JP2001101710A - 積層ディスク - Google Patents

積層ディスク

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JP2001101710A
JP2001101710A JP27587199A JP27587199A JP2001101710A JP 2001101710 A JP2001101710 A JP 2001101710A JP 27587199 A JP27587199 A JP 27587199A JP 27587199 A JP27587199 A JP 27587199A JP 2001101710 A JP2001101710 A JP 2001101710A
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polymer
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adhesive
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JP27587199A
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Haruhiko Takahashi
治彦 高橋
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Nippon Zeon Co Ltd
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    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B27/00Layered products comprising a layer of synthetic resin
    • B32B27/06Layered products comprising a layer of synthetic resin as the main or only constituent of a layer, which is next to another layer of the same or of a different material
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低複屈折性、耐衝撃性に優れ、反りのない光デ
ィスク等の情報記録媒体用ディスクを提供すること。 【解決手段】ビニル系環状炭化水素重合体で形成され
た、厚さ0.01〜1.0mmの円板状ディスクを2層
以上積層してなる積層ディスクを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビニル系環状炭化
水素重合体を成形して得られる支持ディスクを積層して
得られる積層ディスク及び該積層ディスクを用いた光情
報記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディスク状情報記録媒体用成形材
料として、ポリカーボネートが知られており、コンパク
トディスクなどに使用されている。一方、高密度、高容
量の記録媒体に適した新しい材料として、例えば、特開
昭63−43910号公報には、分子鎖中にビニルシク
ロヘキサン成分を30重量%以上含有する重合体が提案
されている。そして、該成形材料を用いて射出成形によ
り成形したコンパクトディスクが低複屈折性に優れるこ
とが報告されている。
【0003】しかし、本発明者らの検討によると、この
ビニルシクロヘキサンを含有する重合体は、ポリカーボ
ネート等と比較して、機械強度、耐衝撃性が十分でな
く、高速で回転させた時のディスクの強度に不安があっ
た。そこで、ディスク成形時の射出率を上げることで、
ディスクに配向をかけて機械強度の向上を図る方法が試
みられているが、この方法では複屈折が増大し、強度も
さほど向上しなかった。また、該重合体を用いて成形し
た単板のディスクの片面に記録膜と保護膜を形成したデ
ィスク状記録媒体は、吸湿により反りが生じやすかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、低複
屈折性、耐衝撃性に優れ、反りのない積層ディスク及び
情報記録媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、ポリスチレンなど
を水素添加して得られるビニル系環状炭化水素重合体か
らなる特定の厚さのディスクを複数枚貼り合わせること
によって、低複屈折で衝撃強度が高く、反りの生じない
積層ディスク及びディスク状記録媒体が得られることを
見出し、本発明を完成するに至ったものである。
【0006】かくして本発明によれば、ビニル系環状炭
化水素重合体で形成された、厚さ0.01〜1mmの支
持ディスクを2層以上積層してなる積層ディスクが提供
される。また、本発明によれば、支持ディスク面に記録
層を有するものである上記記載の積層ディスクが提供さ
れる。
【0007】
【発明の実施の形態】ビニル系環状炭化水素重合体 本発明の積層ディスクを得るために使用するビニル系環
状炭化水素重合体は、下記一般式(1)
【0008】
【化1】
【0009】〔式(1)中、Xは脂環式炭化水素基であ
り、R1〜R3は、それぞれ独立に水素原子、鎖状炭化
水素基、ハロゲン原子、アルコキシ基、ヒドロキシル
基、エステル基、シアノ基、アミド基、イミド基、シリ
ル基、及び極性基(ハロゲン原子、アルコキシ基、ヒド
ロキシル基、エステル基、シアノ基、アミド基、イミド
基、又はシリル基)で置換された鎖状炭化水素基であ
る。〕で表されるビニル系環状炭化水素化合物由来の繰
り返し単位(a)を、重合体中に含有するものである。
【0010】式(1)中のXは脂環式炭化水素基を表
し、それを構成する炭素数は、低複屈折性、機械強度等
の観点から、通常4個〜20個、好ましくは4個〜10
個、より好ましくは5個〜7個である。
【0011】脂環式炭化水素基は、炭素−炭素不飽和結
合を有してもよいが、その含有量は、低複屈折性、耐熱
性、透明性等の観点から、全炭素−炭素結合の20%以
下、好ましくは10%以下、より好ましくは5%以下で
ある。尚、炭素−炭素不飽和結合の含有量は、H−N
MR測定により求めることができる。
