JP2001071495A - インクジェットプリンタヘッド - Google Patents

インクジェットプリンタヘッド

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JP2001071495A
JP2001071495A JP24942199A JP24942199A JP2001071495A JP 2001071495 A JP2001071495 A JP 2001071495A JP 24942199 A JP24942199 A JP 24942199A JP 24942199 A JP24942199 A JP 24942199A JP 2001071495 A JP2001071495 A JP 2001071495A
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nozzle
printer head
ink
nozzles
ink jet
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JP24942199A
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English (en)
Inventor
Takashi Yamatani
崇史 山谷
Mitsuyasu Nakajima
光康 中嶋
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】マルチアレイ化しても並設ヘッド間に印字空白
部を発生させず且つマルチアレイ式プリンタを小型化を
促進すると共に高い製造歩留まりで製造可能とするイン
クジェットプリンタヘッドを提供する。 【解決手段】ヘッドチップ40の最端部(図は右の最端
部)には幅D0 のノズル無し領域46が存在する。中央
領域44の中央部ノズル52−1によるインク滴飛翔軌
跡53を描く着弾点のピッチdに対して端部領域45の
端部ノズル52−2によるインク滴飛翔軌跡53の着弾
点をピッチd1 にし、最端部の端部ノズル52−2N で
形成される着弾点62をチップ境界61からd1 /2だ
け内側に入った位置に形成するようにする。これで右方
に隣接するヘッドチップの左最端部の端部ノズルによる
着弾点との間のピッチをd1 にすることができる。各々
の端部ノズル52−2n のノズル傾斜角度θ(n)は、
θ(n)=arctan{n×D/(N×L)}、上記
のピッチd1 は、d1 =d+D/Nである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吐出ノズルの配設
領域より広い印字領域が得られ、マルチアレイ式インク
ジェットプリンタに好適なインクジェットプリンタヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェットプリンタが広く用
いられている。インクジェットプリンタは、インクジェ
ットプリンタヘッド(以下、プリンタヘッドという)の
ノズルからインクの液滴を吐出させ、このインク滴を
紙、布などの記録媒体に吸収させて文字や画像等の印字
を行なうものであり、騒音の発生が少なく、特別な定着
処理を要することもなく、インクの使用効率の良い記録
方法である。
【0003】図4(a),(b),(c) は、上記のようなプリン
タヘッドの概略の製法と構成を示す図である。同図(a)
に示すように、プリンタヘッド1は、シリコンウエハ2
の上で、LSI形成処理技術と薄膜形成処理技術とによ
り形成され、完成後にシリコンウエハ2から個々に切り
出されて採取される。
【0004】同図(b) は、プリンタヘッド1のインク吐
出面を示す図である。プリンタヘッド1のインク吐出面
には、インクを吐出する1列のノズル列3が形成されて
いる。1列のノズル列3には、設計上の方針にもよる
が、64個、128個、256個等のノズル4が、例え
ば300dpi(ドット/インチ)の密度(1mm当り
約12個)で縦1列に並んで配置されている。
