JP2001096617A - ラミネート装置 - Google Patents

ラミネート装置

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JP2001096617A
JP2001096617A JP27425699A JP27425699A JP2001096617A JP 2001096617 A JP2001096617 A JP 2001096617A JP 27425699 A JP27425699 A JP 27425699A JP 27425699 A JP27425699 A JP 27425699A JP 2001096617 A JP2001096617 A JP 2001096617A
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Japan
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sheet
laminate
cutting
paper
laminating
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JP27425699A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Iriyama
靖広 杁山
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マグネットシートを用いて用紙をラミネートす
る場合に、誤って内切モードを選択した場合でも、形成
された積層体が内部に詰まることなく、正常に送り出さ
れるラミネート装置を提供する。 【解決手段】用紙Pを供給する用紙供給部Aと、用紙P
をラミネートするための一対の粘着シートS1、S2を
供給するシート供給部Bと、用紙Pを一対の粘着シート
S1、S2によって挟み込んでラミネートしながら積層
体Rとして送り出すラミネート処理部Cと、ラミネート
処理部Cから送り出された積層体Rを切断する切断部D
と、粘着シートS1、S2の一方がマグネットシートで
ある場合に、これを検出する磁気センサ67とを備え、
この磁気センサ67によって粘着シートS1、S2の一
方がマグネットシートであることが検出された場合に、
積層体Rにおける用紙Pの内側部分の切断部Dによる切
断を禁止するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原稿やカード等
の用紙を合成樹脂フィルム等のシートによってラミネー
トするラミネート装置に関する。
【0002】
【従来の技術】未公開段階であるため先行技術とはなら
ないが、この種のラミネート装置としては、本願出願人
が平成11年3月17日付で提出した特許出願(特願平
11−71586号)の明細書中に記載されたものがあ
る。このラミネート装置は、図9に示すように、書類や
カード等の用紙Pを供給するための給紙トレイ71を有
する用紙供給部Iと、用紙Pをラミネートするための一
対の粘着シートSを供給するシート供給部IIと、用紙供
給部Iから供給される用紙Pをシート供給部IIから供給
される粘着シートSによって挟み込んでラミネートしな
がら送り出すラミネート処理部IIIと、このラミネート
処理部IIIから送り出される積層体(用紙Pがシートに
よってラミネートされたもの)Rを切断する切断部IVと
を備えている。
【0003】前記シート供給部IIには、用紙Pをラミネ
ートするための長尺の粘着シートSが巻回された一対の
シートロールSR1、SR2を収容したシートカセット7
2が装着されるようになっており、このシートカセット
72には、用紙供給部Iから供給される用紙Pを一対の
シートロールSR1、SR2間に挿入するための用紙挿入
口72aが設けられていると共に、この用紙挿入口72
aから挿入された用紙Pを挟み込むように、一対のシー
トロールSR1、SR2から粘着シートSを引き出す引出
口72bが設けられている。
【0004】前記ラミネート処理部IIIは、シート供給
部IIに装着されたシートカセット72に収容された一対
のシートロールSR1、SR2から粘着シートSを引き出
しながら、その引き出された粘着シートS間に用紙供給
部Iから供給される用紙Pを挟み込む一対の積層ローラ
73a、73bを備えており、一方の積層ローラ73a
が図示しない駆動モータによって回転駆動するようにな
っている。従って、一方の積層ローラ73aが回転駆動
することによって、用紙供給部Iから供給される用紙P
がシートカセット72から引き出された一対の粘着シー
トSによってラミネートされ、積層体Rとして送り出さ
れる。
【0005】前記切断部IVは、ラミネート処理部IIIか
