JP2001121901A - ディスクホイール - Google Patents
ディスクホイールInfo
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- JP2001121901A JP2001121901A JP30280599A JP30280599A JP2001121901A JP 2001121901 A JP2001121901 A JP 2001121901A JP 30280599 A JP30280599 A JP 30280599A JP 30280599 A JP30280599 A JP 30280599A JP 2001121901 A JP2001121901 A JP 2001121901A
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- JP
- Japan
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- disk
- wheel
- rim
- guide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小入力時から大入力時に至るまで、耐久性お
よび安全性を損なうことなく乗り心地性能、防振性能お
よび防音性能の向上を図ったディスクホイールを提供す
る。 【解決手段】 車軸ハブに固着されるディスク１と、タ
イヤ１０を支承するリム２とを備えたディスクホイール
において、リム２の内周面上に環状に固設された複数の
ガイド４と、ディスク１の外周面上にガイド４とホイー
ル軸方向に互い違いに固設された複数のスペーサ３とを
有し、ガイド４とスペーサ３との間に両者の先端部の少
なくとも一部を覆うようにしてゴム弾性体５が環状に介
装されている。
よび安全性を損なうことなく乗り心地性能、防振性能お
よび防音性能の向上を図ったディスクホイールを提供す
る。 【解決手段】 車軸ハブに固着されるディスク１と、タ
イヤ１０を支承するリム２とを備えたディスクホイール
において、リム２の内周面上に環状に固設された複数の
ガイド４と、ディスク１の外周面上にガイド４とホイー
ル軸方向に互い違いに固設された複数のスペーサ３とを
有し、ガイド４とスペーサ３との間に両者の先端部の少
なくとも一部を覆うようにしてゴム弾性体５が環状に介
装されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の車輪に用い
られるディスクホイールに関し、詳しくは乗り心地性
能、防振性能および防音性能に優れたディスクホイール
に関する。
られるディスクホイールに関し、詳しくは乗り心地性
能、防振性能および防音性能に優れたディスクホイール
に関する。
【０００２】
【従来の技術】ディスクホイールは、一般に車軸ハブに
固着されるディスクとタイヤを支承するリムとを備えて
おり、かかるディスクとリムとの間に防振体を設け、防
振性能や乗り心地性能を高めたディスクホイールはこれ
まで種々提案されている。例えば、実開昭５９−１８８
７０１号公報には、防振体としてバネを用いて乗り心地
の向上を図ったタイヤ用ホイールが提案されている。
固着されるディスクとタイヤを支承するリムとを備えて
おり、かかるディスクとリムとの間に防振体を設け、防
振性能や乗り心地性能を高めたディスクホイールはこれ
まで種々提案されている。例えば、実開昭５９−１８８
７０１号公報には、防振体としてバネを用いて乗り心地
の向上を図ったタイヤ用ホイールが提案されている。
【０００３】また、防振体としてゴムを使用し、これを
リムとディスクとの間に配置したものも知られており、
例えば、実開昭５７−７３２０３号公報に、リムがゴム
様弾性体を介してディスクに連結される構成のディスク
ホイールが提案されている。さらに、特開平５−３３８
４０１号公報には、リムとディスクホイールとの間に隙
間を形成し、そこに防振ゴムを介装させたディスクホイ
ールが開示されている。さらにまた、ＷＯ９８３３６６
６号公報には、リムと同一プロファイルを有する内側リ
ムとリムとの間にゴムの環状ストリップを配置したホイ
ール・バリア組立体が開示されている。
リムとディスクとの間に配置したものも知られており、
例えば、実開昭５７−７３２０３号公報に、リムがゴム
様弾性体を介してディスクに連結される構成のディスク
