JP2001093830A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法

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JP2001093830A JP2000218769A JP2000218769A JP2001093830A JP 2001093830 A JP2001093830 A JP 2001093830A JP 2000218769 A JP2000218769 A JP 2000218769A JP 2000218769 A JP2000218769 A JP 2000218769A JP 2001093830 A JP2001093830 A JP 2001093830A
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備コストを増大させることなく、かつスル
ープットを低下させることなく、基板を高精度で冷却処
理した後に塗布処理を行うことができる基板処理装置お
よび基板処理方法を提供すること。 【解決手段】 いずれかのホットプレートユニット(H
P)により加熱処理されたウエハWは、搬送装置46に
より、いずれかの通常のクーリングユニット(COL)
52に搬送されて、ある程度の冷却処理が行われた後、
高精度クーリングユニット(HCOL)に搬送されて、
高精度で冷却処理され、その後、いずれかの塗布ユニッ
ト(COT)または現像ユニット(DEV)に搬送され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
基板に塗布液を塗布し、基板に対して加熱処理およびそ
の後の冷却処理を行う基板処理装置および基板処理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスのフォトリソグラフィー
工程においては、半導体ウエハにレジストを塗布し、こ
れにより形成されたレジスト膜を所定の回路パターンに
応じて露光し、この露光パターンを現像処理することに
よりレジスト膜に回路パターンが形成される。
【0003】従来から、このような一連の工程を実施す
るために、レジスト塗布現像処理システムが用いられて
いる。このレジスト塗布現像処理システムは、半導体ウ
エハに塗布現像のための各種処理を施すための各種処理
ユニットが多段配置された処理ステーションと、複数の
半導体ウエハを収納するカセットが載置され、半導体ウ
エハを一枚ずつ処理ステーションに搬入し、処理後の半
導体ウエハを処理ステーションから搬出しカセットに収
納するカセットステーションと、このシステムに隣接し
て設けられ、レジスト膜を所定のパターンに露光する露
光装置との間で半導体ウエハを受け渡しするためのイン
ターフェイス部とを一体的に設けて構成されている。
【0004】このようなレジスト塗布現像処理システム
では、例えば、カセットステーションに載置されたカセ
ットからウエハが一枚ずつ取り出されて処理ステーショ
ンに搬送され、まずクーリングユニットにて所定温度に
された後、レジスト塗布ユニットにて反射防止膜(ボト
ムレイヤー)が形成され、ホットプレートユニット(加
熱処理ユニット)にて加熱処理され、クーリングユニッ
ト(冷却処理ユニット)にて冷却される。そして、レジ
スト塗布ユニットにてフォトレジスト膜が塗布され、加
熱処理ユニットにてベーキング処理が施される。
【0005】その後、半導体ウエハは、処理ステーショ
ンからインターフェイス部を介して露光装置に搬送され
て、露光装置にてレジスト膜に所定のパターンが露光さ
れる。露光後、半導体ウエハは、インターフェイス部を
介して、再度処理ステーションに搬送され、露光された
半導体ウエハに対し、まず、ホットプレートユニットに
てポストエクスポージャーベーク処理が施され、冷却
後、現像処理ユニットにて現像液が塗布されて露光パタ
ーンが現像される。その後、ホットプレートユニットに
てポストベーク処理が施され、冷却されて一連の処理が
終了する。一連の処理が終了した後、半導体ウエハは、
カセットステーションに搬送されて、ウエハカセットに
収容される。このような処理を1枚ずつ連続して所定枚
数繰り返す。
【0006】このような一連のレジスト塗布現像処理に
おいては、上述したように、レジスト塗布および現像液
塗布の前にホットプレートユニットにて加熱処理が行わ
れるが、レジスト塗布および現像液塗布は温度調節され
た雰囲気下で実施されるため、加熱処理後の半導体ウエ
ハはクーリングユニットにて冷却し、かつ所定の温度に
コントロールする必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、半導
体デバイスの微細化の要求が益々高まっており、そのた
めに高感度型のレジスト液が用いられている。このた
め、レジスト塗布における雰囲気温度を高精度で管理す
る必要がある。
【0008】このため、基板をレジスト塗布処理ユニッ
トに入れる前のクーリングユニットにおいて基板温度を
高精度でコントロールすることが要求される。また、現
像処理ユニットにおいてもレジスト塗布処理ユニットほ
どではないもののやはり高精度の温度コントロールが要
求される。
【0009】しかしながら、上述のようなレジスト塗布
現像処理システムは、半導体ウエハを1枚ずつ連続して
高速で処理する関係上、多数のホットプレートユニット
およびクーリングユニットが搭載されており、これら多
数のクーリングユニットからレジスト塗布処理ユニット
に半導体ウエハが搬送されるため、クーリングユニット
で高精度の温度コントロールを実現するためには、これ
ら全てのクーリングユニットを従来よりも高精度で温度
制御可能なものにする必要があり、設備コストが高いも
のとなってしまう。一方、このような不都合を回避する
ために、クーリングユニットの台数を少なくすると、冷
却処理が停滞し、スループットの低下を招いてしまう。
【0010】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、設備コストを増大させることなく、かつスル
ープットを低下させることなく、基板を高精度で冷却処
理した後に塗布処理を行うことができる基板処理装置お
よび基板処理方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の観点は、基板に塗布液を塗布し、基
板に対して加熱処理およびその後の冷却処理を行う基板
処理装置であって、基板に塗布液を塗布する塗布処理ユ
ニットと、基板に加熱処理を施す加熱処理ユニットと、
相対的に低精度で温度制御され、基板に冷却処理を施す
複数の第1の冷却処理ユニットと、相対的に高精度で温
度制御され、基板に冷却処理を施す第2の冷却処理ユニ
ットと、前記ユニット間で基板を搬送する搬送機構とを
具備し、前記加熱処理ユニットにより加熱処理された基
板は、第1の冷却処理ユニットおよび/または第2の冷
却処理ユニットで冷却処理され、前記塗布処理ユニット
に基板を搬送する際に、常に、前記第2の冷却処理ユニ
ットで冷却してから直接前記塗布処理ユニットに搬送す
ることを特徴とする基板処理装置を提供する。
【0012】また、本発明の第2の観点は、基板に塗布
液を塗布し、基板に対して加熱処理およびその後の冷却
