JP2001064105A - 除草組成物 - Google Patents

除草組成物

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JP2001064105A JP24565799A JP24565799A JP2001064105A JP 2001064105 A JP2001064105 A JP 2001064105A JP 24565799 A JP24565799 A JP 24565799A JP 24565799 A JP24565799 A JP 24565799A JP 2001064105 A JP2001064105 A JP 2001064105A
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methyl
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Shigeomi Watanabe
重臣 渡辺
Kunimitsu Nakahira
国光 中平
Nobuyuki Hamada
暢之 濱田
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Nissan Chemical Corp
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Nissan Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な除草組成物及び除草方法を提供する。 【解決手段】 化合物(A): 【化1】 、並びにピラゾスルフロンエチル、ハロスルフロンメチ
ル、イマゾスルフロン、アジムスルフロン、シクロスル
ファムロン、シノスルフロン及びベンスルフロンメチル
の中から選ばれる1種以上の化合物を有効成分として含
有する除草組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水稲用の除草組成
物及び除草方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
水稲用除草剤として数多くの化合物が実用化されている
が、既存の薬剤は移植水稲に薬害を及ぼすことなく、対
象雑草のみを選択的に防除するという要求を必ずしも完
全に満たすものではない。
【0003】化合物(A):
【0004】
【化2】
【0005】は、WO98/45235に記載された除
草活性を有する公知の化合物である。
【0006】ピラゾスルフロンエチル[一般名、以下化
合物(B)と記載する。試験名はNC−311。]、ハ
ロスルフロンメチル[一般名、以下化合物(C)と記載
する。試験名は、NC−331。]、イマゾスルフロン
[一般名、以下化合物(D)と記載する。試験名は、T
H−913。]、アジムスルフロン[一般名、以下化合
物(E)と記載する。試験名は、DPX−47。]、シ
クロスルファムロン[一般名、以下化合物(F)と記載
する。試験名は、AC−140。]、シノスルフロン
[一般名、以下化合物(G)と記載する。試験名は、C
G−148。]及びベンスルフロンメチル[一般名、以
下化合物(H)と記載する。試験名は、DPX−8
4。]は、水稲用除草剤として公知の化合物であり、い
ずれも極めて低薬量で多くの雑草に効果を発現するが、
一部の雑草で効果の劣るものがある。
【0007】また、これらの化合物は通常の植え付け条
件では移植水稲に対して高い安全性が得られる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題に
鑑み鋭意検討した結果、化合物(A)、並びに化合物
(B)、化合物(C)、化合物(D)、化合物(E)、化合
物(F)、化合物(G)及び化合物(H)の中から選ばれ
る1種以上を同時に施用することにより、除草効果に関
して単に相加的でなく優れた相乗作用を奏することを見
出し、本発明を完成させた。
【0009】即ち本発明は、以下の〔1〕及び〔2〕に
関するものである。
【0010】〔1〕化合物(A)、並びに化合物(B)、
化合物(C)、化合物(D)、化合物(E)、化合物
(F)、化合物(G)及び化合物(H)の中から選ばれる
1種以上を有効成分として含有する除草組成物(以下、
本発明組成物と記載する。)。
【0011】〔2〕化合物(A)、並びに化合物(B)、
化合物(C)、化合物(D)、化合物(E)、化合物
(F)、化合物(G)及び化合物(H)の中から選ばれる
1種以上を同時に施用する除草方法(以下、本発明方法
と記載する。)。
【0012】
【発明の実施の形態】化合物(A)と同時に施用できる
