JP2001151806A - 防滑用アクリルエマルション、その製造方法及び防滑用塗料組成物 - Google Patents
防滑用アクリルエマルション、その製造方法及び防滑用塗料組成物Info
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Abstract
機溶媒を使用する必要の無い防滑用アクリルエマルショ
ンをを提供すること。 【解決手段】 アルカリ可溶性共重合体中和物で分散安
定化された、670nmの平均粒子径を有する核部分お
よび殻部分からなる二重構造のアクリル(共)重合体の
エマルションであって、核部分の(共)重合体のガラス
転移温度(Tg)が67℃であり、殻部分の(共)重合
体がアクリロニトリル単量体単位12重量%及びアクリ
ル酸エチル88重量%で、そのTgが−12℃であり、
核部分の(共)重合体とアルカリ可溶性共重合体との重
量の比率が、77/23であり、且つ核部分の(共)重
合体と高分子保護コロイドを構成する共重合体との合計
重量と殻部分の(共)重合体との重量の比率が、40/
60である防滑用アクリルエマルション。該アクリルエ
マルションと充填剤とを含有してなる防滑塗料組成物。
Description
マルションに関し、更に詳しくは、段ボール、板紙など
の表面に塗布して、これらに防滑効果を与える防滑性及
び耐ブロッキング性に優れる防滑用アクリルエマルショ
ン、その製造方法及び該防滑用アクリルエマルションと
充填剤とを含有してなる防滑用塗料組成物に関する。
品などの多くの製品が、段ボール箱、カートンなどの紙
器、種々の紙袋で包装して、パレットに多段に積載さ
れ、運搬されている。これらの包装された製品が、積載
や運搬時に滑ると荷崩れを起し、運送効率を低下させる
ばかりでなく、製品を破損したり、人体を危険に晒した
りするという問題が生じる。
紙袋の表面に防滑性を付与することために、防滑剤の塗
布が従来から行われている。こうした防滑剤には、非粘
着型の防滑剤と粘着型の防滑剤の2つがある。
インダー(共重合体エマルション)とを組み合わせた被
覆組成物を塗布し、紙器などの表面に凹凸のある皮膜を
形成させ、この凹凸の物理的かみ合せによって滑り防止
を行う方法がある(例えば、特開昭55−10759
7、特開昭61−186597等)が、無機充填剤の量
が少ないと被覆組成物を塗布した紙が他の紙と接着し
(以下、ブロッキングという)、剥離した時にその紙が
破け、紙器の美観を損ない、逆に多いと塗布層の透明性
が損なわれるという問題があった。透明性を改良する方
法として、無色透明のコロイダルシリカとアクリル共重
合体とからなる複合体粒子エマルションを使用すること
が提案されている(特開平1−308748)が、調製
が難しく、分散安定性に欠けるために塗布時にエマルシ
ョンが凝集するという問題があった。
移温度(以下、Tgという)が20〜90℃で、殻部分
のTgが−20〜10℃である二重構造のアクリルエマ
ルションによって滑り防止を行う方法(特開平4−30
6273)が提案されているが、気温が高くなるとブロ
ッキングが起こるという問題があった。また、ビニル系
重合体エマルジョンにテルペン(共)重合体を含有させ
た組成物によって滑り防止を行う方法(特開平6−80
953)が提案されているが、テルペン(共)重合体を
溶解するのに有機溶媒を含有しているために火災や人体
への影響を考慮しなければならないという問題があっ
た。
は、上記事情に鑑み、防滑性及び耐ブロッキング性に優
れ、かつ有機溶媒を使用する必要の無い防滑用アクリル
エマルションを得ることにある。
的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、アルカリ可
溶性共重合体中和物で分散安定化された、特定範囲の平
均粒子径を有する二重構造のアクリルエマルションを使
用すれば、上記の目的を達成できることを見出し、この
知見に基づいて本発明を完成するに至った。
カリ可溶性共重合体中和物で分散安定化された、300
〜1000nmの平均粒子径を有する、核部分および殻
部分からなる二重構造のアクリル(共)重合体のエマル
ションであって、核部分の(共)重合体のガラス転移温
度(Tg)が30〜110℃であり、殻部分の(共)重
合体がエチレン性不飽和ニトリル単量体単位2〜15重
量%及びこれと共重合可能なその他のエチレン性不飽和
単量体単位85〜98重量%からなり、そのTgが−5
0〜+20℃であり、核部分の(共)重合体とアルカリ
可溶性共重合体との重量の比率が、40/60〜85/
15であり、且つ核部分の(共)重合体とアルカリ可溶
