いた構成が開示され
ている。この構成であれば、図4に示した四角形領域が
E/4だけ移動可能となり、図6に示すように、白抜き
四角形領域において、各画像が観察可能となる。すなわ
ち、「…,R,R1,R2,R3,R4,…」であった
右眼画像観察可能領域が、「…,R′,R1′,R
2′,R3′,R4′,…」となり、「…,L,L1,
L2,L3,…」であった左眼画像観察可能領域が、
「…,L′,L1′,L2′,L3′,…」となる。
【0006】従って、バリア移動を行う前の右眼画像と
左眼画像の境界においても多少前後方向に立体像の供給
が可能となる。バリアや遮光板におけるバリア移動と液
晶表示パネル200に表示する右眼画像と左眼画像の切
換を最適に制御することで、図6の斜線四角形領域と白
抜き四角形領域のどの位置においても、右眼画像または
左眼画像の観察が可能となり、立体視範囲は拡大する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、観察者が図7に示すように例えば後方に
大きく移動した場合には立体視が行えなくなる。すなわ
ち、図8に示すように、観察者2の右眼には、液晶表示
パネル200の領域2からL1を通過した左眼画像、B
領域からR2を通過した右眼画像、およびC領域からL
2を通過した左眼画像が観察され、観察者2は画面上の
A領域とB領域とC領域の境界にモアレを見ることにな
る。これは、L1 R2 L2領域の境界に相当する。こ
のように、観察者2が立体観察可能位置から前後方向に
大きくずれると、観察者2は右眼画像と左眼画像をとも
に観察するため、立体視が不可能になる。
【0008】この発明は、上記の事情に鑑み、観察者が
適視位置から前後方向に大きく離れた場合でも、その位
置において観察者に立体視を行わせることができる眼鏡
無し立体映像表示装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の立体映像表示
装置は、上記の課題を解決するために、ストライプ状の
左眼画像および右眼画像を交互に表示する画像表示手段
と、両眼視差効果を生じさせる遮光部の位置が移動でき
るように構成された遮光手段と、観察者の頭の位置を検
出するセンサと、を備えた眼鏡無し立体映像表示装置に
おいて、前記遮光手段を横方向に領域分割し、観察者の
頭位置に応じて各領域ごとに遮光部の位置の移動制御を
行う領域分割移動制御手段を備えたことを特徴とする。
【0010】前記遮光手段は遮光部の位置を遮光部ピッ
チの1/4ピッチで移動するように構成されるのがよ
い。
【0011】ここで、例えば、二領域の一方の領域から
右眼画像が通常配置の遮光部間を通過し、他方の領域か
ら右眼画像が通常配置の遮光部間を通過する場合は、通
常どおり適視位置にいる観察者の右眼に右眼画像が供給
される。これに対し、一方の領域から右眼画像が1/4
ピッチシフトした配置の遮光部間を通過し、他方の領域
から右眼画像が通常配置の遮光部間を通過する場合は、
右眼画像の供給範囲は適視位置の前方又は後方にずれる
ことになる。従って、このずれた位置に観察者の頭部が
移動したときには、遮光部の上記移動制御を行うこと
で、上記ずれた観察者の右眼に右眼画像を供給すること
ができ、また、このときには観察者の左眼に左眼画像が
供給されるので、観察者は立体映像を認識できることに
なる。
【0012】遮光手段の領域分割に対応させて前記画像
表示手段の表示部も領域分割し、観察者の頭位置に応じ
て各領域ごとにストライプ状の左眼画像および右眼画像
の表示順序を制御する表示制御手段を備えるのがよい。
【0013】ここで、例えば一方の領域において、本来
なら左眼画像が出力される位置から右眼画像を出力し、
当該右眼画像が通常配置の遮光部間を通過し、他方の領
域から右眼画像が1/4ピッチシフトした配置の遮光部
間を通過する場合は、右眼画像の供給範囲は適視位置の
前方又は後方にずれることになる。従って、このずれた
位置に観察者の頭部が移動したときには、上記のような
遮光部の移動制御および画像表示手段の表示制御を行う
ことで、観察者の右眼に右眼画像を供給することがで
き、また、このときには観察者の左眼に左眼画像が供給
されるので、観察者は立体映像を認識できることにな
る。
【0014】前記画像表示手段は液晶表示パネルから成
り、前記遮光手段は、前記液晶表示パネルとその裏面側
に配置される平面状に発光する光源との間に配置された
遮光バリアであってもよい。前記遮光手段は、前記画像
表示手段の光出射側に配置されるパララックスバリアで
あってもよい。前記遮光手段が液晶パネルから成るのが
よい。観察者の頭部が適視位置から離れるほど分割数を
増加すのがよい。領域分割を均等に行うのが望ましい。
観察者のきき眼にその眼用の画像が供給されるように各
領域の制御を行うのがよい。前記遮光手段の遮光部を任
意の領域において消失し得るように構成し、遮光部を消
失した領域に対応する表示領域に二次元画像を表示する
ようにしてもよい。
【0015】前記遮光手段は、常時遮光部とその両側に
設けられた遮光部がオン・オフする液晶シャッタ部によ
り構成されていることを特徴とする。
【0016】そして、 前記遮光手段の分割された領域
の境界部分に相当する開口率がほぼ一定になるように制
御するとよい。
【0017】開口率をほぼ一定なるように、前記境界部
分に相当する開口部を挟む前記常時遮光部の両側に設け
られた液晶シャッタは隣接する他の領域の液晶シャッタ
と同じグループになるように配線するとよい。
【0018】上記したように、境界部分の開口率が変化
しないように制御することによって、輝線や黒い線の発
生が防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図9
乃至図25に基づいて説明する。
【0020】(概要)この実施形態の眼鏡無し立体映像
表示装置は、構造的には特開平9−197344号公報
に開示されているように、両眼視差効果を生じさせる遮
光手段における遮光部を、そのピッチに対して例えば1
/4ピッチだけ移動できるようにしたものである。そし
て、かかる構造において、遮光手段を横方向に領域分割
し、観察者の位置に応じて分割数と、各領域における1
/4ピッチ移動の有無を決定するとともに、上記領域に
対応する表示領域の映像表示を制御するようにしたもの
である。
【0021】図9は観察者2が眼鏡無し立体映像表示装
置1を見ている様子を示している。眼鏡無し立体映像表
示装置1の上部両端には観察者2の頭部位置を検出する
センサ101が取り付けられている。図10および図1
1は、前記図8のごとく観察者2の頭が移動したことを
センサ101が検出したときに、遮光手段付きディスプ
レイ1aをH1,H2,H3の3領域に分割した場合を
示している。遮光手段における1/4ピッチ移動無しの
ときには、図において「シフト前」と表記したところの
R・Lが付記された領域を右眼映像と左眼映像が各々通
過し、遮光手段における1/4ピッチ移動有りのときに
は、図において「シフト後」と表記したところのR′・
L′が付記された領域を右眼映像と左眼映像が各々通過
することになる。そして、右眼映像と左眼映像の並びを
切り換えると、本来は右眼映像が通過するR,R′領域
には左眼映像が通過し、本来は左眼映像が通過するL,
L′領域には右眼映像が通過することになる。
【0022】図10の状態では、H1領域から右眼画像
