JP2000509220A - 自動平衡化及び較正を有する6軸サラウンド・サウンド・プロセッサ - Google Patents

自動平衡化及び較正を有する6軸サラウンド・サウンド・プロセッサ

Info

Publication number
JP2000509220A
JP2000509220A JP9538122A JP53812297A JP2000509220A JP 2000509220 A JP2000509220 A JP 2000509220A JP 9538122 A JP9538122 A JP 9538122A JP 53812297 A JP53812297 A JP 53812297A JP 2000509220 A JP2000509220 A JP 2000509220A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
signals
input
level
gain
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9538122A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3731674B2 (ja
Inventor
フォスゲイト,ジェイムズ・ダブリュー
ウルフ,サミュエル・ジョン
Original Assignee
ハーマン・インターナショナル・インダストリーズ・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ハーマン・インターナショナル・インダストリーズ・インコーポレーテッド filed Critical ハーマン・インターナショナル・インダストリーズ・インコーポレーテッド
Publication of JP2000509220A publication Critical patent/JP2000509220A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3731674B2 publication Critical patent/JP3731674B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R5/00Stereophonic arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S7/00Indicating arrangements; Control arrangements, e.g. balance control
    • H04S7/40Visual indication of stereophonic sound image
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S5/00Pseudo-stereo systems, e.g. in which additional channel signals are derived from monophonic signals by means of phase shifting, time delay or reverberation 
    • H04S5/005Pseudo-stereo systems, e.g. in which additional channel signals are derived from monophonic signals by means of phase shifting, time delay or reverberation  of the pseudo five- or more-channel type, e.g. virtual surround
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S7/00Indicating arrangements; Control arrangements, e.g. balance control
    • H04S7/30Control circuits for electronic adaptation of the sound field
    • H04S7/301Automatic calibration of stereophonic sound system, e.g. with test microphone
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S3/00Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic
    • H04S3/02Systems employing more than two channels, e.g. quadraphonic of the matrix type, i.e. in which input signals are combined algebraically, e.g. after having been phase shifted with respect to each other
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S7/00Indicating arrangements; Control arrangements, e.g. balance control
    • H04S7/30Control circuits for electronic adaptation of the sound field
    • H04S7/302Electronic adaptation of stereophonic sound system to listener position or orientation

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ステレオ音響の信号(2、4)をマルチチャネル再配分するためのサラウンド・サウンド・プロセッサ・システム(108)は、マイクロプロセッサ(51)に制御され、それぞれの入力及びそれぞれの出力チャネルにおいて、ゲインをデジタル制御する。マイクロプロセッサ(51)は、聴取エリア(72)内の好適な聴取位置には位置されたマイクロフォンから入力信号を受け取り、入力信号(2、4)を自動的に平衡化し、較正プロセスの間に入力及び出力両方のゲインを設定し、それによって、リスナに、そのステレオ音響ソース材料の可能な限り最良のサラウンド・サウンド再生を与える。視覚的な補助装置として、マイクロプロセッサは、ビデオ・スクリーン(78)上に、メニュ及びメッセージを表示し、ビデオ・ディスプレイ(88)は、サラウンド・サウンド・プロセッサの内部の制御信号の6つの軸の相対的レベルを示している。

