JP2001064266A - フェニルウラシル化合物及びその用途 - Google Patents

フェニルウラシル化合物及びその用途

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JP2001064266A
JP2001064266A JP23697699A JP23697699A JP2001064266A JP 2001064266 A JP2001064266 A JP 2001064266A JP 23697699 A JP23697699 A JP 23697699A JP 23697699 A JP23697699 A JP 23697699A JP 2001064266 A JP2001064266 A JP 2001064266A
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methyl
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JP23697699A
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Masayuki Enomoto
雅之 榎本
Tomohiko Goto
友彦 後藤
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた除草効力を有する化合物を提供するこ
と。 【解決手段】一般式 化1 【化1】 [式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は水
素原子、C1−C3アルキル基またはC1−C3アルコ
キシ基を表し、R3は水素原子またはC1−C3アルキ
ル基を表し、R4は水素原子、C1−C6アルキル基、
C3−C6アルケニル基またはC3−C6アルキニル基
を表し、Aは酸素原子またはNH基を表す。]で示され
るフェニルウラシル化合物及びこれを有効成分とする除
草剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフェニルウラシル化
合物およびそれを有効成分として含有する除草剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、数多くの除草剤が市販され、使用
されているが、防除の対象となる雑草は種類も多く、発
生も長期にわたるため、より除草効果が高く、幅広い殺
草スペクトラムを有し、作物に対し薬害の問題を生じな
い除草剤が求められている。特開昭63―41466号
公報において、ある種のフェニルウラシル化合物が除草
活性を有することが開示されているが、これらのフェニ
ルウラシル化合物が除草剤として十分な性能を有するも
のではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は除草剤として
優れた性能を有する化合物を提供することを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは除草剤とし
て優れた性能を有する化合物を見出すべく鋭意検討した
結果、下記一般式 化2で示されるフェニルウラシル化
合物が除草剤として優れた性能を有することを見出し、
本発明に至った。即ち、本発明は、一般式 化2
【化2】 [式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は水
素原子、C1−C3アルキル基またはC1−C3アルコ
キシ基を表し、R3は水素原子またはC1−C3アルキ
ル基を表し、R4は水素原子、C1−C6アルキル基、
C3−C6アルケニル基またはC3−C6アルキニル基
を表し、Aは酸素原子またはNH基を表す。]で示され
るフェニルウラシル化合物(以下、本発明化合物と記
す。)およびそれを有効成分として含有する除草剤を提
供する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明において、R2及びR3で示
されるC1−C3アルキル基としては、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基が挙げら
れ、R2で示されるC1−C3アルコキシ基としては、
例えばメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプ
ロポキシ基が挙げられ、R4で示されるC1−C6アル
キル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル
基、アミル基、イソアミル基、t−アミル基、ヘキシル
基等が挙げられ、C3−C6アルケニル基としては、ア
リル基、1−メチル−2−プロぺニル基、2−メチル−
2−プロぺニル基、1,1−ジメチル−2−プロぺニル
基、2−ブテニル基、3−ブテニル基、1−メチル−2
−ブテニル基、1,1−ジメチル−2−ブテニル基、3
−メチル−2−ブテニル基、2−メチル−2−ブテニル
基等が挙げられ、C3−C6アルキニル基としては、プ
ロパルギル基、1−メチル−2−プロピニル基、1,1
―ジメチル−2−プロピニル基、2−ブチニル基、3−
ブチニル基、1−メチル−2−ブチニル基、1,1−ジ
メチル−2−ブチニル基等が挙げられる。除草活性の点
から好ましい置換基としては、R1がメチル基であるも
のが挙げられる。本発明化合物のあるものは、不斉炭素
原子に基づく光学異性体、ジアステレオマーが存在する
場合があるが、これらの光学異性体、ジアステレオマー
もすべて本発明に含まれることはもちろんである。
【0006】本発明化合物の製造法について説明する。 (製造法1) 一般式 化3
【化3】 [式中、R1、R2及びR3は前記と同じ意味を表す。]で
示されるカルボン酸化合物と一般式 化4
【化4】 [式中、R4及びAは前記と同じ意味を表す。]で示され
る化合物より製造する方法。該方法は例えば、一般式
化3で示されるカルボン酸化合物と塩素化剤とを反応さ
せることにより、一般式 化3で示されるカルボン酸化
合物の酸塩素化物とした(以下、工程1−1と記す。)
後、塩基の存在下で、一般式 化4で示される化合物と
反応させる(以下、工程1−2と記す。)ことにより行
われる。工程1―1は、無溶媒または溶媒中で行われ、
反応温度の範囲は通常0〜150℃であり、反応時間の
範囲は通常瞬時〜24時間である。反応に供される試剤
の量は、一般式 化3で示されるカルボン酸化合物1モ
ルに対して塩素化剤は1モルの割合が理論量であるが、
反応の状況に応じて1モル〜過剰量の範囲で任意に変化
させることができる。反応に用いられる塩素化剤として
は、例えば塩化チオニル、塩化スルフリル、ホスゲン、
塩化オキサリル、三塩化リン、五塩化リン、オキシ塩化
リン等が挙げられ、溶媒としては、例えばn−ヘキサ
ン、n−ヘプタン、n−ノナン、n−デカン、リグロイ
ン、シクロヘキサン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素
類、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳
香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化
炭素、1,2−ジクロロエタン、1,2,3−トリクロ
ロプロパン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、モノクロ
ロベンゼン、ジクロロベンゼン、ベンゾトリフルオリド
等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、メチル−t−ブチルエーテ
ル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレ
ングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、あるい
はそれらの混合物が挙げられる。反応終了後は、通常、
反応液を減圧条件下に濃縮し、濃縮残渣をそのまま工程
1−2の原料として使用する。工程1−2は、塩基の存
在下、無溶媒または溶媒中で行われ、反応温度の範囲は
通常−20〜100℃であり、反応時間の範囲は通常瞬
時〜24時間である。反応に供される試剤の量は、工程
1−1で用いた一般式 化3で示されるカルボン酸化合
物1モルに対して塩基および一般式 化4で示される化
合物はそれぞれ1モルの割合が理論量であるが、反応の
状況に応じてそれぞれ1モル〜過剰量の範囲で任意に変
化させることができる。反応に用いられる塩基として
は、例えば炭酸水素リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭
酸水素カリウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等の無機塩基、ピリジン、キノリン、4−ジメ
チルアミノピリジン、2−ピコリン、3−ピコリン、4
−ピコリン、2,3−ルチジン、2,4−ルチジン、
2,5−ルチジン、2,6−ルチジン、3,4−ルチジ
ン、3,5−ルチジン、3−クロロピリジン、2−エチ
ル−3−メチルピリジン、5−エチル−2−メチルピリ
ジン等の含窒素芳香族化合物、トリエチルアミン、ジイ
ソプロピルエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、
トリ−n−ブチルアミン、ベンジルジメチルアミン、フ
ェネチルジメチルアミン、N−メチルモルホリン、1,
8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック−7−エ
ン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−
エンまたは1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オク
タン等の第3級アミン類が挙げられ、溶媒としては、例
えばn−ヘキサン、n−ヘプタン、n−ノナン、n−デ
カン、リグロイン、シクロヘキサン、石油エーテル等の
脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、メ
シチレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロ
ホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、1,
2,3−トリクロロプロパン等の脂肪族ハロゲン化炭化
水素類、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ベン
ゾトリフルオリド等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、ジ
エチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチル−t