性共重合体との合計重量と殻部分の(共)重合体との重
量の比率が、20/80〜50/50である防滑用アク
リルエマルションが提供される。
合体エマルションの存在下で重合性乳化剤、エチレン性
不飽和カルボン酸単量体及びこれらと共重合可能なその
他のエチレン性不飽和単量体からなる単量体を重合して
得たエマルションを。pH7以上に調整し、その後、更
に、殻部分の(共)重合体を構成するための単量体を添
加して重合することを特徴とする防滑用アクリルエマル
ションの製造方法が提供される。
合体を構成するための単量体を重合するにあたり、この
殻部分の(共)重合体を構成するための単量体を、重合
性乳化剤、エチレン性不飽和カルボン酸単量体及びこれ
らと共重合可能なその他のエチレン性不飽和単量体から
なる単量体を重合して得られた共重合体の中和物で乳化
して、核部分の(共)重合体エマルションの存在下で、
重合することを特徴とする防滑用アクリルエマルション
の製造方法が提供される。
エマルションと充填剤とを含有してなる防滑用塗料組成
物が提供される。
発明において、アクリルエマルションとは、エマルショ
ンを構成する全(共)重合体の単量体単位のうち、エチ
レン性不飽和カルボン酸エステル単量体単位とエチレン
性不飽和カルボン酸単量体単位との合計量が50重量%
以上であるエマルションをいう。
核部分および殻部分からなる二重構造のアクリル(共)
重合体のエマルションである。本発明において、二重構
造のエマルションは、粒子が異層構造化したもので、T
gが高い核部分の(共)重合体の粒子表面が、Tgが低い
殻部分の(共)重合体で完全に、または部分的に覆われ
ているエマルションをいう。
重合体は、Tgが、30〜110℃、好ましくは50〜
100℃であることが必要である。これが30℃より低
いと、塗布層の耐ブロッキング性が悪くなり、110℃
より高いと防滑性が悪くなる。
量体は、特に限定されず、例えば、芳香族ビニル単量
体、エチレン性不飽和カルボン酸エステル単量体、エチ
レン性不飽和カルボン酸単量体、エチレン性不飽和カル
ボン酸アミド単量体、エチレン性不飽和ニトリル単量
体、架橋性単量体等を使用できる。これらの単量体は単
独で使用しても、2種類以上を併用してもよい。
が、例えば、スチレン、メチルスチレン、ビニルトルエ
ン、クロロスチレン、ヒドロキシメチルスチレン等を挙
げることができる。これらの芳香族ビニル単量体のう
ち、スチレンが好ましい。
体は、エチレン性不飽和モノカルボン酸又はエチレン性
不飽和多価カルボン酸の、ハロゲン等の置換基を有して
いてもよい各種アルコールとのエステルである。エチレ
ン性不飽和モノカルボン酸エステル単量体としては、例
えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリ
ル酸ブチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシ
ル、メタ)アクリル酸トリフルオロエチル、(メタ)ア
クリル酸テトラフルオロプロピル、(メタ)アクリル酸
メトキシメチル、(メタ)アクリル酸エトキシエチル、
(メタ)アクリル酸シアノメチル、(メタ)アクリル酸
2−シアノエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ
エチル、(メタ)アクリル酸グリシジル等の(メタ)ア
クリル酸エステル、エチレン性不飽和多価カルボン酸エ
ステルとしては、マレイン酸ジブチル、フマル酸ジブチ
ル、マレイン酸ジエチル等が挙げられる。
は、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸な
どのエチレン性不飽和モノカルボン酸;フマル酸、マレ
イン酸、イタコン酸、ブテントリカルボン酸などのエチ
レン性不飽和多価カルボン酸;マレイン酸モノエチル、
イタコン酸モノメチルなどのエチレン性不飽和多価カル
ボン酸の部分エステルが挙げられる。
としては、例えば、(メタ)アクリルアミド、N−メチ
ロール(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチロール
(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)
アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド系単量体が
挙げられる。
は、例えば、(メタ)アクリロニトリル、フマロニトリ
ル、α−クロロアクリロニトリル、α−シアノエチルア
クリロニトリル等が挙げられる。
