JP2001108134A - 電磁制御弁 - Google Patents

電磁制御弁

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JP2001108134A
JP2001108134A JP28579899A JP28579899A JP2001108134A JP 2001108134 A JP2001108134 A JP 2001108134A JP 28579899 A JP28579899 A JP 28579899A JP 28579899 A JP28579899 A JP 28579899A JP 2001108134 A JP2001108134 A JP 2001108134A
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JP
Japan
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sleeve
control valve
bearing member
sleeve bearing
peripheral surface
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JP28579899A
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Yoshiki Kobayashi
愛樹 小林
Mutsuo Sekiya
睦生 関谷
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/34423Details relating to the hydraulic feeding circuit
    • F01L2001/34426Oil control valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
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    • F01L1/344Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/34423Details relating to the hydraulic feeding circuit
    • F01L2001/34436Features or method for avoiding malfunction due to foreign matters in oil
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリーブ軸受と可動軸との間に異物あるいは
磨耗粉が侵入した場合であっても、可動軸の摺動性能を
損なうことのないスリーブ軸受を備えた電磁制御弁を提
供する。 【解決手段】 断面形状を略円形状とする棒状の摺動部
材32はOCV1の第1スリーブ19の内周面に当該第
1スリーブ19の軸方向に沿って埋め込まれている。摺
動部材32は第1スリーブ19とは別体に構成され、そ
の一部は第1スリーブ19の半径方向内方に突出してお
り、その突出部分はロッド16の外周面に線接触するよ
うに当該第1スリーブ19の軸方向に延在し、その長さ
は第1スリーブ19の軸方向の長さと略等しく設定され
ている。摺動部材32は同一断面内に少なくとも3箇所
配置されている。摺動部材32の突出部分の少なくとも
表面はフッ素系樹脂材料で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はオイル等の流体の
流量を制御する電磁制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁制御弁としては、例えば内燃機関の
吸排気の開弁タイミングを制御する可変バルブタイミン
グ(以下、VVTという)装置においてオイルの供給を
制御するオイルコントロールバルブ(以下、OCVとい
う)が知られている。
【0003】図4および図5はOCVの一例を示す断面
図である。図において、1はOCVである。OCV1は
円筒状のバルブハウジング2と、このバルブハウジング
2内に配されたスプール3を当該バルブハウジング2の
軸方向に沿って摺動させる磁気駆動部4とから概略構成
されている。バルブハウジング2の外周部には上記VV
T装置へのオイルの供給等を介在する供給管路5、ドレ
イン管路6、7、第1管路8および第2管路9にそれぞ
れ対応するポート10〜14が形成されている。バルブ
ハウジング2の内部(図において左端)にはスプリング
