JP2001059469A - エンジン始動用スタータ装置 - Google Patents

エンジン始動用スタータ装置

Info

Publication number
JP2001059469A
JP2001059469A JP11232026A JP23202699A JP2001059469A JP 2001059469 A JP2001059469 A JP 2001059469A JP 11232026 A JP11232026 A JP 11232026A JP 23202699 A JP23202699 A JP 23202699A JP 2001059469 A JP2001059469 A JP 2001059469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
starter
starter motor
speed reducer
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11232026A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Tanaka
正志 田中
Takashi Aoki
青木  隆
Mikihiro Takano
幹広 高野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP11232026A priority Critical patent/JP2001059469A/ja
Priority to US09/638,069 priority patent/US6397808B1/en
Publication of JP2001059469A publication Critical patent/JP2001059469A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H13/00Gearing for conveying rotary motion with constant gear ratio by friction between rotary members
    • F16H13/02Gearing for conveying rotary motion with constant gear ratio by friction between rotary members without members having orbital motion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N11/00Starting of engines by means of electric motors
    • F02N11/04Starting of engines by means of electric motors the motors being associated with current generators
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N15/00Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
    • F02N15/02Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
    • F02N15/022Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the starter comprising an intermediate clutch
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02NSTARTING OF COMBUSTION ENGINES; STARTING AIDS FOR SUCH ENGINES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02N15/00Other power-operated starting apparatus; Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from groups F02N5/00 - F02N13/00
    • F02N15/02Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof
    • F02N15/08Gearing between starting-engines and started engines; Engagement or disengagement thereof the gearing being of friction type
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/10Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/10Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
    • H02K7/116Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters with gears
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/13Machine starters
