JP2001039421A - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ

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JP2001039421A
JP2001039421A JP11215211A JP21521199A JP2001039421A JP 2001039421 A JP2001039421 A JP 2001039421A JP 11215211 A JP11215211 A JP 11215211A JP 21521199 A JP21521199 A JP 21521199A JP 2001039421 A JP2001039421 A JP 2001039421A
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Japan
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label
printing
paper
motor
electric motor
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JP11215211A
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English (en)
Inventor
Noriyasu Fujii
則安 藤井
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明のラベルプリンは、印字開始時にラベル
を台紙から確実に剥離してラベル剥離不良率を低下させ
ることを課題とする。 【解決手段】ラベル用紙のラベルに印字を行う印字ヘッ
ドと、印字を行う時にラベル用紙を移動させてラベルを
印字ヘッドを通過させる送り用回転体およびこの回転体
を回転させる第1の電動機と、印字を終えたラベルを台
紙から剥離する剥離体と、ラベルを剥離した台紙を移動
させて巻取る巻取り用回転体およびこの回転体を回転さ
せる第2の電動機と、送り用回転体の回転の開始により
ラベル用紙が移動を開始して剥離体でラベルが台紙から
剥離し始めて所定距離移動するまでの間に巻取り用回転
体をラベルが台紙から剥離するに必要なトルクで回転さ
せて台紙を巻取るように第2の電動機の駆動を制御する
制御回路とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は長尺の台紙に多数の
ラベルを並べて貼付けてなるラベル用紙を順次移動して
前記ラベルに印字して発行するラベルプリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のラベルプリンタは電子料金秤と
組合されて用いられており、電子料金秤で商品の重量を
計量して料金を計算し、ラベルプリンタでこの計量結果
および計算結果をラベルに印字して発行するようにして
いる。
【0003】この種のラベルプリンタは、ラベル用紙の
ラベルに印字を行う印字ヘッドと、ラベル用紙のラベル
に印字を行う際にラベル用紙を移動させてラベルを印字
ヘッドに通過させる送り用回転体(印字ヘッドに対向す
るプラテンローラ)およびこの送り用回転体を回転させ
る第1の電動機と、印字ヘッドを通過して印字を終えた
ラベル用紙の台紙を急角度で折曲げてラベルを台紙から
剥離する剥離体と、この剥離体で前記ラベルを剥離した
台紙を移動させて巻取る巻取り用回転体(巻取りリー
ル)およびこの回転体を回転させる第2の電動機と、こ
れら両方の電動機の駆動を制御する制御回路とを具備し
ている。
【0004】すなわち、長尺の台紙に多数のラベルを並
べて貼付けてなるラベル用紙をロール状に巻回して用意
し、このラベル用紙を繰出して印字ヘッドとプラテンロ
ーラとの間を通して剥離体で急角度に折り曲げた後に巻
取りリールに支持し、印字を行なう時には、第1の電動
機によりプラテンローラを送り方向へ回転してラベル用
紙を前進移動させてラベルを印字ヘッドを通過移動させ
る。印字ヘッドはこれを通過移動するラベル用紙のラベ
ルに対して感熱方式により印字を行なう。ラベルが印字
ヘッドを通過して出てきた箇所で台紙が剥離体により急