【0012】また、脂環式炭化水素基は、水素原子の一
部が、炭化水素基、ハロゲン原子、アルコキシ基、
ヒドロキシル基、エステル基、シアノ基、アミド基、イ
ミド基、シリル基などの極性基、及び極性基(ハロゲ
ン原子、アルコキシ基、ヒドロキシル基、エステル基、
シアノ基、アミド基、イミド基、又はシリル基)で置換
された鎖状炭化水素基などに置換されていてもよく、中
でも炭素原子数1〜6個の鎖状炭化水素基で置換されて
いるものが耐熱性等の点で好ましい。
【0013】R1〜R3は、耐熱性、低複屈折性、機械
強度等の観点から、水素原子又は炭素原子数1〜6個の
鎖状炭化水素基が好ましい。極性基で置換された鎖状炭
化水素基としては、例えば炭素原子数1〜20、好まし
くは1〜10、より好ましくは1〜6の置換アルキル基
が挙げられる。鎖状炭化水素基としては、例えば炭素原
子数1〜20、好ましくは1〜10、より好ましくは1
〜6のアルキル基;炭素原子数2〜20、好ましくは2
〜10、より好ましくは2〜6のアルケニル基が挙げら
れる。
【0014】該ビニル系環状炭化水素重合体中の上記繰
り返し単位(a)の含有量は、耐熱性、低複屈折性、機
械強度の観点から、通常は50重量%以上、好ましくは
70重量%以上、より好ましくは80重量%以上、最も
好ましくは90重量%以上である。
【0015】該重合体の重量平均分子量(Mw)は、G
PCにより測定されるポリスチレン換算値で、通常1
0,000〜1,000,000、好ましくは50,0
00〜500,000、より好ましくは100,000
〜300,000の範囲であり、且つ分子量分布は、ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測
定されるポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)と
数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)で通常5以
下、好ましくは3以下、より好ましくは2.5以下、最
も好ましくは2以下である。Mw/Mnが上記範囲にあ
るとき、重合体の機械強度、耐熱性に特に優れ、重量平
均分子量(Mw)が上記範囲にあると、重合体の強度特
性と成形性、複屈折がバランスされる。
【0016】該重合体のガラス転移温度(Tg)は、通
常50℃〜250℃、好ましくは70℃〜200℃、よ
り好ましくは90℃〜180℃である。
【0017】上記ビニル系環状炭化水素重合体は、
(A)芳香族ビニル系重合体の芳香環部分を水素化する
方法、(B)ビニルシクロアルカンやビニルシクロアル
ケンなどのビニル脂環式炭化水素を重合し、炭素−炭素
不飽和結合が存在する場合にはそれを水素化する方法、
などの方法を用いることにより得ることができる。
【0018】上記(A)の方法で用いることができる芳
香族ビニル化合物の具体例としては、スチレン、α−メ
チルスチレン、α−エチルスチレン、α−プロピルスチ
レン、α−イソプロピルスチレン、α−t−ブチルスチ
レン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−
メチルスチレン、2,4−ジイソプロピルスチレン、
2,4−ジメチルスチレン、4−t−ブチルスチレン、
5−t−ブチル−2−メチルスチレン、モノクロロスチ
レン、ジクロロスチレン、モノフルオロスチレン、4−
フェニルスチレンなどのスチレン類が挙げられ、(B)
の方法で用いることができるビニル系環状炭化水素化合
物の具体例としては、ビニルシクロヘキサン、3−メチ
ルイソプロペニルシクロヘキサンなどのビニルシクロヘ
キサン類;ビニルシクロヘキセン類としては、4−ビニ
ルシクロヘキセン、4−イソプロペニルシクロヘキセ
ン、1−メチル−4−ビニルシクロヘキセン、1−メチ
ル−4−イソプロペニルシクロヘキセン、2−メチル−
4−ビニルシクロヘキセン、2−メチル−4−イソプロ
ペニルシクロヘキセンなどのビニルシクロヘキセン類な
どがそれぞれ挙げられる。
【0019】また、本発明においては、重合体中50重
量%未満となる範囲で前述の化合物以外の共重合可能な
単量体を共重合させてもよい。共重合可能な単量体とし
ては、エチレン、プロピレン、イソブテン、2−メチル
−1−ブテン、2−メチル−1−ペンテン、4−メチル
−1−ペンテンなどのα−オレフィン系単量体; シク
ロペンタジエン、1−メチルシクロペンタジエン、2−
メチルシクロペンタジエン、2−エチルシクロペンタジ
エン、5−メチルシクロペンタジエン、5、5−ジメチ
ルシクロペンタジエンなどのシクロペンタジエン系単量
体; シクロブテン、シクロペンテン、シクロヘキセ
ン、ジシクロペンタジエンなどの環状オレフィン系単量
体; ブタジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエ
ン、フラン、チオフェン、1,3−シクロヘキセンなど
の共役ジエン系単量体; アクリロニトリル、メタクリ
ロニトリル、α−クロロアクリロニトリルなどのニトリ
ル系単量体; メタクリル酸メチルエステル、メタクリ
ル酸エチルエステル、メタクリル酸プロピルエステル、
メタクリル酸ブチルエステル、アクリル酸メチルエステ
ル、アクリル酸エチルエステル、アクリル酸プロピルエ
ステル、アクリル酸ブチルエステル、などの(メタ)ア
クリル酸エステル系単量体; アクリル酸、メタクリル
酸、無水マレイン酸などの不飽和脂肪酸系単量体; フ
ェニルマレイミド; エチレンオキサイド、プロピレン
オキサイド、トリメチレンオキサイド、トリオキサン、
ジオキサン、シクロヘキセンオキサイド、スチレンオキ
サイド、エピクロルヒドリン、テトラヒドロフランなど
の環状エーテル系単量体; メチルビニルエーテル、N
−ビニルカルバゾール、N−ビニル−2−ピロリドンな
どの複素環含有ビニル化合物系単量体; などが挙げら
れる。
【0020】上記(A)及び(B)の方法に用いる芳香
族ビニル系重合体及び/又はビニル脂環構式炭化水素重
合体は、芳香族ビニル化合物及び/又はビニル脂環式炭
化水素化合物を含有する単量体を、公知の方法により重
合して得られるものを用いることができるが、本発明に
おいては、耐熱性、低複屈折性、機械強度等の観点か
ら、芳香族ビニル系化合物及び/又はビニル脂環式炭化
水素化合物を、通常50重量%以上、好ましくは70重
