JP2001039506A - 自動倉庫 - Google Patents
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- JP2001039506A JP2001039506A JP11218938A JP21893899A JP2001039506A JP 2001039506 A JP2001039506 A JP 2001039506A JP 11218938 A JP11218938 A JP 11218938A JP 21893899 A JP21893899 A JP 21893899A JP 2001039506 A JP2001039506 A JP 2001039506A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、複数個の荷物を縦列に入庫保管
し、縦列入庫した複数個の荷物を同時に扱うスタッカク
レーンを備えた自動倉庫の出庫において、スタッカクレ
ーンの移動動作を少なくして、出庫効率を高めることを
目的とする。 【解決手段】 スタッカクレーンを挟んで、向かいあっ
て設置される棚列の双方に、縦列入庫した複数個の荷物
を芯出し位置決め可能とした芯出し用仮置棚を配置し
た。また、出庫台に連接して設けられ、出庫台から荷物
を移載可能とした再入庫台を設けた。
し、縦列入庫した複数個の荷物を同時に扱うスタッカク
レーンを備えた自動倉庫の出庫において、スタッカクレ
ーンの移動動作を少なくして、出庫効率を高めることを
目的とする。 【解決手段】 スタッカクレーンを挟んで、向かいあっ
て設置される棚列の双方に、縦列入庫した複数個の荷物
を芯出し位置決め可能とした芯出し用仮置棚を配置し
た。また、出庫台に連接して設けられ、出庫台から荷物
を移載可能とした再入庫台を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫に関する
もので、特に、各棚に、棚の手前側と奥側に複数個の荷
物を縦列入庫し、縦列入庫した複数個の荷物を同時に扱
うシャトルフォークを有するスタッカクレーンを備えた
自動倉庫に係わる。
もので、特に、各棚に、棚の手前側と奥側に複数個の荷
物を縦列入庫し、縦列入庫した複数個の荷物を同時に扱
うシャトルフォークを有するスタッカクレーンを備えた
自動倉庫に係わる。
【０００２】
【従来の技術】自動倉庫の各棚に、複数個の荷物を縦列
に保管し、複数個の荷物を同時に扱うスタッカクレーン
を備えることにより、自動倉庫の入出庫能率を高めるこ
とができる。しかし、このような方式において、各棚に
入庫している荷物の棚奥側に入庫している荷物だけを出
庫したいときには、棚手前の荷物を一旦棚から出して、
空棚に仮置きしてから、棚奥側の荷物を出庫することに
なり、そのためのスタッカクレーンの動きが必要とな
り、この動作による出庫能力の低下が著しかった。
に保管し、複数個の荷物を同時に扱うスタッカクレーン
を備えることにより、自動倉庫の入出庫能率を高めるこ
とができる。しかし、このような方式において、各棚に
入庫している荷物の棚奥側に入庫している荷物だけを出
庫したいときには、棚手前の荷物を一旦棚から出して、
空棚に仮置きしてから、棚奥側の荷物を出庫することに
なり、そのためのスタッカクレーンの動きが必要とな
り、この動作による出庫能力の低下が著しかった。
【０００３】また、棚から出して空棚に仮置きした荷物
は再び元の棚に入庫されるわけであるが、荷物の置き換
え毎に取り扱い誤差が生じ、このような出入れを重ねて
いると、取り扱い誤差が累積し、再度の棚への出入れに
際して、荷物が棚柱に衝突する可能性が生じていた。
は再び元の棚に入庫されるわけであるが、荷物の置き換
え毎に取り扱い誤差が生じ、このような出入れを重ねて
いると、取り扱い誤差が累積し、再度の棚への出入れに
際して、荷物が棚柱に衝突する可能性が生じていた。
【０００４】この不都合を解決するため、ある決められ
た棚に荷物の再芯出しを行ない得る芯出し用仮置棚を設
置し、棚手前の荷物を取出した際には、一旦この芯出し
用仮置棚に仮置きし、そこで再芯出ししてから、周辺の
空棚に置き換えるようにしたものもある。図１０はこの
方式の自動倉庫におけるスタッカクレーンの動作工程を
示すものである。
た棚に荷物の再芯出しを行ない得る芯出し用仮置棚を設
置し、棚手前の荷物を取出した際には、一旦この芯出し
用仮置棚に仮置きし、そこで再芯出ししてから、周辺の
空棚に置き換えるようにしたものもある。図１０はこの
方式の自動倉庫におけるスタッカクレーンの動作工程を
示すものである。
【０００５】図において、１、２は自動倉庫の棚列であ
り、向い合って設置され、その棚列１、２間を、シャト
ルフォーク３を有する昇降台４を備えたスタッカクレー
ン５が走行自在に配置されている。６はスタッカクレー
ンの走行レールを示す。７は棚列１の側方に配置された
出庫台であり、前述のスタッカクレーン５により同時に
複数個の荷物が取り扱える。なお、８は棚列２の側方に
配置された入庫台であって、出庫台７と同じ構造であ
り、配置によっては出庫台７と同じ側に列設することも
ある。
り、向い合って設置され、その棚列１、２間を、シャト
ルフォーク３を有する昇降台４を備えたスタッカクレー
ン５が走行自在に配置されている。６はスタッカクレー
ンの走行レールを示す。７は棚列１の側方に配置された
出庫台であり、前述のスタッカクレーン５により同時に
複数個の荷物が取り扱える。なお、８は棚列２の側方に
配置された入庫台であって、出庫台７と同じ構造であ
り、配置によっては出庫台７と同じ側に列設することも
ある。
【０００６】９は、棚の一つに配置された芯出し用仮置
棚、１０は空棚（現在荷物が保管されていない棚）を示
す。Ｐ１、Ｐ２、Ｐ３、Ｐ４は棚に保管されている荷物
であり、通常パレットに入れて取り扱われる。芯出し用
仮置棚９は、棚の腕木上に、棚の前後方向と左右方向
に、上部を傾斜して外側に開いたガイドを設けており、
シャトルフォーク３によってパレットＰをガイドの上部
に持ち込み、所定位置で下降させることによりパレット
Ｐは棚９の中心に芯出し位置決めされるようになってい
る。
棚、１０は空棚（現在荷物が保管されていない棚）を示
す。Ｐ１、Ｐ２、Ｐ３、Ｐ４は棚に保管されている荷物
であり、通常パレットに入れて取り扱われる。芯出し用
仮置棚９は、棚の腕木上に、棚の前後方向と左右方向
に、上部を傾斜して外側に開いたガイドを設けており、
シャトルフォーク３によってパレットＰをガイドの上部
に持ち込み、所定位置で下降させることによりパレット
Ｐは棚９の中心に芯出し位置決めされるようになってい
る。
【０００７】芯出し位置決めされたパレットＰは改めて
シャトルフォーク３によって、持ち上げられ、空棚１０
に入れられる。例えば、このような再芯出しを行なうこ
とによって、取り扱い誤差を累積せずに、パレットＰを
所定の棚に搬送し、入庫できる。この構成において、ス
タッカクレーン５の出庫動作について説明する。なお、
図中囲いの数値を付した矢印はスタッカクレーン５の移
動動作を示している。
シャトルフォーク３によって、持ち上げられ、空棚１０
に入れられる。例えば、このような再芯出しを行なうこ
とによって、取り扱い誤差を累積せずに、パレットＰを
所定の棚に搬送し、入庫できる。この構成において、ス
タッカクレーン５の出庫動作について説明する。なお、
図中囲いの数値を付した矢印はスタッカクレーン５の移
動動作を示している。
【０００８】今、棚奥側の荷物Ｐ１と、続いて荷物Ｐ３
の出庫要請があった場合、スタッカクレーン５は、ま
ず、00002460荷物Ｐ１の棚の所まで移動する。そして、
00002461棚手前の荷物Ｐ２を取出し、芯出し用仮置棚９
へ搬入する。00002462芯出し用仮置棚９で芯出しされた
荷物Ｐ２を改めて取出し、空棚１０に移し替える。その
あと、00002463出庫要請があった荷物Ｐ１を取りに行
く。そして、00002464荷物Ｐ１を取出し、出庫台７へ搬
送する。そして、次に出庫要請がある荷物Ｐ３の棚へ移
動し、同様の手順で出庫することになる。
の出庫要請があった場合、スタッカクレーン５は、ま
ず、00002460荷物Ｐ１の棚の所まで移動する。そして、
00002461棚手前の荷物Ｐ２を取出し、芯出し用仮置棚９
へ搬入する。00002462芯出し用仮置棚９で芯出しされた
荷物Ｐ２を改めて取出し、空棚１０に移し替える。その
