JP2001102795A - 部品実装機 - Google Patents

部品実装機

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JP2001102795A
JP2001102795A JP27418699A JP27418699A JP2001102795A JP 2001102795 A JP2001102795 A JP 2001102795A JP 27418699 A JP27418699 A JP 27418699A JP 27418699 A JP27418699 A JP 27418699A JP 2001102795 A JP2001102795 A JP 2001102795A
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claw
insertion claw
lead terminal
opening
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JP27418699A
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Inventor
Motohiro Higuchi
元寛 樋口
Masazo Fujiyama
雅三 藤山
Manabu Morioka
学 森岡
Shozo Kadota
昌三 門田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は基板上にすでに他の部品が実装され
ていてもその近傍にリード端子付の素子を実装できるよ
うにすることを目的とする。 【解決手段】 素子24の下方に引出されたリード端子
25を挟持する開閉自在な挿入爪68と、この挿入爪6
8の開閉手段および移動手段とを備え、前記開閉手段は
リード端子25の下端が基板106の貫通孔107内に
挿入された状態で開放され、この開放した第1の位置1
14から移動手段によって挿入爪68を第2の位置11
5まで第1の角度で斜め上方に移動させ、次にこの第2
の位置115から第3の位置116まで前記第1の角度
よりも小さな第2の角度で斜め上方に移動させる構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は素子からリード端子
を引出した部品の部品実装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】素子から引出されたリード端子を挟持す
る挿入爪を用いた従来の部品実装機は、開放状態の挿入
爪を閉成して前記リード端子を挟持し、その状態で基板
の貫通孔内にリード端子の下端を挿入し、その後この挿
入爪を開放する様になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例において問
題となるのは、基板上にすでに部品が実装されていた場
合において、その近傍に前記挿入爪を用いて素子の実装
を行う時に、挿入爪が先の部品に当接してそれを損傷さ
せてしまうことがあるということであった。
【0004】つまり素子の実装時においては挿入爪を下
降させ、開放後に挿入爪を側方に移動させ、その後上方
へと移動させるのであるが、この側方への移動時に近接
して先に実装されていた部品に挿入爪が当接し、それを
損傷させてしまうのであった。
【0005】また、これを解決するために開放後の挿入
爪を側方ではなく上方へと移動させることが考えられる
が、その時にはリード端子上の素子に挿入爪が当接し
て、それを変形させてしまうことになり、これは問題解
決につながらないものとなる。
【0006】そこで本発明はリード端子を有する素子の
実装時において、すでに基板上に実装されている部品を
損傷させないようにすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そしてこの目的を達成す
るために本発明は、素子の下方に引出された端子を挟持
する開閉自在な挿入爪と、この挿入爪の開閉手段および
移動手段とを備え、前記開閉手段は端子の下端が基板の
貫通孔内に挿入された状態で開放され、この開放した第
1の位置から移動手段によって挿入爪を第2の位置まで
第1の角度で斜め上方に移動させ、次にこの第2の位置
から第3の位置まで前記第1の角度よりも小さな第2の
角度で斜め上方に移動させる構成としたものであって、
端子を開放した第1の位置から第2の位置までは大きな
角度で斜め上方に挿入爪を移動させるので、基板上にす
でに実装された他の部品にこの上昇中の挿入爪が当接し
てそれを損傷させたりすることはなく、また次に第2の
位置から第3の位置まではそれまでよりは小さな角度で
斜め上方に挿入爪を移動させるので先程までこの挿入爪
で保持していた素子に上昇中の挿入爪が当接して素子を
リード端子に対して傾斜させてしまったりすることはな
く、またこれらのことにより基板上にすでに他の部品が
実装されていてもその近傍に今回のリード端子付素子を
実装することができ、この結果として基板上における実
装密度を高くすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1の発明は、素子
の下方に引出されたリード端子を挟持する開閉自在な挿
入爪と、この挿入爪の開閉手段および移動手段とを備
え、前記開閉手段はリード端子の下端が基板の貫通孔内
に挿入された状態で開放され、この開放した第1の位置
から移動手段によって挿入爪を第2の位置まで第1の角
度で斜め上方に移動させ、次にこの第2の位置から第3
の位置まで前記第1の角度よりも小さな第2の角度で斜
め上方に移動させる構成とした部品実装機であって、リ
ード端子を開放した第1の位置から第2の位置までは大
きな角度で斜め上方に挿入爪を移動させるので、基板上
にすでに実装された他の部品にこの上昇中の挿入爪が当
接してそれを損傷させたりすることはなく、また次に第
2の位置から第3の位置まではそれまでよりは小さな角
度で斜め上方に挿入爪を移動させるので先程までこの挿
入爪で保持していた素子に上昇中の挿入爪が当接して素
子をリード端子に対して傾斜させてしまったりすること
はなく、またこれらのことにより基板上にすでに他の部
品が実装されていてもその近傍に今回のリード端子付素
子を実装することができ、この結果として基板上におけ
る実装密度を高くすることができる。
【0009】請求項2の発明は、素子の上部にはプッシ
ャーを当接させた請求項1に記載の部品実装機であっ
て、リード端子の基板の貫通孔内にその下端を挿入した
だけの状態で挿入爪を開放させてもリード端子は貫通孔
内に確実に挿入されることになり、このことは挿入爪の
下降量を小さくすることにつながり、この結果として挿
入爪の下降時にすでに実装済の部品に当接することを防
止できるということになる。
【0010】請求項3の発明は、基板の貫通孔の下方に
は受けピンを設け、挿入爪の第1の位置においては、素
子のリード端子の下端が受けピン上に離れた状態とした
請求項2に記載の部品実装機であって、受けピンを設け
ることにより挿入爪から開放された素子がプッシャーに
よって下方に押圧された場合でも、この素子が下方に位
置する挿入爪に当接することを防止することができる。
【0011】請求項4の発明は、挿入爪を、その第1の
位置でリード端子を開放後、このリード端子の下端が受
けピン上に当接した後、移動手段によってこの第1の位
置から第2の位置に移動させる構成とした請求項3に記
載の部品実装機であって、素子とリード端子がその上下
のプッシャーと受けピンで挟持された状態で第1の位置
から第2の位置へと移動することになるので、この移動
時に挿入爪の一部がリード端子に触れてもその下端が受
