JP2001122460A - シート供給装置とこの装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 １つの駆動源により、シート供給手段と、シ
ート積載手段を移動させる移動手段とを選択的に作動さ
せて、構造を簡単にする。 【解決手段】 シート供給装置６００は、シートが積載
される複数のシート積載手段１ａ，１ｂ，１ｃと、シー
ト積載手段に積載されたシートを送り出すシート供給手
段６１と、複数のシート積載手段をシート供給手段によ
ってシートの供給が行える位置に選択的に移動させる移
動手段６２と、１つの駆動源の駆動力をシート供給手段
と移動手段とに選択的に伝達する駆動力伝達切り替え手
段と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、シートが積載され
た複数のシート積載手段を有し、その内、選択したシー
ト積載手段のシートを供給するシート供給装置と、この
シート供給装置を備えた、例えば、インクジェットプリ
ンタやレーザープリンタなどのプリンタ、、複写機、フ
ァクシミリ、及びこれらの複合機器等の画像形成装置と
に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、複数のトレイ（シート積載手段）
を有するシート供給装置は、各トレイ毎に、シートの供
給を行うシート供給手段を備えていた。また、各シート
供給手段毎に駆動源を備えている場合もあった。

【０００３】さらに、複数のトレイを備えたシート供給
装置の１例として、特開平６−１１５７３７号公報に開
示されているものがある。このシート供給装置は、同一
平面上に配された複数のトレイを、シート供給手投に対
して一体的に水平方向に回転移動させて、シートの供給
を行うようになっている。そして、特別なシート搬送経
路を不要としてコストの低減を図るようになっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシート
供給装置は、同一平面上に配された複数のトレイを、シ
ート供給手段に対して一体的に水平方向に回転移動させ
てシートの供給を行うため、シート供給手段と、トレイ
を回転移動させる機構とに駆動源を各々必要とし、コス
ト高になりがちであった。

【０００５】本発明は、１つの駆動源によりシート供給
手段と、シート積載手段を移動させる移動手段とを作動
させるシート供給装置と、この装置を備えた画像形成装
置とを提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明のシート供給装置
は、シートが積載される複数のシート積載手段と、前記
シート積載手段に積載された前記シートを送り出すシー
ト供給手段と、前記複数のシート積載手段を前記シート
供給手段によって前記シートの供給が行える位置に選択
的に移動させる移動手段と、１つの駆動源の駆動力を前
記シート供給手段と前記移動手段とに選択的に伝達する
駆動力伝達切り替え手段と、を備えている。

【０００７】本発明のシート供給装置の前記駆動源は、
主基板に設けられ、前記シート供給手段と前記移動手段
は、前記主基板の上に離間して設けられた中間基板に設
けられ、前記複数のシート積載手段は、前記中間基板上
に回転可能に支持されて前記移動手段によって回転させ
られるリング状の回転板に設けられ、前記駆動力伝達切
り替え手段は、前記主基板と前記中間基板との間に配設
されている。

【０００８】本発明のシート供給装置の前記シート供給
手段は、前記リング状の回転板の孔から突出している。

【０００９】本発明のシート供給装置の前記シート供給
手段は、前記シート積載手段に積載された前記シートを
送り出すピックアップローラと、前記ピックアップロー
ラを前記シート積載手段に積載された前記シートに対し
て接離させる接離手段とを有し、前記シート積載手段が
移動中、前記接離手段は、前記ピックアップローラを前
記シート積載手段に積載された前記シートから離れた位
置に保持するようになっている。

【００１０】本発明のシート供給装置は、前記駆動力伝
達切り替え手段が、前記駆動源の回転力を伝達する回転
体が設けられた揺動可能な揺動体を有し、前記駆動源の
回転方向の切り替わりにともなって、前記揺動体が揺動
し、前記シート供給手段と前記移動手段との一方から他
方に前記回転体の接触が切り替わり、当該他方の手段に
回転力を伝達するようになっている。

【００１１】本発明のシート供給装置の前記複数のシー
ト積載手段は、前記回転板に、前記シートを送り出す方
向を放射状にして配列されている。

【００１２】本発明のシート供給装置の前記回転板と中
間基板と主基板とは、前記シート積載手段から送り出さ
れた前記シートが通過するシート排出孔を有している。

【００１３】本発明の画像形成装置は、上記いずれか１
つのシート供給装置と、前記シート供給装置から供給さ
れたシートに画像を形成する画像形成手段と、を備えて
いる。

