JPH09307702A - 原稿読み取り装置 - Google Patents

原稿読み取り装置

Info

Publication number
JPH09307702A
JPH09307702A JP8123745A JP12374596A JPH09307702A JP H09307702 A JPH09307702 A JP H09307702A JP 8123745 A JP8123745 A JP 8123745A JP 12374596 A JP12374596 A JP 12374596A JP H09307702 A JPH09307702 A JP H09307702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
drive
resolution
selection
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8123745A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Yamada
誠 山田
Tomohisa Higuchi
智久 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP8123745A priority Critical patent/JPH09307702A/ja
Priority to US08/846,495 priority patent/US5956152A/en
Publication of JPH09307702A publication Critical patent/JPH09307702A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/0402Scanning different formats; Scanning with different densities of dots per unit length, e.g. different numbers of dots per inch (dpi); Conversion of scanning standards
    • H04N1/0408Different densities of dots per unit length
    • H04N1/0414Different densities of dots per unit length in the sub scanning direction
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/0402Scanning different formats; Scanning with different densities of dots per unit length, e.g. different numbers of dots per inch (dpi); Conversion of scanning standards
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/0402Scanning different formats; Scanning with different densities of dots per unit length, e.g. different numbers of dots per inch (dpi); Conversion of scanning standards
    • H04N1/042Details of the method used
    • H04N1/0443Varying the scanning velocity or position
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/12Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using the sheet-feed movement or the medium-advance or the drum-rotation movement as the slow scanning component, e.g. arrangements for the main-scanning
    • H04N1/121Feeding arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 副走査方向に関する複数種類の解像度を適切
に使い分けて原稿を読み取ることが可能な原稿読み取り
装置を提供する。 【解決手段】 原稿Dと接触してこれを搬送方向に搬送
する搬送ローラ30と、搬送ローラ30を回転駆動する
モータ100と、モータ100から搬送ローラ30まで
回転運動を伝達可能とされ、少なくとも一部には二種類
の解像度のそれぞれに対応して互いに異なる減速比が与
えられた二つの駆動経路P1、P2が設けられ、これら
駆動経路P1、P2の分岐位置には、前記回転運動を伝
達するための経路として、いずれか一つの駆動経路P1
(又はP2)を選択する遊星ギア105が設けられた動
力伝達機構101とを設ける、そして、解像度の選択状
態を判別し、その判別結果に基づいて選択手段105に
よる駆動経路P1、P2の選択を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリやス
キャナ等の原稿読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリのように原稿の読み取りと
記録とが可能な装置において、読み取った原稿をそのま
ま記録する複写を行なう場合、原稿を読み取る際の解像
度と記録する際の解像度とが異なっていると画像が拡大
又は縮小される。このため解像度変換が必要となる。解
像度変換はソフトウェア的又はハードウェア的手法によ
って処理されるが、いずれの場合でもモアレ模様等が生
じ易く、原稿読み取り時と複写時の解像度が一致する場
合と比べて画質が劣化する。
【0003】原稿の読み取りと複写とで解像度が一致し
ている場合でも、通信規格で定められた解像度と読み取
り装置の解像度とが異なる場合には、主走査方向(読み
取り用のセンサが一回の検出動作で画像を検出する方
向)に関する原稿読み取り装置の解像度が不変なので、
解像度を変換する必要があり、上述の場合と同様の問題
が生じる。
【0004】ここで、副走査方向(主走査方向と直交す
る方向)に関しては、二種類の異なる解像度(例えば画
像記録時に要求される解像度と通信規格で定められた解
