JP3815249B2 - 楽譜表示装置及び楽譜表示プログラム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、所定の演奏データに基づく楽曲毎に楽譜表示を行う楽譜表示装置及び楽譜表示プログラムに関し、特に選択的に個々のユーザ毎に異なる表示形態での楽譜表示を行うことができるようにした楽譜表示装置及び楽譜表示プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
最近では、電子楽器やパーソナルコンピュータ等を用いて自動演奏などを行う際に、所定の画面上に当該演奏曲の楽譜を自動的に表示することができるようになっている。すなわち、自動演奏される演奏曲にあわせて同時にピアノやギター等の楽器演奏を楽しみたい、あるいは楽器演奏の練習をしたいといったようなユーザのために、現在演奏進行中の曲の楽譜を所定の表示態様で表示することが行われている。楽譜表示装置では、自動演奏に用いられる演奏データに従う演奏曲に関する楽譜を表示する。こうすると、ユーザ自身がわざわざ演奏曲毎に楽譜を用意しなくてもよいことから非常に便利である。しかし、楽器演奏を始めたばかりの初級者や音楽的知識に乏しい初心者にとって、楽譜中の音符の音名(階名)を瞬時に読み取りながら並行して楽器演奏を進めていくことは非常に難しいことである。そこで、従来の楽譜表示装置では演奏曲の楽譜を表示する際に、単に音符を羅列表示するだけでなく、各音符表示の近傍若しくは音符表示内などに該音符の音名を表示している(例えば、ド・レ・ミ…などのイタリア語名表示やハ・ニ・ホ…などの日本語名表示、若しくはC・D・E…などの英語名表示等)。こうすると、初級者若しくは初心者であっても楽譜中の各音符毎の音名を表示上から瞬時に理解することができるようになることから、楽譜を見ながらの楽器演奏練習等をスムーズに行うことができるようになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の楽譜表示装置によって行われている各音符毎の音名表示は、初級者や初心者向けに全ての音符に関しての音名を常時表示するものであり、しかも音名を表示する表示位置は固定的であった。そのため、例えば1小節内に音符が数多く存在する高度な曲構成であるような場合には非常に煩雑な楽譜が表示されることになり、こうした楽譜表示はユーザにとって非常に見にくく判り難い表示である。このように、楽譜中の各音符毎に固定的な表示位置に常に音名を表示すると、場合によってはユーザの楽譜の視認性という点において非常に不都合な楽譜表示が行われることがある、という問題点があった。
また、楽譜中の全ての音符に対して音名を常時表示すると、初級者や初心者といったユーザが該音名表示に頼ってしまい直接音符から音名を読み取る習慣を妨げることとなり、こうしたユーザはいつまでたっても直接音符から音名を読み取る能力を習得することができない、という問題点もあった。
【0004】
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、所定の画面上に楽譜表示を行う際に、ユーザの選択に応じて必要最小限の音符に関しての音名のみを適宜に見やすい表示態様で表示することによって、ユーザが演奏の進行にあわせて確実に音名を視認することができ、さらにユーザが直接音符から音名を読み取る習慣を完全に妨げることのない楽譜表示装置及び楽譜表示プログラムを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る楽譜表示装置は、演奏データを記憶する記憶手段と、演奏データに基づき演奏される楽曲の楽譜を表示する表示手段と、所望の演奏データを選択する選択手段と、前記選択された演奏データに対応する楽譜表示データを生成し、該生成した楽譜表示データに基づいて前記表示手段に楽譜を表示する制御手段と、楽譜上に音名を表示する対象とする音符を音高範囲により指定する指定手段とを具備してなり、前記制御手段は、前記指定手段によって指定された音高範囲に従って該音高範囲にある音符についてのみ対応する音名を表示することを特徴とする。これによると、ユーザは所望の音高範囲にある音符についてのみ対応する音名を表示するので、ユーザにとって非常に視認性のよい、かつ、直接音符から音名を読み取る習慣の妨げられることのない楽譜を表示することができる。したがって、ユーザは楽譜を見ながらの楽器演奏練習等をスムースに行うことができるようになる。
【0008】
本発明の別の観点に係る楽譜表示装置は、演奏データを記憶する記憶手段と、演奏データに基づき演奏される楽曲の楽譜を表示する表示手段と、所望の演奏データを選択する選択手段と、前記選択された演奏データに対応する楽譜表示データを生成し、該生成した楽譜表示データに基づいて前記表示手段に楽譜を表示する制御手段と、前記楽譜上に表示する所定の楽譜記号の表示態様を、時間経過に従って調整しながら表示するように指定する指定手段とを具備してなり、前記制御手段は、前記指定された時間経過に従って表示態様を段階的に変更させて前記所定の楽譜記号を表示することを特徴とする。これによると、楽譜上に表示する所定の楽譜記号の表示態様を指定された時間経過に従って表示態様を段階的に変更させて楽譜を表示することから、ユーザは時間経過に従って進展する自身の習熟度に応じた楽譜表示を行うことができるようになる。
本発明の更に別の観点に係る楽譜表示装置は、演奏データを記憶する記憶手段と、演奏データに基づき演奏される楽曲の楽譜を表示する表示手段と、所望の演奏データを選択する選択手段と、前記選択された演奏データに対応する楽譜表示データを前記演奏データの演奏進行に応じて生成し、該生成した楽譜表示データに基づいて前記表示手段に楽譜を表示する制御手段と、前記演奏進行に応じたユーザによる演奏入力が一時停止されたことを検出する手段とを具備してなり、前記制御手段は、前記一時停止された時点以降の音符に対応する音名と他の音符に対応する音名とを異なる表示態様にて表示することを特徴とする。これによれば、例えば、音名表示なしで演奏しているときに、音名が判らなくなったら、演奏を一時停止して、その後は音名表示させるように切り替える、というような制御を容易に行うことができるようになり、ユーザへの演奏補助性能を高めることができる。
【0009】
本発明は、装置の発明として構成し、実施することができるのみならず、方法の発明として構成し実施することができる。また、本発明は、コンピュータまたはDSP等のプロセッサのプログラムの形態で実施することができるし、そのようなプログラムを記憶した記憶媒体の形態で実施することもできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に従って詳細に説明する。
