JP2001047421A - 型枠装置 - Google Patents

型枠装置

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JP2001047421A
JP2001047421A JP11227026A JP22702699A JP2001047421A JP 2001047421 A JP2001047421 A JP 2001047421A JP 11227026 A JP11227026 A JP 11227026A JP 22702699 A JP22702699 A JP 22702699A JP 2001047421 A JP2001047421 A JP 2001047421A
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Japan
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side plate
opening
side plates
hydraulic cylinder
rotating
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JP11227026A
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Makoto Kuroda
誠 黒田
Taiji Hanaoka
泰治 花岡
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Hitachi Zosen Corp
Fujimi Koken Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Fujimi Koken Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B7/00Moulds; Cores; Mandrels
    • B28B7/0029Moulds or moulding surfaces not covered by B28B7/0058 - B28B7/36 and B28B7/40 - B28B7/465, e.g. moulds assembled from several parts
    • B28B7/0035Moulds characterised by the way in which the sidewalls of the mould and the moulded article move with respect to each other during demoulding
    • B28B7/0041Moulds characterised by the way in which the sidewalls of the mould and the moulded article move with respect to each other during demoulding the sidewalls of the mould being moved only parallelly away from the sidewalls of the moulded article
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B7/00Moulds; Cores; Mandrels
    • B28B7/0029Moulds or moulding surfaces not covered by B28B7/0058 - B28B7/36 and B28B7/40 - B28B7/465, e.g. moulds assembled from several parts
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 狭いスペース内で側板を開閉することが可能
で、かつ、側板を開いた際、側板の内面に対して剥離剤
の塗布や清掃が容易に行える型枠装置を提供する。 【解決手段】 底板5の前後に配設された側板6,7が
一方のヒンジ体13を介して一方の左右方向軸心の周り
に回動自在に構成されて開閉アーム12の一端に連結さ
れるとともに、この開閉アーム12の他端が他方のヒン
ジ体15を介して他方の左右方向軸心の周りに回動自在
に構成されて基台3側に連結され、開閉アーム12を他
方の左右方向軸心の周りに所定角度回動することによっ
て、側板6,7が起立した閉位置Sから傾斜した離型位
置まで開き、離型位置から、側板6,7を一方の左右方
向軸心の周りに所定角度回動することによって、側板
