JP2000513989A

JP2000513989A - サイドフラップファスナーカバーを備える吸収体ラッパー

Info

Publication number: JP2000513989A
Application number: JP11541456A
Authority: JP
Inventors: 尚史西田; 真紀長谷川
Original assignee: Procter and Gamble Co
Current assignee: Procter and Gamble Co
Priority date: 1998-04-28
Filing date: 1998-04-28
Publication date: 2000-10-24
Also published as: WO1999055268A1; AU7262698A

Abstract

(57)【要約】接着剤ファスナー等のファスナーを備える一対の第一フラップと一対の第二フラップを有する個々に包装された吸収体が開示される。個々に包装された吸収体は、長手方向中心線に沿って長手方向に延びる吸収体を備えている。吸収体は、本体部分と、本体部分に接合された一対の第一フラップと、長手方向に第一フラップから離れて本体部分に接合された一対の第二フラップとを備えている。第一と第二のフラップはフラップファスナーを露出させるために本体部分の身体表面の上に折り畳まれる。吸収体用のラッパーは主ラッパーシートと第一フラップファスナーカバーと第二フラップファスナーカバーとを備えている。主ラッパーシートは本体部分の衣類表面に隣接して配置される。第一フラップファスナーカバーと第二フラップファスナーカバーはそれぞれ第一フラップファスナーと第二フラップファスナーに剥離可能に貼り付けられる。第一フラップファスナーカバーと第二フラップファスナーカバーは第一接合手段によって吸収体の長手方向中心線に対して非対称的に互いに接合されている。第一フラップファスナーカバーと主ラッパーシートは第二接合手段によって互いに接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】サイドフラップファスナーカバーを備える吸収体ラッパー技術分野本発明は、吸収体用の主ラッパー(包み紙)シートとフラップのフラップファスナー用ファスナーカバーを備えるラッパーにより個々に包装される吸収体に関する。より詳細には、本発明は一対の第一フラップと、吸収体の長手方向に第一フラップから離れた一対の第二フラップとを備える吸収体に関し、各々のフラップがフラップファスナーを備え、フラップファスナーがフラップフアスナーカバーにより覆われる。背景吸収手段から横断方向外側に延びる一対のフラップを備える生理用ナプキン等の吸収体は公知である。このような吸収体の一つのタイプは、吸収手段の長手方向サイド縁部の中央部分から側面方向外側に延びる一対のフラップを備えている。フラップは股部において着用者の下着の縁部のまわりで折返すことが意図されている。このように、使用に際して、フラップは股部における着用者の下着の縁部と着用者の大腿部との間に配置される。一般に、フラップには着用者の下着の下側にフラップを貼り付けるための接着剤等のフラップファスナーが設けられる。フラップは少なくとも二つの目的を果たす。第一に、フラップはそれがなければ着用者の下着の縁部を汚すであろう***物が下着の縁部を汚すのを防止する。第二に、フラップは着用者により選ばれた位置からずれるナプキンを安定させる助けをする。これはフラップが下着の下側に貼り付けられた時に特にあてはまることである。このような生理用ナプキンのフラップは、包装されている間つまり生理用ナプキンの製造と着用者により意図される最初の使用との間において、スペースを節約するために、トップシート側またはバックシート側に折り返されてもよい。着用者による最初の使用時に、着用者の下着に生理用ナプキンを置くのを容易にするために、フラップは通常広げられる。折り返されたフラップのフラップファスナーは、生理用ナプキンを使用する前に互いに、または製品の別の部分に偶然くっつかないように、通常フラップファスナーカバーで覆われている。フラップがトップシート側に折り返されている場合、フラップのフラップファスナーは外側に向いており、フラップファスナーカバーによって覆われ、それによってフラップをトップシ−トの上に互いにつなげている。1993年11月9日に公開された日本特許公開平5-293139号と1994年3月22日に公開された日本特許公開平6-78953号と 1994年4月12日に公開された日本実用新案公開平6-26835号は、トップシートの上に折り返されるフラップと、フラップファスナーカバーによって覆われるフラップファスナーとを有する生理用ナプキンを開示している。これらに開示された生理用ナプキンは更に生理用ナプキンを着用者の下着の内側に固定するための主ファスナーも備えている。主ファスナーも主ファスナーカバーによって覆われている。従って、生理用ナプキンを使用する時、着用者はフラップファスナーカバーと主ファスナーカバーを取り外さなければならない。そして着用者は様々なファスナーカバーがごみになるのを防止するために、これらのカバーを適切に処分しなければならない。生理用ナプキンからのフラップファスナーカバーと主ファスナーカバーの取り外しを容易にする試みが為されている。1993年2月9日に公開された日本実用新案公開平5-9526号と1993年2月9日に公開された日本実用新案公開平5-9529号は、本体ファスナーを備えた生理用ナプキン本体と、フラップファスナーを備えたフラップと、フラップファスナーと主ファスナーを覆うためのファスナーカバーを備えた生理用ナプキンを開示している。ファスナーカバーは互いに接続されたフラップファスナーカバー部分と主ファスナーカバー部分を備えている。従って、主ファスナーカバー部分が生理用ナプキン本体から外される時、フラップファスナーカバー部分もフラップから外される。しかしながら、この公開物は吸収体を個々に包装するためのラッパーを有する吸収体の配置を開示していない。フラップファスナーカバー及び/または主ファスナーカバーを生理用ナプキン本体から取り外すのを容易にしようとする他の試みが、生理用ナプキンを個々に包装するためのラッパーの取り外しに関連して為されている。1994年4月12日に公開された日本実用新案公開平6-26833号は、主ファスナーを備えた生理用ナプキン本体と、フラップファスナーを備えたフラップと、生理用ナプキン本体を包装するためのラッパーと、フラップファスナーカバーと主ファスナーカバーとを備える生理用ナプキンを開示している。主ファスナーカバーは、生理用ナプキン本体をラッパーから取り出す時に、主ファスナーカバーが本体から外されるように、ラッパー部分に接続されている。しかしながら、フラップファスナーカバーもフラップから取り外さなければならない。 1995年7月18日に公開された日本実用新案公開平7-39820号は、トップシート、バックシート及び吸収性コアを有する生理用ナプキン本体を備えた生理用ナプキンを開示している。また、生理用ナプキンは生理用ナプキンを使用する時、股部において着用者の下着の縁部のまわりに折り返される一対のフラップを備えている。本体とフラップに設けられる接着剤層が接着剤層カバーで覆われ、それは生理用ナプキンを個々に包装するためのラッパーを備えることができる。フラップは本体の内側に折り返される。本体の接着剤層を覆う接着剤層カバーは本体の長手方向サイドと横断方向縁部を越えて延びている。接着剤層カバーは一つの横断方向末端部を越えて延び、接着剤層カバーの延長部分が内側に向かって折り返され、フラップの接着剤層を覆う。1995年7月18日に公開された日本実用新案公開平6-75446号は、生理用ナプキン本体と、生理用ナプキンの長手方向両サイドから側面方向外側に延びる一対のフラップを備える生理用ナプキンを開示している。フラップは生理用ナプキンを使用する前には、生理用ナプキンの身体に面する側へと折り返され、生理用ナプキンを使用する時、股部において着用者の下着の縁部のまわりに折り返される。接着剤層が設けられた生理用ナプキンの衣類に面する側は剥離可能に処理されたラッパーによって包まれる。包まれた生理用ナプキンは折線を中心にラッパーと共に折り畳まれる。この公開物は更にラッパーカバーの一部がフラップの接着剤層も覆う、生理用ナプキン用の包装構造を開示している。