がL1′を通過して観察者2の右眼に入り、H2領域か
ら右眼画像がR2を通過して観察者2の右眼に入り、H
3領域から右眼画像がR2′を通過して観察者2の右眼
に入る。すなわち、観察者2はその右眼において右眼映
像のみを見ている。図11は図10の遮光手段における
1/4ピッチ移動、および右眼映像と左眼映像を切り換
えについて同じ制御がなされている状態であり、H1領
域から左眼画像がR2′を通過して観察者2の左眼に入
り、H2領域から左眼画像がL2を通過して観察者2の
左眼に入り、H3領域から左眼画像がL2′を通過して
観察者2の左眼に入る。すなわち、観察者2はその左眼
において左眼映像のみを見ている。このような制御によ
り、観察者2の頭部が適視範囲から後方にずれた場合で
も、立体視が可能となる。
【0023】上記した立体映像表示装置1は、図12に
示すように、例えば、液晶パネル20と、この液晶パネ
ル20の観察者側に配置される遮光バリア10と、平面
光源30と、で構成される。
【0024】この遮光バリア10は、後述するように、
遮光部の一部がオン・オフ(発生・消滅)できるように
構成されている。この実施形態においては、遮光バリア
としてTN型液晶パネルが用いられる。
【0025】前記液晶パネル20は、光入射側ガラス基
板23と、光出射側ガラス基板24と、これら基板2
3、24間に設けられた液晶層25と、光入射側ガラス
基板23に貼付された光入射側偏光板26と、光出射側
ガラス基板24に貼付された光出射側偏光板27と、を
有する。この液晶パネル20は、例えばマトリクス駆動
方式により駆動され、図示しない透明画素電極に画像信
号に応じて電圧が印加されることによって画像が表示さ
れる。そして、液晶パネル20に供給する映像信号を処
理することにより、1縦ラインおきに右眼用画像Rと左
眼用画像Lが交互に表示される。
【0026】液晶パネル20の光出射側に配置されるT
N型液晶パネルからなる遮光バリア10は、2枚のガラ
ス基板11,12の間に液晶層13が設けられ、観察者
2側には、光入射側偏光板14が設けられている。ま
た、TN型液晶パネルの光入射側の偏光板は画像を形成
する液晶パネル20の偏光板27を供用している。この
TN型液晶パネルよりなる遮光バリア10はガラス基板
11,12の内面にITO等の透明電極がパターニング
されており、電気的に遮光部がオン・オフできるように
構成されている。さらに、この遮光バリア10の遮光部
をそのピッチの1/4だけ移動できる機能を有してお
り、例えば、この機能を実現するために、遮光部をオン
・オフするための透明電極を細分化して、遮光部の移動
を可能にしている。そして、遮光部は液晶パネル20の
表示画素2つに対して1つの開口部が対応するようにオ
ンし、液晶パネル20を透過した光を左右分離して、左
眼用の画像が観察者2の左眼2Lに右眼用の画像が観察
者2の右眼2Rにそれぞれ与えられる。
【0027】図13は上記した液晶パネルで構成した遮
光バリア10の構造の一例を示す断面図である。この液
晶パネルは、2枚のガラス基板11,12の間に液晶層
13が設けられている。それぞれのガラス基板11,1
2の外面には偏光板14,16が設けられている。これ
ら2枚の偏光板14,16のうち、画像を表示する液晶
パネル20側の偏光板は、液晶パネル20の偏光板と共
用することも可能である。これら偏光板14と偏光板1
6とが、偏光軸が互いに直行するように貼り付けられて
いる。図では、遮光バリア10の偏光板と映像表示用の
液晶パネル20の偏光板はそれぞれ共用している。一方
のガラス基板12の内面側には、全面に透明電極15が
形成されている。この透明電極15は、例えばITOで
構成されている。
【0028】他方のガラス基板11上に、常時遮光部1
0bを黒顔料で形成し、第一の状態の時にのみ遮光部に
なる領域10a1,10a2と第二の状態の時にのみ遮
光部になる領域10c1、10c2とを透明電極で形成
している。実際には図に示すように、透明電極と常時遮
光部は少し重なるように形成し隙間がなくなるようにな
っている。
【0029】全ての透明電極に電圧を印加しない場合
は、偏光板422で選択された光の偏光軸が、液晶層1
3の中で液晶の回転に従って90度回転し、偏光板14
を通過して出てくる。ただし、常時遮光部10部に入射
しようとした光だけが遮蔽される。
【0030】上記した常時遮光部10bと、透明電極1
0a1(10a2)、10c1(10c2)は、遮光部
がオン時に眼鏡を用いずに立体視を可能にするために、
液晶パネル20の2画素に対し、常時遮光部10bとど
ちらか一方の透明電極との対が対応するようにそのピッ
チ(Q)が形成されている。透明電極10a1(10a
2)、10c1(10c2)は遮光部の移動を可能にす
るためのものであり、観察者2の位置に対応し、いずれ
か一方の電極がオンされる。透明電極10a1(10a
2)、10c1(10c2)の幅は、常時遮光部10b
と重ならない部分がQ/4で形成されている。このた
め、この透明電極のオン・オフの切替により、Q/4の
遮光部の移動が可能になる。これら透明電極10a1
(10a2)、10c1(10c2)部分が液晶シャッ
タを構成する。
【0031】(具体的構成の説明)図14は眼鏡無し立
体映像表示装置の構成を示すブロック図である。このブ
ロック図は、この発明をカラー表示に適応させたもので
ある。
【0032】観察者2の位置を検出するセンサ101か
らの出力は位置検出制御回路102に与えられ、この位
置検出制御回路102は、センサ101の出力に基づい
て観察者2の頭の位置がどこにあるかを検知し、その位
置に対応した制御信号を表示信号生成回路100および
遮光バリア分割制御回路115に与える。
【0033】表示信号生成回路100は左眼用映像信号
および右眼用映像信号を各々生成してこれを液晶表示パ
ネル20に供給する。液晶表示パネル20上には基本的
に一縦ラインおきに右眼画像と左眼画像が表示される。
表示信号生成回路100は、位置検出制御回路102か
らの制御信号に基づいて左眼用映像信号と右眼用映像信
号との供給を切り換える基本動作に加え、当該制御信号
に基づき画面分割数を決定し、各分割画面ごとに左眼用
映像信号と右眼用映像信号との切換を制御するようにな
っている。
【0034】表示信号生成回路100の具体的構成を説
明する。第1の入力端子106aには、輝度信号Yと色
差信号Cから成るコンポジット信号である左眼用映像信
号が与えられ、第2の入力端子106bには、輝度信号
Yと色差信号Cから成るコンポジット信号である右眼用
映像信号が与えられる。左眼用映像信号は第1のデコー
ダ107aにて赤,緑,青の原色信号に変換され、右眼
用映像信号は第2のデコーダ107bにて赤,緑,青の
原色信号に変換される。各原色信号は、第1,第2のA
/D変換器108a,108bにてディジタルデータに
変換されてマルチプレクサ109に与えられる。
【0035】マルチプレクサ109は、第1,第2のA
/D変換器108a,108bから入力した二つの赤色
原色データのうち一方を選択する第1スイッチ部109
aと、第1,第2のA/D変換器108a,108bか
ら入力した二つの緑色原色データのうち一方を選択する
第2スイッチ部109bと、第1,第2のA/D変換器
108a,108bから入力した二つの青色原色データ
のうち一方を選択する第3スイッチ部109cとを備え
