JP4366742B2 - 受信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばデジタル衛星放送などで放送されるデータを受信するシステムに適用して好適な受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル衛星放送の普及が進んでいる。デジタル衛星放送は、例えば既存のアナログ放送と比較してノイズやフェージングに強く、高品質の信号を伝送することが可能である。また、周波数利用効率が向上され、多チャンネル化も図ることが可能になる。具体的には、デジタル衛星放送であれば1つの衛星で数百チャンネルを確保することも可能である。このようなデジタル衛星放送では、スポーツ、映画、音楽、ニュースなどの専門チャンネルが多数用意されており、これらの専門チャンネルでは、それぞれの専門のコンテンツに応じたプログラムが放送されている。
【0003】
そして、上記のようなデジタル衛星放送システムを利用して、ユーザが楽曲等の音声データをダウンロードできるようにしたり、いわゆるテレビショッピングとして、例えばユーザが放送画面を見ながら何らかの商品についての購買契約を結べるようにしたりすることが提案されている。つまりは、デジタル衛星放送しステムとして、通常の放送内容と並行したデータサービス放送を行うものである。
【0004】
一例として、楽曲データのダウンロードであれば、放送側においては、放送番組と並行して、楽曲データを多重化して放送するようにする。また、この楽曲データのダウンロードに際しては、GUI(Graphical User Interface)画面(即ちダウンロード用の操作画面である)を表示させることでインタラクティブな操作をユーザに行わせるようにされるが、このGUI画面出力のためのデータも多重化して放送するようにされる。
【0005】
そして、受信装置を所有しているユーザ側では、所望のチャンネルを選曲している状態で、受信装置に対する所定の操作によって楽曲データをダウンロードするためのGUI画面を表示出力させるようにする。そして、この表示された操作画面に対してユーザが操作を行うことで、例えば受信装置に接続したデジタルオーディオ機器に対してデータを供給し、これが録音されるようにするものである。
【0006】
ところで、上記のような楽曲データをダウンロードするためのGUI画面としては、例えばGUI画面を形成するパーツ的な画像データ、テキストデータなどの情報に加え、更には所定操作に応じた音声出力のための音声データなどの単位データ(ファイル)をそれぞれオブジェクトとして扱い、このオブジェクトの出力態様を所定方式によるシナリオ記述によって規定することによって、上記操作画面についての所望の表示形態及び音声等の出力態様を実現するように構成することが考えられる。
【0007】
なお、ここでは、上記GUI画面のようにして、記述情報によって規定されることで、或る目的に従って機能を実現する表示画面(ここでは音声等の出力も含む)のことを「シーン」というものとする。また、「オブジェクト」とは、記述情報に基づいてその出力態様が規定される画面、音声、テキスト等の単位情報を示しており、伝送時においては、ここでは記述情報自体のデータファイルも「オブジェクト」の1つとして扱われるものとする。
【0008】
上記シーン表示及びシーン表示上での音声出力等を実現するためのオブジェクトは、例えば所定の伝送方式に従ってエンコードされて送信される。
受信装置側では上記伝送方式に従ってデータを受信すると共に、この受信データについてデコード処理を施して、例えば表示に必要なシーンに必要とされるオーディオごとの纏まりとしてのデータを得て、これをシーンとして出力するようにされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来このようなデータ放送を受信する場合には、データ放送を受信する受信装置をテレビジョン受像機などに接続して、受像機の画面にGUI画面を表示させて、そのGUI画面上での操作に基づいて、そのときに受信した画像,音声,文字などのデータの出力処理が行えるものである。従って、放送されるデータによるサービスは、リアルタイムでしか受けることができなかった。即ち、例えば放送される画像データについては、ビデオ記録装置(VTRなど)を使用すれば記録させることができ、後からその記録された画像データを再生して受像させることができるが、GUI画面を構成させるデータについてはビデオ記録装置では記録されないので、画像データに付随するデータを後から再生することは不可能であった。
【0010】
また、このようなGUI画面を使用して画像データや音声データと、そのデータに付随するテキストデータなどを選択するシステムは、デジタルデータ放送の受信を行う際に適用されるものであり、デジタルデータ放送を受信できないユーザに対して、このようなGUI画面を使用した各種データの提供を行うことは困難であった。
【0011】
本発明はかかる点に鑑み、画像データなどに付随したデータをGUI画面で選択させる処理が、放送データの受信時以外にもできるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の受信装置は、
カルーセル伝送方式によって繰り返し送信される複数のモジュールを含むDDBメッセージと、該カルーセルに含まれるモジュールごとに対応する情報を含むDIIメッセージを受信する受信手段と、
上記受信手段によって受信された上記DIIメッセージを参照して、DDBメッセージに含まれる上記モジュールを所定の階層構造にしたがって蓄積する蓄積手段と、
画面上の指示に基づいた操作を判断して、上記所定の階層構造にしたがって蓄積された上記モジュールを、該モジュールの関係を規定した画面表示制御を行うためのスクリプトに基づいて操作に応じた出力態様が得られるようにGUI画面を構成して生成し、出力する出力制御手段と
を備える受信装置としたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
【0021】
まず、本実施の形態が適用される処理システムの全体構成の概要を、図1を参照して説明する。本例においては放送信号の伝送に適用したものであり、放送局である送出局10は、MPEGデータサーバ11を備えて、このMPEGデータサーバ11に、MPEG(Moving Picture Expers Group )2方式により圧縮符号化されたビデオデータと、MPEG2オーディオ方式により圧縮符号化されたオーディオデータ(このオーディオデータは映像と一緒に出力されるオーディオのデータ)とが蓄積させてあり、このMPEG2方式のビデオデータとオーディオデータとを、放送される番組のデータとして所定のチャンネルで送信する。
【0022】
また本例の送出局10は、このMPEGデータサーバ11の他に、MHEGデータサーバ12を備え、このMHEGデータサーバ12に、MHEG(Multimedia Hypermedia Information Coding Expers Group )方式により形成されたデータを蓄積させてある。このMHEG方式は、マルチメディア情報、手順、操作などのそれぞれと、その組み合わせをオブジェクトとして捉え、それらのオブジェクトを符号化した上で、タイトル(ここではGUI画面)として制作するためのシナリオ記述を行うための国際標準の方式であり、そのMHEG方式のデータを、MHEGデータサーバ12に蓄積させてある。
【0023】
本例の場合に用意されるMHEGデータとしては、基本的には放送される番組に関連したオーディオデータ,テキストデータ,静止画像データを扱うデータとしてある。但し、番組とは無関係なデータの場合もある。このサーバ12に蓄積されたMHEG方式のデータを、放送番組のデータと多重化して送信するようにしてある。即ち、MPEGデータサーバ11より取り出した放送番組のデータ(MPEGデータ)と、MHEGデータサーバ12より取り出したMHEGデータとを、マルチプレクサ13に供給して、MPEGデータとMHEGデータとが多重化された送信データをバッファ14に得て、その送信データをデジタル放送信号として送信する。
【0024】
送出局10からの送信処理は、放送信号の伝送に使用されている伝送路が使用される。即ち、後述する詳細な例では、デジタル衛星放送の伝送路が使用されるが、地上波の伝送路や、CATVと称される有線放送用の伝送路を使用しても良い。
【0025】
送出局10から所定のチャンネルで送信された放送信号を受信する受信設備20側では、受信処理部21でそのチャンネルの受信処理が行われ、そのチャンネルで伝送されるMPEGデータとMHEGデータとを抽出する。ここで、本例の受信設備20では、この受信して得たMPEGデータとMHEGデータとを記憶できる構成としてある。即ち、受信処理部21で抽出したMPEGデータとMHEGデータとを、記憶処理部22に供給する。記憶処理部22では、記憶媒体23にその受信したMPEGデータとMHEGデータとを記憶させる。記憶媒体23としては、例えばハードディスク,光磁気ディスク,磁気テープなどの磁気的又は光学的な処理で記憶される媒体や、半導体メモリなどの電気的な処理で記憶される媒体などの各種媒体が使用可能である。記憶媒体23へのMPEGデータとMHEGデータとの記憶状態としては、多重化されて伝送されるMPEGデータとMHEGデータとを、その多重化されたまま記憶させるか、或いはMPEGデータとMHEGデータとを分離して、それぞれ別のエリアに記憶させるようにしても良い。
【0026】
記憶媒体23に記憶されたMPEGデータとMHEGデータとは、ユーザが視聴したい任意のときに読出し処理部24により読出され、データ分離部25によりMPEGデータとMHEGデータとを分離する。分離されたMPEGデータは、MPEGデータ用バッファ26を介してMPEGデコーダ27に供給してMPEG方式からのデコード処理を行い、デコードされた映像信号を表示処理部29に供給して所定の方式の映像信号とし、受像機29に供給して受像させる。映像に同期した音声信号についても、MPEGデコーダ27でデコードした後、アナログ音声信号として受像機29に供給し、受像機が備える音声回路から出力させる。
