JP2001118199A - 交差点衝突危険警報方法、そのシステム、車載装置、交通管制装置及び記録媒体 - Google Patents

交差点衝突危険警報方法、そのシステム、車載装置、交通管制装置及び記録媒体

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JP2001118199A
JP2001118199A JP29562999A JP29562999A JP2001118199A JP 2001118199 A JP2001118199 A JP 2001118199A JP 29562999 A JP29562999 A JP 29562999A JP 29562999 A JP29562999 A JP 29562999A JP 2001118199 A JP2001118199 A JP 2001118199A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交差点における車両どうしの衝突事故の発生
を防止するため、衝突の危険性を迅速かつ的確に判断し
て警報する技術の提供。 【解決手段】 車載装置1は、自車両の識別子、位置情
報、車線情報及び進行方向情報を含む車両情報パケット
を生成する車両情報パケット生成部14と、受信した交
差点交通情報パケットの中から、自車両と衝突の可能性
のある車線上の車両の情報を選択し、選択した情報に基
づいて衝突危険性を判断する危険判定部16と、運転者
へ警報を発する危険警報部17とを有し、交通管制装置
2は、各車両に対する情報要求パケットを生成する情報
要求パケット送信部21と、各車両から受信した車両情
報パケットをまとめて交差点交通情報パケットを生成す
る交差点交通情報生成部22とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路交通におい
て、交差点における車両どうしの衝突危険を判断し警報
する交差点衝突危険警報方法、交差点衝突危険警報シス
テム、そのシステムを構成する車載装置、及び、そのシ
ステムを構成する交通管制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】交差点における衝突事故を防止し、車両
の安全な交通を実現するため、従来より、種々の技術が
開発されてきた。そのような従来技術の一例が、文献
1:「特開平9−282592号公報」に開示されてい
る。この文献1に開示の技術によれば、交差点における
右折車両に対して、対向車となる車両の有無を検出す
る。続いて、対向車となる車両が走行している対向車線
側における交差点の信号機が青色又は黄色の点灯状態で
あるときに、右折車両に対して警告信号を送信する。そ
して、それを受信した右折車両は、ドライバーに警告す
ることにより、衝突事故を防いでいる。
【0003】また、他の従来技術の一例が、文献2:
「10−188199号公報」に開示されている。この
文献2に開示の技術によれば、交差点の近くに、近接レ
ーダー、トランシーバ及びコンピュータとを備え、この
コンピュータは、これら近接レーダー及びトランシーバ
に接続され、近接レーダーで検出された車両の位置情報
を、他の車両に受信させるため、トランシーバへ通知す
ることにより、衝突事故を防止している。
【0004】さらに、そのような従来技術が、文献3:
「11−175896号公報」にも開示されている。こ
の文献3に開示の技術によれば、車載装置と路上装置と
を備え、車載装置から路上装置へ車両の識別符号付きパ
ケットを送り返す。そして、路上装置は、送り返されて
きたパケットが同じ識別符号付きパケットならば、その
車両に対して交差点への進入を許可し、異なる場合は進
入を不許可とすることにより衝突事故を防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
文献1に開示の技術においては、対向車の存否のみを考
慮しているに過ぎず、その対向車がどのように交差点を
通行しようとしているのかを考慮していない。その結
果、例えば、対向車が交差点を直進しようとしていない
場合、自車両が右折しても危険がないにもかかわらず、
警報が発せられてしまうことになる。このため、交差点
におけるさまざまな衝突の危険に対する警報が的確にな
されないという問題点があった。
【0006】また、上述の文献2に開示の技術において
は、各車両が、それぞれ他の車両の位置情報を受信して
衝突の危険を計算している。このため、衝突事故の発生
の危険性を判断するにあたり、各車両が、それぞれ他の
車両の位置関係を全て考慮することになる。このため、
衝突の危険性を判定するのに時間がかかり過ぎてしまう
という問題点があった。
【0007】さらに、上述の文献3に開示の技術におい
ては、路上装置が、各車両についての衝突事故の発生の
危険性をいちいち判断し、各車両の交差点への進入を制
限している。このため、文献3の技術においても、特
に、多数の車両が交差点を通行する場合、衝突の危険性
を判定するのに時間がかかり過ぎてしまうという問題点
があった。また、文献3においては、単に交差点に車両
を一台ずつ進入させるよう進入の許可、不許可をしてい
るため、例えば、対向車どうしが互いに左折する場合
や、すれ違える場合など、衝突の危険性がない場合に
も、進入不許可となってしまうという問題点があった。
【0008】本発明は、上記の問題を解決すべくなされ
たものであり、交差点における車両どうしの衝突事故の
発生を防止するため、衝突の危険性を迅速かつ的確に判
断して警報を発することができる技術の提供を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、本発明の請求項1に係る交差点衝突危険警報方法に
よれば、交差点へ進入する各車両において、それぞれ車
両情報パケットを生成し、各車両情報パケットを、交差
点付近に設置された交通管制装置へ送信し、交通管制装
置において、各車両から受信した車両情報パケットをま
とめ、交差点交通情報パケットを生成し、交差点交通情
報パケットを各車両へ送信し、各車両において、受信し
た交差点交通情報パケットの中から、自車両の車両情報
パケットに基づいて、自車両と衝突の可能性のある車線
上の車両の情報を選択し、選択した情報に基づいて衝突
危険性を判断し、衝突危険性があると判断した場合に、
