JP2001024606A - 情報送信システム - Google Patents

情報送信システム

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JP2001024606A
JP2001024606A JP11193035A JP19303599A JP2001024606A JP 2001024606 A JP2001024606 A JP 2001024606A JP 11193035 A JP11193035 A JP 11193035A JP 19303599 A JP19303599 A JP 19303599A JP 2001024606 A JP2001024606 A JP 2001024606A
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JP11193035A
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Masahito Mori
正仁 森
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Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Details Of Television Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送設備において、放送用のストリームデー
タに障害があった場合に、迅速かつ正確な対応動作が得
られるようにして、その信頼性を高める。 【解決手段】 放送設備200のマルチプレクサ45か
ら送出されるTSに含まれるコンポーネントごとのデー
タについての障害をストリーム監視システム201によ
り検出し、障害発生時には障害があったとされるコンポ
ーネントを特定する情報を送信することを以て、障害通
知を行う。障害通知の受信に応答して、非常用ストリー
ム202は非常用ストリームデータを選択して送出し、
MUX制御システム203は、障害があったとされるコ
ンポーネントのデータに代えて、非常用ストリームデー
タによってTSを形成して送出するようにマルチプレク
サ45を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタル放
送を行うための放送設備とされて、放送用のデータスト
リームを送出する情報送信システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、デジタル衛星放送の普及が進んで
いる。デジタル衛星放送は、例えば既存のアナログ放送
と比較してノイズやフェージングに強く、高品質の信号
を伝送することが可能である。また、周波数利用効率が
向上され、多チャンネル化も図ることが可能になる。具
体的には、デジタル衛星放送であれば1つの衛星で数百
チャンネルを確保することも可能である。このようなデ
ジタル衛星放送では、スポーツ、映画、音楽、ニュース
などの専門チャンネルが多数用意されており、これらの
専門チャンネルでは、それぞれの専門のコンテンツに応
じたプログラムが放送されている。
【0003】また、このようなデジタル放送により送信
されるデータとしては、例えば多数チャンネルのビデオ
データ、オーディオデータ、またいわゆるデータサービ
ス用のマルチメディアコンテンツのデータ(これらの各
種別ごとのデータ以降は「コンポーネント」ともいう)
などが時分割的に配列されて形成されるストリームデー
タとして形成される。
【0004】このようなデジタル衛星放送システムの放
送局側にあっては、正常な放送が行われるように放送設
備についてのメンテナンスを行うことになるのである
が、このために、放送設備を構築する各種装置などに何
らかの異常、障害が発生していないかを監視するように
されている。
【0005】そして、例えば放送用のデータをエンコー
ド処理(主として圧縮信号処理)するエンコーダなどの
故障によって、ストリームデータ内の或るコンポーネン
トの送出が停止してしまったような場合には、例えば、
エンコーダによる処理を行わないいわゆる冗長系といわ
れるデータ送出システム系に切り換えることで、ストリ
ームデータの送出の回復を図ることが行われている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば冗長系
のデータ送出システムを有さない類のコンポーネントに
関する装置の故障であるとか、運用上のミスなどによっ
てストリームデータの送出が停止されるような場合に
は、上記したような冗長系に切り換えることができない
ために、ストリームデータの送出の回復が遅れる可能性
がでてくる。
【0007】また、現状の放送設備における障害発生に
対応するシステムとしては、例えばストリームデータ内
に格納される各コンポーネントの状態を監視して障害の
有無を判別する監視システムが設けられる。また、予め
障害発生時に対応して送出することを目的として用意さ
れた特定種別のコンポーネントとしてのデータを送出す
る非常用データ送出システムも設けられている。
【0008】しかし、上記監視システムと非常用データ
送出システムとは、連携された構成を採ってはいない。
従って、例えば監視システムにより或るコンポーネント
の送出が停止したという障害が発生したことが知らされ
たときには、デジタル放送の運用者が、例えば送信が停
止したコンポーネントに代わるデータを非常用データ送
出システムから送出させるという作業を行う必要があ
る。つまり、送信すべきストリームデータの回復には人
的作業が伴い、その分、例えば回復の遅れや判断ミスな
どの人的要因による信頼性の欠如が免れない。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記した
課題を考慮して、情報送信システムとして次のように構
成する。つまり、コンポーネントデータごとに対応して
設けられて、コンポーネントデータを送出するコンポー
ネント送出手段と、これらの各コンポーネント送出手段
から送出されたコンポーネントデータを入力して多重化
を行い、送信用のストリームデータとして出力するスト
リームデータ出力手段とを備える送信装置を備える。ま
た、ストリームデータにおいて挿入されるコンポーネン
トデータを識別可能な識別情報を抽出することで、スト
リームデータに多重化されているコンポーネントデータ
を識別するコンポーネントデータ識別手段と、この識別
されたコンポーネントデータごとについての障害の有無
を検出する障害検出手段と、この障害検出手段により或
るコンポーネントデータについて障害があると判別され
た場合には、障害通知情報として、少なくとも障害があ
るとして判別されたコンポーネントデータを指定するコ
ンポーネント指定情報を所定のネットワークを介して出
力する障害通知手段とを備えたストリームデータ監視装
置を備える。また、予備用の1以上の予備データが用意
され、ネットワークを介して受信した上記コンポーネン
ト指定情報により指定されるコンポーネントデータに応
じた予備データを選択してストリームデータ出力手段に
対して出力する予備データ送出装置を備える。そして、
ネットワークを介して受信した上記コンポーネント指定
情報により指定されるコンポーネントデータのストリー
ムデータ出力手段への入力を無効にすると共に、これに
代えて、予備データ送出装置において選択された予備デ
ータを上記ストリームデータ出力手段に入力させるよう
に制御を実行する制御装置を備える。
【0010】上記構成によれば、ストリームデータ内に
格納されるコンポーネントの識別信号を利用すること
で、放送用のストリームデータを形成するコンポーネン
トごとの障害を検出するようにされる。そして、障害が
発生すれば、予備データ送出装置において選択した所要
の予備データを、障害が発生したとされるコンポーネン
トデータに代えてストリームデータ出力手段に入力させ
ることが可能となり、また、この動作が自動的に実行さ
れるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以降、本発明の実施の形態につい
て説明する。本実施の形態としての情報送信装置は、デ
ジタル衛星放送を利用して番組を放送すると共に、受信
装置側ではこの番組に関連した楽曲データ(音声デー
タ)等の情報をダウンロードできるようにしたシステム
に対応することを前提とする。つまり、デジタル衛星放
送システムの放送設備とされるものである。
【0012】なお、以降の説明は次の順序で行うことと
する。 1.デジタル衛星放送システム 1−1.全体構成 1−2.GUI画面に対する操作 1−3.地上局 1−4.送信フォーマット 1−5.IRD 2.本実施の形態の送信システム
【0013】1.デジタル衛星放送システムの構成 1−1.全体構成 先ず、本実施の形態としての送信装置の説明を行うのに
先立ち、本実施の形態が対応するデジタル衛星放送シス
テムについて説明しておく。
【0014】図1は、本実施の形態としてのデジタル衛
星放送システムの全体構成を示すものである。この図に
示すように、デジタル衛星放送の地上局1には、テレビ
番組素材サーバ6からのテレビ番組放送のための素材
と、楽曲素材サーバ7からの楽曲データの素材と、音声
付加情報サーバ8からの音声付加情報と、GUIデータ
サーバからのGUIデータとが送られる。
【0015】テレビ番組素材サーバ6は、通常の放送番
組の素材を提供するサーバである。このテレビ番組素材
サーバから送られてくる音楽放送の素材は、動画及び音
声とされる。例えば、音楽放送番組であれば、上記テレ
ビ番組素材サーバ6の動画及び音声の素材を利用して、
例えば新曲のプロモーション用の動画及び音声が放送さ
れたりすることになる。
【0016】楽曲素材サーバ7は、オーディオチャンネ
ルを使用して、オーディオ番組を提供するサーバであ
る。このオーディオ番組の素材は音声のみとなる。この
楽曲素材サーバ7は、複数のオーディオチャンネルのオ
ーディオ番組の素材を地上局1に伝送する。各オーディ
オチャンネルの番組放送ではそれぞれ同一の楽曲が所定
の単位時間繰り返して放送される。各オーディオチャン
ネルは、それぞれ独立しており、その利用方法としては
各種考えられる。例えば、1つのオーディオチャンネル
では最新の日本のポップスの数曲を或る一定時間繰り返
し放送し、他のオーディオチャンネルでは最新の外国の
ポップスの数曲を或る一定時間繰り返し放送するという
ようにされる。
【0017】音声付加情報サーバ8は、楽曲素材サーバ
7から出力される楽曲の時間情報等を提供するサーバで
ある。
【0018】GUIデータサーバ9は、ユーザが操作に
用いるGUI画面を形成するための「GUIデータ(放
送用コンテンツのデータ)」を提供する。例えば後述す