処理を行う基板処理装置であって、基板に塗布液を塗布
する第1の塗布処理ユニットと、基板に他の塗布液を塗
布する第2の塗布処理ユニットと、基板に加熱処理を施
す加熱処理ユニットと、基板に冷却を施す複数の冷却処
理ユニットと、基板に高精度冷却を施す第1および第2
の高精度冷却処理ユニットと、前記ユニット間で基板を
搬送する搬送機構とを具備し、前記第1および第2の高
精度冷却処理ユニットは、前記冷却処理ユニットよりも
高精度で温度制御され、前記第1の高精度冷却処理ユニ
ットは、前記第2の高精度冷却処理ユニットよりも高精
度で温度制御され、前記加熱処理ユニットにより加熱処
理された基板は、前記冷却処理ユニット、および/また
は、第1の高精度冷却処理ユニットもしくは第2の高精
度冷却処理ユニットで冷却処理され、前記第1の塗布処
理ユニットに基板を搬送する際に、常に、前記第1の高
精度冷却処理ユニットで冷却してから直接前記第1の塗
布処理ユニットに搬送し、前記第2の塗布処理ユニット
に基板を搬送する際に、常に、前記第2の高精度冷却処
理ユニットで冷却してから直接前記第2の塗布処理ユニ
ットに搬送することを特徴とする基板処理装置を提供す
る。
【0013】さらに、本発明の第3の観点は、基板に塗
布液を塗布するとともに、基板に対して加熱処理および
その後の冷却処理を行う基板処理方法であって、加熱処
理後の基板の冷却は、相対的に低精度で温度制御され、
基板に冷却処理を施す複数の第1の冷却処理ユニット
と、相対的に高精度で温度制御され、基板に冷却処理を
施すための第2の冷却処理ユニットとで行われ、前記塗
布処理ユニットに基板を搬送する際には、常に、前記第
2の冷却処理ユニットで冷却してから搬送を行うことを
特徴とする基板処理方法を提供する。
【0014】上記本発明の第1および第3の観点によれ
ば、加熱処理された基板は、相対的に低精度で温度制御
される複数の第1の冷却処理ユニット、および相対的に
高精度に温度制御される第2の冷却処理ユニットにより
冷却処理され、塗布処理ユニットに基板を搬送する際に
は、常に、高精度で温度制御された第2の冷却処理ユニ
ットで冷却してから直接塗布処理ユニットに搬送するの
で、複数の第1の冷却処理ユニットでは精度の低いラフ
な冷却処理を行った後、第2の冷却処理ユニットで短時
間で高精度で温度制御することができ、スループットを
低下させずに高精度の冷却を行うことができる。またこ
のような高精度の温度制御を行う冷却処理ユニットは一
部でよいので、設備コストの増大を抑制することができ
る。
【0015】上記本発明の第1の観点に係る基板処理装
置において、加熱処理ユニットで加熱処理された基板が
第1の冷却処理ユニットのいずれかで冷却処理された
後、第2の冷却処理ユニットで冷却処理されるようにす
ることにより、必ず同じ高精度の冷却処理ユニットで温
度調整した後に基板を塗布処理ユニットに搬送すること
となるので、温度制御の精度が一層高まり、また、第1
の冷却処理ユニットでラフな冷却処理を行った後に第2
の冷却ユニットで冷却処理を行うので、第2の冷却ユニ
ットでの冷却処理は短時間でよく、多数の基板を連続し
て高精度に冷却することができ、スループットの向上を
図ることができる。しかも、高精度冷却処理ユニットの
台数は少なくてよいことから、設備コストの増大はほと
んどない。
【0016】また、前記塗布処理ユニットに基板を搬送
する際に、常に、前記第2の冷却処理ユニットで冷却し
てから直接前記塗布処理ユニットに搬送するように前記
搬送機構を制御する制御手段をさらに具備することが好
ましい。
【0017】さらに、前記第2の冷却処理ユニットは、
前記塗布処理ユニットの雰囲気下に配置されることが好
ましい。これにより、第2の冷却処理ユニットでの基板
の冷却処理を塗布処理と同じ雰囲気下で行うことができ
るので、冷却温度の精度を一層高めることができる。
【0018】前記塗布処理ユニットの典型例としては、
レジスト液を塗布するレジスト塗布処理ユニット、およ
び基板上のレジスト膜を所定パターンに露光後に、その
上に現像液を塗布して現像処理する現像処理ユニットを
挙げることができる。
【0019】また、上記本発明の第2の観点によれば、
前記第1の高精度冷却処理ユニットは前記第2の高精度
冷却処理ユニットよりも高精度で温度制御され、加熱処
理された基板は、前記冷却処理ユニット、および/また
は、第1の高精度冷却処理ユニットもしくは第2の高精
度冷却処理ユニットで冷却処理され、前記第1の塗布処
理ユニットに基板を搬送する際に、常に、前記第1の高
精度冷却処理ユニットで冷却してから直接前記第1の塗
布処理ユニットに搬送し、前記第2の塗布処理ユニット
に基板を搬送する際に、常に、前記第2の冷却処理ユニ
ットで冷却してから直接前記第2の塗布処理ユニットに
搬送するので、基板温度の要求精度に格差のある複数の
塗布処理を行う場合にも、それぞれの塗布処理を行う前
に所望の精度の冷却処理を行うことができる。また、前
記第2の高精度冷却処理ユニットは、前記第1の高精度
冷却処理ユニットよりも低い精度で温度制御すればよい
ので、設備コストを低減することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明
の一実施形態に係るレジスト塗布現像処理システムを示
す概略平面図、図2はその正面図、図3はその背面図で
ある。また、図4はそのレジスト塗布現像処理システム
の一部を示す斜視図である。
【0021】このレジスト塗布現像処理システム1は、
搬送ステーションであるカセットステーション10と、
複数の処理ユニットを有する処理ステーション11と、
処理ステーション11と隣接して設けられる露光装置
(図示せず)との間でウエハWを受け渡すためのインタ
ーフェイス部12とを具備している。
【0022】上記カセットステーション10は、被処理
体としての半導体ウエハW(以下、単にウエハWと記
す)を複数枚例えば25枚単位でウエハカセットCRに
搭載された状態で他のシステムからこのシステムへ搬入
またはこのシステムから他のシステムへ搬出したり、ウ
エハカセットCRと処理ステーション11との間でウエ
ハWの搬送を行うためのものである。
【0023】このカセットステーション10において
は、図1に示すように、載置台20上に図中X方向に沿
って複数(図では4個)の位置決め突起20aが形成さ
れており、この突起20aの位置にウエハカセットCR
がそれぞれのウエハ出入口を処理ステーション11側に
向けて一列に載置可能となっている。ウエハカセットC
RにおいてはウエハWが垂直方向(Z方向)に配列され
ている。また、カセットステーション10は、載置台2
0と処理ステーション11との間に位置するウエハ搬送
機構21を有している。このウエハ搬送機構21は、カ
セット配列方向(X方向)およびその中のウエハWのウ
エハ配列方向(Z方向)に移動可能なウエハ搬送用アー
ム21aを有しており、このウエハ搬送用アーム21a
によりいずれかのウエハカセットCRに対して選択的に
アクセス可能となっている。また、ウエハ搬送用アーム
21aは、θ方向に回転可能に構成されており、後述す
る処理ステーション11側の第3の処理ユニット群G
に属するエクステンションユニット(EXT)にもアク
セスできるようになっている。
【0024】上記処理ステーション11は、ウエハWへ
対して塗布・現象を行う際の一連の工程を実施するため