運転者へ警報を発する方法としてある。
【0010】このように、本発明によれば、各車両の車
両情報パケットをまとめた交差点交通情報パケットに基
づき、各車両において衝突危険性をそれぞれ判定する。
しかも、交差点交通情報パケットの中の、自車両と衝突
の可能性のある車線上の車両の情報を選択し、選択した
情報に基づいて自車両の衝突危険性を判断する。
【0011】このため、本発明によれば、各車両で他の
全ての車両の位置関係を考慮する必要はなく、しかも、
交通管制装置で各車両の衝突危険性をいちいち判定する
必要もないので、特に、多数の車両が交差点を通行する
場合においても、迅速かつ的確な判定を行うことができ
る。その結果、交差点における車両どうしの衝突事故の
発生の防止を図ることができる。
【0012】さらに、交差点交通情報パケットは、各車
両について共通であり、交通管制装置においては、車両
ごとに個別の情報を生成する必要がない。このため、交
通管制装置において、迅速に交差点交通情報を生成する
ことができる。その結果、危険性を判定するまでに要す
る時間の短縮を図ることができる。
【0013】なお、本発明においては、交差点を通過す
る直進車両が走行する走行車線を、交差点を挟んでそれ
ぞれ別個の車線として扱う。また、道路が片側一車線の
場合には、車線情報は道路情報と同等となる。また、走
行している車両には、交差点の手前や交差点内で、安全
確認等のため、一時的に停止している車両も含まれる。
【0014】また、請求項2記載の発明によれば、車両
情報パケットは、自車両の識別子、自車両の走行車線を
示す車線情報、自車両の位置を示す位置情報、及び、自
車両の交差点の通過パタンを示す進行方向情報を含む方
法としてある。このように、車両情報パケットに、車線
情報、位置情報、進行方向情報を含めれば、交差点に進
入している又は進入してくる車両の走行状態をより正確
に把握することができる。このため、衝突危険性のより
的確な判定をすることができる。なお、通過パタンと
は、例えば、交差点における直進、左折又は右折をい
う。
【0015】また、請求項3記載の発明によれば、交差
点交通情報パケットは、車線ごとの、車両の位置情報、
及び、進行方向情報を含む方法としてある。このよう
に、情報を車線ごとにまとめれば、自車両と衝突の可能
性のある車線上の車両の情報を容易に選択し、衝突危険
性のより迅速かつ的確な判定を行うことができる。
【0016】また、請求項4記載の発明によれば、交差
点交通情報パケットは、同一車線上を複数の車両が走行
している場合、交差点の中心点の直近に位置する車両の
位置を、位置情報とする方法としてある。
【0017】このように、同一車線上の複数の車両の位
置情報を、交差点の中心点の直近の車両、すなわち、交
差点へ進入する先頭車両の位置情報で代表させれば、交
差点交通情報量を減らすことができる。また、衝突危険
性を判定する場合、実際に考慮すべき車両は、自車両の
前方、又は、交差点の中心の直近に位置する車両であ
る。すなわち、先頭車両の存否が重要となる。したがっ
て、位置情報を先頭車両で代表させることにより、判定
の的確性を損なうことなく、判定の迅速化を図ることが
できる。
【0018】また、請求項5記載の発明によれば、受信
した交差点交通情報パケットの中から、自車両と衝突の
可能性のある車線上の車両の情報を選択するにあたり、
自車両の位置、走行車線、及び、交差点の通過パタンに
基づいて、情報を選択する方法としてある。このよう
に、自車両の位置、走行車線、及び、自車両の交差点の
通過パタンに基づいて情報を選択すれば、自車両と衝突
の可能性のある車線上の車両の情報を的確に選択するこ
とができる。
【0019】また、請求項6記載の発明によれば、自車
両が交差点を直進し、又は、左折する場合に、衝突危険
性を判断するにあたり、交差点交通情報パケットから、
自車両と衝突の可能性のある車線として、自車両の走行
する車線の情報を抽出し、抽出した情報において、自車
両の走行する車線を右折車又は左折車が走行し、かつ、
その車両が自車両の前方を走行している場合に、危険と
判定する方法としてある。このようにすれば、自車両が
直進又は左折する場合に、先行の右折車又は左折車に追
突する危険性を的確に判定することができる。
【0020】また、請求項7記載の発明によれば、自車
両が交差点を右折する場合に、衝突危険性を判断するに
あたり、交差点交通情報から、自車両と衝突の可能性の
ある車線として、自車両の対向車線の情報を抽出し、抽
出した情報において、対向車線上を他車両が走行し、か
つ、その他車両が交差点を直進する場合に、危険と判定
する方法としてある。このようにすれば、自車両が右折
する場合に、対向車との衝突危険性を的確に判定するこ
とができる。
【0021】また、請求項8記載の本発明の交差点衝突
危険警報システムによれば、車載装置と交通管制装置と
を備え、車載装置は、自車両の位置を検出し、位置情報
を生成する位置検出部と、道路の形状を検出し、道路形
状情報を生成する道路形状検出部と、位置情報及び道路
形状情報に基づき、自車両の進入する交差点における自
車両の走行車線を判定し、車線情報を生成する車両位置
判定部と、自車両の交差点の通過パタンを検出し、進行
方向情報を生成する進行方向検出部と、自車両の識別
子、位置情報、車線情報及び進行方向情報を含む車両情
報パケットを生成する車両情報パケット生成部と、受信
した交差点交通情報パケットの中から、自車両の車両情
報パケットに基づいて、自車両と衝突の可能性のある車
線上の車両の情報を選択し、選択した情報に基づいて衝
突危険性を判断する危険判定部と、危険判断部により衝
突危険性があると判断された場合に、運転者へ警報を発
する危険警報部とを有し、交通管制装置は、交差点へ進
入する各車両に対して、車両情報パケットの送信を要求
する情報要求パケットを生成する情報要求パケット送信
部と、各車両から受信した車両情報パケットをまとめ、
交差点交通情報パケットを生成する交差点交通情報生成
部とを有する構成としてある。
【0022】このように、本発明の交差点衝突危険警報
システムによれば、各車両の車両情報パケットをまとめ
て交通管制装置が生成した交差点交通情報パケットに基
づき、各車両の車載装置において衝突危険性をそれぞれ
判定する。しかも、交差点交通情報パケットの中の、自
車両と衝突の可能性のある車線上の車両の情報を選択
