JP2001100747A - 移動通信端末装置 - Google Patents

移動通信端末装置

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JP2001100747A
JP2001100747A JP27682499A JP27682499A JP2001100747A JP 2001100747 A JP2001100747 A JP 2001100747A JP 27682499 A JP27682499 A JP 27682499A JP 27682499 A JP27682499 A JP 27682499A JP 2001100747 A JP2001100747 A JP 2001100747A
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melody
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communication terminal
key
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JP27682499A
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English (en)
Inventor
Yuji Umemoto
祐司 梅本
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メロディ着信音の移調、テンポ変更の入力操
作を簡単化する。 【解決手段】 テンポ変更/移調要求があった場合、該
当するメロディデータをメモリの所定領域から読み出し
て作業領域に移す(S1〜S3)。ここで、テンポ変更
が選択され(S4)、テンポ変更データが入力された場
合(S5、S6)、そのテンポ変更データに従って作業
領域にあるメロディデータを一括変更する(S7)。同
様に、移調が選択され(S4)、移調データが入力され
た場合(S11、S12)、その移調データに従って作
業領域にあるメロディデータを一括変更する(S1
3)。変更後、ユーザに確認の有無を問い合わせ(S
8)、確認が選択された場合には、作業領域のメロディ
データを再生する(S9)。テンポ変更/移調処理が終
了し、OKが入力された場合には(S10)、メモリの
作業領域にあるメロディデータを正規の領域に移し(S
14)、一連の処理を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯無線電話機等
の移動通信端末装置に係り、特に着信時のメロディ音変
更技術に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、セルラーシステム、PCS(Pers
onal Communication System)システムなどにおいて、
広く普及している携帯無線電話機では、デジタルシステ
ムへの移行により大規模なデジタルLSI技術が活用さ
れるようになり、これによって小型化、軽量化が進み、
携帯性が益々良好となってきている。また、低消費電力
技術の進歩、リチウムイオン電池の採用により、電池寿
命が飛躍的に延びている。さらに、基地局の整備によ
り、どこでも通話ができるようになってきている。この
ように利便性が向上したことによって、全国での加入者
登録台数が3000万台を越えるまで成長した。
【0003】ところで、誰もが携帯無線電話機を持って
いる状況では、個々にオリジナルの着信音を持つ要求が
出てくる。例えば、多数の人がいる状況で誰かの携帯電
話機に着信があると、自分の携帯無線電話機への着信音
と勘違いする不都合が生じる。このため、従来の携帯無
線電話機では、着信音として流行の曲を専用ICに多数
登録しておき、ユーザが自由に選択設定できる構成とな
っている。しかしながら、この構成では、流行の廃れに
より曲を変えたい状況が生じてもこれに対応することが
できない。また、専用ICを搭載しなければならないこ
とから、コストアップの要因ともなっている。
【0004】そこで、最近では、ユーザが自由に音を設
定することで曲を作成して記憶することのできるオリジ
ナル着信音作成機能が搭載された携帯無線電話機が普及
されてきている。また、煩雑な曲の入力操作を省略する
ため、無線回線を通じて事業者のサービスセンターまた
は通信相手よりオリジナル着信音データを受信入力する
サービスが受けられるようになってきている。また、電