の複数の処理ユニットを備え、これらが所定位置に多段
に配置されており、これらによりウエハWが一枚ずつ処
理される。この処理ステーション11は、図1に示すよ
うに、中心部に搬送路22aを有し、この中に主ウエハ
搬送機構22が設けられ、搬送路22aの周りに全ての
処理ユニットが配置されている。これら複数の処理ユニ
ットは、複数の処理ユニット群に分かれており、各処理
ユニット群は複数の処理ユニットが鉛直方向に沿って多
段に配置されている。
【0025】主ウエハ搬送機構22は、図3に示すよう
に、筒状支持体49の内側に、ウエハ搬送装置46が設
けられて構成されており、このウエハ搬送装置46は駆
動機構62によりベルト駆動により上下方向(Z方向)
に昇降されるようになっている。筒状支持体49は駆動
機構63の回転駆動力によって回転可能となっており、
それにともなってウエハ搬送装置46も一体的に回転可
能となっている。
【0026】ウエハ搬送装置46は、搬送基台47の前
後方向に移動自在な複数本の保持部材(ピンセット)4
8を備え、これらの保持部材48によって各処理ユニッ
ト間でのウエハWの受け渡しを実現している。この際の
保持部材48の駆動は、駆動機構61により行われる。
【0027】これら、駆動機構61,62,63は、コ
ントローラ70により制御されており、これにより、予
め定められたシーケンスに従って、ウエハWの搬送が行
われることとなる。
【0028】また、図1に示すように、この実施の形態
においては、4個の処理ユニット群G,G,G
が搬送路22aの周囲に実際に配置されており、処
理ユニット群Gは必要に応じて配置可能となってい
る。
【0029】これらのうち、第1および第2の処理ユニ
ット群G,Gはシステム正面(図1において手前)
側に並列に配置され、第3の処理ユニット群Gはカセ
ットステーション10に隣接して配置され、第4の処理
ユニット群Gはインターフェイス部12に隣接して配
置されている。また、第5の処理ユニット群Gは背面
部に配置可能となっている。
【0030】図2に示すように、第1の処理ユニット群
では、カップCP内でウエハWをスピンチャック
(図示せず)に載置して所定の処理を行う2台のスピナ
型処理ユニットが上下2段に配置されており、この実施
形態においては、ウエハWにレジストを塗布するレジス
ト塗布処理ユニット(COT)およびレジストのパター
ンを現像する現像処理ユニット(DEV)が下から順に
2段に重ねられている。第2の処理ユニット群Gも同
様に、2台のスピナ型処理ユニットとしてレジスト塗布
処理ユニット(COT)および現像処理ユニット(DE
V)が下から順に2段に重ねられている。そして、第1
の処理ユニット群Gのレジスト塗布処理ユニット(C
OT)および第2の処理ユニット群Gのレジスト塗布
処理ユニット(COT)のいずれか一方が、反射防止膜
(ボトムレイヤー)を形成するためのレジスト塗布に用
いられ、他方がパターン形成のための通常のレジスト塗
布に用いられる。なお、レジスト塗布処理ユニット(C
OT)および現像処理ユニット(DEV)は、回路パタ
ーンを高精度に形成する観点から、厳密に温度コントロ
ールする必要があるため、第1の処理ユニット群G
よび第2の処理ユニット群Gは、他の部分よりも高精
度で温度管理が行われるようになっている。
【0031】また、図1および図4に示すように、第1
の処理ユニット群Gおよび第2の処理ユニット群G
には、両者の間で、かつそれぞれの現像処理ユニット
(DEV)およびレジスト塗布処理ユニット(COT)
の間の位置に、2台の高精度クーリングユニット(HC
OL)50が上下2段に設けられている。この高精度ク
ーリングユニット(HCOL)50は、従来のクーリン
グユニットよりも高精度の温度制御が行われる。なお、
図4中、Gは各ユニットのウエハ搬入出口を示す。
【0032】なお、上述のようにレジスト塗布処理ユニ
ット(COT)を下段側に配置するのは、レジスト液の
廃液が機構的にもメンテナンスの上でも現像液の廃液よ
りも本質的に複雑であり、このようにレジスト塗布処理
ユニット(COT)を下段に配置することによりその複
雑さが緩和されるからであるが、必要に応じてレジスト
塗布処理ユニット(COT)を上段に配置することも可
能である。
【0033】第3の処理ユニット群Gにおいては、図
3に示すように、ウエハWを載置台SP(図1)に載せ
て所定の処理を行うオーブン型の処理ユニットが多段に
重ねられている。この中には加熱処理ユニットである4
つのホットプレートユニット(HP)51および冷却処
理ユニットである2つのクーリングユニット(COL)
52が配置されており、その他にレジストの定着性を高
めるためのいわゆる疎水化処理を行うアドヒージョンユ
ニット(AD)、ウエハWの搬入出を行うエクステンシ
ョンユニット(EXT)が配置されている。そして、一
番下から、COL−AD−COL−EXT−HP(4
個)の順に積み重ねられている。なお、一方のクーリン
グユニット(COL)にアライメント機能を持たせても
よい。
【0034】第4の処理ユニット群Gも、オーブン型
の処理ユニットが多段に重ねられており、4つのホット
プレートユニット(HP)51および3つのクーリング
ユニット(COL)52が配置されている。その他にウ
エハWの搬入出を行うエクステンションユニット(EX
T)が配置されている。そして、一番下から、COL−
COL−EXT−COL−HP(4個)の順に積み重ね
られている。
【0035】このように処理温度の低いクーリングユニ
ット(COL)52を下段に配置し、処理温度の高いホ
ットプレートユニット(HP)51を上段に配置するこ
とで、ユニット間の熱的な相互干渉を少なくすることが
できる。もちろん、ランダムな多段配置としてもよい。
【0036】これら第3および第4の処理ユニット群G
およびGのクーリングユニット(COL)52は、
従来使用されている通常の精度を有するものであり、上
記高精度クーリングユニット(HCOL)50よりも低
精度の温度制御が行われる。
【0037】上述したように、主ウエハ搬送機構22の
背部側に第5の処理ユニット群Gを設けることができ
るが、第5の処理ユニット群Gを設ける場合には、案
内レール25に沿って主ウエハ搬送機構22から見て側
方へ移動できるようになっている。したがって、第5の
処理ユニット群Gを設けた場合でも、これを案内レー
ル25に沿ってスライドすることにより空間部が確保さ
れるので、主ウエハ搬送機構22に対して背後からメン
テナンス作業を容易に行うことができる。この場合に、
このような直線状の移動に限らず、回動させるようにし
ても同様にスペースの確保を図ることができる。なお、
この第5の処理ユニット群Gとしては、基本的に第3
および第4の処理ユニット群G,Gと同様、オーブ
ン型の処理ユニットが多段に積み重ねられた構造を有し
ているものを用いることができる。
【0038】上記インターフェイス部12は、奥行方向
(X方向)については、処理ステーション11と同じ長
さを有している。図1、図2に示すように、このインタ
ーフェイス部12の正面部には、可搬性のピックアップ
カセットCRと定置型のバッファカセットBRが2段に
配置され、背面部には周辺露光装置23が配設され、中
央部には、ウエハ搬送機構24が配設されている。この
ウエハ搬送機構24はウエハ搬送用アーム24aを有し