ベンゼン等の共役ジビニル化合物;ポリエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパント
リ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール(メ
タ)アクリレート等のポリ(メタ)アクリレート化合物
が挙げられる。
重合体は、Tgが、−50〜+20℃、好ましくは−2
5〜+5℃であることが必要である。これが−50℃よ
り低いと耐ブロッキング性が低下し、+20℃より高い
と防滑性が低下する。
性不飽和ニトリル単量体単位2〜15重量%およびこれ
と共重合可能なその他のエチレン性不飽和単量体単位9
8〜85重量%である。
は、核部分の(共)重合体に使用することができる(メ
タ)アクリロニトリル、フマロニトリル、α−クロロア
クリロニトリル、α−シアノエチルアクリロニトリル等
が挙げられる。これらは単独で、又は2種類以上を組み
合わせて使用することができる。このうち、アクリロニ
トリルが好ましい。エチレン性不飽和ニトリル単量体単
位が2重量%より少ないと、耐ブロッキング性が悪くな
り、15重量%より多いと、加熱により塗布層が着色す
る。
可能なその他のエチレン性不飽和単量体は、特に限定さ
れず、核部分に使用することができる芳香族ビニル単量
体、エチレン性不飽和カルボン酸エステル単量体、エチ
レン性不飽和カルボン酸単量体、エチレン性不飽和カル
ボン酸アミド単量体等を使用できる。これらのうち、エ
チレン性不飽和カルボン酸エステル単量体が好ましく、
中でも、アクリル酸エチルが好ましい。
の防滑用アクリルエマルションは、特定のアルカリ可溶
性共重合体中和物で分散安定化されていることが必須で
ある。本発明において使用するアルカリ可溶性共重合体
中和物は、重合性乳化剤、エチレン性不飽和カルボン酸
単量体及びこれらと共重合可能な他のエチレン性不飽和
単量体を共重合させて得られる、アルカリ可溶性共重合
体の中和物である。分散安定化の方法としては、核部分
の(共)重合体エマルションの存在下で、アルカリ可溶
性共重合体を構成する単量体と重合性乳化剤を重合し
て、中和した後に、殻部分を構成する単量体を重合する
方法、殻部分の(共)重合体を構成するための単量体を
アルカリ可溶性共重合体の中和物を用いて乳化し、該乳
化物を核部分の(共)重合体エマルションの存在下に、
添加し、重合する方法が挙げられる。
を用いて、エチレン性不飽和カルボン酸単量体15〜5
5重量%、好ましくは20〜40重量%及びこれらと共
重合可能な他のエチレン性不飽和単量体45〜85重量
%、好ましくは60〜80重量%を共重合して得られ
る。
500〜20,000、好ましくは1,000〜15,
000である。分子量が500より小さいとアルカリ可
溶性共重合体が粒子表面に吸着され難いので分散安定化
効果が小さくなり、20,000より大きいと粘度が高
くなり、取り扱いが困難になる。
できる重合性乳化剤は、分子中に少なくとも1つの重合
可能な炭素−炭素不飽和結合を有する界面活性剤であ
り、具体例として、プロペニル−2−エチルヘキシルベ
ンゼンスルホコハク酸エステルナトリウム、(メタ)ア
クリル酸ポリオキシエチレンの硫酸エステル、ポリオキ
シエチレンアルキルプロペニルエーテル硫酸アンモニウ
ム塩、(メタ)アクリル酸ポリオキシエチレンの燐酸エ
ステル等のアニオン性重合性乳化剤;ポリオキシエチレ
ンアルキルベンゼンエーテル(メタ)アクリル酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(メタ)アク
リル酸エステル等のノニオン性重合性乳化剤が挙げられ
る。重合性乳化剤の使用量は、通常、アルカリ可溶性共
重合体を構成するための単量体100重量部に対して、
0.1〜2.0重量%、好ましくは0.2〜1.0重量
%である。
エチレン性不飽和カルボン酸単量体は、特に限定され
ず、核部分又は殻部分の(共)重合体と同様のものを使
用することができる。エチレン性不飽和カルボン酸単量
体量が、15重量%より少ないと得られる塗被紙の耐ブ
ロッキング性が悪くなり、55重量%より多くなるとエ
マルションの粘度が高くなり、取扱いが困難になる。
ン酸単量体と共重合可能なその他のエチレン性不飽和単
量体は、特に限定されず、核部分又は殻部分の(共)重
合体に使用することができる芳香族ビニル単量体、エチ
レン性不飽和カルボン酸エステル単量体、エチレン性不
飽和カルボン酸アミド単量体、エチレン性不飽和ニトリ
ル単量体等を使用することができる。
リ可溶性共重合体を塩基により中和して得られる。この