15が配されており、スプール3の一端は上記スプリン
グ15により磁気駆動部4側に常に付勢されている。ス
プール3の外周部には所定位置に小径部3a,3bおよ
び3cが形成されており、これら小径部3a,3bおよ
び3cは上記スプール3の摺動によって特定の管路同士
の連通を介在することになる。特定の管路同士とは、例
えば供給管路5と第1管路8または第2管路9、ドレイ
ン管路6または7と第1管路8または第2管路9の組み
合わせである。なお、これら管路5〜9はいずれも上記
OCV1を収容する凹部を有するエンジンブロックEB
内に形成されている。
【0004】一方、スプール3の他端は磁気駆動部4内
に配された可動軸としてのロッド16の一端に同軸上で
突き合わされている。ロッド16は磁気駆動部4のリニ
アソレノイド17による吸引力で上記スプリング15の
付勢力に抗してスプール3と共にバルブハウジング2の
軸方向または回転方向に移動可能である。磁気駆動部4
のリニアソレノイド17の内側には、円筒状のボス18
が配され、このボス18内には上記ロッド16の一端
(スプール側の端部)を摺動可能に収容するスリーブ軸
受部材としての第1スリーブ19が圧入固定されてい
る。また、磁気駆動部4の外形部の一部を構成するコア
20の円筒状凹部20a内には上記ロッド16の他端を
摺動可能に収容する軸受部材としての第2スリーブ21
が圧入固定されている。さらに、上記ロッド16の外周
部には第1スリーブ19と第2スリーブ21との間にム
ービングコアとしてのプランジャ22が固定されてい
る。また、上記リニアソレノイド17はターミナル23
を介して後述の電子制御ユニット(以下、ECUとい
う。図示せず)に接続されている。なお、図において2
4はコア20の凹部20aの内底部に配されたスペー
サ、25は上記リニアソレノイド17のコイル、26は
上記リニアソレノイド17のボビン、27〜30はOリ
ング、31はブラケットである。
【0005】次に動作について説明する。図4に示すよ
うに、例えばカム角センサ(図示せず)等からの信号が
あれば、その信号に基づき、上記ECUがOCV1を駆
動する。即ち、上記ECUからの制御信号に基づいて、
上記リニアソレノイド17に磁気吸引力を発生させ、こ
の磁気吸引力によりプランジャ22をバルブハウジング
2の軸方向に沿って移動させる。これにより、プランジ
ャ22に固定されたロッド16およびこのロッド16に
突き合わされたスプール3もスプリング15の付勢力に
抗して所定ストロークだけ図5に示すように摺動され
る。スプール3は、摺動ストローク量に応じて供給管路
5と第1管路8または第2管路9間、ドレイン管路6ま
たは7と第1管路8または第2管路9間の連通を介在す
る。
【0006】次に、上記OCV1を停止する場合には、
上記リニアソレノイド17による磁気吸引力が停止する
ため、スプール3はスプリング15の付勢力により図4
に示した当初位置に戻される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記OCV
1では、エンジンブロックEB内の各管路5〜9に対す
る弁部材として機能するスプール3による弁開閉動作は
第1スリーブ19および第2スリーブ21の両内周面に
支持されたロッド16の円滑な摺動に依存するところが
大きい。従って、ロッド16の摺動が円滑でなければス
プール3による弁開閉動作も円滑に行われないため、エ
ンジン等の内燃機関の吸排気弁の開弁タイミングの制御
に支障を来すおそれがある。
【0008】しかし、従来のOCV1においては、第1
スリーブ19および第2スリーブ21の内周面全体でロ
ッド16の外周面を支承していたため、両者の僅かな隙
間に異物が侵入した場合、あるいは摺動面に磨耗粉等が
発生した場合には、上記異物や磨耗粉等の噛み込みによ
りロッド16の摺動抵抗が著しく増大し、OCV1の製
品本来の性能を維持できなくなると共に、最悪、ロッド
の摺動が不能となるなど、致命的な損傷を招く可能性が
あった。また、スリーブ軸受と可動軸両者の僅かな隙間
ではソレノイド内部に充填されたオイルの排出が不十分
となり、動作応答性が低下する。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、スリーブ軸受と可動軸との間に異
物あるいは磨耗粉が侵入した場合であっても、可動軸の
摺動性能を損なうことのないスリーブ軸受を備えた電磁
制御弁を提供することを目的とする。
【0010】なお、特開平7−151257号公報には
可動軸の軸受部材としてボール軸受を用いたOCVが開
示されており、当該軸受部材としてボール軸受を用いた