【0005】同図(c) は、同図(b) のA−A′断面拡大
矢視図である。同図(b),(c) に示すように、プリンタヘ
ッド1は、チップ基板5上に、LSIからなる駆動回路
6と抵抗体薄膜からなる抵抗発熱部7が形成され、この
抵抗発熱部7には、駆動回路6との間に個別配線電極8
が接続され、給電用端子9との間に共通電極11が接続
されている。上記の抵抗発熱部7と個別配線電極8は、
それぞれ後から形成されるノズル列3のノズル4の数だ
け配設されている。そして、これらの上の所定領域にイ
ンクの通路を区画形成する隔壁12が形成されている。
【0006】更に、チップ基板5には、後から形成され
るノズル列3に平行に延在させたインク供給溝13が穿
設され、このインク供給溝13に連通し、チップ基板5
の下面に貫通するインク供給孔14が穿設されている。
【0007】これらの上からオリフィス板15が、チッ
プ基板5端部の信号用端子18と給電用端子9の配設領
域を除く全面に亙って配置され、熱と圧力とを加えら
れ、下面の熱可塑性接着材16により隔壁12上面に接
着されて積層されている。
【0008】このオリフィス板15の積層により隔壁1
2の厚さに対応する高さ約10μmのインク通路17
が、抵抗発熱部7とインク供給溝13間に形成される。
この後、オリフィス板15に、インクを吐出する上述の
ノズル4が形成される。上記のインク通路17には、外
部のインクカートリッジ等からインク供給孔14及びイ
ンク供給溝13を介してインクが供給される。
【0009】同図(a) に示すシリコンウエハ2の直径が
例えば6インチであるとすると、上述したようなプリン
タヘッド1を90個以上採取することができる。このよ
うに単体でシリコンウエハ2から切り出されたチップ状
のプリンタヘッド(ヘッドチップ)1は、実装基板にダ
イスボンデングし、端子接続して、実用単位のプリンタ
ヘッドとして完成する。
【0010】ところで、情報通信機器の一つとして近年
プリンタの需要が急激に増えておりその需要の増加に伴
って印字の高速化の要望が高まっている。プリンタには
構成の上からシリアル式とライン式がある。
【0011】シリアル式ではプリンタヘッド1の副走査
方向の寸法が長尺であるほど、つまり、ノズル列3の寸
法が長いほど、1回の主走査で用紙の副走査方向に幅広
く印字できるから印字を高速に行うことができる。つま
りプリンタヘッド1の副走査方向の寸法は長いほど良
い。
【0012】しかし、プリンタヘッド1を副走査方向に
余りに長く構成すると、プリンタヘッド1を副走査方向
に往復移動させる駆動系の負荷が大きくなるから、これ
らの部材をより強固な部材又は形状に変更する必要が出
てきて手数がかかる。これでは、製作コストが上昇する
ばかりでなく、装置全体が大型化してしまい、印字処理
を高速化した利点が失われる。
【0013】そこで、プリンタヘッドを副走査方向に長
く伸ばすのではなく、主走査方向に、つまり用紙の幅方
向の印字領域一杯に長く形成し、これを装置本体に固定
配置して用紙のみを副走査方向へ搬送しながら印字を行
うライン式のプリンタが注目されている。
【0014】図5(a),(b),(c) は、そのようなライン式
のプリンタヘッドとして想定される構成を夫々示す図で
ある。同図(a) は、長尺化した単体のチップ基板からな
るプリンタヘッド21を実装基板20に実装した構成を
模式的に示す図である。
【0015】しかし、このような単体のチップ基板から
なるプリンタヘッド21は、印字に使用する用紙のサイ
ズが最大でA4判であるとした場合、余白を除いた実印
字領域の幅としては、およそ170mm程度を見込まな
ければならない。これは約7インチに相当するので、直
径7インチ強という巨大なシリコンウエハを用意する必
要がある。しかし、この直径7インチ強のシリコンウエ
ハからは、幅10mmで長さ170mmもあるチップ基
板は、シリコンウエハの中心線に沿って数本取れるだけ
であり、シリコンウエハの残りの部分は廃棄することに
なるから、歩留りが悪すぎて採算が採れない。
【0016】したがって、実際には、高い歩留りが得ら