6,7が水平に横倒した開位置Oまで開くように構成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネルの壁を構
築するセグメント等を成形するのに用いられる型枠装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、円弧状のセグメントを形成するの
に用いられる型枠装置としては、例えば図9,図10に
示すものが挙げられる。すなわち、基台61上に型枠本
体62が設けられ、この型枠本体62は、円弧状の底板
63と、この底板63の周縁部に配設された前後一対の
側板64,65と左右一対の側板66,67とで構成さ
れている。これにより、底板63上には、各側板64,
65,66,67に囲まれたコンクリート打設用空間6
8が形成される。
【0003】このうち、上記前方の側板64は、左右一
対の開閉アーム69により基台61に、外側へ開閉自在
に設けられている。上記両開閉アーム69の一端は前方
の側板64に一体に取付けられ、他端はヒンジ体70を
介して左右方向軸心71の周りに回動自在に基台61側
に連結されている。上記両開閉アーム69が左右方向軸
心71の周りに回動することにより、前方の側板64
は、起立した閉位置Sと水平に横倒した開位置Oとの間
で回動する。また、上記後方の側板65も、前方の側板
64と同様に開閉するように構成されている。
【0004】さらに、上記右方の側板66は、前後一対
の開閉アーム72により基台61に、外側へ開閉自在に
設けられている。上記両開閉アーム72の一端は右方の
側板66に一体に取付けられ、他端はヒンジ体73を介
して前後方向軸心74の周りに回動自在に基台61に連
結されている。上記両開閉アーム72が前後方向軸心7
4の周りに回動することにより、右方の側板66は、起
立した閉位置Sと水平に横倒した開位置Oとの間で回動
する。また、上記左方の側板67も、右方の側板66と
同様に開閉するように構成されている。
【0005】これによると、先ず、前後左右各方の側板
64,65,66,67を開位置Oまで開き、底板63
の上面や各側板64,65,66,67の内面に剥離剤
を塗布し、その後、各側板64,65,66,67を閉
位置Sまで閉じる。そして、コンクリート打設用空間6
8にコンクリートを打設し、コンクリートが硬化した
後、各側板64,65,66,67を閉位置Sから開位
置Oまで開くことにより、円弧状のセグメント75が成
形されて離型される。上記図9および図10に示した型
枠装置76はヒンジ開閉式の型枠装置であるが、これと
は別に、図11に示すようなスライド開閉式の型枠装置
80もある。このスライド開閉式の型枠装置80につい
て以下に説明する。
【0006】すなわち、前方および後方の各側板64,
65は、ヒンジ体ではなく、複数のレール81に支持案
内されて起立姿勢のままで前後水平方向へ移動自在に構
成されている。これによると、前方および後方の各側板
64,65を起立姿勢のままでレール81に沿って開位
置Oまで水平移動させることにより、前方および後方の
各側板64,65が開かれて、セグメント75に対し離
型する。また、前方および後方の各側板64,65を起
立姿勢のままで閉位置Sまで逆方向へ水平移動させるこ
とにより、前方および後方の各側板64,65が閉じら
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式では、
図9に示したヒンジ開閉式の型枠装置76においては、
前方および後方の各側板64,65をそれぞれ開位置O
まで開いた場合、ヒンジ体70から前方および後方の各
側板64,65の先端までの水平距離Lが長いため、前
方および後方の各側板64,65の開閉には前後に広い
スペースを要するといった問題がある。尚、図10に示
すように、右方および左方の各側板66,67は前方お
よび後方の各側板64,65に比べて小型であるため、
開閉時に要するスペースは特に問題にはならない。ま
た、各側板64,65,66,67の開閉は作業者の手
で人力によって行われているため、労力を要する。
【0008】また、図11に示したスライド開閉式の型
枠装置80においては、前方および後方の各側板64,
65が起立姿勢のままで開閉されるため、前方および後
方の各側板64,65を開位置Oまで開いて、これら前
方および後方の各側板64,65の内面に剥離剤を塗布
したり内面を清掃する場合、剥離剤の塗布作業や清掃作
業が行い難く、特に、上記各側板64,65の内側下部
に形成された段付き部下面82に剥離剤を塗布し難かっ
たり、上記段付き部下面82を清掃し難いといった問題
がある。
【0009】本発明は、狭いスペース内で側板を開閉す
ることが可能で、かつ、側板を開いた際、側板の内面に
