JP2001102981A - 無線中継方式 - Google Patents

無線中継方式

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JP2001102981A
JP2001102981A JP27634399A JP27634399A JP2001102981A JP 2001102981 A JP2001102981 A JP 2001102981A JP 27634399 A JP27634399 A JP 27634399A JP 27634399 A JP27634399 A JP 27634399A JP 2001102981 A JP2001102981 A JP 2001102981A
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JP
Japan
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receiver
repeater
transmission signal
transmitter
data
Prior art date
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Withdrawn
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JP27634399A
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English (en)
Inventor
Atsushi Misawa
篤志 三澤
Masayuki Matsuo
昌行 松尾
Minoru Kanda
実 神田
Hideo Nabeshima
秀生 鍋嶋
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Relay Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 時間的に不定期にバッテリー駆動の送信器か
ら発信される送信信号を、間欠受信で動作している同じ
くバッテリー駆動の受信器で時間的に不定期に送信器か
ら発信される送信信号を受信するシステムにおいて、両
者の消費電力を抑えることができるとともに、システム
の通信エリアを拡大でき、無線通信の品質向上も図れる
中継器を提供する。 【解決手段】 両方とも携帯型である送信器1と受信器
2とからなる無線送受信システムにおいて、中継器51
にて送信器1が発する信号を受信し、受信器2に対して
その受信信号57を複数繰り返して発信することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間欠受信機能を備
える送受信システムにおける無線中継装置及び方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば、レストラン等で使用
されている様に、客が接客係を呼び出すためのシステム
にあっては、呼び出し用の送信器と、接客係が携帯する
ことができる携帯型受信器と、によって構成されてい
る。送信器および受信器は、一般的にバッテリー駆動で
あるため低消費電力化の方法として、受信器側では待ち
受け状態下において、常に受信動作すなわち送信信号の
有無を検出するための動作を行うのではなく、ある一定
の時間間隔で送信信号の有無を検出する動作を繰り返す
間欠受信方式を採用している。
【0003】ここで、客が接客係を呼び出すための送信
信号は、時間的に不定期に発信されるため、携帯受信器
側でその送信信号が発信されるタイミングを知ることは
できない。そこで、間欠受信を行い時間的に不定期に発
信される送信信号の有無を確実に検出するための必要条
件としては、送信信号が発信開始してから終了するまで
の送信信号持続時間内に少なくとも一回以上、送信信号
の有無を検出する動作を行うことである。
【0004】以下、従来の技術について、図7乃至図1
0を用いて説明する。図7はシステムの概略図であり、
図8は送信器のブロック構成図である。又、図9は受信
器のブロック構成図であり、図10はタイミングチャー
トを示す図である。
【0005】図7に示す様に、従来のシステムは、客が
接客係を呼び出すために送信信号3を発信するための送
信器1と、客が発信した送信信号3を受信するための接
客係が携帯できる受信器2と、から構成されている。
尚、送信器1および受信器2はともに、バッテリー駆動
である。
【0006】図8に示す様に、送信器1は、送信アンテ
ナ4と、送信部5と、この送信部5に供給する局部発振
信号12を発生させる局部発振部10(これは任意に送
信信号3のチャンネルが選択できるマルチチャネル方式
のPLL(Phase-Locked Loop)回路もしくは、固定チ
ャネル用発振回路からなるものである。)と、送信信号
3のチャネル設定や客が押下することで送信信号3を発
信するスイッチ等で構成されるI/O部9と、電源部1
1と、送信部・局部発振部駆動電源14をON/OFF
させるためのON/OFF部15と、制御部8とから構
成されている。
【0007】制御部8は、送信器1をシーケンス制御す
るためのCPUやメモリ等で構成されており、I/O部
9より送信信号6を発信するようにI/O信号7が入力
されると、制御部8はON/OFF部15に対して送信
部・局部発振部駆動電源14をONさせるよう制御す
る。制御部8は、送信部5に対して送信信号6を出力
し、制御部8は局部発振部10がマルチチャネル方式の
PLL回路によって構成されている場合は、チャネル設
定信号13も出力する。
【0008】図9に示す様に、受信器2は、送信信号3
を受信するための受信アンテナ16と、受信部22、受
信部22に供給する局部発振信号23を発生させる局部
発振部24(これは送信信号3のチャネル設定に応じて
チャンネルが選択できるマルチチャネル方式のPLL回
路もしくは、固定チャネル用発振回路からなるものであ
る。)と、チャネル設定や客が押下することで送信器1