ら送り出される積層体Rを、その送出方向に直交する方
向(幅方向)に切断する横カッター刃74a及び積層体
Rをその送出方向に沿って切断する縦カッター刃74b
を備えており、図10(a)に一点鎖線で示すように、
積層体Rをその用紙Pの外側部分で切断する外切モー
ド、または、同図(b)に一点鎖線で示すように、積層
体Rをその用紙Pの内側部分で切断する内切モードのう
ち、予め選択されたいずれか一方の切断モードに基づい
て、積層体Rを切断するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなラミネート装置70によって形成される積層体Rと
しては、磁性体に吸着保持することができるように、用
紙Pをラミネートする一方の粘着シートSとしてマグネ
ットシートを使用する場合があり、その場合は、マグネ
ットシートを巻回したシートロールSR2が内蔵された
シートカセット72が装着される。
【0007】しかしながら、マグネットシートは一般的
にその厚みが大きいため、図10(b)に示すような内
切モードが選択されている場合、ラミネート装置70に
内蔵されている横カッター刃74a及び縦カッタ刃74
bによって、積層体Rにおける用紙Pの内側部分を切断
しようとすると、例えば、横カッタ刃74aの駆動モー
タのトルク不足が原因で横カッタ刃74aが切断途中で
止まってしまうことがあり、その状態で積層体Rが送り
出されると、積層体Rが横カッタ刃74aに引っかかっ
て搬送されず、ラミネート装置70内に詰まってしまう
おそれがある。また、縦カッター刃74bは、積層体R
に突き刺した状態で積層体Rが送られることによって切
断するものであるため、積層体Rを送り出す積層ローラ
73aの駆動モータに、トルク不足が原因で脱調が発生
し、積層体Rを正常に送り出すことができなくなるとい
った問題がある。
【0008】このため、従来のラミネート装置70で
は、マグネットシートを使用する場合は内切モードを選
択することができない旨を取扱説明書等に記載していた
が、ユーザはマグネットシートが収容されたシートカセ
ット72を装着し、内切モードを選択してラミネート処
理を実行することが可能であったため、こういったユー
ザの操作ミスによって、形成された積層体Rがラミネー
ト装置70内に詰まったり、正常に送り出すことができ
なかったりするといった問題が頻発していた。
【0009】そこで、この発明は、マグネットシートを
用いて用紙をラミネートする場合に、誤って内切モード
を選択した場合でも、形成された積層体が内部に詰まる
ことなく、正常に送り出されるラミネート装置を提供す
ることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記目的を
達成するために、請求項1に記載の発明のラミネート装
置は、用紙を供給する用紙供給部と、前記用紙をラミネ
ートするための一対のシートを供給するシート供給部
と、前記用紙供給部から供給される前記用紙を、前記シ
ート供給部から供給される一対の前記シートによって挟
み込んでラミネートしながら積層体として送り出すラミ
ネート処理部と、前記ラミネート処理部から送り出され
た前記積層体を切断する切断部と、供給される前記シー
トの一方がマグネットシートである場合に、これを検出
するシート種別検出手段とを備え、前記シート種別検出
手段によって前記シートの一方がマグネットシートであ
ることが検出された場合には、前記積層体における前記
用紙の内側部分の前記切断部による切断を禁止すること
を特徴としている。なお、ここにいう「用紙」は、紙に
よって形成されるものに限らず、金属、合成樹脂等、種
々の素材によって形成されるシート状のものも含まれ
る。
【0011】以上のように構成されたラミネート装置で
は、マグネットシートを用いて用紙をラミネートしよう
とする場合に、ユーザが誤って内切モード(積層体をそ
の用紙の内側部分で切断するモード)を選択しても、シ
ート種別検出手段がマグネットシートを確実に検出し、
切断部が積層体における用紙の内側部分の切断を禁止す
るため、形成された積層体が正常に送り出されるので、
積層体がラミネート装置内に詰まったり、シート、用紙
及び積層体を正常に送り出すことができなかったりする
といった状態を未然に防止することができる。
【0012】また、請求項2に記載の発明のラミネート
装置のように、前記シート種別検出手段が、前記切断部
よりも前記積層体の送出方向の上流側に設置された磁気
センサであるものにあっては、用紙をラミネートするた
めのシートの一方がマグネットシートである場合に、こ
れを磁気センサによって確実に検出することができるの
で、ユーザの操作ミスに起因した積層体の詰まり等を確
実に防止することができる。