るような楽曲のダウンロードに関するGUI画面であれ
ば、配信される楽曲のリストページや各楽曲の情報ペー
ジを形成するための画像データ、テキストデータ、アル
バムジャケットの静止画を形成するためのデータなどを
提供する。更には、受信設備3側にていわゆるEPG(E
lectrical Program Guide)といわれる番組表表示を行う
のに利用されるEPGデータもここから提供される。な
お、「GUIデータ」としては、例えばMHEG(Multi
media Hypermedia Information Coding Experts Group)
方式が採用される。MHEGとは、マルチメディア情
報、手順、操作などのそれぞれと、その組み合わせをオ
ブジェクトとして捉え、それらのオブジェクトを符号化
したうえで、タイトル(例えばGUI画面)として制作
するためのシナリオ記述の国際標準とされる。また、本
実施の形態ではMHEG−5を採用するものとする。
【0019】地上局1は上記テレビ番組素材サーバ6、
楽曲素材サーバ7、音声付加情報サーバ8、及びGUI
データサーバ9から伝送された情報を多重化して送信す
る。本実施の形態では、テレビ番組素材サーバ6から伝
送されたビデオデータはMPEG(Moving Picture Expe
rts Group)2方式により圧縮符号化され、オーディオデ
ータはMPEG2オーディオ方式により圧縮符号化され
る。また、楽曲素材サーバ7から伝送されたオーディオ
データは、オーディオチャンネルごとに対応して、例え
ばMPEG2オーディオ方式と、ATRAC(Adoptive
Tranform Acoustic Coding)方式と何れか一方の方式に
より圧縮符号化される。また、これらのデータは多重化
の際、キー情報サーバ10からのキー情報を利用して暗
号化される。なお、地上局1の内部構成例については後
述する。
【0020】地上局1からの信号は衛星2を介して各家
庭の受信設備3で受信される。衛星2には複数のトラン
スポンダが搭載されている。1つのトランスポンダは例
えば30Mbpsの伝送能力を有している。各家庭の受
信設備3としては、パラボラアンテナ11とIRD(Int
egrated Receiver Decorder)12と、ストレージデバイ
ス13と、モニタ装置14とが用意される。また、この
場合には、IRD12に対して操作を行うためのリモー
トコントローラ64が示されている。
【0021】パラボラアンテナ11で衛星2を介して放
送されてきた信号が受信される。この受信信号がパラボ
ラアンテナ11に取り付けられたLNB(Low Noize Blo
ck Down Converter)15で所定の周波数に変換され、I
RD12に供給される。
【0022】IRD12における概略的な動作として
は、受信信号から所定のチャンネルの信号を選局し、そ
の選局された信号から番組としてのビデオデータ及びオ
ーディオデータの復調を行ってビデオ信号、オーディオ
信号として出力する。また、IRD12では、番組とし
てのデータと共に多重化されて送信されてくる、GUI
データに基づいてGUI画面としての出力も行う。この
ようなIRD12の出力は、例えばモニタ装置14に対
して供給される。これにより、モニタ装置14では、I
RD12により受信選局した番組の画像表示及び音声出
力が行われ、また、後述するようなユーザの操作に従っ
てGUI画面を表示させることが可能となる。
【0023】ストレージデバイス13は、IRD12に
よりダウンロードされたオーディオデータ(楽曲デー
タ)を保存するためのものである。このストレージデバ
イス13の種類としては特に限定されるものではなく、
MD(Mini Disc)レコーダ/プレーヤ、DATレコーダ
/プレーヤ、DVDレコーダ/プレーヤ等を用いること
ができる。また、ストレージデバイス13としてパーソ
ナルコンピュータ装置を用い、ハードディスクのほか、
CD−R等をはじめとする記録が可能なメディアにオー
ディオデータを保存するようにすることも可能とされ
る。
【0024】また、本実施の形態の受信設備3として
は、図2に示すように、データ伝送規格としてIEEE
1394に対応したデータインターフェイスを備えたM
Dレコーダ/プレーヤ13Aを、図1に示すストレージ
デバイス13として使用することができるようになって
いる。この図に示すIEEE1394対応のMDレコー
ダ/プレーヤ13Aは、IEEE1394バス16によ
りIRD12と接続される。これによって、本実施の形
態では、IRD12にて受信された、楽曲としてのオー
ディオデータ(ダウンロードデータ)を、ATRAC方
式により圧縮処理が施されたままの状態で直接取り込ん
で記録することができる。また、MDレコーダ/プレー
ヤ13AとIRD12とをIEEE1394バス16に
より接続した場合には、上記オーディオデータの他、そ
のアルバムのジャケットデータ(静止画データ)及び歌
詞などのテキストデータを記録することも可能とされて
いる。
【0025】IRD12は、例えば電話回線4を介して
課金サーバ5と通信可能とされている。IRD12に
は、後述するようにして各種情報が記憶されるICカー
ドが挿入される。例えば楽曲のオーディオデータのダウ
ンロードが行われたとすると、これに関する履歴情報が
ICカードに記憶される。このICカードの情報は、電
話回線4を介して所定の機会、タイミングで課金サーバ
5に送られる。課金サーバ5は、この送られてきた履歴
情報に従って金額を設定して課金を行い、ユーザに請求
する。
【0026】これまでの説明から分かるように、本発明
が適用されたシステムでは、地上局1は、テレビ番組素
材サーバ6からの音楽番組放送の素材となるビデオデー
タ及びオーディオデータと、楽曲素材サーバ7からのオ
ーディオチャンネルの素材となるオーディオデータと、
音声付加情報サーバ8からの音声データと、GUIデー
タサーバ9からのGUIデータとを多重化して送信して
いる。そして、各家庭の受信設備3でこの放送を受信す
ると、例えばモニタ装置14により、選局したチャンネ
ルの番組を視聴することができる。また、番組のデータ
と共に送信されるGUIデータを利用したGUI画面と
して、第1にはEPG(Electrical Program Guide;電
子番組ガイド)画面を表示させ、番組の検索等を行うこ
とができる。また、第2には、例えば通常の番組放送以
外の特定のサービス用のGUI画面を利用して所要の操
作を行うことで、本実施の形態の場合には、放送システ
ムにおいて提供されている通常番組の視聴以外のサービ
スを享受することができる。例えば、オーディオ(楽
曲)データのダウンロードサービス用のGUI画面を表
示させて、このGUI画面を利用して操作を行えば、ユ
ーザが希望した楽曲のオーディオデータをダウンロード
してストレージデバイス13に記録して保存することが
可能になる。
【0027】なお、本実施の形態では、上記したような
GUI画面に対する操作を伴う、通常の番組放送以外の
特定のサービスを提供するデータサービス放送について
は、インタラクティブ性を有することもあり、「インタ
ラクティブ放送」ともいうことにする。
【0028】1−2.GUI画面に対する操作 ここで、上述しているインタラクティブ放送の利用例、
つまり、GUI画面に対する操作例について、図3及び
図4を参照して概略的に説明しておく。ここでは、楽曲
データ(オーディオデータ)のダウンロードを行う場合
について述べる。
【0029】先ず、図3によりIRD12に対してユー
ザが操作を行うためのリモートコントローラ64の操作
キーについて、特に主要なものについて説明しておく。
図3には、リモートコントローラ64において各種キー
が配列された操作パネル面が示されている。ここでは、
これら各種キーのうち、電源キー101、数字キー10
2、画面表示切換キー103、インタラクティブ切換キ
ー104、EPGキーパネル部105、チャンネルキー
106について説明する。
【0030】電源キー101は、IRD12の電源のオ
ン/オフを行うためのキーである。数字キー102は、
数字指定によりチャンネル切り換えを行ったり、例えば
GUI画面において数値入力操作が必要な場合に操作す
るためのキーである。画面表示切換キー103は、例え
ば通常の放送画面とEPG画面との切り換えを行うキー
である。例えば、画面表示切換キー103によりEPG
画面を呼び出した状態の下で、EPGキーパネル部10
5に配置されたキーを操作すれば、電子番組ガイドの表
示画面を利用した番組検索が行えることになる。また、
EPGキーパネル部105内の矢印キー105aは、後
述するサービス用のGUI画面におけるカーソル移動な
どにも使用することができる。インタラクティブ切換キ
ー104は、通常の放送画面と、その放送番組に付随し
たサービスのためのGUI画面との切り換えを行うため
に設けられる。チャンネルキー106は、IRD12に
おける選局チャンネルをそのチャンネル番号の昇順、降
順に従って順次切り換えていくために設けられるキーで
ある。
【0031】なお、本実施の形態のリモートコントロー
ラ64としては、例えばモニタ装置14に対する各種操
作も可能に構成されているものとされ、これに対応した
各種キーも設けられているものであるが、ここでは、モ
ニタ装置14に対応するキー等の説明は省略する。
【0032】次に、図4を参照してGUI画面に対する
操作の具体例について説明する。受信設備3により放送
を受信して所望のチャンネルを選局すると、モニタ装置
14の表示画面には、図4(a)に示すように、テレビ
番組素材サーバ6から提供された番組素材に基づく動画
像が表示される。つまり、通常の番組内容が表示され
る。ここでは、例えば音楽番組が表示されているものと
する。また、この音楽番組には楽曲のオーディオデータ
のダウンロードサービス(インタラクティブ放送)が付
随されているものとする。そして、この音楽番組が表示
されている状態の下で、例えばユーザがリモートコント
ローラ64のインタラクティブ切換キー104を操作し
たとすると、表示画面は図4(b)に示すような、オー
ディオデータのダウンロードのためのGUI画面に切り
替わる。
【0033】このGUI画面においては、先ず、画面の
左上部のテレビ番組表示エリア21Aに対して、図4
(a)にて表示されていたテレビ番組素材サーバ6から
のビデオデータによる画像が縮小化されて表示される。
また、画面の右上部には、オーディオチャンネルで放送
されている各チャンネルの楽曲のリスト21Bが表示さ
れる。また、画面の左下にはテキスト表示エリア21C
とジャケット表示エリア21Dが表示される。さらに、
画面の右側には歌詞表示ボタン22、プロフィール表示
ボタン23、情報表示ボタン24、予約録音ボタン2
5、予約済一覧表示ボタン26、録音履歴表示ボタン2