つまり、ラッパーの横断方向縁部が生理用ナプキンの末端縁部を越えて延び、トップシートの上に折り返されるフラップの接着剤層に向かって折り返される。1997年1月2日に公開された欧州特許公開EPO 750 896 A2はナプキン本体とナプキン本体の横断方向に対向するサイド縁部から延びる一対のフラップを備える生理用ナプキンを開示している。ナプキン本体は三層が重なり合う関係に長手方向に折り畳まれ、フラップもナプキン本体の上面へと折り畳まれる。ナプキン本体の背面とフラップに各々設けられる接着剤ゾーンの上に剥離シートが剥離可能に接着される。フラップと共にナプキン本体を包むようにラッピングシートもナプキン本体と共に折り畳まれ、ラッピングシートからナプキンを取り出す時、ラッピングシートと剥離シートを一体的なストリップ状のシートの形態でナプキンから剥がすことができるように、各々の剥離シートがラッピングシートの内側表面にしっかりと接着される。しかしながら、これらの公開物は、吸収体の長手方向にフラップから離れた別の一対のフラップを有する吸収体の配置を開示していない。別のタイプの吸収体は、吸収手段の長手方向両サイド縁部の後部から側面方向外側に延びる一対のフラップを備えている。第二のタイプの吸収体のフラップは、着用者の下着の内側の後部に広がって留まることが意図されている。使用に際して、フラップは着用者の臀部と着用者の下着の間に配置される。第二のタイプの吸収体のフラップは、それがなければ着用者の下着の後部を汚すであろう*** 物を防止する。着用者の下着の後部でずれるナプキンを安定させるために、着用者の下着の内側にフラップを貼り付けるために、接着剤等のフラップファスナーがフラップに設けられてもよい。フラップファスナーは、生理用ナプキンを使用する前に、互いに、または製品の別の部分に偶然くっつかないように、フラップファスナーカバーで覆われていてもよい。1996年9月3日に公開された日本特許公開平8-224269号は個々に包装された生理用ナプキンを開示している。生理用ナプキンは、トップシートと、バックシートと、吸収性コアと、生理用ナプキンの長手方向両後部に接着剤層を有する一対の後部フラップ部分と、主剥離紙で覆われた主接着剤層とを備えている。後部フラップ部分は、後部フラップ部分の接着剤層が上に面し、フラップ剥離紙が接着剤層に付着されるように、トップシート側へと折り返される。ラッパーは、第一接着剤を使用して、主剥離紐の取り外せないように処理された表面に接合される。生理用ナプキンは、フラップ剥離紙が生理用ナプキンの前部のバックシート側に面するように、ラッパーと共に三つに折り畳まれる。生理用ナプキンの前部を覆うラッパーは、第二接着剤を使用して、フラップ剥離紙の取り外せないように処理された表面に接合される。しかしながら、この公開は吸収体の長手方向にフラップから離れた別の一対のフラップを有する吸収体の配置を開示していない。従来の生理用ナプキン等の吸収休は、個々に包装された吸収体を達成する問題のいくつかを論じているが、それらは、本発明の範囲や手法に及ぶ問題については論じていない。従って、本発明の主な目的は、改良された個々に包装された吸収体を提供することである。概要本発明は、接着剤ファスナー等のファスナーを備える一対の第一フラップと一対の第二フラップを有する個々に包装された吸収体を提供する。個々に包装された吸収体は、長手方向中心線に沿って長手方向に延びる吸収体を備えている。吸収体は、一対の長手方向サイド縁部と一対の末端縁部と衣類表面と身体表面を有する本体部分を備えている。本体部分の衣類表面は、着用者の下着に配置されうる。吸収体は、本体部分に接合され、本体部分の長手方向サイド縁部を越えて側面方向外側に延びる一対の第一フラップと、長手方向に第一フラップから離れて本体部分に接合され、本体部分の長手方向サイド縁部を越えて側面方向外側に延びる一対の第二フラップとを備えている。第一と第二のフラップの各々の衣類表面は、第一フラップファスナーと第二フラップファスナーをそれぞれ備えている。第一と第二のフラップはフラップファスナーを露出させるために本体部分の身体表面の上に折り畳まれる。吸収体用のラッパーは主ラッパーシートと第一フラップファスナーカバーと第二フラップファスナーカバーとを備えている。主ラッパーシートは、一対の長手方向サイドと、一対の末端部と、本体部分に面する内側表面と、外側表面とを備えている。主ラッパーシートは本体部分の衣類表面に隣接して配置される。主ラッパーシートと吸収体の本体部分は、二本の横軸と、二本の横軸によって分割される三つの部分とを備えている。三つの部分は、第一フラップの大部分が延びる第一部分と、第二フラップの大部分が延びる第二部分と、第三部分とを備えている。二本の横軸は、第一部分と第二部分の間を側面方向に延びる第一軸と、第一部分と第三部分の間を側面方向に延びる第二軸とを備えている。第一フラップファスナーカバーは、第一フラップファスナーに面する剥離可能な表面と、対向する表面とを備えている。吸収体が第一横軸を中心に折り畳まれたとき、第一フラップファスナーカバーの大部分は少なくとも第一部分に延びる。第一フラップファスナーカバーは第一フラップファスナーに剥離可能に貼り付けられる。第二フラップファスナーカバーは、第二フラップファスナーに面する剥離可能な表面と、対向する表面とを備えている。吸収体が第二横軸を中心に折り畳まれたとき、第二フラップファスナーカバーの大部分は少なくとも第二部分に延びる。第二フラップファスナーカバーは第二フラップファスナーに剥離可能に貼り付けられる。第一フラップファスナーカバーと第二フラップファスナーカバーは第一接合手段によって吸収体の長手方向中心線に対して非対称的に互いに接合されている。第一フラップファスナーカバーと主ラッパーシートは第二接合手段によって互いに接合されている。更に本発明は、接着剤ファスナー等のファスナーを備える一対の第一フラップと一対の第二フラップを有する個々に包装された吸収体を提供する。個々に包装された吸収体は、長手方向中心線に沿って長手方向に延びる吸収体を備えている。吸収体は、一対の長手方向サイド縁部と一対の末端縁部と衣類表面と身体表面を有する本体部分を備えている。本体部分の衣類表面は、着用者の下着に配置されうる。吸収体は、本体部分に接合され、本体部分の長手方向サイド縁部を越えて側面方向外側に延びる一対の第一フラップと、長手方向に第一フラップから離れて本体部分に接合され、本体部分の長手方向サイド縁部を越えて側面方向外側に延びる一対の第二フラップとを備えている。第一と第二のフラップの各々の衣類表面は、第一フラップファスナーと第二フラップファスナーをそれぞれ備えている。第一と第二のフラップはフラップファスナーを露出させるために本体部分の身体表面の上に折り畳まれる。吸収体用のラッパーは主ラッパーシートと第一フラップファスナーカバーと第二フラップファスナーカバーとを備えている。主ラッパーシートは、一対の長手方向サイドと、一対の末端部と、本体部分に面する内側表面と、外側表面とを備えている。主ラッパーシートは本体部分の衣類表面に隣接して配置される。主ラッパーシートと吸収体の本体部分は、二本の横軸と、二本の横軸によつて分割される三つの部分とを備えている。三つの部分は、第一フラップの大部分が延びる第一部分と、第二フラップの大部分が延びる第二部分と、第三部分とを備えている。二本の横軸は、第一部分と第二部分の間を側面方向に延びる第一軸と、第一部分と第三部分の間を側面方向に延びる第二軸とを備えている。第一フラップファスナーカバーは、第一フラップファスナーに面する剥離可能な表面と、対向する表面とを備えている。吸収体が第一横軸を中心に折り畳まれたとき、第一フラップファスナーカバーの大部分は少なくとも第一部分に延びる。第一フラップファスナーカバーは第一フラップファスナーに剥離可能に貼り付けられる。第二フラップファスナーカバーは、第二フラップファスナーに面する剥離可能な表面と、対向する表面とを備えている。吸収体が第二横軸を中心に析り畳まれたとき、第二フラップファスナーカバーの大部分は少なくとも第二部分に延びる。第二フラップファスナーカバーは第二フラップファスナーに剥離可能に貼り付けられる。第一フラップファスナーカバーと第二フラップファスナーカバーは第一接合手段によって互いに接合されている。第一フラップファスナーカバーと主ラッパーシートは第二接合手段によって吸収体の長手方向中心線に対して非対称的に互いに接合されている。