【0013】また、請求項3に記載の発明のラミネート
装置のように、前記シート種別検出手段によって前記シ
ートの一方がマグネットシートであると検出された場合
に、前記積層体における前記用紙の内側部分の切断を禁
止する旨を報知する報知手段を設けたものにあっては、
操作ミスであるということをユーザに対して即座に認識
させることができるので、ユーザが同様の誤った操作を
繰り返して行うことがなくなるといった効果がある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。図2に示すように、このラミネート
装置1は、カードや書類等の用紙Pを供給する用紙供給
部Aと、用紙Pをラミネートするための一対の粘着シー
トS1、S2を供給するシート供給部Bと、用紙供給部
Aから供給される用紙Pをシート供給部Bから供給され
る一対の粘着シートS1、S2によって挟み込んでラミ
ネートしながら積層体Rとして送り出すラミネート処理
部Cと、そのラミネート処理部Cから送り出された積層
体Rを切断する切断部Dと、切断部Dによって切断され
た積層体Rを外部に排出する排出部Eとから構成されて
おり、図1に示すように、開閉可能な蓋カバー2aを有
する外装カバー2には、各種動作を指示するための操作
パネル3が設けられている。
【0015】前記操作パネル3は、図3に示すように、
電源をON/OFFする電源スイッチ3aと、形成され
た積層体Rに対して、切断部Dに切断動作の実行を指示
する手動切断ボタン3bと、用紙P、粘着シートS1、
S2及び積層体Rの送出動作の実行を指示する手動搬送
ボタン3cと、用紙Pから積層体Rを自動作成する自動
作成モードの開始/停止を指示するスタート/ストップ
ボタン3dと、切断モードを選択するための切断モード
選択スイッチ3eとから構成されており、切断モード選
択スイッチ3eは、形成された積層体Rをその用紙Pの
外側部分で切断する外切モード(図10(a)参照)、
積層体Rをその用紙Pの内側部分で切断する内切モード
(図10(b)参照)、積層体Pをその送出方向に沿っ
て切断しない非切断モードという3つの切断モードのい
ずれかを選択することができるようになっている。
【0016】前記用紙供給部Aには、図1及び図2に示
すように、供給しようとする用紙Pを載置するための給
紙トレイ11と、この給紙トレイ11に載置された用紙
Pをラミネート装置1の幅方向であるX方向(積層体R
の送り出し方向に直交する方向)に位置決めする用紙ガ
イド12と、給紙トレイ11に載置された用紙Pをシー
ト供給部Bに送り出す一対の給紙ローラ13、14とが
備えられており、給紙ローラ14は、図示しない駆動モ
ータによって回転駆動されるようになっている。
【0017】前記シート供給部Bには、図2に示すよう
に、用紙Pの上面側に積層される粘着シートS1及び用
紙Pの下面側に積層される粘着シートS2をそれぞれ収
容したシートカセット20が装着されるようになってお
り、このシートカセット20は、図4に示すように、蓋
カバー2aによって開閉可能なシートカセット収容部4
に着脱自在に収容することができるようになっている。
【0018】前記シートカセット20は、図5及び図6
に示すように、長尺帯状の粘着シートS1、S2をそれ
ぞれロール状に巻回した粘着シートロール21、22
と、この粘着シートロール21、22をそれぞれ回転可
能に支持する筐体23とから構成されており、前記粘着
シートロール21、22は、そこから繰り出される粘着
シートS1、S2の粘着面が相互に対向するように、筐
体23に支持されている。
【0019】前記筐体23には、図6に示すように、支
持された粘着シートロール21と粘着シートロール22
との間に用紙Pを送り込む用紙挿入口23aと、その用
紙挿入口23aから送り込まれた用紙Pを、粘着シート
ロール21、22のそれぞれから繰り出された粘着シー
トS1、S2と共に前記ラミネート処理部Cに送り出す
送出口23bとが形成されており、さらに、この送出口
23b部分には、送出口23bを開閉するための上下一
対のシャッター24が設けられている。なお、このシー
トカセット20がシート供給部Bに装着された状態で
は、給紙トレイ11から供給される用紙Pが円滑にシー
トカセット20内に送り込まれるように、用紙挿入口2
3aが、用紙Pの供給経路の延長線上に位置するよう
に、筐体23に設けられている(図2参照)。
【0020】前記シャッター24は、シートカセット2
0がシート供給部Bに装着されていない状態では、図5
に示すように、送出口23bを覆っているが、シートカ
セット20がシート供給部Bに装着された状態では、図
6に示すように、送出口23bから退避して用紙Pをラ
ミネート処理部Cに送り出すことができるように構成さ