から発信する送信信号3を受信器2で受信したことを音
や振動や視覚的に知らせることができる着信通報手段で
構成されるI/O部19と、電源部21と、受信部・局
部発振部駆動電源26をON/OFFさせるためのON
/OFF部27と、制御部20と、から構成されてい
る。
【0009】制御部20は、受信器2をシーケンス制御
するためのCPUやメモリ等で構成されており、制御部
20は、時間的に不定期に送信器1から発信される送信
信号3を検出するまでは、一定の時間間隔でON/OF
F部27に対して受信部・局部発振部駆動電源26をO
Nさせるよう指令し、また送信信号3を検出した場合は
直ちに送信信号3のデータ取り込みを開始する。また、
制御部20は局部発振部24がマルチチャネル方式のP
LL回路によって構成されている場合は、チャネル設定
信号25を出力する。そして、制御部20は、受信部2
2から制御部20に対して出力される受信信号17を復
号してI/O部19に対して着信を知らせる。更に、制
御部20は、あらかじめ送信器の区別を可能にするため
にそれぞれの送信器のIDを登録するためのメモリを有
しており、どの送信器から送信信号3が発せられたかを
I/O部19に表示して知ることができる。
【0010】ここで、送信器の登録は、I/O部19か
ら制御部20に対して登録モードに移行するI/O信号
18を出力し受信器を登録モード状態にすると、制御部
20よりON/OFF部27に対して受信部・局部発振
部駆動電源26をONさせるよう制御する。そして、登
録したい送信器1から送信信号3を発信してその送信信
号3を受信器2で受信することで、送信器1の受信器2
への登録が行われる。
【0011】図10は、送信部・局部発振部駆動電源の
ON/OFFのタイミングチャート(28)と、前述の
送信信号のタイミングチャート(29)と、受信部・局
部発振部駆動電源のON/OFFのタイミングチャート
(30)と、受信信号を検出しデータを取り込む受信動
作のタイミングチャート(31)を示す。送信部・局部
発振部駆動電源のON/OFFのタイミングチャート
(28)と送信信号のタイミングチャート(29)にお
いて、例えば客が接客係を呼び出すために送信器1のI
/O部9に相当する呼び出しボタン等を押下すると、前
述のとおり送信部・局部発振部駆動電源14がONし、
送信器1から送信信号36が発信される。送信部・局部
発振部駆動電源14がONするタイミングと送信信号3
6の発信を開始する時間の差である送信部・局部発振部
立ち上がり時間48は、局部発振部10が、PLL回路
によって構成されている場合のロックアップタイムに相
当する。送信信号36は、例えば無変調キャリア33と
4個のデータであるデータA38、データB39、デー
タC40、データD41から構成されている。データA
38、データB39、データC40、データD41は全
て同じデータであり、送信器1のID情報を含んでい
る。受信部・局部発振部駆動電源のON/OFFのタイ
ミングチャート(30)と受信信号を検出しデータを取
り込む受信動作のタイミングチャート(31)におい
て、前述のとおり送信信号36を検出するまでつまり、
待ち受け状態においては一定の受信部・局部発振部駆動
電源ON/OFF周期43で受信部・局部発振部駆動電
源26はON/OFFされ、送信信号検出45を行う。
受信部・局部発振部駆動電源ON/OFF周期43と送
信信号検出周期46は、同じである。
【0012】前述のとおり、送信信号検出周期46は、
送信信号持続時間34より短い必要があり、また送信信
号36を検出して待ち受け状態からデータ取り込み50
に移行してから少なくともデータA38、データB3
9、データC40、データD41のいずれかのデータを
取り込む必要がある。送信信号持続時間34、無変調キ
ャリア送信時間37、データ送信時間35(データは4
個)、送信信号検出周期46およびデータ取り込み時間
49の関係は、具体的には以下の式で示される。 ・送信信号検出周期46<送信信号持続時間34−デー
タ送信時間35=無変調キャリア送信時間37+3×デ
ータ送信時間35 ・データ取り込み時間49>無変調キャリア送信時間3
7+データ送信時間35 一般的に、送信信号36が無変調キャリア33とN個の
データで構成されている場合は、 ・送信信号検出周期46<送信信号持続時間34−デー
タ送信時間35=無変調キャリア送信時間37+(N−
1)×データ送信時間35 ・データ取り込み時間49>無変調キャリア送信時間3
7+データ送信時間35 の関係が成り立つ。
【0013】[発明が解決しようとする課題]上記従来
のシステムでは、図10に示すように送信信号検出周期
46<送信信号持続時間34−データ送信時間35=無
変調キャリア送信時間37+(N−1)×データ送信時
間35 データ取り込み時間49>無変調キャリア送信
時間37+データ送信時間35のタイミングで動作して
おり、時間的に不定期に送信器1から発信される送信信
号3を受信器2で受信できるという機能を有する。
【0014】ところが、上記のような従来のシステムに
おいては、送信器1および受信器2ともに電源がバッテ
リーで構成されていることから、消費電力を極力小さく
抑えることが要求される。そこで、送信器1および受信
器2の消費電力をより少なく抑えるためには、送信部・
局部発振部駆動電源ON時間32および受信部・局部発
振部駆動電源ON時間42を減らすことである。そのた
めには、送信器1においては、送信信号持続時間34を
短くする又は、送信部・局部発振部立ち上がり時間48
を短くする方法があり、或いは、受信器2においては、
送信信号検出45の頻度を減らすつまり、送信信号検出
周期46を長くする又は、送信信号36を検出してから
データを取り込に終えるまでの時間であるデータ取り込
み時間49を短くする更に、受信部・局部発振部立ち上
がり時間47を短くする方法等がある。そこで、上記関
係式と照らし合わせて、まず受信器2の消費電力を減ら
す方法として、送信信号検出周期46を大きくする方法
を考える場合、無変調キャリア送信時間37を長くする