7、およびダウンロードボタン28が表示される。
【0034】ユーザは、このリスト21Bに表示されて
いる楽曲名を見ながら、興味のある楽曲を探していく。
そして、興味のある楽曲を見つけたらリモートコントロ
ーラ64の矢印キー105a(EPGキーパネル部10
5内)を操作して、その楽曲が表示されている位置にカ
ーソルを合わせた後、エンター操作を行う(例えば矢印
キー105aのセンター位置を押圧操作する)。これに
よって、カーソルを合わせた楽曲を試聴することができ
る。すなわち、各オーディオチャンネルでは、所定の単
位時間中、同一の楽曲が繰り返し放送されているので、
テレビ番組表示エリア21Aの画面はそのままで、IR
D12により上記操作により選択された楽曲のオーディ
オチャンネルに切り換えて音声出力することで、その楽
曲を聞くことができる。この時、ジャケット表示エリア
21Dにはその楽曲のMDジャケットの静止画像が表示
される
【0035】また、例えば上記の状態で歌詞表示ボタン
22にカーソルを合わせ、エンター操作を行う(以下、
ボタン表示にカーソルを合わせ、エンター操作を行うこ
とを「ボタンを押す」という)と、テキスト表示エリア
21Cに楽曲の歌詞がオーディオデータと同期したタイ
ミングで表示される。同様に、プロフィール表示ボタン
23あるいは情報表示ボタン24を押すと、楽曲に対応
するアーティストのプロフィールあるいはコンサート情
報などがテキスト表示エリア21Cに表示される。この
ように、ユーザは、現在どのような楽曲が配信されてい
るのかを知ることができ、更に各楽曲についての詳細な
情報を知ることができる。
【0036】ユーザは試聴した楽曲を購入したい場合に
は、ダウンロードボタン28を押す。ダウンロードボタ
ン28が押されると、選択された楽曲のオーディオデー
タがダウンロードされ、ストレージデバイス13に記憶
される。楽曲のオーディオデータと共に、その歌詞デー
タ、アーティストのプロフィール情報、ジャケットの静
止画データ等をダウンロードすることもできる。そし
て、このようにして楽曲のオーディオデータがダウンロ
ードされる毎に、その履歴情報がIRD12内のICカ
ードに記憶される。ICカードに記憶された情報は、例
えば1カ月に一度ずつ課金サーバ5により取り込みが行
われ、ユーザに対してデータサービスの使用履歴に応じ
た課金が行われる。これによって、ダウンロードされる
楽曲の著作権を保護することができることにもなる。
【0037】また、ユーザは予めダウンロードの予約を
行いたい場合には、予約録音ボタン25を押す。このボ
タンを押すと、GUI画面の表示が切り換わり、予約が
可能な楽曲のリストが画面全体に表示される。例えばこ
のリストは1時間単位、1週間単位、チャンル単位等で
検索した楽曲を表示することが可能である。ユーザはこ
のリストの中からダウンロードの予約を行いたい楽曲を
選択すると、その情報がIRD12内に登録される。そ
して、すでにダウンロードの予約を行った楽曲を碓認し
たい場合には、予約済一覧表示ボタン26を押すことに
より、画面全体に表示させることができる。このように
して予約された楽曲は、予約時刻になるとIRD12に
よりダウンロードされ、ストレージデバイス13に記憶
される。
【0038】ユーザはダウンロードを行った楽曲につい
て確認したい場合には、録音履歴ボタン27を押すこと
により、既にダウンロードを行った楽曲のリストを画面
全体に表示させることができる。
【0039】このように、本発明が適用されたシステム
の受信設備3では、モニタ装置14のGUI画面上に楽
曲のリストが表示される。そして、このGUI画面上の
表示にしたがって楽曲を選択するとその楽曲を試聴する
ことができ、その楽曲の歌詞やアーティストのプロフィ
ール等を知ることができる。さらに、楽曲のダウンロー
ドとその予約、ダウンロードの履歴や予約済楽曲リスト
の表示等を行うことができる。
【0040】詳しいことは後述するが、上記図4(b)
に示すようなGUI画面の表示と、GUI画面に対する
ユーザの操作に応答したGUI画面上での表示変更、及
び音声出力は、前述したMHEG方式に基づいたシナリ
オ記述により、オブジェクトの関係を規定することによ
り実現される。ここでいうオブジェクトとは、図4
(b)に示された各ボタンに対応するパーツとしての画
像データや各表示エリアに表示される素材データとな
る。そして、本明細書においては、このGUI画面のよ
うな、シナリオ(スクリプト)記述によってオブジェク
ト間の関係が規定されることで、或る目的に従った情報
の出力態様(画像表示や音声出力等)が実現される環境
を「シーン」というものとする。また、1シーンを形成
するオブジェクトとしては、シナリオ記述のファイル自
体も含まれるものとする。
【0041】以上、説明したように、本発明が適用され
たデジタル衛星放送システムでは放送番組が配信される
と共に、複数のオーディオチャンネルを使用して楽曲の
オーディオデータが配信される。そして、配信されてい
る楽曲のリスト等を使用して所望の楽曲を探し、そのオ
ーディオデータをストレージデバイス13に簡単に保存
することができる。なお、デジタル衛星放送システムに
おける番組提供以外のサービスとしては、上記した楽曲
データのダウンロードの他にも各種考えられる。例え
ば、いわゆるテレビショッピングといわれる商品紹介番
組を放送した上で、GUI画面としては購買契約が結べ
るようなものを用意することも考えられる。
【0042】1−3.地上局 これまで、本実施の形態としてのデジタル衛星放送シス
テムの概要について説明したが、以降、このシステムに
ついてより詳しい説明を行っていくこととする。そこ
で、先ず地上局1の構成について図5を参照して説明す
る。
【0043】なお、以降の説明にあたっては、次のこと
を前提とする。本実施の形態では、地上局1から衛星2
を介しての受信設備3への送信を行うのにあたり、少な
くともGUIデータについては、DSM−CC(デジタ
ル蓄積メディア・コマンド・アンド・コントロール;Di
gital Strage Media-Command and Control)プロトコル
を採用する。DSM−CC(MPEG−part6)方
式は、既に知られているように、例えば、何らかのネッ
トワークを介して、デジタル蓄積メディア(DSM)に
蓄積されたMPEG符号化ビットストリームを取り出し
(Retrieve)たり、或いはDSMに対してストリームを蓄
積(Store)するためのコマンドや制御方式を規定したも
のである。そして本実施の形態においては、このDSM
−CC方式がデジタル衛星放送システムにおける伝送規
格として採用されているものである。そして、DSM−
CC方式によりデータ放送サービス(例えばGUI画面
など)のコンテンツ(オブジェクトの集合)を伝送する
ためには、コンテンツの記述形式を定義しておく必要が
ある。本実施の形態では、この記述形式の定義として先
に述べたMHEGが採用されるものである。
【0044】図5に示す地上局1の構成としては、放送
設備200と電波送出システム46とに大別される。先
ず放送設備200において、テレビ番組素材登録システ
ム31は、テレビ番組素材サーバ6から得られた素材デ
ータをAVサーバ35に登録する。この素材データはテ
レビ番組送出システム39に送られ、ここでビデオデー
タは例えばMPEG2方式で圧縮され、オーディオデー
タは、例えばMPEG2オーディオ方式によりパケット
化される。テレビ番組送出システム39の出力はマルチ
プレクサ45に送られる。
【0045】また、楽曲素材登録システム32では、楽
曲素材サーバ7からの素材データ、つまりオーディオデ
ータを、MPEG2オーディオエンコーダ36A、及び
ATRACエンコーダ36Bに供給する。MPEG2オ
ーディオエンコーダ36A、ATRACエンコーダ36
Bでは、それぞれ供給されたオーディオデータについて
エンコード処理(圧縮符号化)を行った後、MPEGオ
ーディオサーバ40A及びATRACオーディオサーバ
40Bに登録させる。MPEGオーディオサーバ40A
に登録されたMPEGオーディオデータは、MPEGオ
ーディオ送出システム43Aに伝送されてここでパケッ
ト化された後、マルチプレクサ45に伝送される。AT
RACオーディオサーバ40Bに登録されたATRAC
データは、ATRACオーディオ送出システム43Bに
4倍速ATRACデータとして送られ、ここでパケット
化されてマルチプレクサ45に送出される。
【0046】また、音声付加情報登録システム33で
は、音声付加情報サーバ8からの素材データである音声
付加情報を音声付加情報データベース37に登録する。
この音声付加情報データベース37に登録された音声付
加情報は、音声付加情報送出システム41に伝送され、
同様にして、ここでパケット化されてマルチプレクサ4
5に伝送される。
【0047】また、GUI用素材登録システム34で
は、GUIデータサーバ9からの素材データであるGU
Iデータを、GUI素材データベース38に登録する。
【0048】GUI素材データベース38に登録された
GUI素材データは、GUIオーサリングシステム42
に伝送され、ここで、GUI画面、即ち図4にて述べた
「シーン」としての出力が可能なデータ形式となるよう
に処理が施される。
【0049】つまり、GUIオーサリングシステム42
に伝送されてくるデータとしては、例えば、楽曲のダウ
ンロードのためのGUI画面であれば、アルバムジャケ
ットの静止画像データ、歌詞などのテキストデータ、更
には、操作に応じて出力されるべき音声データなどであ
る。上記した各データはいわゆるモノメディアといわれ
るが、GUIオーサリングシステム42では、MHEG
オーサリングツールを用いて、これらのモノメディアデ
ータを符号化して、これをオブジェクトとして扱うよう
にする。そして、例えば図4(b)にて説明したような
シーン(GUI画面)の表示態様と操作に応じた画像音
声の出力態様が得られるように上記オブジェクトの関係
を規定したシナリオ記述ファイル(スクリプト)と共に
MHEG−5のコンテンツを作成する。また、図4
(b)に示したようなGUI画面では、テレビ番組素材
サーバ6の素材データを基とする画像・音声データ(M
PEGビデオデータ、MPEGオーディオデータ)と、
楽曲素材サーバ7の楽曲素材データを基とするMPEG
オーディオデータ等も、GUI画面に表示され、操作に
応じた出力態様が与えられる。従って、上記シナリオ記
述ファイルとしては、上記GUIオーサリングシステム
42では、上記したテレビ番組素材サーバ6の素材デー
タを基とする画像・音声データ、楽曲素材サーバ7の楽
曲素材データを基とするMPEGオーディオデータ、更
には、音声付加情報サーバ8を基とする音声付加情報も
必要に応じてオブジェクトとして扱われて、MHEGの
スクリプトによる規定が行われる。