れており、このシャッター24によって送出口23bが
閉塞された状態、即ちシャッター24を閉じた状態で
は、図5に示すように、相互に接着された粘着シートS
1、S2の先端部が下方を向くように、シャッター24
が粘着シートS1、S2を挟み込んでいる。
【0021】また、筐体23には、図5及び図6に示す
ように、用紙挿入口23aから送り込まれた用紙Pを送
出口23bに案内するための案内路を形成する上下一対
のガイド板25a、25bが、用紙挿入口23aから送
出口23bに向かって延びるように設けられており、用
紙挿入口23aから送り込まれた用紙Pは、ガイド板2
5a、25bによって、確実に送出口23bに案内され
るようになっている。
【0022】なお、このシートカセット20に収容され
る粘着シートS1、S2は、通常、ポリエチレンテレフ
タレート等の合成樹脂シートによって形成されるが、粘
着シートS1、S2のいずれか一方を、磁気を有するマ
グネットシートによって形成することにより、積層体R
を金属板等の磁性体に吸着保持させることができる。
【0023】前記ラミネート処理部Cには、図2、図5
及び図6に示すように、シート供給部Bに装着されたシ
ートカセット20から供給される粘着シートS1と粘着
シートS2との間に送り込まれた用紙Pを、粘着シート
S1、S2と共に挟持しながら送り出す上下一対の積層
ローラ30が設けられており、この積層ローラ30は、
その挟持位置がシート供給部Bに装着されたシートカセ
ット20の送出口23bに対向するように、支持されて
いる。
【0024】前記積層ローラ30は、図5に示すよう
に、シートカセット20をシート供給部Bに装着する際
に、相互に接着された状態でシートカセット20から斜
め下方に突出している粘着シートS1、S2の先端部を
挟み込みやすくするために、図示しないリリース機構に
よって上方側に退避可能に支持された上位ローラ31
と、固定設置された下位ローラ32とから構成されてお
り、下位ローラ32は、図示しないモータ等の駆動手段
によって回転するようになっている。
【0025】従って、シートカセット20から供給され
る粘着シートS1、S2の間に挟み込まれた用紙Pを、
この積層ローラ30によって挟持しながら送り出すこと
で、用紙Pが粘着シートS1、S2によってラミネート
された積層体Rが得られる。
【0026】前記切断部Dには、図2及び図7に示すよ
うに、ラミネート処理部Cから送り出された積層体Rを
X方向に切断する横切断機構と、積層体Rをその送り出
し方向であるY方向に切断する縦切断機構とが設けられ
ており、上述した切断モード選択スイッチ3eによって
選択された切断モードに基づいて、これらの横切断機構
及び縦切断機構による切断位置が設定されるようになっ
ている。
【0027】前記横切断機構は、X方向に移動自在に支
持された円盤状の横カッター刃41と、この横カッター
刃41をX方向に移動させるモータ等の駆動手段(図示
せず)とから構成されており、選択された切断モードに
基づいて設定された積層体Rの切断位置が横カッタ刃4
1の設置位置に到達した時点で、横カッタ刃41を駆動
手段によってX方向に移動させることで積層体Rがその
幅方向に切断されるようになっている。
【0028】前記縦切断機構は、ラミネート処理部Cと
横切断機構との間で積層体Rに突き刺し可能な一対の縦
カッター刃42と、この縦カッター刃42を積層体Rに
突き刺したり、突き刺した縦カッタ刃42を積層体Rか
ら引き抜くために、縦カッタ刃42を昇降させる昇降機
構(図示せず)とを備えており、縦カッタ刃42を、昇
降機構によって降下させて積層体Rに突き刺した状態で
積層体Rが送り出されると、積層体Rがその送出方向に
沿って切断されるようになっている。なお、その切断位
置は、選択された切断モードに基づいて設定される。
【0029】前記排出部Eには、図2に示すように、切
断部Dによって切断された積層体Rを挟み込んで送り出
す一対の排紙ローラ51、52が備えられており、一方
の排紙ローラ51が図示しない駆動モータによって回転
することで、積層体Rがラミネート装置1の外部に排出
されるようになっている。
【0030】以下、このラミネート装置1の制御系につ
いて説明する。図8に示すように、このラミネート装置
1は、操作パネル3のスタート/ストップボタン3dに
よって指示される自動作成モードにおいて、積層体Rを
自動作成する際に実行される各種構成要素の動作を指示
する積層体形成処理プログラム等の各種プログラムが記
憶されたROM61と、前記給紙ローラ14、下位ロー
ラ(積層ローラ30)32及び排紙ローラ51等を駆動
する駆動モータ62と、各種エラー時や各種入力受付時
等に鳴動することにより、ユーザに対してその旨を報知
