JP2001035554A - 接触子、接触子対およびケーブル接続装置 - Google Patents

接触子、接触子対およびケーブル接続装置

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JP2001035554A
JP2001035554A JP11202258A JP20225899A JP2001035554A JP 2001035554 A JP2001035554 A JP 2001035554A JP 11202258 A JP11202258 A JP 11202258A JP 20225899 A JP20225899 A JP 20225899A JP 2001035554 A JP2001035554 A JP 2001035554A
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contact
electric cable
conductive contact
cable
contacts
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Makoto Fukushi
誠 福士
Kouji Kukimoto
浩二 久木元
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3M Innovative Properties Co
Original Assignee
3M Innovative Properties Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単で且つ確実に電気ケーブル同志を電気的
に接続する。 【解決手段】 板状要素からなる。板状要素の一方の端
部に電気ケーブル係着部を有する第一導通接触部5a〜
5dと、第一導通接触部に一体的に連続して片持ち梁タ
イプの第二導通接触部35a〜35dとを具備する。第
二導通接触部が下段にあり且つ予め定められた必要範囲
において変位可能に作用する先端部6a〜6dと、上段
にあり且つ固定的に作用する後端部7a〜7dとから構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は接触子、接触子対お
よびケーブル接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】電気
ケーブル同志を電気的に接続するための装置が例えば特
開平5−283123号公報に開示されている。この電
気ケーブル接続装置は電気ケーブルに電気的に接続され
る接触子を備えた雄型コネクタと、同様に電気ケーブル
に電気的に接続される接触子を備えた雌型コネクタとを
具備し、これら雄型コネクタと雌型コネクタとを連結す
ることにより電気ケーブル同志を電気的に接続する。
【0003】ところが上記電気ケーブル接続装置では種
類の異なる雄型コネクタと雌型コネクタとをそれぞれ別
個に製造する必要があるため製造コストが上昇する。ま
た各コネクタを電気ケーブルに取り付ける時に電気ケー
ブルに取り付けるべきコネクタが雄型か雌型かを判断し
つつ取り付けなくてはならない。このため電気ケーブル
の接続作業効率が悪くなる。
【0004】そこで本発明の一つ目の目的は簡単で且つ
確実に電気ケーブル同志を電気的に接続することにあ
る。また本発明の別の目的は電気ケーブル接続装置の製
造コストを低減するとともに電気ケーブルの接続作業効
率を高めることにある。また実開平7−18357号公
報には電気ケーブル同志を接続するための装置であって
主線電気ケーブルを支線電気ケーブルに分岐するための
電気ケーブル分岐装置が開示されている。この電気ケー
ブル分岐装置は主線電気ケーブルを分岐するための接触
子を具備し、この接触子の一端を主線電気ケーブルにそ
の被覆カバーを切り込みつつ接続すると共に他端を支線
電気ケーブルにその被覆カバーを切り込みつつ接続する
ことにより主線電気ケーブルを支線電気ケーブルに分岐
する。
【0005】ところが上記電気ケーブル分岐装置におい
ていったん主線電気ケーブルに接続した支線電気ケーブ
ルを別の異なる箇所から分岐する必要が生じる場合があ
る。しかしながら上記電気ケーブル分岐装置では接触子
を支線電気ケーブルの被覆カバーに切り込みつつ支線電
気ケーブルに接続してしまっているため支線電気ケーブ
ルを電気ケーブル分岐装置から容易に取り外すことはで
きない。したがって支線電気ケーブルを電気ケーブル分
岐装置から取り外すには支線電気ケーブルを切断する必