量%以上、より好ましくは80重量%以上含有するもの
を用いるのが好ましい。
【0021】該重合体は、ラジカル重合触媒、アニオン
重合触媒、アニオンリビング重合触媒、カチオン重合触
媒、カチオンリビング重合触媒などの公知の重合触媒を
用いて重合することにより得られる。重合方法として
は、ラジカル重合の場合には有機過酸化物を用いて公知
の方法で重合でき、カチオン重合の場合にはBF、P
などを用いて公知の方法で重合できる。また、高分
子量で、分子量分布の小さい重合体を得るにはアニオン
リビング重合で重合するのが好ましく、具体的には、炭
化水素系溶媒中で、有機アルカリ金属を開始剤として重
合することにより容易に得られる。また、該方法で得ら
れた、高分子量で分子量分布の小さい重合体は機械強度
に優れる。
【0022】重合方法としては、塊状重合、乳化重合、
懸濁重合、溶液重合等が適用できるが、水素化反応を連
続して行うためには溶液重合が好ましい。
【0023】重合反応後は、スチームストリッピング
法、直接脱溶媒法、アルコール凝固法等の公知の方法で
重合体を回収できる。また、本発明においては、重合時
に水素添加反応に不活性な溶媒を用いた場合は、重合溶
液から重合体を回収せず、そのまま水素添加工程に供す
ることができる。
【0024】水素添加方法は、格別な制限はなく、常法
に従えばよいが、例えば、有機溶媒中で、ニッケル、コ
バルト、鉄、チタン、ロジウム、パラジウム、白金、ル
テニウム及びレニウムから選ばれる少なくとも1種の金
属を含む水素化触媒を用いて行うと、水素化率が高く、
且つ重合体鎖切断を少なくできる。これらの水素化触媒
の中でも、ニッケル触媒を用いると、Mw/Mnが小さ
くできて好適である。水素化触媒は、不均一触媒、均一
触媒のいずれでもよい。水素化反応は、温度が通常10
〜250℃、好ましくは50〜200℃、より好ましく
は80〜180℃の範囲であり、水素圧力が、通常1〜
300kg/cm、好ましくは5〜250kg/cm
、より好ましくは10〜200kg/cmの範囲で
行う。
【0025】上記方法により得られた重合体水素化物の
水素化率は、通常80%以上、好ましくは90%以上、
より好ましくは95%以上である。
【0026】以上の方法により得られる、本発明のビニ
ル系環状炭化水素重合体の具体例としては、(A)芳香
族ビニル系重合体の水素添加物、(B)ビニルシクロア
ルカン重合体もしくはビニルシクロアルケン重合体、及
びその水素化物が挙げられ、ビニルシクロアルケンやビ
ニルシクロアルカンとしては、ビニルシクロヘキセン類
又はビニルシクロヘキサン類が、低複屈折性、機械強度
の観点から好ましい。
【0027】配合剤 本発明のビニル系環状炭化水素重合体には、所望によ
り、酸化防止剤、紫外線吸収剤等、耐光安定剤、帯電防
止剤、等の各種添加剤を添加しても良い。
【0028】酸化防止剤としては、フェノール系酸化防
止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤などが挙
げられ、これらの中でもフェノール系酸化防止剤、特に
アルキル置換フェノール系酸化防止剤が好ましい。これ
らの酸化防止剤を配合することにより、透明性、低吸水
性を低下させることなく、成形時の酸化劣化等によるデ
ィスクの着色や強度低下を防止できる。酸化防止剤の配
合量は、本発明の目的を損なわれない範囲で適宜選択さ
れるが、重合体100重量部に対して通常0.001〜
5重量部、好ましくは0.01〜1重量部である。
【0029】また本発明においては、重合体に、(1)
軟質重合体、(2)アルコール性化合物、(3)有機ま
たは無機フィラーからなる群から選ばれる少なくとも1
種類の配合剤を配合することにより、透明性、低吸水
性、機械的強度などの諸特性を低下させることなく、長
時間の高温高湿度環境下での白濁を防止できる。
【0030】これらの中でも、(1)軟質重合体、及び
(2)アルコール性化合物が、高温高湿度環境下におけ
る白濁防止性に優れる。
【0031】(1)軟質重合体 本発明に用いる軟質重合体は、通常30℃以下のTgを
有する重合体であり、Tgが複数存在する場合には、少
なくとも最も低いTgが30℃以下であればよい。
【0032】これらの軟質重合体の具体例としては、例
えば、液状ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−1−
ブテン、エチレン・α−オレフィン共重合体、プロピレ
ン・α−オレフィン共重合体、エチレン・プロピレン・
ジエン共重合体(EPDM)、エチレン・プロピレン・
スチレン共重合体などのオレフィン系軟質重合体;ポリ
イソブチレン、イソブチレン・イソプレンゴム、イソブ
チレン・スチレン共重合体などのイソブチレン系軟質重
合体;ポリブタジエン、ポリイソプレン、ブタジエン・
スチレンランダム共重合体、イソプレン・スチレンラン
ダム共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン共重合
体、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合
体、ブタジエン・スチレン・ブロック共重合体、スチレ
ン・ブタジエン・スチレン・ブロック共重合体、イソプ
レン・スチレン・ブロック共重合体、スチレン・イソプ
レン・スチレン・ブロック共重合体などのジエン系軟質
重合体;
【0033】ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリ
シロキサン、ジヒドロキシポリシロキサン、などのケイ
素含有軟質重合体; ポリブチルアクリレート、ポリブ
チルメタクリレート、ポリヒドロキシエチルメタクリレ
ート、ポリアクリルアミド、ポリアクリロニトリル、ブ
チルアクリレート・スチレン共重合体などのα,β−不
飽和酸からなる軟質重合体; ポリビニルアルコール、
ポリ酢酸ビニル、ポリステアリン酸ビニル、酢酸ビニル
・スチレン共重合体などの不飽和アルコールおよびアミ
ンまたはそのアシル誘導体またはアセタールからなる軟
質重合体; ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオ
キシド、エピクロルヒドリンゴム、などのエポキシ系軟
質軟質重合体;フッ化ビニリデン系ゴム、四フッ化エチ
レン−プロピレンゴム、などのフッ素系軟質重合体;天