するスピーカ63と、各種エラー時や各種入力受付時等
に点灯/点滅することにより、ユーザに対してその旨を
報知するLED64と、用紙Pの有無やその幅を検出す
る用紙センサ65と、シートカセット20のサイズ(粘
着シートS1、S2の幅)を識別する、シートカセット
収容部4内に配設されたカセット識別センサ66(図7
参照)と、シートカセット20に収容された粘着シート
S1、S2のいずれか一方がマグネットシートである場
合にこれを検出するホール素子等からなる磁気センサ6
7と、これらを総合的に制御するCPU68とを備えて
おり、操作パネル3の各スイッチ、ROM61、駆動モ
ータ62、スピーカ63、LED64、用紙センサ6
5、カセット識別センサ66及び磁気センサ67がバス
69を介してCPU68に接続されている。
【0031】前記用紙センサ65は、図2及び図7に示
すように、一方の縦カッタ刃42が前端部に取り付けら
れたX方向に移動可能なアーム部材43の後端部に取り
付けられた状態で用紙供給部Aに設置されており、前記
アーム部材43と共にX方向に移動することで、用紙P
の有無及びその幅を検出するようになっている。
【0032】前記磁気センサ67は、図2に示すよう
に、ラミネート処理部Cと切断部Dとの間、即ち、積層
ローラ30と縦カッタ刃42との間に配設されており、
図6に示すように、新たなシートカセット20がシート
カセット収容部4に収容されると、相互に接着された粘
着シートS1、S2の先端部が磁気センサ67に近接し
た状態となり、装着されたシートカセット20内にマグ
ネットシートが収容されているか否かを検出することが
できるようになっている。
【0033】以上のように構成されたラミネート装置1
を用いて積層体Rを形成する場合は、まず最初にシート
カセット収容部4に所定のシートカセット20が装着さ
れることになるが、装着されたシートカセット20にマ
グネットシートが収容されていることが磁気センサ67
によって検出されると、CPU68は、操作パネル3の
切断モード選択スイッチ3eによって図10(b)に示
すような内切モードが選択されている場合であっても内
切モードを禁止し、図10(a)に示すような外切モー
ドに強制的に切り替えるようになっており、上述した横
カッタ刃41及び縦カッタ刃42が、厚みが大きい粘着
シートS1、S2及び用紙Pの3層重ねの部分を切断し
ないようになっている。
【0034】そして、このようにユーザによって選択さ
れた内切モードを禁止し強制的に外切モードに切り替え
た場合は、スピーカ63を鳴動させると共にLED64
を点灯/点滅させることで、切断モードが誤って選択さ
れたため内切モードを禁止し強制的に外切モードに切り
替えた旨をユーザに報知するようになっている。なお、
磁気センサ67によってマグネットシートが検出された
場合でも、ユーザが外切モードまたは非切断モードを正
しく選択した場合には、その選択された切断モードに基
づいて、横カッタ刃41や縦カッタ刃42の切断位置が
設定される。
【0035】このようにして、装着されたシートカセッ
ト20及びユーザが選択した切断モードに基づいて、適
正な切断モードが設定された後は、用紙センサ65によ
って検出される用紙Pの有無や用紙Pの幅及びカセット
識別センサ66によって検出される粘着シートS1、S
2の幅等の種々の情報に基づいて、CPU68が給紙ロ
ーラ14、積層ローラ30(下位ローラ32)及び排紙
ローラ51等を駆動する駆動モータ62の駆動制御を行
うと共に、切断部Dにおける横カッタ刃41及び縦カッ
タ刃42の駆動制御を行うことで、供給された用紙Pが
シートカセット20から引き出された粘着シートS1、
S2によってラミネートされ、適正に切断された積層体
Rが形成される。
【0036】以上のように、このラミネート装置1で
は、一般的に厚みの大きいマグネットシートを用いて用
紙Pをラミネートしようとする場合に、ユーザが誤って
内切モードを選択した場合でも、内蔵された磁気センサ
67がマグネットシートを確実に検出して、積層体Rに
おける用紙Pの内側部分の切断を禁止するようにしたの
で、従来のラミネート装置のように、ユーザによって誤
って選択された内切モードに基づいて切断部Dが積層体
Rを切断することがなく、積層体Rの詰まりや駆動モー
タ等の脱調等を未然に防止することができる。
【0037】なお、上述した実施形態では、マグネット
シートが収容されており、かつ内切モードが選択されて
いる場合、内切モードを禁止して強制的に外切モードに
切り替えるようになっているが、内切モードを禁止し
て、非切断モードに強制的に切り替えるように構成して
もよい。
【0038】また、上述した実施形態では、シートカセ
ット20に収容されたマグネットシートをホール素子等
