JP2001121582A - 金型およびその製造方法 - Google Patents

金型およびその製造方法

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JP2001121582A JP30346399A JP30346399A JP2001121582A JP 2001121582 A JP2001121582 A JP 2001121582A JP 30346399 A JP30346399 A JP 30346399A JP 30346399 A JP30346399 A JP 30346399A JP 2001121582 A JP2001121582 A JP 2001121582A
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Ikuo Okada
育夫 岡田
Osamu Masuda
修 増田
Takashi Kaneko
隆司 金子
Akira Ozawa
章 小澤
Hideo Yoshihara
秀雄 吉原
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NTT Advanced Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、プラスチックのレ
ンズや回折格子などの射出成形に使用される金型におい
て、刻印パタンの抜けや過剰なパタンなどの欠陥が少な
く、また、刻印パタンの線幅や刻印深さなどの形状寸法
を高精度に作製でき、また、長寿命で強固な金型及びそ
の製造方法を提供することでを目的とする。 【解決手段】 このような目的を達成するた
めに、本発明に係わる金型は、台座及びその表層に設け
られたパタン層から構成され、該パタン層がTaを主と
する金属膜からなり、また、該金属膜が酸素や窒素など
を含むTa金属膜からなること、また、正方晶構造のT
aを含む多結晶構造のTa金属膜からなることを主要な
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンパクトディス
ク(CD)や光磁気記録ディスク(MO)などの信号読
み取り部(光ピックアップ)に用いられるマイクロレン
ズ、回折格子やミラーなどの光学部品、あるいはコンパ
クトディスクや光磁気記録ディスクを製造するプラスチ
ック射出成形で使用される金型及びその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、先ず、所定の厚さをもった石英
板に、光に感光した部分のみが現像により溶解するよう
なレジストを石英板表面に塗布し、レーザ光や紫外線な
どにより所定のパタンをレジストへ焼き付ける。その
後、例えばフッ酸に浸すことにより、レジストパタンが
残置していない部分がフッ酸に溶解して、所定のパタン
が石英板表面に刻印される。このように、パタンが刻印
された石英板へ、スパッタリングや蒸着でPtやCrな
どの伝導性膜を被膜させ、導電性の表面にする。この
後、Niイオンを含有する電解液に石英基板を浸しなが
ら基板表面に電圧を印加し、電気化学の作用により、パ
タンが表面に刻印された石英基板の表面に電解液中のN
iを析出させる電鋳により、Niを堆積させる。その
後、電鋳により堆積させたNiを石英基板から離型させ
てNi金型を得る。このように、石英板に刻印したパタ
ンを基にして、電鋳によりNi金型を作る。このように
電鋳で作られたNi金型をもとにして新たに作成した金
型や、あるいは電鋳により作成した上記のNi金型を射
出成形機に組み込み、マイクロレンズや回折格子などを
大量に作製する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所定のパタンを作製し
た石英にNiを電鋳して金型を作る工程では、電解液中
で刻印で生じた溝に電気化学作用によりNiを埋めると
きには、ボイドが発生したり、あるいは、石英表面の一
部にNi膜が析出されないなど、石英に形成されたパタ
ンが忠実にNiパタンに転写されないことがあり、Ni