あと、00002463出庫要請があった荷物Ｐ１を取りに行
く。そして、00002464荷物Ｐ１を取出し、出庫台７へ搬
送する。そして、次に出庫要請がある荷物Ｐ３の棚へ移
動し、同様の手順で出庫することになる。
【０００９】このように、１個の荷物を出庫するのに５
動作、２個の荷物を出庫するには１０動作が必要であ
る。なお、棚奥側の荷物Ｐ１と棚手前の荷物Ｐ２を同時
に出庫する場合は、荷物Ｐ１およびＰ２を同時に扱える
ので、荷物Ｐ１、Ｐ２の棚の所まで移動する動作と荷物
Ｐ１、Ｐ２を取出し、出庫台７へ搬送する動作の２動作
で出庫できる。
動作、２個の荷物を出庫するには１０動作が必要であ
る。なお、棚奥側の荷物Ｐ１と棚手前の荷物Ｐ２を同時
に出庫する場合は、荷物Ｐ１およびＰ２を同時に扱える
ので、荷物Ｐ１、Ｐ２の棚の所まで移動する動作と荷物
Ｐ１、Ｐ２を取出し、出庫台７へ搬送する動作の２動作
で出庫できる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】複数個の荷物を縦列に
入庫保管し、縦列入庫した複数個の荷物を同時に扱うス
タッカクレーンを備えた自動倉庫における出庫におい
て、スタッカクレーンの移動動作を少なくして、出庫効
率を高めることができる自動倉庫を得ることを目的とす
る。
入庫保管し、縦列入庫した複数個の荷物を同時に扱うス
タッカクレーンを備えた自動倉庫における出庫におい
て、スタッカクレーンの移動動作を少なくして、出庫効
率を高めることができる自動倉庫を得ることを目的とす
る。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、スタッカクレ
ーンを挟んで、向かいあって設置される棚列の双方に、
縦列入庫した複数個の荷物を芯出し位置決め可能とした
芯出し用仮置棚を配置した。また、出庫台に連接して設
けられ、出庫台から荷物を移載可能とした再入庫台を設
けた。
ーンを挟んで、向かいあって設置される棚列の双方に、
縦列入庫した複数個の荷物を芯出し位置決め可能とした
芯出し用仮置棚を配置した。また、出庫台に連接して設
けられ、出庫台から荷物を移載可能とした再入庫台を設
けた。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１は縦列入庫した複数個の荷物
を芯出し位置決め可能とした芯出し用仮置棚を配置した
自動倉庫の例であり、図２は出庫台に連接して設けら
れ、出庫台から荷物を移載可能とした再入庫台を設けた
自動倉庫の例であって、以下図１、図２に沿って本発明
の実施の形態について説明する。なお、図１０に示す従
来のものと同等のものについては同じ符号を付し、説明
は省略する。
を芯出し位置決め可能とした芯出し用仮置棚を配置した
自動倉庫の例であり、図２は出庫台に連接して設けら
れ、出庫台から荷物を移載可能とした再入庫台を設けた
自動倉庫の例であって、以下図１、図２に沿って本発明
の実施の形態について説明する。なお、図１０に示す従
来のものと同等のものについては同じ符号を付し、説明
は省略する。
【００１３】図１において、Ｐ１１、Ｐ１２、Ｐ１３、
Ｐ１４は棚に保管されている荷物である。１１は棚列１
に配置された芯出し用仮置棚であって、縦列入庫した複
数個の荷物を同時に芯出し位置決め可能としている。そ
の構成については後述する。１２は棚列２に配置された
芯出し用仮置棚であって、芯出し用仮置棚１１と同じ構
造であり、縦列入庫した複数個の荷物を同時に芯出し位
置決め可能である。これ等、芯出し用仮置棚１１、１２
は夫々出庫台７に近い棚列１、２の端の棚に配置するの
が有利である。
Ｐ１４は棚に保管されている荷物である。１１は棚列１
に配置された芯出し用仮置棚であって、縦列入庫した複
数個の荷物を同時に芯出し位置決め可能としている。そ
の構成については後述する。１２は棚列２に配置された
芯出し用仮置棚であって、芯出し用仮置棚１１と同じ構
造であり、縦列入庫した複数個の荷物を同時に芯出し位
置決め可能である。これ等、芯出し用仮置棚１１、１２
は夫々出庫台７に近い棚列１、２の端の棚に配置するの
が有利である。
【００１４】次に、芯出し用仮置棚１１、１２の構成に
ついて説明する。図３は芯出し用仮置棚１１の構成を示
す斜視図であり、図４は同正面図である。１３は側面ガ
イドであって、棚の奥行全長にわたって、棚の腕木１４
上に立設されており、上部は棚の外側に向かって傾斜
し、広がっている。１５は前後面ガイドであって、側面
ガイド１３と同様に上部は棚の外側に向かって傾斜し、
広がった形状であり、棚の前後面において、シャトルフ
ォーク３が通過する間隔を開けて左右に分割され、棚の
腕木１４上に立設されている。
ついて説明する。図３は芯出し用仮置棚１１の構成を示
す斜視図であり、図４は同正面図である。１３は側面ガ
イドであって、棚の奥行全長にわたって、棚の腕木１４
上に立設されており、上部は棚の外側に向かって傾斜
し、広がっている。１５は前後面ガイドであって、側面
ガイド１３と同様に上部は棚の外側に向かって傾斜し、
広がった形状であり、棚の前後面において、シャトルフ
ォーク３が通過する間隔を開けて左右に分割され、棚の
腕木１４上に立設されている。
【００１５】したがって、シャトルフォーク３によっ
て、ガイド１３、１５上に持ち込まれたパレットＰは、
シャトルフォーク３を下降させると、側面ガイド１３お
よび前後面ガイド１５の傾斜面で、棚中心側にガイドさ
れ、両ガイド１３、１５の立設部にはまり込み、複数個
のパレットが同時に棚中央に芯出し位置決めされること
になる。
て、ガイド１３、１５上に持ち込まれたパレットＰは、
シャトルフォーク３を下降させると、側面ガイド１３お
よび前後面ガイド１５の傾斜面で、棚中心側にガイドさ
れ、両ガイド１３、１５の立設部にはまり込み、複数個
のパレットが同時に棚中央に芯出し位置決めされること
になる。
【００１６】さて、この縦列入庫した複数個の荷物を芯
出し位置決め可能とした芯出し用仮置棚１１、１２を、
夫々棚列１、２に配置した自動倉庫におけるスタッカク
レーン５の出庫動作について説明する。なお、従来例を
説明したときと同様に、棚列１の棚奥に保管されている
荷物Ｐ１１を出庫し、続いて荷物Ｐ１３の出庫要請があ
ったものとする。
出し位置決め可能とした芯出し用仮置棚１１、１２を、
夫々棚列１、２に配置した自動倉庫におけるスタッカク
レーン５の出庫動作について説明する。なお、従来例を
説明したときと同様に、棚列１の棚奥に保管されている
荷物Ｐ１１を出庫し、続いて荷物Ｐ１３の出庫要請があ
ったものとする。
【００１７】スタッカクレーン５は、まず、00002460荷
物Ｐ１１の棚の所まで移動する。そして、00002461荷物
Ｐ１１とＰ１２を一緒に取出し、これを向かい側の棚列
２の芯出し用仮置棚１２に仮置きする。このとき芯出し
用仮置棚１２では、荷物Ｐ１１が手前側にあることにな
る。そこで、00002462荷物Ｐ１１だけを取出し出庫台７
に運ぶ。
物Ｐ１１の棚の所まで移動する。そして、00002461荷物
Ｐ１１とＰ１２を一緒に取出し、これを向かい側の棚列
２の芯出し用仮置棚１２に仮置きする。このとき芯出し
用仮置棚１２では、荷物Ｐ１１が手前側にあることにな
る。そこで、00002462荷物Ｐ１１だけを取出し出庫台７
に運ぶ。
【００１８】そして、00002463続いて出庫要請のある荷
物Ｐ１３の棚まで行き、00002464荷物Ｐ１３と荷物Ｐ１
４を一緒に取出し、これを芯出し用仮置棚１２に運び、
荷物Ｐ１４だけを仮置きする。00002465荷物Ｐ１３はそ
のまま出庫台に運ぶ。00002466この段階で芯出し用仮置
棚１２には荷物Ｐ１２とＰ１４が揃っているので、これ
を取りに行き、00002467荷物Ｐ１２とＰ１４を一緒に取
出し、空棚１０に移載する。あと次の工程に移る。
物Ｐ１３の棚まで行き、00002464荷物Ｐ１３と荷物Ｐ１
４を一緒に取出し、これを芯出し用仮置棚１２に運び、
荷物Ｐ１４だけを仮置きする。00002465荷物Ｐ１３はそ
のまま出庫台に運ぶ。00002466この段階で芯出し用仮置
棚１２には荷物Ｐ１２とＰ１４が揃っているので、これ
を取りに行き、00002467荷物Ｐ１２とＰ１４を一緒に取
出し、空棚１０に移載する。あと次の工程に移る。
【００１９】このように棚奥側に保管されている荷物を
２個出庫するのに、８動作で出庫でき、１個当たりでは