図面の簡単な説明図1は、開かれた位置での発明のラッパーの好ましい実施形態の上面図であり、その上に好ましい生理用ナプキンが配置され、生理用ナプキンのフラップが広げられている。図2は、生理用ナプキンのフラップがトップシートの上に折り畳まれている、図1に示される実施形態のラッパーの上面図である。図3は、線III-IIIに沿った図2の断面図である。図4は、フラップファスナーカバーと主ラッパーシートを接合する前の、図1に示される実施形態のラッパーの上面図である。図5は、別のトップシート保護位置にある生理用ナプキンのフラップの別の実施形態の断面図である。図6は、線VI-VIに沿った図2の断面図である。図7は、図1のラッパーの斜視図である。図8〜図11は、第一接合手段の別の実施形態の断片的上面図を示している。図12〜図13は、第二接合手段の別の実施形態の断片的上面図を示している。図14は、折り畳まれた構成で生理用ナプキンを中に包んだ、図1に示される実施形態のラッパーの断面図である。図15は、一つの好ましい個々に包装された吸収体の斜視図である。図16は、図2と実質的に同じ構成で、生理用ナプキンがその上に置かれた、別の実施形態のラッパーの上面図である。図17は、生理用ナプキンからラッパーを取り外す動作を説明する、本発明の第一の断面図である。図18は、生理用ナプキンからラッパーを取り外す動作を説明する、本発明の第二の断面図である。図19は、生理用ナプキンからラッパーを取り外す動作を説明する、本発明の上面図である。発明の詳細な説明図面を参照すると、好ましいが非制限的な実施形態で本発明が具体化されている。図1と図2と図3に示されるように、本発明は、使い捨て吸収体用、特に生理用ナプキン20用のラッパー78を備えている。生理用ナプキン20は、月経等の腟の排出物を集め、これらの排出物によって着用者の衣類が汚れるのを防止するために使用される。図1と図2に示されるように、生理用ナプキン20は基本的に本体部分22と第一フラップ24と第二フラップ25とを備えている。生理用ナプキン20の本体部分22は、着用者の下着に本体部分22を固定するために、その上に置かれる感圧接着剤ファスナー74等のファスナーを有していてもよい。第一フラップ24は好ましくは、着用者の下着の股の縁部まわりで折り返される構成で、生理用ナプキン20の第一フラップ24を剥離可能に貼り付けるために、各々がその上に感圧接着剤ファスナー76等の第一ファスナーを有している。第二フラップ25は好ましくは、着用者の下着の内側の後部に広げられた構成で、生理用ナプキン20の第二フラップ25を剥離可能に貼り付けるために、各々がその上に感圧接着剤ファスナー77等の第二ファスナーを有している。本発明のラッパー78は、第一フラップファスナー76と第二フラップファスナー77 と(もし存在する場合には)本体ファスナー74を覆い、保護する働きをし、生理用ナプキン20用の包装を提供するために、生理用ナプキン20のまわりに折り返される。ラッパー78の特徴を詳細に考察する前に、生理用ナプキン20の特性について簡潔に論じる。生理用ナブキン20(及びその本体部分２２)は、二つの表面、着用者の身体に隣接して着用することが意図されている液体透過性の身体に接触する表面すなわち「身体表面2OＡ」と、液体不透過性の衣類表面20Ｂとを有している。図1には、生理用ナプキン20が、その身体表面20Ａから見たものとして示されている。生理用ナプキン20は、二本の中心線、主長手方向中心線Ｌと主横断方向の中心線(図1では示されていない)とを有している。ここで使用する用語「長手方向」は、吸収体2 0を着用した時、立っている着用者を左半身と右半身に二分する垂直面に一般に整列する(例えば、ほぼ並列する)、吸収体20の平面内の線や軸や方向を指す。ここで使用する用語「横断方向」または「側面方向」または「幅」は相互交換でき、一般に長手方向に対して直交する吸収体20の平面内の線や軸や方向を指す。図1は生理用ナプキン20の本体部分22が第一フラップ24と第二フラップ25の付いていない生理用ナプキンの部分を備えているのを示している。本体部分22は二つの間隔をあけて配置された長手方向縁部26、二つの間隔をあけて配置された横断方向縁部または末端縁部(または「両端」)28を有し、それらが本体部分22の周辺部30を形成している。本体部分22は更に、中央区画(第一区画)36と一方の末端区画(第二区画)34と他方の末端区画(第三区画)32を備える三区画を有している。第一区画36は第二区画34と第三区画32の間に配置されている。第二区画34と第三区画32は本体部分22の中央区画36の縁部から長手方向に外側に延びている。生理用ナプキン20が個々に包装される場合、本体部分22とラッパー78が、二つの折軸Ｆ 1とＦ2(図２を参照)によって分割される第一部分39と第二部分41と第三部分43を備える三部分に折り畳まれる。本体部分22の第一区画36と第二区画34と第三区画 32は、ほぼ第一部分39と第二部分41と第三部分43にそれぞれ延びている。生理用ナプキン20の本体部分22は、比較的厚めのもの、中間の厚さのもの、比較的薄目のもの、非常に薄いもの(または「超薄型」)を含む、どのような厚さのものであってもよい。Ｏsbornに対して発行された米国特許第4,950,264号及び第 5,009,653号に記載されているような「超薄型」生理用ナプキン20は、約3ミリメ− トル未満のキャリパーを有することが好ましい。図面に示される生理用ナプキンの実施形態は中間の厚さを有する生理用ナプキンの例であることが意図されている。生理用ナプキン20の本体部分22は、着用者にとって快適であるように、比較的柔軟なものであってもよい。図示される生理用ナプキンは単に一つの実施形態にすぎず、本発明のラッパーは図面に示されるタイプの、あるいは特殊な構成を有する吸収体と共に使用することに制限されないことを理解すべきである。図3は生理用ナプキン20の本体部分22の個々の要素を示している。生理用ナプキン20の本体部分22は好ましくは少なくとも三つの主な要素を備えている。これら主な要素は、液体透過性トップシート38と、液体不透過性バックシート40と、トップシート38とバックシート40の間に位置付けられる吸収性コア42とを含んでいる。トップシートとバックシートと吸収性コアは、(層化された「サンドイッチ」構成や包まれた「チューブ」構成を含む)当技術で公知の種々の輪郭に組み立てられてもよい。本体部分22の要素に適した材料や、このような要素を組み立てることができる様々な輪郭の一部は、1982年3月3O日にAhrに対して発行された「縁取りの付いた使い捨て吸収体」(“BOrdered Disposab1e Absorbent Article”)と題する米国特許第4,321,924号や1984年1月10日にDesMaraisに対して発行された「複合生理用ナプキン」(”Compound Sanitary Napkin”)と題する米国特許第4,425,130号や1990 年8月21日にOsbornに対して発行された「薄くて柔軟な生理用ナプキン」(”Thin, Flexible Sanitary Napkin”)と題する米国特許第4,950,264号や1994年5月3日に Snellerらに対して発行された「弾性をもたせた生理用ナプキン」(“Elasticized Sanitary Napkin”)と題する米国特許第5,308,346号や1995年2月14日にLavashらに対して発行された「フラップと特異な延伸性ゾーンを有する吸収体」(”Absorbe nt Article Having Flaps and Zones of Differential Extensibility”)と題する米国特許第5,389,094号に記載されている。生理用ナプキン20の本体部分22は、1992年7月23日にOsbornらの名前で出願された米国特許出願番号07/915,133号及び07/1915,284号(ＰＣＴ公開番号ＷＯ 93/01785号及び93/01786号、両者共199 3年2月４日に公開された)に記載されているような生理用ナプキン等の、一つ以上の延伸性のある要素で構成されてもよい。図1と図3はサンドイッチ構成に組み立てられた生理用ナプキン20の好ましい実施形態を示しており、トップシート38とバックシート40は、吸収性コア42の長さと幅より一般に大きな長さと幅寸法を有している。トップシート38とバックシート40は、周辺部30の部分を形成する吸収性コア42の縁部を越えて延びている。