話機のハードウェアも改良され、再生音域も広くなって
きており、メロディ着信音のメモリを大きくすれば、例
えば歌謡曲を1曲全て入れることも可能となってきてい
る。このようになると、単に着信音の機能だけでなく、
音楽を聴くという目的にも使用可能となり、さらには再
生曲に合わせて歌を歌うような、いわゆるカラオケ的な
使用も考えられる。
【0005】従来のオリジナル着信音の作成操作方法で
は、ユーザが音符データの音階、音のテンポ(音符の長
さ)を1個ずつキーの選択操作によって入力するように
なっている。このような操作はかなりの作業量である。
ここで、音楽鑑賞、カラオケ等の目的で使用するとすれ
ば、移調やテンポの変更も必要となってくるが、これら
の設定は各音符について全て同じ作業が必要となるた
め、ユーザにとってはかなりの負担になってしまう。特
に、テンポについては音符の長さで変えるようになって
いるため、微調整ができないという欠点もある。
【0006】尚、以上は携帯無線電話機の場合を説明し
たが、このことはPHS等の他の移動通信端末装置でも
同様の問題を生じている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように従来の移
動通信端末装置では、メロディ着信音の入力操作が音符
毎に設定する手法となっているため、特に移調、テンポ
変更を行う場合にも音符毎に設定しなければならず、作
業量が極めて多く、ユーザにとってはかなりの負担とな
る。
【0008】この発明は、上記の課題を解決し、メロデ
ィ着信音の移調あるいはテンポ変更のように、各音符に
対して同様の入力操作が必要な場合でも、その入力操作
を簡単に行うことのできる移動通信端末装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明に係る移動通信端末装置は、以下のように構
成される。
【0010】(1)任意の音符データを並べることでメ
ロディデータを作成して着信音として記憶するメロディ
作成記憶手段と、基地局からの着信時に前記メロディデ
ータを再生して着信を報知する着信報知手段とを備える
移動通信端末装置において、前記メロディ作成記憶手段
に記憶された任意のメロディデータに対するユーザの調
変更指示を入力する調変更指示入力手段と、この調変更
指示入力手段により調変更が指示されたとき、前記メロ
ディ作成記憶手段から指定されたメロディデータを読み
出して指定範囲の音符データを一括して調変更処理し、
新たなメロディデータとして前記メロディ作成記憶手段
に記憶させる調変更処理手段とを具備して構成される。
【0011】この構成によれば、ユーザがメロディデー
タと範囲と調を指定するだけで、メロディデータを構成
する指定範囲の音符データの調を一括して変更すること
ができるようになる。
【0012】(2)任意の音符データを並べることでメ
ロディデータを作成して着信音として記憶するメロディ
作成記憶手段と、基地局からの着信時に前記メロディデ
ータを再生して着信を報知する着信報知手段とを備える
移動通信端末装置において、前記メロディ作成記憶手段
に記憶された任意のメロディデータに対するユーザのテ
ンポ変更指示を入力するテンポ変更指示入力手段と、こ
のテンポ変更指示入力手段によりテンポ変更が指示され
たとき、前記メロディ作成記憶手段から指定されたメロ
ディデータを読み出して指定範囲の音符データを一括し
てテンポ変更処理し、新たなメロディデータとして前記
メロディ作成記憶手段に記憶させるテンポ変更処理手段
とを具備して構成される。
【0013】この構成によれば、ユーザがメロディデー
タと範囲とテンポを指定するだけで、メロディデータを
構成する指定範囲の音符データの長さを一括して変更す
ることができるようになる。
【0014】(3)(1)、(2)の構成において、前
記メロディ作成記憶手段は、当該端末装置の加入局から
ダウンロードしたメロディデータを着信音として記憶す
る機能を備える。
【0015】この構成によれば、、加入局に登録されて
いるメロディデータをダウンロードするだけでメロディ
データを取得し保存することができるので、ユーザがメ
ロディデータそのものを作成しなくてもよく、ユーザの
メロディデータ作成の手間を省くことが可能となる。
【0016】(4)(1)、(2)の構成において、さ
らに、前記メロディ作成記憶手段から任意のメロディデ
ータを再生し、その再生音と話者音声とを入力しデータ
化して保存するミキシングデータ保存手段と、このミキ