ており、このウエハ搬送用アーム24aはX方向、Z方
向に移動して両カセットCR,BRおよび周辺露光装置
23にアクセス可能となっている。また、このウエハ搬
送用アーム24aは、θ方向に回転可能であり、処理ス
テーション11の第4の処理ユニット群Gに属するエ
クステンションユニット(EXT)や、さらには隣接す
る露光装置側のウエハ受け渡し台(図示せず)にもアク
セス可能となっている。
【0039】次に、図5を参照して、高精度クーリング
ユニット(HCOL)50について説明する。この高精
度クーリングユニット(HCOL)50は、上述したよ
うに、従来と同様のクーリングユニット(COL)52
よりも高精度で温度制御可能であり、レジスト塗布処理
ユニット(COT)および現像処理ユニット(DEV)
と同様の高精度で温度管理された雰囲気下でウエハWを
所定温度に正確に冷却するようになっている。
【0040】高精度クーリングユニット(HCOL)5
0の処理室80内には、冷却プレート81が設けられて
いる。この冷却プレート81の下方には、3本のリフト
ピン83(2本のみ図示)を昇降するための昇降機構8
2が設けられ、これらリフトピン83は、冷却プレート
81を貫通して、ウエハWを昇降するようになってい
る。また、処理室80の側方には、ウエハ搬送装置46
の保持部材48により載置されたウエハWを搬出入する
ための搬入出口84が設けられ、さらに、処理室80の
底部には、処理室50内を排気するための排気管85が
設けられている。また、冷却プレート81には図示しな
い冷媒通路が設けられており、冷媒供給源86からこの
冷媒通路に冷媒が供給されることにより、冷却プレート
81上のウエハWが冷却されるようになっている。そし
て、温度コントロールシステム87によりウエハWの冷
却温度をコントロールする。
【0041】処理ユニット群GおよびGのクーリン
グユニット(COL)52も基本的には高精度クーリン
グユニット(HCOL)50と同様の構成を有するが、
温度コントロールシステムの精度が異なっている。
【0042】本実施形態においては、上記コントローラ
70が、ウエハWが塗布系のユニットであるレジスト塗
布処理ユニット(COT)または現像処理ユニット(D
EV)に搬入される際に、必ず高精度クーリングユニッ
ト(HCOL)50で高精度の冷却処理を行った後、そ
こから直接レジスト塗布処理ユニット(COT)または
現像処理ユニット(DEV)にウエハWを搬入するよう
に、主ウエハ搬送機構22の駆動機構61,62,63
を制御するようになっている。すなわち、ホットプレー
ト(HP)51等での加熱処理の後、クーリングユニッ
ト(COL)52でラフな冷却を行った後、高精度クー
リングユニット(HCOL)50で高精度の冷却処理を
行ってからウエハWがレジスト塗布処理ユニット(CO
T)または現像処理ユニット(DEV)に搬入されるよ
うに制御される。また、ホットプレート(HP)51等
での加熱処理の後、クーリングユニット(COL)52
を経ることなく高精度クーリングユニット(HCOL)
50で高精度の冷却処理を行ってからウエハWをレジス
ト塗布処理ユニット(COT)または現像処理ユニット
(DEV)に搬入するようにすることもできる。
【0043】次に、レジスト塗布現像処理システム1に
おける処理動作について説明する。まず、カセットステ
ーション10において、ウエハ搬送機構21のウエハ搬
送用アーム21aがカセット載置台20上の未処理のウ
エハWを収容しているウエハカセットCRにアクセスし
て、そのカセットCRから一枚のウエハWを取り出し、
第3の処理ユニット群Gのエクステンションユニット
(EXT)に搬送する。
【0044】ウエハWは、このエクステンションユニッ
ト(EXT)から、主ウエハ搬送機構22のウエハ搬送
装置46により、処理ステーション11に搬入される。
そして、いずれかのクーリングユニット(COL)52
により冷却処理が行われた後、または直接、高精度クー
リングユニット(HCOL)50に搬入され、所定の温
度に制御される。その後、一方のレジスト塗布ユニット
(COT)へ搬送され、そこで反射防止膜(ボトムレイ
ヤー)用のレジストが塗布される。この反射防止膜用レ
ジストの塗布処理の後は、いずれかのホットプレートユ
ニット(HP)51により、水分除去のための低温での
加熱処理が行われ、別のホットプレートユニット(H
P)51により、硬化のための高温での加熱処理が行わ
れる。なお、このような反射防止層の形成および加熱処
理を行う代わりに、アドヒージョン処理ユニット(A
D)で疎水化処理(HMDS処理)を行うこともでき
る。
【0045】反射防止膜用レジストの塗布処理および加
熱処理が終了した後、ウエハWは、ウエハ搬送装置46
により、いずれかのクーリングユニット(COL)52
に搬送されてある程度の冷却処理が行われ、その後高精
度クーリングユニット(HCOL)50に搬入されて高
精度の冷却処理が行われる。クーリングユニット(CO
L)52を介さずに直接に高精度クーリングユニット
(HCOL)50で冷却してもよいが、レジスト塗布処
理ユニット(COT)および現像処理ユニット(DE
V)に熱影響を与えるおそれがあるので、クーリングユ
ニット(COL)52で一旦粗熱を除去することが好ま
しい。
【0046】アドヒージョン処理ユニット(AD)で疎
水化処理(HMDS処理)を行う場合には、この処理は
加熱を伴う加熱処理であるから、その処理の後、同様に
クーリングユニット(COL)52である程度の冷却を
行った後、高精度クーリングユニット(HCOL)で高
精度の冷却処理が行われる。
【0047】このように高精度クーリングユニット(H
COL)で冷却さたウエハWは、引き続き、ウエハ搬送
装置46により通常レジストを塗布するレジスト塗布処
理ユニット(COT)に搬送され、そこでレジスト膜が
形成される。塗布処理終了後、ウエハWは処理ユニット
群G,Gのいずれかのホットプレートユニット(H
P)51内でプリベーク処理され、その後いずれかのク
ーリングユニット(COL)52にて冷却される。
【0048】冷却されたウエハWは、第4の処理ユニッ
ト群Gのエクステンションユニット(EXT)を介し
てインターフェイス部12に搬送される。
【0049】インターフェイス部12では、周辺露光装
置23により周辺露光されて余分なレジストが除去さ
れ、その後ウエハWはインターフェイス部12に隣接し
て設けられた露光装置(図示せず)に搬送され、そこで
所定のパターンに従ってウエハWのレジスト膜に露光処
理が施される。
【0050】露光後のウエハWは、再びインターフェイ
ス部12に戻され、ウエハ搬送機構24により、第4の
処理ユニット群Gに属するエクステンションユニット
(EXT)に搬送される。そして、ウエハWは、ウエハ
搬送装置46により、いずれかのホットプレートユニッ
ト(HP)51に搬送されてポストエクスポージャーベ
ーク処理が施される。
【0051】その後、ウエハWは、ウエハ搬送装置46
により、いずれかのクーリングユニット(COL)52
に搬送されてある程度の冷却処理が行われ、その後高精
度クーリングユニット(HCOL)50に搬入されて高
精度の冷却処理が行われる。
【0052】このように高精度クーリングユニット(H
COL)で冷却さたウエハWは、引き続き、ウエハ搬送