【0011】
図1は、この発明に係る楽譜表示装置の全体構成の一実施例を示したハード構成ブロック図である。ここに示された楽譜表示装置のハードウエア構成例はコンピュータを用いて構成されており、そこにおいて、楽譜表示はコンピュータがこの発明に係る楽譜表示処理を実現する所定のプログラム(ソフトウエア)を実行することにより実施される。勿論、この楽譜表示処理はコンピュータソフトウエアの形態に限らず、DSP(ディジタル・シグナル・プロセッサ)によって処理されるマイクロプログラムの形態でも実施可能であり、また、この種のプログラムの形態に限らず、ディスクリート回路又は集積回路若しくは大規模集積回路等を含んで構成された専用ハードウエア装置の形態で実施してもよい。また、本発明に係る楽譜表示装置はパーソナルコンピュータに限らず、電子楽器やカラオケ装置又は電子ゲーム装置、あるいはその他のマルチメディア機器等、任意の製品応用形態をとっているものであってもよい。
【0012】
本実施例に示す楽譜表示装置は、マイクロプロセッサユニット(CPU)1、リードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3からなるマイクロコンピュータによって制御されるようになっている。CPU1は、この楽譜表示装置全体の動作を制御するものである。このCPU1に対して、データ及びアドレスバス1Dを介してリードオンリメモリ(ROM)2、ランダムアクセスメモリ(RAM)3、MIDIインタフェース(I/F)4、検出回路5、表示回路6、音源回路7及びサウンドシステム7A、通信インタフェース(I/F)8、外部記憶装置9がそれぞれ接続されている。更に、CPU1には、タイマ割込み処理(つまり、インタラプト処理)における割込み時間や各種時間を計時するタイマ1Aが接続されている。すなわち、タイマ1Aは時間間隔を計数したり、ユーザが楽器の演奏練習を行うために用いる楽曲を自動演奏する際の演奏テンポを設定したりするためのテンポクロックパルスを発生する。このテンポクロックパルスの周波数は、操作子5Aの中の例えばテンポ設定スイッチ等によって調整される。このようなタイマ1AからのテンポクロックパルスはCPU1に対して処理タイミング命令として与えられたり、あるいはCPU1に対してインタラプト命令として与えられる。CPU1は、これらの命令に従って各種処理を実行する。各種処理には、例えば操作子5Aの操作に従って演奏データ(あるいは楽曲データとも呼ぶ)を選択する、楽譜の表示形態を選択するといった各種選択処理を行う「選択処理」や、ディスプレイ6A上に楽譜を表示する「楽譜表示処理」、演奏データに基づき楽曲を自動演奏する「自動演奏処理」等がある。これらのCPU1で実行する「選択処理」、「楽譜表示処理」、「自動演奏処理」等のプログラムは、通信ネットワーク8Aから通信インタフェース8を介してハードディスクなどの外部記憶装置9に記憶される。そして、実行時に外部記憶装置9からRAM3にロードされる。あるいは、ROM2や外部記憶装装置9などに予めプログラムが記憶されていてもよい。
【0013】
ROM2は、CPU1により実行あるいは参照される各種プログラムや各種データ等を格納するものである。RAM3は、楽曲を自動演奏する際に用いる自動演奏情報(例えば、楽曲を自動演奏する際に用いる演奏データなど)や画面表示の際に用いる各種表示情報(例えば、演奏データの内容に従う楽譜をディスプレイ6A上に表示するために用いる楽譜表示データなど)、CPU1が所定のプログラムを実行する際に発生する各種データなどを一時的に記憶するワーキングメモリとして、あるいは現在実行中のプログラムやそれに関連するデータを記憶するメモリ等として使用される。RAM3の所定のアドレス領域がそれぞれの機能に割り当てられ、レジスタやフラグ、テーブル、メモリなどとして利用される。
【0014】
MIDIインタフェース(I/F)4は、電子楽器4A等からMIDI規格の楽音情報(MIDIデータ)を当該楽譜表示装置へ入力したり、あるいは当該楽譜表示装置からMIDI規格の楽音情報(MIDIデータ)を電子楽器4A等へ出力するためのインタフェースである。電子楽器4Aはユーザによる操作に応じてMIDIデータを発生する機器であればよく、鍵盤型、ギター型、管楽器型、打楽器型、身体装着型等どのようなタイプの操作子を具えた(若しくは、操作形態からなる)機器であってもよい。この実施例では、当該楽譜表示装置にMIDIインタフェース4を介してユーザが演奏練習したい電子楽器4Aを接続することにより、ユーザは該電子楽器4Aを用いて演奏練習を行うことができるようになっている。
【0015】
なお、MIDIインタフェース(I/F)4は専用のMIDIインタフェースを用いるものに限らず、RS−232C、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)、IEEE1394(アイトリプルイー1394)等の汎用のインタフェースを用いて該MIDIインタフェース(I/F)4を構成するようにしてもよい。この場合、MIDIイベントデータ以外のデータをも同時に送受信するようにしてもよい。MIDIインタフェース4として上記したような汎用のインタフェースを用いる場合には、電子楽器4AはMIDIデータ以外のデータも送受信できるようにしてよい。勿論、楽音情報に関するデータフォーマットはMIDI形式のデータに限らず、他の形式であってもよく、その場合はMIDIインタフェース4と電子楽器4Aはそれにあった構成とする。
【0016】
操作子5Aは楽譜表示や自動演奏を行う対象の演奏データを選択するための操作子、ディスプレイ6A上に表示する楽譜の表示態様といった各種表示内容を選択するための操作子、楽曲を自動演奏する際における各種演奏条件を入力するための操作子など、各種の操作子を含んで構成される。例えば、楽譜表示や自動演奏を行う楽曲(つまり演奏データ)を選択する楽曲選択スイッチ、楽譜における音名表示の有無を選択する音名表示選択スイッチ、楽譜表示又は自動演奏の開始・終了を指示するスタート/ストップスイッチなどの各種スイッチが操作子5Aに含まれる。勿論、この他にも音高、音色、効果等を選択・設定・制御するために用いる数値データ入力用のテンキーや文字データ入力用のキーボード、あるいはマウスなどの各種操作子を含んでいてよい。検出回路5は、操作子5Aの各操作子の操作状態を検出し、その操作状態に応じたスイッチ情報をデータ及びアドレスバス1Dを介してCPU1に出力する。表示回路6は選択された楽曲の楽譜を表示した楽譜画像を、例えば液晶表示パネル(LCD)やCRT等から構成されるディスプレイ6Aに表示するのは勿論のこと、自動演奏の際に用いる音高、音色、効果等の自動演奏情報やCPU1の制御状態などの各種情報をディスプレイ6Aに表示する。