トップシート38は好ましくは吸収性コア42の身体に面する側に接合され、バックシート40は好ましくは吸収性コア42の衣類に面する側に接合されている。トップシート38とバックシート40は、接着剤のオープンパターンによるもの等、この目的のために当技術において公知の適切な方法で吸収性コア42に接合することができる。吸収性コア42の縁部を越えて延びるトップシート38とバックシート40の部分は好ましくは互いに接合されている。トップシート38とバックシート40のこれらの部分は当技術において公知の適切な方法で接合することができる。好ましくは、図示される実施形態において、トップシート38とバックシート40のこれらの部分は、吸収性コア42の縁部を越えて延びる実質的に全部分にわたって接着剤を使用して、またトップシート38とバックシート40は、圧力、または熱と圧力の印加により緻密にされた本体部分22の周辺部30で、クリンプシールを使用して接合されている。図1から図3に示される生理用ナプキン20は、上述したように、本体部分22に接合された一対の第一フラップ24と一対の第二フラップ25を備えている。第一フラップ24は、その近位縁部44から遠位縁部(または「自由端」)46へと、本体部分22の長手方向サイド縁部26を越えて側面方向外側に延びている。第一フラップ24は本体部分22の第一区画36の少なくとも一部から側面方向外側に延び、第一フラップ 24の大部分は折軸Ｆ1とＦ2によって分割される第一部分39において延びている。第二フラップ25は、その近位縁部45から遠位縁部(または「自由端」)47へと、本体部分22の長手方向サイド縁部26を越えて側面方向外側に延びている。第二フラップ25は本体部分22の長手方向に第一フラップ24から離れて、本体部分22の一方の末端縁部28に隣接して配置されている。第二フラップ25は本体部分22の第二区画34の少なくとも一部から側面方向に延び、第二フラップ25 の大部分が折軸Ｆ1によって分割される第二部分41において延びている。第一フラップ24と第二フラップ25は適切な方法で本体部分22に接合されうる。ここで使用する用語「接合され」は、一つの要素を他の要素に直接添付することによって、要素が直接別の要素に固定される構成と、一つの要素を中間部材に添付し、それを次に他の要素に添付することによって、要素が間接的に他の要素に固定される構成と、要素が別の要素と一体的である、つまり一つの要素が本質的に他の要素の一部である構成とを含んでいる。好ましくは、図1〜図3に示される実施形態では、第一フラップ24と第二フラップ25は本体部分22と一体的である(つまり、フラップ24と25がバックシート40の一体的な延長部を備えている。あるいは、フラップ24と25がトップシート38とバックシート40の一体的な延長部を備えてもよい。)。他の別の実施形態では、フラップ24と25は、本体部分22の衣類に面する側に接合される一つ以上の別々の要素を備えうる。好ましくは、このような場合、フラップ24と25は、それぞれ、本体部分22の衣類に面する側に接合される別々の要素を備えている。このような別の実施形態では、フラップ24と25は、どちらかといえば、本体部分22に添付される点と本体部分22の長手方向サイド縁部26との間の、生理用ナプキン20の本体部分22の衣類に面する側に付着されない方が好ましい。これらの後者の実施形態では、フラップ24と25は適切な付着機構によって本体部分22の衣類に面する側に接合されうる。適切な付着機構は、接着剤等を含むが、それに制限されない。第一フラップ24と第二フラップ25は互いに異なる付着方法によって本体部分22に接合されてもよい。フラップ24と25が本体部分22に接合される(または本体部分２２から延びる)生理用ナプキン20の場所や部分を、ここでは「接合点」と称する。これらの部分は典型的に接合線48等の、長手方向に向けられた(または「長手方向」)接合点である。これらの部分は様々な湾曲した線または直線であってもよいが、線に制限されない。このように、接合点はフランジやストリップや断続的な線等を備えうる。第一フラップ24と第二フラップ25はどのような所望の輪郭のものであってもよく、一つの好ましい輪郭が図1に示されている。図1は各々のフラップ24の前縁部と後縁部において、延伸性ゾーン(または「特異な延伸性のゾーン」)56が第一フラップ24に設けられているのを示している。延伸性ゾーン56は着用者の下着の股まわりの第一フラップ24の折返しによって、第一フラップ24内に作り出される応力を解放する。それによって、延伸性ゾーン56は前記応力によって生じる第一フラップ24のひだを除去する。好ましくは、図1に示される実施形態では、延伸性ゾーン56は、第一フラップ24の予め波形になった「リングローリングされた」部分を備え、波形58が主な長手方向中心線Ｌに対して角度を為して方位付けられたうねと谷を画定している。フラップ24に延伸性ゾーン56を設ける適切な構造については、Lavashらに対して発行された米国特許第5,389,094号や1995年1月30日に Sue A.Millsらの名前で出願された「ギャザーが寄せられた部分を備えたフラップを有する吸収体」("Absorbent Article Having Flaps With Gathered Portions") と題する共に譲渡された共に係属中の米国特許出願081380,769号において詳細に説明されている。生理用ナプキン20は好ましくは生理用ナプキン20を着用者の下着の適所に固定するためのファスナーを有している。図1と図2は、中央パッド接着剤74等の本体部分(または中央パッドファスナー)と、第一フラップ接着剤76と第二フラップ接着剤77等のフラップファスナーとを備えるファスナーの好ましい配置を示している。生理用ナプキン20と共に使用されるファスナーは接着剤ファスナーに制限されない。当技術において公知の、どのような適切なタイプのファスナーもこの目的のために使用することができる。例えば、生理用ナプキン20はベルクロ(ＶＥＬＣＲＯ)等の機械的ファスナーによって、あるいは接着剤と機械的ファスナーの組み合わせによって、着用者の下着の適所に固定されうるであろう。しかし、簡略化のために、接着剤ファスナーに関してファスナーを説明し、これらのファスナーは好ましくは感圧接着剤ファスナーである。適切な感圧接着剤ファスナーは米国特許第4,917,697号に詳細に記載されている。中央パッド接着剤74と第一フラップ接着剤76と第二フラップ接着剤77はどのような適切な輪郭で設けられてもよい。図示される好ましい実施形態では、中央パッド接着剤74は主長手方向中心線Ｌを中心にして長手方向に向けられた接着剤ストリップの形態で設けられる。第一フラップ接着剤76と第二フラップ接着剤 77は、各々の第一フラップ24と第二フラップ25の上に、ほぼ長方形のパッチの接着剤の形態でそれぞれ設けられている。あるいは、第一フラップ接着剤76と第二フラップ接着剤77は、円形や卵形や三角形等、どのような形状であってもよい。中央パッド接着剤74はパンティの股部に生理用ナプキン20の本体部分22を固定するための接着剤接着手段を提供する。第一フラップ接着剤76は、第一フラップ24 がパンティの股部の縁部のまわりに巻き付けられた後、第一フラップ24を適所に維持する助けをするために使用される。第二フラップ接着剤77は、第二フラップ 25がパンティの内側の後部に広げられた後、第二フラップ25を適所に維持する助けをするために使用される。フラップ24を下着あるいは対向するフラップに付着することによって、フラップを適所に維持することができる。図1〜図4及び図6〜図7は本発明のラッパー78の一つの好ましい形態を示している。一般に参照符号78で示されるラッパーは幾つかの要素を備えている。これらの要素は、一つの部材または製品の一体的な部分でもよく、あるいは好ましくはそれらは一つの部材または製品に接合される別々の要素でもよい。ラッパー78を備える要素は、主ラッパーシート80と、主ラッパーシート80の片側に配置された剥離紙(または剥離コーティング)82等の任意の剥離要素と、第一フラップ接着剤カバー87と第二フラップ接着剤カバー89等のフラップファスナーカバーとを含んでいる。図1に示される好ましい実施形態では、これらの要素は別々の要素であり、組み立てられた輪郭で互いに接合される。主ラッパーシート80(または「ラッパーシート」)は、生理用ナプキン20用の個々のパッケージを提供するために、生理用ナプキン20のまわりに折り畳まれるラッパー78の部分である。