【００１４】（作用）本発明のシート供給装置は、シー
ト供給手段がシート積載手段から離れた状態において、
駆動力伝達切り替え手段によって、駆動源の回転力を移
動手段に伝達し、複数のシート積載手段を移動させ、選
択したシート積載手段をシート供給手段がシートを供給
することのできる位置に移動させる。

【００１５】その後、駆動力伝達切り替え手段は、移動
手段から離れてシート供給手段を選択して、シート供給
手段に駆動源の回転力を伝達する。

【００１６】すると、シート供給手段がシートをシート
積載手段から送り出す。

【００１７】その後、シート積載手段からシートの供給
が終了すると、他のシート積載手段からシートを供給す
べく、駆動力伝達切り替え手段は、シート供給手段から
離れて移動手段を選択し、移動手段に駆動源の回転力を
伝達する。移動手段は、新たなシート積載手段を、シー
トを供給可能な位置に移動させる。

【００１８】このように、本発明のシート供給装置は、
駆動力伝達切り替え手段が、シート供給手段と移動手段
とのいずれか一方を選択して、１つの駆動源の回転力を
その選択したシート供給手段又は移動手段に伝達し、両
方に同時に伝達することようなことがなく、シート供給
手段がシートを供給しているとき、シート積載手段が移
動させたり、あるいは、シート積載手段の移動中にシー
ト供給手段を作動させたりするようなことがなく、シー
ト積載手段とシート供給手段とが干渉しないようになっ
ている。

【００１９】しかも、これらの動作を、１つの駆動源で
行っている。

【００２０】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図１
乃至図１０に基づいて説明する。

【００２１】本発明の実施の形態のシート供給装置は、
例えば、図１０に示すように、画像形成装置である複写
機１００の本体１０１に設けられている。

【００２２】（複写機）複写機１００は、複写機本体１
０１の上部に設けられた原稿台１０２に載置された原稿
に光源１０３の光を照射する。原稿の濃淡に応じた原稿
からの反射光は、ミラー１０４，１０５，１０６、レン
ズ１０７を通して受光素子１０８で結象され、光電変換
され、そして、画像処理部１０９で画像処理された後、
レーザ変調器１１０でレーザ光に変調されて、感光体ド
ラム１１１に照射される。

【００２３】感光体ドラム１１１は、予め、１次帯電器
１１２により帯電されており、レーザ光が照射される
と、外周面に静電潜象が形成され、次いで、現像器１１
３により静電潜象が現像されてトナー象が形成される。
１次帯電器１１２、現像器１１３、感光体ドラム１１１
等は画像形成手段１１４を構成している。

【００２４】一方、後述するシート供給装置６０から送
り込まれたシートは、レジストローラ対１２０に送られ
て、ここで斜行状態の矯正が行われる。

【００２５】シートは、感光体ドラム１１１上に形成さ
れる潜像とのタイミングをとって回転するレジストロー
ラ１２０により、感光体ドラム１１１と転写帯電器１１
２との間に送られて、感光体ドラム１１１上のトナー像
が転写される。

【００２６】この後、シートＳは、搬送ベルト１２２に
より定着器（定着口一ラ対）１２３に送られて、転写さ
れたトナー像をシート面に定着させるための定着処理が
なされる。

【００２７】複写機１００はシートＳへの両面複写を行
う両面複写モードと多重複写を行う多重複写モードとを
備えているが、通常複写モードの場合、定着処理後のシ
ートＳは内シート排出ローラ対１２４により機外のシー
ト排出トレイ１２５上に排出される。

【００２８】また、両面複写モードと多重複写モードの
場合、シートは、不図示のシート反転パスに案内されて
感光体ドラム１１１に再度送り込まれ、反対側の面に画
像が形成されるか、あるいは、同一面に画像が形成され
る。

【００２９】（シート供給装置）図１は、シート供給装
置６０の平面図である。

【００３０】図２は、図１のシート積載手段であるシー
ト積載トレイ１ａ，１ｂ，１ｃに積載されたシートを取
り出すシート供給手段であるシート供給部６１と、３つ
のシート積載トレイをシート供給部６１によってシート
の供給が行える位置に選択的に回転させる移動手段であ
るトレイ選択回転部６２との平面図である。

