JP2018048557A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁及び内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁及び内燃機関のバルブタイミング制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】制御の容易性と構造の簡素化を図り得る内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁を提供する。【解決手段】油圧制御弁24のスプール弁27は、供給ポート34と遅角ポート33を連通すると共に、進角ポート32とドレンポート35を連通する第1ポジションと、遅角ポートと進角ポートを閉止すると共に、遅角ポート及び進角ポートを供給ポートに対して連通を遮断する第2ポジションと、進角ポートと供給ポートを連通すると共に、遅角ポートとドレン通路38を連通する第3ポジションと、進角ポートと供給ポートを連通すると共に、遅角ポートとドレンポートとの連通を遮断し、かつ逆止弁29を開作動させて接続通路28を介して遅角ポートと進角ポートを連通する第4ポジションと、を有している。【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁及び内燃機関のバルブタイミング制御装置に関する。
従来から内燃機関のバルブタイミング制御装置に用いられる油圧制御弁としては種々提供されており、その一つとして以下の特許文献1に記載されたものがある。
この油圧制御弁は、位相変化位置では、カムシャフトの変動トルクによって圧縮された進角作動室または遅角作動室から作動流体が第二出力ポートに排出されるような場合に、スプール弁内の接続通路に設けられた接続逆止弁が開弁して、前記第二出力ポート側から第一出力ポート側へ向かう作動流体の流れを許容するようになっている。これによって、スプール弁の位相変化位置では、入力ポートに連通する第一出力ポートを通じて流体入力源から遅角作動室または進角作動室に供給される作動油の流量が少なくなったとしても、その分を第二出力ポート側から補給するようになっている。
特開2009−167811号公報
しかしながら、特許文献1に記載の油圧制御弁にあっては、位相変化位置において、進角側と遅角側へ位相を変換する際に、接続通路によって進角作動室と遅角作動室の一方の作動室の作動流体を他方の作動室へ置換流動させて、速やかに進角側あるいは遅角側への相対位相変換速度を高めるようになっている。このため、位相変換制御の応答性が過度に速くなるおそれがあり、たとえばオーバーシュートなどが発生し易くなる。つまり、進角側あるいは遅角側への制御の感度が高くなり過ぎて制御自体が難くなるおそれがある。
本発明は、前記従来の油圧制御弁の技術的課題に鑑みて案出されたもので、通常の位相変換時には適度な制御応答性を確保しつつ必要な時には、一方側への制御応答性を高めることのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁を提供することを目的としている。
本発明の好ましい態様によれば、とりわけ、油圧制御弁のスプール弁が、機関運転状態に応じて軸方向の移動ポジションを切り換え可能とし、第3ポートと第2ポートを連通し、第1ポートと第4ポートを連通する第1ポジションと、前記第2ポートと前記第1ポートをそれぞれ塞ぐ第2ポジションと、前記第1ポートと前記第3ポートを連通すると共に、前記第2ポートと前記第4ポートを連通する第3ポジションと、前記第1ポートと前記第3ポートを連通すると共に、前記第2ポートと前記第4ポートとの連通を規制し、かつ前記接続通路及び前記逆止弁を介して前記第2ポートから前記第1ポートへの前記作動油の流れを許容し、前記第1ポートから前記第2ポートへの前記作動油の流れを規制する第4ポジションと、を有することを特徴としている。
本発明によれば、通常の位相変換時には適度な制御応答性を確保しつつ、必要な時にのみ一方側への制御応答性を向上させることができる。
本発明に係る内燃機関の吸気側カムシャフトに適用したバルブタイミング制御装置を断面して示す全体構成図である。 本実施形態に供されるベーンロータが最進角位相の回転位置に制御された状態を示す正面図である。 本実施形態に供される油圧制御弁のバルブボディなどの各構成部品の縦断面図であって、スプール弁の第1ポジションを示している。 本実施形態に供される油圧制御弁のスプール弁の第2ポジションを示す縦断面図である。 本実施形態に供される油圧制御弁のスプール弁の第3ポジションを示す縦断面図である。 本実施形態に供される油圧制御弁のスプール弁の第4ポジションを示す縦断面図である。
以下、本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁及び内燃機関のバルブタイミング制御装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は内燃機関の吸気側カムシャフトに適用したバルブタイミング制御装置の断面図、図2はバルブタイミング制御装置の正面図、図3は油圧制御弁の第1ポジションを示し、図4は第2ポジション、図5は第3ポジション、図6は第4ポジションをそれぞれ示している。
すなわち、バルブタイミング制御装置は、図1及び図2に示すように、機関のクランクシャフトにより図外のタイミングベルトを介して回転駆動される駆動回転体であるタイミングプーリ1と、機関前後方向に沿って配置されて、前記タイミングプーリ1に対して相対回転可能に設けられた吸気側のカムシャフト2と、前記タイミングプーリ1とカムシャフト2との間に配置されて、該両者1,2の相対回転位相を変換する位相変更機構3と、該位相変更機構3を最遅角位相位置でロックさせるロック機構4と、前記位相変更機構3とロック機構4を作動させる油圧回路5と、を備えている。なお、駆動回転体としては、タイミングチェーンによって回転力が伝達されるタイミングスプロケットであっても良い。
前記タイミングプーリ1は、縦断面ほぼコ字形状に形成されて、外周にタイミングベルトが巻回された円筒状の歯車部1aと、該歯車部1aの回転軸方向のカムシャフト2側の内周面に一体に形成されたほぼ円盤状の支持部1bとを有している。この支持部1bは、後述するハウジング6の後端開口を、シールリング65を介して液密的に閉塞するリアカバーとして構成されている。また、この支持部1bの中央には、前記カムシャフト2側に延出した円筒状の軸受部1cが一体に形成されている。タイミングプーリ1は、軸受部1cの内周に形成された軸受け孔1dを介して前記カムシャフト2の一端部2aに回転自在に支持されている。
前記カムシャフト2は、図外のシリンダヘッド上に複数のカム軸受を介して回転自在に支持され、外周面には図外の機関弁である吸気弁を開作動させる複数の卵型の回転カムが軸方向の位置に一体的に固定されている。また、カムシャフト2の一端部2aの内部軸心方向には、後述するカムボルト(バルブボディ25)が螺着される雌ねじ孔2bが形成されている。