し、選択した情報に基づいて自車両の衝突危険性を判断
する。
【0023】このため、本発明によれば、各車両で他の
全ての車両の位置関係を考慮する必要はなく、しかも、
交通管制装置で各車両の衝突危険性をいちいち判定する
必要もないので、迅速かつ的確な判定を行い、警報を発
することができる。その結果、多数の車両が交差点を通
行する場合においても、交差点における車両どうしの衝
突事故の発生の防止を図り、安全で円滑な通行を実現す
ることができる。
【0024】さらに、交差点交通情報パケットは、各車
両について共通であり、交通管制装置においては、車両
ごとに個別の情報を生成する必要がない。このため、交
通管制装置において、迅速に交差点交通情報を生成する
ことができる。その結果、危険性を判定するまでに要す
る時間の短縮を図ることができる。
【0025】また、車載装置で生成する車両情報パケッ
トには、車線情報、位置情報、進行方向情報が含まれる
ので、これら車載情報パケットをまとめた交差点交通情
報に基づいて交差点に進入している又は進入してくる車
両の走行状態を正確に把握することができる。このた
め、衝突危険性のより的確な判定をすることができる。
【0026】また、請求項9記載の本発明の車載装置に
よれば、自車両の位置を検出し、位置情報を生成する位
置検出部と、道路の形状を検出し、道路形状情報を生成
する道路形状検出部と、位置情報及び道路形状情報に基
づき、自車両の進入する交差点における自車両の走行車
線を判定し、車線情報を生成する車両位置判定部と、自
車両の交差点の通過パタンを検出し、進行方向情報を生
成する進行方向検出部と、自車両の識別子、位置情報、
車線情報及び進行方向情報を含む車両情報パケットを生
成する車両情報パケット生成部と、受信した交差点交通
情報パケットの中から、自車両の車両情報パケットに基
づいて、自車両と衝突の可能性のある車線上の車両の情
報を選択し、選択した情報に基づいて衝突危険性を判断
する危険判定部と、危険判断部により衝突危険性がある
と判断された場合に、運転者へ警報を発する危険警報部
とを備える構成としてある。
【0027】このように、本発明の車載装置によれば、
各車両の車両情報パケットを交通管制装置へ送信し、交
通管制装置から受信した交差点交通情報パケットに基づ
き、各車両の衝突危険性をそれぞれ判定する。しかも、
交差点交通情報パケットの中の、自車両と衝突の可能性
のある車線上の車両の情報を選択し、選択した情報に基
づいて自車両の衝突危険性を判断する。このため、本発
明によれば、各車両で他の全ての車両の位置関係を考慮
する必要はないため、迅速かつ的確に衝突危険性の判定
を行うことができる。その結果、交差点における車両ど
うしの衝突事故の発生の防止を図ることができる。
【0028】また、請求項10記載の本発明の交通管制
装置によれば、交差点へ進入する各車両に対して、車両
情報パケットの送信を要求する情報要求パケットを生成
する情報要求パケット送信部と、各車両から受信した車
両情報パケットをまとめ、車線ごとの車両の位置情報、
及び、進行方向情報を含む交差点交通情報パケットを生
成する交差点交通情報生成部とを備える構成としてあ
る。
【0029】このように、本発明の交通管制装置によれ
ば、各車両の車両情報パケットをまとめて交差点交通情
報パケットを生成し、それを各車両へ送信する。この交
差点交通情報パケットは、各車両について共通であり、
交通管制装置においては、車両ごとに個別の情報を生成
する必要がない。このため、交通管制装置において、迅
速に交差点交通情報を生成することができる。さらに、
交通管制装置では各車両の衝突危険性をいちいち判定せ
ず、共通の交差点交通情報パケットに基づいて各車両で
それぞれ衝突危険性を判断するので、迅速かつ的確な判
定を行うことができる。
【0030】また、本発明の請求項11記載の記録媒体
によれば、交差点へ進入する各車両において、それぞれ
車両情報パケットを生成する処理と、各車両情報パケッ
トを、交差点付近に設置された交通管制装置へ送信する
処理と、交通管制装置において、各車両から受信した車
両情報パケットをまとめ、交差点交通情報パケットを生
成する処理と、交差点交通情報パケットを各車両へ送信
する処理と、各車両において、受信した前記交差点交通
情報パケットの中から、自車両と衝突の可能性のある車
線上の車両の情報を選択し、選択した情報に基づいて衝
突危険性を判断する処理と、衝突危険性があると判断し
た場合に、運転者へ警報を発する処理とをコンピュータ
に実行させるプログラムが記録されている。
【0031】本発明の記録媒体に記録されたプログラム
をコンピュータに読み込ませて実行させることにより、
迅速かつ的確に衝突危険性の判定を行うことができる。
その結果、交差点における車両どうしの衝突事故の発生
の防止を図ることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態
における車載装置及び交通管制装置における処理は、プ
ログラムに制御されたコンピュータにより実行される。
このプログラムは、例えば、記録媒体により提供され
る。記録媒体としては、例えば、磁気ディスク、半導体
メモリ、その他の任意の、コンピュータで読み取り可能
なものを使用することができる。また、記録媒体に記録
されたプログラムは、通信回線を介してもコンピュータ
に読込ませることもできる。
【0033】1.構成 まず、図1を参照して、本実施形態の交差点衝突危険警
報システムの構成について説明する。
【0034】図1は、本実施形態の交差点衝突警報シス
テムの構成を説明するためのブロック図である。図1に
示すように、この交差点衝突警報システムは、車載装置
1と交通管制装置2とを備えている。 (1)車載装置 先ず、車載装置1の構成について説明する。車載装置1
は、位置検出部10、道路形状検出部11、車両位置判
定部12、進行方向検出部13、車両情報パケット生成
部14、通信部15、危険判定部16及び危険警報部1
7から構成されている。
【0035】位置検出部10では、自車両の位置を検出
し、位置情報を生成する。位置検出部10としては、例
えば、汎地球測位システム(Global Positioning Syste
m;GPS)受信機、Differential GPS(ディファレン
シャル・ジーピーエス)受信機、又は、ジャイロを利用
した自律航法装置等の従来公知の任意好適な装置を利用