けピンから脱落するのを防止することができる。
【0012】請求項5の発明は、挿入爪を、上下方向に
伸びた基部と、この基部の下端から斜め下方前方に伸び
た開閉部とにより構成し、第1の位置における開閉部の
下端の第1の位置から第2の位置までの形状は、第2の
位置から第3の位置までの形状よりも大きな傾斜角度を
もったものとし、開閉部の下端は第1の位置において存
在した開閉部の第1から第3の位置までの占有空間を通
って第1の位置から第3の位置へと移動させる構成とし
た請求項1〜4のいずれか一つに記載の部品実装機であ
って、挿入爪の開閉部の下端を上述の占有空間を移動さ
せれば、そこにはそもそも何も移動を阻害する物は存在
していなかったのであるから、この移動時に挿入爪が障
害物に当接することはなくなるのである。
【0013】請求項6の発明は、第1の位置における挿
入爪の第2の位置に対応する開閉部下方には凹部を形成
した請求項1〜5のいずれか一つに記載の部品実装機で
あって、第1の位置においてすでに基板上に実装されて
いる他の部品と挿入爪が当接してそれを損傷させてしま
うことなどがなくなるのである。
【0014】以下本発明の一実施形態を添付図面を用い
て説明する。
【0015】図1において、1は本体で、この本体1の
背面側には複数本の部品供給ガイド2が設けられてい
る。これらの各部品供給ガイド2には、その下方の収納
部3から図2に示すテーピング部品連4が供給される様
になっており、部品供給ガイド2の先端には部品供給体
5が連結されている。
【0016】一方本体1内には部品搬送体の一例として
ゴム、または合成樹脂製の環状のベルト6が三つのプー
リ7,8,9によって三角形に張架されている。ベルト
6の内部には数十本の環状金属線が設けられ、これによ
り伸びを極力少なくするようにしている。
【0017】またこのベルト6の表、裏面には凹凸が設
けられ、裏面の凹凸は上記プーリ7〜9の外周凹凸面と
嵌合する様になっている。
【0018】またプーリ7は通常は間欠動作するモータ
10によって回転駆動される様になっており、これによ
りベルト6も断続的に回動する。
【0019】さてこのベルト6には図3に示すように所
定間隔ごとにチャック保持体11が取付けられている。
【0020】この場合ベルト6の表面側の凹凸には、チ
ャック保持体11の凹凸面が嵌合し、またこのチャック
保持体11の上、下端をベルト6の裏面側に延長し、そ
の一部をベルト6裏面の凹凸の上、下端部に嵌合させる
ことにより、定位置への確実なる取付けが行える様にし
ている。
【0021】さらに上記チェック保持体11の上、下の
延長部によってガイド部11a,11bも一体に形成さ
れており、このガイド部11a,11bにはプーリ7〜
8,8〜9,9〜7間のベルト6裏面側部分に配置した
板状のガイドレール12の上、下端が係合するようにな
っている。
【0022】そしてこれによりベルト6が振れずに回動
する様になっているのである。
【0023】さてチャック保持体11の下端部分には、
図2、図3に示すごとく三本のチャック13が設けられ
ている。
【0024】つまりこのチャック13によって、テーピ
ング部品連4から第1の切断刃14で切断された個片を
保持し、これをベルト6の回動で第2の切断刃15部
分、部品の極性反転体16部分、リード端子の保持位置
補正体17部分、リード端子を切断するための第3の切
断刃18部分、部品移替体19部分へと順に搬送する様
にしているのである。
【0025】また部品移替体19によって保持された上
記個片はヘッド20へと移替えられ、レール21上を搬
送され、X−Yテーブル22上に位置決めされた後述の
基板に実装され、アンビル機構23で余分なリード端子
が切断されるとともに、内方に折曲げられる様になって
いる。
【0026】前記テーピング部品連4は、図2に示すご
とく素子24と、この素子24に、接続された少なくと
も二本のリード端子25を有する部品を、所定間隔ごと
にテーピング部材26にテーピングした構成とし、前記
部品供給体5は、前記テーピング部品連4を、素子24
を上方、リード端子25を下方に位置させた状態で、か
つチェックに保持される部品の二本のリード端子25を
結ぶ延長線と、チャックに保持される手前の部品の二本
のリード端子25を結ぶ延長線が略直線状になる様に、
図2のごとく前記チャック13に供給する構成としてい
る。
【0027】つまり本発明の一実施形態においては、部
品供給体5によってテーピング部品連4を直線的に、部
品搬送体として用いたベルト6のチャック13部に供給
するので、図1のごとく部品供給体5部品の占有面積が
小さくなるのである。
【0028】そして本実施形態においては、この様な部
品供給体5を図1のごとく複数並設しているのである
が、各部品供給体5が上述のごとくそれぞれテーピング
部品連4を直線的にチャック13部分に供給するスリム
な形状となるので、この部品供給体5を複数個並設した
場合には全体としてコンパクトな形状とすることがで
き、言換えれば図1のごとく限られたスペースにより多
くの部品供給体5を配置して、部品の供給効率を高める
ことができることになるのである。
【0029】図4は部品供給体5部分を示し、この部品
供給体5はテーピング部品連4をガイドするガイド溝2
7部分と、このガイド溝27部分に位置するテーピング
部材26の送孔28にラチェット状に係合して断続的な
送り動作を行わせる送体29部分と、この送体29と連
動してチャック13を開放する第1のチャック開放体3
0部分と、チャック13によってテーピング部品連4の
リード端子25を保持した状態でテーピング部材26を
切断する第1の切断刃14部分と、これらの送体29、
第1のチャック開放体30、第1の切断刃14を駆動す
るためのカム31部分と、このカム31を駆動するため
の駆動体として用いたシリンダー32部分等により構成
されている。
【0030】またガイド溝27部分には図5のごとく素
子検出器33が臨んでおり、この素子検出器33により
テーピング部品連4の所定部に素子24が存在するか否
かの検出を行うようになっており、後で詳述するがこの
素子検出器33からの出力によってシリンダー32によ
るカム31の駆動量が制御される様になっている。
【0031】さてカム31は二つの摺動孔34にピン3
5を係合させ、その状態でシリンダー32による往復運
動が行われる様になっている。
【0032】またカム31のチャック開放カム面36に
は伝達機構37を介して上記第1のチャック開放体30
が連結されている。
【0033】この伝達機構37は、チャック開放カム面
36にピン38を当接させたレバー39と、このレバー
39を支軸40で保持したレバー41と、このレバー4
1を軸支した支軸42等により構成されている。
【0034】再びカム31に戻って説明を続けると、こ
のカム31には切断刃開閉カム面43と、切断刃移動カ
ム面44とを有し、切断刃開閉カム面43には支軸45
で軸支されたレバー46のピン47が係合され、このレ
バー46を介して第1の切断刃14を開閉する様になっ
ている。
【0035】また切断刃移動カム面44には支軸48で
軸支されたレバー49のピン50が係合されており、さ
らにこのレバー49の遊端側には上述の送体29が連結
され、さらにこの遊端にはレバー51を介して第1の切
断刃14が連結されている。
【0036】以後図6〜図11を用いてテーピング部品
連4の搬送と個片への切断、およびチャック13への受
渡しについて説明する。
【0037】図6は初期位置を示し、カム31はシリン
ダー32により最も左方に移動させられている。
【0038】この時はこの図6に示すごとく第1の切断
刃14が部品供給体5側に位置させられていることが大
きな特徴となっている。
【0039】つまりチャック13と第1の切断刃14と