−ブチルエーテル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエー
テル類、あるいはそれらの混合物が挙げられる。反応終
了後は、例えば以下に示す方法により後処理操作を行う
ことにより目的の本発明化合物を得ることができる。 1)反応液を水に注加し、これを有機溶媒抽出し、該有
機層を乾燥、濃縮する。 2)反応液をそのまま濃縮するか、または、濾過し該濾
液を濃縮する。 尚、本発明化合物は、クロマトグラフィー、再結晶等の
操作によって精製することも可能である。
【0007】また、一般式 化3で示されるカルボン酸
化合物と一般式 化4で示される化合物より本発明化合
物を製造する方法は、上記の方法に限らず、縮合剤(例
えば、カルボニルジイミダゾール、ジシクロヘキシルカ
ルボジイミド等)を用いて反応させる方法等の公知の方
法により行うことも可能である。一般式 化3で示され
る化合物は、一般式 化5
【化5】 [式中、R1は前記と同じ意味を表す。]で示されるカル
ボン酸化合物と、一般式 化6
【化6】 [式中、R2及びR3は前記と同じ意味を表す。]で示され
る2−ヒドロキシカルボン酸化合物より製造することが
できる。該方法は例えば、一般式 化5で示されるカル
ボン酸化合物と塩素化剤とを反応させることにより、一
般式 化5で示されるカルボン酸化合物の酸塩素化物と
した(以下、工程1−3と記す。)後、塩基の存在下
で、一般式 化6で示される2−ヒドロキシカルボン酸
化合物と反応させる(以下、工程1−4と記す。)こと
により行われる。工程1−3は、無溶媒または溶媒中で
行われ、反応温度の範囲は通常0〜150℃であり、反
応時間の範囲は通常瞬時〜24時間である。反応に供さ
れる試剤の量は、一般式 化5で示されるカルボン酸化
合物1モルに対して塩素化剤は1モルの割合が理論量で
あるが、反応の状況に応じて1モル〜過剰量の範囲で任
意に変化させることができる。反応に用いられる塩素化
剤としては、例えば塩化チオニル、塩化スルフリル、ホ
スゲン、塩化オキサリル、三塩化リン、五塩化リン、オ
キシ塩化リン等が挙げられ、溶媒としては、例えばn−
ヘキサン、n−ヘプタン、n−ノナン、n−デカン、リ
グロイン、シクロヘキサン、石油エーテル等の脂肪族炭
化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシチレン
等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、
四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、1,2,3−ト
リクロロプロパン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、モ
ノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ベンゾトリフル
オリド等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、メチル−t−ブチルエ
ーテル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エ
チレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類、あ
るいはそれらの混合物が挙げられる。反応終了後は、通
常、反応液を減圧条件下に濃縮し、濃縮残渣をそのまま
工程1−4の原料として使用する。工程1−4は、塩基
の存在下、無溶媒または溶媒中で行われ、反応温度の範
囲は通常−20〜100℃であり、反応時間の範囲は通
常瞬時〜24時間である。反応に供される試剤の量は、
工程1−3で用いた一般式 化5で示されるカルボン酸
化合物1モルに対して塩基および一般式 化6で示され
る2−ヒドロキシカルボン酸化合物はそれぞれ1モルの
割合が理論量であるが、反応の状況に応じてそれぞれ1
モル〜過剰量の範囲で任意に変化させることができる。
反応に用いられる塩基としては、例えば炭酸水素リチウ
ム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸リチ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ピ
リジン、キノリン、4−ジメチルアミノピリジン、2−
ピコリン、3−ピコリン、4−ピコリン、2,3−ルチ
ジン、2,4−ルチジン、2,5−ルチジン、2,6−
ルチジン、3,4−ルチジン、3,5−ルチジン、3−
クロロピリジン、2−エチル−3−メチルピリジン、5
−エチル−2−メチルピリジン等の含窒素芳香族化合
物、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、
トリ−n−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、
ベンジルジメチルアミン、フェネチルジメチルアミン、
N−メチルモルホリン、1,8−ジアザビシクロ[5.
4.0]ウンデック−7−エン、1,5−ジアザビシク
ロ[4.3.0]ノン−5−エンまたは1,4−ジアザ
ビシクロ[2.2.2]オクタン等の第3級アミン類が
挙げられ、溶媒としては、例えばn−ヘキサン、n−ヘ
プタン、n−ノナン、n−デカン、リグロイン、シクロ
ヘキサン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族炭化水
素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,
2−ジクロロエタン、1,2,3−トリクロロプロパン
等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、モノクロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、ベンゾトリフルオリド等の脂肪
族ハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、1,4
−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコー
ルジメチルエーテル等のエーテル類、あるいはそれらの
混合物が挙げられる。反応終了後は、例えば以下に示す
方法により後処理操作を行うことにより目的の化合物を
得ることができる。 1)反応液を水に注加し、これを有機溶媒抽出し、該有
機層を乾燥、濃縮する。 2)反応液をそのまま濃縮するか、または、濾過し該濾
液を濃縮する。 尚、該化合物は、クロマトグラフィー、再結晶等の操作
によって精製することも可能である。
【0008】また、一般式 化5で示されるカルボン酸
化合物と一般式 化6で示される2−ヒドロキシカルボ
ン酸化合物より本発明化合物を製造する方法は、上記の
方法に限らず、縮合剤(例えば、カルボニルジイミダゾ
ール、ジシクロヘキシルカルボジイミド等)を用いて反
応させる方法等の公知の方法により行うことも可能であ
る。
【0009】(製造法2)一般式 化5で示されるカル
ボン酸化合物と、一般式 化7
【化7】 [式中、R2、R3、R4及びAは前記と同じ意味を表
す。]で示されるアルコール化合物から製造する方法 該方法は例えば、一般式 化5で示されるカルボン酸化
合物と塩素化剤とを反応させることにより、一般式 化
5で示されるカルボン酸化合物の酸塩素化物とした(以
下、工程2−1と記す。)後、塩基の存在下で、一般式
化7で示されるアルコール化合物と反応させる(以
下、工程2−2と記す。)ことにより行われる。工程2
―1は、無溶媒または溶媒中で行われ、反応温度の範囲
は通常0〜150℃であり、反応時間の範囲は通常瞬時
〜24時間である。反応に供される試剤の量は、一般式
化5で示されるカルボン酸化合物1モルに対して塩素
化剤は1モルの割合が理論量であるが、反応の状況に応
じて1モル〜過剰量の範囲で任意に変化させることがで
きる。反応に用いられる塩素化剤としては、例えば塩化
チオニル、塩化スルフリル、ホスゲン、塩化オキサリ
ル、三塩化リン、五塩化リン、オキシ塩化リン等が挙げ
られ、溶媒としては、例えばn−ヘキサン、n−ヘプタ
ン、n−ノナン、n−デカン、リグロイン、シクロヘキ
サン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、
トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族炭化水素
類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2
−ジクロロエタン、1,2,3−トリクロロプロパン等
の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、モノクロロベンゼン、
ジクロロベンゼン、ベンゾトリフルオリド等の脂肪族ハ
ロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、1,4−ジ
オキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジ
メチルエーテル等のエーテル類、あるいはそれらの混合
物が挙げられる。反応終了後は、通常、反応液を減圧条
件下に濃縮し、濃縮残渣をそのまま工程2−2の原料と
して使用する。工程2−2は、塩基の存在下、無溶媒ま
たは溶媒中で行われ、反応温度の範囲は通常−20〜1
00℃であり、反応時間の範囲は通常瞬時〜24時間で
ある。反応に供される試剤の量は、式 化3で示される
カルボン酸化合物1モルに対して塩基および一般式 化
7で示されるアルコール化合物はそれぞれ1モルの割合
が理論量であるが、反応の状況に応じてそれぞれ1モル
〜過剰量の範囲で任意に変化させることができる。反応
に用いられる塩基としては、例えば炭酸水素リチウム、
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸リチウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ピリ
ジン、キノリン、4−ジメチルアミノピリジン、2−ピ
コリン、3−ピコリン、4−ピコリン、2,3−ルチジ
ン、2,4−ルチジン、2,5−ルチジン、2,6−ル
チジン、3,4−ルチジン、3,5−ルチジン、3−ク
ロロピリジン、2−エチル−3−メチルピリジン、5−
エチル−2−メチルピリジン等の含窒素芳香族化合物、
トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリ
−n−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、ベン
ジルジメチルアミン、フェネチルジメチルアミン、N−
メチルモルホリン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.