ホイールが提案されている。さらに、特開平５−３３８
４０１号公報には、リムとディスクホイールとの間に隙
間を形成し、そこに防振ゴムを介装させたディスクホイ
ールが開示されている。さらにまた、ＷＯ９８３３６６
６号公報には、リムと同一プロファイルを有する内側リ
ムとリムとの間にゴムの環状ストリップを配置したホイ
ール・バリア組立体が開示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、防振体
としてゴムを使用し、これをリムとディスクとの間に一
様に配置した従来のディスクホイールにおいては、リム
の内周面とディスクの外周面との間に夫々に加硫接着さ
れたゴム弾性体が配設されているため、このゴム弾性体
によりリムからディスクに伝わる軸方向、径方向および
回転方向の各振動を的確に抑制することができるもの
の、大荷重時のゴム弾性体の変位を抑制することはでき
ないという問題があった。すなわち、ゴムの断面が一様
であり、小入力時から大入力時までそれぞれにおいて適
切な振動防止特性を得ることが困難であった。この点に
ついて、防振体としてバネを用いても同様の問題があっ
た。
としてゴムを使用し、これをリムとディスクとの間に一
様に配置した従来のディスクホイールにおいては、リム
の内周面とディスクの外周面との間に夫々に加硫接着さ
れたゴム弾性体が配設されているため、このゴム弾性体
によりリムからディスクに伝わる軸方向、径方向および
回転方向の各振動を的確に抑制することができるもの
の、大荷重時のゴム弾性体の変位を抑制することはでき
ないという問題があった。すなわち、ゴムの断面が一様
であり、小入力時から大入力時までそれぞれにおいて適
切な振動防止特性を得ることが困難であった。この点に
ついて、防振体としてバネを用いても同様の問題があっ
た。
【０００５】また、リムとディスクとの間に配置するゴ
ムと防音性能との関係については必ずしも明確にされて
おらず、防音の面ではなお改良の余地があった。
ムと防音性能との関係については必ずしも明確にされて
おらず、防音の面ではなお改良の余地があった。
【０００６】そこで本発明の目的は、小入力時から大入
力時に至るまで、耐久性および安全性を損なうことなく
乗り心地性能、防振性能および防音性能の向上を図った
ディスクホイールを提供することにある。
力時に至るまで、耐久性および安全性を損なうことなく
乗り心地性能、防振性能および防音性能の向上を図った
ディスクホイールを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、防振体と
してのゴム弾性体の特徴を活かしつつ前記課題を解決す
べく鋭意検討した結果、以下の構成とすることにより前
記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明のディスクホイールは下記に示す
通りである。
してのゴム弾性体の特徴を活かしつつ前記課題を解決す
べく鋭意検討した結果、以下の構成とすることにより前
記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成するに
至った。即ち、本発明のディスクホイールは下記に示す
通りである。
【０００８】〈１〉車軸ハブに固着されるディスクと、
タイヤを支承するリムとを備えたディスクホイールにお
いて、前記リムの内周面上に環状に固設された複数のガ
イドと、前記ディスクの外周面上に前記ガイドとホイー
ル軸方向に互い違いに固設された複数のスペーサとを有
し、前記ガイドと前記スペーサとの間に両者の先端部の
少なくとも一部を覆うようにしてゴム弾性体が環状に介
装されていることを特徴とするディスクホイールであ
る。
タイヤを支承するリムとを備えたディスクホイールにお
いて、前記リムの内周面上に環状に固設された複数のガ
イドと、前記ディスクの外周面上に前記ガイドとホイー
ル軸方向に互い違いに固設された複数のスペーサとを有
し、前記ガイドと前記スペーサとの間に両者の先端部の
少なくとも一部を覆うようにしてゴム弾性体が環状に介
装されていることを特徴とするディスクホイールであ
る。
【０００９】〈２〉車軸ハブに固着されるディスクと、
タイヤを支承するリムとを備えたディスクホイールにお
いて、前記ディスクの外周面と前記リムの内周面との間
に、同心円状に配置された径の異なる２種類の円環状体
の、外側円環状体の内周面上に環状に固設された複数の