前記位相変更機構3は、図1及び図2に示すように、前記タイミングプーリ1に軸方向から一体的に設けられ、内部の作動室が形成されたハウジング6と、前記カムシャフト2の一端部2aにカムボルトとなる後述のバルブボディ25を介して軸方向から固定され、前記ハウジング6内に回転自在に収容された従動回転体であるベーンロータ7と、前記ハウジング6の内部の作動室が、後述するハウジング本体6aの内周面に突設された4つのシュー8と前記ベーンロータ7とによって前記作動室が分けられたそれぞれ4つの遅角作動室9及び進角作動室10と、を備えている。
前記ハウジング6は、圧粉金属を焼結して成形されたいわゆる焼結金属材によって一体に形成された円筒状のハウジング本体11と、プレス成形によって形成され、前記ハウジング本体11の前端開口をシールリング66を介して液密的に閉塞するフロントカバー12と、後端開口を閉塞する前記タイミングプーリ1の支持部1bと、から構成されている。前記ハウジング本体11とフロントカバー12及びタイミングプーリ1は、前記各シュー8の各ボルト挿通孔10aを貫通する4本のボルト13によって共締め固定されている。前記フロントカバー12は、中央に比較的大径な挿通孔12aが貫通形成されていると共に、該挿通孔12aを除く内周面とベーンロータ7の対向一側面との間で各遅角、進角作動室9,10内をシールするようになっている。
ベーンロータ7は、同じく焼結金属材によって一体に形成され、カムシャフト2の一端部2aにバルブボディ25によって固定されたロータ部14と、該ロータ部14の外周面に円周方向のほぼ90°等間隔位置に放射状に突設された4つのベーン15a〜15dと、から構成されている。
ロータ部14は、比較的大径な円筒状に形成され、中央の内部軸方向に前記カムシャフト2の雌ねじ孔2bと連続するボルト挿通孔14aが貫通形成されている。また、ロータ部14の後端面には、カムシャフト2の一端部2a先端面が回転軸方向から当接している。
各ベーン15a〜15dは、その径方向の突出長さが比較的短く形成されて、それぞれが前記各シュー8の間に配置されている。また、1つのベーン15a以外の3つのベーン15b〜15dは、円周方向の巾がほぼ同一に設定されて比較的薄肉なプレート状に形成されている。前記一つのベーン15aは、周方向の幅が大きく形成されて、内部にロック機構4の一部が設けられている。
各ベーン15a〜15dの外周面と前記各シュー8の先端には、それぞれ前記ハウジング本体11の内周面と前記ロータ部14の外周面との間をシールするシール部材16a、16bがそれぞれ設けられている。
また、前記ベーンロータ7は、図2の一点鎖線で示すように、遅角側へ相対回転すると、第1ベーン15aの一側面が対向する前記一つのシュー8の対向側面8aに当接して最大遅角側の回転位置が規制されるようになっている。また、図2の実線で示すように、進角側へ相対回転すると、同じく第1ベーン15aの他側面が対向する他のシュー8の対向側面8bに当接して最大進角側の回転位置が規制されるようになっている。
このとき、他のベーン15b〜15dは、両側面が円周方向から対向する各シュー8の対向面に当接せずに離間状態にある。したがって、ベーンロータ7とシュー8との当接精度が向上すると共に、後述する各作動室9,10への油圧の供給速度が速くなってベーンロータ7の正逆回転応答性が良好になる。
前記各ベーン15a〜15dの正逆回転方向の両側面と各シュー8の両側面との間に、前述した各遅角作動室9と各進角作動室10が設けられている。各遅角作動室9と各進角作動室10は、前記ロータ部14の内部にほぼ径方向に沿って形成されたそれぞれ4つの遅角通路17と進角通路18を介して油圧回路5にそれぞれに連通している。
前記ロック機構4は、ハウジング6に対してベーンロータ7を最遅角側の回転位置(図2の一点鎖線位置)に保持するものである。
すなわち、このロック機構4は、図2に示すように、前記タイミングプーリ1の内周側の所定位置に圧入固定されたロック穴19と、ベーンロータ7の第1ベーン15aの内部軸方向に形成された摺動孔20に進退動自在に設けられ、小径な先端部がロック穴19に係脱するロックピン21と、該ロックピン21をロック穴19方向へ付勢する図外のコイルスプリングと、ロック穴19の内部に形成され、供給された油圧によって前記ロックピン21を前記コイルスプリングのばね力に抗してロック穴19を後退移動させて係合を解除する図外の解除用受圧室と、該解除用受圧室に油圧を供給するロック通路と、から主として構成されている。
ロック穴19は、ロックピン21の小径な先端部の外径よりも十分に大径な円形状に形成されていると共に、タイミングプーリ1の内側面のベーンロータ7の最遅角側の回転位置に対応した位置に形成されている。
前記ロックピン21は、先端部の受圧面に前記解除用受圧室に供給された油圧を受けて後退移動してロック穴19から抜け出してロックが解除される。また、ロックピン21の後端側に設けられたコイルスプリングのばね力によって先端部がロック穴19の内部に係入してベーンロータ7をハウジング6に対してロックするようになっている。このロック位置は、ベーンロータ7の最遅角側の回転位置となる。
前記油圧回路5は、図1に示すように、カムシャフト2の内部軸方向及びロータ部14の内部軸方向などに形成された供給通路22と、同じくカムシャフト2の内部軸方向に沿ってかつ前記供給通路22と平行に形成された排出通路36と、供給通路22の下流側に設けられて、吐出通路23aから供給通路22に作動油圧を吐出するオイルポンプ23と、機関運転状態に応じて供給通路22に対して前記各遅角通路17と各進角通路18の流路を切り換える油圧制御弁24と、を備えている。
供給通路22は、カムシャフト2の軸受部やカムシャフト2の内部軸方向に形成された第1通路部22aとロータ部14の内部軸方向に形成されて、前記第1通路部22aに連通する第2通路部22bと、を有している。
この第2通路部22bは、内部にチェック弁61が設けられている。このチェック弁61は、第2通路部22bの下流側内周に設けられた円筒状のバルブシート61aと、該バルブシート61aに離着座するボール弁体61bと、該ボール弁体61bをバルブシート61a方向(着座方向)へ付勢するバルブスプリング61cとから構成されている。
したがって、このチェック弁61は、オイルポンプ23から供給通路22に圧送された作動流体によって第1通路部22aから前記ボール弁体61bを押し開いて第2通路部22b内への流入を許容するが、第2通路部22bから第1通路部22a方向への作動流体の逆流を規制するようになっている。なお、前記第2通路部22bの下流側に径方向に形成されたドリル孔には、球状の封止栓62が圧入固定されている。
前記排出通路36は、上流側がロータ部14のカムシャフト2側の一側面に形成された径方向溝36aに連通していると共に、下流側がオイルパン60に連通している。
前記オイルポンプ23は、一般的な例えばベーンタイプあるいはトロコイドタイプのものが用いられている。