又は、データ送信時間35を長くする方法が考えられ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、そのことによ
って、データ取り込み時間49に必要な最小時間が大き
くなければならずよって、受信部・局部発振部駆動電源
ON時間42も大きくなりかつ、送信信号持続時間34
が長くなるため送信部・局部発振部駆動電源ON時間3
2も増大するといった問題点があった。また別の方法と
しては、送信信号36に含まれるデータの個数を従来の
技術に示した4個から例えば8個に増やすことで、 ・送信信号検出周期46<送信信号持続時間34−デー
タ送信時間35=無変調キャリア送信時間37+7×デ
ータ送信時間35 ・データ取り込み時間49>無変調キャリア送信時間3
7+データ送信時間35 の関係が成り立つ。送信信号検出周期46は、データが
4個の場合より長くなり、かつデータ取り込み時間49
を大きくすることなく実現できるが、データ数が増加し
た分だけ送信信号持続時間34が大きくなるため、送信
部・局部発振部駆動電源ON時間32が大きくなり、送
信器1の消費電力が大きくなるといった問題点がある。
【0016】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、時間的に不
定期にバッテリー駆動の送信器1から発信される送信信
号3を、間欠受信で動作している同じくバッテリー駆動
の受信器2で時間的に不定期に送信器1から発信される
送信信号3を受信するシステムにおいて、両者の消費電
力を抑えることができるとともに、システムの通信エリ
アを拡大でき、無線通信の品質向上も図れる中継器を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するために、請求項1記載の発明にあっては、両方
とも携帯型である送信器と受信器とをからなる無線送受
信システムにおいて、中継器にて送信器が発する信号を
受信し、受信器に対してその受信信号を複数繰り返して
発信することを特徴とするものである。
【0018】請求項2記載の発明にあっては、PHS
(Personal Handy-Phone System)等で使用されている
ような同期信号を中継器から受信器へ送信し、受信器は
その同期信号に従って受信タイミングをはかっているこ
とを特徴とするものである。
【0019】請求項3記載の発明にあっては、中継器と
受信器との間の通信を固定のチャネルに限定したことを
特徴とするものである。
【0020】請求項4記載の発明にあっては、中継器に
着信履歴を記憶する機能を具備したことを特徴とするも
のである。
【0021】請求項5記載の発明にあっては、送受信用
チャネルが同一の場合において、中継器はキャリアセン
ス機能を具備し、送信器からの送信信号の有無を確認
し、電波の干渉の少ないタイミングにて受信器に対して
送信する機能を具備することを特徴とするものである。
【0022】請求項6記載の発明にあっては、送信器か
ら発せられた信号と、この信号が中継器で受信されて中
継器から発信された連複信号とを受信器側で区別する場
合において、受信器は前述信号を受信してから所定時間
(可変長)内に受信した連複信号は破棄することを特徴
とするものである。
【0023】請求項7記載の発明にあっては、複数の送
信器と受信器が存在する場合において、中継器は、複数
の送信器を区別するための送信器登録機能を具備し、ま
た全ての送信器を中継器に登録後、中継器から全ての受
信器に対して、中継器に登録されている送信器の登録情
報を一斉に送信することを特徴とするものである。
【0024】請求項8記載の発明にあっては、中継器は
複数の受信器から任意の受信器を選択して送信すること
を特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係わる無線中継
方式の第1の実施の形態について、図1乃至図3及び図
8乃至図10を、第2の実施の形態について図1乃至図
3、図4及び図8乃至図10を、第3の実施の形態につ
いて図3乃至図4及び図8乃至図9を、第4の実施の形
態について図1乃至図2を、第5の実施の形態について
図1乃至図2、図5を、第6の実施の形態について図2
乃至図3、図6、及び図9を、第7の実施の形態につい
て図1乃至図2を、第8の実施の形態について図1乃至
図2を用いて、夫々詳細に説明する。
【0026】図1は、例えば、レストラン等で使用され
ている様な客が接客係を呼び出すためのシステムであ
り、ともにバッテリー駆動の送信器および受信器と、外
部から商用電力が供給されている中継器によって構成さ
れているシステムの概略図である。図2は中継器のブロ
ック構成図である。図3は、中継器で受信した送信器か
ら発信された送信信号に含まれているデータを中継器に
おいて複製して中継器から受信器に対して発信する送信
信号を生成し中継器から受信器に対して発信するタイミ
ングチャートである。図4は、図3においてさらに中継
器から同期信号を発信するタイミングチャートである。
図5は、図3において送信器から発信される送信信号と
中継器から発信された送信信号のチャネルが同じでなお
かつ両者が時間的に衝突したタイミングチャートであ
る。図6は、図1において送信器から発信される送信信
号と中継器から発信される送信信号のチャネルが同じ
で、送信器からの送信信号と中継器からの送信信号の両
者が両方受信器に届いている状態を示す図である。
【0027】[第1の実施の形態]第1の実施の形態につ
いて、図1乃至図3、図8乃至図10を用いて詳細に説
明する。本実施の形態においては、従来の送信器1と受
信器2で構成されたシステムに中継器51を組み込むこ
とで、送信器1および受信器2の消費電力を抑えてなお
かつシステムの通信エリアの拡大を目的としている。
【0028】図1は、例えば、レストラン等で使用され
ている様な、客が接客係を呼び出すためのシステムであ
り、ともにバッテリー駆動の図8及び、図9で述べた送
信器1および受信器2と、外部から商用電力が供給され