装置46により、ウエハWは現像処理ユニット(DE
V)に搬送され、そこで現像液が塗布されて露光パター
ンの現像が行われる。現像終了後、ウエハWはいずれか
のホットプレートユニット(HP)に搬送されてポスト
ベーク処理が施され、次いで、クーリングユニット(C
OL)により冷却される。このような一連の処理が終了
した後、第3の処理ユニット群Gのエクステンション
ユニット(EXT)を介してカセットステーション10
に戻され、いずれかのウエハカセットCRに収容され
る。
【0053】以上のように本実施形態では、加熱処理の
後、ウエハWをレジスト塗布処理ユニット(COT)ま
たは現像処理ユニット(DEV)に搬入する前の冷却処
理を行うに際し、搬入の直前には必ず高精度クーリング
ユニット(HCOL)50で冷却される。すなわち、図
6に模式的に示すように、いずれかのホットプレートユ
ニット(HP)51により加熱処理されたウエハWは、
ウエハ搬送装置46により、いずれかの通常のクーリン
グユニット(COL)52に搬送され、次いで、必ず高
精度クーリングユニット(HCOL)50に搬送され、
その後、いずれかのレジスト塗布処理ユニット(CO
T)または現像処理ユニット(DEV)に搬送される。
また、場合によってはホットプレートユニット(HP)
51から直接高精度クーリングユニット(HCOL)5
0に搬送され、その後、いずれかのレジスト塗布処理ユ
ニット(COT)または現像処理ユニット(DEV)に
搬送される。なお、図6において矢印は、基板の搬送経
路を示している。また、図6では便宜上、4つのホット
プレートユニット(HP)51およびクーリングユニッ
ト(COL)52を図示している。
【0054】この場合に、高精度クーリングユニット
(HCOL)50では、図5に示すように、ウエハWが
搬送装置46の保持部材48により搬入出口84を介し
て処理室80内に搬入され、リフトピン83に載置され
る。リフトピン83が降下されて、ウエハWが冷却プレ
ート81に近接または載置され、温度コントロールシス
テム87により高精度に温度制御された冷却プレート8
1により、ウエハWが所定温度に高精度で冷却される。
この後、ウエハWは、リフトピン83により上昇され
て、ウエハ搬送装置46の保持部材48に載置されて処
理室80から搬出される。
【0055】このように、複数台の通常のクーリングユ
ニット(COL)により、ラフな冷却処理を行った後、
高精度クーリングユニット(HCOL)50により、高
精度の冷却処理を行っているため、高精度クーリングユ
ニット(HCOL)での冷却処理は短時間でよく、多数
の基板を連続して高精度に冷却することができ、スルー
プットの向上を図ることができる。しかも、高精度クー
リングユニット(HCOL)の台数は2台でよいことか
ら、設備コストの上昇はほとんどない。
【0056】また、高精度クーリングユニット(HCO
L)50は、レジスト塗布処理ユニット(COT)およ
び現像処理ユニット(DEV)の雰囲気下に配置されて
いるので、高精度クーリングユニット(HCOL)50
でのウエハWの冷却処理をレジスト塗布処理ユニット
(COT)および現像処理ユニット(DEV)と同じ雰
囲気下で行うことができ、冷却温度の精度を一層高める
ことができる。
【0057】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。上記の実施形態における高精度クーリングユニッ
ト(HCOL)は、レジスト塗布処理ユニット(CO
T)および現像処理ユニット(DEV)と同じく高精度
で温度管理された雰囲気下でウエハWを高精度で冷却す
る構成であったが、本実施形態では温度だけでなく湿度
も高精度に管理した雰囲気下でウエハWの処理を行うよ
うにする。
【0058】図7は、本実施形態におけるレジスト塗布
・現像処理システム100の縦断面図である。このレジ
スト塗布・現像処理システム100においては、スピナ
型処理ユニットであるレジスト塗布処理ユニット(CO
T)と現像処理ユニット(DEV)とが積層して配置さ
れ、これらの塗布処理ユニットの間には冷却プレート8
11,812により高精度の冷却処理を行う高精度クー
リングユニット(HCOL)が二段に配置されている。
また、このレジスト塗布・現像処理システム100の手
前側にはこれらの処理ユニットの処理空間と連通した垂
直ダクト106が設けられている。垂直ダクト106の
上方は上方空間107に通じており、上方空間107と
処理ステーション11との間には、フィルタ102,1
03および104が設けられている。処理ステーション
11の床面には通気口108が設けられていて、この通
気口108は処理ステーション11の下方に設けられた
下部空間109に連通している。
【0059】垂直ダクト106の下部には温度・湿度制
御部105の出側が接続されており、この温度・湿度制
御部105は処理ステーション11内から下部空間10
9に流出した雰囲気の温度および湿度を所定に調整し
て、垂直ダクト106に供給するようになっている。ま
た、レジスト塗布処理ユニット(COT)および現像処
理ユニット(DEV)のカップCPからは、排気経路1
12を介して工場側の集合排気ラインへ排気するように
なっており、ここから排気された雰囲気を補うために、
温度・湿度制御部105には空気等の気体を浄化して供
給するための浄化部118が接続されている。
【0060】レジスト塗布処理ユニット(COT)およ
び現像処理ユニット(DEV)の内部にはそれぞれカッ
プCPの上方に各ユニットの湿度をモニタするモニタセ
ンサ113,114が設けられている。また、垂直ダク
ト106の下部には、現像処理ユニット(DEV)やレ
ジスト塗布処理ユニット(COT)へ供給される雰囲気
の湿度を検出する制御センサ115が設けられている。
これらモニタセンサ113,114および制御センサ1
15は、それぞれの位置における雰囲気の湿度を検出
し、例えばマイコンから構成された制御部116に出力
する。制御部116は、モニタセンサ113,114が
検出したレジスト塗布処理ユニット(COT)および現
像処理ユニット(DEV)における湿度の値を表示部1
17に表示するとともに、制御センサ115が検出した
垂直ダクト106下部における湿度の値に基づいて温度
・湿度制御部105による温度・湿度調節動作を制御す
る。
【0061】以上のような構成により、温度・湿度制御
部105において温度および湿度の調節された空気等の
気体からなる雰囲気は、垂直ダクト106の下部から供
給され、垂直ダクト106からレジスト塗布処理ユニッ
ト(COT)、現像処理ユニット(DEV)および高精
度クーリングユニット(HCOL)の処理空間に流れ込
む。また、供給された雰囲気の一部は垂直ダクト106
から上部空間107に至り、フィルタ102,103,
104を介して処理ステーション11内をダウンフロー
する。一方、処理ステーション11の通気口108から
下部空間109へ流出した雰囲気は、浄化部118から
補充された気体とともに、温度・湿度制御部105で温
度および湿度を調節されて垂直ダクト106に循環され
る。
【0062】このように、本実施形態においては、垂直
ダクト106内の湿度を検出して、きめ細かく温度と湿
度とを制御した雰囲気をレジスト塗布処理ユニット(C
OT)や現像処理ユニット(DEV)に供給することが