前記油圧制御弁24は、図1及び図3に示すように、ベーンロータ7をカムシャフト2の一端部2aに軸方向から固定するカムボルトであるバルブボディ25と、該バルブボディ25の内部軸方向に沿って形成されたバルブ穴26と、該バルブ穴26内に摺動可能に設けられたスプール弁27と、該スプール弁27の内部軸方向に沿って形成された接続通路28と、該接続通路28内に設けられた逆止弁29と、スプール弁27を一方向へ付勢するバルブスプリング30と、スプール弁27を前記バルブスプリング30のばね力に抗して他方向へ押し出すアクチュエータである電磁アクチュエータ31と、から主として構成されている。
バルブボディ25は、外周面が六角面に形成された頭部25aと、ベーンロータ7のロータ部14のボルト挿通孔14aに挿通する軸部25bと、該軸部25bの先端部外周に形成されて、カムシャフト2の雌ねじ孔2bに螺着する雄ねじ部25cと、から構成されている。
頭部25aは、カムシャフト2に締結された状態では、前記フロントカバー12の挿通孔12a内に配置されて、軸部25bの付け根側の着座面25dが前記ロータ部14のボルト挿通孔14aの開口縁側の周面に着座している。
軸部25bは、図3にも示すように、軸方向のほぼ中央位置に第1ポートである進角ポート32がバルブ穴26から径方向に沿って貫通形成され、頭部25a寄りの位置には第2ポートである遅角ポート33がバルブ穴26から径方向に沿って貫通形成されている。
前記進角ポート32は、内側開口がバルブ穴26に臨み、外側開口が進角通路18にグルーブ溝18aを介して径方向から連通している。
前記遅角ポート33は、前記進角ポート32と並行に配置され、内側開口がバルブ穴26に臨み、外側開口が各遅角通路17にグルーブ溝17aを介して連通している。
また、軸部25bには、前記進角ポート32及び遅角ポート33に対して径方向で反対側の位置に、第3ポートである供給ポート34がバルブ穴26から径方向に沿って形成されている。この供給ポート34は、前記進角ポート32と遅角ポート反対側の間の中央位置に配置され、内側開口がバルブ穴26に臨み、外側開口がグルーブ溝22cを介して第2通路部22bに連通している。
また、軸部25b先端部側の側部には、第4ポートであるドレンポート35が供給ポート34平行に径方向に沿って貫通形成されている。このドレンポート35は、内側開口がバルブ穴26に臨み、外側開口がグルーブ溝36b及び前記径方向溝36aを介して排出通路36に連通している。
前記バルブ穴26は、バルブボディ25の頭部25aの先端面から軸部25bの軸方向ほぼ中央位置まで軸心に沿って形成されている。 このバルブ穴26は、頭部25a先端面側の環状の大径部26aと、該大径部26aより内部側の中径部26bと、該中径部26bよりも内部側の小径部26cと、を有している。
前記大径部26aには、前記スプール弁27の一方向の最大移動を規制する円環状のストッパ37が圧入固定されている。このストッパ37は、中央に後述するロッド部47が摺動可能な案内孔37aが貫通形成されていると共に、該案内孔37aの内周面下部には、ほぼU形状のドレン孔37bが形成されている。
前記中径部26bは、前記スプール弁27の後述する第1ランド部27aの外径よりも大きく形成されて、該スプール弁27の一端部外周との間に前記ドレン孔37bに連通する段差径状のドレン通路38が形成されている。
前記小径部26cは、全体がほぼ均一径に形成されて、スプール弁27を軸方向へ摺動案内可能に形成されている。
前記スプール弁27は、軸方向の前記電磁アクチュエータ31側の一端部に形成された円柱状の第1ランド部27aと、軸方向のほぼ中央に形成された円柱状の第2ランド部27bと、軸方向の他端部に形成された円柱状の第3ランド部27cと、第1ランド部27aと第2ランド部27bとの間に形成された円環状の第1外周溝39と、第2ランド部27bと第3ランド部27cとの間に形成された円環状の第2外周溝40と、を有している。
前記接続通路28は、スプール弁27の第1ランド部27a側の一端開口から内部軸方向に沿って前記第3ランド部27cの形成位置まで延びている。
スプール弁27は、前記第1外周溝39の内周壁には、接続通路28を連通する第1通孔41が貫通形成されている。また、第2外周溝40の内周壁には、接続通路28と連通する第2通孔42が貫通形成されている。前記第1、第2通孔、42は、第1、第2外周溝の内周壁に十字方向からに貫通形成され、それぞれ4つ設けられている。
前記逆止弁29は、第2ランド部27bの形成位置の内部に設けられた円筒状のバルブシート43と、該バルブシート43に離着座して接続通路28の前記各第1通孔41側の一端通路部28aと各第2通孔42側の他端通路部28bとの連通または連通を遮断するボール弁体44と、接続通路28の軸方向他端開口を閉塞する円柱状の栓体46とボール弁体44との間に弾装されて、前記ボール弁体44をバルブシート43に着座する方向へ付勢するコイルスプリング45と、から構成されている。
前記バルブシート43は、接続通路28内に圧入固定されている。また、このバルブシート43は、軸方向の一端部に一体に形成されたフランジ部43aが接続通路28の内周面に形成された段差部28cに軸方向から当接してそれ以上の軸方向(栓体46方向)の圧入移動が規制されるようになっている。
そして、逆止弁29は、接続通路28の一端通路部28a側からの作動油圧が所定以上になってコイルスプリング45の付勢力に打ち勝つとボール弁体44がバルブシート43から離間して開いて、一端通路部28a側から他端通路部28b方向への作動流体の流入を許容する。一方、接続通路28の他端通路部28bから一端通路部28a方向への作動流体の流入を規制するようになっている。
前記コイルスプリング45は、遅角ポート33がドレン通路38やドレン孔37bに連通している状態では、ボール弁体44をバルブシート43に着座させて離脱しないようなばね力に設定されている。また、各遅角作動室9の内圧が、カムシャフト2に作用する交番トルク(負のトルク)で所定以上に大きくなって、この油圧が一端通路部28aに作用した際に、ボール弁体44が押し開かれる大きさに設定されている。
前記スプール弁27は、前記接続通路28の一端通路部28aにロッド部47が圧入固定されている。このロッド部47は、軸方向のスプール弁27側の大径な基端部47aが前記一端通路部28aの開口端28dに圧入固定されている。一方、前記基端部47aの前端縁から延びた軸状の先端部47bが、案内孔37a内を貫通してバルブボディ25の外部へ突出している。
前記電磁アクチュエータ31は、図1に示すように、合成樹脂材によって一体に形成されたケーシング48と、該ケーシング48の内部に磁性材のボビン49を介して収容されたソレノイド50と、ボビン49の磁性部材51を介して設けられた円筒状の可動鉄心52と、該可動鉄心52に一体的に結合された駆動部材53と、該駆動部材53の先端部に固定されて、前記ロッド部47の先端部47bに軸方向から当接するボール状の押圧部54と、を備えている。