際、使用できる塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物;水酸化カルシ
ウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸
化物;アンモニア;トリエチルアミン、トリエタノール
アミン等のアミン類;等が使用される。この中でも、ア
ンモニアが好ましい。
成するアクリル(共)重合体において、核部分の(共)
重合体とアルカリ可溶性共重合体との重量の比率は、4
0/60〜85/15、好ましくは、60/40〜80
/20である。殻部分の比率が上記範囲を外れて低い場
合は、得られる塗被紙の防滑性が悪くなり、逆に高い場
合は、耐ブロッキング性が悪くなる。
成するアクリル(共)重合体において、核部分の(共)
重合体とアルカリ可溶性共重合体の合計重量と殻部分の
(共)重合体の重量との比率は、20/80〜50/5
0、好ましくは、25/75〜45/55である。殻部
分の比率が上記範囲を外れて低い場合は、得られる塗被
紙の防滑性が悪くなり、逆に高い場合は、耐ブロッキン
グ性が悪くなる。
均粒子径は、300〜1,000nm、好ましくは、4
00〜800nmである。平均粒子径が、300nmよ
り小さいと防滑性が低下し、逆に1,000nmより大
きいと塗布層の透明性が低下する。
核部分の(共)重合体エマルションの存在下で重合性乳
化剤、エチレン性不飽和カルボン酸単量体及びこれらと
共重合可能なその他のエチレン性不飽和単量体からなる
単量体を共重合して得たエマルションを、pH7以上に
調整し、その後、更に、殻部分の(共)重合体を構成す
るための単量体を添加して重合することによって製造す
ることができる。以下、この方法を第1の製造方法とい
う。
法としては、粒子径制御の観点から、通常、シード重合
法が採用され、シード粒子の存在下、通常、乳化剤を使
用しないで、核部分を構成するための単量体を、重合開
始前に一括して添加または重合開始後に分割添加あるい
は連続添加して、重合する。分割添加あるいは連続添加
する場合、添加量は均一にすることもでき、重合の進行
段階に応じて変えることもできる。この際、シード粒子
の組成は特に限定されず、単量体の組成と同じであって
も、異なってもよい。また、シード粒子の粒子径及び使
用量は、目的に応じて適宜選定すればよい。
するにあたり、単量体中に(メタ)アクリル酸2−ヒド
ロキシエチル、エチレン性不飽和カルボン酸単量体等の
親水性の高い単量体を含有させることにより、エマルシ
ョンが安定性良く製造できる。これらの親水性の高い単
量体の中でも、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチ
ルが好ましい。これらの親水性の高い単量体は、核部分
の(共)重合体の組成中、通常、0.1〜5重量%使用
する。この量が0.1重量%より少ないと、重合安定性
の付与が十分でなく、5重量%より多いと、エマルショ
ンの粘度が高くなるので取り扱いが困難になる。
共重合体は、重合性乳化剤、エチレン性不飽和カルボン
酸単量体及びこれらと共重合可能なその他のエチレン性
不飽和単量体からなる単量体を、核部分の(共)重合体
エマルションの存在下に、重合開始時に一括して添加す
るか、重合開始時に一部を添加した後、残部を連続的ま
たは断続的に添加するか、または重合開始時から連続的
添加して、共重合する。
重合体は、核部分の重合に引き続いて、同一の反応容器
で重合しても、予め他の反応容器で重合した核部分の
(共)重合体エマルションを移送して重合してもよい。
ルションを、塩基によりpH7以上に調整して、中和す
る。
ための単量体を、分散安定化されたエマルションに連続
添加し、重合する。
後、pH及び濃度を調整して、本発明の防滑用アクリル
エマルションを得る。
重合体、アルカリ可溶性共重合体及び殻部分の(共)重
合体の重合に用いることのできる重合開始剤は、特に限
定されない。具体例としては、過硫酸ナトリウム、過硫
酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過リン酸カリウム、
過酸化水素等の無機過酸化物;ジイソプロピルベンゼン
ハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイ
ド、t−ブチルハイドロパーオキサイド、1,1,3,
3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサイド、2,
5−ジメチルヘキサン−2,5−ジハイドロパーオキサ