要がある。しかしながらこの場合、支線電気ケーブルを
取り外した箇所から再び支線電気ケーブルを分岐したい
時には別の電気ケーブル分岐装置を主線電気ケーブルに
接続し且つこの電気ケーブル分岐装置に支線電気ケーブ
ルを接続しなければならない。すなわち別の電気ケーブ
ル分岐装置を用いて支線電気ケーブルを分岐しなければ
ならない。このように上記電気ケーブル分岐装置では支
線電気ケーブルの分岐、分岐の解除、そして再分岐を簡
単に行うことはできない。
【0006】そこで本発明の二つ目の目的は簡単で且つ
確実に電気ケーブル同志を電気的に接続することにあ
る。また本発明の別の目的は電気ケーブルの分岐、その
分岐の解除、そして再分岐を簡単に行えるようにするこ
とにある。また特公平7−118342号公報には電気
ケーブル同志を接続するための電気ケーブル接続装置が
開示されている。ここでは接続すべき電気ケーブルの一
方を雄型コネクタに接続し、他方の電気ケーブルを雌型
コネクタに接続し、これらコネクタ同志を連結すること
により電気ケーブル同志が電気的に接続される。
【0007】ところで上記電気ケーブル接続装置の各コ
ネクタは接触子を有し、各電気ケーブルは対応するコネ
クタの接触子に電気的に接続される。コネクタ同志を連
結する時にはコネクタを互いに摺動せしめられるがこの
時、これら接触子も互いに接触しながら摺動せしめられ
る。ところがこのようにコネクタの連結する間に接触子
が接触していると接触子の表面が磨耗により損傷する可
能性がある。また接触子の表面に金等のメッキがコーテ
ィングされている場合にはこのメッキが剥がれる可能性
もある。
【0008】そこで本発明の三番目の目的は簡単で且つ
確実に電気ケーブル同志を電気的に接続することにあ
る。また本発明の別の目的は電気ケーブルを電気的に接
続する間の接触子同志の接触による接触子表面の磨耗を
抑制することにある。また電気的に接続すべき電気ケー
ブルを電気ケーブル接続装置の接触子に接続する際には
電気ケーブルを予め仮止めしておき、次いて接触子に接
続することが接続作業のしやすさの観点から好ましい。
例えば特願平10−166929号公報には電気ケーブ
ルを挿入するための通路内へと突出する突起を設け、電
気ケーブルが通路内に挿入された時にこの突起が電気ケ
ーブルの被覆カバーに掛り、これにより電気ケーブルを
仮止めしている。
【0009】しかしながらこのように挿入通路内に突出
する突起を用いて電気ケーブルを仮止めする場合には仮
止め可能な電気ケーブル径が制限されてしまう。そこで
本発明の四つ目の目的は簡単で且つ確実に電気ケーブル
同志を電気的に接続することにある。また本発明の別の
目的は多様な径の電気ケーブルを仮止め可能とすること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に一番目の発明によれば板状要素からなり、該板状要素
の一方の端部に電気ケーブル係着部を有する第一導通接
触部と、該第一導通接触部に一体的に連続して片持ち梁
タイプの第二導通接触部とを具備する接触子であって、
前記第二導通接触部が下段にあり且つ予め定められた必
要範囲において変位可能に作用する先端部と、上段にあ
り且つ固定的に作用する後端部とから構成されている。
【0011】二番目の発明によれば同一の二つの接触子
の組み合わせからなり、各接触子が板状要素からなり、
該板状要素の一方の端部に電気ケーブル係着部を有する
第一導通接触部と、該第一導通接触部に一体的に連続し
て片持ち梁タイプの第二導通接触部とを具備し、前記第
二導通接触部が下段にあり且つ予め定められた必要範囲
において変位可能に作用する先端部と、上段にあり且つ
固定的に作用する後端部とから構成されている。
【0012】三番目の発明によれば複数の接触子とこれ
ら接触子が装着されるハウジングとからなる略同一構成
を有する対のコネクタを有する電気接続用のケーブル接
続装置において、接触子が板状要素からなり、該板状要
素の一方の端部に電気ケーブル係着部を有する第一導通
接触部と、該第一導通接触部に一体的に連続して片持ち
梁タイプの第二導通接触部とを具備し、前記第二導通接
触部が下段にあり且つ予め定められた必要範囲において
変位可能に作用する第一の接触点となる先端部と、上段
にあり且つ固定的に作用する第二の接触点となる後端部
とから構成され、前記コネクタ同志を嵌合した時に前記
接触子がその先端部と後端部とにおいて相手方の接触子
と相互に接触可能である。
【0013】四番目の発明によれば前記コネクタ同志を