４動作となる。勿論、縦列保管された荷物、例えばＰ１
１とＰ１２を同時に出庫する場合は、Ｐ１１とＰ１２の
棚の所まで移動し、これを一緒に取出し、そのまま出庫
台７に運ぶと云う２動作でよく、これは従来型と同じで
ある。また、棚列２側の荷物を出庫する場合には、棚列
１側に配置された芯出し用仮置棚１１を使用すれば、上
記と同様の操作ができる。
２個出庫するのに、８動作で出庫でき、１個当たりでは
４動作となる。勿論、縦列保管された荷物、例えばＰ１
１とＰ１２を同時に出庫する場合は、Ｐ１１とＰ１２の
棚の所まで移動し、これを一緒に取出し、そのまま出庫
台７に運ぶと云う２動作でよく、これは従来型と同じで
ある。また、棚列２側の荷物を出庫する場合には、棚列
１側に配置された芯出し用仮置棚１１を使用すれば、上
記と同様の操作ができる。
【００２０】図２において、１６は複数個の荷物を載置
できる出庫台であり、１７は、出庫台１６に連接して設
けられ、出庫台１６からの荷物を移載可能であり、複数
個の荷物を載置できる再入庫台である。図中Ａ、Ｂは出
庫台１６の複数個の荷物を載置するゾーンであり、同じ
くＣ、Ｄは再入庫台１７のゾーンであって、Ａ、Ｂゾー
ンに載置された荷物は、矢印のごとくＣ、Ｄのゾーンに
移載可能である。
できる出庫台であり、１７は、出庫台１６に連接して設
けられ、出庫台１６からの荷物を移載可能であり、複数
個の荷物を載置できる再入庫台である。図中Ａ、Ｂは出
庫台１６の複数個の荷物を載置するゾーンであり、同じ
くＣ、Ｄは再入庫台１７のゾーンであって、Ａ、Ｂゾー
ンに載置された荷物は、矢印のごとくＣ、Ｄのゾーンに
移載可能である。
【００２１】次に、出庫台１６と再入庫台１７の構成に
ついて説明する。図５は出庫台１６と再入庫台１７の平
面図、図６は同正面図、図７は同側面図であり、図８は
同リフタを上昇させた状態の側面図であり、図９は図５
のＸ矢視断面図である。なお、出庫台１６と再入庫台１
７の構造は同一であるので、各部品には同一の符号を付
して一緒に説明する。
ついて説明する。図５は出庫台１６と再入庫台１７の平
面図、図６は同正面図、図７は同側面図であり、図８は
同リフタを上昇させた状態の側面図であり、図９は図５
のＸ矢視断面図である。なお、出庫台１６と再入庫台１
７の構造は同一であるので、各部品には同一の符号を付
して一緒に説明する。
【００２２】１８は、高さを一定としてＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄ
ゾーンに配置されたローラコンベヤであって、ローラ１
９がスプロケット２０とチェーン２１を介してモータ２
２により回転駆動される。２３は各ローラコンベヤ１８
の下方に配置されたリフタであって、基盤２４上に昇降
盤２５を有しており、昇降盤２５はクロスリンク等の作
動装置２６によって昇降される。
ゾーンに配置されたローラコンベヤであって、ローラ１
９がスプロケット２０とチェーン２１を介してモータ２
２により回転駆動される。２３は各ローラコンベヤ１８
の下方に配置されたリフタであって、基盤２４上に昇降
盤２５を有しており、昇降盤２５はクロスリンク等の作
動装置２６によって昇降される。
【００２３】２７はパレット受けフレームであって、昇
降盤２５の４隅に立設されている。該パレット受けフレ
ーム２７は上部に、傾斜して外側に広がったガイド２８
とパレット受け板２９を備えており、昇降盤２５の昇降
により、ローラコンベヤ１８のローラ１９間から出没さ
れる。つまり、昇降盤２５を下降させたとき、パレット
受けフレーム２７の頂部はローラコンベヤ１８のローラ
１９上面より没する。
降盤２５の４隅に立設されている。該パレット受けフレ
ーム２７は上部に、傾斜して外側に広がったガイド２８
とパレット受け板２９を備えており、昇降盤２５の昇降
により、ローラコンベヤ１８のローラ１９間から出没さ
れる。つまり、昇降盤２５を下降させたとき、パレット
受けフレーム２７の頂部はローラコンベヤ１８のローラ
１９上面より没する。
【００２４】また、パレットＰを受けるときには、昇降
盤２５を上昇させ、パレット受けフレーム２７の上部を
ローラコンベヤ１８のローラ１９上面より突出させた状
態とするが、この状態、つまりパレットＰを受けたと
き、ローラコンベヤ１８のローラ１９上面とパレットＰ
の下面との間隔がシャトルフォーク３の厚さより大きく
なるように設定してある。
盤２５を上昇させ、パレット受けフレーム２７の上部を
ローラコンベヤ１８のローラ１９上面より突出させた状
態とするが、この状態、つまりパレットＰを受けたと
き、ローラコンベヤ１８のローラ１９上面とパレットＰ
の下面との間隔がシャトルフォーク３の厚さより大きく
なるように設定してある。
【００２５】したがって、シャトルフォーク３によっ
て、ガイド２８上に持ち込まれたパレットＰは、シャト
ルフォーク３を下降させると、ガイド２８の傾斜面にガ
イドされ、芯出し位置決めされて、パレット受け板２９
上に載置される。そこで、シャトルフォーク３を若干下
降させ、スタッカクレーン側に戻してから昇降盤２５を
下降させると、パレットＰはローラコンベヤ１８上に載
置されることになる。
て、ガイド２８上に持ち込まれたパレットＰは、シャト
ルフォーク３を下降させると、ガイド２８の傾斜面にガ
イドされ、芯出し位置決めされて、パレット受け板２９
上に載置される。そこで、シャトルフォーク３を若干下
降させ、スタッカクレーン側に戻してから昇降盤２５を
下降させると、パレットＰはローラコンベヤ１８上に載
置されることになる。
【００２６】３０は、出庫台１６と再入庫台１７間のパ
レット移載用のチェーンコンベヤであって、ローラコン
ベヤ１８のローラ１９間から出没できるよう上下動可能
として、前記Ｂ、Ｃゾーンに配置されており、ローラ１
９の回転方向と直角方向にチェーン３１が駆動されるよ
うになっている。
レット移載用のチェーンコンベヤであって、ローラコン
ベヤ１８のローラ１９間から出没できるよう上下動可能
として、前記Ｂ、Ｃゾーンに配置されており、ローラ１
９の回転方向と直角方向にチェーン３１が駆動されるよ
うになっている。
【００２７】３２はチェーンコンベヤ３０の載置台、３
３は載置台３２の支持ローラ、３４は支持ローラ３３を
上面に転動させ、ベースフレーム３５上を駆動用シリン
ダ３６の作動によりスライドするカム、３７は載置台３
２の上下動ガイドである。この構成によりチェーンコン
ベヤ３０のチェーン３１は、カム３４の作動によって、
ローラコンベヤ１８のローラ１９上面より出没されるの
で、出庫台１６のローラコンベヤ１８上のパレットＰを
取込み、これを側方に移送し、再入庫台１７のローラコ
ンベヤ１８上に載置することができる。なお、図中３８
は出庫用チェーンコンベヤを示している。
３は載置台３２の支持ローラ、３４は支持ローラ３３を
上面に転動させ、ベースフレーム３５上を駆動用シリン
ダ３６の作動によりスライドするカム、３７は載置台３
２の上下動ガイドである。この構成によりチェーンコン
ベヤ３０のチェーン３１は、カム３４の作動によって、
ローラコンベヤ１８のローラ１９上面より出没されるの
で、出庫台１６のローラコンベヤ１８上のパレットＰを
取込み、これを側方に移送し、再入庫台１７のローラコ
ンベヤ１８上に載置することができる。なお、図中３８
は出庫用チェーンコンベヤを示している。
【００２８】さて、このような出庫台１６と再入庫台１
７を配置した自動倉庫におけるスタッカクレーンの出庫
動作について説明する。従来例を説明したときと同様
に、棚列１の棚奥に保管されている荷物Ｐ１１を出庫
し、続いて荷物Ｐ１３の出庫要請があったとする。
７を配置した自動倉庫におけるスタッカクレーンの出庫
動作について説明する。従来例を説明したときと同様
に、棚列１の棚奥に保管されている荷物Ｐ１１を出庫
し、続いて荷物Ｐ１３の出庫要請があったとする。
【００２９】スタッカクレーン５は、まず、00002460荷
物Ｐ１１の棚の所まで移動する。そして、00002461荷物
Ｐ１１とＰ１２を一緒に取り出して出庫台１６に運ぶ、
次いで、00002462荷物Ｐ１３の棚まで行き、00002463荷
物Ｐ１３と荷物Ｐ１４とを一緒に取り出して出庫台１６
に運ぶ、この間に出庫台１６では荷物Ｐ１１のみをチェ
ーンコンベヤ３０を介して、出庫用チェーンコンベヤ３
８で出庫し、荷物Ｐ１２はローラコンベヤ１８でＢゾー
ンに移し、チェーンコンベヤ３０によって再入庫台１７
