JP3347560B2 - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP3347560B2
JP3347560B2 JP32988795A JP32988795A JP3347560B2 JP 3347560 B2 JP3347560 B2 JP 3347560B2 JP 32988795 A JP32988795 A JP 32988795A JP 32988795 A JP32988795 A JP 32988795A JP 3347560 B2 JP3347560 B2 JP 3347560B2
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハや液
晶表示器用のガラス基板などの基板に対して、フォトリ
ソグラフィ工程のうちの露光処理前後のレジスト塗布前
ベークやレジスト塗布、プリベーク、露光後ベーク、現
像、ポストベークなどの各種の基板処理を施すための基
板処理装置に係り、特には、基板を上面に支持して加熱
するホットプレートの周囲を外周カバーで覆った基板加
熱処理部と、基板にレジスト塗布や現像などの薬液処理
を施す薬液処理部とが基板の搬送路を挟んで配置された
基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基板処理装置は、基板を
上面に支持して加熱するホットプレートの周囲を外周カ
バーで覆った基板加熱処理部や、基板にレジスト塗布や
現像などの薬液処理を施すためのスピンコーターやスピ
ンデベロッパーなどを含む薬液処理部、装置内で基板を
搬送するための基板搬送ロボットなどを備えており、基
板搬送ロボットは少なくとも基板加熱処理部と薬液処理
部との間に設けられ、この基板搬送ロボットの基板搬送
路を挟んで基板加熱処理部と薬液処理部とが対向配置さ
れて構成されている。
【0003】また、この種の基板処理装置には、基板加
熱処理部で加熱された基板を常温付近の所定温度に冷却
するために、基板を上面に支持して冷却するクールプレ
ートを有する基板冷却処理部を備えている。通常、この
基板冷却処理部と上記基板加熱処理部とは積層され、基
板搬送路を挟んで薬液処理部に対向する側に配置されて
いる。
【0004】この基板処理装置では、フォトリソグラフ
ィ工程のうちの露光処理前後のレジスト塗布前ベークや
レジスト塗布、プリベーク、露光後ベーク、現像、ポス
トベークなどの各種の基板処理を基板に施す。レジスト
塗布前ベークやプリベーク、露光後ベーク、ポストベー
クなどのベーク処理は、基板を所定温度に加熱する処理
であって基板加熱処理部で行われ、このベーク処理の
後、加熱された基板は基板冷却処理部で常温付近の所定
温度に冷却される。レジスト塗布はスピンコーターで行
われ、現像はスピンデベロッパーで行われる。なお、露
光処理自体は、本基板処理装置に付設された露光処理専
用の露光ユニットで行われる。
【0005】基板搬送ロボットは、予め決められた基板
処理の順序(例えば、レジスト塗布前ベーク、レジスト
塗布、プリベーク、(露光)、露光後ベーク、現像、ポ
ストベークの順)に従って基板を基板加熱処理部や基板
冷却処理部、薬液処理部(スピンコーターやスピンデベ
ロッパー)に順次搬送したり、露光前の基板を露光ユニ
ットに引き渡したり、露光済の基板を露光ユニットから
受け取るなどの基板の搬送を行う。これにより、フォト
リソグラフィ工程の一連の基板処理が基板に施される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、上記構成の基板処理装置で露光処理前
後の各種の基板処理を実行させると、レジスト塗布工程
で塗布されたレジストの膜厚が不均一になるという現象
や、現像工程での現像処理に現像不良が生じ易いという
現象などが起きていた。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、レジスト塗布や現像などを適正に行な
い得る基板処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するために、まず、レジスト塗布工程でのレジス
ト膜厚の不均一や現像工程での現像不良などの不都合の
発生原因を調査した。その結果、上記不都合は以下に説
明するように基板加熱処理部からの熱的影響によって発
生していたことを突き止めた。
【0009】例えば、現像を適正に行うためには、常温
付近の所定温度(23℃付近)の雰囲気内で、基板全体
が上記雰囲気温度に保持された状態で処理される必要が
ある。そのため、クリーンルーム(この種の基板処理装
置はクリーンルーム内に設置される)内の23℃付近の
ダウンフローの気流を、現像処理を行うためのスピンデ
ベロッパーが配設された処理室内に取込み、この処理室
内の温度などの雰囲気を所定温度にし、また、現像処理
の前工程の基板冷却処理部での冷却処理では、現像処理
に適した常温付近の所定温度に基板全体を冷却するよう
にしている。
【0010】また、レジスト塗布を適正に行うために
は、常温付近の所定温度の雰囲気内で、基板全体が上記
雰囲気温度に保持された状態で処理される必要がある。
そのため、レジスト塗布を行うためのスピンコーターが
配設された処理室内は、クリーンルーム内のダウンフロ
ーに関係なく一定に温度管理された気流を流し、特別に
雰囲気管理し、また、レジスト塗布の前工程の基板冷却