対して剥離剤の塗布や清掃が容易に行える型枠装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本第1発明における型枠装置は、基台に型枠本体が
設けられ、上記型枠本体は底板とこの底板の周縁部に配
設された複数の側板とを備え、上記底板上に、側板に囲
まれたコンクリート打設用空間が形成され、上記各側板
は開閉アームによって基台側に設けられかつ外側へ開閉
自在に構成され、複数の側板のうち、少なくともいずれ
かの側板が一方のヒンジ体を介して一方の横軸心周りに
回動自在に構成されて上記開閉アームの一端に連結され
るとともに、この開閉アームの他端が他方のヒンジ体を
介して他方の横軸心周りに回動自在に構成されて上記基
台側に連結され、上記開閉アームを他方の横軸心周りに
所定角度回動することによって、側板が閉位置から離型
位置まで外側へ開き、上記離型位置から、上記側板を一
方の横軸心周りに所定角度回動することによって、側板
が開位置まで外側へ開き、上記離型位置における側板の
開き角度が上記開位置における側板の開き角度よりも小
さく設定されているものである。
【0011】これによると、開閉アームを他方の横軸心
周りに所定角度回動することによって、側板が閉位置か
ら離型位置まで外側へ開くため、離型が行える。離型位
置から、さらに、上記側板を一方の横軸心周りに所定角
度回動することによって、側板が開位置まで外側へ開
く。このように、側板を開位置まで開く際、基台に対し
て開閉アームを回動させることに加えて、開閉アームに
対して側板を回動させるため、他方のヒンジ体から開位
置の側板の先端までの水平距離が短縮する。したがっ
て、狭いスペース内で側板を開閉することが可能とな
る。
【0012】また、本第2発明における型枠装置は、側
板は、閉位置において起立し、離型位置において傾斜
し、開位置において水平に横倒するものである。これに
よると、側板は開位置において水平に横倒するため、側
板の内面が上向きとなり、側板の内面に剥離剤を塗布し
易く、また、側板の内面を清掃し易い。特に、側板の内
側に段付き部が形成されている場合、段付き部表面に対
して剥離剤の塗布や清掃が簡単に行える。
【0013】また、本第3発明における型枠装置は、側
板を一方の横軸心周りに回動させる一方の回転駆動装置
と、開閉アームを他方の横軸心周りに回動させる他方の
回転駆動装置とが具備されているものである。これによ
ると、側板および開閉アームの回動はそれぞれ、一方お
よび他方の回転駆動装置で行われるため、省力化を図る
ことができる。
【0014】また、本第4発明における型枠装置は、一
方および他方の回転駆動装置としてそれぞれ油圧シリン
ダ装置を用いたものである。これによると、他方の油圧
シリンダ装置を駆動して、開閉アームを他方の横軸心周
りに所定角度回動することによって、側板が、閉位置か
ら離型位置まで外側へ開き、離型位置で固定される。上
記離型位置から、さらに、一方の油圧シリンダ装置を駆
動して、上記側板を一方の横軸心周りに所定角度回動す
ることによって、側板が、開位置まで外側へ開き、開位
置で固定される。このように、油圧シリンダ装置を用い
ることによって、側板を徐々に開いて離型位置と開位置
とに固定することができるため、安全性が向上する。
【0015】また、本第5発明における型枠装置は、各
油圧シリンダ装置の作動は手動バルブによって行われ、
上記各油圧シリンダ装置と油圧供給源とが接続用継手を
介して接続離間自在に接続されているものである。これ
によると、手動バルブを操作することによって、各油圧
シリンダ装置が作動し、側板の開閉が容易に行える。ま
た、油圧供給源を接続用継手の接続箇所で型枠装置の各
油圧シリンダ装置から切り離し、接続用継手を介して、
上記油圧供給源を別の型枠装置の各油圧シリンダ装置に
容易に接続することができる。これにより、複数台の型
枠装置に対して、1台の油圧供給源を順次接続して使用
することができるため、経済的である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
1〜図8に基づいて説明する。図8に示すように、1は
トンネルの壁を構築する円弧状のセグメントであり、こ
のセグメント1は以下に説明する型枠装置2により成形
される。図1,図4〜図6に示すように、型枠装置2の
基台3の上部には型枠本体4が設けられている。この型
枠本体4は、円弧状に反った底板5と、この底板5の前
後縁部に配設された円弧状の前方および後方の側板6,
7と、底板5の左右縁部に配設された右方および左方の
側板8,9とで構成されている。これにより、底板5上
には、各側板6〜9に囲まれたコンクリート打設用空間
10が形成される。このうち、上記前方および後方の側