することができる。
【0036】そして、位置検出部10では、例えば緯
度、経度で位置を表す位置情報が生成される。具体的に
は、例えば東経135度15分○○秒、北緯34度10
分○○秒(○○は任意の数値を表す。)というように、
自車両の位置を特定する位置情報が生成される。生成さ
れた位置情報は、車両位置判定部12、車両情報パケッ
ト生成部14及び危険判定部16へそれぞれ送られる。
【0037】また、道路形状検出部11では、道路形状
を検出し、道路形状情報を生成する。道路形状情報に
は、例えば、道路の位置と幅、車線数、道路どうしの接
続、交差点の形状等の情報が含まれる。すなわち、道路
形状情報には、例えば、カーナビゲーションシステムに
搭載されている電子化された地図に含まれる情報が含ま
れる。したがって、道路形状検出部11としては、この
ような電子化された地図から情報を読み出すカーナビゲ
ーションシステムを利用することができる。そして、道
路形状情報は、車両位置判定部12へ送られる。
【0038】車両位置判定部12では、位置情報及び道
路形状情報に基づき、自車両の進入する交差点における
自車両の走行車線を判定し、車線情報を生成する。な
お、車線情報には、自車両が走行している道路上の車線
や、交差点の右折レーンや左折レーン等を識別する情報
の他に、その道路や、交差点を識別する情報を含む。そ
して、車線情報は、車両情報パケット生成部14へ送ら
れる。
【0039】また、進行方向検出部13では、自車両の
交差点の通過パタンを検出し、進行方向情報を生成す
る。通過パタンとは、例えば、直進、左折又は右折を指
す。言い換えれば、進行方向検出部13は、運転者が、
自車両をどのように運転して交差点を通過しようとして
るのかを検出する。
【0040】通過パタンを検出する方法としては、例え
ば、方向指示器(ウインカー)の動作により右左折を検
出し、方向指示器の動作がない場合に直進と検出するこ
とができる。また、カーナビゲーションシステムにおい
て、車両の進行経路が設定されいる場合には、そのカー
ナビゲーションシステムによる運転者に対するガイダン
スにより、通過パタンを検出することができる。そし
て、検出された通過パタンを示す進行方向情報は、車両
情報パケット生成部14及び危険判定部16へ送られ
る。
【0041】車両情報パケット生成部14では、位置検
出部10から転送されてきた位置情報と、車両位置判定
部12から転送されてきた車線情報と、進行方向検出部
13から転送されてきた進行方向情報13とにより、車
線情報パケットを生成する。
【0042】ここで、図2の(B)に、車両情報パケッ
トの構成例を示す。図2の(B)に示す車線情報パケッ
ト200は、先頭側から、自車両の識別子、位置情報、
道路識別子、交差点識別子、車線情報としての車線識別
子、及び、進行方向情報としての進行方向識別子を順次
に並べた構成を有する。なお、車両情報パケットにおい
ては、位置情報を、経緯度から、交差点付近の任意の点
を原点としたx,y座標表示に変換して表す。そして、
生成された車両情報パケットは、通信部15へ送られ
る。
【0043】通信部15は、交通管制装置2から情報要
求パケットを受け取ると、車両情報パケット200を交
通管制装置2へ送信する。ここで、図2の(A)に、情
報要求パケットの構成例を示す。図2の(A)に示す情
報要求パケット300は、交差点識別子を含んでいる。
したがって、通信部15は、情報要求パケット300の
交差点識別子と、車両情報パケットの交差点識別子とが
一致する場合にのみ、車両情報パケットを送信するよう
にしても良い。
【0044】また、通信部15は、交通管制装置2から
の交差点交通情報パケットを受信すると、それを危険判
定部16へ通知する。なお、通信媒体としては、例え
ば、無線LANや、携帯電話、赤外線通信等、従来公知
の任意好適なものを利用することができる。
【0045】また、危険判定部16では、受信した交差
点交通情報パケットの中から、自車両の情報に基づい
て、自車両と衝突の可能性のある車線上の車両の情報を
選択する。ここでは、自車両の位置、走行車線、及び、
自車両の交差点の通過パタンに基づいて選択する。続い
て、危険判定部16は、選択した情報に基づいて衝突危
険性を判断する。
【0046】具体的には、例えば、自車両が交差点を直
進し、又は、左折する場合には、衝突危険性を判断する
にあたり、交差点交通情報パケットから、自車両と衝突
の可能性のある車線として、自車両の走行する車線の情
報を抽出する。続いて、抽出した情報が、自車両の走行
する車線上を他車両が走行し、かつ、その他車両が自車
両の前方を走行していることを示す場合に、危険と判定
する。
【0047】また、例えば、自車両が交差点を右折する
場合には、衝突危険性を判断するにあたり、交差点交通
情報から、自車両と衝突の可能性のある車線として、自
車両の対向車線の情報を抽出する。続いて、抽出した情
報において、対向車線上を他車両が走行し、かつ、その
他車両が交差点を直進することを示す場合に、危険と判
定する。そして、危険判定部16は、危険と判定する
と、危険警報要求信号を危険警報部17へ通知する。
【0048】危険警報部17では、危険判断部16によ
り衝突危険性があると判断されて、危険警報要求信号を
受信すると、運転者へ警報を発する。具体的には、ディ
スプレイ表示やサイレン、ブザー、回転灯等の警報手段
より、警告表示を行ったり警報音を発生させたりする。
【0049】(2)交通管制装置 次に、交通管制装置2の構成について説明する。図1に
示すように、交通管制装置2は、通信部20、情報要求
パケット送信部21及び交差点交通情報生成部22から
構成されている。情報要求パケット送信部21は、交差
点へ進入する各車両に対して、車両情報パケットの送信
を要求する情報要求パケットを生成する。情報要求パケ
ット300の構成は、図2の(A)に示した通りであ
る。なお、情報要求パケット送信部21は、定期的に、
情報要求パケットを通信部20へ通知する。
【0050】通信部20は、情報要求パケット送信部2
1から通知された情報要求パケットを各車両へ送信する
とともに、各車両からの車両情報パケットを受信する。
そして、通信部は、受信した各車両情報パケットを交差
点交通情報生成部22へ通知する。また、通信部20
は、交差点交通情報生成部22で生成された交差点交通
情報パケットを各車両へ送信する。
