JP2001081323A - 液晶配向剤および液晶表示素子 - Google Patents

液晶配向剤および液晶表示素子

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JP2001081323A
JP2001081323A JP26464399A JP26464399A JP2001081323A JP 2001081323 A JP2001081323 A JP 2001081323A JP 26464399 A JP26464399 A JP 26464399A JP 26464399 A JP26464399 A JP 26464399A JP 2001081323 A JP2001081323 A JP 2001081323A
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JP
Japan
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liquid crystal
polyamic acid
dianhydride
bis
crystal display
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Application number
JP26464399A
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English (en)
Inventor
Takeshi Hirai
剛 平井
Junko Yonekawa
順子 米川
Keiichi Yamamoto
圭一 山本
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JSR Corp
Original Assignee
JSR Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷性、消泡性が良好な液晶配向剤を提供す
ること。 【解決手段】 (A)テトラカルボン酸二無水物および
下記式(1) 【化1】(式中、R1は炭素数1〜12の炭化水素基を
示し、複数存在するR1は、それぞれ同一でも異なって
いてもよく、aは1〜3の整数であり、bは1〜20の
整数である。)で表されるジアミン化合物を反応して得
られるポリアミック酸および(B)該ポリアミック酸を
脱水閉環して得られるポリイミドよりなる群から選ばれ
る少なくとも1種の重合体並びに溶剤を含有しそして溶
剤がN−メチル−2−ピロリドンを含有してなり、その
含有量が液晶配向剤に基づき5〜90重量%である液晶
配向剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶配向剤および
液晶表示素子に関する。さらに詳しくは、印刷性、消泡
性に優れた液晶配向剤およびそれを用いた液晶表示素子
に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、液晶表示素子としては、透明導電
膜が設けられている基板表面にポリアミック酸、ポリイ
ミドなどからなる液晶配向膜を形成して液晶表示素子用
基板とし、その2枚を対向配置してその間隙内に正の誘
電異方性を有するネマチック型液晶の層を形成してサン
ドイッチ構造のセルとし、液晶分子の長軸が一方の基板
から他方の基板に向かって連続的に90度捻れるように
した、いわゆるTN型(Twisted Nemati
c)液晶セルを有するTN型液晶表示素子が知られてい
る。また、最近においては、TN型液晶表示素子に比し
てコントラストが高くて、その視角依存性の少ないST
N(Super Twisted Nematic)型
液晶表示素子や、垂直配向型液晶表示素子が開発されて
いる。このSTN型液晶表示素子は、ネマチック型液晶
に光学活性物質であるカイラル剤をブレンドしたものを
液晶として用い、液晶分子の長軸が基板間で180度以
上にわたって連続的に捻れる状態となることにより生じ
る複屈折効果を利用するものである。また、垂直配向型
液晶表示素子は、例えば液晶分子の誘電異方性が負の液
晶を垂直配向させ、電圧の印加により液晶分子を倒して
水平に動作させるものである。これらの液晶表示素子に
おける液晶の配向は、通常、ラビング処理が施された液
晶配向膜により発現されるものである。
【0003】このような液晶表示素子に用いられる液晶
配向剤は印刷もしくはスピンコート法などの方法で基板
上に塗布されているが、大量に生産する場合、印刷法が
用いられることが多い。印刷の際ムラが生じると、歩留
まりが低下するため印刷性を改良した配向剤が求められ
ていた。また、液晶配向剤を輸送する際や印刷時の泡か
みにより、気泡が生じ印刷性が悪化するという欠点があ
った。
【0004】しかしながら、従来の液晶配向剤で印刷
性、消泡性とを十分に満足する液晶表示素子は提供され
ていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な事情に基づいてなされたものであって、本発明の目的
は、印刷性、消泡性が良好な液晶配向剤を提供すること
にある。本発明のさらに他の目的および利点は、以下の
説明から明らかになろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、本発明
の上記目的および利点は、(A)テトラカルボン酸二無
水物および下記式(1)
【0007】
【化2】 (式中、R1は炭素数1〜12の炭化水素基を示し、複
数存在するR1は、それぞれ同一でも異なっていてもよ
く、aは1〜3の整数であり、bは1〜20の整数であ
る。)
【0008】で表されるジアミン(以下、「オルガノシ
ロキサンジアミン」ともいう)化合物を反応して得られ
るポリアミック酸(以下、「ポリアミック酸(A)」と
もいう)および(B)該ポリアミック酸を脱水閉環して
得られるポリイミド(以下、「ポリイミド(B)」とも
いう)よりなる群から選ばれる少なくとも1種の重合体
(以下、「特定重合体」ともいう)並びに溶剤を含有し
そして溶剤がN−メチル−2−ピロリドンを含有してな
り、その含有量が液晶配向剤に基づき5〜90重量%で
あることを特徴とする液晶配向剤によって達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。 [ポリアミック酸(A)]本発明で使用するポリアミッ
ク酸(A)は、テトラカルボン酸二無水物とオルガノシ
ロキサンジアミンとを、開環重付加させて得られる。ま
た、本発明で使用するポリイミド(B)は、上記ポリア
ミック酸(A)を脱水閉環することにより得られる。
【0010】<テトラカルボン酸二無水物>上記ポリア
ミック酸(A)の合成に用いられるテトラカルボン酸二
無水物としては、例えば、ブタンテトラカルボン酸二無
水物、1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二
無水物、1,2−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタン
テトラカルボン酸二無水物、1,3−ジメチル−1,2,
3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3
−ジクロロ−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボ
ン酸二無水物、1,2,3,4−テトラメチル−1,2,3,