以外の構成要素は図4および図5に示したOCV1の構
成要素と共通していることから、この発明の背景技術を
説明する参考文献として挙げることとする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電磁制御
弁は、軸方向または回転方向に作動する可動軸と該可動
軸の外周面を支承するスリーブ軸受部材とを備えた電磁
制御弁において、前記スリーブ軸受部材の内周面には該
スリーブ軸受部材の半径方向内方に突出しかつ前記可動
軸の外周面を支承する突出部が少なくとも3箇所以上に
設けられたことを特徴とするものである。
【0012】この発明に係る電磁制御弁は、突出部はス
リーブ軸受部材と別体に構成されていることを特徴とす
るものである。
【0013】この発明に係る電磁制御弁は、突出部はス
リーブ軸受部材の軸方向の長さが略等しい長さを有する
ことを特徴とするものである。
【0014】この発明に係る電磁制御弁は、突出部はス
リーブ軸受部材の軸方向に交差する断面形状を略円形状
とする棒材の一部を前記スリーブ軸受部材の内周面から
露出させたものであることを特徴とするものである。
【0015】この発明に係る電磁制御弁は、突出部はス
リーブ軸受部材の軸方向に交差する断面形状を略多角形
状とする棒材の一部を前記スリーブ軸受部材の内周面か
ら露出させたものであることを特徴とするものである。
【0016】この発明に係る電磁制御弁は、突出部の少
なくとも表面はフッ素系樹脂材料で構成されていること
を特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.この実施の形態1に係る電磁制御弁とし
てのOCVは、図1(a)および図1(b)に示すスリ
ーブ軸受部材の構造を除き、図4および図5に示した従
来のOCVの構造と基本的に共通しており、共通部分に
ついては同一符号を付し、その部分の説明を省略する。
【0018】図1(a)および図1(b)はこの実施の
形態1による電磁制御弁としてのOCVにおけるスリー
ブ軸受部材の要部を示す図であって、(a)はスリーブ
軸受部材の軸方向に直交する方向に沿う断面図、(b)
は(a)のB−B線断面図である。図において、32は
OCV1の第1スリーブ19の内周面に当該第1スリー
ブ19の軸方向に沿って埋め込まれた断面形状を略円形
状とする棒状の摺動部材である。この摺動部材32は第
1スリーブ19とは別体に構成され、その一部は第1ス
リーブ19の半径方向内方に突出しており、その突出部
分はロッド16の外周面に線接触するように当該第1ス
リーブ19の軸方向に延在し、その長さは第1スリーブ
19の軸方向の長さと略等しく設定されている。
【0019】この実施の形態1では、摺動部材32を同
一断面内に3箇所配置したが、ロッド16の摺動を円滑
に行うため、ロッド16を基準にして複数の摺動部材3
2を均等に配置することが望ましい。なお、摺動部材3
2の配置数が3箇所以上であればロッド16の支承に影
響を与えないが、この場合もロッド16を基準にして複
数の摺動部材32を均等に配置することが望ましい。
【0020】また、複数の摺動部材32の突出部分の内
接円の半径はロッド16の半径と略等しくなるように摺
動部材32の寸法および埋設位置等が設定されている。
摺動部材32の突出部分のうち、第1スリーブ19の内
周面から露出した少なくとも表面は、ロッド16の摺動
抵抗の低減、摺動の安定化等のために、耐磨耗性、耐熱
性等に優れたポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系
樹脂材料で構成されている。このようなフッ素系樹脂材
料は上記突出部分の全て、あるいは摺動部材32の全て
を構成する必要はなく、必要な突出部分の表面のみを構
成すれば十分である。
【0021】上述したように、摺動部材32の突出部分
は第1スリーブ19の内周面から半径方向内方に突出し
ていることから、当該突出部分に線接触するロッド16
の外周面と第1スリーブ19の内周面との間にギャップ
Gが形成される。このギャップGには異物や磨耗粉等が
侵入する可能性があり、ギャップGに異物や磨耗粉等が
侵入した場合には、異物や磨耗粉等がギャップG内に蓄
積されるか、あるいはギャップGを介して排出される。
このため、摺動部材32の突出部分の曲面と第1スリー
ブ19の内周面との間に侵入する異物や磨耗粉等がな
く、第1スリーブ19に対するロッド16の摺動は摺動
部材32の突出部分とロッド16の外周面との間で確実
に行われる。
【0022】なお、この実施の形態1では、ロッド16
を摺動させるスリーブ軸受部材として第1スリーブ19