る。このマルチプレクサ109は、第1スイッチ部10
9aが第2のA/D変換器108bから右眼用の赤色原
色データを選択し、第2スイッチ部109bが第1のA
/D変換器108aから左眼用の緑色原色データを選択
し、第3スイッチ部109cが第2のA/D変換器10
8bから右眼用の青色原色データを選択する第1の選択
状態(実線で示す)と、第1スイッチ部109aが第1
のA/D変換器108aから左眼用の赤色原色データを
選択し、第2スイッチ部109bが第2のA/D変換器
108bから右眼用の緑色原色データを選択し、第3ス
イッチ部109cが第1のA/D変換器108aから左
眼用の青色原色データを選択する第2の選択状態(破線
で示す)とが切り換わる。そして、この第1の選択状態
と第2の選択状態とは、基本的には、液晶表示パネル2
0における1水平走査期間内の第1,第2のデータ出力
期間毎(1ドットクロック毎)に切り換えられる。
【0036】同期信号分離回路111は、第1の入力端
子106aに入力された左眼用信号から、水平・垂直同
期信号を分離し、この同期信号をタイミング信号発生回
路112に与える。タイミング信号発生回路112は、
同期信号に従って第1,第2のデコーダ107a,10
7b、第1,第2のA/D変換器108a,108b、
マルチプレクサ109、及び液晶表示パネル20が動作
するタイミングを制御するタイミング信号を生成する。
【0037】遮光バリア分割制御回路115は、遮光バ
リア10における液晶シャッタ部のオンオフを制御し、
遮光バリア10の光透過部と遮光部の位置を制御する。
遮光バリア10は、縦ストライプ状の光透過部と遮光部
とで構成され、この実施形態においては、液晶表示パネ
ル20と観察者2との間に配置するパララックスバリア
を採用している。勿論、液晶表示パネル20と平面状に
発光する図示しない光源との間に配置する構成を採用し
てもよい。遮光バリア10における遮光部のピッチは、
用いられる液晶表示パネル20の画素ピッチにより決定
される。そして、遮光バリア10は、遮光部のピッチの
4分の1だけ光透過部と遮光部を移動可能とすべく、そ
の液晶シャッタ部の幅は上述したように、上記ピッチの
4分の1とされる。
【0038】位置検出制御回路102は、観察者2の頭
の位置が液晶表示パネル20の正視領域に位置するとき
には、第1の制御信号をタイミング発生回路112及び
遮光バリア分割制御回路115に出力し、観察者2の頭
の位置が液晶表示パネル20の逆視領域(右眼が左眼映
像を、左眼が右眼映像を各々見る状態)に位置するとき
には、第2の制御信号をタイミング発生回路112及び
遮光バリア分割制御回路115に出力し、観察者2の頭
位置が略E/4から3E/4の領域(モアレ領域)にあ
るときには、第3の制御信号をタイミング発生回路11
2及び遮光バリア分割制御回路115に出力する。
【0039】更に、位置検出制御回路102は、観察者
2の頭の位置が適視範囲から所定距離以上前後に外れた
ときには、第4の制御信号をタイミング発生回路112
及び遮光バリア分割制御回路115に出力する。第4の
制御信号は、観察者2の頭の位置が適視範囲から前方向
に外れたのか、後ろ方向に外れたのか、さらに、その外
れの程度(適視範囲からの距離)によって相違する。す
なわち、この相違により、領域分割数、各領域における
遮光部の1/4ピッチ移動の有無、および各領域におけ
る右眼画像と左眼画像の表示順序切り換えの有無が、所
定の組み合わで選択される。これについては、後で詳述
する。
【0040】観察者2が正視領域に位置し、第1の制御
信号がタイミング発生回路112に与えられると、この
タイミング発生回路112は、液晶表示パネル20上に
おいて、正視領域用の絵素並びが形成されるように、マ
ルチプレクサ109における第1の選択状態と第2の選
択状態を切り換えていく。すなわち、液晶表示パネル2
0上には、第1赤色用画素(右眼画像)→第1緑色用画
素(左眼画像)→第1青色用画素(右眼画像)→第2赤
色用画素(左眼画像)→第2緑色用画素(右眼画像)→
第2青色用画素(左眼画像)→第3赤色用画素(右眼画
像)…のごとく、画像が表示されることになる。そし
て、第1の制御信号が遮光バリア分割制御回路115に
与えられると、この遮光バリア分割制御回路115は、
正視領域用の光透過部と遮光部の位置を遮光バリア10
上に形成させるように、この遮光バリア10に液晶シャ
ッタオンオフ制御信号を与える。
【0041】一方、観察者2が逆視領域に位置し、第2
の制御信号がタイミング発生回路112に与えられる
と、このタイミング発生回路112は、液晶表示パネル
20上において、逆視領域用の絵素並びが形成されるよ
うに、マルチプレクサ109における第1の選択状態と
第2の選択状態を切り換えていく。すなわち、液晶表示
パネル20上には、第1赤色用画素(左眼画像)→第1
緑色用画素(右眼画像)→第1青色用画素(左眼画像)
→第2赤色用画素(右眼画像)→第2緑色用画素(左眼
画像)→第2青色用画素(右眼画像)→第3赤色用画素
(左眼画像)…のごとく、画像が表示されることにな
る。一方、遮光バリア10上の光透過部と遮光部の位置
は正視領域用と同じに設定される。なお、上述のように
画像表示を変更することを、以下“LR画像切り換え”
と表現することにする。
【0042】観察者2が正視領域を基準に略E/4から
3E/4の領域(モアレ領域)に位置し、第3の制御信
号がタイミング発生回路112に与えられると、前記タ
イミング発生回路112は、液晶表示パネル20上にお
いて、正視用と同一(例えば観察者2が図の右方向に移
動した場合)又は逆視用と同一(例えば観察者2が図の
左方向に移動した場合)の絵素並びが形成されるよう
に、マルチプレクサ109における第1の選択状態と第
2の選択状態を切り換える。そして、第3の制御信号が
遮光バリア分割制御回路115に与えられると、この前
記遮光バリア分割制御回路115は、正視領域用を基準
にして遮光バリア10の遮光部がその1/4ピッチ観察
者2の移動方向と逆方向にシフトするように、この遮光
バリア10に液晶シャッタオンオフ制御信号を与える。
なお、上述のように遮光部を1/4ピッチ移動すること
を、以下“バリア移動”と表現する。
【0043】次に、観察者2が適視範囲から前後に外
れ、第4の制御信号がタイミング発生回路112及び遮
光バリア分割制御回路115に出力される場合について
以下に説明していく。ここで、第4の制御信号が出力さ
れたときには、遮光バリア10は横方向に領域分割され
て各領域ごとにバリア移動の実行・非実行が設定される
ことになる。この設定の制御を遮光バリア分割制御回路
115が行う。また、上記領域に対応して液晶表示パネ
ル20も領域分割され、各領域ごとにLR画像切り換え
の実行・非実行が設定される。この設定の制御をタイミ
ング発生回路112が行う。LR画像切り換えの実行・
非実行およびバリア移動の実行・非実行の組み合わせ
(制御)は、後述の表1乃至表4に従って行われる。
【0044】[液晶表示パネルを2分割構成とする場
合] (観察者2の頭の位置が適視範囲から後方に外れた場
合)図15は、遮光手段付きディスプレイ1aのH1領
域ではバリア移動は行わず、H2領域においてバリア移
動を行い、両領域ともにLR画像切り換えは行っていな
い状態を示している。この状態では、H1領域からR1
を通過した右眼画像が見える範囲は図中左の太枠四角形