処理部での冷却処理では、レジスト塗布に適した常温付
近の所定温度に基板全体を冷却するようにしている。
【0011】一方、基板加熱処理部では基板を90℃以
上に加熱するが、その加熱時の熱によってホットプレー
トの周囲の外周カバーが熱せられる。従来の基板処理装
置においては、この外周カバーの薬液処理部側の面の温
度が40℃前後にも熱せられている。この基板加熱処理
部の薬液処理部側の外周カバーから、常温付近よりも高
い高温雰囲気が基板搬送路に放射され、この熱的影響を
受けてレジスト塗布や現像が適正に行えなかったことを
突き止めた。
【0012】より詳しくは、以下のような挙動によって
レジスト塗布や現像が基板加熱処理部からの熱的影響を
受けているものと考えられる。
【0013】この種の基板処理装置は、スピンコーター
が配設された処理室以外の基板搬送路などにも、上記ス
ピンデベロッパーが配設された処理室と同様にクリーン
ルーム内のダウンフローの気流を取り込んでクリーンル
ーム内の雰囲気と同じになるように管理するとともに、
基板搬送路などに発生する粉塵(パーティクル)を下方
に流下させて排除するようにしている。
【0014】また、基板加熱処理部と基板冷却処理部を
積層するときには、基板冷却処理部への基板加熱処理部
からの熱的影響を考慮して、図11に示すように、基板
冷却処理部12を下段にして、その上に基板加熱処理部
11を積層している。
【0015】従って、基板加熱処理部11の外周カバー
10の薬液処理部2(図11では、薬液処理部2の一つ
であるスピンコーターSCを図示している)側の面10
aから放射される高温雰囲気は、基板搬送路30に取り
込んでいるクリーンルーム内のダウンフローの気流(白
抜きの矢印で示す)に乗って図11の二点鎖線で示すよ
うに降下し、基板搬送ロボット3に支持され、基板冷却
処理部12から薬液処理部2へ搬送される基板Wの表面
に当たり基板Wを熱し、これによって、基板冷却処理部
12で薬液処理(レジスト塗布や現像)に適した温度に
温調された状態で薬液処理が行えず、これが一つの原因
でレジスト膜厚の不均一や現像不良を招いていたことが
考えられる。なお、図11中の斜線の矢印は、スピンコ
ーターSCの処理室SCR内の温度や湿度などの雰囲気
を特別に管理するためのダウンフローの気流を示してお
り、符号HP、CPは、それぞれホットプレート、クー
ルプレートを示している。
【0016】また、基板加熱処理部11からの高温雰囲
気が薬液処理部2の処理室(図では、スピンコーターS
Cが配設されている処理室SCR)内に進入したり、薬
液処理部2の処理室の外囲の基板搬送路30側の面を熱
するなどにより、薬液処理部2の処理室内の温度雰囲気
が、薬液処理に適した温度雰囲気よりも上昇することに
よっても、レジスト膜厚の不均一や現像不良を招いてい
ることが考えられる。
【0017】すなわち、基板加熱処理部11からの高温
雰囲気によって薬液処理に適した温度に温調された基板
W自体を熱したり、薬液処理部2の処理室内の温度雰囲
気を変動させるなどの基板加熱処理部11からの熱的影
響によってレジスト膜厚の不均一や現像不良を招いてい
ると本発明者らは推定した。
【0018】このようなレジスト塗布工程でのレジスト
膜厚の不均一や、現像工程での現像不良は、最終的に線
幅の不均一を招くことになる。特に、このような線幅の
不均一は、線幅の微細化が著しい昨今の基板製造でより
顕著に現れており、線幅の微細化が進む基板製造では無
視できる問題ではない。
【0019】そこで、本発明者らは、上記のそうな推定
に基づき、以下のような発明をなし、露光処理前後の各
種の基板処理を行ってみたところ、レジスト膜厚の不均
一や現像不良などを好適に防止できたことを確認した。
【0020】すなわち、本発明者らのなした発明のう
ち、請求項1に記載の発明は、基板を上面に支持して加
熱するホットプレートの周囲を外周カバーで覆った基板
加熱処理部と、前記基板に薬液処理を施す薬液処理部と
が前記基板の搬送路を挟んで配置された基板処理装置に
おいて、前記基板加熱処理部の外周カバーの前記薬液処
理部側の面に水冷管を配設し、この水冷管に恒温水を流
して、前記基板加熱処理部の外周カバーの前記薬液処理
部側の面を前記薬液処理部内の雰囲気温度付近に冷却す
るように構成したことを特徴とするものである。
【0021】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の基板処理装置において、前記基板加熱処理
部の外周カバーの前記薬液処理部側の面を測温する測温
手段と、前記測温手段からの出力に基づき、前記水冷管
に流す恒温水の温度を調節制御する制御手段と、を備え
たことを特徴とするものである。
【0022】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。すなわち、
請求項1に記載の発明によれば、基板加熱処理部の外周
カバーの薬液処理部側の面に配設した水冷管に、恒温水
を流して、基板加熱処理部の外周カバーの薬液処理部側
の面を薬液処理部内の雰囲気温度付近に冷却する。これ
により、基板加熱処理部の外周カバーの薬液処理部側の
面から基板搬送路に熱気が放射されず、基板搬送路に高
温雰囲気が発生せず、基板や薬液処理部への熱的影響を
防止できる。
【0023】また、請求項2に記載の発明では、測温手
段が基板加熱処理部の外周カバーの薬液処理部側の面の