は接近した状態にあり、この図6の状態においてはチャ
ック13により個片が第2の切断刃15方向へと搬送を
行っている状態にあるので、その搬送を阻害しない様に
第1の切断刃14は部品供給体5側に移動させているの
である。
【0040】なお図6の状態では第1の切断刃14は開
放しており、次の図7ではこの開放した第1の切断刃1
4間をテーピング部品連4が進行することになる。
【0041】さてこの図7の様にカム31が右方に移動
する時にはカム31の右方への移動初期においてカム3
1のチャック開放カム面36上をピン38が昇ることに
よりレバー41が支軸42を軸として左方に回動し、こ
れにより図5のごとく第1のチャック開放体30がチャ
ック13方向へと移動する。
【0042】チャック13は固定爪52と、この固定爪
52に対して開閉する可動爪53とにより構成し、可動
爪53の内面側に弾性体54を取付けた構成としたもの
であり、可動爪53の部品供給体5側には、第1のチャ
ック開放体30と係合する係合部55を設けている。
【0043】つまり、チャック13の可動爪53の部品
供給体5側に第1のチャック開放体30と係合する係合
部55を設けたので、第1のチャック開放体30の動作
ストロークを小さくした状態で先ずは図5のごとくチャ
ック13を開放することができる。
【0044】なお、弾性体54は、この弾性体54を貫
通するピンによって可動爪53に取付けたものであっ
て、弾性体54を貫通するピンによって可動爪53に取
付けることにより、チャック13の開閉により弾性体5
4に変形力が断続的に加わっても弾性体54が可動爪5
3から脱落することのないものとなる。
【0045】またこのチャック13においては固定爪5
2で個片となったテーピング部品連4の位置決めを行
い、可動爪53の内面側の弾性体54の適度な弾性によ
り上記個片の確実な保持が行えるようになるものであ
る。
【0046】そしてこの様にチャック13が開放した状
態においてはピン50が切断刃移動カム面44を昇るこ
とにより、レバー49を介して送体29が駆動され、こ
れによりテーピング部品連4が図7のごとく開放したチ
ャック13内へと送られることになる。
【0047】この時チャック13はテーピング部品連4
の受取りのために停止状態となっており、よってこの時
にレバー51、第1の切断刃14の保持体56を介して
第1の切断刃14をチャック13方向へと移動させて
も、チャック13による搬送を阻害することはない。
【0048】なお、保持体56は支軸57によって軸支
されたものであり、その遊端側がレバー51により左方
に移動させられることによって第1の切断刃14がチャ
ック13方向へと移動させられるのである。
【0049】図8はシリンダー32によってカム31が
さらに右方に移動させられた状態を示しており、この時
にはレバー49により送体29が完全に送り動作を行っ
た状態となっている。またこの時にはピン38はチャッ
ク開放カム面36をほぼ下降した状態となっており、こ
の状態であればレバー41が右方へ回動することによっ
て図5における第1のチャック開放体30が右方に移動
することでチャック13もほぼ閉成した状態となってい
る。
【0050】つまりテーピング部品連4の先端側におい
て図4のごとく素子24のリード端子25がチャック1
3によって保持された状態となっていくのである。
【0051】図9はシリンダー32によってカム31が
さらに右方へと移動させられた状態を示しており、この
状態ではチャック13によりリード端子25は完全に保
持された状態となっている。
【0052】次に図10はシリンダー32によってカム
31が最も右方へと移動させられた状態を示しており、
この時にはピン47が切断刃開閉カム面43を完全に昇
り切った状態となっているので、支軸45によって軸支
されたレバー46の左端側から下方に下げられ、これに
よって第1の切断刃14は完全に閉じられ、この結果と
してテーピング部材26が切断され、個片となり、この
個片がチャック13に保持された状態となる。
【0053】次にシリンダー32によってカム31は図
11の状態を経過して図4の状態へと復帰させられるこ
とになる。
【0054】この時図11においてカム31が左方に戻
って来る時にピン38がチャック開放カム面36を昇る
ことになるのであるが、この復帰時にチャック13を開
放してしまうと、保持している個片が脱落してしまうの
で、その対策が重要となる。
【0055】そこで本実施形態では伝達機構37におい
て、レバー39のピン38がこの復帰時にチャック開放
カム面36を上昇する時には、このレバー39が時計方
向に回動するのみで、レバー41は左方へ押されず、こ
の結果として第1のチャック開放体30によるチャック
13の開放は行われず、よって個片の脱落も生じない。
【0056】また第1の切断刃14は開放した後再び部
品供給体5側に復帰することで、上記個片を保持したチ
ャック13の搬送動作を阻害しないようになっている。
もちろん送体29も元の状態へと復帰し、次回の送り動
作に備えることとなる。
【0057】上述のごとく本実施形態においては部品供
給体5は、チャック13を開放する第1のチャック開放
体30を有するので、部品供給体5によるチャック13
への部品供給とチャック13の開放を連動して行うこと
ができるので、チャック13への部品供給がスムーズに
行えることとなる。
【0058】具体的には第1のチャック開放体30は、
部品供給体5に設けたテーピング部品連4の送体29を
動作させるカム31のチャック開放カム面36によって
操作する構成としたものであって、部品供給体5のテー
ピング部品連4の送体29と第1のチャック開放体30
とを一つのカム31によって動作させるので、テーピン
グ部品連4の送り動作とチャック13による保持動作が
連動することとなって、チャック13への部品供給がス
ムーズに行えることになるのである。
【0059】また部品供給体5は、送体29とチャック
13の間部分に第1の切断刃14を有し、この第1の切
断刃14はカム31の切断刃開閉カム面43と、切断刃
移動カム面44によって操作する構成としたものであっ
て、第1の切断刃14も送体29と第1のチャック開放
体30とともにカム31によって動作させるので、送体
29によるテーピング部品連4の送り動作と、第1の切
断刃14による個片への切断と、チャック13による個
片の保持とが連動して行えるので、チャック13への部
品供給がスムーズに行えることになる。
【0060】次に図4、図5のごとく部品供給体5は、
テーピング部品連4の素子24の有無を検出する素子検
出器33を有し、この素子検出器33によって素子2
4、具体的には定常状態でのリード端子25が無いこと
をもって素子24が無いことを検出するようになってい
る。そして、無いことが検出された時には、シリンダー
32によってカム31を第1の移動量(図8の状態)だ
け移動させた後に図4の状態へと復帰動作を行わせる。
【0061】つまり、素子24がない場合にはカム31
を第2の移動量(図10の状態)移動させて第1の切断
刃14によるテーピング部品連4の切断動作を行わせず
に、素子24が保持されたテーピング部品連4部分をよ
り速くチャック13部に供給するようにしているもので
ある。
【0062】但し、この時にはチャック13に保持され
た個片においては、チャック13下にベルト6の内面側
に長寸法のテーピング部材26が設けられた状態となっ
ており、これを後の第2の切断刃15で所定寸法に切断
するようにしているのである。
【0063】この様にしてチャック13への受渡しが行
われるとモータ10の起動によりベルト6による搬送が
行われることとなる。
【0064】そして図12に示すように、ベルト6のチ
ャック13への部品供給体5による部品供給位置の下流
側に、長寸法のテーピング部材26の有無を検出する長