できるため、これらの処理ユニットでの湿度のばらつき
を極力抑制することができる。また、高精度クーリング
ユニット(HCOL)にもレジスト塗布処理ユニット
(COT)や現像処理ユニット(DEV)と同じ雰囲気
を供給することができるため、塗布処理前の冷却を極め
て高い精度で行うことができる。さらに、このように高
精度に温度と湿度とを制御された雰囲気で処理ステーシ
ョン11内をダウンフローすることができるため、処理
ステーション11内の湿度のばらつきを極めて低く抑制
することもできる。
【0063】なお、ここでは制御センサ115を垂直ダ
クト106の下部に配置した例を示したがこれに限られ
るものではなく、レジスト塗布処理ユニット(COT)
や現像処理ユニット(DEV)よりも温度・湿度制御部
105側、すなわち供給される雰囲気の上流側であれば
どこに配置してもよいが、できるだけレジスト塗布処理
ユニット(COT)や現像処理ユニット(DEV)等の
処理室に近い位置に配置することが好ましい。
【0064】次に、本発明のさらに他の実施形態につい
て説明する。図8は、本実施形態における低精度冷却を
行うクーリングユニット(COL)52′の冷却プレー
トおよびその冷却機構を示す概略図である。図8に示す
ように、このクーリングユニット(COL)52′は、
冷却プレート120と、冷却プレート120を冷却する
ための冷却水(例えば市水)が通流する冷却水管124
と、冷却水管124を通流する冷却水を温度調節するた
めの冷却ヘッド121とを有している。冷却ヘッド12
1では、冷却水管124と、冷凍機122の冷媒管12
3とが、熱プレート126を挟んで対向するように配置
されている。また、冷却水管124の冷却ヘッド121
出側付近には温度センサ127が設けられ、この温度セ
ンサ127の検出結果に基づいて、制御部125が冷却
ヘッド121の熱プレート126を制御するようになっ
ている。このような構成により、冷却ヘッド121で
は、冷却水管124を通流する冷却水を、冷媒管123
を通流する冷媒と、熱プレート126とにより温度調節
する。例えば、冷凍機122からの冷媒温度を16℃と
して、温度センサ127が検出する冷却水の温度が23
℃になるように、制御部125で熱プレート126を制
御するようにする。
【0065】本実施形態によれば、低精度の冷却処理を
行うクーリングユニット(COL)52′の冷却プレー
ト120の冷却に高価なペルチェ素子を用いずに、所定
温度に制御された冷却水を用いることにより、簡単かつ
安価にクーリングユニット(COL)52′を製造する
ことができる。
【0066】次に、本発明のさらにまた他の実施形態に
ついて説明する。本実施形態においては、クーリングユ
ニット(COL)52で低精度冷却され、高精度クーリ
ングユニット(HCOL)50で高精度冷却してからレ
ジスト塗布処理ユニット(COT)または現像処理ユニ
ット(DEV)へ搬入される際に、クーリングユニット
(COL)52での低精度冷却域におけるウエハWの最
低冷却温度を例えば18℃とし、高精度クーリングユニ
ット(HCOL)50での高精度冷却域における最低冷
却温度を23℃として処理を行う。すなわち、クーリン
グユニット(COL)52での低精度冷却の際のウエハ
Wの温度の方が、高精度クーリングユニット(HCO
L)50での高精度冷却におけるウエハWの温度よりも
低くなるようにする。
【0067】図9は、ウエハWを低精度冷却した後に高
精度クーリングユニット(HCOL)50での最低冷却
温度、すなわち高精度クーリングユニット(HCOL)
50の冷却プレートの温度を23℃にして高精度冷却を
する際に、低精度冷却域の最低冷却温度、すなわちクー
リングユニット(COL)52の冷却プレートの温度を
18℃とした場合(実線)および23℃とした場合(点
線)の、それぞれの場合におけるウエハWの温度の経時
的な変化を示すグラフである。図9に示すように、低精
度冷却域における最低冷却温度を高精度冷却域における
最低冷却温度よりも低くした場合と、低くしなかった場
合とをのそれぞれのウエハWの温度を比較すると、前者
の方が後者よりも早く目標とする冷却温度23℃に到達
しており、後者の場合には23℃に安定的に収束するの
に冷却経過時間T2を要したが、前者の場合にはこのT
2よりも短い冷却経過時間T1で23℃に安定的に収束
している。このように、本実施形態によればウエハWの
冷却時間を短くして、処理工程に要する時間を短縮する
ことができる。
【0068】次に、本発明の別の実施形態について説明
する。本実施形態においては、第1の高精度クーリング
ユニット(HCOL1)と、第2の高精度クーリングユ
ニット(HCOL2)とを設けた場合について示す。第
1の高精度クーリングユニット(HCOL1)は、第2
の高精度クーリングユニット(HCOL2)よりも高い
精度で温度制御され、レジスト塗布処理ユニット(CO
T)に搬入する直前のウエハWの冷却は第1の高精度ク
ーリングユニット(HCOL1)により行い、現像処理
ユニット(DEV)に搬入する直前のウエハWの冷却は
高精度クーリングユニット(HCOL2)により行う。
【0069】レジスト塗布処理前の冷却処理には現像処
理前の冷却処理よりも高い、極めて厳しい精度が要求さ
れ、塗布処理直前の冷却を行う冷却処理ユニットのいず
れにおいてもこのような厳しい精度の温度制御を行うこ
とは設備コスト的に不利であるため、本実施形態におい
ては、このような厳しい精度の温度制御は第1の高精度
クーリングユニット(HCOL1)だけで行い、第2の
高精度クーリングユニット(HCOL2)では現像処理
前の冷却処理の要求精度を満たす温度制御を行うことに
より、コスト上の不利を極力抑制することができる。
【0070】例えば、第1の高精度クーリングユニット
(HCOL1)および第2の高精度クーリングユニット
(HCOL2)の冷却プレートをいずれもペルチェ素子
で冷却する場合、図10(a)、(b)に示すように、
第2の高精度クーリングユニット(HCOL2)の冷却
プレート132におけるペルチェ素子133が第1の高
精度クーリングユニット(HCOL1)の冷却プレート
130におけるペルチェ素子131よりも少なくなるよ
うにすることで、高価なペルチェ素子の数を低減し、コ
ストの増大を抑えながら、それぞれの冷却プレートを所
定の精度で温度制御することができる。
【0071】また、第1の高精度クーリングユニット
(HCOL1)および第2の高精度クーリングユニット
(HCOL2)では、ウエハWを2枚の冷却プレートで
挟むようにして冷却する構成とすることができるが、こ
のような場合にも図11(a)、(b)に示すように、
第2の高精度クーリングユニット(HCOL2)の冷却
プレート142のペルチェ素子143が、第1の高精度
クーリングユニット(HCOL1)の冷却プレート14
0のペルチェ素子141よりも少なくなるようにするこ
とで、ペルチェ素子の数を低減することができる。
【0072】さらに、第1の高精度クーリングユニット
(HCOL1)および第2の高精度クーリングユニット
(HCOL2)のそれぞれの冷却プレートは冷却水等の
冷却媒体により冷却することも可能であり、図12は、
このような場合における第1および第2の高精度クーリ
ングユニット(HCOL1,HCOL2)のそれぞれの
冷却プレートとその冷却機構との一例を示す概略図であ