イド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジ−α−クミル
パーオキサイド、アセチルパーオキサイド、イソブチリ
ルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド等の有機
過酸化物;アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス−
2,4−ジメチルバレロニトリル、アゾビスイソ酪酸メ
チル等のアゾ化合物等を挙げることができる。これらの
重合開始剤は、それぞれ単独で、あるいは2種類以上を
組み合わせて使用することができる。重合開始剤の使用
量は、その種類によって異なるが、核部分の(共)重合
体、アルカリ可溶性共重合体及び殻部分の(共)重合体
の各重合で使用する全単量体に対して、0.1〜2.0
重量%、好ましくは0.2〜1.0重量%である。
み合わせで、レドックス系重合開始剤として使用するこ
ともできる。レドックス系重合開始剤の還元剤は特に限
定されず、その具体例としては、硫酸第一鉄、ナフテン
酸第一銅等の還元状態にある金属イオンを含有する化合
物;メタンスルホン酸ナトリウム等のスルホン酸化合
物;ジメチルアニリン等のアミン化合物;などが挙げら
れる。これらの還元剤は単独で又は2種以上を組合せて
用いることができる。還元剤の使用量は、還元剤によっ
て異なるが、重合開始剤1重量部に対して0.03〜1
0重量部であることが好ましい。
常、アルカリ可溶性共重合体の製造に使用することがで
きる重合性乳化剤のみを使用すればよい。その他の乳化
剤についは、本発明の目的を損なわない範囲で使用して
もよい。それらの例としては、通常に使用されるノニオ
ン性、アニオン性、カチオン性又は両性界面活性剤など
を使用することができる。
合体、アルカリ可溶性共重合体及び殻部分の(共)重合
体の製造する時の重合温度は、通常、0〜100℃、好
ましくは30〜90℃である。
ンは、殻部分の(共)重合体を構成するための単量体を
重合するにあたり、この殻部分の(共)重合体を構成す
るための単量体を、重合性乳化剤、エチレン性不飽和カ
ルボン酸単量体及びこれらと共重合可能なその他のエチ
レン性不飽和単量体からなる単量体を重合して得られた
共重合体の中和物で乳化して、核部分の(共)重合体エ
マルションの存在下で、重合することも製造することが
できる。以下、この方法を第2の製造方法という。
1の核部分の(共)重合体の製造方法と同様にして製造
する。
単量体を、アルカリ可溶性共重合体中和物を用いて乳化
し、核部分の(共)重合体エマルションの存在下で、該
乳化物を連続的に添加して、重合する。この時、核部分
の(共)重合体エマルションは、塩基によりpH7以上
に調整する。これにより、殻部分の(共)重合体を構成
するための単量体を乳化しているアルカリ可溶性共重合
体中和物が分散安定化される。アルカリ可溶性共重合体
中和物の使用量は、殻部分を構成する単量体100重量
部に対し、20〜100重量%、好ましくは20〜50
重量%である。この使用量が20重量%より少ないと、
乳化安定性が悪くなり、100重量%より多くなると粘
度が高くなり、取扱いが困難になる。
重合体を構成する単量体を乳化するアルカリ可溶性共重
合体中和物は、製造方法に特に限定はなく、乳化重合又
は溶液重合で製造したアルカリ可溶性共重合体を、塩基
によりpH7以上に調整することによって中和し、製造
する。例えば、乳化重合の場合、重合性乳化剤、エチレ
ン性不飽和カルボン酸単量体及びこれらと共重合可能な
その他のエチレン性不飽和単量体からなる単量体を重合
して得られた共重合体のエマルションを、塩基によりp
H7以上に調整することによって中和し、製造する。
合体を構成する単量体は、核部分の重合に引き続いて、
同一の反応容器で重合しても、予め他の反応容器で重合
した核部分の(共)重合体エマルションを移送して重合
してもよい。
後、pH及び濃度を調整して、本発明の防滑用アクリル
エマルションを得る。
重合体、アルカリ可溶性共重合体及び殻部分の(共)重
合体の重合に用いることのできる重合開始剤は、第1の
製造方法に使用できるものを使用できる。
カリ可溶性共重合体を乳化重合で製造する場合に、前述
した重合性乳化剤のみを使用すればよい。その他の乳化
剤についは、本発明の目的を損なわない範囲で使用して
もよい。それらの例としては、通常に使用されるノニオ
ン性、アニオン性、カチオン性又は両性界面活性剤など
を使用することができる。
合体、アルカリ可溶性共重合体及び殻部分の(共)重合
体の製造する時の重合温度は、第1の製造方法と同様