寸法検出器58を設け、この長寸法検出器58により前
記長寸法のテーピング部材26を所定長に切断する第2
の切断刃15を動作させる構成としている。つまり、ベ
ルト6のチャック13によって所定値よりも長寸法のテ
ーピング部材26が搬送されて来た場合には、それを長
寸法検出器58で検出して第2の切断刃15で適正寸法
に切断するようにしているのである。
【0065】なお長寸法検出器58は光学式の発光、受
光素子によって形成されたものであり、長寸法のテーピ
ング部材26の存在により光が遮られると、長寸法のテ
ーピング部材26の存在を検出するようになっている。
【0066】そしてこの検出が行われると、昇降器59
によって第2の切断刃15が下方位置から上方に上昇さ
せられ、この上昇位置において長寸法のテーピング部材
26を切断する。またこの切断後は昇降器59によって
第2の切断刃15は下方位置に復帰する構成としたもの
であって、第2の切断刃15が長寸法のテーピング部材
26の切断時にだけ上昇し、切断後は加工する構成とし
たので、第2の切断刃15がベルト6による部品搬送を
阻害することがない。
【0067】次に図13は、第2の切断刃15の下流側
に設けた部品の極性反転体16を示し、この極性反転体
16はベルト6に対して接離自在な構成としている。つ
まり、ヘッド20による基板実装に際して部品の極性反
転があらかじめ必要な場合には、極性反転体16をベル
ト6のチャック13側に移動させ、チャック13から個
片を受け取った後に反転させ、その状態でチャック13
に戻すことで極性反転を行わせ、以後の部品搬送をさせ
るものである。
【0068】またこの極性反転体16は極性反転の必要
がない場合にはチャック13部から離れる構成としてい
るので、部品搬送が阻害されることはない。
【0069】なお図13の極性反転体16に対してチャ
ック13から個片を受渡すためにはチャック13を一旦
開放しなければならず、その構成を図14によって説明
する。
【0070】図14に示すごとくチャック13の可動爪
53の係合部55とは反対側をベルト6の裏面側に延長
し、この延長部に第2のチャック開放体63を連結した
ものであって、この第2のチャック開放体63によって
チャック13を開放するようにしている。
【0071】図15は極性反転体16の下流側に設けた
保持位置補正体17を示し、必要なものの極性反転を図
13の極性反転体16によって終えた後に、チャック1
3によるリード端子25の保持位置補正を行うものであ
る。
【0072】この保持位置補正体17は、テーピング部
材26の底辺をのせる載置台60と、テーピング部材2
6の長手方向に直交する両側を保持する保持体61と、
部品のリード端子25部をテーピング部材26の長手方
向に押して部品を移動させる押体62とにより構成して
いる。
【0073】この時は先ず個片のテーピング部材26を
載置台60にのせ、次にチャック13を、この部分にも
対応して設けている図14と同じ構成の第2のチャック
開放体63で開放し、両側の押体62で中寄せを行い、
この様なリード端子25の保持位置補正を行った後、再
びチャック13を閉じてリード端子25の適切な保持を
行うものである。
【0074】図16は第3の切断刃18部分を示したも
ので、保持位置補正体17の下流側にリード端子25を
切断すべく設け、この第3の切断刃18はベルト6のチ
ャック13に対して接離自在な構成としている。つま
り、チャック13によるリード端子25の保持位置補正
が完了した後に第3の切断刃18のリード端子25の切
断を行うので、適切な切断が行えることになる。
【0075】第3の切断刃18は、開閉自在な二枚の刃
64により構成され、これら二枚の刃64の先端下面側
にはテーパ面が形成されており、このテーパ面に、チャ
ック13によって保持された個片のテーピング部材26
の上辺を当接させた状態で切断するので、切断後のリー
ド端子長が安定したものとなる。
【0076】図17はチャック13によって保持された
部品をヘッド20に移替える部品移替体19を示してい
る。この部品移替体19は図18のごとくリード端子2
5の下部を挟持する二つの挟持爪65,66と、このリ
ード端子25の上部を支える支爪67とを有する構成と
している。
【0077】このうち一つの挟持爪65と支爪67とを
一体化し、他の挟持爪66を挟持爪65に対して可動自
在としたものであり、一つの挟持爪65と支爪67を一
体化しているので、構成が簡単になるだけでなく、図1
9のごとく他の挟持爪66を可動させ、リード端子25
の挟持保持を安定して行わせることができる。
【0078】図20、図21は部品移替体19からヘッ
ド20への部品移替を示したものであり、部品移替体1
9の挟持爪65,66と支爪67間のリード端子25部
分をヘッド20の挿入爪68で挟持する構成としたもの
であり、上、下で保持された状態のリード端子25の中
部をヘッド20の挿入爪68で挟持するので、この挿入
爪68による挟持が安定し、この結果としてヘッド20
による基板への実装も安定して行えることになるのであ
る。
【0079】図22から図24は、部品移替体19の各
動作について示したものである。図22は通常の部品移
替体19の動作を示している。この場合、その移替チャ
ック69がまず矢印Aのごとくチャック13側へ回動
し、その状態でチャック13に保持されている素子24
に向かって矢印Bのごとく進み、そして、その状態で素
子24のチャッキングを行った後、矢印Cのごとく、ヘ
ッド20の挿入爪68側へと移動し、ここで素子24を
ヘッド20の挿入爪に受け渡しを行い、その後、矢印A
のごとく元の状態へと復帰するようになっている。この
図22に示す動作が通常の状態を示している。この図2
2に示した通常の動作ではヘッド20の挿入爪68が素
子24を受け取った後に基板に実装するのであるが、実
装ミスをした場合、具体的には例えば基板の挿入孔に素
子24のリード端子25を挿入仕損じ、この素子24が
転倒してしまった場合などにはそのリカバリーは図23
のようにして行われる。すなわち、この素子24が転倒
した状態においては、既に移替チャック69からヘッド
20の挿入爪68に対して次の素子24の受け渡しが行
われているので、この時にはその次の素子24をヘッド
20の挿入爪68から再び移替チャック69に受け渡し
を行わなければならない。具体的には図23に示すごと
く、移替チャック69は挿入爪68が受け取った次の素
子24を再び移替チャック69で受け取り、その後、移
替チャック69は矢印Dのごとく、ヘッド20から離れ
たところへ移動し、この状態で待機することになる。な
お移替チャック69はヘッド20の挿入爪68から離れ
る時(具体的には矢印A方向)には通常開成状態となる
ので、図23、図24の矢印D、Gの場合のように素子
24をチャックした状態で移動させるためには、後述す
る回動板77を特別開閉手段の一例として用いた駆動体
80Aの操作体81Aで押して移替チャック69の閉成
状態を維持するようにする。そして、この様にして空き
状態となったヘッド20の挿入爪68に対し、先程の転
倒してしまった素子24のリード端子25を、例えば手
作業により挿入爪68に保持させ、この状態でその転倒
してしまった素子24の再実装を行わせる。そしてこの
実装が完了した後には、移替チャック69を矢印Eのご
とく進行させ、待機していた次の素子24のヘッド20
への受け渡しを行い、元の状態へと戻り、リカバリー動
作は終了となる。その後、再び移替チャック69は図2
2に示す通常の動作の繰り返しに戻り通常の実装が行わ
れるようになるのである。図24は、先程のヘッド20
の挿入爪68による基板への実装ミスが発生した場合
に、その実装ミスをした素子24が、再び使えない場合