ている中継器51とによって構成されているシステムの
概略図である。送信器1から中継器51に対しては、上
り送信信号52が、中継器51から受信器2に対して
は、下り送信信号53が発信される。
【0029】図2は、中継器51のブロック構成図であ
る。上り送信信号52を受信するための受信アンテナ5
4と、受信部58と、下り送信信号53を発信するため
の送信アンテナ55と、送信部66と、送信部66と受
信部58に供給する局部発振信号70を発生させる局部
発振部67(これは、上り送信信号52および下り送信
信号53のチャネル設定に応じて任意にチャンネルが選
択できるマルチチャネル方式のPLL回路もしくは固定
チャネル用発振回路と、からなるもの)と、外部から商
用電力が供給されている電源部68とそのコンセント6
9、中継器51のチャネル設定や客が押下することで送
信器1から発信される上り送信信号52を中継器51で
受信してどの送信器1からの呼び出しか知らせることが
できる例えば、7セグメント等の着信通報手段で構成さ
れるI/O部61と、送信部駆動電源65をON/OF
FさせるためのON/OFF部64と、受信部駆動電源
56をON/OFFさせるためのON/OFF部62
と、中継器51をシーケンス制御するためのCPUやメ
モリ等で構成されている制御部60と、から構成されて
いる。
【0030】制御部60は、局部発振部67がマルチチ
ャネル方式のPLL回路によって構成されている場合
は、チャネル設定信号59を出力する。中継器51の電
力は、外部から供給されているので、連続受信とするこ
とができ、バッテリー駆動の受信器2とは異なり、制御
部60は、受信部駆動電源56を常にONするように制
御し、受信部58は常時上り送信信号52を検出する待
ち受け状態であり、制御部60は時間的に不定期に発信
される上り送信信号52を検出すると直ちに上り送信信
号52のデータ取り込みを開始する。また、制御部60
は、受信部58から制御部60に対して出力される受信
信号57を復号して、I/O部61に着信を知らせる。
また、制御部60は、受信部58から制御部60に対し
て出力される受信信号57を復号してそのデータを複製
し、受信器2に対して発信する送信信号63を生成す
る。
【0031】制御部60は、ON/OFF部64に対し
て送信部駆動電源65をONさせるよう制御し、送信部
66に対して前述の生成された送信信号63を出力す
る。また制御部60は、あらかじめ送信器の区別を可能
にするためにそれぞれの送信器のIDを登録するための
メモリを有しており、着信時にどの送信器から上り送信
信号52が発信さられたかをI/O部61に表示して知
ることができる。中継器51への送信器の登録は、I/
O部61から制御部60に対して登録モードに移行する
I/O信号71を出力し中継器51を登録モード状態に
すると、制御部60よりON/OFF部62に対して受
信部駆動電源56をONさせるよう制御し、登録したい
送信器1から上り送信信号52を発信してそれを受信す
ることで送信器1の登録が行われる。また、送信器1と
受信器2の間での登録は前述の方法ですでに行われてい
るものとする。
【0032】図3は、中継器51で受信した送信器1か
ら発信される上り送信信号87に含まれているデータを
中継器51において複製、下り送信信号97を生成し中
継器51から受信器2に対して発信するタイミングチャ
ートである。図3においては、送信器の送信部・局部発
振部駆動電源のON/OFFのタイミングチャートであ
る(72)と、上り送信信号のタイミングチャートであ
る(73)と、中継器の上り送信信号を検出しデータを
取り込む受信動作のタイミングチャートである(74)
と、下り送信信号のタイミングチャートである(75)
と、受信器の受信部・局部発振部駆動電源のON/OF
Fのタイミングチャートである(76)と、受信器で下
り送信信号を検出しデータを取り込む受信動作のタイミ
ングチャートである(77)を示す。
【0033】送信器1の送信部・局部発振部駆動電源の
ON/OFFのタイミングチャートである(72)と、
上り送信信号のタイミングチャート(73)において、
例えば客が接客係を呼び出すために送信器1のI/O部
9に相当する呼び出しボタン等を押下すると、前述のと
おり送信部・局部発振部駆動電源14がONし、上り送
信信号87が発信される。送信部・局部発振部駆動電源
14がONするタイミングと上り送信信号87の発信を
開始する時間の差である送信部・局部発振部立ち上がり
時間101は、局部発振部10がPLL回路によって構
成されている場合のロックアップタイムに相当する。
【0034】上り送信信号87は、例えば無変調キャリ
ア79と4個のデータであるデータA83、データB8
4、データC85、データD86から構成されている。
データA83、データB84、データC85、データD
86は、全て同じデータが入っており、送信器1のID
情報を含んでいる。また、中継器の上り送信信号の検出
およびデータを取り込む受信動作のタイミングチャート
である(74)と、下り送信信号のタイミングチャート
である(75)において、中継器51においては、受信
部58は中継器51の電力が外部から供給されているの
で、バッテリー駆動の受信器2とは異なり、常時受信部
駆動電源56はONしており上り送信信号87を検出す
るまでは上り送信信号87を検出する待ち受け状態であ
る。制御部60は、時間的に不定期に発信される上り送
信信号87を検出すると、直ちに上り送信信号87のデ
ータ取り込み88を開始する。中継器は、取り込んだ上
り送信信号87に含まれているデータを複製し、データ
D86の後ろに複数つなげ、例えば無変調キャリアと8
個のデータであるデータA83、データB84、デ、デ
ータ数を8個としているが、この数に限定するものでな
いことは言うまでもない。
【0035】また、受信器の受信部・局部発振部駆動電
源のON/OFFのタイミングチャートである(76)
と、受信器で下り送信信号を検出しデータを取り込む受
信動作のタイミングチャートである(77)において、
受信器2では、前述のとおり下り送信信号97を検出す