4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,
3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、1,
2,4,5−シクロヘキサンテトラカルボン酸二無水物、
3,3’,4,4’−ジシクロヘキシルテトラカルボン酸
二無水物、シス−3,7−ジブチルシクロオクタ−1,5
−ジエン−1,2,5,6−テトラカルボン酸二無水物、
2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水
物、3,5,6−トリカルボニル−2−カルボキシノルボ
ルナン−2:3,5:6−ジ無水物、2,3,4,5−テト
ラヒドロフランテトラカルボン酸二無水物、1,3,3
a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5(テトラヒドロ−2,
5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]
−フラン−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘ
キサヒドロ−5−メチル−5(テトラヒドロ−2,5−
ジオキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]−フ
ラン−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサ
ヒドロ−5−エチル−5(テトラヒドロ−2,5−ジオ
キソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]−フラン
−1,3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒド
ロ−7−メチル−5(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ
−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]−フラン−1,
3−ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−
7−エチル−5(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3
−フラニル)−ナフト[1,2−c]−フラン−1,3−
ジオン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−8−
メチル−5(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フ
ラニル)−ナフト[1,2−c]−フラン−1,3−ジオ
ン、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−8−エチ
ル−5(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニ
ル)−ナフト[1,2−c]−フラン−1,3−ジオン、
1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5,8−ジメチ
ル−5(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニ
ル)−ナフト[1,2−c]−フラン−1,3−ジオン、
5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフラル)−3−メ
チル−3−シクロヘキセン−1,2−ジカルボン酸二無
水物、ビシクロ[2,2,2]−オクト−7−エン−2,
3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、下記式(2)お
よび(3)で表される化合物などの脂肪族および脂環式
テトラカルボン酸二無水物;
【0011】
【化3】 (式中、R2およびR4は、芳香環を有する2価の有機基
を示し、R3およびR5は、水素原子またはアルキル基を
示し、複数存在するR3およびR5は、それぞれ同一でも
異なっていてもよい。)
【0012】ピロメリット酸二無水物、3,3’,4,
4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,
3’,4,4’−ビフェニルスルホンテトラカルボン酸二
無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二
無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二
無水物、3,3’,4,4’−ビフェニルエーテルテトラ
カルボン酸二無水物、3,3’,4,4’−ジメチルジフ
ェニルシランテトラカルボン酸二無水物、3,3’,4,
4’−テトラフェニルシランテトラカルボン酸二無水
物、1,2,3,4−フランテトラカルボン酸二無水物、
4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフ
ェニルスルフィド二無水物、4,4’−ビス(3,4−ジ
カルボキシフェノキシ)ジフェニルスルホン二無水物、
4,4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフ
ェニルプロパン二無水物、3,3’,4,4’−パーフル
オロイソプロピリデンジフタル酸二無水物、3,3’,
4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ビス
(フタル酸)フェニルホスフィンオキサイド二無水物、
p−フェニレン−ビス(トリフェニルフタル酸)二無水
物、m−フェニレン−ビス(トリフェニルフタル酸)二
無水物、ビス(トリフェニルフタル酸)−4,4’−ジ
フェニルエーテル二無水物、ビス(トリフェニルフタル
酸)−4,4’−ジフェニルメタン二無水物、エチレン
グリコール−ビス(アンヒドロトリメリテート)、プロ
ピレングリコール−ビス(アンヒドロトリメリテー
ト)、1,4−ブタンジオール−ビス(アンヒドロトリ
メリテート)、1,6−ヘキサンジオール−ビス(アン
ヒドロトリメリテート)、1,8−オクタンジオール−
ビス(アンヒドロトリメリテート)、2,2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン−ビス(アンヒドロト
リメリテート)、下記式(4)〜(7)で表される化合
物などの芳香族テトラカルボン酸二無水物を挙げること
ができる。これらは1種単独でまたは2種以上組み合わ
せて用いられる。
【0013】
【化4】
【0014】これらのうち、ブタンテトラカルボン酸二
無水物、1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸
二無水物、1,3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタ
ンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペ
ンタンテトラカルボン酸二無水物、2,3,5−トリカル
ボキシシクロペンチル酢酸二無水物、5−(2,5−ジ
オキソテトラヒドロフラル)−3−メチル−3−シクロ
ヘキセン−1,2−ジカルボン酸二無水物、シス−3,7