る。図12に示すように、この例では、それぞれの冷却
プレートを冷却するための冷却水(例えば市水)が通流
する冷却水管158が設けられ、この冷却水管158の
上流側に第1の高精度クーリングユニット(HCOL
1)の冷却プレート151が、下流側に第2の高精度ク
ーリングユニット(HCOL2)の冷却プレート152
がそれぞれ配置されている。また、冷却水管158の第
1の高精度クーリングユニット(HCOL1)の冷却プ
レート151よりも上流側には、冷却水管158を通流
する冷却水を温度調節するための冷却ヘッド155が設
けられている。さらに、冷却水管158の第2の高精度
クーリングユニット(HCOL2)の冷却プレート15
2よりも下流側には、冷却水を通流させるための水ポン
プ157が設けられている。
【0073】冷却ヘッド150では、冷却水管158
と、冷凍機153の冷媒管とが、熱プレート155を挟
んで対向するように配置され、冷却水管158の冷却ヘ
ッド150出側付近には温度センサが設けられ、この温
度センサの検出結果に基づいて、制御部154が熱プレ
ート155を制御するようになっている。このような構
成により、冷却ヘッド150では、冷却水管158を通
流する冷却水を、冷凍機153からの冷媒の温度と、熱
プレート126の発熱量とにより温度調節することがで
きる。例えば、冷凍機153からの冷媒温度を16℃と
して、冷却水の温度が23℃になるように、制御部15
4で熱プレート155を制御するようにする。
【0074】以上のような構成により、冷却ヘッド15
0で温度調節された冷却水は最初に冷却水管158の上
流側で第1の高精度クーリングユニット(HCOL1)
の冷却プレート151の冷却に使用されるので、温度調
節された直後の冷却水を用いて第1の高精度クーリング
ユニット(HCOL1)の冷却プレート151を極めて
高い精度で冷却することができ、また、冷却プレート1
51の冷却に使用した後の冷却水を用いて第2の高精度
クーリングユニット(HCOL2)の冷却プレート15
2を冷却するので、それぞれの冷却プレートに個別に冷
却機構を設けた場合よりも設備コストを低減することが
できる。
【0075】なお、本実施形態においては第1の高精度
クーリングユニット(HCOL1)および第2の高精度
クーリングユニット(HCOL2)を設け、前者で後者
よりも高精度の冷却処理を行う場合に、設備コストを低
減するための具体的な方法について説明したが、クーリ
ングユニット(COL)52および高精度クーリングユ
ニット(HCOL)50においても上記の例のいずれか
と同様にして設備コストを低減することができる。
【0076】なお、本発明は上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態
では、高精度クーリングユニット(HCOL)50を2
台設けた例について示したが、これに限らず3台以上で
あってもよい。例えば、レジスト塗布処理ユニット(C
OT)および現像処理ユニット(DEV)の数に対応し
た数の高精度クーリングユニット(HCOL)50を設
けてもよい。ただし、高精度クーリングユニット(HC
OL)50を多数設けた場合には、温度のユニット間格
差が生ずるおそれがあり、これを調節するのが煩雑であ
るから、高精度クーリングユニットの台数は少ないほう
が好ましい。また、上記実施形態では、高精度クーリン
グユニット(HCOL)50をレジスト塗布処理ユニッ
ト(COT)および現像処理ユニット(DEV)の雰囲
気下に配置したが、これに限るものではない。さらに、
上記実施形態ではレジスト塗布処理ユニット(COT)
および現像処理ユニット(DEV)ユニットの両方にウ
エハを搬送する観点から、高精度クーリングユニットが
2台以上必要であるが、装置構成によっては1台であっ
てもよい。さらにまた、レジスト塗布処理ユニット(C
OT)および現像処理ユニット(DEV)に基板を搬入
する際に高精度の冷却を行うようにしたが、いずれか一
方の場合のみ高精度の冷却を行うようにしてもよい。さ
らにまた、基板として半導体ウエハを用いた場合につい
て説明したが、これに限らず、例えば液晶表示装置(L
CD)用の基板等、他の基板の処理にも本発明を適用す
ることができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
加熱処理された基板は、相対的に低精度で温度制御され
る複数の第1の冷却処理ユニット、および相対的に高精
度に温度制御される第2の冷却処理ユニットにより冷却
処理され、塗布処理ユニットに基板を搬送する際には、
常に、高精度で温度制御された第2の冷却処理ユニット
で冷却してから直接塗布処理ユニットに搬送するので、
複数の第1の冷却処理ユニットでは精度の低いラフな冷
却処理を行った後、第2の冷却処理ユニットで短時間で
高精度で温度制御することができ、スループットを低下
させずに高精度の冷却を行うことができる。またこのよ
うな高精度の温度制御を行う冷却処理ユニットは一部で
よいので、設備コストの増大を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る半導体ウエハのレジ
スト塗布現像処理システムの全体構成を示す平面図。
【図2】本発明の一実施形態に係る半導体ウエハのレジ
スト塗布現像処理システムの全体構成を示す正面図。
【図3】本発明の一実施形態に係る半導体ウエハのレジ
スト塗布現像処理システムの全体構成を示す背面図。
【図4】本発明の一実施形態に係るレジスト塗布現像処
理システムの一部を示す斜視図。
【図5】高精度クーリングユニットを模式的に示す断面
図。
【図6】本発明の基本概念を模式的に示すブロック図。
【図7】本発明の他の実施形態に係る半導体ウエハのレ
ジスト塗布現像処理システムの縦断面図。
【図8】本発明のさらに他の実施形態に係るクーリング
ユニット(COL)の冷却プレートと、その冷却機構を
示す概略図。
【図9】低精度冷却域の最低冷却温度を18℃とした場
合と23℃とした場合との、それぞれの場合におけるウ
エハWの温度の経時的な変化を示すグラフ。
【図10】本発明のさらにまた他の実施形態に係る第1
の高精度クーリングユニット(HCOL1)および第2
の高精度クーリングユニット(HCOL2)の冷却プレ
ートと、その冷却機構との一例を示す概略図。
【図11】本発明のさらにまた他の実施形態に係る第1
の高精度クーリングユニット(HCOL1)および第2
の高精度クーリングユニット(HCOL2)の冷却プレ
ートと、その冷却機構との他の例を示す概略図。
【図12】本発明のさらにまた他の実施形態に係る第1
の高精度クーリングユニット(HCOL1)および第2
の高精度クーリングユニット(HCOL2)の冷却プレ
ートと、その冷却機構とのまた他の例を示す概略図。
【符号の説明】
46;ウエハ搬送装置 48;保持部材 50;高精度クーリングユニット(HCOL)(第2の
冷却処理ユニット) 51;ホットプレートユニット(HP)(加熱処理ユニ
ット) 52;クーリングユニット(COL)(第1の冷却処理
ユニット) 70;コントローラ COT;レジスト塗布処理ユニット(塗布処理ユニッ
ト) DEV;現像処理ユニット(塗布処理ユニット)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/38 501 H01L 21/30 562