前記ケーシング48は、下端部にシリンダヘッドに固定されるブラケット48aが一体に有すると共に、上端部にECUであるコントロールユニット63に電気的に接続されるコネクタ部48bが設けられている。このコネクタ部48bは、ほぼ全体がケーシング48内に埋設された一対の端子片48cの各一端部が前記ソレノイド50に接続されている一方、外部に露出した各他端部がコントロールユニット63側の雄コネクタの端子に接続されている。なお、このケーシング48は、前端部側に設けられたシールリング67によってシリンダヘッドの保持溝に液密的に支持されている。
前記可動鉄心52は、内部中空状の円筒状に形成されて、前記バルブスプリング30のばね力によってスプール弁27とロッド部47及び押圧部54を介して駆動部材53と共に後退移動するようになっている。
前記駆動部材53は、合成樹脂材によって一体に形成され、軸方向の外周面ほぼ中央位置に設けられたフランジ部53aが可動鉄心52の軸方向の対向面に当接固定されている。
前記ソレノイド50は、コントロールユニット63から通電されることによって励磁されて前記駆動部材53を進出移動、つまりスプール弁27をバルブスプリング30のばね力に抗して図1の右方向へ移動させるようになっている。
具体的に説明すると、ソレノイド50に対するコントロールユニット63から通電量に応じて前記可動鉄心52及び駆動部材53をバルブスプリング30のばね力に抗して図1の右方向(前方)へ押圧してスプール弁27の移動位置を、図3〜図6に示す第1ポジション〜第4ポジションに移動させるようになっている。
つまり、スプール弁27は、図3に示す第1ポジションでは、供給ポート34と第2外周溝40、第2通孔42及び接続通路28の他端通路部28bを介して遅角ポート33が連通する。同時に、進角ポート32とバルブ穴26の小径部26cのばね室26dを介してドレンポート35を連通するようになっている。
また、図4に示す第2ポジションでは、スプール弁27が、僅かに右方向へ移動する。この状態では、第2ランド部27bによって遅角ポート33が塞がれて(閉止されて)供給ポート34やドレン通路38との連通が遮断(作動油の連通が規制)されると共に、第3ランド部27cによって進角ポート32が閉止されるようになっている。
さらに、図5に示す第3ポジションでは、スプール弁27がさらに僅かに右方向へ移動する。この状態では、第2ランド部27bが、遅角ポート33と第1外周溝39を連通させると共に、第3ランド部27cが第2外周溝40と進角ポート32を連通させる。
さらに、図6に示す第4ポジションでは、スプール弁27がさらに僅かに右方向へ移動する。この状態では、第1ランド部27aが第1外周溝39とドレン通路38との連通を遮断すると共に、遅角ポート33が第1外周溝39を介して接続通路28の一端通路部28a側と連通する。同時に第2外周溝40と進角ポート32の連通状態が維持される。
前記コントロールユニット63は、内部のコンピュータが図外のクランク角センサ(機関回転数検出)やエアーフローメータ、機関水温センサ、機関温度センサ、スロットルバルブ開度センサおよびカムシャフト2の現在の回転位相を検出するカム角センサなどの各種センサ類からの情報信号を入力して現在の機関運転状態を検出するようになっている。また、コントロールユニット63は、前述したように、前記電磁アクチュエータ31のソレノイド50へパルス信号を出力して通電量(デューティ比)を制御するか、または通電を遮断して前記スプール弁27の前記移動位置(ポジション)を制御し、前記各ポートを選択的に切換制御するようになっている。
〔本実施形態の作動〕
以下、本実施形態のバルブタイミング制御装置の具体的な作動を説明する。
まず、例えば、イグニッションスイッチをオフ操作して機関を停止させた場合には、コントロールユニット63からソレノイド50への通電も遮断される。このため、スプール弁27は、図1及び図3に示すように、バルブスプリング30のばね力によって最大左方向の位置に保持される(第1ポジジョン)。このとき、可動鉄心52と駆動部材53は、可動鉄心52の後端面がケーシング48の後端壁に軸方向から当接してそれ以上の左方向(後退方向)の移動が規制されている。
そして、この状態では、前述のように、遅角ポート33が、第2外周溝40、第2通孔42及び接続通路28の他端通路部28bを介して供給ポート34と連通している。同時に、進角ポート32が、バルブ穴26の小径部26cのばね室26dを介してドレンポート35に連通している。このため、前記各進角作動室10内の作動油は、図3の矢印で示すように、バルブボディ25の進角ポート32からばね室26d及びドレンポート35を通って排出通路36からオイルパン60に戻される。これによって、各進角作動室10の内部が低圧になる。
この機関停止時は、オイルポンプ23の駆動も停止されることから、前記遅角、進角作動室9,10には油圧が供給されることがない。このため、前記ベーンロータ7は、カムシャフト2に作用する交番トルクの負のトルクによって、図2の一点鎖線で示すように、タイミングプーリ1に対して反時計方向(最遅角方向)へ相対回転する。よって、吸気弁は、バルブタイミングが最遅角の位相に制御される。
なお、この時点においてベーンロータ7が最遅角位置に保持されると、ロックピン21がコイルスプリングのばね力によって進出して、ロック穴19に係入してベーンロータ7はハウジング6にロックされた状態になる。
次に、イグニッションスイッチをオン操作して機関を始動させると、これに伴いオイルポンプ23も駆動して、吐出通路23aに吐出された作動油圧は、図3の矢印で示すように、供給通路22の第1通路部22aに流入し、ここからチェック弁61のボール弁体61bをバルブスプリング61cのばね力に抗して押し開く。これによって、作動油圧は、第2通路部22bからグルーブ溝22cを介して供給ポート34に流入する。ここから、第2外周溝40内を通って遅角ポート33へ流入するか、あるいは第2外周溝40から第2通孔42を通って接続通路28の他端通路部28b内に流入し、さらに第2通孔42と第2外周溝40を通って遅角ポート33に流入する。ここから、各遅角通路17を通って各遅角作動室9に流入し、これにより、各遅角作動室9が高圧状態となる。
したがって、前記ベーンロータ7は、最遅角の位置に相対回転した状態が維持されていることから、吸気弁のバルブタイミングが遅角側に制御された状態になり、よって、機関始動性が良好になる。
また、この時点では、前記ロック通路を介して解除用受圧室に遅角作動室9と同じ油圧が供給されるが、クランキング初期の時点では解除用受圧室内の油圧が上昇しないことから、ロックピン21はロック穴19内に係入してロックされた状態となる。したがって、前記交番トルクによるベーンロータ7のばたつきなどを抑制することできる。
その後、ロック通路を介して解除用受圧室に供給された油圧が高くなると、前記ロックピン21が、コイルスプリングのばね力に抗して後退移動してロック穴19とのロック状態が解除されて、ベーンロータ7はフリーな状態になる。
なお、このとき、前記各進角作動室10は、前述したように低圧状態が維持されている。