−ジブチルシクロオクタ−1,5−ジエン−1,2,5,6
−テトラカルボン酸二無水物、3,5,6−トリカルボニ
ル−2−カルボキシノルボルナン−2:3,5:6−ジ
無水物、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−5−
(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)−
ナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン、1,3,3
a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−8−メチル−5−(テ
トラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)−ナフ
ト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン、1,3,3a,
4,5,9b−ヘキサヒドロ−5,8−ジメチル−5−
(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル)−
ナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン、ビシクロ
[2,2,2]−オクト−7−エン−2,3,5,6−テト
ラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、3,
3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水
物、3,3’,4,4’−ビフェニルスルホンテトラカル
ボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカル
ボン酸二無水物、上記式(2)で表される化合物のうち
下記式(8)〜(10)で表される化合物および上記式
(II)で表される化合物のうち下記式(11)で表され
る化合物が、良好な液晶配向性を発現させることができ
る観点から好ましく、特に好ましいものとして、1,2,
3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3
−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボ
ン酸二無水物、2,3,5−トリカルボキシシクロペンチ
ル酢酸二無水物、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒド
ロ−5−(テトラヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラ
ニル)−ナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン、
シス−3,7−ジブチルシクロオクタ−1,5−ジエン−
1,2,5,6−テトラカルボン酸二無水物、3,5,6−
トリカルボニル−2−カルボキシノルボルナン−2:
3,5:6−ジ無水物、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサ
ヒドロ−8−メチル−5−(テトラヒドロ−2,5−ジ
オキソ−3−フラニル)−ナフト[1,2−c]フラン
−1,3−ジオン、ピロメリット酸二無水物および下記
式(8)で表される化合物を挙げることができる。
【0015】
【化5】
【0016】<オルガノシロキサンジアミン>上記ポリ
アミック酸(A)の合成に用いられるオルガノシロキサ
ンジアミンは上記式(1)で示される。かかるオルガノ
シロキサンジアミンとしては、例えば1,3−ビス(1
−アミノメチル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロ
キサン、1,3−ビス(2−アミノエチル)−1,1,3,
3−テトラメチルジシロキサン、1,3−ビス(3−ア
ミノプロピル)−1,1,3,3−テトラメチルジシロキ
サン、1,3−ビス(4−アミノブチル)−1,1,3,3
−テトラメチルジシロキサン、1,5−ビス(3−アミ
ノプロピル)−1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルトリ
シロキサン、1,3−ビス(3−アミノプロピル)−1,
1,3,3−テトラエチルジシロキサン、1,3−ビス
(3−アミノプロピル)−1,1,3,3−テトラプロピ
ルジシロキサン、1,3−ビス(3−アミノプロピル)
−1,1,3,3−テトラフェニルジシロキサン、1,7−
ビス(3−アミノプロピル)−1,1,3,3,5,5,7,
7−オクタメチルテトラシロキサンなどを挙げることが
できる。これらは1種または2種以上一緒に用いること
ができる。
【0017】<オルガノシロキサンジアミン以外のジア
ミン化合物>上記ポリアミック酸(A)の合成には、オ
ルガノシロキサンジアミンと併せて、その他のジアミン
化合物を用いることができる。また、本発明の液晶配向
剤には、オルガノシロキサンジアミンを用いた特定重合
体以外に、オルガノシロキサンジアミンを用いずにその
他のジアミンとテトラカルボン酸二無水物から得られ
た、特定重合体以外のその他のポリアミック酸および/
またはポリイミドを併用することもできる。
【0018】上記その他のジアミンとしては、例えばp
−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、4,
4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ
ジフェニルエタン、4,4’−ジアミノジフェニルスル
フィド、4,4’−ジアミノジフェニルスルホン、3,
3’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、4,
4’−ジアミノベンズアニリド、4,4’−ジアミノジ
フェニルエーテル、1,5−ジアミノナフタレン、3,3
−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、5−アミ
ノ−1−(4’−アミノフェニル)−1,3,3−トリメ
チルインダン、6−アミノ−1−(4’−アミノフェニ
ル)−1,3,3−トリメチルインダン、3,4’−ジア
ミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノベンゾフ
ェノン、3,4’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−
ジアミノベンゾフェノン、2,2−ビス[4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス
[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフル
オロプロパン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘ
キサフルオロプロパン、2,2−ビス[4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニル]スルホン、1,4−ビス(4
−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(4−ア
ミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノ
フェノキシ)ベンゼン、9,9−ビス(4−アミノフェ
ニル)−10−ヒドロアントラセン、2,7−ジアミノ
フルオレン、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フル
オレン、4,4’−メチレン−ビス(2−クロロアニリ
ン)、2,2’,5,5’−テトラクロロ−4,4’−ジア
ミノビフェニル、2,2’−ジクロロ−4,4’−ジアミ
ノ−5,5’−ジメトキシビフェニル、3,3’−ジメト
キシ−4,4’−ジアミノビフェニル、4,4’−(p−
フェニレンイソプロピリデン)ビスアニリン、4,4’
−(m−フェニレンイソプロピリデン)ビスアニリン、
2,2’−ビス[4−(4−アミノ−2−トリフルオロ
メチルフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパ
ン、4,4’−ジアミノ−2,2’−ビス(トリフルオロ
メチル)ビフェニル、4,4’−ビス[(4−アミノ−
2−トリフルオロメチル)フェノキシ]−オクタフルオ
ロビフェニルなどの芳香族ジアミン;
【0019】1,1−メタキシリレンジアミン、1,3−
プロパンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメ
チレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチ
レンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレン
ジアミン、4,4−ジアミノヘプタメチレンジアミン、
1,4−ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミ
ン、テトラヒドロジシクロペンタジエニレンジアミン、
ヘキサヒドロ−4,7−メタノインダニレンジメチレン
ジアミン、トリシクロ[6.2.1.02,7]−ウンデシレ
ンジメチルジアミン、4,4’−メチレンビス(シクロ
ヘキシルアミン)などの脂肪族および脂環式ジアミン;
【0020】2,3−ジアミノピリジン、2,6−ジアミ
ノピリジン、3,4−ジアミノピリジン、2,4−ジアミ
ノピリミジン、5,6−ジアミノ−2,3−ジシアノピラ
ジン、5,6−ジアミノ−2,4−ジヒドロキシピリミジ
ン、2,4−ジアミノ−6−ジメチルアミノ−1,3,5
−トリアジン、1,4−ビス(3−アミノプロピル)ピ
ペラジン、2,4−ジアミノ−6−イソプロポキシ−1,
3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−メトキシ−
1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−フェニ
ル−1,3,5−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−メ
チル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−1,3,5−
トリアジン、4,6−ジアミノ−2−ビニル−s−トリ
アジン、2,4−ジアミノ−5−フェニルチアゾール、
2,6−ジアミノプリン、5,6−ジアミノ−1,3−ジ
メチルウラシル、3,5−ジアミノ−1,2,4−トリア
ゾール、6,9−ジアミノ−2−エトキシアクリジンラ
クテート、3,8−ジアミノ−6−フェニルフェナント
リジン、1,4−ジアミノピペラジン、3,6−ジアミノ
アクリジン、ビス(4−アミノフェニル)フェニルアミ
ンおよび下記式(12)〜(13)で表される化合物な
どの、分子内に2つの1級アミノ基および1級アミノ基
以外の窒素原子を有するジアミン;
【0021】
【化6】
【0022】(式中、R6は、ピリジン、ピリミジン、
トリアジン、ピペリジンおよびピペラジンから選ばれる
窒素原子を含む環構造を有する1価の有機基を示し、X
は2価の有機基を示す。)
【0023】
【化7】 (式中、R7は、ピリジン、ピリミジン、トリアジン、
ピペリジンおよびピペラジンから選ばれる窒素原子を含
む環構造を有する2価の有機基を示し、Xは2価の有機
基を示し、複数存在するXは、同一でも異なっていても
よい。)
【0024】下記式(14)で表されるモノ置換フェニレ
ンジアミン類;
【化8】 (式中、R8は、−O−、−COO−、−OCO−、−
NHCO−、−CONH−および−CO−から選ばれる
2価の有機基を示し、R9は、ステロイド骨格、トリフ
ルオロメチル基およびフルオロ基から選ばれる基を有す
る1価の有機基または炭素数6〜30のアルキル基を示
す。)
【0025】下記式(15)〜(19)で表される化合
物などを挙げることができる。これらのジアミン化合物
は、単独でまたは2種以上組み合わせて用いることがで
きる。
【0026】
【化9】 (式中、yは2〜12の整数であり、zは1〜5の整数
である。)
【0027】これらのうち、p−フェニレンジアミン、
4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミ
ノジフェニルスルフィド、1,5−ジアミノナフタレ
ン、2,7−ジアミノフルオレン、4,4’−ジアミノジ
フェニルエーテル、2,2−ビス[4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル]プロパン、9,9−ビス(4−ア
ミノフェニル)フルオレン、2,2−ビス[4−(4−
アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパ
ン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオ
ロプロパン、4,4’−(p−フェニレンジイソプロピ
リデン)ビスアニリン、4,4’−(m−フェニレンジ
イソプロピリデン)ビスアニリン、1,4−シクロヘキ
サンジアミン、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシ
ルアミン)、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベ
ンゼン、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフ
ェニル、上記式(15)〜(19)で表される化合物、
2,6−ジアミノピリジン、3,4−ジアミノピリジン、
2,4−ジアミノピリミジン、3,6−ジアミノアクリジ
ン、上記式(12)で表される化合物のうち下記式(2
0)で表される化合物、上記式(13)で表される化合
物のうち下記式(21)で表される化合物および上記式
(14)で表される化合物のうち下記式(22)〜(2
7)で表される化合物が好ましい。
【0028】
【化10】
【0029】本発明の液晶配向剤に含まれる全重合体に
おける全ジアミン成分中に占めるオルガノシロキサンジ
アミンの割合は、ジアミン成分総量に対して、0.1〜
50重量%が好ましい。この使用割合が0.1重量%未
満の場合は、印刷性および消泡性の改良に十分な効果が
得られない場合がある。また、50重量%を越える場合
には、得られる液晶配向剤の液晶配向性が低下する場合
がある。
【0030】<ポリアミック酸(A)の合成>ポリアミ
ック酸(A)の合成反応に供されるテトラカルボン酸二
無水物とオルガノシロキサンジアミンとそれ以外のジア
ミン化合物の使用割合は、オルガノシロキサンジアミン
およびそれ以外のジアミン化合物のアミノ基1当量に対