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に塗布液を塗布し、基板に対して加
    熱処理およびその後の冷却処理を行う基板処理装置であ
    って、 基板に塗布液を塗布する塗布処理ユニットと、 基板に加熱処理を施す加熱処理ユニットと、 相対的に低精度で温度制御され、基板に冷却処理を施す
    複数の第1の冷却処理ユニットと、 相対的に高精度で温度制御され、基板に冷却処理を施す
    第2の冷却処理ユニットと、 前記ユニット間で基板を搬送する搬送機構とを具備し、 前記加熱処理ユニットにより加熱処理された基板は、第
    1の冷却処理ユニットおよび/または第2の冷却処理ユ
    ニットで冷却処理され、 前記塗布処理ユニットに基板を搬送する際に、常に、前
    記第2の冷却処理ユニットで冷却してから直接前記塗布
    処理ユニットに搬送することを特徴とする基板処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記加熱処理ユニットで加熱処理された
    基板が前記第1の冷却処理ユニットのいずれかで冷却処
    理された後、前記第2の冷却処理ユニットで冷却処理さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記塗布処理ユニットに基板を搬送する
    際に、常に、前記第2の冷却処理ユニットで冷却してか
    ら直接前記塗布処理ユニットに搬送するように前記搬送
    機構を制御する制御手段をさらに具備することを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の冷却処理ユニットは、前記塗
    布処理ユニットの雰囲気下に配置されることを特徴とす
    る請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の基板処
    理装置。
  5. 【請求項5】 前記塗布処理ユニットに供給される雰囲
    気の湿度を検出する湿度センサと、 この湿度センサの検出結果に基づいて前記塗布処理ユニ
    ットに供給される雰囲気の湿度を制御する湿度制御部と
    をさらに具備することを特徴とする請求項1から請求項
    4のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記塗布処理ユニットは、レジスト液を
    塗布するレジスト塗布処理ユニット、または基板上のレ
    ジスト膜を所定パターンに露光後に、その上に現像液を
    塗布して現像処理する現像処理ユニットであることを特
    徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の
    基板処理装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の冷却処理ユニットは、冷却媒
    体を用いて冷却されることを特徴とする請求項1から請
    求項6のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の冷却処理ユニットの冷却処理
    する温度が、前記第2の冷却処理ユニットの冷却処理す
    る温度よりも低い温度に制御されることを特徴とする請
    求項1から請求項7のいずれか1項に記載の基板処理装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第1の冷却処理ユニットの冷却処理
    する温度が、前記塗布処理ユニットで基板を温度調節す
    べき温度よりも低い温度に制御されることを特徴とする
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の基板処理
    装置。
  10. 【請求項10】 基板に塗布液を塗布し、基板に対して
    加熱処理およびその後の冷却処理を行う基板処理装置で
    あって、 基板に塗布液を塗布する第1の塗布処理ユニットと、 基板に他の塗布液を塗布する第2の塗布処理ユニット
    と、 基板に加熱処理を施す加熱処理ユニットと、 基板に冷却を施す複数の冷却処理ユニットと、 基板に高精度冷却を施す第1および第2の高精度冷却処
    理ユニットと、 前記ユニット間で基板を搬送する搬送機構とを具備し、 前記第1および第2の高精度冷却処理ユニットは、前記
    冷却処理ユニットよりも高精度で温度制御され、 前記第1の高精度冷却処理ユニットは、前記第2の高精
    度冷却処理ユニットよりも高精度で温度制御され、 前記加熱処理ユニットにより加熱処理された基板は、前
    記冷却処理ユニット、および/または、第1の高精度冷
    却処理ユニットもしくは第2の高精度冷却処理ユニット
    で冷却処理され、 前記第1の塗布処理ユニットに基板を搬送する際に、常
    に、前記第1の高精度冷却処理ユニットで冷却してから
    直接前記第1の塗布処理ユニットに搬送し、 前記第2の塗布処理ユニットに基板を搬送する際に、常
    に、前記第2の高精度冷却処理ユニットで冷却してから
    直接前記第2の塗布処理ユニットに搬送することを特徴
    とする基板処理装置。
  11. 【請求項11】 前記第1および第2の高精度冷却処理
    ユニットはいずれもペルチェ素子を有し、前記第2の高
    精度冷却処理ユニットのペルチェ素子が前記第1の高精
    度冷却処理ユニットのペルチェ素子よりも少ないことを
    特徴とする請求項10に記載の基板処理装置。
  12. 【請求項12】 前記第1および第2の高精度冷却処理
    ユニットはいずれも冷却媒体を用いて冷却され、前記第
    2の高精度冷却処理ユニットは前記第1の高精度冷却処
    理ユニットの冷却に使用した後の冷却媒体を用いて冷却
    されることを特徴とする請求項10に記載の基板処理装
    置。
  13. 【請求項13】 基板に塗布液を塗布するとともに、基
    板に対して加熱処理およびその後の冷却処理を行う基板
    処理方法であって、 加熱処理後の基板の冷却は、相対的に低精度で温度制御
    され、基板に冷却処理を施す複数の第1の冷却処理ユニ
    ットと、相対的に高精度で温度制御され、基板に冷却処
    理を施すための第2の冷却処理ユニットとで行われ、 前記塗布処理ユニットに基板を搬送する際には、常に、
    前記第2の冷却処理ユニットで冷却してから搬送を行う
    ことを特徴とする基板処理方法。
  14. 【請求項14】 加熱処理後の基板は第1の冷却処理ユ
    ニットで冷却された後、第2の冷却処理ユニットで冷却
    処理され、その後塗布処理が施されることを特徴とする
    請求項13に記載の基板処理方法。
  15. 【請求項15】 前記塗布処理は、レジスト液を塗布す
    るレジスト塗布処理、または基板上のレジスト膜を所定
    パターンに露光後に、その上に現像液を塗布する現像液
    塗布処理であることを特徴とする請求項13または請求
    項14に記載の基板処理方法。
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