るまでつまり待ち受け状態においては一定の受信部・局
部発振部駆動電源ON/OFF周期99で受信部・局部
発振部駆動電源26はON/OFFされ、下り送信信号
検出102を行う。受信部・局部発振部駆動電源ON/
OFF周期99と下り送信信号検出周期105は同じで
ある。
【0036】前述のとおり、下り送信出力検出周期10
5は、下り送信信号持続時間91より短い必要があり、
また下り送信信号97を検出して待ち受け状態からデー
タ取り込み106に移行してから、少なくともデータA
83、データB84、データC85、データD86、デ
ータE93、データF94、データG95、データH9
6のいずれか一つのデータを取り込む必要がある。下り
送信信号持続時間91、無変調キャリア送信時間82、
データ送信時間81(データは8個)、下り送信信号検
出周期105およびデータ取り込み時間103の関係
は、前述のとおり具体的には以下の式で示される。 ・下り送信信号検出周期105<下り送信信号持続時間
91−データ送信時間81=無変調キャリア送信時間8
2+7×データ送信時間81 ・データ取り込み時間103>無変調キャリア時間82
+データ送信時間81 一般的に、上り送信信号87が無変調キャリア79とN
個のデータで構成されていて、中継器51で上り送信信
号87のデータの個数をM倍にして、無変調キャリア9
2とN×M個のデータで構成される下り送信信号97を
生成した場合の受信器2の下り送信信号検出周期105
およびデータ取り込み時間103は、以下の式のように
なる。 ・下り送信信号検出周期105<無変調キャリア送信時
間82+(N×M−1)×データ送信時間81 ・データ取り込み時間103>無変調キャリア時間82
+データ送信時間81 また、前述のとおり中継器51を用いない従来のシステ
ムにおいては、 ・送信信号検出周期46<無変調キャリア送信時間37
+(N−1)×データ送信時間35 ・データ取り込み時間49>無変調キャリア時間37+
データ送信時間35 両者を比較すると、中継器51を用いたシステムの受信
器2での下り信号検出周期105と従来の送信信号検出
周期46の差は、無変調キャリア送信時間37と無変調
キャリア送信時間82が等しいとし、またデータ送信時
間35とデータ送信時間81が等しいとすると、N×
(M−1)×データ送信時間35であり、中継器51を
組み込んだシステムのほうが周期を大きくできる。また
データ取り込み時間49とデータ取り込み時間103の
両者に差はない。
【0037】これにより、中継器51をシステムに組み
込むことで、送信器1の上り送信信号持続時間80を変
更せずに、つまり送信器1の消費電力を増やすことな
く、また、受信器2のデータ取り込み時間103も変え
ずに受信器2の下り信号検出周期105を大きくでき
る。即ち、受信器2の消費電力を抑えることが可能であ
り、さらに中継器51をシステムに組み込むことで、シ
ステムの通信エリアの拡大も可能である。
【0038】[第2の実施の形態]第2の実施の形態につ
いて、図1乃至図2、図4、図8乃至図10を用いて、
夫々詳細に説明する。なお、本実施の形態は、前述した
第1の実施の形態のシステムにおいて、中継器51から
同期信号を発信することで消費電力を抑えることを目的
としているものである。
【0039】前述の図1および図2において、さらに、
中継器51から受信器2に対しては同期信号を含む下り
送信信号53が発信される。また、制御部60は、一定
の周期で同期信号を発信するように送信部駆動電源65
を制御する。図4は、図3において、さらに中継器51
から同期信号124を発信するタイミングチャートを示
すものである。図4においては、上り送信信号のタイミ
ングチャートである(108)と、中継器の上り送信信
号を検出しデータを取り込む受信動作のタイミングチャ
ートである(109)と、同期信号を含む下り送信信号
のタイミングチャートである(110)と、受信器の受
信部・局部発振部駆動電源のON/OFFのタイミング
チャートである(111)と、受信器で下り送信信号を
検出しデータを取り込む受信動作のタイミングチャート
である(112)を示す。
【0040】上り送信信号のタイミングチャートである
(108)において、例えば客が接客係を呼び出すため
に送信器1のI/O部9に相当する呼び出しボタン等を
押下すると、前述のとおり送信部・局部発振部駆動電源
14がONし、上り送信信号115が発信される。上り
送信信号115は、例えば無変調キャリア148とデー
タA116、データB117、データC118、データ
D119から構成されている。データA116、データ
B117、データC118、データD119は全て同じ
データが入っており、送信器1のID情報を含んでい
る。また中継器の上り送信信号を受信しデータ取り込む
受信動作のタイミングチャートである(109)と、同
期信号を含む下り送信信号のタイミングチャートである
(110)において、中継器51において受信部58は
中継器51の電力が外部から供給されているので、バッ
テリー駆動の受信器2とは異なり、常時受信部駆動電源
56はONしており、上り送信信号115を検出するま
では、上り送信信号115を検出する待ち受け状態であ
る。
【0041】制御部60では、時間的に不定期に発信さ
れる上り送信信号115を検出すると、直ちに上り送信
信号115のデータ取り込み123を開始する。中継器
51は取り込んだ上り送信信号115に含まれているデ
ータを再生し、無変調キャリア128とデータA11
6、データB117、データC118、データD119
で構成される下り送信信号127を生成する。送信部6
6は、一定の同期信号発信周期125で同期信号を発信
している。制御部60は、生成された下り送信信号12
7を同期信号124が発信するタイミングで発信する。
下り送信信号127を発信し終わると、再び同期信号1
24を発信する。
【0042】また、受信器の受信部・局部発振部駆動電
源のON/OFFのタイミングチャートである(11
1)と、受信器で下り送信信号を検出しデータを取り込