内であり、H2領域からR1′を通過した右眼画像が見
える範囲は図中左の太点線四角形内である。従って、H
1領域およびH2領域から同時に右眼画像が見える範囲
は図中の斜線範囲となる。また、H1領域からL1を通
過した左眼画像が見える範囲は図中右の太枠四角形内で
あり、H2領域からL1′を通過した左眼画像が見える
範囲は図中右の太点線四角形内である。従って、H1領
域およびH2領域から同時に左眼画像が見える範囲は図
中の格子模様範囲となる。
【0045】図16は、H1領域およびH2領域から同
時に右眼画像が見える範囲を太線多角形(白抜き)で示
している。図においてを付記した範囲は、上記図15
の場合と同様、H1領域はバリア移動無し、H2領域は
バリア移動有り、両領域ともLR画像切り換え無しの場
合に対応している。
【0046】の範囲は、H1領域はバリア移動有り、
H2領域はバリア移動無し、H2領域のみLR画像切り
換え有りの場合である。このの範囲では、H1領域か
らR1′を通過した右眼画像が見える範囲と、H2領域
からL1を通過した右眼画像が見える範囲とが重なる。
【0047】の範囲は、H1領域はバリア移動無し、
H2領域はバリア移動有り、両領域ともLR画像切り換
え有りの場合である。このの範囲では、H1領域から
L1を通過した右眼画像が見える範囲と、H2領域から
L1′を通過した右眼画像が見える範囲とが重なる。
【0048】の範囲は、H1領域はバリア移動有り、
H2領域はバリア移動無し、H1領域のみLR画像切り
換え有りの場合である。このの範囲では、H1領域か
らL1′を通過した右眼画像が見える範囲と、H2領域
からR2を通過した右眼画像が見える範囲とが重なる。
【0049】液晶表示パネルを2領域(H1,H2)に
分割し、観察者2の頭の位置が適視範囲から後方に外れ
た場合の各領域(H1,H2)のLR画像切り換え有無
及び各領域(H1,H2)のバリア移動有無の組み合わ
せは、上記した4種類(〜)となる。から(1
3)の範囲における各領域(H1,H2)のLR画像切
り換え有無及び各領域(H1,H2)のバリア移動有無
の組み合わせを、下記の表1に示す。なお、表1の制御
により、観察者2の右眼には確実に右眼画像が供給さ
れ、左眼にはほぼ左眼画像が入る。
【0050】
【表1】
【0051】適視範囲から後方に離れるに従って右眼画
像が見える領域と左眼画像が見える領域が離れる傾向が
あるが、ほぼ眼間距離近辺であるので、かなりの範囲で
立体視が可能である。眼間距離よりもずれてしまう場合
には、観察者2のきき眼を優先して制御するのがよい。
すなわち、観察者2のきき眼が右眼であるなら、図16
のどの範囲(〜(13))に右眼が存在するかによっ
て、上述した制御を行えば、観察者2の右眼には確実に
右眼画像が供給され、左眼にはほぼ左眼画像が供給され
ることになる。
【0052】[液晶表示パネルを2分割構成とする場
合] (観察者2の頭の位置が適視範囲から前方に外れた場
合)図17は、遮光バリア付き液晶ディスプレイ1aの
H1領域においては、バリア移動を行い、H2領域にお
いてバリア移動は行わず、両領域ともにLR画像切り換
えは行っていない状態を示している。この状態では、例
えば、H1領域からR1′を通過した右眼画像が見える
範囲は図中左の太枠四角形内であり、H2領域からR1
を通過した右眼画像が見える範囲は図中左の太点線四角
形内である。従って、H1領域およびH2領域から同時
に右眼画像が見える範囲は図中の斜線範囲となる。ま
た、H1領域からL1′を通過した左眼画像が見える範
囲は図中右の太枠四角形内であり、H2領域からL1を
通過した左眼画像が見える範囲は図中右の太点線四角形
内である。従って、H1領域およびH2領域から同時に
左眼画像が見える範囲は図中の格子模様範囲となる。
【0053】図18は、H1領域およびH2領域から同
時に右眼画像が見える範囲を多角形(白抜き)で示して
いる。図においてを付記した範囲は、上記図17の場
合と同様、H1領域はバリア移動有り、H2領域はバリ
ア移動無し、両領域ともLR画像切り換え無しの場合で
ある。
【0054】の範囲は、H1領域はバリア移動無し、
H2領域はバリア移動有り、H1領域のみLR画像切り
換え有りの場合である。このの範囲では、H1領域か
らL1を通過した右眼画像が見える範囲と、H2領域か
らR1′を通過した右眼画像が見える範囲とが重なる。
【0055】の範囲は、H1領域はバリア移動有り、
H2領域はバリア移動無し、両領域ともLR画像切り換
え有りの場合である。このの範囲では、H1領域から
L1′を通過した右眼画像が見える範囲と、H2領域か
らL1を通過した右眼画像が見える範囲とが重なる。
【0056】の範囲は、H1領域はバリア移動無し、
H2領域はバリア移動有り、H2領域のみLR画像切り
換え有りの場合である。このの範囲では、H1領域か
らR2を通過した右眼画像が見える範囲と、H2領域か
らL1′を通過した右眼画像が見える範囲とが重なる。
【0057】液晶表示パネルを2領域(H1,H2)に
分割し、観察者2の頭の位置が適視範囲から前方に外れ
た場合の各領域(H1,H2)のLR画像切り換え有無
及び各領域(H1,H2)のバリア移動有無の組み合わ
せは、上記した4種類(〜)となる。から(1
3)の範囲における各領域(H1,H2)のLR画像切
り換え有無及び各領域(H1,H2)のバリア移動有無
の組み合わせを、下記の表2に示す。なお、表2の制御
により、観察者2の右眼には確実に右眼画像が供給さ
れ、左眼にはほぼ左眼画像が入る。
【0058】
【表2】
【0059】適視範囲から前方に離れるに従って右眼画
像が見える領域と左眼画像が見える領域が近づく傾向が
あるが、ほぼ眼間距離近辺であるので、かなりの範囲で
立体視が可能である。眼間距離よりもずれてしまう場合
には、観察者2のきき眼を優先して制御するのがよい。
すなわち、観察者2のきき眼が右眼であるなら、図18
のどの範囲(〜(13))に右眼が存在するかによっ
て、上述した制御を行えば、観察者2の右眼には確実に
右眼画像が供給され、左眼にはほぼ左眼画像が供給され
ることになる。
【0060】図19は、図16におけるH1領域および
H2領域から同時に右眼画像が見える範囲と、図18に
おけるH1領域およびH2領域から同時に右眼画像が見
える範囲とを合わせた範囲を灰色で示している。また、
この図において、太線領域内は通常(領域分割無し)の
画像供給可能範囲を示している。この太線領域内の画像
供給可能範囲内に観察者2が存在する場合には、通常の
制御(領域分割無しの制御)を行い、ここからはみ出た
ときに、上述した領域分割有りの制御を行うことにな
る。なお、図20に示すP1領域に観察者2が存在する
場合には、通常の制御(領域分割無しの制御)を行い、
ここからはみ出たときに、上述した領域分割有りの制御
を行うようにしてもよい。
【0061】[液晶表示パネルを3分割構成とする場
合] (観察者2の頭の位置が適視範囲から後方に外れた場
合)図21は、遮光手段付きディスプレイ1aのH2領
域においては、バリア移動は行わず、H1領域およびH
3領域においてバリア移動を行い、H1領域のみLR画
像切り換えを行っている状態を示している。この状態で
は、例えば、H1領域からL1′を通過した右眼画像が
見える範囲は図中左の太枠四角形内であり、H2領域か
らR2を通過した右眼画像が見える範囲は図中左の太点