嵌合する際、嵌合中に一方の接触子の先端部が他方の接
触子の後端部とのみ接触する。五番目の発明によれば四
番目の発明においてハウジングが電気ケーブルを接触子
に電気的に接続する前に電気ケーブルを該ハウジングに
仮止めするための仮止め機構を有し、かつ該仮止めの機
構が電気ケーブルを収容するための波状の溝から構成さ
れている。
【0014】六番目の発明によればコネクタのハウジン
グが内部に配置される電気ケーブルの端面を突き当てる
突き当て面となる部位を折ることを可能に形成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の接
触子、接触子対および電気ケーブル接続装置を詳細に説
明する。図1および図2は本発明の実施例の板状要素の
接触子を示している。接触子2aはその一方の端部に配
置された第一導通接触部5aと、この第一導通接触部5
aに一体的で且つ連続して形成された第二導通接触部3
5aとを有する。第一導通接触部5aは第二導通接触部
35aの後端部7aの一端から垂直に延びる。一方、第
二導通先端部35aの先端部6aは後に詳述するように
第二導通接触部35aの後端部7aの他端から湾曲しつ
つ後端部7aと略平行な方向へ延びる。
【0016】第一導通接触部5aは二叉形状となってお
り、対応の電気ケーブル4aに電気的に接続される電気
ケーブル係着部を構成する。基部8(図4参照)と仮止
め部材9(図6および図7参照)とが連結された時にこ
の第一導通接触部5aの二叉部分の間に電気ケーブル4
a(図3参照)が挿入され、接触子2aと電気ケーブル
4aとが電気的に接続される。すなわち基部8と仮止め
部材9とが連結された時に電気ケーブル4aの被覆カバ
ーに第一導通接触部5aが切り込み、第一導通接触部5
aが電気ケーブル4aの導体に到達して電気的に接続さ
れる。なお当該電気ケーブル係着部は他の形態としては
上記記載に特定されるものではなく、圧着法、ハンダ付
法等によったものであっても良い。
【0017】また第二導通接触部35aは片持ち梁タイ
プであり、先端部6aと後端部7aとを有する。先端部
6aは相手方のコネクタの対応する接触子に接触せしめ
られる。なお後端部7aの幅W1 は先端部6aの幅W2
よりも広く、この後端部7aの幅W1 は先端部6aを保
持するのに十分な幅である。図3は本発明の実施例のコ
ネクタを示している。コネクタ1は四つの接触子2a〜
2dと、これら接触子2a〜2dを収容するためのハウ
ジング3とを有する。
【0018】各接触子2a〜2dには対応する1本の電
気ケーブル4a〜4dが電気的に接続される。本実施例
では図3に示したコネクタ1とそれと同一構成の相手方
のコネクタとを互いに連結することにより電気ケーブル
同志が電気的に接続される。このように本発明の電気ケ
ーブル接続装置は同一構成の二つのコネクタを具備する
ので以下の説明では一つのコネクタの構成のみを説明す
る。
【0019】ハウジング3は接触子2a〜2dを保持す
るための基部8(図4参照)と、電気ケーブル4a〜4
dを仮止めして保持するための仮止め部材9(図6およ
び図7参照)とを有する。後に詳述するが本実施例では
基部8と仮止め部材9とを連結することにより電気ケー
ブル4a〜4dが接触子2a〜2dに電気的に接続され
る。なお本実施例ではハウジング内には四本の電気ケー
ブルが収容されるが本発明はこれに制限されず、三本以
下または五本以上の電気ケーブルがハウジング内に収容
されるようにしてもよい。
【0020】次にハウジング3の基部8について詳細に
説明する。図4に示したように基部8は四つの接触子2
a〜2dを保持する。これら接触子の構成は上述された
ものであり例えば図9に示した。図5を参照すると接触
子2a〜2dはその先端部6a〜6dが基部8の突出板
23の上面上方で変位可能(図1中の矢印方向に変位す
る)に露出するように基部8に保持される。これにより
突出板23に保持される。突出板23は基部8の本体3
0から突出する略平坦な板状の部材であり、突出板23
の上面には接触子2a〜2dを保持するための保持部1
00を本体30の略境界面に有する。また図4に示した
ように基部8は突出板23および接触子2a〜2dを覆
う保護板31を有する。保護板31は突出板23と略平
行に延びる中央壁32とこの中央壁32の両縁部に沿っ
て中央壁32から垂直に延びる側壁33とを有する。こ
れら突出板23と中央壁32と側壁33との間には挿入
空間34が形成され、この挿入空間34内にはコネクタ
1と相手方のコネクタ1とが連結された時に相手方のコ
ネクタ1の突出板23が挿入される。