シングデータ保存手段に保存されたミキシングデータを
再生し拡声出力するミキシングデータ再生手段とを備え
る。
【0017】この構成によれば、メロディデータと話者
音声を同時に録音し、それを再生することが可能とな
り、カラオケ的機能を実現することができるようにな
る。
【0018】(5)(1)の構成において、さら前記調
変更処理手段は、前記調変更指示入力時に前記音符デー
タを構成する音程データを指示された調に変換すると共
に、前記着信報知手段の周波数特性に基づいて基準音量
に対する音量補正データを音程に対応させて変更するも
のとする。
【0019】この構成によれば、着信報知手段の周波数
特性に応じて再生音の音量がフラットとなるように補正
する音量補正データを音程変更に伴って変更するように
しているので、調変更後も再生音の音量を周波数によら
ずフラットにすることができるようになる。
【0020】(6)(5)の構成において、前記前記調
変更処理手段は、前記音符データを構成する音程データ
と前記着信報知手段の周波数特性に基づく音量補正デー
タとの関係を示すテーブルを備え、前記調変更指示入力
時に前記音程データを指示された調に変換すると共に、
前記テーブルを参照して前記音量補正データを音程に対
応させて変更するものとする。
【0021】この構成によれば、予め音程データと着信
報知手段の周波数特性に基づく音量補正データとの関係
を示すテーブルを備えているので、単にテーブルを参照
するだけで音量補正データを音程に対応させて変更する
ことができるようになる。
【0022】(7)(1)の構成において、前記調変更
処理手段は、移調のみならず、転調、使用音階変更とい
った機能を持たせれば、さらに充実した編曲を行えるよ
うになる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0024】図1は本発明に係る移動通信端末装置の一
例となる携帯無線電話機の構成を示すもので、図示しな
い基地局からデジタル通話チャネルを介して送られてく
るQPSK変調された無線周波信号は、アンテナ1で受
信された後、アンテナ共用器(DIU)2を介して受信
回路(RX)3に入力される。この受信回路3は、上記
無線周波信号を周波数シンセサイザ回路(SYN)4か
ら発生される受信局部発振信号とミキシングして中間周
波信号に周波数変換した後、増幅し、直交復調する。
尚、上記周波数シンセサイザ回路4から発生される受信
局部発振信号の周波数は、図示しないが、制御回路(C
ONT)29から出力される制御信号によって指示され
る。
【0025】上記受信中間周波信号は、A/D変換器
(AD)6によってデジタル信号に変換された後、デジ
タル変復調回路(MODEM)8に入力される。このデ
ジタル変復調回路8は、上記受信中間周波信号を遅延検
波し、さらにフレーム同期の確立、カラーコード信号の
検出によりデジタル復調してデジタルベースバンド信号
に変換する。
【0026】このデジタル変復調回路8から出力される
デジタルベースバンド信号には、デジタル通話信号とデ
ジタル制御信号とが含まれる。このうち、デジタル制御
信号は制御回路23に取り込まれて識別される。一方、
デジタル通話信号は、誤り訂正符号復号回路(CH−C
ODEC:チャネルコーデック)9に入力される。この
誤り訂正符号復号回路9は、上記デジタル変復調回路8
から供給されるデジタル通話信号に対してデインターリ
ーブ、誤り訂正復号化処理を施すもので、ここで誤り訂
正復号化されたデジタル通話信号は音声符号復号回路
(SP−CODEC:スピーチコーデック)10に入力
され、そのデジタル通話信号が文字情報、メロディ情報
の場合は、制御回路29に入力される。
【0027】この音声符号復号回路10は、上記デジタ
ル通話信号に対してVSELP(Vector Sum Excited L
inear Prediction)またはPSI−CELP(Pitch Sy
nchronous innovation - Code Excited Linear Predict
ion)による音声復号化処理(DEC)を施すもので、
この音声符号復号回路10から出力された通話信号はD
/A変換器(DA)11でアナログ通話信号に変換され
た後、受話アンプ13で増幅され、スピーカ15から拡
声出力される。
【0028】一方、マイクロホン16により集音されて
音電変換された話者の送話信号は、送話アンプ14によ
り増幅された後、A/D変換器(AD)12によりデジ
タル送話信号に変換されて音声符号復号回路10に入力