において対応する場合の動作を示したものである。すな
わち、この状態の時には、実装ミスをし、再び使えなく
なった素子24を、ベルト6によって搬送されているも
のから再び取り寄せて、それを実装させる必要がある。
そのためには、移替チャック69が、すでに挿入爪68
に渡してしまっている次の素子24を矢印Fで受け取
り、それを矢印Gのごとくベルト6の取り付けられたチ
ャック13へと戻し、再び矢印H,Fとヘッド20の挿
入爪68の手前に戻る。この状態でベルト6が回動し、
先程述べた実装ミスをした素子24が搬送された後、図
22の状態の軌跡を描いて移替チャック69は、ベルト
6に取り付けられたチャック13からその素子24を受
け取って、ヘッド20の挿入爪68へと受け渡しを行
い、実装ミスに対するリカバリーを行う。このように、
図22から図24に示したごとく、部品移替体19は、
その移替チャック69を図22から図24に示すごと
く、円弧状に回動させたり、その状態で、その円弧の内
外に移替チャック69を移動させたりする動作を行うよ
うになっている。そして、そのような動作をさせるため
に、この部品移替体19は、図25から図34に示すよ
うな構成としたものである。部品移替体19は、図2
5、図28、図29、図31、図33に示すように、同
軸上となった三つの軸70,71,72を備えている。
この内、最も外側に設けられた軸70は、この部品移替
体19を回動させるためのものであり、また、その内側
に設けられた軸71は、移替チャック69をヘッド20
の挿入爪68側や、あるいは、ベルト6に設けられたチ
ャック13側、あるいは、その反対側へ動かすものであ
り、さらに、最も内側の軸72に、移替チャック69を
開閉させるためのものである。次に、これらの点につい
て、更に詳細な説明を行う。まず、最も外側の軸70
は、図25に示すさらに上方において、図示していない
が水平方向に突出したカム部を有し、このカムに対して
駆動するためのレバーが設けられており、このカムとレ
バーの組み合わせによって、部品移替体19を図23か
ら図24に示すごとく回動させるようにしたものであ
る。次に、中程の軸71について説明する。特に図31
によく表れているが、中程の軸71には、その下端部分
に移動レバー73が、回動自在に係合した状態となって
いる。この移動レバー73は、図29、図31、図33
に示すごとく、L字状となっており、その中程部分が、
軸74によって軸支された状態となっている。したがっ
て、この移動レバー73の一端側が、例えば図29の状
態から図31のごとく、軸71の下端側で下方に押し下
げられた場合には、この移動レバー73の下端側によっ
て、移替チャック69を、図29と図31の比較から分
かるように、ヘッド20の挿入爪68側へと移動させる
ようになっているのである。次に、最も内側の軸72に
ついて説明する。まず、図26、図27に示すごとく、
軸72の下端にはレバー75の上端が取り付けられ、こ
のレバー75の下端には、ローラー76が取り付けられ
ている。このローラー76は、回動板77の上面に接す
る状態となっている。回動板77は、回動軸78に固定
されたものであり、この回動軸78の図26における左
端側には、移替チャック69を構成する挟持爪66をス
ライドさせるためのレバー79が取り付けられている。
つまり移替チャック69を構成する挟持爪65,66及
び支爪67の内、挟持爪66だけが他の二者に対してス
ライドするようになっており、このスライドをさせるの
がレバー79となっているのである。そして、このレバ
ー79の回動によって、挟持爪66がスライドすれば、
上述したように、素子24のリード端子25に対する挟
持、あるいは開放がなされる。さて、このような移替チ
ャック69の、いわゆる開閉動作は、移替チャック69
が図22から図24に示すように、移替チャック69が
回動弧の内外において、移動した状態でそれぞれ行わな
ければならない。そして、この開閉を行わせるのが、最
も内側に設けた軸72によって行われるようになるので
あるが、このように軸72の上下動のみによって移替チ
ャック69の開閉をさせるためには、この軸72の下端
側に設けたローラー76が、その移替チャック69の回
動弧の内外への移動時にも回動板77を押さえる事がで
きなければならない。逆に言えば、ローラー76によっ
て、回動板77を介して回動軸78を回動させるために
は、回動板77は図26、図27に示すように、回動軸
78に沿った板状のものでなければならない。すなわ
ち、このような板状の回動板77を設ける事によって、
軸72の上下動だけで移替チャック69の開閉を行わせ
る事ができるのである。
【0080】図35はヘッド20を示し、このヘッド2
0は断面がL字状の側壁80aと天面80bを有するヘ
ッド本体80と、このヘッド本体80の上下動手段81
と、前記ヘッド本体80の下部に設けた挿入爪68と、
この挿入爪68の開閉手段82と、前記挿入爪68の前
後方向への回動手段83とを有し、前記回動手段83を
構成するカム板84は後で詳述するが、ヘッド本体80
に対して着脱自在に装着されている。前記上下動手段8
1はヘッド本体80の天面80bに装着した外軸81a
により構成し、この外軸81a内に設けた中軸81bの
下部に装着した取付部81cにカム板84をネジ81d
によって着脱自在に装着している。
【0081】次に上記回動手段83は次の様な構成とな
っている。
【0082】この回動手段83は図35、図36に示す
ごとくヘッド本体80の側壁80aに設けた2箇所の貫
通孔Aに軸支された回動軸83aを有している。
【0083】この回動軸83aの図35における右側部
分には図38にも示す駆動レバーの一例となる開閉レバ
ー85、また左端側には図35のバネレバー86を夫々
固定一体化している。
【0084】さらにこの開閉レバー85の後方にはコ字
状の回動体87を設けている。
【0085】この回動体87の右側の側壁87aはヘッ
ド本体80の側壁80aの開口81eを貫通してヘッド
本体80側へと図35のごとく突入し、また左側の側壁
87bはヘッド本体80外で前方に突出し、この状態に
おいて左右の側壁80b,80aは貫通孔Bにより回動
軸83aに回動自在に軸支されている。
【0086】また回動体87は図37に示すごとく側壁
87bの外側から前方に突出するレバー87cを有し、
このレバー87cの先端はヘッド本体80の下端の当接
部80cに当接し、これ以上(図35の状態)の前方側
への回動が阻止されている。
【0087】さらに回動体87の底壁87dには図3
5、図38に示すごとく第1の挿入爪68aの上端が図
示していない固定具を用いて固定されている。
【0088】また第1の挿入爪68aと第2の挿入爪6
8bを重合させるとともに、第2の挿入爪68bの中部
を第1の挿入爪68aの中部にピン88により軸支して
おり、第1、第2の挿入爪68a,68bを重合させる
ことでコンパクト化が図れるとともに、第1、第2の挿
入爪68a,68b相互間の位置精度が出しやすくな
り、それによって動作に対する信頼性の高いものとな
る。
【0089】また図39に示すごとく第1、第2の挿入
爪の先端側にはそれぞれ3つ、合計6個の挟持爪89〜
91,92〜94を形成しており、図40、図41に示
すごとく部品として3つのリード端子25を有するもの
であってもそれらの端子を図40から図41のごとく確
実に挟持爪89〜94で挟持することができ、しかも各
リード端子25は第1、第2の挿入爪68a,68bの
挟持爪89〜91,92〜94でそれぞれ挟持されるの
で、リード端子25間のピッチが変動されることはな
く、その結果として実装もスムーズに行えるものとな
る。
【0090】これに対して図59、図60のごとく内方
の挿入爪89Aの両側で挿入爪89B,89Cでリード
端子25を挟持するものは、リード端子25の太さによ