の磁気センサによって検出するようにしているが、これ
に限定されるものではなく、例えば、シートカセット2
0の筐体23にマグネットシートが収容されている旨の
マーキングを施し、このマーキングを認識することので
きるシート種別検出手段を設けることで、シートカセッ
ト20に収容されたマグネットシートを検出することも
可能である。
【0039】また、上述した実施形態では、用紙Pをラ
ミネートする双方のシートが粘着シートS1、S2であ
る場合について説明したが、用紙Pをラミネートするシ
ートは双方が粘着シートである必要はなく、いずれか一
方のシートとして粘着シートを使用し、他方のシートと
して非粘着シートを使用することも可能である。また、
いずれか一方のシートとして、外面に離型紙が貼着され
た両面粘着シートを使用することにより、ステッカのよ
うな任意の面に貼付可能な積層体Rを形成することも可
能である。
【0040】また、上述した実施形態では、縦カッタ刃
42によって、形成された積層体Rの送出方向に沿って
切断するようになっているが、本発明は、こういった縦
カッタ刃42を有するラミネート装置に限定されるもの
ではなく、横カッタ刃41のみを有するラミネート装置
についても適用することができる。
【0041】また、上述した実施形態では、厚みの大き
いマグネットシートによって用紙Pをラミネートする場
合に、そのマグネットシートを磁気センサ67によって
検出し、形成された積層体を強制的に外切モードで切断
するようにしているが、用紙Pをラミネートするシート
の種類、厚み、硬さ等を検出し、これらの要素に基づい
て、切断モードを設定することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるラミネート装置の一実施形態
を示す斜視図である。
【図2】同上のラミネート装置の内部構造を示す概略構
成図である。
【図3】同上のラミネート装置における操作パネルを示
す平面図である。
【図4】同上のラミネート装置における蓋カバーを開け
た状態を示す斜視図である。
【図5】同上のラミネート装置に装着されるシートカセ
ットを示す断面図である。
【図6】同上のシートカセットがラミネート装置に装着
された状態を示す断面図である。
【図7】同上のラミネート装置におけるシートカセット
を取り外した状態のシートカセット収容部周辺を示す概
略上方視図である。
【図8】同上のラミネート装置における制御系を示すブ
ロック図である。
【図9】ラミネート装置の一例を示す概略構成図であ
る。
【図10】(a)は外切モードを説明するための説明
図、(b)は内切モードを説明するための説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ラミネート装置 20 シートカセット 30 積層ローラ 41 横カッタ刃 42 縦カッタ刃 63 スピーカ(報知手段) 64 LED(報知手段) 67 磁気センサ(シート種別検出手段) A 用紙供給部 B シート供給部 C ラミネート処理部 D 切断部 E 排出部 S1、S2 粘着シート(シート) P 用紙 R 積層体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を供給する用紙供給部と、 前記用紙をラミネートするための一対のシートを供給す
    るシート供給部と、 前記用紙供給部から供給される前記用紙を、前記シート
    供給部から供給される一対の前記シートによって挟み込
    んでラミネートしながら積層体として送り出すラミネー
    ト処理部と、 前記ラミネート処理部から送り出された前記積層体を切
    断する切断部と、 供給される前記シートの一方がマグネットシートである
    場合に、これを検出するシート種別検出手段とを備え、 前記シート種別検出手段によって前記シートの一方がマ
    グネットシートであることが検出された場合には、前記
    積層体における前記用紙の内側部分の前記切断部による
    切断を禁止することを特徴とするラミネート装置。
  2. 【請求項2】 前記シート種別検出手段が、前記切断部
    よりも前記積層体の送出方向の上流側に設置された磁気
    センサであることを特徴とする請求項1に記載のラミネ
    ート装置。
  3. 【請求項3】 前記シート種別検出手段によって前記シ
    ートの一方がマグネットシートであると検出された場合
    に、前記積層体における前記用紙の内側部分の切断を禁
    止する旨を報知する報知手段を設けたことを特徴とする
    請求項1または2に記載のラミネート装置。
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