金型の歩留まりが小さい。また、数ミリの厚さにNiを
析出させるには、数日の時間を要する。さらに、石英板
表面に堆積されたNi板を石英板から傷つけることなく
離型するのは困難で、Niの一部が石英板表面に付着し
て残留することにより、Ni金型のパタンの一部が欠け
たりする。このために、石英板表面に刻印されたパタン
が、忠実にNi金型へ転写されているか否かを検査する
のに時間を要する。さらに、Ni金属の金型では、Ni
が融点が1500度であり、400度程度の液温のプラ
スチックを使用する射出成形機に組み込んで使用する
と、Niが再結晶化して形状が変化してくる。このため
に、成形したレンズや回折格子の特性が変化してしま
う。すなわち、射出成形用の金型として寿命が短いとい
う問題点があった。
【0004】本発明の目的は、プラスチックのレンズや
回折格子などの射出成形に使用される金型において、刻
印パタンの抜けや過剰なパタンなどの欠陥が少なく、ま
た、刻印パタンの線幅や刻印深さなどの形状寸法を高精
度に作製でき、また、長寿命で強固な金型及びその製造
方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明に係わる金型は、台座及びその表層に
設けられたパタン層から構成され、該パタン層がTaを
主とする金属膜からなることを主要な特徴とし、また、
好ましくは該金属膜が酸素や窒素などを含むTa金属膜
からなること、また、正方晶構造のTaを含む多結晶構
造のTa金属膜からなることを特徴とする。
【0006】また、本発明に係わる金型の製造方法は、
Taを主とする金属膜を該台座に被膜する工程と、該金
属膜の上に二酸化ケイ素膜を被膜する工程と、該二酸化
ケイ素膜上にレジスト膜を被膜する工程と、該レジスト
膜を所定のパタンにパタンニングする工程と、パタン化
されたレジスト膜をマスクとして該二酸化ケイ素膜をエ
ッチングしてパタンニングする工程と、パタン化された
二酸化ケイ素膜上のレジスト膜を除去する工程と、該パ
タン化された二酸化ケイ素膜をマスクにして該金属膜を
エッチングしてパタンニングする工程と、パタン化され
た金属膜上の二酸化ケイ素膜を除去する工程とを有する
ことを特徴とする。
【0007】本発明は、プラスチック回折格子やレン
ズ、CDやDVDなどの光記憶ディスクなどを射出成形
で製造するのに使用される金型において、金型の表層に
あって、射出成形用のパタンが形成されるパタン層をT
aを主とする金属膜により構成する。Taは、再結晶化
温度がNiなどの他の金属より高く、また、酸やアルカ
リなどの薬液に腐食しないために、成形時に高温の溶解
し活性化したプラスチックがパタンのある金型の表層に
形成されたパタン層に接触しても、金型の表層が変質す
ることがなく、安定に多数回の成形を行うことが出来
る。また、金型の表層にあるTa膜パタンの加工につい
て、Ta膜上に皮膜した二酸化ケイ素(SiO2)膜や
Cr膜などを所定のパタンに加工して、これらのパタン
化された二酸化ケイ素膜やCr膜をマスクにしてTa膜
にパタンを刻印する方法を用いることにより、Ta膜の
パタン寸法を精度良く加工することが出来るために、パ
タン寸法の精度が高い金型が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】
【実施例1】図1は本発明による金型の第一の実施例を
示す図である。本実施例は請求項1及び6に係わる。1
は厚さが1mmから数10mm程度のステンレスなどの
金属あるいは石英やセラミックスなどで構成される台座
である。台座1の表層には、パタン層のTa膜2が被膜
されている。Ta膜2には、パタン3が刻印されてい
る。これを射出成形などで使用するには、Ta膜2に、
溶解したプラスチックを加圧しながら押し当てて、プラ
スチックが冷却し固化してから、Ta膜2からプラスチ
ックを離型することによりプラスチック表面にTa膜の
パタン3を転写できる。このように本実施例に係わる金
型は、台座及びその表層に設けられたパタン層から構成
され、該パタン層がTa金属膜からなっており、ステン
レスなどの金属製の台座1の表層にTa膜2を被膜する
のにスパッタリング法、Ta膜2に精度良くパタン3が