    • Y10T74/131Automatic
    • Y10T74/134Clutch connection
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/13Machine starters
    • Y10T74/131Automatic
    • Y10T74/137Reduction gearing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 静粛性を維持することができ、アイドルスト
ップシステムを搭載した車両にも搭載可能なエンジン始
動用スタータ装置を提供する。 【解決手段】 スタータモータ4と、該スタータモータ
4に接続されエンジン1のクランク軸2との間に配置さ
れたウエッジローラ式の減速機5を有し、該減速機5は
プーリ6とエンジン1側のプーリPとをベルトBで連係
してスタータモータ4を介してクランク軸2を駆動す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジン始動用
スタータ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように従来からエンジンを始動さ
せるためにバッテリにより駆動するエンジン始動用スタ
ータが知られている。このスタータの中には、特開平9
−310677号公報に記載されているようにスタータ
の内部の遊星歯車のリングギヤをケースに対し弾性的に
支持し、歯車同士の噛合いを緩めてバックラッシュによ
るガタ付きを減らし騒音を減少させたものがある。
【0003】また、特開平9−280145号公報に記
載されているように、リングギヤとピニオンギヤの噛合
い始めのスタータモータ回転を抑制することで、噛合い
始めの衝撃を減少させると共にスタータ内部の遊星歯車
減速機のリングギヤをケースに対してルーズに取り付け
ることにより、リングギヤとピニオンギヤの噛合い時の
衝撃を吸収するものがある。
【0004】そして、特開平7−119600号公報に
記載されているように、スタータ内部の遊星歯車減速機
のリングギヤを樹脂で形成し、スタータ内部の遊星歯車
減速機のリングギヤをケースに対して回転可能に取り付
けることにより、バックラッシュが原因で生ずる噛合い
不良による衝撃を減らすようにしたものもある。さら
に、特開平8−319923号公報に記載されているよ
うに、スタータ内部の1ウェイクラッチの空転トルクを
小さくして、リングギヤとピニオンギヤのバックラッシ
ュの解消を速めモータの空走時間を減らしスタータモー
タとリングギヤの相対回転差をなくして歯面が衝突する
際の衝撃、騒音を減らすようにしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のエンジン始動用スタータにおいてはスタータモータ
とエンジン被駆動軸との間にある減速機のガタが原因で
発生する衝撃の緩和、振動伝達の減少をある程度達成で
きるが、歯車を減速機として使用する以上完全にガタ付
きをなくすことは困難であるという問題がある。ガタ付
きを減らすために歯車の精度向上を図り、あるいはガタ
付きを無くすためにノーバックラッシュ機構を設けるこ
とが考えられるが、コストアップにつながり、量産に適
さないという問題もある。また、現在主流のピニオンギ
ヤ飛び込み式のスタータではある程度のバックラッシュ
が必要であるため、ノーバックラッシュ機構を設けた
り、バックラッシュを減少させるのにはおのずと限界が
ある。
【0006】また、近年燃費向上を図るためにアイドリ
ング時にエンジンを停止するアイドルストップシステム
が徐々に採用されるようになっているが、このアイドル
ストップシステムでは始動頻度が大幅に増加するため、
上記のようなエンジン始動用スタータ装置を用いた場合
には、衝撃や騒音の発生により静粛性を維持できず、商
品性を損なう可能性がある。したがって、アイドルスト
ップシステムの導入の大きなネックとなっているという
問題がある。これに対して始動時の騒音発生の可能性を
無くすため減速機を用いることなくエンジンクランク軸
等を直接駆動することも可能であるが(例えば、特開平
8−193531号公報参照)、大出力のモータや高電
圧電源が必要となり車体重量の増加、搭載自由度の低
下、及び大幅なコストアップにつながるという問題があ
る。そこで、この発明は、静粛性を維持することがで
き、アイドルストップシステムを搭載した車両にも適用
可能なエンジン始動用スタータ装置を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、スタータモータ(例え
ば、実施形態におけるスタータモータ4)と、該スター
タモータに接続されエンジン(例えば、実施形態におけ
るエンジン1)の被駆動軸(例えば、実施形態における
クランク軸2あるいはカム軸17)の間に配置されたト
ラクションドライブ式の減速機(例えば、実施形態にお
ける減速機5)を有し、該減速機はトルク伝達手段を介
して上記被駆動軸に接続可能に構成されていることを特
徴とする。例えば、上記減速機はスタータモータ側に接
続してもよいし、クランク軸あるいはカム軸に連結して
もよい。このように構成することで、トラクションドラ
イブ式の減速機の特色を生かして円滑な減速を可能と
し、トルク伝達手段によりエンジンのクランク軸を円滑
に駆動することが可能となる。
【0008】請求項2に記載した発明は、上記トルク伝
達手段はプーリ(例えば、実施形態におけるプーリP、
プーリ6)を用いたベルト伝達装置(例えば、実施形態
におけるベルトB)であることを特徴とする。このよう