【0027】
通常の放送番組の受像を行うだけの場合には、このMPEGデータだけが使用されるが、いわゆるインタラクティブ放送としての処理を行う際には、記憶媒体23に記憶されたMHEGデータについても使用する。即ち、読出し処理部24により読出されて、データ分離部25で分離されたMHEGデータを、MHEGデータ用バッファ30に供給して一旦蓄積し、その蓄積されたMHEGデータを、MHEGエンジン31により解析して、表示処理部29でインタラクティブ用の表示を行う映像信号を作成させ、その映像信号を受像機29に供給して受像させる。
【0028】
そして、このインタラクティブ用の画面を表示させた際には、ユーザは受像機29に表示された画面上での指示に基づいた操作を行うことで、メインの番組のデータ以外の指示された音声データ,静止画像データ,テキストデータなどを、記憶媒体23から読出して、その読出した画像データやテキストデータの表示や音声データの出力などが実行される。MHEGデータを使用したインタラクティブ用の表示画面の例については、後述する。なお、受信したMPEGデータやMHEGデータを記憶媒体23に記憶させずに、その受信したデータで直接受像などを行う場合には、図1に破線で示すように、受信処理部21で受信して得たMPEGデータやMHEGデータを、直接データ分離部25以降の回路に供給する。
【0029】
受信設備20側の構成例について説明すると、例えば本例のシステムが衛星放送を利用したシステムである場合には、図2に示すように、パラボラアンテナ41が接続されたIRD(Integrated Receiver Decorder)と称されるデジタル衛星放送受信用チューナ装置42で、所定のチャンネルで放送されるMPEGデータとMHEGデータとを受信する。この場合、IRD42は、ハードディスク装置などで構成されるデータストレージ部43を内蔵し、このデータストレージ部43で受信したMPEGデータとMHEGデータとを記憶できる構成としてある。そして、IRD42内のデータストレージ部43に記憶されたMPEGデータとMHEGデータとを読出して、IRD42に接続された受像機44でインタラクティブ画面などの表示を行う。なお、IRD42は、放送の送出局側と認証処理を行うための電話回線45が接続してある。
【0030】
また、図3に示すような構成でも良い。即ち、パラボラアンテナ51が接続されたIRD52は、デジタル衛星放送の受信処理を行うチューナ装置としての構成だけを備えて、このIRD52に別体のデータ記憶装置53を接続し、このデータ記憶装置53内の記憶媒体に、受信したMPEGデータとMHEGデータとを記憶させるようにしても良い。この場合、IRD52とデータ記憶装置53との接続としては、データを高いレートで伝送できる方式(例えばIEEE1394方式)のバスラインで接続し、MPEGデータとMHEGデータとを多重化されたまま伝送できるようにする。或いは、受信したMPEGデータとMHEGデータとを、IRD52側で分離して、その分離されたMPEGデータとMHEGデータとを、別々の信号線でデータ記憶装置53に供給しても良い。
【0031】
この図3のようにデータ記憶装置がIRDと別体の場合には、データ記憶装置53で記憶媒体に記憶されたMPEGデータとMHEGデータとを読出した際には、その読出したMPEGデータとMHEGデータとを、データ記憶装置53から直接受像機54に供給する構成とするか、或いはデータ記憶装置53からIRD52に戻した後、IRD52内で放送信号を受信した場合と同様の処理でインタラクティブ用の表示画像を生成させて、受像機54側に供給する構成としても良い。
【0032】
また、図4に示すように、パラボラアンテナ61が接続されたIRD62は、デジタル衛星放送の受信処理を行うチューナ装置としての構成だけを備えて、このIRD62に、IEEE1394形式のバスラインなどでパーソナルコンピュータ装置63を接続して、このパーソナルコンピュータ装置が備えるデータストレージ部64に、IRD62で受信したMPEGデータとMHEGデータとを記憶させるようにしても良い。この場合、パーソナルコンピュータ装置63のデータストレージ部64としては、ハードディスク装置,光磁気ディスク装置などの大容量記憶装置が使用される。このコンピュータ装置63は、ディスプレイ装置65とキーボード66とが接続してあり、データストレージ部64に記憶されたMPEGデータとMHEGデータとを読出したとき、コンピュータ装置本体内でのMHEGエンジンとMPEGデコーダとを使用して、その記憶データからインタラクティブ用の表示画像を生成させて、ディスプレイ装置65の画面にインタラクティブ用の画面を表示させる。この場合のMHEGエンジンやMPEGデコーダは、コンピュータ装置本体内にソフトウェアで組み込まれている場合もある。認証処理のために必要な電話回線は、IRD62に接続された電話回線67を使用するが、コンピュータ装置63側に接続された電話回線68を使用しても良い。
【0033】
また、IRDが受信したMPEGデータとMHEGデータを記憶させる記憶媒体が、着脱自在な記憶媒体であるときには、そのMPEGデータとMHEGデータとが記憶された記憶媒体を別の再生装置に装着して、その再生装置に接続された受像機で、再生データに基づいたインタラクティブ用の画面を表示させても良い。即ち、例えば図5に示すように、光磁気ディスクなどの記憶媒体を再生するディスク再生装置71を受像機72に接続する。そしてディスク再生装置71に、MPEGデータとMHEGデータとが記憶(記録)されたディスクを装着して、そのディスクから再生したMPEGデータとMHEGデータとに基づいて、インタラクティブ用の表示画像を形成させる映像信号を再生装置71内で作成して、受像機72にその映像信号を供給して、受像機72で受像させる。
【0034】
或いは、受像機72に再生したMPEGデータとMHEGデータとを供給して、受像機72側で、そのMPEGデータとMHEGデータとからインタラクティブ用の画面を表示させる処理を行っても良い。なお、ディスク再生装置71に装着されるディスクは、IRDなどにより受信したチャンネルより得たMPEGデータとMHEGデータとが記憶されたディスクの他に、同様のフォーマットでMPEGデータとMHEGデータとが記憶されて販売(又は配布)されたディスクを装着して、同様にインタラクティブ用の画面を表示させるようにしても良い。
【0035】
次に、本実施の形態を、デジタル衛星放送によりデータ放送を行うシステムに適用した場合の構成及び処理について説明する。
【0036】
図6は、データ衛星放送システムの全体構成を示すものである。この図に示すように、デジタル衛星放送の地上局100には、テレビ番組素材サーバ101からのテレビ番組放送のための素材と、楽曲素材サーバ102からの楽曲デジタルの素材と、付加情報サーバ103からの音声付加情報と、GUIデータサーバ104からのGUIデータとが送られる。
【0037】
テレビ番組素材サーバ101は、通常の放送番組の素材を提供するサーバである。このテレビ番組素材サーバから送られてくる音楽放送の素材は、動画及び音声とされる。例えば、音楽放送番組であれば、テレビ番組素材サーバ101の動画及び音声の素材を利用して、例えば新曲のプロモーション用の動画及び音声が放送されたりすることになる。
【0038】
楽曲素材サーバ102は、オーディオチャンネルを使用して、オーディオ番組を提供するサーバである。このオーディオ番組の素材は音声のみとなる。この楽曲素材サーバ102は、複数のオーディオチャンネルのオーディオ番組の素材を地上局100に伝送する。
【0039】
各オーディオチャンネルの番組放送ではそれぞれ同一の楽曲が所定の単位時間繰り返して放送される。各オーディオチャンネルは、それぞれ独立しており、その利用方法としては各種考えられる。例えば、1つのオーディオチャンネルでは最新の日本のポップスの数曲を或る一定時間繰り返し放送し、他のオーディオチャンネルでは最新の外国のポップスの数曲を或る一定時間繰り返し放送するというようにされる。
【0040】
付加情報サーバ103は、楽曲素材サーバ102から出力される楽曲の時間情報等を提供するサーバである。
【0041】
GUIデータサーバ104は、ユーザが操作に用いるGUI画面を形成するための「GUIデータ」を提供する。例えば後述するような楽曲のダウンロードに関するGUI画面であれば、配信される楽曲のリストページや各楽曲の情報ページを形成するための画像データ、テキストデータ、アルバムジャケットの静止画を形成するためのデータなどを提供する。更には、受信設備120側にていわゆるEPG(Electrical Program Guide)といわれる番組表表示を行うのに利用されるEPGデータもここから提供される。ここで述べるGUIデータが、既に説明したMHEGデータに相当する。
【0042】
MHEGとは、マルチメディア情報、手順、操作などのそれぞれと、その組み合わせをオブジェクトとして捉え、それらのオブジェクトを符号化したうえで、タイトル(例えばGUI画面)として制作するためのシナリオ記述の国際標準とされる。ここではMHEG−5を採用するものとする。
【0043】
地上局100はテレビ番組素材サーバ101、楽曲素材サーバ102、音声付加情報サーバ103、及びGUIデータサーバ104から伝送された情報を多重化して送信する。
本例では、テレビ番組素材サーバ101から伝送されたビデオデータはMPEG(Moving Picture Experts Group)2方式により圧縮符号化され、オーディオデータはMPEG2オーディオ方式により圧縮符号化される。また、楽曲素材サーバ102から伝送されたオーディオデータは、オーディオチャンネルごとに対応して、例えばMPEG2オーディオ方式により圧縮符号化される。
また、これらのデータは多重化の際、キー情報サーバ106からのキー情報を利用して暗号化される。
なお、地上局100の内部構成例については後述する。