Description

【発明の詳細な説明】 自動平衡化及び較正を有する6軸サラウンド・サウンド・プロセッサ 発明の背景 本発明は、広くは、音声のペリフォニック(periphonic)な再生のためのプロ セッサに関する。更に詳しくは、本発明は、オーディオ信号のマルチチャネル再 配分(redistribution)のためのサラウンド・サウンド・プロセッサの個別的な チャネル・ゲインを調整し、聴取者(リスナ)に、このサラウンド・サウンド・ プロセッサを組み入れたマルチチャネル・オーディオ・アンプ及びラウドスピー カ・システムの聴取エリアの中にいる彼の実際の位置における最適なシステム・ パフォーマンスを提供する、マイクロプロセッサ制御された電子較正及び平衡化 (balancing)システムに関する。本発明は、更に、リスナに、サラウンド・サ ウンド・プロセッサ内で発生した6軸(six-axis)制御信号の相対的な強度を示 す視覚的表示システムに関する。 サラウンド・サウンド・プロセッサは、2チャネルの立体音響源(stereophon ic source)信号を強化するように動作し、離散的なマルチトラック源と直接的 に比較できる程の高品質な音場(soundfield)を知覚されるパフォーマンスにお いて提供するように、リスナを包囲するように配置された複数のラウドスピーカ を駆動する。従って、空間の錯覚(illusion)が作り出され、それによって、リ スナは、オリジナル・サウンド環境の完全性、指向的な品質及び聴覚的な次元す なわち「空間的な広さ」(spaciousness)を経験することができる。上述のいわ ゆるサウンドのペリフォニックな再生は、オーディオ信号のデジタル的に発生さ れた時間遅延に依存して生のサウンド・イベントに付随する反響(reverberatio n)又は「雰囲気」(ambience)をシミュレートしている従来の音場プロセッサ の動作とは、区別できる。これらの従来のシステムは、オリジナルなパフォーマ ンス空間からの情報に基づいてサウンドを指向的に局所化しておらず、結果とし て得られる反響特性は、明らかに人工的である。 この目的を達成するために、サラウンド・サウンド・プロセッサは、典型的に は、入力マトリクスと、制御電圧発生器と、可変マトリクス回路とを備えている 。入力マトリクスは、通常、入力信号の平衡及びレベル制御を提供し、入力信号 に加えて、和及び差信号の通常の及び反転された極性バージョンを発生し、ある 場合には、位相シフトされたバージョンを発生し、及び/又は、残りの処理にお ける要求に応じて、信号を複数の周波数レンジにフィルタする。制御電圧発生器 は、指向性ディテクタと、サーボロジック(servelogic)回路とを含む。指向性 ディテクタは、立体音響的なサウンド・ステージにおいて異なる方向で符号化さ れたサウンドを表す信号の間の相関を測定して、支配的なサウンドの指向的な位 置に対応する電圧を発生する。サーボロジック回路は、これらの信号を用いて、 制御電圧を生じさせ、サウンドの方向と周囲のラウドスピーカにおいてサウンド を再生しようとしている方向とに従って、可変マトリクス回路における電圧制御 増幅器のゲインを変動させる。 可変マトリクス回路は、電圧制御増幅器と分離マトリクスとを含む。電圧制御 増幅器は、入力マトリクス・オーディオ信号を、分離マトリクスに印加するため に、可変ゲインを用いて増幅する。分離マトリクスでは、増幅された信号は、ク ロストークを選択的にキャンセルして異なるラウドスピーカ・フィード信号とす るのに用いられる。分離マトリクスは、入力マトリクスと電圧制御増幅器との出 力をいくつかの異なる方法で合成し、結果的に、それぞれが、リスナを包囲する 複数の異なる位置の中の1つに配置されるラウドスピーカのために、ラウドスピ ーカ・フィード信号を生じる。これらの信号のそれぞれにおいて、信号成分のあ るものは、ディテクタ、制御電圧発生器、電圧制御増幅器(VCA)及び分離マ トリクスの作用によって、動的に消去される。 サラウンド・サウンド・プロセッサでは、表現の微妙な点(subtleties)の多 くは、制御電圧発生器とVCAとの指向性ディテクタとサーボロジック回路との 特性に起因する。これらが更に洗練されるにつれて、外見上のパフォーマンスは 、リスナにとってより楽な響き(effortless-sounding)となる。 リスナに対してマルチチャネル・サウンドをより正確に提供するためには、サ ウンドがリスナを包囲する複数のアンプとラウドスピーカとを通じて提供される 際に、聴取エリア内のリスナの位置で同じ相対的な音響効果を有するようにそれ ぞれのチャネルのゲインを調整することによって、システムを較正することが必 要である。従来は、これは、それぞれに整形されたノイズ信号が提供されるとき に、チャネル・ゲインを手動で調整することによってなされてきた。 従って、必要であるのは、サラウンド・サウンド・プロセッサの入力及び出力 チャネルのそれぞれのゲインを調整して、このサラウンド・サウンド・プロセッ サの出力信号の音響的な提供に用いられるマルチチャネル・アンプ及びラウドス ピーカ・システムの聴取エリアの中にいるリスナの位置における最適なシステム ・パフォーマンスを得るための自動較正及び平衡化システムである。 発明の概要 この目的のために、本発明は、マイクロプロセッサを組み入れた自動較正及び 平衡化システム(automatic calibration and balancing system)を備えた改良 されたサラウンド・サウンド・プロセッサを提供する。このサラウンド・サウン ド・プロセッサは、このサラウンド・サウンド・プロセッサ入力及び出力チャネ ルのそれぞれのゲインを調整し、このサラウンド・サウンド・プロセッサの出力 信号の音響的な表現のために用いられるマルチチャネル増幅器及びラウドスピー カ・システムの聴取エリア内のリスナの位置において、最適なパフォーマンスを 与える。 別の側面では、本発明は、視覚的ディスプレイを提供する。この視覚的ディス プレイによって、それぞれの軸に対して1つずつであり、6軸(six-axis)サラ ウンド・サウンド・プロセッサの方向ディテクタ及びディテクタ・スプリッタ回 路によって提供される6つの制御信号のそれぞれの瞬間的な相対的強度が、リス ナに示される。 1つの実施例では、サウンドをマルチチャネルで再配分し、聴取者(リスナ) を包囲(サラウンド)する複数のラウドスピーカによって再生するためのサラウ ンド・サウンド・プロセッサ・システムが、提供される。このシステムは、(1 )1又は複数のソース・ユニットからのステレオ・オーディオ信号を受け取る複 数 のステレオ・オーディオ入力と、(2)複数のステレオ・オーディオ信号の1つ を左右のチャネル・オーディオ入力信号として選択する選択手段と、(3)左右 のチャネルのそれぞれにあり、オーディオ入力信号の振幅を制御するデジタル制 御されたゲイン調整回路と、(4)方向ディテクタ構成によって検出される左右 のオーディオ入力信号の瞬間的な相対的振幅及び位相の結果として含まれている 指向性(方向、directional)に関する情報に従った固定された及び変動する比 率で、左右のオーディオ入力信号を合成するサラウンド・サウンド・プロセッサ であって、このオーディオ入力信号は、マトリクス回路において合成され、この マトリクス回路は、方向ディテクタの出力信号から導かれた複数の制御電圧信号 によってこれらがディテクタ・スプリッタを通過した後で制御される電圧制御増 幅器と、関連するアタックおよび減衰時定数(attack and decay time constant s)を制御しこのサラウンド・サウンド・プロセッサの出力において複数のラウ ドスピーカ駆動信号を提供するサーボロジック回路とを含む、サラウンド・サウ ンド・プロセッサと、(5)これらのデジタル制御された減衰器回路のそれぞれ の出力信号レベルの調整に関して複数のラウドスピーカ駆動信号に等しい複数の デジタル制御された減衰器回路と、(6)較正(calibration)信号ソースと、 (7)複数のラウドスピーカによって包囲された領域における1つの地点に配置 するマイクロフォンと、(8)マイクロフォンからの入力を受け取り、マイクロ フォンの位置におけるサウンド強度に比例する直流電圧をそれから生じさせ、こ の直流電圧をデジタル信号に変換する前置増幅器及びレベルディテクタと、(9 )較正モードにおいてマイクロフォンからデジタル信号を受け取り、較正信号の 出力が与えられると、複数のデジタル制御された減衰器のそれぞれのゲインを順 に自動的に調整し、それによって、マイクロフォンの位置にある複数のラウドス ピーカのそれぞれに起因するサウンド強度が同じになるように構成されたマイク ロプロセッサ・コントローラと、を含む。 本発明によって達成される効果は、消費者が、サラウンド・サウンド・システ ムを較正し、それによって、出力が、自動的に正確に平衡化され、実際のリスナ の位置において、マルチチャネル・サウンドのより正確な再生が得られるように する際の容易性である。 達成される別の効果として、マルチチャネル音場(soundfield)への立体音響 的(stereophonic)なサウンドの再配分を制御する6軸制御信号の相対的な強度 がリスナに視覚的に表示されることにより、リスナは、較正の正確性と較正にお ける変化が保証される。 図面の簡単な説明 図1は、本発明によるサラウンド・サウンド・プロセッサを含むサラウンド・ サウンド・システムのブロック回路図であり、増幅器と、聴取エリアを包囲する ラウドスピーカと、聴取エリア内に配置されたマイクロフォンとを備えている。 図2は、本発明による6軸サラウンド・サウンド・プロセッサのブロック回路 図であり、図1のシステムにおいて用いられている自動平衡化及び較正のための マイクロプロセッサを組み入れている。 図3は、図2のプロセッサにおいて用いられているマイクロフォン前置増幅器 とレベル検出回路との詳細な回路図である。 図4は、本発明による自動平衡制御感知回路の詳細な回路図である。 図5は、図1のプロセッサにおいて用いられている入力選択及びレベル制御回 路の詳細な回路図である。 図6は、図1のマイクロプロセッサによって制御される典型的な出力レベル回 路の詳細な回路図である。 図7は、本発明による視覚的表示回路の詳細な回路図である。 図8は、図7の視覚的表示回路のための典型的な詳細な回路図である。 図9は、本発明に従って図4の感知回路を用いて入力信号の自動平衡化を行う ためのアルゴリズムを説明している流れ図である。 図10は、図1のプロセッサにおいて用いられる入力レベル調整アルゴリズム を説明する流れ図である。 図11は、図1による本発明のマイクロフォン及びマイクロプロセッサを用い る際の出力レベル較正アルゴリズムを説明する流れ図である。 発明の詳細な説明 本発明による新たな主要な特徴は、(1)マイクロプロセッサを内蔵しており 、マイクロフォンと共に用いられ、それぞれのチャネルの入力及び出力レベルを 調整することによって、実際の聴取位置におけるそれぞれの異なる入力源に対し て最適な音響的パフォーマンスを提供する自動較正及び平衡化システムと、(2 )改良されたデジタル制御自動入力平衡化システムと、(3)6つの軸の制御信 号の相対的強度を指示する視覚的ディスプレイと、である。 図1を参照すると、リスナを包囲する複数のラウドスピーカにおいて、マルチ チャネルのオーディオを提供するための典型的なサラウンド・サウンド・システ ムが示されている。ここでは、サラウンド・サウンド・プロセッサが、立体音響 的な、すなわち、マルチチャネルのマトリクス化されたソースに存在するオーデ ィオ信号を、複数のラウドスピーカの出力信号の間で再配分して、聴取エリアを 包囲する音場を生じさせる。 図1では、サラウンド・サウンド・プロセッサ1を含むサラウンド・サウンド ・システムのコントローラ・ユニット108は、ビデオ・ディスク・プレーヤ1 00、ビデオ・カセット・レコーダ(VCR)102、FMチューナ104及び コンパクト・ディスク・プレーヤ106などの1つ又は複数のオーディオ/ビデ オ・ソースからの立体(ステレオ)音響的又はモノ音響的な信号を受け取るよう に構成されている。(ただし、ここでは、ビデオ及びそれ以外のオーディオ入力 は、示されていない。)これらのステレオ音響的なオーディオ信号は、それぞれ が、信号118によって制御された入力ゲイン調整回路110−116を通過し て、信号ライン121によって制御されたセレクタ・スイッチ120に至り、更 に、サラウンド・サウンド・プロセッサ1の左右の入力端子2及び4に至る。プ ロセッサ1は、図2に示されているが、図2に示されている構成要素のナンバリ ングは、上述した出願継続中の米国出願第08/627907号の図1において 用いられているナンバリングと可能な限り対応するように行っている。印加で更 に詳細に説明するが、ゲイン制御110−116は、53及び55とラベル付け されているものと組み合わせることもできる。 プロセッサ1のコアとなる構成要素は、リスナを包囲する複数のラウドスピー カにマルチチャネルに再配分するために、ステレオ音響的な入力オーディオ信号 を処理する回路である。