に構成することで、トラクションドライブ式の減速機と
トルク伝達手段により全体として大きな減速比を確保す
ることが可能となる。請求項3に記載した発明は、上記
ベルト伝達装置は他のエンジン補機類(例えば、実施形
態における補機類H)の駆動用ベルト(例えば、実施形
態における駆動用ベルトKB)を兼ねていることを特徴
とする。このように構成することで、他のエンジン補機
類の駆動用ベルトの流用が可能となると共にエンジンの
クランク軸の長手方向の長さを増加させる必要がなくな
る。
【0009】請求項4に記載した発明は、エンジン補機
類の駆動用ベルトには、エンジンが補機類を駆動する場
合に駆動用ベルトが最も撓む位置にスタータモータのプ
ーリ(例えば、実施形態におけるプーリ6)が配置され
ることを特徴とする。このように構成することで、補機
類ベルト用テンショナの配置に影響を与えることがなく
なる。
【0010】請求項5に記載した発明は、上記トラクシ
ョンドライブ式の減速機にウエッジローラ式減速機を用
いたことを特徴とする。このように構成することで、減
速機に1ウェイクラッチの機能を持たせることが可能と
なる。請求項6に記載した発明は、上記エンジンの被駆
動軸がクランク軸あるいはカム軸であることを特徴とす
る。このように構成することで、スタータモータにより
エンジンの始動が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。図1〜図5はこの発明の第1実施形態
を示すものである。図1においてエンジン1のクランク
軸2にはフライホイール3が設けられていいる。フラー
ホイール3の外周はプーリPとして形成され、このプー
リPにエンジン始動用スタータ装置(以下スタータ装置
という)SがベルトBによって連係されている。
【0012】前記スタータ装置Sはスタータモータ4と
トラクションドライブ式の減速機、具体的にはウエッジ
ローラ式の減速機5(後述する)とプーリ6により構成
されている。図2に示すのは図1をブロック図で示した
ものである。スタータモータ4とウエッジローラ式の減
速機5が一体で構成され、トルク伝達手段としてのベル
トBにより減速機5とエンジン1とが連係されている。
【0013】図3に示すようにウエッジローラ式の減速
機は、例えば、特開平10−311398号公報に示さ
れた構造のものである。すなわちスタータモータ4の軸
7に中心ローラ8が取り付けられ、この中心ローラ8の
周囲に、各々中心ローラ8と転接する3つの中間ローラ
9,10,11が配置され、中間ローラ9,10,11
の外側には外輪ローラ12が配置されている。外輪ロー
ラ12は図4に示すように減速機5の軸13を備えた形
状のもので、スタータモータ4の回転は中心ローラ8か
ら中間ローラ9,10,11に伝達され、中間ローラ9
等の回転が外輪ローラ12に伝達されて軸13を回転さ
せる。尚、減速機5の軸13に前記プーリ6が取り付け
られている。
【0014】ここで、中心ローラ8は図4に示すように
外輪ローラ12に対して偏芯して配置され、中間ローラ
のうちの1つである第1中間ローラ9は中心ローラ8と
外輪ローラ12との間で両者に接触して配置されてい
る。前記第1中間ローラ9の軸9aには図4に示すよう
に連結板14が取り付けられ、この連結板14と外輪ロ
ーラ12とに支持された軸10a,11aに第2中間ロ
ーラ10、第3中間ローラ11が変位可能に支持されて
いる。そして、各第2,第3中間ローラ10,11はス
プリング15により外輪ローラ12と中心ローラ8との
間に形成された空間部16のうち幅の狭い側に向かって
付勢されている。また、図示しないが第3中間ローラ1
1にはその軸11aを押圧して上記空間部16の幅の広
い側に向かって変位させるアームが設けられている。
【0015】したがって、図3において中心ローラ8が
矢印方向に回転すると第2中間ローラ10が中心ローラ
8と外輪ローラ12との間に押しこまれ両者に挟持され
ることで、中心ローラ8と第1中間ローラ9との当接圧
が大きくなり、第1中間ローラ9及び第2中間ローラ1
0により外輪ローラ12に動力が伝達される。また、こ
のとき第3中間ローラ11は空間部16の幅の広い側に
向かって変位するため、積極的に動力伝達には関与しな
い。
【0016】また、前記回転方向とは逆の回転方向に中
心ローラ8が回転しようとしても前記アームにより第3
中間ローラ11の変位を阻止するため、第3中間ローラ
11が空間部16の幅の狭い側へ移動することはなく、
したがって、各中間ローラ9,10,11は外輪ローラ
12と中心ローラ8との動力伝達には関与しなくなる。
したがって、中心ローラ8が逆回転した場合は外輪ロー
ラ12に動力が伝達されることはない。尚、摩擦による
動力伝達を行なえるものであれば、ウエッジローラ式の
減速機は上記構造のものに限られることはなく、上記公
報に開示された従来技術の減速機や第2実施形態の減速
機を採用することが可能である。もちろん、上記公報に
記載された減速機以外のウエッジローラ式の減速機を採
用することもできる。
【0017】したがって、上記実施形態によれば、スタ
ータモータ4により減速機5、ベルトBを介してフライ
ホイール3を駆動してエンジン1を始動することができ
る。このとき、動力伝達にギヤを使用せず、主として減
速機5においてローラによる動力伝達を行なっているた
め、円滑な減速を可能となり、ベルトBによりエンジン
1のクランク軸2を円滑に駆動することが可能となるた
め、エンジン始動時の静粛性を高めることができる。し
たがって、アイドルストップシステムを搭載したスター
タの使用頻度の高い車両にも適用することができる。ま
た、減速機5とベルトBにより全体として大きな減速比