像度)の最小公倍数に相当する分解能を備えたモータに
て原稿搬送用のローラを駆動し、要求される解像度に応
じてモータの駆動速度を切り替えることにより、上述の
問題を解決できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようにモータの駆動速度を切り替える場合には、モー
タに要求されるステップ角が小さくなったり、回転速度
を高める必要が生じ、そのために高価なハイブリッドモ
ータが必要となる。例えば解像度を400dpi(ドッ
トパーインチ(1インチあたりのドット数))と600
dpiとの間で切り替えるには、両者の最小公倍数であ
る1200dpiの解像度に対応した高分解能のモータ
を使用する必要があり、無駄が多い。
【0006】本発明は、駆動源の分解能を必要以上に高
めなくても、副走査方向に関する複数種類の解像度を適
切に使い分けて原稿を読み取ることが可能な原稿読み取
り装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下、本発明の実施形態
を示す図面に対応付けて本発明を説明する。但し、本発
明は図示の形態に限定されない。
【0008】請求項1の発明は、原稿Dを所定方向に関
して複数の解像度で読み取り可能な原稿読み取り装置で
あって、原稿Dを読み取る読み取り手段32と、原稿D
の読み取り位置が所定方向に変化するように原稿D及び
読み取り手段32の少なくともいずれか一方を駆動する
駆動部材30と、駆動部材30を駆動する駆動源100
と、駆動源100から駆動部材30まで運動を伝達可能
とされ、少なくとも一部には複数の解像度のそれぞれに
対応して互いに異なる変速比が与えられた複数の駆動経
路P1、P2が設けられ、これら駆動経路P1、P2の
分岐位置には、前記運動を伝達するための経路として、
いずれか一つの駆動経路P1、P2を選択する選択手段
105が設けられた動力伝達機構101と、解像度の選
択状態を判別する判別手段150と、判別手段150の
判別結果に基づいて、選択手段105による駆動経路の
選択を制御する選択制御手段150と、を備えた原稿読
み取り装置により、上述した目的を達成する。
【0009】この発明では、判別手段150による解像
度の判別結果に応じて一つの駆動経路P1(又はP2)
が運動の伝達経路として選択され、それにより、現時点
で要求されている解像度に適した速度で駆動部材30が
駆動されて原稿Dの読み取り位置が所定方向に変化す
る。このように、複数種類の駆動経路P1、P2を使い
分けて原稿Dの読み取り解像度の変化に対応するように
したので、駆動経路P1、P2の変速比を所定の値とな
るよう設定しておくだけで、原稿Dの読み取り速度を変
えることができ、駆動源100の分解能を高くする必要
がない。
【0010】請求項2の発明は、原稿Dをその搬送方向
に関して複数の解像度で読み取り可能な原稿読み取り装
置であって、原稿Dを搬送方向に搬送する搬送部材30
と、搬送部材30を駆動する駆動源100と、駆動源1
00から搬送部材30まで運動を伝達可能とされ、少な
くとも一部には複数の解像度のそれぞれに対応して互い
に異なる変速比が与えられた複数の駆動経路P1、P2
が設けられ、これら駆動経路P1、P2の分岐位置に
は、前記運動を伝達するための経路として、いずれか一
つの駆動経路P1(又はP2)を選択する選択手段10
5が設けられた動力伝達機構101と、解像度の選択状
態を判別する判別手段150と、判別手段150の判別
結果に基づいて、選択手段105による駆動経路P1、
P2の選択を制御する選択制御手段150とを備えた原
稿読み取り装置により、上述した目的を達成する。
【0011】この発明では、判別手段150による解像
度の判別結果に応じて複数の駆動経路P1、P2のいず
れか一つが運動の伝達経路として選択されて搬送部材3
0まで所定の運動が伝達され、それにより現時点で要求
されている解像度に適した速度で原稿Dが搬送される。
このように、駆動経路P1、P2を切り替えて搬送部材
30による原稿Dの搬送速度を変化させるので、駆動経
路P1、P2の変速比を所定の値となるよう設定してお
くだけで、原稿Dの読み取り速度を変えることができ、
駆動源100の分解能を高くする必要がない。
【0012】請求項3の発明は、原稿Dをその搬送方向
に関して二種類の解像度で読み取り可能な原稿読み取り
装置であって、原稿Dと接触してこれを搬送方向に搬送
する搬送ローラ30と、搬送ローラ30を回転駆動する
回転駆動源100と、回転駆動源100から搬送ローラ
30まで回転運動を伝達可能とされ、少なくとも一部に
は二種類の解像度のそれぞれに対応して互いに異なる変
速比が与えられた二つの駆動経路P1、P2が設けら
れ、これら駆動経路P1、P2の分岐位置には、前記回
転運動を伝達するための経路として、いずれか一つの駆
動経路P1(又はP2)を選択する選択手段105が設
けられた動力伝達機構101と、解像度の選択状態を判
別する判別手段150と、判別手段150の判別結果に
基づいて、選択手段105による駆動経路P1、P2の
選択を制御する選択制御手段150とを備えた原稿読み
取り装置により、上述した目的を達成する。
【0013】この発明では、判別手段150による解像
度の判別結果に応じて二つの駆動経路P1、P2のいず
れか一方が運動の伝達経路として選択されて搬送ローラ
30まで回転運動が伝達され、それにより現時点で要求
されている解像度に適した速度で原稿Dが搬送される。
このように、二つの駆動経路P1、P2を切り替えて搬
送ローラ30による原稿Dの搬送速度を変化させるの
で、駆動経路P1、P2の変速比を所定の値となるよう
設定しておくだけで、原稿Dの読み取り速度を変えるこ
とができ、駆動源100の分解能を高くする必要がな
い。
【0014】請求項4の発明では、請求項3の原稿読み
取り装置において、回転駆動源として両方向に回転可能
なモータ100が設けられる。そして、選択手段とし
て、与えられる回転運動の方向に応じて二つの駆動経路
P1、P2の入力端にそれぞれ設けられた選択ギア10
6、107のいずれかと噛合し、モータ100からの回
転運動を駆動経路P1、P2側へ伝達する遊星ギア10
5が設けられ、選択制御手段150は、解像度の判別結
果に従ってモータ100の回転方向を切り替える。
【0015】この発明では、判別手段150が判別した
解像度に応じてモータ100の回転方向を切り替えるこ
とにより、遊星ギア105が二つの駆動経路P1、P2
のいずれか一方の選択ギア106(又は107)と噛合
して搬送ローラ30が所望の速度で駆動される。
【0016】請求項5の発明では、請求項4の原稿読み
取り装置において、遊星ギア105を、二つの駆動経路