これらのコアとなる構成要素は、図1のブロック122 によって表されており、図2に示されているように、入力段6、ディテクタ・フ ィルタ8、インバータ9、ディテクタ・マトリクス10、方向ディテクタ12、 ディテクタ・スプリッタ14、サーボロジック回路16、電圧制御(VCA)1 8、20、22、24、26、28、及び分離マトリクス30が含まれる。 ブロック122のコアとなる構成要素の外部ではあるがサラウンド・サウンド ・プロセッサ・ブロック1の一部を形成しているのは、信号122によって制御 され端子2、4に印加された入力信号を平衡化するのに用いられる入力減衰器5 3、55と、プロセッサ1の端子42、44、46、48及び50においてそれ ぞれラウドスピーカ・フィード信号LFO、CFO、RFO、LBO及びRBO を与える出力バッファ32、34、36、38及び40と、である。 マイクロプロセッサ51、入力平衡化減衰器53及び55、及びライン132 を介してそれらに制御される出力レベル調整器31、33、35、37及び39 が、サラウンド・サウンド・プロセッサ1の内部に追加され、図2にも示されて いる。ライン130を介してマイクロプロセッサ51によって制御されるマルチ ポール・スイッチ41、43、45、47及び49によって、それぞれの出力チ ャネルが、ノイズ発生器57に別個に接続されることが可能になる。マイクロプ ロセッサ51は、また、ライン121を介して、入力セレクタ・スイッチ120 を制御し、ライン118を介して、入力ゲイン調整回路110、112、114 及び116を制御する。 オーディオ電力増幅器52、54、56、58及び60の組は、プロセッサ1 の出力信号を受け取り、それぞれを増幅して、聴取エリア72を包囲するように 配置された対応するラウドスピーカ62、64、66、68及び70に与える。 聴取エリア72内には、較正及び平衡化の目的でマイクロフォン74が置かれて いる。マイクロフォン前置増幅器及びレベル・ディテクタ回路76が、ライン7 5を介してマイクロフォンに接続され、マイクロフォンが受け取った信号レベル に対応するDC電圧を、ライン77を介して、マイクロプロセッサ51に与える 。 マイクロプロセッサ51は、また、ビデオ出力を、ケーブル79を介して、ソ ース100、102、104及び106からのビデオ信号の表現に(もしあれば )用いられる同じビデオ・モニタであり得るビデオ・ディスプレイ・モニタ78 に与える。様々な較正及び平衡化プロセスが進行するので、ビデオ・ディスプレ イは、それらの状態をユーザに報告する。 ユーザ・インターフェース制御システム80が、制御信号を、ライン81を介 してマイクロプロセッサに与え、様々な入力を選択して較正及び平衡化モードを 開始する。遠隔制御(リモコン)ユニット86をリスナの位置から用いて、ユー ザ・インターフェース制御システム80への入力を行うこともできる。 視覚的ディスプレイ88は、ライン57を介して、プロセッサ1のブロック1 22に含まれるコアとなる構成要素の内部回路に接続され、この回路によって発 生された6軸制御信号の相対的強度を、図8に図示されており後に説明する態様 で配列された多数の発光ダイオード上に表示するように構成されている。 図1における、ビデオ・モニタ78、マイクロフォン74、リモコン86、電 力増幅器52−60、ラウドスピーカ62−70及び信号ソース100−106 以外の構成要素は、サラウンド・サウンド・システムのコントローラ・ユニット として説明される共通の囲いの中に配置することができる。ユーザ・インターフ ェース80は、コントローラ・ユニット108の中にあるのが通常であり、ディ スプレイを備えたパネルと、コントロールと、リモコン受信機とを備えている。 図2を参照すると、サラウンド・サウンド・プロセッサ1のブロック回路図が 、本発明の内容を更に明確にするために、示されている。 図2では、サラウンド・サウンド・プロセッサ1は、左(L)及び右(R)の オーディオ入力信号をそれぞれ受け取るための入力端子2、4を有している。こ れらの信号は、入力段6によって処理される。この入力段は、典型的には、図4 に示されているような自動平衡化回路と、他の特許又は先に参照した特許出願に 記載されているようレベル制御やパノラマ制御のようなそれ以外の信号条件付け 回路とを含む。この段からの出力信号は、LT及びRTとラベル付けされ、ライ ン5を介してディテクタ・フィルタ8に与えられ、そして、ライン3を介して、 ライン19、21、23、25、27及び29をそれぞれ通って分離マトリクス 30に接続されているVCA18、20、22、24、26及び28に与えられ る。図面を単純化して更に明瞭化を図るために図示されてはいないが、これらの 信号の反転である−LT及び−RTを発生させ、追加的なライン3を介して、V CA18−28と分離マトリクス30とに提供することもできる。 ディテクタ・フィルタ8は、フィルタリングされ7とラベル付けされた信号L TF及びRTFを、インバータ9、ディテクタ・マトリクス回路10及びディテ クタ回路12に与える。信号RTFは、インバータ9によって反転され、やはり 、ディテクタ・マトリクス回路10に与えられる。ディテクタ・マトリクス10 は、前方(L+R)及び後方(L−R)の信号方向に対応するFTF及びBKF とラベル付けされた出力11を発生する。これらの信号は、また、2つの同一の 回路から構成されるディテクタ回路12に与えられる。一方は、入力信号FTF 及びBKFを受け取って出力信号F/Bを13において生じ、それに対して他方 は、入力信号LTF及びRTFを受け取って出力信号L/Rを13において生じ る。 F/B及びL/Rとラベル付けされたディテクタ出力信号13は、ディテクタ ・スプリッタ回路14に与えられ、そこで、LF/RF、FT/BK及びLB/ RBとラベル付けされた3つの信号15が生じる。これらは、次に、サーボロジ ック回路16に与えられて、LFC、RFC、FTC、BKC、LBC及びRB Cとラベル付けされた6つの制御電圧信号17を提供する。これらの信号は、L F、RF、FT、BK、LB及びRBのVCAとラベル付けされた6つのVCA をそれぞれ制御する。 これらのVCAは、提供することが意図されている方向マトリクス(direction al matrix)による異なる比率でLT及びRT信号3を受け取り、それぞれが両方 の極性である出力信号19ないし29を分離マトリクス30に与え、この分離マ トリクスは、また、修正されていないLT及びRT信号3を受け取る。上述した ように、図2には示されていないが、インバータをこれらの信号LT及びRTに 提供して、−LT及び−RTをそれぞれ発生させることもできる。これらのイン バータは、入力段の一部と考えることができるが、その理由は、それらの出力を 、 VCA18ないし28のいくつかの入力に与えることができるからである。これ らの詳細は、先に参照した出願継続中の特許出願の図2ないし図8に、その発明 を理解するのに必要なものとして示されている。しかし、この出願の図2には、 図面を簡略化し明瞭性を向上させるために、含まれていない。 本発明によると、マトリクス30からの出力は、可変減衰器31、33、35 、37及び39を通過し、増幅器32ないし40によってバッファされ、端子4 2、44、46、48及び50それぞれにおいて、出力信号LFO、CFO、R FO、LBO及びRBOを与える。これらによって、プロセッサ1の5つの標準 的な出力が形成されるが、これ以外(図示せず)の出力も提供され得る。図1に 示されているスイッチ41、43、45、47及び49は、基本的なプロセッサ 回路の一部ではないので、ここには示されていない。典型的には、図示されてい る出力には、示されている5つの出力に加えて、サブウーファ(subwoofer)出 力L−SUB、R−SUB及びM−SUBを与えるために、電子的なクロスオー バ成分が与えられる。この技術は、この技術分野では周知であるから、更なる説 明は不要であろう。追加されたマイクロプロセッサ51は、入力及び出力両方の 回路を調整し、任意の特定の好適なリスナ位置に対する聴取エリア(図1に示さ れている)の周囲に配置されたすべてのラウドスピーカから、最適に平衡化され た信号を提供する目的で、設けられている。この回路の動作原理は、この出願の 図3ないし図11を参照して、後で、詳細に論じる。 このマイクロプロセッサ51は、端子2及び4からそれぞれ入力段6へのLT 及びRT入力と直列の電圧制御減衰器53及び55の調整のための信号128を 与える。 更に、マイクロプロセッサ51は、端子41ないし50においてサラウンド・ サウンド・プロセッサの出力信号によってそれぞれ駆動されるラウドスピーカの 音響的な出力の相対的強度を平衡化する電圧制御減衰器31ないし39の調整の ための信号を与える。 視覚的ディスプレイ88は、図7を参照して後に説明するように、サーボロジ ック・ブロック16からの信号87を受け取る。 マイクロプロセッサ51のそれ以外の接続は、代わりに、より包括的な図1に 示されているので、図2には示されていない。 図3は、図1に回路ブロック76として示されているマイクロフォン前置増幅 器及びレベル・ディテクタ回路の詳細な回路図である。 図3では、抵抗R101及びR102は、それらの接合点(ジャンクション) において+2.5VのDC電圧を与えるが、これは、コンデンサC101によっ て減結合(decouple)されている。抵抗R103は、このDC電圧を、端子E1 01を介して、マイクロフォンに与える。 端子E101におけるマイクロフォン信号MIC_INは、コンデンサC102と抵 抗R104とを介して、演算増幅器UIOIの非反転入力に、AC結合される。こ のオペアンプの回りのフィードバック・ネットワークは、非反転入力からグラン ドへのコンデンサC103と直列の抵抗R105と、その出力からその非反転入 力へのコンデンサC104と並列の抵抗R106とを含む。抵抗R105とコン デンサC103とは、低周波の応答をロールオフするが、約2000すなわち6 6dBの中間帯域(mid-band)ゲインを与え、コンデンサC104は、使用可能 な周波数レンジよりも上の高周波信号をロールオフする。 それに続くオペアンプU102及びU103は、関連する抵抗R107−R1 11、ダイオードD102-D102及びコンデンサC105と共に、従来型の 全波整流器と積分器とを形成する。示されている典型的な成分値を有する整流器 の時定数は、約1秒である。 オペアンプU103からのDC出力電圧は、抵抗R113−R114を有する 分圧器によって設定される約0.85Vの基準電圧と比較され、論理ハイ出力を 、抵抗R115−R117とコンデンサC106とを有するネットワークを介し て、AUTO_CAL_HIGHとラベル付けされる端子E102において与える。 この回路は、かなりの程度に従来型であるが、この特定の応用例のために、値 は最適化されており、マイクロフォンにタイする適切な帯域幅と周波数応答とを 与え、図1のマイクロプロセッサ51によって制御される自動較正モードに対し て、整流器の最良の時定数を与える。これらのモードは、後に、図11を参照し て論じることにする。 次に、図4を参照すると、図2の入力段6に含まれる自動平衡化回路の一部が 示されている。オペアンプU201は、コンパレータとして用いられており、R 201とR204との接合点における電圧を、R202とR203との接合点に おける電圧と比較する。「パノラマ(panorama)」モードが選択されるときには 、端子E202における電圧はハイ、すなわち、+5Vであり、そうでないとき には、ロー、すなわち、0Vである。従って、パノラマ・モードでは、端子E2 01に与えられるF/B信号は、出力をハイにするために、非パノラマ・モード の場合よりも、負になる程度が小さくなければならない。出力がローである、す なわち、約−14Vであるときには、端子E205での電圧はローであり、0V に近く、他方で、F/B入力が負になり、オペアンプU201の出力をハイにす ると、端子E205における電圧はハイになり、約4.23Vとなる。このよう に、支配的なフロント情報が存在すると、AUTO_BAL_WINDOW信号はハイになり、 マイクロプロセッサに、平衡化が行われるべきであることを告げる。 この信号は、また、スイッチU203を制御し、抵抗R212とコンデンサC 201との接合点を、抵抗R210及びR211の接合点に接続し、これによっ て、次に、オペアンプU202からの出力が減衰される。この増幅器は、制御電 圧発生器からの信号RFCの大きさに応答する。RFCが正に変化すると、コン デンサC201上の電圧が増加し、スイッチU203がオンに切り換わると、R FCが負に変化するときに、コンデンサC201上の電圧が減少する。 コンデンサC201上の信号は、反対の方向に、2つの増幅器U205及びU 206に与えられる。電圧が、約−1.05Vである抵抗R214及びR215 の接合点の電圧よりも更に負の方向に変化すると、端子E206におけるLEFT_H EAVY出力が、約+4.3Vの論理ハイ・レベルになる。