然ゴム、ポリペプチド、蛋白質、ポリエステル系熱可塑
性エラストマー、塩化ビニル系熱可塑性エラストマー、
ポリアミド系熱可塑性エラストマーなどのその他の軟質
重合体などが挙げられる。これらの軟質重合体は、架橋
構造を有したものであってもよく、また、変性反応によ
り官能基を導入したものでもよい。
【0034】上記軟質重合体の中でもジエン系軟質重合
体が好ましく、特に該軟質重合体の炭素−炭素不飽和結
合を水素化した水素化物が、ゴム弾性、機械強度、柔軟
性、分散性の点で優れる。
【0035】(2)アルコール性化合物 また、アルコール性化合物は、分子内に少なくとも1つ
の非フェノール性水酸基を有する化合物で、好適には、
少なくても1つの水酸基と少なくとも1つのエーテル結
合又はエステル結合を有する。このような化合物の具体
例としては、例えば2価以上の多価アルコール、より好
ましくは3価以上の多価アルコール、さらに好ましくは
3〜8個の水酸基を有する多価アルコールの水酸基の1
つ以上がエーテル化またはエステル化されたアルコール
性エーテル化合物やアルコール性エステル化合物が挙げ
られる。
【0036】2価以上の多価アルコールとしては、例え
ば、ポリエチレングリコール、グリセロール、トリメチ
ロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジグリセロー
ル、トリグリセロール、ジペンタエリスリトール、1,
6,7−トリヒドロキシ−2,2−ジ(ヒドロキシメチ
ル)−4−オキソヘプタン、ソルビトール、2−メチル
−1,6,7−トリヒドロキシ−2−ヒドロキシメチル
−4−オキソヘプタン、1,5,6−トリヒドロキシ−
3−オキソヘキサンペンタエリスリトール、トリス(2
−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートなどが挙げられ
るが、特に3価以上の多価アルコール、さらには3〜8
個の水酸基を有する多価アルコールが好ましい。またア
ルコール性エステル化合物を得る場合には、α、β−ジ
オールを含むアルコール性エステル化合物が合成可能な
グリセロール、ジグリセロール、トリグリセロールなど
が好ましい。
【0037】このようなアルコール性化合物として、例
えば、グリセリンモノステアレート、グリセリンモノラ
ウレート、グリセリンモノベヘネート、ジグリセリンモ
ノステアレート、グリセリンジステアレート、グリセリ
ンジラウレート、ペンタエリスリトールモノステアレー
ト、ペンタエリスリトールモノラウレート、ペンタエリ
スリトールモノベヘレート、ペンタエリスリトールジス
テアレート、ペンタエリスリトールジラウレート、ペン
タエリスリトールトリステアレート、ジペンタエリスリ
トールジステアレートなどの多価アルコール性エステル
化物;3−(オクチルオキシ)−1,2−プロパンジオ
ール、3−(デシルオキシ)−1,2−プロパンジオー
ル、3−(ラウリルオキシ)−1,2−プロパンジオー
ル、3−(4−ノニルフェニルオキシ)−1,2−プロ
パンジオール、1,6−ジヒドロオキシ−2,2−ジ
(ヒドロキシメチル)−7−(4−ノニルフェニルオキ
シ)−4−オキソヘプタン、p−ノニルフェニルエーテ
ルとホルムアルデヒドの縮合体とグリシドールの反応に
より得られるアルコール性エーテル化合物、 p−オク
チルフェニルエーテルとホルムアルデヒドの縮合体とグ
リシドールの反応により得られるアルコール性エーテル
化合物、 p−オクチルフェニルエーテルとジシクロペ
ンタジエンの縮合体とグリシドールの反応により得られ
るアルコール性エーテル化合物などが挙げられる。これ
らの多価アルコール性化合物は単独でまたは2種以上を
組み合わせて使用される。これらの多価アルコール性化
合物の分子量は特に限定されないが、通常500〜20
00、好ましくは800〜1500のものが、透明性の
低下も少ない。
【0038】(3)有機または無機フィラー 有機フィラーとしては、通常の有機重合体粒子または架
橋有機重合体粒子を用いることができ、例えば、ポリエ
チレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン; ポリ
塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどのハロゲン含有ビ
ニル重合体;ポリアリレート、ポリメタクリレートなど
のα,β‐不飽和酸から誘導された重合体; ポリビニ
ルアルコール、ポリ酢酸ビニルなどの不飽和アルコール
から誘導された重合体; ポリエチレンオキシド、また
はビスグリシジルエーテルからから誘導された重合体;
ポリフェニレンオキシド、 ポリカーボネート、 ポ
リスルフォンなどの芳香族縮合系重合体; ポリウレタ
ン;ポリアミド;ポリエステル;アルデヒド・フェノー
ル系樹脂;天然高分子化合物 などの粒子または架橋粒
子を挙げることができる。
【0039】無機フィラーとしては、例えば、フッ化リ
チウム、硼砂(硼酸ナトリウム含水塩)などの1族元素
化合物;炭酸マグネシウム、燐酸マグネシウム、炭酸カ
ルシウム、チタン酸ストロンチウム、炭酸バリウムなど
の2族元素化合物; 二酸化チタン(チタニア)、一酸
化チタンなどの4族元素化合物;二酸化モリブデン、三
酸化モリブデンの6族元素化合物;塩化マンガン、酢酸
マンガンなどの7族元素化合物;塩化コバルト、酢酸コ
バルトなどの8〜10族元素化合物;沃化第一銅などの
11族元素化合物;酸化亜鉛、酢酸亜鉛などの12族元
素化合物;酸化アルミニウム(アルミナ)、フッ化アル
ミニウム、アルミノシリケート(珪酸アルミナ、カオリ
ン、カオリナイト)などの13族元素化合物;酸化珪素
(シリカ、シリカゲル)、石墨、カーボン、グラファイ
ト、ガラスなどの14族元素化合物;カーナル石、カイ
ナイト、雲母(マイカ、キンウンモ)、バイロース鉱な
どの天然鉱物の粒子が挙げられる。
【0040】上記(1)〜(3)の化合物の配合量は重
合体100重量部に対して、通常0.01〜10重量
部、好ましくは0.02〜5重量部、特に好ましくは
0.05〜2重量部である。配合量が少なすぎる場合に
は高温高湿度環境下における白濁防止効果が得られず、
配合量が多すぎる場合は成形品の耐熱性、透明性が低下
する。
【0041】積層ディスク (ディスク)本発明の積層ディスクは、上記ビニル系環
状炭化水素重合体を成形して得られるディスクを、2層
