JP3569522B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
また、観察者の位置が左右方向に移動しても、観察位置に追従して常に立体映像を表示できる立体映像表示装置を得るものである。
また、観察者の位置が左右および前後方向に移動しても、観察位置に追従して常に立体映像を表示できる立体映像表示装置を得るものである。
図1は本発明の実施例1における立体映像表示装置を上方から見た原理図である。図において、1は透過型映像表示板、2は透過型映像表示板1の背面に配置した透過型映像表示板1の表示面より大きい凸レンズ板で、oは凸レンズ板中心、FLは焦点である。3は透過型映像表示板1に時分割して表示された2つの方向像を観察者の左右両眼へ選択的に照射して立体映像を表示するために透過型映像表示板1を境に観察者のいる空間から反対側の空間に配置された発光面上の任意の部分領域で発光する分割光源、4は透過型映像表示板1に表示する2つの方向像の信号を出力する左右映像信号源で、4R、4Lはそれぞれ映像R、Lを出力する右眼映像、左眼映像信号源である。5は透過型映像表示板1に表示する左右両眼用の方向像を時間交互に切り換える時分割回路、6は透過型映像表示板1に表示する左右両眼用の方向像の時間交互の切り換えに対応して分割光源3を左右2分割した領域3R、3Lで交互に発光するように制御する分割制御回路である。図2は実施例1の動作を説明するための光路図であり、観察位置における透過型映像表示板1上の各位置を照らすバックライトの光路を示す。
上記実施例1では、分割光源3を左右2分割して発光させていたが、本実施例2は、分割光源3を左右方向に3以上分割して発光させたもので、図3は本発明の実施例2における立体映像表示装置を上方から見た原理図である。図において、7は透過型映像表示板1に表示する3以上の方向像の信号を出力する複数映像信号源で、図3での7A、7B、7C、7Dは4つの映像A、B、C、Dを出力する。8は透過型映像表示板1に表示する3以上の方向像を順次切り換える複数時分割回路、9は分割光源3を透過型映像表示板1に表示する3以上の方向像の順次切り換えに対応して3以上に分割した領域3A、3B、3C、3Dで順次発光するように制御する複数分割制御回路である。
上記実施例2では、分割光源3を左右方向に3以上分割して発光させていたが、本実施例3はさらに、分割光源3を左右および上下方向に分割して発光させたもので、図4は本発明の実施例3における立体映像表示装置の斜めから見た原理図である。図において、複数映像信号源7は透過型映像表示板1に表示する左右、上下の方向像の信号源で、図4では7AA〜7DDの左右、上下にそれぞれ4分割の計16の映像AA〜DDを出力する。この複数映像信号源7を複数時分割回路8で切り換えて透過型映像表示板1に表示する。10は分割光源3を透過型映像表示板1に表示する左右および上下の方向像の順次切り換えに対応して左右および上下に分割した領域3AA〜3DDで順次発光するように制御する平面分割制御回路である。
図5は本発明の実施例4における立体映像表示装置を上方から見た原理図である。図において、11は観察者の左右位置を検出する左右位置検出器、12は分割光源3の分割位置を移動させて左右2分割した領域で発光するように制御する分割位置移動回路である。
図6は本発明の実施例15における立体映像表示装置を上方から見た原理図であり、いわば、上記実施例4における分割位置移動回路12を観察者の位置に応じて左右方向に必要最小限の領域で分割光源を発光させる発光位置左右移動回路13にしたものを示している。図6に示すように、観察者の位置を検出する左右位置検出器11で発光位置左右移動回路13を制御して、観察者のEYE1、EYE2が点a、kの位置にあれば、分割光源3上の点3a、3e上だけ発光し、EYE1、EYE2が点e、lの位置に移動すれば、分割光源3上の発光点は点3c、3gに位置に移動する。すなわち実施例4と同様に、観察者が左右に動いても常に立体映像を観察することができ、さらに分割光源3上の発光領域を最小限にすることで低消費電力化を図ることができる。
上記実施例4および5では、分割光源3の発光領域の移動は左右方向だが、本実施例6はさらに、分割光源3の発光領域を左右および上下方向に移動させたもので、図7は本発明の実施例6における立体映像表示装置を斜めから見た原理図である。図において、14は観察者の左右および上下方向の位置を検出する平面位置検出器、15は分割光源3を左右および上下方向に必要最小限の領域で発光させる発光位置平面移動回路である。