して、テトラカルボン酸二無水物の酸無水物基が0.2
〜2当量となる割合が好ましく、さらに好ましくは0.
3〜1.2当量となる割合である。ポリアミック酸
(A)の合成反応は、有機溶媒中において、通常−20
℃〜150℃、好ましくは0〜100℃の温度条件下で
行われる。ここで、有機溶媒としては、合成されるポリ
アミック酸(A)を溶解できるものであれば特に制限は
なく、例えばN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジ
メチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、γ−ブチロラクトン、テトラメ
チル尿素、ヘキサメチルホスホルトリアミドなどの非プ
ロトン系極性溶媒;m−クレゾール、キシレノール、フ
ェノール、ハロゲン化フェノールなどのフェノール系溶
媒を例示することができる。また、有機溶媒の使用量
(α)は、通常、テトラカルボン酸二無水物およびジア
ミン化合物の総量(β)が、反応溶液の全量(α+β)
に対して0.1〜30重量%になるような量であること
が好ましい。
【0031】なお、上記有機溶媒には、ポリアミック酸
(A)の貧溶媒であるアルコール類、ケトン類、エステ
ル類、エーテル類、ハロゲン化炭化水素類、炭化水素類
などを、生成するポリアミック酸が析出しない範囲で併
用することができる。斯かる貧溶媒の具体例としては、
例えばメチルアルコール、エチルアルコール、イソプロ
ピルアルコール、シクロヘキサノール、4−ヒドロキシ
−4−メチル−2−ペンタノン、エチレングリコール、
プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、トリ
エチレングリコール、エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、乳酸エチル、乳酸ブチル、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルメト
キシプロピオネ−ト、エチルエトキシプロピオネ−ト、
シュウ酸ジエチル、マロン酸ジエチル、ジエチルエーテ
ル、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリ
コールエチルエーテル、エチレングリコール−n−プロ
ピルエーテル、エチレングリコール−i−プロピルエー
テル、エチレングリコール−n−ブチルエーテル、エチ
レングリコールジメチルエーテル、エチレングリコール
エチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコ
ールモノエチルエーテルアセテート、テトラヒドロフラ
ン、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、1,4−
ジクロロブタン、トリクロロエタン、クロルベンゼン、
o−ジクロルベンゼン、ヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、ベンゼン、トルエン、キシレンなどを挙げることが
できる。
【0032】以上のようにして、ポリアミック酸(A)
を溶解してなる反応溶液が得られる。そして、この反応
溶液を大量の貧溶媒中に注いで析出物を得、この析出物
を減圧下乾燥することによりポリアミック酸(A)を得
ることができる。また、このポリアミック酸を再び有機
溶媒に溶解させ、次いで貧溶媒で析出させる工程を1回
または数回行うことにより、ポリアミック酸(A)を精
製することができる。
【0033】<ポリイミド(B)の合成>本発明の液晶
配向剤を構成するポリイミド(B)は、上記ポリアミッ
ク酸(A)を脱水閉環することにより合成することがで
きる。ポリアミック酸(A)の脱水閉環は、(i)ポリ
アミック酸(A)を加熱する方法により、または(ii)
ポリアミック酸(A)を有機溶媒に溶解し、この溶液中
に脱水剤および脱水閉環触媒を添加し必要に応じて加熱
する方法により行われる。また、本発明で使用されるポ
リイミド(B)には、部分的に脱水閉環された、イミド
化率(重合体中の全繰り返し単位における、イミド環を
形成してなる繰り返し単位の割合を%で表したもの)が
100%未満のイミド化重合体が含まれていてもよい。
【0034】上記(i)のポリアミック酸(A)を加熱
する方法における反応温度は、通常50〜200℃とさ
れ、好ましくは60〜170℃とされる。反応温度が5
0℃未満では脱水閉環反応が十分に進行せず、反応温度
が200℃を超えると得られるポリイミド(B)の分子
量が低下することがある。
【0035】一方、上記(ii)のポリアミック酸(A)
の溶液中に脱水剤および脱水閉環触媒を添加する方法に
おいて、脱水剤としては、例えば無水酢酸、無水プロピ
オン酸、無水トリフルオロ酢酸などの酸無水物を用いる
ことができる。脱水剤の使用量は、ポリアミック酸
(A)の繰り返し単位1モルに対して0.01〜20モ
ルとするのが好ましい。また、脱水閉環触媒としては、
例えばピリジン、コリジン、ルチジン、トリエチルアミ
ンなどの3級アミンを用いることができる。しかし、こ
れらに限定されるものではない。脱水閉環触媒の使用量
は、使用する脱水剤1モルに対して0.01〜10モル
とするのが好ましい。なお、脱水閉環反応に用いられる
有機溶媒としては、ポリアミック酸(A)の合成に用い
られるものとして例示した有機溶媒を挙げることができ
る。そして、脱水閉環反応の反応温度は、通常0〜18
0℃、好ましくは10〜150℃とされる。また、この
ようにして得られる反応溶液に対し、ポリアミック酸
(A)の精製方法と同様の操作を行うことにより、ポリ
イミド(B)を精製することができる。
【0036】<末端修飾型の重合体>ポリアミック酸
(A)およびポリイミド(B)は、分子量が調節された
末端修飾型のものであってもよい。この末端修飾型の重
合体を用いることにより、本発明の効果が損われること
なく液晶配向剤の塗布特性などを改善することができ
る。このような末端修飾型のものは、ポリアミック酸
(A)を合成する際に、酸一無水物、モノアミン化合
物、モノイソシアネート化合物などを反応系に添加する
ことにより合成することができる。ここで、酸一無水物
としては、例えば無水マレイン酸、無水フタル酸、無水
イタコン酸、n−デシルサクシニック酸無水物、n−ド
デシルサクシニック酸無水物、n−テトラデシルサクシ
ニック酸無水物、n−ヘキサデシルサクシニック酸無水
物などを挙げることができる。また、モノアミン化合物
としては、例えばアニリン、シクロヘキシルアミン、n
−ブチルアミン、n−ペンチルアミン、n−ヘキシルア
ミン、n−ヘプチルアミン、n−オクチルアミン、n−
ノニルアミン、n−デシルアミン、n−ウンデシルアミ
ン、n−ドデシルアミン、n−トリデシルアミン、n−
テトラデシルアミン、n−ペンタデシルアミン、n−ヘ
キサデシルアミン、n−ヘプタデシルアミン、n−オク
タデシルアミン、n−エイコシルアミンなどを挙げるこ
とができる。また、モノイソシアネート化合物として
は、例えばフェニルイソシアネート、ナフチルイソシア
ネートなどを挙げることができる。
【0037】<ポリアミック酸(A)の対数粘度>以上
のようにして得られる重合体(A)は、その対数粘度
(ηln)の値が好ましくは0.05〜10dl/g、よ
り好ましくは0.05〜5dl/gである。本発明にお
ける対数粘度(ηln)の値は、N−メチル−2−ピロリ
ドンを溶媒として用い、濃度が0.5g/100ミリリ