板6,7の内側下部には段付き部20(図3参照)が形
成されている。
【0017】図1,図4に示すように、上記前方の側板
6は、左右一対の第1の開閉アーム12によって基台3
側に設けられ、かつ、外側前方へ開閉自在に構成されて
いる。また、前方の側板6は、左右一対の一方のヒンジ
体13を介して、一方の左右方向軸心14(一方の横軸
心の一例)の周りに回動自在に構成されて上記両第1の
開閉アーム12の遊端部に連結されている。また、上記
両第1の開閉アーム12の基端部は、左右一対の他方の
ヒンジ体15を介して、他方の左右方向軸心16(他方
の横軸心の一例)の周りに回動自在に構成されて基台3
側に連結されている。
【0018】上記両第1の開閉アーム12にはそれぞ
れ、前方の側板6を一方の左右方向軸心14の周りに回
動させる第1の油圧シリンダ装置18(一方の回転駆動
装置の一例)が設けられている。これら第1の油圧シリ
ンダ装置18のピストンロッド18aの先端は前方の側
板6の外面に連結されている。また、基台3には、両第
1の開閉アーム12を他方の左右方向軸心16の周りに
回動させる第2の油圧シリンダ装置19(他方の回転駆
動装置の一例)が設けられている。これら両第2の油圧
シリンダ装置19のピストンロッド19aの先端は両第
1の開閉アーム12の基端部側に連結されている。
【0019】図2に示すように、上記第2の油圧シリン
ダ装置19を用いて上記両第1の開閉アーム12を他方
の左右方向軸心16の周りに所定角度回動することによ
って、前方の側板6が起立した閉位置Sから傾斜した離
型位置Rまで外側前方へ開き、この離型位置Rにおい
て、上記第1の油圧シリンダ装置18を用いて前方の側
板6を一方の左右方向軸心14の周りに所定角度回動す
ることによって、図3に示すように、前方の側板6が離
型位置Rから水平に横倒した開位置Oまで外側前方へ開
くように構成されている。
【0020】尚、上記離型位置R(図2参照)における
前方の側板6の開き角度αは開位置O(図3参照)にお
ける前方の側板6の開き角度βよりも小さく設定されて
おり、一例として、上記開き角度αを45°および開き
角度βを90°に設定している。また、図1〜図3に示
すように、上記後方の側板7も、上述した前方の側板6
と同様に開閉するように構成されている。尚、図1に示
すように、前方の側板6を閉位置Sに閉じた場合、前方
の側板6の段付き部20の下面20aは底板5の前縁部
上面に密接し、これにより、前方の側板6と底板5との
隙間を無くしている。同様に、後方の側板7を閉位置S
に閉じた場合、後方の側板7の段付き部20の下面20
aは底板5の後縁部上面に密接し、これにより、後方の
側板7と底板5との隙間を無くしている。
【0021】また、図1,図6に示すように、上記右方
の側板8は、前後一対の第2の開閉アーム23によって
基台3側に設けられ、かつ、右外方へ開閉自在に構成さ
れている。上記両第2の開閉アーム23の基端部は、前
後一対のヒンジ体24を介して、前後方向軸心25の周
りに回動自在に構成されて基台3側に連結されている。
また、上記両第2の開閉アーム23の遊端部は右方の側
板8の外面に一体的に取付けられている。
【0022】基台3には、両第2の開閉アーム23を前
後方向軸心25の周りに回動させる第3の油圧シリンダ
装置26が設けられている。これら両第3の油圧シリン
ダ装置26のピストンロッド26aの先端は両第2の開
閉アーム23の基端部側に連結されている。図6に示す
ように、上記第3の油圧シリンダ装置26を用いて上記
両第2の開閉アーム23を前後方向軸心25の周りに所
定角度回動することによって、右方の側板8が起立した
閉位置Sから水平に横倒した開位置Oまで外側右方へ開
くように構成されている。また、上記左方の側板9も、
上述した右方の側板8と同様に開閉するように構成され
ている。
【0023】図4,図7に示すように、上記各油圧シリ
ンダ装置18,19,26の作動は複数の手動切換バル
ブ28a〜28fによって行われる。すなわち、図5に
示すように、4本の第1の油圧シリンダ装置18のう
ち、2本は前方の側板6を回動させるものであり、残り
の2本は後方の側板7を回動させるものである。また、
4本の第2の油圧シリンダ装置19のうち、2本は前方
の第1の開閉アーム12を回動させるものであり、残り
の2本は後方の第1の開閉アーム12を回動させるもの
である。さらに、4本の第3の油圧シリンダ装置26の
うち、2本は右方の第2の開閉アーム23を回動させる
ものであり、残りの2本は左方の第2の開閉アーム23
を回動させるものである。図7に示すように、上記各油
圧シリンダ装置18,19,26と各手動切換バルブ2
8a〜28fとは油圧ライン29で接続されており、こ
れにより、油圧駆動ユニット30が形成される。