【0017】
音源回路7は、複数のチャンネルで楽音信号の同時発生が可能であり、データ及びアドレスバス1Dを経由して与えられた演奏データを入力し、この演奏データに基づいて楽音信号を発生する。音源回路7から発生された楽音信号は、アンプやスピーカなどを含むサウンドシステム7Aから発音される。この音源回路7から発生された楽音信号に対して、効果回路など(図示せず)を用いて所定の効果を付与するようにしてもよい。演奏データの形式はMIDI形式のようなディジタル符号化されたものであってもよいし、PCM、DPCM、ADPCMのような波形サンプルデータ方式からなるものであってもよい。この音源回路7とサウンドシステム7Aの構成には、従来のいかなる構成を用いてもよい。例えば、音源回路7はFM、PCM、物理モデル、フォルマント合成等の各種楽音合成方式のいずれを採用してもよく、また専用のハードウェアで構成してもよいし、CPU1によるソフトウェア処理で構成してもよい。
【0018】
通信インタフェース(I/F)8は、例えばLANやインターネット、電話回線等の有線あるいは無線の通信ネットワーク8Aに接続されており、該通信ネットワーク8Aを介して、サーバコンピュータ(図示せず)等と接続され、当該サーバコンピュータから制御プログラムや各種データを楽譜表示装置側に取り込むためのインタフェースである。すなわち、ROM2や外部記憶装置9(ハードディスク)等に制御プログラムや各種データが記憶されていない場合に、サーバコンピュータから制御プログラムや各種データをダウンロードするために用いられる。クライアントとなる楽譜表示装置は、通信インターフェース8及び通信ネットワーク8Aを介してサーバコンピュータへと制御プログラムや各種データのダウンロードを要求するコマンドを送信する。サーバコンピュータは、このコマンドを受け、要求された制御プログラムやデータを、通信ネットワーク8Aを介して本楽譜表示装置へと配信し、本楽譜表示装置が通信インタフェース8を介して、これら制御プログラムや各種データを受信して外部記憶装置9(ハードディスク)等に蓄積することにより、ダウンロードが完了する。
【0019】
外部記憶装置9は、楽譜表示や自動演奏対象となる楽曲に関する演奏データ、演奏データの内容に従う楽譜をディスプレイ6Aに表示するための楽譜表示データ、あるいはCPU1が実行する各種プログラムの制御に関するデータ等を記憶するものである。前記ROM2に制御プログラムが記憶されていない場合、この外部記憶装置9(例えばハードディスク)に制御プログラムを記憶させておき、それを前記RAM3に読み込むことにより、ROM2に制御プログラムを記憶している場合と同様の動作をCPU1にさせることができる。このようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアップ等が容易に行える。なお、外部記憶装置9はハードディスク(HD)に限られず、フロッピィーディスク(FD)、コンパクトディスク(CD−ROM・CD−RAM)、光磁気ディスク(MO)、あるいはDVD(Digital Versatile Diskの略)等の着脱自在な様々な形態の外部記録媒体を利用する記憶装置であってもよい。あるいは、半導体メモリなどであってもよい。
【0020】
ここで、図1に示した楽譜表示装置で用いる演奏データ及び楽譜表示データの各データ構成について、簡単に説明する。
演奏データは自動演奏対象として選択された楽曲を再生するためのデータであり、SMF(Standard MIDI Fileの略)等の所定のファイル形式で記録された複数パート構成のデータである。従来から知られた演奏データの一実施例をあげると、演奏データは大きく分けて演奏設定情報と演奏情報とから構成される。演奏設定情報は自動演奏の際に用いる各種の再生態様を設定するための情報であり、例えば該演奏データを再生する際のテンポを規定するテンポデータ、音色を規定する音色データ、音量を規定する音量データなどが含まれる。演奏情報は自動演奏される楽曲の再生内容を表わす情報であり、各パート(例えば、右手で演奏操作する右手メロディパート、左手で演奏操作する左手メロディパート、伴奏パートなど)毎に演奏タイミングデータと演奏イベントデータの組みを演奏進行順に記憶する。各パート毎の演奏タイミングデータは発音や消音などの楽曲を再生するための演奏イベントデータを処理すべき時間(すなわち、タイミング)を表わすデータであり、MIDIクロックに準じたクロック数で表すことのできるデータである。例えば、演奏タイミングデータは、演奏イベントの発生タイミングを曲の先頭や各小節の先頭からの絶対時間(つまり、絶対的なクロック数)、あるいは1つ前の演奏イベントからの相対時間(つまり、相対的なクロック数)で示されたデータである。各パート毎の演奏イベントデータは、発音や消音などの楽曲を再生するための演奏イベントの内容を表わすデータである。演奏イベントの内容にはキーオン、キーオフ、テンポ変更、音色変更などがあり、これらの演奏イベントを基にして自動演奏が行われる。
【0021】
他方、楽譜表示データはディスプレイ6A上に所定の楽曲の楽譜を表示するためのデータである。従来から知られた楽譜表示データの一実施例をあげると、楽譜表示データは楽譜設定情報と楽譜記号情報とにより構成される。楽譜設定情報は、楽譜を表示するための基本情報(例えば、表示する楽譜の拍子や調などの情報)である。楽譜記号情報は該楽譜に対応する楽曲の各音符を表示するための情報であり、楽譜タイミングデータと楽譜イベントデータとの組みを楽曲の演奏進行順(すなわち、ディスプレイ6A上に表示する楽譜の表示順)に記憶する。楽譜タイミングデータはディスプレイ6A上における楽譜イベントの表示位置を表わすデータであり、上述した演奏タイミングデータと同様のMIDIクロックに準じたクロック数で表わされる。楽譜イベントデータは表示する楽譜イベントの内容を表わすデータであり、該曲を構成する音符の種類(例えば、2分休符、4分音符、8分3連符など)やその他の楽譜記号(例えば、音部記号、拍子記号など)を記述したデータである。こうした楽譜イベントデータの内容に従って、音符やその他の楽譜記号で記述される楽譜がディスプレイ6A上に表示される。
【0022】
図1に示した楽譜表示装置では、ユーザの選択に従ってROM2やRAM3あるいは外部記憶装置9等から読み出した演奏データに基づいて所定の楽曲を自動演奏するだけでなく、該演奏データに対応する楽譜表示データを読み出し(あるいは新たに生成し)、該楽譜表示データに従ってディスプレイ6A上に楽譜を表示する。こうした処理は、楽譜表示装置のCPU1が各処理を実現する所定のプログラム(ソフトウエア)を実行することにより実施される。そこで、CPU1で実行する各種処理について、図をいくつか用いながら説明する。