以上積層して得ることができる。積層ディスクの貼り合
わせ面には、通常、記録層が形成され、情報記録媒体と
して使用される。
【0042】上記ディスクは、ビニル系環状炭化水素重
合体を用いて、射出成形法、押出成形法、プレス成形
法、キャスト成形法などの方法により得ることができる
が、複屈折、及び反りが小さく、機械強度に優れるディ
スクを得るためには、射出成形法を用いるのが好まし
い。具体的な射出成形方法としては、上記本発明の成形
材料を、例えば加熱シリンダー等を用いて加熱溶融さ
せ、溶融した成形用材料を金型内に充填させた後に冷却
する方法が挙げられる。使用する金型内面には、スタン
パーが取り付けられ、ピット、グルーブ等が転写され
る。成形条件は、特に限定されないが、成形機のシリン
ダ設定温度を200〜400℃、好ましくは220〜3
80℃、最も好ましくは240〜360℃の範囲、金型
温度を、50〜180℃にするのが好ましい。温度が低
すぎると転写性が低下したり、複屈折が大きくなり、温
度が高すぎると樹脂の分解等によりディスクの強度が低
下する。
【0043】射出成形の際には、射出率を上げてディス
クの表面層に配向を形成することにより、より機械強度
を向上することができるが、配向を大きくし過ぎると複
屈折が大きくなるため、適当な範囲に射出率を設定する
のが好ましく、具体的には、射出成形機スクリューのL
/D、金型温度、成形品容積、ゲート部の断面積を考慮
に入れながら、成形品の複屈折、初期反り、ウェルドラ
イン、フローマーク、ヒケやバリ等を考慮して設定す
る。射出率(cm/sec)はスクリュー断面積(c
)と射出速度(cm/sec)の積で求められ、樹
脂流速と比例関係にある。本発明における好適な射出率
は、通常、10〜10,000(cm/sec)、好
ましくは50〜5,000(cm/sec)、より好
ましくは100〜3,000(cm/sec)であ
る。射出率が小さすぎるとショートショットになった
り、大きすぎると過大な剪断発熱が発生し樹脂が多量に
分解する恐れがある。
【0044】ディスクの形状は、記録媒体の規格に応じ
て選択され、厚みは通常0.01〜1mm、好ましくは
0.3〜0.8mm、より好ましくは0.4〜0.7m
mである。厚みを上記範囲とすることで、複屈折が小さ
くできて好適である。ポリカーボネート製光ディスクの
場合、厚みの薄いディスクを2枚貼り合せると、複屈折
が大きくなる傾向に有るが、本発明の方法によれば、厚
みの薄いディスクの成形でも複屈折の小さいディスクが
容易に得られる。そのため、DVDなどの薄いディスク
を2枚以上貼り合せて使用する光ディスクに好適であ
る。また、ディスクの直径は通常30mm〜300mm
である。
【0045】(記録層)本発明においては、支持ディス
ク面に、記録層を設けることにより情報記録媒体として
使用することができる。記録層は上記方法により得られ
たディスクの表面に、アルミニウムやニッケルなどの金
属反射膜層や、光の反射率を非可逆的または可逆的に局
所的に変化しうるような有機又は無機の層を設けたもの
であり、その厚みは、通常、数百〜数千オングストロ−
ム、厚くても10,000オングストロ−ム以下であ
る。
【0046】CD、CD−ROM、DVD−ROM等で
は、情報自体は射出成型時の金型のスタンパー部分に刻
んであり、ディスクにそれに対応した微細なグルーブが
形成されているから、このグルーブを含む面の表面にア
ルミニウムまたは金などの反射膜層をスパッタリング法
等で形成すればグルーブと反射膜層とで記録膜層にな
る。
【0047】追記型のCD−Rや、書き換え可能な光磁
気ディスク(MO)などでは、光の反射率または透過率
を可逆的または非可逆的に変化させる記録膜層と、光を
反射する反射膜層と、これらを保護し、また光学的な歪
みを補正するための薄い無機または有機の保護膜層が形
成される。これらの層はスパッタリング法、気相成長
法、化学薬品のコートによる方法などで、単層または組
み合わせて多層構造に形成することにより情報記録層が
形成される。例えば、光磁気ディスク用途では、光磁気
記録媒体(例えば、Tb−Fe−Co,Pt−Tb−F
e−Co等の記録媒体)に;反射層としてアルミニウ
ム、金やその合金類;薄い保護膜層として、SiN、S
iC等を積層した情報記録層が用いられる。相変化型の
ディスクの場合、Te−Ge−Sb,In−Sb−T
e,Te−Ge−Cr,Te−Ge−Zn等やその合金
類に上記と同様の反射膜層や、薄い保護膜層が積層され
た情報記録層が用いられる。
【0048】これらの情報記録層の厚みや形成方法は各
ディスク状情報記録媒体の種類によって異なり、公知の
方法で規格に沿って形成される。
【0049】貼り合わせ面に上記記録層を有する積層デ
ィスクを得る場合には、(1)上記の記録層を有するデ
ィスク(a)と、記録層を有しないディスク(b)とを
貼り合わせる方法、(2)ディスク(a)同士を貼り合
わせる方法が挙げられるが、(2)の方法によれば、記
録層の面積が2倍以上になって好ましい。
【0050】ディスクを貼り合わせる方法としては、熱
融着による方法、超音波融着による方法、接着剤による
方法などが挙げられるが、密着性、生産性等の観点か
ら、接着剤による方法が好ましい。使用する接着剤の種
類としては、ホットメルト接着剤、熱硬化型接着剤、放
射線硬化型接着剤、溶媒揮発乾燥型接着剤、嫌気硬化型
接着剤、粘着シート等が挙げられるが、生産性等の観点
から、熱硬化型接着剤又は放射線硬化型接着剤、粘着シ
ートが好ましく、光線透過率等の光学特性の観点から、
放射線硬化型接着剤、粘着シートがより好ましい。な
お、放射線硬化型接着剤としては、電子線照射型接着
剤、紫外線照射型接着剤等が挙げられるが、生産性、設
備等の観点から、紫外線照射型接着剤が好ましい。
【0051】紫外線照射型接着剤としては、ラジカル重
合紫外線硬化型接着剤、カチオン重合紫外線硬化型接着
剤、ラジカル/カチオン併用重合紫外線硬化型接着剤が
挙げられる。
【0052】本発明において好適な放射線硬化型接着剤
の具体的な組成としては、アクリレート系モノマーと光
重合開始剤とを含有するラジカル重合紫外線硬化接着剤
が挙げられ、必要に応じてポリマーを添加することもで
きる。使用するアクリレート系モノマーとして好適なも
のの具体例としては、例えば、脂環式アクリレート、鎖
状脂肪族単官能アクリレートなどが挙げられ、これらの