側に移載され、さらにローラコンベヤ１８でＣゾーンか
らＤゾーンに移され待機している。
物Ｐ１１の棚の所まで移動する。そして、00002461荷物
Ｐ１１とＰ１２を一緒に取り出して出庫台１６に運ぶ、
次いで、00002462荷物Ｐ１３の棚まで行き、00002463荷
物Ｐ１３と荷物Ｐ１４とを一緒に取り出して出庫台１６
に運ぶ、この間に出庫台１６では荷物Ｐ１１のみをチェ
ーンコンベヤ３０を介して、出庫用チェーンコンベヤ３
８で出庫し、荷物Ｐ１２はローラコンベヤ１８でＢゾー
ンに移し、チェーンコンベヤ３０によって再入庫台１７
側に移載され、さらにローラコンベヤ１８でＣゾーンか
らＤゾーンに移され待機している。
【００３０】同様に、00002463の工程で運ばれた荷物Ｐ
１３は出庫され、荷物Ｐ１４は再入庫台１７側に移載さ
れる。この状態で再入庫台１７上には荷物Ｐ１２とＰ１
４が貯まるので、00002464再入庫台１７の所に行き、00
002465パレット受けフレーム２７で持ち上げられた荷物
Ｐ１２とＰ１４を一緒に取出し、空棚１０のところに行
き、同棚にこれを載置する。このとき、荷物Ｐ１２とＰ
１４は、ローラコンベヤ１８上からパレット受けフレー
ム２７で持ち上げられるときに芯出し位置決めされる。
そして、次に出庫要請がある棚に行く。
１３は出庫され、荷物Ｐ１４は再入庫台１７側に移載さ
れる。この状態で再入庫台１７上には荷物Ｐ１２とＰ１
４が貯まるので、00002464再入庫台１７の所に行き、00
002465パレット受けフレーム２７で持ち上げられた荷物
Ｐ１２とＰ１４を一緒に取出し、空棚１０のところに行
き、同棚にこれを載置する。このとき、荷物Ｐ１２とＰ
１４は、ローラコンベヤ１８上からパレット受けフレー
ム２７で持ち上げられるときに芯出し位置決めされる。
そして、次に出庫要請がある棚に行く。
【００３１】このように、この構成によれば荷物を２個
出庫するのに６動作でよく、１個当たり３動作となる。
また、この場合も荷物Ｐ１１とＰ１２を同時に出庫する
ときは、荷物Ｐ１１とＰ１２の棚の所まで移動し、荷物
Ｐ１１とＰ１２を一緒に取り出して出庫台１６に運ぶと
云う２動作でよく、従来の動作と同じである。なお、こ
の構成によれば、出庫台１６と再入庫台１７の各ゾーン
を増やし、シャトルフォーク３を数個取りとすれば、棚
に保管する荷物が縦２個を超える場合にも、何れの荷物
に出庫要請があっても、同様の動作で対応できる。
出庫するのに６動作でよく、１個当たり３動作となる。
また、この場合も荷物Ｐ１１とＰ１２を同時に出庫する
ときは、荷物Ｐ１１とＰ１２の棚の所まで移動し、荷物
Ｐ１１とＰ１２を一緒に取り出して出庫台１６に運ぶと
云う２動作でよく、従来の動作と同じである。なお、こ
の構成によれば、出庫台１６と再入庫台１７の各ゾーン
を増やし、シャトルフォーク３を数個取りとすれば、棚
に保管する荷物が縦２個を超える場合にも、何れの荷物
に出庫要請があっても、同様の動作で対応できる。
【００３２】
【発明の効果】本発明は、複数個の荷物を縦列に入庫保
管し、縦列入庫した複数個の荷物を同時に扱うスタッカ
クレーンを備えた自動倉庫において、スタッカクレーン
を挟んで、向かいあって設置される棚列の双方に、縦列
入庫した複数個の荷物を芯出し位置決め可能とした芯出
し用仮置棚を設け、また、出庫台に連接して設けられ、
出庫台から荷物を移載可能とした再入庫台を設けたの
で、荷物の出庫にあたり、スタッカクレーンの移動動作
を少なくすることができ、出庫効率を高めることができ
た。
管し、縦列入庫した複数個の荷物を同時に扱うスタッカ
クレーンを備えた自動倉庫において、スタッカクレーン
を挟んで、向かいあって設置される棚列の双方に、縦列
入庫した複数個の荷物を芯出し位置決め可能とした芯出
し用仮置棚を設け、また、出庫台に連接して設けられ、
出庫台から荷物を移載可能とした再入庫台を設けたの
で、荷物の出庫にあたり、スタッカクレーンの移動動作
を少なくすることができ、出庫効率を高めることができ
た。
【図１】本発明の実施例を示す自動倉庫の平面図。
【図２】本発明の他の実施例を示す自動倉庫の平面図。
【図３】本発明による芯出し用仮置棚の斜視図。
【図４】同正面図。
【図５】本発明による出庫台と再入庫台の平面図。
【図６】同側面図。
【図７】同正面図。
【図８】図７におけるリフタを上昇させた状態を示す
図。
図。
【図９】図５におけるＸ矢視断面図。
【図１０】従来例の自動倉庫を示す平面図。
１ 棚列 ２ 棚列 ３ シャトルフォーク ４ 昇降台 ５ スタッカクレーン ６ 走行レール ７ 出庫台 ８ 入庫台 ９ 芯出し用仮置棚 １０ 空棚 １１ 芯出し用仮置棚 １２ 芯出し用仮
置棚 １３ 側面ガイド １４ 腕木 １５ 前後面ガイド １６ 出庫台 １７ 再入庫台 １８ ローラコン
ベヤ １９ ローラ ２０ スプロケッ
ト ２１ チェーン ２２ モータ ２３ リフタ ２４ 基盤 ２５ 昇降盤 ２６ 作動装置 ２７ パレット受けフレーム ２８ 傾斜面ガイ
ド ２９ パレット受け板 ３０ チェーンコ
ンベヤ ３１ チェーン ３２ 載置台 ３３ 支持ローラ ３４ カム ３５ ベースフレーム ３６ シリンダ ３７ 上下動ガイド ３８ 出庫用コン
ベヤ Ｐ パレット Ｐ１、Ｐ２、Ｐ３、Ｐ４ 荷物 Ｐ１１、Ｐ１２、Ｐ１３、Ｐ１４ 荷物
置棚 １３ 側面ガイド １４ 腕木 １５ 前後面ガイド １６ 出庫台 １７ 再入庫台 １８ ローラコン
ベヤ １９ ローラ ２０ スプロケッ
ト ２１ チェーン ２２ モータ ２３ リフタ ２４ 基盤 ２５ 昇降盤 ２６ 作動装置 ２７ パレット受けフレーム ２８ 傾斜面ガイ
ド ２９ パレット受け板 ３０ チェーンコ
ンベヤ ３１ チェーン ３２ 載置台 ３３ 支持ローラ ３４ カム ３５ ベースフレーム ３６ シリンダ ３７ 上下動ガイド ３８ 出庫用コン
ベヤ Ｐ パレット Ｐ１、Ｐ２、Ｐ３、Ｐ４ 荷物 Ｐ１１、Ｐ１２、Ｐ１３、Ｐ１４ 荷物
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年８月３日（１９９９．８．３）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 自動倉庫
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫に関する
もので、特に、各棚に、棚の手前側と奥側に複数個の荷
物を縦列入庫し、縦列入庫した複数個の荷物を同時に扱
うシャトルフォークを有するスタッカクレーンを備えた
自動倉庫に係わる。
もので、特に、各棚に、棚の手前側と奥側に複数個の荷
物を縦列入庫し、縦列入庫した複数個の荷物を同時に扱
うシャトルフォークを有するスタッカクレーンを備えた
自動倉庫に係わる。
【０００２】
【従来の技術】自動倉庫の各棚に、複数個の荷物を縦列
に保管し、複数個の荷物を同時に扱うスタッカクレーン
を備えることにより、自動倉庫の入出庫能率を高めるこ
とができる。しかし、このような方式において、各棚に
入庫している荷物の棚奥側に入庫している荷物だけを出
庫したいときには、棚手前の荷物を一旦棚から出して、
空棚に仮置きしてから、棚奥側の荷物を出庫することに
なり、そのためのスタッカクレーンの動きが必要とな
り、この動作による出庫能力の低下が著しかった。
に保管し、複数個の荷物を同時に扱うスタッカクレーン
を備えることにより、自動倉庫の入出庫能率を高めるこ
とができる。しかし、このような方式において、各棚に
入庫している荷物の棚奥側に入庫している荷物だけを出
庫したいときには、棚手前の荷物を一旦棚から出して、
空棚に仮置きしてから、棚奥側の荷物を出庫することに
なり、そのためのスタッカクレーンの動きが必要とな
り、この動作による出庫能力の低下が著しかった。
【０００３】また、棚から出して空棚に仮置きした荷物
は再び元の棚に入庫されるわけであるが、荷物の置き換
え毎に取り扱い誤差が生じ、このような出入れを重ねて
いると、取り扱い誤差が累積し、再度の棚への出入れに
際して、荷物が棚柱に衝突する可能性が生じていた。
は再び元の棚に入庫されるわけであるが、荷物の置き換
え毎に取り扱い誤差が生じ、このような出入れを重ねて
いると、取り扱い誤差が累積し、再度の棚への出入れに
際して、荷物が棚柱に衝突する可能性が生じていた。
【０００４】この不都合を解決するため、ある決められ