線四角形内であり、H3領域からR2′を通過した右眼
画像が見える範囲は図中左の太一点鎖線四角形内であ
る。従って、H1領域とH2領域とH3領域から同時に
右眼画像が見える範囲は図中の斜線範囲となる。また、
H1領域からR2′を通過した左眼画像が見える範囲は
図中右の太枠四角形内であり、H2領域からL2を通過
した左眼画像が見える範囲は図中右の太点線四角形内で
あり、H3領域からL2′を通過した左眼画像が見える
範囲は図中右の太一点鎖線四角形内である。従って、H
1領域とH2領域とH3領域から同時に左眼画像が見え
る範囲は図中の格子模様範囲となる。
【0062】図22は、H1領域とH2領域とH3領域
から同時に右眼画像が見える範囲を太線多角形(白抜
き)で示している。図においてを付記した範囲は、上
記図21の場合と同様、H1領域とH3領域はバリア移
動有り、H2領域はバリア移動無し、H1領域のみLR
画像切り換え有りの場合に対応している。
【0063】液晶表示パネルを3領域(H1,H2,H
3)に分割し、観察者2の頭の位置が適視範囲から後方
に外れた場合の各領域(H1,H2,H3)のLR画像
切り換え有無及び各領域(H1,H2,H3)のバリア
移動有無の組み合わせは、4種類(例えば、,,
(10),(11))である。から(13)の範囲に
おける各領域(H1,H2,H3)のLR画像切り換え
有無及び各領域(H1,H2,H3)のバリア移動有無
の組み合わせを、下記の表3に示す。なお、表3の制御
により、観察者2の右眼には確実に右眼画像が供給さ
れ、左眼にはほぼ左眼画像が入る。
【0064】
【表3】
【0065】適視範囲から後方に離れるに従って右眼画
像が見える領域と左眼画像が見える領域が離れる傾向が
あるが、ほぼ眼間距離近辺であるので、かなりの範囲で
立体視が可能である。眼間距離よりもずれてしまう場合
には、観察者2のきき眼を優先して制御するのがよい。
すなわち、観察者2のきき眼が右眼であるなら、図20
のどの範囲(〜(13))に右眼が存在するかによっ
て、上述した制御を行えば、観察者2の右眼には確実に
右眼画像が供給され、左眼にはほぼ左眼画像が供給され
ることになる。
【0066】[液晶表示パネルを3分割構成とする場
合] (観察者2の頭の位置が適視範囲から前方に外れた場
合)図23は、遮光手段付きディスプレイ1aのH2領
域においては、バリア移動は行わず、H1領域およびH
3領域においてバリア移動を行い、H3領域のみLR画
像切り換えを行っている状態を示している。この状態で
は、H1領域からR2′を通過した右眼画像が見える範
囲は図中左の太枠四角形内であり、H2領域からR2を
通過した右眼画像が見える範囲は図中左の太点線四角形
内であり、H3領域からL1′を通過した右眼画像が見
える範囲は図中左の太一点鎖線四角形内である。従っ
て、H1領域とH2領域とH3領域から同時に右眼画像
が見える範囲は図中の斜線範囲となる。また、H1領域
からL2′を通過した左眼画像が見える範囲は図中右の
太枠四角形内であり、H2領域からL2を通過した左眼
画像が見える範囲は図中右の太点線四角形内であり、H
3領域からR2′を通過した左眼画像が見える範囲は図
中右の太一点鎖線四角形内である。従って、H1領域と
H2領域とH3領域から同時に左眼画像が見える範囲は
図中の格子模様範囲となる。
【0067】図24は、H1領域とH2領域とH3領域
から同時に右眼画像が見える範囲を太線多角形(白抜
き)で示している。図においてを付記した範囲は、上
記図21の場合と同様、H1領域とH3領域はバリア移
動有り、H2領域はバリア移動無し、H3領域のみLR
画像切り換え有りの場合に対応している。
【0068】液晶表示パネルを3領域(H1,H2,H
3)に分割し、観察者2の頭の位置が適視範囲から前方
に外れた場合の各領域(H1,H2,H3)のLR画像
切り換え有無及び各領域(H1,H2,H3)のバリア
移動有無の組み合わせは、4種類(例えば、,,
(10),(11))である。から(13)の範囲に
おける各領域(H1,H2,H3)のLR画像切り換え
有無及び各領域(H1,H2,H3)のバリア移動有無
の組み合わせを、下記の表4に示す。なお、表4の制御
により、観察者2の右眼には確実に右眼画像が供給さ
れ、左眼にはほぼ左眼画像が入る。
【0069】
【表4】
【0070】適視範囲から前方に離れるに従って右眼画
像が見える領域と左眼画像が見える領域が近づく傾向が
あるが、ほぼ眼間距離近辺であるので、かなりの範囲で
立体視が可能である。眼間距離よりもずれてしまう場合
には、観察者2のきき眼を優先して制御するのがよい。
すなわち、観察者2のきき眼が右眼であるなら、図24
のどの範囲(〜(13))に右眼が存在するかによっ
て、上述した制御を行えば、観察者2の右眼には確実に
右眼画像が供給され、左眼にはほぼ左眼画像が供給され
ることになる。
【0071】図22の範囲と図24の範囲を図19に追
加すると、図25のようになる。図中、番号を付けてい
る黒塗り範囲が3分割制御によって増加した右眼画像供
給可能範囲である。従って、上記番号を付けた範囲に観
察者2の頭が移動したときに、3領域のLR画像切り換
えとバリア移動を表3,表4のように制御し、上記番号
を付けた範囲より内側に観察者2の頭が移動したときに
は、2分割制御に切り換え、2領域のLR画像切り換え
とバリア移動を表1,表2のように制御すればよい。
【0072】[液晶表示パネルを4分割構成とする場
合]図26は4つの領域に分割し、適視範囲よりも後方
に画像供給可能範囲を広げた場合を示している。前述し
た2分割制御及び3分割制御と同様の原理で制御を行う
ことにより、図中の斜線部分が右眼画像供給可能範囲と
なり、図中の格子模様部分が左眼画像供給可能範囲とな
り、各範囲にそれぞれ右眼と左眼が存在するときに立体
視が可能となる。図27は、4領域に分割し、適視範囲
よりも後方および前方に画像供給可能範囲を広げるとと
もに、図25の右眼画像供給可能範囲を追加した図であ
る。このように、分割数を多くするにつれて更に後側又
は前側の横に並んだ四角形領域において立体視可能範囲
を広げることができる。なお、適視範囲から離れるに従
って四角形領域のピッチが後方で拡大、前方で縮小する
傾向があるが、ほぼ眼間距離近辺であるので、かなりの
範囲で立体視が可能である。眼間距離よりもずれてしま
う場合には、観察者2のきき眼を優先して制御するのが
よい。
【0073】上記した立体映像表示装置は、画面を複数
の領域に分割することで、前後方向にも立体範囲の広い
立体映集像表示装置が実現される。ところで、遮光バリ
アの遮光部を移動可能に制御すると、領域の境界部分に
おいても遮光部の幅が一定となる。境界の部分におい
て、遮光部の幅が一定となる場合、観察者の位置によっ
ては輝線や黒い線が観察されることがある。かかる状態
を以下に説明する。
【0074】図28は、観察者2が最適な距離から遮光
バリア10の開口部151、125を通して液晶パネル
上20の画素20L1、20L2、20R2を観察して
いる状態を示す模式図である。この場合、観察者2の右
眼2Rは開口部151を通して画素20L1の中央部を
見ているときは、開口部152を通して画素20L2を
見ている。そのため観察者2が左右に移動しても、2つ
の画素は同じように遮光部150に隠れて見えなくなっ
ていく。そのため、仮に、この位置に分割された領域の