を確保することが可能となるため、装置を小型化でき
る。
【0018】次に、この発明の第2実施形態を図5、図
6によって前記実施形態と同一部分に同一符号を付して
説明する(以下の実施形態においても同様)。この実施
形態は第1実施形態における減速機5をエンジン1のク
ランク軸2に設けたものである。スタータモータ4の軸
7にはプーリ6が設けられ、エンジン1のフライホイー
ル3のプーリPとの間がベルトBで連係され、フライホ
イール3が取り付けられたクランク軸2に減速機5が介
装されている。具体的には前記中心ローラ8の軸がフラ
イホイール3側に接続され、外輪ローラ12の軸がエン
ジン1側に接続されている。図6にブロック図として示
すように,この実施形態では減速機5とトルク伝達手段
としてのベルトBが一体化されたものである。したがっ
て、この実施形態においても始動時の静粛性を向上する
ことができるためアイドルストップシステムを採用した
車両に搭載することができる。
【0019】次に、この発明の第3実施形態を異なる3
つの態様である図7、図8、図9によって説明する。各
実施形態はエンジン1のカム軸17を駆動することでエ
ンジン1を始動するようにしたものである。図7は前記
第1実施形態における減速機5の軸13のプーリ6を廃
止して該軸13を上記エンジン1のカム軸17に直結し
たものである。この実施形態によれば上記実施形態の効
果に加え、ベルトBを使用しなくて済むため部品点数を
削減できる。
【0020】図8はスタータモータ4の軸7にプーリ6
を設ける一方、エンジン1のカム軸17には前記減速機
5の外輪ローラ12の軸13を接続し、減速機5の中心
ローラ8にはプーリPを取り付け、前記スタータモータ
4側のプーリ6とエンジン1のカム軸17側のプーリP
とがベルトBで連係されたものである。したがって、こ
の実施形態においてもギヤを用いていないため静粛性を
向上させることができる。図9は図8の実施形態の減速
機5をスタータモータ4の軸7に介装したものである。
他の構成は図8の実施形態と同様である。したがって、
この実施形態においても同様に静粛性を向上させること
ができる。
【0021】次に、この発明の第4実施形態を図10に
よって説明する。図10においてエンジン1には各種補
機類H、例えば、エアコンのコンプレッサH1、発電機
H2、パワーステアリングのポンプH3、アイドラーH
4、ウォーターポンプH5がエンジン1のクランク軸2
に駆動用ベルトKBによって連係されている。この駆動
用ベルトKBにはテンショナー18がアーム19を介し
て駆動用ベルトKBを張設できるように設けられ、駆動
用ベルトKBに一定のテンションを付与している。ここ
で、駆動用ベルトKBの最も撓みが大きい部位にはスタ
ータ装置Sが設けられ、スタータモータ4の回転により
駆動用ベルトKBを介してクランク軸2が回転するよう
になっている。スタータ装置Sは図1に示す第1実施形
態のように、スタータモータ4と減速機5が一体となっ
たものであり、減速機にプーリ6が取り付けられ、この
プーリ6が駆動用ベルトKBに巻装されている。
【0022】したがって、この実施形態においては静粛
性を維持することができると共に、既存の駆動用ベルト
KBを有効利用できるため、部品点数を少なくできる。
そして、この実施形態は前記実施形態のようにエンジン
1のクランク軸2、カム軸17の長手方向の長さを増加
させる必要がなくなるため、車両への搭載自由度を高め
られる。また、駆動用ベルトKBの最も撓みの大きい部
位にスタータ装置Sを設けているので、上記テンショナ
ー18の配置部位を変える必要がないため、全体の構成
を変更する必要がなくなり搭載が容易化する。
【0023】そして、上記各実施形態によれば減速機5
に1ウェイクラッチの機能があるため、従来の1ウェイ
クラッチを廃止することができ、したがって、スタータ
モータ4の軸方向の長さを短縮でき、軽量化と部品点数
削減化により大幅なコストダウンが可能となる。尚、こ
の発明は上記実施形態に限られるものではなく、例え
ば、トルク伝達手段はベルト以外にチェーンや他の無端
帯を使用することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、トラクションドライブ式の減速機
の特色を生かして円滑な減速を可能とし、トルク伝達手
段によりエンジンの、例えばクランク軸を円滑に駆動す
ることが可能となるため、エンジン始動時の静粛性を高
めることができ、したがって、アイドルストップシステ
ムを搭載した車両にも適用することができる効果があ
る。請求項2に記載した発明によれば、トラクションド
ライブ式の減速機とベルト伝達手段により全体として大
きな減速比を確保することが可能となるため、スタータ
モータを小型化できる効果がある。
【0025】請求項3に記載した発明によれば、他のエ
ンジン補機類の駆動用ベルトの流用が可能となるため、
新たに駆動用ベルトを設ける必要がなくなり、別途設け
た場合に比較して部品点数を削減することができる効果
がある。また、エンジンのクランク軸の長手方向の長さ
を増加させる必要がなくなるため、車両への搭載自由度
を損なうことがないという効果がある。請求項4に記載
した発明によれば、補機類ベルト用テンショナの配置に
影響を与えないため、全体の構成を変更する必要がなく
なり、したがって、搭載が容易化するという効果があ
る。
【0026】請求項5に記載した発明によれば、ウエッ
ジローラに1ウェイクラッチの機能を持たせることが可
能となるため、従来の1ウェイクラッチを廃止すること
ができ、したがって、スタータモータの軸方向の長さを
短縮でき、軽量化と部品点数削減化により大幅なコスト