【0024】また、上記油圧駆動ユニット30と油圧供
給源31とが複数の急速継手32a,32b(接続用継
手の一例)を介して接続離間自在に接続されている。上
記急速継手32a,32bは両側逆止め弁付きタイプ
(セルフシール継手)のものである。また、上記油圧供
給源31には、タンク34内の作動油を油圧供給ライン
35から上記油圧駆動ユニット30へ圧送する油圧ポン
プ36と、上記油圧駆動ユニット30からの戻り油をタ
ンク34へ戻す戻りライン37とが具備されている。さ
らに、上記油圧供給ライン35や戻りライン37の途中
には圧力計38やフィルタ39,リリーフ弁40等が設
けられている。尚、上記一方の急速継手32aは油圧供
給源31側の油圧供給ライン35と油圧駆動ユニット3
0側の油圧供給ライン41との間に設けられており、他
方の急速継手32bは油圧供給源31側の戻りライン3
7と油圧駆動ユニット30側の戻りライン42との間に
設けられている。
【0025】上記構成における作用を以下に説明する。
例えば、作業者が手動切換バルブ28aを一方へ切換え
ることによって、図2に示すように、前方の左右両第2
の油圧シリンダ装置19のピストンロッド19aが退入
し、前方の左右両第1の開閉アーム12が他方の左右方
向軸心16の周りに所定角度回動するため、前方の側板
6が閉位置Sから離型位置Rまで外側前方へ開く。
【0026】さらに、手動切換バルブ28bを一方へ切
換えることによって、図3に示すように、前方の左右両
第1の油圧シリンダ装置18のピストンロッド18aが
退入し、前方の側板6が、一方の左右方向軸心14の周
りに所定角度回動して、離型位置Rから開位置Oまで外
側前方へ開く。このように、前方の側板6を開位置Oま
で開く際、図2に示すように基台3に対して前方の第1
の開閉アーム12を回動させることに加えて、図3に示
すようにこれら前方の第1の開閉アーム12に対して前
方の側板6を回動させるため、他方のヒンジ体15から
開位置Oの前方の側板6の先端までの水平距離Lが短縮
する。これにより、狭いスペース内で前方の側板6を開
閉することが可能となる。
【0027】また、上記前方の側板6を開位置Oから閉
位置Sに閉じる場合は、手動切換バルブ28bを他方へ
切換えることによって、図2に示すように、前方の左右
両第1の油圧シリンダ装置18のピストンロッド18a
が突出し、前方の側板6が一方の左右方向軸心14の周
りに開位置Oから離型位置Rまで回動する。そして、手
動切換バルブ28aを他方へ切換えることによって、図
1に示すように、前方の左右両第2の油圧シリンダ装置
19のピストンロッド19aが突出し、前方の左右両第
1の開閉アーム12が他方の左右方向軸心16の周りに
逆回動するため、前方の側板6が離型位置Rから閉位置
Sに閉じる。
【0028】また、後方の側板7の開閉は、手動切換バ
ルブ28c,28dを切換えることによって、図1〜図
3に示すように、上記前方の側板6と同様に行える。こ
の際、上記前方の側板6の開閉と同様な理由、すなわ
ち、後方の側板7を開位置Oまで開く際、基台3に対し
て後方の第1の開閉アーム12を回動させることに加え
て、これら後方の第1の開閉アーム12に対して後方の
側板7を回動させるため、他方のヒンジ体15から開位
置Oの後方の側板7の先端までの水平距離Lが短縮す
る。これにより、狭いスペース内で後方の側板7を開閉
することが可能となる。
【0029】さらに、左方の側板9の開閉は手動切換バ
ルブ28eを切換えることによって行われる。すなわ
ち、上記手動切換バルブ28eを一方へ切換えることに
よって、図6の仮想線で示すように、左方の前後両第3
の油圧シリンダ装置26のピストンロッド26aが退入
し、左方の前後両第2の開閉アーム23が前後方向軸心
25の周りに所定角度回動するため、左方の側板9が閉
位置Sから開位置Oへ開く。
【0030】また、上記手動切換バルブ28eを他方へ
切換えることによって、左方の前後両第3の油圧シリン
ダ装置26のピストンロッド26aが突出し、左方の前
後両第2の開閉アーム23が前後方向軸心25の周りに
逆回動するため、図6の実線で示すように、左方の側板
9が開位置Oから閉位置Sに閉じる。また、右方の側板
8の開閉は、手動切換バルブ28fを切換えることによ
って、上記左方の側板9と同様に行える。尚、上記右方
および左方の側板8,9のサイズは前方および後方の側
板6,7のサイズに比べて小型であるため、右方および
左方の側板8,9の開閉時に要するスペースは特に問題
にはならない。
【0031】このような型枠装置2を用いてセグメント
1を成形する場合、各側板6,7,8,9を閉位置Sに
閉じ、コンクリート打設用空間10内に配筋を施すとと
もにコンクリートを打設する。そして、コンクリートが