P1、P2のそれぞれの選択ギア106、107のいず
れとも噛み合わない中立位置に保持するための保持手段
113を設けた。
【0017】この発明によれば、原稿Dを搬送する必要
がないときには駆動経路P1、P2のいずれをも回転駆
動源100から切り離し、次回の搬送時の応答性や送り
誤差の発生を防止できる。原稿詰まりが発生したときに
遊星ギア105を中立位置へ戻して保持すれば、回転駆
動源100と搬送ローラ30とが切り離されるために、
詰まった原稿Dを容易に引き出せるようになる。
【0018】請求項6の発明は、請求項3〜5のいずれ
かの原稿読み取り装置において、原稿Dの読み取り結果
に関連した情報を送信する通信手段153、155と、
原稿Dの読み取り結果に基づいて記録紙R上に画像を形
成する複写手段4と、通信手段153、155及び複写
手段4のいずれを使用するかを切り替える切り替え手段
154とを具備し、判別手段150は、切り替え手段1
54の切り替え結果に基づいて解像度を判別するもので
ある。
【0019】この発明では、通信手段153、155を
使用してデータを送信する場合と、複写手段4を使用し
て原稿を複写する場合のそれぞれに適した解像度で搬送
ローラ30が駆動されるように駆動経路P1、P2の変
速比をそれぞれ設定しておけば、使用者が切り替え手段
154によってデータ送信と画像複写のいずれかを指定
するだけで、それぞれに適した速度で原稿Dが搬送され
るようになる。
【0020】請求項7の発明では、請求項6の原稿読み
取り装置において、前記解像度は、少なくとも通信規格
に適合した解像度と、画像複写に適合した解像度とを含
み、切り替え手段154により通信手段153、155
の使用が選択されたときには前記通信規格に適合した解
像度の駆動経路P1が選択され、複写手段4の使用が選
択されたときには前記画像複写に対応した解像度の駆動
経路P2が選択されるように、判別手段150の判別結
果と選択手段105による選択結果とが対応する。
【0021】この発明では、通信手段153、155を
使用してデータを送信するときには、副走査方向に関し
て原稿Dの読み取り解像度が通信規格に適合するように
設定され、画像を複写する際には原稿Dの読み取り解像
度が画像複写に適合するように設定される。
【0022】請求項8の発明は、請求項3ないし7のい
ずれかの原稿読み取り装置において、二種類の解像度は
互いに整数倍の関係にないことを特徴とするものであ
る。二種類の解像度が整数倍の関係にあるときは例えば
原稿Dを高解像度に対応した速度で搬送し、得られたデ
ータを副走査方向に関して間引き処理するだけで低解像
度のデータが簡単に作成できる。しかしながら、この発
明のように二種類の解像度が非整数倍の関係にあるとき
にはそのような処理が不可能であり、請求項3〜7の発
明と組合わせて原稿搬送速度を切り替えることが望まし
い。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の一実施形態を説明する。図4は本発明が適用された一
実施形態としてのファクシミリの断面図である。このフ
ァクシミリ1は、樹脂等にて製造された本体ケース2
と、本体ケース2内の上部に設けられた原稿読み取り部
3と、本体ケース2の後端側から原稿読み取り部3の下
方にかけて設けられた画像形成部4とを有している。
【0024】原稿読み取り部3には、原稿搬送ローラ3
0と、その原稿搬送ローラ30の上流側にて分離ローラ
31の上端に接するように設けられた分離片31aと、
読み取りユニット32とが設けられている。本体ケース
2の原稿挿入口20から挿入された原稿Dは、分離ロー
ラ31及び分離片31aによって相互に分離されつつ搬
送ローラ30に送られ、同搬送ローラ30の図中矢印方
向の回転に応じて原稿搬送経路DPに沿って搬送され
る。このときの送り方向が原稿Dの副走査方向、これと
直交する方向(原稿Dの幅方向)が原稿Dの主走査方向
である。
【0025】原稿搬送経路DPの途中で読み取りユニッ
ト32により原稿Dの画像が読み取られる。読み取りユ
ニット32は、原稿支持板33に導かれた原稿Dを光源
34からの光で主走査方向の所定範囲に均一に照射し、
そのときの反射光をミラー35a、35b及びレンズ3
5cを介してラインセンサ36に導くものである。ライ
ンセンサ36からは、主走査方向に関する反射光の強度
分布に対応した電気信号が出力され、その出力信号は原
稿Dの読み取りデータとして後述する制御装置で処理さ
れる。読み取り後の原稿Dは排出ローラ37と原稿支持
板33との間を通過し、原稿排出口21から原稿受け2
2上に順次排出される。原稿搬送ローラ30の駆動につ
いては後述する。原稿挿入口20の近傍には、原稿Dの
有無を判別する原稿検出センサ38が設けられている。
【0026】画像形成部4には、所定寸法にカットされ
た記録紙Rを一枚ずつ給紙する給紙ユニット5と、給紙
ユニット5から送られた記録紙Rに画像を形成するため
のレーザスキャナユニット6、プロセスユニット7及び
定着ユニット8とが設けられる。給紙ユニット5は、押
上板50上に載置された記録紙Rをばね51にて給紙ロ
ーラ52に押し付けつつ、その給紙ローラ52を図中矢
印方向に回転させて記録紙Rを一枚ずつ記録紙搬送経路
RPに送り出すものである。また、レーザスキャナユニ
ット6は、不図示の発生器から射出されたレーザ光をポ
リゴンミラー60、レンズ61、62及びミラー63を
介してプロセスユニット7の感光ドラム70上に導くも
のである。レーザ光の射出に同期してポリゴンミラー6
0はその上下軸線の廻りに回転駆動され、その回転に伴
って感光ドラム70の軸線方向(図4の紙面と直交する
方向)にレーザ光が走査される。
【0027】プロセスユニット7の感光ドラム70は、
図中の矢印方向へ回転駆動される。この回転時には、感
光ドラム70の表面が帯電器71にて帯電され、それに
続いて感光ドラム70の表面がレーザスキャナユニット
6からのレーザ光で走査されてその照射部と非照射部と
の間の電位差により静電潜像が形成される。静電潜像の
形成後は、トナーボックス72から供給されるトナーが
現像ローラ73にて感光ドラム70の外周側に供給され
る。これにより上記の静電潜像がトナー像に変換され、
そのトナー像が転写ローラ74によって記録紙Rの表面
に転写される。
【0028】トナー像が転写された記録紙Rは定着ユニ
ット8に設けられた一対の定着ローラ80、80の間に
導かれる。定着ローラ80、80のいずれか一方にはハ
ロゲンランプ等の加熱手段が内蔵され、その熱と定着ロ
ーラ80、80が記録紙Rを挟む圧力とによってトナー
像が記録紙R上に定着される。トナー像定着後の記録紙
Rは排紙トレイ23上に排出される。