りピッチがAとA+αに変動し、基板106の貫通孔1
07に対して偏心し、実装不良が生じるおそれがある。
【0091】再び図39〜図41に戻って説明を続ける
と第2の挿入爪68bの一方の側の挟持爪92は、他方
の側の挟持爪93、および内方の挟持爪94よりも狭ピ
ッチで、大きな弾性を付与する構成としており、第2の
挿入爪68bの一方挟持爪92を他のもの93,94よ
りも狭ピッチとすることによって部品の端子の径のバラ
ツキ発生時においてもこの弾性を有する挟持爪92で確
実に保持することができる。
【0092】つまり部品の端子の径が大きくなってしま
った場合、第1、第2の挿入爪68a,68bの一対の
挟持爪でだけリード端子25の保持が行われるだけの状
態となってしまうのを、この様な狭ピッチで弾性を有す
る挟持爪92を第2の挿入爪68bに設けることでこの
弾性挟持爪92部においてもリード端子25の挟持が行
われることとなって、リード端子25の保持が安定する
ものになるのである。
【0093】さて第2の挿入爪68bの上端には図38
のごとくカムフォロア95が回動自在に設けられてお
り、このカムフォロア95が開閉レバー85の左端のカ
ム面96が当接している。
【0094】なおこの図38に示すごとく開閉レバー8
5の右端のカムフォロア97はカム板84のカム面98
に当接している。
【0095】そして以上の構成において図35に示すご
とくバネレバー86のピン99とヘッド本体80の当接
部80cのピン100の間にはバネ101、回動体87
のピン102と当接部80cのピン103の間にはバネ
104が張架され、張力を加えている。さらにレバー8
7cと第2の挿入爪68bの上部間にはバネ105が設
けられ、反発力を加えている。
【0096】次に動作を説明する。
【0097】先ず図42に示すごとく上方にて素子24
が、部品移替体19の移替チャック69によって挿入爪
68へと移替えが行われる。
【0098】この時第1、第2の挿入爪68a,68b
は図40のごとく開放されなければならず、そのために
中軸81bが押下げられ、これによりカム板84で開閉
レバー85が押下げられる。
【0099】この結果開閉レバー85のカム面96が後
方に回動し、これにより第2の挿入爪68bの上端のカ
ムフォロア95にはカム面96の前方が対向することと
なり、バネ105の反発力で第2の挿入爪68bの上部
は図35、図38の右方へ押されることとなる。
【0100】そしてこれによって第1、第2の挿入爪6
8a,68bは図40のごとく開放することとなるので
あり、この状態で移替チャック69からの素子24の移
替が行われることになるのである。
【0101】次に第1、第2の挿入爪68a,68bの
閉成のために中軸81bが上昇し、これでリード端子2
5は図41のごとく挟持爪89〜94によって挟持さ
れ、図43のごとく素子24の保持が行われるのであ
る。
【0102】次に外軸81aと中軸81bを同期して下
降させることによってヘッド本体80を図44のごとく
基板106へと下げて、図49の基板106の貫通孔1
07内にリード端子25を挿入する。
【0103】この時基板106の下方には受ピン108
が上昇してリード端子25の下降を待っており、この様
にリード端子25が貫通孔107内に挿入された状態に
おいては素子24の上端には、中軸81b内に同軸状に
設けたプッシャー109が押下げられて当接されてお
り、これにより素子24はその上、下端をプッシャー1
09と受ピン108で挟持した状態となっている。
【0104】図45は中軸81bを押下げて第1、第2
の挿入爪68a,68bを図40のごとく開放した状態
であるが、その時には図49で説明したように素子24
の上、下端はプッシャー109と受ピン108で挟持さ
れた状態となっているので、第1、第2の挿入爪68
a,68bを開放しても素子24が転倒することはな
い。
【0105】この状態で図50に示すごとく先ず挿入爪
68が素子24の外方に逃げ、この逃げが完了するとプ
ッシャー109と受ピン108が下降をはじめ、ついに
は図46、図51のごとく素子24の下端が基板106
の上面に当接する。次に素子24の上面をプッシャー1
09で押圧した状態で受ピン108を図51のごとくさ
らに下降させ、その後リード端子25の下端を図示して
いないアンビル機構23でカットとクリンチを行い、素
子24の実装が完了する。
【0106】その時挿入爪68は図46〜図48のごと
く後方に回動しながら上昇している。
【0107】さて挿入爪68の後方への回動は次の様に
して行われる。
【0108】つまり中軸81bは第1、第2の挿入爪6
8a,68bを開放させるために外軸81aに対して相
対的に押下げた状態となっており、この状態で外軸81
aのみを上昇させる。
【0109】すると、開閉レバー85はヘッド本体80
とともに外軸81aに装着されたものであるので、この
開閉レバー85も上昇しようとする。
【0110】ところが中軸81bに固定されたカム板8
4は下降したままなので、開閉レバー85は図35の矢
印Kのごとく下方へと回動することとなり、ついにはカ
ム面96の後方の後端面110が、回動体87の側壁8
7bの内側の貫通孔Bよりも下方の当接面111に当接
して、これを後方へと図37の矢印S方向へ回動させる
ことになる。
【0111】この回動体87には挿入爪68が上述のご
とく取付けられており、よって挿入爪68は図46、図
47のごとく実装した素子24をさける様にして後方に
回動しながら上昇して行く。
【0112】そして図47の状態では中軸81bも上昇
させはじめるので、挿入爪68の姿勢も徐々に図48の
ごとく元に戻ることになる。
【0113】なお中軸81bと同軸状となったプッシャ
ー109も図47の時には上昇をはじめている。
【0114】さて本実施形態において特徴点の一つはカ
ム板84がネジ81dの着脱により取付部81cから簡
単に脱着し、交換できることである。
【0115】図52〜図54は基板106における素子
24間の隙間が大きい場合、図55〜図57は基板10
6上における素子24間の隙間が小さい場合を示してい
る。
【0116】つまり図52〜図54のものは素子24間
の隙間が大きいので、例えばこれらの図52〜図54の
ごとく大きな部品24でも対応できる様に挿入爪68の
後方への回動量(逃げ量)を大きくしたものでも挿入爪
68が後方にすでに実装された素子24に当たることは
ない。
【0117】しかしながら基板106上における実装密
度を高めるべく基板106上における素子24間の隙間
が小さくなる場合には挿入爪68が後方へ大きく逃げる
ものでは後方の素子24に挿入爪68が当たってしま
う。
【0118】この場合には図55〜図57に示すごとく
素子24も図52〜図54の場合に比較して小さなもの
になることが多く、よって挿入爪68の後方への回動量
(逃げ量)も小さくすることが必要となる。
【0119】そこで本実施形態においてはネジ81dを
外してカム板84を交換することとした。図55〜図5
7に示すカム板84は、図52〜図54に示すカム板8
4に比較してカムフォロア97に当接するカム面の傾斜
部84aが長く、天面部84bが高い位置となる様にし
ている。
【0120】つまり、挿入爪68が後方に回動するのは
上述のごとくカムフォロア97がカム板84に相対的に
押されてついには回動体87を回動させることで行われ
るものであるので、カム板84の傾斜部84aが長く
て、天面部84bが高いものであれば後方への回動量が
図58のごとくY線よりも小さいX線へと変更されるこ
とになるのである。
【0121】これにより基板106上における素子24
間の隙間が小さい場合であっても図56のごとく素子2
4の実装が行え、これにより基板106上における素子