次に、機関が例えばアイドリング運転から定常運転に移行すると、前記コントロールユニット63からソレノイド50に所定量の電流が供給される。これにより、可動鉄心52と駆動部材53が、バルブスプリング30のばね力に抗して僅かに右方向へ移動する。この押圧力によってスプール弁27は、図4に示すように同じく右方向へ僅かに移動する(第2ポジション)。この状態では、第1,第2ランド部27a、27bによって遅角ポート33と進角ポート32が閉止された状態になる。
このため、前記各遅角作動室9と各進角作動室10は、それぞれの内部に作動油が保持され、作動油の排出がなくなり、オイルポンプ23から圧送された作動油も各作動室9,10への供給が遮断される。
これにより、ベーンロータ7は、最遅角と最進角の間の所定位置に保持される。したがって、吸気弁は、バルブタイミングが最遅角と最進角の間の中間位相に制御され、例えば、定常運転時の機関回転の安定化と燃費の向上が図れる。
次に、例えば、機関の定常運転から高回転高負荷域に移行した場合は、コントロールユニット63からソレノイド50にさらに大きな電流が供給される。したがって、可動鉄心52と駆動部材53のさらなる右方向の押圧力によってスプール弁27が、図5に示すように、バルブスプリング30のばね力に抗してさらに右方向へ移動する(第3ポジション)。これによって、遅角ポート33が、接続通路28などを介してドレン通路38に連通される。同時に、供給ポート34と第2外周溝40及び第2通孔42が連通されると共に、第3ランド部27cが第2外周溝40と進角ポート32を連通させる。
したがって、各遅角作動室9内の油圧は、図5の矢印で示すように、前記各遅角通路17から遅角ポート33を通ってドレン通路38に流入し、ここからドレン孔37bを通って外部に排出される。このため、各遅角作動室9内が低圧になる。
一方、各進角作動室10には、オイルポンプ23から圧送された作動油圧が図中矢印で示すように、供給ポート34から第2外周溝40へ流入し、ここから該第2外周溝40に沿って進角ポート32に流入する。また、第2外周溝40から第2通孔42を経由して他端通路部28b内に流入し、ここから、さらに別異の第2通孔42を通って進角ポート32、各進角通路18を通って各進角作動室10に供給される。このため、各進角作動室10内が高圧になる。
よって、ベーンロータ7は、図2の実線で示すように、時計方向へ回転して最大進角側へ相対回転する。これによって、吸気弁のバルブタイミングが最進角位相になって排気弁のバルブオーバーラップが大きくなり、吸気充填効率が高くなって機関の出力トルクの向上が図れる。
これらの制御は、コントロールユニット63からの通電量(デューティ比)を制御してスプール弁27の移動位置を第1から第3ポジションの間で適宜変更することにより、各遅角作動室9や各進角作動室10に対してオイルポンプ23の吐出圧を供給通路22及び供給ポート34から供給することにより、ベーンロータ7の相対回転位相を変更する、いわゆる通常制御であるOPA制御を行うようになっている。
そして、本実施形態では、例えば、機関定常運転状態などから、車両の急加速時などにアクセルペダルを急激に踏み込んだ場合などは、コントロールユニット63からソレノイド50への通電量(デューティ比)を最大付近まで上昇させる。そうすると、可動鉄心52と駆動部材53が、バルブスプリング30のばね力に抗して速やかに進出移動する。これにより、スプール弁27は、図6に示すように、ロッド部47を介して最大右方向へ速やかに移動する(第4ポジション)。このため、このスプール弁27は、第1ランド部27aがドレン通路38を閉止して第1外周溝39(遅角ポート33)との連通を遮断することから、各遅角作動室9内の作動油圧の排出が停止される。同時に、第1外周溝39及び第1通孔41を介して遅角ポート33と接続通路28の一端通路部28aが連通される。
一方、スプール弁27は、この第4ポジションの状態でも第2外周溝40などを介して供給ポート34と進角ポート32との連通状態を維持させる。
したがって、各遅角作動室9内の作動油圧は、遅角ポート33から第1外周溝39及び第1通孔41を通って一端通路部28aに流入する。この作動油圧によって、バルブシート43に着座していた逆止弁29のボール弁体44がコイルスプリング45のばね力に抗して押し開かれて一端通路部28aと他端通路部28bが連通する。
このため、各遅角作動室9内の作動油圧が、接続通路28を通って第2通孔42と第2外周溝40を介して進角ポート32に流入し、ここから各進角通路18から各進角作動室10に速やかに供給される。
このように、各進角作動室10には、供給ポート34を介してオイルポンプ23のポンプ吐出圧と各遅角作動室9の作動油圧が供給されるため、各進角作動室10の内圧を速やかに立ち上げることができる。
すなわち、供給ポート34からの作動油圧(ポンプ吐出圧)が、カムシャフト2の交番トルクによって各遅角作動室9で発生した油圧よりも高い場合は、前記供給ポート34からの作動油圧が各進角作動室10に供給される。逆に、前記交番トルクによって各遅角作動室9内で発生した油圧が供給ポート34の作動油圧、つまりポンプ吐出圧よりも高い場合は、前記各遅角作動室9内の作動油圧が、前記接続通路28などを介して各進角作動室10内に供給される(CTA制御)。
このとき、前記接続通路28の一端通路部28aからボール弁体44を介して他端通路部28bに流入した作動油圧は、前記他端通路部28b内に設けられたチェック弁61によって、供給ポート34と供給通路22方向への流入を規制することができる。このため、前記他端通路部28bに流入した作動油圧を各進角作動室10に対して効率良く供給することができる。これによって、進角側への変換速度の低下を抑制できる。
このように、前記各進角作動室10には、供給ポート34からのポンプ吐出圧か、各遅角作動室9の内圧のいずれか一方の作動油圧が速やかに供給されることから、内部油圧の立ち上がり速度が速くなる。
これにより、ベーンロータ7は、最進角側へ速やかに相対回転して、吸気弁のバルブタイミングの最進角位相への制御速度が速くなる。この結果、急加速時などにおける機関の出力トルクを速やかに高めることができる。
以上のように、本実施形態では、機関始動時から定常機関運転状態では、各遅角作動室9や各進角作動室10に対す選択的な油圧供給制御をオイルポンプ23からのポンプ吐出圧を利用して通常のいわゆるOPA制御を行う。
また、機関の運転状態に応じて各進角作動室10への油圧供給を、オイルポンプ23のポンプ吐出圧の他に、各遅角作動室9内の油圧を、交番トルクを利用して強制的に供給するいわゆるCTA制御を行う。このため、前記交番トルクに抗して変換する進角側への変換速度を向上させることができる。
このように、本実施形態では、基本的な通常の相対回転位相の変換制御は、OPA制御によって行う一方、進角側への変換速度を高める制御は、OPA制御に加えてCTA制御を行うことから、前記変換制御が容易になると共に、全体の構造が簡素化される。つまり、本実施形態では通常のOPA制御を行う構造をベースとして、これにCTA制御を行う構造を附加しただけであるから、複雑な構造ではなく、比較的単純な構造にすることができる。この結果、装置の製造作業能率の向上が図れると共に、コストの高騰を抑制できる。