主ラッパーシート80は好ましくは中央パッド接着剤74を覆い、そこに剥離可能に取付けられる。主ラッパーシート80は好ましくは生理用ナプキン20の本体部分22の寸法よりわずかに大きな寸法を有している。好ましくは、図1と図2と図7に示されるように、主ラッパーシ−ト80は、生理用ナプキン20 の本体部分22の長手方向サイド縁部26を越えて延びる長手方向サイド80Ｄを有している。また主ラッパーシート8０は好ましくは生理用ナプキン20の本体部分22 の末端縁部28を越えて延びる第一末端部80Ａと第二末端部80Ｂを有している。しかしながら、生理用ナプキン20の満足できる保護は生理用ナプキン 20の本体部分22より大きくないラッパーによっても提供されうることが認められている。主ラッパーシート80はあらゆる適切な材料から作られうる。主ラッパーシート 80は好ましくは薄い柔軟な材料から製造され、その材料はラッパー78が使用済み生理用ナプキン20を包み、処分するのに適しているように、液体不透過性である。例えば、ポリエチレンフィルムがうまく作用することが解っている。着用者がラッパー78から生理用ナプキン20を取り外した時、主ラッパーシート 80が中央パッド接着剤74から剥離されるように、主ラッパーシート80に剥離紙( または剥離コーティング)82等の任意の剥離要素が設けられうる。別々の剥離紙を使用する場合、剥離紙はコーティングされた紙等の、この目的のために当技術において公知の適切な材料を備えうる。適切な剥離紙は米国特許第4,917,697号に記載されている。このような剥離紙82は、図3と図6に示されるように、主ラッパーシート80の内側表面にラミネートされうる。剥離コーティングを使用する場合、コーティングは主ラッパーシート80の内側表面に直接塗布されうる。このようなコーティングは、この目的のために当技術において公知の材料を備えることができ、シリコーンコーティングが好ましい。コーティングを使用する場合、中央パッド接着剤74と実質的に接触する主ラッパーシート80のゾーンのみをコーティングすることによって、コーティング82が設けられてもよい。あるいは、主ラッパーシート80の全内側表面を被覆してもよい。ラッパーの全内側表面のコーティングは、1993年1月26日にQuickらに対して発行された「くっつかない内部を備えた柔軟な容器」("Flexible Container with Nonstick Interior)と題する米国特許第5,181,610号に開示されている。第一フラップ接着剤カバー(または「フラップ剥離ストリップ」)87と第二フラップ接着剤カバー89は第一フラップ接着剤76と第二フラップ接着剤77をそれぞれ覆って保護し、包装のためにトップシート38の上に折り畳まれて、第一フラップ24 と第二フラップ25を適所に維持する。図2に示される好ましい実施形態では、第一フラップ接着剤カバー87と第二フラップ接着剤カバー89が主ラッパーシート80 と共に組み立てられた輪郭で、第一フラップ接着剤カバー87と第二フラップ接着剤カバー89が概して第二部分41内で延びている。第一フラップ接着剤カバー87と第二フラップ接着剤カバー89は好ましくは互いに接合される。第一フラップ接着剤カバー87と主ラッパーシート80も好ましくは互いに接合される。第一フラップ接着剤カバー87は好ましくは第一部分39において延び、第二フラップ接着剤カバー89は好ましくは、第一フラップ接着剤カバー87と第二フラップ接着剤カバー89は、主ラッパーシート80と共に組み立てられる前に、図4に示される輪郭で、第二部分41において延びることができる。第一フラップ接着剤カバー87は好ましくは、第一末端部87Ｃと第二末端部87Ｄと一対の長手方向サイド87 Ｅを有する一枚の別のシートを備えている。第一フラップ接着剤カバー87は第一フラップ接着剤76を覆って保護するのに充分な長さと幅を有するが、第一部分39 の長さより短いことが好ましい。第二フラップ接着剤カバー89は好ましくは、第一末端部89Ｃと第二末端部89Ｄと一対の長手方向サイド89Ｅを有する一枚の別のシートを備えている。第二フラップ接着剤カバー89は第一フラップ接着剤76を覆って保護するのに充分な長さと幅を有するが、第二部分41の長さより短いことが好ましい。あるいは、第一フラップ接着剤カバー87は第一軸Ｆ1及び/または第二軸Ｆ2を越えて延びていてもよい。第二フラップ接着剤カバー89は第一軸Ｆ1を越えて延びていてもよい。第一フラップ接着剤カバー87は二つの面を有し、その一方はフラップファスナーと剥離可能に付着しうる、くっつかない面(または剥離できる面)87Ａであり、他方は対向面または対向するサイド87Ｂである。同様に、第二フラップ接着剤カバー89も二つの面を有し、その一方がフラップファスナーと剥離可能に付着しうる、くっつかない面(または剥離できる面)89Ａであり、他方が対向面または対向するサイド89Ｂである。好ましくは、図4に示されるように、第一フラップ接着剤カバー87のくっつかない面87Ａ(対向面87Ｂのみが図4に示されている)と、第二フラップ接着剤カバー89のくっつかない面89Ａ(対向面89Ｂのみが図4に示されている)が、第一フラップ接着剤76と第二フラップ接着剤77に剥離可能に接着されうるように、各々第一フラップ接着剤76と第二フラップ接着剤77に面している。フラップファスナー76と77が接着剤ファスナーを備えている場合、くっつかない材料で処理された第一と第二のフラップ接着剤カバー87、89に別々の剥離紙または要素を付けることによって、あるいは第一と第二のフラップ接着剤カバー87、89の一部をシリコンコーティングすることによる等、第一と第二のフラップ接着剤カバー87、89の全てまたは一部をノンスティックコーティングで処理することによって、くっつかない面87Ａと89Ａを提供することができる。あナー等の機械的ファスナーを備えている場合、機械式固定材料と剥離可能に係合することができる不織布材料によって、くっつかない面を提供してもよい。対向する面87Ｂと89Ｂは第一と第二のフラップ接着剤76と77から反れている。フラップ接着剤カバー87、89の対向面87Ｂ、89Ｂは剥離コーティングを持つ必要はなく、好ましくはその上に剥離コーティングを持たない方がよい。図1と図2と図6と図7に示されるように、第一フラップ接着剤カバー87と第二フラップ接着剤カバー89は第一接着剤層等の第一接合手段90によって互いに接合される。第一フラップ接着剤カバー87と主ラッパーシート80も、第二接着剤層等の第二接合手段83によって互いに接合される。より具体的には、第一フラップ接着剤カバー87はほぼ組み立てられた輪郭で第二部分41において延び、第一フラップ接着剤カバー87のくっつかない面87Ａが、図6と図7において示されるように、上に面している。対向面87Ｂは第二フラップ接着剤カバー89と主ラッパーシート80 に面している。第一フラップ接着剤カバー87の第一末端部87Ｃは第二フラップ接着剤カバー89の第二末端部89Ｄと本体部分22の末端縁部28を越えて延びている。主ラッパーシート80の第二末端部80Ｂは本体部分22の末端縁部28を越えて延びている。それによって、第一末端部87Ｃは主ラッパーシート80に面し、第二接着剤層83を塗布することによって、主ラッパーシート80の第二末端部80Ｂの内側表面に接合される。第一フラップ接着剤カバー87の対向面87Ｂは、第一接着剤層90を塗布することにより、第一末瑞部89Ｃと第二末端部87Ｄの近傍で、第二フラップ接着剤カバー89の対向面89Ｂに接合される。このように、第二フラップ接着剤カバー89は第一フラップ接着剤カバー87を通して主ラッパーシート80に接合される。図は第一フラップ接着剤76と第二フラップ接着剤77を覆って保護するのに充分なだけの幅と長さのものであるフラップ接着剤カバー87、89を描いているが、フラップ接着剤カバー87と89はどのような適切なサイズと形状のものであってもよい。第一フラップ接着剤カバー87と第二フラップ接着剤カバー89は、第一接着剤層 90によって、吸収体20の長手方向中心線Ｌに対して非対称的に互いに接合される。図1に示される好ましい実施形態では、第一接着剤層90は二本の対称軸90Ａ、9 0Ｂを備えた対称的な長方形の形状を有している。対称軸90Ａは吸収体20の長手方向に延び、対称軸90Ｂは吸収体20の横断方向に延びている。