図8は本発明の実施例7における立体映像表示装置を上方から見た原理図である。図において、16は観察者までの距離を検出する距離検出器、17は観察者までの距離に応じて分割光源3の左右方向の発光領域範囲を変化させる発光領域左右可変回路である。
上記実施例7では、観察者に対する視点位置の追従は左右および前後方向だが、本実施例8はさらに、上下方向にも追従させたもので、図9は本発明の実施例8における立体映像表示装置の斜めから見た原理図である。図において、18は観察者までの距離に応じて分割光源3の左右および上下方向の発光領域範囲を変化させる発光領域平面可変回路である。
図10は本発明の実施例9における立体映像表示装置を上方から見た原理図である。図において、19は3以上の方向像の隣接方向像毎を時間交互に切り換えるように設けられた複数の時分割手段5の出力を観察者の左右位置に応じて選択する信号左右切換回路、20は分割光源3の分割位置を複数の固定位置のいずれかに移動させて分割光源3を2分割領域で交互に発光させる分割位置切換回路である。
図11は本発明の実施例10における立体映像表示装置を上方から見た原理図であり、いわば、上記実施例9の分割位置切換回路20を、分割光源3の複数に分割された発光領域のうちから観察者の左右位置に応じた隣接した2領域を交互に発光させる発光領域切換回路21としたものを示している。上記分割光源3は発光領域切換回路21によって、複数の発光領域が設定され、図11の例では領域3A、3B、3C、3Dで4分割され、観察者の左右眼がAとBの位置にあるとき、左右位置検出器11が検出して発光領域切換回路21を制御し、分割光源3を領域3A、3Bで交互に発光すると同時に、映像信号AとBを切り換える時分割回路5の出力を透過型映像表示板1に表示するように信号左右切換回路で選択する。同様に観察者の左右眼がBとC、CとDの位置でも信号左右切換回路で選択する。この結果、上記実施例9と同様の表示を分割光源3の発光領域を小さくしてもできるので、消費電力を低減できる。
図12は本発明の実施例11における立体映像表示装置を斜めから見た原理図であり、いわば、左右に複数の方向像のうちから観察者の位置に応じて2つの方向像を交互に表示する上記実施例9を、左右および上下方向に複数の方向像のうちから観察者の位置に応じて2つの方向像を交互に表示するようにしたものを示している。図において、22は上下位置毎の複数の信号左右切換回路19の出力を平面位置検出器14によって選択する信号上下切換回路である。図12の例では複数映像信号源7は左右上下にそれぞれ4方向の合計16方向の映像信号AA〜DDを出力していて、観察者の左右眼がCBとDBの位置にあるとき、平面位置検出器14が検出して分割位置移動回路20を制御し、分割光源3を領域3D、3D以外で交互に発光すると同時に、映像信号CBとDBを切り換える時分割回路5の出力の左右位置を信号左右切換回路19で選択し、さらに上下位置を信号上下切換回路22で選択して透過型映像表示板1に表示する。この結果、実施例3のように左右上下の方向像を順次切り換えて表示するのではなく、隣接方向像毎に時間交互に切り換えての表示を観察者の位置に応じて選択して表示することができるので、切換周波数を高くしなくても済む。
図13は本発明の実施例12における立体映像表示装置を上方から見た原理図であり、いわば、左右に複数の方向像のうちから観察者の位置に応じて2つの方向像を交互に表示する上記実施例9を、左右および前後方向に複数の方向像のうちから観察者の位置に応じて2つの方向像を交互に表示するようにしたものを示している。図において、23は前後位置毎の複数の信号左右切換回路19の出力を距離検出器16によって選択する信号距離切換回路である。図13の例では複数映像信号源7は左右前後にそれぞれ4位置の合計16位置の映像信号AA〜DDを出力していて、観察者の左右眼がBDとADの位置にあるとき、左右位置検出器11と距離検出器16が検出して発光位置左右移動回路13と発光領域左右可変回路17を制御し、分割光源3を領域3G、3Hで交互に発光すると同時に、映像信号BDとADを切り換える時分割回路5の出力の左右位置を信号左右切換回路19で選択し、さらに前後位置を信号距離切換回路23で選択して透過型映像表示板1に表示する。この結果、左右前後の方向像を観察者の位置に応じて選択して表示することができる。