ダウンが可能となる効果がある。請求項6に記載した発
明によれば、スタータモータによりクランク軸あるいは
カム軸を回転することにより、ギヤを使用していないた
めエンジンを静粛に始動することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施形態の全体説明図であ
る。
【図2】 図1のブロック図である。
【図3】 この発明の第1実施形態の要部を示す図4の
A線に沿う断面図である。
【図4】 この発明の第1実施形態の要部を示す断面図
である。
【図5】 この発明の第2実施形態の全体説明図であ
る。
【図6】 この発明の第2実施形態のブロック図であ
る。
【図7】 この発明の第3実施形態の全体説明図であ
る。
【図8】 この発明の第3実施形態の他の態様を示す全
体説明図である。
【図9】 この発明の第3実施形態の別の態様を示す全
体説明図である。
【図10】 この発明の第4実施形態の全体説明図であ
る。
【符号の説明】
1 エンジン 2 クランク軸(被駆動軸) 4 スタータモータ 5 減速機 6 プーリ(トルク伝達手段) 17 カム軸(被駆動軸) B ベルト(ベルト伝達装置、トルク伝達手段) H 補機類 KB 駆動用ベルト(ベルト伝達装置、トルク伝達手
段) P プーリ(トルク伝達手段) S スタータ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 13/08 F16H 13/08 F (72)発明者 高野 幹広 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3J051 AA01 BA03 BB08 BC03 BD01 BE03 ED18 FA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタータモータと、該スタータモータに
    接続されエンジンの被駆動軸との間に配置されたトラク
    ションドライブ式の減速機を有し、該減速機はトルク伝
    達手段を介して上記被駆動軸に接続可能に構成されてい
    ることを特徴とするエンジン始動用スタータ装置。
  2. 【請求項2】 上記トルク伝達手段はプーリを用いたベ
    ルト伝達装置であることを特徴とする請求項1に記載の
    エンジン始動用スタータ装置。
  3. 【請求項3】 上記ベルト伝達装置は他のエンジン補機
    類の駆動用ベルトを兼ねていることを特徴とする請求項
    2に記載のエンジン始動用スタータ装置。
  4. 【請求項4】 エンジン補機類の駆動用ベルトには、エ
    ンジンが補機類を駆動する場合に駆動用ベルトが最も撓
    む位置にスタータモータのプーリが配置されることを特
    徴とする請求項3に記載のエンジン始動用スタータ装
    置。
  5. 【請求項5】 上記トラクションドライブ式の減速機に
    ウエッジローラ式減速機を用いたことを特徴とする請求
    項1から請求項4のいずれかに記載のエンジン始動用ス
    タータ装置。
  6. 【請求項6】 上記エンジンの被駆動軸がクランク軸あ
    るいはカム軸であることを特徴とする請求項1から請求
    項5のいずれかに記載のエンジン始動用スタータ装置。
JP11232026A 1999-08-18 1999-08-18 エンジン始動用スタータ装置 Pending JP2001059469A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11232026A JP2001059469A (ja) 1999-08-18 1999-08-18 エンジン始動用スタータ装置
US09/638,069 US6397808B1 (en) 1999-08-18 2000-08-15 Engine starter having traction-drive type reduction gear and torque transmitting device for linking the reduction gear and driven shaft of engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11232026A JP2001059469A (ja) 1999-08-18 1999-08-18 エンジン始動用スタータ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001059469A true JP2001059469A (ja) 2001-03-06

Family

ID=16932811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11232026A Pending JP2001059469A (ja) 1999-08-18 1999-08-18 エンジン始動用スタータ装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6397808B1 (ja)
JP (1) JP2001059469A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002090796A1 (fr) * 2001-04-18 2002-11-14 Nsk Ltd. Demarreur de moteur
JP2003028254A (ja) * 2001-07-18 2003-01-29 Nsk Ltd 電動式車輪駆動装置