対称的な形状を有する第一接着剤層90が長手方向中心線Ｌに対して非対称的に配置されるように、長手方向に延びる対称軸90Ａは吸収体20の長手方向中心線Ｌからずれている。図 1に示される実施形態は、第一接着剤層90が長手方向中心線Ｌと重なっていない輪郭を示しているが、対称軸90Ａが長手方向中心線Ｌと一致しない限り、第一接着剤層90の一部が長手方向中心線Ｌと重なってもよい。しかしながら、図19に示される第二フラップ接着剤77Ａと77Ｂの一方に向かう増強された引張り力が容易に発生されうるので、第一接着剤層90の一部が長手方向中心線Ｌと重なるより、第一接着剤層90が長手方向中心線Ｌと重ならない方が好ましい。図8〜図11は第一接着剤層の別の実施形態を示している。図8は無限数の対称軸を有する対称的な円形の第一フラップ接着剤層100を示している。この実施形態では、長手方向に延びる対称軸100Ａが長手方向中心線Ｌからずれている。図9は第一接着剤層の配置に対する別の実施形態を示している。第一接着剤層102は対称軸102Ａを有する、対称的な長方形のものである。図示されるように、対称軸1 02Ａは長手方向中心線Ｌからずれるというより、むしろ長手方向中心線Ｌに対して回転することによって、長手方向中心線Ｌに対して角度を為して配置されている。図10は第一フラップ接着剤層104の別の実施形態を示している。第一フラップ接着剤層104は対称軸104Ａを備えた、対称的な三角形の形状を有している。対称軸104Ａは長手方向中心線Ｌに対して角度をなして配置される。このように、図8〜図10に示される実施形態では、第一フラップ接着剤カバー87と第二フラップ接着剤カバー89は、対称的な形状を有する第一接着剤層の対称軸を長手方向中心線Ｌからずらすことによって、あるいは対称軸を長手方向中心線Ｌに対して角度を為して配置することによって、吸収体の長手方向中心線Ｌに対して非対称的に互いに接合されている。第二フラップ接着剤77Ａ、77Ｂの一方に向けられる増強された引張り力を発生させるためには、第一接着剤層の対称軸を長手方向中心線Ｌに対して角度を為して配置するより、第一接着剤層の対称軸を長手方向中心線Ｌからずらす方が好ましい。あるいは、第一接着剤層の対称軸を長手方向中心線からずらすことができると共に、長手方向中心線に対して角度を為して配置することもできる。いずれの実施形態においても、第一接着剤層が長手方向中心線Ｌに重ならないように、第一接着剤層の対称軸が長手方向中心線からずらされることが好ましい。別の実施形態では、第一接着剤層は実質的な幅を持たない線、五角形や六角形等の、少なくとも一つの対称軸を備えたどのような対称的な形状であってもよい。図11は第一接着剤層の別の実施形態を示している。この実施形態では、第一接着剤層106は対称軸を持たない非対称形状を有している。第一接着剤層106は対称軸を持たないので、第一接着剤層106のどのような配置においても、第一接着剤層106は長手方向中心線の両側で同じ形状を持つことはない。それによって、第一フラップ接着剤カバー87と第二フラップ接着剤カバー89は吸収体 20の長手方向中心線Ｌに対して非対称的に互いに接合される。好ましい実施形態では、第一接着剤層が長手方向中心線Ｌと重ならないように、第一接着剤層106 が長手方向中心線Ｌからずらされる。第一接着剤層90は、図2に示されるように、長手方向に第二末端部87Ｄと第二末端部89Ｄの間の部分に配置されている。好ましくは、第一接着剤層90は第一接着剤層90が第二フラップ接着剤77が延びる長手方向部分Ｒ内に延びている。それはカバー87と89の長手方向長さを最小にするデザインを可能にし、それによって第一と第二のフラップ接着剤カバー用に必要な材料を節約する。第一フラップ接着剤カバー87と主ラッパーシート80は第二接着剤層83によって互いに接合されている。図1と図2に示される実施形態では、第二接着剤層83は二本の対称軸(図示せず)を備えた対称的な長方形の形状を有し、対称軸の各々が長手方向と横断方向に延びている。長手方向に延びる対称軸は長手方向中心線Ｌと一致する。すなわち、第二接着剤層83は長手方向中心線Ｌに対して対称的に配置されている。しかしながら、この場合、第一接着剤層90が上述のように長手方向中心線Ｌに対して非対称的に配置されることが必要である。あるいは、第一接着剤層が長手方向中心線Ｌに対して対称的に配置され、第二接着剤層が、図12に示されるように、長手方向中心線Ｌに対して非対称的に配置されてもよい。この実施形態では、第一接着剤層108は、一方の対称軸が長手方向に延びる、対称的な長方形の形状を有している。第一接着剤層108の対称軸は長手方向中心線Ｌと一致している。第二接着剤層110は一方の対称軸110Ａが長手方向に延びる、対称的な長方形の形状を有している。第二接着剤層110の対称軸1 10Ａは長手方向中心線Ｌからずらされている。あるいは、図13に示されるように、対称軸110Ａは長手方向中心線Ｌに対して角度を為して配置されてもよい。第二接着剤層は、第一フラップ接着剤カバー87と第二フラップ接着剤カバー89が吸収体20の長手方向中心線Ｌに対して非対称的に互いに接合される限り、上述の第一接着剤層と同じような形状であってよく、あるいは同じ様な配置を取ることができる。あるいは、第一接着剤層と第二接着剤層の両方が生理用ナプキン20の長手方向中心線Ｌに対して非対称的に配置されてもよい。この場合、第一接着剤層と第二接着剤層は上述のどのような組み合わせも取ることができるが、唯一の例外は、第一接着剤層と第二接着剤層の両方が長手方向中心線Ｌに対して対称的に配置されることである。ラッパー78は好ましくは、ラッパーと生理用ナプキンを折り畳まれた輪郭に折り畳むことによって形成されるパッケージを保持するために、任意のパッケージファスナー86を備えている。パッケージファスナー86はパッケージに剥離可能に装着でき、再シールできることが好ましい。パッケージファスナー86は、接着剤のスポットまたはパッチ、テープ及び機械的ファスナー等の、当技術で公知のどのような剥離可能に装着でき、再シールできるファスナーで構成されてもよい。その上に配置される感圧接着剤を備えたテープタブがうまく作用することが解っている。パッケージファスナー86はラッパー78のどのような適切な場所にも配置することができる。図1と図2に示される実施形態では、パッケージファスナー86 は好ましくは主ラッパーシート80の第一末端部80Ａに位置付けられている。ラッパー78内に生理用ナプキン20を初期包装するために、本体部分22の衣類に面する側20Ｂが主ラッパーシート80の上に置かれる。生理用ナプキン20は中央パッド接着剤74が主ラッパーシート80上の剥離紙または剥離コーティング82の上にあるように位置付けられる。次に好ましくは、第一フラップ24と第二フラップ25が、図2と図3に示される輪郭にあるように、トップシート38の上に折り畳まれる。図2と図3に示される輪郭にフラップ24と25が折り畳まれると、フラップ24 と25の衣類に面する側に配置された接着剤76と77のパッチが露出し、フラップ24 と25がトップシート38の少なくとも一部を覆うようになる。このように、トップシート38の上にフラップ24と25を折り畳むことは、トップシート38が使用前に汚れるのを防止する保護程度(degree of protection)を提供すると考えることができる。第一フラップ24の一方または両方が大きなスパン(つまり、横断方向に測定した寸法)を持つ別の実施形態では、図5に示されるように、第一フラップ24の一方が少なくとも部分的に他方のフラップ24の上にかぶさるように、第一フラップ24はトップシート38の上に折り畳まれうる。第一フラップ24Ｂは第一フラップ 24Ａのフラップ付着手段76の上にかぶさり、そこに付着して保護する。フラップ接着剤カバー84は、第一フラップ24Ｂのフラップファスナー76の上にかぶさり、そこに付着して、保護する。第二フラップ25は大きなスパンを有する、第一フラップ24と同じ構造を有していてもよい。フラップ24と25がトップシート38の上に折り畳まれた後、生理用ナプキン20と主ラッパーシート80は、次に、図2に示されるように、好ましくは折軸Ｆ1とＦ2 によって限定される三部分に折り畳まれる。折軸Ｆ1とＦ2は、生理用ナプキン20 と主ラッパーシート80の両方を、第一部分39と第二部分41と第三部分43を備える三つの部分に分割する。図2に示されるように、中央部分(第一部分)39は好ましい折軸Ｆ1とＦ2間にある。