【0021】また基部8はその保護板31の側部に一対
の第一フック19を有する。これら第一フック19は保
護板31の中央壁32に対して垂直方向に延びる。これ
ら第一フック19は後に詳述する仮止め部材9の第一突
起21に係合する。さらに基部8はその本体30の側部
に一対の第二フック20を有する。これら第二フック2
0は本体30から垂直に延びる。またこれら第二フック
20は後に詳述する仮止め部材9の第二突起22に係合
する。
【0022】さらに基部8はその側部に一対の連結フッ
ク25を有する。これら連結フック25は基部8の本体
30の側壁面から突出板23と略平行に延びる。またこ
れら連結フック25はコネクタ1同志が連結された時に
相手方のコネクタ1の第一フック19により形成される
連結開口26に係合する。さらに連結フック25には押
圧部27が連結される。この押圧部27は基部8の側壁
面からその本体30と略平行に延びる。またこの押圧部
27は相手方のコネクタ1の連結開口26に係合せしめ
られた連結フック25を解除するために用いられる。
【0023】次にハウジング3の仮止め部材9を詳細に
説明する。図6に示したように仮止め部材9はヒンジ1
0により本体11に連結された蓋12を有する。本体1
1は対応の電気ケーブル4a〜4dを収容するための収
容溝13a〜13dを有する。一方、蓋12は対応の電
気ケーブル4a〜4dを収容するための収容溝14a〜
14dを有する。また本体11はその一方の側部に二つ
のフック15を有する。これらフック15は本体11か
ら垂直に延びる。一方、蓋12はその一方の側部に二つ
の開口16を有する。これら開口16は蓋12が閉じら
れた時に対応するフック15と係合する。また本体11
の両側壁面には一対の第一突起21が設けられる。これ
ら第一突起21は上述したように仮止め部材9と基部8
とが連結された時に基部8の第一フック19に係合す
る。さらに本体11の両側壁面には一対の第二突起22
が設けられる。これら第二突起22は上述したように仮
止め部材9と基部8とが連結された時に基部8の第二フ
ック20に係合する。
【0024】さらに本体11の収容溝13a〜13dに
は仮止め部材9と基部8とが連結された時に対応する接
触子2a〜2dの第一導通接触部5a〜5dが通るため
の溝17a〜17dが形成される。一方、蓋12の収容
溝14a〜14dにも仮止め部材9と基部8とが連結さ
れた時に対応する接触子2a〜2dの第一導通接触部5
a〜5dが通るための貫通孔18a〜18dが形成され
る。
【0025】次に仮止め部材9への電気ケーブル4a〜
4dの仮止めについて説明する。図7に示したように電
気ケーブル4a〜4dが本体11の対応する収容溝13
a〜13d内に収容され、次いで蓋12が閉じられ、蓋
12の対応する収容溝14a〜14dに収容され、フッ
ク15がそれぞれ対応する開口16に係合し、電気ケー
ブル4a〜4dが仮止め部材9に仮止めされる。
【0026】こうして図8に示したように電気ケーブル
4a〜4dが仮止め部材9に仮止めされる。なお本実施
例のヒンジ10の厚さおよび幅は蓋12が閉じられた時
に蓋12と本体11とヒンジ10との間に空隙が形成さ
れない厚さおよび幅とされる。このように構成すること
によりヒンジ10が変形しずらく、ヒンジ10の耐久性
が向上される。
【0027】次に基部8と仮止め部材9との連結につい
て説明する。基部8と仮止め部材9とを連結する際には
基部8に保持された接触子2a〜2dの第一導通接触部
5a〜5dが対応する仮止め部材9の溝17a〜17d
および貫通孔18a〜18dを通過するように基部8と
仮止め部材9とが近づけられる。上述したようにこうし
て接触子2a〜2dの第一導通接触部5a〜5dが溝1
7a〜17dおよび貫通孔18a〜18dを通過する間
に電気ケーブル4a〜4dが第一導通接触部5a〜5d
の二叉部分間に入り込み、これにより電気ケーブル4a
〜4dの被覆カバーが切り込まれ、第一導通接触部5a
〜5dが電気ケーブル4a〜4dの導体に達する。
【0028】さらに基部8と仮止め部材9とを近づける
と基部8の第一フック19が仮止め部材9の第一突起2
1に係合すると共に基部8の第二フック20が仮止め部
材9の第二突起22に係合する。こうして図3に示した
ように基部8と仮止め部材9とは互いに離れないように
連結せしめられる。次に電気ケーブル同志の連結につい
て説明する。本発明では図3に示したコネクタ1をこれ
と同一の構成のコネクタ1に連結することにより電気ケ
ーブル同志を電気的に接続することができる。すなわち