形成するのにホトリソグラフィやドライエッチング法な
ど、集積回路製造で使用されてきた微細パタン形成技術
が適用できるので、精度のよい金型パタンを製作でき
る。さらに、Ta金属膜2は、再結晶温度が300℃以
上と高く、また、その表面に不浸透性の酸化物が形成さ
れて、酸やアルカリ等の薬液に腐食されず、非常に安定
な金属であり、他の高融点金属であるモリブデン(M
o)やタングステン(W)などに比べても、安定性に優
る。このために、金型に使用すると多数回の成形しても
変化せず、長期間にわたって使用することが可能とな
る。
【0009】図2に図1の金型を製造する方法の実施例
を示す。図2(a)では、高周波放電や直流放電により
プラズマを発生させて薄膜を形成するスパッタ装置など
を使用して、1μmから10μm程度の厚さにTa膜2
を、ステンレスなどの金属製の台座1の表層に被膜す
る。スパッタリングで形成したTa膜2に所定のパタン
3を刻印するには、半導体回路の製造に使用されている
ようなリソグラフィが使用される。図2(b)では、T
a膜パタン3を形成するための膜構造の一例を示してい
る。(a)のTa膜2上に二酸化ケイ素膜5を被膜し、
その上にレジスト4を被膜する。すなわち、紫外線や電
子線に感光するような有機膜(レジスト)4と、そのレ
ジスト4の下層のTa膜2との間に、中間膜5の二酸化
ケイ素膜(SiO2)を被膜する。図2(c)では、レ
ジスト4に紫外線光や電子線などで金型に刻印するべき
パタンを描き、紫外線などに感光した部分を薬液に浸し
て取り除き、レジストパタン6を中間膜5の上に形成す
る。図2(d)では、レジストパタン6をエッチングマ
スクとして下層の中間膜5の二酸化ケイ素膜を、高周波
プラズマやマイクロ波プラズマでエッチングし、中間膜
5の二酸化ケイ素膜からなるパタン7を形成する。例え
ば、C26やSF6などのガスに酸素を混合した反応ガ
スで200Wから400W程度の高周波電力で平行平板
型のエッチング装置によってプラズマを発生して、電極
上に試料を置いて二酸化ケイ素膜をエッチングする。図
2(e)では、二酸化ケイ素パタン7上のレジスト4を
除去する。図2(f)では、中間膜5の二酸化ケイ素膜
で形成された二酸化ケイ素パタン7をエッチングマスク
として下層のTa膜2を、塩素やフッ素などの元素を含
有するガスの高周波プラズマやマイクロ波プラズマで、
Ta膜2に刻印する。例えば、塩素ガス中に酸素ガスを
わずかに混合した反応ガスを使用して、電子サイクロト
ロン共鳴条件を有するような放電容器に300W程度の
マイクロ波でプラズマを発生させてエッチングするEC
Rプラズマエッチング装置でエッチングすると、二酸化
ケイ素の10倍以上の速度でTaパタンをエッチングで
きる。最後に図2(g)では、Ta膜パタン3上の二酸
化ケイ素で形成されたパタン7を除去して、刻印された
Ta膜2のパタン3を露出する。
【0010】有機物であるレジストでは、その表面がエ
ッチング中にプラズマに曝されるとエッチングされて薄
くなって、Ta膜を所定の深さにエッチングする途中で
消滅する。図2(b)のように、紫外線や電子線に感光
するような有機膜(レジスト)4とTa膜2の間に、中
間膜5の二酸化ケイ素膜を設ける構造にし、先ず、レジ
ストパタン6で二酸化ケイ素膜5をエッチングして二酸
化ケイ素膜5にパタン7を刻印し、次に、レジスト4を
除去してから、二酸化ケイ素膜パタン7をエッチングの
マスクにしてTa膜2をエッチングすると、塩素ガスを
主成分とした反応ガスを使用したECRプラズマエッチ
ングでは二酸化ケイ素はプラズマに曝されてもほとんど
エッチングされないので、Ta膜のパタン3を精度良く
形成できる効果がある。さらに、塩素ガスを主成分とし
た反応ガスを使用したECRプラズマエッチングでは二
酸化ケイ素はプラズマに曝されても変質しないので、残
存している二酸化ケイ素膜厚が正確に測定され、その結
果、Ta膜2のエッチングの深さを精度良く測定できる
という効果がある。
【0011】図2(a)に示したような台座1の面にス
パッタリングなどでTa膜を被膜するに際して、台座1