【0029】図1は上述した原稿搬送ローラ30を駆動
するための機構を示している。この図から明らかなよう
に、本実施形態では、原稿搬送ローラ30の駆動源とし
て正転及び逆転の双方が可能なパルスモータ100が設
けられ、パルスモータ100の運動を原稿搬送ローラ3
0まで伝達する動力伝達機構として駆動ギア列101が
設けられている。なお、本実施形態では、パルスモータ
100の出力軸100aが図1の時計方向に回転する状
態を正転、反時計方向に回転する状態を逆転として表記
するが、これら「正転」及び「逆転」の語は回転方向を
区別するためにのみ用いるものであり、回転方向の主従
関係や頻度等を意味するものではない。また、図1では
パルスモータ100が正転するときのギア等の回転方向
を実線の矢印で、逆転するときのギア等の回転方向を破
線の矢印でそれぞれ示している。
【0030】駆動ギア列101は、パルスモータ100
の出力軸100aに取り付けられたピニオン102と、
このピニオン102と噛み合う第1中間ギア103と、
第1中間ギア103と同軸上を一体に回転する第2中間
ギア104と、第2中間ギア104と噛み合う遊星ギア
105と、遊星ギア105の一方の側に配置された第1
選択ギア106と、遊星ギア105の他方の側に配置さ
れた第2選択ギア107と、第2選択ギア107と噛み
合う第1反転ギア108と、この第1反転ギア108と
同軸上を一体に回転する第2反転ギア109と、第1選
択ギア106及び第2反転ギア109の双方と噛み合う
ローラ駆動ギア110とを備えている。
【0031】パルスモータ100及びギア103、10
4、106、107、108、109はそれぞれ本体ケ
ース2に支持されている。ローラ駆動ギア110は原稿
搬送ローラ30の中心軸30aと同軸かつ一体に回転可
能に設けられている。第1、第2中間ギア103、10
4の中心軸111には腕木112が回転可能に取り付け
られ、その腕木112の先端に遊星ギア105が回転可
能に取り付けられている。腕木112と第2中間ギア1
04との間には皿ばね等を利用して適当な摩擦力が与え
られ、そのために、腕木112は第2中間ギア104が
回転するときにそれと同一方向に揺動する。
【0032】腕木112が揺動すると、その揺動方向に
応じて遊星ギア105が第1選択ギア106又は第2選
択ギア107の何れかと噛合し(図中の想像線参照)、
その結果、ピニオン102の回転運動がローラ搬送ギア
110まで伝達されて原稿搬送ローラ30が駆動され
る。すなわち、パルスモータ100が正転するときは第
1選択ギア106のみで構成される第1の駆動経路P1
を介して原稿搬送ローラ30まで回転が伝達され、パル
スモータ100が逆転するときは、第2選択ギア107
及び反転ギア108、109で構成される第2の駆動経
路P2を介して原稿搬送ローラ30まで回転が伝達され
る。駆動経路P1、P2のギアの個数を変化させること
により、駆動経路P1、P2のいずれが選択されてもロ
ーラ駆動ギア110の回転方向は一定に保たれている。
【0033】ファクシミリ送信時及び画像複写時に要求
される原稿Dの副走査方向に関する読み取り解像度をそ
れぞれR1dpi、R2dpiとしたとき、駆動経路P
1の減速比に対して駆動経路P2の減速比はR2/R1
倍に設定されている。例えばスーパーファインモードに
おけるファクシミリ送信時が400dpi、原稿複写時
が600dpiの解像度の場合、駆動経路P2の減速比
は駆動経路P1のそれに対して1.5倍である。このよ
うな減速比の設定により、要求される解像度の大小に拘
りなく、パルスモータ100を常に一定の速度で回転さ
せることができる。なお、ここでいう減速比は、駆動経
路への入力回転数N1を出力回転数N2で割った値(N
1/N2)を意味する。
【0034】さらに、ピニオン102から原稿搬送ロー
ラ30までの減速比は、パルスモータ100が1ステッ
プだけ正転したときに原稿Dが1/R1インチ、1ステ
ップ逆転したときには原稿Dが1/R2インチそれぞれ
移動するように、換言すればパルスモータ100がR1
ステップ正転したとき、及びR2ステップ逆転したとき
に原稿Dがそれぞれ1インチ移動するように設定されて
いる。
【0035】図2及び図3に示すように腕木112の途
中には、腕木112の揺動に対して抵抗を与える手段と
して、板ばね113が取り付けられている。腕木112
を所定の位置に組み付けると板ばね113が本体ケース
2の内部フレーム24に押し付けられて弾性変形し、そ
の反発力で腕木112の動作に抵抗が生じる。このた
め、腕木112の回転中心軸111が水平に設けられて
腕木112が上下方向に揺動する場合でも、腕木112
の自由落下を防止して遊星ギア105を第1、第2の選
択ギア106、107のいずれにも噛み合わない中立位
置(図1の実線で示す位置)に留め置くことが可能とな
る。
【0036】原稿Dの搬送が終了した時点でパルスモー
タ100をそれまでと反対方向へ数ステップ回転させて
遊星ギア105を上記の中立位置に停止させることによ
り、次回の搬送開始時の応答性や誤差を改善できる。原
稿詰まりが発生したときに同様の処理を行なえば、原稿
搬送ローラ30がパルスモータ100と噛み合わず自由
に回転可能となり、詰まった原稿Dを原稿搬送経路DP
から容易に引き出すことができる。
【0037】図5は、本実施形態に係るファクシミリ1
の制御系の概略を示すブロック図である。この制御系
は、制御装置150を主体として構成される。制御装置
150は例えばマイクロコンピュータ及びその動作に必
要な各種の周辺回路を組合わせて構成され、ファクシミ
リ1の各部の動作に必要な演算処理や各種のプログラム
を実行する。制御装置150には、上述した原稿センサ
38、原稿読み取り部3、画像形成部4の各種の制御機
器(詳細は省略する。)が接続されるとともに、パルス
モータ100がドライバ151を介して接続される。
【0038】さらに、制御装置150には、データ記憶
装置152、NCU(ネットワークコントロールユニッ
ト)153に接続されたモデム155、及びモード切り
替えスイッチ154がそれぞれ接続されている。データ
記憶装置152は、例えば半導体メモリ及びこれに対す
るデータの読み書きに必要な回路を組合わせて構成され
る。NCU153及びモデム155は、通信回線(電話
回線)を介して他機とファクシミリデータを送受するた
めに必要な制御を行なう。モード切り替えスイッチ15
4は、ファクシミリモード又は複写モードのいずれを使
用するかに関する使用者の切り替え操作を受け付け、そ
の操作結果に対応した信号を制御装置150に出力す
る。なお、ファクシミリモードは、原稿読み取り部3で
読み取った原稿のデータをモデム155及びNCU15