【0050】なお、GUIオーサリングシステム42か
ら伝送されるMHEGコンテンツのデータとしては、ス
クリプトファイル、及びオブジェクトとしての各種静止
画データファイルやテキストデータファイル(更には音
声データファイル)などとなるが、静止画データは、例
えばJPEG(Joint Photograph Experts Group)方式で
圧縮された640×480ピクセルのデータとされ、テ
キストデータは例えば800文字以内のファイルとされ
る。
【0051】GUIオーサリングシステム42にて得ら
れたMHEGコンテンツのデータはDSM−CCエンコ
ーダ44に伝送される。DSM−CCエンコーダ44で
は、MPEG2フォーマットに従ったビデオ、オーディ
オデータのデータストリームに多重できる形式のトラン
スポートストリーム(以下TS(Transport Stream)とも
略す)に変換して、パケット化されてマルチプレクサ4
5に出力される。
【0052】マルチプレクサ45においては、テレビ番
組送出システム39からのビデオパケットおよびオーデ
ィオパケットと、MPEGオーディオ送出システム43
Aからのオーディオパケットと、ATRACオーディオ
送出システム43Bからの4倍速オーディオパケット
と、音声付加情報送出システム41からの音声付加情報
パケットと、GUIオーサリングシステム42からのG
UIデータパケットとが時間軸多重化されると共に、キ
ー情報サーバ10(図1)から出力されたキー情報に基
づいて暗号化される。このようにして多重化された情報
は、TSとしてのストリームデータとして得られる。ま
た、マルチプレクサ45においては、上記のようにして
チャンネル多重化して形成したTSに対して、PSI,
SIなどのチャンネルや番組に関する情報を付加する。
なお、PSI,SIについては後述する。
【0053】マルチプレクサ45にて得られたTSとし
てのストリームデータは電波送出システム46に伝送さ
れ、ここで例えば誤り訂正符号の付加、変調、及び周波
数変換などの処理を施された後、アンテナから衛星2に
向けて送信出力するようにされる。
【0054】なお、この図5に示す地上局1としてはそ
の基本的構成を示しているものとされ、本実施の形態の
実際としては後述するようにして、送出すべきTSに障
害が発生した場合の対応のために、非常用システムが追
加されて構成される。
【0055】1−4.送信フォーマット 次に、DSM−CC方式に基づいて規定された本実施の
形態の送信フォーマットについて説明する。図6は、地
上局1から衛星2に送信出力される際のデータの一例を
示している。なお、前述したように、この図に示す各デ
ータは実際には時間軸多重化されているものである。ま
た、この図では、図6に示すように、時刻t1から時刻
t2の間が1つのイベントとされ、時刻t2から次のイ
ベントとされる。ここでいうイベントとは、例えば音楽
番組のチャンネルであれば、複数楽曲のラインナップの
組を変更する単位であり、時間的には30分或いは1時
間程度となる。
【0056】図6に示すように、時刻t1から時刻t2
のイベントでは、通常の動画の番組放送で、所定の内容
A1を有する番組が放送されている。また、時刻t2か
ら始めるイベントでは、内容A2としての番組が放送さ
れている。この通常の番組で放送されているのは動画と
音声である。
【0057】MPEGオーディオチャンネル(1)〜
(10)は、例えば、チャンネルCH1からCH10の
10チャンネル分用意される。このとき、各オーディオ
チャンネルCH1,CH2,CH3・・・・CH10で
は、1つのイベントが放送されている間は同一楽曲が繰
り返し送信される。つまり、時刻t1〜t2のイベント
の期間においては、オーディオチャンネルCH1では楽
曲B1が繰り返し送信され、オーディオチャンネルCH
2では楽曲C1が繰り返し送信され、以下同様に、オー
ディオチャンネルCH10では楽曲K1が繰り返し送信
されることになる。これは、その下に示されている4倍
速ATRACオーディオチャンネル(1)〜(10)に
ついても共通である。
【0058】つまり、図6において、MPEGオーディ
オチャンネルと4倍速ATRACオーディオチャンネル
のチャンネル番号である( )内の数字が同じものは同
じ楽曲となる。また、音声付加情報のチャンネル番号で
ある( )内の数字は、同じチャンネル番号を有するオ
ーディオデータに付加されている音声付加情報である。
更に、GUIデータとして伝送される静止画データやテ
キストデータも各チャンネルごとに形成されるものであ
る。これらのデータは、図7(a)〜(d)に示すよう
にMPEG2のトランスポートパケット内で時分割多重
されて送信され、図7(e)〜(h)に示すようにして
IRD12内では各データパケットのヘッダ情報を用い
て再構築される。
【0059】また、上記図6及び図7に示した送信デー
タのうち、少なくとも、データサービス(TV放送(又
はオーディオ放送)に同期したMHEGコンテンツの放
送、又はインタラクティブ放送)に利用されるGUIデ
ータは、DSM−CC方式に則って論理的には次のよう
にして形成されるものである。ここでは、DSM−CC
エンコーダ44から出力されるトランスポートストリー
ムのデータに限定して説明する。
【0060】図8(a)に示すように、DSM−CC方
式によって伝送される本実施の形態のデータ放送サービ
スは、Service Gatewayという名称のル
ートディレクトリの中に全て含まれる。Service
Gatewayに含まれるオブジェクトとしては、デ
ィレクトリ(Directory),ファイル(Fil
e),ストリーム(Stream),ストリームイベン
ト(Stream Event)などの種類が存在す
る。
【0061】これらのうち、ファイルは静止画像、音
声、テキスト、更にはMHEGにより記述されたスクリ
プトなどの個々のデータファイルとされる。ストリーム
は例えば、他のデータサービスやAVストリーム(TV
番組素材としてのMPEGビデオデータ、オーディオデ
ータ、楽曲素材としてのMPEGオーディオデータ、A
TRACオーディオデータ等)にリンクする情報が含ま
れる。また、ストリームイベントは、同じくリンクの情
報と時刻情報が含まれる。ディレクトリは相互に関連す
るデータをまとめるフォルダである。
【0062】そして、DSM−CC方式では、図8
(b)に示すようにして、これらの単位情報とServ
ice Gatewayをそれぞれオブジェクトという
単位と捉え、それぞれをBIOPメッセージという形式
に変換する。なお、本発明に関わる説明では、ファイ
ル,ストリーム,ストリームイベントの3つのオブジェ
クトの区別は本質的なものではないので、以下の説明で
はこれらをファイルとしてのオブジェクトに代表させて
説明する。
【0063】そして、DSM−CC方式では、図8
(c)に示すモジュールといわれるデータ単位を生成す
る。このモジュールは、図8(b)に示したBIOPメ
ッセージ化されたオブジェクトを1つ以上含むようにさ
れたうえで、BIOPヘッダが付加されて形成される可
変長のデータ単位であり、後述する受信側における受信
データのバッファリング単位となる。また、DSM−C
C方式としては、1モジュールを複数のオブジェクトに
より形成する場合の、オブジェクト間の関係については
特に規定、制限はされていない。つまり、極端なことを
いえば、全く関係の無いシーン間における2以上のオブ
ジェクトにより1モジュールを形成したとしても、DS
M−CC方式のもとでの規定に何ら違反するものではな
い。
【0064】このモジュールは、MPEG2フォーマッ
トにより規定されるセクションといわれる形式で伝送す
るために、図8(d)に示すように、機械的に「ブロッ
ク」といわれる原則固定長のデータ単位に分割される。
但し、モジュールにおける最後のブロックについては規
定の固定長である必要はないものとされている。このよ
うに、ブロック分割を行うのはMPEG2フォーマット
において、1セクションが4KBを越えてはならないと
いう規定があることに起因する。また、この場合には上
記ブロックとしてのデータ単位と、セクションとは同義
なものとなる。
【0065】このようにしてモジュールを分割して得た
ブロックは、図8(e)に示すようにしてヘッダが付加
されてDDB(Download Data Block)というメッセージ
の形式に変換される。
【0066】また、上記DDBへの変換と並行して、D
SI(Download Server Initiate)及びDII(Download
Indication Information)という制御メッセージが生成
される。上記DSI及びDIIは、受信側(IRD1
2)で受信データからモジュールを取得する際に必要と
なる情報であり、DSIは主として、次に説明するカル
ーセル(モジュール)の識別子、カルーセル全体に関連
する情報(カルーセルが1回転する時間、カルーセル回
転のタイムアウト値)等の情報を有する。また、データ
サービスのルートディレクトリ(Service Ga
teway)の所在を知るための情報も有する(オブジ
ェクトカルーセル方式の場合)。
【0067】DIIは、カルーセルに含まれるモジュー
ルごとに対応する情報であり、モジュールごとのサイ
ズ、バージョン、そのモジュールのタイムアウト値など
の情報を有する。
【0068】そして、図8(f)に示すように、上記D
DB、DSI、DIIの3種類のメッセージをセクショ
ンのデータ単位に対応させて周期的に、かつ、繰り返し
送出するようにされる。これにより、受信機側では例え
ば目的のGUI画面(シーン)を得るのに必要なオブジ
ェクトが含まれているモジュールをいつでも受信できる
ようにされる。本明細書では、このような伝送方式を回
転木馬に例えて「カルーセル方式」といい、図8(f)
に示すようにして模式的に表されるデータ伝送形態をカ
ルーセルというものとする。
【0069】ここで、1カルーセルに含まれるモジュー
ルとしては複数とされて構わない。例えば、1カルーセ
ルにより1つのデータサービスに必要な複数のモジュー
ルを伝送するようにしてもよいものである。ここで、上
記した「カルーセル方式」としては、「データカルーセ
ル方式」と「オブジェクトカルーセル方式」とに分けら
れる。特にオブジェクトカルーセル方式では、ファイ
ル、ディレクトリ、ストリーム、サービスゲートウェイ
などの属性を持つオブジェクトをデータとしてカルーセ
ルを用いて転送する方式で、ディレクトリ構造を扱え
る。これに対して、データカルーセル方式では、例えば
MHEGコンテンツに対応する場合には、例えば実際に
は1シーンを形成するファイルのディレクトリ構造を、
1つのファイルに纏める(インクルードする)ようにし
て管理し、このファイル単位のデータをカルーセルを用
いて転送する方式である。本実施の形態のシステムで