た棚に荷物の再芯出しを行ない得る芯出し用仮置棚を設
置し、棚手前の荷物を取出した際には、一旦この芯出し
用仮置棚に仮置きし、そこで再芯出ししてから、周辺の
空棚に置き換えるようにしたものもある。図１０はこの
方式の自動倉庫におけるスタッカクレーンの動作工程を
示すものである。
た棚に荷物の再芯出しを行ない得る芯出し用仮置棚を設
置し、棚手前の荷物を取出した際には、一旦この芯出し
用仮置棚に仮置きし、そこで再芯出ししてから、周辺の
空棚に置き換えるようにしたものもある。図１０はこの
方式の自動倉庫におけるスタッカクレーンの動作工程を
示すものである。
【０００５】図において、１、２は自動倉庫の棚列であ
り、向い合って設置され、その棚列１、２間を、シャト
ルフォーク３を有する昇降台４を備えたスタッカクレー
ン５が走行自在に配置されている。６はスタッカクレー
ンの走行レールを示す。７は棚列１の側方に配置された
出庫台であり、前述のスタッカクレーン５により同時に
複数個の荷物が取り扱える。なお、８は棚列２の側方に
配置された入庫台であって、出庫台７と同じ構造であ
り、配置によっては出庫台７と同じ側に列設することも
ある。
り、向い合って設置され、その棚列１、２間を、シャト
ルフォーク３を有する昇降台４を備えたスタッカクレー
ン５が走行自在に配置されている。６はスタッカクレー
ンの走行レールを示す。７は棚列１の側方に配置された
出庫台であり、前述のスタッカクレーン５により同時に
複数個の荷物が取り扱える。なお、８は棚列２の側方に
配置された入庫台であって、出庫台７と同じ構造であ
り、配置によっては出庫台７と同じ側に列設することも
ある。
【０００６】９は、棚の一つに配置された芯出し用仮置
棚、１０は空棚（現在荷物が保管されていない棚）を示
す。Ｐ１、Ｐ２、Ｐ３、Ｐ４は棚に保管されている荷物
であり、通常パレットに入れて取り扱われる。芯出し用
仮置棚９は、棚の腕木上に、棚の前後方向と左右方向
に、上部を傾斜して外側に開いたガイドを設けており、
シャトルフォーク３によってパレットＰをガイドの上部
に持ち込み、所定位置で下降させることによりパレット
Ｐは棚９の中心に芯出し位置決めされるようになってい
る。
棚、１０は空棚（現在荷物が保管されていない棚）を示
す。Ｐ１、Ｐ２、Ｐ３、Ｐ４は棚に保管されている荷物
であり、通常パレットに入れて取り扱われる。芯出し用
仮置棚９は、棚の腕木上に、棚の前後方向と左右方向
に、上部を傾斜して外側に開いたガイドを設けており、
シャトルフォーク３によってパレットＰをガイドの上部
に持ち込み、所定位置で下降させることによりパレット
Ｐは棚９の中心に芯出し位置決めされるようになってい
る。
【０００７】芯出し位置決めされたパレットＰは改めて
シャトルフォーク３によって、持ち上げられ、空棚１０
に入れられる。例えば、このような再芯出しを行なうこ
とによって、取り扱い誤差を累積せずに、パレットＰを
所定の棚に搬送し、入庫できる。この構成において、ス
タッカクレーン５の出庫動作について説明する。なお、
図中囲いの数値を付した矢印はスタッカクレーン５の移
動動作を示している。
シャトルフォーク３によって、持ち上げられ、空棚１０
に入れられる。例えば、このような再芯出しを行なうこ
とによって、取り扱い誤差を累積せずに、パレットＰを
所定の棚に搬送し、入庫できる。この構成において、ス
タッカクレーン５の出庫動作について説明する。なお、
図中囲いの数値を付した矢印はスタッカクレーン５の移
動動作を示している。
【０００８】今、棚奥側の荷物Ｐ１と、続いて荷物Ｐ３
の出庫要請があった場合、スタッカクレーン５は、ま
ず、荷物Ｐ１の棚の所まで移動する。そして、棚手
前の荷物Ｐ２を取出し、芯出し用仮置棚９へ搬入する。
芯出し用仮置棚９で芯出しされた荷物Ｐ２を改めて取
出し、空棚１０に移し替える。そのあと、出庫要請が
あった荷物Ｐ１を取りに行く。そして、荷物Ｐ１を取
出し、出庫台７へ搬送する。そして、次に出庫要請があ
る荷物Ｐ３の棚へ移動し、同様の手順で出庫することに
なる。
の出庫要請があった場合、スタッカクレーン５は、ま
ず、荷物Ｐ１の棚の所まで移動する。そして、棚手
前の荷物Ｐ２を取出し、芯出し用仮置棚９へ搬入する。
芯出し用仮置棚９で芯出しされた荷物Ｐ２を改めて取
出し、空棚１０に移し替える。そのあと、出庫要請が
あった荷物Ｐ１を取りに行く。そして、荷物Ｐ１を取
出し、出庫台７へ搬送する。そして、次に出庫要請があ
る荷物Ｐ３の棚へ移動し、同様の手順で出庫することに
なる。
【０００９】このように、１個の荷物を出庫するのに５
動作、２個の荷物を出庫するには１０動作が必要であ
る。なお、棚奥側の荷物Ｐ１と棚手前の荷物Ｐ２を同時
に出庫する場合は、荷物Ｐ１およびＰ２を同時に扱える
ので、荷物Ｐ１、Ｐ２の棚の所まで移動する動作と荷物
Ｐ１、Ｐ２を取出し、出庫台７へ搬送する動作の２動作
で出庫できる。
動作、２個の荷物を出庫するには１０動作が必要であ
る。なお、棚奥側の荷物Ｐ１と棚手前の荷物Ｐ２を同時
に出庫する場合は、荷物Ｐ１およびＰ２を同時に扱える
ので、荷物Ｐ１、Ｐ２の棚の所まで移動する動作と荷物
Ｐ１、Ｐ２を取出し、出庫台７へ搬送する動作の２動作
で出庫できる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】複数個の荷物を縦列に
入庫保管し、縦列入庫した複数個の荷物を同時に扱うス
タッカクレーンを備えた自動倉庫における出庫におい
て、スタッカクレーンの移動動作を少なくして、出庫効
率を高めることができる自動倉庫を得ることを目的とす
る。
入庫保管し、縦列入庫した複数個の荷物を同時に扱うス
タッカクレーンを備えた自動倉庫における出庫におい
て、スタッカクレーンの移動動作を少なくして、出庫効
率を高めることができる自動倉庫を得ることを目的とす
る。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は、スタッカクレ
ーンを挟んで、向かいあって設置される棚列の双方に、
縦列入庫した複数個の荷物を芯出し位置決め可能とした
芯出し用仮置棚を配置した。また、出庫台に連接して設
けられ、出庫台から荷物を移載可能とした再入庫台を設
けた。
ーンを挟んで、向かいあって設置される棚列の双方に、
縦列入庫した複数個の荷物を芯出し位置決め可能とした
芯出し用仮置棚を配置した。また、出庫台に連接して設
けられ、出庫台から荷物を移載可能とした再入庫台を設
けた。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１は縦列入庫した複数個の荷物
を芯出し位置決め可能とした芯出し用仮置棚を配置した
自動倉庫の例であり、図２は出庫台に連接して設けら
れ、出庫台から荷物を移載可能とした再入庫台を設けた
自動倉庫の例であって、以下図１、図２に沿って本発明
の実施の形態について説明する。なお、図１０に示す従
来のものと同等のものについては同じ符号を付し、説明
は省略する。
を芯出し位置決め可能とした芯出し用仮置棚を配置した
自動倉庫の例であり、図２は出庫台に連接して設けら
れ、出庫台から荷物を移載可能とした再入庫台を設けた
自動倉庫の例であって、以下図１、図２に沿って本発明
の実施の形態について説明する。なお、図１０に示す従
来のものと同等のものについては同じ符号を付し、説明
は省略する。
【００１３】図１において、Ｐ１１、Ｐ１２、Ｐ１３、
Ｐ１４は棚に保管されている荷物である。１１は棚列１
に配置された芯出し用仮置棚であって、縦列入庫した複
数個の荷物を同時に芯出し位置決め可能としている。そ
の構成については後述する。１２は棚列２に配置された
芯出し用仮置棚であって、芯出し用仮置棚１１と同じ構
造であり、縦列入庫した複数個の荷物を同時に芯出し位
置決め可能である。これ等、芯出し用仮置棚１１、１２
は夫々出庫台７に近い棚列１、２の端の棚に配置するの
が有利である。
Ｐ１４は棚に保管されている荷物である。１１は棚列１
に配置された芯出し用仮置棚であって、縦列入庫した複
数個の荷物を同時に芯出し位置決め可能としている。そ
の構成については後述する。１２は棚列２に配置された
芯出し用仮置棚であって、芯出し用仮置棚１１と同じ構
造であり、縦列入庫した複数個の荷物を同時に芯出し位
置決め可能である。これ等、芯出し用仮置棚１１、１２
は夫々出庫台７に近い棚列１、２の端の棚に配置するの
が有利である。
【００１４】次に、芯出し用仮置棚１１、１２の構成に