モノマーはオリゴマーを形成していてもよい。脂環式ア
クリレートは、脂環式構造とそれに直接結合したアクリ
レート基から成るアクリレートモノマーおよび/または
そのオリゴマーであり、脂環式構造は置換基を有してい
てもよいが、該置換基は炭素と水素以外の元素を含まな
いものが好ましい。脂環式アクリレートは、脂環式アル
コールと、アクリル酸やメタクリル酸などのエステルで
あり、単官能アクリレートでも、2官能や3官能などの
多官能アクリレートでもよいが、耐熱性、架橋密度の観
点から多官能アクリレートが好ましい。
【0053】上記脂環式アクリレートの具体例として
は、シクロヘキシルアクリレート、ノルボニルアクリレ
ート、ジシクロペンタニルアクリレート、ジシクロペン
テニルアクリレート、イソボニルアクリレート、ヘキサ
シクロ[6,6,1,13.6,110.13,0
2.7,09.14]ヘプタデシル−4−アクリレー
ト、12−メチルヘキサシクロ[6,6,1,
3.6,110.13,02.7,0 9.14]ヘプ
タデシル−4−アクリレート、オクタシクロ[8,8,
0,1 .9,14.7,111.18
13.16,03.8,012.17]ドコシル−5
−アクリレート、テトラシクロ[4,4,0,
2.5,17.10]ドデシル−3−アクリレート−
9−ステアリル−テトラシクロ[4,4,0,
2.5,17.10]ドデシル−3−アクリレートな
どが挙げられる。脂環式アクリレートオリゴマーは、脂
環式アクリレートモノマーを公知の方法によって予備重
合したものであって、脂環式アクリレートモノマーが2
〜100程度多量化したものである。
【0054】上記鎖状脂肪族単官能アクリレートは、脂
肪族鎖部分とアクリレート基からなり、脂肪族鎖部分の
炭素数が5〜18のものが好ましく、8〜16のものが
より好ましい。炭素数が小さすぎると接着性に劣り、炭
素数が大きすぎると架橋密度が低下して強度に劣り、粘
度が上がるため取り扱いが困難になる。具体的には、ラ
ウリルアクリレート、ステアリルアクリレート、オクチ
ルアクリレート、イソオクチルアクリレート、デシルア
クリレート、イソデシルアクリレート等が挙げられる。
【0055】上記接着剤に添加することができるポリマ
ーは、接着剤の耐熱性、機械的強度を向上させるもので
あれば特に限定されないが、数平均分子量(Mn)が好
ましくは10000以上、より好ましくは30000以
上、特に好ましくは40000以上であり、好ましくは
400000以下、より好ましくは300000以下、
特に好ましくは200000以下のものである。Mnが
小さすぎると機械的強度にが劣り、高すぎる溶解性等に
劣り製造が困難である。該ポリマーのとしては、例え
ば、スチレン系ブロック共重合体及びそれらの変性物が
挙げられ、具体的には、スチレン・ブタジエン・スチレ
ンブロック共重合体、スチレン・イソプレン・スチレン
・ブロック共重合体、スチレン・イソプレン・ペンタジ
エン・スチレンブロック重合体、及びこれら重合体の水
素化物などが挙げられる。スチレン系ブロック共重合体
変性物としては上記共重合体の、無水ジカルボン酸変性
物、エポキシ変性物、及びハロゲン化物等が挙げられ
る。これらのポリマーは、耐熱性の観点から、DSCで
測定したガラス転移温度の最高温度が好ましくは50℃
以上であり、より好ましくは60℃以上である。
【0056】上記接着剤に用いる光重合開始剤は特に限
定されず、公知のものでよく、例えば、2,2−ジメト
キシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキ
シアセトフェノン、2−メチル−1−(4−メチルチオ
フェニル)−2−モルホリノ−プロパン−1−オンなど
のアセトフェノン類、ベンジル、メチルオルソベンゾイ
ルベンゾエート、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾイ
ンエチルエーテルなどのベンゾイン類、ベンジルジメチ
ルケタール類、α−ヒドロキシケトン類などが挙げられ
る。
【0057】本発明で用いる接着剤組成は(a)脂環式
アクリレートおよび/または鎖状脂肪族単官能アクリレ
ート、(b)ポリマー成分、(c)光重合開始剤、とし
たときに、(a)成分100重量部に対し、(b)成分
0.1重量部以上、好ましくは1重量部以上、より好ま
しくは3重量部以上、100重量部以下、好ましくは5
0重量部以下、より好ましくは30重量部以下、(c)
成分1重量部以上、好ましくは2重量部以上、より好ま
しくは3重量部以上、30重量部以下、好ましくは25
重量部以下である。(b)成分の量が少なすぎると硬化
後の接着剤に可撓性が低くなり、基材と剥離しやすくな
り、高温下での物性が低下しやすいという問題を生じ、
多すぎると粘度が高くなり塗布作業性に劣る。(c)成
分の量が少なすぎると硬化速度が低下し、多すぎると硬
化後の数平均分子量が低下して接着強度が下がる。
【0058】上記接着剤には、本発明の効果が発揮でき
る限りにおいて、上記モノマー以外のアクリレートモノ
マー、アクリレートオリゴマーなどを配合したり、酸化
防止剤、熱重合禁止剤、硬化促進剤、紫外線吸収剤、帯
電防止剤、レベリング剤、消泡剤、着色剤などの添加剤
や、タルク、シリカなどの無機フィラーなどを配合して
もよい。
【0059】接着層の形成方法としてはスピンコート
法、グラビアコート法、スプレーコート法、ディッピン
グ法等、種々の公知の方法を用いればよく、またこれら
の方法を組合せてもよいが、生産性、膜厚制御性の観点
からスピンコート法を用いるのが好ましい。この場合の
塗布条件は接着剤の粘度、目的とする塗膜厚さ等を考慮
して適宜決定すればよい。接着剤の硬化の際に、照射す
る紫外線照射強度は、通常、50mW/cm以上、紫
外線照射量は、通常、500〜2000mJ/cm
すればよい。また、光源としては、高圧水銀ランプ、メ
タルハライドランプなどを用いればよい。
【0060】硬化後の接着層の厚さは、通常10〜20
0μm、より好ましくは30〜100μmである。接着
層が薄すぎると均一な厚みの接着層を形成するのが困難
となり、耐久性が不十分となってくる。また、厚すぎる
と、硬化収縮によりディスクに反りが発生し易くなる。
【0061】以上の方法により得られた積層ディスク
は、耐衝撃性、信号読み取り性等の観点から、合計の厚
みが、通常0.6〜2mmで、好ましくは0.6〜1.