は、何れの方式が採用されても構わないものとされる。
【0070】また、図9に、MHEG方式に則ったデー
タサービスとしてのファイル(MHEG applic
ation file)のディレクトリ構造例を示す。
上述のようにオブジェクトカルーセル方式は、このディ
レクトリ構造を扱えることに特徴を有する。また、デー
タカルーセル方式にあっては、例えばシーン単位として
のディレクトリ構造が1ファイルとされることになる。
通常、Service Domainの入り口となる
(MHEG application file)は、必
ず、Service Gatewayの直下にある、a
pp0/startupというファイルとなる。基本的
には、Service Domain(Service
Gateway)の下にapplication d
irectory(app0,app1・・・app
N)があり、その下にstartupといわれるアプリ
ケーション・ファイルと、applicationを構
成する各sceneのdirectory(scene
dir0,scenedir1・・・)があるようにさ
れる。更にscene directoryの下には、
MHEG scene fileとsceneを構成す
る各content fileがおかれることとしてい
る。
【0071】また、上記のようにしてカルーセルにより
送信されるGUIデータを含む放送用のデータ、つま
り、図5のマルチプレクサ45から出力されるデータと
しては、トランスポートストリームの形態により出力さ
れる。このトランスポートストリームは例えば図10に
示す構造を有する。図10(a)には、トランスポート
ストリームが示されている。このトランスポートストリ
ームとはMPEGシステムで定義されているビット列で
あり、図のように188バイトの固定長パケット(トラ
ンスポートパケット)の連結により形成される。
【0072】そして、各トランスポートパケットは、図
10(b)に示すようにヘッダと特定の個別パケットに
付加情報を含めるためのアダプテーションフィールドと
パケットの内容(ビデオ/オーディオデータ等)を表す
ペイロード(データ領域)とからなる。
【0073】ヘッダは、例えば実際には4バイトとさ
れ、図10(c)に示すように、先頭には必ず同期バイ
トがあるようにされ、これより後ろの所定位置にそのパ
ケットの識別情報であるPID(Packet_I
D)、スクランブルの有無を示すスクランブル制御情
報、後続するアダプテーションフィールドやペイロード
の有無等を示すアダプテーションフィールド制御情報が
格納されている。
【0074】これらの制御情報に基づいて、受信装置側
ではパケット単位でデスクランブルを行い、また、デマ
ルチプレクサによりビデオ/オーディオ/データ等の必
要パケットの分離・抽出を行うことができる。また、ビ
デオ/オーディオの同期再生の基準となる時刻情報(P
CR;Program Clock Reference)を再生することもこ
こで行うことができる。
【0075】また、これまでの説明から分かるように、
1つのトランスポートストリームには複数チャンネル分
の映像/音声/データのパケットが多重されているが、
それ以外にPSI(Program Specific Information)とい
われる選局を司るための信号や、限定受信(個人の契約
状況により有料チャンネルの受信可不可を決定する受信
機能)に必要な情報(EMM/ECM)、EPGなどの
サービスを実現するためのSI(Service Information)
が同時に多重されている。
【0076】PSIは、図11に示すようにして、4つ
のテーブルで構成されている。それぞれのテーブルは、
セクション形式というMPEG Systemに準拠し
た形式で表されている。図11(a)には、NIT(Net
work Informataion Table)及びCAT(Conditional Acc
ess Table)のテーブルが示されている。NITは、全キ
ャリアに同一内容が多重されている。キャリアごとの伝
送諸元(偏波面、キャリア周波数、畳み込みレート等)
と、そこに多重されているチャンネルのリストが記述さ
れている。NITのPIDとしては、PID=0x0010と
されている。
【0077】CATもまた、全キャリアに同一内容が多
重される。限定受信方式の識別と契約情報等の個別情報
であるEMM(Entitlement Management Message)パケッ
トのPIDが記述されている。PIDとしては、PID
=0x0001により示される。
【0078】図11(b)には、キャリアごとに固有の
内容を有する情報として、PATが示される。PATに
は、そのキャリア内のチャンネル情報と、各チャンネル
の内容を表すPMTのPIDが記述されている。PID
としては、PID=0x0000により示される。
【0079】また、キャリアにおけるチャンネルごとの
情報として、図11(c)に示すPMT(Program Map T
able)のテーブルを有する。PMTは、チャンネル別の
内容が多重されている。例えば、図11(d)に示すよ
うな、各チャンネルを構成するコンポーネント(ビデオ
/オーディオ等)と、デスクランブルに必要なECM(E
ncryption Control Message)パケットのPIDが記述さ
れている。PMTのPIDは、PATにより指定され
る。
【0080】また、SIは、図示は省略するが、PSI
と同様にセクション形式のテーブルとされ、ここにEP
Gに関する情報が記述される。IRD側では、このテー
ブルから必要とされる情報を抽出して画面上に表示する
ようにされている。そして、このSIの代表的なテーブ
ルとしては、SDT(Service DescriptionTable)とEI
T(Event Information Table)が挙げられる。SDT
は、チャンネル情報を表すもので、チャンネル番号、チ
ャンネル名、チャンネル内容等が記述される。PIDと
しては、PID=0x0011により示されることになってい
る。EITは、番組情報を表すもので、番組名、番組開
始時刻、番組のあらすじ、ジャンル等が記述されてい
る。PIDとしては、PID=0x0012により示される。
なお、上記PSI及びSIとしての情報は、図5に示し
たマルチプレクサ45において、TSとしての形式のデ
ータに対して付加される。
【0081】1−5.IRD 続いて、受信設備3に備えられるIRD12の一構成例
について図12を参照して説明する。
【0082】この図に示すIRD12において、入力端
子T1には、パラボラアンテナ11のLNB15により
所定の周波数に変換された受信信号を入力してチューナ
/フロントエンド部51に供給する。チューナ/フロン
トエンド部51では、CPU(Central Processing Uni
t)80からの伝送諸元等を設定した設定信号に基づい
て、この設定信号により決定されるキャリア(受信周波
数)を受信して、例えばビタビ復調処理や誤り訂正処理
等を施すことで、トランスポートストリームを得るよう
にされる。チューナ/フロントエンド部51にて得られ
たトランスポートストリームは、デスクランブラ52に
対して供給される。また、チューナ/フロントエンド部
51では、トランスポートストリームからPSIのパケ
ットを取得し、その選局情報を更新すると共に、トラン
スポートストリームにおける各チャンネルのコンポーネ
ントPIDを得て、例えばCPU80に伝送する。CP
U80では、取得したPIDを受信信号処理に利用する
ことになる。
【0083】デスクランブラ52では、ICカード65
に記憶されているデスクランブルキーデータをCPU8
0を介して受け取ると共に、CPU80によりPIDが
設定される。そして、このデスクランブルキーデータと
PIDとに基づいてデスクランブル処理を実行し、トラ
ンスポート部53に対して伝送する。
【0084】トランスポート部53は、デマルチプレク
サ70と、例えばDRAM等により構成されるキュー
(Queue)71とからなる。キュー(Queue)71は、モ
ジュール単位に対応した複数のメモリ領域が列となるよ
うにして形成されているものとされ、例えば本実施の形
態では、32列のメモリ領域が備えられる。つまり、最
大で32モジュールの情報を同時に格納することができ
る。
【0085】デマルチプレクサ70の概略的動作として
は、CPU80のDeMUXドライバ82により設定さ
れたフィルタ条件に従って、デスクランブラ52から供
給されたトランスポートストリームから必要なトランス
ポートパケットを分離し、必要があればキュー71を作
業領域として利用して、先に図7(e)〜(h)により
示したような形式のデータを得て、それぞれ必要な機能
回路部に対して供給する。デマルチプレクサ70にて分
離されたMPEGビデオデータは、MPEG2ビデオデ
コーダ55に対して入力され、MPEGオーディオデー
タは、MPEGオーディオデコーダ54に対して入力さ
れる。これらデマルチプレクサ70により分離されたM
PEGビデオ/オーディオデータの個別パケットは、P
ES(Packetized Elementary Stream)と呼ばれる形式で
それぞれのデコーダに入力される。
【0086】また、トランスポートストリームにおける
MHEGコンテンツのデータについては、デマルチプレ
クサ70によりトランスポートストリームからトランス
ポートパケット単位で分離抽出されながらキュー71の
所要のメモリ領域に書き込まれていくことで、モジュー
ル単位にまとめられるようにして形成される。そして、
このモジュール単位にまとめられたMHEGコンテンツ
のデータは、CPU80の制御によってデータバスを介
して、メインメモリ90内のDSM−CCバッファ91
に書き込まれて保持される。
【0087】また、トランスポートストリームにおける
4倍速ATRACデータ(圧縮オーディオデータ)も、
例えばトランスポートパケット単位で必要なデータがデ
マルチプレクサ70により分離抽出されてIEEE13
94インターフェイス60に対して出力される。また、
IEEE1394インターフェイス60を介した場合に
は、オーディオディオデータの他、ビデオデータ及び各
種コマンド信号等を送出することも可能とされる。
【0088】PESとしての形式によるMPEGビデオ
データが入力されたMPEG2ビデオデコーダ55で
は、メモリ55Aを作業領域として利用しながらMPE
G2フォーマットに従って復号化処理を施す。復号化さ
れたビデオデータは、表示処理部58に供給される。
【0089】表示処理部58には、上記MPEG2ビデ
オデコーダ55から入力されたビデオデータと、後述す
るようにしてメインメモリ90のMHEGバッファ92
にて得られるデータサービス用のGUI画面等のビデオ
データが入力される。表示処理部58では、このように