【0023】
まず、図2に示す「メイン処理」についてその動作を説明する。図2は、上述した楽譜表示装置のCPU1で実行する「メイン処理」の一実施例を示したフローチャートである。該「メイン処理」は「選択処理」、「楽譜表示処理」、「自動演奏処理」等の各種処理を含む楽譜表示装置全体を制御する処理であって、楽譜表示装置の電源がオンされると開始され、電源がオフされると終了する。すなわち、電源がオンされると電源がオフされるまで、該「メイン処理」は繰り返し実行される。以下、図2に示したフローチャートに従って、当該処理における処理動作を説明する。
【0024】
ステップS1では、初期設定を行う。すなわち、楽譜表示装置への電源投入により所定のプログラムの実行を開始して、RAM3の内容をクリアするなどの各種の初期設定(つまり初期化)を行う。この実施例で行う初期設定としては、例えばRAM3のレジスタやフラグ、テーブル、メモリあるいはパラメータ等の内容をクリアする(あるいは予め設定された初期値に戻す)、MIDIインタフェース4や通信インタフェース8やタイマ1A等をクリアする、さらにはディスプレイ6Aに所定の初期画面を表示するなどがある。ステップS2では、選択処理を行う。この選択処理では、例えば楽曲選択スイッチによる楽譜表示対象若しくは自動演奏対象とする演奏データの選択、音名表示選択スイッチによる楽譜上における音名表示有無の選択、スタート/ストップスイッチによる楽譜表示若しくは自動演奏の開始・終了の選択などの処理を行う。詳しくは後述するが、音名表示有無の選択時において音名表示「有り」と選択された場合には、音名を表示する表示位置の選択、音名を表示する音高範囲の選択、音名を表示する表示濃淡度の時間的変化割合の選択などの「音名表示の選択処理」が行われる。このように、選択処理では、ユーザによる操作子5Aの所定スイッチ等の操作に応じて、該楽譜表示装置で実行する各種処理を選択設定する。
【0025】
ステップS3では、楽譜表示処理を行う。詳しくは後述するが、この楽譜表示処理では、ユーザにより選択された演奏データに基づいて予め生成される頁毎の楽譜を、楽曲の進行に応じて順次にディスプレイ6Aに表示する。すなわち、選択された演奏データをROM2やRAM3や外部記憶装置9等から読み出し、該演奏データに対応する楽譜表示データを得て(例えば、ROM2やRAM3や外部記憶装置9等から読み出す、若しくは演奏データに基づいて新たに生成する)、該楽譜表示データに基づいてディスプレイ6A上に楽譜を表示する。この際に、音名表示有無の選択時において音名表示「あり」と選択されている場合には、選択条件に従って楽譜上の所定表示位置に音名を表示する。さらに、自動演奏中である場合には、自動演奏中の楽曲の進行に応じて演奏がなされている楽譜上の現在位置を指し示すように、所定の表示態様のカーソルを移動表示する。ステップS4では、選択された演奏データに基づき自動演奏を行う。すなわち、自動演奏開始が選択されている場合に、読み出し開始設定された演奏データから所定のテンポに対応するタイミングにある各パートの演奏イベントデータを読み出し、読み出された演奏イベントデータに基づいて自動演奏が行われる。また、自動演奏の際には、演奏ガイドを行う。演奏ガイドは、ユーザ選択された演奏データに基づき、選択された演奏ガイド形態(例えば片手ガイド、両手ガイド、ガイドなし)に応じた演奏ガイドを行う。例えば、「片手ガイド」として左手ガイド(あるいは右手ガイド)が選択されている場合には、演奏データ中の左手メロディパート(あるいは右手メロディパート)の演奏データに従って左手メロディパート(あるいは右手メロディパート)の演奏のみをミュートする(つまり演奏データの再生は行うが発音は行われない)、「両手ガイド」が選択されている場合には左手メロディパート及び右手メロディパートの両方の演奏をミュートする、「ガイドなし」が選択されている場合には全てのパートの演奏を行う、などの演奏ガイドを実行する。
【0026】
ステップS5では、その他の処理を行う。この実施例で行う「その他の処理」の一例としては、例えば、ユーザが電子楽器4A等を用いて行った演奏操作に従う楽音の発音や消音を行う処理(つまり、通常の演奏処理)や、自動演奏の演奏テンポやパート毎の演奏音量などを設定する処理(つまり、通常の楽音設定処理)、あるいは楽譜の表示態様を設定する処理などが有る。楽譜の表示態様の設定する処理では、ユーザが楽譜における音符毎に表示態様を適宜に変更することができる。例えば、音名毎に表示する色をユーザの好みにあわせて変更してもよい。こうした「その他の処理」を終了すると、ステップS2の処理へ戻って上記ステップS2〜S5までの各処理を、該楽譜表示装置の電源がオフされるまで繰り返し実行する。
【0027】
次に、上述した「メイン処理」において「選択処理」(図2のステップS2参照)で実行する処理のうち、特に「音名表示の選択処理」の詳細な動作について図3を用いて説明する。図3は、「音名表示の選択処理」の一実施例を示したフローチャートである。以下、図3のフローチャートに従って、当該処理における処理動作を説明する。
【0028】
ステップS11では、音名の表示位置の選択を行う。すなわち、ディスプレイ6A上に各音符毎に音名を表示する際に、各音符に対して音名をどの位置に配置するようにして表示するか(つまり音名の表示態様)を選択する。この音名の表示態様としては、例えば、音名を各音符の中に表示する、各音符のすぐ上又は下に表示する、各音符の左隣又は右隣に表示する、五線譜における第5線の上又は五線譜における第1線の下に表示するなどの表示態様があり、これらの表示態様の中からいずれかをユーザの操作に従い選択する。ステップS12では、音名を表示する音高範囲の選択を行う。すなわち、ディスプレイ6A上に各音符毎に音名を表示する際に、所定の音高範囲に属する音符に対してのみ音名を表示するために、音名を表示する音高範囲を選択する。例えば、高音部表示(つまり、ト音記号での楽譜表示)の場合には、ミドルC(ここではC4で表す)からのオクターブ範囲(つまりC4〜B4)以外にある音符についてのみ音名を表示する、ミドルCのオクターブ範囲とその上のオクターブ範囲(つまりC4〜B5)以外にある音符についてのみ音名を表示する、ミドルCのオクターブ範囲とその下のオクターブ範囲(つまりC3〜B4) 以外にある音符についてのみ音名を表示する、といった選択を行うことが可能である。低音部表示(つまり、ヘ音記号での楽譜表示)の場合には、オクターブ範囲(つまりC3〜B3)以外にある音符についてのみ音名を表示する、2オクターブ範囲(つまりC2〜B3)以外にある音符についてのみ音名を表示する、といった選択を行うことが可能である。また、高音部と低音部とでは別々に音高範囲を設定することができる。こうした音高範囲の選択は音名を表示する音高範囲を選択することに限らず、音名を表示しない音高範囲を選択するようにしてもよいことは言うまでもない。