に、通常、0〜100℃、好ましくは30〜90℃であ
る。
は、エマルション単独でも防滑性能を有しているが、充
填剤と混合して防滑用塗料組成物としても使用すること
ができる。
は、特に限定されず、無機充填剤でも、有機充填剤でも
よい。無機充填剤としては、酸化チタン、酸化アルミニ
ウム、二酸化ケイ素、炭酸カルシウム、硫酸バリウム等
が挙げられ、有機充填剤としては、セルロースビーズ、
架橋ポリスチレン粒子、アクリル及び塩化ビニル等の樹
脂を粉体にしたもの等を挙げることができる。
0μm、重量平均粒子径/数平均粒子径の比が3.0以
下のものが使用される。充填剤の体積平均粒子径が2μ
mより小さいと塗工表面の凹凸が不足するために防滑性
が低下し、300μmを超える場合は透明性が低下する
ので望ましくない。重量平均粒子径/数平均粒子径の比
が3.0より大きくなると、防滑性が低下するので望ま
しくない。
エマルションの固形分100重量部に対して、30重量
部以下、好ましくは20重量部以下、更に好ましくは1
0重量部以下である。30重量部より多いと、防滑性が
低下するばかりか、防滑塗料組成物を調製する時の配合
安定性及び塗料を塗布した層の透明性も低下するので好
ましくない。
て調製することができる。その際、該組成物には、充填
剤の他、この分野で通常使用される消泡剤、増粘剤、防
腐剤、造膜助剤等の添加物を混合することができる。
防滑用塗料組成物は、段ボール箱、カートンなどの紙
器、種々の紙袋等の被塗物に、ロールコーター、ブレー
ドコーター、バーコーターなどの塗工機を使用して塗工
し、これらに優れた防滑性を付与することができる。
するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、特に断りの無い限り、「部」および「%」は、それ
ぞれ「重量部」および「重量%」を表す。エマルション
の重量は固形分換算である。
合容器に、ポリメタクリル酸メチルからなるシードエマ
ルション粒子(粒子径50nm)0.05部、スチレン
87.1%、アクリル酸2−エチルヘキシル11.9%
及びメタクリル酸2−ヒドロキシルエチル1.0%から
なる単量体混合物30.8部及びイオン交換水65部を
仕込み、攪拌しながら70℃迄昇温した後、イオン交換
水2部に過硫酸カリウム0.1部を溶解させた開始剤水
溶液を添加して、4時間反応させ、核部分の共重合体エ
マルションを得た。この時の重合転化率は98%、体積
平均粒子径は430nmであった。
レン43.9%及びメタクリル酸27.5%からなる単
量体混合物9.2部、ポリオキシエチレンノニルプロペ
ニルフェニルエーテル硫酸エステルアンモニウム塩0.
09部、チオグリコール酸オクチル0.74部並びにイ
オン交換水6.8部を一括して添加した後、イオン交換
水1部に過硫酸カリウム0.05部を溶解させた開始剤
水溶液を添加し、1時間反応させた。この時の全単量体
の重合転化率は99%、体積平均粒子径は490nmで
あった。28%アンモニア水を中和剤として1.8部添
加し、pHを7.5に調整し、80℃迄昇温させた。
0.3部を溶解させた開始剤水溶液を添加した後、アク
リル酸エチル88.0%及びアクリロニトリル12.0
%からなる単量体混合物60部を3時間かけて添加し、
その後2時間熟成させ、殻部分の共重合体を被覆させ
た。水冷して重合を終了させた後の全単量体の重合転化
率は99%であった。エマルションから、未反応単量体
を除去した後、pH及び濃度を調整して、固形分濃度が
50%、pHが7.0のエマルションを得た。得られた
エマルションの体積平均粒子径は670nmであった。
合容器に、アクリル酸エチル28.6%、メタクリル酸
メチル43.9%及びメタクリル酸27.5%からなる
単量体混合物13.8部、ポリオキシエチレンノニルプ
ロペニルフェニルエーテル硫酸エステルアンモニウム塩
0.25部、t−ドデシルメルカプタン0.49部並び
にイオン交換水25.7部を仕込み、攪拌して乳化し、
70℃迄昇温した後、イオン交換水4部に過硫酸カリウ
ム0.2部を溶解させた開始剤水溶液を添加し、1時間
反応させた。反応液を冷却後、28%アンモニア水を中
和剤として2.8部添加し、pHを7.5に調整し、ア
ルカリ可溶性共重合体中和物を得た。それに、イオン交
換水27部を添加した後、アクリル酸エチル88.0%
及びアクリロニトリル12.0%からなる単量体混合物
55部を添加し、殻部分の(共)重合体を構成する単量
体のエマルションを得た。
容器に、ポリメタクリル酸メチルからなるシードエマル
ション粒子(粒子径50nm)0.08部、スチレン9
9.0%及びメタクリル酸2−ヒドロキシルエチル1.