温度を測温し、その結果を制御手段に出力する。制御手
段は、測温手段から出力される測温結果に基づき、基板
加熱処理部の外周カバーの薬液処理部側の面の温度を、
薬液処理部内の雰囲気温度付近に維持するように、水冷
管に流す恒温水の温度を調節制御する。
【0024】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明の実施の形
態の概要を図1を参照して説明する。図1に示すよう
に、請求項1に記載の発明は、基板加熱処理部11に備
えられるホットプレートHPの周囲を覆う外周カバー1
0の薬液処理部2(図では、薬液処理部2の一つである
スピンコーターSCを図示している)側の面10aに水
冷管21を配設し、恒温水供給装置22により、この水
冷管21に恒温水を流して、基板加熱処理部11の外周
カバー10の薬液処理部2側の面10aの温度を薬液処
理部2の処理室(スピンコーターSCの処理室SCR、
図ではスピンコーターSCの奥手側に設けられる図示し
ていないスピンデベロッパーの処理室)内の雰囲気温度
付近に冷却するように構成したことを特徴としている。
【0025】なお、通常、基板冷却処理部12の外周カ
バー10と基板加熱処理部11の外周カバー10とは一
体に構成されるので、図では、基板加熱処理部11およ
び基板冷却処理部12の外周カバー10の薬液処理部2
側の面10aに水冷管21を配設し、この水冷管21に
恒温水を流すようにしている。
【0026】また、恒温水供給装置22は、加熱器22
aや冷却器22bによって純水などを任意の温度に調節
して恒温水を生成し、図示しないポンプで生成した恒温
水を水冷管21に供給するとともに回収し、恒温水を水
冷管21、恒温水供給装置22内で循環させるように構
成されている。加熱器22a、冷却器22bは、ペルチ
ェ素子(ペルチェ素子の吸熱側が冷却器になり、放熱側
が加熱器として用いられる)で構成されたり、加熱器2
2aとして別途ヒーターなどを備えて構成される。
【0027】これにより、基板加熱処理部11の外周カ
バー10の薬液処理部2側の面10aから基板搬送路3
0に熱気が放射されず、基板搬送路30に高温雰囲気が
発生せず、基板Wや薬液処理部2の処理室への熱的影響
を防止でき、この薬液処理部2への基板加熱処理部11
からの熱的影響に起因して発生していたレジスト塗布工
程でのレジスト膜厚の不均一や現像工程での現像不良な
どを防止することができる。
【0028】なお、恒温水として純水を用いることで、
水道水を用いる場合に比べて冷却管21内での管詰まり
が起き難くなり、メンテナンスなどの手間を省くことが
できる。
【0029】次に、請求項2に記載の発明の実施の形態
の概要を図2を参照して説明する。図2に示すように、
請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の基板処
理装置において、基板加熱処理部11の外周カバー10
の薬液処理部2側の面10aを測温する測温手段として
の測温センサ23と、測温センサ23からの出力に基づ
き、水冷管21に流す恒温水の温度を調節制御する制御
部24とを備えたことを特徴としている。恒温水の温度
調節は、恒温水供給装置22の加熱器22aや冷却器2
2bを制御することで行われる。また、制御部24は、
例えば、マイクロコンピュータなどで構成される。
【0030】これにより、基板加熱処理部11の外周カ
バー10の薬液処理部2側の面10aの温度をフィード
バック制御で薬液処理部2の処理室内の雰囲気温度付近
に維持させることができる。
【0031】なお、図1、図2中の白抜きの矢印、斜線
の矢印は、図11と同様にそれぞれ、本基板処理装置内
に取り込んだクリーンルーム内のダウンフローの気流
(白抜きの矢印)、スピンコーターSCの処理室SCR
内の温度や湿度などの雰囲気を特別に管理するためのダ
ウンフローの気流(斜線の矢印)を示し、符号CPはク
ールプレートを示す。
【0032】次に、本発明の具体的な実施例を説明す
る。
【0033】
【実施例】
<第1実施例>図3は、第1実施例に係る基板処理装置
とインデクサの全体構成を示す一部省略斜視図であり、
図4は、第1実施例に係る基板処理装置とインデクサと
インターフェースユニット(IFユニット)と露光ユニ
ット(一部省略)の全体構成を示す平断面図、図5は、
第1実施例に備えられた熱処理部を薬液処理部側から見
た一部省略正面図である。なお、各図の位置関係を明確
にするために、図1以下の各図中には共通するX、Y、
Z軸を図示している。
【0034】図3、図4に示すように、この第1実施例
に係る基板処理装置5は、複数個の基板加熱処理部11
や基板冷却処理部12などを備えた熱処理部1と、レジ
スト塗布用のスピンコーターSCや現像用のスピンデベ
ロッパーSD(図では、第1、第2のスピンデベロッパ
ーSD1、SD2を備えている)を備えた薬液処理部2
と、装置5内で基板Wの搬送を行う基板搬送ロボット3
などを備えており、基板搬送ロボット3は熱処理部1と
薬液処理部2との間に設けられ、この基板搬送ロボット
3の基板搬送路30を挟んで熱処理部1(基板加熱処理
部11や基板冷却処理部12)と薬液処理部12とが対
向配置されて構成されている。
【0035】熱処理部1は、基板冷却処理部12を下段
にして基板加熱処理部11をZ軸方向に積層した熱処理
ブロック1aをX軸方向に複数個(図では6個)並設し
て構成されている。図1、図2に示すように、基板加熱