【0044】
地上局100からの信号は衛星110を介して各家庭の受信設備120で受信される。衛星110には複数のトランスポンダが搭載されている。1つのトランスポンダは例えば30Mbpsの伝送能力を有している。各家庭の受信設備120としては、パラボラアンテナ121と、IRD123と、受像機125とが用意される。この場合、IRD123は、ハードディスク装置などで構成されるデータストレージ部124を備える。
また、IRD123に対して操作を行うためのリモートコントローラ130が用意されている。
【0045】
パラボラアンテナ121で衛星110を介して放送されてきた信号が受信される。この受信信号がパラボラアンテナ121に取り付けられたLNB(Low Noise Block Down Coverter)122で所定の周波数に変換され、IRD123に供給される。
【0046】
IRD123における基本的な動作としては、受信信号から所定のチャンネルの信号を選曲し、その選局された信号から番組としてのビデオデータ及びオーディオデータの復調を行ってビデオ信号、オーディオ信号として出力する。また、IRD123では、番組としてのデータと共に多重化されて送信されてくる。GUIデータに基づいてGUI画面としての出力も行う。このようなIRD123の出力は、例えば受像機125に供給される。これにより受像機125では、IRD123により受信選曲した番組の画像表示及び音声出力が行われ、また、後述するようなユーザの操作に従ってGUI画面を表示させることが可能となる。これらの動作を行うための操作は、例えばIRD123に付属するリモートコントロール装置130を使用する。リモートコントロール装置130の構成については後述する。
【0047】
データストレージ部124は、IRD123により受信したMPEGデータやMHEGデータを保存するためのものである。このデータストレージ部124の種類としては図1の構成で既に説明したように特定のものに限定されるものではない。
【0048】
IRD123は、例えば電話回線99を介して課金サーバ105と通信可能とされている。IRD123には、後述するようにして各種情報が記憶されるICカードが挿入される。例えば楽曲のオーディオデータのダウンロードが行われたとすると、これに関する履歴情報がICカードに記憶される。このICカードの情報は、電話回線99を介して所定の機会に、課金サーバ105に送られる。課金サーバ105は、この送られてきた履歴情報に従って金額を設定して課金を行い、ユーザに請求する。
【0049】
本システムでは、地上局100は、テレビ番組素材サーバ101からの番組放送の素材となるビデオデータ及びオーディオデータと、楽曲素材サーバ102からのオーディオチャンネルの素材となるオーディオデータと、付加情報サーバ103からの音声データと、GUIデータサーバ104からのGUIデータとを多重化して送信している。
【0050】
そして、各家庭の受信設備120でこの放送を受信すると、例えば受像機125により、IRD123で選局したチャンネルの番組を視聴することができる。また、番組のデータと共に送信されるGUIデータを利用したGUI画面として、第1にはデータと共に送信されるGUIデータを利用したGUI画面として、第1にはEPG(Electrical Program Guide;電子番組ガイド)画面を表示させ、番組の検索等を行うことができる。また、第2には、例えば通常の番組放送以外の特定のサービス用のGUI画面を利用して所要の操作を行うことで、放送システムにおいて提供されている通常番組の視聴以外のサービスを享受することができる。
例えば、音楽番組に関連したサービス用のGUI画面を表示させて、このGUI画面を利用して操作を行えば、ユーザが希望したデータ(オーディオデータ,テキストデータ,静止画データなど)を得ることが可能になる。
【0051】
ここで本例の場合には、IRD123がデータストレージ部124を備えるため、受信したテレビ番組のデータを、このデータストレージ部124で記憶させる録画が行える。このとき、GUI画面を構成するMHEGデータを記憶させるモードを選択したとき、受信したMHEGデータについても、同時に記憶させるようにしてある。
【0052】
なお、以下の説明ではMHEGデータを使用してGUI画面を表示させて、そのGUI画面に対する操作を行う、通常の番組放送以外の特定のサービスを提供するデータサービス放送を、インタラクティブ放送と称する。また、このサービスを行うためのGUI画面を構成するMHEGデータなどを番組のデータであるMPEGデータと共にデータストレージ部124で記憶させるモードを、インタラクティブデータ記憶モードと称する。但し、ここでのインタラクティブとは、受信設備120側で受信したデータだけを使用して、受信設備内で完結した処理でインタラクティブ性を有する操作を行うことを指すものであり、放送信号の送出側に対してデータの要求を行うような意味でのインタラクティブ性を持つものではないが、IRDから電話回線などで送出局に対して送出するデータを指定する構成とすることは可能である。
【0053】
次に、インタラクティブ放送の利用例、つまり、GUI画面に対する操作例について、図7及び図8を参照して説明する。ここでは、音楽番組に関連したGUI画面を表示させる例について説明する。
【0054】
先ず、図7によりIRD123に対してユーザが操作を行うためのリモートコントロール装置130の操作キーについて、特に主要なものについて説明しておく。
図7には、リモートコントロール装置130において各種キーが配列された操作パネル面が示されている。ここでは、これら各種キーのうち、電源キー131、数字キー132、画面表示切換キー133、インタラクティブ切換キー134、EPGキーパネル部135、記録・再生用パネル部136について説明する。
【0055】
電源キー131は、IRD123の電源のオン/オフを行うためのキーである。数字キー132は、数字指定によりチャンネル切り換えを行ったり、例えばGUI画面において数値入力操作が必要な場合に操作するためのキーである。
画面表示切換キー133は、例えば通常の放送画面とEPG画面との切り換えを行うキーである。例えば、画面表示切換キー133によりEPG画面を呼び出した状態の下で、EPGキーパネル部135に配置されたキーを操作すれば、電子番組ガイドの表示画面を利用した番組検索が行えることになる。また、EPGキーパネル部135内の矢印キー135aは、後述するサービス用のGUI画面におけるカーソル移動などにも使用することができる。
インタラクティブ切換キー134は、通常の放送画面と、その放送番組に付随したサービスのためのGUI画面との切り換えを行うために設けられる。
【0056】
記録・再生パネル部136に配置されたキーは、データストレージ部124で番組のデータやGUI画面用のデータなどを記憶(記録)し、その記憶されたデータを再生する指示を行うためのキーである。即ち、録画キー136aと、再生キー136bと、順方向及び逆方向のサーチキー136c,136dなどのキーが、通常のビデオテープ記録再生装置(VTR装置)の操作部と同様の配置で設けてある。この場合、インタラクティブ切換キー134などの操作で、インタラクティブデータ記憶モードが設定されている場合には、録画キー136aを操作したとき、GUI画面を構成するMHEGデータについても記憶するようにしてある。また、再生キー136bを操作して、インタラクティブデータ記憶モードで記憶されたデータを再生する際には、放送信号の受信時と同様の操作(EPGキーパネル部135の操作)で、再生データに基づいたGUI画面を表示させて、その表示されたGUI画面に基づいた操作ができる構成としてある。
【0057】
リモートコントロール装置130は、これらのキーが操作されたとき、赤外線信号などのリモートコントロール信号を出力し、IRD123ではそのリモートコントロール信号の受信で、該当する動作が実行される。
【0058】
次に、図8を参照してGUI画面に対する操作の具体例について説明する。
IRD123により放送を受信して所望のチャンネルを選局すると、受像機125の画面表示としては、図8(a)に示すように、テレビ番組素材サーバ101から提供された番組素材に基づく動画像が表示される。つまり、通常の番組内容が表示される。ここでは、例えば音楽番組が表示されているものとする。また、この音楽番組には楽曲のオーディオデータや各種テキストなどのインタラクティブ放送のデータが付随されているものとする。
そして、この音楽番組が表示されている状態の下で、例えばユーザがリモートコントロール装置130のインタラクティブ切換キー134を操作したとすると、表示画面は図8(b)に示すようにな、オーディオデータなどの各種データサービスを受けるためのGUI画面に切り替わる。
【0059】
このGUI画面においては、先ず、画面の左上部のテレビ番組表示エリア91に対して、図8(a)にて表じれていたテレビ番組素材サーバ101からのビデオデータによる画像が縮小化されて表示される。
また、画面の右上部には、オーディオチャンネルで放送されている各チャンネルの楽曲のリスト92が表示される。また、画面の左下にはジャケット表示エリア93とテキスト表示エリア94が表示される。さらに、画面の右側には歌詞表示ボタン95、プロフィール表示ボタン96、情報表示ボタン97が表示される。
【0060】
ユーザは、このリスト92に表示されている楽曲を聞きたい場合、或いはIRD123に接続されたオーディオ記録装置(図示せず)に記録させたい場合には、その表示されている楽曲名を見ながら、興味のある楽曲を探していく。そして、興味のある楽曲を見つけたらリモートコントローラ130の矢印キー135a(EPGキーパネル部135内)を操作して、その楽曲が表示されている位置にカーソルを合わせた後、エンター操作を行う(例えば矢印キー135aのセンター位置を押圧操作する)。