また、第4ポジションは、第1ポジションから第3ポジションに対して前記スプール弁27の軸方向の最端部の移動位置に位置する。高い変換速度が必要のない通常制御の場合にOPA制御を行い、高い変換速度が必要なときにだけ、スプール弁27を第1ポジションから第3ポジションの移動位置を超えて第4ポジション(CTA制御)に制御すれば良い。このため、第1ポジションから第3ポジションの(OPA制御)の間に第4ポジション(CTA制御)が挟まることがなく、制御が容易となる。その結果、例えば微小に位相を変換する際に応答速度が速すぎて目標位置に対してオーバーシュートを多発するおそれが抑制される。
また、機関の運転状態に応じて、コントロールユニット63が油圧制御弁24のソレノイド50に所定の通電量で通電、あるいは通電を遮断して前記スプール弁27の軸方向の移動位置を制御する。これによって、位相変更機構3とロック機構4を制御してタイミングプーリ1に対するカムシャフト2の最適な相対回転位置に制御することから、バルブタイミングの制御精度の向上が図れる。
また、前述したように、チェック弁61によって、遅角ポート33から接続通路28内に流入した作動油圧が供給ポート34方向へ流出するのを規制できると共に、供給通路22から供給ポート34へ流入した作動油圧の逆流も規制できることから、各進角作動室10への作動油圧の供給効率をさらに向上させることができる。
さらに、前記スプール弁27の摺動位置によって遅角、進角ポート32,33を閉止してベーンロータ7を中間位相位置に保持することから、この保持性が向上する。
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、CTA制御を遅角側に適用することも可能である。また、アクチュエータとしては、電磁アクチュエータの他に、油圧アクチュエータであっても良い。
さらに、バルブタイミング制御装置を吸気側ばかりか排気側に適用することも可能である。
なお、本実施形態におけるポートの閉止や連通が遮断されている状態とは、スプール弁27の各ランド部27a〜27cによってポートが塞がれている状態を言い、各ランド部27a〜27cとバルブ穴26の間のクリアランスを介して若干連通している状態も含む。
また、他の実施形態としては、前記第2ポジションは、供給ポート32と進角ポート32及び遅角ポート33を連通し、供給ポート34からの作動油の油圧によって進角作動室10及び遅角作動室9にほぼ同じ油圧をかけることで、ベーンロータ7を最遅角と最進角の間の所定位置に保持することも可能である。
また、さらに他の実施形態としては、前記接続通路28に配置された逆止弁29の方向を逆にし、第4ポジションにおいて供給ポート34と遅角ポート33を連通するように構成することで、第4ポジションにおいてカムシャフト2の交番トルクによって進角作動室10から遅角作動室9へ作動油の流れを許容し、遅角側への変換速度の向上することも可能である。
以上説明した実施形態に基づく内燃機関のバルブタイミング制御装置としては、例えば、以下に述べる態様のものが考えられる。
その一つの態様において、クランクシャフトからの回転力が伝達され、内部に作動室を有するハウジングと、カムシャフトに固定され、前記ハウジング内に相対回転可能に収容されて前記作動室を進角作動室と遅角作動室に分けるベーンを有するベーンロータと、を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁であって、
前記油圧制御弁は、
前記進角作動室に連通する第1ポートと、前記遅角作動室に連通する第2ポートと、機関によって駆動されるポンプの吐出通路に連通する第3ポートと、ドレン通路に連通する第4ポートと、を有するバルブボディと、前記各ポートの連通状態を制御するスプール弁と、該スプール弁の内部に設けられた接続通路と、該接続通路の内部に設けられ、該接続通路の一方側から他方側への作動油の流れを許容し、他方側から一方側への作動油の流れを規制する逆止弁と、を備え、
前記スプール弁は、軸方向の移動ポジションを切り換え可能とし、
前記第3ポートと前記第2ポートを連通し、前記第1ポートと前記第4ポートを連通する第1ポジションと、前記第2ポートと前記第1ポートをそれぞれ塞ぐ第2ポジションと、前記第1ポートと前記第3ポートを連通すると共に、前記第2ポートと前記第4ポートを連通する第3ポジションと、前記第1ポートと前記第3ポートを連通すると共に、前記第2ポートと前記第4ポートとの連通を規制し、かつ前記接続通路及び前記逆止弁を介して前記第2ポートから前記第1ポートへの前記作動油の流れを許容し、前記第1ポートから前記第2ポートへの前記作動油の流れを規制する第4ポジションと、を有する。
さらに好ましい態様としては、前記第4ポジションは、前記第1ポジションから第3ポジションに対して前記スプール弁の軸方向の最端部の移動位置である。
さらに好ましい態様としては、前記油圧制御弁は、前記スプール弁を一方向へ付勢する付勢部材を有すると共に、前記スプール弁を前記付勢部材の付勢力に抗して他方向へ移動させるアクチュエータを有する。
さらに好ましい態様としては、前記第4ポジションは、アクチュエータが前記スプール弁を前記付勢部材の付勢力に抗して他方向へ最大に移動させた位置である。
さらに好ましい態様としては、前記バルブボディは、前記ベーンロータの内部の回転軸方向に挿入して設けられている。
さらに好ましい態様としては、前記バルブボディは、前記ベーンロータをカムシャフトに固定するカムボルトによって形成されている。
さらに好ましい態様としては、前記内燃機関のバルブタイミング制御装置は、内燃機関の吸気側カムシャフトに設けられている。
さらに好ましい態様としては、前記スプール弁は、第1ランド部と、第2ランド部及び第3ランド部を有し、前記第1ランド部と第2ランド部の間に形成され、前記接続通路の一方側と連通する第1外周溝と、前記第2ランド部と第3ランド部との間に形成され、前記接続通路の他方側と連通する第2外周溝と、を有し、前記第4ポジションでは、前記第2外周溝及び前記接続通路を介して前記第3ポートと前記第1ポートを連通すると共に、前記第1外周溝と接続通路および逆止弁を介して前記第2ポートと第1ポートを連通する。
さらに好ましい態様としては、前記第1ポジションは、前記スプール弁が軸方向の一方向側へ最大移動した位置であり、前記第1外周溝と接続通路を介して前記第3ポートと第2ポートが連通した状態になっている。
さらに好ましい態様としては、前記第2ポジションは、前記スプール弁が軸方向の最大一方向側の位置から他方側へ所定量移動した位置であり、前記第2ランド部によって第2ポートが閉止されると共に、前記第3ランド部によって前記第1ポートが閉止されて、前記遅角作動室と進角作動室内に油圧を保持する。
さらに好ましい態様としては、前記第3ポジションは、前記スプール弁が前記第2ポジションから軸方向の他方側へ所定量移動した位置であり、第1外周溝を介して前記第2ポートと第4ポートを連通すると共に、第2外周溝を介して第3ポートと第1ポートを連通する。