【００３１】図３は、図２中、３−３矢視方向から見た
図であり、後述するかさ歯車２４ａ，２４ｂなど、一部
の部品を省略した図である。

【００３２】シート積載トレイ１ａ，１ｂ，１ｃは、リ
ング状の回転板２上に約１２０度の間隔で、且つシート
排出方向を放射状にして取り付けられている。また、リ
ング状の回転板２の孔２ａからは、シート供給部６１
と、接離部６４とを突出させて、シート供給装置６０の
小型化が図られている。

【００３３】図３に示すように、シート積載トレイ１ａ
のトレイ部７１内には、シート積載板７２を押し上げる
圧縮ばね７が設けられている。他のシート積載トレイ１
ｂ，１ｃも同様に、シート積載板と圧縮ばねが設けられ
ている。

【００３４】図１において、シート排出口４ａ，４ｂ，
４ｃは、シート積載トレイ１ａ，１ｂ，１ｃの前方に設
けられ、シート供給部６１によりピックアップされたシ
ートが落ち込むようになっている。

【００３５】また図５は、図２中、５−５矢視方向から
見た図であり、図を見易くするため、回転板２とリング
状のガイド部材５とリング状の歯車６を断面で示し、一
部の部品は省略してある。

【００３６】リング状の歯車６は、回転板２下面に固定
されて、歯車３により回転力が伝えられ、中間基板であ
る中板８に取り付けられたリング状のガイド部材５に案
内されて回転し、選択したシート積載トレイ１ａ，１
ｂ，１ｃをシート供給部６１がシートの供給を行える位
置まで回転移動させてシートの供給を行えるようにして
いる。

【００３７】図６は、図５における中板８の平面図であ
る。

【００３８】中板８上には、１２０度の間隔で３つのこ
ろ３７ａ，３７ｂ，３７ｃが配設されている。各ころ３
７ａ，３７ｂ，３７ｃは、ころホルダ３５ａ，３５ｂ，
３５ｃに回転可能に支持された軸３６ａ，３６ｂ，３６
ｃに取り付けられて、回転板２が回転できるように支持
している。

【００３９】従って、回転板２は、３つのころ３７によ
って、中板８に水平回転可能に支持され、歯車３から回
転駆動力を受けて、リング状のガイド部材５とリング状
の歯車６との案内によって中板８に対して回転するよう
になっている。

【００４０】中板８には、足部５４が設けられている。
足部５４には、主基板である基板９が取り付けられてい
る。なお、足部５４は、図３に示すように中板８に４本
取り付けてあるが図５においては手前の足部５４は省略
してある。

【００４１】図７は、図５中、７−７矢視図であり、シ
ート供給部６１の駆動と、トレイ選択回転部６２の駆動
との切り替えを行う、駆動力伝達切り替え手段である伝
達切り替え部６３の平面図である。

【００４２】基板９に取り付けられた駆動源であるモー
タ４３は、正転、逆転が可能で、回転数や回転速度を制
御することが出来るようになっている。モータ４３には
モータ歯車４４が取り付けている。モータ歯車４４は、
基板９に取り付けた軸４８を中心に回転する歯車４５と
噛み合っている。歯車４５は、歯車４６と噛み合ってい
る。回転体である歯車４６は、揺動体である長板４７に
固定された軸４９に回転可能に設けられている。長板４
７と歯車４６の間には適当な摩擦があり、モータ歯車４
４の回転方向の違いにより、歯車４６は、長板４７を振
り子のように左右に揺動させ、歯車５０，５２に選択的
に噛合して、モータ４３の回転を歯車５０，５２に伝達
するようになっている。

【００４３】まず、モータ歯車４４がＣＣＷ（反時計回
り）に回転すると、歯車４６は図７中の矢印Ｉ方向に移
動し、モータ４３の回転を歯車５０に伝える。

【００４４】図５に示す歯車５０と歯車３は、共通の軸
５１に固定されて一体に回転する。回転を与えられた歯
車３は、回転板２の下面に固定されたリング状の歯車６
に回転力を伝達し、中板８に取り付けられたリング状の
ガイド部材５を案内にして回転板２を回転させ、図１の
３つのシート積載トレイ１ａ，１ｂ，１ｃをシート供給
部６１の所まで、選択的に移動させる。