を例示したが、第2スリーブ21にも上記摺動部材32
が設けられることは勿論である。
【0023】実施の形態2.この実施の形態2に係る電
磁制御弁としてのOCVの特徴は、図2(a)および図
2(b)に示すように第1スリーブ19の内壁面に断面
略四角形状の摺動部材33を埋設した点にある。
【0024】図2(a)および図2(b)はこの実施の
形態2による電磁制御弁としてのOCVにおけるスリー
ブ軸受部材の要部を示す図であって、(a)はスリーブ
軸受部材の軸方向に直交する方向に沿う断面図、(b)
は(a)のB−B線断面図である。なお、この実施の形
態2の構成要素と上記実施の形態1の構成要素との共通
部分については同一符号を付し、その部分の説明を省略
する。
【0025】上記摺動部材33の突出部分は長尺の平面
を含むもので、この平面とロッド16の外周面とが第1
スリーブ19の軸方向に沿って線接触するように設定さ
れている。ところで、上記摺動部材33の突出部分の角
部とロッド16の外周面とを接触させないのは、その接
触面積は小さくなるものの、当該角部がロッド16の外
周面に損傷を与える可能性もあるため、摺動抵抗の低減
を図ることができない。これに対して、上記摺動部材3
3の突出部分の平面をロッド16の外周面に接触させる
ことにより摺動に際してロッド16の外周面が受ける損
傷が極めて小さくなり、従来のOCVの場合に比べても
摺動抵抗を著しく低減させることができる。
【0026】この実施の形態2では、摺動部材33を断
面略四角形状としたが、平面部分をロッド16の外周面
に線接触させるように配置されるのであれば略三角形
状、略五角形状等、種々の略多角形状の摺動部材を用い
ることができる。
【0027】上記実施の形態1および実施の形態2で
は、摺動部材32または33を第1スリーブ19の軸方
向に沿って延在させた棒状部材としたが、摺動の安定化
を図れることを条件として第1スリーブ19の軸方向に
沿って複数の摺動部材を点在させた構成を採用してもよ
い。
【0028】この発明に係る電磁制御弁は、上述したO
CV用電磁制御弁として例えば図3に示すVVT装置に
使用可能である。図3において、41は吸気側カム41
aを有した吸気側カムシャフト(以下、カムシャフトと
いう)、42はカムシャフト41の一端に設けられたタ
イミングプーリ、43はカムシャフト41に連結して配
設されたVVT用のアクチュエータである。このアクチ
ュエータ43はエンジン(図示せず)の潤滑油を作動油
として駆動されることにより、カムシャフト41の変位
角度を変化させて、図示しない吸気バルブの開閉タイミ
ングを連続的に変更させるものである。44はカムシャ
フト41の軸受、45はアクチュエータ43のハウジン
グであり、カムシャフト41に対して回転自在に取り付
けられている。
【0029】46はハウジング45に固定されたケー
ス、47はカムシャフト41にボルト48で連結固定さ
れてケース46内に収納されたベーン式のロータであ
り、このロータ47はケース46に対して相対回転可能
となっている。49はケース46とロータ47との間に
介在させたチップシールであり、ケース46とロータ4
7によって区切られる油圧室間での油の漏れを防止する
ものである。50は板バネからなるバックスプリングで
あり、チップシール49をロータ47に当接させるもの
である。51はケース46に固定されたカバー、52は
ハウジング45とケース46とカバー51とを共締め固
定するボルト、53はOリング、54はプレート、55
はプレート54をカバー51に締結するボルト、56お
よび57はOリング、58はロータ47に設けられた円
柱状のホルダであり、このホルダ58は後述のプランジ
ャを係合させるための係合穴58aを軸方向に有してい
る。
【0030】59はハウジング45内に摺動可能に設け
られたプランジャであり、ホルダ58の係合穴58aに
嵌め込み係合させるための係合軸部59aを有してい
る。60はプランジャ59をホルダ58側に付勢するス
プリング、61はホルダ58の係合穴58aに作動油を
導入するプランジャ油路であり、このプランジャ油路6
1からホルダ58の係合穴58aに導入された作動油で
プランジャ59をスプリング60の付勢力に抗して移動
させることにより、ホルダ58に対するプランジャ59
のロックが解除されるようになっている。62は空気
穴、63はロータ47をカムシャフト41に固定するた
めの軸ボルト、64は空気穴である。
【0031】65はカムシャフト41およびロータ47
に設けられた第1油路であり、ロータ47を遅角方向に
移動させるための遅角油圧室(図示せず)に連動してい
る。66は同じくカムシャフト41およびロータ47に