ガイドと、内側円環状体の外周面上に前記ガイドとホイ
ール軸方向に互い違いに固設された複数のスペーサとを
有し、前記ガイドと前記スペーサとの間に両者の先端部
の少なくとも一部を覆うようにしてゴム弾性体が環状に
介装されている弾性付与具が嵌挿されていることを特徴
とするディスクホイールである。
タイヤを支承するリムとを備えたディスクホイールにお
いて、前記ディスクの外周面と前記リムの内周面との間
に、同心円状に配置された径の異なる２種類の円環状体
の、外側円環状体の内周面上に環状に固設された複数の
ガイドと、内側円環状体の外周面上に前記ガイドとホイ
ール軸方向に互い違いに固設された複数のスペーサとを
有し、前記ガイドと前記スペーサとの間に両者の先端部
の少なくとも一部を覆うようにしてゴム弾性体が環状に
介装されている弾性付与具が嵌挿されていることを特徴
とするディスクホイールである。
【００１０】〈３〉前記〈１〉または〈２〉のディスク
ホイールにおいて、前記ガイドと前記スペーサが夫々２
本であるディスクホイールである。
ホイールにおいて、前記ガイドと前記スペーサが夫々２
本であるディスクホイールである。
【００１１】〈４〉前記〈１〉または〈２〉のディスク
ホイールにおいて、前記ガイドが２本であり、前記スペ
ーサが３本であるディスクホイールである。
ホイールにおいて、前記ガイドが２本であり、前記スペ
ーサが３本であるディスクホイールである。
【００１２】〈５〉前記〈１〉または〈２〉のディスク
ホイールにおいて、前記ガイドが３本であり、前記スペ
ーサが２本であるディスクホイールである。
ホイールにおいて、前記ガイドが３本であり、前記スペ
ーサが２本であるディスクホイールである。
【００１３】〈６〉前記〈１〉または〈２〉のディスク
ホイールにおいて、前記ガイドが１本で、前記スペーサ
が２本であり、かつ前記ガイドのホイール軸方向断面形
状が略台形形状をなすディスクホイールである。
ホイールにおいて、前記ガイドが１本で、前記スペーサ
が２本であり、かつ前記ガイドのホイール軸方向断面形
状が略台形形状をなすディスクホイールである。
【００１４】前記〈１〉〜〈６〉の発明により、設置さ
れたゴム弾性体の剪断変形で振動を吸収し、特に、小入
力に対して乗り心地性能、防振性能および防音性能の向
上を図ることができ、また、ホイール軸方向の剛性が高
くなり、その方向の振動抑制に効果的である。さらに、
防音性能については１００Ｈｚ以上の高周波数領域の防
音に極めて効果的である。さらに、ガイドとスペーサの
先端部の少なくとも一部がゴム弾性体で覆われているこ
とで、当該先端部に圧縮力が加わる結果、大変形を防ぐ
ことができる。
れたゴム弾性体の剪断変形で振動を吸収し、特に、小入
力に対して乗り心地性能、防振性能および防音性能の向
上を図ることができ、また、ホイール軸方向の剛性が高
くなり、その方向の振動抑制に効果的である。さらに、
防音性能については１００Ｈｚ以上の高周波数領域の防
音に極めて効果的である。さらに、ガイドとスペーサの
先端部の少なくとも一部がゴム弾性体で覆われているこ
とで、当該先端部に圧縮力が加わる結果、大変形を防ぐ
ことができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図１に示す本発明の一実施の形態に係るデ
ィスクホイールは、車軸ハブ（図示せず）に固着される
ディスク１と、タイヤ１０を支承するリム２とを備えて
いる。タイヤ１０を支持するリム２の内周面には環状に
一対のガイド４が固設されており、またディスク１の外
周面上にはガイド４とホイール軸方向に互い違いの位置
関係で一対のスペーサ３が環状に固設されている。
て説明する。図１に示す本発明の一実施の形態に係るデ
ィスクホイールは、車軸ハブ（図示せず）に固着される
ディスク１と、タイヤ１０を支承するリム２とを備えて
いる。タイヤ１０を支持するリム２の内周面には環状に
一対のガイド４が固設されており、またディスク１の外
周面上にはガイド４とホイール軸方向に互い違いの位置
関係で一対のスペーサ３が環状に固設されている。
【００１６】ガイド４とスペーサ３との間には、図示す
るように、両者の先端部を覆うようにしてゴム弾性体５
が環状に介装されている。このゴム弾性体５は、ガイド
４およびスペーサ３と、例えば、加硫接着等の接着手段
により接着され、ディスク１の外周面およびリム２の内
周面とは接着せずに、隙間を有する。かかる隙間を設け