【００４５】次に、モータ歯車４４をＣＷ（時計回り）
に回転させて、歯車４６を図７中の矢印II方向に移動さ
せ、回転を歯車５２に伝える。

【００４６】図５に示す歯車５２と、かさ歯車２４ｂ
は、共通の軸２５に固定されており、かさ歯車２４ｂが
回転する。

【００４７】図２に示すかさ歯車２４ｂに伝えられた回
転力は、軸２２に固定したかさ歯車２４ａに伝えられ
る。軸２２には、歯車２６と歯車２３とが固定されてお
り、歯車２６，２３がかさ歯車２４ａと一体に回転す
る。軸２２は、中板８に垂直に取り付けられた側板４０
と側板３９に支持されて回転するようになっている。

【００４８】図８は、図２中、矢印Ｃ方向から見た図で
ある。なお、図を見やすくするため、回転板２とリング
状のガイド部材５とリング状の歯車６は、５−５矢視断
面図にしてある。

【００４９】歯車２３の回転力は、側板３９上に固定さ
れた軸２１を中心に回転する歯車２０に伝えられ、同じ
く側板３９に固定された軸１８を中心に回転する歯車１
９に伝えられる。

【００５０】そして、歯車１９の回転力は、軸１６に固
定してある歯車１７に伝えられ、そして軸１６に固定さ
れたプーリ１２ｂ（図２参照）に伝えられる。軸１６
は、側板４０と側板３９とに回転可能に支持されてい
る。

【００５１】プーリ１２ｂの回転力は、軸１１に固定さ
れたプーリ１２ａにベルト１３により伝達され、軸１１
に固定されているゴム製のピックアップローラ１０に伝
達される。

【００５２】前記したように図３、図４は、図２中、３
−３矢視図である。

【００５３】歯車２６に伝えられた回転力は、側板４０
上に固定された軸２７を中心に回転する歯車２８に伝え
られ、そして軸４１に固定された歯車２９に伝えられ
る。

【００５４】モータ４３の回転数を制御すると、図３に
示すように、軸４１に固定され、矢印Ｇ方向にある一定
の角度回転させられる途中におけるカム３８のカム面上
各位置における半径の差によって、ローラアーム１４に
取り付けられた軸１５を下方に押し下げて、ピックアッ
プローラ１０をシートＰに圧接させる。

【００５５】なお、ローラアーム１４は図３に示したよ
うなシート供給時以外は、図４に示すようにローラアー
ム１４に突設されたばねかけ部３４と中板８とに張設さ
れた引っ張りばね３３で引張ることにより、ピックアッ
プローラ１０をシートＰから離してある。

【００５６】また、カム３８は、シート供給時以外は、
図４に示す位置にある。そのため、カム３８は、図３に
示すように、一度ある角度矢印Ｇ方向に回転させたカム
３８を、図４に示す位置に逆転させる必要がある。

【００５７】ここで、図９は図２において、矢印Ｄ方向
から見た、側板４０に回転可能に取り付けられたばねプ
ーリ３０などの機構図である。

【００５８】カム３８とばねプーリ３０は共通の軸４１
に固定されて一体に回転する。プーリ３０に突設された
ばねかけ３２と、側板４０に突設されたばねかけ４２と
に張設された引っ張りばね３１で引張ることで、シート
を供給しない時のカム３８の位置を決めている。

【００５９】前述したように回転するピックアップロー
ラ１０はカム３８によりシートＰに接触する位置まで押
し下げられる。ピックアップローラ１０がシートＰを押
す力と、シート積載トレイ１ａ（１ｂ，１ｃ）の圧縮ば
ね７がシートＰを押し返す力と、ゴム製のピックアップ
ローラ１０の摩擦とにより、シートを供給する力が生
じ、シートは、ピックアップローラ１０の回転にともな
って、トレイ部７１から送り出される。

【００６０】分離手段５７により１枚ずつに分離された
シートＰは、回転板２に設けられたシート排出口４と、
中板８に設けられたシート排出口５５と、基板９に設け
られたシート排出口５３を通り、画像形成装置本体１０
１内の画像形成手段１１４へと送られる。シート排出口
５５，５３は、各々１つ形成されている。

【００６１】以上のシート供給装置６０の説明におい
て、シート供給手段であるシート供給部６１は、かさ歯
車２４ｂ，２４ａ、軸２２、歯車２３，２０，１９，１
７、軸１６、プーリ１２ｂ、ベルト１３、プーリ１２
ａ、軸１１、ピックアップローラ１０，１０、ローラア
ーム１４、接離部６４等で構成されている。