ットルである溶液について30℃で粘度の測定を行い、
下記式(i)によって求められるものである。
【0038】
【数1】
【0039】[液晶配向剤に使用される有機溶剤]本発
明の液晶配向剤は、液晶配向剤全体に対して5〜90重
量%、好ましくは10〜90重量%のN−メチル−2−
ピロリドンを含有し、N−メチル−2−ピロリドン以外
の溶媒を必ず含有するものとする。N−メチル−2−ピ
ロリドンの含有量が多い場合、液晶配向剤の吸水性が高
くなり、溶解したポリアミック酸および/またはポリイ
ミドの溶解度が低下し析出しやすくなる場合がある。過
少な場合、輸送時、印刷時の泡かみが起こりやすくなり
印刷性が低下する場合がある。
【0040】本発明の液晶配向剤を構成する有機溶媒と
しては、N−メチル−2−ピロリドン以外に、ポリアミ
ック酸(A)の合成反応に用いられるものとして例示し
たこれ以外の良溶媒を併用することができる。また、ポ
リアミック酸(A)の合成反応の際に併用することがで
きるものとして例示した貧溶媒も適宜選択して併用する
ことができる。N−メチル−2−ピロリドン以外の良溶
媒は、液晶配向剤全体100重量部当たり1〜94重量
部以下の範囲で好ましく用いられる。
【0041】[液晶配向剤]本発明の液晶配向剤はテト
ラカルボン酸二無水物および式(1)のオルガノシロキ
サンジアミンとを反応させて得られるポリアミック酸
(A)および/またはポリアミック酸(A)を脱水閉環
することにより得られるポリイミド(B)がN−メチル
−2−ピロリドン中に溶解含有されてなる。本発明の液
晶配向剤は、さらに、これ以外の成分としてオルガノシ
ロキサンジアミンを使用しない他のポリアミック酸
(C)または/および他のポリアミック酸(C)を脱水
閉環することにより得られる他のポリイミド(D)を含
有することができる。他のポリアミック酸(C)または
/および他のポリイミド(D)は、ポリアミック酸
(A)または/およびポリイミド(B)100重量部に
対し95重量部以下の範囲とするのが好ましい。
【0042】本発明における固形分濃度は、粘性、揮発
性などを考慮して選択されるが、好ましくは1〜10重
量%の範囲とされる。すなわち、本発明の液晶配向剤
は、基板表面に塗布され、液晶配向膜となる塗膜が形成
されるが、固形分濃度が1重量%未満である場合には、
この塗膜の膜厚が過小となって良好な液晶配向膜を得る
ことができないことがあり、固形分濃度が10重量%を
超える場合には、塗膜の膜厚が過大となって良好な液晶
配向膜を得難く、また、液晶配向剤の粘性が増大して塗
布特性が劣るものとなることがある。
【0043】本発明の液晶配向剤には、基板表面に対す
る接着性を向上させる観点から、官能性シラン含有化合
物が含有されていてもよい。かかる官能性シラン含有化
合物としては、例えば3−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、2−
アミノプロピルトリメトキシシラン、2−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3
−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミ
ノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、3−ウレイドプロピルトリメトキシシラン、3−ウ
レイドプロピルトリエトキシシラン、N−エトキシカル
ボニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−
エトキシカルボニル−3−アミノプロピルトリエトキシ
シラン、N−トリエトキシシリルプロピルトリエチレン
トリアミン、N−トリメトキシシリルプロピルトリエチ
レントリアミン、10−トリメトキシシリル−1,4,7
−トリアザデカン、10−トリエトキシシリル−1,4,
7−トリアザデカン、9−トリメトキシシリル−3,6
−ジアザノニルアセテート、9−トリエトキシシリル−
3,6−ジアザノニルアセテート、N−ベンジル−3−
アミノプロピルトリメトキシシラン、N−ベンジル−3
−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−
3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル
−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−ビス
(オキシエチレン)−3−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、N−ビス(オキシエチレン)−3−アミノプロ
ピルトリエトキシシランなどを挙げることができる。こ
れら官能性シラン含有化合物の配合割合は、重合体10
0重量部に対して、通常、40重量部以下、好ましくは
0.1〜30重量部である。
【0044】[液晶表示素子]本発明の液晶配向剤を用
いて得られる液晶表示素子は、例えば次の方法によって
製造することができる。
【0045】(1)パターニングされた透明導電膜が設
けられている基板の一面に、本発明の液晶配向剤を例え
ばロールコーター法、スピンナー法、印刷法などの方法
によって塗布し、次いで、塗布面を加熱することにより
塗膜を形成する。ここに、基板としては、例えばフロー
トガラス、ソーダガラスなどのガラス;ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエー
テルスルホン、ポリカーボネートなどのプラスチックか
らなる透明基板を用いることができる。基板の一面に設
けられる透明導電膜としては、酸化スズ(SnO2)か
らなるNESA膜(米国PPG社登録商標)、酸化イン
ジウム−酸化スズ(In23−SnO2)からなるIT
O膜などを用いることができる。これらの透明導電膜の
パターニングには、フォト・エッチング法や予めマスク
を用いる方法が用いられる。液晶配向剤の塗布に際して
は、基板表面および透明導電膜と塗膜との接着性をさら
に良好にするために、基板の該表面に、官能性シラン含
有化合物、官能性チタン含有化合物などを予め塗布する
こともできる。液晶配向剤塗布後の加熱温度は80〜3
00℃とされ、好ましくは120〜250℃とされる。
なお、ポリアミック酸を含有する本発明の液晶配向剤
は、塗布後に有機溶媒を除去することによって配向膜と
なる塗膜を形成するが、さらに加熱することによって脱
水閉環を進行させ、イミド化された塗膜とすることもで
きる。形成される塗膜の膜厚は、好ましくは0.001
〜1μmであり、より好ましくは0.005〜0.5μm
である。
【0046】(2)形成された塗膜面を、例えばナイロ
ン、レーヨン、コットンなどの繊維からなる布を巻き付
けたロールで一定方向に擦るラビング処理を行う。これ
により、液晶分子の配向能が塗膜に付与されて液晶配向
膜となる。
【0047】また、本発明の液晶配向剤により形成され
た液晶配向膜に、例えば特開平6−222366号公報
や特開平6−281937号公報に示されているよう
な、紫外線を部分的に照射することによってプレチルト
角を変化させるような処理、あるいは特開平5−107
544号公報に示されているような、ラビング処理を施
した液晶配向膜表面にレジスト膜を部分的に形成し、先
のラビング処理と異なる方向にラビング処理を行った後
にレジスト膜を除去して、液晶配向膜の液晶配向能を変
化させるような処理を行うことによって、液晶表示素子