24の実装密度を高めることができる。
【0122】図61〜図64は受ピンを示し、受ピン1
08aは上部の凹部が円形のもの、受ピン108bは凹
部が円錐形のもの、受ピン108cは凹部が深いもの、
受ピン108dは円筒体で形成したものである。
【0123】なお受ピン108,108a〜108dの
直径は、図49のごとく基板106に設けた貫通孔10
7の直径より大きくしており、受ピン108,108a
〜108dの直径が基板106の貫通孔107の直径よ
りも大きいことで、素子24のリード端子25が若干偏
心した場合においても、素子24の上下をプッシャー1
09と受ピン108,108a〜108dで確実に保持
して基板106への実装を確実なものとすることができ
る。
【0124】図65〜図70は本実施形態において最も
特徴とする部分を示したものであり、これらの図ではす
でに基板106上の貫通孔107の近傍に他の部品11
2が実装されていた場合でも、リード端子25付の素子
24を貫通孔107に挿入し、実装することができるよ
うにしたものである。
【0125】そしてそのためにこれらの図65〜図70
に示すものでは挿入爪68A,68Bよりなる挿入爪6
8とカム板113を変更するとともに、挿入爪68の開
閉動作を変更することとした。
【0126】具体的には図65に示すごとくリード端子
25の下端が貫通孔107内に挿入された時点で、挿入
爪68の開放を行う。
【0127】すると素子24はプッシャー109で押さ
れて下降し、それによりリード端子25の下端は下方に
待機している受ピン108上に当接し、この時点では素
子24、リード端子25は上、下のプッシャー109と
受ピン108によって挟持された状態となっている。
【0128】そしてこの状態になると挿入爪68の下方
の開閉部の下端を図66のごとく矢印の軌跡を通って上
昇させるようにした。
【0129】つまり、リード端子25の下端が基板10
6の貫通孔107内に挿入された状態で挿入爪68は開
放され、この開放した第1の位置114から挿入爪68
の下端部を第2の位置115まで第1の角度で斜め上方
に図67のごとく移動させ、次にこの第2の位置115
から第3の位置116まで前記第1の角度よりも小さな
第2の角度で斜め上方に移動させる構成としたものであ
る。
【0130】以上の構成であればリード端子25を開放
した第1の位置114から第2の位置115までは大き
な角度で斜め上方に挿入爪68の下端を移動させるの
で、基板106上にすでに実装された他の部品112に
この上昇中の挿入爪68の下端部が当接してそれを損傷
させたりすることはない。また次に第2の位置115か
ら第3の位置116まではそれまでよりは小さな角度で
斜め上方に挿入爪68の下端部を移動させるので先程ま
でこの挿入爪68で保持していた素子24に上昇中の挿
入爪68の下端部が当接して素子24をリード端子25
に対して傾斜させてしまったりすることはなくなる。つ
まりこの様な挿入爪68の上昇時においては挿入爪68
を開放した時よりも素子24はプッシャー109によっ
て下降させられており、この結果として上昇中の挿入爪
68の下端部が当接しやすくなってしまうので、それを
さけるべく第2の位置115から第3の位置116まで
は今までよりも小さな傾斜で図68のごとく斜め上方に
上昇させるようにしたものである。また以上のことによ
り基板106上にすでに他の部品112が実装されてい
てもその近傍に今回のリード端子25付素子24を実装
することができ、この結果として基板106上における
実装密度を高くすることができるのである。
【0131】また図65〜図70に示したものでは挿入
爪68を、上下方向に伸びた基部68Hと、この基部6
8Hの下端から斜め下方前方に伸びた開閉部68Mとに
より構成し、第1の位置114における開閉部68Mの
下端の第1の位置114から第2の位置115までの形
状は、第2の位置115から第3の位置116までの形
状よりも大きな傾斜角度をもったものとしている。そし
て開閉部68Mの下端は第1の位置114において存在
した開閉部68Mの第1から第3の位置114〜116
までの占有空間を図66のごとく通って第1の位置11
4から第3の位置116へと移動させる構成としてい
る。
【0132】つまり、挿入爪68の開閉部68Mの下端
を上述の占有空間を移動させれば、そこにはそもそも何
も移動を阻害する物は存在していなかったのであるか
ら、この移動時に挿入爪68の開閉部68Mが障害物に
当接することはなくなるのである。
【0133】さらにまた図69のごとく第1の位置11
4における挿入爪68の第2の位置115に対応する開
閉部68M下方には凹部68Kを形成しており、第1の
位置114においてすでに基板106上に実装されてい
る他の部品112と挿入爪68の開閉部68Mが当接し
てそれを損傷させてしまうことなどがなくなるのであ
る。
【0134】そして以上のような挿入爪68の動作をさ
せるのが図70に示すカム板113であって、このカム
板113には下方から第1〜第4のカム面113A〜1
13Dを備えており、ここで重要なのはカム面113B
がほぼ水平状態となっていることである。
【0135】具体的にはカム面113Aとカムフォロア
97が当接している時は挿入爪68の開閉部68Mの下
端部は第1の位置114から第2の位置115へと斜め
上方に移動している。
【0136】しかし、カムフォロア97がカム面113
Bに当接するとこのカムフォロア97が相対的ではある
が大きく押下げられた状態となる結果挿入爪68の開閉
部68Mの下端部は第2の位置115から第3の位置1
16へとそれよりはゆるやかな傾斜で斜め上方へと上昇
することになる。
【0137】なお挿入爪68は上述のごとく、その第1
の位置114でリード端子25を開放後、このリード端
子25の下端が受けピン108上に当接した後、この第
1の位置114から第2の位置115に移動させる構成
としており、この様にすれば、素子24とリード端子2
5がその上下のプッシャー109と受けピン108で挟
持された状態で第1の位置114から第2の位置115
へと移動することになるので、この移動時に挿入爪68
の一部がリード端子25に触れてもその下端が受けピン
108から脱落するのを防止することができるものとな
る。
【0138】
【発明の効果】以上のように本発明は、素子の下方に引
出された端子を挟持する開閉自在な挿入爪と、この挿入
爪の開閉手段および移動手段とを備え、前記開閉手段は
端子の下端が基板の貫通孔内に挿入された状態で開放さ
れ、この開放した第1の位置から移動手段によって挿入
爪を第2の位置まで第1の角度で斜め上方に移動させ、
次にこの第2の位置から第3の位置まで前記第1の角度
よりも小さな第2の角度で斜め上方に移動させる構成と
したものであって、端子を開放した第1の位置から第2
の位置までは大きな角度で斜め上方に挿入爪を移動させ
るので、基板上にすでに実装された他の部品にこの上昇
中の挿入爪が当接してそれを損傷させたりすることはな
く、また次に第2の位置から第3の位置まではそれまで
よりは小さな角度で斜め上方に挿入爪を移動させるので
先程までこの挿入爪で保持していた素子に上昇中の挿入
爪が当接して素子をリード端子に対して傾斜させてしま
ったりすることはなく、またこれらのことにより基板上
にすでに他の部品が実装されていてもその近傍に今回の
リード端子付素子を実装することができ、この結果とし
て基板上における実装密度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の斜視図
【図2】同部品供給体部分の斜視図
【図3】同ベルト部分の斜視図
【図4】同部品供給体部分の正面図
【図5】同部品供給体部分の平面図
【図6】同部品供給体部分の要部正面図
【図7】同要部正面図