【0051】交差点交通情報生成部23は、各車両から
受信した車両情報パケットをまとめ、交差点交通情報パ
ケットを生成する。ここで、図2の(C)に、交差点交
通情報パケットの一部分の構成例を示す。図2の(C)
に示す交差点交通情報パケット400は、先頭に、その
交通管制装置が設置された交差点の識別子を有し、車線
ごとに、その車線上を走行する車両の位置情報、及び、
進行方向情報を並べた構成を有する。すなわち、車線識
別子、位置情報及び進行方向識別子を順次に並べた組
を、交差点に進入した又は進入する車両が存在する車線
数だけ少なくとも繰り返す構成を有する。
【0052】なお、各車線の位置情報の欄では、同一車
線上を複数の車両が走行している場合、交差点の中心点
の直近に位置する車両の位置をもって、その車線上を走
行する車両の位置情報を代表させている。これにより、
情報量の低減を図っている。また、各車線の進行方向識
別子には、その車線上の各車両の通行パタンが併記され
ている。すなわち、各進行方向識別子の欄には、直進、
左折及び右折のうちの一つ又は二つ以上の通行パタンを
表す進行方向識別子が記載されている。そして、生成さ
れた交差点交通情報パケットは、通信部20へ送られ
る。
【0053】2.動作 次に、図3に示す交差点1000の交通状態の場合の交
差点衝突危険警報システムの動作、すなわち、本発明の
交差点衝突危険警報方法の例について、図4を参照して
説明する。図3に示す交通状態においては、交差点10
00は、四方から道路2000、3000、4000及
び5000が合流して形成されている。そして、各道路
は、それぞれ片側二車線ずつの進入車線及び脱離車線に
より構成されている。そして、図3では、進入車線上の
車両のみを図示している。
【0054】道路2000の進入車線10001上で
は、直進車両aと、その前方の右折車両bとが走行して
いる。また、道路2000と対向する道路4000の進
入車線10002上では、右折車両cが走行している。
さらに、道路4000の進入車線10003上では、左
折車両dと、その後方の直進車両eとが走行している。
また、図3に示す例では、交通管制装置2は、交差点1
000の脇に設置されている。なお、交通管制装置2の
設置場所は、交差点に進入してくる各車両から車両情報
パケットが受信できる位置であれば、特に限定されな
い。
【0055】また、図4は、交差点衝突危険警報システ
ムの動作を、車載装置1及び交通管制装置2それぞれの
動作として示すフローチャートである。先ず、図1に示
した交通管制装置2の情報要求パケット送信部21が、
図2の(A)に示した情報要求パケット300を生成す
る(図4のステップB1)。生成された情報要求パケッ
ト300は、通信部20を介して、各車両へ送信される
(図4のステップB2)。
【0056】次に、交差点へ進入する各車両では、それ
ぞれ車載装置1の通信部15が、情報要求パケット30
0を受信する(図4のステップA1)。通信部15は、
情報要求パケット300を車両情報パケット生成部14
へ転送する。さらに、車両情報パケット生成部14は、
位置情報検出部10、道路形状検出部11、車両位置判
定部12及び進行方向検出部13へ情報要求パケット3
00を転送する。
【0057】位置情報検出部10は、情報要求パケット
300が転送されてくると、上述したように車両位置を
検出して位置情報を生成する。続いて、位置情報検出部
10は、その位置情報を、車両位置判定部12、車両情
報パケット生成部14及び危険判定部16へ通知する。
【0058】また、道路形状検出部11は、情報要求パ
ケット300が転送されてくると、上述したように、道
路形状を検出して道路形状情報を生成する。続いて、道
路形状検出部11は、その道路形状情報を、車両位置判
定部12へ通知する。
【0059】車両位置判定部12は、情報要求パケット
300が転送されてくると、位置検出部10から受信し
た位置情報と、道路形状検出部11から受信した道路形
状情報とに基づいて、自車両が走行している道路の道路
識別子、車線識別子、交差点識別子を判定して、車線情
報(道路上車両位置情報とも称する。)を生成する。そ
して、この道路上車両位置情報を車両パケット生成部1
4と危険判定部16へ通知する。
【0060】そして、各車両の車両情報パケット生成部
14では、位置検出部10から受信した位置情報と、車
両位置判定部12から受信した道路上車両位置情報と、
進行方向検出部13から受信した進行方向情報に、自車
両を識別する車両識別子を加えて、図2の(B)に示し
た車両情報パケット200を生成する(図4のステップ
A2)。
【0061】ここで、図5の(A)〜(E)に、車両a
〜車両eそれぞれの車両情報パケット500a〜500
eを示す。図5の(A)に示す、車両aの車両情報パケ
ット500aは、車両識別子として「a」、位置情報と
して、図3の交差点1000の左下に示す原点を基準と
したx,y座標表示による値(150,200)を有し
ている。また、道路識別子として「2000」、車線識
別子として「10001」、交差点識別子として「10
00」、進行方向識別子として「直進」を有している。
【0062】また、図5の(B)に示す、車両bの車両
情報パケット500bは、車両識別子として「b」、位
置情報として(170,200)を有している。また、
道路識別子として「2000」、車線識別子として「1
0001」、交差点識別子として「1000」、進行方
向識別子として「右折」を有している。
【0063】また、図5の(C)に示す、車両cの車両
情報パケット500cは、車両識別子として「c」、位
置情報として(200,150)を有している。また、
道路識別子として「4000」、車線識別子として「1
0002」、交差点識別子として「1000」、進行方
向識別子として「右折」を有している。
【0064】また、図5の(D)に示す、車両dの車両
情報パケット500dは、車両識別子として「d」、位
置情報として(210,140)を有している。また、
道路識別子として「4000」、車線識別子として「1
0003」、交差点識別子として「1000」、進行方
向識別子として「左折」を有している。
【0065】また、図5の(E)に示す、車両eの車両
情報パケット500eは、車両識別子として「e」、位
置情報として(250,140)を有している。また、