処理部11は、基板Wを上面に支持して加熱するホット
プレートHPを備えており、基板冷却処理部12は、基
板Wを上面に支持して冷却するクールプレートCPを備
えている。これら基板加熱処理部11や基板冷却処理部
12は、各段ごとにしきい板1bで仕切られていて、熱
処理ブロック1aごとに周囲が外周カバー10で覆われ
ている。図3に示すように、この外周カバー10の薬液
処理部2側の面10aには、基板搬送ロボット3のアー
ム31が挿抜されて基板Wを基板加熱処理部11内や基
板冷却処理部12内に搬入/搬出するための搬入出口1
1a、12aが形成されており、また、例えば、図5の
点線で示すように、水冷管21が前記搬入出口11a、
12aを除いた前記面10a全面にわたって配されるよ
うに内設(例えば、元々の外周カバー10の薬液処理部
2側の面の外側に新たな外周カバーを取り付け、これら
2枚の外周カバーの間に水冷管21を挟んで配設)され
ている。
【0036】各熱処理ブロック1aの外周カバー10の
前記面10aに配設された水冷管21の各端部は、図1
で説明した恒温水供給装置22の供給側と回収側に連通
接続されていて、恒温水を水冷管21、恒温水供給装置
22内で循環させるようにしている。また、各熱処理ブ
ロック1aの外周カバー10の前記面10aには測温セ
ンサ23が取り付けられており、装置5の動作中、前記
面10aを常時測温し、その結果を制御部24に出力し
ている。制御部24は、測温センサ23からの出力に基
づき、恒温水供給装置22の加熱器22aや冷却器22
bを制御して水冷管21に流す恒温水の温度を調節制御
し、各熱処理ブロック1aの外周カバー10の前記面1
0aの温度を薬液処理部2の処理室内の雰囲気温度(ス
ピンコーターSCの処理室SCRに対向して配置されて
いる熱処理ブロック1aの外周カバー10の前記面10
aの温度は前記処理室SCR内の温度、各スピンデベロ
ッパーSD(SD1、SD2)の各処理室SDRに対向
して配置されている熱処理ブロック1aの外周カバー1
0の前記面10aの温度は前記処理室SDR内の温度)
に維持するようにしている。
【0037】なお、図では、熱処理ブロック1aは全
て、基板冷却処理部12を下段にしてその上に複数個の
基板加熱処理部11が積層されているが、基板加熱処理
部11のみを複数個積層して熱処理ブロック1aを構成
する場合や、空き部分が設けられる場合などもあるが、
このような構成のものに対しても、上述と同様に、外周
カバー10の薬液処理部2側の面10aが冷却される。
【0038】図3、図4に戻って、薬液処理部2を構成
するスピンコーターSCは、外囲に覆われた処理室SC
R内に配設されており、この処理室SCR内には、レジ
スト塗布に適した雰囲気がダウンフローで供給され、レ
ジスト塗布に適した雰囲気になるように管理している。
また、薬液処理部2を構成する各スピンデベロッパーS
D(SD1、SD2)も各々外囲に覆われた処理室SD
R内に配設されており、各処理室SDR内にクリーンル
ーム内のダウンフローの気流を取り込んで雰囲気管理し
ている。
【0039】また、各処理室SCR、SDRの外囲の熱
処理部1側の面には、基板搬送ロボット3のアーム31
が挿抜されて基板Wを各処理室SCR、SDR内に搬入
/搬出するための搬入出口2aが形成されている。この
搬入出口2aや上記各基板加熱処理部11や各基板冷却
処理部12の搬入出口11a、12aには、図示しない
シャッターが設けられていて、基板Wが搬入/搬出され
るときだけ開口されるようになっている。
【0040】基板搬送ロボット3は、基板Wの外周縁を
載置支持するアーム31と、アーム31を水平1軸方向
に出退させるための駆動機構(図示せず)を内蔵したア
ーム支持部32と、アーム支持部32およびアーム31
を鉛直軸(Z軸に平行な軸)回りに回転させる駆動機構
(図示せず)と、アーム支持部32およびアーム31を
図のZ軸方向に昇降させるための駆動機構(図示せず)
と、アーム支持部32およびアーム31を図のX軸方向
に移動させるための駆動機構(図示せず)などで構成さ
れている。
【0041】アーム31の出退用の駆動機構や、アーム
支持部32およびアーム31の昇降やX軸方向への移動
用の駆動機構は、ネジ軸やガイド軸、モータなどからな
る周知の1軸方向駆動機構などで構成され、アーム支持
部32およびアーム31の鉛直軸回りの回転は、モータ
の回転などで実現されている。
【0042】上記構成を有する基板搬送ロボット3は、
基板Wをアーム31に載置支持し、このアーム31のX
軸方向、Z軸方向への移動動作、アーム支持部32を鉛
直軸回りに回転させ、アーム31の出退させる方向を熱
処理部1(任意の基板加熱処理部11や基板冷却処理部
12)または薬液処理部2(スピンコーターSCや任意
のスピンデベロッパーSD)に向ける動作、アーム31
を出退させる動作を適宜に組み合わせて、任意の基板加
熱処理部11、基板冷却処理部12、スピンコーターS
C、スピンデベロッパーSDなどの間で基板Wを搬送す
るようにしている。
【0043】なお、基板処理装置5内のうち、スピンコ
ーターSCが配設された処理室SCR以外の基板搬送ロ
ボット3の基板搬送路30や、スピンデベロッパーSD
が配設された処理室SDRなどにはクリーンルーム内の
ダウンフローの気流が取り込まれている。
【0044】インデクサ6は、複数枚の基板Wが収納さ
れる搬送用のキャリアCを載置するための搬入出テーブ