ることにより、ゴム弾性体５の剪断変形で振動を吸収
し、特に、小入力に対して乗り心地性能、防振性能およ
び防音性能の向上を図ることができる。また、スペーサ
３とガイド４とは、ホイール軸方向に互い違いの位置関
係で配置されていることで、ホイール軸方向の剛性が高
くなり、その方向の振動抑制にも優れた効果を奏する。
さらに、ガイド４とスペーサ３の先端部がすべてゴム弾
性体５で覆われていることで、これら先端部に圧縮力が
加わる結果、大変形を防ぐことができる。
るように、両者の先端部を覆うようにしてゴム弾性体５
が環状に介装されている。このゴム弾性体５は、ガイド
４およびスペーサ３と、例えば、加硫接着等の接着手段
により接着され、ディスク１の外周面およびリム２の内
周面とは接着せずに、隙間を有する。かかる隙間を設け
ることにより、ゴム弾性体５の剪断変形で振動を吸収
し、特に、小入力に対して乗り心地性能、防振性能およ
び防音性能の向上を図ることができる。また、スペーサ
３とガイド４とは、ホイール軸方向に互い違いの位置関
係で配置されていることで、ホイール軸方向の剛性が高
くなり、その方向の振動抑制にも優れた効果を奏する。
さらに、ガイド４とスペーサ３の先端部がすべてゴム弾
性体５で覆われていることで、これら先端部に圧縮力が
加わる結果、大変形を防ぐことができる。
【００１７】図２に示す本発明の他の実施の形態に係る
ディスクホイールは、ホイール軸方向に互い違いの関係
にあるガイド４とスペーサ３との軸方向の配列順が図１
に示すものとは異なっている以外は図１に示すものと全
く同じである。この場合においても、図１に示す好適例
のディスクホイールと全く同様の効果を得ることができ
る。
ディスクホイールは、ホイール軸方向に互い違いの関係
にあるガイド４とスペーサ３との軸方向の配列順が図１
に示すものとは異なっている以外は図１に示すものと全
く同じである。この場合においても、図１に示す好適例
のディスクホイールと全く同様の効果を得ることができ
る。
【００１８】本発明の他の実施の形態に係るディスクホ
イールを図３に示す。この好適例においては、リム２の
内周面上にガイド４が３本あり、かかるガイド４とディ
スク１の外周面上の一対のスペーサ３とがホイール軸方
向に互い違いの位置関係で設けられている。その他のゴ
ム弾性体５の配置は図１に示す好適例と同様である。ス
ペーサ３が１本増えたことで、スペーサ３とガイド４と
の間に介在するゴム弾性体５が１個所増え、その分、大
入力に対してより強固なものとなり、またホイール軸方
向の剛性が高くなり、その方向の振動抑制にも優れた効
果を奏する。
イールを図３に示す。この好適例においては、リム２の
内周面上にガイド４が３本あり、かかるガイド４とディ
スク１の外周面上の一対のスペーサ３とがホイール軸方
向に互い違いの位置関係で設けられている。その他のゴ
ム弾性体５の配置は図１に示す好適例と同様である。ス
ペーサ３が１本増えたことで、スペーサ３とガイド４と
の間に介在するゴム弾性体５が１個所増え、その分、大
入力に対してより強固なものとなり、またホイール軸方
向の剛性が高くなり、その方向の振動抑制にも優れた効
果を奏する。
【００１９】本発明のさらに他の実施の形態に係るディ
スクホイールを図４に示す。この好適例においては、リ
ム２の内周面上に２本のガイド４が固設され、またディ
スク１の外周面上にはベースリム６が固着され、このベ
ースリムに３本のスペーサ３がガイド４とホイール軸方
向に互い違いの位置関係で設けられている。ガイド４と
スペーサ３との間には、図示するように、ゴム弾性体５
が環状に介装されている。ゴム弾性体５は、２本のガイ
ド４と１本のスペーサ３（中央のみ）の先端部を覆って
いる。この場合においても上記好適例の場合と同様に、
ゴム弾性体５の剪断変形で振動を吸収し得るとともに、
ホイール軸方向の剛性が高く、その方向の振動抑制に効
果的であり、しかも大変形の抑制に対しても効果を有す
る。
スクホイールを図４に示す。この好適例においては、リ
ム２の内周面上に２本のガイド４が固設され、またディ
スク１の外周面上にはベースリム６が固着され、このベ
ースリムに３本のスペーサ３がガイド４とホイール軸方
向に互い違いの位置関係で設けられている。ガイド４と
スペーサ３との間には、図示するように、ゴム弾性体５
が環状に介装されている。ゴム弾性体５は、２本のガイ
ド４と１本のスペーサ３（中央のみ）の先端部を覆って
いる。この場合においても上記好適例の場合と同様に、