図15は本発明の実施例13における立体映像表示装置を上方から見た原理図である。図において、24は左右位置検出器11で検出した観察者の左右位置に応じて分割光源3の発光を停止させる表示停止回路である。
図16は本発明の実施例14における立体映像表示装置を上方から見た原理図である。図において、25は3以上の方向像の隣接方向像毎を時間交互に切り換える表示と、2つの左右両眼用方向像を観察者に追従させる表示を切り換えることができるようにする立体表示モード変更回路である。図16の例では複数映像信号源7は左右に4つの方向像の映像信号A〜Dを出力していて、隣接方向像毎を時間交互に切り換える表示を選択する信号左右切換回路19の出力と、映像B、Cを各観察者に追従させる時分割回路5の出力を、立体表示モード変更回路25によって選択できる。この結果、視点位置による回り込む立体表示と、複数の観察者による同時立体表示を選択することができる。
図17は本発明の実施例15における立体映像表示装置を上方から見た原理図である。図において、26は分割光源3を全面で発光させる全面発光回路、27は立体(3次元)表示と、2次元表示を切り換える平面表示変更回路である。図17の例では、映像R、Lを時間交互の切り換えと分割光源3の分割制御による立体(3次元)表示を、片眼用映像の表示と分割光源3の全面発光回路26による2次元表示に平面表示変更回路27によって選択できる。この結果、通常の立体でない映像を広い範囲で観察できる。
図18は本発明の実施例16における分割光源3の構成を示す斜視図である。図において、28、29、30、31はそれぞれ独立の、面発光する部分面光源である。図18の例では、左右に4分割させる構成を示しているが、分割数および上下方向の分割も、部分面光源の数を増やすことで実現できることは言うまでもない。
図19は本発明の実施例17における分割光源3の構成を示す斜視図である。図において、32は常時面発光する面光源、33、34、35、36はそれぞれ独立の、光の遮光、通過を制御する光シャッタである。図19の例では、左右に4分割させる構成を示しているが、分割数および上下方向の分割も、光シャッタの数を増やすことで実現できることは言うまでもない。
図20は本発明の実施例18における分割光源3の構成を示す斜視図である。図において、37はCRT光源である。CRT光源37では、光源の発光領域を任意に設定できるので、発光領域が重なるような発光も可能である。
図21は本発明の実施例19における分割光源3の構成を示す斜視図である。図において、38はシャッタ用透過型映像表示板で、上記実施例18と同様に光源の発光領域を任意に設定できるので、発光領域が重なるような発光も可能である。
図22は本発明の実施例20における凸レンズ板2の構成を示す斜視図である。図において、39は直交する断面で曲率が異なるトーリックレンズ板である。トーリックレンズ板39を使用することで、透過型映像表示板1に対して、分割光源3の寸法や観察位置の任意設定ができる。
図23は本発明の実施例21における立体映像表示装置を上方から見た原理図である。図において、40は透過型映像表示板1の表示と分割光源3の発光制御を高速化させる高速走査制御回路である。図23の例では、左右4方向像を順次投影させるので、高速走査制御回路40によって投影を高速化できるので、フリッカの低減ができる。また、透過型映像表示板1の表示が左右眼用の交互切換や、4方向像以上の場合でも適用できるのは言うまでもない。
図24は本発明の実施例22における立体映像表示装置を上方から見た原理図であり、いわば、透過型映像表示板1をLCDで構成した場合の入力信号を、映像信号の片フィールド毎に全画面を黒表示するようにしたものを示している。図において、41は全画面黒表示切換回路、42は全画面黒表示信号源である。図25は本発明のこの実施例22の動作を説明する表示領域の時間変化を示す図であり、(a)は映像R、L、および映像R、Lを片フィールド毎に全画面を黒表示させてフレーム単位で切り換えた映像入力、(b)は(a)の映像入力によって画面上に表示された領域の時間変化を示すものである。
図26は本発明の実施例23の動作を説明する表示領域の時間変化を示す図であり、詳しくは、表示する透過型映像表示板1のLCDのフィールド2を表示する画素がフィールド1と同じ映像を同時に表示するようにした場合の表示領域の時間変化を示している。上記実施例22では左右映像R、Lの全画面を時間分離できても、LCDの画素を半分しか使用してないので水平縞になるが、フィールド2の画素も表示するのでLCDの全画素を用いて水平縞のない表示ができる。