角度で方向転換して移動するようになり、ここでラベル
が方向転換する台紙から剥離してそのまま移動してラベ
ルプリンタ本体に設けた発行口から外部へ出て行く(発
行する)。一方、第2の電動機により巻取りリールを巻
取り方向へ回転して方向転換した台紙を巻取ることによ
り台紙を移動させる。
【0005】そして、ラベルプリンタでは制御回路を設
けて、印字を行なう時にプラテンローラおよび巻取りリ
ールの夫々の回転、すなわちプラテンローラを回転させ
る第1の電動機および巻取りリールを回転させる第2の
電動機の夫々駆動を制御している。
【0006】図5はプラテンローラ用の第1の電動機に
おける駆動の形態および巻取りリール用の第2の電動機
における駆動の形態を示すタイムチャートである。従来
のラベルプリンタでは、図5のタイムチャートに示すよ
うに印字を行なう時に、第1の電動機を起動してプラテ
ンローラの回転を開始してラベル用紙の移動を開始する
と同時に、第2の電動機を起動して巻取りリールの回転
を開始して台紙の巻取りの移動を開始し、且つ第1の電
動機の駆動を停止してプラテンローラの回転を停止して
ラベル用紙の移動を停止するのと同時に、第2の電動機
を駆動を停止して巻取りリールの回転を停止して台紙の
巻取りを停止するように制御を行なっている。
【0007】そして、巻取りリールが台紙を巻取る速度
(巻取りリールの周速度)がプラテンローラが台紙を搬
送する速度(プラテンローラの周速度)に対して遅い場
合には、プラテンローラと巻取りリールとの間で台紙に
弛みが生じてラベルを台紙から剥離し難くなることがあ
り、逆に巻取りリールが台紙を巻取る速度(巻取りリー
ルの周速度)がプラテンローラが台紙を搬送する速度
(プラテンローラの周速度)に比較して速い場合には、
プラテンローラと巻取りリールとの間で台紙に引張り力
が作用して印字ヘッドに対して台紙およびラベルが滑っ
てしまいラベルに印字される文字が移動方向に延びが生
じて良好な印字が行なえない。そこで、第2の電動機
は、巻取りリールとプラテンローラとの間で台紙に弛み
や滑りを生じないようにプラテンローラ用の回転速度
(周速度)に対応した回転速度(周速度)で巻取りリー
ルが回転するように、第1の電動機の回転速度の駆動を
制御している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来の
ラベルプリンタでは、巻取りリールが巻取りリールとプ
ラテンローラとの間で台紙に弛みや滑りを生じないよう
な回転速度(周速度)で回転するように第2の電動機の
駆動を制御している。すなわち、巻取りリールの回転速
度を重視して第2の電動機の駆動を制御している。
【0009】ところで、印字を開始した時にラベル用紙
が搬送されて印字を終えたラベルの前端部(移動方向下
流側端)が印字ヘッドを出て剥離体に達すると、台紙が
急角度で方向転換すると同時にラベルの前端部が方向転
換する台紙に追従せずに台紙から剥離を開始してそのま
ま移動して行く。ここで、ラベルの前端部を台紙から剥
離を開始させるために台紙を方向転換する時に大きな力
で引くことが必要となる。ラベルの前端部が台紙から剥
離した後に印字を続けて行なう時には、ラベルの前端部
を台紙から剥離する時に台紙を引くのに要する力に比較
して小さい力で台紙を引いてもラベルを台紙から剥離す
ることが可能である。すなわち、ラベルの前端部を台紙
から剥離を開始させるためには印字動作中に比較して大
きな力で引くことが必要となる。このため、印字動作を
開始する時にはそれ以降の印字中に比較して巻取りリー
ルが台紙を引く力(トルク)を大きくするように第2の
電動機の駆動を制御することが必要となる。
【0010】ところが、前述したように従来のラベルプ
リンタでは、巻取りリールの回転速度がプラテンローラ
の回転速度に対応するように巻取りリールの回転速度を
重視して第2の電動機の駆動を制御している。すなわ
ち、印字を開始する時(ラベルの台紙からの剥離を開始
する時)から印字を終了する時までの間における第2の
電動機のトルクの変化については考慮されておらず、第
2の電動機の駆動の制御は印字を開始する時(ラベルの
台紙からの剥離を開始する時)から印字を終了する時ま
での間にトルクの大きさが殆ど変化が無い。このため、