同様にして、出力が、抵 抗R216及びR217の接合点における+1.05Vよりも更に正になると、 端子E206における信号RIGHT_HEAVYが、論理ハイ・レベルになる。 この回路の目的は、基本的信号(dominant signal)が「左寄り(leftness) 」 であることと「右寄り(rightness)」あることとの平衡の程度を、これらの信 号がセンタ・フロントのすぐ左とセンタ・フロントのすぐ右との間のウィンドウ の中にあるときに、平均化することである。映画のサウンドトラックにおける会 話部分や音楽のレコーディングにおける歌手や主たる演奏者は、正確ににセンタ ・フロント(中央の前方位置)で記録を行うのが慣例であるが、レコーディング と再生の連鎖における、そして時には、媒体における不完全さのために、平衡が 常に維持されているとは限らない。 従って、センタ・フロントでの入力が「左側が重い」(left heavy)と思われ るときには、左側の入力チャネルのゲインを下向きに調整し(または、右チャネ ルのゲインを上向きに調整して)、それによって、左右の信号の平衡がとれるよ うにする。 センタ・フロントの基本的な信号の周期の間に、スイッチU203はオフに切 り換えられ、コンデンサC201上の電圧は、ゆっくりと、約30秒の時定数を で、ゼロに戻る。センタ・フロントの信号優位期間の間は、信号を平衡化された 状態に戻すための時定数は、約60msである。 望むのであれば、自動平衡化回路を、論理ハイ・レベルを端子E204に印加 することによって、消勢(ディセーブル)することができ、それによって、コン デンサC201が抵抗R213とスイッチU204とを通じて急速に放電し、ス イッチU204がオンである限りは放電状態にとどまることが保証される。 本発明の発明者による先の特許及び特許出願において開示されている自動平衡 化回路の他の実現例では、否平衡条件を訂正する手段は、アナログ電圧制御の増 幅器又は減衰器であり、演算増幅器U205及びU206は、線形モードで動作 され、アナログのLEFT_HEAVY及びRIGHT_HEAVY信号を生じ、左又は右側のチャネ ルのゲインを適切な値まで減少させて、入力信号を図1のサラウンド・サウンド ・プロセッサ1のコアに平衡化していた。本発明の回路は、デジタル入力を端子 E205、E206及びE207からマイクロプロセッサ51に提供する点で従 来の回路とは異なっており、それによって、ゲインは、図5、図9及び図10を 参照して以下で論じられるデジタル手段によって調整することがで きる。 図5を参照すると、図1のサラウンド・サウンド・プロセッサ制御ユニット1 08の入力回路の一部が示されており、図1のスイッチ120と同等のアナログ ・マルチプレクサと、図1及び図2に示された制御された減衰器53及び55と 同等の、デジタル制御されたゲインを有するデュアル・チャネル・レベル・コン トロールとを含んでいる。 図5では、2つの8チャネル・アナログ・マルチプレクサが、118とラベル 付けされている共通の制御信号と共に用いられている。信号A、B及びCは、例 えば、L1及びR1や、L4及びR4などの入力信号対の対応する1つを選択し てその対の信号をマルチプレクサのX出力に切り換える0から7の8進コード( 000から111)を形成する。これらのマルチプレクサU301及びU302 は、産業標準タイプCD4051(様々な製造業者による同等のタイプの指定に よっても知られている)のものである。INH信号を用いて、入力のどれもが、次 の段に到達することを防止することができる。すなわち、ミューティング制御と して用いることができる。信号118は、フロント・パネル又はリモコン86の どちらかからの信号源のユーザによる選択に応答して、図1のマイクロプロセッ サ51から生じる。明瞭にするために図5には示されてはいないが、マルチプレ クサU301及びU302のX1−X7ピンのそれぞれとグランドとの間には、 追加的な抵抗が配置されて、ICの使われていない入力に現れるオーディオ又は DC信号の大きさを制限する。 デジタル・ポテンショメータU303及びU304は、ダラス・セミコンダク タ社から入手可能であり、約10kΩの抵抗値を有するタイプDS1267−0 10である。図5に示されている構成では、オペアンプU305の周囲の抵抗R 319を通る負帰還が、ポテンショメータU303の一部を通過しオペアンプU 305の反転入力に至る経路と抵抗R318を通過しグランドに至る経路とに分 岐している。これにより、端子L1から端子Lへの段の電圧ゲインは、ポテンシ 4ョメータU303のワイパWがU303のLピンからHピンに移動するにつれ て、強制的に増加される。コンデンサC301及びC303は、ゲインをオーデ ィオ 周波数において均等化(equalize)し、より高周波でのロールオフ(roll-ofl)を 与える。 マルチプレクサ又はセレクタ・スイッチU301及びU302と共にデジタル ・ポテンショメータU303及びU304を用いることの効果は、ゲインを、典 型的なサラウンド・サウンド・プロセッサにおいて提供される8つの入力のそれ ぞれに対して、正確にデジタル制御された値に設定することができることである 。これによって、図1及び図2のポテンショメータ110、112、114及び 116の機能を、ポテンショメータ53及び55の機能と有効に組み合わせるこ とができ、それにより、それぞれの信号源に対して、その部屋における平衡が常 に最適化され、その部屋の音響レベルが標準化される。本発明の更なる効果は、 自動的な平衡補償がこれらのポテンショメータに対してデジタル制御信号の中に 追加され、対応するアナログ式の実現例と比較して、部品コストをかなり節約す ることができることである。 次に図6を参照すると、左側のフロント出力に関して示されデジタル・ポテン ショメータU401を用いている同様の回路が、サラウンド・サウンド・プロセ ッサのコア122からのそれぞれの出力チャネルにおいて用いられ、自動的な較 正の間にそれぞれの出力チャネルに対して導かれたレベル設定に、所望のボリュ ーム・レベルを追加することが可能となる。これらのレベルを制御するプロセス は、後で、図11を参照して説明される。図6では、出力減衰器31のデジタル ・ポテンショメータU301は、ダラス・セミコンダクタ社の部品番号DS18 02である。 次のバッファU402は、図1及び図2に示されたバッファ32を表す。これ は、多くの場合にそのようなプロセッサはTHX構成において用いられるように 、イコライゼーション段(equalization stage:等化段)を駆動するものとして 示されている。THX仕様では、イコライゼーション・フィルタ(equalization filter:等化フィルタ)が使用可能であることが要求される。 図7は、サラウンド・サウンド・プロセッサ1の制御電圧発生器によって導か れる種々のステアリング信号の相対的強度を視覚的に指示する図2の表示回路8 8の詳細な回路図である。この回路では、図2のディテクタ・スプリッタ14か らの3つの「スプリット」信号15のそれぞれは、バッファとインバータとに与 えられ、6つの出力を提供する。それぞれの出力は、発光ダイオード(LED) を通じて、これらのLEDに固定された電流を提供する共通のトランジスタQ5 02に結合される。 対応する制御信号が負の方向に変動するにつれて、LEDD501−D506 の中の1つが、この電流を多かれ少なかれ共有し、従って、ディスプレイが、そ れがどれであれ、もっとも高い信号を受け取っているLEDを示す。 図7の端子E501に与えられた信号LED_DIMは、トランジスタQ502を介 してLEDD501−D506に供給される電流を変化させることによって、デ ィスプレイの輝度を変動させる。 端子E502に与えられた信号CF/CBは、常に用いられ、バッフアU50 4は、信号を、抵抗R509を介して、「サラウンド」LEDであるD501に 提供する。抵抗R510及びR511を伴うオペアンプU505を有するインバ ータは、抵抗R512を介して、「CF」LEDであるD502に電流を与える 。逆電圧が存在するときにLEDへの損傷を回避するために、信号ダイオード( 図示せず)を、LEDD501−D506のそれぞれに対して、逆並列(anti-p arallel)である。 端子E503に与えられたLB/RB信号は、産業標準であるCD4053タ イプなどのCMOSスイッチを介して、バッファU506及びインバータU50 7に接続され、これらは、「RB」及び「LB」LEDであるD503及びD5 04に、抵抗R513及びR516それぞれを通過する電流を提供する。スイッ チU501がオフであるときには、これは、E504に与えられる信号MONO_BAC KSがハイであるときにそうなるのであるが、バッファU506の入力は接地され 、LEDのD503及びD504は点灯されない。 端子E507に与えられたLF/RF信号は、スイッチU502及びU503 を通過して、バッファU508及びインバータU509に至り、抵抗R517及 びR520を介して、「LF」及び「RF」LEDであるD505及びD506 に電流が提供される。MONO_BACKS信号がハイであるときには、スイッチ503に よって、これらのLEDは、LB/RB入力に応答し、プロセッサは4軸モード にあり、スプリット信号は有効にキャンセルされる。端子E506に与えられる CORNER_LOGIC_KILL信号がハイになる時には、RB/LB信号は、再び、バッフ ァU508への入力となり、この場合には、左右のロジックは、生じることなく 、従って、LEDD503−D506の4つすべては、オフのままである。 LEDD501−D506の典型的な構成が図8に示されており、方向LB、 LF、CF、RF、RB及びサラウンド(SURROUND)がディスプレイ・ パネル上の適切な位置にあり、これらのラベルは、図7にも示されている。LE Dは、ジーメンス社のLDG3902(緑)などの標準的な5mmX2mmの矩 形タイプであるか、又は、任意の入手可能なタイプである。また、真空蛍光ディ スプレイなどの別の形式のディスプレイ技術を、図7の回路にわずかな変更を行 うことによって、用いることもできる。 次に図9を参照すると、マイクロプロセッサ51が図4の自動平衡化感知回路 から受け取った信号に従って、左右のチャネルの間の平衡を訂正するアルゴリズ ムのための流れ図が示されている。 このプロセスは、ステレオ音響信号が処理されているときは常に、有効である ことに注意すべきである。ビデオ・ディスク・プレーヤやCDプレーヤなどの現 代的なソース装置は厳密に等しい左右のチャネル・ゲインを与えるように製造さ れ設計されているが、レコーディング・スタジオやライブでの演奏における楽器 やボーカルに対する平衡の変動が集積されることの結果として、様々な程度の平 衡のずれた信号が生じる。これらの変動は、典型的には、同じCD上のトラック 間でも変化する。従って、常に可能な限り最良のサラウンド・サウンド・プロセ ッサのパフォーマンスを維持するには、平衡を常にチェックして調整を行うこと が必要である。 平衡のずれ検出回路は、図4を参照して、すでに説明されている。この回路は 、論理信号であるAUTO_BAL_WINDOW、LEFT_HEAVY及びRIGHT_HEAVY を、マイクロプロセッサに提供し、マイクロプロセッサは、図5を参照して説明 したように、デジタル・ポテンショメータ53及び55に与えられる自動平衡補 償を調整する。それぞれの入力チャネルに対してマイクロプロセッサによって決 定される全体的なゲインの値は、基準レベルにおけるプロセッサ・コア122の 中への信号レベルに対する所望の入力ゲインと、自動平衡化の目的で与えられる 補償との組合せである。 アルゴリズムのステップは、次の通りである。START(開始)とラベル付けさ れた点201で、連続するループに入ると、システム電力の状態が、テスト20 2においてチェックされる。電力がオフである場合には、自動平衡化プロセスを 実現する作用は、全く行われない。典型的にはシステム電力はオフに切り換えら れているが、マイクロプロセッサとリモコン受信機とは、常に電力オンの状態に あることを覚えておかなければならない。 システム電力がオンになると、様々な初期化手順が、図9には示されてはいな いが、発生する。そして、システムがいったんステレオ信号を再生することがで きるモードになると、自動平衡回路がオンに切り換えられる。 AUTO_BAL_WINDOW信号は、テスト203において、ハイであるのかどうかが周 期的にチェックされ、そうでない場合には、一般的に、ループは、電力状態とAU TO_BAL_WINDOW信号の状態との両方を、チェックし続ける。 信号AUTO_BAL_WINDOWがハイである任意の周期の間には、信号LEFT_HEAVY及びR IGHT_HEAVYが、テスト204及び206によって、どちらかがアクティブである かどうかが周期的にチェックされる。何らかの行動が開始される前に、これらの 信号の連続的なサンプルが、ある最小限の数だけとられ、生じる可能性のある僅 かなグリッチ(glitch)に起因するスプリアスな変化を回避する。