道路識別子として「4000」、車線識別子として「1
0003」、交差点識別子として「1000」、進行方
向識別子として「直進」を有している。
【0066】そして、各車両a〜eの車両情報パケット
生成部14は、それぞれ生成した車両情報パケット50
0a〜500eを、それぞれ通信部15を介して、交通
管制装置2へ送信する(ステップA3)。
【0067】車両a〜車両eの各々からの車両情報パケ
ット500a〜500eは、交通管制装置2の通信部1
5で受信される(図4のステップB3)。通信部は、車
両情報パケットを受信すると、それを交差点交通情報生
成部22へ転送する。
【0068】交差点交通情報生成部22は、各車両から
受信した車両情報パケットをまとめ、交差点交通情報パ
ケットを生成する(図4のステップB4)。ここで、図
6に、交差点交通情報パケットの例を示す。図6の示す
交差点交通情報パケット600においては、先頭に交差
点識別子としての「1000」を有し、以下、車線10
001、10002及び10003について、車線ごと
の位置情報及び進行方向識別子を有している。
【0069】車線「10001」については、車線10
001上の車両a及び車両bの位置を、交差点の中心点
により近い車両bの座標(170,200)で代表させ
ている。また、進行方向識別子として、車両a及び車両
bそれぞれの通過パタンの「直進」及び「左折」を併記
している。また、車線「10002」については、車線
10002上の車両cの位置座標(200,150)
と、車両cの通過パタンの「右折」とを有している。
【0070】車線「10003」については、車線10
003上の車両d及び車両eの位置を、交差点の中心点
により近い車両dの座標(210,140)で代表させ
ている。また、進行方向識別子として、車両d及び車両
eそれぞれの通過パタンの「直進」及び「左折」を併記
している。そして、交差点交通情報生成部22は、生成
した交差点交通情報パケット600を、通信部20へ通
知する。そして、通信部20は、交差点交通情報パケッ
ト600を、各車両へ送信する(図4のステップB
5)。
【0071】送信された交差点交通情報パケット600
は、各車両の車載装置1の通信部15で受信される(図
4のステップA4)。続いて、通信部15は、受信した
交差点交通情報パケット600を、危険判定部17へ転
送する。
【0072】各車両の危険判定部17では、、受信した
交差点交通情報パケットの中から、自車両と衝突の可能
性のある車線上の車両の情報を選択し、選択した情報に
基づいて衝突危険性を判断する(図4のステップA
5)。
【0073】ここで、自車両が直進又は左折する場合
と、右折する場合とに分けて、危険判定部17の動作に
ついて順次に説明する。なお、自車両の進行方向は、上
述したように、進行方向検出13から進行方向情報とし
て、危険判定部17に通知されている。
【0074】(1)右左折車の場合 先ず、図7のフローチャートを参照して、自車両が直進
又は左折する場合の危険判定部17の動作について説明
する。このように、直進又は左折する自車両には、図3
に示す車両a、車両d及び車両eが該当する。
【0075】自車両が直進又は左折する場合は、先ず、
交差点交通情報パケットから、自車両と衝突の可能性の
ある車線として、自車両の走行する車線の情報を抽出す
る(図7のステップL1)。すなわち、車両aでは車線
「10001」の情報を抽出し、車両d及び車両eでは
車線「10003」の情報を抽出する。なお、自車両の
走行車線は、上述したように、車量位置判定部12から
危険判定部17へ通知されている。
【0076】続いて、自車両の走行車線の情報が含まれ
ているか否かを判断する(図7のステップL2)。すな
わち、車両aでは、車線「10001」上を他車両が走
行しているか否かを判断し、車両d及び車両eでは、車
線「10003」上を他車両が走行しているか否かを判
断する。
【0077】判断の結果、自車両の走行車線上の車両に
ついての情報が含まれていない場合(ステップL2にお
いてNoの場合)には、危険性無しと判定する(図7の
ステップL3)。
【0078】一方、自車両の走行車線上の車両について
の情報が含まれている場合(ステップL2においてYe
sの場合)には、その車両が右折車又は左折車か否かを
判断する(図7のステップL4)。すなわち、車両aで
は、車線「10001」上に車両bがいるので、その車
両bが右左折車か否かを判断する。また、車両d及び車
両eでは、車線「10003」上に互いの車両がいるの
で、それぞれ右左折車か否かを判断する。
【0079】判断の結果、右左折車がいない場合(ステ
ップL4においてNoの場合)には、危険性無しと判定
する(図7のステップL3)。すなわち、車両dでは、
他車両の車両eが直進車であるので、危険無しと判定す
る。
【0080】一方、判断の結果、右折車又は左折車がい
る場合(ステップL4においてYesの場合)には、そ
の車両が自車両の前方を走行しているか否かを判断する
(図7のステップL5)。すなわち、車両aでは、他車
両bが右折車であるので、その車両bの走行位置を確認
する。また車両eでは、他車両の車両dが左折車である
ので、その車両dの走行位置を確認する。
【0081】判断の結果、その車両が自車両の前方車両
でない場合(ステップL5においてNoの場合)には、
危険性無しと判定する(ステップL3)。なお、自車両
の位置は、上述したように、位置検出部10から危険判
定部17へ通知されている。
【0082】一方、判断の結果、その車両が自車両の前
方車両である場合(ステップL5においてYesの場
合)には、危険と判定する(図7のステップL6)。す
なわち、車両aでは、右折車両bが前方を走行している
ので、危険と判定する。また、車両eでも、左折車両d
が前方を走行しているので、危険と判定する。このよう
にすれば、自車両が直進又は左折する場合の、前方の右
左折車への追突危険性を的確に判定することができる。
【0083】そして、衝突危険性があると判定した場
合、危険警報部17が、運転者へ警報を発する(図4の
ステップA6)。したがって、図3に示す例では、直進
又は左折する車両a、車両d及び車両eのうち、車両a
及び車両eで警報が発せられ、一方、車両dでは警報は
発せられない。
【0084】(2)右折車の場合 次に、図8のフローチャートを参照して、自車両が右折
する場合の危険判定部17の動作について説明する。こ