される。この音声符号復号回路10は、上記デジタル送
話信号に対してVSELPによる音声符号化処理(CO
D)を施すもので、この音声符号復号回路10から出力
されるデジタル送話信号は、制御回路29から出力され
るデジタル制御信号と共に誤り訂正符号復号回路9に入
力される。この誤り訂正符号復号回路9では、上記デジ
タル送話信号及びデジタル制御信号に対して誤り訂正符
号化処理、インターリーブ処理を施してデジタルベース
バンド信号に変換するもので、この符号化後のデジタル
ベースバンド信号はデジタル変復調回路8に入力され
る。また、制御回路29から文字情報、メロディ情報が
送られてきた場合は、デジタル送話信号として処理す
る。
【0029】このデジタル変復調回路8は、上記誤り訂
正符号復号回路9からのデジタルベースバンド信号に対
してフレーム信号の付加、カラーコード信号の付加を施
し、さらに信号のマッピング処理を行った後、送信タイ
ミングを設定するもので、このデジタル変復調回路8の
出力はD/A変換器(DA)7でアナログ信号に変換さ
れて送信回路(TX)5に入力される。この送信回路5
は、アナログ信号に変換されたベースバンド信号を直交
変調し、さらにシンセサイザ回路4で発生される送信局
部発振信号とミキシングして所定の送信周波数に変換し
増幅するもので、その送信信号はアンテナ共用器2を介
してアンテナ1に送られ、このアンテナ1から電波とし
て基地局に向けて送出される。
【0030】上記デジタル変復調回路8、誤り訂正符号
復号回路9、音声符号復号回路10はバスライン28に
接続される。このバスライン28はパラレルの信号ライ
ンであり、各種回路部のインターフェースを司るもの
で、このバスライン28には制御回路29、CPU2
3、ROM24、RAM25が接続されている。
【0031】上記制御回路29は、内蔵している発振回
路からのクロック信号に基づき、バスライン28に接続
される各回路の制御を行うと共に、LCD駆動装置21
を通じてLCD表示器22の表示制御を行い、キーユニ
ット(KEY)20の操作入力処理を行うものである。
上記クロック信号はメロディの音程、テンポの基準とな
る。
【0032】ここで、LCD表示器22は電話番号表
示、その他の携帯電話の状態表示を行う。キーユニット
20は、テンキー、ファンクションキーを備え、ユーザ
がこれらのキーの入力操作を行うことで、電話番号、発
信、終話、文字、コード、機能設定などの情報を取り込
む。
【0033】また、上記制御回路29は、着信音、メロ
ディ音を発生するトーン発生器(GNE)17を制御
し、そのトーン出力はサウンダアンプ18で増幅され、
サウンダ19より拡声出力される。また、サウンダアン
プ18にはスイッチ30を介して送話アンプ14から出
力される話者音声信号も入力され、トーン発生器17か
らのトーン出力とミキシング可能となっている。
【0034】一方、ROM24は、フラッシュROMま
たはEEPROMで構成され、携帯無線電話機の各種プ
ログラム、文字情報、メロディ情報の対応のほか、個別
番号、無線機の調整情報等を予め記憶しておくものとし
て使用される。CPU23は制御回路29からの指示に
従ってROM24から該当するプログラムを取り込んで
実行する。RAM25は、例えばフラッシュメモリで構
成され、図示していないバックアップ電池によって機器
の電源が入っていない状態でも記憶情報が保持されるよ
うになっており、携帯無線電話機の設定状態、電話番
号、デジタル処理化された録音信号を記憶すると共に、
ユーザが入力した文字情報、メロディ情報を記憶するも
のとして使用される。
【0035】尚、上記の各回路ブロックには、電池27
の出力が安定化電源回路26によって安定化されて電源
として供給される。
【0036】図2はトーン発生器17の詳細な構成を示
すブロック図である。図2において、メロディ制御部1
01は、制御回路29からのメロディ再生指令を受ける
と、RAM25からバスライン28を介して指定のメロ
ディデータを取り込み、そのデータに基づいて各部に制
御信号を出力する。
【0037】一方、音程制御部102及びテンポ制御部
103には、制御回路29から基準となるクロック信号
(19.2MHz)が供給される。音程制御部102はクロッ
ク信号をメロディ制御部101からの音程データに基づ
いて分周して所望の音程に対応する周波数信号を生成す
る。また、テンポ制御部103はクロック信号をメロデ
ィ制御部101からのテンポデータにより分周して所望