れるようにチップ基板の大きさを図4(b) のチップ基板
5のように小さく設定したまま、同図(a) に示したよう
に多数のプリンタヘッド1を採取できるようにし、この
プリンタヘッド1をヘッドチップ(以下、ヘッドチップ
1という)として、同図(b) に示すように、実装基板2
0′にヘッドチップ1−1、1−2、・・・と千鳥足状
に交互に配置(千鳥配置)して実装する方法が採用され
ている。このように千鳥配置するのは、例えばヘッドチ
ップ1−2の端部(図4(b) のプリンタヘッド1の図中
上端と下端)のノズル4と、隣接のヘッドチップ1−1
の端部及びヘッドチップ1−3の端部のノズル4との主
走査方向の間隔を、ノズル列3内の配設間隔と同一に維
持するためである。
【0017】しかし、このように実装基板20′にヘッ
ドチップ1(1−1、1−2、・・・)を千鳥配列して
構成したライン式プリンタヘッド22は、副走査方向の
上下幅が大きくなって、プリンタヘッド部分が大型化す
るという問題を有していることに加えて、インク供給経
路が複雑化し、これに伴うコストアップと信頼性の低下
の問題を有している。更に、印字開始前や印字中にノズ
ル4を清掃し、非使用時には各プリンタヘッド1に乾燥
防止の蓋をする際に、複雑な機構や動作を必要とするた
め、装置全体が大型化するという問題も有している。
【0018】したがって、同図(c) に示すように、ヘッ
ドチップ1−1、1−2、・・・をマルチアレイ式に一
直線に並設して実装基板20″に実装したライン式プリ
ンタヘッド23を構成することが最も好ましいと考えら
れている。尚、この場合、図4(b) に示すプリンタヘッ
ド(ヘッドチップ)1の給電用端子9と信号用端子18
は、チップ基板5の図4(b) の上下方向端部から左右方
向端部に移動させ、上下の端部は余白部だけとして出来
るだけ短くして配置される。しかしながら、この方法も
少なからぬ問題を有している。
【0019】図6(a) は、上記のマルチアレイ式配置の
問題点を説明するライン式プリンタヘッド23の拡大断
面図であり、同図(b) は、その問題点を解決すべく提案
されている方法を示す図である。尚、同図(a) には、ラ
イン式プリンタヘッド23の隣接するヘッドチップとし
てヘッドチップ1−1とヘッドチップ1−2を示し、図
4(b),(c) と同一の構成部分には図4(b),(c) と同一の
番号を付与して示している。また、図6(a) には、更に
記録媒体としての用紙も示している。
【0020】同図(a) に示すように、ヘッドチップ1−
1とヘッドチップ1−2は夫々の端部をチップ境界24
で接合されている。ヘッドチップ1(1−1、1−2)
の継ぎ目である上記の端部には、夫々ノズル4を形成す
ることができないノズル形成不可能領域25が存在す
る。
【0021】これは、継ぎ目のノズル間隔をノズル列3
内の正規のノズル間隔に維持するために、継ぎ目部分の
隔壁12を、抵抗発熱部7間の隔壁12の幅の半分にす
ることは、技術的にもチップ基板の強度の点からも不可
能であり、むしろ、強度の点から継ぎ目部分の隔壁12
は抵抗発熱部7間の隔壁12の幅よりも広くする必要が
あるからである。
【0022】一方、ノズル4からは、インク滴が、図の
飛翔軌跡26に示すように、ライン式プリンタヘッド2
3のインク吐出面27に垂直に吐出されて、用紙28に
着弾する。このようにインクがインク吐出面27に垂直
に吐出されるため、ライン式プリンタヘッド23に対向
して搬送される上記の用紙28には、上記のノズル形成
不可能領域25に対応する印字不可能領域29が出来て
印字画像の空白部29が形成される。これでは、印字画
像に空白の縦縞ができてしまい、鑑賞に耐える正常な画
像を形成することができない。
【0023】この問題を解決するために、同図(b) に示
すように、接続される2個のヘッドチップ31−1、3
1−2に、夫々の接続方向つまりチップ境界32方向
に、夫々同一の傾きを持たせたノズル33を形成し、こ
れにより、夫々接続方向に同一の傾きを持ったインク滴
の飛翔軌跡34−1、34−2を形成するようにした長