このようにし て、左右のケースのそれぞれに対して、エラーの存在しない間は、ブロック20 5及び207において、カウンタ変数が、連続的にゼロにリセットされる。再び 、一般的には、この手順は、AUTO_BAL_WINDOW信号がハイであるときには、ステ ップ202−207のすべてを循環する。 LEFT_HEAVY信号がハイである場合には、左カウントが、ボックス208 でインクリメントされ、テスト209では、行動がなされる前に最小の数の要求 されるサンプルにそれが到達するかどうかがチェックされる。そうでない場合に は、サイクルは、AUTO_BAL_HIGHのチェックを継続し、適切なように、左カウン トをインクリメントする。 左カウントLCOUNTがいったん最小の数MINに到達すると、テスト209は、図 9の下側のルーブに分岐する。再び、テスト210において、AUTO_BAL_WINDOW がハイのままであるかどうかがチェックされ、また、テスト211において、LE FT_HEAVYがハイのままであるかどうかがチェックされる。テスト212で、その ゲインを増加させるために左側チャネルに先に与えられた補償がゼロでない場合 には、それは、ボックス214で減少され、そうでない場合には、ボックス21 3において補償が右側チャネルに加えられ、ゲインを増加させる。この補償が徐 々に生じるようにするために、テスト210における比較に戻る前に、何らかの 遅延215が導入される。テスト210において、LEFT_HEAVY信号が再びローに なると、プロセスは、ボックス205に分岐して、左側のサンプル・カウントを ゼロにする。この行為は、テスト210が否定的である場合にも生じる。 図9には示されてはいないが、与えられる補償は、最小値に限定されており、 それによって、中心から本当に左側にある信号に対する不適切な訂正の可能性を 減少させている。 RIGHT_HEAVY信号がハイである状況でも、同じ方式が適用されるが、この場合 には、まず、右側のチャネルの補償を減少させ、次に、RIGHT_HEAVY信号が再び ローになるまで、左側のチャネル補償を増加させる。 図9では、テスト206が、RIGHT_HEAVY信号がハイであると判断する場合に は、右側のサンプル・カウント変数は、ボックス216においてインクリメント され、MIN値に到達するまで、テスト217においてチェックされる。テスト2 18においてAUTO_BAL_WINDOWがハイのままである場合には、RIGHT_HEAVY信号は 、テスト219においてハイのままであり、テスト220は、右側のチャネル補 償がいくらかでもあるかどうかを判断し、それによって、 ボックス222は、それを減少させ、そうでない場合には、ボックス221が、 左側の補償を増加させる。再び、遅延223が、変動をゆっくりと保つために、 含まれる。AUTO_BAL_WINDOW信号がテスト218でローになるか、又は、RIGHT_H EAVY信号がテスト219でローになるかのどちらかである場合に、ループは、中 断される。 LEFT_HEAVYとRIGHT_HEAVYとの両方がAUTO_BAL_WINDOWがハイである周期の間に いったんローになると、このユニットは、平衡がとれていることになる。すると 、補償の総量は、長い時間周期にわたって、非常に徐々に減少され、それによっ て、回路が、平衡を公称条件に戻す方法が存在するようにする。 これは、メイン・ループに通常戻るテスト224における最後の自動平衡調整 からいくらかの時間経過があることをチェックすることによって達成される。経 過した時間が設定された値Tを超える場合には、左右の補償値は、テスト225 において、どちらがゼロでないかがチェックされ(任意の与えられた時間では、 ただ1つだけがそうであり得る)、その値は、ボックス226か227のどちら かで、デクリメントされる。この後で、または、両方の補償値がゼロである場合 には、テスト202において、再びメイン・ループに入ることになる。 マイクロプロセッサ51がこのタスクを連続的に実行することは理解されるで あろうが、これらのタスクを行っていない間に、プロセッサの多くの他のパラメ ータをモニタし更新することも可能である。 次に図10を参照すると、自動入力較正とゲイン設定との流れ図が示されてい る。 典型的なソースに対しては、通常、オーディオ・テープのための「ドルビ(Do lby)レベル」などの較正レベルが存在し、映画サウンドやそれ以外の媒体につ いても同様である。較正プロセスの目的は、システムへの入力の内部ゲインを適 切な値に設定して、信号のピーク・レベルを、ドルビやそれ以外の基準信号レベ ルと等しくすることである。 ある状況では、基準レベルが入手できず、システムは、再生されている材料の レベルを平均化することによってレベルを評価しなければならない。 入力レベル較正(それぞれの入力選択の左右のチャネルに対する)のための基 本的アルゴリズムは、最初に、基準信号をこれらの入力に与えることである。マ イクロプロセッサは、図4に示された信号AUTOBAL_KILLを用いることにより消勢 されている自動平衡(auto balance)を用いて、入力における信号レベルをサンプ リングし、基準レベルを超えるまで、チャネル・ゲインを徐々に増加させる。ゲ インが元々高すぎる場合には、信号レベルが基準よりも下まで下降するまで、ゲ インを減少させ、次に、基準レベルを僅かに超えるまで増加させる。 このプロセスの間には、ソースの材料は、従来のテスト・トーン又はノイズで はなく音楽でもあり得るので、代表的なレベルの決定は、より複雑になる。デー タは、フィルタリングされ、ある数のサンプルが、基準レベルの上または下にあ るにちがいないことを補償する。ただ1つの間違ったサンプルだけでは、較正が 変更されることはない。 信号レベルを基準レベルまで上昇させるのに充分な程度まで感度を上昇させる ことができない場合には、または、それが高すぎて充分に下降させることができ ない場合には、元の値に戻り、エラー・メッセージがビデオ・スクリーン上に示 される。 これらの注意事項を念頭におくと、信号レベルが(基準レベルとの関係で)ハ イであるかローであるかのテストは、一般に、単純な瞬間的な比較または短期的 な平均の比較ではなく、結果的に信号レベルの代表的平均化(representativeav eraging)を生じる比較的多数のサンプルに関係するテストである。 図10では、アルゴリズムは、START端子301を通じて開始され、電力がオ フの場合は、どのような行動をとることもなくループ・バックする電力オン・テ スト302を含む。テスト303は、入力較正モードが選択されたかどうかを判 断して、そうでない場合には、他のモード選択にコントロールを転送する。 テスト204では、入力チャネルが選択されていない場合には、流れは、ブロ ック305に移動し、そこで、信号源がユーザによって選択される。典型的には 、スクリーンがモニタ上に現れ、可能性のある選択を示し、ユーザからの選択を 要 求し、このユーザによる選択が、図1のコントロール・パネル80やリモコン8 6を介して、入力される。 選択されたチャネルは、ドルビ・レベルのテスト・トーンなどの再生されてい る代表的な信号や、または、上述したように、代表的な音楽サンプルを有してい るはずである。信号レベルが当初高すぎる場合には、コントロールは、テスト3 06によって、右側の分岐に移動し、そうでない場合には、左側の分岐のテスト 307に移動する。信号が基準レベルよりも下にある限りは、ブロック308は 、チャネル・ゲインをインクリメントする。このプロセスは、徐々に行われ、マ イクロプロセッサに、応答して新たな入力信号レベルを測定する適当な時間を与 える。レベルが基準レベルまで上昇すると、コントロールは、再び、右側の分岐 に移動する。 この分岐では、信号レベルがテスト309において基準レベルよりも高い場合 には、チャネル・ゲインは、再び基準レベルよりも下がるまで、ブロック310 において、徐々に減少される。示されていないが、更なるループが追加され、最 終的にゲインが基準レベルを僅かに超えるまでもう一度増加させる。このように して見いだされたゲインは、選択されたチャネルのために、マイクロプロセッサ に記憶される。 ゲインが調整されると、テスト311は、例えば、第1の信号がステレオ音響 対の左側の入力であるかどうかなど、別のチャネルがテストされるべきかどうか を判断する。テストされる第2のチャネルは、通常は、対応する右側の入力であ る。別のチャネルがテストされる場合には、ブロック312においてチャネルを 選択した後で、同じ手順が、この別のチャネルに対しても行われる。そうでない 場合には、アルゴリズムは、プロセスがEXIT(終了)端子313に分岐する際に 終了する。 図10には示されていないが、追加的な健全性チェックが実行される。すなわ ち、入力感度が、基準レベルに到達するのに充分な程度に増幅することができな い場合や、高すぎて、基準レベルに到達するのに充分な程度まで減少させること ができない場合には、エラー・メッセージが発生され、コントロールは、その当 初の、すなわち、デフォルトの値にリセットされる。 図11は、聴取室を設定して平衡化し、マイクロフォンに頼って、「理想的」 な聴取位置の近傍における音響レベルを判断するためのアルゴリズムの流れ図が 示されている。 このアルゴリズムは、図10のものと類似している。この回路を含む多くのサ ラウンド・サウンド・プロセッサでは、ノイズ発生器とシーケンサとは、部屋の 設定を補助する標準的な設備である。しかし、調整は耳によって、手動で行われ 、それぞれの出力レベルを、リスナの位置の同じ音響レベルにシーケンシャルに 調整する。ここでの新たな追加は、図3のマイクロフォンとディテクタ回路との 使用であり、それにより、マイクロプロセッサが、すべての5つのゲイン値を調 整することが可能になり、電力増幅器とラウドスピーカとを用いて、すべての出 力チャネルに対する適切な平衡が保証される。 アルゴリズムでは、出力レベルは、基準レベルを超えるまで徐々に上昇され、 次に、それを下回るまで減少される。そして、最後に、読み取り値の平均をとる ことによって、それぞれの個別のソースに対する正しいゲイン値を与えるように 設定される。 それぞれのチャネルとラウドスピーカとは、このようにしてテストされ、入力 増幅器のゲインは、信号源とは関係なく同じ入力レベルを与えることができる。 図11では、アルゴリズムは、端子401を通じて開始され、テスト402で は、再び、電力状態がチェックされる。テスト403においてチェックがなされ たときに、AUTO_CALIBRATEモードが選択されと、システムは、テスト404にお いて、測定マイクロフォンが接続されているかどうかをチェックする。 接続されていない場合には、メッセージが表示され、ユーザにマイクロフォン を接続し位置決めすることを依頼する。そうでない場合には、ノイズ源がブロッ ク6において選択され、テスト407は、出力チャネル選択がなされたかどうか をチェックする。そうでなければ、左側フロント(LF)チャネルがブロック2 08において選択され、ノイズ源が、次に、先に図10を参照して説明されたレ ベリングを実行するすべてのチャネルを通じて循環する。これらのチャネルは、 それぞれ、CF、RF、RB、LB及びCBである。すべてのチャネルがテスト されると、アルゴリズムは、端子416を介して、終了する。 システムにおいてマイクロプロセッサを用いることによって、ユーザとの相互 作用がより容易となり、リスナを包囲している多数のラウドスピーカの間でのサ ウンドのマルチチャネルの再配分の可能である最良な表現を与える聴取環境の適 切なパラメータの正確な調整が可能となる。同時に、、デジタル遅延が用いられ るモードにおける後方チャネルを例外として、純粋なアナログ信号経路を用いる ことによって、オーディオの質も維持される。上述の場合には、マイクロプロセ ッサが、較正が進行中の間、情報をユーザに表示し、どちらのラウドスピーカが 較正されているかを、インストール・メニュに先に入力されているスピーカの設 定に従って示す。どのようなものでもワイアリング・エラーが生じる場合や、間 違ったコンフィギュレーションが入力された場合には、これは、較正手順で明ら かになる。 以上で、好適実施例の詳細を説明したが、当業者には、回路及びアルゴリズム の多くの修正及び適用を、明細書、請求の範囲、図面に記載された本発明の精神 から離れることなく、行うことができることは明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.