のテンポの基準信号を生成するもので、この基準信号は
音長制御部104に供給される。
【0038】この音長制御部104はメロディ制御部1
01からの音長データに基づいて基準信号のタイミング
を調整することで音長信号を生成するものである。上記
音程制御部102から出力される周波数信号及び音長制
御部104から出力される周波数信号及び音長信号は音
程・音長合成部105に供給される。この音程・音長合
成部105は、音程制御部102からの周波数信号を音
長制御部104からの音長信号のタイミングにより切り
出すことでメロディ信号を生成するもので、ここで生成
されたメロディ信号は音量制御部106に供給される。
【0039】この音量制御部106はメロディ制御部1
01からの音量データに基づいてメロディ信号の音量を
調整する。ここでは、使用するサウンダ19が電磁型の
狭帯域なものであることから、その周波数特性を平坦化
して自然なメロディ音にするために、各音程でフラット
になるように受話レベル補正を行う。
【0040】すなわち、一般的なサウンダ19の周波数
特性は、図3に示すように、2.33[KHz] に共振周波数を
持つ特性を有している。そこで、最小の音圧レベルを示
す最も低い周波数 293.66[Hz] を減衰量 0[dB] に設定
して、各周波数での音レベルとの差分の減衰量を与え
る。これにより、サウンダ19の周波数特性をフラット
な特性に補正することができる。図3の場合、共振周波
数で必要な減衰量は 18[dB] となる。
【0041】音量制御部106から出力されるメロディ
信号は、ボリューム回路107にてユーザの操作により
与えられるボリューム設定値に応じて音量調整される。
このボリューム回路107で音量調整されたメロディ信
号はサウンダアンプ18で増幅された後、サウンダ19
より拡声出力される。
【0042】次に、メロディデータの内容について具体
的に説明する。
【0043】1曲分のメロディデータは、そのメロディ
を構成する各音符のデータと曲の終わりを示すデータで
構成する。1つの音符のデータは、音長データ(1Byt
e)、音程データ(2Byte:実際には11bit)及び音量デ
ータ(1Byte)で構成される。曲の終わりを示すデータ
は音長データが00Hの音符データとする。
【0044】音程データは000H〜7FFHの値が設
定できる。この場合、音程データ値に対する再生周波数
は、 再生周波数=600000/((音程データ値)+1) [Hz] の式で計算できる。但し、00Hは休符とする。音程デ
ータと再生する周波数との関係を図4に示す。
【0045】音長データは図5に示すように音符に合わ
せた設定をすることができ、88Hは3連符、00Hは
曲の終わりを示す。
【0046】音量補正データは00H〜FFHの値を設
定することができる。音量補正は、最も音圧が低い周波
数の音量補正データ値をFFHとして、その周波数と補
正したい周波数の音圧が等しくなるように音量補正デー
タ値を設定する。音量補正データ値がFFHのときの音
量を基本音量とすると、任意の音量補正データ値に対す
る基本音量からの減衰量は、 (減衰量)=20*log((音量補正データ値)/255)[dB] の式で計算できる。00Hは無音データを示す。図6に
音量補正データ値と減衰量との関係を示す。
【0047】音符の長さはテンポ設定で決定される基本
音長に音長データ値を掛け合わせたものである。テンポ
設定値は01H〜1FHの31段階で設定できる(00
Hは禁止)。テンポ設定値と実際の音符の長さとの関係
を図7に示す。
【0048】ボリューム回路107の設定はユーザのボ
リューム操作に合わせたレベル制御を行う。図8にボリ
ュームによる音量設定値と基本音量からの減衰量の関係
を示す。
【0049】次に、本実施形態のオリジナル着信音変更
動作を図9に示すフローチャートを参照して説明する。
【0050】まず、待ち受け状態でオリジナル着信音
(ダウンロードでの着信音でも構わない)がRAM25
の所定エリアにメモリされているものとする。この状態
で、ユーザのキー入力操作によってオリジナル着信音の
テンポ変更/移調が要求されると、ROM24からテン
ポ変更/移調プログラムがロードされ、CPU23によ
り実行される。
【0051】図9は上記テンポ変更/移調プログラムの
処理内容を示すものである。まず、テンポ変更/移調要
求に応じてオリジナル着信音の選択手順を示す画面を表
示する(S1)。この画面表示内容に従ってユーザの着
信音選択がなされると(S2)、該当するメロディデー