0]ウンデック−7−エン、1,5−ジアザビシクロ
[4.3.0]ノン−5−エンまたは1,4−ジアザビ
シクロ[2.2.2]オクタン等の第3級アミン類が挙
げられ、溶媒としては、例えばn−ヘキサン、n−ヘプ
タン、n−ノナン、n−デカン、リグロイン、シクロヘ
キサン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族炭化水
素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,
2−ジクロロエタン、1,2,3−トリクロロプロパン
等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、モノクロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、ベンゾトリフルオリド等の脂肪
族ハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、1,4
−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコー
ルジメチルエーテル等のエーテル類、あるいはそれらの
混合物が挙げられる。反応終了後は、例えば以下に示す
方法により後処理操作を行うことにより目的の本発明化
合物を得ることができる。 1)反応液を水に注加し、これを有機溶媒抽出し、該有
機層を乾燥、濃縮する。 2)反応液をそのまま濃縮するか、または必要に応じて
濾過し該濾液を濃縮する。 尚、本発明化合物は、クロマトグラフィー、再結晶等の
操作によって精製することも可能である。また、一般式
化5で示されるカルボン酸化合物と一般式 化7で示
されるアルコール化合物より本発明化合物を製造する方
法は、上記の方法に限らず、縮合剤(例えば、カルボニ
ルジイミダゾール、ジシクロヘキシルカルボジイミド
等)を用いて反応させる方法等の公知の方法により行う
ことも可能である。
【0010】(製造法1)および(製造法2)の原料化
合物となる一般式 化5で示されるカルボン酸化合物
は、2−[2−クロロ−4−フルオロ−5−{3−メチ
ル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−
1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル}
フェノキシ]プロピオン酸エチルまたは、2−[2−ク
ロロ−4−フルオロ−5−{3−メチル−2,6−ジオ
キソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−
テトラヒドロピリミジン−1−イル}フェノキシ]酢酸
エチル(いずれも特開昭63−41466号公報で公知
の化合物)を酸加水分解することにより製造することが
できる。
【0011】本発明化合物は、優れた除草効力を有し、
また、作物・雑草間に優れた選択性を示し得る。例え
ば、本発明化合物は、畑地の茎葉処理および土壌処理に
おいて、次に挙げられる問題となる種々の雑草に対して
除草効力を有する。 タデ科雑草 ソバカズラ(Polygonum convolvulus)、サナエタデ(Poly
gonum lapathiolium)、アメリカサナエタデ(Polygonum
pensylvanicum)、ハルタデ(Polygonum persicaria)、ナ
ガバギシギシ(Rumex crispus)、エゾノギシギシ(Rumex
obtusifolius)、イタドリ(Polygonum cuspidatum) スベリヒユ科雑草 スベリヒユ(Portulaca oleracea) ナデシコ科雑草 ハコベ(Stellaria media) アカザ科雑草 シロザ(Chenopodium album)、ホウキギ(Kochia scopari
a) ヒユ科雑草 アオゲイトウ(Amaranthus retroflexus)、ホナガアオゲ
イトウ(Amaranthus hybridus) アブラナ科雑草 ワイルドラディッシュ(Raphanus raphanistrum)、ノハ
ラガラシ(Sinapis arvensis)、ナズナ(Capsella bursa
−pastoris) マメ科雑草 アメリカツノクサネム(Sesbania exaltata)、エビスグ
サ(Cassia obtusifolia)、フロリダベガーウィード(Des
modium tortuosum)、シロツメクサ(Trifoliumrepens) アオイ科雑草 イチビ(Abutilon theophrasti)、アメリカキンゴジカ
(Sida spinosa) スミレ科雑草 フィールドパンジー(Viola arvensis)、ワイルドパンジ
ー(Viola tricolor)アカネ科雑草 ヤエムグラ (Galium aparine) ヒルガオ科雑草 アメリカアサガオ (Ipomoea hederacea)、マルバアサガ
オ (Ipomoea purpurea) 、マルバアメリカアサガオ (Ip
omoea hederacea var integriuscula)、マメアサガオ
(Ipomoea lacunosa) 、セイヨウヒルガオ(Convolvulus
arvensis) シソ科雑草 ヒメオドリコソウ(Lamium purpureum)、ホトケノザ(Lam
ium amplexicaule) ナス科雑草 シロバナチョウセンアサガオ (Datura stramonium)、イ
ヌホオズキ (Solanumnigrum) ゴマノハグサ科雑草 オオイヌノフグリ(Veronica persica)、フラサバソウ
(Veronica hederaefolia) キク科雑草 オナモミ(Xanthium pensylvanicum)、野生ヒマワリ(Hel
ianthus annuus)、イヌカミツレ(Matricaria perforata
or inodora)、コーンマリーゴールド(Chrysanthemum s
egetum)、オロシャギク(Matricaria matricarioides)、
ブタクサ(Ambrosia artemisiifolia)、オオブタクサ(Am
brosia trifida)、ヒメムカシヨモギ(Erigeron canaden
sis)、ヨモギ(Artemisia princeps)、セイタカアワダチ
ソウ(Solidago altissima) ムラサキ科雑草 ワスレナグサ (Myosotis arvensis) ガガイモ科雑草 オオトウワタ (Asclepias syriaca) トウダイグサ科雑草 トウダイグサ (Euphorbia helioscopia)、オオニシキソ
ウ (Euphorbia maculata) イネ科雑草 イヌビエ(Echinochloa crus−galli)、エノコログサ(Se
taria viridis)、アキノエノコログサ(Setaria faber
i)、メヒシバ(Digitaria sanguinalis)、オヒシバ(Eleu
sine indica)、スズメノカタビラ(Poa annua)、ブラッ
クグラス(Alopecurus myosuroides)、カラスムギ(Avena
fatua)、セイバンモロコシ(Sorghum halepense)、シバ