5mm、より好ましくは1.0〜1.3mmの範囲であ
る。
【0062】本発明においては、積層ディスクの耐衝撃
性をより向上させる目的で、両面若しくは片面にハブを
装着するのが好ましい。ハブは、ディスクの内孔部に取
り付けるものであり、通常、磁性材料を含んでなり、デ
ィスクと、ドライブのターンテーブルとを該磁性材料の
円板で磁気的に固定させる機能を有している。ハブの構
成としては、磁性材料である金属板を加工して円板状な
どの所定の形状としたもの、該金属板を樹脂基板にイン
サート成形等の一体成形したもの、樹脂基板に磁性粉を
分散させ成形したもの等が挙げられる。ハブとディスク
とは、通常、部分的に超音波溶着したり、接着剤を用い
て接着されている。ハブの形状は光ディスクの情報読取
りや、情報書込み機能に支障をおよぼさなければ特に限
定はないが、光ディスクの情報領域を著しく狭めたり、
ドライブ搭載時に光ディスクの回転を偏心させるような
ハブ形状は好ましくない。具体的にはディスク内周部の
情報領域にかからない外径を有する円筒状のものや、デ
ィスク内孔内に挿入される円筒状の凸状部を有する多段
構造の円筒状が好ましく、通常、厚さ0.2〜3mm、
直径10〜30mm程度である。
【0063】情報記録媒体 本発明の積層ディスクは、情報記録媒体として使用さ
れ、特に光学的に読みとり可能な情報記録媒体として好
適である。具体的には音楽用CD、CD−ROM、レー
ザーディスク、などの微細な凹凸による反射光の変化を
利用し、書き換え不可能なもの、CD−R、WORM
(追記型光ディスク)、MO(書き変え可能な光ディス
ク;光磁気ディスク)、MD(ミニディスク)、DVD
(デジタルビデオディスク)など、官能性色素や相変化
による反射率の変化を利用し、追記または書き換え可能
なものなどがある。
【0064】
【実施例】以下に、製造例、実施例及び比較例を挙げ
て、本発明についてより具体的に説明する。これらの例
中の部及び%は、特に断わりのない限り重量基準であ
る。各種の物性の測定は、下記の方法に従って行った。 (1)分子量は、トルエンを溶媒にしてGPCで測定
し、標準ポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)を
求めた。 (2)分子量分布は、トルエンを溶媒にしてGPCで測
定し、標準ポリスチレン換算の重量平均分子量(Mw)
と数平均分子量(Mn)を求め、重量平均分子量(M
w)と数平均分子量(Mn)の比(Mw/Mn)を算出
した。 (3)芳香環の水素添加率は、H−NMRを測定し算
出した。 (4)光ディスクの複屈折値は、直径85mmの光ディ
スクの中央から25mm位置での複屈折値で評価した。
複屈折値は偏光顕微鏡(ニコン社製;546nmセナル
モンコンペンセータ)にて測定した。
【0065】(5)光ディスクの耐衝撃性は、以下の方
法により測定した。 200mm×200mm×高さ100mmの木製台に、
幅75mm、深さ50mmの溝を形成し、直径85mm
の光ディスクを、その中心が溝の中心線上に一致するよ
うに配置する。ディスク内孔部分周辺のに重さ3000
gの荷重をかけた後のディスクの変化(クラックの発
生)を観察した。10枚のディスクで試験を行い、クラ
ック等の発生した枚数を記録した。 (6)光ディスクの反りは、ディックを70℃、90%
湿度の環境下に24時間放置した後の反り角度を測定
し、3mmrad以下を〔◎〕、3〜5mmradを
〔○〕、5〜8mmrad〔△〕、8mmrad以上を
〔×〕として評価した。
【0066】(製造例1)(芳香族ビニル系重合体の水
素添加物Aの製造) 十分に乾燥し窒素置換した、撹拌装置を備えたステンレ
ス鋼製反応器に、脱水シクロヘキサン960部、スチレ
ンモノマー240部及びジブチルエーテル3.81部を
仕込み、40℃で撹拌しながらn−ブチルリチウム溶液
(15%含有ヘキサン溶液)0.65部を添加して重合
を開始した。同条件下で3時間重合を行った後、イソプ
ロピルアルコール1.26部を添加して反応を停止させ
た。製造された芳香族ビニル系重合体aの重量平均分子
量(Mw)と分子量分布(Mw/Mn)を測定したとこ
ろ、Mw=180,000、 Mw/Mn=1.04で
あった。
【0067】次いで、上記芳香族ビニル系重合体a含有
の重合溶液1200部を攪拌装置を備えた耐圧反応容器
に移送し、ニッケル−珪藻土触媒(日揮化学工業社製;
N113, ニッケル担持量40%)24部を添加混合
した。仕込み終了後、反応容器内部を水素ガスで置換
し、撹拌しながら150℃で、水素を供給して圧力70
kg/cm2に保ち、6時間水素添加反応を行った。水
素添加反応終了後、反応溶液からろ過により水素添加触
媒を除去した。シクロヘキサン1200部を加えて希釈
した後、クリーン度クラス1000の環境下で、この濾
液をさらに孔径1μmのフィルターにて濾過し、異物を
除去した。この濾液を、クリーン度クラス1000の環
境下で、孔径1μmのフィルターにて濾過した9000
部のイソプロパノール中に注ぎ芳香族ビニル系重合体の
水素添加物Aを析出させた。水素添加物Aをろ過により
分離後、減圧乾燥器により、100℃で48時間乾燥さ
せ芳香族ビニル系重合体水素添加物Aを回収した。得ら
れた水素添加物Aの物性はMw=153,000、Mw
/Mn=1.09であった。
【0068】(製造例2)(芳香族ビニル系重合体の水
素添加物Bの製造) ジブチルエーテル3.81部とn−ブチルリチウム溶液
の代わりに、アゾビスイソブチロニトリルを0.1部加
え、反応温度を60℃、反応時間を48時間とする以外
は製造例1と同様にして芳香族ビニル系重合体を製造し
た。芳香族ビニル系重合体の重量平均分子量(Mw)と
分子量分布(Mw/Mn)を測定したところ、Mw=1
95,000、 Mw/Mn=1.80であった。
【0069】ニッケル−アルミナ触媒に代えてルテニウ
ム−カーボン触媒(エヌ・イー・ケムキャット社製;
ルテニウム担持量5%)を72部添加混合し、水素添加
反応温度を170℃、反応時間を10時間とする以外は
製造例6と同様にして、芳香族ビニル系重合体水素添加
物Bを製造した。得られた水素添加物Bの物性はMw=
79,000、Mw/Mn=1.65であった。
【0070】(実施例1)光ディスクの成形 製造例1で製造した芳香族ビニル系重合体の水素添加物