ついて説明する。図３は芯出し用仮置棚１１の構成を示
す斜視図であり、図４は同正面図である。１３は側面ガ
イドであって、棚の奥行全長にわたって、棚の腕木１４
上に立設されており、上部は棚の外側に向かって傾斜
し、広がっている。１５は前後面ガイドであって、側面
ガイド１３と同様に上部は棚の外側に向かって傾斜し、
広がった形状であり、棚の前後面において、シャトルフ
ォーク３が通過する間隔を開けて左右に分割され、棚の
腕木１４上に立設されている。
ついて説明する。図３は芯出し用仮置棚１１の構成を示
す斜視図であり、図４は同正面図である。１３は側面ガ
イドであって、棚の奥行全長にわたって、棚の腕木１４
上に立設されており、上部は棚の外側に向かって傾斜
し、広がっている。１５は前後面ガイドであって、側面
ガイド１３と同様に上部は棚の外側に向かって傾斜し、
広がった形状であり、棚の前後面において、シャトルフ
ォーク３が通過する間隔を開けて左右に分割され、棚の
腕木１４上に立設されている。
【００１５】したがって、シャトルフォーク３によっ
て、ガイド１３、１５上に持ち込まれたパレットＰは、
シャトルフォーク３を下降させると、側面ガイド１３お
よび前後面ガイド１５の傾斜面で、棚中心側にガイドさ
れ、両ガイド１３、１５の立設部にはまり込み、複数個
のパレットが同時に棚中央に芯出し位置決めされること
になる。
て、ガイド１３、１５上に持ち込まれたパレットＰは、
シャトルフォーク３を下降させると、側面ガイド１３お
よび前後面ガイド１５の傾斜面で、棚中心側にガイドさ
れ、両ガイド１３、１５の立設部にはまり込み、複数個
のパレットが同時に棚中央に芯出し位置決めされること
になる。
【００１６】さて、この縦列入庫した複数個の荷物を芯
出し位置決め可能とした芯出し用仮置棚１１、１２を、
夫々棚列１、２に配置した自動倉庫におけるスタッカク
レーン５の出庫動作について説明する。なお、従来例を
説明したときと同様に、棚列１の棚奥に保管されている
荷物Ｐ１１を出庫し、続いて荷物Ｐ１３の出庫要請があ
ったものとする。
出し位置決め可能とした芯出し用仮置棚１１、１２を、
夫々棚列１、２に配置した自動倉庫におけるスタッカク
レーン５の出庫動作について説明する。なお、従来例を
説明したときと同様に、棚列１の棚奥に保管されている
荷物Ｐ１１を出庫し、続いて荷物Ｐ１３の出庫要請があ
ったものとする。
【００１７】スタッカクレーン５は、まず、荷物Ｐ１
１の棚の所まで移動する。そして、荷物Ｐ１１とＰ１
２を一緒に取出し、これを向かい側の棚列２の芯出し用
仮置棚１２に仮置きする。このとき芯出し用仮置棚１２
では、荷物Ｐ１１が手前側にあることになる。そこで、
荷物Ｐ１１だけを取出し出庫台７に運ぶ。
１の棚の所まで移動する。そして、荷物Ｐ１１とＰ１
２を一緒に取出し、これを向かい側の棚列２の芯出し用
仮置棚１２に仮置きする。このとき芯出し用仮置棚１２
では、荷物Ｐ１１が手前側にあることになる。そこで、
荷物Ｐ１１だけを取出し出庫台７に運ぶ。
【００１８】そして、続いて出庫要請のある荷物Ｐ１
３の棚まで行き、荷物Ｐ１３と荷物Ｐ１４を一緒に取
出し、これを芯出し用仮置棚１２に運び、荷物Ｐ１４だ
けを仮置きする。荷物Ｐ１３はそのまま出庫台に運
ぶ。この段階で芯出し用仮置棚１２には荷物Ｐ１２と
Ｐ１４が揃っているので、これを取りに行き、荷物Ｐ
１２とＰ１４を一緒に取出し、空棚１０に移載する。あ
と次の工程に移る。
３の棚まで行き、荷物Ｐ１３と荷物Ｐ１４を一緒に取
出し、これを芯出し用仮置棚１２に運び、荷物Ｐ１４だ
けを仮置きする。荷物Ｐ１３はそのまま出庫台に運
ぶ。この段階で芯出し用仮置棚１２には荷物Ｐ１２と
Ｐ１４が揃っているので、これを取りに行き、荷物Ｐ
１２とＰ１４を一緒に取出し、空棚１０に移載する。あ
と次の工程に移る。
【００１９】このように棚奥側に保管されている荷物を
２個出庫するのに、８動作で出庫でき、１個当たりでは
４動作となる。勿論、縦列保管された荷物、例えばＰ１
１とＰ１２を同時に出庫する場合は、Ｐ１１とＰ１２の
棚の所まで移動し、これを一緒に取出し、そのまま出庫
台７に運ぶと云う２動作でよく、これは従来型と同じで
ある。また、棚列２側の荷物を出庫する場合には、棚列
１側に配置された芯出し用仮置棚１１を使用すれば、上
記と同様の操作ができる。
２個出庫するのに、８動作で出庫でき、１個当たりでは
４動作となる。勿論、縦列保管された荷物、例えばＰ１
１とＰ１２を同時に出庫する場合は、Ｐ１１とＰ１２の
棚の所まで移動し、これを一緒に取出し、そのまま出庫
台７に運ぶと云う２動作でよく、これは従来型と同じで
ある。また、棚列２側の荷物を出庫する場合には、棚列
１側に配置された芯出し用仮置棚１１を使用すれば、上
記と同様の操作ができる。
【００２０】図２において、１６は複数個の荷物を載置
できる出庫台であり、１７は、出庫台１６に連接して設
けられ、出庫台１６からの荷物を移載可能であり、複数
個の荷物を載置できる再入庫台である。図中Ａ、Ｂは出
庫台１６の複数個の荷物を載置するゾーンであり、同じ
くＣ、Ｄは再入庫台１７のゾーンであって、Ａ、Ｂゾー
ンに載置された荷物は、矢印のごとくＣ、Ｄのゾーンに
移載可能である。
できる出庫台であり、１７は、出庫台１６に連接して設
けられ、出庫台１６からの荷物を移載可能であり、複数
個の荷物を載置できる再入庫台である。図中Ａ、Ｂは出
庫台１６の複数個の荷物を載置するゾーンであり、同じ
くＣ、Ｄは再入庫台１７のゾーンであって、Ａ、Ｂゾー
ンに載置された荷物は、矢印のごとくＣ、Ｄのゾーンに
移載可能である。
【００２１】次に、出庫台１６と再入庫台１７の構成に
ついて説明する。図５は出庫台１６と再入庫台１７の平
面図、図６は同正面図、図７は同側面図であり、図８は
同リフタを上昇させた状態の側面図であり、図９は図５
のＸ矢視断面図である。なお、出庫台１６と再入庫台１
７の構造は同一であるので、各部品には同一の符号を付
して一緒に説明する。
ついて説明する。図５は出庫台１６と再入庫台１７の平
面図、図６は同正面図、図７は同側面図であり、図８は
同リフタを上昇させた状態の側面図であり、図９は図５
のＸ矢視断面図である。なお、出庫台１６と再入庫台１
７の構造は同一であるので、各部品には同一の符号を付
して一緒に説明する。
【００２２】１８は、高さを一定としてＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄ
ゾーンに配置されたローラコンベヤであって、ローラ１
９がスプロケット２０とチェーン２１を介してモータ２
２により回転駆動される。２３は各ローラコンベヤ１８
の下方に配置されたリフタであって、基盤２４上に昇降
盤２５を有しており、昇降盤２５はクロスリンク等の作
動装置２６によって昇降される。
ゾーンに配置されたローラコンベヤであって、ローラ１
９がスプロケット２０とチェーン２１を介してモータ２
２により回転駆動される。２３は各ローラコンベヤ１８
の下方に配置されたリフタであって、基盤２４上に昇降
盤２５を有しており、昇降盤２５はクロスリンク等の作
動装置２６によって昇降される。
【００２３】２７はパレット受けフレームであって、昇
降盤２５の４隅に立設されている。該パレット受けフレ
ーム２７は上部に、傾斜して外側に広がったガイド２８
とパレット受け板２９を備えており、昇降盤２５の昇降
により、ローラコンベヤ１８のローラ１９間から出没さ
れる。つまり、昇降盤２５を下降させたとき、パレット
受けフレーム２７の頂部はローラコンベヤ１８のローラ
１９上面より没する。
降盤２５の４隅に立設されている。該パレット受けフレ
ーム２７は上部に、傾斜して外側に広がったガイド２８
とパレット受け板２９を備えており、昇降盤２５の昇降
により、ローラコンベヤ１８のローラ１９間から出没さ
れる。つまり、昇降盤２５を下降させたとき、パレット
受けフレーム２７の頂部はローラコンベヤ１８のローラ
１９上面より没する。
【００２４】また、パレットＰを受けるときには、昇降
盤２５を上昇させ、パレット受けフレーム２７の上部を
ローラコンベヤ１８のローラ１９上面より突出させた状
態とするが、この状態、つまりパレットＰを受けたと
き、ローラコンベヤ１８のローラ１９上面とパレットＰ
の下面との間隔がシャトルフォーク３の厚さより大きく
なるように設定してある。
盤２５を上昇させ、パレット受けフレーム２７の上部を