0%からなる単量体混合物31.2部及びイオン交換水
38部を仕込み、攪拌しながら70℃迄昇温した後、イ
オン交換水2部に過硫酸カリウム0.1部を溶解させた
開始剤水溶液を添加して、4時間反応させ、核部分の共
重合体エマルションを得た。この時の重合転化率は98
%、体積平均粒子径は370nmであった。その後、2
8%アンモニア水を0.2部添加し、重合系のpHを
7.5に調整した。更に、80℃迄昇温し、イオン交換
水10部に過硫酸カリウム0.5部を溶解させた開始剤
水溶液を添加した後、前記殻部分の(共)重合体を構成
する単量体のエマルションを3時間かけて添加し、その
後2時間熟成させ、殻部分の共重合体を被覆させた。水
冷して重合を終了させた後の全単量体の重合転化率は9
9%であった。エマルションから、未反応単量体を除去
した後、pH及び濃度を調整して、固形分濃度が50
%、pHが7.0のエマルションを得た。得られたエマ
ルションの体積平均粒子径は540nmであった。
すように、モノマー組成、シード粒子量、重合性乳化剤
量及び連鎖移動剤を変えた他は実施例1と同様にしてエ
マルションを得た。得られたエマルションの平均粒子径
を表1に示す。
合容器に、ポリメタクリル酸メチルからなるシードエマ
ルション粒子(粒子径50nm)0.05部、スチレン
87.1%、アクリル酸2−エチルヘキシル11.9%
及びメタクリル酸2−ヒドロキシルエチル1.0%から
なる単量体混合物40部及びイオン交換水65部を仕込
み、攪拌しながら70℃迄昇温した後、イオン交換水2
部に過硫酸カリウム0.1部を溶解させた開始剤水溶液
を添加して、4時間反応させ、核部分の共重合体エマル
ションを得た。この時の重合転化率は98%、体積平均
粒子径は470nmであった。
器に、アクリル酸エチル95.0%及びアクリロニトリ
ル5.0%からなる単量体混合物60部、イオン交換水
60部及びポリオキシエチレンノニルプロペニルフェニ
ルエーテル硫酸エステルアンモニウム塩0.5部を仕込
み、攪拌して乳化し、殻部分の(共)重合体を構成する
単量体のエマルションを得た。該エマルションを3時間
かけて添加し、その後2時間熟成させ、殻部分の共重合
体を被覆させた。水冷して重合を終了させた後の全単量
体の重合転化率は99%であった。エマルションから、
未反応単量体を除去した後、pH及び濃度を調整して、
固形分濃度が50%、pHが7.0のエマルションを得
た。得られたエマルションの体積平均粒子径は670n
mであった。
ョンの固形分濃度を37%に希釈し、段ボール用ライナ
ー紙に、高速枚葉式コーターを使用して、ワイヤーバー
No.3、速度999mm/秒で、塗工量が、2.5〜
3.5g/m2となるように塗工した後、オーブンにて
110℃で1分間乾燥した。この塗被紙を温度23℃、
湿度65%の条件で24時間、調湿した。得られた塗被
紙の物性を評価した。その結果を表2に示す。
示すように、実施例2〜6、比較例1〜3のエマルショ
ンを用いて、実施例7と同様にして塗被紙を作製し、そ
の物性を評価した。結果を表2に示す。
ションの固形分100部と塩化ビニル重合体粒子(新第
一塩ビ社製PB−52:粒子径20μm)9部とを混合
して得られた組成物を用いて、実施例7と同様にして塗
被紙を作製し、その物性を評価した。結果を表2に示
す。
の防滑性、耐ブロッキング性の測定方法は下記のとおり
である。 (防滑性)防滑性は、滑り角度試験TAPPI標準法T
503に規定されている傾斜法試験に準じて、23℃、
湿度65%の条件下で、レベルプロトラクター(東栄工
業株式会社製)を使用して、塗被紙の滑り角度を測定
し、評価した。即ち、先ず、得られた塗被紙を裁断し
て、2.5cm×17cmと7.5cm×20cmの試
験片を作製する。7.5cm×20cmの試験片を機械
本体に塗工面が表になるようにして貼り付ける。次に、
試験面が2.5cm×15cm、重量375gの金属板
に2.5cm×17cmの試験片を塗工面が表になるよ
うにして貼り付ける。金属板を機械の中央に試験片同士
が接触するように重ね、金属板を徐々に傾けて、その金
属板が滑り始める角度を測定した。この角度が大きい方
が防滑性が高い。
6.7cm×10cmの試験片を2枚作製する。塗布面
同士を合わせ、40℃、湿度90%の条件下で29.4
KPaの荷重をかけ、18時間放置後、取り出して室温
まで放冷した後、試験片を両手で剥離し、その試験片の
剥離状態の程度により、以下の基準で判定した。 評価基準 ○:剥離し難くなるが、片方の紙への他方の紙の付着なし △:剥離し難く、片方の紙に他方の紙が少し付着する程度 ×:剥離しない