ゴム弾性体５の剪断変形で振動を吸収し得るとともに、
ホイール軸方向の剛性が高く、その方向の振動抑制に効
果的であり、しかも大変形の抑制に対しても効果を有す
る。
【００２０】図５に示す本発明の他の実施の形態に係る
ディスクホイールは、リム２の内周面上のガイドが１本
で、ディスク１の外周面上のスペーサ３が２本である
が、ガイド４のホイール軸方向断面形状が略台形形状を
なしている。また、ガイド４とスペーサ３との間には、
図示するようにして、両者の先端部を覆うようにゴム弾
性体５が環状に介装されている。この好適例において
は、上述の好適例とは異なりガイド４の本数が１本のみ
であるが、そのホイール軸方向断面形状を略台形形状と
したことにより、ガイド４とゴム弾性体５との接触面積
が広がり、また、ガイド４の先端部の面積も広く、その
先端部がゴム弾性体５で覆われることで、大変形を防ぐ
ことができる。この結果、この好適例においても、乗り
心地性能、防振性能および防音性能の向上を図ることが
できる。
ディスクホイールは、リム２の内周面上のガイドが１本
で、ディスク１の外周面上のスペーサ３が２本である
が、ガイド４のホイール軸方向断面形状が略台形形状を
なしている。また、ガイド４とスペーサ３との間には、
図示するようにして、両者の先端部を覆うようにゴム弾
性体５が環状に介装されている。この好適例において
は、上述の好適例とは異なりガイド４の本数が１本のみ
であるが、そのホイール軸方向断面形状を略台形形状と
したことにより、ガイド４とゴム弾性体５との接触面積
が広がり、また、ガイド４の先端部の面積も広く、その
先端部がゴム弾性体５で覆われることで、大変形を防ぐ
ことができる。この結果、この好適例においても、乗り
心地性能、防振性能および防音性能の向上を図ることが
できる。
【００２１】図６に示す更に他の実施の形態に係るディ
スクホイールにおいては、ディスク１の外周面とリム２
の内周面との間に、図１に示す好適例と同様の機能を有
する弾性付与具を嵌挿させるものである。かかる弾性付
与具は、同心円状に配置された径の異なる２種類の円環
状体の、外側円環状体８の内周面に環状に固設された一
対のガイド４と、内側円環状体７の外周面上に環状に固
設された一対のスペーサ３とを有し、ガイド４とスペー
サ３との間に、図１に示す好適例の場合と同様にゴム弾
性体５が環状に介装されてなる。この弾性付与具は、外
側円環状体８の内周面と内側円環状体７の外周面との間
に、実質上、図１に示す好適例のディスク１の外周面と
リム２の内周面との間に設ける構造体と同様の構造体を
設けるものであり、それ以外にも図２〜５に示す好適例
の構造体と同様の構造体を設けることができる。
スクホイールにおいては、ディスク１の外周面とリム２
の内周面との間に、図１に示す好適例と同様の機能を有
する弾性付与具を嵌挿させるものである。かかる弾性付
与具は、同心円状に配置された径の異なる２種類の円環
状体の、外側円環状体８の内周面に環状に固設された一
対のガイド４と、内側円環状体７の外周面上に環状に固
設された一対のスペーサ３とを有し、ガイド４とスペー
サ３との間に、図１に示す好適例の場合と同様にゴム弾
性体５が環状に介装されてなる。この弾性付与具は、外
側円環状体８の内周面と内側円環状体７の外周面との間
に、実質上、図１に示す好適例のディスク１の外周面と
リム２の内周面との間に設ける構造体と同様の構造体を
設けるものであり、それ以外にも図２〜５に示す好適例
の構造体と同様の構造体を設けることができる。
【００２２】なお、本発明において使用し得るゴム弾性
体は、防振ゴムとして既知のものを用いることができ、
天然ゴムや合成ゴム、例えば、ブタジエンゴム、スチレ
ンブタジエン共重合体ゴム、ブチルゴム等のジエン系ゴ
ムに適宜配合剤、例えば、硫黄、加硫促進剤、老化防止
剤、カーボンブラック等を適宜配合することにより調製
することができる。
体は、防振ゴムとして既知のものを用いることができ、
天然ゴムや合成ゴム、例えば、ブタジエンゴム、スチレ
ンブタジエン共重合体ゴム、ブチルゴム等のジエン系ゴ
ムに適宜配合剤、例えば、硫黄、加硫促進剤、老化防止
剤、カーボンブラック等を適宜配合することにより調製
することができる。
【００２３】上述の本発明の好適実施の形態に係るディ
スクホイールは、いずれも小入力時にはゴム弾性体５の
剪断変形により振動を吸収し、大入力時にもガイドやス