尺プリンタヘッドが提案されている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
図5(b) に示す方式では、各ヘッドチップは接続方向に
同一の傾きを持たせる構成であるため2個のヘッドチッ
プを接続できるだけで3個以上は接続できない。従っ
て、1個のヘッドチップが、例えばA4判の用紙幅に対
応するライン式プリンタヘッドを作成するには、その半
分の長さつまりA6判の用紙幅に対応する長尺ヘッドチ
ップとなり、図5(a) のライン式プリンタヘッドの場合
と同様に低歩留りの問題が発生し、現実的な解決策とは
言い難いものであった。
【0025】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
マルチアレイ化しても並設ヘッド間に印字空白部を発生
させず且つマルチアレイ式プリンタを小型化を促進する
と共に高い製造歩留まりで製造可能とするインクジェッ
トプリンタヘッドを提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
インクジェットプリンタヘッドの構成を述べる。本発明
のインクジェットプリンタヘッドは、基板上に互いに離
隔させて並設されインクを吐出させる為の圧カエネルギ
ーを発生させる複数のエネルギー発生素子からなるエネ
ルギー発生素子列と、上記エネルギー発生素子に対応し
て設けられ上記エネルギー発生素子が発生させた圧力に
よりインクを所定方向に吐出させる複数の吐出ノズルか
らなる吐出ノズル列とを有し、インクが吐出される吐出
面から所定長離隔した記録媒体面に吐出インクを着弾さ
せて印字ドットを形成するインクジェットプリンタヘッ
ドであって、上記吐出ノズル列は、両端部に位置する夫
々複数個の端部吐出ノズルと上記両端部以外の中央部に
位置する中央部吐出ノズルからなり、少なくとも上記端
部吐出ノズルの各ノズル中心軸方向を、上記吐出面の法
線方向に対して上記端部吐出ノズルが位置する端部側
へ、上記端部吐出ノズルにより得られる印字ドットの間
隔が等しくなるように傾けて構成される。
【0027】上記各ノズル中心軸方向の傾きは、例えば
請求項2記載のように、上記端部吐出ノズルのみに形成
されているように構成しても良い。また、例えば請求項
3記載のように、上記端部吐出ノズルに対応するエネル
ギー発生素子の並設問隔は、全ての印字ドットの間隔が
等しくなるように上記中央部吐出ノズルに対応するエネ
ルギー発生素子の間隔よりも所定距離だけ小さく形成さ
れているように構成しても良い。
【0028】また、上記各ノズル中心軸方向の傾きは、
例えば請求項4記載のように、全ての上記印字ドットの
間隔が等しくなるように全ての上記吐出ノズルに対して
形成されているように構成することが好ましい。
【0029】また、上記インクジェットプリンタヘッド
は、例えば請求項5記載のように、主走査方向に複数個
並設されてマルチアレイ式インクジェットプリンタを形
成する。その場合、請求項6記載のように、隣接する上
記インクジェットプリンタヘッドの少なくとも隣接する
各端部吐出ノズルにより形成される印字ドットの間隔が
等しくなるように、それら端部吐出ノズルのノズル中心
軸方向を傾けるのがよい。また、上記エネルギー発生素
子は、例えば請求項7記載のように、発熱により気泡を
発生させてインクを吐出させるサーマルジェット方式の
エネルギー発生素子であってもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、一実施の形態におけ
るヘッドチップの概略図である。同図に示すヘッドチッ
プ40は、シリコンウエハ41と、その上に抵抗発熱部
や電極が形成された後に積層された隔壁42の層と、オ
リフイスプレート43とを示し、抵抗発熱部や電極及び
ノズルの詳細は図示を省略している。同図に示すよう
に、このヘッドチップ40は、中央領域44、その両側
の端部領域45、更にその外側のノズル無し領域46か
ら成る。このヘッドチップ40のインク吐出面47(オ