3を介して他機に送信するモードであり、複写モードは
読み取った原稿を画像形成部4によって記録紙R(図4
参照)に複写するモードである。
【0039】図6は、上述した制御装置150にて実行
される各種の処理のうち、特に原稿Dの読み取りに関連
した処理を示すフローチャートである。ファクシミリ1
の主電源が投入された状態で原稿挿入口20(図4参
照)から原稿Dが挿入されると、原稿センサ38から所
定の原稿検出信号が制御装置150に出力される。これ
に対応して、制御装置150はそれまでの処理を中断し
て図6の原稿読み取り処理を割り込み実行する。
【0040】図6の処理では、まずステップS1でモー
ド切り替えスイッチ154からの出力信号に基づいて現
在複写モードが選択されているか否かを判別する。複写
モードではない、すなわちファクシミリモードであれば
ステップS2でパルスモータ100の正転を開始する。
これにより、図1の遊星ギア105が第1選択ギア10
6と噛み合い、原稿Dがファクシミリ送信時の副走査方
向に関する読み取り解像度R1dpiに適した速度で搬
送される。
【0041】続くステップS3では読み取りユニット3
2(図4)による原稿Dの読み取りを開始する。この処
理は原稿センサ38から原稿検出信号が出力されなくな
るまで続けられる。読み取りユニット32で読み取られ
たデータは制御装置150にて適宜に処理されてデータ
記憶装置152に格納される。
【0042】原稿読み取りが終了するとステップS4へ
進んで主走査方向に関する解像度の変換処理を行なう。
この処理は、ラインセンサ36(図4)の解像度と通信
規格による同一方向の解像度とが一致しないとき、読み
取ったデータを後者の解像度に合わせる処理である。例
えば、主走査方向に関してファクシミリ時のスーパーフ
ァインモードにおける解像度が200dpi、画像複写
時の解像度が600dpiの場合、ラインセンサ36の
分解能は高解像度600dpiに合わせて設計されるた
め、主走査方向に関して600dpiの解像度で読み取
ったデータを200dpiに変換する必要が生じる。主
走査方向の解像度変換が終了すると、ステップS5でモ
デム155及びNCU153を介してファクシミリデー
タを送信し、送信終了後は図6の割り込み前の処理に復
帰する。
【0043】一方、ステップS1で複写モードと判別し
たときはステップS6へ進み、パルスモータ100の逆
転を開始する。これにより、図1の遊星ギア105が第
2選択ギア107と噛み合い、原稿Dが原稿複写時の副
走査方向に関する読み取り解像度R2dpiに適した速
度で搬送される。続くステップS7では読み取りユニッ
ト32(図4)にて原稿Dを読み取りつつ、その読み取
りデータを画像形成部4に出力して原稿Dの画像を記録
紙Rに複写する。この処理も原稿終了まで継続される。
複写終了後は図6の割り込み前の処理に復帰する。
【0044】なお、上記したファクシミリ送信時におけ
る副走査方向の解像度400dpiは、現在のファクシ
ミリ通信規格のスーパーファインモードにおける解像度
であるが、この他の、たとえばファインモード(副走査
方向の解像度は200dpi)、あるいはスタンダード
モード(副走査方向の解像度は100dpi)でファク
シミリ通信を行なう場合には、スーパーファインモード
における解像度400dpiで読み取りを行い、例えば
適当な間引き処理等の解像度変換を行なって所定の解像
度を得るようにしてもよいし、あるいは、パルスモータ
100を数ステップ(例えば、ファインモードであれば
2ステップ)ずつ駆動して必要な解像度を得るようにし
てもよい。
【0045】ところで、上記の実施形態においては、画
像の複写における副走査方向の解像度として600dp
iを例示したが、例えば300dpiに設定したい場合
には駆動経路P2をその減速比が駆動経路P1のそれに
比して0.75倍となるように構成してもよいし、ある
いは、駆動経路P2の減速比を上記実施形態のままに構
成して、パルスモータ100を2ステップずつ送るよう
にしてもよい。
【0046】以上の実施形態と請求項との対応におい
て、原稿搬送ローラ30が駆動部材及び搬送部材を、パ
ルスモータ100が駆動源及び回転駆動源を、遊星ギア
105が選択手段を、モデム155及びNCU153が
通信手段を、画像形成部4が複写手段を、モード切り替
えスイッチ154が切り替え手段をそれぞれ構成する。
また、ハードウェアとしては制御装置150が判別手段
及び選択制御手段をそれぞれ構成するが、より詳しくは
図6のステップS1が判別手段として機能し、ステップ
S2及びステップS6が選択制御手段として機能する。
【0047】以上の実施形態では原稿搬送ローラ30の
みを駆動させる場合について説明したが、例えば排紙ロ
ーラ37も同一のパルスモータ100で駆動するなら
ば、ローラ駆動ギア110又はこれと同軸に設けたギア
から排紙ローラまでギア列を追加すればよい。また、原
稿Dを搬送させることに代え、ラインセンサ36又はこ
れに反射光を導くための光学部材を駆動して副走査方向
の読み取り位置を変化させる場合でも本発明は適用でき
る。原稿はローラ以外の要素、例えばベルト等で搬送し
てもよい。動力伝達機構はギア列に限ることなく、その
一部にベルト、摩擦車、クラッチ等の各種の動力伝達要
素を設けてよい。遊星ギア105に代えてソレノイド等
のアクチュエータやクラッチを用いて駆動経路を切り替
えるようにしてもよい。上記では、ファクシミリ送信と
画像の複写とで副走査方向の解像度が異なる場合を例に
挙げたが、それ以外で二種類の解像度、あるいは三種類
以上の解像度が要求される場合にも本発明は適用でき
る。
【0048】例えば、ファクシミリ装置をパーソナルコ
ンピュータからなるホスト装置に接続してホスト装置か
らの指示によりファクシミリ装置をファクシミリデータ
の送受信に使用する他、プリンタ、あるいはスキャナと
しても利用できるようにした、いわゆる多機能型ファク
シミリ装置等において、ファクシミリ送信と、画像複写
及びスキャナとでそれぞれ異なる解像度を設定してもよ
い。この場合、例えばスキャナとして要求される副走査
方向の解像度が450dpiであるとき、従来では、必
要な解像度(400dpi、600dpi、450dp
i)の最小公倍数に相当する解像度(43200dp
i)に対応した極めて高分解能のパルスモータが必要と
されるのに対して、本発明では、400dpi、600
dpi、450dpiの各解像度にそれぞれ対応する第
1、第2、第3の駆動回路を設け、これらを選択的に使
用すればよいからパルスモータの分解能を高くする必要
がない。
【0049】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