これによって、カーソルを合わせた楽曲を試聴することができる。すなわち、各オーディオチャンネルでは、所定の単位時間中、同一の楽曲が繰り返し放送されているので、テレビ番組表示エリア91の画面はそのままで、IRD123により上述した操作で選択された楽曲のオーディオチャンネルに切り換えて音声出力することで、その楽曲を聞くことができる。この時、ジャケット表示エリア93にはその楽曲に関連した静止画像がジャケット画像として表示される。
【0061】
また、例えば上述した状態での歌詞表示ボタン95にカーソルを合わせ、エンター操作を行う(以下、ボタン表示にカーソルを合わせ、エンター操作を行うことを「ボタンを押す」という)と、テキスト表示エリア94に楽曲の歌詞がオーディオデータと同期したタイミングで表示される。同様に、プロフィール表示ボタン96あるいは情報表示ボタン97を押すと、楽曲に対応するアーティストのプロフィールあるいはコンサート情報などがテキスト表示エリア94に表示される。このように、ユニットは、現在どのようて楽曲が配信されているのかう知ることができ、更に各楽曲についての詳細な情報を知ることができる。
【0062】
このようにインタラクティブ放送としてのデータ放送をIRD123で受信することで、そのデータ放送で提供される各種サービスを、GUI画面での表示に基づいた操作で受けることができる。ここで本例の場合には、IRD123が備えるデータストレージ部124で、GUIデータであるMHEGデータなどの受信したデータを全て記憶させる構成としてあるので、データストレージ部124に記憶されたデータ放送を後から視聴する際にも、直接視聴する場合と全く同じインタラクティブ放送としてのサービスを受けることができる。
【0063】
なお、ここでは音楽番組に適用されるインタラクティブ放送の例について説明したが、その他の各種形態のインタラクティブ放送のサービスに、同様に適用できる。例えば、テレビショッピングと称される商品紹介番組を放送した上で、GUI画面で購買契約が結べるようなサービスにも適用できる。この場合、購買契約のデータは、IRD123と接続された電話回線99を介して課金サーバ105などに送るようにすれば良い。このような商品紹介番組のデータについても、データストレージ部124に記憶させることで、任意のときに再生して紹介された商品を購入することができる。また、放送される番組の内容とは直接関係のないデータがサービスされるインタラクティブ放送にも適用可能である。
【0064】
次に、このようなGUI画面と、その画面により操作される各データの送出側と受信側での詳細な処理構成について説明する。 上述した図8(b)に示すようなGUI画面の表示と、GUI画面に対するユニットの操作に応答したGUI画面上での表示変更、及び音声出力は、前述したMHEG方式に基づいたシナリオ記述により、オブジェクトの関係を規定することにより実現される。ここでいうオブジェクトとは、図8(b)に示された各ボタンに対応するパーツとしての画像データや各表示エリアに表示される素材データとなる。
以下の説明では、このGUI画面のような、シナリオ記述によってオブジェクト間の関係が規定されることで、或る目的に従った情報の出力態様(画像表示や音声出力等)が実現される環境を「シーン」という。また、1シーンを形成するオブジェクトとしては、シナリオ記述のファイル自体も含まれるものとする。
【0065】
また、以降の説明にあたっては、次のことを前提とする。
本実施の形態では、地上局100から衛星110を介して受信設備120への送信を行うのにあたり、DSM−CC(デジタル蓄積メディア・コマンド・アンド・コントロール;Digital Strage Media-Command Control)プロトコルを採用する。
DSM−CC(MPEG−part6)方式は、既に知られているように、例えば、何らかのネットワークを介して、デジタル蓄積メディア(DSM)に蓄積されたMPEG符号化ビットストリームを取り出し(Retrieve)たり、或いはDSMに対してストリームを蓄積(Store )するためのコマンドや制御方式を規定したものである。そして本実施の形態においては、このDSM−CC方式がデジタル衛星放送システムにおける伝送規格として採用されているものである。
そして、DSM−CC方式によりデータ放送サービス(例えばGUI画面など)のコンテンツ(オブジェクトの集合)を伝送するためには、コンテンツの記述形態を定義しておく必要がある。本実施の形態では、この記述形式の定義として先に述べたMHEGが採用されるものである。
【0066】
このような構成のデータを送出する地上局100の構成を図9に示すと、テレビ番組素材登録システム201は、テレビ番組素材サーバ101から得られた素材データをAVサーバ205に登録する。この素材データはテレビ番組送出システム200に送られ、こでビデオデータは例えばMPEG2方式で圧縮され、オーディオデータは、例えばMPEG2オーディオ方式によりパケット化される。テレビ番組送出システム206の出力はマルチプレクサ207に送られる。
【0067】
また、楽曲素材登録システム202では、楽曲素材サーバ102からの素材データ、つまりオーディオデータを、MPEG2オーディオエンコーダ208に供給する。MPEG2オーディオエンコーダ208では、供給されたオーディオデータについてエンコード処理(圧縮符号化)を行った後、MPEGオーディオサーバ209に登録させる。
MPEGオーディオサーバ209に登録されたMPEGオーディオデータは、MPEGオーディオ送出システム210に伝送されてここでパケット化された後、マルチプレクサ207に伝送される。
【0068】
また、付加情報登録システム203では、付加情報サーバ103からの素材データである音声付加情報を音声付加情報データベース211に登録する。この音声付加情報データベース211に登録された音声付加情報は、音声付加情報送出システム212に伝送され、同様にして、ここでパケット化されてマルチプレクサ207に伝送される。
【0069】
また、GUI用素材登録システム204では、GUIデータサーバ104からの素材データであるGUIデータを、GUI素材データベース213に登録する。
【0070】
GUI素材データベース213に登録されたGUI素材データは、GUIオーサリングシステム214に伝送され、ここで、GUI画面、即ち上述した「シーン」としての出力が可能なデータ形式となるように処理が施される。
【0071】
つまり、GUIオーサリングシステム214に伝送されてくるデータとしては、例えば、楽曲のダウンロードのためのGUI画面であれば、アルバムジャケットの静止画像データ、歌詞などのテキストデータ、更には、操作に応じて出力されるべき音声データなどである。
上記した各データはいわゆるモノメディアといわれるが、GUIオーサリングシステム214では、MHEGオーサリングツールを用いて、これらのモノメディアデータを符号化して、これをオブジェクトとして扱うようにする。
そして、例えば図8(b)にて説明したようなシーン(GUI画面)の表示態様と操作に応じた画像音声の出力態様が得られるように上記オブジェクトの関係を規定したシナリオ記述ファイル(スクリプト)と共にMHEG−5のコンテンツを作成する。
また、図8(b)に示したようにGUI画面では、テレビ番組素材サーバ101素材データを基とする画像・音声データ(MPEGビデオデータ、MPEGオーディオデータ)と、楽曲素材サーバ102の楽曲素材データを基とするMPEGオーディオデータ等も、GUI画面に表示され、操作に応じた出力態様が与えられる。
従って、シナリオ記述ファイルとしては、GUIオーサリングシステム214では、上述したテレビ番組素材サーバ101の素材データを基とする画像・音声データ、楽曲素材サーバ102の楽曲素材データを基とするMPEGオーディオデータ、更には、付加情報サーバ203を基とする付加情報も必要に応じてオブジェクトとして扱われて、MHEGのスクリプトによる規定が行われる。
【0072】
なお、GUIオーサリングシステム214から伝送されるMHEGコンテンツのデータとしては、スクリプトファイル、及びオブジェクトとしての各種静止画データファイルやテキストデータファイルなどとなるが、静止画データは、例えばJPEG(Joint Photograph Experts Group)方式で圧縮された640×480ピクセルのデータとされ、テキストデータは例えば800文字以内などに制限されたファイルとされる。
【0073】
GUIオーサリングシステム214にて得られたMHEGコンテンツのデータはDSM−CCエンコーダ215に伝送される。
DSM−CCエンコーダ214では、MPEG2フォーマットに従ったビデオ、オーディオデータのデータストリームに多重できる形式のトランスポートストリーム(以下TS(Transport Stream)とも略す)に変換して、パケット化されてマルチプレクサ207に出力される。
【0074】
マルチプレクサ207においては、テレビ番組送出システム206からのビデオパケットおよびオーディオパケットと、MPEGオーディオ送出システム210からのオーディオパケットと、音声付加情報送出システム212からの付加情報パケットと、GUIオーサリングシステム215からのGUIデータパケットとが時間軸多重化されると共に、キー情報サーバ106(図6)から出力されたキー情報に基づいて暗号化される。
【0075】
マルチプレクサ207の出力は電波送出システム216に伝送され、ここで例えば誤り訂正符号の付加、変調、及び周波数変換などの処理を施された後、アンテナから衛星110に向けて送出出力するようにされる。
【0076】
次に、DSM−CC方式に基づいて規定された本例の送信フォーマットについて説明する。
図10は、地上局100から衛星110に送出出力される際のデータの一例を示している。なお、この図に示す各データは実際には時間軸多重化されているものである。また、この図10では、時刻t1からt2の間が1つのイベントとされ、時刻t2から次のイベントとされる。ここでいうイベントとは、例えば音楽番組のチャンネルであれば、複数楽曲のラインナップの組を変更する単位であり、時間的には30分或いは1時間程度となる。
【0077】