第二部分と第三部分41、43は折軸Ｆ1とＦ2の長手方向外側にある。上述のように、本体部分22も折軸Ｆ1とＦ2において、第一区画36と第二区画34と第三区画32を備える三つの区画に分離される。各々の区画36と34と 32はほぼ各々の部分39と41と43においてそれぞれ延びている。図14はラッパー78と生理用ナプキン20を発送、販売及び着用者が携帯するのに便利なように一つの好ましい輪郭に折り畳むことによって形成される、生理用ナプキン用のパッケージを描いている。上述のように、第二フラップ25がトップシート38の上に折り畳まれた時、第二フラップ接着剤カバー89のくっつかない面89 Ａが第二フラップ接着剤77の上に置かれ、図2に示されるように、各々の接着剤パッチ77に剥離可能に付着される。それに加えて、第二フラップ接着剤カバー89がフラップ25をつなぐ各々のフラップ25間の接続を提供し、それによってフラップ接着剤カバー89が外されるまで、第二フラップ25を所望の位置に保持する。図14に示されるように、第二部分41(つまり、本体部分22の第二区画34、第二フラップ25、第二フラップ接着剤77及び第一フラップ接着剤カバー87を備えた第二フラップ接着剤カバー89と共に、主ラッパーシート80の第二末端部80Ｂ)が、折軸Ｆ1を中心に第一部分39(つまり、主ラッパーシート80の中央部分80Ｃ、本体部分22の第一区画36、第一フラップ24及び第一フラップ接着剤76)の上に折り畳まれる。生理用ナプキン20とラッパー78がこのようにして折り畳まれると、第一フラップ接着剤カバー87のくっつかない面87Ａが第一フラップ接着剤76の上に置かれ、各々の接着剤パッチ76に剥離可能に付着される。それに加えて、第一フラップ接着剤カバー87はフラップ24をつなぐ各々のフラップ24間の接続を提供し、それによって第一フラップ接着剤カバー87が外されるまで、第一フラップ24を所望の位置に保持する。次に、第三部分43(つまり、本体部分22の第三区画32と共に、主ラッパーシート80の第一末端部80Ａ)が折軸Ｆ2を中心にして、既に第一部分39の上に折り畳まれている第二部分41の上に折り畳まれる。図14の位置にあるラッパー78の外部にテープタブ86を押し付けることによって、生理用ナプキン20 、そのフラップ24と25、及びラッパー78が図示される輪郭に留まる。好ましくは、本発明のラッパー78内の生理用ナプキン20の個々の包装を完了するために、生理用ナプキン20とラッパー78が図14に示される折り畳まれた輪郭にされた後、主ラッパーシート80の各々の長手方向サイド縁部80Ｄが割けやすくシールされる。主ラッパーシート80のサイド縁部80Ｄの割けやすいシールは、どのような適切なシーリング技術によっても達成することができる。例示目的のために、長手方向サイド縁部80Ｄは図15に示されるように、熱シール、糊付け、または超音波接着されてもよい。それによって、ラッパー78が開かれるまで、生理用ナプキン20全体が保護される。長手方向サイド縁部を割けやすくシールする適切な方法は、Swansonに対して発行された米国特許第4,556,146号に記載されている。ここで説明したラッパー78の様々な実施形態は、どのような適切な方法によっても為されうる。第一と第二のフラップ接着剤カバー87、89は主ラッパーシートと同じ材料で作られてもよいし、あるいは当技術で公知の接着剤カバー材料で作られてもよい。第一と第二のフラップ接着剤カバー87、89は、本発明の個々に包装された生理用ナプキン20の製造中のどの時点においても、主ラッパーシート80 に接合されうる。好ましくは、製造の容易さから、まず、第一と第二のフラップ接着剤カバー87、89を互いに接合する。次に、生理用ナプキン20を主ラッパーシート80の上に置いた後、第一フラップ接着剤カバー87を主ラッパーシート80に接合する。これは生理用ナプキン20を主ラッパーシート80の上に置くことができるように、第一と第二のフラップ接着剤カバー87、89を主ラッパーシート80から一時的に外す必要性を除去する。好ましくは、第一と第二のフラップ接着剤カバー 87、89を接合し、第一フラップ接着剤カバー87を主ラッパーシート80に接合する前に、主ラッパーシート80上の剥離紙または剥離コーティング82、第一と第二のフラップ接着剤カバー87、89のくっつかない面87Ａと87Ｂを付ける。より好ましくは、製造のしやすさから、第一フラップ接着剤カバー87と第二フラップ接着剤カバーを互いに接合する前に、図16に示されるように、第一フラップ接着剤カバー87と第二フラップ接着剤カバー89をそれぞれ第一フラップ24と第二フラップ25の上に置いてもよい。第一と第二のフラップ接着剤カバー87、89のくっつかない表面87Ａと89Ａが、各々第一フラップ接着剤76と第二フラップ接着剤77を覆う。それに加えて、第一と第二のフラップ接着剤カバー87、89が身体に接触する表面20Ａの大部分を覆い、吸収体の製造中に汚れるのを防止する。第一フラップ接着剤カバー87をフラップ24の上に配置する前または後に、剥離可能に処理されない対向するサイド87Ｂに接着剤層83及び90が設けられてもよい。そして第二部分41を折軸Ｆ1を中心にして第一部分39の上に折り畳む。それによって、第一フラップ接着剤カバー87に塗布された接着剤層90が、第二フラップ接着剤カバー89の対向面89Ｂ上の部分9OＡに、剥離できないように接合され、接着剤層 83が主ラッパーシート80の第二末端部80Ｂ内の部分83Ａに剥離できないように接合される。その後、既に第一部分39の上に折り畳まれている第二部分41 の上に、第三部分43を折り畳む。あるいは、接着剤層83が主ラッパーシート80の部分83に設けられてもよいし、及び/または接着剤層90が第二フラップ接着剤カバー89の対向面89Ｂ上の部分90Ａに設けられてもよい。個々に包装された生理用ナプキン20を開いた時、フラップ接着剤カバー81が第一フラップ24、25から外されるが、主ラッパーシート80の第二末端部80Ｂに留まる。通常消費者は図14と図15に描かれた形態で本発明の個々に包装された生理用ナプキンを携帯するであろう。図17に示されるように、本発明の個々に包装された生理用ナプキンは、ラッパー78からテープタブ86を剥がし、主ラッパーシート80 の長手方向サイド縁部80Ｄに沿って割けやすいシールを破ることによって開くことができる。これは消費者に第三部分43の本体部分22の末端縁部28へのアクセスを提供する。次に、消費者は第三部分43の本体部分22の末端縁部28をつかみ、図 17に示されるように、生理用ナプキン20からテープタブ86を引っ張る。生理用ナプキン20がラッパー78から分離されるにつれて、図18に示されるように、中央パッド接着剤74が主ラッパーシート80から分離される。同時に、第一フラップ接着剤76が第一フラップ接着剤カバー87から分離される。本体部分22が主ラッパーシート80から分離された時またはその後、第二フラップ25の上に設けられた第二フラップ接着剤77が、図19に示されるように、第二フラップ接着剤カバー89から分離し始める。第二フラップ接着剤カバー89が第二フラップ接着剤77から外された時、主ラッパーシート80から伝えられる第二フラップ接着剤カバー89を剥がすための引張り力が、第二接着剤層83から、長手方向中心線Ｌからずらされている第一接着剤層90に向けられる。これはフラップ接着剤77Ｂに向かうより大きなフラップ接着剤77Ａに向かう引張り力を生じさせる。フラップ接着剤77Ａに向かって増強された引張り力のために、第二フラップ接着剤カバー89は、フラップ接着剤 77Ｂから外すより容易に、フラップ接着剤77Ａから円滑に外される。これは、引張り力がフラップ接着剤77Ａと77Ｂに実質的に均等に与えられる先行技術において発生したような、第一フラップ接着剤カバー87と第二フラップ接着剤カバー89 が引き裂きによって離れる危険を減少させる。更に、剪断によって第二フラップ接着剤カバー89が第二接着剤層77から外される場合がある。これは、例えば、第二フラップ接着剤77が図2に示されるように長手方向に延び、第一接着剤層90が長手方向部分Ｒにおいて延びる時にあてはまる。このような場合であっても、フラップ接着剤77Ａに向かって増強された引張り力がフラップ接着剤77Ａと第二フラップ接着剤カバー89との間で発生する剪断力に打ち勝つのに充分であり、フラップ接着剤77Ｂに向けられる引張り力がフラップ接着剤77Ｂと第二フラップ接着剤カバー89との間にそれより低い剪断力を発生させるので、第二フラップ接着剤カバー89をフラップ接着剤77Ａから円滑に取り外すことができる。