ムギ(Agropyron repens)、ウマノチャヒキ(Bromus tect
orum)、ギョウギシバ(Cynodon dactylon)、オオクサキ
ビ(Panicum dichotomiflorum)、テキサスパニカム(Pani
cum texanum)、シャターケーン(Sorghum vulgare) ツユクサ科雑草 ツユクサ (Commelina communis) トクサ科雑草 スギナ (Equisetum arvense) カヤツリグサ科雑草 コゴメガヤツリ (Cyperus iria) 、ハマスゲ (Cyperus
rotundus) 、キハマスゲ (Cyperus esculentus)
【0012】しかも、本発明化合物中のあるものは、ト
ウロモコシ (Zea mays) 、コムギ (Triticum aestivu
m)、オオムギ (Hordeum vulgare)、イネ (Oryza sativ
a) 、ソルガム (Sorghum bicolor)、ダイズ (Glycine m
ax)、ワタ (Gossypium spp.) 、テンサイ (Beta vulgar
is)、ピーナッツ (Arachis hypogaea) 、ヒマワリ (Hel
ianthus annuus)、ナタネ (Brassica napus) 等の主要
作物、花卉・蔬菜等の園芸作物に対して問題となるよう
な薬害を示さない。また、本発明化合物は、ダイズ、ト
ウモロコシ、コムギ等の不耕起栽培において、問題とな
る種々の雑草を効果的に除草することができる。しか
も、本発明化合物中のあるものは、作物に対しては問題
となるような薬害を示さない。
【0013】また、本発明化合物は、水田の湛水処理に
おいて、次に挙げられる問題となる種々の雑草に対して
除草効力を有する。 イネ科雑草 タイヌビエ(Echinochloa oryzicola) ゴマノハグサ科雑草 アゼナ (Lindernia procumbens) ミソハギ科雑草 キカシグサ (Rotala indica)、ヒメミソハギ (Ammannia
multiflora) ミゾハコベ科雑草 ミゾハコベ (Elatine triandra) カヤツリグサ科雑草 タマガヤツリ (Cyperus difformis)、ホタルイ (Scirpu
s juncoides)、マツバイ (Eleocharis acicularis)、ミ
ズガヤツリ (Cyperus serotinus)、クログワイ(Eleocha
ris kuroguwai) ミズアオイ科雑草 コナギ (Monochoria vaginalis) オモダカ科雑草 ウリカワ (Sagittaria pygmaea) 、オモダカ (Sagittar
ia trifolia)、ヘラオモダカ (Alisma canaliculatum) ヒルムシロ科雑草 ヒルムシロ (Potamogeton distinctus) セリ科雑草 セリ (Oenanthe javanica) しかも、本発明化合物中のあるものは、移植水稲に対し
て問題となるような薬害を示さない。
【0014】さらに、本発明化合物中のあるものは、堤
防ののり面、河川敷、道路の路肩及びのり面、鉄道敷、
公園緑地、グランド、駐車場、空港、工場および貯蔵設
備等の工業施設用地、休耕地、および、市街の有休地等
の雑草の生育を制御する必要のある非農耕地、樹園地、
牧草地、芝生地、林業地等に発生する広範囲の雑草を除
草できる。また、本発明化合物は、水路、運河等に発生
するホテイアオイ (Eichhornia crassipes) 等の水生雑
草に除草効力を有する。本発明化合物は、国際特許出願
公開明細書WO95/34659号明細書に記載される
除草性化合物と同様な特性を有し、該明細書に記載され
る除草剤耐性遺伝子等が導入されることにより耐性の付
与された作物を栽培する場面においては、耐性の付与さ
れていない通常の作物の栽培時に使用されるより多くの
薬量の本発明化合物が使用可能となり、好ましくない他
の植物をより効果的に除草することができる。
【0015】本発明化合物を除草剤の有効成分として用
いる場合は、通常固体担体、液体担体、界面活性剤その
他の製剤用補助剤と混合して、乳剤、水和剤、懸濁剤、
粒剤、濃厚エマルジョン、顆粒水和剤等に製剤する。こ
れらの製剤には、有効成分として本発明化合物を重量比
で0.001〜80%、好ましくは、0.005〜70%
含有する。固体担体としては、カオリンクレー、アタパ
ルジャイトクレー、ベントナイト、酸性白土、パイロフ
ィライト、タルク、珪藻土、方解石等の鉱物質微粉末、
クルミ殻粉等の有機物微粉末、尿素等の水溶性有機物微
粉末、硫酸アンモニウム等の無機塩微粉末および合成含
水酸化珪素の微粉末等が挙げられ、液体担体としては、
メチルナフタレン、フェニルキシリルエタン、キシレン
等のアルキルベンゼン等の芳香族炭化水素類、イソプロ
パノール、エチレングリコール、2−エトキシエタノー
ル等のアルコール類、フタル酸ジアルキルエステル等の
エステル類、アセトン、シクロヘキサノン、イソホロン
等のケトン類、マシン油等の鉱物油、大豆油、綿実油等
の植物油、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、アセトニトリル、N−メチルピロリドン、
水等が挙げられる。乳化、分散、湿展等のために用いら
れる界面活性剤としては、アルキル硫酸エステル塩、ア
ルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、
ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアル
キルアリールエーテルリン酸エステル塩等の陰イオン界
面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤等が挙げられ
る。その他の製剤用補助剤としては、リグニンスルホン
酸塩、アルギン酸塩、ポリビニルアルコール、アラビア
ガム、CMC(カルボキシメチルセルロース)、PAP
(酸性リン酸イソプロピル)等が挙げられる。
【0016】本発明化合物は、通常製剤化して雑草の出
芽前または出芽後に土壌処理、茎葉処理または湛水処理
する。土壌処理には、土壌表面処理、土壌混和処理等が
あり、茎葉処理には、植物体の上方からの処理のほか、
作物に付着しないよう雑草に限って処理する局部処理等
がある。また、他の除草剤と混合して用いる事により、
除草効力の増強が認められる場合がある。さらに、殺虫
剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤、肥
料、土壌改良剤等と混用または併用することもできる。
かかる除草剤の例を以下に示す。 アトラジン(atrazine)、シアナジン(cya
nazine)、ジメタメトリン(dimethame
tryn)、メトリブジン(metribuzin)、
プロメトリン(prometryn)、シマジン(si
mazine)、シメトリン(simetryn)、ク
ロルトルロン(chlorotoluron)、ジウロ
ン(diuron)、フルオメツロン(fluomet
uron)、イソプロチュロン(isoproturo
n)、リニュロン(linuron)、メタベンズチア
ズロン(methabenzthiazuron)、プ
ロパニル(propanil)、ベンタゾン(bent