して入力されたビデオデータについて所要の信号処理を
施して、所定のテレビジョン方式によるアナログオーデ
ィオ信号に変換してアナログビデオ出力端子T2に対し
て出力する。これにより、アナログビデオ出力端子T2
とモニタ装置14のビデオ入力端子とを接続すること
で、例えば先に図4に示したような表示が行われる。
【0090】また、PESによるMPEGオーディオデ
ータが入力されるMPEG2オーディオデコーダ54で
は、メモリ54Aを作業領域として利用しながらMPE
G2フォーマットに従って復号化処理を施す。復号化さ
れたオーディオデータは、D/Aコンバータ56及び光
デジタル出力インターフェイス59に対して供給され
る。
【0091】D/Aコンバータ56では、入力されたオ
ーディオデータについてアナログ音声信号に変換してス
イッチ回路57に出力する。スイッチ回路57では、ア
ナログオーディオ出力端子T3又はT4の何れか一方に
対してアナログ音声信号を出力するように信号経路の切
換を行う。ここでは、アナログオーディオ出力端子T3
はモニタ装置14の音声入力端子と接続されるために設
けられているものとされる。また、アナログオーディオ
出力端子T4はダウンロードした楽曲をアナログ信号に
より出力するための端子とされる。また、光デジタル出
力インターフェイス59では、入力されたデジタルオー
ディオデータを光デジタル信号に変換して出力する。こ
の場合、光デジタル出力インターフェイス59は、例え
ばIEC958に準拠する。
【0092】メインメモリ90は、CPU80が各種制
御処理を行う際の作業領域として利用されるものであ
る。そして、本実施の形態では、このメインメモリ90
において、前述したDSM−CCバッファ91と、MH
EGバッファ92としての領域が割り当てられるように
なっている。MHEGバッファ92には、MHEG方式
によるスクリプトの記述に従って生成された画像データ
(例えばGUI画面の画像データ)を生成するための作
業領域とされ、ここで生成された画像データはバスライ
ンを介して表示処理部58に供給される。
【0093】CPU80は、IRD12における全体制
御を実行する。このなかには、デマルチプレクサ70に
おけるデータ分離抽出についての制御も含まれる。ま
た、獲得したMHEGコンテンツのデータについてデコ
ード処理を施すことで、スクリプトの記述内容に従って
GUI画面(シーン)を構成して出力するための処理も
実行する。
【0094】このため、本実施の形態のCPU80とし
ては、主たる制御処理を実行する制御処理部81に加
え、例えば少なくとも、DeMUXドライバ82、DS
M−CCデコーダブロック83、及びMHEGデコーダ
ブロック84が備えられる。本実施の形態では、このう
ち、少なくともDSM−CCデコーダブロック83及び
MHEGデコーダブロック84については、ソフトウェ
アにより構成される。DeMUXドライバ82は、入力
されたトランスポートストリームのPIDに基づいてデ
マルチプレクサ70におけるフィルタ条件を設定する。
DSM−CCデコーダブロック83は、DSM−Man
agerとしての機能を有するものであり、DSM−C
Cバッファ91に格納されているモジュール単位のデー
タについて、MHEGコンテンツのデータに再構築す
る。また、MHEGデコーダブロック84からのアクセ
スに従って所要のDSM−CCデコード等に関連する処
理を実行する。
【0095】MHEGデコーダブロック84は、DSM
−CCデコーダブロック83により得られたMHEGコ
ンテンツのデータ、つまり、DSM−CCバッファ91
にて得られているMHEGコンテンツのデータにアクセ
スして、シーン出力のためのデコード処理を行う。つま
り、そのMHEGコンテンツのスクリプトファイルによ
り規定されているオブジェクト間の関係を実現していく
ことで、シーンを形成するものである。この際、シーン
としてGUI画面を形成するのにあたっては、MHEG
バッファ92を利用して、ここで、スクリプトファイル
の内容に従ってGUI画面の画像データを生成するよう
にされる。
【0096】DSM−CCデコーダブロック83及びM
HEGデコーダブロック84間のインターフェイスに
は、U−U API(DSM−CC U−U API(A
pplivation Portability Interface))が採用される。
U−U APIは、例えばクライアント(MHEGデコ
ーダブロック84)側がDSM Managerオブジ
ェクト(DSMの機能を実現するサーバオブジェクト;
DSM−CCデコーダブロック83)にアクセスするた
めのインターフェイスであり、カルーセルに含まれるS
ervice Gateway,Directory,
File,Stream,Stream Eventな
どの属性を有するオブジェクトをファイルシステムのよ
うにして構造的にアクセスすることができるようにした
APIとされる。
【0097】このAPIを通じてカルーセルに含まれる
オブジェクトへのアクセスを行うことで、カルーセルを
使用するプログラム(クライアント)がカルーセル受信
動作を関知することなく、バス名を使用してオブジェク
トにアクセスすることが可能になる。
【0098】また、このU−U APIは、下層のデー
タ転送方式に関わらず利用することが出来るように規定
されたインターフェイスの集合であることから、このA
PIを利用するプログラムは、U−U APIを提供す
るどのようなデータ転送方式においても利用できるとい
う利点を有する。
【0099】ここで、CPU80の制御によりトランス
ポートストリームから1シーンを形成するのに必要な目
的のオブジェクトを抽出するための動作例について説明
しておく。
【0100】DSM−CCでは、トランスポートストリ
ーム中のオブジェクトの所在を示すのにIOR(Interop
erable Object Reference)が使用される。IORには、
オブジェクトを見つけ出すためのカルーセルに対応する
識別子、オブジェクトの含まれるモジュールの識別子
(以下module_idと表記)、1つのモジュール
中でオブジェクトを特定する識別子(以下object
_keyと表記)のほかに、オブジェクトの含まれるモ
ジュールの情報を持つDIIを識別するためのタグ(a
ssociation_tag)情報を含んでいる。ま
た、モジュール情報を持つDIIには、1つ以上のモジ
ュールそれぞれについてのmodule_id、モジュ
ールの大きさ、バージョンといった情報と、そのモジュ
ールを識別するためのタグ(association_
tag)情報を含んでいる。
【0101】トランスポートストリームから抜き出され
たIORがCPU80において識別された場合に、その
IORで示されたオブジェクトを受信、分離して得るプ
ロセスは、例えば次のようになる。 (Pr1) CPU80のDeMUXドライバ82で
は、IORのassociation_tagと同じ値
を持つエレメンタリーストリーム(以下ESと表記)
を、カルーセルにおけるPMTのESループから探し出
してPIDを得る。このPIDを持つESにDIIが含
まれていることになる。 (Pr2) このPIDとtable_id_exte
nsionとをフィルタ条件としてデマルチプレクサ7
0に対して設定する。これにより、デマルチプレクサ7
0では、DIIを分離してCPU80に対して出力す
る。 (Pr3) DIIの中で、先のIORに含まれていた
module_idに相当するモジュールのassoc
iation_tagを得る。 (Pr4) 上記association_tagと同
じ値を有するESを、PMTのESループ(カルーセ
ル)から探し出し、PIDを得る。このPIDを有する
ESに目的とするモジュールが含まれる。 (Pr5) 上記PIDとmodule_idとをフィ
ルタ条件として設定して、デマルチプレクサ70による
フィルタリングを行う。このフィルタ条件に適合して分
離抽出されたトランスポートパケットがキュー71の所
要のメモリ領域(列)に格納されていくことで、最終的
には、目的のモジュールが形成される。 (Pr6) 先のIORに含まれていたobject_
keyに相当するオブジェクトをこのモジュールから抜
き出す。これが目的とするオブジェクトになる。このモ
ジュールから抜き出されたオブジェクトは、例えば、D
SM−CCバッファ91の所定の領域に書き込みが行わ
れる。例えば、上記動作を繰り返し、目的とするオブジ
ェクトを集めてDSM−CCバッファ91に格納してい
くことで、必要とされるシーンを形成するMHEGコン
テンツが得られることになる。
【0102】マンマシンインターフェイス61では、リ
モートコントローラ64から送信されてきたコマンド信
号を受信してCPU80に対して伝送する。CPU80
では、受信したコマンド信号に応じた機器の動作が得ら
れるように、所要の制御処理を実行する。
【0103】ICカードスロット62にはICカード6
5が挿入される。そして、この挿入されたICカード6
5に対してCPU80によって情報の書き込み及び読み
出しが行われる。
【0104】モデム63は、電話回線4を介して課金サ
ーバ5と接続されており、CPU80の制御によってI
RD12と課金サーバ5との通信が行われるように制御
される。
【0105】ここで、上記構成によるIRD12におけ
るビデオ/オーディオソースの信号の流れを、図4によ
り説明した表示形態に照らし合わせながら補足的に説明
する。図4(a)に示すようにして、通常の番組を出力
する場合には、入力されたトランスポートストリームか
ら必要な番組のMPEGビデオデータとMPEGオーデ
ィオデータとが抽出されて、それぞれ復号化処理が施さ
れる。そして、このビデオデータとMPEGオーディオ
データが、それぞれアナログビデオ出力端子T2と、ア
ナログオーディオ出力端子T3に出力されることで、モ
ニタ装置14では、放送番組の画像表示と音声出力が行
われる。
【0106】また、図4(b)に示したGUI画面を出
力する場合には、入力されたトランスポートストリーム
から、このGUI画面(シーン)に必要なMHEGコン
テンツのデータをトランスポート部53により分離抽出
してDSM−CCバッファ91に取り込む。そして、こ
のデータを利用して、前述したようにDSM−CCデコ
ーダブロック83及びMHEGデコーダブロック84が
機能することで、MHEGバッファ92にてシーン(G
UI画面)の画像データが作成される。そして、この画
像データが表示処理部58を介してアナログビデオ出力
端子T2に供給されることで、モニタ装置14にはGU
I画面の表示が行われる。
【0107】また、図4(b)に示したGUI画面上で
楽曲のリスト21Bにより楽曲が選択され、その楽曲の
オーディオデータを試聴する場合には、この楽曲のMP
EGオーディオデータがデマルチプレクサ70により得