【００６２】接離手段である接離部６４は、かさ歯車２
４ｂ，２４ａ、軸２２、歯車２６，２８，２９、カム３
８、引っ張りばね３１，３３等で構成されている。

【００６３】移動手段であるトレイ選択回転部６２は、
歯車５０、軸５１、歯車３、歯車６、ガイド部材５等で
構成されている。

【００６４】駆動力伝達切り替え手段である伝達切り替
え部６３は、歯車４４，４５、軸４８、揺動体である長
板４７、軸４９、歯車４６等で構成されている。

【００６５】以上のように、シート供給装置６０は、ピ
ックアップローラ１０がシート積載トレイ１ａ（１ｂ，
１ｃ）から離れた状態において、伝達切り替え部６３に
よって、モータ４３の回転力をトレイ選択回転部６２に
伝達し、回転板２を回転させ、選択したシート積載トレ
イ１ａ（１ｂ，１ｃ）をシート供給部６１がシートを排
出することのできる位置に移動させる。

【００６６】その後、伝達切り替え部６３は、トレイ選
択回転部６２から離れてシート供給部６１を選択して、
シート供給部６１にモータ４３の回転力を伝達する。

【００６７】すると、接離部６４によって、ピックアッ
プローラ１０が選択されたシート積載トレイに積載され
たシートに圧接させる。そして、ピックアップローラが
シートをシート積載トレイから送り出す。

【００６８】所望の枚数だけ、シート積載トレイからシ
ートを供給した後、他のシート積載トレイからシートを
供給すべく、伝達切り替え部６３は、シート供給部６１
から離れてトレイ選択回転部６２を選択し、トレイ選択
回転部６２にモータ４３の回転力を伝達する。

【００６９】シート供給部６１にモータ４３の回転力が
伝達しなくなるため、ローラアーム１４が、引っ張りば
ね３１，３２の作用によって、シート積載トレイから離
れる方向に移動させられ、ピックアップローラをシート
から離す。

【００７０】このように、本発明のシート供給装置６０
は、伝達切り替え部６３が、シート供給部６１とトレイ
選択回転部６２とのいずれか一方を選択して、１つのモ
ータ４３の回転力をその選択したシート供給部６１又は
トレイ選択回転部６２に伝達し、両方に同時に伝達する
ようなことがないため、シートの供給中に、シート積載
トレイが移動させたり、あるいは、シート積載トレイの
移動中にピックアップローラをシート積載トレイに接近
させたりするようなことがなく、ピックアップローラと
シート積載トレイとの干渉を防止して、損傷を防止する
ことができる。

【００７１】また、これらの動作を１つのモータ４３で
行っているため、シート供給装置６０の構成を簡単、且
つコストを低くすることができる。

【００７２】

【発明の効果】本発明のシート供給装置は、伝達切り替
え手段によって、シート積載手段をシート供給可能な位
置と位置へ移動させる移動手段と、シート積載手段から
シートを送り出させるシート供給手段とを選択して、い
ずれか一方を１つの駆動源に連動させるようになってい
るので、移動手段とシート供給手段との同時作動を防止
して、双方の干渉による損傷を防止することができると
ともに、シートを確実に供給することができる。また、
１つの駆動源によって作動するため、構造を簡単にし
て、コストを低くすることができる。

【００７３】本発明の画像形成装置は、シートを確実に
供給することのできる上記シート供給装置を備えている
ため、シートに画像を確実に形成することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態のシート供給装置の平面図
である。