タをRAM25の所定領域から読み出して作業領域に移
す(S3)。
【0052】次に、テンポ変更か移調かを問うメッセー
ジを表示する(S4)。ここで、テンポ変更が選択され
た場合、テンポ変更データ入力画面を表示し(S5)、
データ入力を待機する(S6)。テンポ変更データは、
例えば10%のようなステップ値(この場合、カーソル
キーを利用する)、♪=120のような数値入力(この
場合、テンキーを利用する)等が考えられる。
【0053】データ入力があった場合、そのテンポ変更
データに従ってRAM25の作業領域にあるメロディデ
ータを一括変更する(S7)。この時点でユーザに確認
するか否かの問い合わせ画面を表示し(S8)、確認が
選択された場合には、作業領域のメロディデータを再生
する(S9)。再生後(再生中でもよい)、この内容で
OKかを問う画面を表示し(S9)、OKが選択されな
かった場合にはステップS4に戻って再設定を促す。
【0054】一方、ステップS4で移調が選択された場
合、移調データ入力画面を表示し(S11)、データ入
力を待機する(S12)。移調データは半音ステップに
よる入力の他、先頭の音符の高さを直接入力する(例え
ば「ド」の音に対して「レ」を指定する)方法も考えら
れる。移調データが入力された場合には、その移調デー
タに従ってRAM25の作業領域にあるメロディデータ
を一括変更し(S13)、ステップS8に移行する。
【0055】上記のテンポ変更/移調処理が終了し、ス
テップS10でOKが入力された場合には、RAM25
の作業領域にあるメロディデータを正規の領域に移し
(S14)、一連の処理を終了する。
【0056】尚、上記の処理内容ではメロディ全体を一
括変更する場合について説明したが、範囲指定するステ
ップを設けることで任意の範囲を一括変更することも可
能である。
【0057】図10は変更する前のメロディデータの一
例を示すもので、この曲は8分音符8個から構成され、
音程はD4〜D5の1オクターブとなっている。また、
テンポは♪=240msの速度であり、この時のテンポ
設定データは0CHである。テンポは曲の途中で変更す
ることも可能であるが、ここでは一曲の間、同じである
ものとする。この例において、ユーザ設定によりテンポ
を約10%アップして、移調は半音高くするものとすれ
ば、図11に示すデータに変換される。このとき、テン
ポ♪=220msとなり、設定データは0BHに変更さ
れる。また、音階設定データ、音量補正データは全て変
更される。この変更方法を以下に説明する。
【0058】図12にその変換に必要な音階設定データ
と音量補正データの対応関係を示す。この対応関係は、
事前にRAM25の所定エリア内に保存されている。C
PU23は、このテーブル値を使用してメロディの音階
データ、音量補正データを作成してメロディ発生用のト
ーン発生器17にセットすることで所望のメロディを発
生させる。実際にRAM25上にメロディデータとして
記憶するのはソフトウェア(SW)コードであり、この
コードは1〜36値を持ち、3オクターブの音域をカバ
ーする。ここでは分かり易いように10進の値で示した
が、プログラム上では16進値で計算される。
【0059】RAM25には、1〜36のコードに対応
する音階のデータ設定値と音量補正のデータ設定値が事
前にメモリされている。ユーザの移調の設定要求が半音
上げる設定であれば、曲のコードの値に全て+1を加算
して新しいコードに変換する。データ設定値、音量補正
値を全て記憶してそれを全て変換することにより、メモ
リ量も少なくできるメリットがある。
【0060】新しい曲への変更が完了した場合には、新
しい曲をサウンダ19から音を出して所望としている曲
であるか確認することができる。ユーザはその曲を聴い
てOKであれば、正規のエリアのメロディデータを書き
換えて完了する。ユーザは、視聴結果が不満である場
合、訂正を要求して再設定することも可能である。
【0061】上記の機能を応用することにより、カラオ
ケの練習機能、つまり音程とテンポを好みに合わせて再
生して、それに合わせて音声を録音し再生して楽しむこ
とができる。この場合の録音処理について、図1を参照
してその動作を説明する。
【0062】例えば、予めファンクションキーにカラオ
ケ機能の選択指示を割り当てておき、ユーザがそのキー
を操作した場合には、カラオケ用のプログラムをROM
24からロードしてCPU23に実行させる。このと
き、CPU23はメロディ候補を表示してユーザに選曲