リフィスプレート43の表面)に対向し且つ近接する位
置を、記録媒体である用紙48が搬送される。
【0031】図2(a) は、上記ヘッドチップ40の中央
領域44のノズルの形状とインク滴の飛翔方向について
説明する図であり、同図(b) は、そのヘッドチップ40
の端部領域45のノズルの形状とインク滴の飛翔方向に
ついて説明する図である。同図(a),(b) には、図1で図
示を省略したノズル形状の他に、抵抗発熱部、隔壁を詳
細に示している。また、同図(a),(b) に示す抵抗発熱部
49及び隔壁51の構成は、図6(a) に示した抵抗発熱
部7及び隔壁15の構成と同一である。
【0032】本例のヘッドチップ40の中央領域44で
は、図2(a) に示すように、ノズル52(中央部ノズル
52−1)のノズル中心軸は、ヘッドチップ40のイン
ク吐出面47に対して垂直方向、つまり法線方向に向け
て形成されている。そして、ノズル52の底面の中心点
55は抵抗発熱部49の中心点56の垂線上に一致する
ように形成されている。
【0033】したがって、同図(a) に示すように、ノズ
ル52−1から吐出されるインク滴の飛翔軌跡53は、
インク吐出面47及び抵抗発熱部49の面に対して垂直
であり、吐出されたインク滴の着弾点54に形成される
印字ドット間のピッチは抵抗発熱部49の配設ピッチd
と等しくなっている。
【0034】これに対して本例のヘッドチップ40の端
部領域45では、前述した隣接ヘッドチップ間の印字空
白部を解消するため、同図(b) に示すうように、端部ノ
ズル52−2(52−2n )の各ノズル中心軸は(n=
1、2、3、・・・、N、但しNは端部ノズル52−2
の数)、ヘッドチップ40のインク吐出面47の法線方
向に対して、それら端部ノズル52−2が位置する端部
領域45の端部側(図2(b) の右方)へ、そのノズルに
特有の角度θn だけ傾けて形成されている。なお、この
ノズル中心軸に傾きを有する端部ノズル52−2の孔空
け処理は、例えばエキシマレーザー等による孔空け技術
を用いて行うことができる。
【0035】上述の傾き角度θn は、抵抗発熱部49の
中心点56に立てた垂線と、端部ノズル52−2の底面
の中心点55と端部印字ドットの中心点58を結ぶ線と
がなす角度である。また、この場合も、端部ノズル52
−2の底面の中心点55は、抵抗発熱部49の中心点5
6の垂線上に一致するように形成されている。
【0036】このように端部ノズル52−2が角度θn
だけ傾いているので、端部ノズル52−2から吐出され
るインク滴はインク吐出面47に対して角度θn だけ傾
いた飛翔軌跡57を描いて用紙48に着弾して印字ドッ
トを形成する。この場合、傾き角度θn は、これら端部
ノズル52−2により得られる印字ドット間の間隔が全
てd1で等しくなるように設定されている。
【0037】ここで、図2(b) のn番目の端部ノズル5
2−2n に着目すると、この端部ノズル52−2n によ
る印字ドットの中心点58と、抵抗発熱部49の中心点
56から立てた垂線と用紙48との交点59(垂直方向
印字ドットの着弾点)との間の変位量xn は、オリフィ
スプレート43の底面と用紙48との距離をLとし、以
降、xn をx(n)、θn をθ(n)で表わすこととし
て、次式 x(n)=L×tanθ(n) ・・・・・・・・・(1) で表される。つまり、ノズル中心軸が θ(n)=arctan{x(n)/L} ・・・・・・(2) を満たすθ(n)の傾きを持つノズル52−2を形成す
ることで、任意の変位量x(n)の位置に印字ドットを
着弾させることが可能である。
【0038】本例では、図2(b) に示すように、端部領
域45においては、理由は後述するが、抵抗発熱部49
の配設ピッチd、つまり同図(a) の中央領域44の印字
ドットのピッチdよりもΔdだけ広いピッチd1 で印字
ドットが着弾するように設定されている。
【0039】上記のように、隣接する端部ノズル52−
2n と52−2n+1 で、常に抵抗発熱部49の配設ピッ
チdよりもΔdだけ広いピッチd1 を維持しようとする