図27は本発明の実施例24の動作を説明する表示領域の時間変化を示す図であり、透過型映像表示板1をLCDで構成した場合の入力信号を、映像信号のフレーム表示毎に全画面を黒表示するようにしている。図において、(a)は映像R、L、および映像R、Lを1フレーム毎に全画面を黒表示してから2フレーム単位で切り換えた映像入力、(b)は(a)の映像入力によって画面上に表示された領域の時間変化を示すものである。このとき画面上に表示された領域は図27(b)に示すように、映像R−1で1ライン目から262.5ライン目まで表示し、映像R−2で262.5ライン目から525ライン目まで表示する。次に全画面黒信号が1フレーム入力されて1ライン目から525ライン目まで映像R−1が消去される。次に映像L−1で1ライン目から262.5ライン目まで表示し、映像L−2で262.5ライン目から525ライン目まで表示する。次に全画面黒信号が1フレーム入力されて1ライン目から525ライン目まで映像R−1が消去され、以下これを繰り返す。この結果、透過型映像表示板1に同一画素に次に信号が来るまで表示を継続するLCDを用いても、どの任意の時間で両画面が一部分でも同時に表示されることがなく、映像R、Lの全画面を時間分離することができ、さらに上記実施例22、23のような垂直解像度の低下を招かない。
図28は本発明の実施例25の動作を説明する表示領域の時間変化を示す図であり、上記実施例24における全画面黒表示信号の入力時の画面走査時の周波数を高くするようにしている。図において、(a)は映像R、L、および映像R、Lを1フレーム毎に全画面を黒表示してから2フレーム単位で切り換えて、黒表示走査時の周波数を高くした映像入力、(b)は(a)の映像入力によって画面上に表示された領域の時間変化を示すものである。このとき画面上に表示された領域は図28(b)に示すように、映像R、Lの全画面を時間分離することができ、さらに表示周波数を高くすることができる。
図29は本発明の実施例26における立体映像表示装置の上方から見た原理図であり、詳しくは、映像R、L、および全画面黒信号表示時の画面走査時の周波数を高くして、さらに映像R、Lと全画面黒信号の間に入力信号のないようにしたものを示している。図において、43は走査停止回路である。図30は本発明の実施例26の動作を説明する表示領域の時間変化を示す図であり、(a)は映像R、L、および映像R、L表示、走査停止、全画面黒表示を繰り返す映像入力、(b)は(a)の映像入力によって画面上に表示された領域の時間変化を示すものである。このとき画面上に表示された領域は図28(b)に示すように、映像R、Lの全画面を時間分離することができ、さらに映像表示期間を、黒表示による無表示期間より長くすることで、画面の平均光透過率を上げることができ、輝度の向上を図ることができる。
図31は本発明の実施例27における立体映像表示装置を上方から見た原理図であり、詳しくは、分割光源3にシャッタ用透過型映像表示板38を使用した場合の分割制御を透過型映像表示板1の映像表示に同期させて分割光源3の発光を行うようにしたものを示している。図において、44は発光停止回路である。この結果、分割光源3にシャッタ用透過型映像表示板38を使用した場合でも、分割領域の発光を時間分離することができる。
Claims (3)
- LCDを備え、
前記LCDに異なる画像を順次表示する場合において、
前記LCDに1フィールドあるいは1フレーム分の映像信号を入力する毎に、前記LCDに全画面黒表示を行わせるための全画面黒信号を入力することを特徴とする表示装置。 - 前記LCDにおける前記全画面黒信号の入力時の画面走査時の周波数を、前記映像信号のそれよりも高くするようにしたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記LCDにおいて、前記映像信号の入力と前記全画面黒信号の入力との間に入力信号が無い期間を設けたことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
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