させる。選曲された場合には、そのメロディデータをR
AM25から読み出して、必要ならば前述の処理によっ
てテンポの変更、移調を行った後、トーン発生器17か
らメロディを再生させ、サウンダ19から拡声出力させ
る。
【0063】ユーザの音声とサウンダ19からの再生音
はマイク16で集音されて電気信号に変換された後、送
話アンプ14で所望のレベルに増幅されてA/D変換器
12によりデジタル信号に変換され、音声符号復号回路
10、バスライン28を介してRAM25の所定エリア
に録音データとして保存される。再生する場合は、ユー
ザの再生キー選択操作に応じてRAM25からバスライ
ン28、音声符号復号回路10を経由してD/A変換器
11にてアナログ音声信号に変換され、受話アンプ13
で増幅された後、スピーカ15より再生される。交信中
にこのカラオケ再生処理を実行すれば、相手にユーザ音
声入力付きのメロディを聴かせることもできる。
【0064】以上説明したように本実施形態によれば、
音程と周波数設定コードと音量補正コードの対応テーブ
ルを作成しておき、移調のデータ要求により音程のソフ
トコードを一括して変換して、所望とする周波数設定コ
ードと音量補正コードに更新することができ、音長の基
本となるテンポデータを変更することによりテンポを変
更することができるので、ユーザが簡単な操作により移
調とテンポの変更を行うことができるようになる。ま
た、着信音を基地局からダウンロードした場合でも、同
様な手順により可能である。
【0065】尚、上記実施形態の説明では、単に半音ス
テップで上下させる移調処理の場合について説明した
が、短調を長調に、長調を短調に変換したり、クラシッ
ク、ポップス、ジャズ等のジャンル別に曲調を変更する
といった調変更テーブルを用意しておけば、これらの変
更も簡単な操作で対応することができる。これらの変更
処理は、和音出力が可能な場合、特に有効である。
【0066】また、本発明は、上記の形態無線電話機だ
けでなく、他の移動通信端末装置にも適用可能であるこ
とはいうまでもない。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、メロディ
着信音の移調あるいはテンポ変更のように、各音符に対
して同様の入力操作が必要な場合でも、その入力操作を
簡単に行うことのできる移動通信端末装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動通信端末装置の一実施形態と
する携帯無線電話機の構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態におけるトーン発生器の詳細な構成
を示すブロック図。
【図3】同実施形態に用いられる一般的なサウンダの周
波数特性を示す特性図。
【図4】同実施形態における音程データと再生する周波
数との関係を示す図。
【図5】同実施形態における音長データと音符との関係
を示す図。
【図6】同実施形態における音量補正データ値と減衰量
との関係を示す図
【図7】同実施形態におけるテンポ設定値と実際の音符
の長さとの関係を示す図。
【図8】同実施形態におけるボリューム調整による音量
設定値と基本音量からの減衰量との関係を示す図。
【図9】同実施形態のオリジナル着信音変更処理動作を
示すフローチャート。
【図10】図9の処理における変更前のメロディデータ
の一例を示す図。
【図11】図9の処理における変更後のメロディデータ
の一例を示す図。
【図12】図9の処理における変換に必要な音階設定デ
ータと音量補正データの対応関係を示す図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…アンテナ共用器(DIU) 3…受信回路(RX) 4…シンセサイザ回路(SYN) 5…送信回路(TX) 6…A/D変換器(AD) 7…D/A変換器(DA) 8…デジタル変復調回路(MODEM) 9…誤り訂正符号復号回路(CH−CODEC:チャネ
ルコーデック) 10…音声符号復号回路(SP−CODEC:スピーチ
コーデック) 11…D/A変換器(DA) 12…A/D変換器(AD) 13…受話アンプ 14…送話アンプ 15…スピーカ 16…マイクロホン 17…トーン発生器(GNE) 18…サウンダアンプ 19…サウンダ 20…キーユニット(KEY) 21…LCD駆動装置 22…LCD表示器 23…CPU 24…ROM 25…RAM 26…安定化電源回路 27…電池 28…バスライン 29…制御回路(CONT) 30…スイッチ 101…メロディ制御部 102…音程制御部 103…テンポ制御部 104…音長制御部 105…音程・音長合成部 106…音量制御部 107…ボリューム回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/38 H04M 1/00 B H04M 1/00 H04B 7/26 109L