では、解像度の選択状態に応じて動力伝達機構に設けら
れた複数の駆動経路の選択状態が切り替えられ、それに
より、選択されている解像度に応じた速度で原稿の読み
取り位置が所定方向に変化するから、駆動源の分解能
を、必要な解像度の最小公倍数に相当するような高い値
に設定する必要がない。従って、原稿の読み取り位置を
変化させるための駆動源及びその制御に要するコストを
抑えて安価な原稿読み取り装置を実現できる。
【0050】請求項2の発明では、複数の解像度のいず
れが選択されているかに応じて動力伝達機構に設けられ
た複数の駆動経路の選択状態が切り替えられ、それによ
り、選択されている解像度に応じた速度で原稿が所定方
向に搬送されるから、駆動源の分解能を、必要な解像度
の最小公倍数に相当するような高い値に設定する必要が
ない。従って、原稿搬送用の駆動源及びその制御に要す
るコストを抑えて安価な原稿読み取り装置を実現でき
る。
【0051】請求項3の発明では、二種類の解像度のい
ずれが選択されているかに応じて動力伝達機構に設けら
れた二つの駆動経路のいずれか一方が使用され、それに
より、選択されている解像度に応じた速度で原稿が所定
方向に搬送されるから、駆動源の分解能を、二種類の解
像度の最小公倍数に相当するような高い値に設定する必
要がない。従って、原稿搬送用の駆動源及びその制御に
要するコストを抑えて安価な原稿読み取り装置を実現で
きる。
【0052】請求項4の発明では、原稿の搬送ローラの
駆動と、駆動経路の選択を共通のモータにて行なえるの
で、それぞれに別々の駆動源を設ける場合と比較して駆
動源のコストや設置スペースを削減し、それにより安価
でコンパクトな読み取り装置を実現できる。
【0053】請求項5の発明では、原稿を搬送する必要
がないときに回転駆動源と搬送ローラとを切り離して次
回起動時の応答性や送り誤差を改善し、また、原稿詰ま
りが生じたときにも同様の処理を施して原稿を容易に取
り除くことができる。
【0054】請求項6の発明では、使用者によるデータ
送信と画像複写の選択状態に応じて原稿を最適な速度で
自動的に搬送できるようになる。請求項7の発明では、
データを送信するときには通信規格に適合した解像度で
原稿を読み取って複雑な解像度変換を行なうことなくデ
ータを送信でき、また、画像を複写する際には通信規格
とは異なる解像度により、例えば原稿の読み取り解像度
を高めて高品位な複写画像を得ることができる。
【0055】請求項8の発明では、二つの解像度が互い
に整数倍の関係になく、解像度変化処理に伴う画質の劣
化が避けられない場合に対して請求項3〜7の発明が適
用されることにより、これらの発明の有用性を十分に発
揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における原稿搬送ローラの駆
動機構を示す図。
【図2】図1の駆動機構において、遊星ギアを中立位置
に保持するための手段を示す分解斜視図。
【図3】図2のIII −III 線に沿った断面図。
【図4】本発明の実施形態に係るファクシミリの断面
図。
【図5】図4の装置の制御系の概略を示すブロック図。
【図6】図5の制御装置にて実行される原稿搬送及びそ
れに関連した処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ファクシミリ 3…原稿読み取り部 4…画像形成部 30…原稿搬送ローラ 32…読み取りユニット 36…ラインセンサ 100…パルスモータ 101…駆動ギア列 105…遊星ギア 150…制御装置 153…NCU 154…モード切り替えスイッチ D…原稿 DP…原稿の搬送経路 P1、P2…駆動経路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を所定方向に関して複数の解像度で
    読み取り可能な原稿読み取り装置であって、 前記原稿を読み取る読み取り手段と、 前記原稿の読み取り位置が前記所定方向に変化するよう
    に、前記原稿及び前記読み取り手段の少なくともいずれ
    か一方を駆動する駆動部材と、 前記駆動部材を駆動する駆動源と、 前記駆動源から前記駆動部材まで運動を伝達可能とさ
    れ、少なくとも一部には前記複数の解像度のそれぞれに
    対応して互いに異なる変速比が与えられた複数の駆動経
    路が設けられ、これら駆動経路の分岐位置には、前記運
    動を伝達するための経路として、いずれか一つの駆動経
    路を選択する選択手段が設けられた動力伝達機構と、 前記解像度の選択状態を判別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて、前記選択手段によ
    る前記駆動経路の選択を制御する選択制御手段と、を備
    えたことを特徴とする原稿読み取り装置。
  2. 【請求項2】 原稿をその搬送方向に関して複数の解像
    度で読み取り可能な原稿読み取り装置であって、 前記原稿を前記搬送方向に搬送する搬送部材と、 前記搬送部材を駆動する駆動源と、 前記駆動源から前記搬送部材まで運動を伝達可能とさ
    れ、少なくとも一部には前記複数の解像度のそれぞれに
    対応して互いに異なる変速比が与えられた複数の駆動経
    路が設けられ、これら駆動経路の分岐位置には、前記運
    動を伝達するための経路として、いずれか一つの駆動経
    路を選択する選択手段が設けられた動力伝達機構と、 前記解像度の選択状態を判別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて、前記選択手段によ
    る前記駆動経路の選択を制御する選択制御手段と、を備
    えたことを特徴とする原稿読み取り装置。
  3. 【請求項3】 原稿をその搬送方向に関して二種類の解
    像度で読み取り可能な原稿読み取り装置であって、 前記原稿と接触してこれを前記搬送方向に搬送する搬送
    ローラと、 前記搬送ローラを回転駆動する回転駆動源と、 前記回転駆動源から前記搬送ローラまで回転運動を伝達
    可能とされ、少なくとも一部には前記二種類の解像度の
    それぞれに対応して互いに異なる変速比が与えられた二
    つの駆動経路が設けられ、これら駆動経路の分岐位置に
    は、前記回転運動を伝達するための経路として、いずれ
    か一つの駆動経路を選択する選択手段が設けられた動力
    伝達機構と、 前記解像度の選択状態を判別する判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて、前記選択手段によ
    る前記駆動経路の選択を制御する選択制御手段と、を備