【図8】同要部正面図
【図9】同要部正面図
【図10】同要部正面図
【図11】同要部正面図
【図12】同第2の切断刃部分の斜視図
【図13】同極性反転体部分の斜視図
【図14】同第2のチャック開放体部分の平面図
【図15】同保持位置補正体部分の斜視図
【図16】同第3の切断刃部分の斜視図
【図17】同部品移替体部分の斜視図
【図18】同部品移替体部分の要部の側面図
【図19】同側面図
【図20】同部品移替体部分とヘッド部分の要部正面図
【図21】同正面図
【図22】同要部平面図
【図23】同要部平面図
【図24】同要部平面図
【図25】同部品移替体部分の斜視図
【図26】同部品移替体部分の要部斜視図
【図27】同部品移替体部分の要部斜視図
【図28】同部品移替体とヘッド部の斜視図
【図29】同部品移替体の正面図
【図30】同部品移替体の移替チャックの側面図
【図31】同部品移替体の正面図
【図32】同部品移替体の移替チャックの側面図
【図33】同部品移替体の正面図
【図34】同部品移替体の移替チャックの側面図
【図35】同ヘッドの斜視図
【図36】同ヘッドのヘッド本体の斜視図
【図37】同ヘッドの回動体の斜視図
【図38】同ヘッドの挿入爪の斜視図
【図39】同挿入爪の分解斜視図
【図40】同挿入爪の平面図
【図41】同挿入爪の平面図
【図42】同ヘッドの動作説明図
【図43】同ヘッドの動作説明図
【図44】同ヘッドの動作説明図
【図45】同ヘッドの動作説明図
【図46】同ヘッドの動作説明図
【図47】同ヘッドの動作説明図
【図48】同ヘッドの動作説明図
【図49】同挿入状態を示す断面図
【図50】同挿入状態を示す断面図
【図51】同挿入状態を示す断面図
【図52】同挿入状態を示す正面図
【図53】同挿入状態を示す正面図
【図54】同挿入状態を示す正面図
【図55】同挿入状態を示す正面図
【図56】同挿入状態を示す正面図
【図57】同挿入状態を示す正面図
【図58】同動作を示す図
【図59】挿入爪の比較例を示す平面図
【図60】挿入爪の比較例を示す平面図
【図61】受ピンの他の例を示す断面図
【図62】受ピンの他の例を示す断面図
【図63】受ピンの他の例を示す断面図
【図64】受ピンの他の例を示す断面図
【図65】挿入爪の他の実施形態を示す正面図
【図66】同正面図
【図67】同正面図
【図68】同正面図
【図69】同正面図
【図70】カム板の正面図
【符号の説明】
1 本体 2 部品供給ガイド 3 収納部 4 テーピング部品連 5 部品供給体 6 ベルト 7,8,9 プーリ 10 モータ 11 チャック保持体 11a,11b ガイド部 12 ガイドレール 13 チャック 14 第1の切断刃 15 第2の切断刃 16 極性反転体 17 保持位置補正体 18 第3の切断刃 19 部品移替体 20 ヘッド 21 レール 22 X−Yテーブル 23 アンビル機構 24 素子 25 リード端子 26 テーピング部材 27 ガイド溝 28 送孔 29 送体 30 第1のチャック開放体 31 カム 32 シリンダー 33 素子検出器 34 摺動孔 35 ピン 36 チャック開放カム面 37 伝達機構 38 ピン 39 レバー 40 支軸 41 レバー 42 支軸 43 切断刃開閉カム面 44 切断刃移動カム面 45 支軸 46 レバー 47 ピン 48 支軸 49 レバー 50 ピン 51 レバー 52 固定爪 53 可動爪 54 弾性体 55 係合部 56 保持体 57 支軸 58 長寸法検出器 59 昇降器 60 載置台 61 保持体 62 押体 63 第2のチャック開放体 64 刃 65,66 挟持爪 67 支爪 68 挿入爪 68a 第1の挿入爪 68b 第2の挿入爪 68A 第1の挿入爪 68B 第2の挿入爪 68H 基部 68K 凹部 68M 開閉部 69 移替チャック 70 軸 71 軸 72 軸 73 移動レバー 74 軸 75 レバー 76 ローラー 77 回動板 78 回動軸 79 レバー 80 ヘッド本体 80a 側壁 80b 天面 80c 当接部 81 上下動手段 81a 外軸 81b 中軸 81c 取付部 81d ネジ 81e 開口 82 開閉手段 83 回動手段 83a 回動軸 84 カム板 85 開閉レバー 86 バネレバー 87 回動体 87a 側壁 87b 側壁 87c レバー 87d 底壁 88 ピン 89,90,91,92,93,94 挟持爪 95 カムフォロア 96 カム面 97 カムフォロア 98 カム面 99 ピン 100 ピン 101 バネ 102 ピン 103 ピン 104 バネ 105 バネ 106 基板 107 貫通孔 108 受ピン 109 プッシャー 110 後端面 111 当接面 112 部品 113 カム板 113A,113B,113C,114D カム面 114 第1の位置 115 第2の位置 116 第3の位置 A 貫通孔 B 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森岡 学 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 門田 昌三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3C030 BC04 BC11 5E313 AA06 AA11 AA15 CC04 CC08 CE02 CE04 CE06 CE11 DD01 DD02 DD07 DD13 DD15 DD33 DD35 EE01 EE02 EE06 EE23 EE37 EE44 FF24 FF26 FF28 FF29 FF31

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子の下方に引出されたリード端子を挟
    持する開閉自在な挿入爪と、この挿入爪の開閉手段およ
    び移動手段とを備え、前記開閉手段はリード端子の下端
    が基板の貫通孔内に挿入された状態で開放され、この開
    放した第1の位置から移動手段によって挿入爪を第2の
    位置まで第1の角度で斜め上方に移動させ、次にこの第
    2の位置から第3の位置まで前記第1の角度よりも小さ
    な第2の角度で斜め上方に移動させる構成とした部品実
    装機。
  2. 【請求項2】 素子の上部にはプッシャーを当接させた
    請求項1に記載の部品実装機。
  3. 【請求項3】 基板の貫通孔の下方には受けピンを設
    け、挿入爪の第1の位置においては、素子のリード端子
    の下端が受けピン上に離れた状態とした請求項2に記載
    の部品実装機。
  4. 【請求項4】 挿入爪は、その第1の位置でリード端子
    を開放後、このリード端子の下端が受けピン上に当接し
    た後、移動手段によってこの第1の位置から第2の位置
    に移動させる構成とした請求項3に記載の部品実装機。
  5. 【請求項5】 挿入爪は、上下方向に伸びた基部と、こ
    の基部の下端から斜め下方前方に伸びた開閉部とにより
    構成し、第1の位置における開閉部の下端の第1の位置
    から第2の位置までの形状は、第2の位置から第3の位
    置までの形状よりも大きな傾斜角度をもったものとし、
    開閉部の下端は第1の位置において存在した開閉部の第
    1から第3の位置までの占有空間を通って第1の位置か
    ら第3の位置へと移動させる構成とした請求項1〜4の
    いずれか一つに記載の部品実装機。
  6. 【請求項6】 第1の位置における挿入爪の第2の位置
    に対応する開閉部下方には凹部を形成した請求項1〜5
    のいずれか一つに記載の部品実装機。
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