US6994531B2 (en) 2002-04-23 2006-02-07 Nsk Ltd. High-speed fluidic device
JP2010077814A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Mikuni Corp 可変バルブタイミング装置
KR20120125588A (ko) * 2009-04-03 2012-11-16 디티아이 그룹 비.브이. 차량 연소 엔진의 시동 시스템
JP2013510974A (ja) * 2009-11-13 2013-03-28 ディーティーアイ グループ ビー.ブイ. 車両のエンジン用の始動システム
CN113740067A (zh) * 2021-09-06 2021-12-03 中国航发贵阳发动机设计研究所 航空发动机起动扭矩测量装置

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6609491B2 (en) * 2000-09-26 2003-08-26 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Multi-cylinder engine and engine auxiliary parts mounting construction
JP2002276517A (ja) * 2001-01-10 2002-09-25 Honda Motor Co Ltd エンジン始動装置
JP3928035B2 (ja) 2001-12-27 2007-06-13 株式会社エッチ・ケー・エス 過給機
DE10231629B4 (de) * 2002-07-12 2014-02-20 Mitsubishi Denki K.K. Motorstartvorrichtung
US6817328B2 (en) * 2002-09-11 2004-11-16 Daimlerchrysler Corporation Belt driven engine starter motor system
JP4048901B2 (ja) * 2002-10-04 2008-02-20 株式会社デンソー 車載内燃機関による駆動システム
JP3849630B2 (ja) * 2002-10-10 2006-11-22 株式会社デンソー 車載内燃機関による駆動システム
EP1455085A3 (en) * 2003-03-04 2009-12-16 HONDA MOTOR CO., Ltd. Automotive internal combustion engine control system
DE102005049092B4 (de) * 2005-10-13 2016-06-02 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Einspuren des Starterritzels eines Starters in den Anlasserzahnkreis einer Brennkraftmaschine beim Auslaufen der Brennkraftmaschine
US7107960B1 (en) * 2005-12-22 2006-09-19 Daimlerchrysler Corporation Starter assist device for an engine
JP5056869B2 (ja) * 2010-02-25 2012-10-24 アイシン精機株式会社 エンジン始動方法及び装置
DE102012204495B4 (de) * 2012-03-21 2021-08-12 Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft Kraftfahrzeug
US20150051819A1 (en) * 2013-08-14 2015-02-19 Honda Motor Co., Ltd. Systems and methods for controlling sound generated by a vehicle during vehicle start-up operations
KR102322260B1 (ko) * 2017-05-18 2021-11-04 현대자동차 주식회사 하이브리드 자동차의 isg 시스템
KR102395290B1 (ko) * 2017-05-25 2022-05-09 현대자동차주식회사 스타터-제너레이터 시스템

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1118782A (en) * 1964-09-24 1968-07-03 Ulrich Max Willi Barske Improvements in and relating to friction gearing
US4758208A (en) * 1987-07-13 1988-07-19 General Motors Corporation Automatic belt tensioner for vehicle combined starter-generator
DE4302854C1 (de) * 1993-02-02 1994-06-09 Bosch Gmbh Robert Andrehvorrichtung für Brennkraftmaschinen
JPH07119600A (ja) 1993-10-15 1995-05-09 Nippondenso Co Ltd 遊星歯車減速機構付スタ−タ