ローラコンベヤ１８のローラ１９上面より突出させた状
態とするが、この状態、つまりパレットＰを受けたと
き、ローラコンベヤ１８のローラ１９上面とパレットＰ
の下面との間隔がシャトルフォーク３の厚さより大きく
なるように設定してある。
【００２５】したがって、シャトルフォーク３によっ
て、ガイド２８上に持ち込まれたパレットＰは、シャト
ルフォーク３を下降させると、ガイド２８の傾斜面にガ
イドされ、芯出し位置決めされて、パレット受け板２９
上に載置される。そこで、シャトルフォーク３を若干下
降させ、スタッカクレーン側に戻してから昇降盤２５を
下降させると、パレットＰはローラコンベヤ１８上に載
置されることになる。
て、ガイド２８上に持ち込まれたパレットＰは、シャト
ルフォーク３を下降させると、ガイド２８の傾斜面にガ
イドされ、芯出し位置決めされて、パレット受け板２９
上に載置される。そこで、シャトルフォーク３を若干下
降させ、スタッカクレーン側に戻してから昇降盤２５を
下降させると、パレットＰはローラコンベヤ１８上に載
置されることになる。
【００２６】３０は、出庫台１６と再入庫台１７間のパ
レット移載用のチェーンコンベヤであって、ローラコン
ベヤ１８のローラ１９間から出没できるよう上下動可能
として、前記Ｂ、Ｃゾーンに配置されており、ローラ１
９の回転方向と直角方向にチェーン３１が駆動されるよ
うになっている。
レット移載用のチェーンコンベヤであって、ローラコン
ベヤ１８のローラ１９間から出没できるよう上下動可能
として、前記Ｂ、Ｃゾーンに配置されており、ローラ１
９の回転方向と直角方向にチェーン３１が駆動されるよ
うになっている。
【００２７】３２はチェーンコンベヤ３０の載置台、３
３は載置台３２の支持ローラ、３４は支持ローラ３３を
上面に転動させ、ベースフレーム３５上を駆動用シリン
ダ３６の作動によりスライドするカム、３７は載置台３
２の上下動ガイドである。この構成によりチェーンコン
ベヤ３０のチェーン３１は、カム３４の作動によって、
ローラコンベヤ１８のローラ１９上面より出没されるの
で、出庫台１６のローラコンベヤ１８上のパレットＰを
取込み、これを側方に移送し、再入庫台１７のローラコ
ンベヤ１８上に載置することができる。なお、図中３８
は出庫用チェーンコンベヤを示している。
３は載置台３２の支持ローラ、３４は支持ローラ３３を
上面に転動させ、ベースフレーム３５上を駆動用シリン
ダ３６の作動によりスライドするカム、３７は載置台３
２の上下動ガイドである。この構成によりチェーンコン
ベヤ３０のチェーン３１は、カム３４の作動によって、
ローラコンベヤ１８のローラ１９上面より出没されるの
で、出庫台１６のローラコンベヤ１８上のパレットＰを
取込み、これを側方に移送し、再入庫台１７のローラコ
ンベヤ１８上に載置することができる。なお、図中３８
は出庫用チェーンコンベヤを示している。
【００２８】さて、このような出庫台１６と再入庫台１
７を配置した自動倉庫におけるスタッカクレーンの出庫
動作について説明する。従来例を説明したときと同様
に、棚列１の棚奥に保管されている荷物Ｐ１１を出庫
し、続いて荷物Ｐ１３の出庫要請があったとする。
７を配置した自動倉庫におけるスタッカクレーンの出庫
動作について説明する。従来例を説明したときと同様
に、棚列１の棚奥に保管されている荷物Ｐ１１を出庫
し、続いて荷物Ｐ１３の出庫要請があったとする。
【００２９】スタッカクレーン５は、まず、荷物Ｐ１
１の棚の所まで移動する。そして、荷物Ｐ１１とＰ１
２を一緒に取り出して出庫台１６に運ぶ、次いで、荷
物Ｐ１３の棚まで行き、荷物Ｐ１３と荷物Ｐ１４とを
一緒に取り出して出庫台１６に運ぶ、この間に出庫台１
６では荷物Ｐ１１のみをチェーンコンベヤ３０を介し
て、出庫用チェーンコンベヤ３８で出庫し、荷物Ｐ１２
はローラコンベヤ１８でＢゾーンに移し、チェーンコン
ベヤ３０によって再入庫台１７側に移載され、さらにロ
ーラコンベヤ１８でＣゾーンからＤゾーンに移され待機
している。
１の棚の所まで移動する。そして、荷物Ｐ１１とＰ１
２を一緒に取り出して出庫台１６に運ぶ、次いで、荷
物Ｐ１３の棚まで行き、荷物Ｐ１３と荷物Ｐ１４とを
一緒に取り出して出庫台１６に運ぶ、この間に出庫台１
６では荷物Ｐ１１のみをチェーンコンベヤ３０を介し
て、出庫用チェーンコンベヤ３８で出庫し、荷物Ｐ１２
はローラコンベヤ１８でＢゾーンに移し、チェーンコン
ベヤ３０によって再入庫台１７側に移載され、さらにロ
ーラコンベヤ１８でＣゾーンからＤゾーンに移され待機
している。
【００３０】同様に、の工程で運ばれた荷物Ｐ１３は
出庫され、荷物Ｐ１４は再入庫台１７側に移載される。
この状態で再入庫台１７上には荷物Ｐ１２とＰ１４が貯
まるので、再入庫台１７の所に行き、パレット受け
フレーム２７で持ち上げられた荷物Ｐ１２とＰ１４を一
緒に取出し、空棚１０のところに行き、同棚にこれを載
置する。このとき、荷物Ｐ１２とＰ１４は、ローラコン
ベヤ１８上からパレット受けフレーム２７で持ち上げら
れるときに芯出し位置決めされる。そして、次に出庫要
請がある棚に行く。
出庫され、荷物Ｐ１４は再入庫台１７側に移載される。
この状態で再入庫台１７上には荷物Ｐ１２とＰ１４が貯
まるので、再入庫台１７の所に行き、パレット受け
フレーム２７で持ち上げられた荷物Ｐ１２とＰ１４を一
緒に取出し、空棚１０のところに行き、同棚にこれを載
置する。このとき、荷物Ｐ１２とＰ１４は、ローラコン
ベヤ１８上からパレット受けフレーム２７で持ち上げら
れるときに芯出し位置決めされる。そして、次に出庫要
請がある棚に行く。
【００３１】このように、この構成によれば荷物を２個
出庫するのに６動作でよく、１個当たり３動作となる。
また、この場合も荷物Ｐ１１とＰ１２を同時に出庫する
ときは、荷物Ｐ１１とＰ１２の棚の所まで移動し、荷物
Ｐ１１とＰ１２を一緒に取り出して出庫台１６に運ぶと
云う２動作でよく、従来の動作と同じである。なお、こ
の構成によれば、出庫台１６と再入庫台１７の各ゾーン
を増やし、シャトルフォーク３を数個取りとすれば、棚
に保管する荷物が縦２個を超える場合にも、何れの荷物
に出庫要請があっても、同様の動作で対応できる。
出庫するのに６動作でよく、１個当たり３動作となる。
また、この場合も荷物Ｐ１１とＰ１２を同時に出庫する
ときは、荷物Ｐ１１とＰ１２の棚の所まで移動し、荷物
Ｐ１１とＰ１２を一緒に取り出して出庫台１６に運ぶと
云う２動作でよく、従来の動作と同じである。なお、こ
の構成によれば、出庫台１６と再入庫台１７の各ゾーン
を増やし、シャトルフォーク３を数個取りとすれば、棚
に保管する荷物が縦２個を超える場合にも、何れの荷物
に出庫要請があっても、同様の動作で対応できる。
【００３２】
【発明の効果】本発明は、複数個の荷物を縦列に入庫保
管し、縦列入庫した複数個の荷物を同時に扱うスタッカ
クレーンを備えた自動倉庫において、スタッカクレーン
を挟んで、向かいあって設置される棚列の双方に、縦列
入庫した複数個の荷物を芯出し位置決め可能とした芯出
し用仮置棚を設け、また、出庫台に連接して設けられ、
出庫台から荷物を移載可能とした再入庫台を設けたの
で、荷物の出庫にあたり、スタッカクレーンの移動動作
を少なくすることができ、出庫効率を高めることができ
た。
管し、縦列入庫した複数個の荷物を同時に扱うスタッカ
クレーンを備えた自動倉庫において、スタッカクレーン
を挟んで、向かいあって設置される棚列の双方に、縦列
入庫した複数個の荷物を芯出し位置決め可能とした芯出
し用仮置棚を設け、また、出庫台に連接して設けられ、
出庫台から荷物を移載可能とした再入庫台を設けたの
で、荷物の出庫にあたり、スタッカクレーンの移動動作
を少なくすることができ、出庫効率を高めることができ
た。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例を示す自動倉庫の平面図。
【図２】本発明の他の実施例を示す自動倉庫の平面図。
【図３】本発明による芯出し用仮置棚の斜視図。
【図４】同正面図。
【図５】本発明による出庫台と再入庫台の平面図。
【図６】同側面図。
【図７】同正面図。
【図８】図７におけるリフタを上昇させた状態を示す
図。
図。
【図９】図５におけるＸ矢視断面図。
【図１０】従来例の自動倉庫を示す平面図。
【符号の説明】 １ 棚列 ２ 棚列 ３ シャトルフォーク ４ 昇降台 ５ スタッカクレーン ６ 走行レール ７ 出庫台 ８ 入庫台 ９ 芯出し用仮置棚 １０ 空棚 １１ 芯出し用仮置棚 １２ 芯出し用仮