ときには、端部ノズル52−2n+1 のノズル中心軸の傾
き角度θn+1 は前段の端部ノズル52−2n のノズル中
心軸の傾き角度θn よりも大きくなる。すなわち、端部
ノズル52−2の傾き角度θ、つまりインク滴飛翔軌跡
の傾き角度は、端部に行くほど徐々に大きく広がってい
く。
【0040】図3は、端部領域45においてインク滴飛
翔軌跡の傾き角度が端部に行くほど徐々に大きくなって
いく状態を示す図である。同図に示すように、ヘッドチ
ップ40の最端部(図では右最端部を示している)に
は、幅D0 の前述したノズル無し領域46が存在する。
【0041】そして、本例では、中央領域44の中央部
ノズル52−1から吐出されるインク滴によるインク滴
飛翔軌跡53を描く着弾点のピッチdに対して、端部領
域45の端部ノズル52−2により吐出されるインク滴
飛翔軌跡57を描く着弾点はピッチd1 で形成される。
そして、最端部の端部ノズル52−2N で形成される着
弾点62は、チップ境界61からd1 /2だけ内側に入
った位置に形成される必要がある。これにより、右方に
隣接するヘッドチップの左最端部の端部ノズルによる着
弾点との間にピッチd1 を形成することができる。
【0042】このとき最端部の端部ノズル52−2N で
形成される着弾点62の、抵抗発熱部49の中心に立つ
垂線と用紙48との交点からの変位量Dは、次式 D=D0 −d1 /2+d/2 ・・・・・・(3) で求めることができる。そして、この変位量Dは、上述
した式(1)のx(n)のnがNになったとき、つまり
x(N)であり、したがって、式(1)から導かれた式
(2)のx(n)に式(3)を代入すれば、式(2)の
θ(n)は、最端部の端部ノズル52−2N のノズル傾
斜角度θ(N)となる。
【0043】ところで、上記の変位量Dは、ピッチd1
を維持するために、図2(b) のΔdを図3に示す1番目
の端部ノズル52−21 から最端部つまりN番目の端部
ノズル52−2N まで直前の変位量に対して繰り返し加
算されてきたものである。すなわち、D=Δd×Nであ
る。これからΔdは、 Δd=D/N ・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) として導き出すことができる。
【0044】そして、中間の端部ノズル52−2n の変
位量x(n)は、x(n)=Δd×nであるから、上記
の式(4)から x(n)=n×D/N ・・・・・・・・・・・・・(5) である。そして、上記の式(5)及び前述の式(2)よ
り、 θ(n)=arctan{n×(D/N)/L} すなわち、 θ(n)=arctan{n×D/(N×L)} ・・・(6) として、この式(6)により、図3において、各々の端
部ノズル52−2n のノズル傾斜角度θ(n)を求める
ことができる。また、d1 は、d1 =d+Δdであり、
これと式(4)から d1 =d+D/N ・・・・・・・・・・・・・・・・・(7) である。ここで、端部ノズルの数Nを充分に大きくとれ
ば、d1 とdはほぼ等しく、d1 ≒dとなり、画像とし
て問題の無い、つまり視覚的に支障のない画像を形成し
て、図6(a) で取り上げた印字不可能領域29の問題を
解消できる。
【0045】尚、ヘッドチップ40の左端部の端部領域
45の端部ノズルのノズル傾斜角度の傾きは、上述した
右端部の端部領域45の端部ノズルのノズル傾斜角度の
傾きと逆向きである。
【0046】また、上記のヘッドチップ40において、
中央領域44の抵抗発熱部49及び中央部ノズル52−
1の配設密度dよりも、端部領域45の抵抗発熱部49
及び端部ノズル52−2の配設密度をΔdだけ密にす
る。すなわち、端部領域45の抵抗発熱部49及び端部
ノズル52−2の配設密度d2 を、 d2 =d−D/N ・・・・・・・・・・・・・・・・・(8) とすれば、印字ドットの着弾ピッチを全てdにすること
ができる。
【0047】また、中央領域と端部領域の区別を無く
し、ヘッドチップの中心にノズルを設ける場合はその中
心の1本のノズルを除いた全てのノズル、ヘッドチップ