境界があっても、遮光部150の移動や左右画像の切替
のタイミングに差異が生じず、全面の遮光部150が同
時に移動する場合と区別が出来ない。
【0075】ところが、図29のように、例えば、観察
者が最適な距離より近い距離から観察している場合、開
口部151を通して画素20L1の中央部を見ていると
きは、開口部152を通して画素20L2の端を見てい
る。この状態で観察者が左右に移動すると、2つの画素
が遮光部150に隠れるタイミングが異なるため、見え
方が変わる。そこで、もしこの位置に分割された領域の
境界があれば、遮光部150の移動や左右画像の切り替
えのタイミングに差異が生じ、全面の遮光部が同時に移
動する場合と比較して、より最適な状態を選択すること
が要求される。
【0076】以上説明したように、境界の右側と左側
は、観察者の移動に対して、遮光部150の移動や左右
映像の切り替えタイミングが異なる。この様子を表して
いるのが、図30、図31である。これらの図30及び
図31では開口部151を境界として左右の遮光部が別
々に制御される。つまり遮光部150Bと150Cは同
時に動き、遮光部1505Aはそれとは別に動く。画素
からのびる2本の線は左眼用画素からの光線の大体の向
きを表しており、光線の先に左眼があるという意味では
ない。
【0077】図30は観察者が最適観察距離より近い位
置で、向かって左側に移動したときの例で、境界151
の右側の遮光部が先に動く。観察者が順に左に移動する
場合に、図30(a)、(b)・・・、(h)に従って
説明する。即ち、図30(a)の状態から順に左の状態
に移動し図30(h)の状態になり、更に左に移動する
と図30(a)の状態に戻る。
【0078】図30(a)では、開口部151を通して
画素が正常に観察されている。次に、観察者が左に移動
すると、図30(b)のように、遮光部150B及び1
50Cが左に移動する。このときの開口部151は狭
く、画素が見えにくくなるため観察位置からは黒い線が
視認される。更に観察者が左に移動すると、図30
(c)では、遮光部150Aが移動し正常に戻る。
【0079】続いて、図30(d)のように遮光部15
0Bと150Cが元の位置に戻ると同時に、画素20L
2と20R2が入れ替えられる。この位置では、開口部
151が広くなり観察位置からは輝線が観察される。図
30(e)では、画素20L1と20R1が入れ替えら
れ、遮光部150Aも元に戻るため正常となる。
【0080】そして、図30(f)、では再び遮光部1
50B、1505Cが移動し開口部151が狭くなるた
め黒い線が観察される。図30(g)で遮光部150A
が移動すると正常になる。図30(h)では、遮光部1
50Bと150Cが元の位置に戻ると同時に、画素20
L2と20R2が入れ替えられて元に戻る。この位置で
は、開口部151が広くなり観察位置からは輝線が観察
される。その次は図30(a)と同じ状態となる。
【0081】図31は観察者が最適観察距離より遠い位
置で向かって左側に移動したときの例で、境界151の
左側の遮光部が先に動く。観察者が順に左に移動する場
合に、図31(a)、(b)・・・、(h)に従って説
明する。即ち、図31(a)の状態から順に左の状態に
移動し図31(h)の状態になり、更に左に移動すると
図31(a)の状態に戻る。この場合も図30の場合と
同様に開口部151の幅が変化し、輝線や黒い線が観察
される。
【0082】図32は図13に示した遮光バリア10に
おける分割された領域間の境界部分付近の構成における
透明電極部分だけを表す斜視図である。図33は、これ
らの透明電極のグループ分けを表す構成図である。透明
電極45a1、45a2、45b1、45b2は異なる
グループに属し、それぞれのグループは領域の上部ある
いは下部で横方向の電極でひとまとめになっている。こ
れらの電極はグループ毎に別々に制御される。
【0083】このパネルの透明電極45a1、45a
2、45b1、45b2には0V又は方形波の交流電圧
を印加できるようになっており、透明電極44には常に
0Vの電圧を印加する。すると交流電圧が印加された透
明電極の上部にある液晶の状態が整列し、偏光軸を回転
させなくなる。そのためにこの部分に入射した光は偏光
板421を通過することが出来なくなり、常時遮光部4
6と共に遮光部として働く。
【0084】そして、通常は、透明電極45a1と透明
電極45b1がペアになって動作し、45a1に交流電
圧を印可する場合は透明電極45b1には0Vを印加
し、45b1に交流電圧を印可する場合は透明電極45
a1には0Vを印加する。また、透明電極45a2と透
明電極45b2がペアになって動作し、45a2に交流
電圧を印可する場合は透明電極45b2には0Vを印加
し、45b2に交流電圧を印可する場合は透明電極45
a2には0Vを印加する。このように電圧を印加する透
明電極を変化させることで、遮光部の位置を変化させる
ことが可能となる。
【0085】上記した図30及び図31の場合は、上記
した図32及び図33に示すように、透明電極がグルー
プ分けされており、透明電極45a1、45a2、45
b1、45b2は異なるグループに属し、それぞれのグ
ループは領域の上部あるいは下部で横方向の電極でひと
まとめになっている。そして、これらの電極はグループ
毎に別々に制御される。
【0086】このような電極のグループ分けを行うと、
上記したように、開口部151の幅が変化し、輝線や黒
い線が観察される場合がある。そこで、以下に示す実施
形態においては、少なくとも2個以上の領域に分割され
ており、それぞれが独立して制御される遮光バリア10
(パララックスバリア)の各領域の境界部分の開口幅を
変化しないように制御するものである。このように、制
御することで、輝線や黒線が発生することが防止でき
る。
【0087】各領域の境界部分の開口幅の大きさは変化
しないように制御するには、図34に示すように、透明
電極を形成する際、遮光部150の移動前と移動後を表
すために用いた透明電極を、隣り合った別々のグループ
に属するように形成すればよい。
【0088】以下、この実施形態を図35及び図36を
参照して説明する。この図35及び図36においては、
遮光部150Bを境界として、左右を別々に制御してい
る。このため、開口部151及び152の大きさは変化
しない。このように制御するには、透明電極を形成する
際、遮光部150Bの移動前と移動後を表すために用い
た透明電極を、隣り合った別々のグループに属するよう
に形成すればよい。
【0089】図35は観察者が最適観察距離より近い位
置で、向かって左側に移動したときの例で、境界150
Bの右側の開口部152が先に動く。観察者が順に左に
移動する場合に、図35(a)、(b)・・・、(h)
に従って説明する。即ち、図35(a)の状態から順に
左の状態に移動し図35(h)の状態になり、更に左に
移動すると図35(a)の状態に戻る。
【0090】図35(a)では、開口部151,152
を通して画素が正常に観察されている。次に、観察者が
左に移動すると、図35(b)のように開口部152が
左に移動する。このときの遮光部1505Bの幅が若干
狭くなるものの開口部152の幅は変化せず、画素をほ
ぼ正常に見ることができる。
【0091】次に、図35(c)では、開口部151が
移動する。ここでも状態は正常である。更に、図35
(d)では、開口部152の幅は変化せず、ほぼ正常で