サウンドをマルチチャネルで再配分し聴取者を包囲する複数のラウドスピ ーカによって再生するための制御ユニットを含むサラウンド・サウンド・プロセ ッサ・システムであって、 1又は複数のソース・ユニットからステレオ・オーディオ信号を受け取る複数 のステレオ・オーディオ入力と、 前記複数のステレオ・オーディオ信号の1つを左右のチャネル・オーディオ入 力信号として選択する選択手段と、 前記左右のチャネルのそれぞれにあり、前記左右のオーディオ入力信号の振幅 を制御するデジタル制御されたゲイン調整回路と、 前記左右のオーディオ入力信号を、方向ディテクタによって検出される前記左 右のオーディオ入力信号の瞬間的な相対的大きな及び位相の結果として含まれて いる指向性情報に従って、固定された及び変動する比率で合成するサラウンド・ サウンド・プロセッサであって、このサラウンド・サウンド回路は、前記左右の オーディオ入力信号オーディオ入力信号を合成するマトリクス回路を備えており 、前記マトリクス回路は、前記方向ディテクタの出力信号から導かれた複数の制 御電圧信号によって、前記制御電圧信号がディテクタスプリッタを通過した後で 制御される電圧制御増幅器と、関連するアッタク及び減衰時定数を制御し前記サ ラウンド・サウンド・プロセッサの出力において複数のラウドスピーカ駆動信号 を提供するサーボロジック回路とを含む、サラウンド・サウンド・プロセッサと 、 これらのデジタル制御された減衰器回路のそれぞれの出力信号レベルの調整に 関して前記複数のラウドスピーカ駆動信号に等しい複数のデジタル制御された減 衰器回路と、 較正信号ソースと、 前記複数のラウドスピーカによって包囲された領域における1つの地点に配置 するマイクロフォンと、 前記マイクロフォンからの入力を受け取り、前記マイクロフォンの位置におけ るサウンド強度に比例する直流電圧をそれから生じさせ、前記直流電圧をデジタ ル信号に変換する前置増幅器及びレベルディテクタと、 較正モードにおいて前記マイクロフォンから前記デジタル信号を受け取り、前 記較正信号の出力が与えられると、前記複数のデジタル制御された減衰器のそれ ぞれのゲインを順に自動的に調整し、それによって、前記マイクロフォンの位置 にある前記複数のラウドスピーカのそれぞれに起因する前記サウンド強度が同じ になるように構成されたマイクロプロセッサ・コントローラと、 を備えていることを特徴とするサラウンド・サウンド・プロセッサ・システム 。 2.請求項1記載のシステムにおいて、前記マイクロプロセッサ・コントロー ラは、入力レベル較正モードにおいては、基準信号が標準化されたレベルで与え られたときには、前記ソースからの前記複数のステレオ・オーディオ信号の前記 選択された1つの左右のチャネルのそれぞれにおける振幅を測定し、前記デジタ ル制御されたゲイン調整回路のゲインを調整して、それによって、このサラウン ド・サウンド・プロセッサに与えられた前記左右のオーディオ信号は、指定され た基準レベルに等しいことを特徴とするシステム。 3.請求項2記載のシステムにおいて、前記複数のステレオ・オーディオ信号 のそれぞれに対する前記デジタル制御されたゲイン調整回路のそれぞれの要求さ れたゲインに対応する適切なデジタル・ワードは、前記信号ソースの特定の1つ が前記選択手段によって選択される度に、前記デジタル制御されたゲイン調整回 路のそれぞれのゲインの初期設定のために、前記マイクロプロセッサ・コントロ ーラのメモリに保持されることを特徴とするシステム。 4.請求項1記載のシステムにおいて、ほとんど等しく同相である左右の信号 の相対的な大きさに応答して、ほとんど等しく同相である信号の存在を示す第1 の論理制御信号と、前記左の信号が前記右の信号よりも実質的に強いことを示す 第2の論理制御信号と、前記右の信号が前記左の信号よりも実質的に強いことを 示す第3の論理制御信号とを提供する自動平衡化ディテクタを更に備えており、 前記マイクロプロセッサ・コントローラは、信号再生モードでは、前記第1、第 2及び第3の論理制御信号を常にモニタし、所定の方法に従って前記左右のチャ ネルのデジタル制御されたゲイン調整回路のゲインを増加する方向に連続的に調 整して、それによって、これらのほとんど等しく同相である左右の信号を平衡さ せ平衡状態に維持するように構成されていることを特徴とするシステム。 5.請求項4記載のシステムにおいて、前記所定の方法は、 前記第1の論理制御信号がいつハイであるかを判断するステップと、 ほとんど等しく同相である左右のオーディオ入力信号の存在に対応して前記第 1の論理制御信号がハイである間に、前記第2又は前記第3の論理制御信号のど ちらか一方がハイであり特定の最小の数のサンプル時間の間ハイに留まるかどう かを判断するステップと、 前記第2又は第3の論理制御信号が前記特定の数よりも多くのサンプル時間の 間ハイに留まるときは常に、最初に、もしあればより高い方の信号レベルを有す る左又は右のチャネルの一方に加えられたインクリメンタルなゲイン補償を徐々 に減少させ、次に、ハイであった前記第2の又は第3の論理制御信号の一方がロ ーになるまで、又は、前記第1の論理制御信号がローになるまで、又は、最大の 量のインクリメンタルなゲイン補償が加えられるまで、低い方の信号レベルを有 するチャネルにインクリメンタルなゲイン補償を追加するステップと、 平衡化された条件に到達した、又は、前記第1の論理制御信号がローになった 、又は、前記最大の量のインクリメンタルなゲイン補償が加えられた後で、前記 第1の論理制御信号がハイになり前記左右の入力オーディオ信号の間の十分な不 均衡が存在し前記信号の自動的な平衡化が再度開始されることを示すときに、前 記第2又は第3の論理制御信号が再びハイになるまで、追加された前記インクリ メンタルなゲイン補償を非常に徐々に減少させるステップと、 を含むことを特徴とするシステム。 6.請求項1記載のシステムにおいて、前記較正信号ソースは、重み付けされ たノイズ・ソースであることを特徴とするシステム。 7.請求項1記載のシステムにおいて、前記複数のデジタル制御された減衰器 のそれぞれを調整する前記方法は、 前記サウンド強度を表す前記デジタル信号を基準値と比較することによって、 前記マイクロフォンの位置におけるサウンド強度をモニタするステップと、 前記サウンド強度が当初低すぎる場合には、前記サウンド強度が前記基準値よ りも高くなるまで、前記デジタル制御された減衰器に与えられた前記インクリメ ンタルなゲイン補償を徐々に増加させるステップと、 そうでない場合、すなわち、サウンド強度が前記基準値よりも既に高いときに は、前記サウンド強度が前記基準値よりも僅かに低くなるまで、前記インクリメ ンタルなゲイン補償を徐々に減少させ、前記サウンド強度が前記基準値よりも僅 かに超えるまで、前記インクリメンタルなゲイン補償を増加させるステップと、 又は、前記サウンド強度が前記基準値を僅かに超えるように調整することがで きない場合には、当初のインクリメンタルなゲイン調整設定に戻り、ユーザに、 前記減衰器を前記所望のレベルに設定できないことを指示するステップと、 前記複数のラウドスピーカ駆動信号のシーケンスの次のものに進み、そのゲイ ンを同じ態様で調整するステップと、 を含み、これらを、すべての前記ラウドスピーカ駆動信号の減衰器手段が適切 なレベルに調整されるまで行うことを特徴とするシステム。 8.請求項2記載のシステムにおいて、前記左右のステレオ・オーディオ入力 のそれぞれにおいて前記デジタル制御されたゲイン調整回路を調整する方法は、 前記オーディオ信号レベルを、基準値と比較することによってモニタするステ ップと、 前記オーディオ信号レベルが当初低すぎる場合には、前記オーディオ信号レベ ルが前記基準値よりも高くなるまで、前記デジタル制御されたゲイン調整手段に 与えられた前記インクリメンタルなゲイン補償を徐々に増加させるステップと、 そうでない場合、すなわち、オーディオ信号レベルが前記基準値よりも既に高 いときには、前記オーディオ信号レベルが前記基準値よりも僅かに低くなるまで 、前記インクリメンタルなゲイン補償を徐々に減少させ、前記オーディオ信号レ ベルが前記基準値よりも僅かに超えるまで、前記インクリメンタルなゲイン補償 を増加させるステップと、 又は、前記オーディオ信号レベルが前記基準値を僅かに超えるように調整する ことができない場合には、当初のインクリメンタルなゲイン調整設定に戻り、ユ ーザに、前記デジタル制御されたゲイン調整手段を前記所望のレベルに設定でき ないことを指示するステップと、 前記左右のオーディオ入力信号のシーケンスの次のものに進み、そのゲインを 同じ態様で調整するステップと、 を含み、これらを、デジタル制御されたゲイン調整手段の両方が適切なレベル に調整されるまで行うことを特徴とするシステム。 9.請求項8記載のシステムにおいて、オーディオ信号レベルは、 前記信号レベルのサンプルをハードウェアにおける基準レベルと比較し、ある 最小の数の連続的なサンプルが前記基準レベルを超えているのか超えていないの かを判断し、等しい数が与えられた時間周期において前記基準レベルを超えたの か超えていないのかを判断するステップと、 しかし、予測された範囲の値をはるかに超えた又はそれにはるかに及ばない任 意の単一のサンプルを廃棄し、それによって、単一の誤ったサンプルが平均化エ ラーを生じさせないようにするステップと、 ハイ及びローであるサンプルの数が等しい場合には、いくらかの間隔が経過し た後で、ゲインを増加する方向に調整するステップと、 を含む方法によって決定されるように、変動するオーディオ信号の平均の信号 レベルを更に含むことを特徴とするシステム。 10.請求項1記載のシステムにおいて、 前記複数の制御電圧信号のそれぞれの相対的大きさを指示する視覚的ディスプ レイを更に備えていることを特徴とするシステム。 11.請求項10記載のシステムにおいて、前記視覚的ディスプレイは、 前記複数の制御電圧信号と等しい複数の発光ダイオードであって、それぞれが 、そのカソードに接続された抵抗と直列であり、これらの発光ダイオードのアノ ードは、共通の点で接続されている、複数の発光ダイオードと、 前記発光ダイオードの中の別の1つのカソードに接続された前記直列抵抗に、 出力がそれぞれ接続されている同じ複数の演算増幅器と、 を備えており、前記複数の演算増幅器の中の第1の増幅器は、前記左右のオー ディオ入力チャネルに等しい位相のずれた信号が存在するときに負になる前記制 御電圧信号の前記1つに接続された入力を有する単位ゲイン・バッファとして接 続され、 前記複数の演算増幅器の中の第2の増幅器は、前記複数の演算増幅器の中の前 記第1の増幅器の出力に接続された入力を有する単位ゲイン・インバータとして 、その出力が、前記左右のオーディオ入力チャネルに等しい同相の信号が存在す るときに負になるように接続され、 前記複数の演算増幅器の中の第3の増幅器は、前記左のオーディオ入力チャネ ルだけに信号が存在するときに負になる前記制御電圧信号の前記1つに接続され た入力を有する単位ゲイン・バッファとして接続され、 前記複数の演算増幅器の中の第4の増幅器は、前記複数の演算増幅器の中の前 記第3の増幅器の出力に接続された入力を有する単位ゲイン・インバータとして 、その出力が、前記右のオーディオ入力チャネルだけに信号が存在するときに負 になるように接続され、 前記複数の演算増幅器の中の第5の増幅器は、その出力が負になるように、よ り大きな振幅を有する左の信号とより小さな振幅を有し位相のずれた右の信号と の組合せに応答する前記制御電圧信号の前記1つに接続された入力を有する単位 ゲイン・バッファとして接続され、 前記複数の演算増幅器の中の第6の増幅器は、前記複数の演算増幅器の中の前 記第5の増幅器の出力に接続された入力を有する単位ゲイン・インバータとして 、より大きな振幅を有する右の信号とより小さな振幅を有し位相のずれた左の信 号との組合せに応答してその出力が負になるように、接続され、 前記共通の点は、前記発光ダイオードの全体的な輝度を調整する目的で、その ベースに印加される直流電圧に応答して変動する一定の全体電流を前記発光ダイ オードに提供するトランジスタのコレクタに接続されていることを特徴とするシ ステム。 12.請求項10記載のシステムにおいて、前記視覚的ディスプレイの前記第 3の演算増幅器は、前記第3及び第4の演算増幅器の出力に接続された発光ダイ オードが点灯されないままにとどまるようにするために、グランドに切り換えら れ得ることを特徴とするシステム。 13.請求項10記載のシステムにおいて、前記視覚的ディスプレイの前記第 5の演算増幅器の入力と前記第3の演算増幅器の入力とは、前記左のオーディオ 入力チャネルだけに信号が存在することに否定的に応答して、共に、前記制御電 圧信号に接続されるように切り換えられ得ることを特徴とするシステム。
JP53812297A 1996-04-24 1997-04-15 自動平衡化及び較正を有する6軸サラウンド・サウンド・プロセッサ Expired - Lifetime JP3731674B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/637,071 US5666424A (en) 1990-06-08 1996-04-24 Six-axis surround sound processor with automatic balancing and calibration
US08/637,071 1996-04-24
PCT/US1997/006007 WO1997040642A1 (en) 1996-04-24 1997-04-15 Six-axis surround sound processor with automatic balancing and calibration