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意の音符データを並べることでメロディ
    データを作成して着信音として記憶するメロディ作成記
    憶手段と、基地局からの着信時に前記メロディデータを
    再生して着信を報知する着信報知手段とを備える移動通
    信端末装置において、 前記メロディ作成記憶手段に記憶された任意のメロディ
    データに対するユーザの調変更指示を入力する調変更指
    示入力手段と、 この調変更指示入力手段により調変更が指示されたと
    き、前記メロディ作成記憶手段から指定されたメロディ
    データを読み出して指定範囲の音符データを一括して調
    変更処理し、新たなメロディデータとして前記メロディ
    作成記憶手段に記憶させる調変更処理手段とを具備する
    ことを特徴とする移動通信端末装置。
  2. 【請求項2】任意の音符データを並べることでメロディ
    データを作成して着信音として記憶するメロディ作成記
    憶手段と、基地局からの着信時に前記メロディデータを
    再生して着信を報知する着信報知手段とを備える移動通
    信端末装置において、 前記メロディ作成記憶手段に記憶された任意のメロディ
    データに対するユーザのテンポ変更指示を入力するテン
    ポ変更指示入力手段と、 このテンポ変更指示入力手段によりテンポ変更が指示さ
    れたとき、前記メロディ作成記憶手段から指定されたメ
    ロディデータを読み出して指定範囲の音符データを一括
    してテンポ変更処理し、新たなメロディデータとして前
    記メロディ作成記憶手段に記憶させるテンポ変更処理手
    段とを具備することを特徴とする移動通信端末装置。
  3. 【請求項3】前記メロディ作成記憶手段は、当該端末装
    置の加入局からダウンロードしたメロディデータを着信
    音として記憶することを特徴とする請求項1または2記
    載の移動通信端末装置。
  4. 【請求項4】さらに、前記メロディ作成記憶手段から任
    意のメロディデータを再生し、その再生音と話者音声と
    を入力しデータ化して保存するミキシングデータ保存手
    段と、このミキシングデータ保存手段に保存されたミキ
    シングデータを再生し拡声出力するミキシングデータ再
    生手段とを備えることを特徴とする請求項1または2記
    載の移動通信端末装置。
  5. 【請求項5】前記調変更処理手段は、前記調変更指示入
    力時に前記音符データを構成する音程データを指示され
    た調に変換すると共に、前記着信報知手段の周波数特性
    に基づいて基準音量に対する音量補正データを音程に対
    応させて変更することを特徴とする請求項1記載の移動
    通信端末装置。
  6. 【請求項6】前記調変更処理手段は、前記音符データを
    構成する音程データと前記着信報知手段の周波数特性に
    基づく音量補正データとの関係を示すテーブルを備え、
    前記調変更指示入力時に前記音程データを指示された調
    に変換すると共に、前記テーブルを参照して前記音量補
    正データを音程に対応させて変更することを特徴とする
    請求項5記載の移動通信端末装置。
  7. 【請求項7】前記調変更処理手段は、移調、転調、使用
    音階変更のいずれかの処理を行うことを特徴とする請求
    項1記載の移動通信端末装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002359691A (ja) * 2001-05-31 2002-12-13 Matsushita Electric Works Ltd 住宅情報盤
JP2008506988A (ja) * 2004-07-15 2008-03-06 クリエイティブ テクノロジー リミテッド ハンドヘルド装置で音楽を作曲する方法

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