硬化した後、図2に示すように前方および後方の側板
6,7をそれぞれ閉位置Sから離型位置Rまで開くとと
もに、図6の仮想線で示すように右方および左方の側板
8,9をそれぞれ閉位置Sから開位置Oまで開く。これ
によりセグメント1が成形されて離型される。
【0032】また、離型時にコンクリートが型枠本体4
からスムーズに剥離するように、前以って、剥離剤を塗
布しておく。すなわち、コンクリートを打設する前に、
各側板6,7,8,9を開位置Oまで開き、底板5の上
面や各側板6,7,8,9の内面に剥離剤を塗布する。
この際、図3および図6の仮想線で示すように、各側板
6,7,8,9はそれぞれ開位置Oにおいて水平に横倒
しているため、各側板6,7,8,9の内面が上向きと
なり、上記剥離剤を塗布し易く、特に、前方および後方
の側板6,7の各段付き部20の下面20aに対して剥
離剤を容易に塗布することができる。
【0033】また、上記型枠本体4を清掃する場合にお
いても、各側板6,7,8,9を開位置Oまで開くこと
により、各側板6,7,8,9の内面が上向きとなるた
め、各側板6,7,8,9の内面を清掃し易く、特に、
前方および後方の側板6,7の各段付き部20の下面2
0aに対して容易に清掃を行うことができる。また、上
記第1および第2の各開閉アーム12,23の回動と前
方および後方の側板6,7の回動とはそれぞれ、手動切
換バルブ28a〜28fの操作により、第1〜第3の油
圧シリンダ装置18,19,26で行われるため、省力
化を図ることができる。
【0034】また、手動切換バルブ28a〜28dを中
立位置に切換えて、第1および第2の油圧シリンダ装置
18,19の各ピストンロッド18a,19aの出退を
固定することによって、前方および後方の側板6,7を
閉位置S,離型位置R,開位置Oの各位置に固定するこ
とができる。また、手動切換バルブ28e,28fを中
立位置に切換えて、第3の油圧シリンダ装置26のピス
トンロッド26aの出退を固定することによって、右方
および左方の側板8,9を閉位置S,開位置Oの両位置
に固定することができる。さらに、上記油圧シリンダ装
置18,19,26を用いることにより、各側板6,
7,8,9が徐々に開閉し、以上のようなことから作業
時の安全性が向上する。
【0035】また、図7に示すように、油圧供給源31
を両急速継手32a,32bの接続箇所で型枠装置2の
油圧駆動ユニット30から切り離し、両急速継手32
a,32bを介して、上記油圧供給源31を別の型枠装
置2の油圧駆動ユニット30に接続することができる。
このため、複数台の型枠装置2に対して、1台の油圧供
給源31を順次接続して使用することができるため、経
済的である。
【0036】上記実施の形態では、型枠装置2でセグメ
ント1を成形しているが、セグメント1に限定されるも
のではなく、セグメント1以外のものを成形する型枠装
置であってもよい。上記実施の形態では、図1〜図3に
示すように、前方および後方の側板6,7を閉位置Sと
離型位置Rと開位置Oにわたって開閉可能に構成してい
るが、同様に、右方および左方の側板8,9を閉位置S
と離型位置Rと開位置Oにわたって開閉可能に構成して
もよい。また、全ての側板6,7,8,9をそれぞれ閉
位置Sと離型位置Rと開位置Oにわたって開閉可能に構
成してもよい。
【0037】上記実施の形態では、回転駆動装置の一例
として油圧シリンダ装置18,19を用いているが、エ
アシリンダ装置やモータ等を用いてもよい。また、手動
切換バルブ28a〜28fを用いて各油圧シリンダ装置
18,19,26を作動させているが、電磁式の切換バ
ルブを用いてもよい。上記実施の形態では、図2,図3
に示すように、前方および後方の側板6,7の離型位置
Rにおける開き角度αを45°とし、開位置Oにおける
開き角度βを90°としているが、45°と90°に限
定されるものではない。
【0038】
【発明の効果】以上のように本第1発明によれば、側板
を開位置まで開く際、基台に対して開閉アームを回動さ
せることに加えて、開閉アームに対して側板を回動させ
るため、他方のヒンジ体から開位置の側板の先端までの
水平距離が短縮する。したがって、狭いスペース内で側
板を開閉することが可能となる。
【0039】また、本第2発明によれば、側板は開位置
において水平に横倒するため、側板の内面が上向きとな
り、側板の内面に剥離剤を塗布し易く、また、側板の内
面を清掃し易い。特に、側板の内側に段付き部が形成さ
れている場合、段付き部表面に対して剥離剤の塗布や清
掃が簡単に行える。また、本第3発明によれば、側板お
よび開閉アームの回動はそれぞれ、一方および他方の回
転駆動装置で行われるため、省力化を図ることができ
る。
【0040】また、本第4発明によれば、油圧シリンダ