azone)、ブロモキシニル(bromoxyni
l)、アイオキシニル(ioxynil)、ピリデ−ト
(pyridate) ブタミフォス(butamifos)、ジチオピル(d
ithiopyr)、エタルフルラリン(ethalf
luralin)、ペンディメサリン(pendime
thalin)、チアゾピル(thiazopyr)、
トリフルラリン(trifluralin)、アセトク
ロ−ル(acetochlor)、アラクロ−ル(al
achlor)、ブタクロ−ル(butachlo
r)、ジエタチルエチル(diethatyl−eth
yl)、ジメテンアミド(dimethenami
d)、フルチアミド(fluthiamide)、メフ
ェナセット(mefenacet)、メトラクロ−ル
(metolachlor)、プレチラクロ−ル(pr
etilachlor)、プロパクロ−ル(propa
chlor)、シンメシリン(cinmethyli
n) アシフルオルフェン(acifluorfen)、アシ
フルオルフェンNa塩(acifluorfen−so
dium)、ベンズフェンジゾン(benzfendi
zone)、ビフェノックス(bifenox)、ブタ
フェナシル(butafenacil)、クロメトキシ
ニル(chlomethoxynil)、フォメサフェ
ン(fomesafen)、ラクトフェン(lacto
fen)、オキサジアゾン(oxadiazon)、オ
キサジアルギル(oxadiargyl)、オキシフル
オルフェン(oxyfluorfen)、カルフェント
ラゾンエチル(carfentrazone−ethy
l)、フルアゾレート(fluazolate)、フル
ミクロラックペンチル(flumiclorac−pe
ntyl)、フルミオキサジン(flumioxazi
ne)、フルチアセットメチル(fluthiacet
−methyl)、サルフェントラゾン(sulfen
trazone)、チジアジミン(thidiazim
in)、アザフェニジン(azafenidin)、ピ
ラフルフェンエチル(pyraflufen−ethy
l)、シニドンエチル(cinidon−ethyl) ジフェンゾコ−ト(difenzoquat)、ジクワ
ット(diquat)、パラコ−ト(paraqua
t) 2,4−D、2,4−DB、クロピラリド(clopy
ralid)、ジカンバ(dicamba)、フルロキ
シピル(fluroxypyr)、MCPA、MCP
B、メコプロップ(mecoprop)、キンクロラッ
ク(quinclorac)、トリクロピル(tric
lopyr) アジムスルフロン(azimsulfuron)、ベン
スルフロンメチル(bensulfuron−meth
yl)、クロリムロンエチル(chlorimuron
−ethyl)、クロルスルフロン(chlorsul
furon)、クロランスラムメチル(clorans
ulam−methyl)、シクロスルファムロン(c
yclosulfamuron)、ジクロスラム(di
closulam)、エトキシスルフロン(ethox
ysulfuron)、フラザスルフロン(flaza
sulfuron)、フルカルバゾン(flucarb
azone)、フルメツラム(flumetsula
m)、フルピリスルフロン(flupyrsulfur
on)、ハロスルフロンメチル(halosulfur
on−methyl)、イマゾスルフロン(imazo
sulfuron)、アイオドスルフロン(iodos
ulfuron)、メトスラム(metosula
m)、メツルフロンメチル(metsulfuron−
methyl)、ニコスルフロン(nicosulfu
ron)、オキサスルフロン(oxasulfuro
n)、プリミスルフロンメチル(primisulfu
ron−methyl)、プロカルバゾンNa塩(pr
ocarbazone−sodium)、プロスルフロ
ン(prosulfuron)、ピラゾスルフロンエチ
ル(pyrazosulfuron−ethyl)、リ
ムスルフロン(rimsulfuron)、サルフォメ
ツロンメチル(sulfometuron−methy
l)、スルフォスルフロン(sulfosulfuro
n)、トリアスルフロン(triasulfuro
n)、トリベニュロンメチル(tribenuron−
methyl)、トリトスルフロン(tritosul
furon)、チフェンスルフロンメチル(thife
nsulfuron−methyl)、トリフルスルフ
ロンメチル(triflusulfuron−meth
yl)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxi
m)、ビスピリバックNa塩(bispyribac−
sodium)、ピリミノバックメチル(pyrimi
nobac−methyl)、ピリチオバックNa塩
(pyrithiobac−sodium)、イマザメ
ス(imazameth)、イマザメタベンズメチル
(imazamethabenz−methyl)、イ
マザモックス(imazamox)、イマザピック(i
mazapic)、イマザピル(imazapyr)、
イマザキン(imazaquin)、イマゼタピル(i
mazethapyr) テプラロキシジム(tepraloxydim)、アロ
キシジムNa塩(alloxydim−sodiu
m)、クレトジム(clethodim)、クロディナ
ホッププロパルギル(clodinafop−prop
argyl)、シハロホップブチル(cyhalofo
p−butyl)、ジクロホップメチル(diclof
op−methyl)、フェノキサプロップ−エチル
(fenoxaprop−ethyl)、フェノキサプ
ロップ−p−エチル(fenoxaprop−p−et
hyl)、フルアジホップブチル(fluazifop
−buthyl)、フルアジホップ−p−ブチル(fl
uazifop−p−butyl)、ハロキシホップメ
チル(haloxyfop−methyl)、キザロホ
ップ−p−エチル(quizalofop−p−eth
yl)、セトキシジム(sethoxydim)、トラ
ルコキシジム(tralkoxydim) ジフルフェニカン(diflufenican)、フル
ルタモン(flurtamone)、ノルフルラゾン
(norflurazone)、ベンゾフェナップ(b
enzofenap)、イソキサフルト−ル(isox
aflutole)、ピラゾレ−ト(pyrazola
te)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfe
n)、サルコトリオン(sulcotrione)、ク
ロマゾン(clomazone)、メソトリオン(me
sotrione)、イソキサクロルトール(isox
achlortole) ビアラフォス(bialaphos)、グルフォシネ−
トアンモニウム塩(glufosinate−ammo
nium)、グリフォセ−ト(glyphosat
e)、スルフォセート(sulfosate) ジクロベニル(dichlobenil)、イソキサベ
ン(isoxaben)ベンチオカ−ブ(benthi
ocarb)、ブチレ−ト(butylate)、ジメ
ピペレ−ト(dimepiperate)、EPTC、
エスプロカーブ(esprocarb)、モリネ−ト