除草剤としては、化合物(B)、化合物(C)、化合物
(D)、化合物(E)、化合物(F)、化合物(G)及び化
合物(H)の中から選ばれる1種以上以外にも第1表に
記載の化合物が挙げられる。また、化合物(A)、並び
に化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)、化合物
(E)、化合物(F)、化合物(G)及び化合物(H)の中
から選ばれる1種以上を同時に施用するに際して、更に
第1表に記載の化合物を同時に施用することもできる。
施用にあたっては、各化合物を個別に施用しても、混合
組成物として施用してもよい。
【0013】
【表1】 〔第1表〕 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 化 合 物 例 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― エトキシスルフロン(ethoxysulfuron/一般名)、プレチラクロール(pretilach lor/一般名)、エスプロカルブ(esprocarb/一般名)、ピラゾレート(pyrazola te/一般名)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen/一般名)、ベンゾフェナップ(b enzofenap/一般名)、ダイムロン(daimuron/一般名)、ブロモブチド(bromobu tide/一般名)、ナプロアニリド(naproanilide/一般名)、クロメプロップ(cl omeprop/一般名)、CNP(chlornitrofen/一般名)、クロメトキシニル(chlomet hoxynil/一般名)、ビフェノックス(bifenox/一般名)、オキサジアゾン(oxad iazon/一般名)、オキサジアルギル(oxadiargyl/一般名)、カフェンストロー ル(cafenstrole/一般名)、MY-100(試験名)、インダノファン(indanofan/一 般名)、ペントキサゾン(pentoxazone/一般名)、ピリミノバックメチル(pyri minobac-methyl/一般名)、シハロホップブチル(cyhalofop-butyl/一般名)、N BA-061(試験名)、メフェナセット(mefenacet/一般名)、ブタクロール(buta chlor/一般名)、ブテナクロール(butenachlor/一般名)、テニルクロール(th enylchlor/一般名)、ジチオピル(dithiopyr/一般名)、ベンフレセート(benf uresate/一般名)、ピリブチカルブ(pyributicarb/一般名)、ベンチオカーブ (benthiocarb/一般名)、ジメピペレート(dimepiperate/一般名)、モリネー ト(molinate/一般名)、ブタミフォス(butamifos/一般名)、キンクロラック (quinclorac/一般名)、シンメスリン(cinmethylin/一般名)、シメトリン(s imetryn/一般名)、SAP(一般名)、ジメタメトリン(dimethametryn/一般名) 、MCPA(一般名)、MCPB(一般名)、エトベンザニド(etobenzanid/一般名)、 クミルロン(cumyluron/一般名)、SB-500(試験名)、ビスピリバック(bispyr ibac/一般名)、アニロホス(anilofos/一般名)、ベンタゾン(bentazone/一 般名)、キノクラミン(quinoclamine/一般名)及びHSA-961(試験名) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0014】化合物(A)と第1表記載の化合物を同時
に施用することにより、または、化合物(A)と、化合
物(B)、化合物(C)、化合物(D)、化合物(E)、化
合物(F)、化合物(G)及び化合物(H)の中から選ば
れる1種以上を同時に施用するに際して、更に第1表記
載の化合物を同時に施用することにより、殺草スペクト
ラムの拡大、施用薬量の低減、除草効果の持続等が期待
できる。
【0015】化合物(A)と、これと同時に施用できる
第1表記載の化合物との具体的な組み合わせを第2表に
示す。
【0016】