【0029】
ここで、音名表示の具体例について図を用いて説明する。
まず、音名の表示位置を選択した場合(図3のステップS11参照)における具体的な表示例について、図4を用いて説明する。図4は音名の表示位置毎の表示バリエーションを示す概念図であり、図4(A)は音符が単音である場合における音名表示の一実施例であり、図4(B)は音符が複音である場合における音名表示の一実施例である。
【0030】
図4(A)から理解できるように、音符が単音である場合には、各音符表示の中や各音符表示の近傍などの選択された所定の表示位置に音名が表示される。音符1は音符内に音名を表示した場合を示す実施例であり、この実施例では音名「ラ」が白抜きされるようにして音符の中に表示されている。音符2は音符の左隣に、音符3は音符の右隣に、音符4は音符の上側に、音符5は音符の下側に、それぞれ音名を表示した場合を示す実施例である。音符6は五線譜における第1線の下に、音符7は五線譜における第5線の上に、それぞれ音符を表示した場合を示す実施例である。一方、図4(B)から理解できるように、音符が複音である場合にも、図4(A)に示したような音符が単音である場合と同様に、各音符表示の中や各音符表示の近傍などの選択された所定の表示位置に音名が表示される。音符8は音符内に、音符9は音符の左隣に、音符10は音符の右隣に、音符11は五線譜における第1線の下に、音符12は五線譜における第5線の上に、それぞれ音符を表示した場合を示す実施例である。ただし、音符が複音の場合に音符4や音符5に示したように音符の上側や下側に音名を表示すると、音名と音符とが一部重複して表示されることが生じて見にくい表示となる。そこで、音符が複音の場合に音符の上側や下側に音名を表示するように選択された場合には、警告表示を行うようにするとよい。このように音名を表示する表示位置を選択できるようにすることによって、ユーザは自身が最も見やすい位置に音名を適宜に表示するように選択することができ、便利である。
なお、音名を表示する際には、赤色や青色などの各種の色を用いて音名ごとに色分けして表示するようにしてもよい。
【0031】
次に、音名を表示する音高範囲を選択した場合(図3のステップS12参照)における具体的な表示例について、図5を用いて説明する。図5は、音高範囲を選択した場合における音名表示の一実施例である。
【0032】
図5から理解できるように、この実施例では、ディスプレイ6A上に各音符毎に音名を表示する際に、E4〜B4以外の音高範囲に属する音符に対してのみ音符内に音名を表示している。すなわち、E4〜B4以外の音高範囲に属する音符についてのみ音名を表示する(あるいは、E4〜B4の音高範囲に属する音符についてのみ音名を表示しない)、といった音名表示範囲の選択が行われた場合における音名表示の一実施例である。このように音名を表示する音符の範囲をユーザが指定できるようにすると、予めユーザが直接音符から音名を読める(あるいは読めない)範囲を設定しておくことができるので、ユーザが瞬時に直接音符から音名を読み取ることのできない範囲にある音符の音名についてのみ楽譜上に表示することができるようになる。こうすると、ユーザは上達にしたがって直接音名の読める音符の範囲がひろがった場合に、音名を表示する音符の範囲を狭く選択して、ユーザ自身が直接音名を読み取らなければならない音符の範囲を広く設定することができる。これを繰り返し行うことによって、ユーザが一般的に必要とされる範囲にある音符の音名を直接音符から読み取る力を自然に身に付けていくことができるようになっている。また、全ての音符に対して音名を表示しないで所定の範囲にある音符に対してのみ音名を表示することから、楽譜が煩雑に感じられることが少なくなる、といった利点もある。
なお、音名を表示する(若しくは表示しない)音符の範囲指定は音高範囲を指定することに限らず、所定のパート(例えば、左手メロディパートや右手メロディパート、若しくは伴奏パートなど)を指定するようにしてもよい。例えば、右手メロディパートを指定した場合には、右手で演奏操作すべき音符のみについて音名を表示する(若しくは表示しない)。
【0033】
図3に戻り、ステップS13では、音名を表示する際の表示濃淡度の選択を行う。すなわち、音名を表示する際に用いる色の濃さ(表示濃淡度)を設定することができ、楽譜上に音名を表示する際には音名を設定された色の濃さで表示する。例えば、音名を表示する際の表示濃淡度の選択として、段階的に100%(1段階)、75%(2段階)、50%(3段階)、25%(4段階)、0%(5段階)の異なる濃淡度の指定が可能であり、100%から0%へ近づくほど音名表示は背景色に近い色で表示される(あるいは、反対に遠い色で表示されるようにしてもよい)。つまり、1段階ではユーザに対して非常に見やすい明確な音名表示がなされる。そして、表示濃淡度の選択が1段階から5段階へと変更されるにつれて音名表示は段階的に背景色と同一化していくことから、ユーザにとって段階的に見にくくあいまいな音名表示となる。
【0034】
また、音名を表示する際の表示濃淡度を所定の期間(時間)単位に自動的に変更するように設定することもできる。こうした場合、表示濃淡度の変化に要する期間の選択として、6ヶ月、3ヶ月、1ヶ月、2週間といった期間を選択することができる。すなわち、スタート時における表示濃淡度が1段階であったものが、6ヶ月(あるいは3ヶ月、1ヶ月、2週間など)単位で段階的に変化するように設定することができる。勿論、全ての段階において同一の期間で変化させることなく、異なる期間で変化するようにしてもよい。例えば、スタート時における表示濃淡度が1段階であったものが、6ヶ月後には2段階へと変化し、さらに3ヶ月後には3段階へと変化し、さらに1ヶ月後には4段階へと変化し、さらに2週間後には5段階へと変化する、といったように設定することができるようにしてもよい。なお、この表示濃淡度を変更する際の経過時間(期間)の設定は、単なる日にちや時間での設定のほかに、ソフトウエアの利用時間、その曲の楽譜をディスプレイ6A上に表示した累計時間、あるいはソフトウエアやパソコンの起動時間などで設定するようにしてもよい。
【0035】
ここで、音名を表示する際の表示濃淡度の選択を行った場合(図3のステップS13参照)における音名の具体的な表示例について、図6を用いて説明する。図6は音名を表示する際の表示濃淡度を選択した場合における音名表示の一実施例であり、図6(A)は段階的な表示濃淡度の違いを説明するための概念図であり、図6(B)は時間経過に従がって表示濃淡度が変化する様子を説明するための概念図である。