の視界特性を改善することが可能である。
【0048】(3)上記のようにして液晶配向膜が形成
された基板を2枚作製し、それぞれの液晶配向膜におけ
るラビング方向が直交または逆平行となるように、2枚
の基板を、間隙(セルギャップ)を介して対向配置し、
2枚の基板の周辺部をシール剤を用いて貼り合わせ、基
板表面およびシール剤により区画されたセルギャップ内
に液晶を注入充填し、注入孔を封止して液晶セルを構成
する。そして、液晶セルの外表面、すなわち、液晶セル
を構成するそれぞれの基板の他面側に、偏光板を、その
偏光方向が当該基板の一面に形成された液晶配向膜のラ
ビング方向と一致または直交するように貼り合わせるこ
とにより、液晶表示素子が得られる。
【0049】ここに、シール剤としては、例えば硬化剤
およびスペーサーとしての酸化アルミニウム球を含有す
るエポキシ樹脂などを用いることができる。液晶として
は、ネマティック型液晶およびスメクティック型液晶を
挙げることができる。その中でもネマティック型液晶が
好ましく、例えばシッフベース系液晶、アゾキシ系液
晶、ビフェニル系液晶、フェニルシクロヘキサン系液
晶、エステル系液晶、ターフェニル系液晶、ビフェニル
シクロヘキサン系液晶、ピリミジン系液晶、ジオキサン
系液晶、ビシクロオクタン系液晶、キュバン系液晶など
を用いることができる。また、これらの液晶に、例えば
コレスチルクロライド、コレステリルノナエート、コレ
ステリルカーボネートなどのコレステリック型液晶や商
品名「C−15」「CB−15」(メルク社製)として
販売されているようなカイラル剤などを添加して使用す
ることもできる。さらに、p−デシロキシベンジリデン
−p−アミノ−2−メチルブチルシンナメートなどの強
誘電性液晶も使用することができる。
【0050】また、液晶セルの外表面に貼り合わされる
偏光板としては、ポリビニルアルコールを延伸配向させ
ながら、ヨウ素を吸収させたH膜と称される偏光膜を酢
酸セルロース保護膜で挟んだ偏光板またはH膜そのもの
からなる偏光板を挙げることができる。
【0051】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに具体的
に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限されるも
のではない。
【0052】合成例1 テトラカルボン酸二無水物として2,3,5−トリカルボ
キシシクロペンチル酢酸二無水物22.4g(100ミ
リモル)、オルガノシロキサンジアミンとして1,5−
ビス(1−アミノメチル)−1,1,3,3,5,5−ヘキ
サメチルトリシロキサンを1.3g(5ミリモル)およ
びオルガノシロキサンジアミン以外のジアミンとして
4,4’−ジアミノジフェニルメタン8.9g(45ミリ
モル)、上記化学式(22)で表されるジアミン26g
(50ミリモル)を、N−メチル−2−ピロリドン45
0gに溶解させ、60℃で6時間反応させた。次いで、
反応溶液を大過剰のメチルアルコールに注いで反応生成
物を沈澱させた。その後、メチルアルコールで洗浄し、
減圧下40℃で15時間乾燥させることにより、対数粘
度0.95dl/g、イミド化率0%のオルガノシロキ
サンジアミン使用ポリアミック酸(これを「ポリアミッ
ク酸(A-1)」とする。)56.8gを得た。
【0053】合成例2 オルガノシロキサンジアミン以外のジアミンとしてp−
フェニレンジアミン9.2g(85ミリモル)、上記化
学式(22)で表されるジアミン5.2g(10ミリモ
ル)を用い、反応時間を60℃で5時間とした以外は合
成例1と同様にして、対数粘度0.94dl/g、イミ
ド化率0%のオルガノシロキサンジアミン使用ポリアミ
ック酸34.5gを得た。得られたポリアミック酸のう
ち25.0gを、N−メチル−2−ピロリドン450g
に溶解させ、ピリジン7.0gおよび無水酢酸9.1gを
添加し、100℃で3時間脱水閉環反応を行った。次い
で、反応溶液を合成例1と同様に沈殿、洗浄、乾燥させ
ることにより、対数粘度0.95dl/g、イミド化率
70%のオルガノシロキサン使用ポリイミド(これを
「ポリイミド(B−1)」とする。)20.0gを得
た。
【0054】合成例3 合成例2において、p−フェニレンジアミン7.6g
(70ミリモル)、上記化学式(22)で表されるジア
ミン13g(25ミリモル)に変量し、反応時間を60
℃で1時間とした以外は合成例2と同様にして、対数粘
度0.65dl/g、イミド化率68%のオルガノシロ
キサン使用ポリイミド(これを「ポリイミド(B−
2)」とする。)20.1gを得た。
【0055】合成例4 合成例3において、1,5−ビス(1−アミノメチル)
−1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルトリシロキサンを
4.0g(15ミリモル)、p−フェニレンジアミン6.
5g(60ミリモル)、上記化学式(22)で表される
ジアミン13g(25ミリモル)に変量した他は、合成
例3と同様にして、対数粘度0.64dl/g、イミド
化率69%のオルガノシロキサン使用ポリイミド(これ
を「ポリイミド(B−3)」とする。)20.8gを得
た。
【0056】合成例5 合成例2においてテトラカルボン酸二無水物をシス−
3,7−ジブチルシクロオクタ−1,5−ジエン−1,2,
5,6−テトラカルボン酸ニ無水物36.2g(100ミ
リモル)とした他は合成例2と同様にして対数粘度0.
90dl/g、イミド化率70%のオルガノシロキサン
使用ポリイミド(これを「ポリイミド(B−4)」とす
る。)20.1gを得た。
【0057】合成例6 合成例2においてテトラカルボン酸二無水物を3,5,6
−トリカルボニル−2−カルボキシノルボルナン−2:
3,5:6−ジ無水物25.0g(100ミリモル)とし
た他は合成例2と同様にして対数粘度0.98dl/
g、イミド化率73%のオルガノシロキサン使用ポリイ
ミド(これを「ポリイミド(B−5)」とする。)1
9.8gを得た。
【0058】合成例7 合成例1においてオルガノシロキサンジアミンを用い
ず、4,4’−ジアミノジフェニルメタンを9.9g(5
0ミリモル)に変量した以外は、合成例1と同様にして
対数粘度0.95dl/g、イミド化率0%のオルガノ
シロキサンジアミン未使用ポリアミック酸(これを「ポ
リアミック酸(C-1)」とする。)55.8gを得た。
【0059】合成例8 テトラカルボン酸二無水物としてピロメリット酸二無水
物10.9g(50ミリモル)および1,2,3,4−シク
ロブタンテトラカルボン酸二無水物9.8g(50ミリ
モル)およびオルガノシロキサンジアミン以外のジアミ
ンとして4,4’−ジアミノジフェニルエーテル20g
(100ミリモル)を用いた。その他は合成例1と同様
にして、対数粘度が1.45dl/gであるオルガノシ
ロキサンジアミン未使用ポリアミック酸(これを「ポリ
アミック酸(C−2)」とする。)50.0gを得た。
【0060】合成例9 合成例2において、オルガノシロキサンジアミンを用い
ず、p−フェニレンジアミンを9.7g(90ミリモ
ル)に変量した以外は、合成例2と同様にして、対数粘
度0.99dl/g、イミド化率68%のオルガノシロ
キサンジアミン未使用ポリイミド(これを「ポリイミド
(D−1)」とする。)19.9gを得た。
【0061】合成例10 合成例3において、オルガノシロキサンジアミンを用い
ず、p−フェニレンジアミン8.1g(75ミリモル)
に変量した以外は、合成3と同様にして、対数粘度0.