【表2】 〔第2表〕 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 同時に施用できる化合物の組み合わせ例 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 化合物(A)/エトキシスルフロン、化合物(A)/プレチラクロール、化合物( A)/エスプロカルブ、化合物(A)/ピラゾレート、化合物(A)/ピラゾキシ フェン、化合物(A)/ベンゾフェナップ、化合物(A)/ダイムロン、化合物( A)/ブロモブチド、化合物(A)/ナプロアニリド、化合物(A)/クロメプロ ップ、化合物(A)/CNP、化合物(A)/クロメトキシニル、化合物(A)/ビフ ェノックス、化合物(A)/オキサジアゾン、化合物(A)/オキサジアルギル、 化合物(A)/カフェンストロール、化合物(A)/MY-100、化合物(A)/イン ダノファン、化合物(A)/ペントキサゾン、化合物(A)/ピリミノバックメチ ル、化合物(A)/シハロホップブチル、化合物(A)/NBA-061、化合物(A)/ メフェナセット、化合物(A)/ブタクロール、化合物(A)/ブテナクロール、 化合物(A)/テニルクロール、化合物(A)/ジチオピル、化合物(A)/ベン フレセート、化合物(A)/ピリブチカルブ、化合物(A)/ベンチオカーブ、化 合物(A)/ジメピペレート、化合物(A)/モリネート、化合物(A)/ブタミ フォス、化合物(A)/キンクロラック、化合物(A)/シンメスリン、化合物( A)/シメトリン、化合物(A)/SAP、化合物(A)/ジメタメトリン、化合物( A)/MCPA、化合物(A)/MCPB、化合物(A)/エトベンザニド、化合物(A)/ クミルロン、化合物(A)/SB-500、化合物(A)/ビスピリバック、化合物(A )/アニロホス、化合物(A)/ベンタゾン、化合物(A)/キノクラミン、化合 物(A)/HSA-961 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【0017】本発明における化合物(A)と、化合物
(B)、化合物(C)、化合物(D)、化合物(E)、化合
物(F)、化合物(G)及び化合物(H)の中から選ばれ
る1種以上との使用割合は、それぞれの化合物の性能を
実質的に損なわない範囲で適宜選択できる。
【0018】本発明において、好適な除草効果を示すの
は、化合物(A)1重量部あたり、化合物(B)、化合物
(C)、化合物(D)、化合物(E)、化合物(F)、化合
物(G)及び化合物(H)の中から選ばれる1種以上の化
合物を0.01〜100重量部使用する場合であり、特に0.01
〜10重量部使用する場合は更に好ましい効果が期待でき
る。
【0019】本発明における化合物の好適な処理量は、
防除すべき対象雑草の種類などにより左右されるが、化
合物(A)が1g〜10kg/haであり、化合物(B)、化合物
(C)、化合物(D)、化合物(E)、化合物(F)、化合
物(G)及び化合物(H)の中から選ばれる1種以上の化
合物が0.1g〜1kg/haである場合が望ましく、特に化合物
(A)が10g〜3kg/haであり、化合物(B)、化合物
(C)、化合物(D)、化合物(E)、化合物(F)、化合
物(G)及び化合物(H)の中から選ばれる1種以上の化
合物が1g〜300g/haである場合は更に好ましい効果が期
待できる。
【0020】本発明では、化合物(A)、並びに化合物
(B)、化合物(C)、化合物(D)、化合物(E)、化合
物(F)、化合物(G)及び化合物(H)の中から選ばれ
る1種以上は、各々個別に施用することも、混合組成物
として施用することもできる。各々個別に施用する場合
は、全く同時に施用しても、時間的に近接していれば別
々に処理してもよく、いずれの場合も本発明方法に含ま
れる。
【0021】本発明の化合物を施用するにあたっては、
通常適当な固体担体又は液体担体と混合し、更に所望に
より界面活性剤、浸透剤、展着剤、増粘剤、凍結防止
剤、結合剤、固結防止剤、崩壊剤及び分解防止剤等を添
加して、液剤、乳剤、水和剤、水溶剤、顆粒水和剤、顆
粒水溶剤、懸濁剤、乳濁剤、サスポエマルジョン、マイ
クロエマルジョン、粉剤、粒剤及びゲル剤等任意の剤型
の製剤にて実用に供することができる。
【0022】また、省力化及び安全性向上の観点から、
上記任意の剤型の製剤を水溶性包装体に封入して供する
こともできる。
【0023】固体担体としては、例えば石英、カオリナ
イト、パイロフィライト、セリサイト、タルク、ベント
ナイト、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライト及び
珪藻土等の天然鉱物質類、炭酸カルシウム、硫酸アンモ
ニウム、硫酸ナトリウム及び塩化カリウム等の無機塩
類、合成珪酸並びに合成珪酸塩が挙げられる。
【0024】液体担体としては、例えばエチレングリコ
ール、プロピレングリコール及びイソプロパノール等の
アルコール類、キシレン、アルキルベンゼン及びアルキ
ルナフタレン等の芳香族炭化水素類、ブチルセロソルブ
等のエーテル類、シクロヘキサノン等のケトン類、γ−