られる。そして、このMPEGオーディオデータが、M
PEGオーディオデコーダ54、D/Aコンバータ、ス
イッチ回路57、アナログオーディオ出力端子T3を介
してアナログ音声信号とされてモニタ装置14に対して
出力される。
【0108】また、図4(b)に示したGUI画面上で
ダウンロードボタン28が押されてオーディオデータを
ダウンロードする場合には、ダウンロードすべき楽曲の
オーディオデータがデマルチプレクサ70により抽出さ
れてアナログオーディオ出力端子T4、光デジタル出力
インターフェイス59、またはIEEE1394インタ
ーフェイス60に出力される。
【0109】ここで、特にIEEE1394インターフ
ェイス60に対して、図2に示したIEEE1394対
応のMDレコーダ/プレーヤ13Aが接続されている場
合には、デマルチプレクサ70ではダウンロード楽曲の
4倍速ATRACデータが抽出され、IEEE1394
インターフェイス60を介してMDレコーダ/プレーヤ
13Aに装填されているディスクに対して記録が行われ
る。また、この際には、例えばJPEG方式で圧縮され
たアルバムジャケットの静止画データ、歌詞やアーティ
ストのプロフィールなどのテキストデータもデマルチプ
レクサ70においてトランスポートストリームから抽出
され、IEEE1394インターフェイス60を介して
MDレコーダ/プレーヤ13Aに転送される。MDレコ
ーダ/プレーヤ13Aでは、装填されているディスクの
所定の領域に対して、これら静止画データ、テキストデ
ータを記録することができるようになっている。
【0110】2.本実施の形態の放送設備 続いて、本実施の形態の特徴となる放送設備の構成につ
いて説明する。本実施の形態の放送設備の実際として
は、先に図5においてその基本的な構成として示した放
送設備200に対して、放送用に送出されるストリーム
データに障害があった場合にこれを検出して非常用のス
トリームデータ(予備データ)を送出する非常用システ
ムを備えた構成とされる。
【0111】図13は、このような非常用システムを備
えた放送設備200の構成を示すブロック図である。こ
の図においては、先に図5に示した放送設備200内の
システムのうち、TV番組送出システム39、MPEG
オーディオ送出システム43A、ATRACオーディオ
送出システム43B、音声付加情報送出システム41,
DSM−CCエンコーダ42、マルチプレクサ45を示
し、残るシステム(及びサーバ、データベース等)につ
いてはその図示を省略している。この放送設備200か
らは、図5においても説明したように、TSといわれる
放送用のストリームデータが送出されて、電波送出シス
テム46に対して供給される。
【0112】そして、この放送設備200に対しては、
非常用システムとして、ストリーム監視システム20
1、非常用ストリーム送出システム202、マルチプレ
クサ(MUX)制御システム203が設けられ、例えば
これらがLAN(Local Area Network)204等のネット
ワークを介して相互通信可能に接続される。
【0113】ストリーム監視システム201は、例えば
コンピュータ装置を備えて構築されるもので、例えば所
定のインターフェイスを介してマルチプレクサ45から
送出されるTSを取り込む。そして、TSに含まれる各
コンポーネントとしてのストリームデータについての障
害の有無を検出して、或るコンポーネントについての障
害があることを検出すると、障害通知を出力する。
【0114】ここで、図14のフローチャートにより、
ストリーム監視システム201の動作を説明する。この
処理は、例えばストリーム監視システム201を構成す
るコンピュータ装置内のCPUが実行するものとされ
る。この図に示す処理にあっては、先ず、ステップS1
01において、マルチプレクサ45から取り込んだTS
から、各チャンネルのPMT(図11(c)参照)を抽
出する。先に図11において述べたように、PMTには
各コンポーネントのPIDが格納されていることで、各
チャンネルを構成するコンポーネントの種別(ビデオ/
オーディオ/データ等)が特定できる。そこで、次のス
テップS102においては、抽出した各チャンネルのP
MTからPIDを抽出して、各チャンネルを構成するコ
ンポーネントの種別を識別するようにされる。そして、
以降の処理としては、先ずステップS103に示すよう
にして、TS内のPMTから抽出されるPIDを監視し
て、次のステップS104にて何らかの障害が発生して
いるか否かを判別するようにされる。ここで、特に障害
は発生していないと判別されれば、ステップS101の
処理に戻るようにされる。つまり、特に障害がない限り
は、ステップS101〜S104の処理が継続して繰り
返されることになる。これに対して、例えば、TSから
抽出される或るコンポーネントについてのPIDが検出
されないなどして、或るコンポーネントについて障害が
発生していることが検出されると、ステップS105に
進むようにされる。
【0115】ここで、上記ステップS103→S104
の処理は、TV番組送出システム39、MPEGオーデ
ィオ送出システム43A、ATRACオーディオ送出シ
ステム43B、音声付加情報送出システム41,DSM
−CCエンコーダ42から送出される、メインの各スト
リームデータについて、障害が発生しているか否かを判
定するための動作となるものである
【0116】ステップS105においては、非常用スト
リーム202とMUX制御システム203に対して、L
AN204を介して障害通知を送出するための処理が実
行される。ここで、障害通知としては、障害が発生した
コンポーネントが何であるのかを示す識別情報(例えば
チャンネルナンバと、そのチャンネル内におけるストリ
ームデータ種別の情報)と、その障害が発生したコンポ
ーネントのPIDの情報とを付随して送信するようにさ
れる。但し、PIDのみによってチャンネルナンバと、
そのチャンネル内におけるコンポーネントが特定できる
場合には、PIDのみを障害通知に付随させて送信して
もよいものである。
【0117】次に、非常用ストリーム送出システム20
2について説明する。非常用ストリーム送出システム2
02もまた、コンピュータ装置等を備えて構成される。
そして、ここでは図示しないが、例えば非常用ストリー
ム送出システム202の前段には、予め非常用として送
出するための各種コンポーネントのストリームデータが
用意されたサーバ、(若しくはデータベース)が備えら
れており、非常用ストリーム送出システム202では、
このサーバから受け取った非常用のストリームデータを
マルチプレクサ45に対して出力可能とされている。
【0118】図15のフローチャートは、非常用ストリ
ーム送出システム202の動作を示しているものであ
る。なお、この図に示す動作もまた、非常用ストリーム
送出システム202を構成するコンピュータ装置内のC
PUが実行するものとされる。この図に示す処理として
は、先ずステップS201において、ストリーム監視シ
ステム201から送信された障害通知の受信の有無を判
別しており、ここで、障害通知が受信されていないと判
別される場合には、ステップS202に進むことで通常
動作が実行されるように制御を行う。ここでいう、非常
用ストリーム送出システム202の通常動作とは、TV
番組送出システム39、MPEGオーディオ送出システ
ム43A、ATRACオーディオ送出システム43B、
音声付加情報送出システム41,DSM−CCエンコー
ダ42から送出される各ストリームについて障害が無い
とされる平常時に対応するもので、この場合には、当該
非常用ストリーム送出システム202からは、特にスト
リームデータは送出しないものとされる。なお、通常動
作として、何らかのコンポーネントの非常用ストリーム
データを送出していても構わないのであるが、このとき
には、後述するようにしてマルチプレクサ45において
は、非常用ストリーム送出システム202から送出され
たストリームデータの入力を無効としてTS化のための
データとしては処理しないようにされる。
【0119】これに対してステップS201にて障害通
知を受信したことが判別された場合には、ステップS2
03の処理に進む。ステップS203においては、受信
した障害通知の内容に基づいて、障害有りとして通知さ
れたコンポーネントに代わるものとして用意されたコン
ポーネントのストリームデータを、例えば先に述べたサ
ーバから選択して取り込むようにされる。そして、次の
ステップS204においてこの選択して取り込んだコン
ポーネントのストリームデータに対して、障害通知とし
て通知されたPIDと同じ値のPIDを付加するように
される。これによって、例えば受信側(IRD12)に
おいては、この非常用のストリームデータを、障害があ
ったコンポーネントのストリームデータとして処理する
ことが可能になるものである。そして、このようにして
形成された非常用のストリームデータを、マルチプレク
サ45に対して送出するようにされる。
【0120】次に、MUX制御システム203について
説明する。このMUX制御システム203もまた、コン
ピュータ装置を備えて構成されるもので、次のようにし
てストリーム監視システム201から送信された障害通
知に従ってマルチプレクサ45の動作制御を実行する。
【0121】図16は、このMUX制御システムとして
の動作を実現するための処理動作を示している。この処
理もまた、MUX制御システム203としてのコンピュ
ータ装置内のCPUが実行するものとされる。
【0122】この図に示す処理においても、CPUは、
先ずステップS301においてストリーム監視システム
201から送信される障害通知の受信の有無を判別して
おり、ここで障害通知の受信がないとされる場合には、
ステップS302の処理に進んで、マルチプレクサ45
については通常動作となるように制御を実行する。つま
り、平常時の動作として、TV番組送出システム39、
MPEGオーディオ送出システム43A、ATRACオ
ーディオ送出システム43B、音声付加情報送出システ
ム41,DSM−CCエンコーダ42から送出されるメ
インの各ストリームデータについて時分割多重化を行っ
てTSを形成し、これを電波送出システム46に送出す
るという動作が得られるように制御を実行するものであ
る。換言すれば、仮に非常用ストリーム送出システム2
02からストリームデータが送出されているとしても、
これを無効として、TSに含めるべきデータとしては扱
わないようにされる。
【0123】これに対して、ステップS301にて障害
通知を受信したことが判別された場合には、ステップS
303の処理に進むようにされる。ステップS303に
おいては、TV番組送出システム39、MPEGオーデ
ィオ送出システム43A、ATRACオーディオ送出シ
ステム43B、音声付加情報送出システム41,DSM