ル61や、このキャリアCと上記基板処理装置5内の基
板搬送ロボット3との間で基板Wの受渡しを行うための
基板搬入出ロボット62などで構成される。
【0045】露光ユニット7は、露光処理を行うための
もので、縮小投影露光機(ステッパー)などの露光機
や、露光機での露光の際の基板Wの位置合わせを行うア
ライメント機構、露光ユニット7内での基板Wの搬送を
行う基板搬送ロボットなど(いずれも図示せず)を一体
的にユニット化して構成されている。
【0046】IFユニット8は、基板処理装置5と露光
ユニット7との間で基板Wの受渡しを行うためのユニッ
トで、基板処理装置5内の基板搬送ロボット3から受け
取った露光前の基板Wを露光ユニット7内の基板搬送ロ
ボットに引き渡したり、露光ユニット7内の基板搬送ロ
ボットから受け取った露光済の基板Wを基板処理装置5
内の基板搬送ロボット3に引き渡す基板受渡しロボット
(図示せず)などを備えている。
【0047】これらインデクサ6、基板処理装置5、I
Fユニット8、露光ユニット7の動作を以下に説明す
る。
【0048】基板処理装置5や露光ユニット7で行われ
るフォトリソグラフィ工程の各種の基板処理が行われる
前の基板Wが複数枚収納されたキャリアCは、図示しな
いキャリアの自動搬送装置(Auto Guided Vehicle :以
下、AGVという)によって前工程から搬送されてきて
インデクサ6の搬入出テーブル61に載置される。基板
搬入出ロボット62は、このキャリアCから基板Wを1
枚ずつ取り出し、基板処理装置5内の基板搬送ロボット
3のアーム31に順次引き渡していく。
【0049】ここでは、基板処理装置5で、露光処理前
の基板処理として、例えば、レジスト塗布前ベーク、レ
ジスト塗布、プリベークを行い、露光処理後の基板処理
として、例えば、露光後ベーク、現像、ポストベークを
行うものとする。
【0050】基板搬送ロボット3は、上記処理に従って
基板Wを搬送する。すなわち、基板搬入出ロボット62
から基板Wを受け取ると、その基板Wを、基板加熱処理
部11、基板冷却処理部12、スピンコーターSC(の
処理室SCR)、基板加熱処理部11、基板冷却処理部
12の順に搬送し、レジスト塗布前ベーク(基板加熱処
理部11)、レジスト塗布前ベーク後のレジスト塗布に
適した温度への冷却処理(基板冷却処理部12)、レジ
スト塗布(スピンコーターSC)、プリベーク(基板加
熱処理部11)、プリベーク後の冷却処理(基板冷却処
理部12)を行わせる。
【0051】プリベーク後の冷却処理が終了すると、基
板搬送ロボット3は、その基板WをIFユニット8内の
基板受渡しロボットに引き渡し、この基板受渡しロボッ
トが露光ユニット7内の基板搬送ロボットにその基板W
を引渡し、露光ユニット7内で露光処理が行われる。
【0052】露光ユニット7での露光処理が終了する
と、IFユニット8を介して露光済の基板Wが基板処理
装置5内の基板搬送ロボット3に渡される。基板搬送ロ
ボット3は、露光済の基板Wを受け取ると、その基板W
を、基板加熱処理部11、基板冷却処理部12、スピン
デバロッパーSD(の処理室SDR)、基板加熱処理部
11、基板冷却処理部12の順に搬送し、露光後ベーク
(基板加熱処理部11)、露光後ベークの後の現像に適
した温度への冷却処理(基板冷却処理部12)、現像
(スピンデベロッパーSD)、ポストベーク(基板加熱
処理部11)、ポストベーク後の冷却処理(基板冷却処
理部12)を行わせる。
【0053】ポストベーク後の冷却処理が終了すると、
基板搬送ロボット3は、その基板Wを基板冷却処理部1
2から取り出し、インデクサ6の基板搬入出ロボット6
2に引き渡す。基板搬入出ロボット62は基板搬送ロボ
ット3から受け取った、フォトリソグラフィ工程の各基
板処理が終了した基板Wを搬入出テーブル61に待機さ
れている空のキャリアCに順次収納していく。そして、
フォトリソグラフィ工程の各基板処理が終了した基板W
が所定枚数キャリアCに収納されると、そのキャリアC
はAGVによってフォトリソグラフィ工程の後工程へと
搬送されていく。
【0054】本実施例では、基板処理装置5の動作中、
各熱処理ブロック1a(熱処理部1)の外周カバー10
の薬液処理部2側の面10aを薬液処理部2の処理室
(スピンコーターSCの処理室SCRやスピンデベロッ
パーSDの処理室SDR)内の雰囲気温度付近に冷却し
ているので、基板加熱処理部11内の熱気が外周カバー
10の前記面10aを介して基板搬送路30に拡散され
ず、従来装置で生じていた基板搬送路30の高温雰囲気
がなくなり、これにより、薬液処理部2の処理室内の雰
囲気が変動させることもないし、基板冷却処理部12か
らスピンコーターSCやスピンデベロッパーSDへの基
板搬送中に、薬液処理(レジスト塗布や現像)に適した
温度に温調された基板Wに熱的影響を与えることもな
い。従って、レジスト塗布工程で塗布されたレジスト膜
厚が不均一になったり、現像工程での現像不良などを防
止することができる。
【0055】なお、露光処理の場合も、露光処理に適し
た基板Wの温度があり、プリベークの後の冷却処理では
そのような温度に基板W全体を冷却し、そのように温調
された状態で基板Wが露光ユニット7に搬送されること
が望まれる。本実施例では、基板冷却処理部12からI
Fユニット8への基板搬送においても、基板加熱処理部
11からの熱的影響を受けることがない。また、IFユ
ニット8や露光ユニット7内の温度や湿度などの雰囲気