印字開始時に第2の電動機ではラベルを台紙から剥離を
開始する時に必要な大きさ(印字中のトルクに比較して
大きい)のトルクを出力することができず、この結果ラ
ベルを台紙から剥離できず台紙に貼付けしたまま剥離体
を通過して、ラベルを貼付けたままで台紙が巻取りリー
ルに巻取られること(ラベル剥離不良)が発生すること
があった。
【0011】本発明は前記事情に基づいてなされたもの
で、印字開始時にラベルを台紙から確実に剥離してラベ
ル剥離不良率を低下させたラベルプリンタを提供するこ
とを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明のラベル
プリンタは、長尺の台紙に多数のラベルを並べて貼付け
てなるラベル用紙を順次移動して前記ラベルに印字して
発行するものにおいて、前記ラベル用紙のラベルに印字
を行う印字ヘッドと、前記ラベル用紙のラベルに印字を
行う時に前記ラベル用紙を移動させて前記ラベルを前記
印字ヘッドを通過させる送り用回転体およびこの送り用
回転体を回転させる第1の電動機と、前記印字ヘッドを
通過して印字を終えた前記ラベル用紙のラベルを前記台
紙から剥離する剥離体と、この剥離体で前記ラベルを剥
離した前記台紙を移動させて巻取る巻取り用回転体およ
びこの回転体を回転させる第2の電動機と、前記ラベル
用紙のラベルに印字を行う時に前記送り用回転体の回転
を開始して前記ラベル用紙を移動させて前記印字ヘッド
を通過させ印字を終えた時に前記送り用回転体の回転を
停止するように前記第1の電動機の駆動を制御し、且つ
前記送り用回転体の回転の開始により前記ラベル用紙が
移動を開始して前記剥離体で前記ラベルが前記台紙から
剥離し始めて所定距離移動するまでの間に前記巻取り用
回転体を前記ラベルが前記台紙から剥離するに必要なト
ルクで回転させて前記台紙を巻取り、その後前記巻取り
用回転体が前記ラベルを印字している時に前記ラベル用
紙の移動速度に対応した巻取り速度で回転して前記台紙
を巻取り、印字を終了した時に前記巻取り用回転体の回
転を停止するように前記第2の電動機の駆動を制御する
制御回路とを具備することを特徴とする。
【0013】この発明の構成によれば、印字開始時に第
2の電動機により巻取り用回転体をラベルの剥離開始す
る時に必要な大きさのトルクで回転させて、ラベルを確
実に台紙から剥離することができる。
【0014】請求項2の発明は、請求項1に記載のラベ
ルプリンタにおいて、前記第2の電動機は直流モータで
あることを特徴とする。
【0015】この発明の構成によれば、第2の電動機で
ある直流モータに印加する電圧の大きさを制御すること
により、その回転速度(台紙を引取る速度)およびトル
ク(台紙を引き取る力)の大きさを容易に制御すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1ないし図4を参照して説明する、図1はこの実施の形
態のラベルプリンタの概略的構成を示す図、図2は同ラ
ベルプリンタを示す斜視図、図3は同ラベルプリンタに
設ける各電動機の駆動の形態を示すタイムチャート、図
4は同ラベルプリンタにおけるラベルが剥離する形態を
示す斜視図である。
【0017】この実施の形態のラベルプリンタの構成に
ついて図1および図2を参照して説明する。この実施の
形態では長尺の台紙2に多数のラベル3を並べて貼付け
てなるラベル用紙1をロール状に巻回したものを対象と
している。図中11はラベル用紙1のラベル3に印字を
行う印字ヘッドである。12はラベル用紙1のラベル3
に印字を行う際にラベル用紙1を移動させてラベル3を
印字ヘッド11に通過させる印字ヘッドに対向して設け
られたプラテンローラ(送り用回転体)、13はこのプ
ラテンローラ12を回転させるパルスモータ(第1の電
動機)である。14は印字ヘッド11に対して記録紙移
動方向下流側に位置し印字ヘッド11を通過して印字を
終えたラベル用紙1の台紙2を急角度で下向きに折り曲
げてラベル3を台紙2から剥離する剥離体である。15
はこの剥離体14でラベルを剥離した台紙を移動させて
巻取る巻取りリール(巻取り用回転体)、16はこの巻
取りリール15を回転させる直流モータ(第2の電動
機)である。17Aはラベル用紙1に張力を付与するガ
イドローラ、17Bはラベル3を剥離した台紙2に張力