コネクタ1の挿入開口34同志が対面するように図3に
示したコネクタ1とは上下を逆にした形態で相手方のコ
ネクタ1をコネクタ1に対面させる。そしてコネクタ1
の突出板23が相手方のコネクタ1の挿入開口34に挿
入せしめられると共に相手方のコネクタ1の突出板23
が当方のコネクタ1の挿入開口34内に挿入されるよう
にコネクタ1同志を連結する。なお後に詳述するがこの
ようにコネクタ1同志が連結される間においては各コネ
クタ1の対応する接触子2a〜2d同志は互いに接触し
ない。
【0029】さらにコネクタ1同志の連結が進行すると
各コネクタ1の連結フック25が対応する連結開口26
に係合する。こうしてコネクタ1同志が離れないように
連結せしめられる。なおこうしてコネクタ1同志の連結
が完了した時に各コネクタ1の対応する接触子2a〜2
dが接触する。これにより電気ケーブル4a〜4d同志
が電気的に接続される。また連結フック25は押圧部2
7を基部8に向かって押圧することにより第一フック1
9により形成された溝26から簡単に解除可能である。
【0030】このように本発明では雄雌の区別のない同
一の構成のコネクタ1同志を連結することにより電気ケ
ーブル同志を電気的に接続することができる。したがっ
て電気ケーブル接続装置の製造コストが低減される。ま
た電気ケーブルに取り付けるべきコネクタが雄型である
のか或いは雌型であるのかを判断する必要がないので電
気ケーブルの接続作業の効率が向上する。
【0031】ところで上述したように接触子2a〜2d
の先端部6a〜6dは後端部7a〜7dから湾曲するよ
うに後端部7a〜7dに略平行な方向へ延びる。すなわ
ち特に図10を参照すると判るように先端部6a〜6d
は後端部7a〜7dの端部から後端部7a〜7dに対し
て斜めに延び、次いで後端部7a〜7dと略平行な方向
へ延びる。したがって図中において第二導通接触部35
a〜35dの先端部6a〜6dは下段にあり、後端部7
a〜7dは上段にある(図2参照)。
【0032】このように先端部6a〜6dを構成するこ
とによりコネクタ1同志を連結する間に先端部6a〜6
dが相手方のコネクタ1の対応する先端部6a〜6dに
接触して磨耗することが防止される。すなわちコネクタ
1同志の連結が開始される直前において例えば接触子2
aの先端部6aと相手方の対応する接触子2aの先端部
6aとは図10(a)に示したような配置となってい
る。次いでコネクタ1同志が連結されている間において
は図10(b)に示したように先端部6aは互いに接触
しない。すなわち先端部6aは相手方の先端部6aの移
動経路を避けるように湾曲せしめられる。次いで図10
(c)に示したようにコネクタ1同志の連結が完了した
時にのみ先端部6aは接触する。したがってコネクタ1
同志の連結中に先端部6a同志が接触して磨耗すること
はない。
【0033】またコネクタ1の連結完了時においては第
一の接触点としての先端部6aの先端36aと、第二の
接触点としての後端部7aの先端37aとの二ケ所にて
接触せしめられる。したがって接触子2a同志の電気的
な接続が確実なものとなる。次に本発明の仮止め機構に
ついて詳細に説明する。上述したようにコネクタ1の仮
止め部材9の本体11は四つの収容溝13a〜13dを
有する。これら収容溝13a〜13dを形成する側壁面
の一部を図11に示したように波形状部28a〜28d
としてもよい。このように収容溝13a〜13dの側壁
面の一部を波形状部28a〜28dとすることにより仮
止めすべき電気ケーブルの径に係りなく良好に電気ケー
ブルを仮止めすることができる。すなわち電気ケーブル
が対応する収容溝内に収容された時に電気ケーブルは波
形状部において湾曲せしめられる。この時、湾曲せしめ
られた電気ケーブルはその弾性力により元の形状に戻ろ
うとする。したがって波形状部と電気ケーブルとの間に
或る程度以上の接触圧が生じる。このことは収容溝が収
容可能な最大径よりも比較的径が小さい電気ケーブルに
も当てはまる。したがって本発明ではこの波形状部と電
気ケーブルとの間の接触圧により電気ケーブルの径にか
かわらず電気ケーブルを良好に仮止めすることができ
る。
【0034】ところで本発明のコネクタ1は折ることに
より容易に取り外しできるキャップ29を有する。この
キャップ29は取り外されていない時にはハウジング3
内に配置された電気ケーブル4a〜4dの端面が突き当
たる面を構成する。キャップ29を取り外した場合には
仮止め部材9を通過するように電気ケーブルを仮止めす
ることができる。このため電気ケーブルを図12に示し