図10に示すように、時刻t1から時刻t2のイベントでは、通常の動画の番組放送で、所定の内容A1を有する番組が放送されている。また、時刻t2から始めるイベントでは、内容A2としての番組が放送されている。この通常の番組で放送されているのは動画と音声である。
【0078】
MPEGオーディオチャンネル(1)〜(10)は、例えば、チャンネルCH1からCH10の10チャンネル分用意される。このとき、各オーディオチャンネルCH1,CH2,CH3,‥‥‥CH10では、1つのイベントが放送されている間は同一楽曲か繰り返し送信される。つまり、時刻t1〜t2のイベントの期間においては、オーディオチャンネルCH1では楽曲B1が繰り返し送信され、オーディオチャンネルCH2では楽曲C1が繰り返し送信され、以下同様に、オーディオチャンネルCH10では楽曲K1が繰り返し送信されることになる。
【0079】
また、音声付加情報のチャンネル番号である( )内の数字は、同じチャンネル番号を有するオーディオデータに付加されている付加情報である。更に、GUIデータとして伝送される静止画データやテキストデータも各チャンネルごとに形成されるものである。これらのデータは、図11にMPEG2のトランスポートパケット内で時分割多重されて送信される。
【0080】
図10に示した送信データのうち、少なくとも、データサービス(インタラクティブ放送)に利用されるGUIデータは、DSM−CC方式に則って論理的には次のようにして形成されるものである。ここでは、DSM−CCエンコーダ215から出力されるトランスポートストリームのデータに限定して説明する。
【0081】
図11(a)に示すように、DSM−CC方式によって伝送される本例のデータ放送サービスは、サービスゲートウェイ(Service Gateway )という名称のルートディレクトリの中に全て含まれる。サービスゲートウェイに含まれるオブジェクトとしては、ディレクトリ(Directory ),ファイル(File),ストリーム(Stream),ストリームイベント(Stream Event)などの種類が存在する。
【0082】
これらのうち、ファイルは静止画像、音声、テキスト、更にはMHEGにより記述されたスクリプトなどの個々のデータファイルとされる。
ストリームは例えば、他のデータサービスやAVストリーム(TV番組素材としてのMPEGビデオデータ、オーディオデータ、楽曲素材としてのMPEGオーディオデータ、ATRACオーディオデータ等)にリンクする情報が含まれる。
また、ストリームイベントは、同じくリンクの情報と時刻情報が含まれる。ディレクトリは相互に関連するデータをまとめるフォルダである。
【0083】
そして、DSM−CC方式では、図11(b)に示すようにして、これらの単位情報とサービスゲートウェイをそれぞれオブジェクトという単位と捉え、それぞれをBIOPメッセージという形式に変換する。
なお、ここでの説明では、ファイル,ストリーム,ストリームイベントの3つのオブジェクトの区別は本質的なものではないので、以下の説明ではこれらをファイルとしてのオブジェクトに代表させて説明する。
【0084】
そして、DSM−CC方式では、図11(c)に示すモジュールといわれるデータ単位を生成する。このモジュールは、図11(b)に示したBIOPメッセージ化されたオブジェクトを1つ以上含むようにされたうえで、BIOPヘッダが付加されて形成される可変長のデータ単位であり、後述する受信側における受信データのバッファリング単位となる。
また、DSM−CC方式としては、1モジュールを複数のオブジェクトにより形成する場合の、オブジェクト間の関係については特に規定、制限はされていない。つまり、極端なことをいえば、全く関係の無いシーン間における2以上のオブジェクトにより1モジュールを形成したとしても、DSM−CC方式のもとでの規定に何ら違反するものではない。
【0085】
このモジュールは、MPEG2フォーマットにより規定されるセクションといわれる形式で伝送するために、図11(d)に示すように、機械的に「ブロック」といわれる原則固定長のデータ単位に分割される。但し、モジュールにおける最後のブロックについては規定の固定長である必要はないものとされている。このように、ブロック分割を行うのはMPEG2フォーマットにおいて、1セクションが4KBを越えてはならないという規定があることに起因する。
また、この場合にはブロックとしてのデータ単位と、セクションとは同義なものとなる。
【0086】
このようにしてモジュールを分割して得たブロックは、図11(e)に示すようにしてヘッダが付加されてDDB(Download Data Block )というメッセージの形式に変換される。
【0087】
また、DDBへの変換と並行して、DSI(Download Server Initiate)及びDII(Download Indication Information )という制御メッセージが生成される。
DSI及びDIIは、受信側(IRD123)で受信データからモジュールを取得する際に必要となく情報であり、DSIは主として、次に説明するカルーセル(モジュール)の識別子、カルーセル全体に関連する情報(カルーセルが1回転する時間、カルーセル回転のタイムアウト値)等の情報を有する。また、データサービスのルートディレクトリ(Service Gateway )の所在を知るための情報も有する(オブジェクトカルーセル方式の場合)。
【0088】
DIIは、カルーセルに含まれるモジュールごとに対応する情報であり、モジュールごとのサイズ、バージョン、そのモジュールのタイムアウト値などの情報を有する。
【0089】
そして図11(f)に示すように、上述したDDS,DSI,DIIの3種類のメッセージをセクションのデータ単位に対応させて周期的に、かつ、繰り返し送出するようにされる。これにより、受信機側では例えば目的のGUI画面(シーン)を得るのに必要なオブジェクトが含まれているモジュールをいつでも受信できるようにされる。
本明細書では、このような伝送方式を回転木馬に例えて「カルーセル方式」といい、図11(f)に示すようにして模式的に表されるデータ伝送形態をカルーセルというものとする。
【0090】
ここで、1カルーセルに含まれるモジュールとしては複数とされて構わない。例えば、1カルーセルにより1つのデータサービスに必要な複数のモジュールを伝送するようにしてもよいものである。
また、「カルーセル方式」としては、「データカルーセル方式」のレベルと「オブジェクトカルーセル方式」のレベルとに分けられる。特にオブジェクトカルーセル方式では、ファイル、ディレクトリ、ストリーム、サービスゲートウェイなどの属性を持つオブジェクトをデータとしてカルーセルを用いて転送する方式で、ディレクトリ構造を扱えることがデータカルーセル方式と大きく異なる。本例のシステムでは、オブジェクトカルーセル方式を採用するものとされる。
【0091】
また、図12に、MHEG方式に則ったデータサービスとしてのファイル(MHEG application file)のディレクトリ構造例を示す。上述のようにオブジェクトカルーセル方式は、このディレクトリ構造を扱えることに特徴を有する。
通常、Service Domainの入り口となる(MHEG application file)は、必ず、Service Gatewayの直下にある、app0/startupというファイルとなる。
基本的には、Service Domain(Service Gateway)の下にapplication directory(app0,app1・・・appN)があり、その下にstartupといわれるアプリケーション・ファイルと、applicationを構成する各sceneのdirectory(scene0,scene1・・・)があるようにされる。更にscene directoryの下には、MHEG scene fileとsceneを構成する各content fileがおかれることとしている。
【0092】
また、上述したカルーセルにより送信されるGUIデータ、つまり、図9のDSM−CCエンコーダ215から出力されるデータとしては、トランススポートストリームの形態により出力される。このトランスポートストリームは例えば図13に示す構造を有する。
図13(a)には、トランスポートストリームが示されている。このトランスポートストリームとはMPEGシステムで定義されているビット列であり、図のように188バイトの固定長パケット(トランスポートパケット)の連結により形成される。
【0093】
そして、各トランスポートパケットは、図13(b)に示すようにヘッダと特定の個別パケットに付加情報を含めるためのアダプテーションフィールドとパケットの内容(ビデオ/オーディオデータ等)を表すペイロード(データ領域)とからなる。
【0094】
ヘッダは、例えば実際には4バイトとされ、図13(c)に示すように、先頭には必ず同期バイトがあるようにされ、これより後ろの所定位置にそのパケットの識別情報であるPID(Packet ID)、スクランブルの有無を示すスクランブル制御情報、後続するアダプテーションフィールドやペイロードの有無等を示すアダプテーションフィールド制御情報が格納されている。
【0095】
これらの制御情報に基づいて、受信装置側ではパケット単位でデスクランブルを行い、また、デマルチプレクサによりビデオ/オーディオ/データ等の必要パケットの分離・抽出を行うことができる。また、ビデオ/オーディオの同期再生の基準となる時刻情報を再生することもここで行うことができる。
【0096】
また、これまでの説明から分かるように、1つのトランスポートストリームには複数チャンネル分の映像/音声/データのパケットが多重されているが、それ以外にPSI(Program Specific Information)といわれる選局を司るための信号や、限定信号(個人の契約状況により有料チャンネルの受信可不可を決定する受信機能)に必要な情報(EMM/ECM)、EPGなどのサービスを実現するためのSI(Service Information )が同時に多重されている。ここでは、PSIについて説明する。