の中心にノズルを設けない場合は全てのノズルを、ヘッ
ドチップの中心から左右に分けて、左右それぞれの全て
のノズルのノズル中心軸に端部方向への傾きを持たせて
形成しても、印字ドットの着弾ピッチを全てdにするこ
とができる。これは、上述したNを充分に大きくとれな
い場合に有効な方法である。
【0048】また、ヘッドチップのノズル中心軸の傾き
をより大きくして最端部のノズルによる飛翔インクの着
弾点の変位量Dを充分に大きくとるようにすれば、印字
領域をヘッドチップの長さより広くとることも可能であ
る。この場合、隣接するヘッドチップ間でオーバーラッ
プする印字ドットをランダムに選択して印字することに
より、ラインヘッド製造時のヘッドチップの位置ズレに
よる印字品質の低下を低減させることができる。
【0049】また、上記のように飛翔インクの着弾点の
変位量Dを充分に大きくとって印字領域をヘッドチップ
の長さより広くとると、ヘッドチップ間に隙間を開けて
配置することができ、ヘッドチップを親基板にボンディ
ングする作業が、より容易になる。
【0050】また、上述した実施の形態及び変形例で
は、いずれもラインプリンタのプリンタヘッド用ヘッド
チップとして説明しているが、インク滴飛翔軌跡に傾斜
を持たせたヘッドチップは、ラインプリンタのプリンタ
ヘッド用と限ることなく、シリアルプリンタのプリンタ
ヘッドに用いても良い。これにより、ノズル列の長さよ
りも広い印字領域を持ったシリアルプリンタ用のプリン
タヘッドを構成することができ、用紙上の印字領域を従
来同様とした場合にはプリンタヘッドを小型化してコス
トダウンを実現できる。また、プリンタヘッドの大きさ
を従来同様とした場合には1回の主走査で用紙上の印字
可能な領域を大きくできるので、印字の高速化を促進す
ることが可能となる。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、少なくともヘッド端部の複数の吐出ノズルのノズ
ル中心軸をこれら吐出ノズルによる印字ドットの間隔が
等しく広げられるように傾けるので、ヘッドを直線状に
並設してマルチアレイ化した場合に並設ヘッド間の印字
空白部を発生させずに高度な品質の印字画像を高速度で
得ることが可能となる。また、複数のヘッドを直線状に
並設してマルチアレイ式インクジェットヘッドを形成で
きるから、ヘッド全体の副走査方向の寸法を構成ヘッド
の副走査方向の寸法と同一に形成することができ、これ
により、マルチアレイ式インクジェットプリンタヘッド
を小型に構成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるヘッドチップの概略図で
ある。
【図2】(a) はヘッドチップの中央領域のノズルの形状
とインク滴の飛翔方向について説明する図、(b) はヘッ
ドチップの端部領域のノズルの形状とインク滴の飛翔方
向について説明する図である。
【図3】端部領域においてインク滴飛翔軌跡の傾き角度
が端部に行くほど徐々に大きくなっていく状態を示す図
である。
【図4】(a),(b),(c) は従来のプリンタヘッドの概略の
製法と構成を示す図である。
【図5】(a),(b),(c) は従来のライン式のプリンタヘッ
ドとして想定される構成を夫々示す図である。
【図6】(a) は従来のマルチアレイ式配置の問題点を説
明するライン式プリンタヘッドの拡大断面図、(b) はそ
の問題点を解決すべく提案されている方法を示す図であ
る。
【符号の説明】
1(1−1、1−2、1−3、・・・) プリンタヘ