を付与するガイドローラ、18はラベル用紙1を支持す
る支持リールである。21はパルスモータ(第1の電動
機)13と直流モータ(第2の電動機)16の駆動を制
御する制御回路である。
【0018】第1の電動機としてパルスモータ13を用
いるのは、回転速度と回転角度の制御を正確に行なうこ
とができ、この結果ラベル用紙1の移動、停止を正確に
行なうことができるからである。第2の電動機として直
流モータ16を用いるのは、印加する電圧の大きさを調
節することにより速度とトルクの制御を容易に行なうこ
とができ、台紙を惹いて引張って巻き取る力(トルク)
の制御を行なう上で適しているからである。
【0019】このラベルプリンタは次に述べる作動によ
りラベル発行を行なう。すなわち、ロール状に巻回した
ラベル用紙1を用意して支持リール18で支持する。そ
して、ラベル用紙1をロール状部から繰出して印字ヘッ
ド11とプラテンローラ12との間を通して剥離体14
で急角度に折り曲げた後に巻取りリール15で支持す
る。印字を行なう時には、パルスモータ(第1の電動
機)13の回転駆動によりプラテンローラ12を送り方
向へ回転してラベル用紙1を前進移動させる。これによ
りラベル用紙1のラベル3が印字ヘッド11を通過す
る。印字ヘッド11はこれを通過するラベル用紙1のラ
ベル3に対して感熱方式により印字を行なう。ラベル3
が印字ヘッド11を通過して移動方向下流側に出てきた
箇所で台紙が剥離体14により急角度で下向きに方向転
換して移動するようになり、ここでラベル3が方向転換
する台紙2から剥離してそのまま移動してラベルプリン
タ本体19に設けた発行口(図示せず)から外部へ出て
行く(発行する)。一方、直流モータ(第2の電動機)
16の回転駆動により巻取りリールを巻取り方向へ回転
して方向転換した台紙を巻き取ることにより台紙を移動
させる。
【0020】そして、制御回路21は、印字を行なう時
にプラテンローラ12および巻取りリール15の夫々の
回転、すなわちプラテンローラを回転させるパルスモー
タ(第1の電動機)13および巻取りリール15を回転
させる直流モータ(第2の電動機)16の駆動を夫々制
御している。すなわち、制御回路21はラベル用紙21
のラベル3に印字を行う時にプラテンローラ12の回転
を開始してラベル用紙を移動させて印字ヘッドを通過さ
せ印字が終えた後にプラテンローラ12の回転を停止す
るようにパルスモータ(第1の電動機)13の駆動を制
御し、且つプラテンローラ12の回転の開始によりラベ
ル用紙1が移動を開始して剥離体14でラベル3が台紙
2から剥離し始めて所定距離移動するまでの間に巻取り
リール15をラベル3が台紙2から剥離するに必要なト
ルクで回転させて台紙2を巻取り、その後巻取りリール
15がラベル3を印字している時にラベル用紙1の移動
速度に対応した巻取り速度で回転して台紙2を巻取り、
印字が終えた時に巻取りリール15の回転を停止するよ
うに直流モータ(第2の電動機)16の駆動を制御する
ものである。
【0021】次にこの制御回路21による制御を印字動
作に即して図3に示す印字動作におけるパルスモータ
(第1の電動機)13および直流モータ(第2の電動
機)16の駆動の形態を示すタイムチャートを参照して
説明する。
【0022】まず、印字の起動がかかると、パルスモー
タ(第1の電動機)13の駆動をロック状態にして直流
モータ(第2の電動機)16を先駆動させて巻取りリー
ル14を巻取り方向へ回転させて台紙2を巻取り、剥離
体14と巻取りリール15との間にある台紙1の弛みを
なくして緊張状態にする。これは台紙2からラベル3を
確実に剥離する上で重要なことである。
【0023】次いで、パルスモータ(第1の電動機)1
3を起動してその回転速度をスローアップさせて回転さ
せ、プラテンローラ12を回転速度をスローアップさせ
て送り方向に回転させる。これによりラベル用紙1が印
字ヘッド11に向けて前進移動を開始する。そして、パ
ルスモータ(第1の電動機)13の回転が印字動作に必
要な所定回転速度に達してプラテンローラ12がその回
転速度に達すると、ラベル用紙1が前進移動してラベル
3が印字ヘッド11に対向して印字可能な位置(印字ヘ
ッド11に接触して印字可能な位置)まで移動して印字