【0097】
PSIは、図14に示すようにして、4つのテーブルで構成されている。それぞれのテーブルは、セクション形式というMPEGシステムに準拠した形式で表されている。
図14(a)には、NIT(Network Information Table )及びCAT(Conditional Access Table)のテーブルが示されている。
NITは、全キャリアに同一内容が多重されている。キャリアごとの伝送諸元(偏波面、キャリア周波数、畳み込みレート等)と、そこで多重されているチャンネルのリストが記述されている。NITのPIDとしては、PID=0x0010とされている。
【0098】
CATもまた、全キャリアに同一内容が多重される。限定受信方式の識別と契約情報等の個別情報であるEMM(Entitlement Management Message)パケットのPIDが記述されている。PIDとしては、PID=0x0010により示される。
【0099】
図14(b)には、キャリアごとに固有の内容を有する情報として、PATが示される。PATには、そのキャリア内のチャンネル情報と、各チャンネルの内容を表すPETのPIDが記述されている。PIDとしては、PID=0x0010により示される。
【0100】
また、キャリアにおけるチャンネルごとの情報として、図14(c)に示すPMT(Program Map Table )のテーブルを有する。
PMTは、チャンネル別の内容が多重されている。例えば、図14(b)に示すような、各チャンネルを構成するコンポーネント(ビデオ/オーディオ等)と、デスクランブルに必要なECM(Encryption Control Message)パケットのPIDが記述されているPMTのPIDは、PATにより指定される。
【0101】
次に、このようなデータ構造で受信されるMPEGデータとMHEGデータを受信するIRD123の一構成例について図15を参照して説明する。
【0102】
図15に示すIRD123において、入力端子T1には、パラボラアンテナ121のLNB122により所定の周波数に変換された受信信号を入力してチューナ/フロントエンド部301に供給する。
チューナ/フロントエンド部301では、CPU(Central Processing Unit )320からの伝送諸元等を設定した設定信号に基づいて、この設定信号により決定されるキャリア(受信周波数)を受信して、例えばビタビ復調処理や誤り訂正処理等を施すことで、トランスポートストリームを得るようにされる。
【0103】
チューナ/フロントエンド部301にて得られたトランスポートストリームは、デスクランブラ302に対して供給される。また、チューナ/フロントエンド部302では、トランスポートストリームからPSIのパケットを取得して、その選局情報を更新すると共に、トランスポートストリームにおける各チャンネルのコンポーネントPIDを得て、例えばCPU320に伝送する。CPU320では、取得したPIDを受信信号処理に利用することになる。
【0104】
デスクランブラ302では、ICカード345に記憶されているデスクランブルキーデータをCPU320を介して受け取ると共に、CPU320によりPIDが設定される。そして、このデスクランブルキーデータとPIDとに基づいてデスクランブル処理を実行し、トランスポート部303に対して伝送する。
【0105】
トランスポート部303は、デマルチプレクサ313と、例えばDRAM等により構成されるキュー(Queue )314とからなる。キュー(Queue )314は、モジュール単位に対応した複数のメモリ領域が列となるようにして形成されているものとされ、例えば本例では、32列のメモリ領域が備えられる。つまり、最大で32モジュールの情報を同時に格納することができる。
【0106】
デマルチプレクサ313の概略的動作としては、CPU320のDeMUXドライバ322により設定されたフィルタ条件に従って、デスクランブラ302から供給されたトランスポートストリームから必要なトランスポートパケットを分離し、必要があればキュー314を作業領域として利用して、パケット形式のデータを得て、それぞれ必要な機能回路部に対して供給する。
デマルチプレクサ313にて分離されたMPEGビデオデータは、MPEG2ビデオデコーダ306に供給され、MPEGオーディオデータは、MPEGオーディオデコーダ304に供給される。これらデマルチプレクサ313により分離されたMPEGビデオ/オーディオデータの個別パケットは、PES(Packetized Elementaty Stream)と呼ばれる形式でそれぞれのデコーダに入力される。
【0107】
また、トランスポートストリームにおけるMHEGコンテンツのデータについては、デマルチプレクサ313によりトランスポートストリームからトランスポートパケット単位で分離抽出されながらキュー314の所要のメモリ領域に書き込まれていくことで、モジュール単位にまとめられるようにして形成される。そして、このモジュール単位にまとめはれたMHEGコンテンツのデータは、CPU320の制御によってデータバスを介して、メインメモリ330内のDSM−CCバッファ331に書き込まれて保持される。
【0108】
また、デマルチプレクサ313により分離抽出された所定のパケットのデータがIEEE1394インターフェイス311に対して出力される。この、IEEE1394インターフェイス311からの出力は、ビデオデータ、オーディオデータの他に、MHEGコンテンツのデータを出力させることもできる。
【0109】
PESとしての形式によるMPEGビデオデータが入力されたMPEG2ビデオデコーダ306では、メモリ312を作業領域として利用しながらMPEG2フォーマットに従って復号化処理を施す。復号化されたビデオデータは、表示処理部310に供給される。
【0110】
表示処理部310には、MPEG2ビデオデコーダ306から入力されたビデオデータと、後述するようにしてメインメモリ330のMHEGバッファ332にて得られるデータサービス用のGUI画面等のビデオデータが入力される。表示処理部310では、このようにして入力されたビデオデータについて所要の信号処理を施して、所定のテレビジョン方式によるアナログ−オーディオ信号に変換してアナログビデオ出力端子T2に出力する。
これにより、アナログビデオ出力端子T2と受信機125のビデオ入力端子とを接続することで、例えば先に図8に示したような表示が行われる。
【0111】
また、PESによるMPEGオーディオデータが入力されるMPEG2オーディオデコーダ304では、メモリ305を作業領域として利用しながらMPEG2フォーマットに従って復号化処理を施す。復号化されたオーディオデータは、D/Aコンバータ307及び光デジタル出力インターフェイス309に対して供給される。
【0112】
D/Aコンバータ307では、入力されたオーディオデータについてアナログ音声信号に変換してスイッチ回路308に出力する。スイッチ回路308では、アナログオーディオ出力端子T3又はT4の何れか一方に対してアナログ音声信号を出力するように信号経路の切換を行う。
ここでは、アナログオーディオ出力端子T3は受像機125の音声入力端子と接続されるために設けられているものとされる。また、アナログオーディオ出力端子T4はダウンロードした楽曲をアナログ信号により出力するための端子とされる。
また、光デジタル出力インターフェイス309では、入力されたデジタルオーディオデータを光デジタル信号に変換して出力する。この場合、光デジタル出力インターフェイス309は、例えばIEC958に準拠する。
【0113】
メインメモリ330は、CPU320が各種制御処理を行う際の作業領域として利用されるものである。本例では、このメインメモリ330において、前述したDSM−CCバッファ331と、MHEGバッファ332としての領域が割り当てられるようになっている。
MHEGバッファ332には、MHEG方式によるスクリプトの記述に従って生成された画像データ(例えばGUI画面の画像データ)を生成するための作業領域とされ、ここで生成された画像データはバスライン315を介して表示処理部310に供給される。
【0114】
また本例のIRD123は、データストレージ部124を備える。このデータストレージ部124は、記憶・読出し処理部341と、その処理部341の制御でデータが記憶されると共にその記憶データが読出される記憶媒体342とで構成される。記憶・読出し処理部341は、CPU320の制御によりバスライン315を介して供給されるデータを、記憶媒体342に記憶させると共に、CPU320の制御により記憶媒体342から読出したデータを、バスライン315側に送出する。
【0115】
データストレージ部124で受信データを記憶させる際には、番組のビデオデータとオーディオデータだけを記憶させる場合は、例えばトランスポート部303で抽出した、該当するデータのパケットだけを、バスライン315を介してデータストレージ部124に供給して、記憶媒体342に記憶させる。また、インタラクティブ記憶モードで記憶させる場合には、ビデオデータやオーディオデータを構成するパケットの他に、トランスポート部303で抽出したMHEGデータのパケットについてもバスライン315を介してデータストレージ部124に供給して、記憶媒体342に記憶させる。
【0116】
CPU320は、IRD123における全体制御を実行する。このなかには、デマルチプレクサ313におけるデータ分離抽出についての制御も含まれる。
また、獲得したMHEGコンテンツのデータについてデコード処理を施すことで、スクリプトの記述内容に従ってGUI画面(シーン)を構成して出力するための処理も実行する。
さらに、データストレージ部124で受信データを記憶するための処理、及びその記憶されたデータを読出す処理の制御も、CPU320が行う。
【0117】
これらの処理を実行させる為にCPU320としては、主たる制御処理を実行する制御処理部321に加え、例えば少なくとも、DeMUXドライバ322、DSM−CCデコーダブロック322、及びMHEGデコーダブロック324が備えられる。本例では、このうち、少なくともDSM−CCデコーダブロック323及びMHEGデコーダブロック324については、ソフトウェアにより構成される。