は適切に管理されていて、これらユニット8、7の搬送
中に基板Wの温度が変動しないようにしている。従っ
て、本実施例によれば、基板冷却処理部12で露光に適
した温度に温調された状態で、基板Wに露光処理を行わ
せることができ、温度変動に起因する露光処理時の露光
ムラなどの不都合も防止することができる。
【0056】<第2実施例>図6は、第2実施例に係る
基板処理装置とインデクサの全体構成を示す一部省略斜
視図であり、図7は、第2実施例に係る基板処理装置と
インデクサとIFユニットと露光ユニット(一部省略)
の全体構成を示す平断面図、図8は、第2実施例に備え
られた熱処理部を薬液処理部側から見た一部省略正面図
である。
【0057】この第2実施例に係る基板処理装置5で
は、熱処理部1を挟んで基板搬送ロボット3と反対側に
別体の第2の基板搬送ロボット4を設けて構成されてい
る。この第2の基板搬送ロボット4は、基板搬送ロボッ
ト3と同様の構成を有している。
【0058】この実施例では、基板搬送ロボット3が基
板冷却処理部12と薬液処理部2(スピンコーターSC
やスピンデベロッパーSD)との間の基板搬送を行い、
第2の基板搬送ロボット4が基板加熱処理部11と基板
冷却処理部12との間の基板搬送と、インデクサ6の基
板搬入出ロボット62との間の基板Wの受渡し、およ
び、IFユニット8内の基板受渡しロボットとの間の基
板Wの受渡しを行う。
【0059】これに伴い、基板加熱処理部11の搬入出
口11aは、第2の基板搬送ロボット4側にのみ設けら
れ(図6では図面に表れていない)、基板冷却処理部1
2の搬入出口12aは、各基板搬送ロボット3、4の双
方の側に設けられている(図6では基板搬送ロボット3
側の搬入出口12aのみが図面に表れている)。そし
て、この実施例においても、例えば、図8の点線で示す
ように、各熱処理ブロック1aの外周カバー10の薬液
処理部2側の面10aに水冷管21が配設され、恒温水
供給装置22から恒温水が循環供給され、その面10a
が所定温度に冷却するようにしている。
【0060】また、基板搬送ロボット3と第2の基板搬
送ロボット4との間の基板Wの受渡しは基板冷却処理部
12を介して行われる。すなわち、レジスト塗布前ベー
クや露光後ベークの後の冷却処理のための第2の基板搬
送ロボット4が基板Wを基板冷却処理部12に搬送し、
そこでの冷却処理が終了すると、基板搬送ロボット3が
冷却された基板Wを基板冷却処理部12から取り出し、
薬液処理部2に搬送することで、第2の基板搬送ロボッ
ト4から基板搬送ロボット3への基板Wの受渡しが行わ
れ、一方、薬液処理(レジスト塗布や現像)が終了する
と、基板搬送ロボット3が基板冷却処理部12に薬液処
理後の基板Wを搬送し(ただし、このときには、基板冷
却処理部12で冷却処理は行わない)、第2の基板搬送
ロボット4がその基板Wを基板冷却処理部12から取り
出すことで、基板搬送ロボット3から第2の基板搬送ロ
ボット4への基板Wの受渡しが行われる。
【0061】なお、基板搬送ロボット3は、基板冷却処
理部12と薬液処理部2との間の基板搬送のみを行い、
基板加熱処理部11に対する基板Wの搬送を行わないの
で、基板冷却処理部12と薬液処理部2との間の基板W
の搬送を同一水平面で行なえるようにすれば、基板搬送
ロボット3は、アーム31をZ軸方向に昇降可能に構成
しなくてもよい。
【0062】また、第2の基板搬送ロボット4の基板搬
送路40にもクリーンルーム内のダウンフローの気流が
取り込まれている。
【0063】その他の基板処理装置5の構成や、インデ
クサ6、露光ユニット7、IFユニット8の構成は、上
記第1実施例と同様であるので、その詳述は省略する。
【0064】このような構成の基板搬送装置5であって
も、上記第1実施例と同様に、基板加熱処理部11から
の熱的影響に起因して起こっていたレジスト膜厚の不均
一や現像不良を防止することができる。
【0065】次に、上記各実施例に対するいくつかの変
形例を説明する。 〔変形例1〕上記各実施例では、測温センサ23と制御
部24を設けたが、これらを省略してもよい。基板処理
装置5の動作中の熱処理ブロック1aの外周カバー10
の薬液処理部2側の面10aの温度を薬液処理部2の処
理室内の雰囲気温度付近に冷却し得るような恒温水の温
度を実験的にまたは経験的に予め決めておき、恒温水の
温度をそのような温度に設定して水冷管21に流すよう
にすればよい。この構成では、基板処理装置5の動作
中、前記面10aの温度が多少ばらつくことがあったと
しても、従来装置のように、40°前後と高温になるこ
とはなく、レジスト塗布や現像への熱的影響は充分に防
止することが可能である。
【0066】〔変形例2〕上記各実施例では、基板冷却
処理部12の薬液処理部2側の外周カバー10の面にも
水冷管21を配しているが、水冷管21は、少なくとも
基板加熱処理部11の薬液処理部2側の外周カバー10
の面に配されていればよい。
【0067】〔変形例3〕上記各実施例では、各熱処理
ブロック1aの外周カバー10の薬液処理部2側の面1
0aのみに水冷管21を配設したが、この面10aに加
えて、各熱処理ブロック1aが向き合う面などにも水冷
管21を配設し、その面も冷却するようにしてもよい。
【0068】〔変形例4〕上記各実施例では、各熱処理
ブロック1aの外周カバー10ごとに水冷管21を配設
するともに、恒温水供給装置22を設け、各熱処理ブロ