の温度を400℃以上の高温になるのを防ぐようにすれ
ば、正方晶構造の結晶膜であるβ―Ta膜、あるいは大
部分がβ−Ta膜であるTa膜が形成できる。β−Ta
膜は結晶粒が細かく、その結果、図2(f)の工程に示
したようにTa膜にドライエッチングでパタンを形成す
るに、パタンが精度良く容易にエッチングできるという
効果がある。(請求項2に係わる。)
【0012】さらに、図2(a)に示したように、台座
1の面にスパッタリングでTa膜を被膜するに際して、
ArやXeなどのスパッタリング用放電ガス中に、微量
の窒素ガスや酸素を混合することにより(両者を混合し
てもよい)、容易にTa膜2の中に窒素や酸素を含有さ
せられる。例えば、窒素を含むTaであるTaN膜は、
再結晶温度が高くなり、また、表面に不浸透性の酸化物
が形成されやすく、非常に安定で強固な金属膜になっ
て、その結果、金型の多数回の成形に使用できるように
なって、金型の寿命が延びるという効果がある。(請求
項3に係わる。)
【0013】
【実施例2】本実施例は請求項4に係わる。図2の実施
例では、Ta膜のエッチングにニ酸化ケイ素膜5をマス
クとして使用したが、二酸化ケイ素膜の代わりに、エッ
チング速度がTa膜に比べて極めて小さいCrやNiな
どの金属膜が使用できる。CrやNiなどの金属膜のパ
タンニングには、例えば、Crは塩素ガスを主成分とし
た反応ガスを使用したECRプラズマエッチングでエッ
チングでき、また、NiはArなどのイオンビームでエ
ッチングできる。図3にはTa膜2の表面にCr膜8を
有する構造の金型の実施例を示す。すなわち図2(b)
の二酸化ケイ素膜5をCr膜に置き換えて、図2の実施
例の(a)から(f)までと同じ製造工程を用いてい
る。CrやNi膜では、金型に使用できる硬度を有し、
さらに、安定な膜でもあるので、本実施例のようにTa
膜パタン3の上のCr金属膜8は残すことができる。こ
のような構造にすることにより、パタン3の深さが不足
した場合は、容易に追加エッチングして形状を再調整で
きる効果がある。このために、パタンの深さを精度良く
加工できる効果がある。
【0014】
【実施例3】本実施例は請求項5に係わる。図4にはT
a膜2の下地にCr膜9を有する構造の金型の実施例を
示す。Ta膜の下地に、エッチング速度がTa膜2に比
べて極めて小さいCrやNiなどを被膜すると、Ta膜
2を過度にエッチングしてもCr膜9などはエッチング
されないので、Ta膜2の膜厚を所定の値に被膜すれ
ば、容易に殆ど膜厚に等しい所定の深さのパタン3を容
易に得られるという効果がある。
【0015】以上の実施例では、いずれもパタン3が回
折格子状のパタンの場合を説明したが、その他に、マイ
クロレンズのパタン、ステップ状パタン、鋸歯状パタン
などのパタンも形成できる。さらに、以上の実施例で
は、ステンレス台座1が平板形状の例を示したが、台座
1が曲面状の形状をしていても、Ta膜2を表面にスパ
ッタリングなどで被膜すれば、曲面状の容器や機構部品
などを成形する金型として使用できる。その他、本発明
の趣旨を逸脱しない範囲で、金型の構成や製造工程に変
更を加え得ることは明白である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、プラス
チック回折格子やレンズなどを射出成形で製造するのに
使用される金型において、金型のパタンをTaを主とす
る金属膜で構成しており、Taは再結晶化温度が他の金
属より高く、また、酸やアルカリなどの薬液に腐食しな
いために、成形時に高温の溶解したプラスチックが金型
のパタンに接触しても、金型の表層が変質することがな
く、安定に多数回の成形を得ることが出来る。また、そ
のTa膜のパタンを、ニ酸化ケイ素膜などの無機物をマ
スクとして、ガスプラズマを用いたドライエッチングプ
ロセスにより作製する方法を用いることにより、パタン
の形状を精度良く製造することが出来る。このため、パ
タン形状の精度が高い成形品を、安定に大量に生産でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による金型の第一の実施例(台座1の表