別の好ましい態様として、クランクシャフトからの回転力が伝達され、内部に作動室を有するハウジングと、カムシャフトに固定され、前記ハウジング内に相対回転可能に収容されて前記作動室を進角作動室と遅角作動室に分けるベーンを有するベーンロータと、前記遅角作動室と進角作動室に対して油圧を給排制御する油圧制御弁と、を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
前記油圧制御弁は、前記進角作動室と前記遅角作動室の一方に連通する第1ポートと、前記進角作動室と前記遅角作動室の他方に連通する第2ポートと、機関によって駆動されるポンプの吐出通路に連通する第3ポートと、ドレン通路に連通する第4ポートと、を有する筒状のバルブボディと、
前記バルブボディの軸方向に移動可能であって、前記移動ポジションによって前記各ポートの連通状態を制御するスプール弁と、
該スプール弁の内部に設けられた接続通路と、
該接続通路の内部に設けられ、該接続通路の一方側から他方側への作動油の流れを許容し、他方側から一方側への作動油の流れを規制する逆止弁と、
を備え、
前記スプール弁は、
前記第3ポートと前記第2ポートを連通する共に、前記第1ポートと前記第4ポートを連通する第1ポジションと、
前記第2ポートと前記第1ポートをそれぞれ塞ぐ第2ポジションと、
前記第1ポートと前記第3ポートを連通すると共に、前記第2ポートと前記第4ポートを連通する第3ポジションと、
前記第1ポートと前記第3ポートを連通すると共に、前記第2ポートと前記第4ポートとの連通を規制し、かつ前記接続通路及び前記逆止弁を介して前記第2ポートから前記第1ポートへの前記作動油の流れを許容し、前記第1ポートから前記第2ポートへの前記作動油の流れを規制する第4ポジションと、を有している。
さらに好ましい態様としては、前記第4ポジションは、前記第1ポジションから第3ポジションに対して前記スプール弁の軸方向の最端部の移動位置である。
さらに好ましい態様としては、前記油圧制御弁は、前記スプール弁を一方向へ付勢する付勢部材を有すると共に、前記スプール弁を前記付勢部材の付勢力に抗して他方向へ移動させるアクチュエータを有する。
さらに好ましい態様としては、前記第4ポジションは、アクチュエータが前記スプール弁を前記付勢部材の付勢力に抗して他方向へ最大に移動させた位置である。
1…タイミングプーリ、2…カムシャフト、 2a…一端部、 3…位相変更機構、 4…ロック機構、 5…油圧回路、 6…ハウジング、 7…ベーンロータ、 8…シュー、 9…遅角作動室、 10…進角作動室、 14…ロータ部、 15a〜15d…ベーン、 17…遅角通路17…進角通路、 33…遅角ポート、 32…進角ポート、 23…オイルポンプ、 23a…吐出通路、 24…油圧制御弁、 25…バルブボディ(カムボルト)、 25a…頭部、 25b…軸部、 25c…雄ねじ部、 26…バルブ穴、 27…スプール弁、 27a、27b、27c…第1,第2、第3ランド部、 28…接続通路、 28a…一端通路部(一方)、 28b…他端通路部(他方)、 29…逆止弁、 30…バルブスプリング(付勢部材)
31…電磁アクチュエータ(アクチュエータ)、 32…進角ポート(第1ポート)、 33…遅角ポート(第2ポート)、 34…供給ポート(第3ポート)、 35…ドレンポート(第4ポート)、 36…ドレン通路、 39…第1外周溝、 40…第2外周溝、 41…第1通孔、 42…第2通孔、 43…バルブシート、 44…ボール弁体、 45…コイルスプリング、 48…ケーシング、 50…ソレノイド、 52…固定鉄心、 53…駆動部材、 54…押圧部、 61…チェック弁、 63…コントロールユニット

Claims (15)

  1. クランクシャフトからの回転力が伝達され、内部に作動室を有するハウジングと、
    カムシャフトに固定され、前記ハウジング内に相対回転可能に収容されて前記作動室を進角作動室と遅角作動室に分けるベーンを有するベーンロータと、
    を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁であって、
    前記油圧制御弁は、
    前記進角作動室に連通する第1ポートと、前記遅角作動室に連通する第2ポートと、機関によって駆動されるポンプの吐出通路に連通する第3ポートと、ドレン通路に連通する第4ポートと、を有するバルブボディと、
    前記各ポートの連通状態を制御するスプール弁と、
    該スプール弁の内部に設けられた接続通路と、
    該接続通路の内部に設けられ、該接続通路の一方側から他方側への作動油の流れを許容し、他方側から一方側への作動油の流れを規制する逆止弁と、
    を備え、
    前記スプール弁は、軸方向の移動ポジションを切り換え可能とし、
    前記第3ポートと前記第2ポートを連通し、前記第1ポートと前記第4ポートを連通する第1ポジションと、
    前記第2ポートと前記第1ポートをそれぞれ塞ぐ第2ポジションと、
    前記第1ポートと前記第3ポートを連通すると共に、前記第2ポートと前記第4ポートを連通する第3ポジションと、
    前記第1ポートと前記第3ポートを連通すると共に、前記第2ポートと前記第4ポートとの連通を規制し、かつ前記接続通路及び前記逆止弁を介して前記第2ポートから前記第1ポートへの前記作動油の流れを許容し、前記第1ポートから前記第2ポートへの前記作動油の流れを規制する第4ポジションと、
    を有することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁。
  2. 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁であって、
    前記第4ポジションは、前記第1ポジションから第3ポジションに対して前記スプール弁の軸方向の最端部の移動位置であることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁。
  3. 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁であって、
    前記油圧制御弁は、前記スプール弁を一方向へ付勢する付勢部材を有すると共に、前記スプール弁を前記付勢部材の付勢力に抗して他方向へ移動させるアクチュエータを有することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁。
  4. 請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁であって、
    前記第4ポジションは、アクチュエータが前記スプール弁を前記付勢部材の付勢力に抗して他方向へ最大に移動させた位置であることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁
  5. 請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁であって、
    前記バルブボディは、前記ベーンロータの内部の回転軸方向に挿入して設けられていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁。
  6. 請求項5に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁であって、
    前記バルブボディは、前記ベーンロータをカムシャフトに固定するカムボルトによって形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁。
  7. 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁であって、
    前記内燃機関のバルブタイミング制御装置は、内燃機関の吸気側カムシャフトに設けられていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁。
  8. 請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁であって、
    前記スプール弁は、
    第1ランド部と、第2ランド部及び第3ランド部を有し、前記第1ランド部と第2ランド部の間に形成され、前記接続通路の一方側と連通する第1外周溝と、前記第2ランド部と第3ランド部との間に形成され、前記接続通路の他方側と連通する第2外周溝と、を有し、
    前記第4ポジションでは、前記第2外周溝及び前記接続通路を介して前記第3ポートと前記第1ポートを連通すると共に、前記第1外周溝と接続通路および逆止弁を介して前記第2ポートと第1ポートを連通することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁。
  9. 請求項8の記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁であって、
    前記第1ポジションは、前記スプール弁が軸方向の一方向側へ最大移動した位置であり、前記第1外周溝と接続通路を介して前記第3ポートと第2ポートが連通した状態になっていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁。
  10. 請求項8に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁であって、
    前記第2ポジションは、前記スプール弁が軸方向の最大一方向側の位置から他方側へ所定量移動した位置であり、前記第2ランド部によって第2ポートが閉止されると共に、前記第3ランド部によって前記第1ポートが閉止されて、前記遅角作動室と進角作動室内に油圧を保持することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁。
  11. 請求項8に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁であって、
    前記第3ポジションは、前記スプール弁が前記第2ポジションから軸方向の他方側へ所定量移動した位置であり、第1外周溝を介して前記第2ポートと第4ポートを連通すると共に、第2外周溝を介して第3ポートと第1ポートを連通することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置の油圧制御弁。
  12. クランクシャフトからの回転力が伝達され、内部に作動室を有するハウジングと、
    カムシャフトに固定され、前記ハウジング内に相対回転可能に収容されて前記作動室を進角作動室と遅角作動室に分けるベーンを有するベーンロータと、
    前記遅角作動室と進角作動室に対して油圧を給排制御する油圧制御弁と、
    を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
    前記油圧制御弁は、
    前記進角作動室と前記遅角作動室の一方に連通する第1ポートと、前記進角作動室と前記遅角作動室の他方に連通する第2ポートと、機関によって駆動されるポンプの吐出通路に連通する第3ポートと、ドレン通路に連通する第4ポートと、を有する筒状のバルブボディと、
    前記バルブボディの軸方向に移動可能であって、前記移動ポジションによって前記各ポートの連通状態を制御するスプール弁と、
    該スプール弁の内部に設けられた接続通路と、
    該接続通路の内部に設けられ、該接続通路の一方側から他方側への作動油の流れを許容し、他方側から一方側への作動油の流れを規制する逆止弁と、
    を備え、
    前記スプール弁は、
    前記第3ポートと前記第2ポートを連通する共に、前記第1ポートと前記第4ポートを連通する第1ポジションと、
    前記第2ポートと前記第1ポートをそれぞれ塞ぐ第2ポジションと、
    前記第1ポートと前記第3ポートを連通すると共に、前記第2ポートと前記第4ポートを連通する第3ポジションと、
    前記第1ポートと前記第3ポートを連通すると共に、前記第2ポートと前記第4ポートとの連通を規制し、かつ前記接続通路及び前記逆止弁を介して前記第2ポートから前記第1ポートへの前記作動油の流れを許容し、前記第1ポートから前記第2ポートへの前記作動油の流れを規制する第4ポジションと、
    を有することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  13. 請求項12に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
    前記第4ポジションは、前記第1ポジションから第3ポジションに対して前記スプール弁の軸方向の最端部の移動位置であることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  14. 請求項12に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
    前記油圧制御弁は、前記スプール弁を一方向へ付勢する付勢部材を有すると共に、前記スプール弁を前記付勢部材の付勢力に抗して他方向へ移動させるアクチュエータを有することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  15. 請求項14に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
    前記第4ポジションは、アクチュエータが前記スプール弁を前記付勢部材の付勢力に抗して他方向へ最大に移動させた位置であることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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