ック1aの外周カバー10の薬液処理部2側の面10a
ごと個々に温度調節(冷却)するようにしたが、図9に
示すように、各熱処理ブロック1aの外周カバー10の
薬液処理部2側の面10aに配した水冷管21を全て連
通接続し、1台の恒温水供給装置22で同じ温度の恒温
水を循環供給するようにしてもよい。このような構成の
場合、全ての熱処理ブロック1aの外周カバー10の薬
液処理部2側の面10aの温度を、スピンコーターSC
の処理室SCR内の雰囲気温度とスピンデベロッパーS
Dの処理室SDR内の雰囲気温度との間の適宜な温度に
するように恒温水の温度を設定、または、調節制御すれ
ばよい。このとき、例えば、全ての熱処理ブロック1a
の外周カバー10の薬液処理部2側の面10aの温度を
処理室SDR内の雰囲気温度に冷却するようにすれば、
スピンコーターSCの処理室SCR内の雰囲気温度と弱
化相違することもあるが、レジスト塗布へ影響を与える
程ではなく特に問題はない。なお、図9では、第1実施
例の熱処理部1を図示しているが、第2実施例の熱処理
部1にも同様に適用実施できる。
【0069】〔変形例5〕上記各実施例では、外周カバ
ー10は各熱処理ブロック1aごとに形成されると説明
したが、熱処理部1全体で外周カバー10を一体的に形
成してもよく、この場合には、例えば、上記変形例4の
ように構成してこの一体的な外周カバー10の薬液処理
部2側の面10aを温調(冷却)するようにすればよ
い。
【0070】〔変形例6〕第1実施例において、基板搬
送ロボット3を複数台設置し、基板加熱処理部11、基
板冷却処理部12、薬液処理部2(スピンコーターS
C、スピンデベロッパーSD)の間の基板Wの搬送と、
インデクサ6内の基板搬入出ロボット62との間の基板
Wの受渡し、および、IFユニット8内の基板受渡しロ
ボットとの間の基板Wの受渡しを、これら複数台の基板
搬送ロボット3が協働して行うように構成してもよい。
【0071】〔変形例7〕第2実施例においても同様
に、基板搬送ロボット3、または/および、第2の基板
搬送ロボット4を複数台設置してもよい。なお、第2実
施例において基板搬送ロボット3を3台設置し、スピン
コーターSCとそれに対向する基板冷却処理部12との
間の基板Wの搬送、第1のスピンデベロッパーSD1と
それに対向する基板冷却処理部12との間の基板Wの搬
送、第2のスピンデベロッパーSD2とそれに対向する
基板冷却処理部12との間の基板Wの搬送を各々の基板
搬送ロボット3に分担させるように構成すれば、各々の
基板搬送ロボット3は、図のX軸方向へ移動自在に構成
する必要もない。このとき、インデクサ6から2番目、
4番目、6番目の熱処理ブロック1aの基板加熱処理部
11などに対しては第2の基板搬送ロボット4のみが基
板Wの搬送を行なえることになるので、これら2番目、
4番目、6番目の熱処理ブロック1aには基板加熱処理
部11のみを積層してもよいし、基板加熱処理部11と
基板冷却処理部12を積層する場合であっても、この基
板冷却処理部12は第2の基板搬送ロボット4側にのみ
搬入出口を設けるなどして第2の基板搬送ロボット4専
用に構成すればよい。
【0072】〔変形例8〕第2実施例において、図10
に示すように、各基板搬送ロボット3、4の間での基板
Wの受渡しのための基板受渡し部13を熱処理部1に別
途設けてもよい。この場合、薬液処理部2での薬液処理
の前には基板Wの冷却が行われるが、薬液処理の後すぐ
に冷却処理を行うことはないので、例えば、基板搬送ロ
ボット3から第2の基板搬送ロボット4への基板Wの受
渡しをこの基板受渡し部13を介して行わせ、また、第
2の基板搬送ロボット4から基板搬送ロボット3への基
板Wの受渡しを基板冷却処理部12を介して行わせるよ
うにすれば、各基板搬送ロボット3、4の間の双方向の
基板Wの受渡しがスムーズに行なえる。なお、この基板
受渡し部13は、基板Wの搬入/搬出用の搬入出口13
aを各基板搬送ロボット3、4の双方の側に設け、ま
た、例えば、基板Wを載置支持する複数本の基板支持ピ
ン13bを固定立設させて構成されている。基板搬送ロ
ボット3はこの基板支持ピン13bの上に基板Wを載置
させ、第2の基板搬送ロボット4がその基板Wを取り出
すことで、基板搬送ロボット3から第2の基板搬送ロボ
ット4への基板Wの受渡しが行われる。また、この構成
においては、基板搬送ロボット3は、薬液処理部2と基
板冷却処理部12と基板受渡し部13との間で基板搬送
を行い、第2の基板搬送ロボット4は、基板加熱処理部
11と基板冷却処理部12と基板受渡し部13の間で基
板搬送を行うとともに、インデクサ6の基板搬入出ロボ
ット62との間の基板Wの受渡し、および、IFユニッ
ト8内の基板受渡しロボットとの間の基板Wの受渡しを
行う。
【0073】〔変形例9〕上記各実施例では、薬液処理
部2を1台のスピンコーターSCと2台のスピンデベロ
ッパーSD(SD1、SD2)とで構成したが、スピン
コーターSCが複数台設けられた基板処理装置やスピン
デベロッパーSDが1台または3台以上設けられた基板
処理装置であっても本発明は同様に適用できる。
【0074】〔変形例10〕上記第2実施例において、
IFユニット8内の基板受渡しロボットとの間の基板W
の受渡しを第2の基板搬送ロボット4が行う構成である
と、第2の基板搬送ロボット4による基板冷却処理部1
2からIFユニット8への、露光処理に適した温度に温
調された基板Wの搬送の際に、その基板Wは基板加熱処