ブチロラクトン等のエステル類、N−メチルピロリド
ン、N−オクチルピロリドン等の酸アミド類、大豆油、
ナタネ油、綿実油及びヒマシ油等の植物油並びに水が挙
げられる。
【0025】これら固体及び液体担体は、単独で用いて
も2種以上を併用してもよい。
【0026】界面活性剤としては、例えばポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル
アリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
ブロックコポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル等のノニオン性界面活性剤、
アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグ
ニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタ
レンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、
ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキ
ルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、ポリ
オキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸及び燐酸
塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸
及び燐酸塩、ポリカルボン酸塩及びポリスチレンスルホ
ン酸塩等のアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩及
びアルキル4級アンモニウム塩等のカチオン性界面活性
剤並びにアミノ酸型及びベタイン型等の両性界面活性剤
が挙げられる。
【0027】これら界面活性剤の含有量は、特に限定さ
れるものではないが、本発明の製剤100重量部に対
し、通常0.05〜20重量部の範囲が望ましい。ま
た、これら界面活性剤は、単独で用いても2種以上を併
用してもよい。
【0028】次に製剤の配合例を示す。但し本発明の配
合例は、これらのみに限定されるものではない。なお、
以下の配合例において「部」は重量部を意味する。
【0029】〔水和剤〕 除草活性成分 0.1〜80部 固体担体 5〜98.9部 界面活性剤 1〜10部 その他 0〜 5部 その他として、例えば固結防止剤、分解防止剤等があげ
れらる。
【0030】〔乳 剤〕 除草活性成分 0.1〜30部 液体担体 55〜95部 界面活性剤 4.9〜15部 その他 0〜10部 その他として、例えば展着剤、分解防止剤等が挙げられ
る。
【0031】〔懸濁剤〕 除草活性成分 0.1〜70部 液体担体 15〜98.89部 界面活性剤 1〜12部 その他 0.01〜30部 その他として、例えば凍結防止剤、増粘剤等が挙げられ
る。
【0032】〔顆粒水和剤〕 除草活性成分 0.1〜90部 固体担体 0〜98.9部 界面活性剤 1〜20部 その他 0〜 10部 その他として、例えば結合剤、分解防止剤等が挙げられ
る。
【0033】〔粒 剤〕 除草活性成分 0.01〜10部 固体担体 90〜99.99部 その他 0〜10部 その他として、例えば結合剤、分解防止剤等が挙げられ
る。
【0034】以下に、製剤の配合例をより具体的に示す
が、本発明は以下に限定されるものではない。 なお
「部」は全て重量部を意味する。
【0035】〔配合例1〕 粒剤 化合物(A) 2部 化合物(B) 2部 ベントナイト 55部 タルク 41部 以上を均一に混合粉砕した後、小量の水を加えて攪拌混
合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤にす
る。
【0036】 〔配合例2〕 顆粒水和剤(ドライフロアブル剤) 化合物(A) 40部 化合物(B) 40部 ハイテノールNE-15 5部 (アニオン性界面活性剤:第一工業製薬(株)商品名) バニレックスN 10部 (アニオン性界面活性剤:日本製紙(株)商品名) カープレックス#80D 5部 (合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名)以上を均一
に混合粉砕した後、少量の水を加えて攪拌混合捏和し、
押出式造粒機で造粒し、乾燥して顆粒水和剤とする。