ッド(ヘッドチップ) 2 シリコンウエハ 3 ノズル列 4 ノズル 5 チップ基板 6 駆動回路 7 抵抗発熱部 8 個別配線電極 9 給電用端子 11 共通電極 12 隔壁 13 インク供給溝 14 インク供給孔 15 オリフィス板 16 熱可塑性接着材 17 インク通路 18 信号用端子 20、20′、20″ 実装基板 21 単体チップ基板の長尺化プリンタヘッド 22 千鳥配列のライン式プリンタヘッド 23 ライン式プリンタヘッド 24 チップ境界 25 ノズル形成不可能領域 26 飛翔軌跡 27 インク吐出面 28 用紙 29 印字不可能領域 31−2、31−2 ヘッドチップ 32 チップ境界 33 ノズル 34−1、34−2 飛翔軌跡 40 ヘッドチップ 41 シリコンウエハ 42 隔壁 43 オリフイスプレート 44 中央領域 45 端部領域 46 ノズル無し領域 48 記録媒体(用紙) 49 抵抗発熱部 51 隔壁 52 ノズル 52−1 中央部ノズル 52−2 端部ノズル 53 インク滴飛翔軌跡 54 着弾点 55 ノズル底面中心点 56 抵抗発熱部中心点 57 インク滴飛翔軌跡 58 端部印字ドットの中心点 59 抵抗発熱部の中心点から立てた垂線と用紙との交
点 61 チップ境界 62 着弾点

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に互いに離隔させて並設されイン
    クを吐出させる為の圧カエネルギーを発生させる複数の
    エネルギー発生素子からなるエネルギー発生素子列と、
    前記エネルギー発生素子に対応して設けられ前記エネル
    ギー発生素子が発生させた圧力によりインクを所定方向
    に吐出させる複数の吐出ノズルからなる吐出ノズル列と
    を有し、インクが吐出される吐出面から所定長離隔した
    記録媒体面に吐出インクを着弾させて印字ドットを形成
    するインクジェットプリンタヘッドであって、 前記吐出ノズル列は、両端部に位置する夫々複数個の端
    部吐出ノズルと前記両端部以外の中央部に位置する中央
    部吐出ノズルからなり、少なくとも前記端部吐出ノズル
    の各ノズル中心軸方向を、前記吐出面の法線方向に対し
    て前記端部吐出ノズルが位置する端部側へ、前記端部吐
    出ノズルにより得られる印字ドットの間隔が等しくなる
    ように傾けたことを特徴とするインクジェットプリンタ
    ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記各ノズル中心軸方向の傾きは、前記
    端部吐出ノズルのみに形成されていることを特徴とする
    請求項1記載のインクジェットプリンタヘッド。
  3. 【請求項3】 前記端部吐出ノズルに対応するエネルギ
    ー発生素子の並設間隔は、全ての印字ドットの間隔が等
    しくなるように前記中央部吐出ノズルに対応するエネル
    ギー発生素子の間隔よりも所定距離だけ小さく形成され
    ていることを特徴とする請求項2記載のインクジェット
    プリンタヘッド。
  4. 【請求項4】 各前記ノズル中心軸方向の傾きは、全て
    の前記印字ドットの間隔が等しくなるように全ての前記
    吐出ノズルに対して形成されていることを特徴とする請
    求項1記載のインクジェットプリンタヘッド。
  5. 【請求項5】 前記インクジェットプリンタヘッドは、
    主走査方向に複数個並設されてマルチアレイ式インクジ
    ェットプリンタを形成することを特徴とする請求項1、
    2、3又は4記載のインクジェットプリンタヘッド。
  6. 【請求項6】 隣接する前記インクジェットプリンタヘ
    ッドの少なくとも隣接する各端部吐出ノズルにより形成
    される印字ドットの間隔が等しくなるように、前記端部
    吐出ノズルのノズル中心軸方向を傾けたことを特徴とす
    る請求項5記載のインクジェットプリンタヘッド。
  7. 【請求項7】 前記エネルギー発生素子は、発熱により
    気泡を発生させてインクを吐出させるサーマルジェット
    方式のエネルギー発生素子であることを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5又は6記載のインクジェットプリ
    ンタヘッド。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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