    えたことを特徴とする原稿読み取り装置。
  4. 【請求項4】 前記回転駆動源として両方向に回転可能
    なモータが設けられ、 与えられる回転運動の方向に応じて前記二つの駆動経路
    の入力端にそれぞれ設けられた選択ギアのいずれかと噛
    合し、前記モータからの回転運動を前記駆動経路側へ伝
    達する遊星ギアが前記選択手段として設けられ、 前記選択制御手段は、前記解像度の判別結果に従って前
    記モータの回転方向を切り替えることを特徴とする請求
    項3記載の原稿読み取り装置。
  5. 【請求項5】 前記遊星ギアを前記二つの駆動経路のそ
    れぞれの選択ギアのいずれとも噛み合わない中立位置に
    保持するための保持手段を設けたことを特徴とする請求
    項4記載の原稿読み取り装置。
  6. 【請求項6】 前記原稿の読み取り結果に関連した情報
    を送信する通信手段と、 前記原稿の読み取り結果に基づいて記録紙上に画像を形
    成する複写手段と、 前記通信手段及び前記複写手段のいずれを使用するかを
    切り替える切り替え手段と、を具備し、 前記判別手段は、前記切り替え手段の切り替え結果に基
    づいて前記解像度を判別することを特徴とする請求項3
    〜5のいずれかに記載の原稿読み取り装置。
  7. 【請求項7】 前記解像度は、少なくとも通信規格に適
    合した解像度と、画像複写に適合した解像度とを含み、
    前記切り替え手段により前記通信手段の使用が選択され
    たときには前記通信規格に適合した解像度の駆動経路が
    選択され、前記複写手段の使用が選択されたときには前
    記画像複写に対応した解像度の駆動経路が選択されるよ
    うに、前記判別手段の判別結果と前記選択手段による選
    択結果とが対応していることを特徴とする請求項6記載
    の原稿読み取り装置。
  8. 【請求項8】 前記二種類の解像度は互いに整数倍の関
    係にないことを特徴とする請求項3ないし7のいずれか
    に記載の原稿読み取り装置。
JP8123745A 1996-05-17 1996-05-17 原稿読み取り装置 Pending JPH09307702A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8123745A JPH09307702A (ja) 1996-05-17 1996-05-17 原稿読み取り装置
US08/846,495 US5956152A (en) 1996-05-17 1997-04-28 Document reading apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8123745A JPH09307702A (ja) 1996-05-17 1996-05-17 原稿読み取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09307702A true JPH09307702A (ja) 1997-11-28

Family

ID=14868283

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8123745A Pending JPH09307702A (ja) 1996-05-17 1996-05-17 原稿読み取り装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5956152A (ja)
JP (1) JPH09307702A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100421985B1 (ko) * 2001-12-11 2004-03-11 삼성전자주식회사 프린터의 용지 이송장치
US6942213B2 (en) 2002-04-10 2005-09-13 Seiko Epson Corporation Duplex scanning device
JP2009198572A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2011048284A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2014021378A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Brother Ind Ltd 歯車伝達装置及び画像形成装置
JP2014049958A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Brother Ind Ltd 画像読取装置
JP2018161847A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 セイコーエプソン株式会社 媒体処理装置

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1091691C (zh) * 1996-09-18 2002-10-02 松下电器产业株式会社 图像印制装置
US6226107B1 (en) * 1998-07-15 2001-05-01 Mustek System Inc. Multi-resolution scanners
JP4688393B2 (ja) * 1999-12-23 2011-05-25 サジェム エス アー モータと装置の複数の駆動歯車を駆動するための制御可能な中間伝達ギアを持つ装置
KR100406995B1 (ko) * 2001-06-14 2003-11-28 삼성전자주식회사 팩시밀리의 원고 이송장치
JP3925211B2 (ja) * 2002-01-23 2007-06-06 コニカミノルタホールディングス株式会社 複合機とその画像処理方法およびプログラム
KR100465242B1 (ko) * 2002-06-25 2005-01-13 삼성전자주식회사 사무기기의 구동장치 및 그 방법
TW200507618A (en) * 2003-08-08 2005-02-16 Avision Inc Multi-purpose scan device using the same power source
CN100417839C (zh) * 2004-07-23 2008-09-10 虹光精密工业(苏州)有限公司 可切换减速比的传动装置
US8259366B2 (en) * 2006-07-28 2012-09-04 Canon Kabushiki Kaisha Image reading apparatus