置棚 １３ 側面ガイド １４ 腕木 １５ 前後面ガイド １６ 出庫台 １７ 再入庫台 １８ ローラコン
ベヤ １９ ローラ ２０ スプロケッ
ト ２１ チェーン ２２ モータ ２３ リフタ ２４ 基盤 ２５ 昇降盤 ２６ 作動装置 ２７ パレット受けフレーム ２８ 傾斜面ガイ
ド ２９ パレット受け板 ３０ チェーンコ
ンベヤ ３１ チェーン ３２ 載置台 ３３ 支持ローラ ３４ カム ３５ ベースフレーム ３６ シリンダ ３７ 上下動ガイド ３８ 出庫用コン
ベヤ Ｐ パレット Ｐ１、Ｐ２、Ｐ３、Ｐ４ 荷物 Ｐ１１、Ｐ１２、Ｐ１３、Ｐ１４ 荷物
置棚 １３ 側面ガイド １４ 腕木 １５ 前後面ガイド １６ 出庫台 １７ 再入庫台 １８ ローラコン
ベヤ １９ ローラ ２０ スプロケッ
ト ２１ チェーン ２２ モータ ２３ リフタ ２４ 基盤 ２５ 昇降盤 ２６ 作動装置 ２７ パレット受けフレーム ２８ 傾斜面ガイ
ド ２９ パレット受け板 ３０ チェーンコ
ンベヤ ３１ チェーン ３２ 載置台 ３３ 支持ローラ ３４ カム ３５ ベースフレーム ３６ シリンダ ３７ 上下動ガイド ３８ 出庫用コン
ベヤ Ｐ パレット Ｐ１、Ｐ２、Ｐ３、Ｐ４ 荷物 Ｐ１１、Ｐ１２、Ｐ１３、Ｐ１４ 荷物
Claims (5)
- 【請求項１】複数個の荷物を縦列に入庫保管し、縦列入
庫した複数個の荷物を同時に扱うスタッカクレーンを備
えた自動倉庫において、スタッカクレーンを挟んで、向
かいあって設置される棚列の双方に、縦列入庫した複数
個の荷物を同時に芯出し位置決め可能とした芯出し用仮
置棚を設けたことを特徴とする自動倉庫。 - 【請求項２】複数個の荷物を縦列に入庫保管する棚の奥
行全長にわたって側面ガイドと、該棚の前後面におい
て、スタッカクレーンのシャトルフォークが通過する間
隔を空けて左右に分割した前後面ガイドとを設けて芯出
し用仮置棚を構成したことを特徴とする請求項１記載の
自動倉庫。 - 【請求項３】複数個の荷物を縦列に入庫保管し、縦列入
庫した複数個の荷物を同時に扱うスタッカクレーンを備
えた自動倉庫において、複数個の荷物を載置し得る出庫
台と、該出庫台に連接して、出庫台から荷物を移載可能
とし、複数個の荷物を載置し得る再入庫台を設けたこと
を特徴とする自動倉庫。 - 【請求項４】出庫台と再入庫台を、ローラコンベヤと、
該ローラコンベアの下方に配置され、ローラ間から出没
されるパレット受けフレームを４隅に立設したリフタ
と、同じくローラ間から出没されるチェーンコンベヤと
で構成したことを特徴とする請求項３記載の自動倉庫。 - 【請求項５】パレット受けフレームの上部に、外側に開
いて傾斜したガイドからなる芯出し機能を持たせたこと
を特徴とする請求項４記載の自動倉庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11218938A JP2001039506A (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | 自動倉庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11218938A JP2001039506A (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | 自動倉庫 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001039506A true JP2001039506A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16727691
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11218938A Pending JP2001039506A (ja) | 1999-08-02 | 1999-08-02 | 自動倉庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001039506A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008229470A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Daifuku Co Ltd | 作業設備 |
| JP2009143651A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Ihi Corp | 自動倉庫における荷物の移動方法 |
| JP2009143652A (ja) * | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Ihi Corp | 収容棚及び自動倉庫 |
| JP2017149529A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | 村田機械株式会社 | 自動倉庫 |
| JP2020001916A (ja) * | 2018-07-02 | 2020-01-09 | 住友重機械搬送システム株式会社 | 自動倉庫システム |
| JP2020033191A (ja) * | 2019-12-10 | 2020-03-05 | 住友重機械搬送システム株式会社 | 自動倉庫システム |
| KR102353518B1 (ko) * | 2020-09-17 | 2022-01-19 | 하이 로보틱스 씨오., 엘티디. | 오더 처리 방법, 장치, 기기, 시스템 및 저장매체 |
-
1999
- 1999-08-02 JP JP11218938A patent/JP2001039506A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008229470A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Daifuku Co Ltd | 作業設備 |
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| JP2017149529A (ja) * | 2016-02-24 | 2017-08-31 | 村田機械株式会社 | 自動倉庫 |
| JP2020001916A (ja) * | 2018-07-02 | 2020-01-09 | 住友重機械搬送システム株式会社 | 自動倉庫システム |
| JP2020033191A (ja) * | 2019-12-10 | 2020-03-05 | 住友重機械搬送システム株式会社 | 自動倉庫システム |
| JP7189117B2 (ja) | 2019-12-10 | 2022-12-13 | 住友重機械搬送システム株式会社 | 自動倉庫システム |
| JP7446399B2 (ja) | 2019-12-10 | 2024-03-08 | 住友重機械搬送システム株式会社 | 自動倉庫システム |
| KR102353518B1 (ko) * | 2020-09-17 | 2022-01-19 | 하이 로보틱스 씨오., 엘티디. | 오더 처리 방법, 장치, 기기, 시스템 및 저장매체 |
| US11276036B1 (en) | 2020-09-17 | 2022-03-15 | Hai Robotics Co., Ltd. | Order processing method, apparatus, device, system, and storage medium |
| KR20220037415A (ko) * | 2020-09-17 | 2022-03-24 | 하이 로보틱스 씨오., 엘티디. | 오더 처리 방법, 장치, 기기, 시스템 및 저장매체 |
| KR102630723B1 (ko) | 2020-09-17 | 2024-01-30 | 하이 로보틱스 씨오., 엘티디. | 오더 처리 방법, 장치, 기기, 시스템 및 저장매체 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040113 |