(molinate)、ピリブチカーブ(pyribu
ticarb)、トリアレ−ト(triallate) ジフルフェンゾピル(diflufenzopyr) ブロモブチド(bromobutide)、DSMA、
MSMA、カフェンストロ−ル(cafenstro
l)、ダイムロン(daimuron)、エポプロダン
(epoprodan)、フルポキサム(flupox
am)、メトベンズロン(metobenzuro
n)、ペントキサゾン(pentoxazone)、ピ
ペロフォス(piperophos)、トリアジフラム
(triaziflam) ベフルブタミド(beflubutamid)、ベンゾ
バイサイクロン(benzobicyclon)、クロ
メプロップ(clomeprop)、フェントラズアミ
ド(fentrazamide)、フルフェナセット
(flufenacet)、フロラスラム(flora
sulam)、インダノファン(indanofa
n)、イソキサジフェン(isoxadifen)、メ
ソトリオン(mesotrione)、ナプロアニリド
(naploanilide)、オキサジクロメフォン
(oxaziclomefone)、ペソキシアミド
(pethoxyamid)、フェノチオ−ル(phe
nothiol)、ピリダフォル(pyridafo
l) 上記化合物はファ−ムケミカルズハンドブック(マイス
タ−パブリッシングカンパニ−)〔Farm Chem
ical Handbook(MeisterPubl
ishing Company)〕1995年度版のカ
タログ、アグケムニュ−コンパウンドレビュ−1995
版(アグケムインフォメ−ションサ−ビス)〔AG C
HEM NEW COMPOUND REVIEW, VO
L.13,1995 (AG CHEM INFORMA
TION SERVICE)〕、アグケムニュ−コンパ
ウンドレビュ−1997版(アグケムインフォメ−ショ
ンサ−ビス)〔AG CHEM NEW COMPOUN
D REVIEW, VOL.15,1997(AG CH
EM INFORMATION SERVICE)〕、ア
グケムニュ−コンパウンドレビュ−1998版(アグケ
ムインフォメ−ションサ−ビス)〔AG CHEM NE
W COMPOUND REVIEW, VOL.16,1
998(AG CHEM INFORMATION SE
RVICE)〕、アグロウ No.296 22頁(AG
ROW No.296 p22)、アグロウNo.297
21頁(AGROW No.297 p21)、アグロ
ウ No.308 22頁(AGROW No.308 p
22)、アグロウ No.32426〜27頁(AGR
OW No.324 pp26−27)または、「除草剤
研究総覧(博友社)」に記載されている。
【0017】本発明化合物を除草剤の有効成分として用
いる場合、その処理量は、気象条件、製剤形態、処理時
期、処理方法、土壌条件、対象作物、対象雑草等によっ
ても異なるが、1ヘクタール当たり通常0.01g〜 1
0000g、好ましくは1g〜8000gであり、乳
剤、水和剤、懸濁剤、濃厚エマルジョン、顆粒水和剤等
は、通常その所定量を1ヘクタール当たり10リットル
〜1000リットルの(必要ならば展着剤等の補助剤を
添加した)水で希釈して処理し、粒剤、ある種の懸濁剤
は通常なんら希釈することなくそのまま処理する。ここ
で、必要に応じて用いられる補助剤としては、前記の界
面活性剤の他、ポリオキシエチレン樹脂酸(エステ
ル)、リグニンスルホン酸塩、アビエチン酸塩、ジナフ
チルメタンジスルホン酸塩、クロップオイルコンセント
レイト(crop oil concentrate) 、大豆油、コーン油、
綿実油、ヒマワリ油等の植物油等が挙げられる。
【0018】また、本発明化合物は、ワタの落葉剤・乾
燥剤、ジャガイモ(Solanum tuberosum)の乾燥剤等の収
穫補助剤の有効成分として用いることができる。その場
合、本発明化合物を、除草剤の有効成分として用いる場
合と同様に通常製剤化して、作物の収穫前に、単独また
は他の収穫補助剤と混合して茎葉処理する。
【0019】
【実施例】以下、本発明を製造例、製剤例および試験例
により、さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの例
に限定されるものではない。まず、本発明化合物の製造
例を示す。尚、本発明化合物の番号は後記の表1〜表1
6に記載の化合物番号である。 製造例1 2−[2−クロロ−4−フルオロ−5−{3−メチル−
2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,
2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル}フェ
ノキシ]プロピオン酸3.0gを1,4−ジオキサン3
0mlに溶解し、塩化チオニル5.0mlを加え、1時
間、還流条件下で加熱攪拌した。その後、反応液をその
まま濃縮し、得られた残渣を1,4−ジオキサン6ml
に溶解した(以下、溶液Aと記す。)。一方、別の容器
に1,4−ジオキサン2ml、グリコール酸エチル0.
5ml、ピリジン0.5mlをとり、ここに室温にて溶
液Aの1/6量を加え、室温で1時間30分間放置し
た。その後、反応液をろ過し、該ろ液を濃縮し、得られ
た残渣を分取薄層クロマトグラフィー(展開溶媒:n−
へキサン/酢酸エチル=2/1)に付し、本発明化合物
28 0.37gを得た。1 H−NMR(250MHz,CDCl3):δ(pp
m)7.30(1H,d,J=8.9Hz)、6.98
(1H,d,J=6.4Hz)、6.34(1/2H,
s)、6.32(1/2H,s)、4.77(1H,
q,J=6.8Hz)、4.75〜4.54(2H,
m)、4.16(2H,q,J=7.0Hz)、3.5
4(3H,q,J=0.9Hz)、1.73(3H,
d,J=6.4Hz)、1.25(3H,t,J=7.
0Hz)
【0020】製造例2 2−[2−クロロ−4−フルオロ−5−{3−メチル−
2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,
2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル}フェ
ノキシ]プロピオン酸5.88gを1,4−ジオキサン
80mlに溶解し、塩化チオニル5.0mlを加え、1
時間、還流条件下で加熱攪拌した。その後、反応液をそ
のまま濃縮し、得られた残渣を1,4−ジオキサン50
mlに溶解した。この溶液に、α−ヒドロキシイソ酪酸
3.0gとピリジン10mlを加え45分間加熱還流し
た。その後、室温で一晩放置したのち、反応液を水に注
加し酢酸エチルで抽出した。該有機層を飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒:n−へキサン/酢酸エチル=1/2)に付し、本発
明化合物126 4.0gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3):δ(pp
m)7.31(1H,d,J=9.2Hz)、6.96
(1H,d,J=6.6Hz)、6.40(1/2H,
s)、6.38(1/2H,s)、4.76〜4.68
(1H,m)、3.57〜3.54(3H,m)、1.