ある。そして、画素20R2と20L2が入れ替えられ
【0092】続いて、図35(e)では、更に、画素2
0R1と20L1が入れ替えられ、遮光部150Aも元
に戻り、やはり正常である。
【0093】そして、図35(f)では、再び開口部1
52が移動するが、開口部の幅は変化せず、ほぼ正常で
ある。図35(g)では、遮光部150Aが移動する
が、開口部の幅は変化せず、引き続き正常である。図3
5(h)では、開口部152が元の位置に戻ると同時
に、画素20L2と20R2が入れ替えられて元に戻
る。この位置でも開口部152の幅は変化せずほぼ正常
である。その次は図35(a)と同じ状態となる。
【0094】図36は観察者が最適観察距離より遠い位
置で、向かって左側に移動したときの例で、境界150
Bの左側の開口部151が先に動く。この場合も同様に
開口部の幅は変化せず、輝線や黒い線は観察されない。
即ち、観察者が順に左に移動する場合に、図36
(a)、(b)・・・、(h)に従って説明する。即
ち、図36(a)の状態から順に左の状態に移動し図3
6(h)の状態になり、更に左に移動すると図36
(a)の状態に戻る。
【0095】図36(a)では、開口部151,152
を通して画素が正常に観察されている。次に、観察者が
左に移動すると、図36(b)のように開口部151が
左に移動する。このときの遮光部150Bの幅が広くな
るものの開口部151の幅は変化せず、画素をほぼ正常
に見ることができる。
【0096】次に、図36(c)では、開口部152が
移動する。ここでも状態は正常である。更に、図36
(d)では、開口部151が移動する。このとき開口部
152の幅は変化せず、ほぼ正常である。そして、画素
20R1と20L1が入れ替えられる。
【0097】続いて、図36(e)では、更に、開口部
152が移動し、遮光部150Aも元に戻り、画素20
R2と20L2が入れ替えられ、やはり正常である。
【0098】そして、図36(f)では、再び開口部1
52が移動するが、開口部の幅は変化せず、ほぼ正常で
ある。図36(g)では、開口部152が移動するが、
開口部の幅は変化せず、引き続き正常である。図36
(h)では、開口部151が元の位置に戻ると同時に、
画素20L1と20R1が入れ替えられて元に戻る。こ
の位置でも開口部151の幅は変化せずほぼ正常であ
る。その次は図36(a)と同じ状態となる。
【0099】このように境界部分の開口部の幅を変化さ
せないためには、上記した図34に示すように、透明電
極15c1と15c2とが同じグループに属するように
グループ分けすればよい。この場合透明電極15c1は
15a1とはペアにならずに、15a2とペアになって
開口部を形成している。そして、透明電極15c2に交
流電圧を印可する場合は透明電極15c1には0Vを印
加し、透明電極15c1に交流電圧を印可する場合は透
明電極15c2には0Vを印加する。このように電圧を
印加する透明電極を変化させることで、境界部分の開口
部が変化しないように制御することが可能となる。
【0100】なお、上記の説明では立体視(3次元映像
の供給)のみを行うことについて説明したが、上記分割
した領域のうちいずれかの領域だけバリアOFF(全体
透過、この場合、遮光部を全て液晶シャッタで構成す
る)とし、この領域に対応する液晶表示パネルの領域に
通常の2次元映像を表示することにより、部分的な2次
元映像表示が可能になる。勿論、全領域において2次元
映像表示を行うことも可能である。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は、前記
遮光手段を横方向に領域分割し、観察者の頭位置に応じ
て各領域ごとに遮光部の位置の移動制御を行うので、観
察者が適視位置から前後方向に離れた場合でも、その位
置において観察者に立体視を行わせることができる。ま
た、前記遮光手段の領域分割に対応させて前記画像表示
手段の表示部も領域分割し、観察者の頭位置に応じて各
領域ごとにストライプ状の左眼画像および右眼画像の表
示順序を制御する場合には、観察者に立体視を行わせる
範囲の抜けを無くすことができる。領域分割数を増やせ
ば、観察者が適視位置からかなり前後方向に離れた場合
でも、その位置において観察者に立体視を行わせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶表示パネルからの最適観察位置および観察
者の眼間距離を示す説明図である。
【図2】最適観察位置に観察者が位置している状態の説
明図である。
【図3】液晶表示パネルの画面全面からR2領域を通過
する光の進路および画面全面からの右眼画像の到達が可
能となる四角形領域を示す説明図である。
【図4】液晶表示パネルの画面全面より完全に右眼画像
または左眼画像が見える範囲を示す説明図である。
【図5】最適観察位置から観察者がすこし離れているも
のの、立体画像を認識している状態を示す説明図であ
る。
【図6】遮光部を1/4ピッチ移動した場合の右眼画像
または左眼画像が見える範囲を示す説明図である。
【図7】最適観察位置から観察者が離れたために、立体
画像を認識することができない状態を示す説明図であ
る。
【図8】図7の状態において観察者の右眼に観察される
画像の説明図である。
【図9】この発明の実施形態の眼鏡無し立体映像表示装
置および観察者を示した斜視図である。
【図10】遮光手段付きディスプレイを3領域に分割し
て観察者の位置に応じて最適制御を行った場合の、画面
全体から完全な右眼画像の見える範囲を示した説明図で
ある。
【図11】遮光手段付きディスプレイを3領域に分割し
て観察者の位置に応じて最適制御を行った場合の、画面
全体から完全な左眼画像の見える範囲を示した説明図で
ある。
【図12】この発明の立体映像表示装置の構成を示す模
式的断面図である。
【図13】この発明にも散られる遮光バリアの一例を示
す断面図である。
【図14】この実施形態の眼鏡無し立体映像表示装置の
構成を示すブロック図である。
【図15】遮光手段付きディスプレイを二つの領域に分
割して観察者が適視位置から後方に移動したときに最適
制御を行った場合の、画面全体から完全な右眼画像およ
び左眼画像の見える範囲を示した説明図である。
【図16】図15において、二つの領域から同時に右眼
画像が見える範囲を太線多角形内(白抜き)で示した説
明図である。
【図17】遮光手段付きディスプレイを二つ領域に分割
して観察者が適視位置から前方に移動したときに最適制
御を行った場合の、画面全体から完全な右眼画像および
左眼画像の見える範囲を示した説明図である。
【図18】図17において、二つの領域から同時に右眼
画像が見える範囲を太線多角形内(白抜き)で示した説
明図である。
【図19】図18における右眼画像が見える範囲と、図
18における右眼画像が見える範囲とを合わせた範囲を
灰色で示した説明図である。
【図20】図17において、通常制御(非分割制御)が
行われる範囲として例えばP1を示した説明図である。
【図21】遮光手段付きディスプレイを三つの領域に分
割して観察者が適視位置から後方に移動したときに最適
制御を行った場合の、画面全体から完全な右眼画像およ
び左眼画像の見える範囲を示した説明図である。
【図22】図21において、三つの領域から同時に右眼
画像が見える範囲を太線多角形内(白抜き)で示した説
明図である。