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4095248A (en) * 1976-06-16 1978-06-13 Faxon Communications Corporation Redundancy reduction system for facsimile transceivers
US4360840A (en) * 1980-05-13 1982-11-23 Am International, Inc. Real time data compression/decompression scheme for facsimile transmission system
JP2683061B2 (ja) * 1988-10-07 1997-11-26 キヤノン株式会社 画像記録装置
EP0892542A3 (en) * 1992-03-19 1999-05-12 Pfu Limited Image reading apparatus
US5579129A (en) * 1993-12-17 1996-11-26 Canon Kabushiki Kaisha Original reading apparatus and information processing apparatus with original reading apparatus
JPH08154157A (ja) * 1994-11-28 1996-06-11 Ricoh Co Ltd 本原稿画像読み取り装置
US5691826A (en) * 1996-08-16 1997-11-25 Behavior Tech Computer Corporation Transmission mechanism for a scanner

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100421985B1 (ko) * 2001-12-11 2004-03-11 삼성전자주식회사 프린터의 용지 이송장치
US6942213B2 (en) 2002-04-10 2005-09-13 Seiko Epson Corporation Duplex scanning device
JP2009198572A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP4683058B2 (ja) * 2008-02-19 2011-05-11 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
US8036567B2 (en) 2008-02-19 2011-10-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2011048284A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2014021378A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Brother Ind Ltd 歯車伝達装置及び画像形成装置
US8918023B2 (en) 2012-07-20 2014-12-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Transmission mechanism and image forming apparatus employing the same
JP2014049958A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Brother Ind Ltd 画像読取装置
JP2018161847A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 セイコーエプソン株式会社 媒体処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
US5956152A (en) 1999-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09307702A (ja) 原稿読み取り装置
JP2006086817A (ja) 画像読取装置
US7699304B2 (en) Paper feed structure for an image forming apparatus
US6263186B1 (en) Image forming apparatus and conveyance control method thereof
JP2925377B2 (ja) 画像形成装置
JPH1097112A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP3915409B2 (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JPH01268253A (ja) 画像読取り装置
JP2002331727A (ja) 画像形成装置
JP2001298565A (ja) 複写ネットワークシステム及びそのシステムに使用される画像形成装置
JP3743203B2 (ja) 画像形成装置および搬送制御方法
JP3757672B2 (ja) 画像形成装置および画像形成装置の搬送制御方法
JP2001122460A (ja) シート供給装置とこの装置を備えた画像形成装置
JP2006276868A (ja) 画像読取装置および画像形成装置
JPH09249321A (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JPH11235091A (ja) ステップモータ駆動装置
JPH10173864A (ja) 画像読取装置、画像形成装置、及び画像読取方法
JP3426814B2 (ja) 用紙給送装置
JP2024079497A (ja) 画像形成装置
JP3662679B2 (ja) 画像形成装置
JPH05183676A (ja) 画像形成装置
JPH10104916A (ja) 光学系駆動装置
JPH11331511A (ja) 画像読取装置と画像形成装置
JP3084226B2 (ja) ファクシミリ装置
JP3740863B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040727

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041124