たようにコネクタ1に接続することができる。したがっ
てこのようにコネクタ1を主線である電気ケーブルに接
続すれば容易に主線電気ケーブルを支線の電気ケーブル
に分岐することができる。また本発明によればコネクタ
1同志の連結および解除が容易であるので別の箇所にお
いて主線電気ケーブルから支線電気ケーブルを分岐させ
たい時には所望の箇所の主線電気ケーブルに図12と同
様にしてコネクタ1を接続し、次いて支線電気ケーブル
に接続されたコネクタ1を連結するという簡単な作業に
より分岐形態を変更することができる。
【0035】
【発明の効果】一番目から六番目の発明によれば容易に
且つ確実に電気ケーブル同志を電気的に接続することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の接触子の斜視図である。
【図2】本発明の接触子の側面図である。
【図3】本発明のコネクタの斜視図である。
【図4】本発明の基部の斜視図である。
【図5】図4の線A−Aに沿った断面図である。
【図6】本発明の仮止め部材の斜視図である。
【図7】本発明の仮止め部材の斜視図である。
【図8】本発明の仮止め部材の斜視図である。
【図9】本発明の接触子の斜視図である。
【図10】本発明の接触子の側面図である。
【図11】本発明の仮止め部材の平面図である。
【図12】本発明のコネクタの斜視図である。
【符号の説明】
1…コネクタ 2a〜2d…接触子 3…ハウジング 4a〜4d…電気ケーブル 5a〜5d…第一導通接触部 6a〜6d…先端部 7a〜7d…後端部 8…基部 9…仮止め部材 35a〜35d…第二導通接触部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状要素からなり、該板状要素の一方の
    端部に電気ケーブル係着部を有する第一導通接触部と、
    該第一導通接触部に一体的に連続して片持ち梁タイプの
    第二導通接触部とを具備する接触子であって、 前記第二導通接触部が下段にあり且つ予め定められた必
    要範囲において変位可能に作用する先端部と、上段にあ
    り且つ固定的に作用する後端部とから構成されているこ
    とを特徴とする接触子。
  2. 【請求項2】 同一の二つの接触子の組み合わせからな
    り、各接触子が板状要素からなり、該板状要素の一方の
    端部に電気ケーブル係着部を有する第一導通接触部と、
    該第一導通接触部に一体的に連続して片持ち梁タイプの
    第二導通接触部とを具備し、前記第二導通接触部が下段
    にあり且つ予め定められた必要範囲において変位可能に
    作用する先端部と、上段にあり且つ固定的に作用する後
    端部とから構成されていることを特徴とする接触子対。
  3. 【請求項3】 複数の接触子とこれら接触子が装着され
    るハウジングとからなる略同一構成を有する対のコネク
    タを有する電気接続用のケーブル接続装置において、 接触子が板状要素からなり、該板状要素の一方の端部に
    電気ケーブル係着部を有する第一導通接触部と、該第一
    導通接触部に一体的に連続して片持ち梁タイプの第二導
    通接触部とを具備し、前記第二導通接触部が下段にあり
    且つ予め定められた必要範囲において変位可能に作用す
    る第一の接触点となる先端部と、上段にあり且つ固定的
    に作用する第二の接触点となる後端部とから構成され、 前記コネクタ同志を嵌合した時に前記接触子がその先端
    部と後端部とにおいて相手方の接触子と相互に接触可能
    であることを特徴とするケーブル接続装置。
  4. 【請求項4】 前記コネクタ同志を嵌合する際、嵌合中
    に一方の接触子の先端部が他方の接触子の後端部とのみ
    接触することを特徴とする請求項3に記載のケーブル接
    続装置。
  5. 【請求項5】 ハウジングが電気ケーブルを接触子に電
    気的に接続する前に電気ケーブルを該ハウジングに仮止
    めするための仮止め機構を有し、かつ該仮止めの機構が
    電気ケーブルを収容するための波状の溝から構成されて
    いることを特徴とする請求項4に記載のケーブル接続装
    置。
  6. 【請求項6】 コネクタのハウジングが内部に配置され
    る電気ケーブルの端面を突き当てる突き当て面となる部
    位を折ることを可能に形成されたことを特徴とするケー
    ブル接続装置。
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