【図23】遮光手段付きディスプレイを三つの領域に分
割して観察者が適視位置から前方に移動したときに最適
制御を行った場合の、画面全体から完全な右眼画像およ
び左眼画像の見える範囲を示した説明図である。
【図24】図23において、三つの領域から同時に右眼
画像が見える範囲を太線多角形内(白抜き)で示した説
明図である。
【図25】図22の範囲と図24の範囲を図19に追加
して示した説明図である。
【図26】遮光手段付きディスプレイを四つの領域に分
割して観察者が適視位置から後方に移動したときに最適
制御を行った場合の、画面全体から完全な右眼画像およ
び左眼画像の見える範囲を示した説明図である。
【図27】四つの領域に分割し、適視範囲よりも後方お
よび前方に画像供給可能範囲を広げるとともに、図25
の右眼画像供給可能範囲を追加した説明図である。
【図28】観察者が最適な距離から遮光バリアの開口部
を通して液晶パネル上の画素を観察している状態を示す
模式図である。
【図29】観察者が最適な距離から近い位置で遮光バリ
アの開口部を通して液晶パネル上の画素を観察している
状態を示す模式図である。
【図30】観察者が最適な距離から近い位置で図面に向
かって左側に移動したときの遮光バリアと液晶パネル上
の画素の関係を示す模式図である。
【図31】観察者が最適な距離から遠い位置で図面に向
かって左側に移動したときの遮光バリアと液晶パネル上
の画素の関係を示す模式図である。
【図32】図32は図13に示した遮光バリアにおける
分割された領域間の境界部分付近の構成における透明電
極部分だけを表す斜視図である。
【図33】図32に示す遮光バリアの透明電極のグルー
プ分けを表す構成図である。
【図34】この発明における遮光バリアの透明電極のグ
ループ分けを表す構成図である。
【図35】観察者が最適な距離から近い位置で図面に向
かって左側に移動したときの遮光バリアと液晶パネル上
の画素の関係を示す模式図である。
【図36】観察者が最適な距離から遠い位置で図面に向
かって左側に移動したときの遮光バリアと液晶パネル上
の画素の関係を示す模式図である。
【符号の説明】
1 眼鏡無し立体映像表示装置 1a 遮光手段付きディスプレイ 2 観察者 10 遮光バリア 20 液晶ディスプレイ 100 表示信号生成回路 101 センサ 102 位置検出制御回路 112 タイミング信号発生回路 115 遮光バリア分割制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 324 G09F 9/00 324 361 361 G09G 3/20 660 G09G 3/20 660X 3/36 3/36 H04N 13/04 H04N 13/04

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストライプ状の左眼画像および右眼画像
    を交互に表示する画像表示手段と、両眼視差効果を生じ
    させる遮光部の位置が移動できるように構成された遮光
    手段と、観察者の頭の位置を検出するセンサと、を備
    え、 前記遮光手段を横方向に領域分割し、観察者の頭位置に
    応じて各領域ごとに遮光部の位置の移動制御を行う領域
    分割移動制御手段を備えたことを特徴とする眼鏡無し立
    体映像表示装置。
  2. 【請求項2】 前記遮光手段は遮光部の位置を遮光部ピ
    ッチの1/4ピッチで移動するように構成されたことを
    特徴とする請求項1に記載の眼鏡無し立体映像表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記遮光手段の領域分割に対応させて前
    記画像表示手段の表示部も領域分割し、観察者の頭位置
    に応じて各領域ごとにストライプ状の左眼画像および右
    眼画像の表示順序を制御する表示制御手段を備えたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の眼鏡無し立
    体映像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記画像表示手段は液晶表示パネルから
    成り、前記遮光手段は、前記液晶表示パネルとその裏面
    側に配置される平面状に発光する光源との間に配置され
    た遮光バリアであることを特徴とする請求項1乃至請求
    項3のいずれかに記載の眼鏡無し立体映像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記遮光手段は、前記画像表示手段の光
    出射側に配置されるパララックスバリアであることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の眼鏡
    無し立体映像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記遮光手段が液晶パネルから成ること
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
    眼鏡無し立体映像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記遮光手段は、常時遮光部とその両側
    に設けられた遮光部がオン・オフする液晶シャッタ部に
    より構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のいずれかに記載の眼鏡無し立体映像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記遮光手段の分割された領域の境界部
    分に相当する開口率がほぼ一定になるように制御される
    ことを特徴とする請求項7に記載の眼鏡無し立体映像表
    示装置。
  9. 【請求項9】 前記境界部分に相当する開口部を挟む前
    記常時遮光部の両側に設けられた液晶シャッタは隣接す
    る他の領域の液晶シャッタと同じグループになるように
    配線されていることを特徴とする請求項7または8に記
    載の眼鏡無し立体映像表示装置。
  10. 【請求項10】 観察者の頭部が適視位置から離れるほ
    ど分割数を増加することを特徴とする請求項1乃至請求
    項9のいずれかに記載の眼鏡無し立体映像表示装置。
  11. 【請求項11】 領域分割を均等に行うことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の眼鏡無し
    立体映像表示装置。
  12. 【請求項12】 観察者のきき眼にその眼用の画像が供
    給されるように各領域の制御を行うことを特徴とする請
    求項1乃至請求項11のいずれかに記載の眼鏡無し立体
    映像表示装置。
  13. 【請求項13】 前記遮光手段の遮光部を任意の領域に
    おいて消失し得るように構成し、遮光部を消失した領域
    に対応する表示領域に二次元画像を表示するようにした
    こをと特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記
    載の眼鏡無し立体映像表示装置。
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