【0036】
図6(A)から理解できるように、音名を表示する際に用いる色の濃さ(表示濃淡度)は段階的に設定することができ、楽譜上に音名を表示する際には該設定された段階の色の濃さで音名を表示する。この実施例では、音名を表示する際の表示濃淡度の選択として、図示の左側から順に100%(1段階)、75%(2段階)、50%(3段階)、25%(4段階)、0%(5段階)の異なる濃淡度の指定が可能であり、100%から0%へ近づくほど音名表示は背景色に近い色になっていく。すなわち、1段階では音名「ラ」が音符内に表示されているのをはっきりと確認することができるが、2段階、3段階、4段階と順次に段階が進むごとに音名表示が見にくくなり、5段階では音名表示が背景色と同一化してしまい音名表示が全く見えなくなっている。このように、1段階ではユーザに対して非常に見やすい明確な音名表示がなされているが、表示濃淡度の選択が1段階から5段階へと変更されるにつれて音名表示は段階的に背景色と同一化していき、ユーザに対して順次に見にくくあいまいな音名表示がなされる。したがって、ユーザは自分のレベルに応じて表示濃淡度を調節することにより、直接音符から音名を読み取る力を順次に養いながら演奏練習などを行うことができるようになる。
【0037】
また、図6(B)から理解できるように、音名を表示する際の表示濃淡度を所定の時間(期間)単位に自動的に変更するように設定した場合には、所定時間が経過すると、経過時間にあわせて予め設定された表示濃淡度で音名を表示する。この実施例では、表示濃淡度の変化に要する時間の選択として、2週間、1ヶ月といった期間を選択した場合を示した。こうした場合には、スタート時における表示濃淡度が1段階であったものが、2週間後には表示濃淡度が3段階へと変化し、1ヶ月後には表示濃淡度が5段階へと変化する。このように、音名表示の表示濃淡度を時間経過にしたがって変化するように設定することで、音名が全く読めないユーザであっても最初は音名表示にしたがって音名を理解することができ、時間の経過と共に該音名表示に頼ることなくユーザ自身が直接音符から音名を読み取らなければならなくなることから、時間の経過と共に直接音符から音名を読み取る力を徐々に身に付けていくことができるようになっている。
なお、上述した音名表示の濃淡度や期間の設定は予め設定された所定値に設定することに限らず、ユーザ所望の濃淡度や期間をユーザが適宜に数値入力することによって設定できるようにしてもよい。
【0038】
また、各音符毎に対応する音名表示以外にも楽譜上に表示する様々な楽譜記号等の表示物の表示濃淡度を時間経過に従がって自動的に変更するようにしてもよい。例えば、音符表示そのもの、コード表示、運指、歌詞などを時間経過に従がって消えるようにするとよい。このようにすると、ユーザはメロディを記憶したい場合には音符が時間経過に従がってだんだんに消えていくように設定することができるし、歌詞を記憶したい場合には歌詞が時間経過に従がってだんだんに消えていくように設定することができるようになる。さらに、音符表示そのもの、コード表示、運指、歌詞などの表示位置を上述した音名表示と同様の表示位置に選択的に表示したり(図4参照)、指定された表示範囲に従がって表示する(図5参照)ようにしてよいことは言うまでもない。
【0039】
次に、上述した「メイン処理」において実行する「楽譜表示処理」(図2のステップS3参照)の詳細な動作について、図7を用いて説明する。図7は、「楽譜表示処理」の一実施例を示したフローチャートである。以下、図7のフローチャートに従って、当該処理における処理動作を説明する。
【0040】
ステップS21では、選択された演奏データ(図2のステップS2参照)に対応する楽譜表示データが既に存在しているか否かを判定する。すなわち、ROM2や外部記憶装置9などに指定された演奏データに対応する楽譜表示データが予め記憶されており、該楽譜表示データをROM2や外部記憶装置9などから読み出してRAM3などのメモリに一時的に記憶したか否かのチェックを行う。楽譜表示データが既に存在する場合には(ステップS21のNO)、ステップS23の処理へジャンプする。楽譜表示データが未だ存在していない場合には(ステップS21のYES)、新たに楽譜表示データを生成してRAM3などのメモリに記憶する(ステップS22)。この楽譜表示データの生成では、まず選択された演奏データをROM2や外部記憶装置9などから読み出して、該演奏データに基づいて、音部記号、拍子記号、音符、休符、小節線などの楽譜記号情報と、音符に対応する音名情報(例えばノート番号)とを特定する。そして、特定した楽譜記号情報に基づいて楽譜表示データを作成し、RAM3などのメモリに記憶する。楽譜表示データは、ディスプレイ6Aに一度に表示することのできる所定区間を1頁分の表示単位として作成する。例えば、一度にディスプレイ6A上に高音部、低音部それぞれ4小節分の楽譜を表示できる場合には、4小節分を1頁とした単位毎に生成する。したがって、楽曲全体の楽譜を表示するための楽譜表示データは演奏データの長さに応じた複数頁の表示単位で構成されるデータとなる。この楽譜表示データ中の楽譜記号情報のうち音符に関する楽譜記号情報には、特定した音名情報(例えばノート番号)が対応している。
【0041】
ステップS23では、楽譜の頁指定が行われているか否かを判定する。楽譜の頁指定が行われていない場合には(ステップS23のNO)、ステップS25へジャンプする。楽譜の頁指定が行われている場合には(ステップS23のYES)、指定先の頁の楽譜をディスプレイ6A上に表示する(ステップS24)。すなわち、楽譜表示の開始時には、メモリに記憶された楽譜表示データから第1頁分の楽譜表示データのみを読み出し、該データを基にディスプレイ6A上に第1頁の楽譜を表示する。その後において、ディスプレイ6A上に表示する楽譜の頁が指定された場合(例えば直接頁数を指定、若しくは次頁や前頁のように指定した場合など)にはRAM3などのメモリからその頁に対応する楽譜表示データを読み出し、読み出した楽譜表示データに基づいてディスプレイ6A上に楽譜を表示する。ステップS25では、自動演奏中であるか否かを判定する。自動演奏中でない場合には(ステップS25のNO)、ステップS27へジャンプする。自動演奏中である場合には(ステップS25のYES)、自動演奏の進行にあわせて、メモリから該当する頁の楽譜表示データを読み出し、自動演奏中の楽曲に対応する頁の楽譜を表示する(ステップS26)。すなわち、自動演奏中である場合には、楽譜の頁指定(上記ステップS23参照)が行われていなくても、演奏の進行に従って自動的に頁を変更して楽譜表示は行われる。また、自動演奏中である場合には、表示した楽譜上で所定の表示態様のカーソルを演奏の進行にあわせて移動するように表示し、自動演奏中である楽譜上の現在位置を指し示すようにしてもよい。こうした場合には、カーソルが当該頁の楽譜の最後の位置に達したら、次の頁の楽譜を表示してカーソルを先頭位置に戻す。すなわち、カーソルが表示中の楽譜の最後まで達した場合には、現在表示中の頁の楽譜を次の頁の楽譜とを入れ替えて表示し、カーソルを入れ替えに表示した楽譜の先頭位置に戻す。このように、ディスプレイ6Aに表示した楽譜上のカーソルを演奏進行にあわせて移動すると、ユーザに対して演奏タイミングを指示することができるようになる。