【0118】
DeMUXドライバ322は、入力されたトランスポートストリームのPIDに基づいてデマルチプレクサ313におけるフィルタ条件を設定する。
DSM−CCデコーダブロック323は、DSM−Managerとしての機能を有するものであり、DSM−CCバッファ331に格納されているモジュール単位のデータについて、MHEGコンテンツのデータに再構築する。また、MHEGデコーダブロック324からのアクセスに従って所要のDSM−CCデコード等に関連する処理を実行する。
【0119】
MHEGデコーダブロック324は、DSM−CCデコーダブロック323により得られたMHEGコンテンツのデータ、つまり、DSM−CCバッファ331にて得られているMHEGコンテンツのデータにアクセスして、シーン出力のためのデコード処理を行う。つまり、そのMHEGコンテンツのスクリプトフィルタにより規定されているオブジェクト間の関係を実現していくことで、シーンを形成するものである。この際、シーンとしてGUI画面を形成するのにあたっては、MHEGバッファ332を利用して、ここで、スクリプトファイルの内容に従ってGUI画面の画像データを生成するようにされる。
【0120】
DSM−CCデコーダブロック323及びMHEGデコーダブロック324間のインターフェイスには、U−U API(DSM−CC U−U API(Applivation Portability Interface))が採用される。
U−U APIは、例えばクライアント(MHEGデコーダブロック324)側がDSM Managerオブジェクト(DSMの機能を実現するサーバオブジェクト;DSM−CCデコーダブロック323)にアクセスするためのインターフェイスであり、カルーセルに含まれるService Gateway,Directory,File,Strea,Stream Eventなどの属性を有するオブジェクトをファイルシステムのようにして構造的にアクセスすることができるようにしたAPIとされる。
【0121】
このAPIを通じてカルーセルに含まれるオブジェクトへのアクセスを行うことで、カルーセルを使用するプログラム(クライアント)がカルーセル受信動作を関知することなく、バス名を使用してオブジェクトにアクセスすることが可能になる。
【0122】
また、このU−U APIは、下層のデータ転送方式に係わらず利用することが出来るように規定されたインターフェイスの集合であることから、このAPIを利用するプログラムは、U−U APIを提供するどのようなデータ転送方式においても利用できるという利点を有する。
【0123】
ここで、CPU320の制御によりトランスポートストリームから1シーンを形成するのに必要な目的のオブジェクトを抽出するための動作例にといて説明しておく。
【0124】
DSM−CCでは、トランスポートストターム中のオブジェクトの所在を示すのにIOR(Interoperable Object Reference)が使用される。IORには、オブジェクトを見つけ出すためのカルーセルに対応する識別子、オブジェクトの含まれるモジュールの識別子(以下module idと表記)、1つのモジュール中でオブジェクトを特定する識別子(以下object keyときす)のほかに、オブジェクトの含まれるモジュールの情報を持つDIIを識別するためのタグ(association tag)情報を含んでいる。
また、モジュール情報を持つDIIには、1つ以上のモジュールそれぞれについてのmodule id、モジュールの大きさ、バージョンといった情報と、そのモジュールを識別するためのタグ(association tag)情報を含んでいる。
【0125】
トランスポートストリームから抜き出されたIORがCPU320において識別された場合に、そのIORで示されたオブジェクトを受信、分離して得るプロセスは、例えば次のようになる。
(Prl) CPU320のDeMUXドライバ322では、IORのassociation tagと同じ値を持つエレメンタリーストリーム(以下ESと表記)を、カルーセルにおけるPMTのESループから探し出してPIDを得る。このPIDを持つESにDIIが含まれていることになる。
(Pr2) このPIDとtable id extensionとをフィルタ条件としてデマルチプレクサ313に対して設定する。これにより、デマルチプレクサ314では、DIIを分離してCPU320に対して出力する。
(Pr3) DIIの中で、先のIORに含まれていたmodule idに相当するモジュールのassociation tagを得る。
(Pr4) 上記association tagjと同じ値を有するESを、PETのESループ(カルーセル)から探し出し、PIDを得る。このPIDを有するESに目的とするモジュールが含まれる。
(Pr5) 上記PIDとmodule idとをフィルタ条件として設定して、デマルチプレクサ313によるフィルタリングを行う。このフィルタ条件に適合して分離抽出されたトランスポートパケットがキュー314の所要のメモリ領域(列)に格納されていることで、最終的には、目的のモジュールが形成される。
(Pr6) 先のIORに含まれていたobject keyに相当するオブジェクトをこのモジュールから抜き出す。これが目的とするオブジェクトになる。このモジュールから抜き出されたオブジェクトは、例えば、DSM−CCバッファ331の所定の領域に書き込みが行われる。
例えば、上記動作を繰り返し、目的とするオブジェクトを集めてDSM−CCバッファ331に格納していることで、必要とされるシーンを形成するMHEGコンテンツが得られることになる。
【0126】
マンマシンインターフェイス341では、リモートコントローラ130から送信されてきたコマンド信号を受信してCPU320に対して伝送する。CPU320では、受信したコマンド信号に応じた機器の動作が得られるに、所要の制御処理を実行する。
【0127】
ICカードスロット342にはICカード345が挿入される。そこで、この挿入されたICカード345に対してCPU320によって情報の書き込み及び読み出しが行われる。
【0128】
モデム346は、図6に示すように電話回線99を介して課金サーバ105に接続されており、CPU320の制御によってIRD123と課金サーバ105との通信が行われるように制御される。
【0129】
ここで、IRD123におけるビデオ/オーディオソースの信号の流れを、図8により説明した表示形態に照らし合わせながら説明する。
図8(a)に示すようにして、通常の番組を出力する場合には、入力されたトランスポートストリームから必要な番組のMPEGビデオデータとMPEGオーディオデータとが抽出されて、それぞれ復号化処理が施される。そして、このビデオデータとMPEGオーディオデータが、それそれアナログビデオ信号端子T2と、アナログ−オーディオ出力端子T3に出力されることで、受像機125では、放送番組の画像表示と音声出力が行われる。
【0130】
また、図8(b)に示したGUI画面を出力する場合には、入力されたトランスポートストリームから、このGUI画面(シーン)に必要なMHEGコンテンツのデータをトランスポート部303により分離抽出してDSM−CCバッファ331に取り込む。そして、このデータを利用して、前述したようにDSM−CCデコーダブロック323及びMHEGデコーダブロック324が機能することで、MHEGバッファ332にてシーン(GUI画面)の画像データが作成される。そして、この画像データが表示処理部310を介してアナログビデオ出力端子T2に供給されることで、受信機125にはGUI画面の表示が行われる。この場合、GUI画面での操作により、MHEGデータに含まれるテキストデータや静止画データの表示が選択された際の該当するデータの表示処理も、同様にして行われる。
【0131】
また、図8(b)に示したGUI画面上で楽曲のリスト92により楽曲が選択され、その楽曲のオーディオデータを試聴する場合には、この楽曲のMPEGオーディオデータがデマルチプレクサ313により得られる。そして、このMPEGオーディオデータが、MPEGオーディオデコーダ304、D/Aコンバータ307スイッチ回路308、アナログオーディオ出力端子T3を介してアナログ音声信号とされて、受像機125に対して出力される。
【0132】
また、データストレージ部124に記憶されたMHEGデータを読出して、GUI画面を受像機125に表示させる場合の処理は、ここまで説明したインタラクティブ放送を受信してGUI画面に表示させる場合の処理と基本的には同じである。即ち、受信時にはデスクランブラ302からトランスポート部313にデータが供給されるものが、データストレージ部124からの読出し時には、データストレージ部124からバスライン315を介してトランスポート部313に読出したデータが供給されて、以降は同様に処理される。
【0133】
また、リモートコントロール装置130の操作より受信データを記憶させる際には、そのときに設定された記憶モードをCPU320の制御処理部321が判断して、対応した状態に制御する。即ち、例えば図16に示すように、制御処理部321が記憶(記録)開始させるタイミングであると判断したとき(ステップS11)、そのときに設定された記録モードが、インタラクティブ記録モードであるか否か判断し(ステップS12)、インタラクティブ記録モードであるとき、そのときの受信チャンネルで得られる全てのMPEGデータとMHEGデータのパケットを、データストレージ部124の記憶媒体342に記憶させる制御を行う(ステップS13)。
【0134】
また、ステップS12でインタラクティブ記録モードでないと判断したときには、ビデオ記録モードであるか否か判断し(ステップS14)、ビデオ記録モードであるとき、そのときの受信チャンネルの放送番組のデータであるMPEGビデオデータと、そのビデオとともに再生されるMPEGオーディオデータだけを、データストレージ部124の記憶媒体342に記憶させる制御を行う(ステップS15)。