のように、直進又は左折する自車両には、図3に示す車
両b及び車両cが該当する。
【0085】自車両が交差点を右折する場合は、まず、
交差点交通情報から、自車両と衝突の可能性のある車線
として、自車両の対向車線の情報を抽出する(図8のス
テップR1)。すなわち、車両bでは対向車線「100
02」及び「10003」の情報を抽出し、車両cでは
対向車線「10000」及び「10001」の情報を抽
出する。
【0086】続いて、対向車線の情報が含まれているか
否かを判断する(図8のステップR2)。すなわち、車
両bでは、対向車線「10002」及び「10003」
上を他車両が走行しているか否かを判断し、車両cで
は、車線「10000」及び「10001」上を他車両
が走行している可否かを判断する。判断の結果、対向車
線上の車両についての情報が含まれていない場合(ステ
ップR2においてNoの場合)には、危険性無しと判定
する(図8のステップR3)。
【0087】一方、対向車線上の車両についての情報が
含まれている場合(ステップR2においてYesの場
合)には、その車両が直進車か否かを判断する(図8の
ステップR4)。すなわち、車両bでは、対向車線「1
0002」上に車両cがおり、また、対向車線「100
03」上に車両d及び車両eがいるので、これらの車両
c、車両d及び車両eが直進車か否かを判断する。ま
た、車両cでは、対向車線「10001」上に車両a及
び車両bがいるので、これらの車両a及び車両bが直進
車か否かを判断する。
【0088】判断の結果、直進車がいない場合(ステッ
プR4においてNoの場合)には、危険性無しと判定す
る(ステップR3)。一方、判断の結果、直進車がいる
場合(ステップR4においてYesの場合)には、危険
と判定する(図8のステップR5)。すなわち、車両b
では、対向車線上の車両eが直進車であるので、危険と
判定する。また、車両cでも、対向車線上の車両aが直
進車であるので、危険と判定する。このようにすれば、
自車両が右折する場合に、対向車線上の直進車との衝突
危険性を的確に判定することができる。
【0089】そして、衝突危険性があると判定した場
合、危険警報部17が、運転者へ警報を発する(図4の
ステップA6)。したがって、図3に示す例では、右折
する車両b及び車両cの両方で警報が発生される。
【0090】上述した実施の形態においては、本発明を
特定の条件で構成した例について説明したが、本発明
は、種々の変更を行うことができる。例えば、上述した
実施の形態においては、特定の項目を特定の順序で並べ
た車両情報パケット及び交差点交通情報パケットの例に
ついて説明したが、本発明では、車両情報パケット及び
交差点交通情報パケットの内容項目及び構成順序はこれ
に限定されない。
【0091】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、各車両の車両情報パケットをまとめた交差点交
通情報パケットに基づき、各車両において衝突危険性を
それぞれ判定する。しかも、交差点交通情報パケットの
中の、自車両と衝突の可能性のある車線上の車両の情報
を選択し、選択した情報に基づいて自車両の衝突危険性
を判断するので、各車両が他の車両の位置関係を全て考
慮する必要はなく、しかも、交通管制装置で各車両の衝
突危険性をいちいち判定する必要もない。このため、特
に、多数の車両が交差点を通行する場合においても、各
車両で迅速かつ的確に危険性の判定を行い、警報を発す
ることができる。その結果、多数の車両が交差点を通行
する場合においても、交差点における車両どうしの衝突
事故の発生の防止を図り、安全で円滑な通行を実現する
ことができる。
【0092】さらに、交差点交通情報パケットは、各車
両について共通であり、交通管制装置においては、車両
ごとに個別の情報を生成する必要がない。このため、多
数車両が交差点を通行する場合においても、交通管制装
置において、迅速に交差点交通情報を生成することがで
きる。その結果、危険性を判定するまでに要する時間の
短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】交差点衝突危険警報システムの構成を説明する
ための機能ブロック図である。
【図2】(A)は、情報要求パケットの構成を示し、
(B)は、車両情報パケットの構成を示し、(C)は、
交差点交通情報の構成を示す。
【図3】実施形態の交差点の車両通行状況を示す模式図
である。
【図4】交差点衝突危険警報方法を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図5】実施形態の車両情報パケットの一例である。
【図6】実施形態の交差点交通情報の一例である。
【図7】直進又は左折時の危険判定方法を説明するため
のフローチャートである。
【図8】右折時の危険判定方法を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 車載装置 2 交通管制装置 10 位置検出部 11 道路形状検出部 12 車両位置判定部 13 進行方向検出部 14 車両情報パケット生成部 15 通信部 16 危険判定部 17 危険警報部 20 通信部 21 情報要求パケット送信部 22 交差点交通情報生成部 200 車両情報パケット 300 情報要求パケット 400 交差点交通情報パケット 500a〜500e 車両情報パケット 600 交差点交通情報パケット 1000 交差点 2000、3000、4000、5000 道路 10000〜10007 進入車線 10010〜10017 離脱車線

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交差点へ進入する各車両において、それ
    ぞれ車両情報パケットを生成し、 各前記車両情報パケットを、前記交差点付近に設置され
    た交通管制装置へ送信し、 前記交通管制装置において、各車両から受信した車両情
    報パケットをまとめ、交差点交通情報パケットを生成
    し、 前記交差点交通情報パケットを各車両へ送信し、 各車両において、受信した前記交差点交通情報パケット
    の中から、自車両と衝突の可能性のある車線上の車両の
    情報を選択し、選択した情報に基づいて衝突危険性を判
    断し、 衝突危険性があると判断した場合に、運転者へ警報を発