69dl/g、イミド化率71%のオルガノシロキサン
ジアミン未使用ポリイミド(これを「ポリイミド(D−
2)」とする。)20.9gを得た。
【0062】実施例1 (1)液晶配向剤の調製:合成例1で得られたポリアミ
ック酸(A−1)5gを、N−メチル−2−ピロリドン
25gと4−ヒドロキシ−4−メチル−2−ペンタノン
70gとの混合溶剤に溶解させて、固形分濃度5重量%
の溶液とした。この溶液を孔径1μmのフィルターで濾
過して本発明の液晶配向剤を調製した。 (2)印刷性の評価:ITO膜からなる透明導電基板上
に、上記のようにして調製された本発明の液晶配向剤を
液晶配向膜塗布用印刷機を用いて印刷し800オングス
トロームの塗膜を形成した。印刷された塗布面を目視に
より確認しムラがなく印刷性良好であることを確認し
た。 (3)消泡性の評価 回転子を入れた20mlの容量のガラス製サンプルビン
に本発明の液晶配向剤を10ml注入し、マグネティッ
クスターラーを用いて500rpmで10分間撹拌し
た。10分間サンプルビンを静置後、目視で液晶配向剤
中の泡の有無を観察し、泡が観察されないものを消泡性
良好、観察されるものを印刷性不良とした。実施例1に
おいて泡は見られず消泡性は良好であった。
【0063】実施例2〜6 下記表1に示す処方に従って、合成例1〜10で得られ
たポリアミック酸および/またはポリイミドとN−メチ
ル−2−ピロリドンおよびその他の有機溶剤を用い、実
施例1と同様にして本発明の液晶配向剤を調製し、印刷
性、消泡性の評価を行った。印刷性、消泡性はいずれも
良好であった。結果を表1に併せて示す。
【0064】比較例1〜4 下記表1に示す処方に従って、合成例1〜10で得られ
たポリアミック酸および/またはポリイミドとN−メチ
ル−2−ピロリドンおよびその他の有機溶剤を用い、実
施例1と同様にして本発明の液晶配向剤を調製し、印刷
性、消泡性の評価を行った。比較例1〜3では印刷され
た塗布面にムラが生じ印刷性は不良であった。また、消
泡性も不良であった。比較例4ではN−メチル−2−ピ
ロリドンを多く添加し、消泡性は良好であったが、印刷
時に液晶配向剤に白濁を生じ印刷不能となった。結果を
表1に併せて示す。
【0065】
【表1】
【0066】
【発明の効果】本発明によれば印刷性、消泡性に優れた
液晶配向剤を提供することができる。本発明の液晶配向
剤により形成される液晶配向膜は、TN型液晶表示素子
およびSTN型液晶表示素子のみならずSH(Supe
r Homeotropic)型液晶表示素子など種々
の液晶表示素子を構成するために好適に使用することが
できる。また、当該液晶配向膜を備えた液晶表示素子
は、液晶の配向性および信頼性にも優れ、種々の装置に
有効に使用することができ、例えば卓上計算機、腕時
計、置時計、計数表示板、ワードプロセッサ、パーソナ
ルコンピュータ、液晶テレビなどの表示装置として好適
に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 圭一 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 Fターム(参考) 2H090 HB08Y HB09Y HB10Y HC06 KA04 MB01 4J002 CM04W CM04X FD206 GP00 4J043 PA02 QB26 QB31 RA34 SA06 SA43 SA44 SA47 SA49 SA52 SA54 SA63 SA72 SA85 SB01 SB03 TA02 TA09 TA22 TA43 TA67 TA68 TA71 TB01 TB03 UA022 UA032 UA041 UA042 UA051 UA052 UA061 UA062 UA082 UA121 UA122 UA131 UA132 UA141 UA151 UA152 UA231 UA241 UA261 UA262 UA361 UA381 UA391 UA591 UA622 UA761 UA762 UB011 UB021 UB022 UB061 UB062 UB121 UB122 UB132 UB151 UB152 UB221 UB281 UB282 UB301 UB302 UB312 UB382 VA021 VA031 VA041 ZB23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)テトラカルボン酸二無水物および
    下記式(1) 【化1】 (式中、R1は炭素数1〜12の炭化水素基を示し、複
    数存在するR1は、それぞれ同一でも異なっていてもよ
    く、aは1〜3の整数であり、bは1〜20の整数であ
    る。)で表されるジアミン化合物を反応して得られるポ
    リアミック酸および(B)該ポリアミック酸を脱水閉環
    して得られるポリイミドよりなる群から選ばれる少なく
    とも1種の重合体並びに溶剤を含有しそして溶剤がN−
    メチル−2−ピロリドンを含有してなり、その含有量が
    液晶配向剤に基づき5〜90重量%であることを特徴と
    する液晶配向剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶配向剤から得られる
    液晶配向膜を具備してなることを特徴とする液晶表示素
    子。
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