68(3H,d,J=6.8Hz)、1.56〜1.5
3(6H,m)
【0021】製造例3 本発明化合物126 3.7gを1,4−ジオキサン5
0mlに溶解し、塩化チオニル5mlを加えて、45分
間加熱還流した。その後、反応液をそのまま濃縮し、得
られた残渣を1,4−ジオキサン7mlに溶解した(以
下、溶液Bと記す。)。一方、別の容器に1,4−ジオ
キサン2ml、メタノール0.5ml、ピリジン0.5
mlをとり、ここに室温にて溶液Bの1/7量を加え室
温で30分間放置した。その後、反応液をろ過し、該ろ
液を濃縮し、得られた残渣を分取薄層クロマトグラフィ
ーに付し、本発明化合物127 0.4gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3):δ(pp
m)7.30(1H,d,J=8.8Hz)、6.88
(1/2H,d,J=6.5Hz)、6.87(1/2
H,d,J=6.4Hz)、6.34(1/2H,
s)、6.33(1/2H,s)、4.66(1H,
q,J=6.8Hz)、3.67(3H,s)、3.5
4〜3.52(3H,m)、1.68(3H,d,J=
6.8Hz)、1.54(3H,s)、1.52(1/
2X3H,s)、1.51(1/2X3H,s)
【0022】製造例4 容器に1,4−ジオキサン2ml、エタノール0.5m
l、ピリジン0.5mlをとり、ここに室温にて溶液B
(前記、製造例3にて調製)の1/7量を加え室温で1
時間放置した。その後、反応液をろ過し、該ろ液を濃縮
し、得られた残渣を分取薄層クロマトグラフィーに付
し、本発明化合物128 0.36gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3):δ(pp
m)7.30(1H,d,J=8.9Hz)、6.89
(1H,d,J=6.5Hz)、6.34(1/2H,
s)、6.32(1/2H,s)、4.66(1H,
q,J=6.7Hz)、4.14(2H,q,J=7.
0Hz)、3.55〜3.52(3H,m)、1.68
(3H,d,J=6.7Hz)、1.53(3H,
s)、1.51(1/2X3H,s)、1.50(1/
2X3H,s)、1.21(3H,t,7.0Hz)
【0023】製造例5 容器に1,4−ジオキサン2ml、2−プロパノール
0.5ml、ピリジン0.5mlをとり、ここに室温に
て溶液A(前記、製造例3にて調製)の1/7量を加え
室温で1時間30分間放置した。その後、反応液をろ過
し、該ろ液を濃縮し、得られた残渣を分取薄層クロマト
グラフィーに付し、本発明化合物1300.30gを得
た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3):δ(pp
m)7.30(1H,d,J=8.9Hz)、6.89
(1/2H,d,J=6.5Hz)、6.88(1/2
H,d,J=6.5Hz)、4.99(1H,hp,J
=6.2Hz)、4.65(1H,q,J=6.9H
z)、3.55〜3.52(3H,m)、1.68(3
H,d,J=6.9Hz)、1.52(3H,s)、
1.49(1/2X3H,s)、1.48(1/2X3
H,s)、1.22〜1.18(6H,m)
【0024】製造例6 容器に1,4−ジオキサン2ml、アリルアルコール
0.5ml、ピリジン0.5mlをとり、ここに室温に
て溶液A(前記、製造例3にて調製)の1/7量を加え
室温で2時間放置した。その後、反応液をろ過し、該ろ
液を濃縮し、得られた残渣を分取薄層クロマトグラフィ
ーに付し、本発明化合物137 0.42gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3):δ(pp
m)7.30(1H,d,J=8.9Hz)、6.88
(1H,d,J=6.44Hz)、6.34(1/2
H,s)、6.32(1/2H,s)、5.91〜5.
78(1H,m)、5.29(1H,ddd,J=1
7.0,2.8,1.2Hz)、5.21(1H,d
d,J=10.5,2.8Hz)、4.66(1H,
q,J=6.8Hz)、4.59〜4.56(2H,
m)、3.55〜3.52(3H,m)、1.67(3
H,d,J=6.8Hz)、1.56(3H,s)、
1.53(1/2HX3H,s)、1.52(1/2H
X3H,s)
【0025】製造例7 容器に1,4−ジオキサン2ml、プロパルギルアルコ
ール0.5ml、ピリジン0.5mlをとり、ここに室
温にて溶液A(前記、製造例3に記載)の1/7量を加
え室温で2時間放置した。その後、反応液をろ過し、該
ろ液を濃縮し、得られた残渣を分取薄層クロマトグラフ
ィーに付し、本発明化合物145 0.20gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3):δ(pp
m)7.31(1H,d,J=8.9Hz)、6.87
(1/2H,d,J=6.4Hz)、6.86(1/2
H,d,J=6.4Hz)、6.34(1H,s)、
4.69〜4.64(3H,m)、3.54(3H,
d,J=1.3Hz)、2.43(1H,t,J=2.
3Hz)、1.69(3H,d,J=6.9Hz)、
1.57(3H,s)、1.54(1/2X3H,
s)、1.53(1/2X3H,s)
【0026】製造例8 容器に1,4−ジオキサン2ml、イソプロピルアミン
0.5ml、ピリジン0.5mlをとり、ここに室温に
て溶液A(前記、製造例3にて調製)の1/7量を加え
室温で4時間放置した。その後、反応液をろ過し、該ろ
液を濃縮し、得られた残渣を分取薄層クロマトグラフィ
ーに付し、本発明化合物330 0.32gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3):δ(pp
m)7.34(1H,d,J=8.8Hz)、6.81
(1/2H,d,J=6.4Hz)、6.80(1/2
H,d,J=6.3Hz)、5.87(1H,br
s)、4.67(1H,q,J=6.3Hz)、4.0
3〜3.96(1H,m)、3.55(1/2X3H,
d,J=0.9Hz)、3.52(1/2H,d,J=
1.0Hz)、1.69〜1.52(9H,m)、1.
12〜1.03(6H,m)
【0027】製造例9 窒素気流下、2−[2−クロロ−4−フルオロ−5−
{3−メチル−2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロ
メチル)−1,2,3,6−テトラヒドロピリミジン−
1−イル}フェノキシ]プロピオン酸1.00gをテト
ラヒドロフラン6mlに溶解し、塩化チオニル1mlを
加え、1時間10分間加熱還流した。その後、反応液を
放冷、濃縮し、得られた残渣をテトラヒドロフラン6m
lに溶解した(以下溶液Cと記す。)。一方、テトラヒ
ドロフラン2mlに2−ヒドロキシ−2−メトキシ酢酸
メチル0.29g、ピリジン0.35mlを溶解し、こ
れに溶液C3.5gを加え、室温で8時間30分攪拌し
た。その後、反応液に氷水を注加し、酢酸エチルおよび
少量の飽和食塩水を加えて分液した。有機層は飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開溶媒:n−へキサン/酢酸エチル)に付し、本発明化
合物177 0.19gを得た。1 H−NMR(300MHz,CDCl3):δ(pp
m)7.32(1H,d,J=9.3Hz)、6.94
(1/4H,d,J=6.1Hz)、6.92(1/4
H,d,J=6.1Hz)、6.88(1/4H,d,
J=6.4Hz)、6.88(1/4H,d,J=6.