む受信動作のタイミングチャートである(112)にお
いて、受信器2では電源投入時等の受信器2の立ち上げ
時において、中継器51からの同期信号124が例えば
3回検出できるまで継続する同期信号取り込み134を
行う。ここで、この回数も限定するものでないことは言
うまでもない。制御部20では、検出した同期信号12
4を基準に同期したタイミングで下り送信信号検出13
2を開始する。受信部・局部発振部駆動電源26は、受
信部・局部発振部立ち上がり時間135を見込んだ時間
分だけ同期信号124より早いタイミングでONされ
る。中継器51から下り送信信号127が発信されるタ
イミングと、受信器2での下り送信信号検出132は同
期しているので、下り送信信号127を受信器2で検出
すると、制御部20は既知の時間だけ受信部・局部発振
部駆動電源26を一旦OFFさせて下り送信信号127
に含まれるデータA116のタイミングからデータ取り
込み149を開始する。また、データ取り込み149を
終了すると再び前述の同期信号取り込み134を行う。
【0043】下り送信信号検出周期133およびデータ
取り込み時間131の関係は、以下の関係で示される。 ・下り送信信号検出周期133=同期信号発信周期12
5 ・データ取り込み時間131>データ送信時間120 従って、本実施の形態において、中継器51をシステム
に組み込み中継器51より同期信号124を発信させる
ことにより、同期信号124の同期信号発信周期125
を任意に大きくすれば、受信器2の下り送信信号検出周
期133も大きく設定できるつまり受信器2の消費電力
を抑えることが可能であり、さらに、中継器51をシス
テムに組み込むことで、システムの通信エリアの拡大も
可能である。
【0044】[第3の実施の形態]第3の実施の形態につ
いて、図3乃至図4、図8乃至図9、を用いて詳細に説
明する。本実施の形態は、前述した第1の実施の形態の
システムおよび第2の実施の形態のシステムにおいて、
送信器1および受信器2の局部発振部10および局部発
振部24を固定チャネル用発信回路による方式とするこ
とで、消費電力を抑えることを目的としている。
【0045】図8および図9において、送信器1および
受信器2の局部発振部10更に局部発振部24は固定チ
ャネル用発信回路で構成されている。図3、図4に示す
送信器1の送信部・局部発振部立ち上がり時間101、
また受信器の受信部・局部発振部立ち上がり時間104
および受信器の受信部・局部発振部立ち上がり時間13
5は、前述のとおり任意にチャンネル設定が可能なマル
チチャネル方式のPLL回路によって局部発振部10お
よび局部発振部24が構成されているときにその時間が
長くなる。受信器2において、任意にチャンネル設定が
可能なマルチチャネル方式のPLL回路によって局部発
振部24が構成されていると、下り送信信号検出102
および下り送信信号検出132を開始するより時間的に
早いタイミングで受信部・局部発振部駆動電源26をO
Nする必要があり、消費電力が大きくなる。
【0046】従って、本実施の形態においては、送信器
1および受信器2の局部発振部10および局部発振部2
4を固定チャネル用発信回路とすることによって、送信
部・局部発振部駆動電源ON時間78と受信部・局部発
振部駆動電源ON時間98および受信部・局部発振部駆
動電源ON時間129が短縮される。つまり消費電力を
抑えることができる。
【0047】[第4の実施の形態]第4の実施の形態につ
いて、図1、2を用いて詳細に説明する。本実施の形態
は、前述した第1の実施の形態、第2の実施の形態及び
第3の実施の形態において、受信器2にて着信履歴を知
ることができることを目的としている。
【0048】図1に示すように、複数の送信器1からそ
れぞれ時間的に不定期に発信される上り送信信号52
を、中継器51にて前述の方法で受信し、制御部60で
はそれらの着信履歴をメモリに保存しておく。例えば、
制御部60は、10回分の着信履歴を保存でき、11回
目の上り送信信号52を受信すると、最初に受信した着
信履歴は消滅するようなメモリを有する。また、中継器
51は、中継器51が記憶している着信履歴が1個消滅
する度に、受信器2に対して中継器51が記憶している
着信履歴を発信する。従って、受信器2において着信履
歴を知ることができる。
【0049】[第5の実施の形態]第5の実施の形態につ
いて、図1、2、5を用いて詳細に説明する。本実施の
形態は、第1の実施の形態において、基地局51がキャ
リアセンスを行うことで、無線通信の信頼性を向上させ
ることを目的とする。
【0050】図5は、送信器1から発信された上り信号
139を受信しそれを受けて中継器51から発信される
下り送信信号145のタイミングと、新たに別の送信器
150から発信された上り送信信号140のタイミング
が時間的に衝突した場合のタイミングチャートを示す。
図5においては、送信器から発信される上り送信信号の
タイミングチャート(136)と、中継器のデータ取り
込みのタイミングチャート(137)と、下り送信信号
のタイミングチャート(138)を示す。上り送信信号
139および上り送信信号140と、下り送信信号14
5および下り送信信号146のチャネルが同じである場
合において、図5に示すように、中継器51が上り送信
信号139を前述の方法で受信しそれを受けて下り送信
信号145を発信する前に、中継器51はキャリアセン
ス143を行う。キャリアセンス143を実行している
ときに、新たに別の送信器150から上り送信信号14
0が発信された場合、中継器51は下り送信信号145
の発信を一旦停止し、上り送信信号140に対して、上
り送信信号取り込み142を行う。その後、再び中継器
51はキャリアセンス143を実行し、キャリアセンス
143の時間内に別の上り送信信号が発信されなかった
ら、中継器51は前述の一旦停止していた下り送信信号
145を再び発信するために、下り送信信号146を発
信する。尚、上り送信信号140も、上り送信信号13
9と同様にキャリアセンス143を実施した後に、中継
器51より下り送信信号として発信されることは言うま