【0135】
さらに、ステップS14でビデオ記録モードでないと判断したときには、オーディオ記録モードであるか否か判断し(ステップS16)、オーディオ記録モードであるとき、そのときの受信チャンネルに含まれるMPEGオーディオデータの中のGUI画面などに基づいた操作で選択された曲のMPEGオーディオデータだけを、データストレージ部124の記憶媒体342に記憶させる制御を行う(ステップS17)。
【0136】
このようにして、ユーザ操作に基づいて設定されたモードにより、受信データの記憶態様が選択できる。なお、インタラクティブ記録モードによりMPEGデータとMHEGデータとを記憶させる際には、上述した例では受信した全てのMPEGデータを記憶させるとしたが、ビデオデータとともに再生されるオーディオデータ以外のMPEGデータに含まれる複数のオーディオデータの一部(又は全部)の記憶については省略するようにしても良い。
【0137】
また、インタラクティブ記録モードとした場合に、データストレージ部124で記憶媒体342への各データの記憶としては、トランスポート部303に得られる受信パケットを、単純にそのままの順序でデータストレージ部124に転送して、その転送された順序で記憶媒体342に記憶させても良いが、データの種類毎に記憶エリアを分けて記憶させるようにしても良い。即ち、例えば図17に示すように、記憶媒体342の記憶エリアとして、各記憶エリアの索引情報が記憶されるTOCエリア401と、MHEGデータ記憶エリア402と、MPEGデータ記憶エリア403とを用意して、受信したMHEGデータをエリア402に記憶させ、MPEGデータをエリア403に記憶させ、各エリア402,403での記憶エリアの管理をTOCエリア401で行う。
【0138】
この場合、MHEGデータについては、上述したようにカルーセル構造で循環的に同じデータが繰り返し伝送されるため、記憶媒体342のMHEGデータ記憶エリア402には、受信したMHEGデータを1周期だけ記憶させて、受信したMHEGデータが変化する毎に1周期ずつ記憶させるようにすれば良い。また、MPEGオーディオデータについても、同じ曲のオーディオデータが繰り返される場合には、その繰り返されたデータの記憶を省略するようにしても良い。
【0139】
なお、ここまで説明したIRD123は、IRD内にデータストレージ部を内蔵させた構成として、IRD内のCPUの制御で、記憶や読出しが実行されるようにしたが、全体のシステム構成で図3や図4により説明したように、IRDとは別体の記憶装置を使用して、MHEGデータを記憶させることもできる。この場合には、例えば図15に示したIRD123内のトランスポート部303で受信データから抽出した各パケットのデータを、IEEE1394インターフェース部311に供給して、IEEE1394形式のバスラインで接続されたデータ記憶装置に、各パケットのデータを供給して記憶させれば良い。この場合、接続されたデータ記憶装置での記憶状態を、IRD側のCPUから制御する構成としても良い。
【0140】
また、図15に示すIRD123内のデータストレージ部124に記憶されたMHEGデータとMPEGデータとを読出して、その読出した全てのデータ(又は一部のデータ)を、トランスポート部303からIEEE1394インターフェース部311に供給して、IEEE1394形式のバスラインで接続された他のデータ記憶装置でその読出したデータを記憶させるようにして、いわゆるダビングが行えるようにしても良い。
【0141】
なお、ここまで説明した例では、MHEGデータが多重化された放送信号を受信して記憶し、読出す例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、同様にインタラクティブ性を有する表示や操作などの利用形態を規定するデータが放送信号に多重化されている場合の、それらの受信データを同時に記憶(記録)し、読出す(再生する)場合の各種処理に適用できるものである。また、本発明が適用される伝送システムについても、図6以降の詳細な例で説明したデジタル衛星放送システムに限定されるものではなく、図1の原理図で説明したように、例えば地上波やケーブルテレビジョンなどの放送や、インターネット放送などの各種システムに適用可能である。さらに、図5を参照して説明したように、放送信号を記憶させた場合と同様の形態で予めデータが記憶された記憶媒体を用意して、その記憶媒体を再生する場合にも適用できる。
【0142】
【発明の効果】
本発明によると、受信したモジュールを、そのまま蓄積させることができ、その蓄積されたデータによるGUI画面を使用して、任意のときに受信時と同様のサービスが受けられるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による全体の処理例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態による受信構成の例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態による他の受信構成の例(記憶部を別体とした例)を示すブロック図である。
【図4】本発明の一実施の形態による他の受信構成の例(コンピュータ装置を使用した例)を示すブロック図である。
【図5】本発明の一実施の形態による他の構成の例(用意された媒体から再生して表示させる例)を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施の形態を衛星放送システムに適用した例を示すシステム構成図である。
【図7】図6のシステムに適用される操作手段の例を示す平面図である。
【図8】図6のシステムによる表示画面の例を示す説明図である。
【図9】図6のシステムによる送出側の構成例を示すブロック図である。
【図10】図6のシステムによる伝送データの例を示すタイミング図である。
【図11】伝送されるデータのカルーセル構造の例を示す説明図である。
【図12】伝送データのデータ構造の例を示す説明図である。
【図13】トランスポートパケットの例を示す説明図である。
【図14】チャンネル構造の例を示す説明図である。
【図15】図6のシステムによる受信側の構成例を示すブロック図である。
【図16】受信装置での記録動作の例を示すフローチャートである。
【図17】記憶媒体でのデータ記憶状態の例を示す説明図である。
【符号の説明】
10…送出局、11…MHEGデータサーバ、12…MPEGデータサーバ、13…マルチプレクサ、14…送信データ、20…受信設備、21…受信処理部、22…記憶処理部、23…記憶媒体、24…読出し処理部、25…データ分離部、26…MPEGデータ用バッファ、27…MPEGデコーダ、28…表示処理部、29…受像機、30…MHEGデータ用バッファ、31…MHEGエンジン、42…IRD(デジタル衛星放送用チューナ装置)、43…データストレージ部、44…受像機、52…IRD、53…データ記憶装置、54…受像機、62…IRD、63…パーソナルコンピュータ装置、64…データストレージ部、65…ディスプレイ装置、71…ディスク再生装置、72…受像機、100…地上局、101…テレビ番組素材サーバ、102…楽曲素材サーバ、103…付加情報サーバ、104…GUIデータサーバ、120…受信設備、123…IRD、124…データストレージ部、125…受像機、130…リモートコントロール装置、134…インタラクティブキー、135…GUI操作キー、136…記録再生操作部、401…TOCエリア、402…MHEGデータ記憶エリア、403…MPEGデータ記憶エリア

Claims (5)

  1. カルーセル伝送方式によって繰り返し送信される複数のモジュールを含むDDBメッセージと、該カルーセルに含まれるモジュールごとに対応する情報を含むDIIメッセージを受信する受信手段と、
    上記受信手段によって受信された上記DIIメッセージを参照して、DDBメッセージに含まれる上記モジュールを所定の階層構造にしたがって蓄積する蓄積手段と、
    画面上の指示に基づいた操作を判断して、上記所定の階層構造にしたがって蓄積された上記モジュールを、該モジュールの関係を規定した画面表示制御を行うためのスクリプトに基づいて操作に応じた出力態様が得られるようにGUI画面を構成して生成し、出力する出力制御手段と
    を備える受信装置。
  2. 上記受信手段は、複数のモジュールと同時に送信されるビデオデータ又はオーディオデータについても受信し、
    上記受信手段が受信して上記蓄積手段に蓄積されたモジュールに基づいて表示させたGUI画面表示での指示で指定されたビデオデータ又はオーディオデータを、上記出力制御手段が選択して出力させる
    請求項1記載の受信装置。
  3. 上記受信手段が受信したビデオデータ又はオーディオデータを記録する記録手段を備え、
    インタラクティブ記録モードを設定した場合に、上記受信手段が受信した上記ビデオデータ又はオーディオデータと上記モジュールとを上記記録手段に記録させると共に、上記モジュールについては、繰り返し送信されるモジュールの内の1周期分だけを記録させ、
    その記録されたモジュールによって、上記ビデオデータ又はオーディオデータのサービスを受けるための特定の表示態様の上記GUI画面を生成して出力させる
    請求項2記載の受信装置。
  4. 上記インタラクティブ記録モードを設定した場合に、上記モジュールと共に上記記録手段に記録させるビデオデータ又はオーディオデータについては、上記受信手段が受信したビデオデータ又はオーディオデータの内の一部のデータに制限した
    請求項3記載の受信装置。
  5. 上記受信手段が受信したビデオデータ又はオーディオデータを外部に出力させる際に、上記モジュールについても外部に出力させる
    請求項2記載の受信装置。
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