理部11からの熱的影響を受けることになるが、このよ
うな不都合をなくすために、熱処理部1(各熱処理ブロ
ック1a)の外周カバー10の第2の基板搬送ロボット
4側の面にも水冷管21を配設し、ここにも恒温水を流
して温調(冷却)するようにしてもよい。また、IFユ
ニット8内の基板受渡しロボットとの間の基板Wの受渡
しを基板搬送ロボット3が行う構成であると、上記各実
施例のように熱処理部1(各熱処理ブロック1a)の外
周カバー10の薬液処理部2側の面10aを温調(冷
却)する構成であっても、基板搬送ロボット3による基
板冷却処理部12からIFユニット8への、露光処理に
適した温度に温調された基板Wの搬送の際に、その基板
Wが基板加熱処理部11からの熱的影響を受けることが
ない。
【0075】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、基板加熱処理部の外周カバー
の薬液処理部側の面に配設した水冷管に、恒温水を流し
て、基板加熱処理部の外周カバーの薬液処理部側の面を
薬液処理部内の雰囲気温度付近に冷却するように構成し
たので、基板加熱処理部の外周カバーの薬液処理部側の
面から基板搬送路に熱気が放射されず、基板搬送路に高
温雰囲気が発生せず、基板や薬液処理部への熱的影響を
防止でき、基板加熱処理部からの熱的影響に起因して発
生していたレジスト塗布工程でのレジスト膜厚の不均一
や現像工程での現像不良などを好適に防止することがで
き、それに起因して発生していた線幅の不均一を防止で
きるようになった。
【0076】また、請求項2に記載の発明によれば、測
温手段が基板加熱処理部の外周カバーの薬液処理部側の
面の温度を測温し、その結果に基づき、制御手段が水冷
管に流す恒温水の温度を調節制御する、フィードバック
制御によって基板加熱処理部の外周カバーの薬液処理部
側の面の温度を冷却するので、基板加熱処理部の外周カ
バーの薬液処理部側の面の温度を、常に薬液処理部内の
雰囲気温度付近に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の実施の形態を説明する
ための図である。
【図2】請求項2に記載の発明の実施の形態を説明する
ための図である。
【図3】第1実施例に係る基板処理装置とインデクサの
全体構成を示す一部省略斜視図である。
【図4】第1実施例に係る基板処理装置とインデクサと
インターフェースユニット(IFユニット)と露光ユニ
ット(一部省略)の全体構成を示す平断面図である。
【図5】第1実施例に備えられた熱処理部を薬液処理部
側から見た一部省略正面図である。
【図6】第2実施例に係る基板処理装置とインデクサの
全体構成を示す一部省略斜視図である。
【図7】第2実施例に係る基板処理装置とインデクサと
IFユニットと露光ユニット(一部省略)の全体構成を
示す平断面図である。
【図8】第2実施例に備えられた熱処理部を薬液処理部
側から見た一部省略正面図である。
【図9】第1、第2実施例の変形例に係る熱処理部を薬
液処理部側から見た正面図である。
【図10】第2実施例に基板受渡し部を別途設けた変形
例の概略構成を示す縦断面図である。
【図11】従来例の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1 … 熱処理部 1a … 熱処理ブロック 2 … 薬液処理部 3 … 基板搬送ロボット 10 … 基板加熱処理部などの外周カバー 10a … 基板加熱処理部などの外周カバーの薬液処
理部側の面 11 … 基板加熱処理部 12 … 基板冷却処理部 21 … 水冷管 22 … 恒温水供給装置 23 … 測温センサ(測温手段) 24 … 制御部(制御手段) 30 … 基板搬送路 W … 基板 SC … スピンコーター SD(SD1、SD2) … スピンデベロッパー HP … ホットプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−244095(JP,A) 特開 平5−29438(JP,A) 特開 昭63−32921(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 H01L 21/68

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を上面に支持して加熱するホットプ
    レートの周囲を外周カバーで覆った基板加熱処理部と、
    前記基板に薬液処理を施す薬液処理部とが前記基板の搬
    送路を挟んで配置された基板処理装置において、 前記基板加熱処理部の外周カバーの前記薬液処理部側の
    面に水冷管を配設し、この水冷管に恒温水を流して、前
    記基板加熱処理部の外周カバーの前記薬液処理部側の面
    を前記薬液処理部内の雰囲気温度付近に冷却するように
    構成したことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記基板加熱処理部の外周カバーの前記薬液処理部側の
    面を測温する測温手段と、 前記測温手段からの出力に基づき、前記水冷管に流す恒
    温水の温度を調節制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
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