そして、第二フラップ接着剤カバー89がフラップ接着剤77Ｂから取り外される。生理用ナプキン20は更にラッパー78から引っ張られ、生理用ナプキン20とラッパー78が互いに分離される。ラッパー78からの生理用ナプキン20の分離は好ましくは一回の動きで達成される。生理用ナプキンがラッパー78から取り外され、着用者のパンティに置かれると、消費者はラッパー78を折り畳み、ラッパー78に再シールできるテープタブ86を再付着させることにより、ラッパー78をその折り畳まれた方位に固定する。次に、消費者は使用済み生理用ナプキンを再び包んで捨てるために、折り畳んだラッパー78を保管することができる。全ての剥離ストリップがラッパー78に付着しているか、またはラッパー78と一体的であるので、着用者は以前には必要であった、解き放された(loose)フラップ接着剤剥離ストリップを集めて処分する心配をする必要がない。従って、本発明は容易に装着でき、集めなければならない余分の廃棄物なしに、清潔な生理用ナプキン20を着用者に提供する。全ての特許及び特許出願(及びこれに対して発行された特許及び対応する公開された外国特許出願)の開示及びここでの説明を通して述べた出版物は参照してここに組み込まれる。しかしながら、参照してここに組み込まれた文書のいずれも本発明を教示もしくは開示していないことを明示して認めるものである。本発明の好ましい実施形態の前述の詳細な説明は単に例示目的のためであり、本発明の要旨から逸脱することない多数の修正や変更は当業者には自明であろう。従って、本発明の範囲は添付の請求の範囲を参照することによって決定されるべきものである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ【要約の続き】は第二接合手段によって互いに接合されている。

Claims

【特許請求の範囲】 1. 個々に包装された吸収体であり、 (a)長手方向中心線に沿って長手方向に延びる吸収体であって、一対の長手方向サイド縁部と一対の末端縁部と衣類表面と身体表面を有する本体部分を備え、本体部分の衣類表面が着用者の下着に配置される吸収体を備えており、吸収体は、本体部分に接合された、本体部分の長手方向サイド縁部を越えて側面方向外側に延びる一対の第一フラップと、長手方向に第一フラップから離れて本体部分に接合された、本体部分の長手方向サイド縁部を越えて側面方向外側に延びる一対の第二フラップとを備えており、第一と第二のフラップの各々の衣類表面は第一フラップファスナーと第二フラップファスナーをそれぞれ備えており、第一と第二のフラップはフラップファスナーを露出させるために本体部分の身体表面の上に折り返され、 (b)吸収体用のラッパーを更に備えており、吸収体用のラッパーは主ラッパーシートと第一フラップファスナーカバーと第二フラップファスナーカバーとを備えており、 (c)主ラッパーシートは、一対の長手方向サイドと、一対の末端部と、本体部分に面する内側表面と、外側表面とを備えており、主ラッパーシートは本体部分の衣類表面に隣接して配置され、主ラッパーシ−トと吸収体の本体部分は、二本の横軸と、二本の横軸によって分割される三つの部分とを備えており、三つの部分は、第一フラップの大部分が延びる第一部分と、第二フラップの大部分が延びる第二部分と、第三部分とを備えており、二本の横軸は、第一部分と第二部分の間を側面方向に延びる第一軸と、第一部分と第三部分の間を側面方向に延びる第二軸とを備えており、 (d)第一フラップファスナーカバーは、第一フラップファスナーに面する剥離可能な表面と、対向する表面とを備えており、吸収体が第一横軸を中心に折り畳まれたとき、第一フラップファスナーカバーの大部分が少なくとも第一部分に延び、第一フラップファスナーカバーが第一フラップファスナーに剥離可能に貼り付けられ、 (e)第二フラップファスナーカバーは、第二フラップファスナーに面する剥離可能な表面と、対向する表面とを備えており、吸収体が第二横軸を中心に折り畳まれたとき、第二フラップファスナーカバーの大部分は少なくとも第二部分に延び、第二フラップファスナーカバーは第二フラップファスナーに剥離可能に貼り付けられ、 (f)第一フラップファスナーカバーと第二フラップファスナーカバーは第一接合手段によって吸収体の長手方向中心線に対して非対称的に互いに接合されており、 (g)第一フラップファスナーカバーと主ラッパーシートは第二接合手段によって互いに接合されている、個々に包装された吸収体。 2. 第一フラップファスナーカバーと第二フラップファスナーカバーが別々の要素を備えている、請求項1に記載の吸収体。 3.第一接合手段が少なくとも一つの対称軸を備える対称的な形状を有しており、対称軸が吸収体の長手方向中心線からずらされている、請求項1に記載の吸収体。 4. 第一接合手段が少なくとも一つの対称軸を備える対称的な形状を有しており、対称軸が吸収体の長手方向中心線に対して角度を為して配置されている、請求項1に記載の吸収体。 5.第一接合手段が非対称的な形状を有している、請求項1に記載の吸収体。 6. 第一フラップファスナーカバーと主ラッパーシートが吸収体の長手方向中心線に対して非対称的に互いに接合されている、請求項1に記載の吸収体。 7. 個々に包装された吸収体であり、 (a)長手方向中心線に沿って長手方向に延びる吸収体であって、一対の長手方向サイド縁部と一対の末端縁部と衣類表面と身体表面を有する本体部分を備え、本体部分の衣類表面が着用者の下着に配置される吸収体を備えており、吸収体は、本体部分に接合された、本体部分の長手方向サイド縁部を越えて側面方向外側に延びる一対の第一フラップと、長手方向に第一フラップから離れて本体部分に接合された、本体部分の長手方向サイド縁部を越えて側面方向外側に延びる一対の第二フラップとを備えており、第一と第二のフラップの各々の衣類表面は第一フラップファスナーと第二フラップファスナーをそれぞれ備えており、第一と第二のフラップはフラップファスナーを露出させるために本体部分の身体表面の上に折り返され、 (ｂ)吸収体用のラッパーを更に備えており、吸収体用のラッパーは主ラッパーシートと第一フラップファスナーカバーと第二フラップファスナーカバーとを備えており、 (c)主ラッパーシートは、一対の長手方向サイドと、一対の末端部と、本体部分に面する内側表面と、外側表面とを備えており、主ラッパーシートは本体部分の衣類表面に隣接して配置され、主ラッパーシートと吸収体の本体部分は、二本の横軸と、二本の横軸によって分割される三つの部分とを備えており、三つの部分は、第一フラップの大部分が延びる第一部分と、第二フラップの大部分が延びる第二部分と、第三部分とを備えており、二本の横軸は、第一部分と第二部分の間を側面方向に延びる第一軸と、第一部分と第三部分の間を側面方向に延びる第二軸とを備えており、 (d)第一フラップファスナーカバーは、第一フラップファスナーに面する剥離可能な表面と、対向する表面とを備えており、吸収体が第一横軸を中心に折り畳まれたとき、第一フラップファスナーカバーの大部分が少なくとも第一部分に延び、第一フラツプファスナーカバーが第一フラップファスナーに剥離可能に貼り付けられ、 (e)第二フラップファスナーカバーは、第二フラップファスナーに面する剥離可能な表面と、対向する表面とを備えており、吸収体が第二横軸を中心に折り畳まれたとき、第二フラップファスナーカバーの大部分は少なくとも第二部分に延び、第二フラップファスナーカバーは第二フラップファスナーに剥離可能に貼り付けられ、 (f)第一フラップファスナーカバーと第二フラップファスナーカバーは第一接合手段によって互いに接合されており、 (g)第一フラップファスナーカバーと主ラッパーシートは第二接合手段によって吸収体の長手方向中心線に対して非対称的に互いに接合されている、個々に包装された吸収体。 8.第二接合手段が少なくとも一つの対称軸を備えた対称的な形状を有しており、対称軸が吸収体の長手方向中心線からずらされている、請求項7に記載の吸収体。 9. 第二接合手段が少なくとも一つの対称軸を備えた対称的な形状を有しており、対称軸が吸収体の長手方向中心線に対して角度を為して配置されている、請求項7に記載の吸収体。 10.第二接合手段が非対称的な形状を有している、請求項7に記載の吸収体。