【0037】〔配合例3〕 水和剤 化合物(A) 25部 化合物(B) 25部 ソルポール5039 2部 (非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物:東邦化学工業(株)商品名) カープレックス#80D 2部 (合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名) パイロフィライト 46部 以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0038】〔配合例4〕懸濁剤(フロアブル剤) 化合物(A) 10部 化合物(B) 10部 アグリゾールS−710 10部 (非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名) ルノックス1000C 0.5部 (アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名) キサンタンガム 0.2部 水 69.3部 以上を均一に混合した後、湿式粉砕して懸濁剤とする。
【0039】除草剤混合物の相乗的除草効果についは、
次のように説明することができる。即ち、個々の活性化
合物は、その除草活性にそれぞれ欠点を示す場合が多く
あるが、その場合2種の活性化合物を組み合わせた除草
活性が、その2種の化合物の各々の活性の単純な合計
(期待される活性)よりも大きくなる場合にこれを相乗
作用という。2種の除草剤の安定組み合わせにより期待
される活性は、次のように計算することができる。(コ
ルビー(Colby S.R.)、除草剤の組み合わせ
の相乗及び拮抗作用反応の計算、ウィード(Wee
d)、第15巻、20〜22頁(1967年)を参照)
【0040】
【数1】Z=α+β−(α・β/100)
【0041】α:除草剤Xをx kg/haの量で処理した時の
抑制率 β:除草剤Yをy kg/haの量で処理した時の抑制率 Z:除草剤Xをx kg/ha、除草剤Yをy kg/haの量で処理し
た場合に期待される抑制率
【0042】即ち、実際の抑制率が上記計算より大きい
ならば、組み合わせによる活性は相乗作用を示すという
ことができる。
【0043】
【実施例】本発明の有用性を以下の試験例において具体
的に説明する。
【0044】〔試験例1〕1/5000アールのワグネ
ルポットに沖積土壌を入れた後、水を入れて混和し、水
深4cmの湛水条件とした。コナギおよびホタルイのそれ
ぞれの種子を上記のポットに混播した後、2.5葉期の
イネ苗を2cmの深度で移植した。イネ移植翌日に、配合
例3に準じて調製した水和剤を用いて供試薬剤の所定濃
度の懸濁液をメスピペットで滴下処理した。薬剤処理後
3週間目に各雑草及びイネの地上部生体重を測定し、次
の式で抑制率(%)を求めた。
【0045】
【数2】抑制率(%)=(1−処理区の地上部生体重/無処
理区の地上部生体重)×100
【0046】結果を第3表及び第4表に示す。なお表中
の記号は以下を示す。 a:コナギ、b:ホタルイ、r:イネ、Z:コルビーの
式から求めた抑制率(%)の期待値、P:抑制率(%)の実測
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】
【発明の効果】本発明組成物及び本発明方法は優れた相
乗効果を奏した上に、水稲への影響は認められない。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化合物(A): 【化1】 、並びにピラゾスルフロンエチル、ハロスルフロンメチ
    ル、イマゾスルフロン、アジムスルフロン、シクロスル
    ファムロン、シノスルフロン及びベンスルフロンメチル
    の中から選ばれる1種以上の化合物を有効成分として含
    有する除草組成物。
  2. 【請求項2】 化合物(A)、並びにピラゾスルフロン
    エチル、ハロスルフロンメチル、イマゾスルフロン、ア
    ジムスルフロン、シクロスルファムロン、シノスルフロ
    ン及びベンスルフロンメチルの中から選ばれる1種以上
    の化合物を同時に施用する除草方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104585199A (zh) * 2011-01-06 2015-05-06 陕西韦尔奇作物保护有限公司 一种含氰氟草酯与硫代氨基甲酸酯类的除草组合物

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CN104585199A (zh) * 2011-01-06 2015-05-06 陕西韦尔奇作物保护有限公司 一种含氰氟草酯与硫代氨基甲酸酯类的除草组合物

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