    することを特徴とする交差点衝突危険警報方法。
  2. 【請求項2】 前記車両情報パケットは、 自車両の識別子、自車両の走行車線を示す車線情報、自
    車両の位置を示す位置情報、及び、自車両の交差点の通
    過パタンを示す進行方向情報を含むことを特徴とする請
    求項1記載の交差点衝突危険警報方法。
  3. 【請求項3】 前記交差点交通情報パケットは、 車線ごとの車両の位置情報、及び、進行方向情報を含む
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の交差点衝突危険
    警報方法。
  4. 【請求項4】 前記交差点交通情報パケットは、 同一車線上を複数の車両が走行している場合、交差点の
    中心点の直近に位置する車両の位置を、前記位置情報と
    することを特徴とする請求項1、2又は3記載の交差点
    衝突危険警報方法。
  5. 【請求項5】 受信した前記交差点交通情報パケットの
    中から、自車両と衝突の可能性のある車線上の車両の情
    報を選択するにあたり、 自車両の位置、走行車線、及び、交差点の通過パタンに
    基づいて、情報を選択することを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の交差点衝突危険警報方法。
  6. 【請求項6】 自車両が交差点を直進し、又は、左折す
    る場合に、衝突危険性を判断するにあたり、 前記交差点交通情報パケットから、自車両と衝突の可能
    性のある車線として、自車両の走行する車線の情報を抽
    出し、 抽出した情報において、自車両の走行する車線上を右折
    車又は左折車が走行し、かつ、その車両が自車両の前方
    を走行している場合に、危険と判定することを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の交差点衝突危険警報
    方法。
  7. 【請求項7】 自車両が交差点を右折する場合に、衝突
    危険性を判断するにあたり、 前記交差点交通情報から、自車両と衝突の可能性のある
    車線として、自車両の対向車線の情報を抽出し、 抽出した情報において、前記対向車線上を他車両が走行
    し、かつ、その他車両が交差点を直進する場合に、危険
    と判定することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに
    記載の交差点衝突危険警報方法。
  8. 【請求項8】 車載装置と交通管制装置とを備え前記車
    載装置は、 自車両の位置を検出し、位置情報を生成する位置検出部
    と、 道路の形状を検出し、道路形状情報を生成する道路形状
    検出部と、 前記位置情報及び道路形状情報に基づき、自車両の進入
    する交差点における自車両の走行車線を判定し、車線情
    報を生成する車両位置判定部と、 自車両の交差点の通過パタンを検出し、進行方向情報を
    生成する進行方向検出部と、 自車両の識別子、前記位置情報、前記車線情報及び前記
    進行方向情報を含む車両情報パケットを生成する車両情
    報パケット生成部と、 受信した前記交差点交通情報パケットの中から、自車両
    と衝突の可能性のある車線上の車両の情報を選択し、選
    択した情報に基づいて衝突危険性を判断する危険判定部
    と、 前記危険判断部により衝突危険性があると判断された場
    合に、運転者へ警報を発する危険警報部とを有し、 前記交通管制装置は、 交差点へ進入する各車両に対して、前記車両情報パケッ
    トの送信を要求する情報要求パケットを生成する情報要
    求パケット送信部と、 各車両から受信した車両情報パケットをまとめ、交差点
    交通情報パケットを生成する交差点交通情報生成部と、
    を有することを特徴とする交差点衝突危険警報システ
    ム。
  9. 【請求項9】 自車両の位置を検出し、位置情報を生成
    する位置検出部と、 道路の形状を検出し、道路形状情報を生成する道路形状
    検出部と、 前記位置情報及び道路形状情報に基づき、自車両の進入
    する交差点における自車両の走行車線を判定し、車線情
    報を生成する車両位置判定部と、 自車両の交差点の通過パタンを検出し、進行方向情報を
    生成する進行方向検出部と、 自車両の識別子、前記位置情報、前記車線情報及び前記
    進行方向情報を含む車両情報パケットを生成する車両情
    報パケット生成部と、 受信した前記交差点交通情報パケットの中から、自車両
    と衝突の可能性のある車線上の車両の情報を選択し、選
    択した情報に基づいて衝突危険性を判断する危険判定部
    と、 前記危険判断部により衝突危険性があると判断された場
    合に、運転者へ警報を発する危険警報部とを備えること
    を特徴とする車載装置。
  10. 【請求項10】 交差点へ進入する各車両に対して、前
    記車両情報パケットの送信を要求する情報要求パケット
    を生成する情報要求パケット送信部と、 各車両から受信した車両情報パケットをまとめ、車線ご
    との、車両の位置情報、及び、進行方向情報を含む交差
    点交通情報パケットを生成する交差点交通情報生成部と
    を備えることを特徴とする交通管制装置。
  11. 【請求項11】 交差点へ進入する各車両において、そ
    れぞれ車両情報パケットを生成する処理と、 各前記車両情報パケットを、前記交差点付近に設置され
    た交通管制装置へ送信する処理と、 前記交通管制装置において、各車両から受信した車両情
    報パケットをまとめ、交差点交通情報パケットを生成す
    る処理と、 前記交差点交通情報パケットを各車両へ送信する処理
    と、 各車両において、受信した前記交差点交通情報パケット
    の中から、自車両と衝突の可能性のある車線上の車両の
    情報を選択し、選択した情報に基づいて衝突危険性を判
    断する処理と、 衝突危険性があると判断した場合に、運転者へ警報を発
    する処理とをコンピュータに実行させるプログラムが記
    録された記録媒体。
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