【図２】図１のシート供給装置のシート供給手段とシー
ト移動手段との平面図である。

【図３】図２中、３−３矢視図であり、歯車など一部の
部品を省略して、シート供給部を主体に示した図であ
る。

【図４】図３の動作説明図である。

【図５】図２中、５−５矢視方向から見た図であり、回
転板とガイド部材と歯車との断面で示し、一部の部品は
省略した図である。

【図６】図５における中板の平面図であり、回転板を支
持するころを主体に示した図である。

【図７】図５中、７−７矢視図であり、伝達切り替え部
の平面図である。

【図８】図２中、矢印Ｃ方向から見た、ピックアップロ
ーラを駆動する歯車列の図であり、回転板とガイド部材
と歯車６は、５−５矢視断面図である。

【図９】図２において、矢印Ｄ方向から見た、カムを所
定の位置に戻す機構の概略図である。

【図１０】図１のシート供給装置を備えた画像形成装置
の概略正面図である。

【符号の説明】

Ｐ シート １ａ，１ｂ，１ｃ シート積載トレイ（シート積載手
段） ２ 回転板 ２ａ 孔 ３，１７，１９，２２，２６，２８，２９，４６，５０
歯車 ４ａ，４ｂ，４ｃ，５３，５５ シート排出口 ５ リング状のガイド部材 ６ リング状の歯車 ８ 中板（中間基板） ９ 基板（主基板） １０ ピックアップローラ １１，１６，２２，４８，４９，５１ 軸 １２ａ，１２ｂ プーリ １３ ベルト １４ ローラアーム ２４ａ，２４ｂ かさ歯車 ３１ 引っ張りばね ３３ 引っ張りばね ３７ａ，３７ｂ，３７ｃ ころ ３８ カム ４３ モータ（駆動源） ４４ モータ歯車 ４７ 長板（揺動体） ５７ 分離手段 ６０ シート供給装置 ６１ シート供給部（シート供給手段） ６２ トレイ選択回転部（移動手段） ６３ 伝達切り替え部（駆動力伝達切り替え手
段） ６４ 接離部（接離手段） １００ 複写機（画像形成装置） １０１ 複写機の本体 １１１ 感光体ドラム １１４ 画像形成手段 １２５ シート排出トレイ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3F343 FA02 FB02 FB03 FB04 FC01 GA03 GB01 GC01 GD01 HA12 HA27 HA37 HB01 HC02 HD08 HD10 HD18 JA01 JD03 JD11 KB03 KB04 KB05 KB13 KB14 KB18 KB19 LA04 LA15 LA16 LC02 LC12 LC19 LD04 LD10 LD24 LD26 LD27

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 シートが積載される複数のシート積載手
   段と、 前記シート積載手段に積載された前記シートを送り出す
   シート供給手段と、 前記複数のシート積載手段を前記シート供給手段によっ
   て前記シートの供給が行える位置に選択的に移動させる
   移動手段と、 １つの駆動源の駆動力を前記シート供給手段と前記移動
   手段とに選択的に伝達する駆動力伝達切り替え手段と、 を備えたことを特徴とするシート供給装置。
2. 【請求項２】 前記駆動源が、主基板に設けられ、 前記シート供給手段と前記移動手段とが、前記主基板の
   上に離間して設けられた中間基板に設けられ、 前記複数のシート積載手段が、前記中間基板上に回転可
   能に支持されて前記移動手段によって回転させられるリ
   ング状の回転板に設けられ、 前記駆動力伝達切り替え手段が、前記主基板と前記中間
   基板との間に配設されていることを特徴とする請求項１
   に記載のシート供給装置。
3. 【請求項３】 前記シート供給手段が、前記リング状の
   回転板の孔から突出していることを特徴とする請求項２
   に記載のシート供給装置。
4. 【請求項４】 前記シート供給手段が、前記シート積載
   手段に積載された前記シートを送り出すピックアップロ
   ーラと、前記ピックアップローラを前記シート積載手段
   に積載された前記シートに対して接離させる接離手段と
   を有し、 前記シート積載手段が移動中、前記接離手段が、前記ピ
   ックアップローラを前記シート積載手段に積載された前
   記シートから離れた位置に保持することを特徴とする請
   求項１，２又は３に記載のシート供給装置。
5. 【請求項５】 前記駆動力伝達切り替え手段が、前記駆
   動源の回転力を伝達する回転体が設けられた揺動可能な
   揺動体を有し、前記駆動源の回転方向の切り替わりにと
   もなって、前記揺動体が揺動し、前記シート供給手段と
   前記移動手段との一方から他方に前記回転体の接触が切
   り替わり、当該他方の手段に回転力を伝達することを特
   徴とする請求項１又は２に記載のシート供給装置。
6. 【請求項６】 前記複数のシート積載手段が、前記回転
   板に、前記シートを送り出す方向を放射状にして配列さ
   れていることを特徴とする請求項１，２又は４に記載の
   シート供給装置。
7. 【請求項７】 前記回転板と中間基板と主基板とが、前
   記シート積載手段から送り出された前記シートが通過す
   るシート排出孔を有していることを特徴とする請求項２
   に記載のシート供給装置。
8. 【請求項８】 請求項１乃至７の内、いずれか１項に記
   載のシート供給装置と、 前記シート供給装置から供給されたシートに画像を形成
   する画像形成手段と、 を備えた画像形成装置。