がわかる。殻部分のエチレン性不飽和ニトリル単量体量
が本発明で規定した範囲より少ないエマルションを使用
して得られた比較例4の塗被紙は、防滑性が悪い。体積
平均粒子径が本発明で規定した範囲より小さいエマルシ
ョンを使用して得られた比較例5の塗被紙は、防滑性が
悪い。アルカリ可溶性共重合体で分散安定化されていな
いエマルションを使用して得られた比較例6の塗被紙
は、耐ブロッキング性が悪い。
塗料組成物を用いた実施例7〜13の塗被紙は、防滑性
及び耐ブロッキング性に優れていることがわかる。
体中和物で分散安定化された、特定粒径を有する核部分
および殻部分からなる二重構造のアクリル(共)重合体
のエマルションであって、核部分の(共)重合体のガラ
ス転移温度、殻部分の(共)重合体組成、ガラス転移温
度、及び核部分の(共)重合体とアルカリ可溶性共重合
体と核部分の(共)重合体との重量の比率が特定の範囲
にあるアクリルエマルションを用いれば、防滑性及び耐
ブロッキング性に優れた塗被紙を得ることができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 アルカリ可溶性共重合体中和物で分散安
定化された、300〜1000nmの平均粒子径を有す
る、核部分および殻部分からなる二重構造のアクリル
(共)重合体のエマルションであって、核部分の(共)
重合体のガラス転移温度(Tg)が30〜110℃であ
り、殻部分の(共)重合体がエチレン性不飽和ニトリル
単量体単位2〜15重量%及びこれと共重合可能なその
他のエチレン性不飽和単量体単位85〜98重量%から
なり、そのTgが−50〜+20℃であり、核部分の
(共)重合体とアルカリ可溶性共重合体との重量の比率
が、40/60〜85/15であり、且つ核部分の
(共)重合体とアルカリ可溶性共重合体との合計重量と
殻部分の(共)重合体との重量の比率が、20/80〜
50/50である防滑用アクリルエマルション。 - 【請求項2】 核部分の(共)重合体エマルションの存
在下で重合性乳化剤、エチレン性不飽和カルボン酸単量
体及びこれらと共重合可能なその他のエチレン性不飽和
単量体からなる単量体を共重合して得たエマルション
を、pH7以上に調整し、その後、更に、殻部分の
(共)重合体を構成するための単量体を添加して重合す
ることを特徴とする請求項1記載の防滑用アクリルエマ
ルションの製造方法。 - 【請求項3】 殻部分の(共)重合体を構成するための
単量体を重合するにあたり、この殻部分の(共)重合体
を構成するための単量体を、重合性乳化剤、エチレン性
不飽和カルボン酸単量体及びこれらと共重合可能なその
他のエチレン性不飽和単量体からなる単量体を重合して
得られた共重合体の中和物で乳化して、核部分の(共)
重合体エマルションの存在下で、重合することを特徴と
する防滑用アクリルエマルションの製造方法。 - 【請求項4】 請求項1の防滑用アクリルエマルション
と充填剤とを含有してなる防滑用塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33223699A JP4144135B2 (ja) | 1999-11-24 | 1999-11-24 | 防滑用アクリルエマルション、その製造方法及び防滑用塗料組成物 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001164178A (ja) * | 1999-12-09 | 2001-06-19 | Dainippon Toryo Co Ltd | 水性塗料用樹脂組成物 |
CN100396737C (zh) * | 2003-06-06 | 2008-06-25 | 浙江弘晟材料科技股份有限公司 | 乳胶漆及其制备方法 |
CN101942254A (zh) * | 2010-09-29 | 2011-01-12 | 山东大学 | 一种含有纳米核壳结构聚吡咯的水性导电防腐涂料 |
CN102051098A (zh) * | 2010-11-26 | 2011-05-11 | 山东大学 | 一种环保型光催化水性涂料及其制备方法 |
JP2013100551A (ja) * | 2006-07-05 | 2013-05-23 | Solvay (Sa) | 塩素化ビニルポリマーからラテックスを調製するための方法 |
-
1999
- 1999-11-24 JP JP33223699A patent/JP4144135B2/ja not_active Expired - Fee Related
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