設けられた第2油路であり、ロータ47を進角方向に移
動させるための進角油圧室(図示せず)に連通してい
る。
【0032】76はオイルパン、77はオイルポンプ、
78は作動油中の不純物を除去するオイルフィルタであ
り、これらオイルパン76とオイルポンプ77とオイル
フィルタ78は図示しないエンジンの各部を潤滑するた
めの潤滑装置を構成すると共に、OCV1と協同してア
クチュエータ43への作動油供給装置を構成している。
【0033】80は電子制御ユニット(以下、ECUと
いう)であり、主に吸入空気量センサ、スロットルセン
サ、水温センサ、クランク角センサ、カム角センサ(い
ずれも図示せず)からの信号に基づき、インジェクタ、
イグナイタ、OCV1を駆動して、燃料噴射量、点火時
期およびバルブ開閉タイミングをそれぞれ制御すると共
に、イグニッションスイッチのOFF後におけるOCV
1の閉弁時期を制御するものである。
【0034】次に、アクチュエータ43およびOCV1
の動作について説明する。まず、エンジン停止状態での
ロータ47は、最大遅角位置、すなわちハウジング45
に対して進角方向に最大に相対回動した位置にあり、オ
イルポンプ77も停止状態となって、第1油路65およ
び第2油路66には作動油が供給されず、プランジャ油
路61にも作動油が供給されないので、アクチュエータ
43の内部に溜まった油圧は低くなっている。このた
め、プランジャ59はスプリング60の付勢力でホルダ
58側に押し付けられ、プランジャ59の係合軸59a
がホルダ58の係合穴58aに係合してハウジング45
とロータ47とをロックした状態にある。
【0035】そのロック状態からエンジンを始動する
と、オイルポンプ77が稼動し、OCV1に供給される
作動油の圧力が上昇することにより、OCV1から第1
管路8および第1油路65を介してアクチュエータ43
内の遅角油圧室(図示せず)に作動油が供給される。こ
のとき、遅角油圧室の圧力によって、スライドプレート
(図示せず)が進角油圧室(図示せず)側に移動し、遅
角油圧室とプランジャ油路61とが連通し、このプラン
ジャ油路61からホルダ58の係合穴58aに作動油が
供給され、プランジャ59がスプリング70の付勢力に
抗して押圧されることにより、プランジャ59の係合軸
部59aがホルダ58の係合穴58aから抜け出して、
プランジャ59とロータ47との係合が解除される。
【0036】次に、ロータ47を進角させるために、作
動油がOCV1によって第2管路9から第2油路66を
介して進角油圧室(図示せず)に供給され、その油圧が
プランジャ油路61に伝えられ、この油圧により、プラ
ンジャ59がスプリング60の付勢力に抗してハウジン
グ45側に移動し、プランジャ59とホルダ58との係
合が解除される。この係合解除状態において、OCV1
の開閉で供給油量を調節することにより、遅角油圧室と
進角油圧室の油量を調整し、ハウジング45の回転に対
してロータ47の回転を進角・遅角させる。なお、OC
V1の供給油圧はハウジング45に対するロータ47の
相対回転角度を検出するポジションセンサ(図示せず)
と、オイルポンプ77による加圧量を決定するクランク
角センサ(図示せず)からの各信号により、ECU80
で演算されてフィードバック制御される。
【0037】この発明に係る電磁制御弁は上記VVT装
置に用いられるOCV用の電磁制御弁に限定されないこ
とは言うまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上ように、この発明によれば、スリー
ブ軸受部材の内周面に該スリーブ軸受部材の半径方向内
方に突出しかつ可動軸の外周面を支承する突出部を少な
くとも3箇所以上に設けたので、可動軸の摺動を可動軸
の外周面とスリーブ軸受部材の突出部との間で確実に行
うことができると共に、可動軸の外周面とスリーブ軸受
部材の内周面との間に確実に設けられた間隙を利用して
異物や磨耗粉を蓄積あるいは排出を行うことができる。
従って、スリーブ軸受部材と可動軸との間において上記
異物や磨耗粉の噛み込みを確実に防止できるという効果
がある。
【0039】この発明によれば、突出部をスリーブ軸受
部材と別体に構成したので、摺動性、耐磨耗性に優れた
材料の使用を突出部にのみ最小限に抑制することが可能
となり、またスリーブ軸受部材自体の軸受性能の向上も
可能となる。
【0040】この発明によれば、突出部の長さをスリー
ブ軸受部材の軸方向の長さに略等しくなるように構成し
たので、スリーブ軸受部材の軸受性能をスリーブ軸受部
材全体で一定とすることができる。
【0041】この発明によれば、突出部を、スリーブ軸
受部材の軸方向に交差する断面形状を略円形状または略