装置を用いることによって、側板を徐々に開いて離型位
置と開位置とに固定することができるため、安全性が向
上する。また、本第5発明によれば、油圧供給源を接続
用継手の接続箇所で型枠装置の各油圧シリンダ装置から
切り離し、接続用継手を介して、上記油圧供給源を別の
型枠装置の各油圧シリンダ装置に容易に接続することが
できるため、複数台の型枠装置に対して、1台の油圧供
給源を順次接続して使用することができ、経済的であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における型枠装置の右側面
図であり、前方および後方の側板を閉位置に閉じた状態
を示す。
【図2】同、型枠装置の右側面図であり、前方および後
方の側板を離型位置まで開いた状態を示す。
【図3】同、型枠装置の右側面図であり、前方および後
方の側板を開位置まで開いた状態を示す。
【図4】同、型枠装置の正面図である。
【図5】同、型枠装置の平面図である。
【図6】図5におけるA−A矢視図である。
【図7】同、型枠装置の油圧駆動ユニットと油圧供給源
との構成を示す図である。
【図8】同、型枠装置で成形されるセグメントの正面図
である。
【図9】従来のヒンジ開閉式の型枠装置の右側面図であ
る。
【図10】従来のヒンジ開閉式の型枠装置の正面図であ
る。
【図11】従来のスライド開閉式の型枠装置の右側面図で
ある。
【符号の説明】
2 型枠装置 3 基台 4 型枠本体 5 底板 6,7,8,9 側板 10 コンクリート打設用空間 12 第1の開閉アーム 13 一方のヒンジ体 14 一方の左右方向軸心(一方の横軸心) 15 他方のヒンジ体 16 他方の左右方向軸心(他方の横軸心) 18 第1の油圧シリンダ装置(一方の回転駆動装
置) 19 第2の油圧シリンダ装置(他方の回転駆動装
置) 23 第2の開閉アーム 28a〜28f 手動切換バルブ 31 油圧供給源 32a,32b 急速継手(接続用継手) S 閉位置 R 離型位置 O 開位置 α,β 開き角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花岡 泰治 大阪府大阪市住之江区南港北1丁目7番89 号 日立造船株式会社内 Fターム(参考) 2D055 EB10 4G053 AA07 BB05 BD07 EA17 EB01 EB02 EB16 4G058 GA01 GB02 GD16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に型枠本体が設けられ、上記型枠本
    体は底板とこの底板の周縁部に配設された複数の側板と
    を備え、上記底板上に、側板に囲まれたコンクリート打
    設用空間が形成され、上記各側板は開閉アームによって
    基台側に設けられかつ外側へ開閉自在に構成され、複数
    の側板のうち、少なくともいずれかの側板が一方のヒン
    ジ体を介して一方の横軸心周りに回動自在に構成されて
    上記開閉アームの一端に連結されるとともに、この開閉
    アームの他端が他方のヒンジ体を介して他方の横軸心周
    りに回動自在に構成されて上記基台側に連結され、上記
    開閉アームを他方の横軸心周りに所定角度回動すること
    によって、側板が閉位置から離型位置まで外側へ開き、
    上記離型位置から、上記側板を一方の横軸心周りに所定
    角度回動することによって、側板が開位置まで外側へ開
    き、上記離型位置における側板の開き角度が上記開位置
    における側板の開き角度よりも小さく設定されているこ
    とを特徴とする型枠装置。
  2. 【請求項2】 側板は、閉位置において起立し、離型位
    置において傾斜し、開位置において水平に横倒すること
    を特徴とする請求項1記載の型枠装置。
  3. 【請求項3】 側板を一方の横軸心周りに回動させる一
    方の回転駆動装置と、開閉アームを他方の横軸心周りに
    回動させる他方の回転駆動装置とが具備されていること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の型枠装
    置。
  4. 【請求項4】 一方および他方の回転駆動装置としてそ
    れぞれ油圧シリンダ装置を用いたことを特徴とする請求
    項3記載の型枠装置。
  5. 【請求項5】 各油圧シリンダ装置の作動は手動バルブ
    によって行われ、上記各油圧シリンダ装置と油圧供給源
    とが接続用継手を介して接続離間自在に接続されている
    ことを特徴とする請求項4記載の型枠装置。
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