【0042】
ステップS27では、音名表示の選択(図2のステップS2参照)が行われているか否かを判定する。音名表示の選択が行われていない場合には(ステップS27のNO)、該処理を終了する。音名表示の選択が行われている場合には(ステップS27のYES)、選択内容に従がう音名表示を行う(ステップS28)。すなわち、音名表示の表示形態の選択内容に従って、現在表示されている頁における楽譜上の各音符表示に対応する音名情報(例えばノート番号)をRAM3などのメモリから読み出して、音名を所定の表示態様で表示する。すなわち、各音符表示の中や各音符表示の近傍などの選択した表示位置に音名を表示する(上述した図4参照)。また、選択した音高範囲にある音符に対してのみ音名を表示する(上述した図5参照)。あるいは、選択した音名表示の濃淡度を時間的に変化させながら音名を表示する(上述した図6参照)。
【0043】
上述した各実施例においては常に音名を表示するようにしたがこれに限らず、ユーザによる演奏操作がストップした時点以降の音符についてのみ音名を表示するようにしてもよい。図8は、演奏途中からの音名表示の表示例を示す概念図である。この図8から理解できるように、ユーザが自動演奏にしたがって演奏を行っている際に音名が分からず演奏をストップしてしまったような場合には、演奏をストップした時点以降の音符について(例えば、演奏ストップ以降の区間内にある音符全てについて、あるいは所定の一部区間内にある音符についてのみ)の音名表示を行う。あるいは、演奏をストップした時点以降の音符に対する音名の表示濃淡度を変化させて音名を再表示することで、演奏をストップした時点以降の音符の音名を明確に表示するようにしてもよい。例えば、演奏ストップ前までは表示濃淡度を5段階として音名を表示していた音符に対し、演奏ストップ後には表示濃淡度を3段階や1段階に変更して音名を再表示するとよい。こうすることにより、ユーザへの演奏補助を行うことが容易にできるようになる。勿論、こうした演奏補助は上記したような実施例のみに限られず、例えば、ユーザによる演奏操作が終了した音符について順次に音名を表示する、1つ1つの音符についての音名を順次に表示していく、などのその他いろいろな演奏補助パターンであってもよいことは言うまでもない。
【0044】
また、上述した各実施例においては音符に対して音名を表示するようにしたがこれに限らず、コードを楽譜上に表示し、該コードのコード構成音に対して音名を表示するようにしてもよい。図9は、コード構成音に対して音名を表示した場合における表示例を示す概念図である。この図9から理解できるように、五線譜上にコードを表示したような場合には、各コード名表示の近傍に該コードのコード構成音の音名を表示するようにしてもよい。この実施例では、コード「C」のコード構成音の音名「ド・ミ・ソ」、コード「F」のコード構成音の音名「ファ・ラ・ド」を、それぞれのコード名表示の右隣に(図9の左側に表示した図参照)、あるいは上側に(図9の右側に表示した図参照)、それぞれ表示した例を示した。勿論、コード名や音名を表示する表示位置は図示した位置に限られないことは言うまでもない。
【0045】
さらに、上述した各実施例においては音符に対して単に音名のみを表示するようにしたがこれに限らず、音名の他に音高や演奏に関する所定情報などを同時に表示するようにしてもよい。図10は、音名の他に音高や演奏に関する所定情報を表示した場合における表示例を示す概念図である。この実施例では、所定情報として所定の演奏操作情報とオクターブ情報とを同時に表示した例を示した。
図10から理解できるように、音名と共に所定の記号(この実施例では上下方向を指し示す矢印又は数字)を表記するようにしてもよい。例えば、音名と共に表記された矢印はその矢印の向きにより音高の上下を指し示すためのものであり、該矢印の向きによりユーザは各音符が1つ前の音符と比較して音高が上がるのか下がるのかを判断しやすくなる。例えば、前から2つ目の「シ」に対しては上向きの矢印が付されている。したがって、該「シ」は前の音符「ファ」の音高よりも高い音高の「シ」を演奏すべきである、とユーザは簡単に判断することができるようになっている。
【0046】
また、音名表示を行う際にオクターブ毎に音名に添付する数字を変えて、ユーザに対してオクターブ変更があることを分かりやすく表示するようにしてもよい。例えば、音名と共に表記された数字は該音符が属する所定のオクターブ範囲を示すものであり、該数字によりユーザは各音符が属するオクターブ範囲を判断しやすくなる。すなわち、異なるオクターブの音符が同じ音名で表示されるような場合であっても、該オクターブ範囲を示す数字表記によって、ユーザは正しい音高で該音符の演奏を行うことができるようになる。例えば、一番最初の「ファ3」と3番目の「ファ4」は同一の音名「ファ」であるが、これらの音符の音高は1オクターブ異なるものである、とユーザは判断することが簡単にできるようになっている。勿論、これに限らず、音名をオクターブ毎に色や形などを変えて表示するようにしてもよい。例えば、最初の「ファ」の表示色を赤色で表示し、3番目の「ファ」の表示色を青色で表示するようにすればよい。こうした場合、各オクターブ範囲内に属する音符の音名の表示色は同一の色で表示することは言うまでもない。例えば、前から2番目の「シ」は最初の「ファ」と同一のオクターブ範囲に属することから赤色で表示され、4番目の「ド」は3番目の「ファ」と同一のオクターブ範囲に属することから青色で表示されることになる。
【0047】