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000509220A true JP2000509220A (ja) 2000-07-18
JP3731674B2 JP3731674B2 (ja) 2006-01-05

Family

ID=24554424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53812297A Expired - Lifetime JP3731674B2 (ja) 1996-04-24 1997-04-15 自動平衡化及び較正を有する6軸サラウンド・サウンド・プロセッサ

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5666424A (ja)
EP (1) EP0951800B1 (ja)
JP (1) JP3731674B2 (ja)
KR (1) KR100444025B1 (ja)
AT (1) ATE434352T1 (ja)
DE (1) DE69739464D1 (ja)
TW (1) TW411724B (ja)
WO (1) WO1997040642A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005519502A (ja) * 2002-02-28 2005-06-30 レミ・ブリュノ 音場の再生のためのユニットを制御する方法及び装置

Families Citing this family (71)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6542612B1 (en) 1997-10-03 2003-04-01 Alan W. Needham Companding amplifier with sidechannel gain control
JP3286603B2 (ja) * 1998-09-22 2002-05-27 ヤマハ株式会社 スピーカの極性判別回路、スピーカの極性判別機能を備えたオーディオ回路、スピーカの極性判別および極性切換機能を備えたオーディオ回路
FI113935B (fi) * 1998-09-25 2004-06-30 Nokia Corp Menetelmä äänitason kalibroimiseksi monikanavaisessa äänentoistojärjestelmässä ja monikanavainen äänentoistojärjestelmä
US6859417B1 (en) * 1999-05-07 2005-02-22 Micron Technology, Inc. Range finding audio system
US7149313B1 (en) * 1999-05-17 2006-12-12 Bose Corporation Audio signal processing
US6405163B1 (en) * 1999-09-27 2002-06-11 Creative Technology Ltd. Process for removing voice from stereo recordings
US8767969B1 (en) 1999-09-27 2014-07-01 Creative Technology Ltd Process for removing voice from stereo recordings
US7158844B1 (en) 1999-10-22 2007-01-02 Paul Cancilla Configurable surround sound system
US6798889B1 (en) * 1999-11-12 2004-09-28 Creative Technology Ltd. Method and apparatus for multi-channel sound system calibration
JP4712934B2 (ja) * 2000-03-06 2011-06-29 ソニー株式会社 情報信号再生装置
US6977653B1 (en) * 2000-03-08 2005-12-20 Tektronix, Inc. Surround sound display
US7158643B2 (en) * 2000-04-21 2007-01-02 Keyhold Engineering, Inc. Auto-calibrating surround system
US8477958B2 (en) 2001-02-26 2013-07-02 777388 Ontario Limited Networked sound masking system
US7095455B2 (en) * 2001-03-21 2006-08-22 Harman International Industries, Inc. Method for automatically adjusting the sound and visual parameters of a home theatre system
JP2002330499A (ja) * 2001-04-27 2002-11-15 Pioneer Electronic Corp 自動音場補正装置及びそのためのコンピュータプログラム
US7447321B2 (en) 2001-05-07 2008-11-04 Harman International Industries, Incorporated Sound processing system for configuration of audio signals in a vehicle
US6804565B2 (en) * 2001-05-07 2004-10-12 Harman International Industries, Incorporated Data-driven software architecture for digital sound processing and equalization
US7451006B2 (en) * 2001-05-07 2008-11-11 Harman International Industries, Incorporated Sound processing system using distortion limiting techniques
WO2003093775A2 (en) * 2002-05-03 2003-11-13 Harman International Industries, Incorporated Sound detection and localization system
US7257231B1 (en) * 2002-06-04 2007-08-14 Creative Technology Ltd. Stream segregation for stereo signals
US7676047B2 (en) * 2002-12-03 2010-03-09 Bose Corporation Electroacoustical transducing with low frequency augmenting devices
US8139797B2 (en) * 2002-12-03 2012-03-20 Bose Corporation Directional electroacoustical transducing
US8849185B2 (en) 2003-04-15 2014-09-30 Ipventure, Inc. Hybrid audio delivery system and method therefor
WO2004093488A2 (en) * 2003-04-15 2004-10-28 Ipventure, Inc. Directional speakers
US7764805B2 (en) * 2003-06-02 2010-07-27 Fujitsu Ten Limited Apparatus for generating surround signal from two-channel stereo signal
US7355561B1 (en) 2003-09-15 2008-04-08 United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Systems and methods for providing images
US20050069153A1 (en) * 2003-09-26 2005-03-31 Hall David S. Adjustable speaker systems and methods
US7970144B1 (en) 2003-12-17 2011-06-28 Creative Technology Ltd Extracting and modifying a panned source for enhancement and upmix of audio signals
JP4349123B2 (ja) * 2003-12-25 2009-10-21 ヤマハ株式会社 音声出力装置
JP2005197896A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Yamaha Corp スピーカアレイ用のオーディオ信号供給装置
JP4251077B2 (ja) * 2004-01-07 2009-04-08 ヤマハ株式会社 スピーカ装置
JP4241443B2 (ja) * 2004-03-10 2009-03-18 ソニー株式会社 音声信号処理装置、音声信号処理方法
US7106411B2 (en) * 2004-05-05 2006-09-12 Imax Corporation Conversion of cinema theatre to a super cinema theatre
JP3915804B2 (ja) * 2004-08-26 2007-05-16 ヤマハ株式会社 オーディオ再生装置
JP4298613B2 (ja) * 2004-09-03 2009-07-22 三菱電機株式会社 オーディオ装置
US20060088174A1 (en) * 2004-10-26 2006-04-27 Deleeuw William C System and method for optimizing media center audio through microphones embedded in a remote control
KR100611993B1 (ko) * 2004-11-18 2006-08-11 삼성전자주식회사 멀티 채널 자동 스피커 모드 설정 방법 및 장치
US7564979B2 (en) * 2005-01-08 2009-07-21 Robert Swartz Listener specific audio reproduction system
SG124306A1 (en) * 2005-01-20 2006-08-30 St Microelectronics Asia A system and method for expanding multi-speaker playback
JP4779381B2 (ja) * 2005-02-25 2011-09-28 ヤマハ株式会社 アレースピーカ装置
US20060256976A1 (en) * 2005-05-11 2006-11-16 House William N Spatial array monitoring system
FR2886806B1 (fr) * 2005-06-02 2007-10-05 Christophe Henrotte Systeme de reglage des signaux de sortie d'une source audiophonique a pistes multiples
JP5096325B2 (ja) * 2005-06-09 2012-12-12 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ スピーカ間の距離を決定する方法及びシステム
US7688992B2 (en) * 2005-09-12 2010-03-30 Richard Aylward Seat electroacoustical transducing
US20070066316A1 (en) * 2005-09-20 2007-03-22 Hoover Thomas R Multi-channel Internet protocol smart devices
TWI420918B (zh) * 2005-12-02 2013-12-21 Dolby Lab Licensing Corp 低複雜度音訊矩陣解碼器
FI122089B (fi) * 2006-03-28 2011-08-15 Genelec Oy Kalibrointimenetelmä ja -laitteisto äänentoistojärjestelmässä
FI20060295L (fi) * 2006-03-28 2008-01-08 Genelec Oy Menetelmä ja laitteisto äänentoistojärjestelmässä
KR100847453B1 (ko) * 2006-11-20 2008-07-21 주식회사 대우일렉트로닉스 입체 음향을 위한 적응 간섭 제거 방법
JP5082517B2 (ja) * 2007-03-12 2012-11-28 ヤマハ株式会社 スピーカアレイ装置および信号処理方法
US8724827B2 (en) * 2007-05-04 2014-05-13 Bose Corporation System and method for directionally radiating sound
US8325936B2 (en) * 2007-05-04 2012-12-04 Bose Corporation Directionally radiating sound in a vehicle
US20080273722A1 (en) * 2007-05-04 2008-11-06 Aylward J Richard Directionally radiating sound in a vehicle
US9100748B2 (en) 2007-05-04 2015-08-04 Bose Corporation System and method for directionally radiating sound
US8666086B2 (en) 2008-06-06 2014-03-04 777388 Ontario Limited System and method for monitoring/controlling a sound masking system from an electronic floorplan
US8199941B2 (en) * 2008-06-23 2012-06-12 Summit Semiconductor Llc Method of identifying speakers in a home theater system
EP2352225A1 (en) * 2008-10-17 2011-08-03 Sharp Kabushiki Kaisha Audio signal adjustment device and audio signal adjustment method
TWI540912B (zh) * 2010-05-25 2016-07-01 晨星半導體股份有限公司 音訊處理裝置及音訊處理方法
BR112015023897B1 (pt) * 2013-03-19 2021-12-21 Koninklijke Philips N.V. Aparelho para determinar uma posição de um microfone, método para determinar uma posição de um microfone
WO2015009748A1 (en) 2013-07-15 2015-01-22 Dts, Inc. Spatial calibration of surround sound systems including listener position estimation
US9380399B2 (en) 2013-10-09 2016-06-28 Summit Semiconductor Llc Handheld interface for speaker location
US9183838B2 (en) 2013-10-09 2015-11-10 Summit Semiconductor Llc Digital audio transmitter and receiver
US9398392B2 (en) * 2014-06-30 2016-07-19 Microsoft Technology Licensing, Llc Audio calibration and adjustment
WO2016200171A1 (ko) * 2015-06-09 2016-12-15 삼성전자 주식회사 전자 장치, 주변 기기 및 그 제어 방법
KR102444075B1 (ko) 2015-06-09 2022-09-16 삼성전자주식회사 전자 장치, 주변 기기 및 그 제어 방법
EP3179744B1 (en) 2015-12-08 2018-01-31 Axis AB Method, device and system for controlling a sound image in an audio zone
DK179070B1 (en) * 2015-12-11 2017-10-02 Bang & Olufsen As Sound radiating entity
EP3214858A1 (en) * 2016-03-03 2017-09-06 Thomson Licensing Apparatus and method for determining delay and gain parameters for calibrating a multi channel audio system
US9820073B1 (en) 2017-05-10 2017-11-14 Tls Corp. Extracting a common signal from multiple audio signals
CN111587582B (zh) * 2017-10-18 2022-09-02 Dts公司 用于3d音频虚拟化的音频信号预调节的***、方法、以及存储介质
WO2020018116A1 (en) * 2018-07-20 2020-01-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Stereophonic balance of displays