でもない。
【0051】従って、本実施の形態において、上り送信
信号140と下り送信信号145のタイミングが同じで
ある場合でも、キャリアセンス143を行うことで両者
の時間的な衝突を回避することが可能となり、無線通信
の品質向上が可能である。
【0052】[第6の実施の形態]第6の実施の形態につ
いて、図2乃至図3、図6、図9を用いて詳細に説明す
る。
【0053】図6は、前述した図1において、送信器1
から発信される上り送信信号52と中継器51から発信
される下り送信信号53のチャネルが同じで、送信器1
からの直接の送信信号147と中継器からの下り送信信
号53が両方受信器に届いている状態を示す図である。
【0054】本実施の形態は、前述した第1の実施の形
態のシステム、第3の実施の形態のシステムおよび第4
の実施の形態のシステムにおいて、上り送信信号52の
チャネルと下り送信信号53のチャネルが同じであると
き、中継器51からの下り送信信号53の他に送信器1
から受信器2に直接送信信号147が届くことが考えら
れる。図3に示す上り送信信号87と同じである送信器
1から受信器に直接到達する送信信号147と、下り送
信信号97はお互いに時間的に衝突しないため、受信器
2において受信された時間差で両者は判別可能である。
つまり、同じデータを含む送信信号がある時間差で受信
器2に届いた場合、その時間差が受信器2で任意に設定
できるある時間以上離れていない場合は、後着したデー
タは破棄するものである。
【0055】従って、本実施の形態において、送信器1
から直接受信器2に届いた送信信号147と中継器から
発信される下り送信信号53を判別し、一般的に後着す
る下り送信信号53を破棄するだけでなく、例えばレス
トラン等で客が必要以上に何度も短時間のうちに送信信
号を発信した場合なども、受信器2で設定したある時間
以内に何度も受信器2に届く信号であれば、後着の余計
な着信は破棄できる。
【0056】[第7の実施の形態]第7の実施の形態につ
いて、図1、図2を用いて詳細に説明する。本実施の形
態は、前述した第1の実施の形態のシステム、第2の実
施の形態のシステム、第3の実施の形態のシステム、第
4の実施の形態のシステム、第5の実施の形態のシステ
ム、第6の実施の形態のシステムにおいて前述の送信器
1を中継器51に登録する方法で、中継器51の制御部
60のメモリに複数の送信器を登録する。また、前述の
受信器2を登録モードに設定する方法で、受信器2を登
録モードに設定する。中継器51は受信器2に対して中
継器51に記憶されている複数の送信器のIDを送信
し、受信器2に複数の送信器のIDを登録する。
【0057】従って、前述の登録方法であると、送信器
1A(例えば、A:1〜9任意の数)台を受信器2B
(例えば、B:1〜9任意の数)台に登録する場合、A
×B回の登録作業を必要とするのに対して、本実施の形
態においては、A+B回の登録作業を行うだけで良い。
【0058】[第8の実施の形態]第8の実施の形態につ
いて、図1、図2を用いて詳細に説明する。本実施の形
態は、前述した第1の実施の形態のシステム、第2の実
施の形態のシステム、第3の実施の形態のシステム、第
4の実施の形態のシステム、第5の実施の形態のシステ
ム、第6の実施の形態のシステムにおいて、前述の送信
器1を中継器51に登録する方法で、中継器51の制御
部60のメモリに複数の送信器を登録する。また前述の
受信器2を登録モードに設定する方法で、受信器2を登
録モードに設定する。中継器51は受信器2に対して中
継器51に記憶されている複数の送信器のIDを送信
し、受信器2に複数の送信器のIDを登録する。また、
中継器51のI/O部61から登録すべき受信器2のI
Dを入力する。
【0059】従って、本実施の形態では、中継器51に
おいてシステムに組み込まれている複数の送信器および
受信器2が登録できているため、例えば、特定の送信器
1から送信されたデータを特定の受信器2に中継すると
いったように任意に受信器2を選択でき、また、例え
ば、特定の送信器1から送信されたデータをある受信器
2にランダムに、また、ある一定の規則にしたがって順
番に送信するなどが行える。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、中継器
をシステムに組み込むことにより、送信器の上り送信信
号持続時間を変更せずにつまり送信器の消費電力を増や
すことなく、また受信器のデータ取り込み時間も変えず
に下り信号検出周期を大きくでき、つまり受信器の消費
電力を抑えることが可能であり、同時にサービスエリア
の拡大も提供できるという効果を奏する。
【0061】請求項2記載の発明にあっては、中継器を
システムに組み込み中継器より同期信号を発信させるこ
とにより、同期信号の同期信号発信周期を大きくすれ
ば、携帯受信器側の下り送信信号検出周期も大きく設定
でき、つまり受信器の消費電力を抑えることが可能であ
り、同時にサービスエリアの拡大も提供できるという効
果を奏する。
【0062】請求項3記載の発明にあっては、送信器お
よび受信器の局部発振部を固定チャネル用発信回路とす
ることによって、PLL回路等で構成されているマルチ
チャネル方式のPLL回路方式と比較するとマルチチャ
ネル方式のPLL回路が立ち上がるまでの時間分だけ消
費電力を抑えることができるという効果を奏する。
【0063】請求項4記載の発明にあっては、中継器に
送信器からの着信履歴を残すことによって、受信器にお
いて着信履歴を知ることができるという効果を奏する。
【0064】請求項5記載の発明にあっては、上り送信
信号と下り送信信号のタイミングが同じである場合で
も、キャリアセンスを行うことで両者の時間的な衝突を
回避することが可能となり、無線通信の品質向上が可能
であるという効果を奏する。
【0065】請求項6記載の発明にあっては、送信器か
ら直接受信器に届いた送信信号と中継器から発信される
下り送信信号を判別し、一般的に後着する下り送信信号
を破棄するだけでなく、例えばレストラン等で客が必要