ペーサの先端部を覆うゴム弾性体５の圧縮入力により大
変形を抑制することができることが確かめられた。その
結果、小入力時から大入力時に至るまで、耐久性および
安全性を損なうことなく乗り心地性能、防振性能および
防音性能の向上を図ることができる。特に、防音性能に
ついては前記隙間の存在が１００Ｈｚ以上の高周波数領
域の防音に極めて効果的であることがわかった。
スクホイールは、いずれも小入力時にはゴム弾性体５の
剪断変形により振動を吸収し、大入力時にもガイドやス
ペーサの先端部を覆うゴム弾性体５の圧縮入力により大
変形を抑制することができることが確かめられた。その
結果、小入力時から大入力時に至るまで、耐久性および
安全性を損なうことなく乗り心地性能、防振性能および
防音性能の向上を図ることができる。特に、防音性能に
ついては前記隙間の存在が１００Ｈｚ以上の高周波数領
域の防音に極めて効果的であることがわかった。
【００２４】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明のディ
スクホイールは、小入力時から大入力時に至るまで、耐
久性および安全性を損なうことなく乗り心地性能、防振
性能および防音性能の向上を図ることができる。
スクホイールは、小入力時から大入力時に至るまで、耐
久性および安全性を損なうことなく乗り心地性能、防振
性能および防音性能の向上を図ることができる。
【図１】本発明の一実施の形態に係るディスクホイール
の拡大部分断面図である。
の拡大部分断面図である。
【図２】本発明の他の実施の形態に係るディスクホイー
ルの拡大部分断面図である。
ルの拡大部分断面図である。
【図３】本発明のさらに他の実施の形態に係るディスク
ホイールの拡大部分断面図である。
ホイールの拡大部分断面図である。
【図４】本発明のさらに他の実施の形態に係るディスク
ホイールの拡大部分断面図である。
ホイールの拡大部分断面図である。
【図５】本発明のさらに他の実施の形態に係るディスク
ホイールの拡大部分断面図である。
ホイールの拡大部分断面図である。
【図６】本発明のさらに他の実施の形態に係るディスク
ホイールの拡大部分断面図である。
ホイールの拡大部分断面図である。
１ ディスク ２ リム ３ スペーサ ４ ガイド ５ ゴム弾性体 ６ ベースリム ７ 内側円環状体 ８ 外側円環状体 １０ タイヤ
Claims (6)
- 【請求項１】 車軸ハブに固着されるディスクと、タイ
ヤを支承するリムとを備えたディスクホイールにおい
て、前記リムの内周面上に環状に固設された複数のガイ
ドと、前記ディスクの外周面上に前記ガイドとホイール
軸方向に互い違いに固設された複数のスペーサとを有
し、前記ガイドと前記スペーサとの間に両者の先端部の
少なくとも一部を覆うようにしてゴム弾性体が環状に介
装されていることを特徴とするディスクホイール。 - 【請求項２】 車軸ハブに固着されるディスクと、タイ
ヤを支承するリムとを備えたディスクホイールにおい
て、前記ディスクの外周面と前記リムの内周面との間
に、 同心円状に配置された径の異なる２種類の円環状体の、
外側円環状体の内周面上に環状に固設された複数のガイ
ドと、内側円環状体の外周面上に前記ガイドとホイール
軸方向に互い違いに固設された複数のスペーサとを有
し、前記ガイドと前記スペーサとの間に両者の先端部の
少なくとも一部を覆うようにしてゴム弾性体が環状に介
装されている弾性付与具が嵌挿されていることを特徴と
するディスクホイール。 - 【請求項３】 前記ガイドと前記スペーサが夫々２本で
ある請求項１または２記載のディスクホイール。 - 【請求項４】 前記ガイドが２本であり、前記スペーサ
が３本である請求項１または２記載のディスクホイー
ル。 - 【請求項５】 前記ガイドが３本であり、前記スペーサ
が２本である請求項１または２記載のディスクホイー
ル。 - 【請求項６】 前記ガイドが１本で、前記スペーサが２
本であり、かつ前記ガイドのホイール軸方向断面形状が
略台形形状をなす請求項１または２記載のディスクホイ
ール。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30280599A JP2001121901A (ja) | 1999-10-25 | 1999-10-25 | ディスクホイール |
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