Family Cites Families (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3281534A (en) * 1963-05-09 1966-10-25 William C Dersch Nasality meter
US3746792A (en) * 1968-01-11 1973-07-17 P Scheiber Multidirectional sound system
US3632886A (en) * 1969-12-29 1972-01-04 Peter Scheiber Quadrasonic sound system
US3708631A (en) * 1970-06-08 1973-01-02 Columbia Broadcasting Syst Inc Quadraphonic reproducing system with gain control
US3710023A (en) * 1971-09-27 1973-01-09 Int Technical Dev Corp Sound reproducing system for a four speaker stereo utilizing signal expansion and signal delay
JPS5240563B2 (ja) * 1972-03-07 1977-10-13
US3883692A (en) * 1972-06-16 1975-05-13 Sony Corp Decoder apparatus with logic circuit for use with a four channel stereo
JPS5235282B2 (ja) * 1972-09-09 1977-09-08
US3883832A (en) * 1972-11-06 1975-05-13 James Wayne Fosgate Single element controlled parallel-T audio network
JPS5527517B2 (ja) * 1972-12-01 1980-07-21
JPS5527760B2 (ja) * 1973-05-10 1980-07-23
DE2409909C3 (de) * 1974-03-01 1979-08-02 Polygram Gmbh, 2000 Hamburg Einrichtung zur Anzeige der jeweils zwischen einzelnen Kanalsignalen eines Quadrophoniesignals auftretenden Phasenlage
GB1514162A (en) * 1974-03-25 1978-06-14 Ruggles W Directional enhancement system for quadraphonic decoders
US3943287A (en) * 1974-06-03 1976-03-09 Cbs Inc. Apparatus and method for decoding four channel sound
US3982071A (en) * 1974-08-20 1976-09-21 Weiss Edward A Multichannel sound signal processing system employing voltage controlled amplifiers
US3969588A (en) * 1974-11-29 1976-07-13 Video And Audio Artistry Corporation Audio pan generator
JPS5293260A (en) * 1976-02-02 1977-08-05 Nitsuko Ltd Charging and discharging circuit
DE3415646A1 (de) * 1984-04-27 1985-10-31 Standard Elektrik Lorenz Ag Fernbedienbare anordnung zur einstellung der balance im tonuebertragungsteil einer anordnung zur wiedergabe eines stereophonen tonereignisses
US4704728A (en) * 1984-12-31 1987-11-03 Peter Scheiber Signal re-distribution, decoding and processing in accordance with amplitude, phase, and other characteristics
US4941177A (en) * 1985-03-07 1990-07-10 Dolby Laboratories Licensing Corporation Variable matrix decoder
JPS63183495A (ja) * 1987-01-27 1988-07-28 ヤマハ株式会社 音場制御装置
US4932059A (en) * 1988-01-11 1990-06-05 Fosgate Inc. Variable matrix decoder for periphonic reproduction of sound
DE68921517T2 (de) * 1988-07-20 1996-01-25 Sanyo Electric Co Tonwiedergabegerät.
JPH0623119Y2 (ja) * 1989-01-24 1994-06-15 パイオニア株式会社 サラウンド方式ステレオ再生装置
US5028824A (en) * 1989-05-05 1991-07-02 Harris Corporation Programmable delay circuit
EP0410352B1 (en) * 1989-07-24 1994-09-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Loudspeaker system
US5216718A (en) * 1990-04-26 1993-06-01 Sanyo Electric Co., Ltd. Method and apparatus for processing audio signals
US5172415A (en) * 1990-06-08 1992-12-15 Fosgate James W Surround processor
US5625696A (en) * 1990-06-08 1997-04-29 Harman International Industries, Inc. Six-axis surround sound processor with improved matrix and cancellation control
US5504819A (en) * 1990-06-08 1996-04-02 Harman International Industries, Inc. Surround sound processor with improved control voltage generator
US5428687A (en) * 1990-06-08 1995-06-27 James W. Fosgate Control voltage generator multiplier and one-shot for integrated surround sound processor
US5136650A (en) * 1991-01-09 1992-08-04 Lexicon, Inc. Sound reproduction
US5594800A (en) * 1991-02-15 1997-01-14 Trifield Productions Limited Sound reproduction system having a matrix converter
GB9307934D0 (en) * 1993-04-16 1993-06-02 Solid State Logic Ltd Mixing audio signals
US5386478A (en) * 1993-09-07 1995-01-31 Harman International Industries, Inc. Sound system remote control with acoustic sensor
US5557680A (en) * 1995-04-19 1996-09-17 Janes; Thomas A. Loudspeaker system for producing multiple sound images within a listening area from dual source locations

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005519502A (ja) * 2002-02-28 2005-06-30 レミ・ブリュノ 音場の再生のためのユニットを制御する方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0951800A1 (en) 1999-10-27
WO1997040642A1 (en) 1997-10-30
KR100444025B1 (ko) 2004-12-13
EP0951800B1 (en) 2009-06-17
US5666424A (en) 1997-09-09
KR20000010661A (ko) 2000-02-25
ATE434352T1 (de) 2009-07-15
TW411724B (en) 2000-11-11
JP3731674B2 (ja) 2006-01-05
EP0951800A4 (en) 2006-06-14
DE69739464D1 (de) 2009-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000509220A (ja) 自動平衡化及び較正を有する6軸サラウンド・サウンド・プロセッサ
US4984273A (en) Enhancing bass
US5263087A (en) Time constant processing circuit for surround processor
US6332026B1 (en) Bass management system for home theater equipment
CA1157383A (en) Digitally controlled equalizer
AU761690C (en) Voice-to-remaining audio (VRA) interactive center channel downmix
US8121307B2 (en) In-vehicle sound control system
JP2004056527A (ja) 周波数特性調整装置および周波数特性調整方法
EP1076928A1 (en) User adjustable volume control that accommodates hearing
JPH07118840B2 (ja) 再生特性制御回路
JP2007043295A (ja) 増幅装置及び振幅周波数特性調整方法
US7298852B2 (en) Dynamic power sharing in a multi-channel sound system
US5241604A (en) Sound effect apparatus
JP2006005902A (ja) 増幅装置及び振幅周波数特性調整方法
JP2001025085A (ja) チャネル配置装置
US5339363A (en) Apparatus for enhancing monophonic audio signals using phase shifters
JP4840641B2 (ja) 音声信号の遅延時間差自動補正装置
US4555795A (en) Monaural to binaural audio processor
JP2004511927A (ja) パラメトリックスピーカー用電力アンプ
US7502477B1 (en) Audio reproducing apparatus
US20040096065A1 (en) Voice-to-remaining audio (VRA) interactive center channel downmix
JPH0638300A (ja) 音響再生装置
JP3491496B2 (ja) デジタルオーディオシステム
JPH1169500A (ja) 音響装置
JPH03195300A (ja) 音声再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040525

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040618

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040618

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040823

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20041008

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050208

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20050509

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20050627

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091021

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101021

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111021

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121021

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131021

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term