多角形状とする棒材の一部を前記スリーブ軸受部材の内
周面から露出させるように構成したので、スリーブ軸受
部材が可動軸を線接触で支承できることから、摺動抵抗
を著しく低減させることができる。
【0042】この発明によれば、突出部の少なくとも表
面をフッ素系樹脂材料で構成したので、スリーブ軸受部
材と可動軸との摺動において摺動抵抗を小さくでき、摺
動面の磨耗を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による電磁制御弁と
してのOCVにおけるスリーブ軸受部材の要部を示す図
であって、(a)はスリーブ軸受部材の軸方向に直交す
る方向に沿う断面図、(b)は(a)のB−B線断面図
である。
【図2】 この発明の実施の形態2による電磁制御弁と
してのOCVにおけるスリーブ軸受部材の要部を示す図
であって、(a)はスリーブ軸受部材の軸方向に直交す
る方向に沿う断面図、(b)は(a)のB−B線断面図
である。
【図3】 この発明の実施の形態1または実施の形態2
による電磁制御弁としてのOCVの組み込みが可能な油
圧アクチュエータを示す断面図である。
【図4】 電磁制御弁としてのOCVの駆動前の状態を
示す断面図である。
【図5】 電磁制御弁としてのOCVの駆動後の状態を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 OCV(オイルコントロールバルブ),2 バルブ
ハウジング,3 スプール,4 磁気駆動部,5 供給
管路,6,7 ドレイン管路,8 第1管路,9 第2
管路,10〜14 ポート,15 スプリング,16
ロッド,17リニアソレノイド,18 ボス,19 第
1スリーブ,20 コア,21 第2スリーブ,22
プランジャ,23 ターミナル,24 スペーサ,25
コイル,26 ボビン,27〜30 Oリング,31
ブラケット,32 摺動部材,33 摺動部材,EB
エンジンブロック,G ギャップ。
フロントページの続き Fターム(参考) 3G016 AA19 BA22 CA04 CA15 CA22 CA24 CA33 CA48 DA06 DA22 FA21 FA27 GA00 GA02 3G092 AA11 DA01 DA09 DF04 DG02 DG05 DG09 EA25 EA28 EA29 3H106 DA05 DA23 DB02 DB12 DB23 DB32 DC09 DC19 DD03 EE24 EE42 GA22 KK17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向または回転方向に作動する可動軸
    と該可動軸の外周面を支承するスリーブ軸受部材とを備
    えた電磁制御弁において、 前記スリーブ軸受部材の内周面には該スリーブ軸受部材
    の半径方向内方に突出しかつ前記可動軸の外周面を支承
    する突出部が少なくとも3箇所以上に設けられたことを
    特徴とする電磁制御弁。
  2. 【請求項2】 突出部はスリーブ軸受部材と別体に構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の電磁制御
    弁。
  3. 【請求項3】 突出部はスリーブ軸受部材の軸方向の長
    さが略等しい長さを有することを特徴とする請求項2記
    載の電磁制御弁。
  4. 【請求項4】 突出部はスリーブ軸受部材の軸方向に交
    差する断面形状を略円形状とする棒材の一部を前記スリ
    ーブ軸受部材の内周面から露出させたものであることを
    特徴とする請求項2記載の電磁制御弁。
  5. 【請求項5】 突出部はスリーブ軸受部材の軸方向に交
    差する断面形状を略多角形状とする棒材の一部を前記ス
    リーブ軸受部材の内周面から露出させたものであること
    を特徴とする請求項2記載の電磁制御弁。
  6. 【請求項6】 突出部の少なくとも表面はフッ素系樹脂
    材料で構成されていることを特徴とする請求項1記載の
    電磁制御弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006097727A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Keihin Corp リニアソレノイドバルブ
JP2012163050A (ja) * 2011-02-07 2012-08-30 Denso Corp バルブタイミング調整装置

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