なお、本発明に係る楽譜表示装置で用いる演奏データのフォーマットは、イベントの発生時刻を曲や小節内における絶対時間で表した『イベント+絶対時間』形式のもの、イベントの発生時刻を1つ前のイベントからの時間で表した『イベント+相対時間』形式のもの、音符の音高と符長あるいは休符と休符長で楽音データを表した『音高(休符)+符長』形式のもの、演奏の最小分解能毎にメモリの領域を確保し、演奏イベントの発生する時刻に対応するメモリ領域にイベントを記憶した『ベタ方式』形式のものなど、どのような形式のものでもよい。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、所定の画面上に楽譜表示を行う際に、ユーザの選択に応じて必要最小限の音符に関しての音名のみを適宜に見やすい表示態様で表示するようにしたことから、ユーザが演奏の進行にあわせて確実に音名を視認することのできる楽譜表示を行う、という効果が得られる。また、ユーザの設定に応じて音名の表示態様を変更するようにしたので、ユーザは音符から直接音名を読み取る力の習熟度に応じて最も適切な楽譜表示を行うことができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る楽譜表示装置の全体構成の一実施例を示したハード構成ブロック図である。
【図2】 図1に示した楽譜表示装置のCPUで実行する「メイン処理」の一実施例を示したフローチャートである。
【図3】 「音名表示の選択処理」の一実施例を示したフローチャートである。
【図4】 音名の表示位置毎の表示バリエーションを示す概念図であり、図4(A)は音符が単音、図4(B)は音符が複音である場合における音名表示の一実施例である。
【図5】 音高範囲を選択した場合における音名表示の一実施例である。
【図6】 音名を表示する際の表示濃淡度を選択した場合における音名表示の一実施例であり、図6(A)は段階的な表示濃淡度の違いを、図6(B)は時間経過に従がって表示濃淡度が変化する様子を説明するための概念図である。
【図7】 「楽譜表示処理」の一実施例を示したフローチャートである。
【図8】 演奏途中からの音名表示の表示例を示す概念図である。
【図9】 コード構成音に対して音名を表示した場合における表示例を示す概念図である。
【図10】 音名の他に音高や演奏に関する所定情報を表示した場合における表示例を示す概念図である。
【符号の説明】
1…CPU、1A…タイマ、2…ROM、3…RAM、4…MIDIインタフェース、4A…電子楽器、5…検出回路、5A…操作子、6…表示回路、6A…表示装置、7…音源回路、7A…サウンドシステム、8…通信インタフェース、8A…通信ネットワーク、9…外部記憶装置、1D…データ及びアドレスバス

Claims (7)

  1. 演奏データを記憶する記憶手段と、
    演奏データに基づき演奏される楽曲の楽譜を表示する表示手段と、
    所望の演奏データを選択する選択手段と、
    前記選択された演奏データに対応する楽譜表示データを生成し、該生成した楽譜表示データに基づいて前記表示手段に楽譜を表示する制御手段と、
    楽譜上に音名を表示する対象とする音符を音高範囲により指定する指定手段と
    を具備してなり、
    前記制御手段は、前記指定手段によって指定された音高範囲に従って該音高範囲にある音符についてのみ対応する音名を表示することを特徴とする楽譜表示装置。
  2. 前記指定手段は、楽譜上に音名を表示する対象とする音符の音高範囲を音部記号の種類毎に指定することを特徴とする請求項1に記載の楽譜表示装置。
  3. 演奏データを記憶する記憶手段と、
    演奏データに基づき演奏される楽曲の楽譜を表示する表示手段と、
    所望の演奏データを選択する選択手段と、
    前記選択された演奏データに対応する楽譜表示データを生成し、該生成した楽譜表示データに基づいて前記表示手段に楽譜を表示する制御手段と、
    前記楽譜上に表示する所定の楽譜記号の表示態様を、時間経過に従って調整しながら表示するように指定する指定手段と
    を具備してなり、
    前記制御手段は、前記指定された時間経過に従って表示態様を段階的に変更させて前記所定の楽譜記号を表示することを特徴とする楽譜表示装置。
  4. 演奏データを記憶する記憶手段と、
    演奏データに基づき演奏される楽曲の楽譜を表示する表示手段と、
    所望の演奏データを選択する選択手段と、
    前記選択された演奏データに対応する楽譜表示データを前記演奏データの演奏進行に応じて生成し、該生成した楽譜表示データに基づいて前記表示手段に楽譜を表示する制御手段と、
    前記演奏進行に応じたユーザによる演奏入力が一時停止されたことを検出する手段と
    を具備してなり、
    前記制御手段は、前記一時停止された時点以降の音符に対応する音名と他の音符に対応する音名とを異なる表示態様にて表示することを特徴とする楽譜表示装置。
  5. 演奏データを記憶する記憶手段と表示手段とを具備したコンピュータに
    前記記憶手段に記憶された演奏データのうち所望の演奏データを、ユーザに選択させるステップと、
    前記選択された演奏データに対応する楽譜表示データを生成し、該生成した楽譜表示データに基づいて、前記表示手段に楽譜を表示させるステップと、
    楽譜上に音名を表示する対象とする音符を音高範囲により指定するための、ユーザによる指定を受け付けるステップと
    前記指定された音高範囲に従って該音高範囲にある音符についてのみ対応する音名を前記表示手段に表示させるステップと
    を実行させるための楽譜表示プログラム。
  6. 演奏データを記憶する記憶手段と表示手段とを具備したコンピュータに、
    前記記憶手段に記憶された演奏データのうち所望の演奏データを、ユーザに選択させるステップと、
    前記選択された演奏データに対応する楽譜表示データを生成し、該生成した楽譜表示データに基づいて、前記表示手段に楽譜を表示させるステップと、
    前記楽譜上に表示する所定の楽譜記号の表示態様を時間経過に従って調整しながら表示するように指定するための、ユーザによる指定を受け付けるステップと
    前記指定された時間経過に従って表示態様を段階的に変更させて前記所定の楽譜記号を前記表示手段に表示させるステップと
    を実行させるための楽譜表示プログラム。
  7. 演奏データを記憶する記憶手段と表示手段とを具備したコンピュータに、
    前記記憶手段に記憶された演奏データのうち所望の演奏データを、ユーザに選択させるステップと、
    前記選択された演奏データに対応する楽譜表示データを前記演奏データの演奏進行に応じて生成し、該生成した楽譜表示データに基づいて前記表示手段に楽譜を表示させるステップと、
    前記演奏進行に応じたユーザによる演奏入力が一時停止されたことを検出するステップと、
    前記表示手段による楽譜表示に際して、前記一時停止された時点以降の音符に対応する音名と他の音符に対応する音名とを異なる表示態様にて表示させるステップと
    を実行させるための楽譜表示プログラム。
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