可能な状態となる。それ以降、パルスモータ(第1の電
動機)13を印字動作に必要な所定回転速度で駆動させ
手プラテンローラ12を回転させる。
【0024】図4に示すようように剥離体14では台紙
2を移動方向から下向きに急角度で屈曲して方向転換す
る方向転換点がラベル用紙1のラベル3が台紙2から剥
離する剥離点Pである。ラベル3が印字ヘッド11に対
向して印字可能な位置まで移動した時点で、ラベル3の
前端〈ラベル移動方向下流端)は、剥離体14において
剥離点Pから例えば約2mm程ラベル移動方向上流側ヘ
離れた位置にあり、ラベル3はその位置から移動して印
字動作を開始する。そして、印字動作を開始してラベル
3が前進移動してその前端が剥離体12における剥離点
Pに達すると、ラベル3の前端は下向きに屈曲する台紙
2から離れてそのまま移動して行く。
【0025】ここで、前述したようにラベル3の前端が
台紙2から剥離する直前の位置(ラベル3の前端が剥離
点Pから例えば約2mm程ラベル移動方向上流側ヘ離れ
た手前の位置)からラベル3の前端が剥離体14の剥離
点Pで台紙2から剥離した直後の位置(ラベル3の前端
が剥離点Pから例えば約2mm程ラベル移動方向下流側
ヘ離れ空中へ突出する向う側の位置)まで移動する間、
すなわちラベル3を剥離し始める時には、ラベル3が台
紙2から剥離し印字動作を行なっている時に台紙2を引
張る力(トルク)に比較して大きな力〈トルク)で台紙
2を引張る必要がある。そこで、ラベル3の前端が剥離
点Pから例えば約2mm程ラベル移動方向上流側ヘ離れ
た位置から剥離点Pを経て剥離点Pより例えば約2mm
程ラベル移動方向下流側ヘ離れ空中へ突出する位置で移
動する間には、直流モータ16を印字動作時に比較して
大きいトルクを出力する条件で駆動する。これにより巻
取りリール15が印字動作時および先駆動の時に比較し
て大きいトルクで回転して台紙2を巻取る。このため、
ラベル3の前端が剥離体14の剥離点Pを通過する時に
台紙2から確実に剥離する。直流モータ16は印加する
電圧の大きさを制御し、出力するトルクおよび回転速度
を制御する。直流モータ16の出力するトルクと回転速
度は比例している。
【0026】それ以降は剥離開始時に比較して小さい力
(トルク)で台紙2を引いてもラベル3を容易且つ確実
に剥離することが可能である。このため、ラベル用紙1
が印字動作に適した速度で移動するように直流モータ
(第2の電動機)16の回転速度を制御して駆動させ手
巻取りリール15を回転させる。パルスモータ(第1の
電動機)13も印字動作に必要な所定回転速度で駆動さ
せプラテンローラ12を回転させる。これにより直流モ
ータ(第2の電動機)16とパルスモータ(第1の電動
機)13とが適切な回転速度で駆動してラベル用紙1
(台紙2)移動させる。
【0027】そして、印字動作が終了した後はパルスモ
ータ13の回転をスローダウンさせて駆動を停止する。
これによりプラテンローラ12の回転も同様にスローダ
ウンして駆動停止をロックする。このためラベル用紙1
の送りを停止する。一方、直流モータ(第2の電動機)
16はパルスモータ(第1の電動機)13が駆動停止に
なった時に、印字動作を行なっている時の回転より速い
回転速度で回転させて後駆動させて、巻取りリール15
を巻き取り方向へ回転させて台紙2を巻取ることにより
プラテンローラ12と巻取りリール15との間に送り台
紙2の弛みを取り除く。その後、直流モータ(第2の電
動機)16の駆動を停止する。すなわち、巻取りリール
16がラベル3を印字している時にラベル用紙1の移動
速度に対応した巻取り速度で回転して台紙2を巻取るよ
うに直流モータ(第2の電動機)16の駆動を制御す
る。
【0028】このようにして、印字開始時に直流モータ
(第2の電動機)16により巻取りリール15をラベル
3を台紙2から剥離を開始する時に必要な大きさのトル
クで回転させて、ラベル3を確実に台紙2から剥離する
ことができ、従って印字開始時にラベル3を台紙2から
確実に剥離してラベル剥離不良率を低下させることがで
きる。すなわち、直流モータ16の出力するトルクと回
転速度は比例しているために、直流モータ16を印字動
作に適したラベル用紙速度を得るように制御すると、ラ
ベル3を剥離するのに必要なトルクを得られるとは限ら