−CCエンコーダ42から送出されるメインの各ストリ
ームデータのうちから、障害通知として指定されたコン
ポーネントのストリームデータの入力を無効とする。そ
して、次のステップS304において、先の図15のス
テップS203〜S205の処理によって、非常用スト
リームデータ送出システム202において送出される非
常用ストリームデータがマルチプレクサ45から通過す
るように、マルチプレクサ45に対する制御を実行す
る。つまり、障害があったとされるコンポーネントに代
えて、現在非常用ストリームデータ送出システム202
から送出される非常用ストリームデータを含むようにし
てTSが形成されるようにするものである。
【0124】このような動作が実行されることで、本実
施の形態では、例えばメインのデータストリームの出力
系(TV番組送出システム39、MPEGオーディオ送
出システム43A、ATRACオーディオ送出システム
43B、音声付加情報送出システム41,DSM−CC
エンコーダ42から出力される各ストリームデータ)か
ら出力されるコンポーネントのストリームデータについ
て障害が発生したとされる場合には、その障害があった
とされるストリームデータに代えて、適切とされる非常
用ストリームデータを送出するようにされる。そして、
本実施の形態にあっては、ストリーム監視システム20
1においてコンポーネントに障害があったことが検出さ
れると、これを障害通知としてネットワークを介して非
常用ストリーム送出システム202とMUX制御システ
ム203に対して送信するようにされ、更に非常用スト
リーム送出システム202とMUX制御システム203
は、この障害通知に応答して上記図15及び図16に示
す制御処理を実行するようにされている。つまり、本実
施の形態では、コンポーネントのデータストリームにつ
いての障害の検知に応じて、非常用ストリームデータの
送出が自動的に行われるものである。本実施の形態にあ
っては、このような障害に対する自動的な対応を実現す
るために、先に述べたように、通知情報として、TSか
ら抽出したPID等の情報を利用している。
【0125】なお、本発明の放送設備、つまり情報送信
装置としては、例えば図1及び図5に示した放送設備
(地上局)以外の構成によるデジタル放送設備に対して
も適用が可能である。そして、本実施の形態以外のスト
リームデータのフォーマットであっても、ストリームデ
ータ内に、このストリームデータに多重化されたコンポ
ーネントを特定可能な識別情報を含むフォーマットであ
れば、本発明の適用が可能である。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、放送設備
から送出される送信用ストリームデータに含まれるコン
ポーネントごとのデータについての障害を検出し、障害
があったとされるコンポーネントを特定する情報(コン
ポーネント識別情報)を送信することを以て、障害通知
を行うようにされる。この障害通知の送信はストリーム
データ監視装置(ストリーム監視システム)から、予備
データ送出装置(非常用データ送出システム)及び制御
装置(MUX制御システム)に対してネットワークを介
して行われる。そしてこの障害通知の受信に応答して、
予備データ送出装置及び制御装置は、障害があったとさ
れるコンポーネントのデータに代えて、非常用ストリー
ムデータ(予備データ)によってストリームデータを形
成して送出するように動作するようにされている。
【0127】このような構成であれば、ストリームデー
タ内に多重化されたコンポーネントデータに障害が発生
したときに、非常用ストリームデータを代わりに送出さ
せるという動作を自動的に実行させることが可能とな
る。これは、例えば放送側の運用者が障害確認を行っ
て、手作業で非常用ストリームを送出させるなどの人的
作業を伴う場合よりも、迅速、かつ、正確に非常時に対
応する動作が実行されることを意味する。つまり、本発
明は、デジタル放送などの情報送信システムにおいて、
送出データに障害が発生したときの対応として、高い信
頼性が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のデジタル衛星放送受信シ
ステムの構成例を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態における受信設備の構築例を示す
ブロック図である。
【図3】IRDのためのリモートコントローラの外観を
示す正面図である。
【図4】放送画面とGUI画面との切り換えを示す説明
図である。
【図5】地上局の構成例を示すブロック図である。
【図6】地上局から送信されるデータを示すチャート図
である。
【図7】送信データの時分割多重化構造を示す説明図で
ある。
【図8】DSM−CCによる送信フォーマットを示す説
明図である。
【図9】データサービスのディレクトリ構造の一例を示
す説明図である。
【図10】トランスポートストリームのデータ構造図で
ある。
【図11】PSIのテーブル構造を示す説明図である。
【図12】IRDの構成を示す説明図である。
【図13】本実施の形態の非常用システムを備えた放送
設備の構成例を示すブロック図である。
【図14】ストリーム監視システムの処理を示すフロー
チャートである。
【図15】非常用ストリーム送出システムの処理を示す
フローチャートである。
【図16】MUX制御システムの処理を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 地上局、2 衛星、3 受信設備、5 課金サー
バ、6 テレビ番組素材サーバ、7 楽曲素材サーバ、
8 音声付加情報サーバ、9 GUIデータサーバ、1
0 キー情報サーバ、11 パラボラアンテナ、13
ストレージデバイス、13A MDレコーダ/プレー
ヤ、14 モニタ装置、16 IEEE1394バス、
21A テレビ番組表示エリア、21B リスト、21
C テキスト表示エリア、21D ジャケット表示エリ
ア、22 歌詞表示ボタン、23 プロフィール表示ボ
タン、24 情報表示ボタン、25 予約録音ボタン、
26予約済一覧表示ボタン、27 録音履歴ボタン、2
8 ダウンロードボタン、31 テレビ番組素材登録シ
ステム、32 楽曲素材登録システム、33 音声付加
情報登録システム、34 GUI用素材登録システム、
35 AVサーバ、36A MPEGオーディオエンコ
ーダ、36B ATRACエンコーダ、37音声付加情
報データベース、38 GUI素材データベース、39
テレビ番組送出システム、40A MPEGオーディ
オサーバ、40B MPEGオーディオサーバ、41
音声付加情報送出システム、42 GUI(MHEG)
オーサリングシステム、43A MPEGオーディオ送
出システム、43B ATRACオーディオ送出システ
ム、44 DSM−CCエンコーダ、45 マルチプレ
クサ、46 電波送出システム、51 チューナ/フロ
ントエンド部、52 デスクランブラ、53 トランス
ポート部、54 MPEG2オーディオデコーダ、54
A メモリ、55 MPEG2ビデオデコーダ、55A
メモリ、56D/Aコンバータ、57 スイッチ回
路、58 表示処理部、59 光デジタル出力インター
フェイス、60 IEEE1394インターフェイス、
61 マンマシンインターフェイス、62 ICカード
スロット、63 モデム、64 リモートコントロー
ラ、65 ICカード、70 デマルチプレクサ、71
キュー、81 制御処理部、82 DeMUXドライ
バ、83 DSM−CCデコーダブロック、84 MH
EGデコーダブロック、90 メインメモリ、91 D
SM−CCバッファ、101 電源キー、102 数字
キー、103 画面表示切換キー、104 インタラク
ティブ切換キー、105a 矢印キー、105EPGキ
ーパネル部、106 チャンネルキー、T1 入力端
子、T2 アナログビデオ出力端子、T3 アナログオ
ーディオ出力端子、T4 アナログオーディオ出力端
子、200 放送設備、201 ストリーム監視システ
ム、202非常用ストリーム送出システム、203 M
UX制御システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/00 H04N 7/08 Z 7/08 7/081 Fターム(参考) 5C056 FA06 FA11 GA11 HA04 5C063 AB03 AB07 AB11 CA23 CA34 CA36 DA05 DA13 EA01 5K028 AA14 BB05 KK01 MM08 QQ02 SS01 5K030 JA01 JL02 LD07 MB01 MC06 9A001 BB04 CC09 DD10 JJ12 LL02 LL06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンポーネントデータごとに対応して設
    けられて、コンポーネントデータを送出するコンポーネ
    ント送出手段と、上記各コンポーネント送出手段から送
    出されたコンポーネントデータを入力して多重化を行
    い、送信用のストリームデータとして出力するストリー
    ムデータ出力手段とを備える送信装置と、 上記ストリームデータにおいて挿入されるコンポーネン
    トデータを識別可能な識別情報を抽出することで、上記
    ストリームデータに多重化されているコンポーネントデ
    ータを識別するコンポーネントデータ識別手段と、識別
    されたコンポーネントデータごとについての障害の有無
    を検出する障害検出手段と、この障害検出手段により或
    るコンポーネントデータについて障害があると判別され
    た場合には、障害通知情報として、少なくとも障害があ
    るとして判別されたコンポーネントデータを指定するコ
    ンポーネント指定情報を所定のネットワークを介して出
    力する障害通知手段とを備えたストリームデータ監視装
    置と、 予備用の1以上の予備データが用意され、上記ネットワ
    ークを介して受信した上記コンポーネント指定情報によ
    り指定されるコンポーネントデータに応じた予備データ
    を選択して上記ストリームデータ出力手段に対して出力
    する予備データ送出装置と、 上記ネットワークを介して受信した上記コンポーネント
    指定情報により指定されるコンポーネントデータのスト
    リームデータ出力手段への入力を無効にすると共に、こ
    れに代えて、上記予備データ送出装置において選択され
    た予備データを上記ストリームデータ出力手段に入力さ
    せるように制御を実行する制御装置、 とを備えていることを特徴とする情報送信システム。
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