US5418400A (en) * 1993-12-27 1995-05-23 Ford Motor Company Integrated generator and starter motor
JPH08193531A (ja) 1995-01-17 1996-07-30 Nippondenso Co Ltd ハイブリッド車両の制御システム
JP3384193B2 (ja) 1995-05-26 2003-03-10 株式会社デンソー スタータ及びその歯面衝撃緩和方法
JP3309697B2 (ja) 1996-02-16 2002-07-29 株式会社デンソー 遊星歯車減速型スタータ
JP3789168B2 (ja) 1996-05-21 2006-06-21 サンデン株式会社 斜板式圧縮機
JP3528514B2 (ja) 1997-05-09 2004-05-17 日本精工株式会社 摩擦ローラ式変速機
US5931759A (en) * 1997-05-09 1999-08-03 Nsk Ltd. Friction-roller speed changer
JP3129268B2 (ja) * 1997-12-26 2001-01-29 株式会社デンソー 内燃機関用ベルト伝動システム

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002090796A1 (fr) * 2001-04-18 2002-11-14 Nsk Ltd. Demarreur de moteur
JP2003028254A (ja) * 2001-07-18 2003-01-29 Nsk Ltd 電動式車輪駆動装置
JP4524536B2 (ja) * 2001-07-18 2010-08-18 日本精工株式会社 電動式車輪駆動装置
US6994531B2 (en) 2002-04-23 2006-02-07 Nsk Ltd. High-speed fluidic device
JP2010077814A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Mikuni Corp 可変バルブタイミング装置
KR20120125588A (ko) * 2009-04-03 2012-11-16 디티아이 그룹 비.브이. 차량 연소 엔진의 시동 시스템
KR101694564B1 (ko) * 2009-04-03 2017-01-09 디티아이 그룹 비.브이. 차량 연소 엔진의 시동 시스템
JP2013510974A (ja) * 2009-11-13 2013-03-28 ディーティーアイ グループ ビー.ブイ. 車両のエンジン用の始動システム
JP2015129518A (ja) * 2009-11-13 2015-07-16 ディーティーアイ グループ ビー.ブイ. 車両のエンジン用の始動システム
CN113740067A (zh) * 2021-09-06 2021-12-03 中国航发贵阳发动机设计研究所 航空发动机起动扭矩测量装置

Also Published As

Publication number Publication date
US6397808B1 (en) 2002-06-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001059469A (ja) エンジン始動用スタータ装置
JP3540749B2 (ja) 可撓性エンドレス駆動要素用張力調整装置
EP1321646B1 (en) Internal combustion engine
US4674361A (en) Mechanism for transmitting rotational motion from one shaft to another
KR20060132237A (ko) 하이브리드 차량의 동력 전달 장치
US6631702B2 (en) Internal combustion engine
GB2277359A (en) A vibration damping and tensioning mechanism for a belt or chain drive
JP2001153010A (ja) エンジンの始動装置
CN215410023U (zh) 能量转换***
JPH03262726A (ja) パワープラント構造
JPH1162581A (ja) エンジンのファン取付構造
JP2003322074A (ja) スタータ
JP2003343403A (ja) 車両用駆動装置
JP2000055133A (ja) トルクバランス機構
JP3179940B2 (ja) エンジンの補機駆動装置
KR20090063785A (ko) 유성 기어 세트를 이용한 오토 텐셔너
JP2632349B2 (ja) 内燃エンジンの補機の駆動機構
JP2002213332A (ja) 始動電動機の遊星歯車装置
JP7322913B2 (ja) 内燃機関のローリング振動低減装置
JP2004168208A (ja) ハイブリッド車両の駆動装置
JPH11351331A (ja) 内燃機関の振動低減装置
JPS59134328A (ja) 内燃機関の補機の駆動機構
JP4191448B2 (ja) 歯車伝動装置
JP2002054703A (ja) 無端チェーンの張力調整装置
KR100391612B1 (ko) 자동차용 파워 스티어링 오일 펌프 풀리의 랩엥글 개선구조

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050419

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050906