ない。また、第2の電動機である直流モータ16に印加
する電圧の大きさを制御することにより、その回転速度
(台紙を引き取る速度)およびトルク(台紙を引取る
力)の大きさを容易に制御することができる。
【0029】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されず、種々変形して実施することができる、
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明のラベルプリンタによれ
ば、印字開始時に第2の電動機により巻取り用回転体
を、ラベルを台紙から剥離を開始する時に必要な大きさ
のトルクで回転させて、ラベルを確実に台紙から剥離す
ることができる。従って印字開始時にラベルを台紙から
確実に剥離してラベル剥離不良率を低下させることがで
きる。
【0031】請求項2の発明によれば、第2の電動機で
ある直流モータに印加する電圧の大きさを制御すること
により、その回転速度(台紙を引き取る速度)およびト
ルク(台紙を引き取る力)の大きさを容易に制御するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるラベルプリンタ
の概略的構成を示す図。
【図2】同実施の形態におけるラベルプリンタを示す斜
視図。
【図3】同実施の形態におけるラベルプリンタに設けた
電動機の駆動の形態を示すタイムチャート。
【図4】同実施の形態におけるラベルプリンタにおいて
印字動作開始におけるラベルの位置を示す説明図。
【図5】従来のラベルプリンタに設けた電動機に設けた
電動機の駆動の形態を示すタイムチャート。
【符号の説明】
1…ラベル用紙、 2…台紙、 3…ラベル、 11…印字ヘッド、 12…プラテンローラ(送り用回転体)、 13…パルスモータ(第1の電動機)、 14…剥離体、 15…巻取りリール(巻取り用回転体)、 16…直流モータ(第2の電動機)、 21…制御回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の台紙に多数のラベルを並べて貼付
    けてなるラベル用紙を順次移動して前記ラベルに印字し
    て発行するものにおいて、 前記ラベル用紙のラベルに印字を行う印字ヘッドと、前
    記ラベル用紙のラベルに印字を行う時に前記ラベル用紙
    を移動させて前記ラベルを前記印字ヘッドを通過させる
    送り用回転体およびこの送り用回転体を回転させる第1
    の電動機と、前記印字ヘッドを通過して印字を終えた前
    記ラベル用紙のラベルを前記台紙から剥離する剥離体
    と、この剥離体で前記ラベルを剥離した前記台紙を移動
    させて巻取る巻取り用回転体およびこの回転体を回転さ
    せる第2の電動機と、前記ラベル用紙のラベルに印字を
    行う時に前記送り用回転体の回転を開始して前記ラベル
    用紙を移動させて前記印字ヘッドを通過させ印字を終え
    た時に前記送り用回転体の回転を停止するように前記第
    1の電動機の駆動を制御し、且つ前記送り用回転体の回
    転の開始により前記ラベル用紙が移動を開始して前記剥
    離体で前記ラベルが前記台紙から剥離し始めて所定距離
    移動するまでの間に前記巻取り用回転体を前記ラベルが
    前記台紙から剥離するに必要なトルクで回転させて前記
    台紙を巻取り、その後前記巻取り用回転体が前記ラベル
    を印字している時に前記ラベル用紙の移動速度に対応し
    た巻取り速度で回転して前記台紙を巻取り、印字を終え
    た時に前記巻取り用回転体の回転を停止するように前記
    第2の電動機の駆動を制御する制御回路とを具備するこ
    とを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記第2の電動機は直流モータであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のラベルプリンタ。
JP11215211A 1999-07-29 1999-07-29 ラベルプリンタ Pending JP2001039421A (ja)

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