3Hz)、6.34(1/2H,s)、6.323(1
/4H,s)、6.319(1/4H,s)、5.95
4(1/4H,s)、5.947(1/4H,s)、
5.93(1/4H,s)、5.92(1/4H,
s)、4.82〜4.73(1H,m)、3.77(3
H,s)、3.55(1/2X3H,d,J=1.1H
z)、3.53(1/2X3H,d,J=1.2H
z)、3.487(1/4X3H,s)、3.480
(1/4X3H,s)、3.436(1/4X3H,
s)、3.428(1/4X3H,s)、1.75(1/
2X3H,d,J=6.4Hz)、1.73(1/2X
3H,d,J=6.8Hz )
【0028】製造例10 テトラヒドロフラン6mlにα−ヒドロキシイソ酪酸ア
リル0.34g、(2R)−2−[2−クロロ−4−フ
ルオロ−5−{3−メチル−2,6−ジオキソ−4−
(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テトラヒド
ロピリミジン−1−イル}フェノキシ]プロピオン酸塩
化物0.514g溶解し、さらにピリジン0.35ml
を加え、室温で5時間攪拌した。その後、反応液に氷水
を注加し、さらに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和
食塩水を加え酢酸エチルで抽出した。該有機層を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃
縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
付し、式 化8
【化8】 で示される本発明化合物(本発明化合物137のプロピ
オン酸骨格の2位の絶対立体配置がRである化合物。以
下、本発明化合物137−Rと記す。)0.27gを得
た。 [α]D 27 +43.3°(c=1.00,CH3OH)
【0029】次に本発明化合物の原料化合物の製造法を
参考製造例として示す。 参考製造例1 2−[2−クロロ−4−フルオロ−5−{3−メチル−
2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,
2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル}フェ
ノキシ]プロピオン酸エチル23.46gを1,4−ジ
オキサン100mlに溶解し、水50ml及び濃塩酸5
0mlを加え、2時間30分間、還流条件下で加熱攪拌
した。その後、反応液を室温で一晩放置した後、酢酸エ
チルと水を加えた後に分液し、該有機層を飽和食塩水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:
n−へキサン/酢酸エチル=3/1〜1/2)に付し、
2−[2−クロロ−4−フルオロ−5−{3−メチル−
2,6−ジオキソ−4−(トリフルオロメチル)−1,
2,3,6−テトラヒドロピリミジン−1−イル}フェ
ノキシ]プロピオン酸13.07gを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)7.32(1H,d,J=8.8Hz)、6.86
(1/2H,d,J=6.2Hz)、6.84(1/2
H,d,J=6.1Hz)、6.35(1/2H,
s)、6.33(1/2H,s )、4.65〜4.7
5(1H,m)、3.54(3/2H,s,br)、
3.52(3/2H,s,br)、1.66(3H,
d,J=6.9Hz)
【0030】次に本発明化合物の例のいくつかを、化合
物番号とともに表1〜表16に示す。 一般式 で示される化合物。
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】
【表4】
【0034】
【表5】
【0035】
【表6】
【0036】
【表7】
【0037】
【表8】
【0038】
【表9】
【0039】
【表10】
【0040】
【表11】
【0041】
【表12】
【0042】
【表13】
【0043】
【表14】
【0044】
【表15】
【0045】
【表16】 上記の表において、n−C37はプロピル基を表し、n
−C49はブチル基を表し、n−C511はペンチル基
を表わす。
【0046】次に製剤例を示す。 製剤例1 本発明化合物1〜400の各々50部、リグニンスルホ
ン酸カルシウム3部、ラウリル硫酸ナトリウム2部およ
び合成含水酸化珪素45部をよく粉砕混合して各々の水
和剤を得る。 製剤例2 本発明化合物1〜400の各々5部、ポリオキシエチレ
ンスチリルフェニルエ−テル14部、ドデシルベンゼン
スルホン酸カルシウム6部、キシレン37.5部および
シクロヘキサノン37.5部をよく混合して各々の乳剤
を得る。 製剤例3 本発明化合物1〜400の各々2部、合成含水酸化珪素
2部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、ベントナイ
ト30部およびカオリンクレ−64部をよく粉砕混合
し、水を加えよく練りあわせた後、造粒乾燥して各々の
粒剤を得る。 製剤例4 本発明化合物1〜400の各々25部、ポリビニルアル
コ−ル10%水溶液50部、水25部を混合し、平均粒
径が5マイクロメ−トル以下になるまで湿式粉砕して各
々の懸濁剤を得る。 製剤例5 ポロビニルアルコ−ル10%水溶液40部中に、本発明
化合物1〜400の各々5部を加え、ホモジナイザ−に
て平均粒径が10マイクロメ−トル以下になるまで乳化
分散し、ついで55部の水を加え、各々の濃厚エマルジ
ョンを得る。
【0047】次に、本発明化合物が除草剤の有効成分と
して有用である事を試験例で示す。 試験例1 畑地茎葉処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒形プラスチックポッ
トに土壌を詰め、イヌビエ、アメリカアサガオおよびイ
チビを播種し、温室内で14日間育成した。その後、製
剤例2に準じて本発明化合物28、126、127、1
28、130、137、137−R、145、177お
よび330の各々を乳剤にし、その所定量を1ヘクタ−
ルあたり1000リットル相当の展着剤を含む水で希釈
し、噴霧器で植物体上方から茎葉部全面に均一に処理し
た。処理後、16日間温室内で育成し、除草効力を調査
した。その結果、本発明化合物28、126、127、
128、130、137、137−R、145、177
および330は125g/haの薬量でイヌビエ、アメ
リカアサガオおよびイチビの生育を完全に抑制した。
【0048】試験例2 畑地土壌表面処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒形プラスチックポットに
土壌を詰め、イヌビエ、ブラックグラス、アメリカアサ
ガオおよびイチビを播種した。製剤例2に準じて本発明
化合物28、126、127、128、130、13
7、137−R、145、177および330の各々を
乳剤にし、その所定量を1ヘクタール当たり1000リ
ットル相当の水で希釈し、噴霧器で土壌表面全面に均一
に散布した。処理後19日温室内で育成し、除草効力を
調査した。その結果、本発明化合物28、126、12
7、128、130、137、137−R、145、1
77および330は500g/haの薬量でイヌビエ、
ブラックグラス、アメリカアサガオおよびイチビの出芽
を完全に抑制した。
【0049】
【発明の効果】本発明化合物を用いることにより、優れ
た除草効果が得られる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 化1 【化1】 [式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、R2は水
    素原子、C1−C3アルキル基またはC1−C3アルコ
    キシ基を表し、R3は水素原子またはC1−C3アルキ
    ル基を表し、R4は水素原子、C1−C6アルキル基、
    C3−C6アルケニル基またはC3−C6アルキニル基
    を表し、Aは酸素原子またはNH基を表す。]で示され
    るフェニルウラシル化合物。
  2. 【請求項2】R1がメチル基である請求項1に記載のフ
    ェニルウラシル化合物。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のフェニルウラシ
    ル化合物を有効成分として含有することを特徴とする除
    草剤。
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