以上に何度も短時間のうちに送信信号を発信した場合な
ども、受信器側で設定したある時間以内に何度も受信器
に届く信号であれば、後着の余計な着信は破棄できると
いう効果を奏する。
【0066】請求項7記載の発明にあっては、送信器A
台を受信器B台に登録する場合、A×B回の登録作業を
必要とするのに対して、本実施の形態においてはA+B
回の登録作業を行うだけで良いという効果を奏する。
【0067】請求項8記載の発明にあっては、中継器に
おいてシステムに組み込まれている送信器および受信器
を把握できているため、例えば、特定の送信器から送信
されたデータを特定の受信器に送るといったように任意
に受信器を選択できるとともに、特定の送信器から送信
されたデータを受信器にランダムに、またある一定の規
則にしたがって順番に送信するなどが行えるといった効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線中継方式の一実施の形態のシ
ステムの構成を示す図である。
【図2】上記中継器のブロック構成図である。
【図3】上記中継器から受信器に対して発信するタイミ
ングチャートである。
【図4】上記中継器から同期信号を発信するタイミング
チャートである。
【図5】上記送信器から発信される送信信号と中継器か
ら発信された送信信号のチャネルが同じで、かつ両者が
時間的に衝突したタイミングチャートである。
【図6】上記送信器から発信される送信信号と中継器か
ら発信される送信信号のチャネルが同じで、かつ送信器
からの送信信号と中継器からの送信信号の両者が両方受
信器に届いている状態を示す図である。
【図7】従来のシステムの概略図である。
【図8】上記従来のシステムにおける送信器のブロック
構成図である。
【図9】上記従来のシステムにおける受信器のブロック
構成図で
【図10】上記従来のシステムのタイミングチャートを
示す図である。
【符号の説明】
1 送信器 2 受信器 3 送信信号 4 送信アンテナ 5 送信部 6 送信信号 7 I/O信号 8 制御部 9 I/O部 10 局部発振部 11 電源部 12 局部発振信号 13 チャネル設定信号 14 送信部・局部発振部駆動電源 15 ON/OFF部 16 受信アンテナ 17 受信信号 18 I/O信号 19 I/O部 20 制御部 21 電源部 22 受信部 23 局部発振信号 24 局部発振部 25 チャネル設定信号 26 受信部・局部発振部駆動電源 27 ON/OFF部 51 中継器 52 送信信号 53 送信信号 54 受信アンテナ 55 送信アンテナ 56 受信部駆動電源 56 常時受信部駆動電源 57 受信信号 58 受信部 59 チャネル設定信号 60 制御部 61 I/O部 62 ON/OFF部 63 送信信号 64 ON/OFF部 65 送信部駆動電源 66 送信部 67 局部発振部 68 電源部 69 コンセント 70 局部発振信号 71 I/O信号
フロントページの続き (72)発明者 神田 実 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 鍋嶋 秀生 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA22 AA43 BB04 CC21 DD25 EE02 EE06 EE10 EE16 GG02 GG11 JJ43 JJ66 5K072 AA20 AA29 BB13 BB27 CC35 DD11 DD16 DD17 DD19 EE34 EE35 FF02 FF06 FF12 FF23 GG12 GG13 GG14 GG17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両方とも携帯型である送信器と受信器と
    からなる無線送受信システムにおいて、中継器にて送信
    器が発する信号を受信し、受信器に対してその受信信号
    を複数繰り返して発信することを特徴とする無線中継方
    式。
  2. 【請求項2】 PHS等で使用されているような同期信
    号を中継器から受信器へ送信し、受信器はその同期信号
    に従って受信タイミングをはかっていることを特徴とす
    る請求項1記載の無線中継方式。
  3. 【請求項3】 前記中継器と受信器との間の通信を固定
    のチャネルに限定したことを特徴とする請求項1乃至請
    求項2記載の無線中継装置。
  4. 【請求項4】 前記中継器は、着信履歴を記憶する機能
    を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の
    無線中継装置。
  5. 【請求項5】 送受信用チャネルが同一の場合におい
    て、中継器はキャリアセンス機能を具備し、送信器から
    の送信信号の有無を確認し、電波の干渉の少ないタイミ
    ングにて受信器に対して送信する機能を具備することを
    特徴とする請求項1記載の無線中継装置。
  6. 【請求項6】 送信器から発せられた信号と、この信号
    が中継器で受信されて中継器から発信された連複信号と
    を受信器側で区別する場合において、受信器は前述信号
    を受信してから所定時間(可変長)内に受信した連複信
    号は破棄することを特徴とする、請求項1、3又は、請
    求項4に記載の無線中継方式。
  7. 【請求項7】 複数の送信器と受信器が存在する場合に
    おいて、中継器は、複数の送信器を区別するための送信
    器登録機能を具備し、また全ての送信器を中継器に登録
    後、中継器から全ての受信器に対して、中継器に登録さ
    れている送信器の登録情報を一斉に送信することを特徴
    とする、請求項1乃至請求項6記載の無線中継方式。
  8. 【請求項8】 中継器は複数の受信器から任意の受信器
    を選択して送信することを特徴とする、請求項1乃至6
    記載の無線中継方式。
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