A100部に軟質重合体(旭化成社製;タフテックH1
052)0.1部、酸化防止剤(チバガイギー社製;イ
ルガノックス1010)0.1部を添加し、2軸混練機
(東芝機械社製;TEM−35B、スクリュー径37m
m、L/D=32、スクリュー回転数150rpm、樹
脂温度240℃、フィードレート15kg/時間)で混
練し、ストランド状に押し出した。これを水冷してペレ
タイザーで切断し、ペレット化した。
【0071】得られたペレットを、空気を流通させた熱
風乾燥器を用いて70℃で2時間乾燥して水分を除去
し、射出成形機(住友重機械工業社製;DISC−3)
を用いて、光ディスク用スタンパーを取り付けた金型を
使用し、樹脂温度330℃、型温度100℃、射出率1
200cm/secに設定して射出成形を行い、厚さ
0.6mm、85mmφ、内孔15mmφの光ディスク
を得た。ディスクの片面には、情報信号用ピットが形成
されていた。
【0072】反射膜の形成 得られたディスクのピット形成面に、日電アネルバ製I
LC−3000を使用して80nmのアルミニウム反射
膜の形成を行った。反射膜は最外周部の幅0.2mm
と、内周部で溝の内側の幅12mmには設けなかった。積層ディスクの製造 反射膜の形成された上記ディスク2枚を、下記組成の紫
外線(UV)硬化型接着剤を用い、2500mJ/cm
のUV照射量で硬化させて貼り合わせて積層型光ディ
スクを製造した。
【0073】放射線硬化型接着剤組成 ジシクロペンタエニルアクリレート(日立化成製:FA
513A)90重量部、イソボニルアクリレート(共栄
社化学製:IB−XA)10重量部、スチレン・エチレ
ン・ブタジエン・スチレン・ブロック共重合体ポリマー
(旭化成製:タフテックH1052)5重量部、光重合
開始剤(チバ・スペシャリティ・ケミカル社製:イルガ
キュアー184)8重量部を混合して接着剤(1)を得
た。
【0074】得られた光ディスクの複屈折値、耐衝撃
性、反り角度を評価した。評価結果を表1に示す。
【0075】
【表1】
【0076】(実施例2)光ディスクを成形する際に、
射出率を500cm/secとする以外は、実施例1
と同様に積層型光ディスクを成形して評価した。結果を
表1に示す。
【0077】(実施例3)積層型光ディスクの中心部
に、直径23mm、厚さ2.5mmで、ドライブ装着用
の中心ホールを有するハブを、超音波融着により装着し
た以外は、実施例2と同様に積層型光ディスクを成形し
て評価した。結果を表1に示す。
【0078】(実施例4)貼り合わせ用の接着剤を大日
本インキ製、ダイキュアー・クリアー:SD−661
(接着剤2)に変えた以外は、実施例2と同様に積層型
光ディスクを成形して評価した。結果を表1に示す。
【0079】(実施例5)製造例2で得られた水素添加
物Bを使用した以外は、実施例4と同様に積層型光ディ
スクを成形して評価した。結果を表1に示す。
【0080】(比較例1)実施例1と同様の方法によ
り、厚み0.6mmの光ディスクに変えて、厚み1.2
mmのピットが形成された光ディスクを成形し、同様に
反射膜を形成した。得られたディスクの反射膜の上面
に、紫外線硬化性保護コート剤(SD−17:大日本イ
ンキ)をスピンコーターを用いて塗布し、乾燥した。乾
燥後の紫外線硬化性コート剤の膜の厚さは10μmであ
った。このディスクに80mWの高圧水銀ランプによる
紫外線照射(ディスク表面上のピーク照射強度:150
mW/cm、積算光量1500、照射時間10秒)を
行い、紫外線硬化性保護コート剤を硬化させ、保護コー
ト層を形成した。以下、実施例1と同様の評価を行っ
た。結果を表1に示す。
【0081】(比較例2)1.2mmの光ディスクの射
出率を500cm/sec.に変えた以外は比較例1
と同様に光ディスクを成形して評価した。結果を表1に
示す。
【0082】(比較例3)ディスクに、実施例3と同様
の方法により同様のハブを装着した以外は、比較例2同
様に評価を行った。結果を表1に記載する。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、複屈折値が小さく、外
的応力が加わったときなどの耐衝撃性に優れ、ディスク
の反りもない、光ディスクを提供することができる。こ
のようなディスクは、特にデジタルビデオディスク(D
VD)などの高密度、高容量の光ディスクに好適であ
る。
フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AB10 AK04G AK04J AK11A AK11B AK12 AK12G AK12J AK25G AK25J AK29G AK29J AL01G AL02G AL05G AL06 AR00C BA02 BA03 BA04 BA05 BA07 BA10A BA10B BA10C BA13 CB02 GB41 JG06C JK10 JL04 JN18 YY00A YY00B 5D029 HA05 HA06 JA01 JA04 JB05 KA13 KB02 KC07 KC10 PA05 RA06 RA24 RA30

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニル系環状炭化水素重合体で形成され
    た、厚さ0.01〜1mmの支持ディスクを2層以上積
    層してなる積層ディスク。
  2. 【請求項2】 支持ディスク同士が、接着層を介して積
    層されたものである請求項1記載の積層ディスク。
  3. 【請求項3】 ビニル系環状炭化水素重合体が、芳香族
    ビニル系重合体水素化物である請求項1又は2いずれか
    に記載の積層ディスク。
  4. 【請求項4】 支持ディスク面に記録層を有するもので
    ある請求項1乃至3いずれかに記載の積層ディスク。
  5. 【請求項5】 さらにハブを有する請求項1乃至4いず
    れかに記載の積層ディスク。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5いずれかに記載の積層ディ
    スクからなる情報記録媒体。
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