面にTa膜のパタンを有する金型)の構成を示す図であ
る。
【図2】本発明による金型の製造方法の実施例を示す図
である。図2(a)は、スパッタでTa膜を被膜する工
程、(b)は(a)のTa膜上に二酸化ケイ素膜とレジ
ストを被膜する工程、(c)はレジストをパタンニング
する工程、(d)はレジストをマスクとして下地の二酸
化ケイ素膜をパタンニングする工程、(e)は二酸化ケ
イ素膜上のレジストを除去する工程、(f)はパタン化
された二酸化ケイ素膜のパタンをマスクとして下地のT
aパタンをパタンニングする工程、(g)はTa膜パタ
ン上の二酸化ケイ素膜を除去し、Ta膜の金型を完成さ
せる工程である。
【図3】本発明による金型の第二の実施例(Ta膜の表
面にCr膜を有する構造の金型)の構成を示す図であ
る。
【図4】本発明による金型の第三の実施例(Ta膜の下
地にCr膜を有する構造の金型)の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 金型の台座 2 Ta膜 3 Ta膜パタン 4 レジスト膜 5 中間膜(二酸化ケイ素膜) 6 レジストパタン 7 二酸化ケイ素膜パタン 8 Ta膜上に被膜されたCr膜 9 Ta膜下地に被膜されたCr膜
フロントページの続き (72)発明者 金子 隆司 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 小澤 章 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 (72)発明者 吉原 秀雄 東京都新宿区西新宿二丁目1番1号 エ ヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株 式会社内 Fターム(参考) 4E093 NB09 NB10 4F202 AH73 AH74 AJ02 AJ06 AJ09 CA11 CD01 CD18 CD24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 台座と、該台座の表層に設けられ、レン
    ズや回折格子等の対象物の表面に所定のパタンを形成す
    るためのパタン層から構成され、該パタン層がTaを主
    とする金属膜からなることを特徴とする金型。
  2. 【請求項2】 請求項1において、該パタン層が、正方
    晶構造のTa(β―Ta)を含む多結晶構造のTa金属
    膜からなることを特徴とする金型。
  3. 【請求項3】 請求項1において、該パタン層が、窒素
    と酸素、あるいは窒素と酸素の何れか一方を含有するT
    a金属膜からなることを特徴とする金型。
  4. 【請求項4】 請求項1において、該パタン層が、Ta
    金属膜及び該Ta金属膜の表層の一部を覆うCr、Ni
    の異種金属膜からなることを特徴とする金型。
  5. 【請求項5】 請求項1において、該パタン層が、Ta
    金属膜及び該Ta金属膜と該台座の間に堆積されたC
    r、Ni等の異種金属膜からなることを特徴とする金
    型。
  6. 【請求項6】 台座と、該台座の表層に設けられ、レン
    ズや回折格子等の対象物の表面に所定のパタンを形成す
    るためのパタン層から構成される金型の製造方法におい
    て、Taを主とする金属膜を該台座に被膜する工程と、
    該金属膜の上に二酸化ケイ素膜をする工程と、該二酸化
    ケイ素膜上にレジスト膜を被膜する工程と、該レジスト
    膜を所定のパタンにパタンニングする工程と、パタン化
    されたレジスト膜をマスクとして該二酸化ケイ素膜をエ
    ッチングしてパタンニングする工程と、パタン化された
    二酸化ケイ素膜上のレジスト膜を除去する工程と、該パ
    タン化された二酸化ケイ素膜をマスクにして該金属膜を
    エッチングしてパタンニングする工程と、パタン化され
    た金属膜上の二酸化ケイ素膜を除去する工程とを有する
    ことを特徴とする金型の製造方法。
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